WBH_H1-4_1602
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- れいな かわらい
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1 The mouth speaks for the body. We speak for the mouth.
2 Contents
3 1 Porphyromonas gingivalis, Tannerella forsythiatreponema denticola Aggregatibacter actinomycetemcomitans Prevotella intermedia Porphyromonas gingivalis Treponema denticola 2 3
4 オーラルヘルス P04-05_ 章 デンタルバイオフィルムとの激闘バトル 奥田 克爾 歯周病の予防 治療の重要性 口腔の健康が健康ライフのベースにあるということに関して 下記 のようなグローバルな展望が示されている 8 ①生命科学としての歯科医学教育を充実させる を持っていないため もっと多くの人たちが口腔疾患の予 があることがはっきりしてきた背景を考慮し 歯学に医学 医学の父といわれ 科学的医学の基礎を築いたヒポクラテス を包含した生命科学 Biomedical Science としての教 でなく 糊状の菌体外多糖体 EPS を合成してお互いに結合した Hippocrates BC は 細菌学などの概念がなかった時 育がなされるべきである バイオフィルム集団となって一つの生命体のようになっている 私達 代から 口腔の疾患は災いの元になり その病気をなくすれば全身 ②歯周病に関する情報の提供 には非自己 not-self を排除するために生まれつきもっている自然 の健康が回復するということを説いていた そして 20世紀になって ところが 身体に 免疫と 生後成立する獲得免疫が働いている 1 歯周病が全身の健康破綻をもたらす根拠が示され メタボリックシン 予防 治療の重要性について正確な情報をマスコミに提 レーダー網として存在しているマクロファージ Mφ は 細菌の数千 ドロームのリスクファクターを少なくするための命題などが加わり 歯 供し 多くの人に知ってもらう努力が必要である 倍の大きさであるにも拘らずバイオフィルム集団に対して防御機構 周医学 Periodontal Medicine という概念が定着した 獲されて入り込むことができる その場合は 炎症性サイトカインや抗 与している事実を理解した上で 歯学は医学そのもの Medically Necessary Dentistry であるというスローガンが必要である 自覚症状が少ない歯周病が健康破綻につながること 歯周病は全身疾患である 歯周病と全身疾患の関連性を図3にまとめた もちろん その因 果関係が疫学を中心としたものもあるし いまだ充分に解明され 4 5 体産生が起きてバイオフィルムへの攻撃が強化されるが バイオフィ ていないものもある 2004年に医歯薬出版株式会社から出版され そ た 歯周病と全身の健康を考える で卓越した解説がなされた 6 ことになってしまう の後 分子生物学的 免疫学的解析が蓄積されてきている 図3に 歯周病 メタボリックシンドローム 糖尿病 肥満 高血圧 高脂血症 脳血管疾患 脳梗塞 は 歯周病原細菌の全身疾患への関わりを示した 口腔内バイオフィルム細菌は 唾液に混入し 誤嚥によって下気 嫌気性でグラム陰性の歯周ポケット内バイオフィルム細菌は 菌 道に流入して呼吸器感染症を起こす 一方 バイオフィルムから遊 体成分として外膜にリポ多糖 lipopolysaccharide,lps から成る 離した菌体や産生物質は 歯周ポケットから頻繁に血流中に入り込 内毒素 endotoxin を保有している 内毒素は 死滅して菌体が壊 んで 血流中で増加すれば敗血症になるし 障害のある心臓弁膜で れてもその毒性などの生理活性に変化はない 小さな分子となって バイオフィルムをつくれば 細菌性心内膜炎を起こす また 血流中 侵入するし 歯周局所に浸潤する内毒素レセプターをもつ細胞に取 でマクロファージに取り込まれ動脈内膜プラーク形成に関わる さら り込まれる 図2 その結果 歯周局所だけでなく全身の各部位で に 歯周ポケット内デンタルバイオフィルム細菌の暴露とその免疫 内毒素による直接的な作用や宿主応答を介したさまざまな免疫病 学的バトルは 全身の各部位で起きてしまう 理学的反応がもたらされる 防に取り組むグローバルな政策が不可欠である これらを総括して考えると 歯周病などは健康破綻に密接に関 ルムは排除されることはなく激しくなるバトルは 全身に波及し続ける 歯周ポケット内細菌の内毒素 国はそれを受け入れてきている どの国においても口腔 いされてきたが 歯周病は全身の健康破綻に密接な関係 口腔内に棲みつく細菌は 一つ一つがばらばらに生きているわけ 毒素や酵素などは 直接身体に侵入するし マクロファージなどに捕 感染症の予防に重点をおいた健康政策を推進し 世界各 疾患に関しては 口腔内に限定された疾患としてしか関心 Periodontal Medicineの確立 口腔内バイオフィルム集団から遊離した細菌やそれが作り出した 世界保健機構 WHO のオーラルヘルス部門は 慢性 多くの国では歯学教育は 医学教育のなかでも特別扱 防御機構に抵抗するデンタルバイオフィルム として有効に働くことができない 図1 ③不可欠なグローバルな取り組み 炎症性サイトカインや免疫複合体 歯周病原細菌が 全身に拡散 骨粗鬆症 の蓄積した全身の臓器でさまざまな障害が起きてしまう 誤嚥性肺炎 バイオフィルム菌体と毒性物質の侵入と宿主応答 口腔内バイオフィルム 心臓疾患 心筋梗塞 細菌性心内膜炎 腎炎 マクロファージ 菌体 ピロリ菌感染胃疾患 関節炎 T細胞 サイトカイン 抗原物質 鼻腔粘膜 歯面 酵素 口腔内細菌数 舌面 清掃がなされて健康 100億以下 歯周局所 咽頭 歯周病がある場合 1,000億程度 好中球 抗体 LPS 形質細胞 図 1. 口腔内各部位でのバイオフィルム細菌集団 4 皮膚疾患 B細胞 清掃の出来ない場合 1兆程度 妊娠トラブル 早産 低体重出産 図 2. 歯周ポケットから侵入する菌体 内毒素 酵素と抗原物質に対する 宿主応答 浸潤する細胞 産生されるサイトカインや抗体などが歯 周組織でのバイオフィルム細菌とのバトルを激化し 全身に波及して しまう 図 3. 歯周病など口腔内慢性感染疾患が関わ る全身性疾患 因果関係が明らかになっ た疾患 主たる原因が他の因子であり関 与によって増悪させている疾患 および 解明が十分でない疾患がある バージャー病 中年喫煙男性 5
5 3 A B C A B C 6 7
6 P. gingivalis Porphyromonas gingivalis P. gingivalis P. gingivalis P. gingivalis, Aggregatibacter actinomycetemto- mitans, Treponema denticola C. rectus T. denticola T. forsythia A. actinomycetemcomitans P. gingivalis 8 9
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8 5 Tannerella forsythia A. actinomycete. P. intermedia P. gingivalis T. forsythia Tannerella forsythia Porphyromonas gingivalis P. gingivalis Fusobacterium nucleatum in vitroin vivo P.gingivalis P.gingivalis P.gingivalis Porphyromonas gingivalis Porphyromonas gingivalis 12 13
9
10 オーラルヘルス P16-17_ 章 歯周病は糖尿病の増悪因子 西村 英紀 endotoxemia メタボリックエンドトキセミアと呼ばれる これにより 成り立つ 近年CRPの軽度な上昇 すなわち軽微な炎症を慢性的 マクロファージが活性化される 一方 重度歯周病ではポケット内 にかかえておくことで将来的に心筋梗塞を発症する危険性が上昇 縁上皮の透過性が炎症によって亢進し これにより内毒素血症と することが明らかにされ CRPが心筋梗塞発症の予知マーカーとし なる ぺリオドンタルエンドトキセミア Periodontal endotoxiemia て有用であると考えられるようになったことから 歯周炎症によっても である こうして活性化されたマクロファージが脂肪組織に浸潤する CRP値が上昇するという事実は大変興味深い 6 と 脂肪細胞とお互いに作用しあい多量のインターロイキン6 IL-6 ちょっと太った があぶない 歯周治療は糖尿病を好転させる HbA1cが1 好転すると糖尿病による手足の切断を されている や単球遊走活性化因子1 MCP-1 といったサイトカインを放出す 肥満者の内臓脂肪には腫瘍壊死因子 TNF-α と呼ばれるサ 40 以上 心筋梗塞や脳卒中は10 強予防できることがわかって る 5 MCP-1はマクロファージに対する走化性因子であり脂肪組 口腔粘膜も腸管粘膜もともに消化管の一部でありつながってい イトカインが高発現している TNF-αはインスリンの作用を阻害する さらにインスリン抵抗性が存在すると生体はこれを補おうとし いる 織へのさらなるマクロファージの集積を促進し 一方IL-6は門脈を る 腸管粘膜は高脂肪食負荷で 歯周ポケット内縁上皮は歯周病 いわゆるインスリン抵抗性を惹起することがわかっている TNF-αは てより多くのインスリンを産生するようになる 高インスリン血症の状 介して肝臓に流入し肝臓からの炎症マーカーであるC-反応性蛋白 の重症化に伴い透過性が亢進する これにより脂肪組織の炎症が 2 3 脂肪組織で産生されるアディポサイトカインの一つであるが 元来 態である この状態が長く続くと やがてインスリン産生細胞である CRP の産生を促進するものと考えられる 図3 事実 重度歯周 増悪するのである すなわち 歯周病が重度になれば 脂肪組織の マクロファージから産生され炎症の成立と進展に重要な働きを示す 膵β細胞が疲弊してしまい 最終的にインスリン分泌が枯渇する 末 病患者ではCRP値が上昇しており 治療によって低下することが明 成熟はメタボほどでなくともメタボと同じような強烈な炎症が惹起さ 炎症性サイトカインとして知られている グラム陰性菌は リポ多糖 期糖尿病である 米国ボルチモアにおける老化研究からインスリン らかにされている すなわち 歯周病原細菌の内毒素により活性化 れ 糖尿病が悪化するという図式が成り立つ 日本人に多い 昔に 高値群は低値群に比べ短命であることが示されている されたマクロファージは脂肪組織に集積し そこからのアディポサイト 比べちょっと太った 程度でも歯周病が重度であれば充分メタボと カイン産生性をさらに亢進させ炎症反応を増悪させるという図式が いえる lipopolysaccharide,lps からなる内毒素 endotoxin を産生す 4 る 内毒素はマクロファージからのTNF-α産生を促進する これらの ことから 著明な肥満がなくとも 重度歯周病ではマクロファージ由 上皮バリアの透過性亢進に要注意 来TNF-αがインスリン抵抗性を惹起するものと考えられる 裏を返 局所の感染症である歯周病によってなぜ末梢組織でインスリ せば 歯周病を治療することでTNF-αの産生性が低下しインスリン ン抵抗性が惹き起こされるのであろうか その鍵を握るのが脂肪 抵抗性が改善し 結果的に血糖コントロールが好転するという説が 組織である 近年 脂肪組織には多量のマクロファージが浸潤 成り立つ 図1 1 集積していることが明らかにされた 肥満者は高脂肪食を摂取す 米国やわが国における介入研究から重度歯周病を治療すること ると腸内細菌叢に占めるグラム陰性菌の割合が増加するとともに によるHbA1cの改善効果は最大で1 程度であることが明らかに 腸管上皮の透過性が亢進し 内毒素血症が頻発し metabolic 図 1. 手足の切断 40 以上 予防 心筋梗塞 脳卒中 10%強 予防 インスリン高値 短命化 1% HbA1c 血糖コントロール悪化 血糖コントロール改善 インスリン抵抗性 大 インスリン抵抗性 小 内毒素とインスリン抵抗性 歯周病治療 歯周病のような感染症では内毒素によって活 性化された白血球が内臓脂肪組織に浸潤し 脂肪組織内で TNF-αを産生する TNF-αは インスリン作用を阻害 インスリン抵抗性を 惹起 する TNF-α 糖 尿 病 インスリン 脂肪組織 TNF-α 歯周病 脂肪組織 TNF-α 図 2. 歯周病治療によって歯周炎症に由来するTNF-α産生量が低下するため インスリン抵抗性が改善し血糖コントロールが好転する 最も重症の歯周病 だと その効果はHbA1cにしてほぼ 1 の改善に匹敵することがわかっている HbA1c が 1 改善すると糖尿病による手足の切断を40 以上 心 筋梗塞や脳卒中は10 強予防できるといわれる また 逆にインスリン抵抗性による高インスリン血症は寿命の短縮につながる 内毒素 IL-6 重度歯周病 TNF-α 門脈 インスリン抵抗性 惹起因子 MCP-1 ペリオドンタル エンドトキセミア 肝臓 活性化 インスリン抵抗性 白血球 高脂肪食 脂肪組織 CRP 浸潤 インスリン 16 メタボリック エンドトキセミア 図 3. 重度歯周病では ぺリオドンタルエンドトキセミアによって 高脂肪食負荷ではメタボリックエンドトキセミアによって内毒素血症となる 内毒素はマク ロファージを活性化し 活性化マクロファージは脂肪組織に集積する 脂肪細胞と活性化マクロファージの相互作用でインターロイキン 6 (IL-6) や 単球遊走活性化因子 (MCP-1) が高産生され MCP-1 は脂肪組織への更なるマクロファージ浸潤を IL-6 は肝細胞からの CRP 産生を促進する 17
11 8 Porphyromonas gingivalis Aggregatibacter actinomycetemcomitans 18 19
12 オーラルヘルス P 章_ 章 ICD-10 WHO国際疾病分類 1991年 には ニコチン依存症が 禁煙支援からの歯周病予防とヘルスプロモーション F17 タバコ使用による精神および行動の障害 慢性ニコチン中 稲垣 幸司 野口 俊英 米国精神医学会診断基準 2000年 においても ニコチ ニコチン依存症の真実 し 脱タバコ啓発活動を行っている 図5 毒 として 疾患カテゴリーに規定されている 一方 DSM-Ⅳ-TR 喫煙の歯周組織への影響 図6 6 ン依存 が疾患として1987年に規定されている 医科では このニコ 喫煙は 歯周病の最大の環境リスクファクターである 日本歯周 チン依存症に対して 合同学会による禁煙ガイドライン に基づく 病学会の歯周病分類では 喫煙関連歯周炎 periodontitis asso- 3 はじめに ワンスワン 吸わん吸わん を 禁煙の日 と日本記念日協会に登録 禁煙治療が2006年4月より一定の条件を満たした医療機関では保 ciated with smoking となる 図7 険診療可能となっている すなわち タバコを吸うことは病気 ニコ 喫煙関連歯周炎の特徴 タバコは害だ タバコは身体によくない ということは 誰でも いままでは タバコは嗜好品で 喫煙は単なる習慣で 本人の 意 知っているし 喫煙者も含めて 誰もが知っているはずだと思ってい 思 の間題であるとみなされていた 現在では タバコがやめられな チン依存症とその関連疾患からなる喫煙病 という全身疾患であり る しかし ほんとうの真実を理解する必要がある いのは 心理的依存とニコチン 依存性薬物 に対する身体的依存 喫煙者は積極的禁煙治療を必要とする患者 タバコの犠牲者 1 喫煙者は 非喫煙者に比べ 歯周病の罹患率が高く 経時的 にも 歯周炎がより進行していく という認識が基本になる 2 プラーク付着量 細菌の総菌数が非喫煙者と同程度であって タバコの煙の中には 約4,000種類の化学物質が含まれ そのう ニコチン依存 より成り立つ ニコチン依存症 薬物依存症の一 ちの約250種類が有害物質で 発がん物質が約70種類といわれて 身体的依存には ニ つ という精神疾患として認識されている 3 4 合同学会は 日本口腔衛生学会 日本口腔外科学会 日本公衆 一方 タバコは 喫煙者だけの問題ではなく タバコから吸い いる コチンが不足することによる離脱症状 生理的症状 心理的依存 衛生学会 日本呼吸器学会 日本産科婦人科学会 日本循環器学 3 歯肉出血や歯肉溝滲出液 GCF 量の減少傾向 歯肉のメラ 込んだ主流煙を喫煙者が吐きだす呼出煙と副流煙からなる受動喫 にはニコチンを渇望し 吸ってしまう行動的症状 ならびに喫煙を正 会 日本小児科学会 日本心臓病学会 日本肺癌学会で立ち上げ ニン色素沈着などから 歯周組織の炎症所見がマスキングさ 煙 secondhand smoke により不特定多数の健康までにも悪影 当化し 禁煙は不必要で不可能だと考える認知的症状の3つが相 られた 現在は 日本歯周病学会と日本癌学会 日本麻酔科学会 響を与える点 さらに タバコを消した後にも残っているタバコ煙に 互に増幅し合い循環する 2つ存在し 3つの症状 図3 4 日本人間ドック学会 日本補綴歯科学会 日本口腔インプラント学 1 よる汚染 残留タバコ成分による健康被害 三次喫煙 thirdhand smoke による健康被害までも留意する必要がある 図 中脳辺縁系ドパミン作動性神経は 脳内報酬系と呼ばれ 賦活 会 日本頭頸部癌学会および日本歯科人間ドック学会が加わり 合 化されることで満足感 多幸感 覚醒効果 緊張緩和効果などの報 同27学会が禁煙推進学術ネットワーク とし う蝕や歯周病 歯列不正などで訪れた歯科医院や病院歯科で しかし ニコチンは そのドパミン作動性神経 酬が発現する 図4 て活動を行っている このガイドラインでは 歯科における禁煙支援 の禁煙支援は 現時点では 歯科でまさか禁煙支援 とは想定し のニコチン性アセチルコリン受容体に直接作用してドパミン放出を についても取り上げられている また 2010年2月から 毎月22日 ス ていないだけに重要である タバコから 大切なひとだけでなく その 促進する いったん そのようなニコチンを介した回路が成立すると 5 も 喫煙者では歯周組織の破壊が促進される れる このことが 喫煙歯周病患者の自覚を遅らせる 治療に対する反応性 1 喫煙による線維芽細胞への障害は 歯周組織の創傷治癒を 遅延させる 2 喫煙により非外科治療 外科治療 歯周組織再生治療 イン プラント治療を含む とも治療の予後に悪影響を及ぼす ニコチン依存症 いままでの正常な脳内報酬系の回路が機能し 周囲を守る ためといえる にくくなり シナプス機能不全となる 図4 5 受動喫煙に関連する疾患 病態 成人 呼出煙 こしゅつえん 喫煙はさまざまな病気の原因 歯科口腔外科疾患 白板症 前がん病変 歯肉メラニン色素沈着 循環器疾患 冠動脈疾患 末梢動脈疾患 腹部大動脈瘤 歯周病 歯の喪失 根面のう蝕 脳卒中 解離性大動脈瘤 副流煙 呼吸器疾患 子宮頸がん 骨髄性白血病 骨粗鬆症 股関節部骨折 白内障 胃潰瘍 手術関連 手術結果 / 創傷治癒不良 創感染 3 オッズ比 乳幼児突然死症候群 SIDS 肺機能低下 気管支喘息 慢性呼吸器症状 咳 痰 喘鳴 1.0 非喫煙 中耳炎 は妊娠期間に比して小 さい胎児乳幼児突然死 症候群 SIDS 歯肉メラニン色素沈着 歯周病 5.6 受動喫煙 検査者A う蝕 5.4 受動喫煙 検査者B 0 身体的依存 オッズ比 歯肉メラニン色素沈着 10 歯周病 禁煙推進学術ネットワーク資料より 改変して引用 文献8から改変して引用 心理的依存 認知 生理 15 非喫煙者 図 1. 喫煙関連疾患 妊娠 低出生体重児また 呼吸器感染症 肺炎 気管支炎 1 0 文献10から改変して引用 子供 図 2. 受動喫煙関連疾患 喫煙本数と９本以上の歯を 失うリスク 喫煙者が9本以上の歯を失う リスク2倍 心筋梗塞 狭心症 両親の喫煙による受動喫煙で 子供の歯肉メラニン色 素沈着のリスク5倍 禁煙推進学術ネットワーク資料より 改変して引用 周術期肺合併症 動脈の損傷 脆弱化 血栓 受動喫煙が歯肉メラニン色素沈着に及ぼす影響 女性が妊娠しにくくなること 妊娠合併症 早期破水 前置胎盤 胎盤早期剥離 早産 低出生体重 乳幼児突然死症候群 SIDS 腎盂 尿管 膀胱がん その他 2 型糖尿病 しゅりゅうえん 妊孕力低下 肝がん 喘息の誘発と悪化 受動喫煙は 副流煙と 呼出煙の混ざった煙を意図せずに吸い込むこと にんよう 胃がん 既往症の悪化 主流煙 生殖 食道がん 膵がん COPUなどの呼吸器疾患 肺結核 自然気胸 間質性肺疾患 急性好酸球性肺炎 喉頭がん 口唇 口腔 咽頭がん 肺炎 その他の呼吸器疾患 がん 肺がん 肺がん 慢性閉塞性肺疾患 COPD 気管支喘息 脳卒中 ふくりゅうえん 前喫煙者 喫煙者 1 日当たりの本数 /2005 年の喫煙状況 21 WHO 啓発ポスター 行動 生理的症状 離脱症状 耐性 行動的症状 渇望 使用制御困難 認知的症状 認知の歪み 害の過小評価 使用価値の増大 文献 3から改変して引用 WHOから許可を得て掲載 図 3. ニコチン依存の 3 要素とその関係性 21
13 オーラルヘルス P 章_1602 受動喫煙による歯周組織への影響 られることも明らかになってきている 図7 歯科治療に訪れる患者 行う この際 ニコチン依存度のタイプ 身体的依存 により 倍禁煙率が上がったと報告されている また 我が国の歯科医院にお 一般的に 小児 胎児に及ぼす受動喫煙は 気管支喘息などの は 歯科医師や歯科衛生士に対して 禁煙に関する訴えを起こすこ ニコチン離脱症状への対応が主になり ニコチン代替療法の いても 禁煙カウンセリングとニコチン代替療法を用いた介入33名に 呼吸器疾患 中耳疾患 胎児の発育異常 乳幼児突然死症候群 とはないため 喫煙に起因して増悪したと思われる歯周病患者には 導入が必要となる 喫煙の有害性ばかりでは禁煙行動は起き 対する禁煙継続率は 1年後で36% 対照群23名 13% であり 医 小児の発育 発達と行動への影響 小児癌 さらに 注意欠陥多動 喫煙と歯周病 さらには そのほかの全身ヘの悪影響について積極 にくいので 禁煙による効果 変化 などの情報を提供し 有効 師による禁煙治療成績とほぼ同等だったことが報告されている 10 性障害 attention-deficit hyperactivity disorder ADHD など 的に啓発し 歯周基本治療として禁煙を図る必要がある 性が高く 喫煙者が実行可能と感じる方法を呈示する 日本で 一方 異なる分野の専門家がいろいろなタイミングと方法で介入 は ニコチンガム ニコレット OTC とニコチンパッチ ニコレット を行うと 単一分野だけの介入に比べ 禁煙成功率が2.5倍以上に パッチ シガノンCQ ニコチネルパッチ OTC が適用できる なることも示されている また 臨床医が3分間の簡単な禁煙のアド 2008年1月よりニコチン不使用の選択的ニコチン性アセチル バイスをすると 何のアドバイスもしない場合に比べて 6か月以上 コリン受容体の部分作用薬バレニクリンが医科で適応可能と の継続した禁煙率が2%増加すること 同様に 10分間の支援にニ なっている コチン代替療法を加えると 何も介入しない場合に比べて6か月禁 のリスクファクターとなる 同時に 受動喫煙により 歯周病 小児の う蝕や歯肉のメラニン色素沈着のリスクが高くなることが報告されて きている 図2 8 禁煙指導の手順として推奨されている5つの A に歯周病患者 をあてはめると 以下のようになる 1 Ask 問診により 患者の喫煙歴 喫煙本数 喫煙開始年齢 受動喫煙による歯肉のメラニン色素沈着は 喘息やアレルギー 疾患よりも高率に出現し 他の臓器や疾患に及ぼす影響とは異な 喫煙年数 禁煙経験 病歴を確認する 2 Advise 禁煙を希望する しないにかかわらず全員に 喫煙の り 歯科医療従事者や患者にとって お互いに 発見しやすい 見や 有害性を説明し 患者の歯周組織への弊害を示しながら禁煙 5 Arrange 患者の禁煙による歯周基本治療に対する歯周組織 すい部位にあるという点が特徴である 今後 歯科医療従事者が を促す あいまいな助言は避け 個人に応じた禁煙に関する助 の反応を評価すると同時に 禁煙に対する患者の努力過程を 歯周組織への受動喫煙による悪影響を啓発し 禁煙教育 指導を 言を伝える 継続的に支援していく 行っていく上で重要である 3 Assess 生活背景 心身医学的側面などを総合的に考慮に 禁煙支援に関するヘルスプロモーション 喫煙者の歯肉微小循環は禁煙後早い段階で回復し 歯周治療 後の反応性も改善し 5 10年と期間はかかるが 歯の喪失も抑え 歯科における禁煙支援によるヘルスプロモーションにより 歯科 患者が禁煙を実行 継続することで 歯周病の発症 進行や歯の 喪失が抑制されるだけでなく 全身の健康 ひいては 生命の救済 入れて 禁煙に対する関心 禁煙ステージ を確認し ニコチン 禁煙治療 禁煙支援介入研究の現状 に繋がる可能性をもつ さらに 喫煙者個人だけではなく その家族 依存度を評価する この手順の中で 禁煙の意思のある喫煙 喫煙に対する禁煙介入研究のメタアナリシスによると 臨床医がタ 同僚や友人 その他不特定多数 たとえば 歩きタバコによる への バコに関する簡単な助言を行うと 何もしない場合に比べて禁煙率が 受動喫煙や三次喫煙の悪影響までも消失させることになることか 1.3倍になり ニコチン代替療法を行うと 行わない場合に比べて1.7 ら その意義は計り知れない 者を識別し 支援を開始する 4 Assist 禁煙希望者に対して 禁煙支援を含めた歯周治療を ニコチンによるシナプス不全 a 正常な脳内報酬系 きもちい 煙維持率が9%上昇することも報告されている 図 7. a: 健康診断で糖尿病の精査が必要である ことを促されていた 40 歳男性 喫煙 関連歯周炎 喫煙 １日 20 本 20 歳 より を伴う高度な侵襲性歯周炎患者 初診時の口腔内写真とデンタル X 線写 真を示す 喫煙に起因して歯周組織の 高度な破壊がみられた b: 禁煙から約 22 年後の口腔内写真とデ ンタルＸ線写真である 禁酒 禁煙を 実践し 養生に専念し 歯周治療を行っ た その結果 歯肉メラニン色素沈着 は消失し 歯周組織は著しく改善され 矯正治療を行い 糖尿病を発症するこ となく 良好に経過している b 体によい情報 たとえば 美味しいご飯をいっぱい食べたよ 仕事や勉強 がすんだよ という情報が伝わると アセチルコリンが分泌され 中脳の 腹側被蓋領域を起始として大脳辺縁系の側坐核へ投射される中脳辺縁系 ドパミン作動性神経が賦活化されることで報酬 きもちい が発現する 体によい情報 中脳辺縁系 Mesolimbic System ニコチンによるシナプス機能不全 ドパミン Nucleus accumbens ｎacc 側坐核 Ventral tegmental area VTA 腹側被蓋領域 ニコチンは ドパミン作動性神経のニコチン 性アセチルコリン受容体に直接作用してドパ ミン放出を促進する ニコチン依存症 一 端 その回路が成立すると 正常な脳内報 酬系回路が遮断され機能しにくくなり シナ プス機能不全 喫煙時にのみ 喫煙時にし か ドパミン放出が促進されなくなる アセチルコリン a b a b 図 4. 脳内報酬系に対するニコチンの作用 文献 5から改変して引用 c 有害物質の薬理作用 ニコチン コチニン 一酸化炭素など 特異的 リンパ球 非特異的 好中球 サイトカインネットワーク の不調和 血行 障害 酸素分圧 の低下 上皮細胞 線維芽細胞 などの機能低下 歯周組織 歯面に 接触 図 5. 禁煙推進学術ネットワーク 禁煙の日 22 歯周病原細菌の 侵襲の拡大 タールの 歯面への付着 歯の着色 茶褐色 黒色 図６. 喫煙が歯周組織に与える影響 文献６から改変して引用 創傷治癒の遅延 毛細血管 収縮 免疫担当細胞の機能低 下または機能の過亢進 歯周組織破壊の進行 歯周炎の増悪 口腔粘膜 歯肉からの吸収 タバコの煙中有害物質 肺 皮膚からの吸収 口腔内 審美性障害 歯石の形成促進 c d 図 8. a:７歳女児 父親の喫煙 １日 15 本 による受動喫煙に起因する歯 肉メラニン色素沈着がみられた b:８歳女児 父親の喫煙 １日 60 本 による受動喫煙に起因する歯 肉メラニン色素沈着がみられた ｃ ｄ:10 歳女児 父親の喫煙 それぞれ １日 20 本 40 本 による 受動喫煙に起因する歯肉メラニン色素沈着がみられた d e 図 9. a:10 歳女児 歯列不正の改善を主訴に来院した 父親の喫煙に起 因する歯肉メラニン色素沈着がみられた b: 矯正治療後 歯肉の形態異常 gummy smile の改善を訴えた 23 歳 歯肉整形術と歯肉メラニン色素切除術を行った c: 病理組織学的には 上皮が錯角化し 基底細胞にメラニン色素の 過剰沈着が観察された d: 術後１か月後の口腔内写真である メラニン色素が消失し 生理 的な歯肉形態が確立された e:術後約１年後の口腔内写真である 生理的歯周組織が維持されている 23
14 10 Campylobacter rectus Helicobacter pylori Helicobacter pylori Campylobacter rectus Helicobacter pylori Campylobacter rectus H. pylori Helicobacter pylori H.pyloriC.rectus H. pylori H. pylori H. pylori H. pylori H. pylori H. pylori H. pylori H. pylori H. pylori H. pylori H. pylori H. pylori Helicobacter pylori H. pylori H. pylori H. pylori H. pylori 24 25
15 オーラルヘルス WBH_P 章 _ 章 口腔感染症と関節リウマチ 病巣感染症の一次疾患としての口腔疾患 今井 一彰 口腔内慢性感染症のコントロールの必要性 歯性病巣感染の重要性の認識 口腔内慢性感染症は 異常な免疫反応などを起こして 関節破 壊を起こすと考えられるほか 関節液内での影響が示唆されること 1 この病巣感染症の一次病巣は 扁桃と口腔内でそのほとんどを 占めるが そのうち口腔内の問題は 25 程度であると言われる そ 症例に学ぶ歯科治療の重要性 感染症を念頭においた診療を心がけ 治療にもかかわらず病勢が衰 図3は 5名の関節リウマチ患者の 歯科治療前後でのC反応性 えなかったり 発熱が続いたりした場合など 疑わしきは積極的に歯 タンパク質 CRP とマトリックスメタロプロテアーゼ-3 MMP-3 の 科受診を勧めるようにする 推移である 歯科治療が奏功すると 炎症度合いの目安となるCRP 病巣感染症では 侵害臓器の治療と平行して 疾病の引き金と と関節破壊の指標となるMMP-3がともに有意差をもって低下する なった一次病巣を取り除くことが病気の根治につながる これは 今 これらは 歯科治療の前後で起こった変化であり いかに口腔病変を 回取り上げた関節リウマチのみでなく 先に挙げた様々な臓器の疾 コントロールすることが大切か分かるであろう もちろん治療前後で 患などについても同じことが言える の関節痛 手指の強ばりといった自覚症状も改善する 自覚症状の少ない口腔内慢性感染症は 見逃されてしまうことが 診療に際し 歯科治療従事者においては 簡単な口腔内検査で 多く 多くの医師は全身病との関わりに関心が高いとは言えない 関 から 関節リウマチ治療では 口腔病変コントロールが大切 である れは主に 根尖性歯周炎 齲蝕 歯周病であり 細菌は プラーク はなく 全歯に渡る叩打痛や歯周ポケットの有無 レントゲン撮影な オーラルヘルスが健康ラ 節リウマチなどの治療にあたる筆者は 10 きちんとした口腔ケアのために 歯科への定期受診は欠かせない 3 そこで慢性炎 歯周ポケットのみならず象牙細管内などにも潜み 7 ど詳細な診察が求められ 微細な炎症巣が 全身病変を引き起こし イフの入り口であることを さらに強調していきたい 歯周病と関節リウマチの重症度には 深い関係がある 4 と言われ 症を引き起こし 体内の免疫異常を引き起こすのである これを歯 ている可能性も考えておかねばならない また 医師も 口腔内病巣 ており 関節リウマチ患者の治療に当たっては 時として口腔病変の 性病巣感染という さらに 唾液腺が侵されるシェーグレン症候群や 精査も念頭に置かねばならない これを考える上で 病巣感染症を ドライマウスを惹き起こし 口内環 口呼吸といった生活習慣 8 9 が 知っておく必要がある 境をさらに悪化させるという知見がある 2 関節の構造 関節リウマチは 何らかの機序で関節滑膜に血管新生が起こり 病巣感染症とは 身体のどこかに限局した慢性炎症があり それ そこへ浸潤してきたT細胞が マクロファージやB細胞からの抗原提 に反応性の器質的 機能的な二次疾患を引き起こす病態 と定義 示を受け活性化される さらに活性化されたT細胞は B細胞から自 される 病巣感染症としては 掌蹠膿疱症 胸肋鎖骨過形成症 IgA を産生させ これを貪食した 己抗体として働くリウマトイド因子 RF そして 関節 腎症 心内膜炎など冒される臓器は多岐にわたる 5 6 好中球が プロスタグランジン リソゾームなどの痛み物質 活性酸 リウマチ 反応性関節炎なども病巣感染症の場合がある 素などの組織障害物質を放出し 炎症はエスカレートしていく その 抗原提示細胞 関節包 骨 滑膜 T細胞 結果 滑膜細胞の増殖 破骨細胞の活性化などにより 関節変形 関節軟骨 骨粗鬆症を引き起こしてしまう 図2 B細胞 炎症性サイトカイン IL-6 CRP産生 TNF-α IL-1 痛み物質産生 MMP-3放出 軟骨や骨の 破壊に つながる 滑膜細胞 自体は異常を引き起こさないか あっても軽微であるが 離れた臓器 リウマトイド IL-6 CRP産生 因子 TNF-α う蝕病巣 関節液 RFが滑膜を刺激する 歯周病 好中球 図 2. 関節リウマチで関節破壊が起こるメカニズム 血管新生が起こった関節内では Tリンパ球に続いてマクロファージや Bリンパ球などの浸潤が起こる Tリンパ球の刺激により Bリンパ球から産生 される自己抗体であるリウマトイド因子 RF は 免疫グロブリンと免疫複合体を形成し 補体を活性化して炎症を起こす 炎症により刺激された滑膜 細胞からは タンパク質分解酵素の一種であるMMP-3 が分泌され これが骨や軟骨の破壊を起こす また免疫細胞により産生される炎症性サイトカ インIL-6 は 肝臓での CRP 合成を促進し TNF-αや IL-1 は 痛み物質であるプロスタグランジンなどを産生させる 歯周病原細菌 * マクロファージ 図 1. 一次病巣となりうるさまざまな口腔内慢性感染症 歯性病巣感染の一次病巣になるのは 歯周病 う蝕 根尖性歯周炎などで あり 常在菌が起因菌となる 電子顕微鏡で見ると 象牙質の象牙細管内 にも細菌が生息していることが分かる これらの病巣における微少慢性炎症 が 病巣感染症を引き起こすと考えられる 痛みなどを伴わない場合も多く 症状に乏しいため 発見されにくい場合がある 26 *P< 根尖性歯周炎 * *P< 図 3A. 前 後 歯科治療前後での MMP-3 の推移 0 図 3B. 前 後 歯科治療前後での CRP の推移 図 3. 女 性 関 節リウ マ チ 患 者 5 名 平 均 年 齢 51.6±8.1歳 平均罹病期間8.4±5.9年 に対し 歯科治療を行い 治療前と治療後 3 6 月後の血清中の MMP-3 図 A)と CRP( 図 B) を比較した Student t-test によって有意 P<0.05 な低下を確認し た 27
16 12 Porphyromonas gingivalis Tannerella forsythia Treponema denticola 28 29
17 オーラルヘルス P 章 _ 章 早期発見の重要性 生活習慣病としての歯周病 野口 俊英 山本 弦太 歯周病治療における早期発見の重要性 全身の健康への歯周病早期発見の重要性 思われる その1つ目は 国民の歯周病への認識をいかに高める これまでの章でも述べられたように歯周病と全身疾患の関連性 か 2つ目は歯周病がメタボリックシンドロームなどのような全身 を示す報告は数多くなされている 歯周病は単なる口腔内疾患とし 疾患と関連があるとすれば 当然のことながら 医師の歯周病への て捉えるにとどまらず 数多くの研究により 歯周病と全身の健康と 認識をいかに高めるか である 歯の喪失原因の2大原因は 歯周病 と う蝕 である なか どのような疾患でもできるだけ早く症状に気づき 速やかに適切 の関係が明らかとなってきている 歯周病のリスク因子に多くの環 Dr. Sheila Riggsは 低体重児出産と歯周病との関連性を取 でも歯周病については 成人の80 が何らかの問題を抱えている な治療を受ければ 症状の悪化を防ぐことができ 回復も早く 軽 境因子や全身的因子が示唆されるようになり 歯周病の早期発見 り上げ 歯周病の早期発見の重要性を Scientific American ことが知られている また歯周病は口腔内の疾患の中で唯一 糖 症で済むことが多いことは明らかである 歯周病の場合においても や予防は歯科医師や歯科衛生士だけでは対応し得ないということ になる それでは何をすべきなのか そのkey pointは2つあるように 尿病 高血圧症や心臓病と同じ生活習慣病に位置づけられてい 同様であり 歯肉炎や軽度歯周炎では 歯周基本治療 病因除去 そして他の生活習慣病と同様 初期段階では患者自身にほと る 1 療法 によって元の健康な状態を回復することができることが知ら んど自覚症状がないまま進行することが大きな問題である このよ しかしながら 歯周病は初期段階ではほとんど自覚症状 れている 2 うな病気のことを Silent Disease 沈黙の病気 と呼んでいる 実 がないため患者自身が 歯周病である と自覚することは難しく その 際 歯の動揺などの異常に気づいたときには 重症化していること まま放置することによって進行を抑制できないまま 患者の歯科へ も多く そのまま放置することによって歯を喪失するリスクが上昇す の受診が遅れることとなる そして治療開始時期が遅れることにより る それ故 このSilent Diseaseである歯周病に対処するためには 歯周病の状態は重篤になり 治療の困難性が増大するだけでなく わずかな徴候も見逃さないこと すなわち早期発見が大切なポイン 治療期間も長くなり治療費もかかることで患者の負担は増加する トとなる 2006 で以下のように紹介している 3 アメリカにおける妊婦の早産と 歯周病との関連性が示唆されているという事例 スーザンは第一子出産に向けて 口腔内の状態を注意していた ま できるだけ軽症のうちに歯科への受診を促すことができれば 治療 た出産前のビタミン低下 禁煙支援のために産婦人科を定期的に受 により健康な状態を回復でき 患者の満足につながる 痛み 出血 診していた しかし 彼女は歯科を受診するとX線写真撮影を行うか など自覚症状のほとんどない歯周病の初期段階には 定期的な歯 科医による検診が早期発見 早期治療に必要なのである 図1 ら行かないほうがいいという意見を耳にしてしまい 歯肉出血という 症状があったにもかかわらず年に１度行っていた定期的な歯科検診 を受けなかった その後 彼女は妊娠８か月で低体重児を出産した 早期発見の重要性 図 1. Silent Disease 患者自身が症状に気づいたときには 症状が悪化 していることが多い 検診などによる歯周病の早期発見が重要である 彼女自身は何故 低体重児出産になってしまったのか解らなかった March of Dimes財団によるとアメリカにおいて毎日1,300人の子 供が喫煙や高血圧のようなリスク因子のため早産で生まれていると いう報告がある 新たな研究により歯周病と早産の関係が明らかにさ れれば 歯周病は早産の有力なリスク因子に加わるであろう 実際に 歯周病原細菌とそれに由来する炎症が 肺炎 脳卒中 心臓病 糖尿 病のような他の疾患と同様に早産に関わっているとするならば 我々 のヘルスケアシステムへの影響は大きなものとなるであろう 医学 分野で必要とされる歯科学 は現代の新しいスローガンになると考え ることができる 以上 歯周病が全身に及ぼす影響について医師をはじめ国民に 実現に向け 口腔の健康増進を推し進めている 早期発見 早期 広く理解されることの重要性が述べられており 今後 歯周病の早 治療により 歯周病で歯を失うことを予防できれば 8020運動は達 期発見の啓発には 歯科と医科の相互理解そして歯科医科連携 成されるであろう しかしながら この目標達成のためには 広く国民 が必要不可欠であることを指し示している に対し歯周病の早期発見の重要性を普及啓発することが重要で 80歳の高齢者を対象とした調査によると 歯の喪失が少なく 口 あり さらには医科で行っている各種の成人検診に歯科検診の項 腔の健康が維持できている人はADL Activities of Daily Living 目を法的に導入すること さらには小中学校における歯科検診を確 やQOL Quality of Life が高いことが報告されている 健康日 4 5 本21では その活動の一部として日本歯科医師会が8020運動の 30 実に実施することを歯科界が総力を挙げて取り組む必要があると 思われる 31
18 14 P.g. T.f. A.a. T.d. P.g. : Porphyromonas gingivalis A.a. : Aggregatibacter actinomycetemcomitans T.f. : Tannerella forsythia T.d. : Treponema denticola 32 33
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21 オーラルヘルス P38-39_ 章 ホームケアツールとしての ブラウン オーラルB電動歯ブラシの有用性 P&G プロフェッショナルオーラルヘルス P&Gのオーラルケアブランド ブラウ 歯垢除去 ン オーラルBは 米国で歯周病学専門 分野の歯科医師が始めたブランドです 60年もの間 一貫して ①歯垢除去 口腔への優しさ ②口腔への優しさ ③歯磨き時間 の確保 の3つの点を重視し 卓越した より多くの方の口腔内の 健康を向上したい 歯磨き時間の確保 取り組んできました 世界 歯科医使用率 推奨率 No.1ブランド スマートガイド モード表示 ナビゲートし 評価することで 2分間 タイマー 電動歯ブラシをより効果的にお 次ココサイン 磨く時間 磨く箇所 磨く圧力を 100 ブラウン オーラルＢ電動歯ブラシ 80 手用歯ブラシ 使いいただけます 60 5つ星評価システム 押しつけ防止 センサー アプリ連動の歯磨きナビ 40 メーカーが推奨する 歯磨き時間 無料アプリを利用することで 歯磨き習慣を モニターし 口腔ケアのためのアドバイスを 提供 患者さんの毎日のホームケアを応援 します ブラッシング時間 秒 臨床試験結果による 膨大な臨床データ ブラウン オーラルBの電動歯ブラシは 市場に導入されて以来 北米とヨーロッパで膨大な数の臨床試験を行ってきました その有効性と安全性を徹底的に検 優れた歯垢除去力の秘密 証した結果は一流の専門誌に発表され 世界中の歯科専門家の方々から高い評価を得ています デンタルプラークはバイオフィルムとなって歯面に強固に付着していることから ブ 現在市場に出ている電動歯ブラシは どれも音波を ラウン オーラルBでは歯面に的確にブラシを当てて除去することが最も効果的であ 発信していますがオーラルＢでは 歯垢除去を確実に行 ると考えています テクニックと時間が必要な手磨きと比べ ブラウン オーラルBは えるのは機械清掃であるという考え方のもと 独自の技 簡単に短い時間で誰にでも高い歯垢除去効果が期待できるよう設計されています 術開発を続けてきました 独自の丸型形状 音波/超音波について PMTCと同じ発想から 生まれた丸型ブラシ 全ての電動歯ブラシは 超 音波を発信しています 音 丸型だからガムラインにフィット 角度を 選ばず歯を一本一本包み込むので歯頸 部や歯間部にも届きやすい形状です 定義 機械清掃を追及した独自の技術力 3D丸型アクション 上下振動 左右反転 清掃 方法 奥まで入り込む 上下振動で 浮かす かき出す 丸型ブラシが歯全体を包み込 み 歯間の奥まで入り込む 上下振動で歯垢をたたいて 浮かす 1分間に約40,000 回 の超高速上下運動 左右反転で浮いた歯垢をす ばやくかき出す 1分間に約 8,800回 の左右反転運動 クリーンモード使用時 クリーンモード使用時 波 人間の耳に 聞こえる範囲の音 15Hz 20,000Hz 超音波 人間の耳に 聞こえない範囲の音 20,000Hz 水中で超音波を 発 生 さ せ る と 泡 が 作り出され 毛先の 2 3 毛先を歯面に当 キャビテーション 先までのプラー て 機械的/物理 という現 象 が 起 効果 的にプラーク/ ク除去可能 こり こ の 泡 が バイオフィルム 歯周病細菌の 破裂する衝撃で を除去可能 線毛を破壊 汚れが取れる 機械清掃 音波清掃 2015 年 P&G 調べ 過圧による歯肉への影響を防ぐ様々な機能 200g重以上の圧力を 200g重以上の圧力で かけると 押しつけ防止 上下振動をストップ システマティックレビュー 無作為化対象比較試験 エビデンスにはレベルがあり 図のように分類されます 頂点に位置する システ マティックレビュー とは一般的には臨床試験論文をテータベース検索や参照文 コホート研究 縦断研究 献リストなどによって収集し データを統括して評価するものです それに対して コクラン コラボレーションにおけるシステマティックレビューとは ある目的とす コホート研究 横断研究 る医学的介入についてのエビデンスを明らかにするために 世界中の論文をあら かじめ定めた基準で網羅的に収集し 批判的評価を加え 要約し 公表するための 症例報告 方法です コクラン コラボーレーションではこのシステマティックレビューに厳密 談話のレビュー 専門家の意見 論説 な方法論を定義しており 最新 最良のエビデンスを 継続的に提供しようとする ものです 文献4 5から引用 実験室内での研究 電動歯ブラシと手磨き歯ブラシとの比較など 電動歯ブラシの効果に関す 文献サーチ方法 電動歯ブラシと手磨き歯ブラシの効果について る様々な文献が公表されており 下記のような方法で検索することが可能 です させた機能を備えています 過圧ストッパー 世界の医師 歯科医師が信頼する国際医療技術評価機関 コクラン コラボレーション が 3,500人以上の臨床試験を調査した結果ブラウン オーラルB電動歯 ブラシが歯垢除去及び歯肉炎減少において 一貫して手磨きよりも高い効果があると評価されました コクラン コラボレーション/口腔保健のための手用歯ブラシと電動歯ブラシの比較について 英語 ブラウン オーラルBは 安全性及び口腔組織への優しさという面においても配慮して設計されています 機械による高い清掃性と安全性を両立 押しつけ防止 センサー コクラン コラボレーション 世界の医療技術を評価する第三者機関 による評価 エビデンスのレベル 歯と歯肉への優しさを追求した安心設計 歯磨き時間と歯垢除去効果 電動歯ブラシのエビデンス 代表サンプルに対する定期調査に基づく P&G 調べ 歯磨きナビにより 患者さんの毎日の歯磨きを正しくガイドし 応援します P&G 調べ 38 磨き時間が確保できれば 一定の歯垢除去効果が期待できるという臨床データがあり 1日2回 各2分間の歯磨きを推奨しています また 独自の 20 オーラルケア製品を世界に提供すべく センサーが点灯 患者さんにせっかく治療を行っても その後のご自宅での口腔ケアが継続されなくては 良い口腔環境は維持されません 患者さん自身が自宅で も毎日充分な時間をかけて歯磨きをする という事は重要な課題です ブラウン オーラルＢの電動歯ブラシを使って歯磨きをした場合 2分間の歯 歯垢除去効果平均値 米国の歯周病学専門分野の歯科医師が始めたブランド 充分な歯磨き時間の確保とモチベーションの維持 毛先ラウンド加工 過圧 コントローラー 反転運動をソフトモード に自動移行 8,800回 分 6,500回 分 毛先を精密に丸く加工 歯と歯肉を 傷つけること なく 優しくブ ラッシングで きます コクラン コラボレーション (Cochrane Collaboration) は 世界的に急速に展開している治療 予防に関する医療技術を評価するプロジェク トです 1992年にイギリスの国民保健サービスの一環として始まりました 無作為化比較試験を中心に 世界中の臨床試験のシステマティッ ク レビューを行い その結果を 医療関係者や医療政策決定者 さらには消費者に届け 合理的な意思決定に供することを目的としています Minds 医療情報サービス事業Minds マインズ は 日本医療機能評価機構が実施する医療情報サービスです 厚生労働科学研究費補助金 を受けて平成14年度から準備を開始し 平成16年5月から一般公開を開始しております こちらではコクラン コラボレーションの 口腔保健のための手用歯ブラシと電動歯ブラシの比較について の要約の日本語訳をご覧いただけます 39
22 Porphyromonas gingivalistreponema denticola Tannerella forsythia Actinobacillus actinomycetemcomitans Prevotella intermedia. Porphyromonas gingivalis Porphyromonas gingivalis Porphyromonas gingivalis Fusobacterium nucleatum P. gingivalis Aggregatibacter actinomycetemcomitans 40 41
23 Helicobacter pylori Helicobacter pylori Helicobacter pylori Helicobacter pylori Campylobacter rectus Helicobacter pylori Helicobacter pylori 42 43
24 Memo
<4D F736F F D F4390B38CE3816A90528DB88C8B89CA2E646F63>
学位論文の内容の要旨 論文提出者氏名 論文審査担当者 論文題目 主査 荒川真一 御給美沙 副査木下淳博横山三紀 Thrombospondin-1 Production is Enhanced by Porphyromonas gingivalis Lipopolysaccharide in THP-1 Cells ( 論文の内容の要旨 ) < 要旨 > 歯周炎はグラム陰性嫌気性細菌によって引き起こされる慢性炎症性疾患であり
糖尿病診療における早期からの厳格な血糖コントロールの重要性
2018 年 4 月 18 日放送 口腔内細菌と全身感染症 九州大学大学院歯周病学分野教授西村英紀はじめに本日は 口腔内細菌による感染症のお話をします 口腔内の感染症の代表は虫歯と歯周病です 虫歯菌は歯の表面で増殖し酸を産生することで歯を溶かす病気ですが 全身感染症との関連で大事なのは歯周病です なぜなら虫歯が歯の表面の感染であるのに対し 歯周病は生体内部への感染を惹き起こす恐れがあるからです 歯周病の進行歯周病は歯と歯茎の間に介在する狭くて浅い歯肉溝と呼ばれる溝に歯周病細菌が感染
接歯や粘膜上皮に付着できない菌も組織定着が可能です ( 図 2) 口腔ケアが低下し異菌種間の凝集を仲介する細菌種の Fusobacterium や Actinomyces などが増えると プラーク量は一気に増加します ( 図 2) 徐々にプラーク内の嫌気度が増し 歯周病原菌 Porphyromona
2012 年 7 月 25 放送 口腔内細菌の全身疾患への関わり 日本大学歯学部細菌学教授落合邦康歯周病と全身疾患う蝕と歯周病は口腔の二大疾患ですが 近年 歯周病がさまざまな全身性疾患の誘因となる可能性を示す基礎研究や臨床研究が数多く報告されています 歯周病は国民の約 80% 以上が感染し 推定患者数 6000 万人ともいわれ 歯を喪失する最も大きな原因です 歯周病と全身疾患との関連性を科学的根拠に基づいて双方向的に解析する学問領域は
2015 年 11 月 5 日 乳酸菌発酵果汁飲料の継続摂取がアトピー性皮膚炎症状を改善 株式会社ヤクルト本社 ( 社長根岸孝成 ) では アトピー性皮膚炎患者を対象に 乳酸菌 ラクトバチルスプランタルム YIT 0132 ( 以下 乳酸菌 LP0132) を含む発酵果汁飲料 ( 以下 乳酸菌発酵果
2015 年 11 月 5 日 乳酸菌発酵果汁飲料の継続摂取がアトピー性皮膚炎症状を改善 株式会社ヤクルト本社 ( 社長根岸孝成 ) では アトピー性皮膚炎患者を対象に 乳酸菌 ラクトバチルスプランタルム YIT 0132 ( 以下 乳酸菌 LP0132) を含む発酵果汁飲料 ( 以下 乳酸菌発酵果汁飲料 ) の飲用試験を実施した結果 アトピー性皮膚炎症状を改善する効果が確認されました なお 本研究成果は
5. 死亡 (1) 死因順位の推移 ( 人口 10 万対 ) 順位年次 佐世保市長崎県全国 死因率死因率死因率 24 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 位 26 悪性新生物 350
5. 死亡 () 死因順位の推移 ( 人口 0 万対 ) 順位年次 佐世保市長崎県全国 死因率死因率死因率 24 悪性新生物 328.4 悪性新生物 337.0 悪性新生物 286.6 25 悪性新生物 377.8 悪性新生物 354. 悪性新生物 290.3 位 26 悪性新生物 350.3 悪性新生物 355.7 悪性新生物 290.3 27 悪性新生物 332.4 悪性新生物 35. 悪性新生物
研究成果報告書
様式 C-19 科学研究費補助金研究成果報告書 平成 21 年 5 月 20 日現在 研究種目 : 基盤研究 (C) 研究期間 :2007~2008 課題番号 :19592419 研究課題名 ( 和文 ) 漢方薬による歯周疾患治療への応用とその作用機序解明 研究課題名 ( 英文 ) Application of Kampo medicine to periodontal disease treatment
咀嚼能力と死亡リスクの関係も調べられていて 噛めない食品が 1 品目増えるとそれ だけ死亡しやすくなります 歯が 1 本減ると寿命は 2.8% 低下し 2 本だと 5.6% 5 本では 14% 寿命が減ります 噛むことは生きることであることがわかります 抜くも地獄 抜かぬも地獄 歯周病が悪化して抜歯
2014 年 4 月 16 日放送 歯周病と全身感染症 鶴見大学探索歯学教授花田信弘はじめに歯周病は細菌感染症です 歯周病の病原体は口腔に限局することなく菌血症により全身に広がり 様々な臓器に感染を引き起こします このような感染を異所性感染といいます 歯周病は生活習慣病の原因となる慢性炎症巣を歯原性菌血症により全身に拡げているのです 歯科医療は抜歯 根管治療 歯周治療によって慢性炎症巣を取り除く医療です
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総数 第 1 位第 2 位第 3 位第 4 位第 5 位 総数 悪性新生物 25,916 心疾患 14,133 肺炎 7,239 脳血管疾患 5,782 老衰 4,483 ( 29.8) ( 16.2) ( 8.3) ( 6.6) ( 5.1) PAGE - 1 0 歳 先天奇形 変形及び染色体異 38 胎児及び新生児の出血性障害 10 周産期に特異的な呼吸障害及 9 不慮の事故 9 妊娠期間及び胎児発育に関連
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1 1 がん化学療法を始める前に がん化学療法を行うときは, その目的を伝え なぜ, 化学療法を行うか について患者の理解と同意を得ること ( インフォームド コンセント ) が必要である. 病理組織, 病期が決定したら治療計画を立てるが, がん化学療法を治療計画に含める場合は以下の場合である. 切除可能であるが, 何らかの理由で手術を行わない場合. これには, 導入として行う場合と放射線療法との併用で化学療法を施行する場合がある.
系統看護学講座 クイックリファレンス 2012年 母性看護学
母性看護学 母性看護学 目標 Ⅰ. 母性看護の対象となる人々 関連する保健医療の仕組み 倫理的問題 人間の性と生殖のしくみについての理解を問う 1 母性看護の概念 母性看護の主な概念 a 母性の概念 母性の発達 母性看護学 [1]( 母性看護学概論 ): 第 1 章 母性とは (p.2 12) 公衆衛生 : 第 5 章 C リプロダクティヴ ヘルス / ライツ (p.115 130) 家族論 家族関係論
図 B 細胞受容体を介した NF-κB 活性化モデル
60 秒でわかるプレスリリース 2007 年 12 月 17 日 独立行政法人理化学研究所 免疫の要 NF-κB の活性化シグナルを増幅する機構を発見 - リン酸化酵素 IKK が正のフィーッドバックを担当 - 身体に病原菌などの異物 ( 抗原 ) が侵入すると 誰にでも備わっている免疫システムが働いて 異物を認識し 排除するために さまざまな反応を起こします その一つに 免疫細胞である B 細胞が
ヒト慢性根尖性歯周炎のbasic fibroblast growth factor とそのreceptor
α μ μ μ μ 慢性化膿性根尖性歯周炎の病態像 Ⅰ型 A D Ⅱ型 E H Ⅰ型では 線維芽細胞と新生毛細血管が豊富で線維成分 に乏しく マクロファージ リンパ球や形質細胞を主とす る炎症性細胞の多数浸潤を認める Ⅱ型では Ⅰ型よりも線維成分が多く 肉芽組織中の炎 症性細胞浸潤や新生毛細管血管の減少や Ⅰ型よりも太い 膠原線維束の形成を認める A C E G B D F H A B E F HE
<4D F736F F F696E74202D FAC8E998E9589C88A7789EF837C E815B FAC90CE2E707074>
幼児期における受動喫煙 の口腔への影響 - 歯肉色素沈着と 尿中コチニン濃度との関連 - 岡山大学小児歯科小石剛 緒言 目的 対象 緒言 : これまで小児期における受動喫煙の影響は報告されているものの 幼児期における受動喫煙と歯肉色素沈着についてはあまり報告されておらず それらの報告は必ずしも一致した意見は得られていない * 受動喫煙と関連する 小児の疾患 * < 全身疾患 > 虚血性心疾患下気道疾患呼吸器疾患アレルギー性喘息肺機能の低下小児メタボリック症候群注意欠陥性多動性障害
ただ太っているだけではメタボリックシンドロームとは呼びません 脂肪細胞はアディポネクチンなどの善玉因子と TNF-αや IL-6 などという悪玉因子を分泌します 内臓肥満になる と 内臓の脂肪細胞から悪玉因子がたくさんでてきてしまい インスリン抵抗性につながり高血糖をもたらします さらに脂質異常症
糖尿病ってなに メタボってなに メタボリックシンドロームってなに メタボ という言葉は テレビや新聞 インターネットで良く見かけると思います メタボは メタボリックシンドロームの略で 内臓脂肪が多くて糖尿病をはじめとする生活習慣病になりやすく 心臓病や脳などの血管の病気につながりやすい状況をいいます 具体的には糖尿病の境界型や 高血圧 脂質異常症 肥満などは 糖尿病の発症や心臓や血管の病気につながりや
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1 心房細動は, 循環器医のみならず一般臨床医も遭遇することの多い不整脈で, 明らかな基礎疾患を持たない例にも発症し, その有病率は加齢とともに増加する. 動悸などにより QOL が低下するのみならず, しばしば心機能低下, 血栓塞栓症を引き起こす原因となり, 日常診療上最も重要な不整脈のひとつである. 1 [A] 米国の一般人口における心房細動の有病率については,4 つの疫学調査をまとめた Feinberg
られる 糖尿病を合併した高血圧の治療の薬物治療の第一選択薬はアンジオテンシン変換酵素 (ACE) 阻害薬とアンジオテンシン II 受容体拮抗薬 (ARB) である このクラスの薬剤は単なる降圧効果のみならず 様々な臓器保護作用を有しているが ACE 阻害薬や ARB のプラセボ比較試験で糖尿病の新規
論文の内容の要旨 論文題目アンジオテンシン受容体拮抗薬テルミサルタンの メタボリックシンドロームに対する効果の検討 指導教員門脇孝教授 東京大学大学院医学系研究科 平成 19 年 4 月入学 医学博士課程 内科学専攻 氏名廣瀬理沙 要旨 背景 目的 わが国の死因の第二位と第三位を占める心筋梗塞や脳梗塞などの心血管疾患を引き起こす基盤となる病態として 過剰なエネルギー摂取と運動不足などの生活習慣により内臓脂肪が蓄積する内臓脂肪型肥満を中心に
肝臓の細胞が壊れるる感染があります 肝B 型慢性肝疾患とは? B 型慢性肝疾患は B 型肝炎ウイルスの感染が原因で起こる肝臓の病気です B 型肝炎ウイルスに感染すると ウイルスは肝臓の細胞で増殖します 増殖したウイルスを排除しようと体の免疫機能が働きますが ウイルスだけを狙うことができず 感染した肝
エンテカビル トーワ を服用されている方へ B 型慢性肝疾患の治療のために 監修 国立大学法人高知大学医学部消化器内科学講座 教授西原利治先生 施設名 2017 年 10 月作成 (C-1) 肝臓の細胞が壊れるる感染があります 肝B 型慢性肝疾患とは? B 型慢性肝疾患は B 型肝炎ウイルスの感染が原因で起こる肝臓の病気です B 型肝炎ウイルスに感染すると ウイルスは肝臓の細胞で増殖します 増殖したウイルスを排除しようと体の免疫機能が働きますが
は減少しています 膠原病による肺病変のなかで 関節リウマチに合併する気道病変としての細気管支炎も DPB と類似した病像を呈するため 鑑別疾患として加えておく必要があります また稀ではありますが 造血幹細胞移植後などに併発する移植後閉塞性細気管支炎も重要な疾患として知っておくといいかと思います 慢性
2012 年 9 月 5 放送 慢性気道感染症の管理 マクロライドを中心に 大分大学総合内科学第二教授門田淳一今回は 慢性気道感染症の管理について マクロライド系抗菌薬の有用性を中心にお話しいたします 慢性気道感染症の病態最初に慢性気道感染症の病態についてお話ししたいと思います 気道は上気道と下気道に分けられます 上気道とは解剖学的に鼻前庭に始まり 鼻腔 咽頭 喉頭を経て気管までの空気の通り道を指し
平成14年度研究報告
平成 14 年度研究報告 研究テーマ 多嚢胞性卵巣発症に関する遺伝性素因の解析 - PCO の解析 - 北海道大学大学院医学研究科 助手菅原照夫 現所属 : 北海道大学大学院医学研究科 医学部連携研究センター サマリー 多嚢胞性卵巣 (PCO) は生殖可能年齢の婦人の 5 10% に発症する内分泌疾患である 臨床症状は 月経不順 多毛 肥満 排卵障害が主な特徴であり 難治性の不妊症の主な原因である
スライド 1
1. 血液の中に存在する脂質 脂質異常症で重要となる物質トリグリセリド ( 中性脂肪 :TG) 動脈硬化に深く関与する 脂質の種類 トリグリセリド :TG ( 中性脂肪 ) リン脂質 遊離脂肪酸 特徴 細胞の構成成分 ホルモンやビタミン 胆汁酸の原料 動脈硬化の原因となる 体や心臓を動かすエネルギーとして利用 皮下脂肪として貯蔵 動脈硬化の原因となる 細胞膜の構成成分 トリグリセリド ( 中性脂肪
~ 副腎に腫瘍がある といわれたら ~ 副腎腫瘍? そもそも 副腎って何? 小さいけれど働き者の 副腎 副腎は 左右の腎臓の上にある臓器です 副腎皮質ホルモンやカテコラミンと呼ばれる 生命や血圧を維持するために欠かせない 重要なホルモンを分泌している大切な臓器です 副腎 副腎 NEXT ホルモンって 何? 全身を調整する大切な ホルモン 特定の臓器 ( 内分泌臓器 ) から血液の中に出てくる物質をホルモンと呼びます
健康な生活を送るために（高校生用）第2章 喫煙、飲酒と健康 その2
11 1 長期にわたる大量飲酒が 引き起こす影響 脳への影響 アルコールは 脳の神経細胞に影響を及ぼし その結果 脳が縮んでいきます 脳に対 するアルコールの影響は 未成年者で特に強いことが知られています 写真B 写真Ａ 正常な脳のＣＴ 写真C 写真D アルコール 依 存 症 患者の脳の 正常な脳のＣＴ Aに比べてやや CT Aとほぼ同じ高さの位置の 低い位置の断面 断面 脳の外側に溝ができ 中央
口腔内細菌コントロールによる感染予防
口腔内細菌コントロールによる感染予防 学習内容 1. 口腔内細菌の特徴 2. 口腔内細菌と関係する全身疾患 3. 実際の口腔衛生管理法 口腔内細菌の特徴 (1) 1. 口腔内細菌の密度は極めて高い 歯垢 ( デンタルプラーク ) には便と同等の密度の菌数が存在する 口腔内細菌の特徴 (2) 2. 口腔内細菌は細菌バイオフィルムを形成する 1) 口腔内細菌は歯表面に凝集し, 多糖体を産生しながら細菌バイオフィルムを形成して増殖する
1 基本健康診査基本健康診査は 青年期 壮年期から受診者自身が自分の健康に関心を持ち 健康づくりに取り組むきっかけとなることを目的に実施しています 心臓病や脳卒中等の生活習慣病を予防するために糖尿病 高血圧 高脂血症 高尿酸血症 内臓脂肪症候群などの基礎疾患の早期発見 生活習慣改善指導 受診指導を実
6 健康づくり 生きがいづくりの推進 (1) 健康づくり 老人保健事業の推進 住民が罹患している疾病全体に占めるがん 脳卒中 心臓病 糖尿病等の生活習慣病の割合が増加しており 生活習慣病を予防することが重要です また 高齢化と共に寝たきりなどの介護を要する高齢者が増加しています 介護を要する状態になることや その状態の悪化を予防することは大きな課題です 健康増進 介護予防で早世を予防し 生きがいある生活ができる
院内がん登録における発見経緯 来院経路 発見経緯がん発見のきっかけとなったもの 例 ) ; を受けた ; 職場の健康診断または人間ドックを受けた 他疾患で経過観察中 ; 別の病気で受診中に偶然 がん を発見した ; 解剖により がん が見つかった 来院経路 がん と診断された時に その受診をするきっ
15 年 12 月時点 院内がん登録統計 (13 年 ) 登録対象 当院で診断された または治療された がん 当院で がん と判明した場合や他施設から がん の治療のためにされた場合に登録 診断された時点で登録を行うため 治療実績 手術件数などとは件数が異なります 例 )A さんは X 医院で胃がんと診断され 治療のために当院に来院された 胃がん を登録 1 腫瘍 1 登録 1 人が複数の部位に がん
10,000 L 30,000 50,000 L 30,000 50,000 L 図 1 白血球増加の主な初期対応 表 1 好中球増加 ( 好中球 >8,000/μL) の疾患 1 CML 2 / G CSF 太字は頻度の高い疾患 32
白血球増加の初期対応 白血球増加が 30,000~50,000/μL 以上と著明であれば, 白血病の可能性が高い すぐに専門施設 ( ) に紹介しよう ( 図 1) 白血球増加があれば, まず発熱など感染症を疑う症状 所見に注目しよう ( 図 1) 白血球増加があれば, 白血球分画を必ずチェックしよう 成熟好中球 ( 分葉核球や桿状核球 ) 主体の増加なら, 反応性好中球増加として対応しよう ( 図
手術や薬品などを用いて 人工的に胎児とその付属物を母体外に排出することです 実施が認められるのは 1 妊娠の継続又は分娩が 身体的又は経済的理由により母体の健康を著しく害する恐れがあるもの 2 暴行もしくは脅迫によって妊娠の場合母体保護法により母体保護法指定医だけが施行できます 妊娠 22 週 0
性犯罪被害に遭ったときや避妊に失敗した時などに 内服薬で緊急的に避妊する方法です ポイント 性交から内服まで 72 時間 (3 日間 ) を超えないようにしましょう 受診時のポイント 受診する場合は 事前に産婦人科に連絡しましょう 健康保険は適応されません( 犯罪被害の場合 警察に届けることで公費負担の制度を利用することができます ) 16 手術や薬品などを用いて 人工的に胎児とその付属物を母体外に排出することです
下痢 消化管粘膜が損傷をうけるために起こります 好中球 白血球 減少による感 染が原因の場合もあります セルフケアのポイント 症状を和らげる 下痢になると 体の水分と電解質 ミネラル が失われるので ミネラルバ ランスのとれたスポーツドリンクなどで十分補うようにしましょう 冷えすぎた飲み物は 下痢を悪化させることがあるので控えましょう おなかが冷えないよう腹部の保温を心がけましょう 下痢のひどいときは
ROCKY NOTE 食物アレルギー ( ) 症例目を追加記載 食物アレルギー関連の 2 例をもとに考察 1 例目 30 代男性 アレルギーについて調べてほしいというこ
食物アレルギー (100909 101214) 101214 2 症例目を追加記載 食物アレルギー関連の 2 例をもとに考察 1 例目 30 代男性 アレルギーについて調べてほしいということで来院 ( 患者 ) エビやカニを食べると唇が腫れるんです 多分アレルギーだと思うんですが 検査は出来ますか? ( 私 ) 検査は出来ますが おそらく検査をするまでも無く アレルギーだと思いますよ ( 患者 )
2012 年 11 月 21 日放送 変貌する侵襲性溶血性レンサ球菌感染症 北里大学北里生命科学研究所特任教授生方公子はじめに b 溶血性レンサ球菌は 咽頭 / 扁桃炎や膿痂疹などの局所感染症から 髄膜炎や劇症型感染症などの全身性感染症まで 幅広い感染症を引き起こす細菌です わが国では 急速な少子
2012 年 11 月 21 日放送 変貌する侵襲性溶血性レンサ球菌感染症 北里大学北里生命科学研究所特任教授生方公子はじめに b 溶血性レンサ球菌は 咽頭 / 扁桃炎や膿痂疹などの局所感染症から 髄膜炎や劇症型感染症などの全身性感染症まで 幅広い感染症を引き起こす細菌です わが国では 急速な少子 高齢化社会を迎えていますが 基礎疾患を有する人々の増加とともに これらの菌による市中での侵襲性感染症が再び増加しており
わが国における糖尿病と合併症発症の病態と実態糖尿病では 高血糖状態が慢性的に継続するため 細小血管が障害され 腎臓 網膜 神経などの臓器に障害が起こります 糖尿病性の腎症 網膜症 神経障害の3つを 糖尿病の三大合併症といいます 糖尿病腎症は進行すると腎不全に至り 透析を余儀なくされますが 糖尿病腎症
2009 年 4 月 27 日放送 糖尿病診療における早期からの厳格血糖コントロールの重要性 東京大学大学院医学系研究科糖尿病 代謝内科教授門脇孝先生 平成 19 年糖尿病実態調査わが国では 生活習慣の欧米化により糖尿病患者の数が急増しており 2007 年度の糖尿病実態調査では 糖尿病が強く疑われる方は 890 万人 糖尿病の可能性が否定できない方は 1,320 万人と推定されました 両者を合計すると
10 年相対生存率 全患者 相対生存率 (%) (Period 法 ) Key Point 1
(ICD10: C81 85, C96 ICD O M: 9590 9729, 9750 9759) 治癒モデルの推定結果が不安定であったため 治癒モデルの結果を示していない 203 10 年相対生存率 全患者 相対生存率 (%) 71 68 50 53 52 45 47 1993 1997 1998 2001 2002 2006 2002 2006 (Period 法 ) 43 38 41 76
インスリンが十分に働かない ってどういうこと 糖尿病になると インスリンが十分に働かなくなり 血糖をうまく細胞に取り込めなくなります それには ２つの仕組みがあります ( 図２ インスリンが十分に働かない ) ①インスリン分泌不足 ②インスリン抵抗性 インスリン 鍵 が不足していて 糖が細胞の イン
糖尿病ってなに 糖尿病は インスリンが十分に働かないために 血液中を流れるブドウ糖という糖 血糖 が増えてしまう病気です インスリンは膵臓から出るホルモンであり 血糖を一定の範囲におさめる働きを担っています 血糖の濃度 血糖値 が何年間も高いままで放置されると 血管が傷つき 将来的に心臓病や 失明 腎不全 足 の切断といった より重い病気 糖尿病の慢性合併症につながります また 著しく高い血糖は それだけで昏睡
Microsoft Word - 1 糖尿病とは.doc
２ 糖尿病の症状がは っきりしている人 尿糖が出ると多尿となり 身体から水分が失われ 口渇 多飲などが現れます ブドウ糖が利用されないため 自分自身の身体(筋肉や脂肪)を少しずつ使い始めるので 疲れ やすくなり 食べているのにやせてきます ３ 昏睡状態で緊急入院 する人 著しい高血糖を伴う脱水症や血液が酸性になること(ケトアシドーシス)により 頭痛 吐き気 腹痛などが出現し すみやかに治療しなければ数日のうちに昏睡状態に陥ります
標準的な健診・保健指導の在り方に関する検討会
第 3 章保健指導対象者の選定と階層化 (1) 保健指導対象者の選定と階層化の基準 1) 基本的考え方生活習慣病の予防を期待できる内臓脂肪症候群 ( メタボリックシンドローム ) の選定及び階層化や 生活習慣病の有病者 予備群を適切に減少させることができたかを的確に評価するために 保健指導対象者の選定及び階層化の標準的な数値基準が必要となる 2) 具体的な選定 階層化の基準 1 内臓脂肪型肥満を伴う場合の選定内臓脂肪蓄積の程度を判定するため
60 秒でわかるプレスリリース 2006 年 4 月 21 日 独立行政法人理化学研究所 敗血症の本質にせまる 新規治療法開発 大きく前進 - 制御性樹状細胞を用い 敗血症の治療に世界で初めて成功 - 敗血症 は 細菌などの微生物による感染が全身に広がって 発熱や機能障害などの急激な炎症反応が引き起
60 秒でわかるプレスリリース 2006 年 4 月 21 日 独立行政法人理化学研究所 敗血症の本質にせまる 新規治療法開発 大きく前進 - 制御性樹状細胞を用い 敗血症の治療に世界で初めて成功 - 敗血症 は 細菌などの微生物による感染が全身に広がって 発熱や機能障害などの急激な炎症反応が引き起こされる病態です 免疫力が低下している場合に 急性腎盂腎炎や肺炎 急性白血病 肝硬変 悪性腫瘍などさまざまな疾患によって誘発され
歯や口腔の健康について
お口の健康のはなし 目次 はじめに 1 女性勤労者の皆さんへ 2 2 歳代の方へ 3 3 歳代の方へ 4 4 歳代の方へ 歳代の方へ 6 口腔ケアについて 7 定期歯科健診のすすめ 8 はじめに 一般に 女性ホルモンと歯周病は関連があることから 女性勤労者においてはそれぞれのライフステージに合わせた口腔衛生が必要であると考えました そこで当センターでは 女性勤労者の年代ごとの歯科通院の実態や口腔衛生の状況を明らかにすることで
Microsoft Word - ４４－第４編頭紙.doc
別紙 2 レセプト分析対象病名等一覧 ( 優先順 ) 疾病と治療疾患名 ICD10 コード点数コード 1 糖尿病糖尿病 E11~E14 2 インスリン療法インスリン在宅自己注射指導管理料点数コード レセ電算コード C101 3 高血圧症 高血圧症 I10 本態性高血圧症 I10 4 高脂血症 高脂血症 E785 高 HDL 血症 E780 高 LDL 血症 E780 高トリグリセライド血症 E781
子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱
第一総則 子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱 一目的 けいりこの法律は 子宮頸がんの罹患が女性の生活の質に多大な影響を与えるものであり 近年の子宮頸が んの罹患の若年化の進行が当該影響を一層深刻なものとしている状況及びその罹患による死亡率が高い 状況にあること並びに大部分の子宮頸がんにヒトパピローマウイルスが関与しており 予防ワクチンの 接種及び子宮頸部の前がん病変 ( 子宮頸がんに係る子宮頸部の異形成その他の子宮頸がんの発症前にお
汎発性膿疱性乾癬のうちインターロイキン 36 受容体拮抗因子欠損症の病態の解明と治療法の開発について ポイント 厚生労働省の難治性疾患克服事業における臨床調査研究対象疾患 指定難病の 1 つである汎発性膿疱性乾癬のうち 尋常性乾癬を併発しないものはインターロイキン 36 1 受容体拮抗因子欠損症 (
平成 29 年 3 月 1 日 汎発性膿疱性乾癬のうちインターロイキン 36 受容体拮抗因子欠損症の病態の解明と治療法の開発について 名古屋大学大学院医学系研究科 ( 研究科長 髙橋雅英 ) 皮膚科学の秋山真志 ( あきやままさし ) 教授 柴田章貴 ( しばたあきたか ) 客員研究者 ( 岐阜県立多治見病院皮膚科医長 ) 藤田保健衛生大学病院皮膚科の杉浦一充 ( すぎうらかずみつ 前名古屋大学大学院医学系研究科准教授
卵管の自然免疫による感染防御機能 Toll 様受容体 (TLR) は微生物成分を認識して サイトカインを発現させて自然免疫応答を誘導し また適応免疫応答にも寄与すると考えられています ニワトリでは TLR-1(type1 と 2) -2(type1 と 2) -3~ の 10
健康な家畜から安全な生産物を 安全な家畜生産物を生産するためには家畜を衛生的に飼育し健康を保つことが必要です そのためには 病原体が侵入してきても感染 発症しないような強靭な免疫機能を有していることが大事です このような家畜を生産するためには動物の免疫機能の詳細なメカニズムを理解することが重要となります 我々の研究室では ニワトリが生産する卵およびウシ ヤギが生産する乳を安全に生産するために 家禽
10038 W36-1 ワークショップ 36 関節リウマチの病因 病態 2 4 月 27 日 ( 金 ) 15:10-16:10 1 第 5 会場ホール棟 5 階 ホール B5(2) P2-203 ポスタービューイング 2 多発性筋炎 皮膚筋炎 2 4 月 27 日 ( 金 ) 12:4
10001 P1-089 ポスタービューイング 1 関節リウマチの治療 :DMARDs NSAIDs 4 月 26 日 ( 木 ) 13:20-14:40 - ポスター 展示会場ホール E B2 階 ホール E 10002 P2-041 ポスタービューイング 2 関節リウマチの治療評価と予測 2 4 月 27 日 ( 金 ) 12:40-14:00 - ポスター 展示会場ホール E B2 階 ホール
解禁日時 :2019 年 2 月 4 日 ( 月 ) 午後 7 時 ( 日本時間 ) プレス通知資料 ( 研究成果 ) 報道関係各位 2019 年 2 月 1 日 国立大学法人東京医科歯科大学 国立研究開発法人日本医療研究開発機構 IL13Rα2 が血管新生を介して悪性黒色腫 ( メラノーマ ) を
解禁日時 :2019 年 2 月 4 日 ( 月 ) 午後 7 時 ( 日本時間 ) プレス通知資料 ( 研究成果 ) 報道関係各位 2019 年 2 月 1 日 国立大学法人東京医科歯科大学 国立研究開発法人日本医療研究開発機構 IL13Rα2 が血管新生を介して悪性黒色腫 ( メラノーマ ) を進展させるしくみを解明 難治がんである悪性黒色腫の新規分子標的治療法の開発に期待 ポイント 難治がんの一つである悪性黒色腫
「手術看護を知り術前･術後の看護につなげる」
2017 年 2 月 1 日 作成者 : 山田さおり 慢性心不全看護エキスパートナース育成コース 1. 目的江南厚生病院に通院あるいは入院している心不全患者に質の高いケアを提供できるようになるために 看護師が慢性心不全看護分野の知識や技術を習得することを目的とする 2. 対象レベルⅡ 以上で各分野の知識と技術習得を希望する者 ( 今年度は院内スタッフを対象にしています ) 期間中 80% 以上参加できる者
「 」 説明および同意書
EDP( エトポシド + ドキソルビシン + シスプラチン ) 療法 説明および同意書 四国がんセンター泌尿器科 患者氏名 ( ) さん 御本人さんのみへの説明でよろしいですか? ( 同席者の氏名をすべて記載 ) ( ( はい ) ) < 病名 > 副腎がん 転移部位 ( ) < 治療 > EDP 療法 (E: エトポシド D: ドキソルビシン P: シスプラチン ) < 治療開始予定日 > 平成
緑膿菌 Pseudomonas aeruginosa グラム陰性桿菌 ブドウ糖非発酵 緑色色素産生 水まわりなど生活環境中に広く常在 腸内に常在する人も30%くらい ペニシリンやセファゾリンなどの第一世代セフェム 薬に自然耐性 テトラサイクリン系やマクロライド系抗生物質など の抗菌薬にも耐性を示す傾
2 緑膿菌 Pseudomonas aeruginosa グラム陰性桿菌 ブドウ糖非発酵 緑色色素産生 水まわりなど生活環境中に広く常在 腸内に常在する人も30%くらい ペニシリンやセファゾリンなどの第一世代セフェム 薬に自然耐性 テトラサイクリン系やマクロライド系抗生物質など の抗菌薬にも耐性を示す傾向が強い 多剤耐性緑膿菌は5類感染症定点把握疾患 赤痢菌属 グラム陰性通性嫌気性桿菌 腸内細菌科
がん登録実務について
平成 28 年度東京都がん登録説明会資料 2-1 がん登録届出実務について (1) 1. 届出対象 2. 届出候補見つけ出し 3. 診断日 4. 届出票の作成例示 東京都地域がん登録室 1 1. 届出対象 1 原発部位で届出 2 入院 外来を問わず 当該腫瘍に対して 自施設を初診し 診断あるいは治療の対象 ( 経過観察を含む ) となった腫瘍を届出 3 届出対象となった腫瘍を 1 腫瘍 1 届出の形で届出
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NO. 95 平成 21 年 7 月 1 日発行 No.95 日本リウマチ財団ニュース 表 1 ACR-EULAR 関節リウマチ診断基準 分類基準 試案 eular 2009, 岡田正人 訳 上を診断とするかはこれから決 score 0 22 34 定され また この項目と点数 0 6 印象も受けるが 時代とともに PIP,MCP,MTP, 手関節 ４箇所以上非対称性 ４箇所以上対称性 10
研究の詳細な説明 1. 背景病原微生物は 様々なタンパク質を作ることにより宿主の生体防御システムに対抗しています その分子メカニズムの一つとして病原微生物のタンパク質分解酵素が宿主の抗体を切断 分解することが知られております 抗体が切断 分解されると宿主は病原微生物を排除することが出来なくなります
病原微生物を退治する新たな生体防御システムを発見 感染症の予防 治療法開発へ貢献する成果 キーワード : 病原性微生物 抗体 免疫逃避 免疫活性化 感染防御 研究成果のポイント 病原微生物の中には 免疫細胞が作る抗体の機能を無効化し 免疫から逃れるものの存在が知られていた 今回 病原微生物に壊された抗体を認識し 病原微生物を退治する新たな生体防御システムを発見 本研究成果によりマイコプラズマやインフルエンザなど
研究目的 1. 電波ばく露による免疫細胞への影響に関する研究 我々の体には 恒常性を保つために 生体内に侵入した異物を生体外に排除する 免疫と呼ばれる防御システムが存在する 免疫力の低下は感染を引き起こしやすくなり 健康を損ないやすくなる そこで 2 10W/kgのSARで電波ばく露を行い 免疫細胞
資料 - 生電 6-3 免疫細胞及び神経膠細胞を対象としたマイクロ波照射影響に関する実験評価 京都大学首都大学東京 宮越順二 成田英二郎 櫻井智徳多氣昌生 鈴木敏久 日 : 平成 23 年 7 月 22 日 ( 金 ) 場所 : 総務省第 1 特別会議室 研究目的 1. 電波ばく露による免疫細胞への影響に関する研究 我々の体には 恒常性を保つために 生体内に侵入した異物を生体外に排除する 免疫と呼ばれる防御システムが存在する
知っておきたい関節リウマチの検査 : 中央検査部医師松村洋子 そもそも 膠原病って何? 本来であれば自分を守ってくれるはずの免疫が 自分自身を攻撃するようになり 体のあちこちに炎 症を引き起こす病気の総称です 全身のあらゆる臓器に存在する血管や結合組織 ( 結合組織 : 体内の組織と組織 器官と器官
リウマチ膠原病通信 ( 第 9 回 ) ~ トピックス ~ 2018 年 6 月 10 日に高槻市障害学習センターでリウマチ市民公開講座を行いました 今年のリウマチ市民講座は下記の内容の講演でした 患者様の体験談 リウマチが教えてくれた : 宮崎惠子さん 知っておきたい関節リウマチの検査 : 中央検査部医師松村洋子 関節リウマチのリハビリテーション治療 ~ 知っておきたい 5 つのこと ~ リハビリテーション科作業療法士田村裕子
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2012 年 4 月更新作成者 : 宇根底亜希子 化学療法看護エキスパートナース育成計画 1. 目的江南厚生病院に通院あるいは入院しているがん患者に質の高いケアを提供できるようになるために 看護師が化学療法分野の知識や技術を習得することを目的とする 2. 対象者 1 ) レベル Ⅱ 以上で各分野の知識と技術習得を希望する者 2 ) 期間中 80% 以上参加できる者 3. 教育期間 時間間 1 年間の継続教育とする
No. 2 2 型糖尿病では 病態の一つであるインスリンが作用する臓器の慢性炎症が問題となっており これには腸内フローラの乱れや腸内から血液中に移行した腸内細菌がリスクとなります そのため 腸内フローラを適切に維持し 血液中への細菌の移行を抑えることが慢性炎症の予防には必要です プロバイオティクス飲
順天堂大学 No. 1 医療 健康 プロバイオティクス飲料の継続摂取が日本人 2 型糖尿病患者にもたらす効果 ~ 腸管バリア機能強化による慢性炎症の抑制の可能性 ~ 概要順天堂大学大学院医学研究科 代謝内分泌内科学の金澤昭雄准教授 佐藤淳子准教授 綿田裕孝教授 プロバイオティクス研究講座の山城雄一郎特任教授らの研究グループは 株式会社ヤクルト本社 ( 社長根岸孝成 ) との共同研究の成果として プロバイオティクス
新規遺伝子ARIAによる血管新生調節機構の解明
[PRESS RELEASE] No.KPUnews290004 2018 年 1 月 24 日神戸薬科大学企画 広報課 脂肪細胞のインスリンシグナルを調節し 糖尿病 メタボリック症候群の発症を予防 する新規分子の発見 日本人男性の約 30% 女性の約 20% は肥満に該当し 肥満はまさに国民病です 内臓脂肪の蓄積はインスリン抵抗性を引き起こし 糖尿病 メタボリック症候群の発症に繋がります 糖尿病
佐賀県肺がん地域連携パス様式 1 ( 臨床情報台帳 1) 患者様情報 氏名 性別 男性 女性 生年月日 住所 M T S H 西暦 電話番号 年月日 ( ) - 氏名 ( キーパーソンに ) 続柄居住地電話番号備考 ( ) - 家族構成 ( ) - ( ) - ( ) - ( ) - 担当医情報 医
佐賀県肺がん地域連携パス様式 1 ( 臨床情報台帳 1) 患者様情報 氏名 性別 男性 女性 生 住所 M T S H 西暦 電話番号 氏名 ( キーパーソンに ) 続柄居住地電話番号備考 家族構成 情報 医療機関名 診療科 住所 電話番号 紹介医 計画策定病院 (A) 連携医療機関 (B) 疾患情報 組織型 遺伝子変異 臨床病期 病理病期 サイズ 手術 有 無 手術日 手術時年齢 手術 有 無 手術日
づけられますが 最大の特徴は 緒言の中の 基本姿勢 でも述べられていますように 欧米のガイドラインを踏襲したものでなく 日本の臨床現場に則して 活用しやすい実際的な勧告が行われていることにあります 特に予防抗菌薬の投与期間に関しては 細かい術式に分類し さらに宿主側の感染リスクも考慮した上で きめ細
2016 年 4 月 13 日放送 術後感染予防抗菌薬適正使用のための実践ガイドラインのポイント 帝京大学外科教授福島亮治はじめにこのたび 日本化学療法学会と日本外科感染症学会が合同で作成した 術後感染予防抗菌薬適正使用のための実践ガイドライン が公開されました この領域における これまでのわが国のガイドラインといえば 日本感染症学会 日本化学療法学会共同編集の 2001 年の抗菌薬使用の手引き 2005
( 様式乙 8) 学位論文内容の要旨 論文提出者氏名 論文審査担当者 主査 教授 米田博 藤原眞也 副査副査 教授教授 黒岩敏彦千原精志郎 副査 教授 佐浦隆一 主論文題名 Anhedonia in Japanese patients with Parkinson s disease ( 日本人パー
( 様式乙 8) 学位論文内容の要旨 論文提出者氏名 論文審査担当者 主査 米田博 藤原眞也 副査副査 黒岩敏彦千原精志郎 副査 佐浦隆一 主論文題名 Anhedonia in Japanese patients with Parkinson s disease ( 日本人パーキンソン病患者における幸福感の喪失 ) 学位論文内容の要旨 目的 パーキンソン病 (PD) において 気分障害は非運動症状の中でも重要なものであり
CQ1: 急性痛風性関節炎の発作 ( 痛風発作 ) に対して第一番目に使用されるお薬 ( 第一選択薬と言います ) としてコルヒチン ステロイド NSAIDs( 消炎鎮痛剤 ) があります しかし どれが最適かについては明らかではないので 検討することが必要と考えられます そこで 急性痛風性関節炎の
[web 版資料 1 患者意見 1] この度 高尿酸血症 痛風の治療ガイドライン の第 3 回の改訂を行うことになり 鋭意取り組んでおります 診療ガイドライン作成に患者 市民の立場からの参加 ( 関与 ) が重要であることが認識され 診療ガイドライン作成では 患者の価値観 希望の一般的傾向 患者間の多様性を反映させる必要があり 何らかの方法で患者 市民の参加 ( 関与 ) に努めるようになってきております
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喫煙のがん全体の罹患に与える影響の大きさについて ( 詳細版 ) 1 喫煙のがん全体の罹患に与える影響の大きさについて 本内容は 英文雑誌 Preventive Medicine 2004; 38: 516-522 に発表した内容に準じたものです 2 背景 喫煙とがんとの因果関係は既に確立しています 現在 日本人の大半は喫煙の害を既に認識しており 今後の予防の焦点は喫煙対策に向けられています 喫煙対策を効果的に実施していくためには
情報提供の例
145 ヒアルロン酸 2( 肝硬変 ) 平成 22 年 6 月 21 日新規 平成 26 年 9 月 22 日更新 平成 30 年 2 月 26 日更新 取扱い原則として 肝硬変に対するヒアルロン酸は認められない 取扱いを定めた理由 肝硬変 では 既に肝の線維化が認められるものであり ヒアルロン酸の測定は 疾患の経過観察の参考とならない 39 リウマトイド因子 (RF)
2017 年 8 月 9 日放送 結核診療における QFT-3G と T-SPOT 日本赤十字社長崎原爆諫早病院副院長福島喜代康はじめに 2015 年の本邦の新登録結核患者は 18,820 人で 前年より 1,335 人減少しました 新登録結核患者数も人口 10 万対 14.4 と減少傾向にあります
2017 年 8 月 9 日放送 結核診療における QFT-3G と T-SPOT 日本赤十字社長崎原爆諫早病院副院長福島喜代康はじめに 2015 年の本邦の新登録結核患者は 18,820 人で 前年より 1,335 人減少しました 新登録結核患者数も人口 10 万対 14.4 と減少傾向にありますが 本邦の結核では高齢者結核が多いのが特徴です 結核診療における主な検査法を示します ( 図 1) 従来の細菌学的な抗酸菌の塗抹
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2008 No.236 2 4 5 6 7 9 8 11 10 12 [ ESSAY ] MY HOBBY IS RADIO PROGRAMS PRODUCTION 13 85 81 82 83 84 90 85 86 87 88 90 89 91 92 メタボ対策にもってこい 特定健診 特定健診 異常値を早期発見し 早期治療 へ導くための健診でした 異常値になる前にそのリスク対象者を発見して 生活習慣を改善し健康へ導くための健診です
弘前市 たばこの健康被害防止対策の指針
第 1 章本指針について たばこの健康影響について社会的関心が高まる中 科学的に明らかとなった受動喫煙による非喫煙者への健康影響を排除するため 国は 平成 15 年 5 月施行の 健康増進法 第 25 条において 学校 病院 官公庁施設 飲食店その他多数の者が利用する施設を管理する者は これらを利用する者について 受動喫煙を防止するために必要な措置を講ずるように努めなければならない としました 平成
第４章：施策と目標 ２：生活習慣病の発症予防と重症化予防の徹底（３）糖尿病（４）ＣＯＰＤ
4章(3) 糖尿病 第 4 章施策と目標第 糖尿病は すい臓から分泌されるインスリンというホルモンの働きが悪くなったり 量が少なかったりすることが原因で 血液中のブドウ糖 ( 身体を動かすエネルギー源 ) が正常に利用されず 結果的に血糖値が高くなる病気です 肥満や過食 運動不足などの生活習慣もその原因の一つになります 初期段階では特異な自覚症状もなく 放置すると心筋梗塞や脳梗塞をはじめとする様々な合併症を引き起こします
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メ モ 目次 地域連携クリテイカルパスについて手帳の使い方定期検診の検査と必要性術後の注意患者さん基本情報診療計画表 役割分担表診療経過 ( 連携医情報 ) 診療経過 ( 専門病院情報 ) 2 3 4 5 6 8 12 32 ー 1 ー 地域連携クリテイカルパスについて 地域連携クリテイカルパスは がんの診断 治療 定期的な検査などの診療を 複数の医療機関 ( 専門病院と地域のかかりつけ連携診療所
福島県のがん死亡の年次推移 福島県におけるがん死亡数は 女とも増加傾向にある ( 表 12) 一方 は 女とも減少傾向にあり 全国とほとんど同じ傾向にある 2012 年の全のを全国と比較すると 性では高く 女性では低くなっている 別にみると 性では膵臓 女性では大腸 膵臓 子宮でわずかな増加がみられ
福島県のがんの死亡の特徴 2012 年の別は 全でみると 性は 179.5 女性は 86.0 に対し 全国は性 175.7 女性は 90.3 であった 別にみると いずれもわずかであるが 性の胃や大腸 女性では膵臓や卵巣が全国より高く 肺は女とも全国より低くなっている ( 図 15) 図 15. 別 ( 人口 10 万対 ) 標準集計表 9 から作成 - 2012 年 ( 平成 24 年 ) - 性
2. 平成 9 年遠隔診療通知の 別表 に掲げられている遠隔診療の対象及び内 容は 平成 9 年遠隔診療通知の 2 留意事項 (3) イ に示しているとお り 例示であること 3. 平成 9 年遠隔診療通知の 1 基本的考え方 において 診療は 医師又は歯科医師と患者が直接対面して行われることが基本
事務連絡 平成 27 年 8 月 10 日 各都道府県知事殿 厚生労働省医政局長 情報通信機器を用いた診療 ( いわゆる 遠隔診療 ) について 遠隔診療については 情報通信機器を用いた診療 ( いわゆる 遠隔診療 ) について ( 平成 9 年 12 月 24 日付け健政発第 1075 号厚生省健康政策局長通知 以下 平成 9 年遠隔診療通知 という ) において その基本的考え方や医師法 ( 昭和
( 続紙 1 ) 京都大学 博士 ( 薬学 ) 氏名 大西正俊 論文題目 出血性脳障害におけるミクログリアおよびMAPキナーゼ経路の役割に関する研究 ( 論文内容の要旨 ) 脳内出血は 高血圧などの原因により脳血管が破綻し 脳実質へ出血した病態をいう 漏出する血液中の種々の因子の中でも 血液凝固に関
Title 出血性脳障害におけるミクログリアおよびMAPキナーゼ経路の役割に関する研究 ( Abstract_ 要旨 ) Author(s) 大西, 正俊 Citation Kyoto University ( 京都大学 ) Issue Date 2010-03-23 URL http://hdl.handle.net/2433/120523 Right Type Thesis or Dissertation
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禁煙 防煙教育プログラム ~ 母親 ( 両親 ) 教室 ~ 1 画像 妊娠 子育てと タバコ 読み原稿皆さんはタバコに対してどんな印象がありますか? くさい けむい 癌になりやすい リラックスできる など色々な印象があると思います 制作 : 横浜市衛生研究所感染症 疫学情報課 2 タバコの煙は 有害で不快 (200 種類以上の有害物質 ) 胎児に有害 ( 流産 早産の増加 出生児の体重減少 ) 子ども
学位論文の内容の要旨 論文提出者氏名 松尾祐介 論文審査担当者 主査淺原弘嗣 副査関矢一郎 金井正美 論文題目 Local fibroblast proliferation but not influx is responsible for synovial hyperplasia in a mur
学位論文の内容の要旨 論文提出者氏名 松尾祐介 論文審査担当者 主査淺原弘嗣 副査関矢一郎 金井正美 論文題目 Local fibroblast proliferation but not influx is responsible for synovial hyperplasia in a murine model of rheumatoid arthritis ( 論文内容の要旨 ) < 要旨
70 頭頸部放射線療法 放射線化学療法
頭頸部放射線療法 放射線化学療法の患者への歯科治療 口腔ケア (1) 総論 1) 頭頸部の放射線 化学放射線療法の特徴 2) 頭頸部がん放射線療法による口腔への影響 3) 頭頸部放射線療法における歯科の役割 (2) 放射線治療による口腔合併症 ( 有害事象 ) と対処 1) 局所療法と急性 晩期障害 2) 口腔粘膜炎 3) 口腔乾燥症 4) 歯性感染症 カンジダ性口内炎 5) 味覚異常 6) 放射線性骨髄炎
1 保健事業実施計画策定の背景 北海道の後期高齢者医療は 被保険者数が増加し 医療費についても増大している 全国的にも少子高齢化の進展 社会保障費の増大が見込まれる このような現状から 一層 被保険者の健康増進に資する保健事業の実施が重要となっており 国においても 保健事業実施計画 ( データヘルス
資料 2 平成 26 年 10 月 21 日第 2 回運営協議会用資料 北海道後期高齢者医療広域連合 保健事業実施計画骨子 ( 案 ) 概要 1 保健事業実施計画策定の背景 北海道の後期高齢者医療は 被保険者数が増加し 医療費についても増大している 全国的にも少子高齢化の進展 社会保障費の増大が見込まれる このような現状から 一層 被保険者の健康増進に資する保健事業の実施が重要となっており 国においても
報道発表資料 2006 年 4 月 13 日 独立行政法人理化学研究所 抗ウイルス免疫発動機構の解明 - 免疫 アレルギー制御のための新たな標的分子を発見 - ポイント 異物センサー TLR のシグナル伝達機構を解析 インターフェロン産生に必須な分子 IKK アルファ を発見 免疫 アレルギーの有効
60 秒でわかるプレスリリース 2006 年 4 月 13 日 独立行政法人理化学研究所 抗ウイルス免疫発動機構の解明 - 免疫 アレルギー制御のための新たな標的分子を発見 - がんやウイルスなど身体を蝕む病原体から身を守る物質として インターフェロン が注目されています このインターフェロンのことは ご存知の方も多いと思いますが 私たちが生まれながらに持っている免疫をつかさどる物質です 免疫細胞の情報の交換やウイルス感染に強い防御を示す役割を担っています
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1. 研修プログラムの特色 北海道医療大学歯科医師臨床研修プログラム 患者および家族とのより良い人間関係を築き 全人的な視点から得られた医療情報を理解し それに基づいた総合治療計画を立案する 歯科疾患予防および治療における基本的技能を身につけるとともに 自ら行なった処置の経過を観察 評価し 診断と治療に常にフィードバックする態度 習慣を身につける 2. 臨床研修の目標 ( 到達目標 ) 臨床研修の目標の概要歯科医師臨床研修の目標は
医療事故防止対策に関するワーキング・グループにおいて、下記の点につき協議検討する
大阪府立病院機構医療事故公表基準 1 公表の目的この基準は 府立 5 病院における医療事故の公表に関する取り扱いについて必要な事項を定めるものとする 病院職員は 次に掲げる公表の意義を正しく認識し 医療事故防止に努めるものとする (1) 病院職員が事故原因の分析や再発防止への取組みなどの情報を共有化し 医療における安全管理の徹底を図るため 自発的に医療事故を公表していくことが求められていること (2)
肥満者の多くが複数の危険因子を持っている 肥満のみ約 20% いずれか 1 疾患有病約 47% 肥満のみ 糖尿病 いずれか 2 疾患有病約 28% 3 疾患すべて有病約 5% 高脂血症 高血圧症 厚生労働省保健指導における学習教材集 (H14 糖尿病実態調査の再集計 ) より
平成 20 年 10 月 30 日 ( 木 ) 第 19 回上越地域職域健診懇談会 特定保健指導対象者を減少させるために 肥満者の多くが複数の危険因子を持っている 肥満のみ約 20% いずれか 1 疾患有病約 47% 肥満のみ 糖尿病 いずれか 2 疾患有病約 28% 3 疾患すべて有病約 5% 高脂血症 高血圧症 厚生労働省保健指導における学習教材集 (H14 糖尿病実態調査の再集計 ) より 危険因子が重なるほど脳卒中
(2) レパーサ皮下注 140mgシリンジ及び同 140mgペン 1 本製剤については 最適使用推進ガイドラインに従い 有効性及び安全性に関する情報が十分蓄積するまでの間 本製剤の恩恵を強く受けることが期待される患者に対して使用するとともに 副作用が発現した際に必要な対応をとることが可能な一定の要件
保医発 0331 第 9 号 平成 29 年 3 月 31 日 地方厚生 ( 支 ) 局医療課長都道府県民生主管部 ( 局 ) 国民健康保険主管課 ( 部 ) 長都道府県後期高齢者医療主管部 ( 局 ) 後期高齢者医療主管課 ( 部 ) 長 殿 厚生労働省保険局医療課長 ( 公印省略 ) 抗 PCSK9 抗体製剤に係る最適使用推進ガイドラインの策定に伴う留意事項の 一部改正について 抗 PCSK9
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妊娠中の糖代謝異常と母体 胎児への影響 産後のフォローアップ 母体 胎児への影響 妊娠糖尿病の方は 出産後に血糖値が正常化しても 将来 罹患するリスクが高い状態にあります 妊娠中の糖代謝異常 ます は成長促進作用もあることから 胎児が発育して巨大児になるなど 母体のみならず 胎児や生ま 既報では 妊娠糖尿病では 正常血糖の妊婦に比べてなるリスクが7.4倍とされています4 仮に罹患して気づかないでいると
第 3 節心筋梗塞等の心血管疾患 , % % % %
第 3 節心筋梗塞等の心血管疾患 2016 28 1,326 13.6% 2 528 40.0% 172 13.0% 2016 28 134 1.4% 9 10 1995 7 2015 27 14.8 5.5 10 25 75 2040 2015 27 1.4 9 75 PCI PCI 10 DPC 99.9% 98.6% 60 26 流出 クロス表 流出 検索条件 大分類 : 心疾患 年齢区分 :
複製 転載禁止 The Japan Diabetes Society, 2016 糖尿病診療ガイドライン 2016 CQ ステートメント 推奨グレード一覧 1. 糖尿病診断の指針 CQ なし 2. 糖尿病治療の目標と指針 CQ なし 3. 食事療法 CQ3-2 食事療法の実践にあたっての管理栄養士に
糖尿病診療ガイドライン 2016 1. 糖尿病診断の指針 2. 糖尿病治療の目標と指針 3. 食事療法 CQ3-2 食事療法の実践にあたっての管理栄養士による指導は有効か? 食事療法の実践にあたって, 管理栄養士による指導が有効である. 4. 運動療法 CQ4-2 2 型糖尿病患者に運動療法は有効か? 有酸素運動が, 血糖コントロール インスリン抵抗性 心肺機能 脂質代謝を改善し, 血圧を低下させる.
健康だより Vol.71（夏号）
亡率が減少傾向にあるものの 日本では依然として上昇傾向が 続いています いまや 人に１ 2,000 す 乳がんは 内臓や骨にで きるがんと違い身体の表面であ る乳房にできるので ご自身で 触診することで発見できる可能 性がある数少ないがんです 触 診でしこりを見つけるヒントと しては メロンパンを押すと中 ない乳房腫瘤です 一部の乳が 状のうち 以上は痛みを伴わ 性化したものです 乳がんの症 の通り道である乳管の細胞が悪
4 月 17 日 4 医療制度 2( 医療計画 ) GIO: 医療計画 地域連携 へき地医療について理解する SBO: 1. 医療計画について説明できる 2. 医療圏と基準病床数について説明できる 3. 在宅医療と地域連携について説明できる 4. 救急医療体制について説明できる 5. へき地医療につ
日付 時限 4 月 3 日 4 医療と社会ガイダンス GIO: 社会と医療の関係について理解する 内 容 SBO: 1. 医師としての公衆衛生の必要性を説明できる 2. 社会医学の概念について説明できる 3. 健康 疾病 障害の概念を説明できる 4. 社会構造 環境要因と健康 疾病との関連を説明できる 5. 予防医学について説明できる 4 月 4 日 5 医療制度 1( 医療施設 ) GIO: 医療施設について理解する
特定健康診査等実施計画 ( 第 2 期 ) ベルシステム 24 健康保険組合 平成 25 年 3 月 1 日
特定健康診査等実施計画 ( 第 2 期 ) ベルシステム 24 健康保険組合 平成 25 年 3 月 1 日 < 背景及び趣旨 > 我が国は国民皆保険のもと 誰もが安心して医療を受けることができる医療保険制度を実現し 世界有数の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた しかしながら 少子高齢化の急速な進展 国民生活や意識の変化を背景に 生活習慣病は国民医療費の約 3 分の 1 死亡原因の約 6 割を占めるに至っている
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新 年 明 けましておめでとうございます 第 1 区 第 2 区 人間ドック 受けっぱなしになっていませんか 共済組合では 組合員の皆様が 健康で充実した生活を過ごしていただくための疾病予防対策とし て 人間ドック受に要した費用の助成事業を行っています 今回 平成21年4月から平成22年3月までの1年間の間に人間ドックを受された組合員の方を 対象として どのような異常を発見されたかなどを調しました
説明書
説明書 研究課題 2 型糖尿病患者の歯周治療による血糖改善効果 にご協力ください 2 型糖尿病とは 1 インスリンの出る量が少なくなって起こる病気 2 肝臓や筋肉などの細胞がインスリン作用をあまり感じなくなる ( インスリンの働きが悪い ) ために ブドウ糖がうまく取り入れられなくなって起こる病気 インスリンとはからだの中で唯一血糖を下げるホルモンで 食後に血糖が上がらないように 調節するはたらきがあります
資料 3 1 医療上の必要性に係る基準 への該当性に関する専門作業班 (WG) の評価 < 代謝 その他 WG> 目次 <その他分野 ( 消化器官用薬 解毒剤 その他 )> 小児分野 医療上の必要性の基準に該当すると考えられた品目 との関係本邦における適応外薬ミコフェノール酸モフェチル ( 要望番号
資料 3 1 医療上の必要性に係る基準 への該当性に関する専門作業班 (WG) の評価 < 代謝 その他 WG> 目次 小児分野 医療上の必要性の基準に該当すると考えられた品目 との関係本邦における適応外薬ミコフェノール酸モフェチル ( 要望番号 ;II-231) 1 医療上の必要性の基準に該当しないと考えられた品目 本邦における適応外薬ミコフェノール酸モフェチル
Microsoft Word _前立腺がん統計解析資料.docx
治療症例数第 6 位 : (2015/1-2017/9) 統計解析資料 A) はじめに免疫治療効果の成否に大きく関与するT 細胞を中心とした免疫機構は 細胞内に進入した外来生物の排除ならびに対移植片拒絶や自己免疫疾患 悪性腫瘍の発生進展に深く関与している これら細胞性免疫機構は担癌者においてその機能の低下が明らかとなり 近年では腫瘍免疫基礎研究において各種免疫学的パラメータ解析によるエビデンスに基づいた治療手法が大きく注目されるようになった
Microsoft Word リウマチ肺の急性増悪.doc
関節リウマチ関連間質性肺疾患の急性増悪 : レトロスペクティブ症例対照研究 Acute exacerbation in rheumatoid arthritis-associated interstitial lung disease: a retrospective case control study BMJ Open. 2013 : e003132 研究の目的 : 関節リウマチ関連の間質性肺疾患
抗菌薬の殺菌作用抗菌薬の殺菌作用には濃度依存性と時間依存性の 2 種類があり 抗菌薬の効果および用法 用量の設定に大きな影響を与えます 濃度依存性タイプでは 濃度を高めると濃度依存的に殺菌作用を示します 濃度依存性タイプの抗菌薬としては キノロン系薬やアミノ配糖体系薬が挙げられます 一方 時間依存性
2012 年 1 月 4 日放送 抗菌薬の PK-PD 愛知医科大学大学院感染制御学教授三鴨廣繁抗菌薬の PK-PD とは薬物動態を解析することにより抗菌薬の有効性と安全性を評価する考え方は アミノ配糖体系薬などの副作用を回避するための薬物血中濃度モニタリング (TDM) の分野で発達してきました 近年では 耐性菌の増加 コンプロマイズド ホストの増加 新規抗菌薬の開発の停滞などもあり 現存の抗菌薬をいかに科学的に使用するかが重要な課題となっており
2019 年 3 月 28 日放送 第 67 回日本アレルギー学会 6 シンポジウム 17-3 かゆみのメカニズムと最近のかゆみ研究の進歩 九州大学大学院皮膚科 診療講師中原真希子 はじめにかゆみは かきたいとの衝動を起こす不快な感覚と定義されます 皮膚疾患の多くはかゆみを伴い アトピー性皮膚炎にお
2019 年 3 月 28 日放送 第 67 回日本アレルギー学会 6 シンポジウム 17-3 かゆみのメカニズムと最近のかゆみ研究の進歩 九州大学大学院皮膚科 診療講師中原真希子 はじめにかゆみは かきたいとの衝動を起こす不快な感覚と定義されます 皮膚疾患の多くはかゆみを伴い アトピー性皮膚炎においてはかゆみが診断基準の基本項目にもあげられる重要な要素となっています 執拗なかゆみの持続により 集中力の低下や不眠が生じ日常生活に悪影響を及ぼし
前立腺癌は男性特有の癌で 米国においては癌死亡者数の第 2 位 ( 約 20%) を占めてい ます 日本でも前立腺癌の罹患率 死亡者数は急激に上昇しており 現在は重篤な男性悪性腫瘍疾患の1つとなって図 1 います 図 1 初期段階の前立腺癌は男性ホルモン ( アンドロゲン ) に反応し増殖します そ
再発した前立腺癌の増殖を制御する新たな分子メカニズムの発見乳癌治療薬が効果的 発表者筑波大学先端領域学際研究センター教授柳澤純 (junny@agbi.tsukuba.ac.jp TEL: 029-853-7320) ポイント 女性ホルモンが制御する新たな前立腺癌の増殖 細胞死メカニズムを発見 女性ホルモン及び女性ホルモン抑制剤は ERβ 及び KLF5 を通じ FOXO1 の発現量を変化することで前立腺癌の増殖
今後の展開現在でも 自己免疫疾患の発症機構については不明な点が多くあります 今回の発見により 今後自己免疫疾患の発症機構の理解が大きく前進すると共に 今まで見過ごされてきたイントロン残存の重要性が 生体反応の様々な局面で明らかにされることが期待されます 図 1 Jmjd6 欠損型の胸腺をヌードマウス
PRESS RELEASE(2015/11/05) 九州大学広報室 819-0395 福岡市西区元岡 744 TEL:092-802-2130 FAX:092-802-2139 MAIL:koho@jimu.kyushu-u.ac.jp URL:http://www.kyushu-u.ac.jp 免疫細胞が自分自身を攻撃しないために必要な新たな仕組みを発見 - 自己免疫疾患の発症機構の解明に期待 -
系統看護学講座 クイックリファレンス 2013年7月作成
母性看護学 母性看護学 目標 Ⅰ. 母性看護の概念および人間の性と生殖について基本的な理解を問う 大項目中項目小項目系統看護学講座の該当箇所 1 母性看護の概念 A 母性看護の主な概念 a 母性 父性 母性看護の概念 母性看護学 [1]( 母性看護学概論 ): 第 1 章 A 母性とは (p.2 12) 公衆衛生 : 第 5 章 C リプロダクティヴ ヘルス / ライツ (p.115 130) 家族論
1. ストーマ外来 の問い合わせ窓口 1 ストーマ外来が設定されている ( はい / ) 上記外来の名称 対象となるストーマの種類 7 ストーマ外来の説明が掲載されているページのと は 手入力せずにホームページからコピーしてください 他施設でがんの診療を受けている または 診療を受けていた患者さんを
がんの診療に関連した専門外来の問い合わせ窓口 記載の有無 あり とするとデータ抽出の対象となります 記載する内容がない場合は なし としてください なし の場合は以下について記入の必要はありません 病院名 : 公立大学法人横浜市立大学附属病院 平成 9 年 9 月 1 日現在 あり がん診療に関連した専門外来の の項目は 以下の表の疾患名を用いて記載してください 表の中に 該当する病名がない場合は
禁煙 = 健康へのファーストステップ! 喫煙にも いい効果がある と勘違いしていませんか? 喫煙者の中には 太らない 便秘が解消される など タバコは悪いことばかりではないという人もいます しかし それは大きな勘違い メリットがあると思い込んだまま喫煙を続けることで あなたの体はどんどん蝕まれていき
禁煙サポート 禁煙に取り組みたい方をサポートするため 被保険者 ( 任意継続者を除く ) を対象に 禁煙にかかる費用の補助を行います 禁煙外来サポート 各自で禁煙治療に健康保険が使える医療機関で禁煙外来を受診してください 15,000 円を限度に実費を補助します 補助を受けるには 卒煙 ( 禁煙外来終了後も3カ月の禁煙継続 ) できたことが条件になります 禁煙補助薬サポート 処方箋なしで 各自でニコチンパッチやニコチンガムを薬局で購入した費用を補助します
一次サンプル採取マニュアル PM 共通 0001 Department of Clinical Laboratory, Kyoto University Hospital その他の検体検査 >> 8C. 遺伝子関連検査受託終了項目 23th May EGFR 遺伝子変異検
Department of Clinical Laboratory, Kyoto University Hospital 6459 8. その他の検体検査 >> 8C. 遺伝子関連検査受託終了項目 23th May. 2017 EGFR 遺伝子変異検査 ( 院内測定 ) c-erbb/egfr [tissues] 基本情報 8C051 c-erbb/egfr JLAC10 診療報酬 分析物 識別材料測定法
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ツリヌス菌などがあります 食中毒では感染原因となる微生物の検出は重要であす ①感染型食中毒 サルモネラ カンピロバクターなど 細菌に汚染された食品を口にすることで 生きた菌自 らが食中毒を引き起こすもので 腸管にたどり着いた菌が腸管内でさらに増殖し 腸管組織に 侵入し 組織を壊し 炎症を起こします このため 腹痛や下痢などの症状を引き起こし ひ どい場合には血便が起こります ②感染 生体内毒素型食中毒
33 NCCN Guidelines Version NCCN Clinical Practice Guidelines in Oncology (NCCN Guidelines ) (NCCN 腫瘍学臨床診療ガイドライン ) 非ホジキンリンパ腫 2015 年第 2 版 NCCN.or
33 NCCN Clinical Practice Guidelines in Oncology (NCCN Guidelines ) (NCCN 腫瘍学臨床診療ガイドライン ) 2015 年第 2 版 NCCN.org NCCN Clinical Practice Guidelines in Oncology (NCCN Guidelines ) (NCCN 腫瘍学臨床診療ガイドライン ) の Lugano
能性を示した < 方法 > M-CSF RANKL VEGF-C Ds-Red それぞれの全長 cdnaを レトロウイルスを用いてHeLa 細胞に遺伝子導入した これによりM-CSFとDs-Redを発現するHeLa 細胞 (HeLa-M) RANKLと Ds-Redを発現するHeLa 細胞 (HeL
学位論文の内容の要旨 論文提出者氏名 秦野雄 論文審査担当者 主査竹田秀副査北川昌伸 山口朗 論文題目 Tumor associated osteoclast-like giant cells promote tumor growth and lymphangiogenesis by secreting vascular endothelial growth factor-c ( 論文内容の要旨 )
既定の事実です 急性高血糖が感染防御機能に及ぼす影響を表 1 に総括しました 好中球の貧食能障害に関しては ほぼ一致した結果が得られています しかしながら その他の事項に関しては 未だ相反する研究結果が存在し 完全な統一見解が得られていない部分があります 好中球は生体内に侵入してきた細菌 真菌類を貧
2012 年 8 月 22 放送 感染と栄養 筑波大学大学院外科学教授寺島秀夫はじめに本日のテーマは 感染と栄養 ですが 最近のトピックとして厳密な血糖管理を行っていてもその背景に過剰エネルギー投与 overfeeding が存在すると 感染が助長されるという新たな知見が明らかとなり 高血糖と感染助長の基本概念はパラダイムシフトの時期を迎えています そこで この問題にフォーカスを絞り 解説したいと思います