第 24 章地域別の概要第24章地域別の概要 1 タイの地域分類タイの地域区分には何通りかの分け方があるタイ全土を北部東北部中央部南部の 4 つの地域に分ける場合もあるが中央部をさらに東部中部西部バンコク首都圏に分類する方法が一般的であり統計もこれら 7 地域の分類に基

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おきみちやなぎしま
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第 24 章地域別の概要第24章地域別の概要 1 タイの地域分類タイの地域区分には何通りかの分け方があるタイ全土を北部東北部中央部南部の 4 つの地域に分ける場合もあるが中央部をさらに東部中部西部バンコク首都圏に分類する方法が一般的であり統計もこれら 7 地域の分類に基づき発表されている図表 24-1 図表 24-1 タイの県名と所在地北部地方 1 チェンマイ

1 第 24 章地域別の概要第24章地域別の概要 1 タイの地域分類タイの地域区分には何通りかの分け方があるタイ全土を北部東北部中央部南部の 4 つの地域に分ける場合もあるが中央部をさらに東部中部西部バンコク首都圏に分類する方法が一般的であり統計もこれら 7 地域の分類に基づき発表されている図表 24-1 図表 24-1 タイの県名と所在地北部地方 1 チェンマイ Chiang Mai 2 チェンラーイ Chiang Rai 3 ナーン Nan 4 プレー Phrae 5 メーホーンソーン Mae Hong Son 6 ランパーン Lampang 7 ランプーン Lamphun 8 パヤオ Phayao 9 ターク Tak 1 スコータイ Sukhothai 11 ウッタラディット Uttaradit 12 ピサヌローク Phitsanulok 13 カンペンペット Kam Phaeng Phet 14 ピチット Phichit ペッチャブーン Phetchabun 16 ナコンサワン Nakhon Sawan 17 ウタイターニー Uthai Thani 東北地方 18 ブンカーン Bueng Kan 19 ノーンカーイ Nong Khai 2 ルーイ Loei 21 ウドンターニー Udon Thani 22 ノーンブアランプー Nong Bua Lam Phu 23 サコンナコン Sakon Nakhon 24 ナコンパノム Nakhon Phanom 25 ムクダーハーン Mukdahan 26 コーンケーン Khon Kaen 27 カーラシン Kalasin 28 マハーサーラカム Maha Sarakham 29 チャイヤプーム Chaiyaphum 3 ナコンラーチャシーマー Nakhon Ratchasima 31 ブリラム Buri Ram 32 スリン Surin 33 シーサケート Si Sa Ket 34 ローイエット Roi Et 35 ヤソートン Yasothon 36 ウボンラーチャターニー Ubon Ratchathani 37 アムナートチャルーン Am Nat Chareon 中部地方 38 チャイナート Chai Nat 39 シンブリー Singburi 4 ロッブリー Lop Buri 41 サラブリー Saraburi 42 アーントーン Ang Tong 44 プラナコンシーアユタヤ Phra Nakhon Sri Ayuthaya 169

2 タイの投資環境バンコク首都圏 6 サムットソンクラーム Samut Songkhram 46 ナコンパトム Nakhon Pathom 61 ラーチャブリー Ratchaburi 47 ノンタブリー Nonthaburi 62 ペッチャブリー Phetchaburi 48 パトゥムターニー Pathum Thani 63 プラチュワプキーリーカン Phachuap Khiri Khan 53 バンコク Bangkok 南部地方 54 サムットサーコン Samut Sakhon 64 チュムポーン Chumphon 55 サムットプラカーン Samut Prakan 65 ラノーン Ranong 東部地方 66 スラートターニー Surat Thani 49 ナコンナーヨック Nakhon Nayok 67 パンガー Phangnga 5 プラーチーンブリー Prachin Buri 68 クラビー Krabi 51 サケーウ Sa Kaeo 69 プーケット Phuket 52 チャチュンサオ Chachoengsao 7 ナコンシータマラート Nakhon Si Thammarat 56 チョンブリー Chon Buri 71 パッタルン Phatthalung 57 ラヨーン Rayong 72 トラン Trang 58 チャンタブリー Chanthaburi 73 パッタニー Pattani 59 トラート Trat 74 ソンクラー Songkhla 西部地方 75 サトゥーン Satun 43 スパンブリー Suphan Buri 76 ヤラー Yala 45 カーンチャナブリー Kanchanaburi 77 ナラティワート Narathiwat ( 出所 ) アジア経済研究所アジア経済動向年報を基に作成図表 24-2 地域毎の面積人口名目 GDP 面積人口名目 GDP ( km2 ) ( 構成比 ) (1, 人 ) ( 構成比 ) (1 億バーツ ) ( 構成比 ) 全国 513,12 (1.%) 65,932 (1.%) 13,673 (1.%) バンコク首都圏 7,762 (1.5%) 1,765 (16.3%) 6,397 (46.8%) 中部 16,593 (3.2%) 3,289 (5.%) 789 (5.8%) 東部 36,53 (7.1%) 4,693 (7.1%) 2,45 (17.6%) 西部 43,47 (8.4%) 3,818 (5.8%) 486 (3.6%) 北部 169,644 (33.1%) 12,79 (18.3%) 1,69 (7.8%) 東北部 168,855 (32.9%) 21,945 (33.3%) 1,328 (9.7%) 南部 7,7 (13.8%) 9,341 (14.2%) 1,199 (8.8%) ( 出所 )National Economic and Social Development Board Department of Provincial Administration より作成タイの国土面積は約 51.3 万 km( 2 日本の約 1.4 倍 ) であり首都バンコクは面積では国土の 1.5% の広さしかないが人口ではタイ全体の 16.3% 経済規模( 名目 GDP) では同 46.8% を占めているまた中部や東部も面積や人口に比べて経済規模は大きい ( 図表 24-2) 一方面積の約 3 割をそれぞれ占める東北部と北部は経済規模の構成比では各々 1 割弱に留まっている西部や南部も同様に経済規模の比率は相対的に低い大手製造企業の本社機能や金融機関が多く所在するバンコク首都圏や製造企業の生産拠点が多い中部や東部ではアジア通貨危機世界金融危機時には全体に対する経済規模の構成比が低下したが 1995 年から 2 年の約 2 年間これら 3 地域でタイの名目 GDP の約 7 割を生み出している 17

3 第 24 章地域別の概要 2 県別の 1 人あたり GDP 図表 24-3 は国家経済社会開発委員会 National Economic and Social Development Board の統計に基づき県別の 1 人あたり GDP 2 年の水準を使って階層別に示した図表 24-3 これをみると 1 人あたり GDP が相対的に高い地域はバンコク首都圏工業団地の多い東部観光業が盛んなプーケット等の南部の一部地域となっていることが分かる他方相対的に低い水準はラオスやカンボジアの国境に近い東北部観光都市チェンマイや電子部品等の製造業が工業団地に進出しているランプーンを除いた北部となっている図表 24-3 県別 1 人あたり GDP 2 年 1万ドル以上 5,ドル以上 1万ドル未満 4,ドル以上 5,ドル未満 3,ドル以上 4,ドル未満 2,ドル以上 3,ドル未満 2,ドル未満注東北部のブンカーン県とノーンカーイ県は合算ベース出所 National Economic and Social Development Board IMF より作成 171

4 タイの投資環境 3. 地域別の経済動向 (1) 地域別 GDP 構成比 2 年の名目 GDP を基に地域毎の構成比をみるとバンコク首都圏 46.8% 中部 5.8% 東部 17.6% 西部 3.6% 北部 7.8% 東北部 9.7% 南部 8.8% となる ( 図表 24-4) 2 年以降の推移をみるとバンコク首都圏の構成比は 21 年の 51.4% をピークに低下し洪水の影響のあった 211 年から 212 年は 43.5% にまで低下したがその後は再び上昇している洪水前の 21 年から 2 年との構成比を比較するとバンコク首都圏の構成比は 44.2% から 46.8% へと 2.6% ポイント上昇する一方でそれ以外の 6 地域の構成比はすべて低下しているバンコク首都圏への人口集中が継続していることが示されたまたバンコク首都圏の重要性が増したこともありタイ全国の名目 GDP に占める比率を地域と産業のマトリックスでみても製造業や第 3 次産業を中心にバンコク首都圏の各産業の規模が大きいことが窺える尚北部東北部南部では農業林業東部中部では製造業東部では卸売小売業東北部では教育の構成比が高い ( 図表 24-5) 図表 24-4 地域別にみた名目 GDP の産業別構成比 ( 全国 =1%) 全国バンコク首都圏中部東部西部北部東北南部全体 1.% 46.8% 5.8% 17.6% 3.6% 7.8% 9.7% 8.8% 第 1 次産業 8.7%.4%.3% 1.2%.7% 2.% 2.% 2.1% 農業林業 8.%.2%.3% 1.1%.6% 2.% 2.% 1.7% 漁業.8%.1%.%.1%.1%.%.%.4% 第 2 次産業 36.4% 13.1% 3.8% 11.8% 1.4% 1.9% 2.5% 1.9% 鉱業 3.1%.%.1% 2.1%.1%.3%.1%.4% 製造業 27.6% 11.2% 3.4% 8.4%.8% 1.1% 1.8%.9% 公益業 2.8%.7%.2% 1.%.4%.2%.2%.2% 建設業 2.8% 1.1%.1%.3%.1%.4%.4%.3% 第 3 次産業 54.9% 33.4% 1.7% 4.5% 1.5% 3.8% 5.2% 4.8% 卸売小売 14.7% 9.1%.6% 1.6%.4% 1.% 1.2%.9% ホテルレストラン 4.4% 2.6%.%.3%.1%.2%.1% 1.% 輸送通信 7.3% 4.9%.2%.7%.2%.2%.3%.8% 金融 7.6% 5.2%.2%.4%.2%.5%.7%.5% 不動産 6.5% 4.5%.2%.6%.1%.3%.4%.3% 公共防衛 6.1% 3.7%.2%.4%.2%.5%.6%.5% 教育 4.3%.9%.2%.3%.2%.7% 1.4%.6% その他 3.9% 2.3%.1%.2%.1%.4%.5%.3% ( 注 ) タイ全国の GDP に占める構成比が 1.2% を上回っている産業地域を黄色.5% を下回っている産業地域は青色でシャドーしている ( 出所 )National Economic and Social Development Board より作成 172

5 第 24 章地域別の概要図表 24-5 地域別にみた名目 GDP の産業別構成比 ( 各地域を 1% とした場合 ) 1% 9% 8% 7% 6% 55% 71% 29% 26% 42% 49% 53% 55% 5% 4% 3% 36% 65% 67% 4% 25% 26% 21% 2% 1% % 9% 全国 28% 1% バ首ン都コ圏ク 6% 7% 中部東部 18% 西部 26% 北部第 1 次産業第 2 次産業第 3 次産業 21% 東北 24% 南部全国バンコク首都圏中部東部西部北部東北南部全体 1.% 1.% 1.% 1.% 1.% 1.% 1.% 1.% 第 1 次産業 8.7%.8% 5.6% 7.% 18.4% 26.1% 2.8% 23.8% 農業林業 8.%.5% 5.4% 6.4% 17.% 25.5% 2.3% 19.7% 漁業.8%.3%.2%.7% 1.4%.5%.5% 4.1% 第 2 次産業 36.4% 27.9% 65.3% 67.3% 39.7% 24.7% 26.1% 21.1% 鉱業 3.1%.% 1.2% 11.9% 2.9% 4.3% 1.1% 4.7% 製造業 27.6% 24.% 59.1% 47.8% 22.4% 13.8% 18.4% 1.6% 公益業 2.8% 1.5% 3.4% 5.6% 1.5% 2.2% 1.9% 2.3% 建設業 2.8% 2.3% 1.6% 1.9% 3.9% 4.5% 4.6% 3.5% 第 3 次産業 54.9% 71.3% 29.1% 25.7% 41.9% 49.2% 53.2% 55.1% 卸売小売 14.7% 19.4% 9.9% 9.4% 1.3% 12.3% 11.9% 1.4% ホテルレストラン 4.4% 5.6%.5% 1.7% 3.% 2.4% 1.2% 11.7% 輸送通信 7.3% 1.6% 3.7% 3.9% 5.1% 3.2% 2.9% 8.7% 金融 7.6% 11.2% 2.8% 2.2% 4.8% 6.7% 7.2% 5.2% 不動産 6.5% 9.7% 3.5% 3.5% 3.4% 4.3% 4.3% 3.4% 公共防衛 6.1% 8.% 3.9% 2.4% 5.7% 5.9% 6.% 5.6% 教育 4.3% 2.% 2.7% 1.5% 5.9% 9.4% 14.6% 6.7% その他 3.9% 4.8% 2.1% 1.2% 3.7% 4.9% 4.9% 3.4% ( 注 ) 成長率が全国より 2% ポイント上回っている産業地域を黄色 2% ポイント下回っている産業地域を青色でシャドーしている ( 出所 )National Economic and Social Development Board より作成 173

6 タイの投資環境 (2) 地域別の産業構造の特徴 ( 図表 24-5 下図を参照 ) 1バンコク首都圏 (2 年名目 GDP 構成比 :46.8%) バンコク首都圏はタイの GDP の約半分が集中している産業別では他地域に比べて第 3 次産業の比率が高い人口が多く特に卸売小売輸送通信金融不動産産業が経済を牽引している 2 中部 ( 同 :5.8%) 中部の特徴は製造業を中心とした第 2 次産業の比率 (65.3%) が全国平均 (36.4%) を大幅に上回っていることにある製造業の中でも自動車産業 ( 主に自動車部品メーカー ) や家電産業の構成比が高くそれらの産業が集積していることが窺える 3 東部 ( 同 :17.6%) 東部も中部と同様に第 2 次産業の構成比が高い ( 同 67.3%) 製造業の中でも自動車産業 ( 主に完成車メーカー ) や化学産業が集積している 4 西部 ( 同 :3.6%) 西部の特徴はバンコク首都圏に比較的近いにも拘らず第 1 次産業の構成比 (18.4%) が全国平均 (8.7%) を上回っていることにある第 2 次産業の構成比は 39.7% だがこの内の 1.5% が公益業であり製造業 ( 構成比 22.4%) の比率は中部東部と比較すると低い 5 北部 ( 同 :7.8%) 北部の産業は第 1 次産業の構成比が 26.1% と全国平均 (8.7%) を大幅に上回っていることに示されるように農林業が中心となっているアクセス ( 陸運空運 ) が他地域に比べて劣っているもののランプーン県を中心に小型高付加価値の電子部品産業が多く進出している 6 東北部 ( 同 :9.7%) 東北部の産業構成は北部とほぼ同じで第 1 次産業 (2.8%) の比率が高く第 3 次産業の教育関連の比率が他地域と比較して相対的に高いことも特徴的であるコーンケーン県やナコンラーチャシーマー県の製造業比率は 3 割超と全国平均を上回るが東北部の製造業比率は 18.4% に留まっており工業化は遅れている 7 南部 ( 同 :8.8%) 南部は農林業に加え漁業も盛んなため第 1 次産業の構成比 (23.8%) が北部に次いで高いまた観光都市も多いためホテルレストランの構成比 (11.7%) が全国平均 (4.4%) を大幅 174

第 24 章地域別の概要に上回っている 4 賃金水準 212 年末以前のタイでは県毎に最低賃金の水準が異なっていた全県のデータが揃った 1994 年 4 月時点では最低賃金の水準が最も高い県は最も低い県の 1.22 倍であったが両者の格差は徐々に拡大し 212 年末時点には 1.

7 第 24 章地域別の概要に上回っている 4 賃金水準 212 年末以前のタイでは県毎に最低賃金の水準が異なっていた全県のデータが揃った 1994 年 4 月時点では最低賃金の水準が最も高い県は最も低い県の 1.22 倍であったが両者の格差は徐々に拡大し 212 年末時点には 1.35 倍に拡大した 213 年 1 月より日額の最低賃金が全国一律 3 バーツ約 95 円とされたが 217 年 1 月より再び地域格差が生じている今回の最低賃金の引き上げ幅は 1 バーツ約 32 円でありバンコク首都圏と南部の観光都市プーケットの計 7 県が該当する他県では引き上げ幅は 8 バーツの県や 5 バーツの県または据え置かれた県もあり最低賃金の引き上げ幅は 4 つの水準に分かれている尚日本企業の進出が多い東部は引き上げ幅が 8 バーツであった県が多い図表 24-6 図表 24-6 県別にみた最低賃金 217 年 3 月 31 バーツ/日 38 バーツ/日 35 バーツ/日 3 バーツ/日 175

8 タイの投資環境 5. 近年の地域別投資動向地域別に BOI が認可した投資案件 (Application Approved) の投資額をみると投資金額はバンコク首都圏を含む中部と工業団地が集積する東部に集中している 213 年から 216 年までの 4 年間の累計金額は中部が約 7,55 億バーツ ( 約 2.4 兆円 ) と全体の 22% を東部が約 1 兆 5,7 億バーツ ( 約 5 兆円 ) と同 46% を占め東部と中部の投資金額の合計はタイ全土の投資額の 4 分の 3 を占めている西部にはバンコクに近接するナコンラーチャシーマー県に工業団地が多く立地するため年間 5 億 ~8 億バーツ ( 約 1,6 億円 ~2,5 億円 ) の投資額が認可され 4 年間累計の投資金額に占める比率も 1 割弱 (8.6%) となっている一方北部東北部南部への投資金額はそれぞれ全体の 1 割にも達していない ( 図表 24-7) 図表 24-7 地域別にみた BOI 投資申請額 ( 認可ベース ) (1 億バーツ ) 1,2 1, Zone 3 Zone 2 Zone 1 8 No permanent location South West North Northeast East Central ( 暦年 ) ( 注 ) 212 年以前は地域別のデータがないためゾーン制で表示 213 年以降の Central にはバンコク首都圏も含まれる ( 出所 )BOI 資料より作成 176

9 第 24 章地域別の概要 6. 工業団地の分布タイには現在約 8 の工業団地が存在しこの内の 56 ヵ所はタイ工業団地公社 (IEAT) が開発管理しているこれらの工業団地は主に中部から東部にかけて立地している ( 図表 24-8) 中でも東部のラヨン ( 図表中 12) チョンブリ( 同 11) チャチェンサオ( 同 1) 中部のアユタヤ( 同 4) に多くの工業団地が立地している日系企業が多く立地する工業団地としてアマタナコーン工業団地 ( 同 11) イースタンシーボード工業団地 ( 同 12) バンプー工業団地( 同 1) が挙げられる日系企業の多くは中部から東部に集中しているが北部ランプーンの北部工業団地や東北部のナコンラーチャシーマーのスラナリ工業団地にも日系企業が多く立地する図表 24-8 タイ国内の工業団地分布図ランプーン県 14 北部地域工業団地サハグループ工業団地ナコンラチャシマ県 16 ナワナコン工業団地スラナリ工業団地ピチット県北部地域工業団地チャチェンサオ県 1 バンコク市 34 工業団地 2 バンチャン工業団地ラオスゲートウェイシティ工業団地ジェモポリス工業団地 14 TFD 工業団地ラッカバン工業団地ウェルグロウ工業団地北部サムットプラカン県 1 チョンブリ県 11 バンプリー工業団地アマタシティ工業団地バンプー工業団地アマタナコーン工業団地ヘムラートチョンブリ工業団地パトムタニ県 2 レムチャバン工業団地ナワナコン工業団地ノンボンガーデン工業団地東北部バンカディ工業団地ピントン工業団地サハグループ工業団地サムットサコン県 3 マハラーチャナコン工業団地 6 ラヨン県 12 サムットサコン工業団地 5 16 アジア工業団地シンサコン工業団地イースタンシーボード工業団地アユタヤ県 4 中部 ~ 西部 4 GKランド工業団地 2 13 ヘムラートイースタン工業団地バンパイン工業団地 7 ( マップタープット ) ハイテク工業団地ヘムラートイースタンシーボードロジャナ工業団地 11 工業団地サハラッタナナコン工業団地 8 東部 IRPC 工業団地 ( バンカイ ) 12 IRPC 工業団地 ( ワンチャン ) カンボジアサラブリ県 5 マップタープット工業団地ケンコイ工業団地 9 パデン工業団地ノンカエ工業団地ラヨン工業団地 SIL 工業団地ロジャナ工業団地サイアムイースタン工業団地シンブリ県 6 SSP 工業団地インドラ工業団地ベトナムプラチンブリ県 13 ラチャブリ県 7 34 工業団地ラチャブリ工業団地ボートン工業団地 VRMラチャブリ工業団地カビンブリ工業団地サハグループ工業団地ペチャブリ県 8 カオヨイ工業団地南部プラチャップキリカン県 9 バーンサパーン工業団地ミャンマーパッタニー県 17 ハラル工業団地ソンクラー県 18 南部工業団地 ( 出所 )BOI 資料より作成 177

10 タイの投資環境参考地域別気候タイは熱帯性モンスーン気候に属し高温多雨地域であるが国土の南北の気候はやや違いがある北部のチェンマイは山岳地帯でありバンコクやプーケットに比べると最低気温がやや低めで比較的過ごしやすい気候となっている ( 図表 24-9) 図表 24-9 地域別の気温と降水量 ( ) <バンコク> (mm) 最高気温 6 5 ( ) <チェンマイ ( 北部 )> (mm) 最高気温最低気温最低気温月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 1 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 1 月 11 月 12 月 ( ) <プーケット ( 南部 )> (mm) 45 6 ( ) < 東京 > (mm) 最高気温最低気温最高気温最低気温 1 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 1 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 1 月 11 月 12 月 ( 出所 ) バンコク日本人商工会議所タイ国経済概況気象庁報道発表資料より作成 178

タイの投資環境第30章地域編⑥ 東北部 1 地域概要 (1) 概要 ①東北部地方の経済的地位東北部地方は 20 の県から構成され域内の北東部 6 県はラオスと南部 4 県はカンボジアと接している東北部地方は内陸に位置し海港を持たない東北部地方の名目 GDP 2015 年は 388

タイの投資環境第30章地域編⑥ 東北部 1 地域概要 (1) 概要 ①東北部地方の経済的地位東北部地方は 20 の県から構成され域内の北東部 6 県はラオスと南部 4 県はカンボジアと接している東北部地方は内陸に位置し海港を持たない東北部地方の名目 GDP 2015 年は 388 第章地域編⑥ 東北部 1 地域概要 (1) 概要 ①東北部地方の経済的地位東北部地方はの県から構成され域内の北東部 6 県はラオスと南部 4 県はカンボジアと接している東北部地方は内陸に位置し海港を持たない東北部地方の名目 GDP 15 年は 388 億ドルでこのうち県がと県が 14 を占める産業構成は第 3 次産業の比率が高く県.6 と県.9 の 2 県が製造業の比率が