PowerPoint プレゼンテーション - はじめに

Size: px
Start display at page:

Download "PowerPoint プレゼンテーション - はじめに"

Transcription

1 本邦における重症熱性血小板減少症候群 (SFTS) の初発例 亀井敏昭 1), 石堂亜希 2), 重岡徹 2), 富永貴元 2), 高橋徹 2), 前田健 3), 水谷哲也 4), 森川茂 5), 長谷川秀樹 5), 西條政幸 5) 1) 山口県立総合医療センター病理診断科 2) 血液内科 3) 山口大学共同獣医学部,4) 東京農工大学農学部, 5) 国立感染症研究所

2 緒言 重症熱性血小板減少症候群 (SFTS) はブニヤウイルス科に分類される SFTS ウイルスによるダニ媒介性感染症である 2011 年に中国より初めて報告され 中国東北 中央部において感染がみられているが 他国からの報告例はこれまでにない SFTSの臨床像は 発熱 血小板減少 消化管症状 白血球減少などで特徴づけられ 死亡率は12% 程度と考えられているものの 病態は未だ不明な点が多い 日本においては 2013 年 1 月以降にレトロスペクティブな診断例を中心に発症例が確認され 現在では100 例以上が報告されている 本例はウイルス学的に SFTSウイルス感染症と診断された国内初の患者である

3

4 重症熱性血小板減少症候群 Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome 年ころより中国の湖北省と河南省で患者が発生が認められ 2011 年に中国でウイルスが同定 主症状 : 発熱 消化器症状 白血球減少 致死率 10-30% N Engl J Med 2011;364: 血小板減少 リンパ節腫脹 ブニヤウイルス科 フレボウイルス属に分類される SFTS ウイルス ( 特定三種病原体 ) によるマダニ媒介性ウイルス感染症 ( 四類感染症 ) 現在までヒト症例の病理解析についての報告は海外からもなく SFTS の病理像については全く分かっていない 感染研感染病理部では SFTS の病理学的解析手法を確立し SFTS の病理診断について全国の医療機関からコンサルテーションを受け付けている

5 症例 50 歳代 女性 症例 主訴 発熱 嘔吐 全身倦怠感 黒色下痢便 現病歴 生来健康 2012 年秋に発熱 嘔吐 下痢 ( 黒色便 ) と強い倦怠感が出現した 近医で抗生物質 (CFPN-PI) が投与されるも症状が持続するため 発症 4 日目に休日当番医を受診した 血圧が不安定 ( 収縮期血圧 mmhg を変動 ) かつ 血液検査で高度の血球減少 (WBC 400/μ l Plt 8.9 x 10 4 /μ l) があったため 精査加療目的に当院紹介となった 既往歴 高血圧 Sjögren 症候群 ( 無治療 ) 生活歴 海外渡航なし 郊外に居住 ペット ( ネコ ) あり 山野に入る行動なし 現症 体温 39.6 血圧 134/88 mmhg 脈拍 90/ 分 整 意識清明 顔 色不良 結膜に貧血や黄疸なし 胸腹部に異常所見なし 右腋窩リンパ節を 1 2 cm 大で触知するも圧痛はなし 皮膚に明らかなダニ咬傷はなし

6 入院時検査所見 < 末梢血検査 > WBC 400 /μl Hb 13.3 g/dl PLT 8.9x10 4 /μl < 生化学検査 > TP 6.6 g/dl Alb 3.4 g/dl T.Bil 0.5 mg/dl AST 706 IU/l ALT 340 IU/l ALP 168 IU/l γ-gtp 24 IU/l LDH 1232 IU/l BUN 12 mg/dl Cre 0.6 mg/dl < 生化学検査 > CK 1051 IU/l CRP 0.1 mg/dl Na 126 mmol/l K 2.8 mmol/l Cl 85 mmol/l <アイソザイム解析 > LDH1 6 % LDH2 14 % LDH3 17 % LDH4 17 % LDH5 46 % CK-BB 0 % CK-MB 1 % CK-MM 99 % < 凝固検査 > PT 11.2 sec APTT 43.8 sec D-dimer 11.9 μg/ml <その他の検査 > Β-D-glucan Procalcitonin ferritin sil2r 6 pg/ml 0.11 ng/ml < ng/ml 1160 U/ml EBV-DNA 2.0x10 2 copy/ml CMV-IgM (-) CMV-IgG (+) ANA x 80 Anti-dsDNA <1.0 IU/ml Anti-SS-B 38.1 IU/ml U-blood (++) U-protein (+)

7 胸腹部 CT 右腋窩リンパ節腫大と両側腎腫大が明らかであるも 他部位のリンパ節腫大や肝脾腫はなく 胸腹水もなかった 胸部 X 線 縦隔 肺野に異常所見なし

8 骨髄穿刺検査 ( 腸骨 ) May-Grünwald-Giemsa 染色 骨髄組織検査 HE 染色 活性化した組織球と血球貪食細胞が明らかに増加し 顕著な血球貪食像がみられた

9 体温 臨床経過 発症下痢下血倦怠感 ( ) 39 入院四肢脱力血尿血圧不安定, DIC 37 WBC (/μl) PLT ( 10 4 /μl) PLT WBC CK LDH AST 発症からの日数 ALT (IU/l)

10 本症例に対する臨床推論 1. 多彩な症状を伴い死亡に至った経過であったが 血球貪食症候群 (HPS) の合併は特記すべきことであった 血清フェリチン値の著増も HPS に合致する所見であった 2. 経過中の CRP 値は一貫して陰性であり 急性発症の発熱 血球減少 肝トランスアミナーゼの上昇からは何らかのウイルス感染がもっとも疑われた 3. 以上より 臨床的にはウイルス関連 HPS の病態が推定された 4. 日常診療で経験するウイルス感染症には臨床症状が合致しないため 典型でない臨床像を呈した既知ウイルスの感染例か あるいは未知のウイルス感染症の可能性を考慮した 5. 血液検体を用いてウイルス学的検査を進めるとともに 死後には病理解剖を行った

11 ウイルス学的検討 ウイルス分離 ( 方法 )Vero 細胞 fcwf-4 細胞を用いて 患者血清からのウイルス分離を試みた ( 結果 )4 5 日後に細胞変性効果が観察され 何らかのウイルス増幅が見られた ウイルス RNA の解析 ( 方法 ) 上記培養液からウイルス RNA を抽出し 全ゲノム領域を包含するように RT-PCR を行い 得られた産物を次世代シークエンシンサーにて解析した ( 結果 )SFTS ウイルス中国分離株と相同性の高い RNA 配列が判明した ウイルス遺伝子の検出 ( 方法 ) 患者血清検体にて RT-PCR を施行し ウイルスゲノムを検索した ( 結果 ) 患者血清中に SFTS ウイルスゲノムを検出した ウイルス電顕写真 ウイルス系統樹解析 JS4_gi SD4_gi JS _gi SDLZtick12/2010_gi JS _gi JSD1_gi JS _gi JS _gi WWX_gi HN6_gi WJ_gi AH12_gi WWG_gi AHZ/China/2011_gi LN2_gi T112_gi _gi _gi Henan_01_gi HB155/China/2011_gi SD24_gi JN1/China/2010_gi HB29_gi M-HZM_gi HB156/China/2011_gi HB154/China/2011_gi M-WSQ_gi WSQ_gi ZGQ_gi CBX_gi WCH/97/HN/China/2011_gi LZR_gi HN13_gi FQM_gi WJQ_gi JS6_gi AH15_gi LN3_gi JS _gi JS3_gi JS26_gi JS24_gi AHL/China/2011_gi A 030A A 005A 1 YG A 1 003A A 系統樹解析からは 患者より検出された SFTS ウイルスは中国株とは異なるものであることが判明した

12

13

14 幽門前庭部から幽門輪にかけて打ち抜き様の潰瘍形成が目立ち 出血をも伴っている 右肺 : 230g

15

16 本症例 : 50 歳代女性 Severe Necrotizing Lymphadenitis & Prominent Hemophagocytosis 右腋窩リンパ節 リンパ節の基本構造が崩れている EBER 芽球様 大型リンパ球様細胞浸潤壊死核崩壊産物や cell debris 好酸性 ghosts of cells 好中球の浸潤 ( ー ) EBER (-)

17 CD68(KP1) CD3 CD20 Bcl-2

18 骨髄 CD68(KP1) 著明な血球貪食像 脾臓では 赤脾髄の拡大と脾索では 赤血球の貪食所見を認める

19 剖検の病理組織学的検討 ( 腋窩リンパ節 ) A B A:HE 染色 弱拡 B:HE 染色 強拡 C: 抗 SFTSV-NP 染色 C リンパ節は広範囲に壊死をみとめ 壊死像の中には 組織球 免疫芽球 核崩壊物を多くみとめたが 好中球浸潤はみられなかった ( 図 A,B) 抗 SFTSV ポリクローナル抗体 (SFTSV NP タンパクに対するウサギ血清 国立感染研にて作成 ) による免疫染色では 腫大リンパ節にウイルス抗原陽性細胞が存在することが判明した ( 図 C) ウイルス抗原陽性細胞は 骨髄 脾 肝にもごく少数がみられた

20 SFTSV-NP 抗原の検出 ( 免疫組織化学 ) 右腋窩リンパ節 右頚部リンパ節 壊死が見られるリンパ節は抗原陽性 肝門部リンパ節 No immunostaining sample SFTSV NP 右腋窩リンパ節 +++ 右頚部リンパ節 +++ 肝門部リンパ節 - 縦隔リンパ節 - 肺門リンパ節 - 大型リンパ球様細胞の浸潤と血球貪食像は抗原 ( ー ) のリンパ節でも見られた

21 本症例 : 50 歳代女性 リンパ節以外の組織における SFTSV-NP 抗原の検出 骨髄 肝臓 多くの血球貪食細胞が見られるが 抗原陽性細胞は少ない 脾臓 sample SFTSV NP 骨髄 + 肝臓 + 脾臓 + 肺 - 腎 - 心臓 - 消化管 - 筋 - 副腎 -

22 病理解剖学的診断 主診断 : 急性熱性血小板減少症 (SFTS) 病変主体 : 腋窩リンパ節 ( 壊死性リンパ節炎 = SFTS V による ) 血球貪食症候群 ( 赤血球 血小板 ) リンパ節 骨髄 脾臓など 副病変 : 1 線維素性心外膜炎 ( 心嚢液 210ml) 1 肝脂肪変性 肝細胞壊死 2 両肺下葉うっ血 脾臓うっ血など 3 骨格筋 筋融解

23 脾臓 傍腸管リンパ節 NIID 歳女性 Severe Necrotizing Lymphadenitis & Sever Splenitis with Necrosis anti-sftsv-np 大型リンパ球様細胞に抗原陽性 anti-sftsv-np 全身のリンパ節に壊死性リンパ節炎と抗原陽性細胞が見られた 血球貪食も見られた

24 腎臓 肝臓 NIID 歳女性 門脈域の中等度炎症細胞浸潤と小葉内の限局した肝細胞の脱落壊死 門脈域にリンパ節と同様の大型リンパ球様細胞に抗原陽性 壊死部には感染細胞 ( ) anti-sftsv-np anti-sftsv-np 腎臓の間質にも肝門脈域と同様の抗原陽性の大型リンパ球様細胞浸潤が見られる

25 甲状腺 副腎 NIID 歳女性 副腎 甲状腺へのウイルス抗原陽性の炎症細胞浸潤 anti-sftsv-np anti-sftsv-np 甲状腺濾胞間にリンパ濾胞が形成され 同部位に抗原陽性細胞が見られる その他にも骨髄や肺 消化管など全身諸臓器に同様の抗原陽性細胞の浸潤 しかし 臓器実質細胞への感染は見られない

26 SFTSV の感染経路 ダニ - ほ乳類間サイクル 哺乳動物 成ダニ ダニ-ダニ間サイクル 卵幼ダニ経卵性伝搬 ヒト 若ダニ 院内感染, 家族内感染 ヒト

27 A) フタトゲチマダニ B) タカサゴキララマダニ

28 SFTS 日本国内発生状況調査 調査対象症例の定義 1.38 以上の発熱 2. 消化器症状 ( 嘔気 嘔吐 腹痛 下痢 下血 ) 3. 血小板減少 ( 1X10 5 / µl 未満 ) 4. 白血球減少 (4X10 3 / µl 未満 ) 5. 血清酵素の上昇 (AST, ALT, LDHのいずれも ) 6. 他の感染症 病因が明らかな場合は除く 7. 集中治療を要する 又は死亡した者 2013 年 1 月 30 日

29 日本国内での SFTS 患者発生状況 山口県環境保健センター

30 日本国内で確認された SFTS 患者の年齢分布 日本国内で確認された SFTS 患者 :57 名 ( 死亡 23 名 ) 平成 26 年 4 月 10 日現在 山口県環境保健センター

31 日本国内の SFTS 患者の臨床症状 臨床症状 頻度 発熱 100% 全身症状倦怠感 100% 頭痛 55% 消化器症状 100% 呼吸器症状 27% 中枢神経症状 90% 意識障害 73% 痙攣 55% 出血症状 80% 喀血 9% 紫斑 27% 下血 36% 歯肉出血 45% リンパ節腫脹 45%

32 リアルタイム RT-PCR による SFTSV RNA の定量 sample SFTSV SFTSV copies/cell 肝臓 脾臓 右頚部リンパ節 9.98x 右腋窩リンパ節 2.22x 腹腔内リンパ節 5.25x リンパ節 骨髄 2.23x 脾臓 4.66x 骨髄 副腎 肝臓 3.31x 副腎 5.30x 腎臓 5.62x IHC 陽性組織では 10 2 コピー以上のウイルスが検出 リンパ節以外の組織では 細胞当たり 10 3 コピー以下であったが 右腋窩リンパ節では細胞当たり 10 4 コピー程度のウイルスが検出された しかしながら 全身のリンパ節からウイルスが検出されるわけではない

33 SFTS 剖検例の病理学的特徴のまとめと考察 1. 腫脹した末梢リンパ節に Cell debris や核崩壊産物が目立つ壊死と大型リンパ球様細胞の浸潤を伴う壊死性リンパ節炎が見られた 好中球などの顆粒球浸潤はほとんど見られなかった 2. SFTSV NP 抗原は 上記の所見を伴うリンパ組織に存在する大型リンパ球様細胞の細胞質と壊死部の Cell debris に検出された 血球貪食細胞はウイルス感染 ( ー ) 3. 骨髄やリンパ節では 著明な血球貪食像が見られた 骨髄では 巨核球の減少はみられなかった 4. 骨髄 肝臓 脾臓 副腎などで大型リンパ球様細胞浸潤 抗原陽性細胞が見られたが 明らかな節外臓器実質細胞への感染は見られなかった 1 大型リンパ球様細胞の浸潤が目立つ壊死性リンパ節炎 2 血球貪食像が SFTS の病理学的特徴であると考えられた SFTS の病態解明には 感染細胞の詳細な解析とさらなる症例の蓄積が重要な課題である

34 考察 1. 発熱 全身倦怠感 消化器症状で発症し 血小板減少と白血球減少および筋酵素の上昇を伴う筋症状を呈して 全身状態の悪化から急速に死亡に至った SFTS 患者を経験した 2. 急性期の患者血清からウイルスが分離され かつ免疫組織化学染色で剖検組織において SFTS ウイルス抗原が証明されたことから 本患者は日本で初めてウイルス学的に SFTS が確定診断された このことが その後の SFTS の後方視的調査の契機となった ( 現在は104 例が報告 ) 3. SFTS における血球減少の病態には 骨髄で血球貪食像がみられたことから 血球貪食症候群が関与していることが考えられた 4. ウイルスの系統樹解析からは 今回発見されたウイルスの遺伝子型は既報の中国分離株とは独立したものであり SFTS ウイルスは以前から日本国内に存在したものと考えられた ( 最古症例 2005 年 )

35 結語 国内初の SFTS 症例を報告した これにより 中国だけでなく日本にも SFTS が存在することが明らかとなった さらに ウイルス学的解析により SFTS ウイルスは日本に土着しているウイルスであることも判明した SFTS 症例の病理学的変化の本態は (1) 壊死性リンパ節炎 (2) ウイル ス関連血球貪食症候群 (3) 胃潰瘍 (4) 出血傾向などであり 血球貪食症候群による血球減少が本質病変と考えられる

1 8 ぜ 表2 入院時検査成績 2 諺齢 APTT ALP 1471U I Fib 274 LDH 2971U 1 AT3 FDP alb 4 2 BUN 16 Cr K4 O Cl g dl O DLST 許 皇磯 二 図1 入院時胸骨骨髄像 低形成で 異常細胞は認め

1 8 ぜ 表2 入院時検査成績 2 諺齢 APTT ALP 1471U I Fib 274 LDH 2971U 1 AT3 FDP alb 4 2 BUN 16 Cr K4 O Cl g dl O DLST 許 皇磯 二 図1 入院時胸骨骨髄像 低形成で 異常細胞は認め 1 8 ぜ 表2 入院時検査成績 2 諺齢 APTT ALP 1471U I Fib 274 LDH 2971U 1 AT3 FDP 125 6 7 alb 4 2 BUN 16 Cr K4 O Cl g dl O 7 137 DLST 許 皇磯 二 図1 入院時胸骨骨髄像 低形成で 異常細胞は認められない PAIgG 177 3ng 107 cell meq 1 砂糖水試験 一 Fe 236 μg

More information

九州支部卒後研修会症例

九州支部卒後研修会症例 血液検査研修会 ( 第 25 回 ) 検査の異常から探る! 造血器腫瘍へのアプローチ 症例提示 症例 1~8 - 症例発表者 - 症例 1 藤崎恵熊本医療センター 症例 2 荒木敏造浜の町病院 症例 3 古城剛鹿児島大学病院 症例 4 佐々木高太郎都城健康サービスセンター 症例 5 矢田佳愛 大分県立病院 症例 6 下田博臣 健康保険諫早総合病院 症例 7 堤陽子 佐賀県医療センター好生館 症例 8

More information

10,000 L 30,000 50,000 L 30,000 50,000 L 図 1 白血球増加の主な初期対応 表 1 好中球増加 ( 好中球 >8,000/μL) の疾患 1 CML 2 / G CSF 太字は頻度の高い疾患 32

10,000 L 30,000 50,000 L 30,000 50,000 L 図 1 白血球増加の主な初期対応 表 1 好中球増加 ( 好中球 >8,000/μL) の疾患 1 CML 2 / G CSF 太字は頻度の高い疾患 32 白血球増加の初期対応 白血球増加が 30,000~50,000/μL 以上と著明であれば, 白血病の可能性が高い すぐに専門施設 ( ) に紹介しよう ( 図 1) 白血球増加があれば, まず発熱など感染症を疑う症状 所見に注目しよう ( 図 1) 白血球増加があれば, 白血球分画を必ずチェックしよう 成熟好中球 ( 分葉核球や桿状核球 ) 主体の増加なら, 反応性好中球増加として対応しよう ( 図

More information

遡及調査にて77日前の献血時のHBVウイルス血症が確認できた急性B型肝炎の一例

遡及調査にて77日前の献血時のHBVウイルス血症が確認できた急性B型肝炎の一例 輸血後 HBV 感染事例とその対策 香川県赤十字血液センター 所長本田豊彦 2013 年 9 月 30 日 輸血後肝炎発症率 肝炎ウイルスと感染経路 1) 経口感染 HAV と HEV で 急性肝炎を起こし 慢性化はしない 2) 血液 体液による感染 HBV と HCV で 慢性肝炎 肝硬変 肝癌の原因となる 輸血による HBV 感染経路 1 急性 B 型肝炎のウインドウ期の献血者か らの感染 2

More information

別紙 1 新型インフルエンザ (1) 定義新型インフルエンザウイルスの感染による感染症である (2) 臨床的特徴咳 鼻汁又は咽頭痛等の気道の炎症に伴う症状に加えて 高熱 (38 以上 ) 熱感 全身倦怠感などがみられる また 消化器症状 ( 下痢 嘔吐 ) を伴うこともある なお 国際的連携のもとに

別紙 1 新型インフルエンザ (1) 定義新型インフルエンザウイルスの感染による感染症である (2) 臨床的特徴咳 鼻汁又は咽頭痛等の気道の炎症に伴う症状に加えて 高熱 (38 以上 ) 熱感 全身倦怠感などがみられる また 消化器症状 ( 下痢 嘔吐 ) を伴うこともある なお 国際的連携のもとに 別紙 1 新型インフルエンザ (1) 定義新型インフルエンザウイルスの感染による感染症である (2) 臨床的特徴咳 鼻汁又は咽頭痛等の気道の炎症に伴う症状に加えて 高熱 (38 以上 ) 熱感 全身倦怠感などがみられる また 消化器症状 ( 下痢 嘔吐 ) を伴うこともある なお 国際的連携のもとに最新の知見を集約し 変更される可能性がある (3) 届出基準ア患者 ( 確定例 ) 患者 ( 確定例

More information

33 NCCN Guidelines Version NCCN Clinical Practice Guidelines in Oncology (NCCN Guidelines ) (NCCN 腫瘍学臨床診療ガイドライン ) 非ホジキンリンパ腫 2015 年第 2 版 NCCN.or

33 NCCN Guidelines Version NCCN Clinical Practice Guidelines in Oncology (NCCN Guidelines ) (NCCN 腫瘍学臨床診療ガイドライン ) 非ホジキンリンパ腫 2015 年第 2 版 NCCN.or 33 NCCN Clinical Practice Guidelines in Oncology (NCCN Guidelines ) (NCCN 腫瘍学臨床診療ガイドライン ) 2015 年第 2 版 NCCN.org NCCN Clinical Practice Guidelines in Oncology (NCCN Guidelines ) (NCCN 腫瘍学臨床診療ガイドライン ) の Lugano

More information

59 20 : 50 : : : : : 2 / :20 / 25 GTP /28 5/3 5/4 5/8 6/1 1 7kg 6/9 :178.7cm :68.55kg BMI:21.47 :37.3 :78 / :156/78mmHg 1

59 20 : 50 : : : : : 2 / :20 / 25 GTP /28 5/3 5/4 5/8 6/1 1 7kg 6/9 :178.7cm :68.55kg BMI:21.47 :37.3 :78 / :156/78mmHg 1 59 20 : 50 : 2005 9 : 2006 1 : 2006 4 : :2 / :20 / 25 GTP 2006 1 4/28 5/35/4 5/8 6/1 1 7kg 6/9 :178.7cm :68.55kg BMI:21.47 :37.3:78 / :156/78mmHg 1 0.3g 1 30-49 Hb9.5g/dL 7 /mm 3 - Cr1.6mg/dL CRP1.84 mg/dl

More information

45 クロスミキシングテストが有用だった第 Ⅴ 因子欠乏症と後天性血友病 A の 2 症例 堀美友香 1) 溝口義浩 1) 棚田法子 1) 角龍太 1) 緒方昌倫 1) 公立学校共済組合九州中央病院 1) はじめに 先天性第 Ⅴ 因子欠乏症は 100 万人に 1 人の非常にまれな疾患である 重症例も

45 クロスミキシングテストが有用だった第 Ⅴ 因子欠乏症と後天性血友病 A の 2 症例 堀美友香 1) 溝口義浩 1) 棚田法子 1) 角龍太 1) 緒方昌倫 1) 公立学校共済組合九州中央病院 1) はじめに 先天性第 Ⅴ 因子欠乏症は 100 万人に 1 人の非常にまれな疾患である 重症例も 44 急性膵炎治療中に認めた破砕赤血球所見が TTP の診断に有用であった 1 例 齊藤祐樹 1) 井上弘子 1) 川添綾子 1) 天本貴広 1) 吉永英子 1) 森下ゆき 1) 棚町千代子 1) 橋本好司 2) 久留米大学医療センター 1) 久留米大学病院 2) はじめに 血栓性血小板減少性紫斑病 (thrombotic thrombocytopenic purpura; TTP) は血小板減少

More information

血糖高いのは朝食後のため検査項目 下限値上限値 単位名称 9 月 3 日 9 月 6 日 9 月 15 日 9 月 18 日 9 月 21 日 9 月 24 日 9 月 28 日 10 月 1 日 10 月 3 日 10 月 5 日 10 月 9 日 10 月 12 日 10 月 15 日 10 月

血糖高いのは朝食後のため検査項目 下限値上限値 単位名称 9 月 3 日 9 月 6 日 9 月 15 日 9 月 18 日 9 月 21 日 9 月 24 日 9 月 28 日 10 月 1 日 10 月 3 日 10 月 5 日 10 月 9 日 10 月 12 日 10 月 15 日 10 月 検査項目 下限値上限値 単位名称 7 月 9 日 7 月 10 日 7 月 11 日 7 月 12 日 7 月 13 日 7 月 17 日 7 月 20 日 7 月 23 日 7 月 25 日 7 月 27 日 7 月 30 日 8 月 3 日 8 月 6 日 8 月 8 日 8 月 10 日 8 月 12 日 8 月 15 日 8 月 17 日 8 月 20 日 8 月 22 日 8 月 24 日

More information

72 20 Ope / class Alb g/ cm 47.9kg : /min 112/60m

72 20 Ope / class Alb g/ cm 47.9kg : /min 112/60m 72 20Ope 68 69 2006 4 50 20 / 52 2006 4 1 2006 4 4 24 class 699.4 5 2 5 23 6 6 15 6 19 6 16 Alb2.03+ 7.5g/ 6 21 153.5cm 47.9kg : 36.7 89/min112/60mmHg (-) (-)S1 S2 S3(-) S4(-) - - 6 15 (+) TP4.9g/dl Alb2.0g/

More information

1 2 2 ANCA pouci immune IgG C3 ANCA 68 '01 '02 7 UN 14mg/dl, Cr 0.7 mg/dl, -, - ' UN 45mg/dl, Cr 2.4 mg/dl, Ht 29.5%, 4+, cm 61

1 2 2 ANCA pouci immune IgG C3 ANCA 68 '01 '02 7 UN 14mg/dl, Cr 0.7 mg/dl, -, - ' UN 45mg/dl, Cr 2.4 mg/dl, Ht 29.5%, 4+, cm 61 1 2 2 ANCApouci immune IgG C3 ANCA 68 '01 '02 7 UN 14mg/dl, Cr 0.7 mg/dl, -, - '03 2 3 31 UN 45mg/dl, Cr 2.4 mg/dl, Ht 29.5%, 4+, 3+ 4 14 156.0 cm 61.5 kg 36.9 158/92 mmhg 90 1. ANCA 2. 3. IgG4 deposit

More information

_03大山.indd

_03大山.indd 36, 13-19, 2016 2 24 24 6 12 1% 1 DIC 2 1 40 30 0 0 IVM - ICSI - ; in vitro mturtion - intrcytoplsmic sperm injection 32 5 mm 37 3 1,300 g 7 H 10.1 g/dl 10 ER 104/69 mmhg 78 / 1 FBG 1 100 ml FFP 300 ml

More information

2.7.6 MJR a MRI CT b 2 Beecham r-afs mg/ mg/ Gn-RH 742

2.7.6 MJR a MRI CT b 2 Beecham r-afs mg/ mg/ Gn-RH 742 MJR-35 34 1 1 a MRICT b 2Beecham r-afs 3 4 20 4 mg/ 20 40 5 6 2 1 2 3 44 mg/ 5 6 7 8 4 Gn-RH 742 9 10 11 12 1 20 60 1 1MJR-351 mg/ 0.25 2 Lot. No. 2MJR-352 mg/ 1 1 Lot. No. 3MJR-354 mg/ 1 2 Lot. No. 2

More information

イルスが存在しており このウイルスの存在を確認することが診断につながります ウ イルス性発疹症 についての詳細は他稿を参照していただき 今回は 局所感染疾患 と 腫瘍性疾患 のウイルス感染検査と読み方について解説します 皮膚病変におけるウイルス感染検査 ( 図 2, 表 ) 表 皮膚病変におけるウイ

イルスが存在しており このウイルスの存在を確認することが診断につながります ウ イルス性発疹症 についての詳細は他稿を参照していただき 今回は 局所感染疾患 と 腫瘍性疾患 のウイルス感染検査と読み方について解説します 皮膚病変におけるウイルス感染検査 ( 図 2, 表 ) 表 皮膚病変におけるウイ 2012 年 12 月 13 日放送 第 111 回日本皮膚科学会総会 6 教育講演 26-3 皮膚病変におけるウイルス感染検査と読み方 川崎医科大学皮膚科 講師山本剛伸 はじめにウイルス性皮膚疾患は 臨床症状から視診のみで診断がつく例もありますが ウイルス感染検査が必要となる症例も日常多く遭遇します ウイルス感染検査法は多種類存在し それぞれに利点 欠点があります 今回は それぞれのウイルス感染検査について

More information

佐賀県肺がん地域連携パス様式 1 ( 臨床情報台帳 1) 患者様情報 氏名 性別 男性 女性 生年月日 住所 M T S H 西暦 電話番号 年月日 ( ) - 氏名 ( キーパーソンに ) 続柄居住地電話番号備考 ( ) - 家族構成 ( ) - ( ) - ( ) - ( ) - 担当医情報 医

佐賀県肺がん地域連携パス様式 1 ( 臨床情報台帳 1) 患者様情報 氏名 性別 男性 女性 生年月日 住所 M T S H 西暦 電話番号 年月日 ( ) - 氏名 ( キーパーソンに ) 続柄居住地電話番号備考 ( ) - 家族構成 ( ) - ( ) - ( ) - ( ) - 担当医情報 医 佐賀県肺がん地域連携パス様式 1 ( 臨床情報台帳 1) 患者様情報 氏名 性別 男性 女性 生 住所 M T S H 西暦 電話番号 氏名 ( キーパーソンに ) 続柄居住地電話番号備考 家族構成 情報 医療機関名 診療科 住所 電話番号 紹介医 計画策定病院 (A) 連携医療機関 (B) 疾患情報 組織型 遺伝子変異 臨床病期 病理病期 サイズ 手術 有 無 手術日 手術時年齢 手術 有 無 手術日

More information

2017 年 8 月 9 日放送 結核診療における QFT-3G と T-SPOT 日本赤十字社長崎原爆諫早病院副院長福島喜代康はじめに 2015 年の本邦の新登録結核患者は 18,820 人で 前年より 1,335 人減少しました 新登録結核患者数も人口 10 万対 14.4 と減少傾向にあります

2017 年 8 月 9 日放送 結核診療における QFT-3G と T-SPOT 日本赤十字社長崎原爆諫早病院副院長福島喜代康はじめに 2015 年の本邦の新登録結核患者は 18,820 人で 前年より 1,335 人減少しました 新登録結核患者数も人口 10 万対 14.4 と減少傾向にあります 2017 年 8 月 9 日放送 結核診療における QFT-3G と T-SPOT 日本赤十字社長崎原爆諫早病院副院長福島喜代康はじめに 2015 年の本邦の新登録結核患者は 18,820 人で 前年より 1,335 人減少しました 新登録結核患者数も人口 10 万対 14.4 と減少傾向にありますが 本邦の結核では高齢者結核が多いのが特徴です 結核診療における主な検査法を示します ( 図 1) 従来の細菌学的な抗酸菌の塗抹

More information

< F2D BD96EC2E6A7464>

< F2D BD96EC2E6A7464> 8 管内一養豚場で確認された豚皮膚炎腎症症候群 (PDNS) 湘南家畜保健衛生所 平野幸子荒木悦子 和泉屋公一稲垣靖子 はじめに 豚皮膚炎腎症症候群 ( 以下 PDNS) は主に育成豚及び肥育豚に発生し 発症率は1% 以下 死亡率は90 日齢以上で100% 近いが 45~90 日齢では30% 程度である 重症例では発症後数日以内に死亡する 特徴的症状は皮膚における不定形な赤紫色斑または丘疹の形成で

More information

血管周囲に細胞浸潤と肉芽腫形成を認めた Figure した ステロイドを漸減し 9月29日プレドニゾロ 3 ン25 mg/dayで退院となった 退院時の下腿筋MRI 入院後経過 Figure 4 検査でも改善を認めた Figure 2b 以後ステロイド サルコイドーシスと診断 プレドニゾロン60 m

血管周囲に細胞浸潤と肉芽腫形成を認めた Figure した ステロイドを漸減し 9月29日プレドニゾロ 3 ン25 mg/dayで退院となった 退院時の下腿筋MRI 入院後経過 Figure 4 検査でも改善を認めた Figure 2b 以後ステロイド サルコイドーシスと診断 プレドニゾロン60 m 不明熱で発症した急性筋炎型サルコイドーシスの1例 1 川井孝子 加藤 清 1, 2 要旨 34歳女性 2006年6月初旬より咽頭痛 38 39 の発熱出現 近医より経口抗生物質を処方されるも解熱せ ず 7月8日から両下腿の筋肉痛が出現 7月中旬から筋肉痛は四肢に拡がり7月24日精査加療目的で紹介入院と なる 入院時検査で白血球増多とCRPの上昇を認めたがCPKは正常値であった 胸部X線写真は異常なし

More information

検査項目情報 LDH アイソザイム ( 乳酸脱水素酵素アイソザイム ) Department of Clinical Laboratory, Kyoto University Hospital 一次サンプル採取マニュアル 生化学的検査 >> 3B. 酵素および関連物質 >> 3B05

検査項目情報 LDH アイソザイム ( 乳酸脱水素酵素アイソザイム ) Department of Clinical Laboratory, Kyoto University Hospital 一次サンプル採取マニュアル 生化学的検査 >> 3B. 酵素および関連物質 >> 3B05 lactate dehydrogenase isoenzymes 連絡先 : 3764 基本情報 ( 標準コード (JLAC10) ) 基本情報 ( 診療報酬 ) 標準コード (JLAC10) 診療報酬 3B055 LDHアイソザイム ( 乳酸脱水素酵素アイソザイム ) 特掲診療料 >> 検査 >> 検体検査料 >> 検体検査実施料 >> ( 生化学的検査 (Ⅰ)) 分析物 D007 15 LDアイソザイム

More information

東邦大学学術リポジトリ タイトル別タイトル作成者 ( 著者 ) 公開者 Epstein Barr virus infection and var 1 in synovial tissues of rheumatoid 関節リウマチ滑膜組織における Epstein Barr ウイルス感染症と Epst

東邦大学学術リポジトリ タイトル別タイトル作成者 ( 著者 ) 公開者 Epstein Barr virus infection and var 1 in synovial tissues of rheumatoid 関節リウマチ滑膜組織における Epstein Barr ウイルス感染症と Epst 東邦大学学術リポジトリ タイトル別タイトル作成者 ( 著者 ) 公開者 Epstein Barr virus infection and var 1 in synovial tissues of rheumatoid 関節リウマチ滑膜組織における Epstein Barr ウイルス感染症と Epstein Barr nuclear antigen 1 の変異増岡, 正太郎東邦大学 発行日 2019.03.13

More information

Microsoft Word - 【要旨】_かぜ症候群の原因ウイルス

Microsoft Word - 【要旨】_かぜ症候群の原因ウイルス かぜ症候群の原因ウイルス ~ サフォードウイルスもそのひとつ?~ 新潟県保健環境科学研究所ウイルス科主任研究員広川智香 1 はじめにかぜ症候群とは, 鼻やのど, 気管支や肺に急性の炎症をきたす疾患の総称で, その原因となる病原体は 80~90% がウイルスといわれています 主な原因ウイルスとしてはライノウイルス, コロナウイルス, パラインフルエンザウイルス,RS ウイルス, インフルエンザウイルスなどがあげられます

More information

検体採取 患者の検査前準備 検体採取のタイミング 記号 添加物 ( キャップ色等 ) 採取材料 採取量 測定材料 F 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( 青 細 ) 血液 3 ml 血清 H 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( ピンク ) 血液 6 ml 血清 I 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( 茶色 )

検体採取 患者の検査前準備 検体採取のタイミング 記号 添加物 ( キャップ色等 ) 採取材料 採取量 測定材料 F 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( 青 細 ) 血液 3 ml 血清 H 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( ピンク ) 血液 6 ml 血清 I 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( 茶色 ) toxoplasma gondii antibody-igg 連絡先 : 3764 基本情報 分析物 5E156 JLAC10 診療報酬 識別材料 023 血清 測定法 052 化学 生物発光イムノアッセイ (CLEIA) 結果識別 第 2 章 特掲診療料 D012 14 トキソプラズマ抗体 第 3 部 検査 第 1 節 検体検査料 第 1 款 検体検査実施料 ( 免疫学的検査 ) 93 点 加算等

More information

耐性菌届出基準

耐性菌届出基準 37 ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 (1) 定義ペニシリン G に対して耐性を示す肺炎球菌による感染症である (2) 臨床的特徴小児及び成人の化膿性髄膜炎や中耳炎で検出されるが その他 副鼻腔炎 心内膜炎 心嚢炎 腹膜炎 関節炎 まれには尿路生殖器感染から菌血症を引き起こすこともある 指定届出機関の管理者は 当該指定届出機関の医師が (2) の臨床的特徴を有する者を診察した結果 症状や所見からペニシリン耐性肺炎球菌感染症が疑われ

More information

研究協力施設における検討例 病理解剖症例 80 代男性 東京逓信病院症例 1 検討の概要ルギローシスとして矛盾しない ( 図 1) 臨床診断 慢性壊死性肺アスペルギルス症 臨床経過概要 30 年前より糖尿病で当院通院 12 年前に狭心症で CABG 施行 2 年前にも肺炎で入院したが 1 年前に慢性

研究協力施設における検討例 病理解剖症例 80 代男性 東京逓信病院症例 1 検討の概要ルギローシスとして矛盾しない ( 図 1) 臨床診断 慢性壊死性肺アスペルギルス症 臨床経過概要 30 年前より糖尿病で当院通院 12 年前に狭心症で CABG 施行 2 年前にも肺炎で入院したが 1 年前に慢性 研究協力施設における検討例 病理解剖症例 80 代男性 東京逓信病院症例 1 検討の概要ルギローシスとして矛盾しない ( 図 1) 臨床診断 慢性壊死性肺アスペルギルス症 臨床経過概要 30 年前より糖尿病で当院通院 12 年前に狭心症で CABG 施行 2 年前にも肺炎で入院したが 1 年前に慢性壊死性肺アスペルギルス症の診断となる 1 か月前にも肺炎で入院し 軽快退院したが 1 週間後より呼吸状態が再び悪化して再入院

More information

減量・コース投与期間短縮の基準

減量・コース投与期間短縮の基準 用法 用量 通常 成人には初回投与量 (1 回量 ) を体表面積に合せて次の基準量とし 朝食後および夕食後の 1 日 2 回 28 日間連日経口投与し その後 14 日間休薬する これを 1 クールとして投与を繰り返す ただし 本剤の投与によると判断される臨床検査値異常 ( 血液検査 肝 腎機能検査 ) および消化器症状が発現せず 安全性に問題がない場合には休薬を短縮できるが その場合でも少なくとも

More information

仙台市立病院医誌 20 75 79 2000 索引用語 川崎病 血球貧食症候群 シクロスポリンA 川崎病の経過中に血球貧食症候群を併発した2例 崎 大 沼 本 俊 村 平 小 子 西 哉 田島井川 柿 正 中 竹 周祥克 雅 大 山 高 三 正 己栄敏勝 小 島沼条柳 木 祐 二 加奈子 亜 紀 洋 入院時現症 体温39 5 発疹 手足の硬性浮 はじめに 腫 口唇発赤および眼球結膜充血 頚部リンパ節

More information

日本呼吸器学会雑誌第47巻第6号

日本呼吸器学会雑誌第47巻第6号 Fig.1 A,ChestX-rayfilm demonstratingatumorshadow intherightlowerlungfield.b,chestct scan demonstratingtherightmiddlelobemass,measuring9.0 7.3cm.C,AbdominalCT scanshowingfree airintheabdominalcavityanddirtyfatsignaroundthesigmoidcolontumor.

More information

日当直者向け? 血算データの見方 ~ 赤血球減少症 ( 貧血 )~ 船橋市立医療センター福田幸広 貧血とは 末梢血の赤血球成分が不足した状態をさす 判定は 単位血液あたりの赤血球数 ヘモグロビン濃度 ヘマトクリットの3つの指標で行う 酸素運搬能という機能を鑑みれば となる ヘモグロビン濃度による貧血の基準 (WHO による ) 11 12 13 乳幼児 妊婦 高齢者 学童 成人女性 新生児 成人男性

More information

<4D F736F F F696E74202D B CE8D9590E690B694AD955C2E B93C782DD8EE682E890EA97705D>

<4D F736F F F696E74202D B CE8D9590E690B694AD955C2E B93C782DD8EE682E890EA97705D> 2 ヶ所の穿孔で発症した Enteropathy-type T-cell lymphoma の 1 例 緒言 Enteropathy-type T-cell lymphoma ( 以下 EATL) は, 小腸に発生する比較的まれなリンパ腫である. 多くは穿孔で発症し化学療法に不応で予後不良とされる. 2 ヶ所の穿孔で発症した ETL の 1 例を経験したので若干の文献的考察を加え報告する. 症例 84

More information

日本呼吸器学会雑誌第48巻第6号

日本呼吸器学会雑誌第48巻第6号 Fig.1 Cutaneousfindingsandpathologicalfindingsofatransbronchiallungbiopsy(TBLB)andlichenifiedeczemaoftherightforearm.Thepatienthadlichenifiedeczemaonhisextremitiesandbodytrunk (1a:rightforearm,1b:leftthigh).Therewasinfiltrationoftheinflammatorylymphocytes,edemaandabrasioninthetype2alveolarepithelium

More information

生化学検査 臨床検査基準値一覧 近畿大学病院 (1) 検査項目 基準値 単位 検査項目 基準値 単位 CRP mg/dl WBC /μl Na mmol/l M RBC K mmol/l F 3.86-

生化学検査 臨床検査基準値一覧 近畿大学病院 (1) 検査項目 基準値 単位 検査項目 基準値 単位 CRP mg/dl WBC /μl Na mmol/l M RBC K mmol/l F 3.86- 生化学検査 近畿大学病院 (1) CRP 0.00-0.14 WBC 3.3-8.6 10 3 /μl Na 138-145 mmol/l M 4.35-5.55 RBC K 3.6-4.8 mmol/l F 3.86-4.92 10 6 /μl Cl 101-108 mmol/l M 13.7-16.8 HGB g/dl Ca 8.8-10.1 F 11.6-14.8 Pi 2.7-4.6 液 M

More information

CD1 data

CD1 data 測定方法 ( ラット マウス共通 一部の系統でのみ測定されている項目も含む ) 血液学的検査 測定条件 絶食 : 約 16 時間 麻酔 : ネンブタール腹腔内投与 採血部位 : 後大静脈 抗凝固剤 :EDTA-2Na(WBC RBC HGB HCT MCV MCH MCHC PLT) EDTA-2K( 網状赤血球 白血球百分比検査 ) クエン酸 Na( 凝固系検査 ) 測定機器 : セルタック α(

More information

検体採取 患者の検査前準備 検体採取のタイミング 記号 添加物 ( キャップ色等 ) 採取材料 採取量 測定材料 F 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( 青 細 ) 血液 3 ml 血清 H 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( ピンク ) 血液 6 ml 血清 I 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( 茶色 )

検体採取 患者の検査前準備 検体採取のタイミング 記号 添加物 ( キャップ色等 ) 採取材料 採取量 測定材料 F 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( 青 細 ) 血液 3 ml 血清 H 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( ピンク ) 血液 6 ml 血清 I 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( 茶色 ) 6690 5. 免疫学的検査 >> 5G. 自己免疫関連検査 >> 5G504. anti cardiolipin-beta2 glycoprotein 1 complex antibody 連絡先 : 3764 基本情報 5G504 抗カルジオリピンβ2グリコプロテインⅠ 複合体抗体分析物 JLAC10 診療報酬 識別材料 023 血清 測定法結果識別 第 2 章 特掲診療料 D014 第 3 部

More information

当院の血液検査室の概要 血液検査 system 自動血球分析装置塗抹標本作製装置 La-vietal LS (Sysmex 社 ) XN-3000 (Sysmex 社 ) XN 台 ( RET WPC PLT-F の各チャンネル ) XN 台 SP-10 (Sysmex

当院の血液検査室の概要 血液検査 system 自動血球分析装置塗抹標本作製装置 La-vietal LS (Sysmex 社 ) XN-3000 (Sysmex 社 ) XN 台 ( RET WPC PLT-F の各チャンネル ) XN 台 SP-10 (Sysmex いまさら聞けないシリーズ CBC スキャッタから目視血液像を追加するポイント 済生会習志野病院検査科深海律子 当院の血液検査室の概要 血液検査 system 自動血球分析装置塗抹標本作製装置 La-vietal LS (Sysmex 社 ) XN-3000 (Sysmex 社 ) XN-2000 1 台 ( RET WPC PLT-F の各チャンネル ) XN-1000 1 台 SP-10 (Sysmex

More information

2019 年 6 月 1 日 TMM 講座 論文を書きましょう! 何を書けばいいんですか? 新潟大学医歯学総合病院魚沼地域医療教育センター高田俊範

2019 年 6 月 1 日 TMM 講座 論文を書きましょう! 何を書けばいいんですか? 新潟大学医歯学総合病院魚沼地域医療教育センター高田俊範 2019 年 6 月 1 日 TMM 講座 論文を書きましょう! 何を書けばいいんですか? 新潟大学医歯学総合病院魚沼地域医療教育センター高田俊範 医学論文って何? レポートや博士論文 特に学術講演会やセミナーで話されたり 学術誌 ( 医学雑誌 ) に掲載された文章 Paper: an essay or thesis, especially one read at an academic lecture

More information

BMP7MS08_693.pdf

BMP7MS08_693.pdf 106 第IX章 写真 1 胆囊捻転症症例 1 重症胆囊炎) ab cd a. 術中写真 1 b. 術中写真 2 c. 腹部超音波検査 d. 浮遊胆囊 Gross の分類 写真 2 胆囊捻転症症例 2 重症胆囊炎) ab c a. CT 胆囊壁の肥厚と造影不良(A) 胆囊周囲液体貯留(B) b. MRI T 2強 調 像 に お け る pericholecystic high signal 矢 印

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 大阪府医師会館 平成 26 年 3 月 29 日 平成 25 年度 ( 第 41 回 ) 大阪府医師会臨床検査精度管理検討会 外部精度管理調査と内部精度管理 血液学検査 ( 血液像 ) 近畿大学医学部附属病院中央臨床検査部 岡田和敏 設問症例 血液像の症例一覧 1~4 5~8 9 原発性骨髄線維症 EB ウイルス感染症 節外性 NK/T 細胞リンパ腫 - 鼻型からアグレッシブ NK 細胞性白血病 /

More information

「             」  説明および同意書

「             」  説明および同意書 EDP( エトポシド + ドキソルビシン + シスプラチン ) 療法 説明および同意書 四国がんセンター泌尿器科 患者氏名 ( ) さん 御本人さんのみへの説明でよろしいですか? ( 同席者の氏名をすべて記載 ) ( ( はい ) ) < 病名 > 副腎がん 転移部位 ( ) < 治療 > EDP 療法 (E: エトポシド D: ドキソルビシン P: シスプラチン ) < 治療開始予定日 > 平成

More information

第 4 章感染患者への対策マニュアル ウイルス性肝炎の定義と届け出基準 1) 定義ウイルス感染が原因と考えられる急性肝炎 (B 型肝炎,C 型肝炎, その他のウイルス性肝炎 ) である. 慢性肝疾患, 無症候性キャリア及びこれらの急性増悪例は含まない. したがって, 透析室では HBs

第 4 章感染患者への対策マニュアル ウイルス性肝炎の定義と届け出基準 1) 定義ウイルス感染が原因と考えられる急性肝炎 (B 型肝炎,C 型肝炎, その他のウイルス性肝炎 ) である. 慢性肝疾患, 無症候性キャリア及びこれらの急性増悪例は含まない. したがって, 透析室では HBs 第 4 章感染患者への対策マニュアル 63 4. ウイルス性肝炎の定義と届け出基準 1) 定義ウイルス感染が原因と考えられる急性肝炎 (B 型肝炎,C 型肝炎, その他のウイルス性肝炎 ) である. 慢性肝疾患, 無症候性キャリア及びこれらの急性増悪例は含まない. したがって, 透析室では HBs 抗原 抗体,HCV 抗体などが陰性であった者が急性肝炎を発症し, ウイルス感染が証明された場合には届出が必要となる.

More information

ヒト慢性根尖性歯周炎のbasic fibroblast growth factor とそのreceptor

ヒト慢性根尖性歯周炎のbasic fibroblast growth factor とそのreceptor α μ μ μ μ 慢性化膿性根尖性歯周炎の病態像 Ⅰ型 A D Ⅱ型 E H Ⅰ型では 線維芽細胞と新生毛細血管が豊富で線維成分 に乏しく マクロファージ リンパ球や形質細胞を主とす る炎症性細胞の多数浸潤を認める Ⅱ型では Ⅰ型よりも線維成分が多く 肉芽組織中の炎 症性細胞浸潤や新生毛細管血管の減少や Ⅰ型よりも太い 膠原線維束の形成を認める A C E G B D F H A B E F HE

More information

<4D F736F F D D8EA98CC896C AB8ACC898A82C68B7D90AB8ACC >

<4D F736F F D D8EA98CC896C AB8ACC898A82C68B7D90AB8ACC > 急性肝不全で発症する自己免疫性肝炎 自己免疫性急性肝不全の非移植生存率は特に悲惨である (

More information

情報提供の例

情報提供の例 145 ヒアルロン酸 2( 肝硬変 ) 平成 22 年 6 月 21 日新規 平成 26 年 9 月 22 日更新 平成 30 年 2 月 26 日更新 取扱い原則として 肝硬変に対するヒアルロン酸は認められない 取扱いを定めた理由 肝硬変 では 既に肝の線維化が認められるものであり ヒアルロン酸の測定は 疾患の経過観察の参考とならない 39 リウマトイド因子 (RF)

More information

平成14年度研究報告

平成14年度研究報告 平成 14 年度研究報告 研究テーマ 多嚢胞性卵巣発症に関する遺伝性素因の解析 - PCO の解析 - 北海道大学大学院医学研究科 助手菅原照夫 現所属 : 北海道大学大学院医学研究科 医学部連携研究センター サマリー 多嚢胞性卵巣 (PCO) は生殖可能年齢の婦人の 5 10% に発症する内分泌疾患である 臨床症状は 月経不順 多毛 肥満 排卵障害が主な特徴であり 難治性の不妊症の主な原因である

More information

/12/28 UP 3+, TP 4.2g/dl, Alb 1.9g/dl PSL 50mg/day 1/17 PSL 45mg/day PSL 2006/4/4 PSL 30mg/day mpsl mpsl1000mg 3 2 5/ :90 / :114/64 mmhg

/12/28 UP 3+, TP 4.2g/dl, Alb 1.9g/dl PSL 50mg/day 1/17 PSL 45mg/day PSL 2006/4/4 PSL 30mg/day mpsl mpsl1000mg 3 2 5/ :90 / :114/64 mmhg 17 2005/12/28 UP 3+, TP 4.2g/dl, Alb 1.9g/dl PSL 50mg/day 1/17 PSL 45mg/day PSL 2006/4/4 PSL 30mg/day mpsl mpsl1000mg 32 5/8 36.1 :90 /:114/64 mmhg 166.2 cm64.3 kg 3.9 g/dl 1.6 g/dl 382 mg/dl 408 mg/dl

More information

検査項目情報 抗 SS-A 抗体 [CLEIA] anti Sjogren syndrome-a antibody 連絡先 : 3764 基本情報 ( 標準コード (JLAC10) ) 基本情報 ( 診療報酬 ) 標準コード (JLAC10) 5G076 分析物 抗 SS-A 抗体 Departme

検査項目情報 抗 SS-A 抗体 [CLEIA] anti Sjogren syndrome-a antibody 連絡先 : 3764 基本情報 ( 標準コード (JLAC10) ) 基本情報 ( 診療報酬 ) 標準コード (JLAC10) 5G076 分析物 抗 SS-A 抗体 Departme anti Sjogren syndrome-a antibody 連絡先 : 3764 基本情報 ( 標準コード (JLAC10) ) 基本情報 ( 診療報酬 ) 標準コード (JLAC10) 5G076 分析物 6955 5. 免疫学的検査 >> 5G. 自己免疫関連検査 >> 5G076. Ver.6 診療報酬特掲診療料 >> 検査 >> 検体検査料 >> 検体検査実施料 >> ( 免疫学的検査

More information

検体採取 患者の検査前準備 検体採取のタイミング 記号 添加物 ( キャップ色等 ) 採取材料 採取量 測定材料 P EDTA-2Na( 薄紫 ) 血液 7 ml RNA 検体ラベル ( 単項目オーダー時 ) ホンハ ンテスト 注 外 N60 氷 MINテイリョウ. 採取容器について 0

検体採取 患者の検査前準備 検体採取のタイミング 記号 添加物 ( キャップ色等 ) 採取材料 採取量 測定材料 P EDTA-2Na( 薄紫 ) 血液 7 ml RNA 検体ラベル ( 単項目オーダー時 ) ホンハ ンテスト 注 外 N60 氷 MINテイリョウ. 採取容器について 0 0868010 8. その他の検体検査 >> 8C. 遺伝子関連検査 >> minor bcr-abl, mrna quantitative 連絡先 : 3664 基本情報 8C127 minor bcr-abl 分析物 JLAC10 診療報酬 識別 9962 mrna 定量 材料 019 全血 ( 添加物入り ) 測定法 875 リアルタイムRT-PCR 法 結果識別 第 2 章 特掲診療料 D006-2

More information

Microsoft Word - デング熱診療マニュアル案 doc

Microsoft Word - デング熱診療マニュアル案 doc デング熱診療マニュアル ( 案 ) デング熱はアジア 中東 アフリカ 中南米 オセアニアで流行しており 年間 1 億人近くの患者が発生していると推定される 1) ( 図 1) とくに最近は東南アジアや中南米で患者の増加が顕著となっている こうした流行地域で 日本からの渡航者がデング熱に感染するケースも多く 帰国後に国内で診断される患者数は最近になり 200 名以上と増加傾向にある 2,3) このような輸入患者数の増加とともに

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 日臨技九州支部卒後研修会第 28 回血液検査研修会症例 4 2017.2.18 宮崎県立宮崎病院野中真由美 症例 症例 80 歳代男性 主訴 発熱 下血 現病歴 2 日前より発熱 嘔気があり 腹痛を伴う下血も見られたため近医を受診 血液検査にて白血球増加と血小板減少を認めたため精査 加療目的で当院へ転院となった 既往歴 胆嚢摘出術 前立腺癌術後 身体所見 眼瞼結膜蒼白 眼球結膜黄染なし胸部 : 心音

More information

Microsoft Word - 届出基準

Microsoft Word - 届出基準 第 4 三類感染症 1 コレラ (1) 定義コレラ毒素 (CT) 産生性コレラ菌 (Vibrio cholerae O1) 又は V. cholerae O139 による急性感染性腸炎である (2) 臨床的特徴潜伏期間は数時間から 5 日 通常 1 日前後である 近年のエルトールコレラは軽症の水様性下痢や軟で経過することが多いが まれに 米のとぎ汁 様の臭のない水様を 1 日数リットルから数十リットルも排泄し

More information

日本呼吸器学会雑誌第44巻第10号

日本呼吸器学会雑誌第44巻第10号 β Table1 Laboratoryfindingsonthefirstvisit Hematology WBC Neut. Lyn. Mon. Eos. Bas. RBC Hb Ht Plate 5,650 /μl 79.2 % 14.9 % 3.9 % 1.8 % 0.2 % 418 10 4 /μl 12.5g/dl 38.4 % 21.2 10 4 /μl Serology CRP IgG

More information

顎下腺 舌下腺 ) の腫脹と疼痛で発症し そのほか倦怠感や食欲低下などを訴えます 潜伏期間は一般的に 16~18 日で 唾液腺腫脹の 7 日前から腫脹後 8 日後まで唾液にウイルスが排泄され 分離できます これらの症状を認めない不顕性感染も約 30% に認めます 合併症は 表 1 に示すように 無菌

顎下腺 舌下腺 ) の腫脹と疼痛で発症し そのほか倦怠感や食欲低下などを訴えます 潜伏期間は一般的に 16~18 日で 唾液腺腫脹の 7 日前から腫脹後 8 日後まで唾液にウイルスが排泄され 分離できます これらの症状を認めない不顕性感染も約 30% に認めます 合併症は 表 1 に示すように 無菌 2017 年 8 月 30 日放送 無菌性髄膜炎の診断と治療 川崎医科大学小児科教授寺田喜平はじめに本日は無菌性髄膜炎をテーマにお話しさせていただきます 時間も限られていますので 4 つに焦点を絞ってお話しいたします はじめに 図 1 の無菌性髄膜炎から分離 検出されたウイルスについて 2013 年から 2017 年までのデータを見ていただきましょう 2013 年は黄色のエコー 6 と青色のエコー

More information

2017 年 2 月 1 日放送 ウイルス性肺炎の現状と治療戦略 国立病院機構沖縄病院統括診療部長比嘉太はじめに肺炎は実地臨床でよく遭遇するコモンディジーズの一つであると同時に 死亡率も高い重要な疾患です 肺炎の原因となる病原体は数多くあり 極めて多様な病態を呈します ウイルス感染症の診断法の進歩に

2017 年 2 月 1 日放送 ウイルス性肺炎の現状と治療戦略 国立病院機構沖縄病院統括診療部長比嘉太はじめに肺炎は実地臨床でよく遭遇するコモンディジーズの一つであると同時に 死亡率も高い重要な疾患です 肺炎の原因となる病原体は数多くあり 極めて多様な病態を呈します ウイルス感染症の診断法の進歩に 2017 年 2 月 1 日放送 ウイルス性肺炎の現状と治療戦略 国立病院機構沖縄病院統括診療部長比嘉太はじめに肺炎は実地臨床でよく遭遇するコモンディジーズの一つであると同時に 死亡率も高い重要な疾患です 肺炎の原因となる病原体は数多くあり 極めて多様な病態を呈します ウイルス感染症の診断法の進歩に伴い 肺炎におけるウイルスの重要性が注目されてきました 本日のお話では 成人におけるウイルス性肺炎の疫学と診断の現状

More information

Microsoft Word - H300717【プレスリリース】夏休みの感染症対策について

Microsoft Word - H300717【プレスリリース】夏休みの感染症対策について マスコミ各位 平成 30 年 7 月 17 日 ( 火 ) 沖縄県保健医療部地域保健課結核感染症班 担当 : 久高 仁平 電話 :098-866-2215 夏休みにおける感染症対策について 夏休みは外出する機会が増え また レジャーなど野外活動を行う方や海外へ渡航される方も 多くなる時期です 夏休みを感染症にかかることなく 安全で快適に過ごすことができるよう 県内や海外で注意すべき感染症及びその予防対策について

More information

慈大呼吸器_25-1_02T_CS5.indd

慈大呼吸器_25-1_02T_CS5.indd ISSN 0919-6870. Jikei Journal of Chest Diseases Jikei University Chest Diseases Research Association 82 1 1 1 1 1 1 1 1 2 1 2 74 2010 2 2011 8 12 2012 1 17 1 20 1 28 CT 5 / 50 2011 8 2 / 1200 mg/2x 40

More information

第 7 回トキ飼育繁殖小委員会資料 2 ファウンダー死亡時の対応について ( 案 ) 1 トキのファウンダー死亡時の細胞 組織の保存について ( 基本方針 ) トキのファウンダーの細胞 組織の保存は ( 独 ) 国立環境研究所 ( 以下 国環研 ) が行う 国環研へは環境省から文書

第 7 回トキ飼育繁殖小委員会資料 2 ファウンダー死亡時の対応について ( 案 ) 1 トキのファウンダー死亡時の細胞 組織の保存について ( 基本方針 ) トキのファウンダーの細胞 組織の保存は ( 独 ) 国立環境研究所 ( 以下 国環研 ) が行う 国環研へは環境省から文書 20141211 資料 2 ファウンダー死亡時の対応について ( 案 ) 1 トキのファウンダー死亡時の細胞 組織の保存について ( 基本方針 ) トキのファウンダーの細胞 組織の保存は ( 独 ) 国立環境研究所 ( 以下 国環研 ) が行う 国環研へは環境省から文書にて依頼 トキの細胞 組織の採取は 佐渡トキ保護センターが国環研の要領等 ( 別紙 ) に従い実施する 国環研以外の機関 ( 新潟大学等

More information

2014 年 10 月 30 日放送 第 30 回日本臨床皮膚科医会② My favorite signs 9 ざらざらの皮膚 全身性溶血連鎖球菌感染症の皮膚症状 たじり皮膚科医院 院長 田尻 明彦 はじめに 全身性溶血連鎖球菌感染症は A 群β溶連菌が口蓋扁桃や皮膚に感染することにより 全 身にい

2014 年 10 月 30 日放送 第 30 回日本臨床皮膚科医会② My favorite signs 9 ざらざらの皮膚 全身性溶血連鎖球菌感染症の皮膚症状 たじり皮膚科医院 院長 田尻 明彦 はじめに 全身性溶血連鎖球菌感染症は A 群β溶連菌が口蓋扁桃や皮膚に感染することにより 全 身にい 2014 年 10 月 30 日放送 第 30 回日本臨床皮膚科医会② My favorite signs 9 ざらざらの皮膚 全身性溶血連鎖球菌感染症の皮膚症状 たじり皮膚科医院 院長 田尻 明彦 はじめに 全身性溶血連鎖球菌感染症は A 群β溶連菌が口蓋扁桃や皮膚に感染することにより 全 身にいろいろな皮膚症状を生じる疾患です 典型例では高熱が出て 全身に紅斑を生じ い わゆる猩紅熱になります

More information

免疫学的検査 >> 5F. ウイルス感染症検査 >> 5F560. 検体採取 患者の検査前準備 検体採取のタイミング 記号 添加物 ( キャップ色等 ) 採取材料 採取量 測定材料 H 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( ピンク ) 血液 6 ml 血清 検体ラベル ( 単項目オーダー時

免疫学的検査 >> 5F. ウイルス感染症検査 >> 5F560. 検体採取 患者の検査前準備 検体採取のタイミング 記号 添加物 ( キャップ色等 ) 採取材料 採取量 測定材料 H 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( ピンク ) 血液 6 ml 血清 検体ラベル ( 単項目オーダー時 9314 5. 免疫学的検査 >> 5F. ウイルス感染症検査 >> 5F560. HIV-1+2 antibody p24 antigen 連絡先 : 3479 2-2908 基本情報 5F560 HIV-1+2 分析物 JLAC10 診療報酬 識別 1550 HIV-1+2 抗体 p24 抗原 材料 023 血清 測定法結果識別 第 2 章 特掲診療料 D012 17 第 3 部 検査 第 1

More information

なくて 脳以外の場所で起きている感染が 例えばサイトカインやケモカイン 酸化ストレスなどによって間接的に脳の障害を起こすもの これにはインフルエンザ脳症やH HV-6による脳症などが含まれます 三つ目には 例えば感染の後 自己免疫によって起きてくる 感染後の自己免疫性の脳症 脳炎がありますが これは

なくて 脳以外の場所で起きている感染が 例えばサイトカインやケモカイン 酸化ストレスなどによって間接的に脳の障害を起こすもの これにはインフルエンザ脳症やH HV-6による脳症などが含まれます 三つ目には 例えば感染の後 自己免疫によって起きてくる 感染後の自己免疫性の脳症 脳炎がありますが これは 2012 年 10 月 3 放送 脳炎と脳症 岡山大学大学院 小児医科学教授 森島 恒雄 急性脳炎 脳症とは 急性脳炎 脳症とはどんな病気で しょうか まず その説明をしたい と思います 急性脳炎に関してはこのように考 えるとわかりやすいと思います 一つは ウイルスが脳の中で直接 増殖することによって 中枢神経の 障害が起きる場合です これには 単純ヘルペス脳炎や日本脳炎などが あります 次に 脳症と呼ばれるもの

More information

学位論文の内容の要旨 論文提出者氏名 松尾祐介 論文審査担当者 主査淺原弘嗣 副査関矢一郎 金井正美 論文題目 Local fibroblast proliferation but not influx is responsible for synovial hyperplasia in a mur

学位論文の内容の要旨 論文提出者氏名 松尾祐介 論文審査担当者 主査淺原弘嗣 副査関矢一郎 金井正美 論文題目 Local fibroblast proliferation but not influx is responsible for synovial hyperplasia in a mur 学位論文の内容の要旨 論文提出者氏名 松尾祐介 論文審査担当者 主査淺原弘嗣 副査関矢一郎 金井正美 論文題目 Local fibroblast proliferation but not influx is responsible for synovial hyperplasia in a murine model of rheumatoid arthritis ( 論文内容の要旨 ) < 要旨

More information

<8AEE8F80926C955C81698D C5816A2E786C7378>

<8AEE8F80926C955C81698D C5816A2E786C7378> * 赤文字 前回改訂 ( 平成 27 年 7 月 31 日 ) から変更箇所 尿 糞便等検査 神戸大学医学部附属病院 院内基準値表 平成 27 年 8 月 13 日 改訂 尿中一般物質定性半定量検査 検査項目 基準値 単位 改訂日 前回基準値 尿比重 1.005~1.030 ph 5~7 タンパク (-)~(±) 糖 (-) ケトン体 (-) 潜血 (-) ビリルビン (-) ウロビリノーゲン NR

More information

検査項目情報 EBウイルスVCA 抗体 IgM [EIA] Epstein-Barr virus. viral capsid antigen, viral antibody IgM 連絡先 : 3764 基本情報 ( 標準コード (JLAC10) ) 基本情報 ( 診療報酬 ) 標準コード (JLA

検査項目情報 EBウイルスVCA 抗体 IgM [EIA] Epstein-Barr virus. viral capsid antigen, viral antibody IgM 連絡先 : 3764 基本情報 ( 標準コード (JLAC10) ) 基本情報 ( 診療報酬 ) 標準コード (JLA Epstein-Barr virus. viral capsid antigen, viral antibody IgM 連絡先 : 3764 基本情報 ( 標準コード (JLAC10) ) 基本情報 ( 診療報酬 ) 標準コード (JLAC10) 5F202 分析物 EB ウイルス VCA 6087 5. 免疫学的検査 >> 5F. ウイルス感染症検査 >> 5F202. Ver.5 診療報酬 特掲診療料

More information

腎性尿崩症の3例

腎性尿崩症の3例 院後に判明した リチウム誘発性腎性尿崩症の 3 例 沖縄県 南部医療センター こども医療センター加藤愛 仲 信彦 永 恵蔵 雅彦 塚本裕 平 結佳 総合内科 発表者の COI 開 演題発表に関連し 発表者らに開 すべき COI 関係にある企業などはありません 諸 炭酸リチウムの重 な副作 の 1 つに 腎性尿崩症が知られている 同症例を 3 例経験したため報告する 症例 1 33 歳 性 主訴 発熱

More information

デスフルラン

デスフルラン デスフルラン時代の周術期管理 岡山大学麻酔科蘇生科森松博史 デスフルランの特徴!!! 岡山大学での現状 本日のお話 デスフルランの特徴 3 Eger et al. Anesth Analg 1998; 86: 414-21 デスフルランの特徴 2 つのメタアナリシス 2005 Macario et al. Am J Health Syst Pharm!! 2010 Dexter et al.

More information

使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 1 2X X 重要な基本的注意 1TNF 2TNF TNF 3 X - CT X 4TNFB HBsHBcHBs B B B B 5 6TNF 7 8dsDNA d

使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 1 2X X 重要な基本的注意 1TNF 2TNF TNF 3 X - CT X 4TNFB HBsHBcHBs B B B B 5 6TNF 7 8dsDNA d 2015 5 7 201410 28 TNF 阻害薬 TNFFab シムジア 皮下注 200mg シリンジ Cimzia 200mg Syringe for S.C. Injection セルトリズマブペゴル ( 遺伝子組換え ) 製剤 873999 22400AMX01488000 20132 20133 20155 20079 警告 1. 2. 1 2 X - CT 3. TNF 4. 1 禁忌

More information

小児感染免疫第25巻第2号

小児感染免疫第25巻第2号 2013 Vol. 25No. 2175 44 1972 28 1 Kikuchi s diseasekikuchifujmoto diseasehistiocytic necrotizing lymphadenitis Histiocytic necrotizing lymphadenitis, Kikuchi s disease, KikuchiFujimoto disease, subacute

More information

1. ウイルス性肝炎とは ウイルス性肝炎とは 肝炎ウイルスに感染して 肝臓の細胞が壊れていく病気です ウイルスの中で特に肝臓に感染して肝臓の病気を起こすウイルスを肝炎ウイルスとよび 主な肝炎ウイルスには A 型 B 型 C 型 D 型 E 型の 5 種類があります これらのウイルスに感染すると肝細胞

1. ウイルス性肝炎とは ウイルス性肝炎とは 肝炎ウイルスに感染して 肝臓の細胞が壊れていく病気です ウイルスの中で特に肝臓に感染して肝臓の病気を起こすウイルスを肝炎ウイルスとよび 主な肝炎ウイルスには A 型 B 型 C 型 D 型 E 型の 5 種類があります これらのウイルスに感染すると肝細胞 わかりやすい ウイルス性肝炎のおはなし 宮崎大学医学部附属病院 肝疾患センター 1. ウイルス性肝炎とは ウイルス性肝炎とは 肝炎ウイルスに感染して 肝臓の細胞が壊れていく病気です ウイルスの中で特に肝臓に感染して肝臓の病気を起こすウイルスを肝炎ウイルスとよび 主な肝炎ウイルスには A 型 B 型 C 型 D 型 E 型の 5 種類があります これらのウイルスに感染すると肝細胞が破壊されていきますが

More information

70 例程度 デング熱は最近増加傾向ではあるものの 例程度で推移しています それでは実際に日本人渡航者が帰国後に診断される疾患はどのようなものが多いのでしょうか 私がこれまでに報告したデータによれば日本人渡航者 345 名のうち頻度が高かった疾患は感染性腸炎を中心とした消化器疾患が

70 例程度 デング熱は最近増加傾向ではあるものの 例程度で推移しています それでは実際に日本人渡航者が帰国後に診断される疾患はどのようなものが多いのでしょうか 私がこれまでに報告したデータによれば日本人渡航者 345 名のうち頻度が高かった疾患は感染性腸炎を中心とした消化器疾患が 2014 年 4 月 23 日放送 輸入感染症の鑑別診断 東京医科大学病院感染制御部部長水野泰孝はじめに近年の国際化に伴い 日本人海外渡航者は 1800 万人を超える時代となっています このような背景のもと 一般臨床でも海外渡航者の診療機会は日常的になっていると思われます 本日は 海外渡航者が帰国後に何らかの症状を訴えて医療機関を受診した場合に どのような問診をし どのような疾患を鑑別に挙げ もし日本国内には存在しないあるいは稀な輸入感染症が疑われた場合の診断へのアプローチについて解説します

More information

医学教育用基準範囲 JCCLS 共用基準範囲に基づく 医学部学生用基準範囲設定についてのパブリックコメント公募 JCCLS 基準範囲共用化委員会 JCCLS 共用基準範囲は一般的な臨床検査 40 項目の基準範囲であり 日本臨床検査医学会 日本臨床化学会 日本臨床衛生検査技師会 日本検査血液学会の共同

医学教育用基準範囲 JCCLS 共用基準範囲に基づく 医学部学生用基準範囲設定についてのパブリックコメント公募 JCCLS 基準範囲共用化委員会 JCCLS 共用基準範囲は一般的な臨床検査 40 項目の基準範囲であり 日本臨床検査医学会 日本臨床化学会 日本臨床衛生検査技師会 日本検査血液学会の共同 医学教育用基準範囲 JCCLS 共用基準範囲に基づく 医学部学生用基準範囲設定についてのパブリックコメント公募 JCCLS 基準範囲共用化委員会 JCCLS 共用基準範囲は一般的な臨床検査 40 項目の基準範囲であり 日本臨床検査医学会 日本臨床化学会 日本臨床衛生検査技師会 日本検査血液学会の共同作業として 最新の統計手法を用いて設定された 2014 年年 3 月に公表され 4 年間に及ぶ普及 浸透の取り組みの結果

More information

PowerPoint Presentation

PowerPoint Presentation 東京都実技講習会 骨髄症例 課題 Jo106 症例:60 歳男性 入院時検査所見 CBC WBC 1.1x10 9 /L RBC 2.69x10 12 /L Hb 8.2 g/dl Hct 24.5 % PLT 58x10 9 /L Reti 0.1 % My 2.0 Meta 1.0 St 3.5 Seg 57.5 Mo 8.5 Lym 27.5 生化学 TP 6.3 g/dl ALB 3.5 g/dl

More information

糖尿病診療における早期からの厳格な血糖コントロールの重要性

糖尿病診療における早期からの厳格な血糖コントロールの重要性 2018 年 10 月 31 日放送 成人 RS ウイルス感染症 坂総合病院副院長高橋洋はじめに RS ウイルスは小児科領域ではよく知られた重要な病原体ですが 成人例の病像に関しては未だ不明の点も多いのが現状です しかし近年のいくつかの報告を契機として この病原体の成人領域での疫学や臨床像 とくに高齢者における重要性が少しずつ明らかになってきています 今回は成人における RS ウイルス肺炎の病像を当施設の成績を踏まえてお話しさせていただきます

More information

BA_kanen_QA_zenpan_kani_univers.indd

BA_kanen_QA_zenpan_kani_univers.indd その他 B 型肝炎 15% C 型肝炎 68% 41 706 168 66 19 12 肝 には の か 脂肪肝 の で る () という も りま の く い 肝 の肝細胞のなかに 脂肪の く がこ なにたまっ いま 類洞 正常な肝臓 腸管からの栄養や不要物が流れていく 肝細胞 正常な肝臓 脂肪肝の始まり 類洞 腸管からの栄養や不要物が流れていく 類洞 過剰な脂質 糖質の流入 肝細胞 肝細胞のなかに中性脂肪がたまり始める

More information

indd

indd 18 61 1 2011 症例報告 2010 5 13 2010 12 20 A Case of Varicella with Severe Back Pain in a Patient with Systemic Lupus Erythematosus RIE SAITO, KIORI YANO, FUMIKO KATSUSHIMA, HARUYO IWADATE, HIROKO KOBAYASHI,

More information

日産婦誌58巻9号研修コーナー

日産婦誌58巻9号研修コーナー α β γ α αヘルペスウイルス単純ヘルペスウイルス 1 型 (HSV1) 性器ヘルペス単純ヘルペスウイルス 2 型 (HSV2) 水痘 帯状疱疹ウイルス (VZV) βヘルペスウイルスサイトメガロウイルス (CMV) ヒトヘルペスウイルス 6 型 (HHV6) ヒトヘルペスウイルス 7 型 (HHV7) γヘルペスウイルス EpsteinBarウイルス (EBV) ヒトヘルペスウイルス 8 型

More information

検体採取 患者の検査前準備 検体採取のタイミング 記号 添加物 ( キャップ色等 ) 採取材料 採取量 測定材料 F 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( 青 細 ) 血液 3 ml 血清 H 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( ピンク ) 血液 6 ml 血清 I 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( 茶色 )

検体採取 患者の検査前準備 検体採取のタイミング 記号 添加物 ( キャップ色等 ) 採取材料 採取量 測定材料 F 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( 青 細 ) 血液 3 ml 血清 H 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( ピンク ) 血液 6 ml 血清 I 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( 茶色 ) varicella-zoster virus, viral antibody IgG 連絡先 : 3764 基本情報 5F193 水痘. 帯状ヘルペスウイルス分析物 JLAC10 診療報酬 識別 1431 ウイルス抗体 IgG 材料 023 血清 測定法 結果識別 第 2 章 特掲診療料 D012 38 グロブリンクラス別ウイルス抗体価 (1 項目当たり ) 第 3 部 検査 D012 381 ヘルペスウイルス

More information

検査項目情報 6158 CK アイソザイム 一次サンプル採取マニュアル 3. 生化学的検査 >> 3B. 酵素および関連物質 >> 3B025.CKアイソザイム Department of Clinical Laboratory, Kyoto University Hospital Ver.6 cr

検査項目情報 6158 CK アイソザイム 一次サンプル採取マニュアル 3. 生化学的検査 >> 3B. 酵素および関連物質 >> 3B025.CKアイソザイム Department of Clinical Laboratory, Kyoto University Hospital Ver.6 cr creatine kinase isoenzymes 連絡先 : 3764 基本情報 3B025 CKアイソザイム分析物 JLAC10 診療報酬 識別 材料 023 血清 測定法 233 アガロースゲル電気泳動 結果識別 第 2 章 特掲診療料 D007 18 第 3 部 検査 第 1 節 検体検査料 第 1 款 検体検査実施料 ( 生化学的検査 (Ⅰ) ) 55 点 加算等 算定条件等 検査オーダー

More information

Untitled

Untitled 上原記念生命科学財団研究報告集, 25 (2011) 86. 線虫 C. elegans およびマウスをモデル動物とした体細胞レベルで生じる性差の解析 井上英樹 Key words: 性差, ストレス応答,DMRT 立命館大学生命科学部生命医科学科 緒言性差は雌雄の性に分かれた動物にみられ, 生殖能力の違いだけでなく形態, 行動などそれぞれの性の間でみられる様々な差異と定義される. 性差は, 形態や行動だけでなく疾患の発症リスクの男女差といった生理的なレベルの差異も含まれる.

More information

ROCKY NOTE 血球貪食症候群 (130221) 完全に知識から抜けているので基本的なところを勉強しておく HPS(hemophagocytic syndrome) はリンパ球とマクロファージの過剰な活性

ROCKY NOTE   血球貪食症候群 (130221) 完全に知識から抜けているので基本的なところを勉強しておく HPS(hemophagocytic syndrome) はリンパ球とマクロファージの過剰な活性 血球貪食症候群 (130221) 完全に知識から抜けているので基本的なところを勉強しておく HPS(hemophagocytic syndrome) はリンパ球とマクロファージの過剰な活性化が持続し 制御不能なサイトカイン過剰産生に陥る高サイトカイン血症が共通病態である 活性化した組織球は血球を貧食し 臓器に浸潤する 1) 血球貧食症候群は元来病原体や障害を受けた血球等を貪食する機能を持つ組織球がサイトカインの影響を受け制御機能を失い無秩序に異常増殖および活性化することにより引き起こされる一連の症候群である

More information

院内がん登録における発見経緯 来院経路 発見経緯がん発見のきっかけとなったもの 例 ) ; を受けた ; 職場の健康診断または人間ドックを受けた 他疾患で経過観察中 ; 別の病気で受診中に偶然 がん を発見した ; 解剖により がん が見つかった 来院経路 がん と診断された時に その受診をするきっ

院内がん登録における発見経緯 来院経路 発見経緯がん発見のきっかけとなったもの 例 ) ; を受けた ; 職場の健康診断または人間ドックを受けた 他疾患で経過観察中 ; 別の病気で受診中に偶然 がん を発見した ; 解剖により がん が見つかった 来院経路 がん と診断された時に その受診をするきっ 15 年 12 月時点 院内がん登録統計 (13 年 ) 登録対象 当院で診断された または治療された がん 当院で がん と判明した場合や他施設から がん の治療のためにされた場合に登録 診断された時点で登録を行うため 治療実績 手術件数などとは件数が異なります 例 )A さんは X 医院で胃がんと診断され 治療のために当院に来院された 胃がん を登録 1 腫瘍 1 登録 1 人が複数の部位に がん

More information

37, 9-14, 2017 : cefcapene piperacillin 3 CT Clostridium difficile CD vancomycin CD 7 Clostridium difficile CD CD associate

37, 9-14, 2017 : cefcapene piperacillin 3 CT Clostridium difficile CD vancomycin CD 7 Clostridium difficile CD CD associate 37, 9-14, 2017 : 36 2015 8 6 cefcapene piperacillin 3 CT Clostridium difficile CD vancomycin 20 1983 2016 3 CD 7 Clostridium difficile CD CD associated diarrhea : CDAD CD 1,2 PPI 3 1 36 33 2015 8 6 5 5

More information

Taro-H23.10

Taro-H23.10 10.Mycoplasma bovis 単独感染による牛の死亡事例 大分家畜保健衛生所 病鑑滝澤亮 病鑑首藤洋三 病鑑山田美那子 病鑑中野雅功 はじめに Mycoplasma bovis(mb) は 一般にウイルスや細菌との複合感染による牛呼吸器複合病 (BRDC) の一要因として知られているが 今回我々はMb 単独感染により呼吸器症状を呈して死亡した事例に遭遇したので その概要と併せて疫学調査結果を報告する

More information

Sample2 g/dl Target1 : 6.01 g/dl TP Target2 : 8.39 g/dl

Sample2 g/dl Target1 : 6.01 g/dl TP Target2 : 8.39 g/dl ( ) Sample2 g/dl 10 9 8 7 6 Target1 : 6.01 g/dl TP Target2 : 8.39 g/dl 117 5.92 0.09 1.6 118 5.92 0.10 1.6 7 5.77 0.14 2.4 118 8.28 0.15 1.8 118 8.28 0.15 1.8 7 7.26 0.46 6.4 119 119 6.84 7.10 0.11 0.11

More information

2009年8月17日

2009年8月17日 医師 2,000 人超の調査結果を多数掲載中です https://www.facebook.com/medpeer 2013 年 8 月 1 日 メドピア株式会社 マイコプラズマ感染症診断における迅速診断キットの使用状況 について 半数以上はキットを使用していない 医師約 6 万人が参加する医師専用サイト MedPeer ( メドピア https://medpeer.jp/) を運営するメドピア 株式会社

More information

第 15 回学術部一泊合同研修会 症例検討 臨床化学 事例 1 28 歳 男性 項目 TP ALB CRE UN AST ALT ALP LDH CK 初検 ( 再測定前 ) 測定値 項目 測定値 7.6 CKMB TC Na K Cl 1

第 15 回学術部一泊合同研修会 症例検討 臨床化学 事例 1 28 歳 男性 項目 TP ALB CRE UN AST ALT ALP LDH CK 初検 ( 再測定前 ) 測定値 項目 測定値 7.6 CKMB TC Na K Cl 1 第 15 回学術部一泊合同研修会 症例検討 臨床化学 事例 1 28 歳 男性 項目 TP ALB CRE UN AST ALT ALP LDH CK 初検 ( 再測定前 ) 測定値 項目 測定値 7.6 CKMB 12 5.0 TC 180 0.72 Na 147 13 K 4.8 52 Cl 101 17 TBil 1.0 215 CRP 18.04 412 溶血 2+ 231 乳び - 設問

More information

Microsoft PowerPoint - 指導者全国会議Nagai( ).ppt

Microsoft PowerPoint - 指導者全国会議Nagai( ).ppt 大阪府豊中保健所 永井仁美 コッホ現象を診断したら 市町村長は ( 中略 ) 医師がコッホ現象を診断した場合 直ちに被接種者の居住区域を管轄する市町村長へ報告するよう協力を求めること ( 平成 7 年 月 7 日厚生労働省健康局長通知 ) 市町村長 都道府県知事 厚生労働大臣に報告 BCG による皮膚病変の推移 BCG 接種制度変更 森亨, 山内祐子.BCG 副反応としての皮膚病変の最近の傾向. 結核

More information

1. ストーマ外来 の問い合わせ窓口 1 ストーマ外来が設定されている ( はい / ) 上記外来の名称 対象となるストーマの種類 7 ストーマ外来の説明が掲載されているページのと は 手入力せずにホームページからコピーしてください 他施設でがんの診療を受けている または 診療を受けていた患者さんを

1. ストーマ外来 の問い合わせ窓口 1 ストーマ外来が設定されている ( はい / ) 上記外来の名称 対象となるストーマの種類 7 ストーマ外来の説明が掲載されているページのと は 手入力せずにホームページからコピーしてください 他施設でがんの診療を受けている または 診療を受けていた患者さんを がんの診療に関連した専門外来の問い合わせ窓口 記載の有無 あり とするとデータ抽出の対象となります 記載する内容がない場合は なし としてください なし の場合は以下について記入の必要はありません 病院名 : 公立大学法人横浜市立大学附属病院 平成 9 年 9 月 1 日現在 あり がん診療に関連した専門外来の の項目は 以下の表の疾患名を用いて記載してください 表の中に 該当する病名がない場合は

More information

はじめに この 成人 T 細胞白血病リンパ腫 (ATLL) の治療日記 は を服用される患者さんが 服用状況 体調の変化 検査結果の経過などを記録するための冊子です は 催奇形性があり サリドマイドの同類薬です は 胎児 ( お腹の赤ちゃん ) に障害を起こす可能性があります 生まれてくる赤ちゃんに

はじめに この 成人 T 細胞白血病リンパ腫 (ATLL) の治療日記 は を服用される患者さんが 服用状況 体調の変化 検査結果の経過などを記録するための冊子です は 催奇形性があり サリドマイドの同類薬です は 胎児 ( お腹の赤ちゃん ) に障害を起こす可能性があります 生まれてくる赤ちゃんに を服用される方へ 成人 T 細胞白血病リンパ腫 (ATLL) の治療日記 使用開始日年月日 ( 冊目 ) はじめに この 成人 T 細胞白血病リンパ腫 (ATLL) の治療日記 は を服用される患者さんが 服用状況 体調の変化 検査結果の経過などを記録するための冊子です は 催奇形性があり サリドマイドの同類薬です は 胎児 ( お腹の赤ちゃん ) に障害を起こす可能性があります 生まれてくる赤ちゃんに被害を及ぼすことがないよう

More information

<8C9F8DB85F3338E4508CB495612E786C73>

<8C9F8DB85F3338E4508CB495612E786C73> 尿 検 査 初 回 登 録 前 回 調 査 時 から 変 更 なし 追 加 データあり 随 時 尿 蛋 白 ( 定 性 ) - - - 糖 ( 定 性 ) - - - 潜 血 ( 定 性 ) - - - 項 目 に が 付 与 されている 場 合 : 該 当 の 項 目 は 1/5 尿 検 査 血 球 算 定 初 回 登 録 前 回 調 査 時 から 変 更 なし 追 加 データあり WBC ( )

More information

糖尿病経口薬 QOL 研究会研究 1 症例報告書 新規 2 型糖尿病患者に対する経口糖尿病薬クラス別の治療効果と QOL の相関についての臨床試験 施設名医師氏名割付群記入年月日 症例登録番号 / 被験者識別コード / 1/12

糖尿病経口薬 QOL 研究会研究 1 症例報告書 新規 2 型糖尿病患者に対する経口糖尿病薬クラス別の治療効果と QOL の相関についての臨床試験 施設名医師氏名割付群記入年月日 症例登録番号 / 被験者識別コード / 1/12 症例報告書 新規 2 型糖尿病患者に対する経口糖尿病薬クラス別の治療効果と QOL の相関についての臨床試験 施設名医師氏名割付群記入年月日 症例登録番号 / 被験者識別コード / 1/12 患者背景同意取得時から試験開始までの状況について記入 性別 男 女 年齢生年月日 歳 西暦年月日 身長. cm 体重. kg 腹囲. cm 糖尿病罹病期間 西暦年月 ~ 現在 喫煙 合併症 あり なし飲酒 あり

More information

( 様式甲 5) 学位論文内容の要旨 論文提出者氏名 論文審査担当者 主査 教授 大道正英 髙橋優子 副査副査 教授教授 岡 田 仁 克 辻 求 副査 教授 瀧内比呂也 主論文題名 Versican G1 and G3 domains are upregulated and latent trans

( 様式甲 5) 学位論文内容の要旨 論文提出者氏名 論文審査担当者 主査 教授 大道正英 髙橋優子 副査副査 教授教授 岡 田 仁 克 辻 求 副査 教授 瀧内比呂也 主論文題名 Versican G1 and G3 domains are upregulated and latent trans ( 様式甲 5) 学位論文内容の要旨 論文提出者氏名 論文審査担当者 主査 大道正英 髙橋優子 副査副査 岡 田 仁 克 辻 求 副査 瀧内比呂也 主論文題名 Versican G1 and G3 domains are upregulated and latent transforming growth factor- binding protein-4 is downregulated in breast

More information

CPC

CPC 離島研修発表 タコつぼ型心筋症が疑われた一例 沖永良部徳洲会病院 / 千葉西総合病院大住紘司 症例 症例 80 歳男性 主訴 呼吸苦 現病歴 X-2 日前から労作時の息切れを自覚していたが様子を見ていた X 日に就寝時から呼吸苦が出現したため 救急要請 既往歴 高血圧 近医で内服処方 症例 内服薬 詳細不明 アムロジピンが処方されていたよう 生活歴 同居 : 息子夫婦 ADL: 自立職業 : 農業アレルキ

More information

パネルディスカッション 2 Q 専門領域について選択してください 1. 消化器内科 2. 消化器外科 3. 放射線科 1% 4% 3% 21% 4. その他の医師 5. その他 ( 医師以外 ) 71%

パネルディスカッション 2 Q 専門領域について選択してください 1. 消化器内科 2. 消化器外科 3. 放射線科 1% 4% 3% 21% 4. その他の医師 5. その他 ( 医師以外 ) 71% パネルディスカッション 2 Q 専門領域について選択してください 1. 消化器内科 2. 消化器外科 3. 放射線科 1% 4% 3% 21% 4. その他の医師 5. その他 ( 医師以外 ) 71% 第 49 回日本膵臓学会大会 2018.06.29. パネルディスカッション 2 症例 1 JA 尾道総合病院消化器内科 南智之, 花田敬士, 清水晃典, 福原基允, 横出正隆 Onomichi General

More information

蚊を介した感染経路以外にも 性交渉によって男性から女性 男性から男性に感染したと思われる症例も報告されていますが 症例の大半は蚊の刺咬による感染例であり 性交渉による感染例は全体のうちの一部であると考えられています しかし 回復から 2 ヵ月経過した患者の精液からもジカウイルスが検出されたという報告

蚊を介した感染経路以外にも 性交渉によって男性から女性 男性から男性に感染したと思われる症例も報告されていますが 症例の大半は蚊の刺咬による感染例であり 性交渉による感染例は全体のうちの一部であると考えられています しかし 回復から 2 ヵ月経過した患者の精液からもジカウイルスが検出されたという報告 2016 年 8 月 3 日放送 ジカウイルス感染症 国立国際医療研究センター国際感染症センター忽那賢志ジカ熱とはジカ熱とは フラビウイルス科フラビウイルス属のジカウイルスによって起こる蚊媒介感染症です ジカウイルス感染症 ジカ熱 ジカウイルス病など さまざまな呼び方があります ジカ熱を媒介する蚊は 主にネッタイシマカとヒトスジシマカです ジカ熱は近年 急速に流行地域を拡大しており 2013 年のフランス領ポリネシア

More information

(Microsoft PowerPoint - .pptx)

(Microsoft PowerPoint - .pptx) 症例 2 82 歳 女性主訴 : 膝関節疼痛現病歴 : 2008 年 4 月当院にて関節リウマチと診断される (4/11 PT,APTT,Fib 正常 ) 2008 年 12 月頃鼻出血が生じるようになった 2009 年 12 月 15 日左膝の疼痛で近医受診 両膝関節穿刺で血腫確認 2009 年 12 月 16 日血腫拡大と疼痛で歩行困難となり 近医入院 疼痛は軽快したが鼻出血 耳出血 四肢の紫斑を繰り返した

More information

スイスイ検診ってなに?? 20 歳以上の方で ご自分の身体について ふと思う事はありませんか? たとえば 健康について気になるけど健康診断 人間ドックを受けていない! 病院で診察を受けるまでもないけど ちょっと気になる! 健康管理に気をつけているから大丈夫だと思うけど 検査の数値が気になる! 主人は

スイスイ検診ってなに?? 20 歳以上の方で ご自分の身体について ふと思う事はありませんか? たとえば 健康について気になるけど健康診断 人間ドックを受けていない! 病院で診察を受けるまでもないけど ちょっと気になる! 健康管理に気をつけているから大丈夫だと思うけど 検査の数値が気になる! 主人は スイスイ検診ってなに?? 20 歳以上の方で ご自分の身体について ふと思う事はありませんか? たとえば 健康について気になるけど健康診断 人間ドックを受けていない! 病院で診察を受けるまでもないけど ちょっと気になる! 健康管理に気をつけているから大丈夫だと思うけど 検査の数値が気になる! 主人は会社で健診があるけど わたしは血液検査をするチャンスがない! 家族が病気なので 自分は? 遺伝による病気が気になる!

More information

21 5 I C T J-Doit High risk Risk 20 7 21 34,324 30,858 38,735 26,800 27,490 20,472 18,533 20,096 14,913 14,931 488 470 491 435 446 10 t-pa intervention t-pa interventionclipping simulator subspecialty

More information

第 7 6 回内科学研鑽会臨床病理検討会 日時 :2013 年 2 月 2 日 ( 土 ) 午後 2 時から場所 : 市立堺病院 ( 大阪府堺市堺区南安井町 1 丁 1 1) 3 階講堂症例 : 股関節痛と発熱を来たし 死の転帰をとった 47 歳男性 縮 ( 大腿周径 :R 46.

第 7 6 回内科学研鑽会臨床病理検討会 日時 :2013 年 2 月 2 日 ( 土 ) 午後 2 時から場所 : 市立堺病院 ( 大阪府堺市堺区南安井町 1 丁 1 1) 3 階講堂症例 : 股関節痛と発熱を来たし 死の転帰をとった 47 歳男性 縮 ( 大腿周径 :R 46. 第 7 6 回内科学研鑽会臨床病理検討会 日時 :2013 年 2 月 2 日 ( 土 ) 午後 2 時から場所 : 市立堺病院 ( 590-0064 大阪府堺市堺区南安井町 1 丁 1 1) 3 階講堂症例 : 股関節痛と発熱を来たし 死の転帰をとった 47 歳男性 縮 ( 大腿周径 :R 46.5cm L 40.5cm) と脚長差 ( 下肢長 :R 81.5cm L 8 症例 47 歳男性 主訴

More information

2 Vol. 17, No.1, 2009

2 Vol. 17, No.1, 2009 2 Vol. 17, No.1, 2009 ARTIFICIAL BLOOD Vol. 17, No.1, 2009 3 4 Vol. 17, No.1, 2009 ARTIFICIAL BLOOD Vol. 17, No.1, 2009 5 Keitaro Sou (1), Risa Komine (2), Hiromi Sakai (1), Koichi Kobayashi (3), Eishun

More information

検査項目情報 6475 ヒト TARC 一次サンプル採取マニュアル 5. 免疫学的検査 >> 5J. サイトカイン >> 5J228. ヒトTARC Department of Clinical Laboratory, Kyoto University Hospital Ver.6 thymus a

検査項目情報 6475 ヒト TARC 一次サンプル採取マニュアル 5. 免疫学的検査 >> 5J. サイトカイン >> 5J228. ヒトTARC Department of Clinical Laboratory, Kyoto University Hospital Ver.6 thymus a thymus and activation-regulated chemokine 連絡先 : 3764 基本情報 5J228 ヒトTARC 分析物 JLAC10 診療報酬 識別 材料 023 血清 測定法 052 化学 生物発光イムノアッセイ (CLEIA) 結果識別 第 2 章 特掲診療料 D015 19 TARC 第 3 部 検査 第 1 節 検体検査料 第 1 款 検体検査実施料 ( 免疫学的検査

More information

がん登録実務について

がん登録実務について 平成 28 年度東京都がん登録説明会資料 2-1 がん登録届出実務について (1) 1. 届出対象 2. 届出候補見つけ出し 3. 診断日 4. 届出票の作成例示 東京都地域がん登録室 1 1. 届出対象 1 原発部位で届出 2 入院 外来を問わず 当該腫瘍に対して 自施設を初診し 診断あるいは治療の対象 ( 経過観察を含む ) となった腫瘍を届出 3 届出対象となった腫瘍を 1 腫瘍 1 届出の形で届出

More information