浜管ネット技術者部会

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1 平成 24 年度 第 2 回マンション管理基礎セミナ [ マンション長寿命化のための大規模修繕工事 4つのポイント 一般社団法人 マンションリフォ-ム技術協会会長 NPO 浜管ネット技術者部会長一級建築士田邉邦男 マンションの寿命と維持管理費 * マンションの寿命は?50 年 ~60 年 : 十数年前は減価償却年数が一つの目安 100 年の寿命 : センチュリ - マンション (1990 年代 ) その後の SI マンションの普及 200 年の寿命 : 長期優良住宅の普及と促進 に関する法律 * マンションの 維持管理費用 は 建物一般では 運用 保全 修繕 更新 費用 (FM) は LCC( 建物の生涯費用 ) 全体の 75% を占めると言われる マンションでは管理費 + 共用部修繕費用 ( この他に専有部分の維持管理費が含まれ る ) が該当 ここでは必要総修繕費となる これらの費用の全てを自分たちで賄う * 維持管理コスト ( 必要修繕費 ):10 年前頃までは 50~60 年間の修繕費総額に対する必要 修繕積立金は 分譲時より 1 万円 / 月 戸程度で対応できると言われていたが 近年 は 1.5~2.0/ 月 戸を要すると思われる ( 大規模修繕工事の質の変化 ) 大規模修繕工事と資金計画 : 経年による老朽化への対応は 一般的に計画修繕工事で行われるが 高経年による建物 設備の陳腐化への対応も必要となる 早い時期よ り長期修繕計画にも基づく資金計画が策定されていれば 高経年となっても 特に負 担が大きくなるとは考えられない 但し 見直し段階では積立額の改定も必要 修繕積立金 その制度と経緯 : 長期修繕計画の作成率は 89% 修繕積立金制度は 90% を超える しかし 高経年マンションでは大規模修繕時に資金不足となるものも多い 入居当初はマンションの将来を考える余裕がなかったこと また 30 年以前は建物の高経年化 居住者の高齢化への対応の認識が不足していたことから 初期設定額はか なり低額であった <マンションの長寿命化のための大規模修繕工事 4つのポイント> Ⅰ. マンションの長命化と 大規模修繕工事 の位置づけ Ⅱ. 大規模修繕工事の進め方とパートナ- 選び ( 大規模修繕工事の進め方のポイント 設計 監理方式と設計 施工方式 ) Ⅲ. 工事竣工後の アフタ - ケア - ( 工事完成保証と竣工後の性能保証 ) Ⅳ. 大規模修繕工事の 資金計画 ( 長期修繕計画と修繕積立金 ) - 1 -

2 平成 24 年度 第 2 回マンション基礎セミナ マンション長寿命化のための 大規模修繕工事 4 つのポイント * 工事の準備段階から竣工 アフタ - ケア - までのポイント * 大規模修繕工事と資金計画 [ 一般社団法人 ] マンションリフォ - ム技術協会会長田邉邦男 マンションストックの現状 増え続ける高経年マンション 11 年の段階では約 570 万戸 1/3 弱が 20 年を超える状況 81 年以前のものは 30 年を超え 2012 年では 100 万戸が 30 年 を超える状況 超高層マンションも増えており 09 年の時点で全国 1000 棟 22 万戸 100 万戸 (1 棟の平均を 60 戸とすると ) 約 16,700 棟今後も増え続ける 3 回目 2 回目 1 回目 - 2 -

3 マンションの長命化と大規模修繕工事の位置づけ 第 4 回 48 年目より 経年によるマンションの大規模修繕工事の変遷 * 第 Ⅰ ステージ 第 1~ 第 4 回目 (60 年間 ) までの大規模修繕工事の内容は? 第 2 回目以降は設備工事 マンションのグレ - ドアップ工事が加わる * 長期修繕計画の重要性 : 大規模修繕工事内容は長期計画で決められる コメント : ここでは大規模修繕周期を 12 年で想定 しかし 近年は周期の延伸も検討中 マンションの長命化と居住者の高齢化 アルミサッシや玄関扉の更新 電気幹線の引き替え 新築 30~40 歳代 性向能上 機能 劣化 初期性能 補修 40~50 歳代 50~60 歳代 60~70 歳代 改良 給水設備の改修 一般的な住宅水準 ( 社会変化により向上 ) 修繕 補修 改良 排水設備の改修 修 補修 繕許容可能な住宅水準 ( 法改正等により向上 ) 改良 修繕 改修 経年 1 回目大規模 2 回目大規模 3 回目大規模 * 建物の高経年化 : 改修工事が増え高額となる 居住者の高齢化 : 資金計画の問題 4-3 -

4 経年によるマンションの傷み 陳腐化 高齢化対応建物の高経年化と 居住者の高齢化 マンションの二つの老い (1) 物理的老朽化の問題と対応 経年による建物各部位の傷み 改良 改善を含めた大規模修繕工事で対応 工事内容の検討 設備ではシステム変更等の検討も必要 (2) 相対的 ( 社会的 ) 老朽化への対応 マンション再生 建物 設備の陳腐化の問題 生活水準に対応できる住居の機能改善の検討が必要 専有部分を含めたマンション全体のグレ-ドアップの検討 住戸の多様性と 住まい方の提案 (3) 居住者の高齢化への対応 居住者の高齢化とバリアフリ- 化への対応 階段の手摺設置 スロ-プ エレベ-タ- 新設等の検討 資金計画と修繕工事の優先順位 どこまでグレ-ドアップが可能か マンション規模の影響 マンションの大規模修繕工事 1. 経年による大規模修繕工事の変遷 第 1 回目の大規模修繕 [ 築後 10~12 年 外壁修繕が主体 ] 外壁改修工事を主体としたもの 関連工事も同時施工 みすぼらしくなった建物を 新築時の姿に戻そう がコンセプト 初期性能の回復 第 2 回目の大規模修繕 [ 築後 24~30 年 外壁 屋根 設備 ] 修繕 改修のみでなく更新も必要 新しい部材やパ - ツ での改良修繕 建物関連だけでなく設備工事も増えてくる 建物改修 + 設備改修 第 3 回目の大規模修繕 [ 築後 36~45 年 改良 更新 ] 建物を構成する全ての部材の修繕周期が概ね一巡する時期 第 4 回目以降の大規模修繕 [ 築後 48~60 年 改良 更新 ] 新築マンションと同レベルまでのグレ - ドアップ が目標 資料 -1 築後 60 年目までの段階では 大規模修繕工事の周期によってその内容は大きく異なる 12 年周期では 4 回目 15 年周期では 3 回目となる コメント : 大規模修繕工事の修繕周期は 建物の仕組み によって異なる 概ね 10 ~15 年であるが 近年は材料 工法の進化により延伸する傾向にある - 4 -

5 マンションの建築 設備の大規模修繕工事 経年により大規模修繕工事の内容は異 なり 第 1 回目の建物関連工事は お化粧 直し 的な要素 ( 仕上げ材の改修 ) が多い 但し 建設時点での施工不良には注意 第 2 回目以降も構造体の劣化への対応 ( 躯体改修 ) と仕上改修は変わらない 一 定周期で毎回行われる 基本的 工事内容 これらの基本工事の他 経年による鉄部 金物類の改修が 2 回目以降出てくる 20 年目以降以降では 建物関係の他に 設備関係の改修工事が出てくる これらの 工事は経年劣化への対応の他に 性能向上を目的としたものもある 第 1 回目の大規模修繕工事 建物構造躯体 仕上げ材の経年劣化と傷み コンクリ - ト躯体のひび割れ パラペット廻りのひび割れ 漏水 * ルーフバルコニ - のパラペット立上がり部の劣化 外壁改修工事における止水 防水等の必要性 躯体改修 ( ひび割れ補修 ) の上 防水性の高い塗材で塗替え * パラペット立上がり部の改修後の状態 タイル劣化部の改修 (1) バルコニ - 鼻先の劣化状況. 亀裂 浮き 剥落 劣化部の拡大写真 施工中 タイル劣化部の改修 バルコニ- 鼻先劣化部 タイル モルタルの劣化部のハツリ 全体の劣化状況 バルコニ - の手摺壁は全面タイル張り 鼻先部分 ( 天井とのコ - ナ - 部分 ) のタイルの亀裂 浮きが著しい 一部 剥落した部位もある ステンレスピン打設定規枠取付け 下地モルタル塗り 屋根防水改修 ( 部分改修 12 年 全面改修 24 年 ) 屋根防水改修は単独工事も可能 屋根平場 パラペット廻りの防水層の劣化 鉄部 金物類の改修 第 2 回 第 3 回目の大規模修繕 * 風雨の影響による塗装の劣化と錆びの発生 * コンクリ-トへの金物埋込み部廻りの錆びによる劣化 鉄部塗装の不良箇所 写真右 : バルコニ- 手摺廻りの錆による傷み 屋根防水改修 * 防水層の全面改修 平場 パラペット廻り 庇見付け廻りをシ - ト防水で全面改修 写真左 : バルコニ - の手摺交換 スチ - ル製品をアルミ製品に全面交換しているもの 支柱の付け根部はシ - リング処理することが重要 ( 雨水の浸透を防ぐ ) - 5 -

6 マンション設備の改修 ( 連続した共用部分 専有部分配管 ) 様々な設備 機器の部品交換 更新 屋上 1 高置水槽 2 避雷針 3 テレビアンテナ 敷地内施設 1 受水槽 2 ポンプ室 3 電気室 メーターボックス パイプシャフト 1 給水管 2 ガス管 3 排水管 4 電気幹線 5 テレビ 電話 インターホン 建築の大規模修繕工事との関連 エレベーター 1 エレベーター機械室 2 カゴ 枠 扉 防災設備 1 屋内消火栓 2 連結送水管 3 自動火災報知器 4 非常警報 5 消火器 専有部 1 給湯設備 2 換気設備 3 住設機器風呂 キッチン 洗面 4 給水 給湯 ガス 排水管 5 電灯 テレビ 電話 インターホン コメント : マンションには様々な設備機器 配管が設けられている これらも全て計画修 繕工事の対象となる 但し 設備関係はマンションの規模 建設年代により異なる 給排水管 設備機器の劣化 * 経年 25~35 年 給水 排水管の劣化 配管内部の錆びによる劣化が著しい 設備機器の劣化 受水槽 ポンプ類の劣化 給水配管の変遷と劣化への対応 (* 配管の材種により異なる ) 給水設備改修の事例 ( システムの変換 ) 高置水槽 受水槽 高置水槽方式 受水槽 圧力ホ ンフ 方式 従来は高置水槽方式 新築マンションは圧力ポンプ方式が多い 最近は中小規模では増圧直結給水方式が出ている 排水管の改修と方式の変更 * 従来の排水方式を 改修の際に新方式とする排水管内の流れをスムーズにする 単管式排水システム 最近のマンションで多く採用 1 本の配管 継手内で排水と通気を分離し排水 下階天井裏での配管 ( 浴室廻り ) 上階の床上配管に改修する 高置水槽 受水槽 増圧直結給水方式 既存マンションの改修 給水管の改修 給水システムの変更 ( 水槽の撤去 ) 従来の排水方式 増圧ホ ンフ - 6 -

7 大規模修繕工事の進め方 ステップ 1~10 までの内容 パートナ - 選びの重要性 保証期間と保証の内容 計画修繕 大規模修繕工事 の進め方 ステップ -1. 大規模修繕の企画 立案 大規模修繕実施の発案 長期修繕計画による予測時期 * 長期修繕計画はあくまで予測のもの工事実施に際しては 必要性を検討 管理会社よりの提案 日常の状況を把握する ポイント * 工事の必要性の検討 早すぎても 遅すぎても問題建物の傷みの状況を把握して実施する 日常の点検が重要となる ステップ -2. 実行のための組織づくりとパートナ - 選び 実行のための組織づくり : 理事会主導型 実行委員会型 何から始めたらよいのか 基本方針を決める パートナ - 選び ( 専門家の協力が必要 ) 設計 監理方式か 設計 施工方式か? * 学習会 他のマンションの事例調査 見学 * 実施のための組織づくり マンションの規模により異なる * 専門家の協力を得る パートナ - の参加が不可欠 これにより進め方が異なる コメント : ステップ 3~5 までの作業は専門家の協力が必要 施工業者選定と直接関連する - 7 -

8 設計 監理方式 ( 設計事務所 ) の場合 選ぶ時の理由 その実態 1 大規模修繕に必要な工事範囲 内容や 工事の優先順位等を客観的に判断をしてもらうことができる 2 技術面や経済面における的確な修繕方法を明示してもらう 3 大規模修繕のための設計図書を作成してもらい 公正で公平な施工会社選定をすることができる また さまざまなアドバイスの期待も 4 工事の質を確保するための 管理組合の立場に立った適切な工事監理をしてもらうことができる 選ばれない理由 1 工事費とは別に設計 工事監理のための費用がかかる また 設計監理の費用は高いのでは マンションのことをどの程度知っているのか? 2 管理会社に任せておけば万事うまくいくはず 部外者をわざわざ入れる必要があるのだろうか? 3 信頼できる設計事務所をどうやって探すのかわからない また 設計事務所を選ぶ時の判断基準は? 設計 施工方式 管理会社の場合 選ぶ時の理由 1 通常の管理業務を行っているので 施工後のアフターサービスやクレーム対応が期待できる 2 管理組合の理事の負担が少なくて済む 3 理事が短期間で交替する 継続的に関わっている信頼のある管理会社であれば安心感が持てる 4 診断や監理等に特別な費用がかからない かかっても かなり安価のはず 5 会社が大きい いろいろな情報を持っているように思える 6 借入等がある場合 事務的な代行など 全て手続きをしてもらえる 選ばれない時の理由 1 下請けに 丸投げ するのではないか トンネル会社 ではないか 2 工事の内容や費用を比較できない 特命となるため価格の競争ができない 3 複数の見積りを取らないと 管理組合の総会で追及され問題となる 4 日頃の対応を見ていて とても信用できない 技術力があるようには思えない ( 管理組合と管理会社との信頼関係の問題 ) - 8 -

9 ステップ -3. 建物の状態を知る 建物の現状把握 調査 診断 建物 設備等の現状は * どの程度傷んでいるのか? 傷みの原因は? 経年による劣化なのか 他の原因なのか 傷みの状況 原因の解明 処方箋をつくる 居住者に知らせる 広報の重要性 ステップ -4. 基本計画 設計 工事範囲 工事内容の検討 どのような内容の工事をいつ頃行うか? * 修繕 + 改善 = 改修 当初機能への修復から 改善 改良へ 資金計画 : どの程度の費用を要するのか 今後の資金計画の検討も必要 実施時期と積立金の累積状況のチェック ポイント * 建物等の調査 診断 調査 診断は工事内容 仕様 工法の検討に欠かせないもの これを基に基本計画を行う * 工事範囲 内容 実施の時期 工事予算の検討 大まかな工事費の把握が必要 予算が大幅に不足する場合は 計画全体の見直しが必要となる 居住者説明会の開催 必要により居住者説明会を開催する場合もある ステップ -5. 実施設計 詳細な設計 仕様 工法の検討 どのような箇所を どのように直すのか? * 調査 診断を基に処方箋を決める 工事の優先順位を決めておく * 大規模修繕工事の目的を明確にする 工事費の把握 どの程度の費用を要するか ステップ -6. 施工業者の選定 施工業者の選定をどのように行うか 設計監理方式 の場合 複数社による競争見積 ( 競争原理を導入 ) 設計 施工方式 の場合 施工会社 ( メンテナンス会社 ) 管理会社等 技術力のあるもの 相互の信頼関係が重要 選定の経緯はガラス張りに * 経緯を明らかに 納得のいく説明が必要 ポイント * 仕様 工法の検討 重点工事は何か? 予算との関係で優先順位を決めておく 第 1 回目 第 2 回 ~ 第 3 回目と工事内容は変わってくる 資金の過不足 : 工事費はある程度余裕が必要 * 施工業者の選定は管理組合としては重要な作業 選定の経緯は 後日説明できるものとしておく 最終決定の判断 工事金額だけで決めるのは問題 安い ことだけで 決めることには注意が必要 - 9 -

10 ステップ -7. 総会 工事の契約 発注 総会決議 工事内容 施工会社 工期 工事金額の承認 工事請負契約の締結 * 見積もり内容の確認 設計変更等の処置 工事の発注 設計監理方式の場合は工事監理委託契約 ステップ -8. 工事実施体制の検討 居住者説明会の開催 工事実施に際して管理組合の対応 誰がどのように対応するのか ( 役割分担が必要 特に仕様変更 工事費の変更がある ) 居住者説明会 工事の具体的内容 協力体制 注意事項等 通常 施工会社が行う ポイント * 総会承認 一般的な大規模修繕工事は普通決議 ( 過半数決議 ) 共用部分の変更を伴う場合は 3/4 以上の特別多数決議 資金計画 : 修繕積立金の取り崩し 借入 ( 普通決議 ) 大規模修繕工事では できるだけ全員の同意が望まれる * 居住者説明会 工事準備の最終段階特に在宅を必要とする工事には注意が必要 資料作成等は施工会社が行う ステップ -9. 工事実施段階 工事期間 ( マンションの規模により異なる ) * 工期 春にするか 秋にするか? 改修工事に設計 仕様変更は付きもの 調査の段階で判明しない問題も多い どのように対応するか 迅速な対応が必要 実費精算 を契約に入れる ステップ -10. 工事の竣工 性能 ( 瑕疵 ) 保証とアフタ - ケア - 工事完了後の対応が 施工会社の信用となる 保証期間と点検時期を契約に入れる 点検の実施 点検の時期 : 通常 年 工事内容により 7 10 年が加わる * 点検結果の報告 無償か有償かの問題 工事資料の整理 保管 : 次回の重要な資料 ポイント * 工事期間 ( 工事内容によっても異なる ) 一般に 1 棟型では 3~4 ヵ月程度 団地型では 6~8 ヵ月以上を要するものもある * 実費精算 方式 調査段階では数量が確定できないものもある 契約段階では予測数量 工事完了後に精算する * 性能保証 保証期間 : 工事内容により異なるが 長ければ良いというものではない 期間よりも内容が問題 点検結果の判断 : 無償か有償かの判断が問題

11 工事竣工後のアフタ - ケア - 大規模修繕工事における保証とは? 工事完成保証と 性能 品質保証 ( 瑕疵保証 ) A. 工事完成保証 ( 工事完成履行保証 ) (1) 同業他社の保証 : 従来の一般的な手法 同業者の保証人を立て 工事続行不能となった場合等 工事を引き継ぎ完成させる (2) 保険会社による保証 : 工事完成履行保険を保険会社が扱う 公共工事を主としたもの 民間工事でも事例あり 工事費に対する金銭保証 過払い金などの発生がある場合が対象となるケ - ス (3) 保証機関による保証 : 1 全国マスチック事業協同組合 2 一般社団 マンション計画修繕施工協会 ( 完成保証 + 性能保証 ) B. 工事完成後の性能保証 ( 瑕疵保証 ) 工事完成後使用されている材料 工法によって一定の性能 ( 品質 ) 保証期限を決め 一定の条件の下で 元請業者 メ - カ - 下請け業者の 3 社による連名保証 * 保険制度. 近年 大規模修繕工事においても 瑕疵担保責任制度が発足 国交省認可の任意保険として発足している 保証期間と保証の内容 1. 大規模修繕工事における保証対象となる工事種目 マンションの大規模修繕工事 保証対象となる工事と内容は? マンションの改修工事 ( 大規模修繕工事 ) の内容 外壁改修工事 : 外壁 ( 塗装 タイル貼り ) 躯体改修 屋根 床 ( バルコニ - 階段 廊下 ) 防水改修 鉄部塗装 金物類改修等 の修繕 + 改良 + 更新工事 2. 保証期間と保証内容 工事種別 保証期間と保障の内容 1 外壁躯体改修 ( 下地補修 ): 5~8 年 * 亀裂 鉄筋露出等の再発 2 シーリング工事 ( 目地 開口部廻り ): 5~7 年 * 施工箇所よりの漏水 3 外壁塗装工事 ( 塗装 ): 5~6 年 * 塗膜の剥がれ 著しい変退色 4 鉄部塗装工事 : 2~3 年 * 塗膜の剥がれ 錆びの発生 5 床防水工事 ( バルコニ - 階段 廊下 ): ウレタン塗膜 塩ビシ - ト等 5 年 ( 仕様により保証期間は異なる )* 漏水 6 屋根防水 ( さまざまな仕様がある ): 全て 10 年 * 漏水 これらの保証期間は一般的なもの 部位 仕様により期間は異なる * 保証期間 : 標準耐用年数の 50~80% 程度の年数

12 保険制度と保証期間中のアフタ - ケア (1) 保険制度 保険の内容と問題点 * 設計事務所が求める性能保証内容と 瑕疵担保責任保険との保証内容の違い ( 保険制度の場合 対象となる部分が限定されており 保証内容 保証期間が異なる ) * 保険契約の保険料 1 住棟の延べ床面積に応じた保険料 + 検査料 * 保険制度には 工事完成保証はない 近年 瑕疵担保保険と工事完成保証をセットとしたものがある ( 一般社団 マンション計画修繕施工協会 ) (2) 保険期間中のアフタ - ケア - 工事竣工後の定期点検 工事種別に 年目の定期点検 ( 工事内容により異なる ) 基本的には工事業者が行い 管理組合に報告 必要によりアンケ - トを行う 設計事務所の立会い :1 年目は無償 2 年目以降は有償が多い 竣工後 7 10 年目は忘れられがち 工事経歴の保存の重要性 点検結果の不具合箇所の発見 瑕疵の対象か 有償による保証か その判断は? 設計 監理者の的確な判断が求められる コンサルタント選定のプロセス 第 1 段階より第 3 段階を経て最終決定 1. 第 1 段階 : 候補事務所の選定作業 ( 設計事務所の経歴等の収集 ) 事務所概要 経歴 大規模修繕工事等の実績 ( 一般的に用意されている ) (( 財 ) マン管センタ - 事務所協会 各地域の居住者団体よりの資料の収集 ) 2. 第 2 段階 : 大規模修繕工事に関する具体内容の問い合わせ 第 1 段階での書類選考後 候補事務所に具体内容の資料提供を要請 (1) 類似規模のマンション実績 (2) 担当予定者の資格 実績 (3) 受注時の設計 監理体制 (4) 設計工事監理等に要する費用 (5) 経営内容 3. 第 3 段階 : 面接審査 ( 設計事務所へのヒヤリング ) 第 2 段階の審査により更に候補を絞り 面接審査を行う 事務所の過去の業務実績 実施体制 設計 監理費用の説明 大規模修繕 関連工事のリピ - タ - 状況 長期修繕計画等の実績 担当者への質問に対する回答状況 能力 人格 人柄 ( 組合との相性 ) 4. 最終決定 : 面接 ( ヒヤリング ) 結果により最終決定 管理組合担当者での採点結果 意見交換により最終決定

13 大規模修繕工事のコンサルタント業務費用 業務費用の目安 (MU コンサルタント選定マニュアルより ) : 調査診断 設計 施工会社選定支援 工事監理の業務費用 1 50 戸以下 小規模マンション :250~350 万円程度 2 51~100 戸 市街地 1 棟型のマンション :350~500 万円程度 戸 ~200 戸 1 棟型 小規模団地型のもの :500~700 万円 4 201~400 戸 中規模団地型のもの :700~1,000 万円 戸 ~600 戸 中規模 大規模団地型 :1,000~1,200 万円 戸以上 郊外大規模団地型 :1,200~1,500 万円程度 * 業務内容を基に 業務量を必要日数などで算出 技術者区分 (E) ランクで計算 経費は直接 間接で直接人件費と同額としたもの * 多数棟型の団地 低層 中層 高層 超高層マンション 雁行型 住戸タイプの多いもの 斜面地に立地するマンション マンションの経年などの条件によって変わる 業務費用の違いと特徴 : 人件費の単価の設定 必要業務日数の違い 経費の扱い NPO 浜管ネットのマンション支援事業 小規模マンションの大規模修繕工事の設計 工事監修 小規模マンション (30 戸未満 ) の大規模修繕 施工会社の 責任施工方式 を前提に 設計 施工の内容を技術者部会の担当者が監修する 施工会社既定ケ - ス ( 責任施工会社が既定 ) 1) 設計監修業務 1 浜管ネットの技術者部会にて監修担当者を選定 現地調査 確認 施工者作成の改修仕様 見積書等の設計図書の検討 協議 2 組合 施工者 監修者の 3 者協議により工事内容を確定する 2) 工事監修業務 1 工事説明会の資料作成協力 施工計画書 要領書等の確認 検討 協議 主要工程での品質の重点確認 追加変更 契約金額の増減を 3 者協議にて確認 2 足場解体前の重点検査 竣工検査及び竣工図書の確認 3 2 週間に 1 回程度の定例会 月に 1 回程度の工程協議会を基本とする

14 マンション共用部分のグレードアップ工事 第 2 回目 3 回目の大規模修 繕工事での対応 建物全体の機能 性能の向上 高齢化に対してのバリアフリ - 対応 マンション共用部分のグレ - ドアップ事例 エントランス廻りのグレードアップ 1 階 EV ホ - ル ピロティ廻りの改修. 第 2 回目の大規模修繕工事 庇をアルミ板 ル-バ-でデザイン 防風スクリ-ン新設 改修後 玄関ホ - ル廻りの改修 * マンション共用部の玄関ホ - ル廻りを グレ - ドアップして改修する * 玄関ホ - ルの使われ方の再検討 壁 床 天井等の内装の改修 建具関係の更新 写真右 : 玄関ホ - ルに設けられた集合郵便受けの更新 アルミ ステンレス製品に更新 改修前 ビロティ庇の鉄骨金網張りの錆びによる劣化 ピロティ部への風雨の吹き込み エントランスホ-ルとしてのデザイン 機能の陳腐化 写真左 : 玄関ホ - ル扉の改修 スチ - ルドア - をステンレス製の自動扉 ( 片引き戸 ) に更新 全面交換しているもの 引越し等の際には 折りたたみ式で全部が開くもの 玄関外部廻りのグレ - ドアップ エントランス扉を自動扉に更新 車椅子対応 ( バリアフリ -) としたもの 外回り仕上材 ( 床 壁 天井 ) も全面的に変更 明るいものとしている 玄関ホ - ル廻りの改修 マンション共用部の玄関ホ-ル廻りをグレ-ドアップして改修する * 玄関ホ-ルの使われ方の再検討 壁 床 天井等の内装の改修 建具関係の更新 従来の玄関ホ - ル廻り 従来の玄関ホ - ル * 全体に暗い感じがするため 使い方を含めて再検討 大規 模修繕工事の目玉となっていた

15 エレベーターの更新とバリアフリー 2 基あるうち 1 基 ( トランク付き ) を車椅子仕様にして更新した かご内部には手摺 ミラー 車椅子用インジゲータ 乗り場の車椅子用インジゲータ設置のために躯体の穴明けが必要となる 給水設備の配管更新 パイプシャフト内の給水配管の更新 給水立て主管 枝管廻りの配管を更新 エレベ - タ - の新設の課題 * 中層階段室型マンションの大きな問題 給水方式の変更 給水方式を従来のポンプ圧送方式から直結増圧方式に変更 妻壁面に増圧ポンプの設置 エントランス廻りのバリアフリー 改修後 階段の方が楽な人もいるので併用とし 手摺を設けた * エントランス廻り 昇降機によるバリアフリー 改修前 道路からの段差があったがスロープを付ける余裕はなかった 改修後完成披露会 改修後 これだけの段差を昇降 屋外環境の整備 防犯カメラの設置 屋外照明器具の設置 耐震改修 1 階のピロティ部分の鉄骨ブレース補強 ( 工事中 ) エントランスアプロ - チの整備 1 階のピロティ部分を鉄骨ブレースで補強

16 マンション住戸廻りのグレードアップ 共用部分であるが 住戸廻りに関連するもの 玄関扉 窓サッシ等の性能向上 玄関扉 窓サッシは専有 共用の領域が明確でないものもある 住戸玄関扉のグレ - ドアップ更新 ( カバ - 工法 ) いつ頃に行うか? * 第 3 回目 ~ 第 4 回目の大規模修繕工事 費用が高額 資金計画との関連 玄関扉の耐震対策 実際にドア枠の歪みが 10mm 程度になると ( 面内変形の場合 ) ドアの開閉に必要な力は 100Kg 以上になり 女性の力では開かない と言われている また ドア枠の歪みが 17mm になると ( 層間変形角 :1/120)( 面内変形の場合 ) ドアの開閉に必要な力は 200Kg 以上になり 人間の力では開かない と言われている 住戸玄関扉の更新 防犯性 耐震性 断熱性の向上 住戸窓サッシのグレ-ドアップ更新 (1) * カバ- 工 住戸窓サッシのグレ-ドアップ更新 (2) 法のサッシ上枠廻りの仕組み 上枠廻り * 既存の枠を残し 新たに枠を被せる障子は新規に制作する ガラスの性能 ( ペアガラスによる断熱 防火 防音等の性能 LOW-E) 窓サッシの更新 ( カバ - 工法 ) 新規の障子 二重サッシによる工法 下枠廻りペアガラス * カバ - 工法サッシ下枠廻りの仕組み 既存サッシの内側に新たに窓サッシを設けるもの 防音効果は大きい 外壁を外断熱仕様にする場合は 断熱材の納まりの関係で外側に設置

17 マンション専有部分の設備改修 専有部分の設備関係の改修 給水 排水 給湯配管等の更新 耐久性の向上 専有部分の設備機能 性能の向上 専有部分の設備配管改修は 建築工事も同時に行うものが多い < 床等解体及び配管更新状況 > 専有部給水管更新工事 更新管 :HIVP 専有部給水管更新工事 床復旧 仕上 流し台床解体及び新規配管 流し台床解体及び新規配管 床開口部復旧 洗面所床解体及び新規配管 トイレ裏 PS 壁解体及び新規配管 床仕上げ作業完了 給水 排水 給湯管の更新 住戸内専有部分の配管更新 住戸内給湯器より台所 洗面所への給水 給湯配管を更新 廊下の床下にころばし配管 給湯管 排水管 給水管 2 浴室配管工事 給湯器更新工事 ( 容量アップのための更新オプション工事 ) 給湯器を屋外に設置することにより 浴室のスペースを最大限に利用できます 配管の外壁貫通は 既存予備配管スリーブを利用します 浴室 バルコニーに壁掛給湯器を設置床面はつり 配管施工後 復旧 給水管 給湯管 将来用予備配管 ( ガス管更新用 ) 1 廊下 配管工事 住戸内工事 浴室内の設備配管更新. ユニットバスの床下配管の状況 1 コンクリートはつり 配管工事 2 モルタル補修 3 仕上復旧 ダイニング 4 配管貫通部囲い造作

18 大規模修繕工事と資金計画 大規模修繕工事内容と工事費 資料 -2 大規模修繕に要する費用は 長期修繕計画と大規模修繕工事費 マンションの長命化 その財源と資金計画 大規模修繕工事内容と工事費 (50 戸程度の比較的小規模なマンションの事例 ) 第 1 回目の大規模修繕工事 外壁 + 屋根 + 鉄部塗装等.56~ 128 万円 / 戸平均 98 万円 / 戸 第 2 回目の大規模修繕工事 外壁 + 屋根 + 鉄部塗装等.73~ 227 万円 / 戸平均 118 万円 / 戸 第 1 回と第 2 回目の工事費の違い 第 1 回目 : 外壁等の基本工事 第 2 回目 : 外壁等の他 屋根 設備等が加わり かなり異なる 特にグレ - ドアップ工事の影響は大きい No.29-Tb No.11-Eb No.8-Gc No.46-Lp No.40-Jc No.39-Ek No.35-Lk No.26-Nt No.25-Pt No.21-Sk No.19-Mg No.9-Tm No.7-Ch No.6-Al No.5-Cm No.4-Nm No.52-An No.45-Os No.44-Sh No.43-Rs No.42-Th No.38-Rt No.36-Tk No.32-Ks No.31-Yn No.28-Tn No.16-Dt No.1-Ph 外壁 + 屋根防水 + 鉄部塗替 設備関係工事 エレベーター工事 工事費万円 / 戸 工事内容で異なる 第 2 回目の工事 第 1 回目の工事 外壁 + 鉄部塗替 建築 + 設備 コメント : 第 1 回目のマンションと第 2 回目は同一のものではない 特に 第 2 回 目の工事費はマンションにより差が大きい 建物の劣化状況 工事内容により異なる

19 長期修繕計画と大規模修繕工事費 20~25 年間でどの程度の費用を要するか? 資金計画は工事費総額で策定 年度別支出項目 図 -1 中央林間エクシ-ドA 2003 年長期修繕計画支出入ク ラフ ( 含機械式駐車場 ) 折線支出 入累計棒線年度別支出万円万円 第 2 回目の大規模修繕 支出累計 現在の積立金累計 Ⅰ. 住棟部計画修繕の計 Ⅱ 付属棟の計 Ⅲ 建物総合診断 長期修繕計画 Ⅳ 機械設備の計 Ⅴ 電気設備の計 Ⅵ 外構 工作物等の計 Ⅶ. 機械式駐車場の計 年度別支出合計 E 支出累計 E+0 2E+0 2E+0 2E+0 3E+0 3E+0 3E+0 3E+0 3E+0 4E+0 4E+0 4E+0 年度別収入 収入累計 E+0 1E+0 1E+0 1E+0 1E+0 2E+0 2E+0 2E+0 2E+0 2E+0 2E+0 2E+0 支出入累計 E+ -1E+ -1E E+ -2E+ -2E+ -2E+ -2E+ -2E+ -2E+ -2E 経年 18 年目より37 年目までの20 年間の計画 (10F.60 戸のマンション )*20 年間で604 万円 / 戸 25,200 円 / 月 戸となる * この時期が最も工事内容が多く 修繕費用が高額となる時期 コメント : 当マンションは高層で中央暖房 給湯方式のため 計画修繕の設備工事 費の占める割合が大きい 長期計画作成ガイドライン 様式 4-2 収支計画グラフ ( 事例 ) 策定期間 25 年間 第 1 回目の大規模修繕 第 2 回目の大規模修繕 *25 年間の作成期間内では 2 回の大規模修繕工事がある この時期に資金ショートする事例が多い ここでは第 1 回目で蓄積がなくなり 第 2 回目では大巾に不足する コメント : 当マンションでは積立金改訂後も 26 年目以降 資金が不足する年度が ある これには金融機関よりの借入れで対応する予定である

20 マンションの長命化 再生 と その財源 資金計画 財源の確保と 長期修繕計画の見直し時期 (* 長期修繕計画に グレ - ドアップ改修を加える ) いつの時期から 資金計画はできるだけ早い時期より要検討 見直し時期より 20~25 年先の予測 (* 高経年マンション 建物の経年と居住者の年齢構成が問題 ) * 社会全体の高齢化 マンションも例外ではない マンション購入時点では 30~35 歳 30 年後は 60~65 歳となる グレ - ドアップを実現させる長期修繕計画 改修計画 長期修繕計画の項目で グレ - ドアップの必要なものを選択 専門家による検討 大まかに将来を予測 見直し で具体提案 長期計画見直し での資金計画の策定 必要により借入も検討 グレ - ドアップの対象項目では 予算に余裕を持たせる コメント : 大規模修繕時での一時的な資金不足を避けるためには 早い時期よりの 検討が必要 積立金の改訂も段階的に行うことも可能となる 長期修繕計画の基本的な考え方 分譲時のもの :30 年以上の策定期間 いつ頃 どのような工事が必要かの目安 中期計画と見直し期間 :25 年間 計画の見直し (5~6 年毎 ) 大規模修繕と関連する 工事準備段階 ( 短期計画 ): 工事実施前 2~3 年 工事の具体内容の検討 入居時 5 年 10 年 15 年 20 年 25 年 30 年 35 年 40 年 レベル 1 分譲時の長期計画 レベル 2 中期計画および計画の見直し 長期計画 (30 年以上 ) 中期計画 (25 年 ~) 分譲時の計画精度の問題 内容と精度 ( どこまで精度を上げるか ) 中期計画の見直し 第 1 回中期計画見直し (25 年 ~) 第 2 回目見直し (25 年 ~) 短期計画工事実施 準備段階 ( 計画内容のチェック ) 準備段階 大規模修繕実施 1~2 年前 * 修繕積立金が高額となる時期 工事内容 資金計画のチェック コメント : 長期修繕計画では工事概要に基づき資金計画を策定するが その内容と 精度が問題となる

21 国交省修繕積立金ガイドライン (1) [ に公表されたもの ] 修繕積立金の設定 * 修繕積立金の単価 ( m2 ) は 計画期間内の総修繕費を月額に換算したものを延専有面積で除したもので設定 * 修繕に要する総額は 作成される計画時期 期間によって異なる 1~30 年目 20~50 年目では工事内容 工事費ともに大きく異なる * 新築時より 30 年間までに補正したものを使用 * 同規模のマンションでも 住戸数により戸当たり負担額にかなり差がでる * 修繕積立金の変動要因は考慮していない グレ - ドアップ等の工事内容は含まれない コメント : 国交省 積立金ガイドライン は 84 事例のサンプルにより検討されたも の 比較的経年の浅い 20 年以下 高層のものが多い 専有面積当たりの積立額はサンプ ルの平均値をとったもの 国交省修繕積立金ガイドライン (2) マンション管理新聞による試算 試算例では 16,160~21,200 円 / 月 戸まで幅があるが これ以外に管理費 駐車場料金が加わる 駐車場を利用しない所有者にも負担が生じる 機械式駐車場の問題点 加算額 (B) は高管協作成 ( この他に日常の維持費 ) 駐車場会計は本来 独立会計 として収入と支出のバランスが必要 料金収入を管理費に繰入れているものも多い 管理費の不足額を補填している コメント : 試算例は 10 階建 専有面積 80 m2のサンプル 11,120 円 ~21,200 円 / 月 戸 1 万円の巾があり マンションの長期計画の内容により差が大きい

22 修繕積立金の実態 ( 築年別 ) 修繕積立金の実態 ( 地域別 ) 平均関東圏 105 円 関西 75 円 東海 60 円 / m2 コメント :2010 年の修繕積立金の実態調査によるもの 超高層マンションのもの であり経年も浅い ガイドラインの平均値 177 円 ~218 円 / m2 月に比べ かなり低 額なものが多い 国交省ガイドラインのまとめ 長期修繕計画作成とガイドライン 1 国交省提案の 長期修繕計画作成ガイドライン は 過去に様々な提案があったものを統一したことに評価がある 数年前に ( 財 ) マン管センタ - 発行の 長期修繕計画作成マニュアル をより体系化したもの 2 長期修繕計画の策定率は 89% を超えるが 見直しを定期的に行っているものは約半分程度 また その内容が問題となる 3 ガイドラインにおける作成内容の課題として 25~30 年間の作成期間での将来予測の問題 ( 修繕周期の設定 仕様 工法 工事費内訳書 グレ - ドアップ等 ) がある どこまで将来を予測できるか? が疑問 4 特に設備関係は内容が多岐にわたり複雑なもの これらの整理をどのように 修繕積立金とガイドライン 1 修繕積立金 平成 20 年度総合調査では平均 11,100 円弱 但し 全サンプルの平均 積立金ガイドラインでは高層 80 m2の事例で平均 16,160 円である 2 均等積立か 段階的増額か 現在のストックの半数は経年 20 年を超えたもの 段階的積立は不可欠 今後管理組合がどのように取り組むか? 3 長期修繕計画の見直しと積立金の乖離 見直しを行っても資金計画が伴わない長期計画の内容を含めて 将来のマンションのあり方を考えることが課題 4 高経年マンションの大規模修繕時の資金不足への対応として 支出の均等化を計るための金融機関よりの 借入れ の検討も必要

23 経年によるマンション大規模修繕の変遷 資料 大規模修繕工事の実施時期と工事内容 建築を中心とした大規模修繕工事の実施時期 ( 周期 ) は長期修繕計画の内容によっても異なり 一般的には 10~15 年の範囲にあるが 近年 12 年周期のものが多い ( 国交省の長期修繕計画の標準周期 ) この大規模修繕工事の実施時期により また 建物の建設時期 建物の仕組みによっても工事内容が異なってくる (1) 第 1 回目の大規模修繕工事の主要内容と特徴 ( 築後 10~15 年 一般的には 12 年 ) * 工事のコンセプトとしては 新築時に戻そう 工事概要としては 外壁改修 階段 廊下 バルコニ - 等の床防水 鉄部塗装等である * 屋根防水をどうするか 傷みの状況により異なる 露出防水では建設時の施工上の問題もある 工事の実施 ( どこまで行うか 部分修繕 全面改修 ) は劣化の状況による (2) 第 2 回目の大規模修繕工事の主要内容と特徴 ( 築後 24~30 年 一般的には 24 年 ) 1 回目と 2 回目の違いは何か? 第 1 回目の外壁大規模修繕工事内容の他に どのような内容の工事があるか? 外壁仕上材の違い : 塗装仕上げの場合は原則重ね塗り タイル張り仕上げの場合 タイルの浮き 剥離が増えることを予測する 躯体改修工事 : コンクリ - ト構造体の劣化が進行することを予測する * 鉄部塗装 金物改修箇所は 劣化の状況により部分補修 更新 ( 取替 ) が必要なものもあるが 工事の基本は劣化部分のみ補修する 経年によって傷みの箇所は増える傾向にある 外壁廻りの金物類 ( 換気フード ガラリ キャップ 物干金物 室名札 集合郵便受け等 ) 設備関係の金物類 EXPJ 廊下等の手摺廻り * 屋根防水工事の全面改修 : 第 1 回目に部分補修の場合は 全面改修が必要となる この場合は 仕様 工法 ( 材料の選択を含めて ) の検討が重要 但し 状況により部分改修で可能な場合もある グレ - ドアップ工事の検討 1 階ピロティ廻り エントランスホ - ル廻り 集会室等の改修と それぞれの工事のグレ - ドアップを考えるマンションもある 設備関連工事 : 共用部分の給水配管関係改修を同時に行う場合もある 住戸メ - タ - 廻り配管 PS 内給水配管等の更新 更生工事等

24 (3) 第 3 回目の大規模修繕工事の主要内容と特徴 ( 築後 36~45 年 一般的には 36 年 ) 第 2 回目の大規模修繕の他に 様々な工事が出てくる * 外壁改修工事関係 タイル張り仕上げ : 浮き 剥離に注意が必要 部位によっては全面張替えも必要となる 目地 ( モルタル ) の劣化への対応が求められる 塗装仕上げ材の場合 : 既存塗膜の劣化状況により 重ね塗りが可能かの検討 全面剥離 ( ケレン ) も必要となる * 屋根防水工事 : 防水仕様と耐用年数 劣化状況により検討が必要となる * 鉄部 金物関係 : 全面更新 ( 取替 ) 第 2 回目の大規模修繕時に どの程度行われたかによって工事内容は異なる グレ - ドアップ工事の検討 ( 既設金物類は経年劣化による更新が必要 ) 玄関扉 廊下 バルコニ - の手摺 窓アルミサッシ等の更新 ( 取替 ) これらの工事を第 3 回目の大規模修繕で行うか 第 4 回目まで延伸するか 劣化状況による 住戸専有部に関連するこれらの工事は 住戸数分だけ必要となるため工事費は多額となる : 専有部分の給水 排水設備工事関係を同時に行う場合もある または第 2 回目から 3 回目の中間期に単独工事として行うこともある (4) 第 4 回目以降の大規模修繕工事の主要内容と特徴 ( 築後 48~60 年 一般的 48 年 ) 短期周期 (4~6 年 鉄部塗装等 ) 中期周期 (12 年 外壁 屋根防水 金物改修等 ) の工事の他に 第 3 回目での長期周期 (30~40 年 玄関扉 窓サッシ バルコニ - 手摺更新等 屋外鉄骨階段等では全面改修 ) の対象工事がどこまで行われているかにより 工事内容は大きく変わってくる 第 3 回目の大規模修繕で長期周期 (30 年 ~40 年 ) の計画修繕項目が終わっていないものについては 第 4 回目で実施することになる また これらの様々な工事が行われていないと ( 先送りされる ) そのしわ寄せは後年に出ることになる ( 必要な工事は先送りしても なくなるものではない ) * これらの長期周期の工事がある程度終了していれば計画修繕工事の周期は一巡し 第 1 ステ - ジ (60 年目まで ) は終了 修繕工事は二巡目の第 5 回大規模修繕 (60 年目 ) より第 2 ステ - ジ (120 年目まで ) 新たな計画修繕の開始となる 第 3 回目から 4 回目の大規模修繕工事の時期が 最も費用を要する

25 第 1 回目から第 4 回目までの大規模修繕工事に要する費用は? 資料 -2 (( 財 ) マンション管理センタ - の積立金算出システム作成時のモデルマンションによるもの ) 第 1 回目から 4 回目までの概ね 60 年間に要する大規模修繕工事の費用は? 長期修繕計画 ( シュミレ - ション ) による検討 長期修繕計画策定機関 30 年間 (1~30 年目まで 高層 10 階建 60 戸のモデルマンション ) 建物共用部分 (1~30 年目までの長期修繕計画の事例 ) Ⅰ. 建築関係工事 ( 外壁 屋根 床防水 鉄部 金物類 ) 合計 295 万円 / 戸 Ⅱ. 設備関係工事 1. 給水設備工事 ( 配管 機器類更新 ) 小計 32 万円 / 戸 2. 排水設備工事 ( 配管関係更新 ) 小計 47 万円 / 戸 3. ガス設備 ( 配管更新 ) 小計 11 万円 / 戸 4. 電気設備 ( 機器 配線等 ) 小計 17 万円 / 戸 5. 情報設備 (TV インタ-ホン) 小計 11 万円 / 戸 6. エレベ-タ- ( 籠 機器更新 ) 小計 24 万円 / 戸 * 設備関係 ( 全て1 回分の工事費 ) 合計 142 万円 / 戸 Ⅲ. 機械式駐車場 ( 塗装 部品交換 更新 ) 合計 98 万円 / 戸 Ⅳ. 外構関係 ( 鉄部塗装 舗装 工作物更新 ) 合計 26 万円 / 戸 Ⅴ. 調査 診断 設計 監理 長計見直し等 合計 43 万円 / 戸 Ⅰ~Ⅴまでの合計 (30 年間の合計.16,780 円 / 月 ) 総合計 604 万円 / 戸 但し これには大幅なグレ-ドアップ工事は含まれていない 専有部分 (1~60 年目までの想定 ) Ⅰ. 住戸建具関係改修 ( 住戸玄関扉 窓サッシ等の更新 ) 合計 100 万円 / 戸 Ⅱ. 住戸内設備関係 ( 給排水 ガス 給湯配管類更新 ) 合計 100 万円 / 戸 60 年間の専有部分の総合計専有部分 =200 万円 / 戸 これにより60 年間を想定すると Ⅰ~Ⅴ.604 万円 / 戸 2=1.208 円 / 戸 +200 万円 ( 専有部分 )=1,408 万円 / 戸 * 戸当たり修繕積立金に換算すると 23.5 万円 / 年 戸 19,560 円 / 月 戸 マンションの長命化はどこまで可能か?( いかに長命化を図るか ) 既存マンションは長命化の工夫が必要 = マンション再生 ( まずは 100 年の長命化 ) * 高経年マンション = 老朽マンションではない * 但し 第 2 ステージ末までの 120 年間の総修繕費 : 単純計算では 2,816 万円 / 戸 建替え不能の高経年マンションの行末は? 過去に建設されたマンションでの * 建替え不能の要因は 1 現状の法体系での既存不適格 ( 建築基準法 都市計画法 ) 2 居住者の高齢化 資金不足 合意形成の困難性 * マンションの建替え : 過去 20 数年間 全国で 154 棟

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