九州大学学術情報リポジトリ Kyushu University Institutional Repository 小学生と中学生を対象にした Rosenberg における自尊感情尺度の妥当性 信頼性及び因子構造の検討 須﨑, 康臣九州大学大学院 兄井, 彰福岡教育大学 Anii, Akira Fuk

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1 九州大学学術情報リポジトリ Kyushu University Institutional Repository 須﨑, 康臣九州大学大学院 兄井, 彰福岡教育大学 Anii, Akira Fukuoka University of Education Susaki, Yasuo Graduate School of Kyusyu University 出版情報 : 生活体験学習研究. 13, pp.93-98, 日本生活体験学習学会事務局バージョン :published 権利関係 :

2 日本生活体験学習学会誌第 13 号 93-98(2013) * 須﨑康臣 兄井 ** 彰 The Examination of Validity, Reliability and Factor Structure of Self-esteem Scale by Rosenberg for Elementary and Junior High School Students. Susaki Yasuo * Anii Akira ** 要旨小学生 485 名と中学生 259 名を対象として Rosenberg(1965) の自尊感情尺度における妥当性と信頼性の検討及び その尺度の因子構造を明らかにすることを目的とした また 因子構造の妥当性と信頼性を検討する際に Rosenberg が想定した10 項目の妥当性と信頼性も算出し それぞれの値について比較を行った その結果 自尊感情尺度は1 因子構造と2 因子構造が確かめられた そして 1 因子構造は Rosenberg が想定した10 項目と同様の妥当性と信頼性を有していることが示された これは 8 項目と項目数が少ないにもかかわらず 10 項目と同等の自尊感情を測定するための識別力を有していることが考えられる そこで 1 因子構造を構成する8 項目を用いて分析を行った結果 中学生において男子は女子に比べて自尊感情が高く 女子において小学生は中学生より自尊感情が高いことが示された これは 小学生から中学生と学校的文脈の変化があり それが影響を及ぼして自尊感情が低下したと考えられる また 女子は男子に比べて学校的文脈の変化が強く影響しているため 自尊感情が低いと考えられる キーワード自尊感情 教師標定 妥当性 はじめに自尊感情とは 自分自身を価値あるものとして評価し信頼する感覚 と定義されている ( 榎本 1998) この自尊感情は我が国や欧米において主要なテーマとして調査や研究が行われている その理由として 自尊感情の高さが精神的健康 良好な人間関係 学業成績 問題行動と密接に関連しているとされているためである ( 田中ら 2002) 福岡県青少年アンビシャス運動推進室 (2010) は福岡県の小学生と中学生を対象に調査を行っており 自尊感情が高い小学生と中学生は自尊感情が低い小学生と中学生に比べて 就寝時間が早く 外で 遊び テレビやゲームの視聴時間が短く 帰宅後に勉強をして 本を読み 親しい友人が多く お手伝いをして 保護者から叱られず 褒められることが多く そして学校でよく手を挙げ 発言することを明らかにしている また 自尊感情に関する研究も進められており 自尊感情は発達段階によって変化すると考えられているが 一貫した結果は得られていない (Wylie, 1979) Rosenberg(1986) は 自尊感情は11 歳のころに低下し 12~13 歳のころに最も低くなり 14 歳のころまでに回復し その後も成人前後にかけて上昇し続けるという予測を行っている しかし 12~ * 九州大学大学院 (Graduate Student, Kyushu University) ** 福岡教育大学 (Fukuoka University of Education) 連絡先 : 福岡県春日市春日公園 6-1 健康科学センター内

3 94 日本生活体験学習学会誌第 13 号 13 歳の時点で自尊感情が低下するという先行研究 (Harter, 1982;Simmons et al., 1973) と 上昇するという先行研究 (Demo & Savin-Williams, 1983; Simmons et al., 1979) もあり一致した結果が得られていない これに関して Rosenberg(1986) は 12 ~13 歳のころに自尊感情が上昇するか低下するかは小学校から中学校へと学校的文脈が大きく変化するためと示唆している また 荒木 (2007) は 日本の場合には小学校生活と中学校生活は大きく内容的にも質的に違っているため その違いの影響は大きいと指摘している また 自尊感情における性差の検討が行われているが 一貫した結果は得られていない 小学生の高学年において女子は男子に比べて自尊感情が高いことが示し ( 竹田 2003) また 中学生において男子は女子に比べて自尊感情が高いことが示されている ( 荒木 1999) しかし 東(1997) が行ったメタ分析では自尊感情には性差が見られなかったことを示している 以上のように 自尊感情は数多く調査されており そこでよく使用される尺度は Rosenberg(1965) の自尊感情尺度である Rosenberg(1965) は自尊感情尺度を自分はこれでよいと感じる自己受容の自尊感情を測定する尺度として作成した この尺度は10 項目から構成されているため 測定も簡便である そのため この尺度は 松下 (1969) 星野(1970) 安藤 (1987) 山本 松井 山成 (1994) 桜井 (2000) 福岡県青少年アンビシャス運動推進室 (2010) などによって邦訳されている この Rosenberg の自尊感情尺度はいくつかの研究 ( 山本ら 1994 内田 上埜 2010 桜井 2000) によって 信頼性と妥当性を有する尺度とされている しかし いずれも他尺度との相関を算出し妥当性を検討しているものである 村上 (2006) は 他尺度からの相関のみを用いて妥当性を有する尺度であるという報告を行っている研究について疑問を投げかけており 妥当性の検討について 他者評定や学力などの客観的数値などの外部基準を用いて相関を算出することが望ましいとしている また この自尊感情尺度はいくつかの問題点が指摘されている ( 田中 2008; 榎本 田中 2006) この問題点には 自尊感情尺度の因子構造に関するも のがある これは 第 8 項目のみが第 1 因子から外れてしまうという問題である ( 山本 松井 山成 1982; 田中 上地 市村 2003) この理由として 自分を尊敬するという言い回しが日本人の自尊感情にそぐわないこととされている ( 田中 1999) また 自尊感情尺度は1 因子構造ではなく 因子分析を行うと2 因子構造であるという研究もいくつか報告されている (Kaplan & Pokorny, 1969;Carmines & Ziller, 1979; 井上 1992) この理由として 清水 吉田 (2008) は項目表現が自尊方向と逆方向が存在しており この項目の表現方向という測定道具としての工夫が 項目表現別の2 因子を導いていると指摘している そこで 本研究において 小学生と中学生の自尊感情における教師標定を用いて Rosenberg の自尊感情尺度の妥当性の検討と 小学生と中学生における自尊感情の因子構造を明らかにすることを目的とする 方法被調査者 : 小学 4 年生 154 名 ( 男子 62 名 女子 92 名 ) 小学 5 年生 157 名 ( 男子 76 名 女子 81 名 ) 小学 6 年生 174 名 ( 男子 91 名 女子 83 名 ) 中学 1 年生 125 名 ( 男子 62 名 女子 63 名 ) 中学 2 年生 134 名 ( 男子 67 名 女子 67 名 ) であった 調査の実施時期 : 調査の実施は 2012 年 1 月下旬に行われた 手続 : 調査は各クラスに 担任教師により授業時間を利用して集団形式で行われた 質問紙 1. 自尊感情尺度福岡県青少年アンビシャス運動推進室 (2010) が Rosenberg(1965) の自尊感情尺度を翻訳した項目が用いられた 評定は まったくあてはまらない (1 点 )~ とてもよくあてはまる (4 点 ) の4 段階である 2. 児童 生徒の自尊感情に対する教師標定 自分自身を価値あるものとして評価し信頼する感覚を持っている子どもですか という質問に対して 担任教師は学級内の子ども全員を あてはまらない (1 点 )~ あてはまる (5 点 ) の5 段階評

4 95 定を行った 結果および考察自尊感情尺度の10 項目に対して主因子法の因子分析を行った 固有値が1.0 以上 因子を構成する項目の因子負荷量が.45 以上で解釈可能な因子構造になることを条件として分析を繰り返したところ 1 因子と2 因子が抽出された 1 因子における累積寄与率は41.56% であり ( 表 1) わたし( ぼく ) は ときどき 自分はだめだなぁ と思うことがある と わたし( ぼく ) は もっと自分を尊敬できたらいいなと思う の 2 項目が削除され 合計 8 項目から構成されている ( 表 1) また 2 因子における累積寄与率は55.73% であり わたし ( ぼく ) は あまり得意なことがない と わたし ( ぼく ) は もっと自分を尊敬できたらいいなと思う の2 項目が削除され 合計 8 項目から構成されている ( 表 2) 2 因子において Carmines & Ziller(1979) と遠藤 (1992) に従って 第 Ⅰ 因子は積極的自尊感情 第 Ⅱ 因子を消極的自尊感情と命名した これらのことから 自尊感情における因子構造として1 因子構造と 2 因子構造が明らかにされた これは Rosenberg は1 因子構造を想定していたが 清水 吉田 (2008) が示唆するように肯定的な表現と否定的な表現が2 因子構造を示したと考えられる また 1 因子構造と2 因子構造において 8 項目目の わたし ( ぼく ) は もっと自分を尊敬できたらいいなと思う が外れている結果になっている これは 田中 (1999) が示唆するように 自分を尊敬するという言い回しが日本人の自尊感情にそぐわないことが考えられる さらに 1 因子構造において わたし ( ぼく ) は ときどき 自分はだめだなぁ と思うことがある 2 因子構造において わたし ( ぼく ) は あまり得意なことがない が外れる結果になっていた これらの項目は逆転項目であり 項目の反応の違いから外れてしまったと考えられる 次に 本調査で抽出された因子の信頼性と妥当性の検討を行う また Rosenberg が想定している10 表 1 自尊感情における質問項目及び探索的因子分析における因子負荷量 (1 因子 ) 因子負荷量 わたし ( ぼく ) は 友達がやるのと同じくらいにいろいろなことができる.693 わたし ( ぼく ) は いくつかの点でみどころがあると思っている.677 わたし ( ぼく ) は 少なくとも自分がほかの人と同じくらい価値ある人だと思う.616 わたし ( ぼく ) は 自分のことを積極的に認めている.602 わたし ( ぼく ) は あまり得意なことがない わたし ( ぼく ) は すべての点で自分に満足している.519 わたし ( ぼく ) は 何をやっても失敗するのではないかと思ってしまう わたし ( ぼく ) は ときどき 役立っていないなぁ と感じることがある 表 2 自尊感情の探索的因子分析における因子負荷量 (2 因子 ) 因子負荷量 因子 Ⅰ 因子 Ⅱ 積極的自尊感情わたし ( ぼく ) は いくつかの点でみどころがあると思っている わたし ( ぼく ) は 少なくとも自分がほかの人と同じくらい価値ある人だと思う わたし ( ぼく ) は 友達がやるのと同じくらいにいろいろなことができる わたし ( ぼく ) は 自分のことを積極的に認めている わたし ( ぼく ) は すべての点で自分に満足している 消極的自尊感情わたし ( ぼく ) は ときどき 自分はだめだなぁ と思うことがある わたし ( ぼく ) は ときどき 役立っていないなぁ と感じることがある わたし ( ぼく ) は 何をやっても失敗するのではないかと思ってしまう 因子相関係数 因子 Ⅱ -.550

5 96 日本生活体験学習学会誌第 13 号 項目の信頼性と妥当性を算出し それらの因子の信頼性と妥当性の値との比較を行い いずれの因子が妥当性と信頼性を有しているか検討を行う その際 Rosenberg が想定している10 項目を 10 項目 1 因子を 1 因子 と2 因子を 2 因子 と表記する 信頼性の検討のため Cronbach の α 係数を算出したところ 1 因子 において.795の値を示していた また 2 因子 において 積極的自尊感情は.788 消極的自尊感情は.656を示し これらの項目をまとめた場合.785の値を示していた さらに 10 項目 において.789の値を示していた これらの項目について学年ごとの値を算出した結果 1 因子 は 10 項目 と同様の値を示していた ( 表 3) このことから 2 因子 における消極的自尊感情を除いて 信頼性が確かめられた また 1 因子 は 10 項目 と同等の信頼性を有していることが考えられる 教師標定との相関を用いて妥当性の検討を行った その結果 1 因子 において.352(p<.01) の値を示していた また 2 因子 における積極的自尊感情は.358(p<.01) 消極的自尊感情は.184 (p<.01) を示し これらの項目をまとめた場合.341 の値を示していた さらに 10 項目 において.350 (p<.01) の値を示していた また これらの項目について学年ごとの値を算出した結果 1 因子 は 10 項目 と同等の値を示していた これらのことか ら 1 因子 と 2 因子 は 10 項目 の相関係数の値に違いはなく これらの因子は 10 項目 と同様の識別力を持っていると考えられる 特に 1 因子 は 10 項目 と同等の識別力を有しているものであると考えられる しかし 1 因子 2 因子 および 10 項目 において 中学 1 年生における自尊感情と教師標定の相関係数は有意ではなかった この理由として 小学校と違い中学校の担任教師は全ての教科を指導することはなく 各教科の教師がその教科を指導することになっている そのため 中学校の担任教師は生徒と接する時間も少ないため 生徒の自尊感情に関する行動を観察することが困難だったため 生徒の自尊感情が無相関であったと考えられる 以上のことから 自尊感情において 1 因子 は 2 因子 に比べて 信頼性および妥当性が高いことが示唆された また 1 因子 は 10 項目 と同等の信頼性と妥当性を有していることが示唆された このことから 1 因子 の 8 項目は10 項目の自尊感情尺度と同様の識別力を有していることが考えられる そこで 今後の分析では 1 因子 の8 項目の合計得点を算出して分析を行っていく 分析方法は下位尺度得点を従属変数とし 学年と性を独立変数とする2 要因の分散分析を行った ( 表 5 ) まず 女子において 小学 4 年生 小学 5 年生及び小学 6 年生は中学 2 年生より自尊感情得点が有意 表 3 各因子における学年ごとの α 係数 全体 小学生 中学生 小学 4 年 小学 5 年 小学 6 年 中学 1 年 中学 2 年 10 項目 因子 因子 積極的自尊感情 消極的自尊感情 表 4 各学年における自己評定と教師標定との相関関係 全体 小学生 中学生 小学 4 年 小学 5 年 小学 6 年 中学 1 年 中学 2 年 10 項目.350**.444**.152*.390**.458**.485** * 1 因子.352**.449**.144*.377**.461**.510** * 2 因子.641**.441**.124*.391**.455**.480** 積極的自尊感情.358**.433**.188**.403**.448**.455** ** 消極的自尊感情.184**.282** **.273**.354** **p<.01, *p<.05

6 97 表 5 下位尺度得点の平均値 ( 標準偏差 ) と分析結果 小学 4 年生 小学 5 年生 小学 6 年生 中学 1 年生 中学 2 年生 主効果 交互作用 男子 女子 男子 女子 男子 女子 男子 女子 男子 女子 学年 性 自尊感情 ** 6.07** (3.7)(4.6)(4.1)(3.9)(4.5)(4.0)(4.0)(3.5)(4.2)(4.0) **p<.01, *p<.05 に高かった また 小学 4 年生と小学 6 年生は中学 1 年生より自尊感情得点が有意に高かった Harter (1982) と Simmons et al.(1973) は12~13 歳で自尊感情が低下することを示している これは 小学校から中学校へと学校的文脈の変化があるため その影響を受けて自尊感情得点が低下していると考えられる さらに 中学 1 年生と中学 2 年生の男子は女子に比べて自尊感情得点が有意に高かった 荒木 (1999) は中学生において男子は女子に比べて自尊感情が高いことを示しており 本研究においても同様の結果を示していた これは 学校的文脈の変化が男子に比べて女子への影響が強いため女子の自尊感情得点が低下していると考えられる これらのことから 女子において小学生から中学生にかけて自尊感情は低下していると考えられる また 中学生において男子は女子に比べて自尊感情が高いことが考えられる 以上のことから 8 項目から構成される自尊感情尺度の妥当性及び信頼性が確かめられた これらの項目は項目数が少ないにもかかわらず Rosenberg が作成した10 項目と同等の識別力を有していることが確かめられた そのため より短時間で自尊感情を測定することが可能であると考えられる 今後は 小学生と中学生の自尊感情の標準化を行う必要があると考えられる また 中学 1 年の自尊感情と教師標定は無相関であり 担任教師が中学 1 年生の自尊感情を正確に測定できていないことが考えられる そのため 教師は支援が必要な生徒を見過ごしてしまう可能性があり そのような生徒を識別するための評価基準の選定が必要になると考えられる 引用文献安藤清志 1987 さまざまな測定尺度末永俊郎 ( 編 ) 社会心理学入門東京大学出版 青木理恵子 清水和秋 2004 Rosenberg の自尊感情尺度の因子構造日本心理学会第 68 回大会発表論文集 74 荒木紀幸 1999 付録自尊感情を調べましょう荒木紀 幸 ( 監訳 ) 親から子へ幸せの贈りもの 自尊感情を伸 ばす5つの原則 玉川大学出版部 Anderson. E., Redman, G. & Rogers, C Self-esteem for tots to teens/ How you can help your children feel more confident and lovable. 荒木紀幸 2007 自尊感情 荒木紀幸 ( 編 ) 教育心理学の 最先端 自尊感情の育成と学校生活の充実 あいり出 版 Carmines, E. G. & Ziller, R. A Reliability and validity assessment. Beverly Hills: Sage. 水野欽司 野嶋栄一郎 ( 訳 )1983 テストの信頼性と妥当性 朝倉書店 Demo, D. H & Savin-Williams, R. C 1983 American Journal of Sociology 88(4), 福岡県青少年アンビシャス運動推進室 2010 子どもの自 尊感情と生活のあり方との関係についての研究 福岡 県青少年アンビシャス運動特別レポート 榎本博明 1998 自己 の心理学 サイエンス社 榎本博明 田中道弘 2006 自尊感情測定尺度の現状と課 題 名城大学人間学部紀要 人間学研究 Harter, S The perceived competence scale for children. Child Development 53, 星野命 1970 感情の心理と教育 (1 2) 1970 児童心 理 井上祥治 1992 セルフ エスティームの測定法とその応 用 遠藤辰雄 井上祥治 蘭千尋 ( 編 ) セルフ エス ティームの心理学 自己価値の探求 ナカニシヤ出版 Kaplan, H. B. & Pokorny, A. D Self-derogation and psychosocial adjustment. The Journal of Nervous and Mental Disease 149, 村上宣寛 2006 心理尺度のつくり方 北大路書房 松下覚 1969 Self-image の研究 :self-esteem scale の作成 日本教育心理学会第 11 回総会発表論文集 Rosenberg, M Self-concept from middle childhood though adolescence. In J. Suls & A. G. Greenwald(Eds.)Psycholog i cal Perspectives on the self, Vol.3. Hillsdake, NJ: Lawrence Erlbaum, Rosenberg, M 1965 Society and the adolescent self-image. Princeton: Princeton University Press. 清水和秋 吉田昂平 2008 Rosenberg 自尊感情尺度のモデ ル化 wording と項目配置の影響の検討 関西大学 社会学部紀要 39(2) Simmons, R. G & Rosenberg, F 1973 Disturbance in the selfimage at adolescence American Sociological Review 38,

7 98 日本生活体験学習学会誌第 13 号 Simmons, R. G, Blyth, D. A, Van Cleave, E. F & Bush, D.M 1979 Entry into early adolescence: The impact of school structure, puberty, and early dating on self-esteem American Sociological Review 44, 桜井茂男 2000 ローゼンバーグ自尊感情尺度日本語版の 検討 筑波大学発達臨床心理学研究 竹田レイ子 2003 学校における児童の自尊感情高揚のた めの教師の支援神戸親和女子大学修士論文 ( 教育心理 学の最先端 2007) 田中道弘 1999 Rosenberg の自尊心尺度に対する回答理由 の研究 日本青年心理学会第 7 回大会発表論文集 田中道弘 上地勝 市村國夫 2002 Rosenberg の自尊心尺 度項目の再検討 茨城大学教育学部紀要 教育科 学 田中道弘 2008 自尊感情における社会性 自尊感情形成に際しての基準 自己肯定感尺度の新たな可能性下斗米淳 ( 編 ) 自己心理学 6 社会心理学へのアプローチ 金子書房 内田智宏 上埜高志 2010 Rosenberg 自尊感情尺度の信頼性および妥当性の検討 Mimura & Griffiths 訳の日本語版を用いて 東北大学大学院教育学研究科研究年報 58(2) Wylie, R The self-concept.vol. 2: Theory and research on selected topics. Lincoln/ London: University of Nebraska Press. 山本真理子 松井豊 山成由紀子 1994 自尊感情尺度 (Self-Esteem Scale) 堀洋道 山本真理子 松井豊 ( 編 ) 心理尺度ファイル垣内出版 67-69

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