改訂のポイント () 主要部材と二次部材について 原則としてすべての部材について, 作用の組合せ ~ を考慮しなければならない. 道示 Ⅰ 編. ただし,) 応答値が無視できる範囲の場合,) 物理的に考えられない組合せの場合, それらの根拠を示すことで省略することができる. 中間対傾構, 横構は,

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1 平成 0 年度橋梁技術発表会 内容 合成桁の設計例と解説 H0 年 月版 合成桁の設計例と解説 の改訂について ~ こんなに変わった合成桁の設計 ~ 設計小委員会設計部会. 改訂のポイント. 床版の設計. 主桁の設計. 中間対傾構の設計 5. 横構の設計. 設計との比較 三宅隆文, 掘井滋則中嶋浩之, 板垣定範 改訂版 対象橋梁構造一般図 橋長 支間長 A G G G G Fix S C 050 C 側面図 平面図 C 荷重分配横桁 5500 = 000 C C S Mov A 550=750 桁高 700 対傾構間隔 主桁間隔 現場連結位置 断面図 CL アスファルト舗装厚 75mm 鉄筋コンクリート床版厚 0mm % 直線 % 直線 G G G G 添架物 550 = 750 改訂版 P.~ 構造形式 : 単純活荷重合成 I 桁橋床版 : 鉄筋コンクリート床版橋長 :.000m 支間長 :.000m 有効幅員 : 8.500m 総幅員 : 9.700m 支承条件 :A 固定,A 可動活荷重 :B 活荷重設計震度 : Kh = 0.0( レベル 地震動 ) Kh = 0.0( レベル 地震動 ) 支承部に作用する水平力相当 05 改訂のポイント () 合成断面の取り扱いについて 組合せ ( 永続作用支配状況 ) についても照査が必要. では, 組合せ ( 永続作用支配状況 = 死荷重状態 ) についても, 応力照査を行わなければならなくなった. 道示 Ⅰ 編. 組合せ では床版コンクリートの引張応力が許容されない. 組合せ で引張応力が発生する場合 鋼桁 + 鉄筋断面 組合せ で, 床版コンクリートに引張応力が発生する場合, コンクリート断面 を無視した [ 鋼桁 + 鉄筋断面 ] として取り扱う必要がある. 道示 Ⅱ 編.. 床版コンクリートが圧縮 [ 鋼桁 + コンクリート合成断面 ] [ 鋼桁 + 鉄筋断面 ] 道示 Ⅱ 編.. 床版コンクリートが引張

2 改訂のポイント () 主要部材と二次部材について 原則としてすべての部材について, 作用の組合せ ~ を考慮しなければならない. 道示 Ⅰ 編. ただし,) 応答値が無視できる範囲の場合,) 物理的に考えられない組合せの場合, それらの根拠を示すことで省略することができる. 中間対傾構, 横構は, 鉛直方向の作用に対しては抵抗しない二次部材として取り扱っている. 中間対傾構は, 主桁のたわみ差や温度差による応答値が無視し得えないため, それらの影響を考慮している. ΔT = 0 改訂のポイント () 作用の組合せ ~ D 永続作用支配状況 γp γq γp γq γp γq γp γq γp γq γp γq γp γq γp γq γp γq γp γq γp γq γp γq D+L D+TH D+TH+WS D+L+TH 作用の組合せ D+L+WS +WL D+L+TH +WS+WL 設計状況の区分 変動作用支配状況 D L PS, CR, SH 道示 Ⅰ 編. 表 -.. 荷重組合せ係数 γp と荷重係数 γq の値 E, HP, U TH D+WS TF SW GD SD WS 注 )CF,BK,WP は省略 WL EQ CO 9 D+TH+EQ D+EQ たわみ差 Δδ 5 D+EQ 偶発作用支配状況 D+CO 改訂のポイント () 横力の分担について 横構の設計においても組合せ ( レベル 地震動 ) を考慮する必要がある. また, 橋としての立体的な機能を満足させる必要がある. 立体的機能 = 橋の断面形状の保持, 剛性の確保, 横荷重の伝達 道示 Ⅱ 編 5.. 床版 /, 横構 / の分担では, 横構が過大な断面となる. 現実の挙動に近い床版 /, 横構 / の分担とした. 床版 / 横構 / 7 床版の設計 () 床版の設計フロー () 耐久性能の照査 構造諸元の設定 ) 疲労に対する照査 道示 Ⅱ 編.5 床版厚の設定 最小床版厚 作用 M d = M DL + M TL コンクリートの曲げ圧縮応力度 制限値鉄筋の引張応力度 制限値 ) 内部鋼材の腐食に対する照査 道示 Ⅱ 編. 作用 M d = M DL 鉄筋の引張応力度 制限値 鉄筋のかぶり量の確保 道示 Ⅱ 編..7 M DL : 死荷重による曲げモーメント (kn m/m) M TL : T 荷重による曲げモーメント (kn m/m) 8

3 床版の設計 () 床版の設計フロー () 耐荷性能の照査永続作用, 変動作用, 偶発作用支配状況 荷重組合せ係数 荷重係数を考慮 変動作用組合せ M d =.05 M DL +.5 M TL [ 限界状態 ] 道示 Ⅲ 編 5.5. Md Myd 部材降伏に対する曲げモーメントの制限値 [ 限界状態 ] 道示 Ⅲ 編 5.8. Md Mud 部材破壊に対する曲げモーメントの制限値防護柵に作用する衝突荷重に対する照査 道示 Ⅱ 編. 9 床版の設計 () 耐久性能の照査 ) 疲労に対する照査 道示 Ⅱ 編.5 床版厚 d = k k d 0 =.5 87 = 5. 0 mm 床版の最小全厚 d 0 = 0 L + 0 ( 連続版 ) = = mm 0 mm k =.5 ( 大型の自動車の交通量による係数 ) k = ( 付加曲げモーメント : 影響なし ) 床版厚 d : 小数第 位を四捨五入 (は第 を四捨五入 ) 設計曲げモーメント ( 片持部 ) M d = M DL + M TL = = -.8 kn m/m コンクリート圧縮応力度 σc =. 8. N/mm 鉄筋引張応力度 σs = 85 0 N/mm ) 内部鋼材の腐食に対する照査 道示 Ⅱ 編. 設計曲げモーメント ( 片持部 ) M d = M DL = -. kn m/m 鉄筋引張応力度 σs = 5 00 N/mm 改訂版 P.~ H=.5kN/m ( 水平推力 ) Pr=00kN (T 荷重 ) 80( 最小フランジ幅 0) 75 床版支間 ウェブ厚 t=9mm 0 床版の設計 () 耐荷性能の照査 設計曲げモーメント ( 片持部 ) M d =.05 M DL +.5 M TL =.05 (-.) +.5 (-8.7) = -. kn m/m [ 限界状態 ] 道示 Ⅲ 編 5.5. M d M yd = ξ φ y M yc = = 09.9 kn m/m [ 限界状態 ] 道示 Ⅲ 編 5.8. M d M ud = ξ ξ φ u M uc = = 00.7 kn m/m d d x x εs εc σs σc j x/ ひずみ分布応力分布合力 εs εcu 0.85σck σs z βx/ ひずみ分布応力分布合力 改訂版 P.~8 Cc Myc = Ts j = Cc j Ts = As σs 降伏曲げモーメントの特性値 Myc は, 引張鉄筋の応力度が降伏応力度に達するか, コンクリートの圧縮応力度が σck の / に達する場合の曲げモーメント. Cc Muc = Ts z = Cc z Ts = As σs 床版の設計 (5) 防護柵に作用する衝突荷重に対する照査 その他性能の照査 M d 0.90 M yc 破壊抵抗曲げモーメントの特性値 Mucは, コンクリートの圧縮ひずみεcuが 0.005に = = 9. kn m/m 達するときの曲げモーメント. 設計曲げモーメント 道示 Ⅱ 編. M d = ( M DL + M TL + M CO ) = [(-.)+(-8.7)+(-9.8)]= -. kn m/m 衝突荷重による曲げモーメント 道示 Ⅰ 編.. Mco = /.5 = 9.8 kn m/m 衝突荷重による曲げモーメントは支柱最下端断面の抵抗モーメントを支柱間隔で除した値 防護柵の設置基準 同解説参考資料 - 支柱の最大支持力の高さ換算値 P max = 55.9 kn 地覆面から横梁中心までの高さ H = 0.8 m 支柱間隔 a =.5 m 抵抗曲げモーメントは, 最外縁の引張側の鉄筋が降伏強度に達するときの曲げモーメントの 90% とする. 道示 Ⅲ 編 改訂版 P.~5 P'max ( 衝突荷重 )

4 主桁の設計 () 主桁の設計フロー () 荷重の特性値による断面力の算出 断面諸元の算出 鋼桁, 鋼桁 + 鉄筋, 合成断面 応力度 (D,CR,SH,TF,L ) の算出 Db : 前死荷重 Da : 後死荷重 CR: クリープ SH: 乾燥収縮 TF: 温度差 L : 活荷重 耐荷性能の照査永続作用支配状況 : 組合せ 荷重組合せ係数 荷重係数を考慮架設時 ( 合成前 ) x.05xdb 鋼材の曲げ圧縮応力度 制限値 [ 限界状態 ] 鋼材の曲げ引張応力度 制限値 [ 限界状態, ] 完成時 ( 合成後 ) x.05xdb + x.05xda + x.05xcr + x.05xsh + xxtf 鋼材の曲げ圧縮応力度 制限値 [ 限界状態 ] 鋼材の曲げ引張応力度 制限値 [ 限界状態, ] コンクリートの圧縮応力度 制限値 [ 限界状態 ] コンクリートの引張応力度 制限値 (0.0 N/mm )[ ] 注 ) 曲げモーメントによる照査 主桁の設計 () 主桁の設計フロー () 耐荷性能の照査 変動作用支配状況 荷重組合せ係数 荷重係数を考慮 組合せ : x.05xdb + x.05xda + x.05xcr + x.05xsh + xxtf + x.5x L 鋼材の曲げ圧縮応力度 制限値 [ 限界状態 ] 鋼材の曲げ引張応力度 制限値 [ 限界状態, ] コンクリートの圧縮応力度 制限値 [ 限界状態 ] コンクリートの引張応力度 制限値 [ ] 固定 可動の単純桁のため, 温度変化 (TH) を含む組合せ 5 は省略横力による応力は微小のため,W,EQ を含む組合せ ~0( 偶発作用 ) は省略偶発作用の組合せ (D+CO) は, あり得ない組合せなので省略 主桁作用と床版作用の重ね合わせの照査 () 主桁作用 : 組合せ による床版コンクリートの圧縮応力度 注 ) 曲げモーメントによる照査 () 床版作用 : T 荷重による床版コンクリート圧縮応力度.5 () + () 制限値 [ 限界状態 ] 道示 Ⅱ 編.. 主桁の設計 () 主桁の設計フロー () 耐久性能の照査 疲労に対する照査 道示 Ⅱ 編 8.~8.5 応力範囲 σの算出 ( 疲労設計荷重 F 荷重 ) σ 一定振幅応力に対する応力範囲の打ち切り限界累積損傷比 その他性能の照査 活荷重によるたわみの照査 道示 Ⅱ 編.8. 荷重組合せ係数 荷重係数は考慮しない 荷重組合せ係数 荷重係数は考慮しない 活荷重たわみδlmax 制限値 δa 5 主桁の設計 () 耐荷性能の照査 () 組合せ の応力度 : 鋼桁 + コンクリート合成断面 (G 桁 Sec) 特性値合成後 組合せ 床版上端床版下端上フランジ下フランジ 合成前 Db Da L CR SH TF( 桁 > 床版 ) TF( 桁 < 床版 ) 合成前 Db 合成後 Da L CR SH TF( 桁 > 床版 ) 小計 合成前 Db 合成後 合 Da L CR SH TF( 桁 < 床版 ) 合 計 小計 計 σvcu = 0. σvcl = 0.9 改訂版 P.0 (N/mm ) σvsu = -0.5 σvsl =.5 TF( 桁 > 床版 ) で床版コンクリートに引張 鋼桁 + 鉄筋断面 で応力度を算出

5 主桁の設計 (5) 耐荷性能の照査 () 曲げ引張応力度の制限値 [ 限界状態 ] 道示 Ⅱ 編 5..5 σ tyd [ 限界状態 ] 道示 Ⅱ 編 5..5 σ tud 限界状態 と限界状態 の制限値は同じ値となるが, 最大強度に対する照査を降伏強度に代えて行っているという意味である. = ξ φ Yt σ yk = = 7 N/mm = ξ ξ φ Ut σ yk = = 7 N/mm 引張力 最大強度 ( 引張強度 ) 降伏強度 [ 限界状態 ] [ 限界状態 ] 変位 改訂版 P.5~57 7 主桁の設計 () 耐荷性能の照査 () [ 限界状態 ] 曲げ圧縮応力度の制限値 道示 Ⅱ 編 5.. σ cudb = ξ ξ φ U ρ brg σ yk = = 87 N/mm ρ brg : 横倒れ座屈に対する圧縮応力度の特性値に対する補正係数 フランジ固定間距離 l = 5500mm ρ brg 改訂版 P.55~5 ρ brg =.0 0. (α - 0. ) (α>0.) 座屈パラメーター α 8 [ 限界状態 ] 自由突出板の圧縮応力度の制限値 道示 Ⅱ 編 5.. σ crld 主桁の設計 (7) 耐荷性能の照査 () = ξ ξ φ U ρ crl σ yk = = 7 N/mm ρ crl : 局部座屈に対する圧縮応力度の特性値に対する補正係数 H9 年道示 0 改訂版 P.55 8 主桁の設計 (8) 耐荷性能の照査 (5) 永続作用支配状況 : 組合せ 架設時 ( 合成前 ) σsu = 完成時 ( 合成後 ) σvru = σvsu = [Tuf = 8mm] 改訂版 P.5 変動作用支配状況 : 組合せ (N/mm ) σvcu = σvsu = = ρ crl H 年道示 幅厚比パラメーター R b σyk (-μ R = ) = 0. t E π k ρ crl = (R 0.7) 0.7 ( R ).9 (0.7 < R) 9 σsl =00. 7 σvsl =5. 7 σvsl =.7 7 [Tlf = mm] 上フランジは, 鋼桁 + 鉄筋断面 組合せ( 完成時 ) で断面が決定. 下フランジは, 鋼桁 + コンクリート合成断面 組合せで断面が決定しているが制限値に対して余裕があるため, もう少し板厚を下げることができる. 0 5

6 主桁の設計 (9) 連結 () -Flg.PL 550 (SM90Y) Ag = 7,00 mm 作用応力度 σ = 9 N/mm 0.75 σtyd = 0 N/mm フランジ力 Psd = σt Ag = 0 7,00 =,57.8 kn [ 限界状態 ] 道示 Ⅱ 編 9.. HTB M(S0T) ( 接触面無機ジンクリッチペイント塗布 ) 制限値 Vfyd = ξ φmfv Vfk m = = 0.8 kn/ 本 必要ボルト本数 n = Pt/Vfyd =,57.8/0.8 = 5. 0 本 すべり耐力の照査 Vsd = Psd/0 = kn/ 本 改訂版 P.80~8 主桁の設計 (0) 連結 () [ 限界状態 ] 道示 Ⅱ 編 9.9. HTB M(S0T) 制限値 Vfud = ξ ξ φmbsl τuk As m = = 58. kn/ 本必要ボルト本数 n = Pt/Vfud =,57.8/58. =. < 0 本せん断破断の照査 Vsd = Psd/0 = kn/ 本母材断面 の照査 道示 Ⅱ 編 An = [7.0 ( ).] = 9.8 < 7.0cm σtn = σt Ag/An = 9 7.0/9.8 = 7 < σtyd = 7 N/mm 道示 Ⅱ 編 改訂版 P.8~8 母材断面 の照査 道示 Ⅱ 編 An = [7.0 ( ).]. =.8 < 7.0cm σtn = σt Ag/An = 9 7.0/.8 = 0 <σtyd = 7 N/mm 限界状態 : 孔引きによる母材断面照査で, 純断面積を. 倍出来ない. 主桁の設計 () ずれ止めの設計 () 改訂版 P.97~99 床版に作用する横力に対して桁端打ち下し部のずれ止めで抵抗ずれ止めには橋軸方向の水平せん断力も作用している 主桁の設計 () ずれ止めの設計 () 改訂版 P.97~99 ) 橋軸方向の水平せん断力 (N/mm) 桁端部側 支間中央側 D L TF SH 計 D L TF SH 計 組合せ P 橋軸方向と橋軸直角方向の水平せん断力の合成せん断力についても, ずれ止め間隔を照査. φ9 50 風荷重, 地震の影響による 橋軸直角方向の水平せん断力 D,L,TF,SHによる橋軸方向の水平せん断力 ) 合成水平せん断力 橋軸方向 橋軸直角方向 TF SH 計レベル 地震動レベル 地震動 合成水平せん断力 組合せ (N/mm) 組合せ 床版打ち下し部 スタッドのせん断力の制限値 道示 Ⅱ 編.. Qa =. 9 0 =. kn/ 本 スタッド間隔は, 橋軸方向の水平せん断力で決定 P =./7 = 5.7mm 50mm

7 中間対傾構の設計 () 中間対傾構は二次部材としているため, 橋としての耐荷性能の照査では, この部材を無視している ( 荷重分配作用を期待していない ). 50 改訂版 P. 中間対傾構の設計 () たわみ差の影響の算出 荷重分配横桁 主桁 モデル 主桁 荷重分配横桁の耐荷性能の照査 しかし, 活荷重による主桁のたわみ差の影響により, 中間対傾構には比較的大きな付加応力が作用する. 550 主桁 荷重分配横桁 中間対傾構 二種類の解析モデルを設定し, その影響を評価. 5 モデル 主桁のたわみ差による中間対傾構への影響を考慮 中間対傾構の設計 () 設計部材力 ΔT = 0 P = ± 8.7kN 改訂版 P. 5 横構の設計 () 横力の分担率の検討 B = 9700 N TF n n 温度差 (TF) による軸力 N TF は上弦材のみに考慮. N TF たわみ差による上下弦材の軸力 = E A εδt = ± 7. kn 鋼材のヤング係数 E = N/mm 上弦材の断面積 A =,97 mm 温度伸縮による鋼材のひずみ量 εδt = 0-0 = 風荷重 (W) や地震の影響 (EQ) は, 横力の / を下弦材のみに考慮. 主桁のたわみ差による付加軸力 P は上下弦材に考慮. 7 D = 97 FEM 解析モデル 風荷重 W = (0/0).0-0.(9.7/.97).97 = 8.85kN/m.0kN/m 横構の荷重分担率 全横荷重 (kn) 分担横荷重 (kn) 分担率 (%) 風荷重 レベル 地震動 W 分担率 = 部材軸力の橋軸直角方向成分 / 全横荷重 本解析結果や既往の検討結果より, 床版 /, 横構 / の分担率とした. 横構の分担率は, 地震の影響より風荷重の方が大きくなる傾向にある. 床版と横構の分担率は, 端横桁のせん断剛性により左右される. 8 7

8 5 横構の設計 () 設計部材力 N TF = 0 n n ΔT = 0 改訂版 P.~ 横力の / を 組の横構で均等に負担, 断面力はせん断力の影響線にて算出し主桁に作用する軸力は微小なので無視. 横構は下フランジ側に設置され, 床版拘束の影響は微小であるため, 温度差の影響も無視している. 曲線桁などで上フランジ側に横構を設置する場合は, 温度差の影響についても検討する必要がある. 9 設計 との比較 () ) 主桁 G(G) 桁 G(G) 桁 ( 改訂版 ) : 永続作用組合せ : 変動作用組合せ 鋼 : 鋼桁断面 鋼 + 鉄筋 : 鋼桁 + 鉄筋断面 断面 合成 : 鋼桁 + コンクリート合成断面 (mm) σ(n/mm ) Web.PL (mm),700 9,700 9,700 9 (mm) σ(n/mm ) (mm) σ(n/mm) Web.PL (mm),700 9,700 9,700 9 (mm) σ(n/mm) Sec Sec Sec 架設時 鋼 架設時 鋼 架設時 鋼 常時 合成 常時 合成 常時 合成 鋼 + 鉄筋 鋼 + 鉄筋 鋼 + 鉄筋 合成 合成 合成 Sec 材質 :SM90Y, Sec の応力は孔引き未考慮 Sec Sec 重量比.0 0 設計 との比較 () ) 主桁 G(G) 桁 [ 改訂版 L-Flg 断面追い込み ] G(G) 桁 ( 改訂版 ) リアレンジ : 永続作用組合せ : 変動作用組合せ 鋼 : 鋼桁断面 鋼 + 鉄筋 : 鋼桁 + 鉄筋断面 断面 合成 : 鋼桁 + コンクリート合成断面 (mm) σ(n/mm ) Web.PL (mm),700 9,700 9,700 9 (mm) σ(n/mm ) (mm) σ(n/mm) Web.PL (mm),700 9,700 9,700 9 (mm) σ(n/mm) Sec 架設時 鋼 架設時 鋼 架設時 鋼 常時 合成 常時 合成 常時 合成 ( 鋼 + 鉄筋 ) ( 鋼 + 鉄筋 ) ( 鋼 + 鉄筋 ) 合成 合成 合成 Sec Sec 材質 :SM90Y, Sec の応力は孔引き未考慮 Sec Sec Sec 重量比 ) 端横桁 設計 との比較 () 断面 端横桁 (mm) 0 0 Flg.PL σ(n/mm ) -8 7 常時 Web.PL (mm),50 9 (mm) 0 0 Flg.PL σ(n/mm) -8 8 ( 改訂版 ) 組合せ Web.PL (mm),50 9 ) 荷重分配横桁 ( 改訂版 ) 組合せ : 変動作用組合せ 組合せ : 変動作用組合せ 断面 荷重分配横桁 (mm) 0 Flg.PL σ(n/mm ) -7 常時 Web(mm) (mm),80 9 (mm) 50 Flg.PL σ(n/mm) - 58 組合せ Web.PL (mm),80 9 重量比 材質 :SM00 重量比.0 材質 :SM

9 5) 中間対傾構 ) 横構 設計 との比較 () ( 改訂版 ) ( 改訂版 ) 地震 : 地震時 ( レベル 地震動 ) : 変動作用組合せ : 偶発作用組合せ ( レベル 地震動 ) 部材上下弦材斜材重量比 断面 (mm) L L σ(n/mm ) 地震 ( レベル ) 地震 ( レベル ) 断面 (mm) L 0 0 L σ(n/mm) ( レベル ) D D D D D D 材質 :SS00 部材 D D D 重量比 断面 (mm) CT σ(n/mm ) 地震 ( レベル ) 地震 ( レベル ) D に集約 断面 (mm) CT CT CT CT CT σ(n/mm) ( レベル ) D に集約 ( レベル ).0 材質 :SS00 設計 との比較 (5) 鋼材数量の比較 注意 [ 旧版 ] [ 改訂版リアレンジ ] 改訂版は, 設計の一例であり, これが標準というわけではありません. 鋼材数量の増減についても, すべてがこのような傾向になるというわけではありません. (kgf) 比率 [H9/H] 主桁 G(G) 桁,58 ( 0. ),8 ( 0. ).0 G(G) 桁, ( 0. ),8 ( 0. ).0 端横桁,8 ( 0.0 ),8 ( 0.0 ) 荷重分配横桁,77 ( 0.0 ),8 ( 0.0 ).0 中間対傾構,5 ( 0.0 ),00 ( 0.0 ).8 横構,0 ( 0.0 ), ( 0.0 ).0 合計 5,78 ( ) 5,7 ( ).0 ( 参考 ) 径間連続合成 主鈑桁の H/比較 J J J J J5 J J7 LC まとめ ) 組合せ ( 永続作用支配状況 ) で床版コンクリートに引張応力が発生するため上フランジは 鋼桁 + 鉄筋断面 で決まる傾向が強い. Web.PL Sec- Sec-5 Sec-7 Sec- Sec- Sec- Sec- ( 支間中央 ) ( 中間支点 ) ( 支間中央 ) b(mm) t(mm) 5 9 材質 SM90Y SM90Y SM90Y SM90Y SM90Y SM90Y SM90Y h(mm) t(mm) 材質 SM90Y SM90Y SM90Y SM90Y SM90Y SM90Y SM90Y b(mm) t(mm) 材質 SM90Y SM90Y SM90Y SM90Y SM90Y SM90Y SM90Y b(mm) t(mm) 9 重量比 ) すべての部材について組合せ ~ を考慮する必要があり, 中間対傾構や横構などの二次部材は, それらの影響により断面が増加する傾向にある. ) 要求性能を満足すれば, 床版と横構の横力分担を見直すなど合理的な設計も可能である. Web.PL 材質 SM90Y SM90Y SM90Y SM90Y SM90Y SM90Y SM90Y h(mm) t(mm) 材質 SM90Y SM90Y SM90Y SM90Y SM90Y SM90Y SM90Y b(mm) t(mm) ) 改訂版の単純合成桁では鋼重は微増となったが, 連続合成桁では減少傾向となる. 材質 SM90Y SM90Y SM90Y SM90Y SM90Y SM90Y SM90Y 上記の 径間連続合成 主鈑桁では, 主桁断面は % 減の傾向となった. 5 9

10 合成桁の設計例と解説 の改訂について 終 ご清聴ありがとうございました. 7 0

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