画一的集団との乖離中枢作動圧利尿薬Sackett,DL 1996 急速な高齢化社会 個人差が大きEBMの営利利用い経済競争の激化 AD-based Medicine 図 1 Evidence-based Medicine の概念 観察研究 フラミンガム研究 MRFIT

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1 循環器ガイドラインの功罪 桑島 巌 臨床研究適正評価教育機構(J-CLEAR)理事長 はじめに 診療ガイドラインとは 医療現場において医療従 事者が 科学的根拠に基づいた適切な診断と治療を 国民に対して提供できるようにすることを目的とし て作成された指針である エビデンスと称されるものは 均一集団で の結果にすぎない エビデンスの両輪は 疫学研究とランダム化比較 試験(RCT)である(図 2) フラミンガム研究や久山町研究に代表される疫学 治療に関して 専門家による手引き書や教科書は 追跡研究は 心筋梗塞 脳卒中 がんなどの疾病発 古くから存在したが 1991 年 カナダの McMas- 生の原因究明に大きな役割を果たしてきたことは疑 ters 大 学 レ ジ デ ン ト 教 育 担 当 で あ っ た Gordon いの余地はない Guyatt 博 士 と 彼 の 指 導 者 David Sackett 博 士 に 1) 一方 RCT は治療手段としての薬やデバイスなど よって考案された scientific medicine の概念 は の有効性 有用性を確認する手段として統計学やコ Evidence-based Medicine(EBM) という名称で欧 ンピューターテクノロジーの発展とともに進歩し増 米を中心に瞬く間に普及した それに相応して 臨 加したものであり 治療の進歩と今後もさらに増加 床試験や疫学研究などによって得られた科学的成果 すると考えられる を診療に反映させようと 欧米では診療指針として しかし RCT に参加する被験者の多くは 年齢 のガイドラインづくりが始まった 21 世紀にはいる 合併症の有無などの厳しい除外規定をくぐり抜ける と わが国でも当時の厚生省の指導によりガイドラ ことができた人たちが対象である 当然服薬遵守率 インづくりが開始され いまや医療のほぼ全域にお が低い症例や 定期的な受診が困難な症例は含まれ いて作成されている状況といえよう ていない いわば選び抜かれた集団である しかも しかし ガイドラインの根拠となるものは 科学 的根拠としてのランダム化試験や観察研究の結果で ある したがってガイドラインは 治療の進歩とと ともに変容するものであり常に流動的である この 10 年間のわが国のみならず世界の先進国は 臨床試験では受診指導 服薬指導などが行われてお りいわば究極の適正使用の世界である 循環器疾患などの臨床試験の対照の平均年齢をみ ても多くは 60 から 75 歳の範囲内であり 多くは 80 歳以上が除外されている しかし現実には 80 歳以 猛烈な勢いで超高齢化社会へと突入している 超高 上の高齢者が急速に増えているのが実情である 高 齢化社会とは多様性社会を意味する まさに 多様 齢者の最大の特徴は多様性である 80 歳以上でも矍 性の時代へと急速に変貌していることも見逃しては 鑠として社会の第一線で活躍中の人もいれば 認知 いけない また一方において経済競争のなかで製薬 症などで介護を必要とする人もいる 企業も生き残りをかけて激しい販売合戦を行ってい ることも認識しておく必要がある(図 1) 高齢者はさまざまな疾病を抱えており polypathy 多数の服薬している polypharmacy も特徴 である 21

2 画一的集団との乖離中枢作動圧利尿薬Sackett,DL 1996 急速な高齢化社会 個人差が大きEBMの営利利用い経済競争の激化 AD-based Medicine 図 1 Evidence-based Medicine の概念 観察研究 フラミンガム研究 MRFIT 研究久山町研究 血圧が高いほど脳卒中 心筋梗塞 心不全による死亡率が高い ランダム化比較試験 降圧薬の進歩 降 遮断A C E 阻Ca 拮害薬血圧を下げることで脳卒中 心筋梗塞 心不全を予防できる A R B レニン阻害薬抗薬薬性図 2 観察研究とランダム化比較試験はエビデンスの両輪 22 心臓 Vol.48 No.1(2016)

3 超高齢者の高血圧にも積極的治療は必要か ずれも ワルファリン群に対する非劣性が認められ 大出血発生率は ダビガトラン 110 mg 群はワル 15 年ほど以前には 60 歳以上の高血圧患者に対し ファリン群に比べ有意に少なかった ただし 150 ての降圧薬治療の有用性に関する議論があった 当 mg 群とワルファリン群間には有意差なしという結 時の高齢者というと 60 歳以上と定義される場合が 果である この結果は講演会や雑誌などで大々的に 2) 多かった その点に関しては SHEP という大規模 宣伝され これまで納豆制限や煩わしい採血のため 臨床試験で決着がつき少なくとも 80 歳までは降圧 にワルファリン服用をためらっていた患者などに一 薬治療で降圧したほうが脳卒中は予防できるという 挙に処方された しかし半年後に悲惨な結果が明ら 結論となった しかしその後わが国では 高齢化が かになった 急速に加速し今や高齢者といえば 80 歳以上の超高 齢者を指すようになった 80 歳以上の高血圧患者に 対しての高血圧治療の有用性に関しては HYVET 3) 死亡例が 23 例 重篤な出血性の副作用が 138 例 報告され 副作用は 1492 例 2357 件にのぼった 死亡症例 23 例の内訳をみると 重篤な出血性副 試験 という大規模臨床試験で 血圧を下げたほう 作用は 14 例(消化管 9 例 頭蓋内 3 例)であった が脳卒中や死亡を抑制することが証明された このうち 投与禁忌とされる 高度な腎障害患者 しかしこの HYVET 試験に参加した高齢者は 認 は 7 例含まれていたほか 80 歳以上は 10 例含まれ 知症がなく 完全に自立しており 心不全もなく ていた また 併用注意の薬剤を併用しているケー 腎機能も良好な症例である ところが実臨床の世界 スが 9 例(アスピリン 6 例など)だった また 57 例 では 80 歳以上といえば認知症や自立歩行のできな (41.3 )に腎障害がみられ 投与禁忌とされる高度 いような患者さんも少なくない HYVET 試験には な腎障害患者への投与も 19 例含まれていた このような症例は含まれていないことは認識してお これらはまさに宣伝で使われた臨床試験の結果を くべきである 超高齢者の最大の特徴は 多様性 医師が吟味することなく 鵜呑みにして処方した結 である 一人一人の臨床的背景や社会的背景 本人 果といえよう の医療に対する考え方などを考慮した個別的医療こ そが求められているのである 昨今話題になったコレステロール論争も然りであ る 脳心血管合併症などの既往 糖尿病や高血圧の 現在 NOACs はダビガトラン以外にも数種類発売 されているが いずれもワルファリンを対照とした 非劣性試験 の結果をエビデンスとして提示して いる 有無 喫煙歴などを総合的に考慮したリスクに応じ 非劣性をどのように定義するかが難しく 曖昧な た個別的な高脂血症治療が求められているのであ 点も少なくない しかしこれらの抗血栓薬の臨床研 る 究に参加した症例は 胃潰瘍や眼底出血などの既往 エビデンスには批判的吟味が不可欠 現在 NOACs 新規抗凝固薬が数種類販売されてお り心房細動症例には大きな福音ともいえるが 慎重 な対応が必要である 例えばダビガトランは Re4) Ly という海外での大規模臨床試験では 脳卒中発 症抑制効果や出血性有害事象発生において従来薬で がないことはもちろん 服薬アドヒアランスも極め て良好で生活も完全に自立した症例 すなわち究極 の選ばれた患者での究極の適正使用の結果であると いう認識が必要である ガイドラインは 世につれ 人につれ 変 わるものである あるワルファリンに比べて劣らないという成績が発 ガイドラインはガイドライン作成委員会の元で委 表された ダビガトラン 110 mg 群 150 mg 群のい 員長を中心に 執筆者 査読委員 内部評価委員 23

4 外部評価委員といった多くのメンバーの協議によっ て策定される 臨床試験の結果解釈は専門家の間で 2014 年版では 冠動脈疾患の降圧目標を原則と 異なる 専門家といってもその臨床経験読解能力や して mmhg 未満を目標とする ただし 心 学術的実力もさまざまなレベルがあるのである 高 筋梗塞既往 糖尿病 喫煙 脂質異常症などのリス 血圧学会が策定した高血圧治療ガイドラインを例に クがあれば 有意狭窄がないことを確認して さら とると まさに議論百出で 侃々諤々の意見が交わ に低く mmhg 未満をめざす という奇妙な されている 文章になっている そもそも リスクのない冠動脈 執筆委員が臨床試験の結果を適正に解釈評価せず 疾患患者は稀であるし 有意狭窄のない冠動脈疾患 に 二次エンドポイントやサブ解析結果の結果がそ とは一体どのような病態なのか判然としない つい のままガイドラインに反映されてしまう場合も少な 先頃 米国の国立心肺血液研究所が総力をあげて実 くなかった その例が 2009 年版で盛り込まれた心 施した SPRINT 研究 の結果が発表され 冠動脈疾 5) 7) 房細動に対する降圧薬選択である LIFE 試験 など 患や高齢者では収縮期血圧を 120 mmhg まで降圧 のサブ解析で有効性があると結果を受けて ARB したほうが 140 mmhg よりも大幅に予後が良好で を優先的に使用すべきとの記載を盛り込んでしまっ あることを明らかにした(図 3) また日本のガイド たのである 策定当時その有効性を否定するメタ解 ラインは変更を検討せざるを得なくなった 析が発表されていたにもかかわらず 掲載されてし まったが その後 心房細動再発を一次エンドポイ ントとする臨床試験が国の内外から相次いで発表さ 6) 企業に誘導されるガイドライン 昨今のエビデンスづくり すなわち臨床試験はほ れ 心房細動に対する ARB の有用性は完全に否定 とんどが企業の経済的援助で行われているのが実情 された である 医師主導型臨床試験は本来は医師が日常診 高血圧治療目標も頻繁に変更になる 2009 年版で 療のなかで疑問を生じたことを臨床試験で検証する は若年 中年では mmhg であったものが のが目的であるが なかには企業による新薬発売の 2014 年版では mmhg に引き上げられてい ための seeding trial である場合も少なくない し る もともと若年 中年に対する降圧目標を検討し かもその結果がガイドラインに盛り込まれるという た RCT は非常に少ない イベントを発症するまで 事態も生じている 例えば最近話題になった Jikei の期間が非常に長いためである Heart Study や CASE-J 試験 などが高血圧ガイド 8) 2009 年版の年齢別降圧目標値設定にはなんら根 ラインに ARB の有効性を示す根拠として盛り込ま 拠がなかったが高齢者で ならば若年者では れている ARB が心肥大の抑制や 糖尿病新規発症 もっと低くてよいだろうという推定であったのであ 抑制に有効であったとする CASE-J のサブ解析結 る 果も 2014 年版にはしっかり記載されている しか しかしここ数年の間に 積極的降圧に対して信頼 し実はこのサブ解析は企業戦略として 定義を都合 性は乏しいものの否定的な論文が特に糖尿病合併高 よく変更した結果であったことが企業による外部委 血圧などで相次いで発表されたこともあり 降圧目 託調査報告で明らかになっているのである 標を緩和する海外のガイドラインが出てきた これ を受けてわが国でも若年者 中年者の降圧目標は引 き 上 げ ら れ る こ と に な っ た の で あ る mmhg という数字に根拠がなければ それを引き 上げるだけの根拠がないなかで降圧目標が変更に 24 なったのである 心臓 Vol.48 No.1(2016) このようにガイドライン自体が製薬企業の影響を 受けている例は少なくないのである

5 主要エンドポイント 1.0 ハザード比 % CI, 標準降圧群 SBP 140mmHg 累積ハザード比 厳格降圧群 SBP 120mmHg 追跡期間 年 No. at Risk 図3 標準降圧群 厳格降圧群 SPRINT 研究 (SPRINT Research Group. N Engl J Med Nov 9) おわりに ガイドラインを絶対視する風潮がここ 10 年ほど 続いたが高齢化社会という多様性の時代に突入した 今 個別的な対応を考慮した医療が必要とされてい るのである その意味で脱 EBM 脱ガイドライン の時代を迎えているのである 臨床研究適正評価教育機構(J-CLEAR)では 大 規模臨床試験の結果を適正に評価解釈してこれを一 般臨床医 薬剤師 製薬会社社員 学生などの広め る活動を行っている 現在会員は 280 名に達してい る 文 献 1) Guyatt GH Evidence-based medicine. ACP J Club A-16 2) SHEP cooperative research group Prevention of stroke by antihypertensive drug treatment in older persons with isolated systolic hypertension final results of the systolic hypertension in the elderly program(shep). JAMA ) Beckett NS, Peters R, Fletcher AE, et al for the HYVET study group Treatment of hypertension in patients 80 years of age or older. N Engl J Med ) Connolly SJ, Ezekowitz MD, Yusuf S, et al for the RELY steering committee and investigators Dabigatran versus warfarin in patients with atrial fibrillation. N Engl J Med ) Dahlof B, Devereux RB, Kjeldsen SE, et al for the LIFE study group Cardiovascular morbidity and mortality in the losartan intervention for endpoint reduction in hypertension study(life) a randomised trial against 25

6 atenolol. Lancet 2002;359: ) Disertori M, Latini R, Barlera S, et al for the GISSI-AF investigators:valsartan for prevention of recurrent atrial fibrillation. N Engl J Med 2009;360: ) The SPRINT Research Groop:A Randomized Trial of Intensive versus Standard Blood-Pressure Control. N Engl J Med doi: /NEJMoa ) Ogihara T, Nakao K, Fukui T, et al for the candesartan antihypertensive survival evaluation in Japan trial group:effects of candesartan compared with amlodipine in hypertensive patients with high cardiovascular risks. Candesartan antihypertensive survival evaluation in Japan trial. Hypertension 2008;51: 心臓 Vol.48 No.1(2016)

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られる 糖尿病を合併した高血圧の治療の薬物治療の第一選択薬はアンジオテンシン変換酵素 (ACE) 阻害薬とアンジオテンシン II 受容体拮抗薬 (ARB) である このクラスの薬剤は単なる降圧効果のみならず 様々な臓器保護作用を有しているが ACE 阻害薬や ARB のプラセボ比較試験で糖尿病の新規 論文の内容の要旨 論文題目アンジオテンシン受容体拮抗薬テルミサルタンの メタボリックシンドロームに対する効果の検討 指導教員門脇孝教授 東京大学大学院医学系研究科 平成 19 年 4 月入学 医学博士課程 内科学専攻 氏名廣瀬理沙 要旨 背景 目的 わが国の死因の第二位と第三位を占める心筋梗塞や脳梗塞などの心血管疾患を引き起こす基盤となる病態として 過剰なエネルギー摂取と運動不足などの生活習慣により内臓脂肪が蓄積する内臓脂肪型肥満を中心に

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