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1 建築物の耐震安全性 地震工学名古屋大学減災連携研究センター福和伸夫 最近気になっていること 本当に分かっていることは何? 分かっていることと 仮定していること 目をつぶっていること 技術者は勉強している? 使っている式 プログラムの中身を理解している? 周辺をだましていない? 次設計の想定震度 免震 制震の安全性 超高層の安全性 難しいことを言ってごまかしていない? 地震への危機感を持たず技術を過信している? 最近気になっていること 人員構成の逆ピラミッド化と領域の専門化 技術者の勉強不足と基礎学力の低下 建物高さと耐震性 我々の実力の過大評価 ( 入力と耐力 ) 設計想定震度 耐震 免震 制震の安全性 高層ビルの安全性などについての誤解 構造技術者の会話能力と作文能力 技術者の楽観主義と地震に対する危機感の無さ 率先市民になれない技術者 日本国憲法と建築基準法 第 5 条すべて国民は 健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する 国は すべての生活部面について 社会福祉 社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない 第 9 条財産権は これを侵してはならない 財産権の内容は 公共の福祉に適合するやうに 法律でこれを定める 私有財産は 正当な補償の下に これを公共のために用ひることができる 建築基準法第 条 この法律は 建築物の敷地 構造 設備及び用途に関する最低の基準を定めて 国民の生命 健康及び財産の保護を図り もつて公共の福祉の増進に資することを目的とする

2 耐震基準の体系 耐震解析の範囲 超高層建物 (6m 超 ) Yes No ( 設計者の判断によって検証法を選択 ) 許容応力度等計算 許容応力度等計算 限界耐力計算 一般化した 特別な検証法 旧来の新耐震設計法 技術基準 特別な検証法 時刻歴計算 ( 建設大臣の認定 ) 指定性能評価機関 限界耐力計算 静的な耐震設計 建物システム建物システム建物への入力動的相互作用システム相互作用無視 入力地震動既知自由地盤の動き 建物システム動的相互作用システム表層地盤システム 建物システム動的相互作用システム表層地盤システム 相互作用考慮 入力地震動既知 ( 建設主事等の確認 ) 特別な検証法 : 時刻歴計算 基盤地震動基盤地震動既知 伝播経路システム 断層システム 高層建物は変形しやすく特定の周期で揺れやすい 建物に加わる地震力 軟かい堆積地盤上の特定の高層建物はある周期で揺れやすい 堆積層で特定の周期の揺れが増幅 F (7) 年以前 % 割合 4F (6) F (55) 兵庫県南部地震での RC 建物被害.. 階数.7 9 6F (54) F 8,9,F () (45) 無被害軽減小破中破大破倒壊不明 % 95 割合 年以降 F (58) 4F (59) 5F (94) 6F (77) 7F (8) 8,9,F () 階数 古い建物の被害大 高い建物の被害大低い新しい建物は想定の何倍も強かった新耐震は是認された 正しかったか?

3 つの中低層建物の地震応答波形 建設時強震観測 4 号館 4F 9 号館 F 新 号館 F 6F 建物応答増幅度の解析表現 単純な話 u C ab u g b ab u g b i h b i i g b i hb i i b V g g 8 V b b r H k a k r a k H g g b b Vg Vg Vb H r ρ b V b ρ g V g ν 一次元せん断連続体 拡幅一次元せん断土柱 arv rv a b b b ab HVg HVg 建物が無限に広がっている場合が相互作用最大 建物を連続体に置換する ( ラーメンの場合 ) T=αH&T=4H/Vs Vs=4/α ~ ρ= 単位面積床荷重 / 階高.~.4 二層連続体の増幅特性 ( 共振時 ) ρvsの比 表層地盤はVsは 前後 ρは 前後? 壁式構造はVsが大 原子炉建屋はρが 程度 建物の重さ 固さで増幅度が異なる ( 重くて堅い建物は揺れにくい= 原子炉建屋 )

4 H r ρ b V b ρ g V g ν C =. のときの地動加速度 一次元せん断連続体 98Gal.5 拡幅一次元せん断土柱 扁平な建物の増幅度 地盤 建物 階 階 階 :RC 造壁式 階 α=.5,ρ=.,h=. 震度 7 α=6,ρ=.,h=.5 α=.5,ρ=.,h=.5 横軸 5.4 震度 6 強 階 :RC 造ラーメン震度 6 弱 階 :S 造ラーメン χ=πrv b /HV g 地盤の ρ は.8t/m 程度 V は ~4m/s(m/s) ρv 地盤 =6 建物の ρ は RC は. S は. 原子炉建屋は.t/m 程度 ρv 建物 =6(RC ラーメン ) 8( 壁 ) V は RC ラーメン 壁式 6 S ラーメンは m/s 程度 7(S) 6( 原子力 ) 硬質地盤上の低層建物 ( 許容応力度等計算 ) 剛体的応答 Gal Gal 程度 7Gal 相当 建物 地盤条件と地震力 軟弱地盤上の中層建物 ( 許容応力度等計算 ) 応答増幅約.5 倍 Gal 4Gal 程度 Gal 程度 軟弱地盤上の高層建物 ( 限界耐力計算 & 時刻歴計算 ) 7Kine 程度 地盤増幅約 倍 5Kine 程度 5Kine 程度 構造物の安全性 建築物の抵抗力 < 建物に作用する外力通常は法で規定した外力を利用 ( 最低基準 ) 外力 = 建物応答加速度 ( 入力 応答増幅 ) 質量 抵抗力 = 強度 靱性 入力を減じる震源 伝播 サイト増幅 入力損失 建物応答を抑制する共振回避 減衰増大 建物の抵抗力を増大する強度 靱性 疲労 接合部 基礎部材塑性化 部材破断 全体崩壊 新耐震基準の対応震度 新耐震基準では 建物の平均的な揺れが Gal 程度までは損傷をしない ( 次設計 ) Gal 程度までは倒壊をしない ( 次設計 ) ことを保証 もしも地盤に比べて建物の揺れが.5 倍に増幅するなら 地盤の揺れは 8~ ガル ( 次設計 ) 震度 5 弱 4 ガル ( 次設計 ) 震度 6 弱震度 6 強以上の安全は必ずしも保証していない ( 震度が 上がると揺れは 倍になる )

5 建築物の耐震設計 建物がガルで揺れるときには 建物が堅いと 地盤もガル 震度 5 強 建物が柔らかいと 地盤は8ガル 震度 5 弱建物堅さにより設計で考えている震度は異なる 関東地震では東京本郷は ガル程度の揺れ 当時は堅い建物なので建物も ガルの揺れ 当時は安全率 を考えていたので建物は ガルで設計 戦後 安全率を.5 にしたので ガルに変更 建物が柔かくなった分 想定震度は低下? 建築年と安全性 新しい耐震基準ほど耐震性能は高い RC:97&98 木造 :98& 新しいほど戸建住宅はプレハブ ツーバイフォー比率が高い 戸建住宅の被害率は新しいほど減少集合住宅は高層化している ( 神戸では 中高層建物の被害は多かった ) コスト至上主義になっている ( バリューエンジニアリングで余裕が減っている ) 建設する地盤条件が悪化している ビルについては新しい建物の実力は低下かも 地震力 層せん断力 C W i i 層の層せん断力 = 層せん断力係数 層より上の重さ C i は層より上の平均応答水平震度 Q 層せん断力係数 地盤や建物の硬軟で建物応答が同じ R t 軟弱な地盤は長周期の揺れが大きい? 西暦 679 年から 948 年河角マップ 年以内に起きるであろう地震の最大加速度の分布 最大加速度の 年期待値のマップ 地震地域係数 高頻度に発生する地震による揺れの期待値 ( 年ほどの歴史データ 文書の偏り 活断層は考慮できず ) 防災拠点の地震地域係数のあり方は?

6 95 年の建設省告 地震地域係数 (979 年 ) 978 年建設省告示第 号 464 高層建物の設計用入力地震動 観測地震波の加速度評価 観測地震波の速度評価 応答スペクトルに一致する模擬波 サイト波 ( 断層モデルなど ) 告示波 長周期地震動 El Centro 地震動 Taft 地震動 Hachinoke 地震動 制震建物の普及汐留 六本木高層建物の新宿副都心免震建物の465 登場登場 高層免震住宅の普及免震建物の普及代表的な観測地震波 制震建物の登場調和波に対する応答増幅 ( 外乱振動数 p 減衰振動数 ω ) 共振時の応答 建物の基本的応答特性 共振振幅の β 倍に成長するのに必要な波の数 h=% だと 45 倍の応答になるのに 7 波 h=% だと.5 倍の応答になるのに 波周期 5 秒 (5m の高層建物 ) では 分で 周期 5 秒の免震建物では 秒で共振状態 周期共振パルスに対する応答 h=% だと入力振幅の 倍の応答 h=% だと入力振幅の.5 倍の応答 超高層ビルの設計想定応答 層間変形角 逆三角形モードを仮定建物周期 T=H y ΔH Δ y ΔH T Δ y ΔH 4 T H =., =. then V max =.4m/s m.m & 4.9m/s 5m.m & 49 m/s H H

7 h t y sint h 共振に必要な継続時間 共振時の調和地動に対する 自由度系の応答 (p=) ln n h e ht h sin' t h 共振応答の 倍になるのに必要な波の数 ht / T e sint (T)&h When =.8, then nh=.56 h=. & T=4s n=5 cycles then s ( 高層ビル ) h=. & T=4s n= cycle then 4s ( 免震ビル ) e h=. h =. h =.5 h= t / p パルス地動に対する建物応答 単位地動加速度パルスに対する非減衰 自由度系の最大加速度応答 y T sin 4 T T T T max T & h= T / Response for sec Pulse : T< sec then % T=4 sec then 75% of Input Ground Motion t Sin 波に対する応答 Sin 波に対する応答スペクトル 半波 h=.5 波 h=.5 input T/T= 半波 h=. 波 h=. input T/T= h=. h=.5 半波 半波 波 波 波 波 4. 5 波 5 波 h= h= h= 波 h= 波 h=

8 6 5 4 兵庫県南部地震以前 兵庫県南部地震以後 構造別減衰定数頻度分布 高層建物の設計固有周期 S 造 RC 造 SRC 造 建物数 建物数 El Centro-NS Taft-EW 6 Hachinohe-NS 固有周期 (sec) Vel.(kine) Vel.(kine),, 8,, 6,, 4,,,,,, 8,, 6,, 4,,,, 昭和 8 年 5 階以上 ~4 8~ 6~7 5 4 階 昭和 4 年 共同住宅の高層化 昭和 48 年 昭和 5 年 昭和 58 年 昭和 6 年 平成 5 年 平成 年 平成 5 年 減衰定数 (%) 名工大 市之瀬に加筆 構造物による被害率イメージ 474 解析の位置づけ 解析は目的では無い 目的は物作り あくまでも目的を達成するための道具 使いこなすには力学 数学の基礎力が必要 しかし成否はデータとモデル化が鍵を握る 外力のモデル化や 材料物性の把握が重要 モデル化には判断力 挙動の把握力が データ作りには地道な努力が さらに 結果に対する判断力が必要 すなわち自己の技術の総合的な結晶 与条件で最適な解析法は全く異なる

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