13_1_maetuke.indd

Size: px

Start display at page:

Download "13_1_maetuke.indd"

かずただてらわ
5 years ago
Views:

1 はじめに本書は診療報酬請求事務能力認定試験 ( 財団法人日本医療保険事務協会主催 ) をめざして学習される方々に向けて作成したオリジナル問題集です 1994 年に厚生大臣当時の認可を受けた同協会が設立されましたレセプト従事者の資質向上をはかる目的で第 1 診療報酬請求事務能力認定試験が実施されて以来年 2 (7 月 12 月 ) 試験が行われています同試験は学科試験と実技試験で構成され実技試験ではレセプトの作成問題が出題されます本書は数多くの問題を解くことでレセプト作成の基本的な技術が身につくような構成になっています初めてレセプト作成に向き合う方にも手にとって頂けるように基本的なものから応用的なものまで広い範囲からの問題を掲載していますまたできる限り詳細かつ丁寧な解説を問題ごとに掲載していますので一つ一つの解説を読むことでレセプト作成のポイントが理解できることでしょう本書が読者の方々の知識の定着にご活用されて試験の合格の一助となることをそして試験に合格されて全国の診療所や病院で活躍されることを願っております 2013 年 5 月 iii

2 本書の特徴 & 効果的な使い方本書の特徴本書は診療報酬請求事務能力認定試験 ( 財団法人日本医療保険事務協会主催 ) をめざして学習される方々に向けて作成したオリジナル問題集です本書はレセプト作成の基本的な技量の習得さらには実践力までも養える問題集というコンセプトで作られています初めてレセプトを作成される方初心者の方にも手にとって頂けるように基本的なものから応用的なものまで広範囲から出題されている試験の内容を踏まえた問題を掲載していますあわせてできる限り詳細かつ丁寧な解説を問題ごとに掲載していますのでしっかりと読むことでレセプト作成の留意点がよく理解できることでしょう特徴 1 試験内容を踏まえたオリジナル問題試験の内容を踏まえながら基本的な問題から応用的な問題まで多岐にわたった問題を掲載しています特徴 2 躓きやすい箇所についてはアイテムを用いて総チェック本書はみなさんに効率的に学習を進めていただけるように解説の中に次のアイテムを用意して説明しています iv

1 ポイント重要でなおかつ躓きやすい箇所についてはとして囲んで表示していますまたその中でレセプト作成において必要な記入項目などについては赤字で表示していますのでしっかり理解してください 2 参考学習を進める過程で参考となる情報をで掲載しています試験で直接的に必要ではないとしても実務の場面で必要になる知識ともいえますこの機会に理解してしまいましょう 3

3 1 ポイント重要でなおかつ躓きやすい箇所についてはとして囲んで表示していますまたその中でレセプト作成において必要な記入項目などについては赤字で表示していますのでしっかり理解してください 2 参考学習を進める過程で参考となる情報をで掲載しています試験で直接的に必要ではないとしても実務の場面で必要になる知識ともいえますこの機会に理解してしまいましょう 3 重要内容的にやや上級者向けの留意点についてはのアイコンを用いて囲んで表示しています試験対策としての頻度より実務的に重要度の高いものに記してあります知識の定着をはかりながら進めてください特徴 3 何度でも使えるレセプト用紙付き巻末にレセプト用紙を付けています切り取って問題演習の際にご使用くださいまた弊社 HPにてレセプト用紙のダウンロードサービスを実施していますのでこちらも学習の際にご利用いただけます v

4 CONTENTS はじめに iii 本書の特徴 & 効果的な使い方 iv 実技問題外来編外来 1 p. 2 / 外来 2 p. 4 / 外来 3 p. 6 外来 4 p. 8 / 外来 5 p.10 / 外来 6 p.12 外来 7 p.14 / 外来 8 p.16 / 外来 9 p.18 外来 10 p.20 / 外来 11 p.23 実技問題入院編入院 1 p.26 / 入院 2 p.28 / 入院 3 p.31 入院 4 p.35 / 入院 5 p.39 / 入院 6 p.43 入院 7 p.47 / 入院 8 p.51 / 入院 9 p.53 入院 10 p.56 / 入院 11 p.58 解答解説外来編外来 1 p. 62 / 外来 2 p. 66 / 外来 3 p.69 外来 4 p. 73 / 外来 5 p. 78 / 外来 6 p.82 外来 7 p. 87 / 外来 8 p. 90 / 外来 9 p.94 外来 10 p.100 / 外来 11 p.105 解答解説入院編入院 1 p.110 / 入院 2 p.115 / 入院 3 p.122 入院 4 p.129 / 入院 5 p.136 / 入院 6 p.143 入院 7 p.148 / 入院 8 p.155 / 入院 9 p.161 入院 10 p.167 / 入院 11 p.171

5 実技問題外来編

6 被保険者被保険者診月日受外来 1 問題次の条件で診療録から診療報酬明細書を作成しなさい ( 平成 25 年 5 月診療分 ) 施設の概要等一般病院 ( 内科外科整形外科小児科 ) 一般病床のみ 100 床医事会計システム電算化医療機関画像は電子媒体に保存して管理しているエックス線の撮影はデジタル撮影である届出等の状況夜間休日救急搬送医学管理科薬剤師常勤診療時間月 ~ 金曜 9 時 ~ 17 時土曜 9 時 ~ 12 時日曜祝日休診診療録公費負担者番号保険者番号公費負担医療の受給者番号昭平者住所 ( 省略 ) 氏名田中達夫生年月日 62 年 10 月 24 日生男女職業大家族明との続柄電話局番被保険者記号番号公立奈良 1829 手証帳有効期限平成年月日被保険者氏名資格取得平成 55 年 4 月 1 事日(船舶業所所在地有者所)名称 ( 省略 ) 保田中英也 ( 省略 ) 電話局番 ( 省略 ) 険所在地者電話局番名称公立学校支部上外上外月外外傷病名職開始終了転帰期間満了予定日右足打撲挫創 ( 主 ) 平成 25 年平成 25 年年治ゆ死亡中止 5 月 12 日 5 月 16 日月日右足骨折の疑い平成 25 年平成 25 年 5 月 12 日日上5 月 12 日治ゆ死亡中止年年年年治ゆ死亡中止月日月日月日上年年年治ゆ死亡中止月日月日昭和 2

7 品名規格単位薬価品名規格単位薬価 ( 円. 銭 ) ( 円. 銭 ) 内服薬外用薬フロモックス錠 100mg 100mg 1 錠ゲンタシン軟膏 0.1% 1mg 1g ムコスタ錠 100mg 100mg 1 錠ロキソニン錠 60mg 60mg 1 錠既往歴原因主要症状経過等処方手術処置等 5/12( 日 ) 午後 3 時救急車で来院 5.12 サッカーの試合中に右足を強打右足 X-P(B4)1 枚 2 方向歩行不可左足 X-P(B4)1 枚 2 方向骨折の疑いあり (3:10pm) 比較のため両足の X 線撮影を指示右足背部に挫創あり創傷処置 ( 約 50cm2 ) ゲンタシン軟膏 3g 骨折 ( ) Rp) フロモックス錠 100mg 3T 分 3 後ロキソニン錠 60mg 3T 2T ムコスタ錠 100mg 3T 当直の薬剤師による薬剤情報提供 * 投与薬剤の情報を文書で提供 5/13( 月 ) 5.13 創部 WET do 処置ゲンタシン軟膏 2g 5/14( 火 ) 5.14 創部ほとんど DRY do 処置ゲンタシン軟膏 2g Rp) フロモックス錠 100mg 3T 分 3 後 2T * 投与薬剤の情報を文書で提供 5/16( 木 ) 5.16 創部 DRY( 治癒 ) 処置なし医学管理 ( 内容省略 ) 題外来編薬価基準抜粋

8 被保険者被保険者診月日受外来 2 問題次の条件で診療録から診療報酬明細書を作成しなさい ( 平成 25 年 12 月診療分 ) 施設の概要等内科外科小児科を標榜する病院 (50 床 ) ( 医師は各科に一人ずつ ) 医事会計システム電算化医療機関薬剤師常勤診療時間月 ~ 金曜 9 時 ~ 17 時土曜 9 時 ~ 12 時日曜祝日休診 (12/29は平常診察) 診療録公費負担者番号保険者番号公費負担医療の受給者番号昭平者住所 ( 省略 ) 氏名舛岡雅彦生年月日 62 年 12 月 5 日生男女職業大家族明との続柄電話局番被保険者記号番号手証帳有効期限平成年月日被保険者氏名資格取得平成 57 年 7 月 1 事日(船舶業所所在地有者所)名称 ( 省略 ) 保舛岡秀俊 ( 省略 ) 電話局番 ( 省略 ) 険所在地者電話局番名称全国健康保険協会支部上外上外月外外傷病名職開始終了転帰期間満了予定日急性腸炎 ( 主 ) 平成 25 年年年治ゆ死亡中止 12 月 29 日月日月日脱水症 ( 主 ) 平成 25 年年 12 月 29 日日上月日治ゆ死亡中止年年年年治ゆ死亡中止月日月日月日上年年年治ゆ死亡中止月日月日昭和 4

9 品名規格単位薬価品名規格単位薬価 ( 円. 銭 ) ( 円. 銭 ) 内服薬注射薬ラックビー微粒 N 1% 1g 6.20 ソリタ T3 号輸液 500mL 1 瓶プリンペラン注射液 10mg 0.5%2mL 1 管アスコルビン酸注射液 ( ビタミン C 製剤 ) 500mg 1 管ネオラミンスリービー液 ( 静注用 ) 10mL 1 管フラビタン注射液 20mg ( ビタミン B2 製剤 ) 20mg 1 管既往歴原因主要症状経過等処方手術処置等 12/29( 日 ) 午後 8 時本日昼ごろより下痢繰り返す下痢水様便脱水症状 (+) 経口摂取不可 ( 嘔気あり ) 3 日間点滴で様子を見る点滴ソリタ T3 号輸液 500mL 1V プリンペラン注射液 10mg 1A アスコルビン酸注射液 500mg 1A ネオラミンスリービー液 1A フラビタン注射液 20mg 1A 12/30( 月 ) 午前 10 時下痢症状継続点滴 do 医学管理 ( 内容省略 ) 12/31( 火 ) 午前 10 時下痢症状落ち着いてきた点滴食事採れるようになったソリタ T3 号輸液 500mL 1V プリンペラン注射液 10mg 1A 医学管理 ( 内容省略 ) 日直の薬剤師による薬剤情報提供 RP ラックビー微粒 N 3g 分 3 後 3 日分薬剤情報提供 ( 文書 ) 題外来編薬価基準抜粋

10 解答解説外来編

11 療開始日保外来 1 解答診療報酬明細書 ( 医科入院外 ) 平成 25 年 5 月分公費負担者番号 1 公費負担者番号 2 氏田中達夫公費負担医療の受給者番号 1 公費負担医療の受給者番号 2 名1 男 2 女 1 明 2 大 3 昭 4 平生職務上の事由 1. 職務上 2. 下船後 3 月以内 3. 通勤災害特記事項都道府県番号医療機関コード給保険者番号保健医療機関の所在地及び名称傷診(1) 右足打撲挫創 ( 主 ) (1)25 年 5 月 12 日転病(2) 右足骨折の疑い (2)25 年 5 月 12 日名(3) (3)24 年 5 月日帰診医管在宅剤 20投薬11 初診時間外休日深夜点公費分点数休日再診外来管理加算時間外深夜 13 学理往診 22014その他夜間深夜緊急在宅患者訪問診療 21内服薬剤 4 単位 90 調剤薬 22屯服薬剤単位薬剤単位23外用調剤 25処方麻毒単独 2 本外 8 高外一 1 社国 3 後期 2 2 併 4 六外 2 公費 4 退職 3 3 併 6 家外医科0 高外 7 付割再緊画 (12 日 15 時 10 分 ) 調基 8 30注射32静脈内 31皮下筋肉内 4033その他処3 135 置薬剤 10 50麻術酔手薬 60 剤病検査理薬剤画70診2 445 像断薬剤 80 そ処方せんの他薬剤療養の給付 1098 合7( ) 被保険者証被保険者手帳等の記号番号公立奈良 1829 治ゆ死亡中止療実(1) (2) 日16 日 12 日診数(100 床 ) 保険4 日公費1日公費2日救搬薬情 10 2 フロモックス錠 100mg 3T ロキソニン錠 60mg 3T 28 2 ムコスタ錠 100mg 3T フロモックス錠 100mg 3T 17 2 創傷処置 1(100cm2未満 ) 45 3 ゲンタシン軟膏 0.1% 1mg 3g 4 1 ゲンタシン軟膏 0.1% 1mg 2g 3 2 両足単純撮影 ( デジタル撮影 )4 単純撮影 ( ロ ) の写真診断 4 電画請求点決定点一部負担金額円険1,789 減額割 ( 円 ) 免除支払猶予公費点点 1円公費点点円高額療養費円公費負担点数点公費負担点数点 262

12 11 初診料 < 12 日 > まず初診料 270 点を算定します次に 12 日の休日 ( 日曜日 ) の午後 3 時の受診なので休日加算 250 点を加算して 520 点を算定します初診料 520 点 1 診察料の算定をするときには曜日と時間に注目しましょう 12 再診料 < 13 日 14 日 16 日 (3 日間 )> 受診に対して再診料を算定します再診料 69 点 3 なお 13 日 14 日は処置が行われているので外来管理加算は算定できません 16 日は診察のみが行われ医学的な計画管理が行われているため外来管理加算 52 点を算定します外来管理加算 52 点 1 63 解答解13 医学管理等 < 12 日 > 休日に救急搬送された初診の患者なので夜間休日救急搬送医学管理料 200 点を算定します < 12 日 14 日 (2 日間 )> 薬剤情報を文書で提供しているので薬剤情報提供料 10 点を算定します薬剤情報提供料 10 点 2 夜間休日救急搬送医学管理料を算定した場合は救搬と表示して所定点数を記載します薬剤情報提供料を算定した場合はレセプトには薬情と表示して点数と数を記入します薬剤情報提供料は原則として月 1 の算定ですが内容に変更があった場合はその都度算定できます 14 日は 3 種類の内服薬を 1 種類に減らしていてこのように種類が減った場合も処方内容の変更があったものとみなされますよって薬剤情報提供料 10 点が算定できますそのほかにもたとえばカプセルから錠剤に変更になったような場合は薬剤情報提供料が算定できるので算定条件をよく理解するように注意しましょう外来 1 点数算定の解説説外来編

13 なお患者の求めに応じて手帳に薬剤名等を記載した場合は手帳記載加算 (3 点 ) が算定できますが今は手帳記載をしていないため算定はしません薬剤情報提供料の算定条件薬剤情報提供料を算定できるのは種類の変更薬剤の追加 ( 一部 ) 薬剤の中止同種薬剤の投与量の変更同種薬剤の形状の変更などさまざまな場合があります下の表のような条件をよく覚えておきましょう薬剤情報提供料の算定条件たとえばどんなとき? 種類の変更薬剤の追加薬剤の減種内服薬から外用薬への変更など 1 目の内服薬に屯服薬を加えて出した場合など内服薬 3 種類から 2 種類へ変更の場合など ( 一部 ) 薬剤の中止内服薬 + 外用薬で外用薬を中止した場合など同種薬剤の投与量の変更同種薬剤の形状の変更同種薬剤の投与目的 ( 効能効果 ) の変更同じ薬剤を3 錠から6 錠へ変更の場合など錠剤からカプセルへ変更の場合など同じ薬剤でも目的が高血圧から狭心症に変更の場合など 20 投薬料 < 12 日 > 内服薬はフロモックス錠 100mg 3 錠 ( 円 3= 円 ) ロキソニン錠 60mg 3 錠 (18.60 円 3= 円 ) ムコスタ錠 100mg 3 錠 (17.40 円 3= 円 ) で計円となり薬剤料 28 点 2を算定しますまた内服調剤料 9 点 1 処方料( 7 種類未満 )42 点 1を算定しますさらに薬剤師が常勤なので調剤技術基本料 8 点 1を算定します < 14 日 > 内服薬はフロモックス錠 100mg 3 錠 ( 円 3= 円 ) で薬剤料 17 点 2 内服調剤料 9 点処方料 (7 種類未満 )42 点を算定します 40 処置料 < 12 日 13 日 14 日 (3 日間 )> 処置の面積より判断して創傷処置 1(100cm2未満 )45 点を算定します創傷処置 1(100 cm2未満 )45 点 3 使用薬剤は 12 日がゲンタシン軟膏 0.1%3g( 円 3 = 円 ) で薬剤料 64

14 4 点 1 13 日 14 日がゲンタシン軟膏 0.1%2g( 円 2= 円 ) で薬剤解説外来編料 3 点 2 70 画像診断料 < 12 日 > 両足のレントゲン撮影を行っています受傷部位の右足 ( 患側 ) だけでなく受傷していない部位の左足 ( 健側 ) を比較のために同時に X 線撮影していますこのようなときは右足 X-Pと左足 X-Pを別々に算定することはできず両足 X-Pとしてまとめて算定します患側健側の同時撮影の算定は間違えやすいので注意しましょうたとえば右足打撲左足打撲あるいは両足打撲のように両側に病名があるときは左右の足ごとに画像診断料を算定しますしかし今のケースのように右足打撲という片側のみの病名にもかかわらず比較のために患側健側の両方を同時撮影したときは両側をまとめて計算します今は左右の足それぞれ 1 枚のフィルムで 2 方向を撮影していますこれは 1 枚のフィルムを 2 分割して各 1 ずつ撮影しているということです両足では 4 曝射 ( 4 方向の撮影 ) として計算しますまた診断料撮影料とも 2 5 枚目は 100 分の 50で計算し 6 枚目以降は算定できないので注意しましょう写真診断料 ( その他 )43 点 +( 43 点 0.5) 3 = 点小数点以下第 1 位解を四捨五入して 108 点 1 撮影料 ( デジタル撮影 )68 点 +(68 点 0.5) 3= 170 点 170 点 1 フィルム料撮影した画像を電子化して管理及び保存しておりフィルムの費用よりも電子画像管理加算の点数が高いので電子画像管理加算 57 点を算定します電子画像管理加算 ( 単純撮影 )57 点 1 以上より 108 点点 + 57 点 = 計 335 点となりますさらに休日に緊急に行われた画像診断なので時間外緊急院内画像診断加算 110 点 1を算定します電子画像管理加算を算定した場合には摘要欄に電画と表示します時間外緊急院内画像診断加算を算定した場合レセプトの摘要欄に緊画と表示し撮影開始日時を記入します 65 答

15 療開始日薬剤療養の給付保外来 2 解答診療報酬明細書 ( 医科入院外 ) 平成 25 年 12 月分公費負担者番号 1 公費負担者番号 2 氏舛岡雅彦公費負担医療の受給者番号 1 公費負担医療の受給者番号 2 名1 男 2 女 1 明 2 大 3 昭 4 平生職務上の事由 1. 職務上 2. 下船後 3 月以内 3. 通勤災害特記事項都道府県番号医療機関コード給保険者番号保健医療機関の所在地及び名称 1 1 単独 2 本外 8 高外一 1 社国 3 後期 2 2 併 4 六外 2 公費 4 退職 3 3 併 6 家外医科0 高外 7 付割1098 合7( ) 被保険者証被保険者手帳等の記号番号傷診(1) 急性腸炎 ( 主 ) (1)25 年 12 月 29 日治ゆ死亡中止診病(2) 脱水症 ( 主 ) (2)25 年 12 月 29 日名(3) (3)24 年月日転帰診医管在宅剤 20投薬11 初診時間外休日深夜点公費分点数休日再診外来管理加算時間外深夜 13 学理往診 1014その他夜間深夜緊急在宅患者訪問診療 21内服薬剤 3 単位 6 調剤薬 22屯服薬剤単位薬剤単位23外用調剤 25処方麻毒療実日数再調基 8 30注 ( 50 床 ) 保険3 日公費1日公費2日薬情 10 1 ラックビー微粒 N 3g 2 3 点滴注射 95 3 ソリタ T3 号輸液 500mL 1V プリンペラン注射液 10mg 1A アスコルビン酸注射液 500mg 1A ネオラミンスリービー液 1A 50 2 フラビタン注射液 20mg 1A 経口摂取不可のためビタミン剤を投与したソリタ T3 号輸液 500mL 1V プリンペラン注射液 10mg 1A 射32静脈内 31皮下筋肉内 33その他 3 薬剤50酔手薬麻 60 剤病薬剤検理画70診像断薬剤 80 そ処方せんの他請求点決定点一部負担金額円険1,245 減額割 ( 円 ) 免除支払猶予公費点点 1円公費点点円高額療養費円公費負担点数点公費負担点数点 266

16 11 初診料解説外来編外来 2 点数算定の解説 < 29 日 > まず初診料を算定します初診料 270 点 1 次に休日加算を考えます休日加算を算定できるのは日曜日と国民の祝日に限られますが特例として年末年始の 12/29 1/3 は休日扱いとしてよいことになっていますただしこれはあくまで通常診療を行わず診療応需の態勢を解いている場合に限りますそのため休日等でも通常診断を行っている場合には休日加算の対象にはならず診療時間外の診療のみ休日加算の対象となります今のケースでは当院は 12/29は平常診察 ( 9 時 17 時 ) としているためこの日は平日診療時間の 9 時 17 時の間は休日加算を算定できませんしかし受診しているのが時間外の 20 時なので結果的に休日加算 250 点を算定することができます休日加算 250 点 1 よって初診料はあわせて 520 点 ( 270 点点 ) 1となります 12 再診料 < 30 日 31 日 (2 日間 )> 再診料 69 点を算定します医学的な計画管理が行われているので外来管理加算 52 点を算定します再診料 69 点 2 外来管理加算 52 点 2 両日とも休日診療ですが今のケースは 29 日の点滴指示による来院ですこのような緊急性のない予定された受診では休日加算は算定できないので注意しましょう 13 医学管理等 < 31 日 > 薬剤情報を文書で提供しているので薬剤情報提供料 10 点を算定します薬剤情報提供料 10 点 1 67 解答

20 投薬料 < 31 日 > 内服薬はラックビー微粒 N 3g( 6.20 円 3 = 18.

日の薬剤料はソリタ T3 号輸液 500mL 1 瓶 ( 170 円 ) プリンペラン注射液 10mg 1 管 (57 円 ) アスコルビン酸注射液 500mg 1 管 (82 円 ) ネオラミンスリービー液 10mL 1 管 (120 円 ) フラビタン注射液 20mg 1 管 (67 円 ) で計 496 円となり薬剤料 50 点 2を算定します 31 日の薬剤料はソリタ T3

17 20 投薬料 < 31 日 > 内服薬はラックビー微粒 N 3g( 6.20 円 3 = 円 ) で薬剤料 2 点 3を算定します内服調剤料 9 点 1 薬剤が 7 種類未満なので処方料 42 点 1を算定しますさらに薬剤師が常勤なので調剤技術基本料 8 点 1を算定します 30 注射 < 29 日 30 日 31 日 (3 日間 )> 6 歳以上の患者で点滴量が 500mL 以上なので点滴注射 95 点を算定します点滴注射 95 点 3 29 日 30 日の薬剤料はソリタ T3 号輸液 500mL 1 瓶 ( 170 円 ) プリンペラン注射液 10mg 1 管 (57 円 ) アスコルビン酸注射液 500mg 1 管 (82 円 ) ネオラミンスリービー液 10mL 1 管 (120 円 ) フラビタン注射液 20mg 1 管 (67 円 ) で計 496 円となり薬剤料 50 点 2を算定します 31 日の薬剤料はソリタ T3 号輸液 500mL 1 瓶 ( 170 円 ) プリンペラン注射液 10mg 1 管 (57 円 ) で計 227 円となり薬剤料 23 点 1 を算定しますビタミン剤が投与されるケースでは消耗性疾患や嘔吐脱水など一定の要件を満たした場合に限って算定できます今は経口摂取不可脱水症状などの要件を満たしているのでレセプトにコメントを書き加えた上で算定しますビタミン剤を投与したときのレセプト注記ビタミン剤の投与についてはビタミンの投与が必要かつ有効と判断した趣旨をカルテレセプトの摘要欄に記入することが必要ですただし病名から明らかにビタミン剤の投与が必要かつ有効と判断される場合にはレセプトに注記する必要はありません <ビタミン剤 (B 群 C 群 ) を投与した場合の例 > < レセプトに注記する必要がないもの > < レセプトに注記する必要があるもの > ウェルニッケ脳炎脚気衝心ビタミン B 1 欠乏症末梢神経炎中枢神経障害術後腸管麻痺神経痛関節痛筋肉痛等消耗性疾患甲状腺機能亢進症妊娠授乳肉体的疲労等のビタミンの需要が増大した場合や下痢嘔吐脱水食欲低下術後衰弱等のビタミン摂取吸収が障害されている場合 68

2014_resept_tobira色修正

2014_resept_tobira色修正はじめに本書は診療報酬請求事務能力認定試験 ( 財団法人日本医療保険事務協会主催 ) をめざして学習される方々に向けて作成したオリジナル問題集です 1994 年に厚生大臣当時の認可を受けた同協会が設立されましたレセプト従事者の資質向上をはかる目的で第 1 回診療報酬請求事務能力認定試験が実施されて以来年 2 回 (7 月 12 月 ) 試験が行われています同試験は学科試験と実技試験で構成され