析について 私なりの解釈を加えながらまとめ 生じた課題やその解決方法について述べる 第 8 節では 追加分析として 6 節にて行った 2 つの回帰分析で生じた課題を解決するための分析を行い その結果や反省点について述べる 最後に第 9 節では 全体のまとめと反省について述べ 今後のスポーツについて考

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1 スポーツにおける 見る と する の違い 1. はじめに B 中村彰太 ここ最近のスポーツ界では 2020 年の東京オリンピック開催決定をはじめとして テニスの錦織圭選手やフィギュアスケートの羽生結弦選手など 世界で活躍する日本人選手の影響が日本全国でフィーバーをもたらしている そんな中 日本ではスポーツへの関心度が高まっていると言える 本論文では そうしたスポーツを取り上げ スポーツにおける 見る と する の違いをテーマとして扱う スポーツにおける 見る と する の違いというテーマを選んだ理由について述べると 私の場合は テニスサークルに所属しており テニスを する 人であると同時に テレビや試合会場でテニスの試合を観戦したことのある 見る 人でもある しかし 私のサークルのメンバーには テニスはするけれども 試合を見たことがない人もいる また 野球やサッカーを観戦することが好きな人でも 実際にそのスポーツをやったことがないという人もいる 要するに 私たちが する スポーツと 見る スポーツは必ずしも一致するわけではないと言える 自分がやっているスポーツを見るかと言えば 必ずしもそうではないし 自分が見るスポーツをやるかと言えば 必ずしもそうではない そこで 本論文の目的としては 私たちはスポーツにおける 見る と する との間にどのような差があると考え 何をもって 見る スポーツを選び 何をもって する スポーツを選ぶのかということを明らかにすることである その方法として 2つの回帰分析によって 見る と する の違いを明らかにしていきたいと思う 1つは 直接観戦人口を決定する要因は何であるのかを分析するための 見る を決定する要因は何であるのかに関する分析 もう1つが実施人口を決定する要因は何であるのかを分析するための する を決定する要因は何であるのかに関する分析である 本論文の構成は以下の通りである まず第 2 節では スポーツにおける 見る と する それぞれの現状について触れ それぞれの行為が指す行動について述べる 次に第 3 節では 本論文において私がたてた仮説について説明し 先行研究の紹介を行う 第 4 節では 分析方法について説明する 第 5 節では 分析に用いたデータや変数について詳しい説明を行うとともに その変数を用いた理由についても触れる 第 6 節では 見る を決定する要因は何であるのかに関する分析と する を決定する要因は何であるのかに関する分析の 2 つの回帰分析を行い その結果と考察について述べる 第 7 節では 2 つの回帰分 1

2 析について 私なりの解釈を加えながらまとめ 生じた課題やその解決方法について述べる 第 8 節では 追加分析として 6 節にて行った 2 つの回帰分析で生じた課題を解決するための分析を行い その結果や反省点について述べる 最後に第 9 節では 全体のまとめと反省について述べ 今後のスポーツについて考える 2. 見る と する について 2.1 現状について一言にスポーツと言っても スポーツへの携わり方は様々である 実際にそのスポーツを行う人 見る人 支える人など多くの人たちが多様な関わり方をしている さらに詳しく見てみると 行う人には 競技として行う人もいれば 趣味や遊びの一環としてやったことがあるという程度の人もいる また 見る人には 実際に会場に足を運んで観戦する人もいれば テレビなどのメディアを通じて観戦する人もいる このように多くの関わり方がある中で 本論文では データを集めることができた利用可能な指数として実施人口と直接観戦人口の2つをメインの分析に用いるので この2つの現状について見てみることにする 2つの指数についての詳しい説明は後述する 図 1 ( 資料 ) 笹川スポーツ財団 スポーツライフ データ (2000,2010) 2

3 図 2 ( 資料 ) 社会生活基本調査 図 1は 実際にどれくらいの割合の人がスポーツの会場に足を運んで観戦を行ったのかをスポーツの種目ごとに 2000 年と 2010 年とを比較して表したグラフである 図 2は 競技としてではなく そのスポーツをやったことがあるかどうか その経験の有無をスポーツの種目ごとに 2001 年と 2011 年とを比較して表したグラフである この2つのグラフを比較してみると 例えば野球では 観戦率は他のスポーツよりも高い値をとっているが 実施は他のスポーツと比べてもそれほど高い値であるとは言えない このような観戦と実施の人気の差が生まれる理由を本論文では明らかにしていきたい 2.2 見る について分析を始める前に ここで言う 見る とは何であるのかを説明しておく まず 本論文における 見る とは観戦のことであり スポーツ観戦といえば 実際に会場に足を運んで生で観戦するものと テレビなどの中継を通して行うものとの2 種類に分けられる 笹川スポーツ財団を参考にすると 前者を直接観戦 後者をテレビ観戦という形で表しているが 本論文では スポーツにおける 見る という行為を直接観戦人口という形で測定することにする その理由は テレビ観戦というのは 放送していたから見るという受動的な面が強いのに対して 直接観戦は自分が見たいと思って主体的に見るという能動的な面が強いと考えられ 直接観戦の方がより その行動を行うに至るまでに 何 3

4 らかの要因が関係していると考えられるからである 要するに 直接観戦のほうが テレビ観戦に比べて 観戦意欲が強いものであり より強い動機をもった行動であると考えられ 他の何かからの影響を強く受けるものであると推測されるからである 2.3 する について次に ここで言う する とは何であるのかを説明しておく する についてだが スポーツ人口については 笹川スポーツ財団の資料によると 競技人口と実施人口という2つの分類があることがわかった 競技人口とは 定期的にそのスポーツに取り組む人の数であり 部活動や選手としてなど 比較的真剣にスポーツに取り組む人がこちらの競技人口に含まれる そして 実施人口とは 調査を実施した年に1 度でもいいので その競技を行ったことがある人の数であり 頻度は問わず 経験の有無のみを問うものである そこで スポーツにおける する という行為を競技人口と実施人口のどちらで測定するかについてだが 本論文の目的は 一般の人たちが何をもって 見る スポーツや する スポーツを選択しているかを明らかにすることなので 一般に広く当てはまると考えられる実施人口をその指標として採用する 3. 仮説と先行研究 3.1 仮説 2つの回帰分析を進めていく上で 仮説について触れておく 本論文の目的である私たちは何をもって 見る スポーツを選び 何をもって する スポーツを選ぶのかということに対して 私は 仮説として以下の 2 つをたてた 1つ目が そのスポーツの規模や影響力が大きければ大きいほど そのスポーツを実施する人も観戦する人も増える 2つ目が そのスポーツに触れる機会が多ければ多いほど そのスポーツを実施する人も観戦する人も増える である 3.2 先行研究先行研究としては 渋倉, 小泉 (1996) による スポーツ参与に関する一考察一学生のスポーツ実施に及ぼす影響の観点から一 がある この論文は 現在のスポーツ実施を規定する要因は何なのかというテーマを取り上げたものである 現在のスポーツ実施を規定する要因について 過去のスポーツ参与経験を意識の面から捉え 記憶として残されたスポーツに関わる過去の経験と現在のスポーツに関する価値意識及びスポーツ実施との関連から検討することを主 4

5 題としている ここで言うスポーツ参与とは 直接的なスポーツ参加だけではなく 見たり 聞いたり といった間接的なスポーツ参加をも含む概念であり 前者を 直接的 (1 次的 ) スポーツ参与 (primary involvement) 後者を 間接的 (2 次的 スポーツ参与 (secondary involvement) と呼んでいる こうした要因を通じて 現在のスポーツ実施を規定する要因である過去のスポーツ参与経験を 直接的スポーツ参与と間接的スポーツ参与との両者の側面から検討するものである この論文に用いられている分析手法 χ 2 検定であり 上記の主題に対していくつかのχ 2 検定を行っているのだが ここでは私の研究と関連の深いものだけを紹介したい 1つ目が小中学校時代の体育授業の好き嫌いと現在のスポーツ実施との関連 2つ目が小中学校時代のスポーツ参与経験における記憶の記入の有無と現在のスポーツ実施との関連 3つ目が現在のスポーツに対する価値意識と過去のスポーツ参与経験の記入の有無との関連 そして4つ目がスポーツの価値と現在のスポーツ実施との関連である これらの分析の結果として 小中学校時代の体育授業は 現在のスポーツ実施に大きく影響していること 過去においてある程度スポーツを経験し その経験を明確に記憶している者は 現在もスポーツに対して関心が高く スポーツへの実施率も高くなっていることが明らかになった 渋倉, 小泉 (1996) を先行研究として紹介したのは この論文では スポーツ参与を直接的なスポーツ参加だけではなく 見たり 聞いたり といった間接的なスポーツ参加も含めたものとして扱っている点が私の研究に通ずると考えたからである スポーツ実施を規定する要因として メディアを介した 見る という行為を考慮に入れ する を決定する要因の中に 見る を含んでいる点が私の研究の参考になった しかし 渋倉, 小泉 (1996) の問題点として 回帰分析ではなく χ 2 検定を用いている点が挙げられる χ 2 検定だけでは それぞれの要因同士に関係があるという程度の段階に留まり 1 対 1の関係のみで 複数の要因がどのようにしてスポーツ実施の規定に影響を与えているのかについては明らかにされていない そこで 私の研究では 重回帰分析を用いることによって複数の要因がどのようにスポーツ実施を規定しているのかを明らかにするとともに スポーツ観戦にも注目し スポーツ観戦を規定している要因についても分析を行うこととする 4. 分析方法 本論文での分析手法は重回帰分析を用いる 回帰分析には 単回帰分析と重 5

6 回帰分析の2 種類がある 三土 (1997) によると 単回帰分析とは Y=a+bX という一次関数を考えたとき この式を Y の X への回帰式と呼び Y を被説明変数 X を説明変数とした 1つの被説明変数と1つの説明変数のみの回帰分析のことである しかし 被説明変数と説明変数の一対一の関係で説明できないケースがほとんどであり そこで 複数の説明変数によって一つの被説明変数を説明するものが重回帰分析である 重回帰分析では Y=a+bX1+cX2+dX3 という重回帰式を用いて分析を行う [ 三土 (1997)] 本論文では 上記の重回帰分析を用いることによって 私たちは何をもって 見る スポーツを選択するのかに関する分析と 何をもって する スポーツを選択するのかに関する分析という2 種類の分析を行うことにする 前者の分析を 見る を決定する要因に関する分析 後者を する を決定する要因に関する分析と呼ぶことにする 分析に用いた使用データや変数についての説明は次節において詳しく行うことにするが 見る を決定する要因に関する分析では 被説明変数に推計直接観戦人口をおき 説明変数として 推計実施人口 前回調査時の推計直接観戦人口 1 大会あたりの賞金総額 テレビ観戦率を用い さらにスポーツの種類によるダミー変数を用いる また する を決定する要因に関する分析では 被説明変数に推計実施人口をおき 説明変数として 推計直接観戦人口 前回調査時の推計実施人口 1 大会あたりの賞金総額 テレビ観戦率を用い さらにスポーツの種類によるダミー変数を用いる 5. 使用データと変数 5.1 使用データについてここでは どのようなデータを集め 分析に用いたのかを説明する まず 扱うスポーツについてだが 一言にスポーツと言っても その種類は多岐に渡り すべてを把握することはできないので 本論文で扱うスポーツは 男女ともに人気があり 観戦している人も実施している人も多いスポーツに限ることにした その結果 私は テニス ゴルフ 野球 サッカー バレーボール バスケットボール マラソン 競馬の計 8 種目を研究対象とすることにした データは 笹川スポーツ財団発行の スポーツライフ データ 2004 スポーツライフ データ 2006 スポーツライフ データ 2010 スポーツライフ データ 2012 から集め 上記 8 種類のスポーツを男女別に分類し さらに 2004 年度 2006 年度 2010 年度 2012 年度の年度別に分類したものを用いる 6

7 以上のデータの中から実際の分析に使用したサンプル数は 41 個である さらに このデータにおける人口に関する説明をしておく 用いたデータは 笹川スポーツ財団が実施したアンケートに基づくものである 本論文で用いた数値は アンケートによって算出された 各項目にどのくらいの割合の人が該当するのか そのパーセンテージに日本の人口を掛け合わせたものである 例えば 2010 年男性のテニスにおける推計実施人口を見てみる アンケートによると その年にテニスを実施したことがある男性は全体の 4.4% であったので この値にその年の男性の人口 人を掛ける その値が 人となり この 人が 2010 年男性のテニスにおける推計実施人口となる 日本の人口に関しては 2004 年度の男性が 人 女性が 人 2006 年度の男性が 人 女性が 人 2010 年度の男性が 人 女性が 人 2012 年度の男性が 人 女性が 人である その中から笹川スポーツ財団がアンケート調査を実施し その調査対象が 2004 年度は男女合わせて 2288 人 2006 年度は 1867 人 2010 年度と 2012 年度は 2000 人である また 使用したデータには 潜在的な問題点が含まれていると考えられるので その点に関する注意点を挙げておく まず サッカーに関して 直接観戦とテレビ観戦の対象は男女ともJリーグであるが 実施の対象はJリーグに関係なく一般的なサッカーである 次に 野球に関して 直接観戦とテレビ観戦の対象は男女とも日本プロ野球であるが 実施の対象は日本プロ野球に関係なく一般的な野球である 競馬に関しては 実施人口の対象は競馬ではなく 乗馬とする 賞金総額については 団体競技のスポーツはチーム全体への賞金のみで MVPなどの個人への賞金は含まない こうした問題点が含まれているので それについての課題や改善方法などの詳しい説明は7 節で行う 5.2 被説明変数についてまず 見る を決定する要因に関する分析における被説明変数は推計直接観戦人口である 直接観戦人口については 2 節で挙げたが ここでは推計となっている理由について述べる 笹川スポーツ財団が行った調査では 直接観戦人口が割合 (%) 表示であったため それを実際の人口比の人数にする必要があった そのため 5.1で述べたように人口は 男女別の人口とアンケートによる割合の積により求められた人数であるため 表記を推計直接観戦人口とした 次に する を決定する要因に関する分析における被説明変数は推計実施人口である 実施人口についても 2 節で挙げた通りであり 推計という表記をしているのも直接観戦人口の場合と同様である 7

8 5.3 説明変数についてここでは なぜ本論文において上記の説明変数を選んだのかについて理由を述べておく まず 見る を決定する要因に関する分析において推計実施人口を する を決定する要因に関する分析において推計直接観戦人口をそれぞれ説明変数とした理由だが やはり 見る と する の間には何らかの関係性があり お互いに影響を与えているのではないかと推測されるからである しかし この点において 被説明変数と説明変数の間には相関関係は無いものであるとする回帰分析の前提に反するものであったことが後にわかったのだが その点については 7 節において詳しく説明する 他の説明変数についてだが 2つの分析において前回調査時のデータを用いたのは 時系列のデータを扱う上で 過去との関係を無視することはできないと考えたからである その時々の流行のスポーツや活躍したスポーツ選手の影響などによって スポーツの人気が大きく変わることも予想されたので 過去が現在や未来に与える影響についても明らかにするという目的もある 私がこの研究の中で最も見たかった変数が1 大会あたりの賞金総額とテレビ観戦率である 1 大会あたりの賞金総額については 大会の規模を表すために用いたものであり そのスポーツにはどれほどの影響力があるのかを測ることを目的とする変数である スポーツの影響力が大きければ大きいほど そのスポーツを実施する人も観戦する人も増えるのではないかという仮説の下で説明変数として採用した テレビ観戦率については 先行研究の紹介でも触れたが スポーツにおける 見る と する というテーマにおいて メディアの影響は大きく 間接的なスポーツ参与としてのテレビ観戦というものがどれだけ実際の実施や直接観戦に影響を与えるのかを明らかにするために説明変数として用いた テレビという私たちの生活にとって非常に身近で かつ影響力の大きいものがどのようにして関係してくるのかが気になったというのがその理由である スポーツに触れる最も身近な機会としてテレビの存在があり テレビ観戦率が高ければ高いほど そのスポーツへの興味が大きいことを意味し それが実施や直接観戦にプラスの影響を与えるという仮説が考えられる しかし それと同時に テレビ観戦率が高いということは 観戦という行為がテレビ観戦のみで完結し 実際に会場に足を運んで観戦する機会が減る つまり テレビ観戦率が高ければ高いほど 直接観戦にはマイナスの影響を与えるのではないかということも考えられる ダミー変数については 5.4において説明を行うこととするが 分析結果はスポーツの種類によって差が生まれることが考えられたので ダミー変数を 8

9 用い 基準を1つ決めることによって 他のスポーツとの比較を行うことを目的としている 各説明変数のデータについて述べる 見る を決定する要因に関する分析において用いた説明変数のうちの推計実施人口と前回調査時の推計直接観戦人口 する を決定する要因に関する分析において用いた推計直接観戦人口と前回調査時の推計実施人口はそれぞれ 被説明変数についての説明と同様である また 前回調査時というのは 2006 年度分のデータの場合は 2004 年度時のデータ 2010 年度分の場合は 2006 年度時のもの 2012 年度分の場合は 2010 年度時のもののことを指す さらに 両分析に共通して用いた説明変数である1 大会あたりの賞金総額とテレビ観戦率について説明する まず 1 大会あたりの賞金総額について この説明変数は大会の規模を数値化するために用いたものであり 日本国内で行われているツアーやリーグ 大会のうち最大規模の1 大会における賞金総額を表す 各種目で該当するツアーやリーグ 大会は表 1の通りである 表 1 賞金総額に該当する大会 スポーツの種類テニスゴルフサッカー男子サッカー女子野球バレー 大会全日本選手権 日本オープンゴルフ選手権 ヤマザキナビスコカップ なでしこリーグ html ペナントレースプレミアリーグ 3%9F%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0_ %28%E3%83%90%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%9C%E 9

10 3%83%BC%E3%83%AB%29 バスケットボール マラソン 競馬 全日本総合選手権 東京マラソン htm 日本ダービー 次に テレビ観戦率について この説明変数はスポーツに触れる機会としてのメディアの役割を数値化するために用いたものであり テレビでそのスポーツを観戦したことがある人の割合を表す データは 笹川スポーツ財団発行の スポーツライフ データ 2004 スポーツライフ データ 2006 スポーツライフ データ 2010 スポーツライフ データ 2012 から集めた 5.4 ダミー変数について以上の説明変数に加え 複数あるスポーツの違いを捉える変数として スポーツの種類のダミー変数を用いる ダミー変数とは以下の通りである 西内 (2013) によれば 回帰分析を行う上で 数字で大小が表される量的なデータが必要不可欠であるが 性別などの量的に表現することが不可能な質的なデータを扱わなければならない場合もある そんな時に 質的なデータをある項目に当てはまっていれば1 そうでなければ0という量的なデータに置き換える手法が存在する こうした質的なデータを表現するための0か1かの二値変数をダミー変数と言う また 例えば 性別などの最初から2 分類できる変数の場合は 男性ならば1 女性ならば0としても 女性ならば1 男性ならば0としても結果に大きな影響はない しかし 3カテゴリー以上に分けられるものでは 基準カテゴリーを1つ決め その基準となるダミーを説明変数から除いて分析を行う必要がある そうすることによって その基準と比べてそれ以外のカテゴリーはどうなのかを判断することができる [ 西内 (2013)] 見る を決定する要因に関する分析と する を決定する要因に関する分析の両分析において スポーツの種類のダミー変数を用いた 本論文では サッカーダミーを除くデータを用いることによって サッカーが基準となり 他のスポーツダミーがサッカーに比べてどうなるのかという結果を導いた サッカーを基準としたのは サッカーが日本で最もメジャーなスポーツの一つであ 10

11 り 直接観戦人口や実施人口の面から見ても 最も人気のスポーツであると判断でき 基準として妥当であると考えたからである 6. 回帰分析による結果 6.1 見る を決定する要因に関する分析推計直接観戦人口を被説明変数とする重回帰分析を行った結果について説明する 表 2 分析結果 回帰統計 重相関 R 重決定 R 補正 R 標準誤差 観測数 41 分散分析表 自由度 変動 分散 観測された分散比 有意 F 回帰 E E E-17 残差 E E+11 合計 E+14 係数 標準誤差 t P- 値 下限 95% 上限 95% 下限 95.0% 上限 95.0% 切片 推計実施人口 ( 人 ) 前回推計直接観戦人口 ( 人 ) 賞金総額 ( 万円 ) テレビ観戦率 (%) スポーツダミー ( ゴルフ ) スポーツダミー ( テニス ) スポーツダミー ( 野球 ) スポーツダミー ( バレー ) スポーツダミー ( バスケットボ スポーツダミー ( マラソン ) スポーツダミー ( 競馬 ) 結果は表 2に示されている この結果から得られる回帰式は以下の通りである 推計直接観戦人口 = * 推計実施人口 * 前回推計直接観戦人口 * 賞金総額 11

12 * テレビ観戦率 * ゴルフダミー * テニスダミー * 野球ダミー * バレーボールダミー * バスケットボールダミー * マラソンダミー * 競馬ダミー まず 補正 R2 が 0.94 と1に近い値を取っており これは当てはまりの良さがあることを意味し この回帰方程式は説明力が高いと言える ここで 結果の解釈について述べる 上記の回帰式において 説明変数となる推計実施人口や前回推計直接観戦人口 ゴルフダミーなどの係数が意味するものは それぞれの説明変数が1 増えたときの推計直接観戦人口の増減である しかし 同時に有意性についても検討する必要があり たとえ数値の上では係数が0ではないとしても 有意でないものの場合は係数が0の可能性が高く 影響を与えない説明変数であると考えるべきである 次に その有意性を見る 統計上の有意性については表の p 値の部分を見る 有意水準を5% とすると 推計実施人口 前回推計直接観戦人口 ゴルフダミー マラソンダミーの4つが有意であると判断できる この結果が何を意味しているのかを説明変数ごとに見てみる 第 1に 推計実施人口が1 人増えると推計直接観戦人口は 0.35 人増える これは スポーツを する 人が増えると 見る 人も増えるということを意味する 第 2に 前回推計直接観戦人口が1 人増えると推計直接観戦人口は 0.37 人増える これは スポーツを 見る 人が増えていけば 将来も増え続けることを意味する 第 3に 種目がサッカーの場合と比べると 種目がゴルフであれば推計直接観戦人口は 人減り 種目がサッカーの場合と比べると 種目がマラソンであれば推計直接観戦人口は 人減ると判断できる これは 基準としたサッカー観戦の人気はゴルフやマラソンよりも高いことを意味する こうした結果から メインテーマの1つである 私たちは何をもって見るスポーツを選んでいるのか や私がたてた仮説 説明変数を選んだ理由で触れた疑問に対する答えを導く まず 判明したことをまとめると スポーツを する 人が増えると 見る 人も増えること 見る 人が増えていけば 将来も増え続けること そして 種目に関して言えば 基準としたサッカー観戦の人気はやはり 他の種目よりも高いことが確認された つまり 直接観戦を規定する要因として 実施経験の有無や過去の直接観戦の有無 さらに 実施や観 12

13 戦の人数から判断されるそのスポーツの人気というものが挙げられる しかし 仮説としてたてた そのスポーツの規模や影響力が大きければ大きいほど そのスポーツを観戦する人も増える そのスポーツに触れる機会が多ければ多いほど そのスポーツを観戦する人も増える という2つを考えてみると 規模や影響力の大きさを表す指標として用いた賞金総額やスポーツに触れる機会を表す指標として用いたテレビ観戦率には有意性が見られなかった この2つの説明変数が直接観戦に与える影響というものが私としては最も見たかったのだが それを明らかにする結果とはならなかった ここで 賞金総額やテレビ観戦率に有意性が見られなかった理由として考えられるのは2つである 1つは データや分析方法に問題があった可能性 もう1つが この2つの説明変数は本当に直接観戦に影響を与えない可能性である 6.2 する を決定する要因に関する分析推計実施人口を被説明変数とする重回帰分析を行った結果について説明する 表 3 分析結果 回帰統計 重相関 R 重決定 R 補正 R 標準誤差 観測数 41 分散分析表 自由度 変動 分散 観測された分散比 有意 F 回帰 E E E-21 残差 E E+11 合計 E+14 係数 標準誤差 t P- 値 下限 95% 上限 95% 下限 95.0% 上限 95.0% 切片 推計直接観戦人口 ( 人 ) 前回推計実施人口 ( 人 ) E テレビ観戦率 (%) 賞金総額 ( 万円 ) スポーツダミー ( 野球 ) スポーツダミー ( ゴルフ ) スポーツダミー ( テニス ) スポーツダミー ( 競馬 ) スポーツダミー ( バスケットボ スポーツダミー ( バレー ) スポーツダミー ( マラソン )

14 結果は表 3に示されている この結果から得られる回帰式は以下の通りである 推計実施人口 = * 推計直接観戦人口 * 前回推計実施人口 * 賞金総額 * テレビ観戦率 * ゴルフダミー * テニスダミー * 野球ダミー * バレーボールダミー * バスケットボールダミー * マラソンダミー * 競馬ダミー まず 補正 R2 が 0.97 と1に近い値を取っており これは当てはまりの良さがあることを意味し この回帰方程式は説明力が高いと言える 結果の解釈は6.1のものと同様である 次に 有意性を見る 統計上の有意性については表の p 値の部分を見る 有意水準を5% とすると 推計直接観戦人口 前回推計実施人口 賞金総額 ゴルフダミー マラソンダミー 競馬ダミーの6つが有意であると判断できる この結果が何を意味しているのかを説明変数ごとに見てみる 第 1に 推計直接観戦人口が1 人増えると推計実施人口は 0.37 人増える これは スポーツを 見る 人が増えると する 人も増えることを意味する 第 2に 前回推計実施人口が1 人増えると推計実施人口は 0.65 人増える これは スポーツを する 人が増えていけば 将来も増え続けることを意味する 第 3に 賞金総額が1 万円増えると推計実施人口は 人増える これは スポーツの賞金総額が高くなるとそのスポーツを実施する人が増えることを意味する 第 4 に 種目がサッカーの場合と比べると 種目がゴルフであれば推計実施人口は 人増え 種目がサッカーの場合と比べると 種目がマラソンであれば推計実施人口は 人増え 種目がサッカーの場合と比べると 種目が競馬であれば推計実施人口は 人減る これは 実施対象としてのサッカーはその人気がゴルフやマラソンよりも劣り 競馬よりも勝るということを意味する こうした結果から メインテーマの1つである 私たちは何をもってするス 14

15 ポーツを選んでいるのか や私がたてた仮説 説明変数を選んだ理由で触れた疑問に対する答えを導く 判明したことをまとめると 見る 人が増えると する 人も増えること する 人が増えていけば 将来も増え続けることが確認された また 種目に関して言えば 見る を決定する要因に関する分析とは異なり 実施対象としてのサッカーはその人気がゴルフやマラソンよりも劣り 競馬よりも勝るということがわかった さらに 賞金総額が実施人口に影響を与えることがわかり スポーツの賞金総額が高くなるとそのスポーツを実施する人が増えるという結果となった この分析では 私がたてた そのスポーツの規模や影響力が大きければ大きいほど そのスポーツを実施する人も増える という1つ目の仮説は支持されたことになる その理由として 大会やツアー リーグの規模が大きければ それだけ魅力的であり そこから実施してみようと思う人が増えるということが考えられる しかし この分析でも 見る を決定する要因に関する分析と同様 テレビ観戦率には有意性が見られなかった ここでも6.1の結果と同様 その理由として考えられるのは2つである 1つは データや分析方法に問題があった可能性 もう1つが この説明変数は本当に実施に影響を与えない可能性である 7. まとめと課題 2つの分析を行った結果をもとに メインテーマである 私たちが何をもって 見るスポーツを選び するスポーツを選ぶのか に対する答えやそのメインテーマに関する そのスポーツの規模や影響力が大きければ大きいほど そのスポーツを実施する人も観戦する人も増える そのスポーツに触れる機会が多ければ多いほど そのスポーツを実施する人も観戦する人も増える という2つの仮説に関する考察をまとめ 生じた課題についての解決策を考えてみる 7.1 見る と する の関係まず 見る スポーツについて考えてみると 直接観戦を決定する要因は 実施経験の有無や過去の直接観戦の有無 さらに 実施や観戦の人数から判断されるそのスポーツの人気であると言える 次に する スポーツについて考えてみると 実施を決定する要因は 直接観戦経験の有無や過去の実施経験の有無 さらに スポーツの規模や影響力の大きさであると言える 15

16 この 見る と する を決定する要因を比べてみる 実施は直接観戦に影響を与え 直接観戦は実施に影響を与えるという結果になったのだが ここで問題となるのが 回帰分析において 被説明変数と説明変数の間には相関関係は無いという前提が存在するということである この点に関して 被説明変数と説明変数の間に相関関係が存在する場合の手法を現時点では学んでいないので その解決法として 見る を決定する要因に関する分析では 説明変数の 1つを推計実施人口としていたものを前回調査時の推計実施人口に する を決定する要因に関する分析では 説明変数の1つを推計直接観戦人口としていたものを前回調査時の推計直接観戦人口にそれぞれ変更することによって 被説明変数と説明変数の間にある相関関係を無くす分析を8 節において行うことにする また 見る と する ともに過去の影響受けるということが確認された ここから 過去にその行為を行ったことのある人は将来もその行為を行う傾向があると考えられ スポーツを 見る 行為と する 行為というのはその面白さから魅力的に感じている人が多いと推測できる 7.2 外的要因 7.1は 見る と する の相関や過去との関係といった観戦と実施の2 つだけの要因であるが ここからはスポーツの種類や賞金総額 テレビ観戦率といった いわば外的な要因について述べる まず スポーツの種類について 見る を決定する要因に関する分析では サッカーの直接観戦の人気はゴルフやマラソンよりも勝ることがわかり する を決定する要因に関する分析では サッカーの実施の人気は競馬には勝っているが ゴルフやマラソンよりも劣ることがわかった ここで興味深いのは サッカーはゴルフとマラソンに比べると その人気が直接観戦では勝り 実施では劣るという点である この点から 私が最初に挙げた例のように 私たちが する スポーツと 見る スポーツは必ずしも一致するわけではないという状況を支持する結果が得られ やはり 見る と する との間には何らかの違いがあることがわかる ここでは サッカーとゴルフ マラソンを比べた場合のみだが そうした違いが生じる理由について私なりの見解を述べたいと思う サッカーというのは 非常に運動量の多い 激しいスポーツであると言え チーム戦という点からも盛り上がりや見せ場の多いスポーツである なので 会場に足を運んで観戦する直接観戦の対象としては サポーターという言葉があるように 非常に興奮を感じることのできるスポーツであるという点で人気が高いと考えられる 逆に 趣味や遊びとしての実施対象として考えると 年齢や体力面での制限があ 16

17 るため人気が落ちると思われる ゴルフやマラソンというのは サッカーとは違い 個人で自分のペースで行うことのできるスポーツであると言え 個人戦という点からもスポーツの中ではどちらかと言えば 淡々と進んでいくものである よって 直接観戦の対象としては 競技のすべてを直接観戦によって観戦することが難しいこともあって人気が低く 実施の対象としては 趣味などでとっつきやすいスポーツであるという点で人気が高いと考えられる 次に 賞金総額について 有意性が見られたのは する を決定する要因に関する分析のみであったが この分析では 賞金総額が高ければ つまり大会の規模が大きければ 実施人口も増えるという結果が得られた しかし この賞金総額という指標についてだが スポーツの規模や影響力を数値化するために用いたものであるが 用いたデータでは 個人スポーツの賞金総額はすべて個人に与えられるものであるのに対し 団体スポーツの賞金総額はMVPなどの個人への表彰を除いてチームに与えられるものであるという違いが生じた また 野球に関しては ペナントレース自体に賞金制度がなく サッカー男子に関しても 用いたデータがリーグ戦ではなく カップ戦であるということからも 賞金総額によって純粋にスポーツの規模を表せたかと言えば そうではないと言わざるを得ない 最後に テレビ観戦率について 2つの分析の両方において有意性が見られないという結果となってしまった ただ この結果に関しては テレビ観戦率は本当に直接観戦や実施に影響を与えないのか それとも 分析手法やデータが不十分であったために有意性なしという結果になってしまったのかの判断ができない しかし これだけテレビなどのメディアが普及している中で スポーツにおける 見る と する の両方ともに テレビというものが影響を与えないという状況に 私は納得できない なので やはり 分析手法やデータの方に何らかの問題があったのだと私は思う 考えられるデータの問題点としては テレビ観戦率というものの捉え方が挙げられると思う 笹川スポーツ財団が行ったアンケート調査におけるテレビ観戦率というのは そのスポーツをテレビで観戦したことがある人の割合である つまり 1 年間でそのスポーツを1 度でもテレビで見ていればテレビ観戦者とみなされることになる ここで問題となるのが あるスポーツが1 年間に何試合も行われていた場合 そのすべての試合をテレビで観戦した人とたった1 度だけテレビで観戦した人とが同じ扱いになるということである 要するに テレビ観戦という1つのくくりの中には そのスポーツに非常に関心があり 熱心に見ている人から それほど関心はないが テレビで放送していたのでたまたま観戦したという程度の人まで さまざまな種類の人がいることになる これでは テレビ観戦率が増えれば 実施人口や直接観戦人口も増えるというこ 17

18 とにはならないのかもしれない また テレビ観戦という以上 そもそものテレビ中継の有無が大きな影響を持っていると言える 当然のことながら テレビ中継の数が多ければテレビ観戦率も上がるし 逆に テレビ中継の数が少なければテレビ観戦率も下がる 仮に すべてのスポーツのテレビ中継数が同じであったとすれば どれだけの人が観戦していたのかというデータには有意性があったのではないかと考えられる しかし すべてのスポーツのテレビ中継数が同じであるという状況は無いに等しい そこで この点における問題を解決する方法として考えられるのは 1つのスポーツから テレビ中継された1つの試合だけをピックアップし その視聴率をデータとして用いることである この方法では 純粋にスポーツの種類による観戦率の違いを明確にすることができると考えられる 7.3 全体の課題分析全体の課題としては 直接観戦人口 実施人口 賞金総額 テレビ観戦率という要因の対象に少しばらつきがあったことが挙げられる 例えば サッカーに関して 直接観戦とテレビ観戦の対象はJリーグ 実施の対象は単なるサッカー 賞金総額の対象はヤマザキナビスコカップという具合に その対象が同じサッカーでも異なる種類のものとなってしまった これは データが集まらなかったというのが大きな原因である もうひとつ 説明変数の多様性が挙げられる テーマがスポーツにおける 見る と する の違いということで それぞれを決定する要因は何なのかを明らかにすることを目指したので もう少し観戦や実施とは違った要因を含めることができれば さらなる結果が得られたのではないかと考えられる 例えば スポーツをテーマとして取り上げた論文によく見られるアンケート調査の実施などができればよかった 笹川スポーツ財団が行ったアンケート調査の結果は本論文でも用いたのだが 私なりのアンケート用紙を作成し 独自の調査を行うことができれば さらに信頼できる結果を得られるかもしれない 8. 追加分析 7 節で触れたが 6 節で2つの回帰分析を行った結果 被説明変数と説明変数の間に相関関係が生まれてしまった 簡単に説明すると 直接観戦人口は実施人口に影響され 実施人口は直接観戦人口に影響されるということが明らかとなった この原因は 見る を決定する要因に関する分析で用いた被説明変数である推計直接観戦人口と説明変数である推計実施人口 する を決定する要因に関する分析で用いた被説明変数である推計実施人口と説明変数である推計 18

19 直接観戦人口のデータがすべて同じ年度のものであったことである このように 同じ年度のデータ同士なので影響し合う結果となった そこで 2つの分析において 説明変数を過去のデータのものとすることによって 直接観戦人口が過去の実施人口に影響され 実施人口が過去の直接観戦人口に影響されるという結果になったとしても 過去の実施人口と将来の実施人口 過去の直接観戦人口と将来の直接観戦人口はそれぞれ別物なので 被説明変数と説明変数の間に相関関係が生まれることはなくなる この方法によって以下 2つの追加分析を行う 8.1 見る を決定する要因に関する追加分析 6.1で行った分析において説明変数として用いた推計実施人口を前回調査時の推計実施人口に置き換えた分析結果を説明する 表 4 分析結果 回帰統計 重相関 R 重決定 R 補正 R 標準誤差 観測数 41 分散分析表 自由度 変動 分散 観測された分散比 有意 F 回帰 E E E-15 残差 E E+11 合計 E+14 係数 標準誤差 t P- 値 下限 95% 上限 95% 下限 95.0% 上限 95.0% 切片 前回推計実施人口 ( 人 ) 前回推計直接観戦人口 ( 人 ) 賞金総額 ( 万円 ) テレビ観戦率 (%) スポーツダミー ( ゴルフ ) スポーツダミー ( テニス ) スポーツダミー ( 野球 ) スポーツダミー ( バレー ) スポーツダミー ( バスケットボ スポーツダミー ( マラソン ) スポーツダミー ( 競馬 ) 結果は表 4 に示されている この結果から得られる回帰式は以下の通りであ 19

20 る 推計直接観戦人口 = * 前回推計実施人口 * 前回推計直接観戦人口 * 賞金総額 * テレビ観戦率 * ゴルフダミー * テニスダミー * 野球ダミー * バレーボールダミー * バスケットボールダミー * マラソンダミー * 競馬ダミー まず 補正 R2 が 0.93 と1に近い値を取っており これは当てはまりの良さがあることを意味し この回帰方程式は説明力が高いと言える 次に 有意性を見る 統計上の有意性については表の p 値の部分を見る 有意水準を5% とすると 有意となるのは前回推計直接観戦人口のみである この結果から 前回推計直接観戦人口が1 人増えると直接観戦人口は 0.42 人増えることがわかる これは 直接観戦という行為が過去の直接観戦経験の影響を強く受け 見る 人が増えていけば 将来も増え続けることを示している しかし この分析では 私が最も見たかったテレビ観戦率や賞金総額には有意性が見られず さらに スポーツの種類における違いも見られなかった 8.2 する を決定する要因に関する追加分析 6.2で行った分析において説明変数として用いた推計直接観戦人口を前回調査時の推計直接観戦人口に置き換えた分析結果を説明する 20

21 表 5 分析結果 回帰統計 重相関 R 重決定 R 補正 R 標準誤差 観測数 41 分散分析表 自由度 変動 分散 観測された分散比 有意 F 回帰 E E E-20 残差 E E+11 合計 E+14 係数 標準誤差 t P- 値 下限 95% 上限 95% 下限 95.0% 上限 95.0% 切片 前回推計直接観戦人口 ( 人 ) 前回推計実施人口 ( 人 ) E テレビ観戦率 (%) 賞金総額 ( 万円 ) スポーツダミー ( 野球 ) スポーツダミー ( ゴルフ ) スポーツダミー ( テニス ) スポーツダミー ( バスケットボ スポーツダミー ( バレー ) スポーツダミー ( マラソン ) スポーツダミー ( 競馬 ) 結果は表 5に示されている この結果から得られる回帰式は以下の通りである 推計実施人口 = * 前回推計直接観戦人口 * 前回推計実施人口 * 賞金総額 * テレビ観戦率 * ゴルフダミー * テニスダミー * 野球ダミー * バレーボールダミー * バスケットボールダミー 21

22 * マラソンダミー * 競馬ダミー まず 補正 R2 が 0.97 と1に近い値を取っており これは当てはまりの良さがあることを意味し この回帰方程式は説明力が高いと言える 次に 有意性を見る 統計上の有意性については表の p 値の部分を見る 有意水準を5% とすると 有意となるのは前回推計実施人口のみである この結果から 前回推計実施人口が 1 人増えると実施人口は 0.81 人増えることがわかる これは 実施という行為が過去の実施経験の影響を強く受け する 人が増えていけば 将来も増え続けることを示している しかし 8.1の分析同様 この分析でも 私が最も見たかったテレビ観戦率や賞金総額には有意性が見られず さらに スポーツの種類における違いも見られなかった 8.3 追加分析のまとめ 6 節で行った分析において生じてしまった被説明変数と説明変数の間にある相関関係を無くすために追加分析を行った その方法として 見る を決定する要因に関する分析では 説明変数の1つを推計実施人口としていたものを前回調査時の推計実施人口に する を決定する要因に関する分析では 説明変数の1つを推計直接観戦人口としていたものを前回調査時の推計直接観戦人口にそれぞれ変更することにした 追加分析の結果からわかったことは 見る と する ともにその人数が増えていけば 将来も増え続けるということのみであった 回帰分析における被説明変数と説明変数との相関関係を無くすことはできたが 結果として得られたものは不十分なものとなってしまった 追加分析から導く本論文のメインテーマである 私たちが何をもって 見るスポーツを選び するスポーツを選ぶのか に対する答えは 過去の経験のみであった また メインテーマに関する そのスポーツの規模や影響力が大きければ大きいほど そのスポーツを実施する人も観戦する人も増える そのスポーツに触れる機会が多ければ多いほど そのスポーツを実施する人も観戦する人も増える という2つの仮説は支持されない結果となった 以上の結果から この追加分析から見えてきた課題や反省について述べる まず 被説明変数と説明変数の間に相関関係があるという課題を解決することはできたが それ以外の7 節で述べた課題の解決には至らなかった 分析方法についての課題はクリアすることができたが 本論文を通じての最大の反省点は説明変数とそのデータ集めにあったと思う 7 節でも述べたが 多様な説明 22

23 変数と分析にふさわしいデータを集めることができていれば より信頼できる結果が得られたことと思う 9. 終わりに 本論文ではスポーツにおける 見る と する の違いを見出すことを目的とし 私たちが何をもって 見る スポーツを選び する スポーツを選ぶのかを明らかにするために重回帰分析を行った 見る を決定する要因に関する分析と する を決定する要因に関する分析という2 種類の回帰分析を行った結果 スポーツを する 人が増えると 見る 人も増え 見る 人が増えると する 人も増えること 見る と する の両方ともその行為をする人が増えていけば 将来も増え続けること スポーツの種類を比べたときに 観戦人気は高いが実施人気が低いものや 観戦人気は低いが実施人気が高いものがあること テレビ観戦率は 観戦と実施の両方ともに影響しないこと 賞金総額は 観戦には影響しないが 実施には影響を与えることといったことが明らかとなった 見る と する の違いというテーマで分析を行ったのだが 違いとしては 大会の規模を表す賞金総額が実施人口にのみ影響を与えるという点 サッカーを基準としたダミー変数を用いた結果 見る スポーツと する スポーツの人気は異なるという点の2 点に留まってしまう結果となった これでは 違いは何なのかという問いに対して十分に答えることができていないと言えるかもしれない しかし 細かく見てみると 6 節で行った2つの分析を比べたときと8 節で行った2つの分析を比べたときの両方の場合において 直接観戦と実施という行為それぞれの過去の経験からの影響の大きさに違いがあることがわかった 具体的に言うと 6 節の結果からは 前回推計直接観戦人口が1 人増えると推計直接観戦人口は 0.37 人増えることと 前回推計実施人口が1 人増えると推計実施人口は 0.65 人増えることがわかった この 0.37 と 0.65 という値から 実施は直接観戦よりも過去の経験の影響を約 2 倍多く受けると言える また 8 節の結果からは 前回推計直接観戦人口が1 人増えると直接観戦人口は 0.42 人増えることと 前回推計実施人口が 1 人増えると実施人口は 0.81 人増えることがわかった この 0.42 と 0.81 という値からも同様に 実施は直接観戦よりも過去の経験の影響を約 2 倍多く受けると言える ここから 見る と する の違いは何なのかという問いに対する答えの 1 つとして それぞれの行為が受ける過去の経験からの影響力が挙げられる する という行為と 見る という行為を比べたとき する の方が 見る よりも過去の経験から約 2 倍の影響 23

24 を受けるのだ 最後に 最初に触れた日本のスポーツの現状について考えてみる 現在のスポーツ界は東京オリンピックという大きな舞台に向けて準備を進めている段階だと思うが 今後の日本のスポーツ界にとって さらには経済界にとっても 2020 年東京オリンピックというのは大きなイベントであることは間違いない 本論文で取り上げた 見る つまり直接観戦人口は観客数の増加や海外からの観光客誘致という点で大きな経済効果を持っていると考えられ スポーツビジネスという点において いかにして観戦者数を増やし オリンピック関連のビッグビジネスにつなげていくかが重要になってくる する つまり実施人口は増加することによって競技人口の増加にもつながり得ると考えられ スポーツ強化という点において いかにして実施人口を増やし スポーツの裾野を広げるかが焦点になってくる こうした観点から学問的研究がスポーツ強化やスポーツビジネスを大きく動かす動力となることを願っている 参考文献 笹川スポーツ財団 (2004) スポーツライフ データ2004 笹川スポーツ財団 (2006) スポーツライフ データ2006 笹川スポーツ財団 (2010) スポーツライフ データ2010 笹川スポーツ財団 (2011) スポーツライフ データ2012 西内哲 (2013) 統計学が最強の学問である ダイヤモンド社三土修平 (1997) 初歩からの多変量統計 日本評論社渋倉崇行, 小泉昌幸 (1996) スポーツ参与に関する一考察一学生のスポーツ実施に及ぼす影響の観点から一 ニッケ全日本テニス選手権 85th ( ニッケ全日本テニス選手権 87th ( 日本オープンゴルフ選手権競技 2006 ( 日本オープンゴルフ選手権競技 2010 ( 日本オープンゴルフ選手権競技 2012 ( 24

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26 26

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