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- えりか めいこ
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1 2013 年 7 月 6 日製鉄記念広畑病院市民講座 ピロリ菌感染症が全員除菌対象に 胃がんの撲滅をめざして第一歩! 製鉄記念広畑病院内科藤澤貴史 1
2 本日の内容 ピロリ菌感染症について ピロリ菌について 診断 治療 胃がん撲滅を目指した胃がん検診 2
3 ヘリコバクター ピロリ菌 Helicobacter Pylori 胃内に棲息する らせん状のグラム陰性桿菌 長さ2.5~5.0μm 4~8 本の鞭毛をもつ 強力なウレアーゼ活性により高濃度アンモニアを産生し, 胃酸を中和する. H. pylori ウレアーゼ ( 尿素分解酵素 ) 尿素 アンモニア 胃酸を中和 3
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5 ピロリ菌感染症 H. pylori 感染症は全身に影響を及ぼす感染症である! 萎縮性胃炎 胃癌 胃潰瘍 蕁麻疹 胃ポリープ H. pylori ITP 血小板減少症 機能性ディスペプシア 十二指腸潰瘍 胃 MALT リンパ腫 5
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7 7
8 完全予防のためには,20 歳で全員検査, 全員除菌 8
9 ヘリコバクター ピロリ菌 Helicobacter Pylori H. pylori 1982 年 Warren と Marshall により初めて胃粘膜から分離培養された 年ノーベル生理学 医学賞を受賞した. 微好気性グラム陰性らせん状桿菌 Barry J. Marshall J. Robin Warren 9
10 Helicobacter Pylori ヘリコバクター ピロリ 名前の由来 Helico 螺旋 Bacter バクテリア, 細菌 Pylori 幽門 生息部位 胃の粘膜層 十二指腸球部粘膜層への感染例もある 10
11 ピロリ菌の年代別感染率 11
12 リコバクター ピロリ菌感染2)Kawai T. et al: J. Gastroenterol. Hepatol. 25 Suppl 1, S80-85, 2010より作成ヘ日本における年齢別 H. pylori 感染率 わが国の H. pylori 感染率の割合は急速に低下している 率(%) 0~9 10~19 20~29 30~39 40~49 50~59 60~69 70~ ( 歳 ) 年齢 12 どの年代でも感染率は低下しているが中でも 40 歳台以下の若年で著明低下 ) ) ) 2003/2004 2) 2030( 予測 ) 12 1)Fujisawa T. et al: Am. J. Gastroenterol. 94(8), , 1999
13 なぜ強酸性の胃の中でも生きられるのか? 胃の酸度は ph1~2 です ピロリ菌が活動するのに最適な ph は 6~7 で 4 以下では ピロリ菌は生きられません ではなぜピロリ菌は胃の中で生きられるのでしょうか? 秘密はピロリ菌の持つウレアーゼという酵素です この酵素によって胃の中の尿素という物質からアンモニアを作り出すのです アンモニアはアルカリ性です このアンモニアが胃酸を中和するのです そのようにしてピロリ菌は自分の周りに中性に近い環境を自分で作り出すことができるので 強酸性の胃の中でも生きていられるのです 13
14 口から侵入してくるピロリ菌 食べ物や飲み物からも感染しやすいと考えられていて 基本的に口から侵入する経口感染がピロリ菌の侵入経路とされています 上下水道の普及率が低く 衛生状態の悪い地域ではピロリ菌に感染する確率が高いことが判明しています 両親がピロリ菌に感染していない場合 子供への感染率は約 3% に留まりますが 両親がピロリ菌に感染している場合 子供への感染率は40% に達しています 同じ家庭内の上水道を使用しているためだと考えられます 通常の日常生活で夫婦間や恋人間でのキスによるピロリ菌の感染はないです ピロリ菌は幼児期に感染し 成人になってから感染することはほとんどない 免疫力が不完全な乳幼児ではちょっとしたことでも感染の可能性は捨てきれないのが現状です 噛み砕いたものを子供に口移しで与えるといった行為は ピロリ菌を感染させる可能性があります 14
15 ピロリ菌感染と疾病 H.pylori 感染 約 6000 万人 約 30% 約 0.4% 胃 十二指腸潰瘍 180 万人 胃がん 24 万人 15
16 ピロリ菌感染と胃がん 胃がん発症は感染者中の年間約 0.4% 10 人に 1 人が胃がんを発症 16
17 胃の年齢は実際の年齢とは異なる! ピロリ菌感染の有無により, 胃粘膜の一生が異なる ピロリ菌悲感染者の胃は老化現象を認めない. 胃年齢? 20 歳 50 歳 80 歳ピロリ菌感染者は, 胃炎が持続する. 次第に胃粘膜も老化する. ( 老化の速度は個人差が有る ) 17
18 ピロリ菌感染は何をする 組織学的胃炎, 慢性活動性胃炎を惹起し, 永年持続する H.pylori 感染者と非感染者の内視鏡像 ピロリ菌陰性 ピロリ菌陽性 両者とも特有な症状はない 18
19 ピロリ菌の有無はおおむね内視鏡観察のみでわかります 19
20 感染したらみんな病気になるのか? 組織学的胃炎 ( 慢性活動性 ) 菌種の違い 感染時期の違い 宿主の反応性の違い 酸分泌能免疫能 異なる病態の発生 20
21 胃がんのリスクファクター 喫煙 ピロリ菌感染 + 糖尿病 高濃度食塩 胃がんの発生率 高血糖 : ピロリ菌感染 + 高血糖 の人は ピロリ菌感染なし+ 血糖正常 の人の4 倍 ピロリ菌感染 + 血糖正常 の人の2.2 倍胃がんになりやすい 喫煙 : ピロリ菌感染 + 喫煙 の人は ピロリ菌感染なし+ 非喫煙 の人の11 倍 ピロリ菌感染あり+ 非喫煙 の人の1.6 倍胃がんになりやすい塩分のとりすぎ : ピロリ菌感染 +がんになりやすい薬 + 塩分とりすぎ のネズミは ピロリ菌 21 +がんになりやすい薬 + 塩分正常 に比べて3 倍も胃がんになった ( スナネズミ )
22 内視鏡観察でピロリ菌感染を診断 陽性と判断すれば, 5mm 以下の小胃がんをターゲットに綿密に観察 22
23 ピロリ菌感染診断法 侵襲的内視鏡的 非侵襲的 検査法感度特異度除菌判定 培養法 68-98% 100% 組織鏡検法 87-96% 79-99% 迅速ウレアーゼ試験 % % 抗体測定法 % 50-91% 尿. 血液. 唾液 便中抗原測定法 96-96% 97% 尿素呼気試験 98% 97% 感度は非侵襲的な検査の方がやや高い 診断 :1 尿中ピロリ菌抗体 ± 尿素呼気試験 2 血中ピロリ菌抗体 ( 検診時 ) 除菌判定 : 尿素呼気試験または便中抗原測定法 23
24 24
25 尿素呼気試験 非侵襲的 簡便で感度 特異度ともに高い 尿素製剤は非放射性同位元素であり放射能を発生しない 尿素製剤服用前後で呼気を採取する ピロリ菌のウレアーゼ活性を利用している プロトンポンプ阻害薬 ( パリエット, タケプロン, ネキシウム, オメプラール ) は本試験の値を低下させる. 軽度のピロリ菌除菌作用があるため. 尿素呼気試験陰性の場合は 除菌成功の信頼性は高い. 除菌判定は除菌治療薬中止後 6~8 週後に行う. PPI や一部の防御因子増強薬等 ピロリ菌に対する静菌作用を有する薬剤が投与されている場合 除菌前後の感染診断の実施に当たっては 当該静菌作用を有する薬剤投与を少なくとも2 週間は中止することが望ましい 25
26 ピロリ菌感染症 胃 十二指腸潰瘍胃 Malt リンパ腫早期胃がんの内視鏡的治療後萎縮性胃炎過形成性ポリープ 血小板減少症鉄欠乏性貧血慢性蕁麻疹動脈硬化症 機能性ディスペプシア逆流性食道炎 胃食道逆流症 26
27 日本のピロリ菌除菌治療の適応疾患日本ヘリコバクター学会ガイドライン 2000 年版 2003 年版 2009 年版 2013 年 2 月 ~ 胃潰瘍 十二指腸潰瘍 A A A A 胃 MALT リンパ腫 B A A A 早期胃癌の内視鏡切除後 C B A A 萎縮性胃炎 C B A A 胃過形成性ポリープ C B A A 機能性胃腸症 (FD) C C A A 逆流性食道炎 (GERD) C 消化管以外の疾患特発性血小板減少症 C A A A 保険適応 A: 除菌治療が勧められる疾患 B: 除菌が望ましい疾患 C: 除菌の意義が検討されている疾患 27
28 菌判ピロリ菌除菌治療のフロー 染診H. pylori 感一次除菌治療 タケプロンOD30mg H. パリエット10mg ネキシウム20mg pylori 除アモキシシリン断750mg クラリスロマイシン 200~400mg 1 日 2 回 7 日間 除菌不成功 H. パリエット10mg ネキシウム20mg pylori 除アモキシシリン定750mg 除菌成功 二次除菌治療 メトロニダゾール 250mg 1 日 2 回 7 日間 OD30mg 菌判定タケプロン 28
29 除菌治療におけるプロトンポンプ阻害薬の役割 プロトンポンプ阻害薬 抗菌薬の胃内濃度を上げる 酸分泌抑制 胃内 ph 上昇 抗菌作用 ( 弱い ) 抗菌薬の安定化 29
30 ピロリ菌除菌率 ( 一次除菌 ) 一次除菌治療では 20~30% の除菌不成功患者に対する治療が課題であった 除菌不成功 19.4% 現在では除菌不成功例は 30% に増加している薬剤耐性増加が原因 除菌成功 80.6% 対象 : H. pylori 陽性の瘢痕期の胃潰瘍または十二指腸潰瘍患者 288 例方法 : オメプラゾール20mg アモキシシリン750mg クラリスロマイシン200mgまたはオメプラゾール20mg アモキシシリン750mg クラリスロマイシン400mgを1 日 2 回 7 日間経口投与した 30 Higuchi K. et al: Clin. Drug Invest. 26(7), , 2006 改変
31 副作用の報告 頻度として最も多いには下痢, 軟便で約 10~20% の方に起こります. 1 日 2~3 回の下痢, 軟便であれば, 薬の量を減らしたり中止せず最後まで服用してください. その他, 食べ物の味がおかしく, 苦みや金属のような味がするなどの味覚異常や舌炎 口内炎が5% 未満, 皮疹が 2% 未満の方に起こります. 腹痛 放屁 腹鳴 便秘 肝機能障害 めまいなどの副作用が起こりえます. 合計で40~50% です. 治療中止を余儀なくされる副作用が約 2~5% の頻度で認められ, ひどい下痢や便に血が混じる ( 出血性大腸炎 ), 皮膚のひどい異常, 喉頭浮腫, 発熱などが起こり得ます. 整腸剤の併用も考慮します. ペニシリンアレルギーなどの薬剤アレルギーについて使用する薬剤の中にペニシリン製剤が含まれます. ペニシリンアレルギーのある方は申し出て下さい. 治療法を変更する必要があります 高齢者における副作用発生頻度について高齢者で特に高いという結果ではなかった 高齢者で副作用を懸念して除菌を控える必要はな 31 いと考えられる
32 一次除菌で失敗したら どうしたらいいの? 32
33 二次除菌法について 除菌不成功の最大の原因はクラリスロマイシン ( CAM ) 耐性菌であり 二次除菌においてはCAM を含んだレジメでは低い除菌率しか期待できない 一次除菌としてPPI+AMPC+CAM で除菌失敗した症例に対して 二次除菌としてCAM をメトロニダゾール (MNZ) に変えた PPI+AMPC+MNZ の除菌率が検討され 7 日間投与で約 95% と有効性が認められている クラリスロマイシン メトロニダゾールに変更する 飲酒によりジスルフィラムーアルコール反応が起き 腹痛 嘔吐 ほてり等が現れることがあるので メトロニダゾール内服中は飲酒を避ける必要がある 33
34 H. pylori 除菌後の再感染率 中国における検討 184 例を 24 ヵ月観察 年率 1.08% Mitchell HM. et al: Gastroenterology 114(2), , 1998 日本における検討 337 例を 1 年間 133 例を 2 年間観察 1 年後 1.2% (4/337) 2 年後 1.5% (2/133) Adachi M. et al: J. Gastroenterol. Hepatol. 17(1), 27-31, 2002 再感染率は約 1% ほとんど問題にならない 34
35 本邦の除菌治療の現状 一次レジメン PPI+AMPC+CAM PPI 2 倍量 アモキシシリン 1500mg クラリスロマイシン 800mg 分 2 7 日間 二次レジメン PPI+AMPC+MNZ PPI 2 倍量 アモキシシリン 1500mg メトロニダゾール 500mg 分 2 7 日間 日本ヘリコバクター学会 H.pylori 感染の診断と治療ガイドライン 2003 年改訂版 35
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37 三次除菌法について 三次除菌法もありますが, これは保険適応外です. 当院ではピロリ菌専門外来 ( 月午後 ) で, 自由診療による三次除菌法を行っています. しかし, 成功率は6-7 割です. 37
38 ピロリ菌除菌と胃がん 38
39 39
40 異時性胃がん発現抑制効果 Effect of eradication of Helicobacter pylori on incidence of metachronous gastric carcinoma after endoscopic resection of early gastric carcinoma: an open label, randomised controlled trial. 早期胃癌の内視鏡的治療を受けたH. pylori 陽性患者ではH. pylori 除菌により異時性胃癌の発生が有意に抑制された 10 異時性癌の累積発現(%) 対照群 除菌群 ハザード比 [95%CI ] p=0.003 除菌により発癌が 1/3 以下に抑制 非除菌群 24/250(9.6%) 2 率 除菌群 9/255(3.5%) ( 年 ) 対照群 ( 例 ) 除菌群 ( 例 ) 対象 :H. pylori 陽性の早期胃癌の内視鏡的治療実施予定患者または内視鏡的治療実施後経過観察中の患者 (20~79 歳 )505 例方法 : 多施設無作為化比較試験 除菌治療群 (PPI アモキシシリン水和物 クラリスロマイシン投与) と対照群に割り付け 6ヵ月 1 年 2 年 3 年目に内視鏡検査を実施し 異時性胃癌の発生を調査した 40 Fukase K. et al: Lancet 372, , 2008
41 除菌成功後の問題点 除菌後に逆流性食道炎が新たに発生 または増悪する症例が 3 ~ 19% 存在したと報告されている しかし現状では 除菌治療後に一時的に逆流性食道炎または胃食道酸逆流症症状が出現または増悪することがあるが除菌治療の妨げにはならない 除菌成功後に 肥満やコレステロール上昇など 生活習慣病の出現が報告されており 除菌成功後も患者の生活指導が大切である 除菌後にピロリ菌が再陽性化する症例も報告されているが 再感染率は年 0 ~ 2% 程度で問題とならない. 除菌後の胃がん発生が今後問題となる. 胃がん発生は1/3 以下に抑制されるがゼロとはならない. 除菌後 10 年して胃がん発生した例も報告されている. 除菌後も粘膜萎縮の進展の程度により定期的な内視鏡検査が必要です. 41
42 血液検査 ABC(D) 検診 ピロリ菌抗体検査 (HP) ピロリ菌に感染しているかどうか陽性 :HPIgG 10U/ml 以上 ペプシノゲン抗査 (PG) 萎縮性胃炎が進行しているかどうか陽性 :PGⅠ 70nm/ml 以下かつ PGⅠ/Ⅱ 比 3.0 以下 42
43 ABC(D) 検診 ABC(D) 検診はピロリ菌感染の有無と萎縮性胃炎の進行度から, 胃がんのリスクを層別化し, リスクに応じた二次精査を行う検診方法である. A 群 : ピロリ菌非感染健常者 B 群 : ピロリ菌感染成立 萎縮性胃炎非合併群 C 群 : ピロリ菌感染成立 萎縮性胃炎合併群 D 群 : 萎縮性胃炎進展による高度腸上皮化生合併群, ピロリ菌は自然除菌 ピロリ菌抗体 ペプシノゲン 胃癌のリスク 血清 A 群 (-) (-) 低 血清 B 群 (+) (-) 中等度 血清 C 群 (+) (+) 高度 血清 D 群 (-) (+) 高度 43
44 従来の検診と ABC 検診 従来の検診 B B A C B A A B A A A A B B A A C B A A A A A A B A A A B A A A A A A A B B C A B A A A A B A B B A A A A B B B A B A A B B A B C A A A A B C A A C A A C B B B B B C B B B B ピロリ菌の有無, リスクの程度に関わらず, 毎年一律に XP 検査をを行う A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A A B B B B B B B B B B B B B B B B B B B B B B B B B B B B B B B B B B B B B B B B B B B B C D D D D ABC 検診 A A A A A A A A A A A C C C C C C C C C 検診から外す リスクに応じた画像診断と除菌指導 44
45 胃 X 線検診の利点と欠点 利点 胃癌死亡抑制効果のエビデンスがある 設備を備えている医療機関や検診設備が十分にある 1 日に多くの人を検診できる 検診は医師がいなくても技師がいればできる 多くの経験と蓄積があり, 広く認められている 一般的に経口内視鏡より苦痛が少ない ダブルチェックや見直しが出来る 内視鏡より 1 回あたりの検査費用を安価に施行できる 高度の胃炎や萎縮は診断できる 欠点 受診率が低下してきている 設備が効果である 誤診がある X 線被ばくがある バリウムがの飲めない, または検査を嫌がる人がいる 検診の質は放射線技師と読影医に左右される 写真の質は受検者の胃の状態に左右される 最終診断として内視鏡検査を必要とする 粘膜の肉眼診断や生検診断ができない 読影医が減少してきている 軽度の委縮は診断が困難である 45
46 胃底腺ポリープ 胃のポリープも色々 過形成性ポリープ ピロリ菌陰性にしか起こらない ピロリ菌陽性にしか起こらない 46
47 胃内視鏡検診の利点と欠点 欠点 利点 診断力で圧倒的優位を誇る 粘膜の肉眼診断や生検診断ができる 早期胃癌を多く発見できる 慢性胃炎の程度やピロリ菌感染 ( 既感染を含む ) が診断できる 放射線被ばくがない 色素内視鏡や NBI などの特殊技術が併用できる 厚労省が推奨していない 受診率が低い 前処置や前投薬が必要である 受診者に苦痛がある ( 経口 ) 内視鏡設備が必要である 専門の医師とメディカルスタッフが必要である 1 日の検診人数に制限がある 1 回あたりの検査費用が大きい 医師の技術や能力に左右される 生検をした場合, 費用と出血のリスクが生じる 47
48 ABC(D) 分類と H.pylori 関連胃炎病期分類と胃癌発生率 前北隆雄, 他.Helicobacter Research 15:409-14,
49 松江赤十字病院の場合 1996 年 10 年後 H.Pylori 抗体価 H.Pylori 抗体価 (-) (+) (-) (+) PG 法 (-) (+) 0% (0/260) 0.96% (3/312) 0.18% (1/571) PG 法 (-) (+) 0% (0/260) 4.17% (13/312) 1.49% (8/571) n=1143, H.Pylori 抗体価 ± 75 例を除く 井上和彦, 他. 日消集検誌 43;442 8,2005 井上和彦.Helicobacter Research 11;562 7,
50 H.Pylori 感染と ABC(D) 分類 H.Pylori 感染 ( 幼小児期 ) あり なし 胃粘膜炎症 (+) 胃粘膜萎縮 (+) B 群 十二指腸潰瘍胃潰瘍胃 Malt リンパ腫未分化型胃癌 炎症 (-) 萎縮 (-) A 群 C 群 過形成性ポリープ胃腺腫分化型胃癌 胃食道逆流症機能性ディスペプジア 50
51 ピロリ菌検診または ABC 検診を一次検診とした場合の個別化胃がん予防検診 ピロリ菌検診 ABC 検診 絞り込み 胃がん低危険群 対象者を減らす 検査回数を減らす 対象者から除外 対象者を選んで効率的に行う 感染者は除菌 胃がん高危険群 囲い込み 繰り返し胃 X 線または内視鏡検査 51 中島滋美.Helicobacter Research 15:448-57,2011
52 早期の除菌が望ましい = 二十歳の除菌キャンペーン 52
53 ピロリ菌感染症全員除菌をめざして 胃がんと萎縮性胃炎のチェックを目的に内視鏡検査を受ける ピロリ菌感染の疑いがあれば, ピロリ菌感染の診断を行う ピロリ菌感染 + なら, 除菌を行う 粘膜萎縮の程度によって, 定期的に内視鏡検査を行う 除菌治療を受けた方は, 次回の検査時にその旨を伝えて下さい 必ず, 除菌判定を受けて下さい ( 尿素呼気試験 ) ピロリ菌感染の診断だけを行うことはできませんまえもって内視鏡検査が必要です 53
54 除菌するならいつですか? ご清聴ありがとうございました 54
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ヘリコバクター ピロリ ピロリ菌 感染症について 消化器内科 藤澤 聖 1983 年に胃の粘膜からピロリ菌が発見されて以来様々な研究がなされ ピロリ菌と胃の関係や 種々の病気との関連について明らかになってきました ピロリ菌が胃に感染すると長い年月をかけて 萎縮性胃炎 腸上皮化生という状態を惹き起こし そこから大部分の胃癌が発生すると言われてい ます また胃潰瘍 十二指腸潰瘍や胃 MALT リンパ腫など胃腸疾患のみならず
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日本ヘリコバクター学会のガイドラインについて教えて下さい ピロリ菌を除菌すると胃癌の予防になるのですか? 2009 年 1 月 日本ヘリコバクター学会よりピロリ菌除菌に関するガイドラインが発表されました それによるとピロリ菌に感染している人はすべて除菌を受けることを強く勧められています (%) 12 8 内視鏡治療後の別の胃癌の発生率 除菌しない場合 : 4.1 %/ 年 除菌できた場合 :1.4
したことによると考えられています 4. ピロリ菌の検査法ピロリ菌の検査法にはいくつかの種類があり 内視鏡を使うものとそうでないものに大きく分けられます 前者は 内視鏡を使って胃の組織を採取し それを材料にしてピロリ菌の有無を調べます 胃粘膜組織を顕微鏡で見てピロリ菌を探す方法 ( 鏡検法 ) 先に述
ピロリ菌のはなし ( 上 ) 大阪掖済会病院部長 消化器内科佐藤博之 1. はじめにピロリ菌という言葉を聞いたことがある方も多いと思います ピロリ菌はヒトの胃の中に住む細菌で 胃潰瘍や十二指腸潰瘍に深く関わっていることが明らかにされています 22 年前に発見されてから研究が精力的に進められ 以後 胃潰瘍や十二指腸潰瘍の治療法が大きく様変わりすることになりました 我が国では 2000 年 11 月に胃潰瘍
PowerPoint プレゼンテーション
ピロリ菌と胃がん ピロリ菌の早期除菌で 胃がんは予防できる ナポレオンの死因は胃癌だった!? 社内資料 ピロリ菌って何ですか ピロリ菌は正式にはヘリコバクター ピロリという細菌で 1983 年にオーストラリアのウォレンとマーシャルによって発見されました ピロリ菌が胃 十二指腸かいようなどの原因になっていることがわかり ウォレンとマーシャルは 2005 年にノーベル医学生理学賞を受賞しています
スライド 1
1. 胃の構造 胃の構造 胃底部 胃底部 胃体部 幽門部 胃液の成分ペプシン胃酸粘液 1. 胃の構造 胃の構造と役割 噴門胃底部胃体部幽門部 粘液を分泌胃酸 ( 塩酸 ) ペプシンを分泌胃酸 ( 塩酸 ) ペプシンを分泌ガストリンを血液中に分泌 ペプシン 胃酸 粘液 タンパク質を分解 病原菌の殺菌やペプシノーゲンの活性化 ペプシンや胃酸から胃粘膜を保護 1. 復習 胃の構造と役割 噴門 胃底部 胃体部
D961H は AstraZeneca R&D Mӧlndal( スウェーデン ) において開発された オメプラゾールの一方の光学異性体 (S- 体 ) のみを含有するプロトンポンプ阻害剤である ネキシウム (D961H の日本における販売名 ) 錠 20 mg 及び 40 mg は を対象として
第 2 部 CTD の概要 一般名 : エソメプラゾールマグネシウム水和物 版番号 : 2.2 緒言 ネキシウム カプセル ネキシウム 懸濁用顆粒分包 本資料に記載された情報に係る権利はアストラゼネカ株式会社に帰属します 弊社の事前の承諾なく本資料の内容を他に開示することは禁じられています D961H は AstraZeneca R&D Mӧlndal( スウェーデン ) において開発された オメプラゾールの一方の光学異性体
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保医発 0221 第 31 号平成 25 年 2 月 21 日 地方厚生 ( 支 ) 局医療課長都道府県民生主管部 ( 局 ) 国民健康保険主管課 ( 部 ) 長都道府県後期高齢者医療主管部 ( 局 ) 後期高齢者医療主管課 ( 部 ) 長 殿 厚生労働省保険局医療課長 ヘリコバクター ピロリ感染の診断及び治療に関する取扱いについて の一部改正について 今般 ヘリコバクター ピロリ感染の診断及び治療に使用する医薬品の効能
ヘリコバクター・ピロリ感染症
ヘリコバクター ピロリ対策 2014/5/8 ヘリコバクター ピロリ除菌療法について (patient-oriented H.pylori eradication therapy) 医療法人明信会今泉西病院総合診療科科長日本ヘリコバクター学会ピロリ菌感染症認定医吉田孝司 Koji Yoshida, M.D. Division of General Practice, Imaizumi Nishi Hospital,
消化性潰瘍(扉ページ)
患者さんと家族のための 消化性潰瘍 ガイドブック 編集 日本消化器病学会 Copyright C THE JAPANESE SOCIETY OF GASTROENTEROLOGY. d 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 1 消化性潰瘍の理解のために 2 消化性潰瘍の原因は 日本での消化性潰瘍の原因は
タケキャブ錠 10 mg 他に係る医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 ( 別紙様式 ) 販売名 タケキャブ錠 10 mg 同 20 mg 有効成分 ボノプラザンフマル酸塩 製造販売業者 武田薬品工業株式会社 薬効分類 提出年月 2018 年 4 月 1.1. 安全性検討事項 重要
タケキャブ錠 10 mg タケキャブ錠 20 mg に係る 医薬品リスク管理計画書 本資料に記載された情報に係る権利及び内容の責任は 武田薬品工業株式会社に帰属するものであり 当該情報を適正使用以外の営利目的に利用することはできません 武田薬品工業株式会社 タケキャブ錠 10 mg 他に係る医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 ( 別紙様式 ) 販売名 タケキャブ錠 10 mg 同 20 mg
Taro-01 胃がん内視鏡検診手引き
鳥取県胃がん内視鏡検診実施に係る手引き 1 目的 胃がんの死亡率は全国的に減少傾向にあるが 依然として非常に高い状況にある このような中で 早期の胃がん発見に努めるため 胃がん内視鏡検診を実施することとする 2 実施主体 県内市町村 3 検診の対象者当該市町村の区域内に居住地を有する40 歳以上の者 ( 被用者職域等において事業主または保険者が実施する検診で この事業に相当する検診を受けることができる者を除く
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臨床講座 特発性血小板減少性紫斑病 ITP の登場によりその危険性は下がりました また これまで 1 ヘリコバクター ピロリの除菌療法 治療の中心はステロイドであり 糖尿病 不眠症 胃炎 ヘリコバクター ピロリ ピロリ菌 は 胃炎や胃 十二指 満月様顔貌と肥満などに悩む患者が多かったのですが 腸潰瘍に深く関わっています ピロリ菌除菌療法により約 受容体作動薬によりステロイドの減量 6 割の患者で 血小板数が
第三問 : 次の基礎知識について正しいものには を 間違っているものには を ( 入してください ) 内に記 1( ) 胃液は胃酸 ( 塩酸 ) を含んでいるため 強い酸性を示す 2( ) ペプシンは胃粘膜を保護する働きがあるペプシンは攻撃因子の一つです 3( ) 十二指腸は胃の上にある長さ 25c
消化性潰瘍 逆流性食道炎 ( 解答 ) テストは難しめに作成しています テキストや講義 解答と照らし合わせて復習していただけれ ばと思います なお 採点を目的としていないので点数は設定していません また 記述式の解答は答えが一つとは限りません 私の答案よりも良い解答があることは十分に 考えられますので 参考解答として認識していただければと思います 第一章. 胃の構造 第一問 : 次の ( ) に当てはまる部位について
緑膿菌 Pseudomonas aeruginosa グラム陰性桿菌 ブドウ糖非発酵 緑色色素産生 水まわりなど生活環境中に広く常在 腸内に常在する人も30%くらい ペニシリンやセファゾリンなどの第一世代セフェム 薬に自然耐性 テトラサイクリン系やマクロライド系抗生物質など の抗菌薬にも耐性を示す傾
2 緑膿菌 Pseudomonas aeruginosa グラム陰性桿菌 ブドウ糖非発酵 緑色色素産生 水まわりなど生活環境中に広く常在 腸内に常在する人も30%くらい ペニシリンやセファゾリンなどの第一世代セフェム 薬に自然耐性 テトラサイクリン系やマクロライド系抗生物質など の抗菌薬にも耐性を示す傾向が強い 多剤耐性緑膿菌は5類感染症定点把握疾患 赤痢菌属 グラム陰性通性嫌気性桿菌 腸内細菌科
2012 年 1 月 25 日放送 歯性感染症における経口抗菌薬療法 東海大学外科学系口腔外科教授金子明寛 今回は歯性感染症における経口抗菌薬療法と題し歯性感染症からの分離菌および薬 剤感受性を元に歯性感染症の第一選択薬についてお話し致します 抗菌化学療法のポイント歯性感染症原因菌は嫌気性菌および好
2012 年 1 月 25 日放送 歯性感染症における経口抗菌薬療法 東海大学外科学系口腔外科教授金子明寛 今回は歯性感染症における経口抗菌薬療法と題し歯性感染症からの分離菌および薬 剤感受性を元に歯性感染症の第一選択薬についてお話し致します 抗菌化学療法のポイント歯性感染症原因菌は嫌気性菌および好気性菌の複数菌感染症です 嫌気性菌の占める割合が 高くおよそ 2:1 の頻度で検出されます 嫌気性菌では
2017 年 8 月 9 日放送 結核診療における QFT-3G と T-SPOT 日本赤十字社長崎原爆諫早病院副院長福島喜代康はじめに 2015 年の本邦の新登録結核患者は 18,820 人で 前年より 1,335 人減少しました 新登録結核患者数も人口 10 万対 14.4 と減少傾向にあります
2017 年 8 月 9 日放送 結核診療における QFT-3G と T-SPOT 日本赤十字社長崎原爆諫早病院副院長福島喜代康はじめに 2015 年の本邦の新登録結核患者は 18,820 人で 前年より 1,335 人減少しました 新登録結核患者数も人口 10 万対 14.4 と減少傾向にありますが 本邦の結核では高齢者結核が多いのが特徴です 結核診療における主な検査法を示します ( 図 1) 従来の細菌学的な抗酸菌の塗抹
肝臓の細胞が壊れるる感染があります 肝B 型慢性肝疾患とは? B 型慢性肝疾患は B 型肝炎ウイルスの感染が原因で起こる肝臓の病気です B 型肝炎ウイルスに感染すると ウイルスは肝臓の細胞で増殖します 増殖したウイルスを排除しようと体の免疫機能が働きますが ウイルスだけを狙うことができず 感染した肝
エンテカビル トーワ を服用されている方へ B 型慢性肝疾患の治療のために 監修 国立大学法人高知大学医学部消化器内科学講座 教授西原利治先生 施設名 2017 年 10 月作成 (C-1) 肝臓の細胞が壊れるる感染があります 肝B 型慢性肝疾患とは? B 型慢性肝疾患は B 型肝炎ウイルスの感染が原因で起こる肝臓の病気です B 型肝炎ウイルスに感染すると ウイルスは肝臓の細胞で増殖します 増殖したウイルスを排除しようと体の免疫機能が働きますが
Drug Infomation
PPI と 今日のお話 H2 ブロッカーの特徴 何のために処方していますか? 胃酸分泌抑制薬 ( 特に PPI ) について 薬剤部医薬品情報課 松本早苗 2016 年 10 月 21 日救急部カンファレンス 胃酸分泌抑制薬 ( 特に PPI) の落とし穴 (*_*;) ストレスや敗血症による潰瘍予防の適正使用 NST の立場から PPI と H2 ブロッカーの比較 PPI と H2 ブロッカーの特徴
糖尿病診療における早期からの厳格な血糖コントロールの重要性
2019 年 5 月 1 日放送 Clostridioides (Clostridium) difficile 感染症診療カ イト ラインのホ イント 愛知医科大学大学院臨床感染症学教授三鴨廣繁はじめに Clostridioides difficile は医療関連感染としての原因菌として最も多くみられる嫌気性菌であり 下痢症や偽膜性腸炎などの多様な C. difficile infection(cdi)
PowerPoint プレゼンテーション
胃癌 尾道市立市民病院消化器内科宮部欽生第 162 回尾道市立市民病院オープンカンファレンスがんフォーラム 2014 本日の内容 胃がんの疫学 ヘリコバクターピロリのおはなし 胃癌治療ガイドライン 内視鏡センターにおける早期診断の試み 当院における胃がん診断治療の現状 ( 早期胃癌を中心に ) 今後の課題 本日の内容 胃がんの疫学 ヘリコバクターピロリのおはなし 胃癌治療ガイドライン 内視鏡センターにおける早期診断の試み
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- 医薬品の適正使用に欠かせない情報です 必ずお読み下さい - 効能 効果 用法 用量 使用上の注意 等改訂のお知らせ 抗悪性腫瘍剤 ( ブルトン型チロシンキナーゼ阻害剤 ) ( 一般名 : イブルチニブ ) 2016 年 12 月 この度 抗悪性腫瘍剤 イムブルビカ カプセル 140 mg ( 以下標記製品 ) につきまして 再発又は難治性のマントル細胞リンパ腫 の効能追加承認を取得したことに伴い
洗浄 消毒 スコープおよび周辺機器の洗浄 消毒は 消化器内視鏡ガイドライン ( 日本消化器内視鏡 学会 ) に準じて行うこと 5) 判定 部位 所見の部位を記載する 食道 ( 上部 中部 下部 食道胃粘膜接合部 ) 胃 ( 穹窿部 噴門部 体上部 体中部 体下部 胃角部 前庭部 ) ( 大弯 小弯
上部消化管内視鏡健診判定マニュアル 緒言 人間ドック健診における上部消化管検査は X 線検査が主流であったが 最近では内視鏡検査を導入する施設が増えてきた しかし 検診としての実施基準が確立されていないため 各施設が独自に工夫しながら行っているのが現状である また ヘリコバクター ピロリ感染に起因する萎縮性胃炎が胃癌の原因として注目されるようになり 血清ペプシノゲン検査と組み合わせた AC リスク分類
ピロリ 感染診断 除菌治療薬内服終了後 より4週以降に行う 陽性 ピロリ 除菌療法 第1章 除菌治療を行うために必要な知識 保険診療で認められた除菌治療が基本 保険適用疾患の診断 除菌成功 除菌判定 除菌不成功 レセプトの書き方 的確な保険請求に則ったピロリ除菌療法の遂行は保険医としての診療行為 の
ピロリ 感染診断 除菌治療薬内服終了後 より4週以降に行う 陽性 ピロリ 除菌療法 第1章 除菌治療を行うために必要な知識 保険診療で認められた除菌治療が基本 保険適用疾患の診断 除菌成功 除菌判定 除菌不成功 レセプトの書き方 的確な保険請求に則ったピロリ除菌療法の遂行は保険医としての診療行為 の基本となる 胃 十二指腸潰瘍 瘢痕期を含む 胃 MALT リンパ腫 特発性血小板 減少性紫斑病 早期胃がんに対する内視鏡的治療後胃
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Helicobacter pylori 除菌前後における消化器症状の検討 1 )* 1) 1) 2) 小熊一豪久保定徳野津史彦白石廣照 2) 2) 1) 2) 矢野剛司相原成昭松川正明熊谷一秀 要旨 : 目的 2013 年 2 月より上部消化管内視鏡検査 (EGD) を施行しH. pylori 感染胃炎が疑われた場合にはH. pylori 感染診断検査, 除菌治療が保険収載された.H. pylori
耐性菌届出基準
37 ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 (1) 定義ペニシリン G に対して耐性を示す肺炎球菌による感染症である (2) 臨床的特徴小児及び成人の化膿性髄膜炎や中耳炎で検出されるが その他 副鼻腔炎 心内膜炎 心嚢炎 腹膜炎 関節炎 まれには尿路生殖器感染から菌血症を引き起こすこともある 指定届出機関の管理者は 当該指定届出機関の医師が (2) の臨床的特徴を有する者を診察した結果 症状や所見からペニシリン耐性肺炎球菌感染症が疑われ
シプロフロキサシン錠 100mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにシプロフロキサシン塩酸塩は グラム陽性菌 ( ブドウ球菌 レンサ球菌など ) や緑膿菌を含むグラム陰性菌 ( 大腸菌 肺炎球菌など ) に強い抗菌力を示すように広い抗菌スペクトルを
シプロフロキサシン錠 mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにシプロフロキサシン塩酸塩は グラム陽性菌 ( ブドウ球菌 レンサ球菌など ) や緑膿菌を含むグラム陰性菌 ( 大腸菌 肺炎球菌など ) に強い抗菌力を示すように広い抗菌スペクトルを有し 上気道感染症 尿路感染症 皮膚感染症などに有効なニューキノロン系の合成抗菌剤である シプロキサン 錠
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2012 年 4 月更新作成者 : 宇根底亜希子 化学療法看護エキスパートナース育成計画 1. 目的江南厚生病院に通院あるいは入院しているがん患者に質の高いケアを提供できるようになるために 看護師が化学療法分野の知識や技術を習得することを目的とする 2. 対象者 1 ) レベル Ⅱ 以上で各分野の知識と技術習得を希望する者 2 ) 期間中 80% 以上参加できる者 3. 教育期間 時間間 1 年間の継続教育とする
4 月 20 日 2 胃癌の内視鏡診断と治療 GIO: 胃癌の内視鏡診断と内視鏡治療について理解する SBO: 1. 胃癌の肉眼的分類を列記できる 2. 胃癌の内視鏡的診断を説明できる 3. 内視鏡治療の適応基準とその根拠を理解する 4. 内視鏡治療の方法 合併症を理解する 4 月 27 日 1 胃
日付 時限 4 月 6 日 1 食道腫瘍の病理 GIO: 食道腫瘍の病理学的所見を理解する SBO: 1. 食道の構造を説明できる 内 容 2. 食道の良性上皮性腫瘍の分類と病理所見を説明できる 3. 食道の悪性上皮性腫瘍の分類と病理所見 ( 肉眼所見 組織所見 ) を説明できる 4. バレット食道 バレット腺癌について説明できる 5. 食道の非上皮性腫瘍を良性病変と悪性病変と分けて説明できる 4
ロミプレート 患者用冊子 特発性血小板減少性紫斑病の治療を受ける患者さんへ
はじめ に 特発性血小板減少性紫斑病 ITP は血小板が減少し その 結果として出血の危険が高まる病気で 国が指定する難病 特定疾患 の対象になっています 慢性に経過する病気の性格上 治療の目標は出血を防ぐ ことです 血小板数が5万/μL以上であれば通常は出血の危険はほと んどありませんので 定期的に血小板数と出血症状をみな がら経過を観察します ロミプレートは 慢性 ITP の治療において 新たな作用で
第1回肝炎診療ガイドライン作成委員会議事要旨(案)
資料 1 C 型慢性肝疾患 ( ゲノタイプ 1 型 2 型 ) に対する治療フローチャート ダクラタスビル + アスナプレビル併用療法 ソホスブビル + リバビリン併用療法 ソホスブビル / レジパスビル併用療法 オムビタスビル / パリタプレビル / リトナビル併用療法 (± リバビリン ) エルバスビル + グラゾプレビル併用療法 ダクラタスビル / アスナプレビル / ベクラブビル 3 剤併用療法による抗ウイルス治療に当たっては
5_使用上の注意(37薬効)Web作業用.indd
34 ビタミン主薬製剤 1 ビタミン A 主薬製剤 使用上の注意と記載条件 1. 次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談することあ医師の治療を受けている人 い妊娠 3 ヵ月以内の妊婦, 妊娠していると思われる人又は妊娠を希望する人 ( 妊娠 3 ヵ月前から妊娠 3 ヵ月までの間にビタミン A を 1 日 10,000 国際単位以上摂取した妊婦から生まれた児に先天異常の割合が上昇したとの報告がある )
下痢 消化管粘膜が損傷をうけるために起こります 好中球 白血球 減少による感 染が原因の場合もあります セルフケアのポイント 症状を和らげる 下痢になると 体の水分と電解質 ミネラル が失われるので ミネラルバ ランスのとれたスポーツドリンクなどで十分補うようにしましょう 冷えすぎた飲み物は 下痢を悪化させることがあるので控えましょう おなかが冷えないよう腹部の保温を心がけましょう 下痢のひどいときは
3. 安全性本治験において治験薬が投与された 48 例中 1 例 (14 件 ) に有害事象が認められた いずれの有害事象も治験薬との関連性は あり と判定されたが いずれも軽度 で処置の必要はなく 追跡検査で回復を確認した また 死亡 その他の重篤な有害事象が認められなか ったことから 安全性に問
フェキソフェナジン塩酸塩錠 6mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにフェキソフェナジン塩酸塩は 第二世代抗ヒスタミン薬の一つであり 抗原抗体反応に伴って起こる肥満細胞からのヒスタミンなどのケミカルメディエーターの遊離を抑制すると共に ヒスタミンの H1 作用に拮抗することにより アレルギー症状を緩和する 今回 フェキソフェナジン塩酸塩錠 6mg
Microsoft Word - 13関塚_胃潰瘍.doc
13. 胃潰瘍 十二指腸潰瘍 関塚永一, 大塩 力, 細田泰雄, 宮崎耕司, 石井裕正 胃潰瘍 十二指腸潰瘍患者の治療は 1982 年のH2 受容体拮抗薬や 1991 年のプロトンポンプ阻害薬の出現により治癒率が飛躍的に改善した また, 近年慢性胃炎, 消化性潰瘍, 胃 MALT リンパ腫, 胃癌など多くの消化器疾患において, グラム陰性菌であるHelicobacter pylori(h. pylori)
婦人科63巻6号/FUJ07‐01(報告) M
図 1 調査前年 1 年間の ART 実施周期数別施設数 図 4 ART 治療周期数別自己注射の導入施設数と導入率 図 2 自己注射の導入施設数と導入率 図 5 施設の自己注射の使用目的 図 3 導入していない理由 図 6 製剤種類別自己注射の導入施設数と施設率 図 7 リコンビナント FSH を自己注射された症例の治療成績は, 通院による注射症例と比較し, 差があるか 図 10 リコンビナント FSH
Microsoft Word - ランソプラゾール.doc
医薬品の適正使用に欠かせない情報です 必ずお読み下さい 使用上の注意改訂のお知らせ 平成 23 年 5 月 処方せん医薬品処方せん医薬品処方せん医薬品処方せん医薬品 プロトンポンプ インヒビターランソラールカプセル 15 ランソラールカプセル 30 ランソプラゾールカプセルランソプラゾール OD 錠 15mg 日医工 ランソプラゾール OD 錠 30mg 日医工 ランソプラゾール口腔内崩壊錠製造販売元日医工株式会社富山市総曲輪
10 年相対生存率 全患者 相対生存率 (%) (Period 法 ) Key Point 1
(ICD10: C81 85, C96 ICD O M: 9590 9729, 9750 9759) 治癒モデルの推定結果が不安定であったため 治癒モデルの結果を示していない 203 10 年相対生存率 全患者 相対生存率 (%) 71 68 50 53 52 45 47 1993 1997 1998 2001 2002 2006 2002 2006 (Period 法 ) 43 38 41 76
ン (LVFX) 耐性で シタフロキサシン (STFX) 耐性は1% 以下です また セフカペン (CFPN) およびセフジニル (CFDN) 耐性は 約 6% と耐性率は低い結果でした K. pneumoniae については 全ての薬剤に耐性はほとんどありませんが 腸球菌に対して 第 3 世代セフ
2012 年 12 月 5 日放送 尿路感染症 産業医科大学泌尿器科学教授松本哲朗はじめに感染症の分野では 抗菌薬に対する耐性菌の話題が大きな問題点であり 耐性菌を増やさないための感染制御と適正な抗菌薬の使用が必要です 抗菌薬は 使用すれば必ず耐性菌が出現し 増加していきます 新規抗菌薬の開発と耐性菌の増加は 永遠に続く いたちごっこ でしょう しかし 近年 抗菌薬の開発は世界的に鈍化していますので
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その他 B 型肝炎 15% C 型肝炎 68% 41 706 168 66 19 12 肝 には の か 脂肪肝 の で る () という も りま の く い 肝 の肝細胞のなかに 脂肪の く がこ なにたまっ いま 類洞 正常な肝臓 腸管からの栄養や不要物が流れていく 肝細胞 正常な肝臓 脂肪肝の始まり 類洞 腸管からの栄養や不要物が流れていく 類洞 過剰な脂質 糖質の流入 肝細胞 肝細胞のなかに中性脂肪がたまり始める
標準的な健診・保健指導の在り方に関する検討会
第 3 章保健指導対象者の選定と階層化 (1) 保健指導対象者の選定と階層化の基準 1) 基本的考え方生活習慣病の予防を期待できる内臓脂肪症候群 ( メタボリックシンドローム ) の選定及び階層化や 生活習慣病の有病者 予備群を適切に減少させることができたかを的確に評価するために 保健指導対象者の選定及び階層化の標準的な数値基準が必要となる 2) 具体的な選定 階層化の基準 1 内臓脂肪型肥満を伴う場合の選定内臓脂肪蓄積の程度を判定するため
PowerPoint プレゼンテーション
J Hospitalist Network Journal Club ピロリ菌除菌治療への 整腸剤追加の有用性について 東京ベイ 浦安市川医療センター作成総合内科相馬泰平監修消化器内科佐々木昭典 症例 ある日の外来にて 55 歳男性 二次健診の上部消化管内視鏡で 萎縮性胃炎と迅速ウレアーゼ試験陽性を指摘 ピロリ菌一次除菌を提案したところ 治療しても成功しないことがあるらしいですね 治療中は下痢がひどいって聞きました
針刺し切創発生時の対応
1. 初期対応 1) 発生直後の対応 (1) 曝露部位 ( 針刺し 切創等の経皮的創傷 粘膜 皮膚など ) を確認する (2) 曝露部位を直ちに洗浄する 1 創傷 粘膜 正常な皮膚 創傷のある皮膚 : 流水 石鹸で十分に洗浄する 2 口腔 : 大量の水でうがいする 3 眼 : 生理食塩水で十分に洗浄する (3) 曝露の程度 ( 深さ 体液注入量 直接接触量 皮膚の状態 ) を確認する (4) 原因鋭利器材の種類
拡大内視鏡とはレンズのズーム機能を用いて消化管粘膜を拡大して観察し 粘膜内の血管や腺管構造の詳細な構造の情報から通常内視鏡よりさらに正確な診断を得る検査法です ここでは胃の拡大内視鏡診断について述べますが ピロリ菌による炎症の有無 癌か胃炎かの鑑別などを行うことができます 1. ピロリ菌未感染の正常
胃粘膜 胃炎と胃癌 - の拡大内視鏡診断の紹介 新潟県立吉田病院 八木一芳 拡大内視鏡とはレンズのズーム機能を用いて消化管粘膜を拡大して観察し 粘膜内の血管や腺管構造の詳細な構造の情報から通常内視鏡よりさらに正確な診断を得る検査法です ここでは胃の拡大内視鏡診断について述べますが ピロリ菌による炎症の有無 癌か胃炎かの鑑別などを行うことができます 1. ピロリ菌未感染の正常の胃の拡大像ピロリ菌未感染の正常の胃の胃体部
Microsoft PowerPoint - 薬物療法専門薬剤師制度_症例サマリー例_HP掲載用.pptx
薬物療法専門薬剤師の申請 及び症例サマリーに関する Q&A 注意 : 本 Q&A の番号は独立したものであり 医療薬学会 HP にある 薬物療法専門薬剤師制度の Q&A の番号と関連性はありません 薬物療法専門薬剤師認定制度の目的 幅広い領域の薬物療法 高い水準の知識 技術及び臨床能力を駆使 他の医療従事者と協働して薬物療法を実践 患者に最大限の利益をもたらす 国民の保健 医療 福祉に貢献することを目的
染症であり ついで淋菌感染症となります 病状としては外尿道口からの排膿や排尿時痛を呈する尿道炎が最も多く 病名としてはクラミジア性尿道炎 淋菌性尿道炎となります また 淋菌もクラミジアも検出されない尿道炎 ( 非クラミジア性非淋菌性尿道炎とよびます ) が その次に頻度の高い疾患ということになります
2015 年 3 月 4 日放送 淋菌 クラミジア感染症の現状と問題点 産業医科大学泌尿器科講師濵砂良一主な性感染症淋菌感染症およびクラミジア感染症は 性感染症の一つであり 性感染症のなかで最も頻度の高い疾患です 性感染症とは 主に性的な行為によって病原体が感染する疾患であり この淋菌 クラミジア感染症の他に 梅毒 性器ヘルペス 尖圭コンジローマ HIV 感染症など数多くの疾患が含まれます これらの疾患の一部は
ータについては Table 3 に示した 両製剤とも投与後血漿中ロスバスタチン濃度が上昇し 試験製剤で 4.7±.7 時間 標準製剤で 4.6±1. 時間に Tmaxに達した また Cmaxは試験製剤で 6.3±3.13 標準製剤で 6.8±2.49 であった AUCt は試験製剤で 62.24±2
ロスバスタチン錠 mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロスバスタチンは HMG-CoA 還元酵素を競合的に阻害することにより HMG-CoA のメバロン酸への変更を減少させ コレステロール生合成における早期の律速段階を抑制する高コレステロール血症治療剤である 今回 ロスバスタチン錠 mg TCK とクレストール 錠 mg の生物学的同等性を検討するため
よる感染症は これまでは多くの有効な抗菌薬がありましたが ESBL 産生菌による場合はカルバペネム系薬でないと治療困難という状況になっています CLSI 標準法さて このような薬剤耐性菌を患者検体から検出するには 微生物検査という臨床検査が不可欠です 微生物検査は 患者検体から感染症の原因となる起炎
2014 年 7 月 9 日放送 薬剤耐性菌の動向と最近の CLSI 標準法の変更点 順天堂大学 臨床検査部係長 三澤 成毅 薬剤耐性菌の動向まず 薬剤耐性菌の動向についてお話しします 薬剤耐性菌の歴史は 1940 年代に抗菌薬の第一号としてペニシリンが臨床応用された頃から始まったと言えます 以来 新しい抗菌薬の開発 導入と これに対する薬剤耐性菌の出現が繰り返され 今日に至っています 薬剤耐性菌の近年の特徴は
抗菌薬の殺菌作用抗菌薬の殺菌作用には濃度依存性と時間依存性の 2 種類があり 抗菌薬の効果および用法 用量の設定に大きな影響を与えます 濃度依存性タイプでは 濃度を高めると濃度依存的に殺菌作用を示します 濃度依存性タイプの抗菌薬としては キノロン系薬やアミノ配糖体系薬が挙げられます 一方 時間依存性
2012 年 1 月 4 日放送 抗菌薬の PK-PD 愛知医科大学大学院感染制御学教授三鴨廣繁抗菌薬の PK-PD とは薬物動態を解析することにより抗菌薬の有効性と安全性を評価する考え方は アミノ配糖体系薬などの副作用を回避するための薬物血中濃度モニタリング (TDM) の分野で発達してきました 近年では 耐性菌の増加 コンプロマイズド ホストの増加 新規抗菌薬の開発の停滞などもあり 現存の抗菌薬をいかに科学的に使用するかが重要な課題となっており
健康な生活を送るために(高校生用)第2章 喫煙、飲酒と健康 その2
11 1 長期にわたる大量飲酒が 引き起こす影響 脳への影響 アルコールは 脳の神経細胞に影響を及ぼし その結果 脳が縮んでいきます 脳に対 するアルコールの影響は 未成年者で特に強いことが知られています 写真B 写真A 正常な脳のCT 写真C 写真D アルコール 依 存 症 患者の脳の 正常な脳のCT Aに比べてやや CT Aとほぼ同じ高さの位置の 低い位置の断面 断面 脳の外側に溝ができ 中央
