海事局関連　省エネ補助金制度について

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おきみちだいほうじ
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1 海事分野を取り巻く現状参考資料 1

2 我が国海事分野の現状我が国の貿易の 99% を海上輸送が占め国内貨物輸送の約 4 割 ( 産業基幹物資の 6~8 割 ) を海上輸送に依存海運は我が国の国民経済を支える基盤輸送業製造業及び教育機関の全てを所管する強みを活かし世界有数の海運造船舶用からなる海事クラスターの総合力を発揮すべく海運船舶船員が連携した三位一体の行政を展開海運業.7 万人 4.2 兆円 2,8 隻 2 事業者 8.4 万人 1.2 兆円 7,6 隻 4,2 事業者従業員数 :9.1 万人産業規模 :5.3 兆円運航隻数 :1, 隻事業者数 :4,4 事業者 6% が日本商船隊向け ( 隻数ベース ) 船隊の 86% を国内調達 ( 隻数ベース ) 安定的な供給造船舶用工業船員内航 2.7 万人 8 万人 2,1 兆円 1, 事業者産業規模 4.8 万人 1 兆円 9 事業者 3 兆円外航日本人 2,2 人外国人 5.6 万人 ( 独 ) 航海訓練所乗船実習 ( 練習船 5 隻 ) ( 独 ) 海技教育機構座学 (8 校定員 43 人 ) 商船系大学高専座学 (8 校定員 38 人 ) 1

3 我が国海事産業が目指す新分野への展開在来分野へ海洋基本計画 ( 平成 25 年 4 月 26 日閣議決定 ) 海洋産業の振興と創出が重点的に推進すべき取組みの筆頭に位置づけ海洋産業海事産業海運業造船舶用工業資源産業水産業の相乗効果分野経済社会情勢の変化への対応新海洋開発 ( 石油 LNG) 成長する石油 LNG 開発市場 - 陸から海へ沖合へ大水深化大型化各国の競争が激化 - 欧米メジャーの支配力が及びにくいエリアへ ( 例 : ブラジル ) 新エネルギーシェールガス革命アメリカからの新たな輸送 ( パナマ運河経由新ルートの出現 ) 水素天然ガス燃料船液化水素運搬船の建造海洋再生可能エネルギー風力波力潮流海流等国交省産業界の支援技術力受注力国際基準 2

4 3 現状外航海運の現状我が国貿易量の 99.7%( 重量ベース ) 68.2%( 金額ベース ) は海上輸送世界の海上荷動量は拡大傾向我が国商船隊の輸送比率は低下傾向東日本大震災や原発事故を契機として日本商船隊による安定輸送経済安全保障の確立の重要性がより明確化トン数標準税制の導入拡充等を契機に日本籍船は増加傾向 (98 15 隻へ ) 世界の海上荷動量及び日本商船隊の輸送の推移日本商船隊の推移外国籍船日本籍船日本籍船は激減我が国商船隊のシェア低下増加傾向へ

1 月 ) 深夜 5 割引開始本四架橋 ( 乗用車 ) (2 年 2 月 ) 深夜

5 現状内航海運フェリーの現状内航海運は国内物流の約 4 割産業基礎物資輸送の約 8 割を担う重要な輸送モード CO2 排出単位はトラックの約 5 分の1で環境に優しい一方零細事業者が多数船舶の老朽化船員の高齢化が進行フェリーは精査が必要なものの高速道路料金によると見られる影響等により平成 2 年度以降輸送量が大きく減少平成 25 年度末まで緊急経済対策として実施されている高速道路料金割引の26 年度以降の動向に留意昨今の燃油高騰により経営が圧迫され海上輸送への影響が懸念今後想定される南海トラフ地震等の大規模災害時において民間船舶を活用した被災地支援に対する期待の声大内航船舶の船齢の推移本四間フェリー航路の輸送量の推移 ( 架橋万台 ) ( フェリー万台 ) (2 年 1 月 ) 深夜 5 割引開始本四架橋 ( 乗用車 ) (2 年 2 月 ) 深夜 3 割引開始 (21 年 3 月 ~23 年 6 月 ) 土日祝日上限 1 千円フェリー ( バス乗用車 ) フェリー ( トラック ) 本四架橋 ( トラック ) 自衛隊災害派遣隊を緊急輸送するフェリー燃料油を緊急輸送する内航油送船 4

6 離島航路の現状現状離島航路は島民の生活の足であり生活必需品等も運ぶ唯一の交通手段赤字航路が多数あり本土より深刻な人口減高齢化により輸送人員の減少から欠損が拡大する傾向これらの維持改善が最大の課題国内旅客航路の状況 H 時点の航路数補助航路の輸送実績と欠損の推移欠損額 ( 百万円 ) 輸送人員 ( 百万人 ) 14, 14 一般航路 (551) 一般旅客定期航路事業に係る航路 12, 欠損額輸送実績 13 1, 12 離島航路 (297) 8, 11 ( 円 /KL) 本土と離島離島間等を結ぶ航路 6, 1 4, 9 補助航路 (12) 離島航路のうち唯一かつ赤字の航路 2, 8 7 5

造船マリ現状造船は関連産業の裾野が広く多くの雇用を抱える労働集約型産業海上交通を支え地域経済にも貢献 28 年秋以降の世界経済減速により新造船需要が低迷する中

中国の大幅な建造能力の拡大により依然として供給力過剰状態そのため日本の造船産業が今後の熾烈な国際競争の中で勝ち残るための総合的な取り組みが必要万総トン世界の新造船建造量の推移

1997 22 27 212 出典 :IHS( 旧ロイド ) 資料シェア中国 41% 韓国 33% 日本 18% 欧州 1% 万総トン 3,5 3, 2,5 2, 1,5 1, 5

Research Services 千総トン 9, 8, 7, 6, 5, 4, 3, 2, 1, C大宇造船海洋今治造船三井造船常石造船ユニバー江蘇熔金海重江蘇新江蘇新現代三湖重

1.1 に合併ジ船舶建造量ランキング (212) 3,375 2,91 2,568 ユナャイパテンッドン( ) 8,925 IMU大連)揚子工股分盛重工浦造船時代船所船所サル

7 造船マリ現状造船は関連産業の裾野が広く多くの雇用を抱える労働集約型産業海上交通を支え地域経済にも貢献 28 年秋以降の世界経済減速により新造船需要が低迷する中造船各社は操業度を落としながら事業を維持してきたところ 212 年末からの円高の是正受注量の増加に支えられ日本造船業に回復の兆ししかしながら近年の韓国中国の大幅な建造能力の拡大により依然として供給力過剰状態そのため日本の造船産業が今後の熾烈な国際競争の中で勝ち残るための総合的な取り組みが必要万総トン世界の新造船建造量の推移 11, 1, 世界計 9, 中国 8, 韓国 7, 6, 日本 5, 欧州 4, 3, 2, 1, 出典 :IHS( 旧ロイド ) 資料シェア中国 41% 韓国 33% 日本 18% 欧州 1% 万総トン 3,5 3, 2,5 2, 1,5 1, 5 近年の為替の動向と我が国造船業の受注量為替受注量円 / ドル出典 :Clarkson Research Services 千総トン 9, 8, 7, 6, 5, 4, 3, 2, 1, C大宇造船海洋今治造船三井造船常石造船ユニバー江蘇熔金海重江蘇新江蘇新現代三湖重現代尾ソンドン大島造JMUNACKSIH三星重工業STX造名村造STX(SP造船現代重工業CSIC新来島どっくSC7,373 6,156 5,647 5,586 4,571 ( ) に合併ジ船舶建造量ランキング (212) 3,375 2,91 2,568 ユナャイパテンッドン( ) 8,925 IMU大連)揚子工股分盛重工浦造船時代船所船所サル船海洋中国韓国日本 2,149 2,6 1,948 1,749 1,723 1,582 1,37 1,241 1,215 1,17 1,166 1,135 1,42 1, 出典 :IHS( 旧ロイド ) 資料新市場新事業への展開の例 6

6% H 15 H 16 H 17 H 18 H 19 H 2 H 21 H 22 H 23 H 24 内航日本人船員の現状出典 : 全日本海員組合調べ ( 平成 25 年 7 月現在 ) ( 人 ) 4, 35, 3, 25, 2, 15, 1, 5,

8 外航日本人船員の現状外航日本人船員数の推移我が国外航商船船員の国籍別状況 ( 人 ) 4, 3, 2, 1, 3,336 3,8 平成 15 年 3,336 人 2,625 2,65 2,55 2,315 2,187 2,36 2,325 2,28 平成 24 年 2,28 人その他 2.4% 2.4% その他アジア人船員 75.2% フィリピン人 2.% 日本人アジア人船員 95.6% H 15 H 16 H 17 H 18 H 19 H 2 H 21 H 22 H 23 H 24 内航日本人船員の現状出典 : 全日本海員組合調べ ( 平成 25 年 7 月現在 ) ( 人 ) 4, 35, 3, 25, 2, 15, 1, 5, 内航日本人船員数の推移 31,886 3,78 3,762 3,277 3,59 3,74 29,228 28,16 27,255 27,219 平成 15 年 31,886 人平成 24 年 27,219 人 H 15 H 16 H 17 H 18 H 19 H 2 H 21 H 22 H 23 H 24 内航船員の年齢構成比 5 歳以上の割合約 5% ( 平成 24 年 1 月現在 ) 7

9 拡大する海洋開発市場の獲得日本 1% 米国 3% 手持ち工事量シェア平成 24 年 9 月現在シンガポール 14% ブラジル 16% 海洋構造物等市場の将来予測 ( 年間契約額 ) 韓国 35% 中国 17% 我が国権益のプロジェクトでも調達先は海外平成 22 平成兆円 8.3 兆円 4. 兆円 7.1 一般商船海洋構造物等平成兆円 1.8 兆円兆円 5.7 兆円掘削施設 ( リグドリルシップ ) ドリルシップ海洋開発支援船海洋構造物浮体式生産貯蔵積出設備 (FPSO FLNG) シャトルタンカー総計 :17. 兆円洋上風車補給船ケーブル敷設船石油シャトルタンカー.2 兆円我が国の海洋開発関連技術を強化すべく技術開発支援 25 年度予算 : 42 百万円 (1/2 補助 ) 25 年度補正 : 231 百万円 (1/2 補助 ) 26 年度予算 : 5 百万円 (1/2 補助 ) 海洋資源開発関連技術 ( 例 ) < 港 > 国土交通省の取組我が国の技術を活かした海外プロジェクトへの進出支援ブラジル洋上ロジスティックハブ 25 年度予算 : 43 百万円 26 年度予算 : 436 百万円 FPSO FLNG 新分野の開拓に必要な国際基準策定をリード浮体式液化天然ガス生産貯蔵積出設備 (FLNG) の安全要件策定 25 年度予算 : 52 百万円 26 年度予算 : 72 百万円浮体位置保持技術大水深掘削での浮体安定性技術 15 社 15 事業に対し補助金交付予定 ( 平成 25 年度 ) < ロジスティックハブ > ヘリコプター < 洋上施設 > 高速船人員物資等輸送の中継基地 J-DeEP 技術研究組合が実施中組合員 : IHI 川崎汽船川崎重工業ジャパンマリンユナイテッド商船三井日本海事協会日本郵船三井造船三菱重工業 ( 独 ) 海上技術安全研究所 FLNG 実施企業等 : IHI 日本海事協会日本海洋科学 ( 独 ) 海上技術安全研究所 ( 平成 25 年度 ) 8

新たなエネルギー輸送ルートの海上輸送体制の確立現状東日本大震災以降の環境エネルギー制約を克服しクリーンで経済的なエネルギーの供給を実現するため

船によるシェールガス輸送の確保世界初の液化水素運搬船の実現米国シェールガスの輸出解禁安価な国内ガス供給に対する期待現在国内 : 約 15ドル以上将来国内 : 約 1ドル以下 ( 米国 : 約

安価な水素の供給確保が課題 217 年頃より海上輸送急増早急な LNG 船隊の増強が必要全世界で 1~2 兆円規模の新造船市場の創出日韓中による争奪戦我が国造船業界は

現在より大幅に安価な水素が確保可能日豪連携による 217 年の試験運用開始に向けたプロジェクトが進行中試験運用に合わせて世界初の液化水素運搬船が就航見込 LNG 船建造量新造船需要

10 新たなエネルギー輸送ルートの海上輸送体制の確立現状東日本大震災以降の環境エネルギー制約を克服しクリーンで経済的なエネルギーの供給を実現するためシェールガスや水素などの効率的な輸入を可能とする海上輸送体制を新たに確立することが必要次世代国産 LNG 船等の世界市場の獲得を図るため世界に先駆けた取組みを推進次世代国産 LNG 船によるシェールガス輸送の確保世界初の液化水素運搬船の実現米国シェールガスの輸出解禁安価な国内ガス供給に対する期待現在国内 : 約 15ドル以上将来国内 : 約 1ドル以下 ( 米国 : 約 3 ドル ) 天然ガス約 25m 3 あたりの価格政府として燃料電池自動車の 215 年の市場投入及びその後の世界最速の普及を目指しており今後水素需要の拡大が見込まれるため安価な水素の供給確保が課題 217 年頃より海上輸送急増早急な LNG 船隊の増強が必要全世界で 1~2 兆円規模の新造船市場の創出日韓中による争奪戦我が国造船業界は世界の先陣切る次世代大型 LNG 船の開発に挑戦危険物輸送に関する米国パナマ運河における要件等が不透明豪州等に大量に存在する未利用資源である褐炭から生産した水素の輸入により現在より大幅に安価な水素が確保可能日豪連携による 217 年の試験運用開始に向けたプロジェクトが進行中試験運用に合わせて世界初の液化水素運搬船が就航見込 LNG 船建造量新造船需要天然ガス改質等による現在の水素供給価格 : 約 12 円 /m 3 (NEDO ロードマップ 21 より ) 褐炭から水素を生産 (CO 2 は貯留 ) パナマ運河通航上の制約輸入価格 : 約 3 円 /m 3 (NEDO の調査結果より ) 褐炭 ( 低品質の石炭 ) 水分が多く輸送効率低自然発火の危険性日本へ海上輸送 9

Ⅰ. 世界海運とわが国海運の輸送活動 1. 主要資源の対外依存度わが国はエネルギー資源のほぼ全量を海外に依存し衣食住の面で欠くことのできない多くの資源を輸入に頼っているわが国海運はこうした海外からの貿易物質の安定輸送に大きな役割を果たしている石炭 100% 原油 99.6% 天然ガ

Ⅰ. 世界海運とわが国海運の輸送活動 1. 主要資源の対外依存度わが国はエネルギー資源のほぼ全量を海外に依存し衣食住の面で欠くことのできない多くの資源を輸入に頼っているわが国海運はこうした海外からの貿易物質の安定輸送に大きな役割を果たしている石炭 100% 原油 99.6% 天然ガ 1. 主要資源の対外依存度わが国はエネルギー資源のほぼ全量を海外に依存し衣食住の面で欠くことのできない多くの資源を輸入に頼っているわが国海運はこうした海外からの貿易物質の安定輸送に大きな役割を果たしている石炭 100% 原油 99.6% 天然ガス 97.2% 鉄鉱石 100.0% 羊毛 100.0% 綿花 100.0% 大 92% 豆小 88% 麦木材 72% 注 ) 食料需給表

海事局関連 省エネ補助金制度について

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