3 本単元の内容児童は, 動植物に様子や変化の大きさにかかわらず素直に驚き 感動する その発見が日々連続している 何か見つければその情報を共有しようとする行動もよくみられる この単元では, 児童が自ら採集したり, 継続的に飼育したりすることを通して, 自分たちが育てる動植物の成長による変化を楽しみに

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1 第 2 学年生活科学習指導案単元名 生きものなかよし大作せん ざりがにとあそぼう内容 (7) 動植物の飼育 栽培 平成 24 年 6 月 15 日新宿区立津久戸小学校 2 年 2 組 21 名場所 2 年 2 組教室指導者若菜康史 1 単元の目標 生き物を採集したり, 飼育や観察をしたりすることに関心をもち, それらの生息する場所, 種類によ る飼育方法の仕方の違い, 変化や成長の様子自分たちと同じように生命をもっていることなどに気付く とともに, 生き物への親近感をもち, 大切に飼育を続けたり, 自分たちが育てた生き物のことを他者に 伝えたりすることができる 2 単元の評価規準 生活への関心 意欲 態度 活動や体験についての思考 表現 身近な環境や自分についての気付き 1 地域にいる生き物に関心をもち, 地域で生き物を採集したり学校で飼育しようとしたりしている 2 身の回りの生き物に関心をもち, 生き物を採集に行く計画を立てようとしている 3 身近な地域に出かけて, 安全に留意しながら, 生き物を採集しようとしている 4 生き物の飼育に関心をもち, 継続的に世話をしたり観察したりして, 大切にしようとしている 5 自分が生き物を飼育してきたことを, 友達や身近な人に伝えようとしている 1 生き物の育つ場所やえさを考えて, 生き物を探したり飼育したりするとともに, 飼育してきた生き物の様子や自分の世話を振り返り, それをすなおに表現している 2 これまでに生き物とかかわった経験を振り返り, 生き物のいそうな場所や採集方法を考え, 友達と教えあっている 3 生き物名人に教わったり, 友達と相談して考えたりしながら, 工夫して生き物を採集している 4 生き物の世話の仕方について, 調べたり相談したりしながら考え, 工夫して世話をしている 5 生き物を飼育してきたことを振り返り, 伝える相手に応じて方法を考えて, 作品をつくったり, 伝え方を工夫したりしている 1 生き物の変化や成長の様子や, 生き物が自分たちと同じように命をもっていることに気付くとともに, 自分が生き物に親しみをもって上手に世話ができるようになったことに気付いている 2 生息している場所やえさといった, 生き物の特徴に気付いている 3 生き物の動きや形状などの特徴, 変化や成長の様子, 生命をもっているとことに気付くとともに, 生き物にはそれぞれ適した世話の仕方があるとことに気付いている 4 生き物への親しみが増し, 上手に世話ができるようになった自分の成長に気付いている

2 3 本単元の内容児童は, 動植物に様子や変化の大きさにかかわらず素直に驚き 感動する その発見が日々連続している 何か見つければその情報を共有しようとする行動もよくみられる この単元では, 児童が自ら採集したり, 継続的に飼育したりすることを通して, 自分たちが育てる動植物の成長による変化を楽しみにしながら日々の関わりを深めていく この単元では, 児童が自ら手で継続的に動物を飼ったり植物を育てたりすることを通して, 身近な動物や植物に興味 関心をもち, それらが生命をもっていることや成長していることに気づくとともに, 動物や植物を大切にすることができるようにすることを目指している 特にザリガニ ( アメリカザリガニ ) を飼育の対象として最初に取り上げる 生活能力が高く雑食性のため都市公園の中でもでも見られるところはあるが, 水中で生活する生き物であり, なかなか接する機会はない そこで, 水の中の生き物で多く発見をすることで多くの驚きが得られると考える また, 本校は都会の真ん中にある小学校だが, 児童は生き物や自然に関心があり春の植物の観察では, さまざまな草花に目を向けることができた 今回の単元で生き物の飼育を通じてより生命の大切さに気づき, 都会に生息する生き物の生き方にも目向けることを目指す 4 本単元の指導の工夫 ザリガニを主軸にした生きものを飼う単元昆虫やダンゴムシ, カタツムリは気をつければ都会の中の自然でも接することのできる生きものである 一方でザリガニは都会の水辺にしか生活の場はないので, そこに行かないと出会えない 水の中の生態系を壊す生きものではあるが, 形, 動きは身近な生き物にはなく, 陸上の生きものの動きにはない動きをする 意欲的に興味 関心をもたせるためにザリガニを教材に選択した 国語 かんさつ名人になろう この単元では, 観察したことを記録する文章を書くことがねらいである 見たことを具体的に記録し, 文体は 何が, 何々である だが 最初は主観的にとらえたことも ふれあいと通して発見したことが客観的に表現できるようになることを目指す 5 本単元で目指す かく 伝える 学びあう 児童の姿 本単元で目指す かく 伝える 学びあう 児童の姿 かく 伝える 学び合う ザリガニや飼育する生き物にふれ合ったことを書きながら気づきの積み重ねできる 生き物がくらす場所を絵や図で表現しようといしている 飼っている生き物の体のつくりについて気づいたことや, 飼っていて発見した変化を伝えることができる 自分がいいと思ったすみかにしたかわけを友達に説明できる 観察したことの気づきの良さ, わかったり, 価値づけたり, 比べ合ったりできる 6 本単元の言語活動 ( ) と具体的手だて ( ) かく, 伝える, 学び合う かく 伝える 学び合う ふれあいカードに気がついたこ とを書く 気がついたことを発表する ザリガニの体の気づきを発表 気づきの情報を共有する 発表会で生き物の体の気づき

3 ワークシートに気づきを書く すみかの設計図を作る すみかの設計図の絵が描ける 観察経過を記録する 飼育観察で変化した点を書く できる 観察経過を伝える 観察経過をグループに報告し, 帰りの会や朝の会で発表できる 飼育で分かったことを発表する 発表会を開き飼育した生き物の生活の様子を発表する から, どのような生活をするか考え発表できる すみかの設計を相談する すみかの準備の検討会を開く 準備したすみかが生き物に適切だったか検証する すみか検討会を開き 環境が整っているか 餌などは準備できているか修正案を考える 7 学習指導計画 ( 全 10 時間 ) 次 時 おもな学習活動 ( かく 伝える 学び 支援 評価 合う ) 予想される児童の反応 1 次生き物はどんなところにいるかな 2 次ザ 本時 生き物はどんなところにいるか話し合う チョウは校庭で見かけたことがあるよ 他の学年がアゲハの幼虫を捕まえたところを見たことがあるよ ザリガニは池で釣ったことがある 石の下にはダンゴムシがいたよ 雨の日に塀にカタツムリがいたよ どんなところにいるか, どうやって捕まえ, どんなところを見てみたいか話し合う 捕まえ方 網を使う 釣ってみる どんなところにいるかな 花にくるよ 水の中にいるよ 石の下かな 家の近所の木についているよ ザリガニをふれあってみよう ザリガニを飼うことを知り, ザリガニについて知っていることを話し合い, 実際にザリガニとふれあう 今までに飼ったことがある 生活の中でこれまでの体験をもとに話し合わせる 関心 意欲 態度 123( 発言分析 ワークシート記録 ) 家の近所や学校周辺だけでなく, 今まで行ったことのあるところでも考えてみる 思考 表現 12( 発言分析 ワークシート ) 自分たちではなかなか捕まえにいくことのできないザリガニにぜひふれあってほしいという思いを伝える

4 リ えさは煮干しやイカ ガ 今の 3 年生が飼っているよ ニ 水がくさくなるよ を はさまれるとすごく痛いよ 気づき 23( ワークシート, 発言分析 ) 飼 っ 4 ザリガニを飼ってみよう ザリガニ関する資料を準備しそれをもとに て 推測させる 教師がサービス窓口になる み 池や川にいるみたいだね 資料の画像は文字情報なし よ かくれるのが上手みたいだよ う えさは, 魚とかほかの生き物を食べるみた いだね 水の中の草も食べるんだって 大きくなるとからを脱ぐよ 関心 意欲 態度 2( 調べ方 発言分析 ) 5 ザリガニがよろこぶ 調べたことをもとにすみかについて話し合 い, グループごとに設計図を書かせる 水をかえられるようにしよう かくれががいるね えさ当番を決めないといけないね すみかの設計図を書いてみよう 思考 表現 2( 発言分析 ) 6 ザリガニのすみかを準備しよう ザリガニの取り扱いに注意させ丁寧に扱う ように指導する 石や砂を入れよう 隠れ家を作ろう 水草はいるかな 関心 意欲 態度 4 7 ザリガニの得意技を見つけよう ザリガニの特徴, 飼い始めて気がついたこ 飼い始めて ザリガニの生活から発見したこ と, 成長し変化していったことのうれしさ, とや実際にもっと触って試してみたいことを 飼っているうちに死んでしまったことの悲し 実行する さ, なども発表するように促す ザリガニを飼った経験からほかの生き物も 飼ってみよういう意欲を引き出すようにす る 気づき 4 8 ザリガニ発表会をする 観察や飼育したことをわかりやすくまとめ 9 るように支援する

5 思考 表現 5 10 ザリガニの他にどんな生き物を飼って みたいか話し合い 命の大切さを伝え, 責任をもって飼育する ことの意義を伝える 気づき 4 8 本時の学習 (3/9) (1) 目標ザリガニとふれあいながら, どんな生きものなのか, どのような動きをするのか, 飼ってみたいという気持ちをもつことができるようにする 本時における かく 伝える 学びあう 児童の姿かくザリガニとふれあって, 動きなどザリガニの様子をかくことができる 伝える自分の発見したことを発表できる 学び合う友達が発表したことと同様の内容に共感し発 本時における具体的手だて 実物を見てからだのつくりをかく ワークシートにかいたことや, 実物をカメラに写しながら説明できる かかれたことだけでなく, つぶやいたことを拾い上げる 観察することのできる場所を複数用意する 表を重ねることができる (2) 本時の展開 ゴシック体本時の見どころ 過程思い 願い おもな学習活動 ( かく 伝える 学び合う ) 予想される児童の反応 本時の学習問題を知る ザリガニにふれあおう! ザリガニを飼うことを知り, ザリガニについて知っていることを話し合い, 実際にザリガニにふれあう 支援 評価 自分たちではなかなか捕まえにいくことのできないザリガニを, ぜひ飼ってほしいという思いを伝える 今までに飼ったことがある えさは煮干しやイカ 今の3 年生が飼っているよ 水がくさくなるよ

6 はさまれるとすごく痛いよ 実物を見てふれあう 足がたくさんあるよ はさみが大きくて, はさまれると痛そうだね ひげが長いね 小さいザリガニは大きくなるのかな 後ろから持つようにするんだよ 気づきだけではなく, 疑問ももたせるように助言する 触れない子に対す配慮をする 実物を観察する際のつぶやきに注目し, 発表に生かすようにする 観察を表現できない児童に助言し小さなことでも残していくように支援する 気づき23( ワークシート 発言 本時におけるかく 伝える 学び合う児童の姿 ) 気づいた事を発表しよう 絵と文章を自分が進めやすい方を書くようにする 共感することも取り上げ, 一人一人思いがもてたことを賞賛するようにする 今日の学習の感想を書こう 感想を書き, よかったことや疑問に思ったことを出し合う 関心 意欲 態度 4 (3) 評価 1 関心 意欲 態度 4 飼育を通してもっとザリガニのことに興味をもち, 飼育することに意欲をもつことができる 2 気づき23 ザリガニのからだのつくりや動きを見て気がついた事を見つけ出し, 分からないことに疑問をもてている (4) 評価の実際予想される児童の姿 A 十分満足できるザリガニのからだの細部に目を向け観察し疑問がもち伝えることができる することができている 発見したことを記録し, 積極的に発表することができている B おおむね満足できるザリガニのからだの特徴を見つけ出すことができている 知りたいことがもてている 発表はできなくても記録ができている B に達しない児童に対する支援実物を実際に示し 声をかけてつぶやきを引き出すようにする