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よしじろういまいだ
5 years ago
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1 一般国道 161 号にしおおつ西大津バイパス事後評価平成 30 年 11 月近畿地方整備局

2 目次 1. 事業全体図 2. 事業の目的と計画の概要 3. 社会経済情勢の変化 4. 費用対効果分析の算定基礎となった要因の変化 5. 事業の効果の発現状況 6. 今後の事後評価の必要性等

3 広域図琵地域高規格道路琶湖西縦貫道路1. 事業全体図位置図坂本北下阪本西大津バイパス 11.0km 滋賀里近江神宮南志賀皇子山県道下鴨大津線凡例高速自動車国道一般国道藤原奥町藤尾北藤尾南京都東 IC 凡例高速自動車国道一般国道県道 1

2. 事業の目的と計画の概要事業の目的交通混雑の緩和交通安全の確保地域の活性化計画の概要区間おおつさかもと

1 丁目道路延長 11.0km 構造規格第 3 種第 1 級設計速度 80km/h 車線数 4 車線標準幅員 20.

月 ( 平成元年 9 月変更 ) 用地着手昭和 44 年度工事着手昭和 45 年度県道高島大津線 ( 旧国道

琶湖西縦貫道路トンネル部凡例高速自動車国道一般国道県道写真方向琵西大津バイパス 11.

( 写真 2) 開通平成 7 年 2 月 ( 下阪本ランプ ~ 南志賀ランプ供用 2.

4 2. 事業の目的と計画の概要事業の目的交通混雑の緩和交通安全の確保地域の活性化計画の概要区間おおつさかもと ( 起 ) 滋賀県大津市坂本おおつ航空写真( 写真 1) 至敦賀西大津バイパスよこぎ ( 終 ) 滋賀県大津市横木 1 丁目道路延長 11.0km 構造規格第 3 種第 1 級設計速度 80km/h 車線数 4 車線標準幅員 20.5m( 土工部 / 高架部 ) 全体事業費 1,015 億円事業化昭和 42 年度都市計画決定昭和 47 年 6 月 ( 平成元年 9 月変更 ) 用地着手昭和 44 年度工事着手昭和 45 年度県道高島大津線 ( 旧国道 161 号 ) 至京都平成 20 年 3 月 18 日撮影広域図地域高規格道路標準断面図土工部高架部琶湖西縦貫道路トンネル部凡例高速自動車国道一般国道県道写真方向琵西大津バイパス 11.0km 位置図 ➋ 下阪本滋賀里近江神宮南志賀皇子山藤原奥町 ➊ 藤尾北藤尾南坂本北京都東 IC 後の状況 ( 写真 2) 開通平成 7 年 2 月 ( 下阪本ランプ ~ 南志賀ランプ供用 2.6km) 平成 23 年 3 月 ( 南志賀ランプ ~ 藤尾南ランプ供用 5.6km) 平成 25 年 6 月 ( 坂本北 IC~ 下阪本ランプ供用 2.8km) 平成 30 年 6 月 7 日撮影 2

5 3. 社会経済情勢の変化沿道地域の現状 ( 人口自動車保有台数 ) 滋賀県人口大津市人口滋賀県伸び率大津市伸び率滋賀県高齢化率大津市高齢化率 S55 S60 H2 H7 H12 H17 H22 H27 滋賀県台数大津市台数滋賀県伸び率大津市伸び率 3

6 4. 費用対効果分析の算定基礎となった要因の変化当初計画及び現在の状態当初計画 (H13 年度再評価時 ) 1 現在備考道路構造等 4 車線 4 車線総事業費約 970 億円約 1,015 億円交通量 2 34,100~58,300 台 / 日 < 計画 (4 車線 )> 38,959 台 / 日 < 現在 (4 車線 )> 現在 :H27 全国道路街路交通情勢調査事業期間 - 昭和 42 年度 ~ 平成 25 年度 ( 事業期間 :46 年 ) 平成 7 年 2 月 ( 下阪本ランプ~ 南志賀ランプ供用 2.6km) 平成 23 年 3 月 ( 南志賀ランプ~ 藤原南ランプ供用 5.6km) 平成 25 年 6 月 ( 坂本北 IC~ 下阪本ランプ供用 2.8km) 1 昭和 42 年度事業化で新規採択時評価を行っていないため参考値として最も古い再評価時 (H13) の値等を記載 2 計画交通量は推計条件が H11 全国道路街路交通情勢調査ベース H42 将来 OD でフルネットワークでの推計値現道の状況開通前開通後開通前からの変化変化の内容または理由交通量 1 ( 旧国道 161 号 ) 39,100 台 / 日 H24 再評価 29,196 台 / 日 H27 調査 4 9,900 台 / 日減少交通量転換旅行速度 2 ( 旧国道 161 号 ) 29.3km/h H km/h H km/h 向上交通混雑の緩和による速度向上死傷事故率 3 ( 旧国道 161 号 ) 130 件 / 億台キロ H 件 / 億台キロ H26-H28 45 件 / 億台キロ減少交通混雑の緩和による死傷事故率の減少 1 交通量観測地点 : 県道高島大津線 ( 旧国道 161 号 )( 下阪本 6 丁目交差点 ~ 大津港口交差点 ) 2 旅行速度 : 混雑時旅行速度上下平均 ( 県道高島大津線の西大津バイパスとの並行区間 ) 3 死傷事故率 : 交通事故総合分析センター 4 全国道路街路交通情勢調査 4

5. 事業の効果の発現状況交通混雑の緩和西大津バイパス整備前の道路利用傾向 Q. 西大津バイパスの混雑を避けて他の道路を利用していた?

0 30.0 20.0 10.0 0.0 高島大津線伊香立浜大津線その他 22.3 S55 32.7 20.3 H2 32.8 28.0 H9 29.9 20.7 H17 資料 ) 住民アンケート結果 31.0 28.

8 湖西道路無料化 H8.4 坂本北 IC~ 下阪本ランフ暫定 2 車線供用 64% 52% 資料 ) 県道高島大津線 ( 旧国道 161 号 ) 県道伊香立浜大津線 H25.6 全線 H23.

7 5. 事業の効果の発現状況交通混雑の緩和西大津バイパス整備前の道路利用傾向 Q. 西大津バイパスの混雑を避けて他の道路を利用していた? 混雑を避けるため他の道路を利用 80% 西大津 BP を利用 20% 坂本北断面 1 断面交通量の変化断面 1 交通量 ( 台 / 日 ) 県道高島大津線 ( 旧国道 161 号 ) 県道伊香立浜大津線西大津バイパス Q. 利用していた他の道路は? 0% 20% 40% 60% 80% 高島大津線伊香立浜大津線その他 22.3 S H H H17 資料 ) 住民アンケート結果 H27 滋賀里断面 2 西大津バイパスと並行する区間の混雑時旅行速度の変化近江神宮 50.0 南志賀混雑時旅行速度 (km/h) S56.10 南志賀ランフ ~ 藤尾南ランフ暫定 2 車線供用 H 元.3 湖西道路開通 H7.2 下阪本ランフ ~ 南志賀ランフ 38% H17.8 湖西道路無料化 H8.4 坂本北 IC~ 下阪本ランフ暫定 2 車線供用 64% 52% 資料 ) 県道高島大津線 ( 旧国道 161 号 ) 県道伊香立浜大津線 H25.6 全線 H23.3 南志賀ランフ ~ 藤尾南ランフ県道伊香立浜大津線の該当区間の交通量は S55 時点では非観測皇子山下阪本断面 3 藤原奥町藤尾北藤尾南京都東 IC 西大津バイパス凡例断面 2 交通量 ( 台 / 日 ) 断面 3 交通量 ( 台 / 日 ) 高速自動車国道一般国道県道 S56.10 南志賀ランフ ~ 藤尾南ランフ暫定 2 車線供用 H 元.3 湖西道路開通 H7.2 下阪本ランフ ~ 南志賀ランフ H17.8 湖西道路無料化 H8.4 坂本北 IC~ 下阪本ランフ暫定 2 車線供用 H25.6 全線 H23.3 南志賀ランフ ~ 藤尾南ランフ資料 ) 断面 1 における県道伊香立浜大津線の該当区間の交通量は S55 時点では非観測 5

5. 事業の効果の発現状況交通安全の確保西大津バイパスの交通事故件数の変化死傷事故件数 ( 件 /2 年 ) 30 20 10 22 件 0 件 0

全車線が通行止めになる可能性が低くなりました 2 車線の場合事故が発生した車線を通行止めにすると他の交通支障を及ぼしますしかし 4 車線となったことで

藤原奥町藤尾北藤尾南坂本北坂本北 IC~ 下阪本ランプ暫定 2 車線化 : 平成 8 年 4 月 4 車線化 : 平成 25 年 6 月

件 /6 ヶ月 ) 40 30 20 10 0 高速自動車国道一般国道県道 37 件 37 35 1 36 件死亡事故その他事故 28 件 28

4 車線化されたことでとても走りやすくなりました速い車がいる場合でも抜かしてもらえますしまたミニバイクや自転車との並走もありませんので

8 5. 事業の効果の発現状況交通安全の確保西大津バイパスの交通事故件数の変化死傷事故件数 ( 件 /2 年 ) 件 0 件 0 暫定 2 車線時 4 車線整備後西大津バイパスの追突事故は減少しております事故が発生した際の通行規制については 2 車線から4 車線に整備されたことで全車線が通行止めになる可能性が低くなりました 2 車線の場合事故が発生した車線を通行止めにすると他の交通支障を及ぼしますしかし 4 車線となったことで事故が発生した車線を通行止めにしても片方の車線で通行が可能となりました大津警察署担当者 2 車線 4 車線通行不可滋賀里近江神宮南志賀皇子山藤原奥町藤尾北藤尾南坂本北坂本北 IC~ 下阪本ランプ暫定 2 車線化 : 平成 8 年 4 月 4 車線化 : 平成 25 年 6 月通行可能下阪本京都東 IC 凡例西大津バイパス ( 坂本北 IC~ 下阪本ランプ ) と並行する県道高島大津線の交通事故件数の変化死傷事故件数 ( 件 /6 ヶ月 ) 高速自動車国道一般国道県道 37 件件死亡事故その他事故 28 件 28 整備前暫定 2 車線時 4 車線整備後地域の運送事業者からは湖西道路の無料化を期に西大津バイパスを積極的に利用するようになったと聞いていますまた 4 車線化されたことでとても走りやすくなりました速い車がいる場合でも抜かしてもらえますしまたミニバイクや自転車との並走もありませんので安全安心に運転することができますといったドライバーの声も聞いています物流を担う事業用トラックの安全運行や輸送品質の向上につながっていると思っています滋賀県トラック協会担当者 6

5. 事業の効果の発現状況地域の活性化道の駅くつき新本陣びわ湖バレイ比叡山延暦寺奥比叡トライフウェイ比叡山トライフウェイ近江神宮和邇 IC 道の駅妹子の郷真野 IC 道の駅藤樹の里あどがわ道の駅びわ湖大橋米プラザ仰木雄琴 IC 坂本北 IC びわ湖花火大会大津市高島市の工場立地件数

6 全線当団地を選んでいただいた一企業様からは湖西道路西大津バイパスが利用できる真野 I.

立地企業開設時期 H8 年 3 月以前 ( 暫定 2 車線供用直前 ) H25 年 5 月以前 ( 全線 4 車線化直前 ) H25 年 6 月以降 ( 全線 4 車線化以降 ) 1 時間カバー圏域 S55 H27 観光施設の位置観光施設工場立地動向調査 ( 滋賀県提供 ) より H1

5ha 完成年度 : 平成 24 年度平成 30 年 9 月 28 日撮影藤尾南京都東 IC 比良志賀 IC 大津 IC 滋賀県観光施設 TOP30に入る高島市大津市の観光施設順観光入込観光地名市町名位客数 ( 人 ) 4 道の駅藤樹の里あどがわ高島市 863,300 6 道の駅妹子の郷大津市

9 5. 事業の効果の発現状況地域の活性化道の駅くつき新本陣びわ湖バレイ比叡山延暦寺奥比叡トライフウェイ比叡山トライフウェイ近江神宮和邇 IC 道の駅妹子の郷真野 IC 道の駅藤樹の里あどがわ道の駅びわ湖大橋米プラザ仰木雄琴 IC 坂本北 IC びわ湖花火大会大津市高島市の工場立地件数工場立地件数 ( 件 ) 高島市大津市びわこサイエンスハーク伊香立緑の里 ~ 京都東 IC 間の所要時間 H8.4 坂本北 IC~ 下阪本ランフ暫定 2 車線供用 H7.2 下阪本ランフ ~ 南志賀ランフ H17.8 湖西道路無料化 H23.3 南志賀ランフ ~ 藤尾南ランフ H25.6 全線当団地を選んでいただいた一企業様からは湖西道路西大津バイパスが利用できる真野 I.Cが近くにあり交通の利便性が良いこと及び新名神高速道路の大津 JCT 神戸 JCT 間が開通すればさらに利便性が増すと思われることから当団地への進出を決定しましたとのお声をいただいております都市再生機構担当者京都東 IC からの 1 時間圏域の変化と主な工場研究所および観光施設の立地凡例立地企業開設時期 H8 年 3 月以前 ( 暫定 2 車線供用直前 ) H25 年 5 月以前 ( 全線 4 車線化直前 ) H25 年 6 月以降 ( 全線 4 車線化以降 ) 1 時間カバー圏域 S55 H27 観光施設の位置観光施設工場立地動向調査 ( 滋賀県提供 ) より H1 年を基準として累計件数を算出高速自動車国道一般国道県道びわこサイエンスハーク伊香立緑の里施工面積 : 約 42.5ha 完成年度 : 平成 24 年度平成 30 年 9 月 28 日撮影藤尾南京都東 IC 比良志賀 IC 大津 IC 滋賀県観光施設 TOP30に入る高島市大津市の観光施設順観光入込観光地名市町名位客数 ( 人 ) 4 道の駅藤樹の里あどがわ高島市 863,300 6 道の駅妹子の郷大津市 795, 比叡山ドライブウェイ大津市 593, 近江神宮大津市 565, 道の駅びわ湖大橋米プラザ大津市 501, 比叡山延暦寺大津市 485, マキノ高原さらさ高島市 440, びわ湖バレイ大津市 372, びわ湖大花火大会大津市 350, 奥比叡ドライブウェイ大津市 335, 道の駅朽木新本陣日曜朝市高島市 329,900 資料 ) 平成 28 年滋賀県観光入込客統計調査書近江神宮の来場客数の推移来場客数 ( 千人 ) H23.3 南志賀ランフ ~ 藤尾南ランフ H25.6 全線資料 ) 近江神宮提供映画の影響で参拝客が増えましたが西大津バイパスが整備されているおかげで近江神宮への参拝客が来訪しやすく観光促進の相乗効果につながっていると感じます近江神宮担当者 7

10 6. 今後の事後評価の必要性等 1. 事後評価の必要性西大津バイパスの整備により並行する県道の混雑の緩和西大津バイパス自体の事故の減少が確認される等事業完了による効果の発現状況に特に問題はなく今後同様の事後評価の必要性は生じないと思われます 2. 改善措置の必要性西大津バイパスは想定された効果が発揮されており交通状況等に大きな変化や問題はなく当面の改善措置の必要性はないと思われます今後も地域情勢の変化や交通状況等に応じて対策を検討いたします 3. 同種事業の計画調査のあり方や事業評価手法について見直しの必要性西大津バイパスは埋蔵文化財の保護に配慮した道路構造変更及び都市計画変更用地買収手続き等にも時間を要したことから昭和 42 年度の事業化から平成 25 年度の全線 4 車線開通まで長期間を要しております今後同種事業の計画調査にあたっては関係自治体関係機関とも連携の上効率的効果的に事業を推進する工夫が必要であると考えておりますまた今後も継続して種々の整備効果の把握検証に努めると共に便益の計算手法を改善する方法や貨幣換算できない価値も含めて総合的に評価する方法について検討いたします対応方針 ( 案 ) 西大津バイパスの整備による効果の発現状況等に問題はなく今後の事後評価及び改善措置の必要はない 8

平成 26 年度公共事業事後評価調書 1. 事業説明シート (1) ( 区分 ) 国補県単事業名道路事業 [ 国道橋りょう改築事業 ( 国補 )] 事業箇所南巨摩郡身延町波高島 ~ 下山地区名国道 300 号 ( 波高島バイパス ) 事業主体山梨県 (1) 事業着手年度 H12 年度 (2) 事

平成 26 年度公共事業事後評価調書 1. 事業説明シート (1) ( 区分 ) 国補県単事業名道路事業 [ 国道橋りょう改築事業 ( 国補 )] 事業箇所南巨摩郡身延町波高島 ~ 下山地区名国道 300 号 ( 波高島バイパス ) 事業主体山梨県 (1) 事業着手年度 H12 年度 (2) 事業期間 H12 年度 ~H21 年度 (5) 事業着手時点の課題背景国道 300 号は富士北麓圏域と峡南圏域を結ぶ広域交流の促進及び沿線市町村の連携強化を図る幹線道路であるとともに