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1 2008 年度修士論文 J リーグクラブにおける成績と収入 人件費との関係 The relationship between Revenue and Performance, Performance and Wages in J League 早稲田大学大学院スポーツ科学研究科 スポーツ科学専攻スポーツビジネス研究領域 5007A011-5 内田亮 Uchida Ryo 研究指導教員 : 平田竹男教授

2 J リーグクラブにおける成績と収入 人件費の関係 スポーツビジネス研究領域 5007A011-5 内田亮 研究指導教員 : 平田竹男教授 本研究では J リーグクラブにおける経営を行うにあたって参考となりうる指標を提示するために 収入とクラブの成績 成績と人件費との間にどの程度の関係があるのか 明らかにすることを目的として研究を行った 欧米においては スポーツ産業研究のテーマの 1 つとして Forrest & Simmons による北米 4 大スポーツを対象とした研究や Szymanski & Kuyper によるイングランドサッカーリーグでの研究など クラブの収入と成績との関係 クラブの成績と人件費との関係について いくつもの研究が行われてきた しかし 一方で日本におけるスポーツ産業の研究においては クラブの収入と成績との関係 クラブの成績と人件費との関係についての研究は発表されていなかった 以上の海外における先行研究を参考として 各変数を設定し 2006 年と 2007 年の J リーグクラブの財務データおよび J リーグ公式の成績データを用いて クラブの収入と成績との関係 クラブの成績と人件費との関係それぞれについて単回帰分析を行った その結果として J リーグクラブにおけるクラブの収入と成績との関係性として 2006 年度シーズンでは独立変数であるクラブの成績 ( 順位 ) 変数が 従属変数である収入変数に約 70% 結び付いていることが明らかになった さらに 2007 年度シーズンにおいては 独立変数であるクラブの成績 ( 順位 ) 変数が 従属変数である収入変数に約 74% 説明していることが明らかになった また クラブの成績と人件費支出との単回帰分析の結果 J リーグクラブにおいては 人件費支出がクラブの成績を説明する程度として 2006 年度シーズンでは約 60% 2007 年度シーズンでは約 74% であることが明らかになった さらに 2006 年度シーズンの J1 クラブのみを対象とした分析において 自由度調整済み R 2 値は 0.28 であった この値は 推定年俸を用いてクラブの成績と人件費支出との関係について分析を行った過去の研究と同程度の値であり 推定年俸を用いた分析の信憑性をある程度説明することができるであろう これらの結果は J リーグにおいても ヨーロッパ各国のプロサッカーリーグと同様に 試合に勝利し 良い成績 ( 順位 ) を残すことに成功したクラブは より多くの収入を得ることができると共に 選手人件費額の大小によってクラブの成績が決定される傾向にあり 選手やコーチなどへの人件費の投資が 競技成績の面でクラブが成功するために必要な要因になると考えられる 本研究の結果から 収入と成績 成績と人件費との関係性が明らかになったことで J リーグクラブにおける経営指標を提示することができた ACL が刷新され J リーグで上位の成績を残すことが クラブの収入拡大における大き

3 なインセンティブとなることからも 今後 J リーグクラブがより多くの収入を得るためには 多少のリスクを背負ってでも 有能な選手への投資を行うことで クラブの成績を向上させていく必要があると考えられる 削除 :

4 目次 第 1 章序論 プロスポーツクラブにおける勝利の重要性 欧米プロスポーツリーグにおける人件費抑制策 先行研究 日本における先行研究 ( 推定年俸を用いた分析 ) 問題意識 研究目的... 8 第 2 章研究手法 分析データ 分析手法 収入と成績との関係 成績と人件費との関係 第 3 章研究結果 収入と成績との関係 年度の分析結果 年度の分析 成績と人件費との関係 年度の分析結果 年度の分析 年度 J1 クラブの分析結果 第 4 章考察 結果のまとめ J リーグクラブにおける収入と成績との関係 J リーグクラブにおける成績と人件費支出との関係 J リーグクラブが収入拡大を成し遂げるために 第 5 章結論 本論文の結論 アジアチャンピオンズリーグ刷新による収入拡大の機会 謝辞 参考文献 添付資料... 26

5 図表目次 図 1-1. J リーグクラブの収入構造... 2 図 1-2. イングランドサッカークラブの人件費比率... 4 図 年度の J1 クラブの成績と人件費 ( 推定年俸 ) との関係... 7 図 年度の J1 クラブの成績と人件費 ( 推定年俸 ) との関係... 7 図 3-1. J リーグクラブにおける収入と成績との関係 (2006 年度 ) 図 3-2. J リーグクラブにおける収入と成績との関係 (2007 年度 ) 図 3-3.J リーグクラブにおける成績と人件費との関係 (2006 年度 ) 図 3-4. J リーグクラブにおける成績と人件費との関係 (2007 年度 ) 図 3-5. J1 クラブにおける成績と人件費との関係 (2006 年度 ) 表 2-1. J リーグクラブの順位と人件費支出額... 10

6 第 1 章序論 1.1. プロスポーツクラブにおける勝利の重要性 本研究は 我が国のプロスポーツリーグの一つである日本プロサッカーリーグ ( 以下 J リーグ ) を対象とする プロスポーツクラブにおいては 試合で 勝利 し 所属するリーグや大会で 1 つでも良い成績 ( 順位 ) を残すことが重要なミッションである 元来 スポーツの定義が ルールに則して営まれる 遊戯 競争の要素を含む身体を使用して行為であることからも 相手と競争し勝利を達成することは 時として利益を創出すること以上に重要とされる場合もある 実際に J リーグの中で 約 80 億円の営業収入を上げ 最大の収入規模を誇る浦和レッドダイヤモンズ ( 以下 浦和レッズ ) においても 黒字経営を行っているにも関わらずリーグ優勝を逃してしまったためにファンからブーイングを受けるという事態が発生している これは プロスポーツクラブにおけるビジネスがプロスポーツクラブ以外の株式会社のビジネスと異なる最も大きな点の一つである もちろん プロスポーツクラブが継続的に存続 発展していくためには 収入を増加させ 利益を創出することが必要不可欠である クラブの支出額が収入を上回る 赤字経営を長期間継続していく場合 企業として存続していくことは非常に困難である 日本のプロスポーツにおいては 昭和 29 年 8 月 10 日に国税庁から出された 国税庁通達 によって プロ野球球団の赤字補填金として 親会社が 広告宣伝費 という名目で捻出することを正式に認める 損失補填契約が存在した このような前例があったため 1993 年に開幕した J リーグにおいても 親会社が所有クラブへの支援金を寄付扱いではなく広告宣伝費として計上することでクラブの損失を補填し 赤字経営でもクラブが存続することが可能であった しかし 損失補填による 1 社依存型の経営は 親企業の経営状況にクラブの経営が大きく左右されるリスクを含んでいる 実際に 1999 年には横浜フリューゲルスが親企業である佐藤工業の経営危機の影響を受け 横浜マリノスとの合併を余儀なくされている では プロサッカークラブが収入を増やしていくためには何が必要なのであろうか 図 1-1 のように J リーグクラブの主な収入源には入場料収入やスポンサー収入がある 河合ら (2008) 1) は J リーグにおける観客数の規定する要因の 1 つとしてクラブの成績 ( 勝利 ) が影響を与えていることを統計的に明らかにしているが 入場者数は入場料収入に直接影響を与えると共に スポンサーからの評価にもつながると考えられる そのため 勝利 はクラブの収入増加のためにも重要な要因となるだろう 実際に イングラン 1

7 ドプロサッカークラブのビジネス戦略について言及している Szymanski & Kuyper(2000) 2) の著書においても プロサッカークラブの収入の大きさはクラブの順位によって説明されることを明らかにしており 収入増加のためにもプロスポーツクラブが勝利を収めることは重要なミッションとなる また 北米プロスポーツリーグにおける各プロスポーツクラブオーナーの意思決定について分析を行った Zimbalist(2003) 3) は プロスポーツクラブのオーナーは Win-Maximizing or Profit-Maximizing すなわち 勝利の最大化 もしくは 利益の最大化 をプロスポーツクラブの最大の目的としてクラブ経営を行っていると主張している そして 勝利 と 利益 は別のものではなく 互いに作用し合うため 両者のうち片方だけを追求するのではなく両者をバランスよく追求することが重要であるという結論に達している ( 百万円 ) 2,500 2,000 1,500 1, 広告料収入 入場料収入 Jリーグ分配金 その他 ,044 1, ( 年 ) 図 1-1. J リーグクラブの収入構造 出典 ;J リーグ公式ホームページ 4) では プロスポーツクラブはどのようにしてこの 勝利 というミッションを実現するのだろうか 往々にして プロスポーツクラブは高い競技力を有する選手や優秀な指導者と所属契約を結ぶことでクラブの戦力を整える 選手や指導者との契約の際 高い競技力を有する者に対しては 他のクラブとの獲得競争に勝ち抜くために高い人件費を支払うと考えられる 特に クラブの競技パフォーマンスを直接体現する選手に対しては多額の資金が投入される Scully(1995) 5) は 選手や指導者といった才能への人件費支出を増加させることは チームの勝率を上げるために充分なだけでなく必要な条件である としている このように 高い競技力を保持するために選手への人件費支出 2

8 を増加させることは チームが成功を収める上で必要不可欠なものであると考えられる このような場合 人件費はコストとしてではなく クラブが競技面での成功を収めるために必要な投資として捉えられるだろう だが 選手が有する能力に対して人件費を投資するだけで クラブが必ずしも良い成績を収めることができるとは限らない 勝負は時の運 と言うように スポーツにおいては 競技能力の高い選手が必ず勝利するという訳ではないし 試合当日の天候や競技場 グラウンド環境の変化や 怪我や病気によって所属選手が出場できない状況など コントロールすることが極めて難しい事態が勝敗の決定に影響を及ぼすことが多々存在する 北米におけるプロ野球クラブの分析を行った Quirk & Fort(1999) 6) も もし選手補強の責任を負うジェネラルマネージャーが選手の能力を完璧に評価し 意図した契約を達成することができたのならば プロスポーツクラブは競技を行う必要はなく リーグ戦の年間スケジュールを消化することは 最も多く人件費を払ったクラブに対してのセレモニーにしかならない と述べている 以上のように プロスポーツクラブにおいては 勝利が収入の拡大というクラブの発展的経営においても重要なミッションであると考えられる また その勝利を収め 良い成績を残すためには選手への人件費が唯一ではないが 非常に重要な要因の一つであるのではないかと考えられる したがって J リーグにおいて その関係性がどの程度なのか 本当に関係性が存在するのかはクラブ経営者にとって大きな疑問の一つであろう つまり 成績と選手人件費との関係について検証を行うことは J リーグクラブの経営にとって有益な指標となると考えられる 1.2. 欧米プロスポーツリーグにおける人件費抑制策 前述のように プロスポーツクラブにおいて良い成績を残すことは重要な使命であるが 人件費をコストと捉えた場合 選手人件費を必要最低限に抑えることも重要となるため 人件費高騰を抑えるためのいくつかの制度が存在することがシマンスキー & ジンバリスト (2008) 7) の著書などで述べられている 北米のプロスポーツリーグでは特にその傾向が強い 全米におけるプロバスケットリーグであるナショナルバスケットボールアソシエーション ( 以下 NBA) においては 1946 年には人件費の高騰を抑制するためにサラリーキャップ制を導入している サラリーキャップとは プロスポーツチームが所属する全ての選手の年俸の総額を毎年一定の上限金額を設けて規定する制度である その中でも 2008 年現在の NBA では いくつかの事項に限って超えることが認められているソフトキャップ制を導入している また アメリカンフットボールのプロリーグであるナショナルフットボールリーグ ( 以下 NFL) においても フリーエージェント ( 以下 FA 制 ) で移籍した特定選手に対 3

9 する年俸の極端な高騰を抑制すると共に 均等な戦力で試合をすることを目的に 1994 年からクラブの事情による人件費支出額の制限超過を許さないハードキャップ制が設定されている また メジャーリーグベースボール ( 以下 MLB) においては 選手会のストライキによってサラリーキャップ制こそ導入が断念されているものの 1922 年に判決が下された反トラスト法免除法理によって ドラフト制度や FA 制度などの正当化が認められ 移籍の自由を制限することによって選手人件費の抑制が行われている 一方 イングランドのプロサッカーリーグにおいても ルールに明文化された規制はない しかし 英国の監査法人である Deloitte Touche Tohmatsu が毎年公表しているイングランドプロサッカークラブの年度報告 (2008) 8) では クラブの KPI(Key Performance Indicator) として 収入に対する人件費比率 60% 以上のクラブは経営的に危険な水準であるとされ 経営の指標とされている (%) 図 1-2. イングランドサッカークラブの人件費比率図 1-2 は Deloitte 社が公表しているデータをもとに イングランドにおけるプロサッカーリーグ 1 部 ( 以下 プレミアシップ ) に所属するクラブの 年シーズンにおける収入に対する人件費比率を図示したものである 近年プレミアシップでは 選手契約金や移籍金の高騰によって クラブの財務が圧迫されていることからもサラリーキャップなど人件費抑制策の導入が検討されているという 4

10 1.3. 先行研究 このような状況の下 海外における先行研究に目を向けると スポーツ産業研究の重要なテーマの1つとして プロスポーツクラブにおける成績と人件費との関係について 多くの研究が行われている 特に既存研究においては 成績と選手人件費との関係を明らかにするために回帰分析を用いた研究が多く行われている その結果として 欧州各国のプロサッカークラブにおいては クラブが良い成績を収めて成功するためには 選手への人件費支出が大きな決定要因となることが明らかになっている その一方で MLB や NFL といった北米のプロスポーツリーグでは 選手人件費とクラブの成績の関係性の程度は弱く 選手人件費支出がクラブの成功にあまり結び付かないことが明らかになっている 以下では 米国と欧州それぞれにおける成績と人件費との関係についての先行研究をまとめる まず 北アメリカにおけるプロスポーツクラブの成績と人件費との関係については 4 大メジャースポーツリーグと呼ばれる MLB NBA NFL ナショナルホッケーリーグ ( 以下 NHL) を研究対象とした検証が行われている Quirk & Fort(1999) 6) は 1990~1996 年のデータを用いて 北米 4 大メジャースポーツにおける成績と選手人件費の関係についての研究を発表している 分析の手法としては 成績の指標として各クラブのレギュラーシーズンにおける勝率を用いて それぞれ対数に置き換えて単回帰分析を行うことで 成績と人件費との関係についての分析を行っている その結果 最も成績と人件費との関係が強かったリーグは NBA と NHL であり 決定係数である自由度調整済み R 2 値 ( 以下 R 2 値 ) が 0.3 程度になった しかし その他のリーグでは R 2 値は 0.1 前後と低い値を示した また Forrest & Simmons(2000) 9) は MLB のアメリカンリーグ ( 以下 AL) とナショナルリーグ ( 以下 NL) および NHL における 1990 年代の 5 年間のデータを用いて 勝率と人件費との関係についてそれぞれ対数に置き換えて単回帰分析を行っている その結果 R 2 値の値は AL で 0.17 NL で 0.13 最も当てはまりが高かった NHL でも 0.22 であった 北米の 4 つのプロスポーツリーグである MLB NFL NBA NHL においては サンプル数が少なく 独立変数の種類が少ないにもかかわらず チームが支出する実際の人件費とチームの勝率との間に正の関係が見られなかったことから 北米のプロスポーツにおいては人件費が成績を説明しておらず 人件費支出が多いクラブが良い成績を残すことができる訳ではないとしている これは 北米のプロスポーツリーグにおいては前述の人件費抑制策によって 戦力の均衡が達成されていることを表しているだろう 一方 ヨーロッパにおける研究では 個々のプロサッカークラブの成功要因を探ることを目的として イングランド 1 部リーグに所属するノッティンガム フォレストとリ 5

11 ヴァプール FC を対象とした Dell'Osso & Szymanski(1991) 10) の研究や 同リーグのマンチェスター U を対象とした Szymanski(1998) 11) の研究の一分析として 成績と選手人件費についての検証が行われている それらの研究によると クラブの利益と成績との間には相関性が見られなかったものの クラブの収入と成績 人件費と成績それぞれの間には高い相関性が見られたことを明らかにしている すなわち イングランドプロサッカーリーグにおいては収入が多く 人件費に多額の資金を投入できるクラブが良い成績を残しているということである また イングランドプロサッカーリーグにおける産業構造を明らかにすることを目的とした Szymanski & Smith(1997) 12) や Szymanski(2003) 13) の研究においても 単回帰分析を用いてクラブの成績と人件費との関係について分析が行われている その結果として クラブの成績と人件費支出は回帰直線を描く つまり 高い競技力を有する優秀な選手を獲得するためにクラブは多くの人件費を費やしていることで 財政的な危機に瀕していると主張している さらに 前述の Szymanski & Kuyper(2000) 2) の著書においては イングランドプロサッカーリーグの 1 部から 4 部に所属するクラブにおける選手人件費と成績との関係を検証するために 1978/79 から 1998/99 シーズンの 20 年間と 1997/98 シーズン 1 年間の 2 つの期間を対象として 単回帰分析を行っている この分析においては 成績については順位を元にして 選手人件費については各年度のリーグ平均人件費支出との比率を用いて それぞれに対数に変換して変数としている その結果 1978/79 シーズンから 1998/99 シーズンまでの 20 年間での分析においては R 2 値が 0.92 となり 選手人件費が成績を 90% 以上説明していることを明らかにしている また 1997/98 シーズン 1 年間では 成績と選手人件費の回帰分析において R 2 値は 0.78 であり 選手人件費が成績を約 80% 説明することを明らかにしている 1.4. 日本における先行研究 ( 推定年俸を用いた分析 ) 以上のように プロスポーツクラブの成績と選手人件費との関係については 世界的に注目され 多くの研究がなされている それらの研究においては 北米の四大プロスポーツリーグと欧州プロサッカーリーグにおいては 選手人件費とクラブの成績との関係性の程度は異なることも明らかになっている しかしながら 日本におけるスポーツ産業学の研究では プロスポーツクラブにおける成績と人件費との関係や成績と収入との関係について統計手法を用いた分析を行っている研究はほとんどなく 選手人件費がクラブの勝利にどの程度結び付いているのかについて その程度は明らかになっていなかった そこで 筆者らは日本におけるプロサッカーリーグにおける成績と人件費との関係を明らかにするために 日刊スポーツ J 6

12 リーグプレーヤーズ名鑑 14) が発表している J リーグディビジョン 1( 以下 J1) のクラブに所属する選手の推定年俸データを用い ( 添付資料 1 を参照 ) 選手賃金がクラブの年間総合順位をどの程度説明しているのか その関係について分析を行った ( スポーツ産業学研究, Vol.18, No.1, 2008 掲載 ) 欧米の先行研究を参考とした成績と選手賃金との単回帰分析の結果 2006 年度シーズン 1 年間では 決定係数 R 2 値が 0.30 でとなり 単年度では 選手賃金がクラブの成績を約 30% 説明する要因となることを主張している また 1997 年から 2006 年までの 10 年間の平均値で行った分析では R 2 値が 0.55 となり 長期的には選手賃金がクラブの成績を約 55% 説明する要因となることを明らかにした 1.00 成績 ( 順位 ) log[p/(cn+1 P)] 0.50 R2 = 0.558* 選手賃金 log(w/ リーグ平均 W) **=P<0.01 図 年度の J1 クラブの成績と人件費 ( 推定年俸 ) との関係 **=P<0.01 図 年度の J1 クラブの成績と人件費 ( 推定年俸 ) との関係 7

13 図 1-3 と図 1-4 は上記の推定年俸を用いた選手賃金と成績との単回帰分析の結果を散布図にプロットし 回帰直線を示したものである 1.5. 問題意識 このように プロスポーツクラブにおいて クラブの成績の達成と人件費との関係については アメリカの 4 大プロスポーツでは プロスポーツリーグにおける戦力均衡策の適応状況を判断するために統計分析を用いた研究が行われている また ヨーロッパのプロサッカーリーグを対象とした研究では 人件費支出額が多大なクラブはより良い成績を残すのではないかという感覚的な仮説を証明するため 主要な研究テーマとしてクラブの成績と人件費支出との関係についての統計的な分析が行われている 一方で 日本においてはプロスポーツクラブの経営について 統計的手法を用い他分析は行われてこなかったため 筆者は欧州における先行研究と同様の研究手法を用いて分析を行った しかし その研究においては 人件費データとして推定年俸データを使用したものであり その信憑性を説明することが困難であった また 研究対象としても J1 のみを分析の対象としており J リーグディビジョン 2( 以下 J2) も含めたリーグ全体で クラブの成績と人件費とにどのような関係があるのかを 統計的に分析することができていなかった さらに Jリーグにおいて 勝利がクラブの収入にどの程度の影響を及ぼすかについてまで検証がされていないため クラブが勝利を達成すことによって クラブの収入増加につながるのか明らかになっていなかった 1.6. 研究目的 そこで 本研究においてはまず 収入に対してクラブの成績がどの程度影響するのかを明らかにする それに加えて これまで感覚的に述べられていたクラブの勝利と人件費支出額との関係について J リーグにおいても欧米のプロスポーツリーグを対象とした研究と同様に 統計的にその関係性を明らかにすることを研究目的とする そのために J リーグの各クラブが公開している実際の財務データを用い J リーグクラブにおける収入と成績との関係 成績と人件費との関係それぞれの程度を明らかにする 8

14 第 2 章研究手法 本研究においては まず J リーグクラブにおいて クラブの成績と収入規模との間にどのような関係があるのかを明らかにするために 各クラブにおける営業収入の規模と年間最終順位について単回帰式を用いた分析を行なう 次に プロスポーツクラブにおける成績と選手人件費との関係を明らかにするために J リーグに所属するクラブを対象として各クラブにおける年間最終順位と人件費支出額についての単回帰式を用いた分析を行う なお 分析の対象とする期間については 2006 年度と 2007 年度の 2 シーズンとし それぞれの年度において分析を行う 2.1. 分析データ 分析に用いるデータは 以下を参照とする まず 各クラブにおける 成績 のデータとしては J リーグが毎年発売を行っている J.LEAGUE YEARBOOK 公式記録集 15) から 2006 年度シーズンと 2007 年度シーズンの年間総合順位を用いる なお J2 に所属するクラブの順位については J1 最下位である 18 位に次ぐ 19 位を J2 における最上位として定義し J2 全 13 クラブを 19 位から 31 位までに位置するように J1 J2 総合順位を設定する 次に 人件費データについては J リーグが公式ホームページにおいて 2005 年度より公開を行っている各クラブの財務状況データである 2006 年度 J リーグクラブ経営公開資料 16) 2007 年度 J リーグクラブ経営公開資料 17) から 2006 年度と 2007 年度における各クラブの 選手 チームスタッフ人件費支出 の項目を用いて分析を行なう なお 2005 年度の公開データにおいては J1 J2 の約半数である 14 クラブが 選手 チームスタッフ人件費支出 の項目について非公開であったために 分析対象から除外した なお 上記データにおけるサンプル数については 2006 年度及び 2007 年度ともに J1 が 18 クラブ J2 が 13 クラブの合計 31 クラブであった 以下の表 2-1 は 2006 年度と 2007 年度における各クラブの順位 総合順位 総収入額 人件費支出額を一覧に示したものである 9

15 表 2-1. J リーグクラブの順位と人件費支出額 2006 年度 クラブ Div. 順位 総合順位総収入 ( 百万円 ) 人件費 ( 百万円 ) 浦和 ,078 2,499 川崎 ,780 1,535 G 大阪 ,361 1,623 清水 ,986 1,139 磐田 ,717 1,869 鹿島 ,381 1,564 名古屋 ,801 2,313 大分 , 横浜 FM ,559 2,210 広島 ,267 1,414 千葉 ,887 1,436 大宮 ,376 1,246 F 東京 ,299 1,612 新潟 ,793 1,248 甲府 , 福岡 , C 大阪 ,108 1,150 京都 ,230 1,072 横浜 FC , 柏 ,244 2,188 神戸 ,362 1,024 鳥栖 仙台 , 札幌 , 東京 V ,143 1,546 山形 愛媛 水戸 湘南 草津 徳島 J1 平均 J2 平均 J 平均

16 2007 年度 クラブ Div. 順位 総合順位総収入 ( 百万円 ) 人件費 ( 百万円 ) 鹿島 ,983 1,736 浦和 ,964 2,841 G 大阪 ,212 1,927 清水 ,180 1,263 川崎 ,105 1,639 新潟 ,661 1,374 横浜 FM ,909 1,961 柏 ,143 1,693 磐田 ,594 1,575 神戸 ,865 1,317 名古屋 ,635 1,770 F 東京 ,347 1,680 千葉 ,112 1,310 大分 ,261 1,283 大宮 ,842 1,384 広島 ,626 1,236 甲府 , 横浜 FC , 札幌 , 東京 V ,672 1,290 京都 ,125 1,051 仙台 , C 大阪 , 湘南 福岡 , 鳥栖 山形 愛媛 草津 水戸 徳島 J1 平均 J2 平均 J 平均 分析手法 本研究における分析の手法としては 収入と成績との関係 成績と人件費との関係共に Szymanski(2003) 13) と Szymanski & Kuyper(2000) 2) によるイングランドプロサッカーリーグを対象とした先行研究を参考として 以下のように設定した 11

17 収入と成績との関係 まず 収入とクラブ成績との関係を検証するために 従属変数をクラブの収入 独立変数を成績 ( 順位 ) として 単回帰分析を行う 単回帰分析による結果から導かれる 標準化係数と R 2 値から 独立変数であるクラブの順位が従属変数である収入を説明する程度を明らかにする 従属変数と独立変数は共に対数に変換し 従属変数である収入の変数は式 (1) とした また 独立変数である成績 ( 順位 ) の変数においては 式 (2) とした 従属変数 ( 収入変数 )=log(ri) 式(1) 独立変数 ( 成績変数 )=-log(pi/(cn+1-pi)) 式(2) (R= 総収入,P= リーグ順位, Cn=J1 所属クラブ数 n, i= クラブ i) 成績と人件費との関係 次に 成績と選手人件費の関係を検証するために 従属変数を成績 ( 順位 ) 独立変数を選手人件費として 単回帰分析を行なう 単回帰分析による結果として 標準化係数と R 2 値から選手人件費が成績を説明する程度を つまり選手人件費への投資がどれだけ成績に結び付いているのかを明らかにする 成績変数と人件費変数は共に対数に変換し 従属変数である成績の変数は収入と成績との関係と同様に式 (2) とした また この分析における独立変数である人件費の変数においては各年度による経済状況の違いの効果を取り除くために 各年度における J1 J2 を合わせた J リーグ平均人件費に対する各クラブの人件費の比率 ( 以下 人件費比率 ) を用いて 式 (3) とした 従属変数 ( 成績変数 )=-log(pi/(cn+1-pi)) 式(2) 独立変数 ( 人件費変数 )=log(wi / リーグ平均 W) 式(3) (P= リーグ順位, Cn=J 所属クラブ数 n, W= 選手等人件費支出, i= クラブ i) 加えて 推定年俸で行った分析の信憑性を検証するために 2006 年度シーズンにおいては J1 クラブのみを対象として同様の変数を用いて成績と人件費支出との単回帰分析を行う なお 以上の回帰分析を行うにあたっては SPSS ver.13.0 for Windows を用いる 12

18 第 3 章研究結果 3.1. 収入と成績との関係 まず 従属変数に収入を 独立変数に成績 ( 順位 ) をおき 単回帰分析を行った結果は以下の通りである 年度の分析結果 図 3-1 は 2006 年度シーズンの J リーグクラブにおける収入と成績との関係について 縦軸に収入変数を横軸に成績 ( 順位 ) 変数を取り 各クラブの値を散布図にプロットし 回帰直線を示したものである 単回帰分析の結果 自由度調整済み R 2 値は で有意な値を示した 標準化係数 (β) は であり 独立変数であるクラブの成績 ( 順位 ) 変数が 従属変数である収入変数に約 70% 結び付いていることを意味している 5.00 収入 [log] R² = 0.691** 順位 [ log(p/(32 P))] **=P<0.01 図 3-1. J リーグクラブにおける収入と成績との関係 (2006 年度 ) 13

19 年度の分析 図 3-2 は 2007 年度シーズンの J リーグクラブにおける収入と成績との関係について 上記と同様に 各クラブの数値を散布図に示したものである 単回帰分析の結果 自由度調整済み R 2 値は で有意な値を示しており 2006 年度シーズンにおける同様の分析よりもさらに高い値を示した 標準化係数 (β) は であり 独立変数であるクラブの成績 ( 順位 ) 変数が 従属変数である収入変数に約 74% 結び付いていることを意味している 5.00 収入 [log] R² = 0.747** 順位 [ log(p/(32 P))] **=P<0.01 図 3-2. J リーグクラブにおける収入と成績との関係 (2007 年度 ) 3.2. 成績と人件費との関係 次に 従属変数に成績 ( 順位 ) を独立変数に人件費をおき 単回帰分析を行った結果は以下の通りである 年度の分析結果 図 3-3 は 2006 年シーズンにおける J リーグ 31 クラブの成績と人件費との関係につ 14

20 いて 縦軸に各クラブの成績変数の値を 横軸に人件費比率変数の値を置き 散布図にプロットしたものに 回帰直線を加えたものである 図からもわかるように 自由度調整済み R 2 値は で有意な値を示した これは 独立変数である選手 スタッフ等の人件費支出が 従属変数であるクラブの順位に約 60% の程度で結び付いていることを示している なお 標準化係数 (β) は であった 2.00 順位 [ log(p/(32 P))] R² = 0.591** **=P< ク ブ人件費 グ平均人件費 図 3-3.J リーグクラブにおける成績と人件費との関係 (2006 年度 ) 年度の分析 次に 2007 年度シーズンにおける J リーグ 31 クラブの成績変数と人件費変数との関係を明らかにするために同様の単回帰分析を行った 図 3-4 は上記と同様に 2007 年度シーズンにおける J リーグクラブの成績変数と人件費変数とを散布図にプロットし 回帰直線を示したものである 2007 年度シーズンの J リーグにおいては 単回帰分析における決定係数である R 2 値は で有意な値を示した これは 2006 年度シーズン以上に人件費支出が成績を説明する程度が大きく 人件費支出によってクラブの成績が約 74% 説明されることを示している 標準化係数 (β) は であった 15

21 2.00 順位 [ log(p/(32 P))] R² = 0.741** クラブ人件費 / リーグ平均人件費 (log) **=P<0.01 図 3-4. J リーグクラブにおける成績と人件費との関係 (2007 年度 ) 年度 J1 クラブの分析結果 最後に 筆者が過去に 2006 年度シーズンの J1 クラブを対象として推定年俸データを用いて行った クラブの成績と人件費との単回帰分析の信憑性について検証を行う そのために 2006 年度シーズンに J1 に所属した 18 クラブを対象として同様の単回帰分析を行った 実際に J リーグが公表している財務データを用いた分析の結果 決定係数である自由度調整済み R 2 値は 0.28 で有意な値を示した また 標準化係数 (β) は であった これによって J1 のみを対象とした分析においては 独立変数である人件費変数が従属変数である成績変数を約 30% 説明することが明らかになった 下記の図 3-5 は 2006 年度シーズンにおける J1 全 18 クラブの成績と人件費との関係を散布図にプロットし 回帰直線を示したものである 16

22 順位 [ log((p/(19 P))] R² = 0.28** クラブ人件費 / リーグ平均人件費 (log) **=P<0.01 図 3-5. J1 クラブにおける成績と人件費との関係 (2006 年度 ) 17

23 第 4 章考察 4.1. 結果のまとめ J リーグクラブにおける収入と成績との関係 J リーグクラブにおける収入とクラブの成績との単回帰分析の結果 2006 年度シーズンでは独立変数であるクラブの成績 ( 順位 ) 変数が 従属変数である収入変数に約 70% 結び付いていることが明らかになった さらに 2007 年度シーズンにおいては 独立変数であるクラブの成績 ( 順位 ) 変数が 従属変数である収入変数に約 74% 説明していることが明らかになった この結果から J リーグにおいてもイングランドのプロサッカーリーグと同様に 試合に勝利し 良い成績 ( 順位 ) を残すことに成功したクラブは より多くの収入を得ることができていると言えるだろう J リーグクラブにおける成績と人件費支出との関係 クラブの成績と人件費支出との単回帰分析の結果 J リーグクラブにおいては 人件費支出がクラブの成績を説明する程度として 2006 年度シーズンでは約 60% 2007 年度シーズンでは約 74% であることが明らかになった これらの結果は J リーグにおいても ヨーロッパ各国のプロサッカーリーグと同様に 選手人件費額の大小によってクラブの成績が決定される傾向にあり 選手やコーチなどへの人件費の投資が 競技成績の面でクラブが成功するために必要な要因になると考えられる また 2006 年度シーズンの J1 クラブのみを対象とした分析において 自由度調整済み R 2 値は 0.28 であった この値は 推定年俸を用いてクラブの成績と人件費支出との関係について分析を行った過去の研究と同程度の値であり 推定年俸を用いた分析の信憑性をある程度説明することができるであろう 4.2. J リーグクラブが収入拡大を成し遂げるために 以上 2 つの単回帰分析の結果から J リーグクラブにおいてもイングランドのプロサッカーリーグと同様に 収入と成績との関係 成績と人件費との関係を統計的に証明 18

24 するに至った これら 2 つの関係が明らかになったことを踏まえて J リーグクラブが今後さらなる発展を目指して経営を行うための考察を進めたい 本研究による分析から 試合に勝利し 良い成績 ( 順位 ) を残すことに成功したクラブは より多くの収入を得ることができていることがわかる この結果はつまり 今後 J リーグクラブがより多くの収入を得るためには より良い成績 ( 順位 ) を収め 勝利 を達成することが必要になると考えられるだろう そして より良い成績 ( 順位 ) を収めるためには 選手やコーチなどスタッフへの人件費を投入し より高い戦力を保持することが必要不可欠であろう このように考えた場合 J リーグクラブの経営においては 収入を増加させるためには 人件費をコストとしてではなく投資と捉えることも必要であろう そして 人件費をコストではなく投資と捉える必要があるということは 人件費削減によってクラブの収益性を維持しようとする 縮小均衡経営を行うことは 人件費の削減 による 勝利の失敗 勝利の失敗 による 収入の減少 収入の減少 による 人件費の削減 という悪循環を生むリスクが高いと言えるのではないだろうか もちろん クラブが企業である以上は収益性を確保する必要がある 勝利をすることでより多くの収入を得られるシステムがあれば クラブも人件費への投資のインセンティブになると考えられる しかし 収益性を求めるがあまり コストを削減することに注力してしまうことで 縮小均衡経営を続けているようでは いつ悪循環に陥っても不思議ではない 本研究による分析結果からは 収入の約 70% をクラブの成績 ( 順位 ) が説明し そのさらに 65% 程度を人件費支出が説明することが明らかになっている 以上の人件費から勝利を説明する程度と 勝利から収入規模を説明する程度を掛け合わせると 選手等への人件費支出額がクラブの収入を約 50% 説明すると考えられる つまり 人件費を投下することによって 勝利を達成し その結果収入の増加を成し遂げるのは 50% 程度の成功率であると言えるだろう したがって 50% 程度のリスクを背負って 選手やコーチなど自クラブの戦力強化のための投資を行わなければ 収入を増やすこともできず クラブのさらなる発展を実現することは不可能であると考えられる 19

25 第 5 章結論 5.1. 本論文の結論 本研究では J リーグクラブにおける経営指標を提示するために 収入とクラブの成績 成績と人件費との間にどの程度の関係があるのか 明らかにすることを目的として研究を行った 欧米においては スポーツ産業研究のテーマの 1 つとして Forrest & Simmons による北米 4 大スポーツを対象とした研究や Szymanski & Kuyper によるイングランドサッカーリーグでの研究など クラブの収入と成績との関係 クラブの成績と人件費との関係について いくつもの研究が行われてきた しかし 一方で日本におけるスポーツ産業の研究においては クラブの収入と成績との関係 クラブの成績と人件費との関係についての研究は発表されていなかった 以上の海外における先行研究を参考として 各変数を設定し 2006 年と 2007 年の J リーグクラブの財務データおよび J リーグ公式の成績データを用いて クラブの収入と成績との関係 クラブの成績と人件費との関係それぞれについて単回帰分析を行った その結果として J リーグクラブにおけるクラブの収入と成績との関係性として 2006 年度シーズンでは独立変数であるクラブの成績 ( 順位 ) 変数が 従属変数である収入変数に約 70% 結び付いていることが明らかになった さらに 2007 年度シーズンにおいては 独立変数であるクラブの成績 ( 順位 ) 変数が 従属変数である収入変数に約 74% 説明していることが明らかになった また クラブの成績と人件費支出との単回帰分析の結果 J リーグクラブにおいては 人件費支出がクラブの成績を説明する程度として 2006 年度シーズンでは約 60% 2007 年度シーズンでは約 74% であることが明らかになった さらに 2006 年度シーズンの J1 クラブのみを対象とした分析において 自由度調整済み R 2 値は 0.28 であった この値は 推定年俸を用いてクラブの成績と人件費支出との関係について分析を行った過去の研究と同程度の値であり 推定年俸を用いた分析の信憑性をある程度説明することができるであろう これらの結果は J リーグにおいても ヨーロッパ各国のプロサッカーリーグと同様に 試合に勝利し 良い成績 ( 順位 ) を残すことに成功したクラブは より多くの収入を得ることができると共に 選手人件費額の大小によってクラブの成績が決定される傾向にあり 選手やコーチなどへの人件費の投資が 競技成績の面でクラブが成功するために必要な要因になると考えられる 本研究の結果から 収入と成績 成績と人件費との関係性が明らかになったことで J リーグクラブにおける経営指標を提示することができた 20

26 5.2. アジアチャンピオンズリーグ刷新による収入拡大の機会 以上 本論文における分析結果から J リーグにおいては ある程度のリスクを背負ってでも選手やコーチ等への人件費に投資を行うことでクラブの成績が向上し クラブの成績が向上することがクラブ収益を増大させるために必要不可欠であると考えられる そして 2009 年度シーズン以降 J リーグクラブが収益の拡大を達成していくためには 選手やコーチ等への人件費の投資を行い 良い成績を残すことがより必要になってくるのではないかと考える その根拠として アジアサッカー連盟 ( 以下 AFC) による AFC チャンピオンズリーグ ( 以下 ACL) の刷新が 2009 年度シーズンに実施されることが挙げられる ACL は 1990 年から開催されているアジアカップウィナーズカップと 1994 年に創設されたアジアスーパーカップが統合されて 年度シーズンより実施されたアジアナンバー 1 のサッカークラブを決定する大会である 世界で最も高いレベルとされる ヨーロッパサッカー連盟 ( 以下 UEFA) 主催の UEFA チャンピオンズリーグをモデルとしてアジア各国のクラブチームのレベルアップを図る目的で開催されている 2008 年 11 月 27 日の日本経済新聞の記事 18) および 2008 年 5 月 21 日付の nikkansports.com の記事 19) によると その ACL において 2009 年度大会から大会の開催方式が刷新されることが決定した これまでの大会においては J リーグからの出場クラブは前年度の J1 リーグ戦の優勝クラブと天皇杯の優勝クラブの合計 2 クラブ 1 のみであった しかし 2009 年度からは J1 リーグ戦の上位 3 クラブと天皇杯の優勝クラブの合計 4 クラブに出場枠が拡大された このような開催方式の刷新と同時に 2009 年度大会以降 大会の予算規模は 2008 年度の 400 万ドルから 2000 万ドルに跳ね上がり 賞金額やアウェイ試合での補償金など金銭的な側面でも大幅な刷新も行われるという 2007 年に浦和レッズが 2008 年にはガンバ大阪が優勝を達成しているが 両クラブが手にした賞金はわずか 50 万ドル ( 約 5000 万円 ) であった J リーグの優勝賞金はその倍の規模である 1 億円であり アジアで優勝するより日本国内で優勝したほうが金銭的に大きな収入を得ることになっていた しかし 2009 年度大会からは 優勝クラブへの賞金として これまでの 3 倍である 150 万ドル ( 約 1 億 5,000 万円 ) を支払い 賞金総額では 800 万ドル ( 約 8 億円 ) になるとのことである また 総額 2,000 万ドル ( 約 20 億円 ) を各国のテレビ局が支払う放映権料の額に比例配分する形で 出場クラブに還元する分配制を取り入れることも 年度は浦和レッズが前回大会王者として出場していたため 3 クラブが出場 21

27 発表している さらに ACL 優勝クラブには毎年 12 月に開催されるクラブワールドカップ ( 以下 CWC) への出場権が与えられる この大会に出場することによって 出場賞金としてさらに 1 億円以上の賞金を得ることも可能である 以上のように ACL の刷新によって J リーグクラブにおいては リーグ戦で上位の成績を収めることで より多くのインセンティブを得ることが可能になった このような環境の変化を生かして クラブの収益を拡大していくためにも 多少のリスクを背負ってでも 有能な選手への投資を行うことで クラブの成績を向上させていく必要があるのではないだろうか ACL が刷新され J リーグで上位の成績を残すことが クラブの収入拡大における大きなインセンティブとなることからも 今後 J リーグクラブがより多くの収入を得るためには 多少のリスクを背負ってでも 有能な選手への投資を行うことで クラブの成績を向上させていく必要があると考えられる 22

28 謝辞 本研究を執筆するにあたっては 2 年間にわたって平田竹男教授にさまざまなご指導をいただきました また 本研究をまとめる機会をいただきましたことを心より感謝いたします そして 副査を務めていただい中村好男教授 間野義之准教授をはじめ 早稲田大学スポーツ科学研究科で指導をしてくださった教授および講師の皆様にこの場を借りお礼を申し上げます 最後に共に勉学を勤しんだ平田研究室の社会人 1 年制コース 2 期生 3 期生の皆様 2 年制コースの先輩 後輩の皆様 そして 同期生として 2 年間苦楽を共にした河合慎介君には公私共々お世話になりました 心よりの感謝の意を申し上げます 23

29 参考文献 1) 河合慎介 & 平田竹男, J リーグにおける観客数の規定要因, スポーツ産業学研究, Vol.18, No.1, pp.79-86, ) S. Szymanski & Kuyper, Winners & Losers, Penguin Books, PP , ) Zimbalist, Sports as business; Oxford Review of Economic Policy, Vol.19, No.4, pp , ) J リーグ公式ホームページクラブ経営状況, J リーグ 5) Gerald W Scully, the Market Structure of Sports, University of Chicago Press, ) Quirk. J & R. Fort, Hard Ball: Abuse of Power in Pro Team Sports, Princeton University Press, ) ステファン シマンスキー & アンドリュー ジンバリスト著, 田村勝省訳, サッカーで燃える国 野球で儲ける国 -スポーツ文化の経済史, ダイヤモンド社, ) Deloitte and Touche Tohmatsu, Annual Review of Football Finance, ) D. Forrest & R. Simmons; the Relationship between Pay and Performance: Team Salaries and Playing Success from a Comparative Perspective, Paper for Conference on Economics Professional Soccer, ) Filippo del Osso & S. Szymanski, Who are the Champion? (An analysis and Football Architecture, Business Strategy Review Summer, pp , ) S. Szymanski, Why is Manchester United So Successful?, Business Strategy Review, Vol.9, No.4, pp.47-54, ) S. Szymanski & R.Smith; The English Football Industry: profit, performance and industrial structure, International Review of Applied Economics, Vol.11. No.1, pp , ) S. Szymanski, The Economic Design of Sporting Contests, Journal of Economic Literature, American Economic Association, vol. 41, No.4, pp , ) 日刊スポーツグラフ編, 日刊スポーツ J. リーグプレーヤーズ名鑑, 日刊スポーツ出版社, 1997~ ) 社団法人日本サッカー協会編 ; J.LEAGUE YEARBOOK J. リーグ公式記録集, 2007, 16) 2006 年度 J リーグクラブ経営公開資料, 年 1 月閲覧 17) 2007 年度 J リーグクラブ経営公開資料, 年 1 月閲覧 24

30 18) 日本経済新聞 2008 年 11 月 27 日朝刊, ACL より興行重視に アジアサッカー改革急ピッチ プロリーグが参加資格, 日本経済新聞社, ) Nikkansports.com, 2008 年 5 月 21 日記事, ACL 賞金総額 14 億円超, 年 1 月閲覧 学会誌掲載論文 内田亮 & 平田竹男, プロスポーツクラブにおける成績と選手賃金 ( 推定年俸 ) の関係 -Jリーグクラブにおける分析, スポーツ産業学研究, Vol.18, No.1, pp.79-86, 2008 学会発表 J1 クラブにおける成績と選手賃金との関係, スポーツ産業学会第 16 回大会, 2007 年 7 月 22 日 J リーグクラブにおける成績と人件費との関係, スポーツ産業学会第 17 回大会, 2008 年 7 月 13 日 25

31 添付資料 1997 年 ~2006 年シーズンの J1 各クラブにおける選手賃金 ( 推定年俸 ) の一覧 クラブ 年度 順位 推定年俸総額推定年俸総額クラブ年度順位 ( 万円 ) ( 万円 ) 札幌 ,000 柏 ,600 札幌 ,520 柏 ,200 札幌 ,250 柏 ,140 仙台 ,670 FC 東京 ,640 仙台 ,350 FC 東京 ,360 鹿島 ,300 FC 東京 ,000 鹿島 ,200 FC 東京 ,080 鹿島 ,360 FC 東京 ,810 鹿島 ,090 FC 東京 ,450 鹿島 ,760 FC 東京 ,920 鹿島 ,250 東京 V ,600 鹿島 ,060 東京 V ,400 鹿島 ,280 東京 V ,400 鹿島 ,790 東京 V ,560 鹿島 ,420 東京 V ,020 浦和 ,300 東京 V ,620 浦和 ,200 東京 V ,500 浦和 ,680 東京 V ,900 浦和 ,020 東京 V ,730 浦和 ,780 川崎 ,420 浦和 ,260 川崎 ,860 浦和 ,500 川崎 ,560 浦和 ,940 横浜 F.M ,600 浦和 ,860 横浜 F.M ,400 大宮 ,820 横浜 F.M ,659 大宮 ,140 横浜 F.M ,830 千葉 ,100 横浜 F.M ,650 千葉 ,800 横浜 F.M ,130 千葉 ,340 横浜 F.M ,080 千葉 ,760 横浜 F.M ,670 千葉 ,440 横浜 F.M ,940 千葉 ,510 横浜 F.M ,740 千葉 ,400 横浜 F ,200 千葉 ,500 横浜 F ,800 千葉 ,460 甲府 ,380 千葉 ,360 湘南 ,500 柏 ,200 湘南 ,800 柏 ,700 湘南 ,970 柏 ,530 新潟 ,680 柏 ,250 新潟 ,010 柏 ,890 新潟 ,850 柏 ,630 26

32 クラブ 年度 順位 推定年俸総額推定年俸総額クラブ年度順位 ( 万円 ) ( 万円 ) 清水 ,050 G 大阪 ,900 清水 ,450 G 大阪 ,050 清水 ,180 G 大阪 ,820 清水 ,380 G 大阪 ,350 清水 ,160 G 大阪 ,430 清水 ,820 C 大阪 ,500 清水 ,200 C 大阪 ,600 清水 ,420 C 大阪 ,100 清水 ,630 C 大阪 ,360 清水 ,140 C 大阪 ,530 磐田 ,550 C 大阪 ,140 磐田 ,000 C 大阪 ,540 磐田 ,600 C 大阪 ,690 磐田 ,460 C 大阪 ,490 磐田 ,320 神戸 ,950 磐田 ,200 神戸 ,850 磐田 ,870 神戸 ,980 磐田 ,860 神戸 ,390 磐田 ,310 神戸 ,930 磐田 ,450 神戸 ,910 名古屋 ,750 神戸 ,100 名古屋 ,530 神戸 ,920 名古屋 ,980 神戸 ,540 名古屋 ,600 広島 ,500 名古屋 ,580 広島 ,700 名古屋 ,930 広島 ,150 名古屋 ,810 広島 ,500 名古屋 ,350 広島 ,040 名古屋 ,620 広島 ,091 名古屋 ,360 広島 ,020 京都 ,950 広島 ,000 京都 ,700 広島 ,900 京都 ,980 福岡 ,400 京都 ,290 福岡 ,400 京都 ,390 福岡 ,950 京都 ,030 福岡 ,630 京都 ,060 福岡 ,750 G 大阪 ,600 福岡 ,470 G 大阪 ,200 大分 ,680 G 大阪 ,940 大分 ,690 G 大阪 ,560 大分 ,300 G 大阪 ,910 大分 ,850 27

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