菊川市人口ビジョン菊川市まちひとしごと創生総合戦略 < 目次 > 序章はじめに 1 背景目的人口ビジョン及び総合戦略について

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しょうぶひがき
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1 資料 1-1 菊川市人口ビジョン菊川市まちひとしごと創生総合戦略 < 検討資料 > 平成 27 年 7 月 31 日菊川市

2 菊川市人口ビジョン菊川市まちひとしごと創生総合戦略 < 目次 > 序章はじめに 1 背景目的人口ビジョン及び総合戦略について章人口ビジョン 1 人口ビジョンの概要菊川市の概況人口推計人口の変化が地域の将来に与える影響の分析考察人口の将来展望章まちひとしごと創生総合戦略 1 総合戦略の概要基本方針基本目標と基本的方向具体的な施策戦略の推進に向けて資料編 1 策定体制経過意識調査等の結果検討会議の意見提案用語解説

3 序章はじめに 1 背景目的我が国における人口減少や急速な少子高齢化に的確に対応し特に地方の人口の減少に歯止めをかけるとともに東京圏への人口の過度の集中を是正し将来にわたって活力ある社会を維持していくことを目的として平成 26 年 11 月にまちひとしごと創生法が成立しましたこの法律において市町村は地域の実情に応じたまちひとしごと創生に関する施策の基本的な計画を定めるよう努めなければならないこととされました本市においても人口はピークを超え既に減少局面を迎えているところですまた総人口に占める年少人口及び生産年齢人口の割合は減少傾向にあり老年人口の割合は増加を続けていますこうした人口の動向に対応し今後も不安のない安定した市民の暮らしを守り活力があり自立したまちを維持していく必要がありますこうした背景を踏まえ平成 26 年 12 月に国が策定した人口の現状と将来の展望を提示するまちひとしごと創生長期ビジョン及び今後 5 年間の政府の施策の方向を提示するまちひとしごと創生総合戦略を勘案し本市の実情を踏まえた菊川市人口ビジョン及び菊川市まちひとしごと創生総合戦略を策定します 2 人口ビジョン及び総合戦略について国では人口急減超高齢化という直面する大きな課題に対し政府が一体となって取り組み各地域がそれぞれの特徴を活かした自立的で持続的な社会を創生できるようまちひとしごと創生本部を設置し平成 26 年 12 月に長期ビジョン及び総合戦略を提示しました静岡県においては国の取組を踏まえ平成 27 年 3 月に美しいふじのくにまちひとしごと創生総合戦略 ( 素案 ) を提示しています菊川市人口ビジョン及び菊川市まちひとしごと創生総合戦略は国や静岡県が示す方向性を踏まえるとともに菊川市総合計画をはじめとする市の各個別計画との整合に留意して策定するものです 1

4 1 章人口ビジョン 1 人口ビジョンの概要 (1) 人口ビジョンの位置づけ菊川市人口ビジョンは市における人口の現状を分析し現状分析で把握した課題を踏まえ市民の結婚出産子育てや移住に関する意識希望等を把握したうえで目指すべき将来の方向を提示し自然増減や社会増減に関する見通しを立て市の将来の人口を展望します (2) 人口ビジョンの期間菊川市人口ビジョンの対象期間は26 年までとしますなお菊川市人口ビジョンにおける目標合計特殊出生率 2.6 の達成目標年度である235 年を中間目標年次とします 2

5 2 菊川市の概況 (1) 人口 1 総人口世帯数世帯あたり人員の動向住民基本台帳によると総人口世帯数はほぼ横ばいで推移していますが一世帯あたりの人員で見ると 3.6 人から.11 ポイント下がり 2.95 人となっています ( 図 1) 図 1 人口世帯数の推移 ( 人世帯 ) 6, 49,748 5, 3.6 4, 49, ,635 48,537 47,934 47, , , , 16,278 16,149 16,131 16,314 16,152 16,27 平成 21 年 22 年 23 年 24 年 25 年 26 年総人口世帯数一世帯あたり人員資料 :( 各年 ) 住民基本台帳 ( 外国人含む ) 2 年齢別人口本市の年齢別人口の推移をみると年少人口割合はほぼ一定ですが生産年齢人口が減少老年人口は増加傾向にあり平成 25 年度時点では約 4 人に1 人が高齢者となっています ( 図 2) 図 2 年齢別人口 (3 区分 ) 1.% ( 人 ) 6, 9.% 8.% 5, 9,557 9,7 9,95 1,71 1,26 1,412 7.% 1,396 1,595 1,918 11,379 4, 66.1% 65.9% 65.6% 65.3% 6.% 64.9% 64.4% 64.3% 63.9% 63.% 61.8% 5.% 3, 4.% 3.% 32,637 32,736 32,661 32,486 32,266 31,67 31,278 31,19 3,186 29,518 2, 19.3% 19.5% 19.9% 2.3% 2.6% 21.2% 21.4% 21.8% 22.8% 23.8% 2.% 1, 14.6% 14.5% 14.5% 14.4% 14.5% 14.4% 14.3% 14.3% 14.2% 14.4% 1.% 7,199 7,223 7,24 7,172 7,222 7,93 6,961 6,923 6,83 6,861.% 年少人口生産年齢人口老年人口年少人口生産年齢人口老年人口 3 資料 : 年齢別人口一覧表

6 3 出生死亡転入転出状況菊川市の人口動態は自然増 + 社会増による人口増加から自然減 + 社会増へと変化してきており近年 ( 平成 23 年 ~ 平成 25 年 ) では社会増が多くなっています ( 図 3) 就職期と思われる2 代の転入増のほかはおおよそ1 歳代後半から6 歳代までの各年代で転出超過がみられます ( 図 4) 転入は掛川市牧之原市からが多くまた近年少数ながら浜松市からの転入が増えています一方転出先は静岡県内では袋井市等県外では東京都が多くなっています ( 図 5) 図 3 近年の人口動態の状況 ( 人 ) 平成 2 年 21 年 22 年 23 年 24 年 25 年自然増減社会増減年間増減資料 : 菊川市データルーム平成 26 年度版図 4 平成 22 年 3 月から平成 27 年 3 月を比較した移動人口男女資料 : 住民基本台帳 4

7 図 5 転出入先都市の状況 4 3 名古屋市, 5 名古屋市を除く愛知県内市町村, 32 2 その他静岡県内市町村, 23 名古屋市, 18 名古屋市を除く愛知県内市町村, 8 その他静岡県内市町村, 78 1 転入超過転出超過 -1 牧之原市, 74 島田市, 1 磐田市, 19 浜松市, -45 袋井市, -4 掛川市, -21 東京都, -28 大阪府, -9 その他都道府県, -78 牧之原市, 5 掛川市, 67 磐田市, 4 浜松市, 14 静岡市, -5 袋井市, -23 島田市, -13 東京都, -34 大阪府, -9 その他都道府県, (H25) 214(H26) 総数 149 総数 12 資料 : 住民基本台帳人口移動報告詳細分析表 4 合計特殊出生率合計特殊出生率をみると昭和 58 年から平成 19 年まで減少していましたが平成 24 年にかけて回復に向かってきていますしかし県内他市町と比較してみると県内の上位市をやや下回っています ( 図 6) 婚姻率と出生数の推移をみるとどちらも増減を繰り返しながらほぼ横ばいで推移しており平成 23 年以降はともに上昇傾向にあります ( 図 7) 図 6 合計特殊出生率の比較 5

8 図 7 婚姻率と出生数の推移 5 理想の子どもの数平成 25 年度に実施した子ども子育て支援事業計画アンケート調査によると市民意識としては理想の子ども数と現実の子どもの数を比較してみると理想の子ども数は平均 2.46 人であるのに対して現実の子ども数が平均 1.98 人であり理想の子ども数が現実の子ども数を.48 人上回る状況にありますこの理想の子ども数を実現すると出生率は現状の 1.24 倍に相当します ( 図 8) 図 8 子どもの数 ( 現実と理想 ) 現実の子ども数理想の子ども数 1 人 236 人 1 人 38 人 2 人 457 人 2 人 437 人 3 人 157 人 3 人 344 人 4 人 25 人 4 人 28 人 5 人 2 人 5 人 9 人 6 人 2 人平均 6 人 2 人平均 N= 人 N= 人資料 : 平成 25 年度子ども子育て支援事業計画アンケート調査結果 ( こどもみらい課 ) 6

(2) 生活環境 1 菊川市の住みやすさ住みやすさの評価については住みやすいが7 割住みにくいが1 割となっています住みにくいとする理由については交通や買い物の利便性

住宅当たり延床面積は 126.6 m2で県平均沿線都市との比較では最も高くなっています ( 図 12) 図 11 年齢別持家率の比較 1.% 9.% 8.% 7.% 6.% 5.

4% 72.% 63.6% 67.2% 62.2% 58.9% 58.6% 54.9% 28.7% 2.6% 21.9%.% 28.6% 3.9% 24.5%.% 21.1% 21.

9 (2) 生活環境 1 菊川市の住みやすさ住みやすさの評価については住みやすいが7 割住みにくいが1 割となっています住みにくいとする理由については交通や買い物の利便性住みやすいとする理由は自然環境が多くなっています ( 図 9 1) 図 9 菊川市は住みやすいまちであると感じますか図 1 菊川市が住みにくい理由資料 : 第 2 次菊川市総合計画策定に関する意識調査結果報告書 (H27.2) 2 住宅年齢別所有関係 ( 持ち家率 ) について JR 東海道線沿線都市と比較すると菊川市は 45~54 歳代の持ち家率が高くなっています ( 図 11) 1 住宅当たり延床面積は m2で県平均沿線都市との比較では最も高くなっています ( 図 12) 図 11 年齢別持家率の比較 1.% 9.% 8.% 7.% 6.% 5.% 4.% 3.% 2.% 1.%.% 94.6% 91.7% 92.6% 91.5% 89.% 87.% 85.8% 88.7% 87.7% 79.1% 74.8% 78.1% 78.4% 72.% 63.6% 67.2% 62.2% 58.9% 58.6% 54.9% 28.7% 2.6% 21.9%.% 28.6% 3.9% 24.5%.% 21.1% 21.1% 4.1% 2.6% 資料 : 平成 25 年住宅土地統計調査 ( 家計を主に支える者の年齢 (6 区分 ) 別住宅の所有の関係 (2 区分 ) より ) 7.4% 54.8% 86.% 8.8% 磐田市袋井市掛川市菊川市藤枝市静岡県 ( 全市町村合計 ) 25 歳未満 25~34 歳 35~44 歳 45~54 歳 55~64 歳 65 歳以上 7

10 図 12 一住宅あたり延べ面積 ( m2 ) 磐田市袋井市掛川市菊川市藤枝市静岡県 ( 全市町村平均 ) 資料 : 平成 25 年住宅土地統計調査 3 公共交通菊川市は東西方向に高速道路鉄道が横断し鉄道駅を中心とした公共交通網が形成されていますインターチェンジ鉄道駅の利用については増加傾向が見られます ( 図 13 14) 図 13 東名高速道路菊川インター交通量 2,45, 台台 2,4, 総交通量 2,35, 1 日平均交通量 2,3, 2,43,285 2,36,24 2,25, 2,3,548 2,36,29 2,2, 2,15, 2,196,45 2,1, 2,5, H21 H22 H23 H24 H25 資料 :NEXCO 中日本高速道路株式会社 6,7 6,6 6,5 6,4 6,3 6,2 6,1 6, 5,9 5,8 5,7 図 14 JR 東海道本線菊川駅乗車人員 1,6, 1,55, 1,5, ( 人 ) 1,578,88 1,552,779 1,567,852 1,65,613 1,593,252 1,2, 1,, 8, 6, 総数定期 1,45, 4, 普通 ( 定期外 ) 1,4, H21 H22 H23 H24 H25 2, 資料 : 東海旅客鉄道株式会社静岡支社 8

11 (3) 産業 1 農業菊川市において農業が全産業に占める割合は少ないながら農用地の割合は牧之原市袋井市と並び比較的高くなっています一方農地の面積は減少傾向にあり耕作放棄地が増加農家数は年々減少しています ( 図 ) 市の特産物となっている茶の生産については耕地面積の減少とともに生産量も減少していきています ( 図 18) 図 15 周辺の市町との農用地割合の比較 6, 45.% 5, 4, 36.7% 29.9% 35.4% 32.1% 38.4% 4.% 35.% 3.% 3, 23.6% 23.9% 19.6% 25.% 2.% 2, 1, 12.% 13.8% 1.4% 9.4% 15.% 1.% 5.%.% 全面積農用地の割合資料 : 平成 26 年度静岡県の土地利用図 16 耕作放棄地の状況 (ha) ( m2 ) 3,9 1,6, 3,85 3,8 3,75 3,7 3,65 3,6 3,55 1,512,56 1,231,762 91,66 1,13,167 1,2, , ,112 72,129 56,415 81,826 H22 H23 H24 H25 H26 耕作放棄地面積解消面積農地面積 1,4, 1,2, 1,, 8, 6, 4, 2, 農地面積 : 各年度の農業委員会の目標及びその達成に向けた活動の点検評価に掲載されている管内農地面積耕作放棄地面積 : 各年度の農地利用状況により耕作放棄地と判定された面積 9

12 図 17 専業兼業別農家数の推移 ( 戸 ) , ,42 1, ,785 1, 昭和 6 年平成 2 年 7 年 12 年 17 年 22 年専業農家数第 1 種兼業農家数第 2 種兼業農家数資料 : 菊川市データルーム H26( 農林業センサス各年 2 月 1 日現在 ) 図 18 茶葉栽培面積生葉収穫量荒茶生産量の推移 25, 2, 15, (t) (ha) 1,74 1,74 1,73 1,71 1,7 22, 19,8 2, 2,1 18, 1, 4,84 5, 4,3 4,39 4,42 3,98 平成 17 年平成 18 年平成 19 年平成 2 年平成 21 年生葉収穫量 (t) 荒茶生産量 (t) 栽培面積 (ha) 2, 1,8 1,6 1,4 1,2 1, 資料 : 茶生産量市町別統計 1

13 2 商工業の状況事業所数でみると第 2 次産業事業所数の構成比が 29.24% で全国平均静岡県平均とも上回っていますが第 3 次産業事業所数は全国平均静岡県平均ともに下回っています ( 図 19) 総生産額の割合では第 2 次産業が約 54% でおおよそ袋井市掛川市と同程度の比率です ( 図 2) また菊川市の生産額の動向を見ると主力の輸送用機械器具製造業が落ち込んでいます ( 図 21) 図 19 事業所数の状況菊川市静岡県全国第 2 次産業事業所数比率第 3 次産業事業所数比率資料 : 統計でみる市区町村のすがた 214( 総務省統計局 ) 図 2 産業大分類別総生産額の割合比較 1% 9% 8% 7% 6% 5% 4% 3% 2% 1% % 23.1% 43.6% 38.9% 42.1% 48.% 59.7% 62.3% 75.4% 53.8% 6.7% 56.2% 5.3% 38.5% 36.1% 1.% 2.5%.4% 1.6% 1.5% 1.6% 1.6% 静岡県菊川市長泉町島田市牧之原市掛川市袋井市第 1 次産業第 2 次産業第 3 次産業資料 : 平成 24 年度静岡県の地域経済計算 11

14 図 21 菊川市の製造品出荷額等の産業分類別推移 ( 平成 25 年 ) 輸送用機械器具製造業 5,842,749 7,267,398 生産用機械器具製造業非鉄金属製造業 1,513,13 3,684,43 2,821,63 2,975,78 電気機械器具製造業プラスチック製品製造業 ( 別掲を除く ) 飲料たばこ飼料製造業 2,64,214 3,946,771 2,842,47 2,361,758 1,884,627 1,58,184 はん用機械器具製造業食料品製造業パルプ紙紙加工品製造業ゴム製品製造業 1,572,6 592,865 1,561,295 1,588, ,41 678, , ,261 H2 年 ( 万円 ) H25 年 ( 万円 ) 資料 : 工業統計 ( 注 ) 従業員 4 人以上の事業所 3 観光交流観光客数の動向については平成 22 年以降概ね横ばい傾向となっています滞在人口 ( 市区町村単位で滞在時間が 2 時間以上の人口を表す ) 率についてみると平日の率が休日を上回っており人数規模の違いはありながら掛川市と概ね同様の傾向となっていますビジネスや平日観光 ( 外国人 ) による来訪者が多いものと考えられます ( 図 ) 図 22 菊川市観光交流客数の推移 35, 3, 25, ( 人 ) 266, , , , ,392 計 2, 21, , , , ,94 宿泊客数 15, 1, 5, 82,837 97,453 99,184 96,488 55,633 H21 H22 H23 H24 H25 観光レクリエーション客数資料 : 商工観光課 ( 静岡県観光交流の動向 ) 12

15 図 23 滞在人口月別推移 13

男女ともおおよそ各年代で静岡県を上回り県内の各都市と比較しても高い割合となっています ( 図 26 27) 女性の労働状態について年齢 5 歳階級別に5 年前と比較してみると 2 代後半から 3 代前半にかけて就業状態が低くなるいわゆるM 字カーブの改善がみられます一方

16 図 24 滞在人口率 ( 平日 :214 年 ) 菊川市 (1.93 倍 ) 図 25 滞在人口率 ( 休日 :214 年 ) 菊川市 (1.69 倍 ) (4) 就業資料 : 株式会社 Agoop 流動人口データ菊川市で働く従業者を男女別産業別にみると男性では製造業が最も多く次いで卸売業小売業農業林業となっています女性では製造業が最も多く次いで農業林業となっています ( 図 25) 就業率の状況を比較してみると男女ともおおよそ各年代で静岡県を上回り県内の各都市と比較しても高い割合となっています ( 図 26 27) 女性の労働状態について年齢 5 歳階級別に5 年前と比較してみると 2 代後半から 3 代前半にかけて就業状態が低くなるいわゆるM 字カーブの改善がみられます一方男性と比較して非正規雇用の割合は依然高くなっています ( 図 28 29) 図 25 常住地における男女別産業別人口 9,252 男性女性 1, 9, 8, 6,236 7, 6, 5, 2,796 2,793 2,924 4, 3, 1,481 1,478 1,512 1, , ,84 1,277 1, , 1, 資料 : 平成 22 年国勢調査 14

17 女男総数図 26 男女別 5 歳年齢別就業率の比較 1% 9% 8% 7% 6% 5% 4% 3% 2% 1% % 菊川市 : 男性菊川市 : 女性静岡県 : 男性静岡県 : 女性図 27 男女別就業率の比較 8% 75% 7% 65% 6% 55% 5% 45% 4% 静岡県静岡市浜松市沼津市熱海市三富島士市宮市伊東市島田市富士市磐田市焼津市掛藤御川枝殿市市場市袋井市下田市裾野市湖西市伊御豆前市崎市菊伊川豆市の国市牧之原市東伊豆町河南津伊町豆町松西崎伊町豆町函南町清水町長泉町小山町吉川森田根町町本町男性女性資料 : 平成 22 年国勢調査図 28 女性の年齢階級別労働力図 29 男女別正規雇用非正規雇用割合 1.% 75.% 81.6% 78.2% 8.6% 75.5% 69.4% 68.1% 73.9% 74.3% 81.7% 82.% 83.8% 83.3% 86.3% 81.5% 74.1% 74.8% 57.8% 全国静岡県菊川市全国 65.8% 65.9% 66.% 82.3% 34.2% 34.1% 34.% 17.7% 5.% 57.3% 静岡県 83.2% 16.8% 菊川市 83.5% 16.5% 25.%.% 18.2% 15~ 19 歳 16.5% 2~ 24 歳 25~ 29 歳 3~ 34 歳 35~ 39 歳 4~ 44 歳 45~ 49 歳 H17 (25) 5~ 54 歳 H22 (21) 55~ 59 歳 6~ 64 歳全国静岡県菊川市 45.4% 44.1% 44.5% 54.6% 55.9% 55.5% % 25% 5% 75% 1% 正規職員従業員派遣ハートアルハイト資料 : 平成 17 年平成 22 年国勢調査 15

18 (5) 公共施設の状況総務省公共施設状況調 ( 平成 24 年度 ) によると本市の公共施設等の保有面積は 158,635 m2であり人口一人当たりに換算すると 3.37 m2となります用途分類別の保有面積では学校施設が 6,115 m2で最も多く全体の 4 割程度を占めています ( 図 3) 人口一人当たりの公共施設等の保有面積は静岡県内の 35 都市中 15 番目に大きく静岡県平均の 3.11 m2をやや上回っています ( 図 31) 図 3 公共施設の保有面積その他公共施設 47.3% 行政系施設 4.% 公営住宅 1.8% 学校施設 37.9% 図 31 人口一人当たりの公共施設等の保有面積 m2 静岡県平均 3.11 m2. 川根本町河津町小山町熱海市松崎町西伊豆町東伊豆町御前崎市南伊豆町伊東市湖西市森町伊豆の国市下田市菊川市御殿場市牧之原市浜松市島田市静岡市沼津市富士市磐田市裾野市掛川市三島市吉田町函南町長泉町袋井市富士宮市清水町伊豆市焼津市藤枝市資料 : 総務省公共施設状況調 ( 平成 24 年度 ) 16

19 (6) 財政菊川市の平成 25 年度の歳入額は約 177 億円となっておりここ数年はおおよそ 17 ~19 億円の範囲で推移しています財政基盤の状況を示す財政力指数はおおよそ.8 ~.7 の範囲で推移していますが近年は低下しています ( 図 32) その他財政の健全性をあらわす各指標についてみると将来負担比率の低下により財政の圧迫度は低減していますが経常収支比率の上昇により財政の硬直化がみられます ( 図 33) 図 32 歳入額歳出額財政力指数の推移 19,5, 19,, 18,5, 18,, 17,5, 17,, 16,5, 16,, ( 千円 ) 平成 2 年度平成 21 年度平成 22 年度平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度歳入総額歳出総額財政力指数図 33 その他財政指数の推移平成 2 年度平成 21 年度平成 22 年度平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度実質収支比率 [%] 経常収支比率 [%] 実質公債費比率 (3 ヵ年平均 )[%] 将来負担比率 [%] 資料 : 財政課菊川市事業成果書菊川市各種会計歳入歳出決算及び基金運用状況審査意見書 17

20 3 人口推計 (1) 推計について人口ビジョン検討の基軸となる菊川市の将来人口の推計については国勢調査結果による推計 ( 国立社会保障人口問題研究所推計 ) と ( 現状国勢調査は平成 22 年値が最新となるため ) より直近の動向を加味するよう住民基本台帳値による男女別 5 歳階級別の人口移動数による推計値を求めました推計実施国立社会保障人口問題研究所菊川市実数値国勢調査住民基本台帳方法はいずれも男女別 5 歳階級別人口の実移動状況と出生率出生率と出生性比生残率の設定に基づくコーホート法により実施しています住民基本台帳値については過去の動向に大幅な人口減少要素があったことから ( リーマンショック後の外国人人口の流出と想定 ) 複数の期間を設定しました推計結果については下表のとおりとなり各パターンとも今後減少に向かい 21 年から本人口ビジョンの目標年度 (26 年 ) までみると最大 2, 人程度と見込まれますなお住民基本台帳による直近の人口移動状況が加味されたパターン (H 24.3~H27.3) の値が最も減少が少なくなります推計結果パターン 1 21 年 215 年 22 年 225 年 23 年 235 年 24 年 245 年 25 年 255 年 26 年社人研推計 ( 国調 ) 年の増減 47,41 46,3 45,332 44,129 42,74 41,81 39,29 37,29 35,23 33,263 31,28 15,761 パターン 2 21 年 215 年 22 年 225 年 23 年 235 年 24 年 245 年 25 年 255 年 26 年市独自推計 ( 住基 ) 年の増減 H22.3-H ,41 45,759 44,133 42,346 4,381 38,236 35,835 33,324 3,93 28,578 26,323 2,718 H23.3-H ,41 46,288 45,173 43,932 42,537 4,973 39,113 37,11 35,136 33,234 31,386 15,655 H24.3-H ,41 46,528 45,53 44,45 43,275 42,3 4,483 38,76 36,926 35,193 33,569 13,472 住民基本台帳値による市独自推計のなかで経済情勢の極端な変動等の影響がなく最も長期間の推移を反映した H23.3 H27.3 の推計結果が社人研推計とほぼ同じ推計結果であることから上記推計結果のうち社人研推計を菊川市の基本人口推計とします 18

21 (2) 将来人口の見込み国勢調査による推計値 ( 社人研推計 ) を基本としつつ施策実施効果として出生率向上と移動率抑制が実現されたものとして約 5, 人増となる値を設定します ( 独自推計 ) 社人研推計 ( 国調 ) 21 年 215 年 22 年 225 年 23 年 235 年 24 年 245 年 25 年 255 年 26 年設定値の考え方 47,41 46,3 45,332 44,129 42,74 41,81 39,29 37,29 35,23 33,263 31,28 独自推計 47,41 46,31 45,622 44,836 43,98 42,863 41,563 4,15 38,777 37,43 36,94 移動率 3% 抑制 (1 代後半 3~5 代 ) 出生率 235 年に 2.6 まで上昇 5 人 47,41 46,31 45, 人 45,332 44,836 43,98 44,129 42,863 42,74 41,563 41,81 4,15 4 人社人研推計 ( 国調 ) 39,29 38,777 37,43 独自推計 37,29 36,94 35 人 35,23 約 5, 人 33,263 31,28 3 人 21 年 215 年 22 年 225 年 23 年 235 年 24 年 245 年 25 年 255 年 26 年 19

22 4 人口の変化が地域の将来に与える影響の分析考察 (1) 地域住民への影響菊川市の人口は自然減少が進んでおり一層の少子高齢化の進行とともに生産年齢人口の減少も見込まれますまた 3~4 歳代のファミリー世代の転出も多くこうした傾向が続けば高齢化が著しく高くなる地区が出現するなど市内の居住人口年齢構成のアンバランスが生じ適正なコミュニティの維持が困難となることも考えられます年齢構成のアンバランス化は地域における支え合いや地域活動活力の維持にも懸念が生じるほか家族単位でみても高齢者のみの世帯が増加するなどにより高齢者の生活介護にも不安が増加する懸念があります (2) 生活環境への影響適正なコミュニティが維持できなくなると地域の自治活動の基盤が揺らぐことになります例えばまちの良好な環境の維持管理も行き届かなくなり空き地空き家の放置などによる事故や犯罪発生の危険性の増大なども懸念されます人口減少により地域の活力や消費が低下することで買い物医療公共交通といった日常生活に欠かすことができない必要な生活サービスの維持も困難になってきます (3) 経済活動への影響人口減少が続けば地域コミュニティの維持のみならず地域産業における人材不足が発生し地域の経済活動の停滞事業存続が危ぶまれる事態にもなりかねませんまた産業の担い手として女性や高齢者の就業促進を模索することも必要になります産業活動を担う世代の縮小は農業にとって後継者不足を加速させさらなる農家の廃業や耕作放棄地の増加なども招きかねません国全体の人口減少と国内市場の縮小をうけ主産業となっている製造業にもかげりが見え始めています既存産業の再興のみならず新たな産業構造への転換に向けて模索していくことも必要になります (4) 行財政運営への影響人口減少年齢構成変化に伴い公共サービスや施設に対するニーズも変化していきます既存ストックの有効活用施設の適正な再配置等を含めた公共インフラの維持管理の考え方を展開していくことが必要になります労働人口の減少は市の税収減に直結しますまた高齢化の進行により社会保障費等に対する財政需要が増大していきます税収が減少する見込みの中将来の福祉サービス負担に耐え得る財政基盤の確立が必要になります 2

23 5 人口の将来展望 (1) 目指すべき将来の方向性課題認識出生率の低下と社会減少傾向が続き将来的な人口減少が一層進行する菊川市の地域コミュニティや経済活動を維持するための人口確保が必要若年世帯の流出防止一時転出層の呼び戻し外部からの流入を促す菊川市で生まれる子どもの数を増やして人口減少に歯止めをかける (2) 人口の将来展望 26 年 (45 年後 ) に社人研推計と比較して約 5, 人増 (36, 人 ) を目指す出生率を高める ( 合計特殊出生率 ) 215 年 : 年 :2.6 を実現若い世代の婚姻率を高める市民の希望する子どもの数を実現する移動率を改善する 1 代後半の転出者の 3% が 2 代になったときに市内に U ターン 3 代 ~5 代の転出者を 7% に抑制 1 代未満の転出者を 8% に抑制就学後の市外からのUターンを促進する居住地として選ばれるよう魅力を高める 21

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<8E7392AC8FAB C8CFB E786477> H25.12.17 静岡県内市町の将来人口の推計について平成 25 年 12 月静岡県企画広報部統計利用課目次 1 推計方法の概要 1 (1) 推計期間 1 (2) 推計手法 1 (3) 推計の前提となる係数の仮定 1 2 推計結果の概要 ( ケース別の将来推計人口 ) 3 (1) ケース別の総人口 3 (2) ケース別の年齢階層別人口及び割合 11 1 推計方法の概要平成 25 年 3

菊川市人口ビジョン 菊川市まち ひと しごと創生総合戦略 < 目次 > 序章はじめに 1 背景 目的 人口ビジョン及び総合戦略について

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