積粘土と同様に上下で低く 中央で高い弓形分布を示す 図 () の I L は 長田 新庄 門真で 1 以上を示し 東大阪地域の沖積粘土の特徴である超鋭敏性が伺える ただし 鴫野の I L はかなり低い 図 (3) () の c v は 先の w L が反映されているが 特に新庄の中央部の圧縮性が高い

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1 大阪市立大学大学院都市系専攻 修士論文梗概集 7 年 3 月 大阪地域の沖積 洪積粘土層の土質特性の地域性と地下水位再低下可能量の予測 地盤工学分野 M5TD9 金谷泳知 1. 研究の目的昭和 ~3 年代にかけて大阪地域では 地下水の過剰汲上げによって地盤沈下が生じた その後 地下水汲上げ規制によって地盤沈下は収束したが 現在では地下水位が過大に回復し 諸問題を引き起こしている これを解決するためには 地下水位を適正なレベルに下げる必要がある しかし 地下水位を下げると再び地盤沈下するため 現在の粘土層が過去の水位低下によってどの程度圧密を受けたかを明らかにし その結果から沈下量を最小限に留める水位低下可能量を予測する必要がある そこで本研究では 昨年度まで調べられた 地点に加えて新たに 3 地点で粘土層を連続サンプリングし その土質特性を詳細に調べる また同時に それら 9 地点の詳細なデータを基にして関西圏地盤情報データベース ( 以下 DB) を利用して 点のデータを面的に拡げて各地区を代表する土質特性を求めて地域性を調べる それを基に 沖積砂層 第 1 洪積砂礫層の地下水位再低下による沈下量予測を行う 以上から 沈下量が最小限に留まる大阪地域の地下水位低下可能量を提案することが 本研究の目的である ここでは 沖積粘土層に対する検討結果を示す. 検討地区図 -1 に検討した 地区を示す 図中の は沖積粘土層を連続サンプリングした地点で 物理試験と圧密試験 一軸圧縮試験を ~5cm ピッチで行い 土質特性の詳細な深度分布を求めた 図中の は DB から抽出した比較的多くの土質データが登録されている地点である これらから土質特性の似かよる 地区を決定した また 同図には沖積粘土層が出現しない地域を網掛けで示した 図 -1 検討対象地区 3. 土質特性と地域性の検討図 - に同一地区で連続サンプリング試料から求めた詳細な土質特性と DB から抽出した土質特性を比較した例として吉野沖積粘土を示した ( 図 (1): 液性限界 w L 図(): 液性指数 I L 図 (3): 圧縮指数 図 () 圧密係数 c v ( 正規圧密域の平均値 ) 図 (5): 圧密降伏応力 p c 図 (1) 中には ( 鬼界 -アカホヤ火山灰 約 73 年前に降灰 ) の出現深度を矢印で示した ) いずれも DB のみでも数地点のデータを集めることで全体の深度分布がわかるが 連続サンプリング試料によるデータを加えるとデータの質が大きく向上している 以下の地区毎の比較では 多項式によるを代表値として粘土層上面からの深度 ( 出現深度がことなるため ) で示す 図 -3 に西大阪地域の南西 - 北東方向の土質特性の比較を示す 図 (1) の w L は 各地区とも西大阪地域の沖積粘土層の特徴である上下で低く 中央で高い弓形分布をしており 海進 海退の堆積環境の影響が現れている ただし w L はこの方向に徐々に減少し 最も陸側の梅田地区では弓形分布の傾向が低くなっている これは この方向は楕円形をした大阪湾の長軸方向となるため この方向に海進が進んだためと考えられる 図 () の I L は各地区とも深度方向に減少し 海側ほど低い傾向が見られる これは海側ほど粘土層の深度が深くなり 有効土被り圧 p が増大するためと考えられる 図 (3) () の c v は 基本的に先の w L が反映されている ただし 最も海側の桜島は高い w L に比べて は小さい 図 (5) の p c は 各地区とも p に比べて上下で大きくなる弓形分布をしめしており 特に下部の過圧密性が高い これは過去の第 1 洪積砂礫層の地下水位低下による圧密進行の影響と考えられる 図 - に上記の方向と直交する北西 - 南東方向の土質特性の比較を示す 図 (1) の w L の最大値は 佃 - 吉野 千船 - 福島 塚本 - 梅田でほぼ同程度となっている これは 海進の水深がこの方向では同程度となっているためと考えられる I L c v p c の傾向は図 -3 と同様である 図 -5 に上町台地西縁部に近い地区の土質特性の比較を示す これらの地区では全体的に塑性が低く ( 最も海側の鶴町でも ) 圧縮性も低い これは上町台地西縁部に近いため 粗粒物が堆積しやすい環境であったためと考えられる 図 - に東大阪地域の中央部に位置する地区の土質特性の比較を示す 図 (1) の w L は 各地区とも西大阪地域の沖

2 積粘土と同様に上下で低く 中央で高い弓形分布を示す 図 () の I L は 長田 新庄 門真で 1 以上を示し 東大阪地域の沖積粘土の特徴である超鋭敏性が伺える ただし 鴫野の I L はかなり低い 図 (3) () の c v は 先の w L が反映されているが 特に新庄の中央部の圧縮性が高い 図 (5) の p c は やはり過去の地下水位低下による圧密を受けて各地区とも有効土被り圧 p に比べて上下で大きくなる弓形分布をしている ただし 西大阪地域の沖積粘土と比べると過圧密性の程度は低い なお 鴫野の p c は過大と考えて いる ( データ不足のため ) 図 -7 に台地 丘陵に近い地区の土質特性の比較を示す 図 (1) の w L から各地区とも塑性は低く 今津以外の w L は弓形分布を示さない しかし 図 () の I L から 網島 今津は超鋭敏性を示す c v p c の傾向は 先と同様である 以上のように 粘土層の物理特性は地形と堆積環境に大きく依存しており それが c v にも反映されている しかし p c の深度分布は過去の地下水位低下による圧密を受け 上下で大きくなる弓形を示す (3) の深度分布 : 実験値他 :DB 抽出データ 有効土被 り圧 p 桜島島屋吉野福島梅田 図 - 吉野沖積粘土の土質特性の深度分布 (3) の深度分布 1 3 佃吉野千舟福島塚本梅田 図 -3 西大阪地域の南西 北東方向の土質特性の比較 (3) の深度分布 1 3 有効土被り圧 p 図 - 西大阪地域の北西 南東方向の土質特性の比較 鶴町市岡泉尾北堀江京町堀 (3) の深度分布 1 3 図 -5 西大阪地域の上町台地西縁部に近い地区の土質特性の比較 有効土被り圧 p 有効土被り圧 p

3 f 1 3 鴫野中浜長田新庄門真? (3) の深度分布 図 - 東大阪地域の中央部の土質特性の比較 1 3 有効土被り圧 p 網島今津守口寝屋川 今津の c v 欠損 (3) の深度分布 図 -7 東大阪地域の台地 丘陵に近い地区の土質特性の比較 有効土被り圧 p. 沈下量の計算方法 DB に登録されている深度方向の圧密特性データは 物理特性に比べ 必ずしも多くないので 各地区の深度方向の圧縮曲線は 図 - に示す以下の方法で推定した 図 (1):DB による液性限界 w L の深度分布を作成し 多項式によるで代表値とする 図 ():DB による含水比 w と土粒子密度 s =.7 g/cm 3 飽和度 S r =% を仮定し 初期体積比 f の深度分布を作成し 多項式によるで代表値とする 図 (3):DB による同深度の w L と圧縮指数 の関係から相関式をもとめる ( 通常 1 枚の粘土層では相関性は高い ) 図 (): 図 (1) の w L の分布 ( ) と図 (3) の相関式から の深度分布を決定する (DB による とほぼ整合する ) 図 (5):DB による圧縮曲線 ( s =.7g/cm 3 で補正 ) を全て重ねた図を作成し 高圧密圧力域の収束点を求める ( これも 1 枚の粘土層では収束する傾向が強い ) 図 (): 図 (5) の収束点と図 () の から正規圧密域の圧縮曲線を 図 () の f と有効土被り圧 p の点から膨張指数 C s (= / を仮定 ) の勾配で過圧密域の圧縮曲線を 過圧密域と正規圧密域との交点から圧密降伏応力 p c を求める 図 (7): 図 () から求めた p c の深度分布を求める (DB による p c とほぼ整合している ) なお 粘土層の上下面の境界値は DB からは決めにくいが これまでに連続サンプリング試料で調べた結果から 過去の水位低下が上面で m 下面 1m 程度は生じたと推定さ 1 1 Cc () の深度分布 f () f の深度分布 有効土被り圧 p (7) p c の深度分布 れたので p c が p よりも上面で tf/m 下面で 1tf/m 大き くなるように w L や f の境界値を微調整している 以上から 任意深度の圧縮曲線が決定されるので 粘土層を 5cm 毎 に分割し 地下水位を上面 ( 沖積砂層 ) のみ 下面 ( 第 1 洪積砂礫層 ) のみ 上下面において.5cm ピッチで低下さ せた場合の増加有効応力を与えて沈下量を算定した また 連続サンプリング地点では深度方向に ~5cm ピッチで圧密試験を行っているので その詳細な実測圧縮 曲線を用いて沈下量を算定した 1.5 (3)w L と の相関関係 1.5 r =.9(w L -) r =.9(w L -) (5) 圧縮曲線の収束点 収束点 p (tf/m ) f p C s p c () 圧縮曲線の決定方法 収束点 1 3 p (tf/m ) 図 - DB による土質特性に基づく圧縮曲線の推定方法

4 5. 沈下量の計算結果図 -9 に吉野沖積粘土を代表例として 連続サンプリング試料による実測圧密曲線を用いた場合と DB による推定圧縮曲線を用いた場合 ( 比較のために前者による土質特性を外して行った ) で計算した地下水位低下量と沈下量の関係を示した 水位低下は上面 ( 沖積砂層 ) のみ 下面 ( 第 1 洪積砂礫層 ) のみ 上 下面両方の 3 ケースを行っている 両者とも下面のみの方が上面のみよりも沈下量が小さいのは 粘土層の下方ほど過圧密性が高いためである DB の場合は沈下量をやや過小評価している これは図 - に示した推定圧縮曲線は過圧密域と正規圧密域を 本の直線で近似するために p c 付近で沈下量を過小評価するためと 深度方向の をやや過小に見積る傾向があるためである 本研究では最小限の ( 許容 ) 沈下量を建築基礎構造設計指針などから 5cm 程度と仮定した そこで各地区の沈下量が 5cm となる時の水位低下量を計算し 表 -1 にまとめた 表の数値は DB による場合を示しているが 連続サンプリング地点では [ ] 内にそれによる結果も示している 前述したように DB による場合は沈下量を過小評価するため 水位低下量としてはやや過大な値を与えているが 地区毎の比較では同傾向を示している 3. で示した土質特性の地域性が水位低下量にも表れている すなわち 西大阪地域では 南西 - 北東方向となる桜島 島屋 吉野 福島 梅田の順に水位低下量が大きい これはこの方向に海進が進んだため 粘土の塑性と圧縮性が低くなるためである 一方 北西 - 南東方向となる佃 千舟 - 福島 吉野では ほぼ同程度の水位低下可能量となる これは この方向の土質特性が似ているためである ただし 同じ方向となる塚本 - 梅田では 塚本の過圧密性がやや低いために水位低下可能量は小さい 鶴町 市岡 泉尾 京町堀 北堀江の水位低下可能量は比較的大きい値を示す これは これらの地区が上町台地西縁部に近いため 粘土の塑性が低く 圧縮性が低いためである 次に東大阪地域では 網島 守口 寝屋川は台地 丘陵に近い地区であるため 粘土層の塑性は低く 圧縮性が低いため 水位低下可能量は比較的大きい 一方 東大阪地域の中央部に位置する長田 新庄 門真の水位低下可能量は小さい これらの地区では東大阪地域の沖積粘土の特徴である超鋭敏性を示し 圧縮性が高いためである また p c の深度分布からも西大阪地域より過圧密性が低く 過去の水位低下による圧密の程度が小さかったことが推定される 鴫野の水位低下可能量は比較的大きいのは この地区では高い液性限界 w L の割には液性指数 I L がかなり低く p c も大きく 過圧密性が高い傾向が見られるためである 中浜は鴫野と中央部との中間的な値を示している なお 第 1 洪積砂礫層の水位低下はその下の Ma 層にも影響するが Ma 層についても同様な検討を行い 上記の水位低下可能量による沈下量が小さいことを確認した 沈下量 (cm) 地下水位低下量 (m) 地下水位低下量 (m) 結論 水位低下下面のみ上面のみ上 下面 (1) 実測圧縮曲線を用いた場合 大阪地域の沖積 洪積粘土層の土質特性の地域性と地下 水位再低下可能量を調べ 以下の結論を得た 1) 大阪地域の沖積粘土層の物理特性は 地形と堆積環境に 大きく依存し それが圧縮指数 圧密係数 c v にも反 映されている しかし 圧密降伏応力 p c の深度分布は過 去の地下水位低下による圧密を受け 上下で大きくなる 弓形を示す ) 大阪地域の洪積粘土層 (Ma) の物理特性も堆積環境 に依存するが 過圧密性が高く 以下の水位低下量を与 えても沈下量は小さい 水位低下下面のみ上面のみ上 下面 3) 西大阪地域の沖積砂層は ~3m 第 1 洪積砂礫層は 3~ m の水位低下が可能である ただし 両層を同時に下 げる場合には 1~m に制限される () DB による推定圧縮曲線を用いた場合 図 -9 地下水位低下量と沈下量 ( 吉野沖積粘土 ) 表 -1 大阪地域の沖積粘土層の沈下量 5cm による上面 下面 上 下面の水位低下可能量 (m) 地区層厚 (m) 上面のみ下面のみ上 下面 桜島 島屋 [1.7] 5. [.7] 1. [1.1] 吉野.9.7 [1.].7 [3.] 1. [1.] 福島 [.] 5. [.] 1.9 [1.5] 梅田 佃 千舟 塚本 鶴町 市岡 泉尾 京町堀 北堀江 [.] 7.7 [3.9].1 [1.3] 網島 [3.3] 7.3 [.].7 [1.9] 守口 寝屋川.5.5 [.] 9. [.] 5. [.] 鴫野 中浜 長田 新庄 [.] 1. [1.1]. [.5] 門真. 1. [1.].5 [.].9 [.] [ ]: 連続サンプリング試料による実測圧縮曲線による結果 ) 東大阪地域の台地 丘陵に近い地区の沖積砂層と第 1 洪 積砂礫層は比較的大きな水位低下が可能であるが 中央 部の地区では過去の地下水位低下による圧密の程度が 小さいため 両者とも 1~m 程度に制限される

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4. 粘土の圧密 4.1 圧密試験 沈下量 問 1 以下の問いに答えよ 1) 図中の括弧内に入る適切な語句を答えよ 2) C v( 圧密係数 ) を 圧密試験の結果から求める方法には 圧密度 U=90% の時間 t 90 から求める ( 5 ) 法と 一次圧密理論曲線を描いて作成される ( 6 )

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