09 症例-中里浩子 P indd

Size: px
Start display at page:

Download "09 症例-中里浩子 P indd"

Transcription

1 症 例 宮崎医会誌 2015 ; 39 : Basedow 病術前管理におけるデキサメタゾン短期投与の有用性 中里浩子 山口 秀樹 盛永 裕太 海老原枝美 野田智穂 米川 忠人 河野 2) 文彰 中村 2) 都英 3) 長嶺和宏 日高 3) 博之 指宿 4) 一彦 年森 5) 啓隆 3) 栗林忠信 中里 雅光 要約 :Basedow 病に対する甲状腺手術において甲状腺クリーゼなどの周術期合併症を回避するためには, 術前の甲状腺機能のコントロールが重要である 今回, 術前に甲状腺機能の正常化が得られなかった Basedow 病に対するデキサメタゾン (DEX) 短期投与の臨床的有用性を検討した 2012 年 1 月から 2014 年 7 月までに, 抗甲状腺薬の副作用や巨大甲状腺腫により術前の甲状腺機能が高値であった Basedow 病 5 例 ( 全例女性, 年齢 歳 ) を対象とし, 無機ヨードと β 遮断薬に加え, 術直前に DEX を短期間投与した症例の臨床経過を後ろ向きに解析した 入院後全例に DEX 4mg/ 日を投薬し, 1 例は甲状腺機能の改善が乏しかったため DEX 投与開始 8 日目に DEX 6mg/ 日へ増量した 術前の平均 DEX 投薬日数は 11.8 日 (7 18 日 ) で,DEX 投薬前後での血中 FT3 と FT4 の平均低下率は, それぞれ 48.4%( %) と 26.2%( %) で, 全例で甲状腺機能の改善をみた 3 例の甲状腺機能は DEX 投与後も依然高値であったが, 基準値上限の 2 倍以下で, 周術期に合併症なく良好に経過した 術前に甲状腺機能の正常化が得られない Basedow 病への DEX 短期投与は周術期管理に有用であった 平成 26 年 11 月 28 日入稿, 平成 26 年 12 月 18 日受理 はじめに Basedow 病に対する手術療法は, 副作用のため抗甲状腺薬 (ATD) を投薬できない症例や巨大甲状腺腫のため薬物療法に抵抗性を有する症例, 早期にかつ確実に甲状腺機能を正常化したい症例などに適応となる 致死率の高い甲状腺クリーゼは, 未治療 宮崎大学医学部内科学講座神経呼吸内分泌代謝学分野 2) 同外科学講座循環呼吸 総合外科学分野 3) 古賀総合病院内科 4) 同外科 5) 古賀駅前クリニック内科 あるいは治療中断によりコントロール不良な Basedow 病症例において, 手術, 感染症および外傷など強いストレスを契機に発症する 甲状腺切除術の周術期に甲状腺クリーゼを回避するため, 可能な限り甲状腺機能を正常化させることが望まれる 一般的に術前管理としてATD, 無機ヨード,β 遮断薬が用いられるが, 一部に術前の甲状腺機能が高値な症例が存在する われわれは,2012 年 1 月から 2014 年 7 月までに抗甲状腺薬の副作用や巨大甲状腺腫により術前の甲状腺機能が高値であった Basedow 病 5 例を対象とし, 無機ヨードとβ 遮断薬に加え, 術直前にデキサメタゾン (DEX) を短期間投与した症例の臨床経過を解析した 45

2 宮崎医会誌第 39 巻第 1 号 2015 年 3 月 症例 ( 表 症例 1:28 歳, 女性 現病歴 :10 年前に Basedow 病と診断され, チアマゾール (MMI) を投与された 内服開始 4 年後に無顆粒球症 ( 顆粒球数不明 ) が出現し, 医療不信から通院を自己中断した 1 年前からうっ血性心不全による下腿浮腫が出現し第 1 回入 院した ヨウ化カリウム丸 (KI)100mg/ 日とプレ ドニソロン錠 (PSL)25mg/ 日にて術前の甲状腺機能正常化を目指すも, 血中 FT3 8.21pg/ml( 基準値 ,FT4 1.74ng/dl( 基準値 ) と甲状腺機能は依然高値であった また, 血中 BNP 高値 (1,055.4pg/ml, 基準値 <18.4) で, うっ血性心不全の改善も得られなかったため甲状腺の外科的切除は延期となった PSL20mg/ 日内服での通院加療で, 胸部 X 線写真での心拡大や高 BNP 血症の改善 (62.8pg/ml) が得られ, 術前管理目的で第 2 回目の入院となった 症例 2:34 歳, 女性 現病歴 :2 年前にBasedow 病,Basedow 病眼症と診断され, プロピルチオウラシル (PTU) で加療されるも治療を自己中断した 妊娠 25 週時に前置胎盤と切迫甲状腺クリーゼで産科に入院した FT3 30pg/ml 以上,FT4 4.69ng/dl, TSH 受容体抗体 (TRAb)40.0IU/l( 基準値 <2.01U/ l) であり, 胎児心拍モニター監視下でβ 遮断薬で あるプロプラノール ( インデラル錠 )30mg/ 日, MMI45mg/ 日,KI50mg/ 日にて加療開始し, 甲状腺機能はすみやかに改善した 妊娠 29 週に前期破水のため緊急帝王切開となったが, 甲状腺クリーゼを来すことなく母子ともに経過は良好であった 分娩後の甲状腺機能悪化に対して, 授乳中止, PTU450mg/ 日,KI100mg/ 日の投薬を行うも甲状腺機能亢進が持続したため, 術前管理目的で入院した 症例 3:36 歳, 女性 現病歴 :5 年前にBasedow 病と診断されMMIでコントロールは良好であったが,3 年前に妊娠希望によりPTUに変更した 関節痛などのATDに関連した副作用の症候なく, 検尿で蛋白や潜血はともに陰性であったが,ATDの副作用を評価する目的で測定したMPO-ANCAは陽性 (10.1U/ml, 基準値 3.5 未満 ) であった PTUを 中止しKI 単独で加療するも甲状腺機能亢進が持続したため, 術前管理目的で入院した 症例 4:36 歳, 女性 現病歴 :8 年前にBasedow 病と診断されMMI 投薬にて甲状腺機能のコントロールは良好であった 妊娠希望によりPTUに変更し挙児を得たが, 出産後再発に対するPTU 再投薬後に顆粒球減少 (1,067/μl) を来した KI 変更後も甲状腺機能亢進が改善しないため, 術前管理目的で入院した 症例 5:30 歳, 女性 現病歴 :3 年前にBasedow 病と診断されMMIで加療されるも治療を自己中断した MMI 再投与後に顆粒球減少 (1,070/μl) を認め,KI 単独にて顆粒球数が回復するも甲状腺機能は依然高値であった 初診 4ヵ月後の夏休みでの外科的切除を強く希望したが,KIとβ 遮断薬では甲状腺機能の長期管理は難しいことが考えられた MMIと交差反応を来す可能性があることを十分説明した上でPTUを投薬したが, 投薬 4 週目に顆粒球減少 ( 投与前 3,082μl, 投与後 1,475/μl) を来し, 術前管理目的で入院した 入院後経過 入院後, 甲状腺クリーゼ誘発を回避するため安静と頸部触診禁止とした 入院前より服薬していたβ 遮断薬とKIに加え,DEX( デカドロン錠 )4mg/ 日, 分 2, 朝夕食後の投与を開始した 症例 5はDEX 4mg/ 日の投与後も甲状腺機能の改善が乏しかったため,DEX 投薬開始 8 日目にDEXを4mgから6 mg/ 日に,KIを50mgから100mg/ 日に増量した 全例 DEX 投薬による副作用はなかった 術前の平均 DEX 投薬日数は11.8 日 (7 18 日 ) で,DEX 投薬前後でのFT3,FT4 の平均低下率はそれぞれ48.4% ( %),26.2%( %) と全例で甲状腺機能の改善をみた ( 図 1, 図 2) 5 例中 3 例の甲状腺機能はDEX 投与後も依然高値であったが, 基準値上限の2 倍以内であり, 入院後の安静やβ 遮断薬の投薬により, 術前の脈拍は100/ 分未満, 体温は37.5 未満であった 3 例に甲状腺超亜全摘術, 2 例に甲状腺亜全摘術が施行され, 周術期合併症なく良好に経過した 46

3 中里浩子他 :Basedow 病術前デキサメタゾン短期投与の有用性 表 1. バセドウ病 5 症例の臨床像. 症例 1 症例 2 症例 3 症例 4 症例 5 年齢 / 性別 28 歳 / 女性 34 歳 / 女性 36 歳 / 女性 36 歳 / 女性 30 歳 / 女性 BMI 罹病期間 ( 年 ) 手術理由 無顆粒球症 切迫甲状腺クリーゼ MPO-ANCA 陽性顆粒球減少顆粒球減少 併発症うっ血性心不全 Basedow 病眼症なしなしなし DEX 投薬量 (mg/ 日 ) *1 DEX 投薬日数 ( 日 ) FT3 値 (DEX 投薬前 / 後 ) 8.15/ / / / /6.18 ( pg/ml) FT4 値 (DEX 投薬前 / 後 ) 1.62/ / / / /1.33 ( ng/dl) TRAb(<15%) IU/l * IU/l * 甲状腺重量 (g) * * BMI, Body mass index ; MPO-ANCA, myeloperoxidase antineutrophil cytoplasmic antibody ; DEX, デキサメタゾン ; TRAb, TSH 受容体抗体. *1DEX 投薬開始 8 日目に増量, *2 TRAb 基準値 <2.0IU/l, *3 甲状腺亜全摘のため推定重量. 図 1. デキサメタゾン投薬後の血中 FT3 の推移. 図 2. デキサメタゾン投薬後の血中 FT4 の推移. 考察抗甲状腺薬 (ATD) の重篤な副作用として無顆粒球症, 重度肝障害,ANCA 関連血管炎がある なかでも, 無顆粒球症は2004 年 2 月にブルーレター ( 安全性速報 ) が発出され添付文書の警告欄で注意喚起されるも依然として報告され,2011 年 12 月に独 立行政法人医薬品医療機器総合機構 (PMDA) から再度注意を喚起する文書が配付された 本研究では,10 年前に他院でATDによる無顆粒球症 1 例を認めたが,2 年以内にATDを投薬された2 症例 ( 症例 4と症例 5) は, 定期的採血により顆粒球減少の時点でATDを中止でき無顆粒球症の発症には至らなかった 無顆粒球症は末梢血中における顆粒球数 47

4 宮崎医会誌第 39 巻第 1 号 2015 年 3 月 が500/μl 未満と定義され,ATDによる無顆粒球症は1981 年から2011 年に754 名報告され, 発生率は0.10 から0.15% と推定される 1986 年から2011 年の間にATD 投薬後の無顆粒球症による死亡が30 例報告され, 大多数の症例 (84.6%) はATD 投薬開始後 90 日以内に発症していた 2) 甲状腺治療ガイドラインでは, 副作用チェックのためATD 投薬開始後 2 3ヵ月は2 週間ごとに診療することを推奨している 3) 38 以上の発熱や咽頭痛などの感冒様症状が出現した際は直ちに ATD 内服を中止し, 白血球数と顆粒球 ( 好中球 ) 数を測定するため医療機関を受診し, 顆粒球 ( 好中球 ) 数が1,000/μl 未満の場合はATDの中止, 発熱性好中球減少症に準じた感染症対策およびG-CSF ( 顆粒球コロニー刺激因子 ) 投与を検討することが必要である MMI15mg/ 日よりMMI30mg/ 日を投与された患者で無顆粒球症の頻度が高かったことか ら, 無機ヨード ( ヨウ化カリウム丸 ) の併用で MMI 初期投与量を15mg/ 日以下にすることは副作用の観点から有用と考えられる 甲状腺腫が比較的小さく軽症なBasedow 病に対してはKI 単独療法も有効な投薬法の1つである 4) MMIとPTUには交叉反応性があり薬剤を変更しても副作用が出現する可能性があるため 5), 症例 5ではPTUへの薬剤変更は避けるべきであったと考えられた PMDAでは医薬品副作用被害救済制度があり, 副作用による一定の健康被害が生じた場合に医療費等の給付を行い, これにより被害者を救済する制度がある しかし, 医薬品が添付文書に従って投薬 管理されない場合は救済の対象とならない事例が報告されている ATDによる無顆粒球症からの死亡を含む健康被害例を救済するため, 添付文書やPMDAの通知に従った定期的な血液検査の実施と診察による自覚症状の確認は重要である 抗甲状腺薬による副作用として, 発生頻度は稀であるが注意すべき有害事象にANCA 関連血管炎がある ANCA 関連血管炎は原発性血管炎のなかで特に中小型血管が障害され, その血中にANCAが検出されることを特徴とした疾患群である 本邦では90% 以上を顕微鏡的多発血管炎 (microscopic polyangiitis, MPA) が占める ATD 投与後に ANCA 関連血管炎と報告された92 症例の調査では, 発生率は10,000 人あたり 人で,MMIよりもPTUで多く発症 ( 推定発現率 MMI : PTU = 1 : 39.2), 臓器障害は複数に及ぶため臨床症状は多彩であること,ATD 長期投与例で多いが服薬開始後早期からも発症すること ( 中央値 42 ヵ月, 発症時期 ヵ月 ),ATD の投薬量とは相関せず少量でも発症すること,MPO-ANCA 値と血管炎の重症度は相関しないことが明らかにされている 6) 症例 3のように,MPO-ANCA 陽性となった場合でも無症状の患者が存在する 7) どのような患者にいつ MPO-ANCAを測定すべきか,MPO-ANCA 陽性となった患者の対応をどうすべきか定まった見解が得られていない ATDによるANCA 関連血管炎の臓器障害は複数に及ぶも総臓器障害数で最も多いのは腎障害であるため, 定期的な検尿による血尿や蛋白尿のチェックは早期発見に有用である Basedow 病術前の甲状腺機能のコントロールは, 甲状腺クリーゼなどの周術期合併症を回避するため重要である 甲状腺クリーゼはコントロール不良な Basedow 病症例で発症するため, 可能な限り甲状腺機能を正常化させたうえで手術に臨むことが望ましい β 遮断薬は, 心拍数を減少させ高心拍出性心不全の予防目的で投薬されるが, 甲状腺ホルモンの末梢組織での効果を減弱させる作用も有する 無機ヨードは, 甲状腺ホルモンの分泌阻害作用, および T4からT3への変換阻害作用に加えて血管収縮作用があり, 術中の出血量を減少させる効果が期待され る ヨウ化カリウム丸 (50mg, 無機ヨード38.2 mg 含有 )1 3 丸 / 日, 分 1もしくは内用ルゴール 液 ( 院内調剤, 無機ヨード125mg/ml 含有 )0.7 ml/ 日, 分 1を投薬する ATD,β 遮断薬, 無機ヨードで術前の甲状腺中毒症の軽快や甲状腺ホルモン値の正常化が得られることが多いが, 今回報告した症例のように, 抗甲状腺薬の副作用や巨大甲状腺腫により術前の甲状腺機能が高値なBasedow 病の症例が存在する Ozawaらは,ATDによる副作用で術前甲状腺機能が高値であったBasedow 病に対して, プレドニゾロン30mg/ 日の投薬が有功であったと報告している 8) ステロイドには甲状腺ホルモンの分泌阻害作用およびT4 から生物学的活性の高いT3 へ 48

5 中里浩子他 :Basedow 病術前デキサメタゾン短期投与の有用性 の変換阻害作用を有し, 最近はデキサメタゾン ( デ カドロン錠 ) またはベタメタゾン ( リンデロン錠 ) 4 6mg/ 日, 分 2 4が投薬される 症例 1において甲状腺ホルモン値の改善にプレドニゾロンでは不十分でDEXが有効であった要因として,PSLと DEXの薬理学的差異 ( 力価や作用時間など ) が推察された DEX 投薬後平均 11.8 日 (7から18 日 ) で手術を行い, 術中や術後に甲状腺クリーゼを含めた合併症を認めなかった 症例 4は術前 DEXを17 日間投薬したが,DEX 投薬 6 日目にはFT3 は基準値内となった点から, 術前 DEX 投薬期間は1 週間前後で十分と考えられた 抗甲状腺薬の副作用や巨大甲状腺腫により術前の甲状腺機能が高値であったBasedow 病 5 例に対してデキサメタゾンを術前短期間投与し, 周術期合併症を来すことなく良好に経過した 術前に甲状腺機能の正常化が得られないBasedow 病へのDEX 短期投与は周術期管理に有用であった 術前のDEXの投薬量や投与期間に関する臨床データの蓄積は, Basedow 病外科手術でのより良い周術期管理に寄与することが期待される 参考文献 Nakamura H, Miyauchi A, Miyawaki N, et al. Analysis of 754 cases of antithyroid drug-induced agranulocytosis over 30 years in Japan. J Clin Endocrinol Metab 2013 ; 98 : ) 中村浩淑. 薬物療法の基本と有害事象への対策. 日臨 2012 ; 70 : ) 日本甲状腺学会 ( 編 ). バセドウ病治療ガイドライン 南江堂, 東京, ) Uchida T, Goto H, Kasai T, et al. Therapeutic effectiveness of potassium iodine in drug-naïve patients with Graves disease : single-center experience. Endocrine 2014 ; 47 : ) Cooper DS. Antithyroid drugs. N Engl J Med 2005 ; ) Non JY, Yasuda S, Sato S, et al. Clinical characteristics of myeloperoxidase antineutrophil cytoplasmic antibody-associated vasculitis caused by antithyroid drugs. J Clin Endocrinol Metab 2009 ; 94 : ) Sato, H. Hattori M, Fujieda M, et al. High prevalence of antineutrophil cytoplasmic antibody positivity in childhood onset Graves disease treated with propylthiouracil. J Clin Endocrinol Metab 2000 ; 85 : ) Ozawa Y, Daida H, Shimizu T, et al. Rapid improvement of thyroid function by using glucocorticoid indicated for the preoperative preparation of subtotal thyroidectomy in Graves disease. Endocrinol Jpn 1983 ; 30 :

6 宮崎医会誌 第 39 巻第 1 号 2015 年 3 月 Short-term Administration of Dexamethasone is Effective for Rapid Preoperative Preparation in Patients with Graves Disease Hiroko Nakazato 1, Hideki Yamaguchi 1, Yuuta Morinaga 1, Emi Ebihara 1, Tomoho Noda 1, Tadato Yonekawa 1, Fumiaki Kawano 2, Kunihide Nakamura 2, Kazuhiro Nagamine 3, Hiroyuki Hidaka 3, Kazuhiko Ibusuki 4, Hirotaka Toshimori 5 Tadanobu Kuribayashi 3 and Masamitsu Nakazato 1 1 Division of Neurology, Respirology, Endocrinology and Metabolism, Department of Internal Medicine, University of Miyazaki, 2 Division of Cardiovascular, Thoracic and General Surgery, Department of Surgery, University of Miyzaki, 3 Department of Internal Medicine, Koga General Hospital, 4 Department of Surgery, Koga General Hospital and 5 Department of Internal Medicine, Koga Ekimae Clinic Abstract The achievement of an euthyroid state at thyroidectomy should be recommended for patients with Graves disease to lower the risk of complications, such as thyroid storm. The aim of this study was to clarify the role of the short-term administration of dexamethasone(dex)for rapid preoperative preparation in patients with Graves disease. Five thyrotoxic patients(all women, aged 28 to 36 years)were admitted to the hospital for thyroidectomy from January 2012 to July 2014 because they had reactions to antithyroid drugs or large goiter. We retrospectively analyzed their clinical courses after the short-term administration of DEX before thyroidectomy. Dexamethasone(4 6 mg daily)was given combined with inorganic iodine and β-blocker for 11.8 days(7 18 days). Dexamethasone rapidly decreased plasma levels of FT3 and FT4 by 48.4%( %)and 26.2%( %), respectively. Thyroidectomy was uneventful, even though 3 of the 5 patients could not achieve an euthyroid state. The short-term. administration of DEX was effective for rapid preparative preparation in patients with Graves disease. Key words : Graves disease, dexamethasone, thyroidectomy, preoperative preparation 50

<4D F736F F D208C9F8DF58C8B89CA82CC90E096BE2E646F6378>

<4D F736F F D208C9F8DF58C8B89CA82CC90E096BE2E646F6378> バセドウ病治療ガイドライン [1] 初回検索 CQ1 妊娠初期における薬物治療は 第一選択は何が推奨されるか? 検索結果 :( ファイル名 :CQ01-PubMed-v1.xlsm) 1) メタアナリシス システマティックレビュー 診療ガイドライン 34 件 (Sheet1) 2) 臨床研究 ( ランダム化比較試験含む ) 7 件 (Sheet2) 上記との重複除く 3) 疫学研究 192 件 (Sheet3)

More information

甲状腺機能が亢進して体内に甲状腺ホルモンが増えた状態になります TSH レセプター抗体は胎盤を通過して胎児の甲状腺にも影響します 母体の TSH レセプター抗体の量が多いと胎児に甲状腺機能亢進症を引き起こす可能性が高まります その場合 胎児の心拍数が上昇しひどい時には胎児が心不全となったり 胎児の成

甲状腺機能が亢進して体内に甲状腺ホルモンが増えた状態になります TSH レセプター抗体は胎盤を通過して胎児の甲状腺にも影響します 母体の TSH レセプター抗体の量が多いと胎児に甲状腺機能亢進症を引き起こす可能性が高まります その場合 胎児の心拍数が上昇しひどい時には胎児が心不全となったり 胎児の成 甲状腺機能亢進症が女性に与える影響 1) バセドウ病と生理 ( 月経 ) バセドウ病になると生理の周期が短くなったり 生理の量が少なくなったりします バセドウ病では 甲状腺機能亢進症の状態となります 甲状腺ホルモンは卵胞の成長にも影響しますので 甲状腺機能亢進症の状態では 卵胞の成長が早くなり生理の周期が短くなることがあります そのため生理が頻回に生じる頻発月経になったりしますが 逆に全身状態が悪くなったり

More information

臨床No208-cs4作成_.indd

臨床No208-cs4作成_.indd 55 56 57 58 59 臨床核医学 問題14 甲状腺癌の131I 治療において誤ってい るのはどれか 1つ選べ a 1回の投与量は3,700 7,400 MBq が一般的 である b 前処置として甲状腺ホルモン薬 FT3 の投 与は4週間以上前より中止し FT4は2週 間前までに中止する c 放射性ヨード投与時には 血清 TSH 値が30 μiu/ml 以上であることが望ましい d 131 I

More information

<4D F736F F D2082A8926D82E782B995B68F E834E838D838A E3132>

<4D F736F F D2082A8926D82E782B995B68F E834E838D838A E3132> 医薬品の適正使用に欠かせない情報です 必ずお読み下さい 効能 効果 用法 用量 使用上の注意 改訂のお知らせ 2013 年 12 月 東和薬品株式会社 このたび 平成 25 年 8 月に承認事項一部変更承認申請をしていました弊社上記製品の 効能 効果 用法 用量 追加が平成 25 年 11 月 29 日付にて 下記の内容で承認されました また 使用上の注意 を改訂致しましたので 併せてお知らせ申し上げます

More information

佐賀県肺がん地域連携パス様式 1 ( 臨床情報台帳 1) 患者様情報 氏名 性別 男性 女性 生年月日 住所 M T S H 西暦 電話番号 年月日 ( ) - 氏名 ( キーパーソンに ) 続柄居住地電話番号備考 ( ) - 家族構成 ( ) - ( ) - ( ) - ( ) - 担当医情報 医

佐賀県肺がん地域連携パス様式 1 ( 臨床情報台帳 1) 患者様情報 氏名 性別 男性 女性 生年月日 住所 M T S H 西暦 電話番号 年月日 ( ) - 氏名 ( キーパーソンに ) 続柄居住地電話番号備考 ( ) - 家族構成 ( ) - ( ) - ( ) - ( ) - 担当医情報 医 佐賀県肺がん地域連携パス様式 1 ( 臨床情報台帳 1) 患者様情報 氏名 性別 男性 女性 生 住所 M T S H 西暦 電話番号 氏名 ( キーパーソンに ) 続柄居住地電話番号備考 家族構成 情報 医療機関名 診療科 住所 電話番号 紹介医 計画策定病院 (A) 連携医療機関 (B) 疾患情報 組織型 遺伝子変異 臨床病期 病理病期 サイズ 手術 有 無 手術日 手術時年齢 手術 有 無 手術日

More information

C 型慢性肝炎に対するテラプレビルを含む 3 剤併用療法 の有効性 安全性等について 肝炎治療戦略会議報告書平成 23 年 11 月 28 日

C 型慢性肝炎に対するテラプレビルを含む 3 剤併用療法 の有効性 安全性等について 肝炎治療戦略会議報告書平成 23 年 11 月 28 日 C 型慢性肝炎に対するテラプレビルを含む 3 剤併用療法 の有効性 安全性等について 肝炎治療戦略会議報告書平成 23 年 11 月 28 日 C 型慢性肝炎に対するテラプレビルを含む 3 剤併用療法の 有効性 安全性等について 1. 有効性及び対象について セログループ 1 のC 型慢性肝炎に対する ペグインターフェロン リバビリン及びテラプレビル3 剤併用療法 ( 以下単に 3 剤併用療法 という

More information

妊婦甲状腺機能検査の実施成績 東京都予防医学協会母子保健検査部 はじめに て乾燥させたろ紙血液を検体とする 検体は本会の 妊婦の甲状腺機能異常による甲状腺ホルモンの 過不足は 妊娠の転帰に影響を与えるばかりでなく 代謝異常検査センターに郵送される 2 検査項目と検査目的および判定基準 生まれてくる子

妊婦甲状腺機能検査の実施成績 東京都予防医学協会母子保健検査部 はじめに て乾燥させたろ紙血液を検体とする 検体は本会の 妊婦の甲状腺機能異常による甲状腺ホルモンの 過不足は 妊娠の転帰に影響を与えるばかりでなく 代謝異常検査センターに郵送される 2 検査項目と検査目的および判定基準 生まれてくる子 115 妊婦甲状腺機能検査の実施成績 東京都予防医学協会母子保健検査部 はじめに て乾燥させたろ紙血液を検体とする 検体は本会の 妊婦の甲状腺機能異常による甲状腺ホルモンの 過不足は 妊娠の転帰に影響を与えるばかりでなく 代謝異常検査センターに郵送される 2 検査項目と検査目的および判定基準 生まれてくる子どもに直接的 あるいは間接的な影 検査項目とその目的を表1に示す 全検体につい 響を及ぼす可能性がある

More information

M1 TSH T 3 T 4 2 T 1 2 Plummer 3 TSH TSH K 5 7 TSH TSH Plummer TSH TSH TSH TSH T 4 T 3 TSH T 4 T 3 TSH TSH or Plummer Plummer or a) 1. 2. 3. b) 1. T 4 T 3 2. TSH 0.1 U/ml 3. TSH TRAb TSAb 4. 1) a) 1

More information

スライド 1

スライド 1 1/5 PMDA からの医薬品適正使用のお願い ( 独 ) 医薬品医療機器総合機構 No.6 2012 年 1 月 ラミクタール錠 ( ラモトリギン ) の重篤皮膚障害と用法 用量遵守 早期発見について ラミクタール錠は 用法 用量 を遵守せず投与した場合に皮膚障害の発現率が高くなることが示されている ( 表 1 参照 ) ため 用法 用量 を遵守することが平成 20 年 10 月の承認時より注意喚起されています

More information

Medical Journal of Aizawa Hospital Medical Journal of Aizawa Hospital Vol. 10 (2012) Key words ö γ µ Graves disease and Hashimoto s thyroiditis are autoimmune thyroid diseases. Graves disease causes

More information

使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 1 2X X 重要な基本的注意 1TNF 2TNF TNF 3 X - CT X 4TNFB HBsHBcHBs B B B B 5 6TNF 7 8dsDNA d

使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 1 2X X 重要な基本的注意 1TNF 2TNF TNF 3 X - CT X 4TNFB HBsHBcHBs B B B B 5 6TNF 7 8dsDNA d 2015 5 7 201410 28 TNF 阻害薬 TNFFab シムジア 皮下注 200mg シリンジ Cimzia 200mg Syringe for S.C. Injection セルトリズマブペゴル ( 遺伝子組換え ) 製剤 873999 22400AMX01488000 20132 20133 20155 20079 警告 1. 2. 1 2 X - CT 3. TNF 4. 1 禁忌

More information

スライド 1

スライド 1 感染と CRP 感染と CRP メニュー 1.Sepsis 1 診断的 価値 Intensive Care Med 2002 2 重症度 3 治療効果 予後判定 判定 Crit Care 2011 Infection 2008 2.ICU Patients 3.VAP Crit Care 2006 Chest 2003 Crit Care Med 2002 Heart & Lung 2011

More information

適応病名とレセプト病名とのリンクDB

適応病名とレセプト病名とのリンクDB データベース データベースの概要 添付文書に記載されている適応病名とそれに対応するレセプト病名を関連付けたデータベースです 保険請求に関連したレセプト病名の検索や薬品との整合性チェックを行うことが可能です 本データベースは 医療用医薬品の添付文書に記載されている全ての適応病名情報を網羅しており 下記参考情報のレセプト病名の改定 ( 年 2 回 ) にも対応しています 参考情報 : 傷病名マスター (

More information

1. 遊離サイロキシン (FT4) 遊離トリヨウ素サイロニン(FT3) のいずれか一方または両方高値 2.TSH 低値 (0.1μU/ml 以下 ) 3. 抗 TSH 受容体抗体 (TRAb, TBII) 陽性 または刺激抗体 (TSAb) 陽性 4. 放射性ヨウ素 ( またはテクネシウム ) 甲状

1. 遊離サイロキシン (FT4) 遊離トリヨウ素サイロニン(FT3) のいずれか一方または両方高値 2.TSH 低値 (0.1μU/ml 以下 ) 3. 抗 TSH 受容体抗体 (TRAb, TBII) 陽性 または刺激抗体 (TSAb) 陽性 4. 放射性ヨウ素 ( またはテクネシウム ) 甲状 小児期発症バセドウ病診療のガイドライン 2016 日本小児内分泌学会薬事委員会日本甲状腺学会小児甲状腺疾患診療委員会 推奨版 Q&A~ 2016 年 4 月 23 日 グレードレベル 1. 強い推奨 殆どの患者に利益を生み出す 2. 弱い推奨 患者にとって利益をもたらすことが多いため 考慮すべきである 当然患者の状況によって最良の選択を行う エビデンスレベル 低コントロールを伴わない症例集積 中コントロールを伴わないコホート研究

More information

症例報告書の記入における注意点 1 必須ではない項目 データ 斜線を引くこと 未取得 / 未測定の項目 2 血圧平均値 小数点以下は切り捨てとする 3 治験薬服薬状況 前回来院 今回来院までの服薬状況を記載する服薬無しの場合は 1 日投与量を 0 錠 とし 0 錠となった日付を特定すること < 演習

症例報告書の記入における注意点 1 必須ではない項目 データ 斜線を引くこと 未取得 / 未測定の項目 2 血圧平均値 小数点以下は切り捨てとする 3 治験薬服薬状況 前回来院 今回来院までの服薬状況を記載する服薬無しの場合は 1 日投与量を 0 錠 とし 0 錠となった日付を特定すること < 演習 ABC-123 臨床試験進行または再発胃癌患者に対するプラセボを対照薬とした無作為化二重盲検比較試験症例報告書 治験実施計画書番号 P123-31-V01 被験者識別コード 割付番号 治験実施医療機関名 ご自分の医療機関 お名前を記載して下さい 症例報告書記載者名 症例報告書記載者名 治験責任医師 ( 署名又は記名 押印 ) 治験責任医師記載内容確認完了日 印 2 0 年 月 日 1 症例報告書の記入における注意点

More information

一般外来で見逃してはいけない 甲状腺疾患の頻度と見方、鑑別診断 コストエフェクテイブな検査の選び方

一般外来で見逃してはいけない 甲状腺疾患の頻度と見方、鑑別診断  コストエフェクテイブな検査の選び方 第 41 回日本臨床検査自動化学会平成 21 年 10 月 甲状腺疾患と抗 TSH レセプター抗体 診療前に検査値が分かることの意義 すみれ病院院長 浜田昇 以前は 甲状腺疾患の診療 患者さんの症状を聞き 甲状腺の触診を行い さらにその他の所見から ( 脈拍 皮膚の湿潤度など ) 甲状腺機能状態を判断し 診断を推測し 診療をしていた 次回の診察時に検査結果が分かることから 橋本病と思っていたら 甲状腺癌であったとか

More information

医師のためのTUE申請ガイドブック2013_本文.indd

医師のためのTUE申請ガイドブック2013_本文.indd TUE 2013 1 2013 1 WADA 2011 WADA TUE TUE TherapeuticUseExemptionsTUE TUE WADA TUE Medical Information to Support the Decisions of TUECs WADAhttp://www.wada-ama.org/WADA TUE JADA http://www.playtruejapan.org/

More information

ータについては Table 3 に示した 両製剤とも投与後血漿中ロスバスタチン濃度が上昇し 試験製剤で 4.7±.7 時間 標準製剤で 4.6±1. 時間に Tmaxに達した また Cmaxは試験製剤で 6.3±3.13 標準製剤で 6.8±2.49 であった AUCt は試験製剤で 62.24±2

ータについては Table 3 に示した 両製剤とも投与後血漿中ロスバスタチン濃度が上昇し 試験製剤で 4.7±.7 時間 標準製剤で 4.6±1. 時間に Tmaxに達した また Cmaxは試験製剤で 6.3±3.13 標準製剤で 6.8±2.49 であった AUCt は試験製剤で 62.24±2 ロスバスタチン錠 mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロスバスタチンは HMG-CoA 還元酵素を競合的に阻害することにより HMG-CoA のメバロン酸への変更を減少させ コレステロール生合成における早期の律速段階を抑制する高コレステロール血症治療剤である 今回 ロスバスタチン錠 mg TCK とクレストール 錠 mg の生物学的同等性を検討するため

More information

頭頚部がん1部[ ].indd

頭頚部がん1部[ ].indd 1 1 がん化学療法を始める前に がん化学療法を行うときは, その目的を伝え なぜ, 化学療法を行うか について患者の理解と同意を得ること ( インフォームド コンセント ) が必要である. 病理組織, 病期が決定したら治療計画を立てるが, がん化学療法を治療計画に含める場合は以下の場合である. 切除可能であるが, 何らかの理由で手術を行わない場合. これには, 導入として行う場合と放射線療法との併用で化学療法を施行する場合がある.

More information

8 The Bulletin of Meiji University of Integrative Medicine API II 61 ASO X 11 7 X-4 6 X m 5 X-2 4 X 3 9 X 11 7 API 0.84 ASO X 1 1 MR-angio

8 The Bulletin of Meiji University of Integrative Medicine API II 61 ASO X 11 7 X-4 6 X m 5 X-2 4 X 3 9 X 11 7 API 0.84 ASO X 1 1 MR-angio 7-14 2010 1 1 1 2 1 1 1 2 Fontaine II ASO61 3 API ASO ASO ASO API API KKKKKKKKKK ASO Fontaine II API Received April 14, 2009; Accepted July 16, 2009 I arteriosclerosis obliterans: ASO ASO 50 70 1,2 Fontaine

More information

H29_第40集_大和証券_研究業績_C本文_p indd

H29_第40集_大和証券_研究業績_C本文_p indd 慢性腎臓病 (CKD) における危険因子としての食後高血糖の検討 独立行政法人国立病院機構千葉東病院臨床研究部 糖尿病研究室長関直人 はじめに 1. 研究の背景慢性腎臓病 (CKD) は 動脈硬化 腎機能低下 末期腎不全 心血管イベントなどの危険因子であることが報告されている (1) 一方で食後高血糖もまた 動脈硬化 心血管イベントの危険因子であることが報告されている (2) 食後高血糖の検出には持続血糖モニタリング

More information

減量・コース投与期間短縮の基準

減量・コース投与期間短縮の基準 用法 用量 通常 成人には初回投与量 (1 回量 ) を体表面積に合せて次の基準量とし 朝食後および夕食後の 1 日 2 回 28 日間連日経口投与し その後 14 日間休薬する これを 1 クールとして投与を繰り返す ただし 本剤の投与によると判断される臨床検査値異常 ( 血液検査 肝 腎機能検査 ) および消化器症状が発現せず 安全性に問題がない場合には休薬を短縮できるが その場合でも少なくとも

More information

「             」  説明および同意書

「             」  説明および同意書 EDP( エトポシド + ドキソルビシン + シスプラチン ) 療法 説明および同意書 四国がんセンター泌尿器科 患者氏名 ( ) さん 御本人さんのみへの説明でよろしいですか? ( 同席者の氏名をすべて記載 ) ( ( はい ) ) < 病名 > 副腎がん 転移部位 ( ) < 治療 > EDP 療法 (E: エトポシド D: ドキソルビシン P: シスプラチン ) < 治療開始予定日 > 平成

More information

シプロフロキサシン錠 100mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにシプロフロキサシン塩酸塩は グラム陽性菌 ( ブドウ球菌 レンサ球菌など ) や緑膿菌を含むグラム陰性菌 ( 大腸菌 肺炎球菌など ) に強い抗菌力を示すように広い抗菌スペクトルを

シプロフロキサシン錠 100mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにシプロフロキサシン塩酸塩は グラム陽性菌 ( ブドウ球菌 レンサ球菌など ) や緑膿菌を含むグラム陰性菌 ( 大腸菌 肺炎球菌など ) に強い抗菌力を示すように広い抗菌スペクトルを シプロフロキサシン錠 mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにシプロフロキサシン塩酸塩は グラム陽性菌 ( ブドウ球菌 レンサ球菌など ) や緑膿菌を含むグラム陰性菌 ( 大腸菌 肺炎球菌など ) に強い抗菌力を示すように広い抗菌スペクトルを有し 上気道感染症 尿路感染症 皮膚感染症などに有効なニューキノロン系の合成抗菌剤である シプロキサン 錠

More information

3. 安全性本治験において治験薬が投与された 48 例中 1 例 (14 件 ) に有害事象が認められた いずれの有害事象も治験薬との関連性は あり と判定されたが いずれも軽度 で処置の必要はなく 追跡検査で回復を確認した また 死亡 その他の重篤な有害事象が認められなか ったことから 安全性に問

3. 安全性本治験において治験薬が投与された 48 例中 1 例 (14 件 ) に有害事象が認められた いずれの有害事象も治験薬との関連性は あり と判定されたが いずれも軽度 で処置の必要はなく 追跡検査で回復を確認した また 死亡 その他の重篤な有害事象が認められなか ったことから 安全性に問 フェキソフェナジン塩酸塩錠 6mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにフェキソフェナジン塩酸塩は 第二世代抗ヒスタミン薬の一つであり 抗原抗体反応に伴って起こる肥満細胞からのヒスタミンなどのケミカルメディエーターの遊離を抑制すると共に ヒスタミンの H1 作用に拮抗することにより アレルギー症状を緩和する 今回 フェキソフェナジン塩酸塩錠 6mg

More information

2008年10月2日

2008年10月2日 2008 年 10 月 16 日 日本小児内分泌学会 成長ホルモン委員会 SGA 性低身長症における GH 治療の実施上の注意 SGA 性低身長症における成長ホルモン (GH) 治療が 2008 年 10 月 16 日に承認されました 詳細については 改訂されたジェノトロピン ( ファイザー株式会社 ) の添付文書により確認して下さい 日本小児内分泌学会では SGA 性低身長症におけるGH 治療に関するガイドライン

More information

H26_大和証券_研究業績_C本文_p indd

H26_大和証券_研究業績_C本文_p indd インスリン非使用 2 型糖尿病患者における自己血糖測定の血糖コントロールへの影響 慶應義塾大学医学部腎臓内分泌代謝内科 目黒周 はじめに現在わが国では簡易血糖測定器を用いた自己血糖測定 (Self monitoring of blood glucose 以下 SMBG) はインスリン治療を行っていない糖尿病患者において保険適用になっておらず ほとんど行われていない 非インスリン投与 2 型糖尿病患者におけるSMBGの意義は現在でも一致した見解が得られていないが

More information

葉酸とビタミンQ&A_201607改訂_ indd

葉酸とビタミンQ&A_201607改訂_ indd L FO AT E VI TAMI NB12 医療関係者用 葉酸 とビタミンB ビタミンB12 アリムタ投与に際して 警告 1 本剤を含むがん化学療法に際しては 緊急時に十分対応できる医療施設において がん化学療 法に十分な知識 経験を持つ医師のもとで 本剤の投与が適切と判断される症例についてのみ投 与すること 適応患者の選択にあたっては 各併用薬剤の添付文書を参照して十分注意すること また 治療開始に先立ち

More information

婦人科63巻6号/FUJ07‐01(報告)       M

婦人科63巻6号/FUJ07‐01(報告)       M 図 1 調査前年 1 年間の ART 実施周期数別施設数 図 4 ART 治療周期数別自己注射の導入施設数と導入率 図 2 自己注射の導入施設数と導入率 図 5 施設の自己注射の使用目的 図 3 導入していない理由 図 6 製剤種類別自己注射の導入施設数と施設率 図 7 リコンビナント FSH を自己注射された症例の治療成績は, 通院による注射症例と比較し, 差があるか 図 10 リコンビナント FSH

More information

10038 W36-1 ワークショップ 36 関節リウマチの病因 病態 2 4 月 27 日 ( 金 ) 15:10-16:10 1 第 5 会場ホール棟 5 階 ホール B5(2) P2-203 ポスタービューイング 2 多発性筋炎 皮膚筋炎 2 4 月 27 日 ( 金 ) 12:4

10038 W36-1 ワークショップ 36 関節リウマチの病因 病態 2 4 月 27 日 ( 金 ) 15:10-16:10 1 第 5 会場ホール棟 5 階 ホール B5(2) P2-203 ポスタービューイング 2 多発性筋炎 皮膚筋炎 2 4 月 27 日 ( 金 ) 12:4 10001 P1-089 ポスタービューイング 1 関節リウマチの治療 :DMARDs NSAIDs 4 月 26 日 ( 木 ) 13:20-14:40 - ポスター 展示会場ホール E B2 階 ホール E 10002 P2-041 ポスタービューイング 2 関節リウマチの治療評価と予測 2 4 月 27 日 ( 金 ) 12:40-14:00 - ポスター 展示会場ホール E B2 階 ホール

More information

Microsoft PowerPoint - 薬物療法専門薬剤師制度_症例サマリー例_HP掲載用.pptx

Microsoft PowerPoint - 薬物療法専門薬剤師制度_症例サマリー例_HP掲載用.pptx 薬物療法専門薬剤師の申請 及び症例サマリーに関する Q&A 注意 : 本 Q&A の番号は独立したものであり 医療薬学会 HP にある 薬物療法専門薬剤師制度の Q&A の番号と関連性はありません 薬物療法専門薬剤師認定制度の目的 幅広い領域の薬物療法 高い水準の知識 技術及び臨床能力を駆使 他の医療従事者と協働して薬物療法を実践 患者に最大限の利益をもたらす 国民の保健 医療 福祉に貢献することを目的

More information

あった AUCtはで ± ng hr/ml で ± ng hr/ml であった 2. バイオアベイラビリティの比較およびの薬物動態パラメータにおける分散分析の結果を Table 4 に示した また 得られた AUCtおよび Cmaxについてとの対数値

あった AUCtはで ± ng hr/ml で ± ng hr/ml であった 2. バイオアベイラビリティの比較およびの薬物動態パラメータにおける分散分析の結果を Table 4 に示した また 得られた AUCtおよび Cmaxについてとの対数値 モンテルカストチュアブル錠 5mg TCK の生物学的同等性試験 ( 口中溶解後 水なし投与 ) バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにモンテルカストナトリウムは アレルギーのメディエーターの 1 つであるロイコトリエン (LT) の受容体の内 cyslt1 受容体を遮断する抗アレルギー薬である 今回 モンテルカストチュアブル錠 5mg TCK とキプレス チュアブル錠 5mg の生物学的同等性を検討するため

More information

ヒアルロン酸ナトリウム架橋体製剤 特定使用成績調査

ヒアルロン酸ナトリウム架橋体製剤 特定使用成績調査 ヒアルロン酸ナトリウム架橋体製剤 ( サイビスクディスポ 関節注 2mL) 特定使用成績調査 (J-STEP/EL) 謹啓時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます 平素より格別のご高配を賜り 厚く御礼申し上げます さて ヒアルロン酸ナトリウム架橋体製剤 ( サイビスクディスポ 関節注 2mL) は 保存的非薬物治療及び経口薬物治療が十分奏功しない疼痛を有する変形性膝関節症の患者を対象に 本剤の製造販売後の使用実態下における複数回使用を含めた安全性及び有効性について確認することを目的として

More information

抗ヒスタミン薬の比較では 抗ヒスタミン薬は どれが優れているのでしょう? あるいはどの薬が良く効くのでしょうか? 我が国で市販されている主たる第二世代の抗ヒスタミン薬の臨床治験成績に基づき 慢性蕁麻疹に対する投与 2 週間後の効果を比較検討すると いずれの薬剤も高い効果を示し 中でもエピナスチンなら

抗ヒスタミン薬の比較では 抗ヒスタミン薬は どれが優れているのでしょう? あるいはどの薬が良く効くのでしょうか? 我が国で市販されている主たる第二世代の抗ヒスタミン薬の臨床治験成績に基づき 慢性蕁麻疹に対する投与 2 週間後の効果を比較検討すると いずれの薬剤も高い効果を示し 中でもエピナスチンなら 2011 年 3 月 3 日放送第 26 回日本臨床皮膚科医会総会 3 主催セミナー 5より 皮膚科診療における抗ヒスタミン薬の限界と可能性 広島大学大学院皮膚科教授秀道弘はじめに皮膚科診療において 痒みを伴う疾患の数は多く 本邦における皮膚科患者数の上位 20 疾患のうち 9 疾患が痒みを伴い それらの疾患患者数は全体の 56.6% に該当します 中でも蕁麻疹 アトピー性皮膚炎は患者数が多く その病態ではヒスタミンが重要な役割を果たします

More information

タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg タペンタ 錠 100mg に係る 販売名 タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 有効成分 タペンタ 錠 100mg 製造販売業者 ヤンセンファーマ株式会社 薬効分類 821 提出年月 平成 30 年

タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg タペンタ 錠 100mg に係る 販売名 タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 有効成分 タペンタ 錠 100mg 製造販売業者 ヤンセンファーマ株式会社 薬効分類 821 提出年月 平成 30 年 タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg タペンタ 錠 100mg に係る医薬品リスク管理計画書 本資料に記載された情報に係る権利及び内容の責任はヤンセンファーマ株式会社にあります 当該情報を適正使用以外の営利目的に利用することはできません ヤンセンファーマ株式会社 タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg タペンタ 錠 100mg に係る 販売名 タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠

More information

資料 3 1 医療上の必要性に係る基準 への該当性に関する専門作業班 (WG) の評価 < 代謝 その他 WG> 目次 <その他分野 ( 消化器官用薬 解毒剤 その他 )> 小児分野 医療上の必要性の基準に該当すると考えられた品目 との関係本邦における適応外薬ミコフェノール酸モフェチル ( 要望番号

資料 3 1 医療上の必要性に係る基準 への該当性に関する専門作業班 (WG) の評価 < 代謝 その他 WG> 目次 <その他分野 ( 消化器官用薬 解毒剤 その他 )> 小児分野 医療上の必要性の基準に該当すると考えられた品目 との関係本邦における適応外薬ミコフェノール酸モフェチル ( 要望番号 資料 3 1 医療上の必要性に係る基準 への該当性に関する専門作業班 (WG) の評価 < 代謝 その他 WG> 目次 小児分野 医療上の必要性の基準に該当すると考えられた品目 との関係本邦における適応外薬ミコフェノール酸モフェチル ( 要望番号 ;II-231) 1 医療上の必要性の基準に該当しないと考えられた品目 本邦における適応外薬ミコフェノール酸モフェチル

More information

検査項目情報 トータルHCG-β ( インタクトHCG+ フリー HCG-βサブユニット ) ( 緊急検査室 ) chorionic gonadotropin 連絡先 : 基本情報 ( 標準コード (JLAC10) ) 基本情報 ( 診療報酬 ) 標準コード (JLAC10)

検査項目情報 トータルHCG-β ( インタクトHCG+ フリー HCG-βサブユニット ) ( 緊急検査室 ) chorionic gonadotropin 連絡先 : 基本情報 ( 標準コード (JLAC10) ) 基本情報 ( 診療報酬 ) 標準コード (JLAC10) chorionic gonadotropin 連絡先 : 3479 2-2908 基本情報 ( 標準コード (JLAC10) ) 基本情報 ( 診療報酬 ) 標準コード (JLAC10) 診療報酬 分析物 9186 4. 内分泌学的検査 >> 4F. 性腺 胎盤ホルモンおよび結合蛋白 >> 4F090. Ver.2 4F090 HCGβ サブユニット (β-hcg) 特掲診療料 >> 検査 >> 検体検査料

More information

「内科医が考えるバセドウ病の手術適応とそのタイミング」

「内科医が考えるバセドウ病の手術適応とそのタイミング」 第 39 回日本甲状腺外科学会教育セミナー東京 平成 18 年 10 月 27 日 内科医が考える バセドウ病の手術適応と そのタイミング すみれ病院浜田昇 はじめに 甲状腺専門の内科医として 30 年以上バセドウ病患者を診療してきているが その間に手術治療の適応とした患者は意外と少ない その理由は 1. 手術治療も病因から治す治療ではない 2. 抗甲状腺薬治療でも治る例がかなりある 3. 抗甲状腺薬治療が一番自然な形で治る

More information

BUN, CRP K mg/ cm, 49.6 kg, BMI /72 mmhg, 92/ Hb 6.7 g/dl PT-INR CT 1 MRI 2a, b T1 T2 T1 MRI

BUN, CRP K mg/ cm, 49.6 kg, BMI /72 mmhg, 92/ Hb 6.7 g/dl PT-INR CT 1 MRI 2a, b T1 T2 T1 MRI 20 2 2015 1 2 3 85 K CT Abstract A case of renal subcapsular hematoma resulting from trigger point injection under excessive effect of anticoagulant YAMANE Tateki, UMEDA Akira and SHIMAO Hitoshi An 85-year-old

More information

原 著 放射線皮膚炎に対する保湿クリームの効果 耳鼻科領域の頭頸部照射の患者に保湿クリームを使用して * 要旨 Gy Key words はじめに 1 70Gy 2 2 QOL

原 著 放射線皮膚炎に対する保湿クリームの効果 耳鼻科領域の頭頸部照射の患者に保湿クリームを使用して * 要旨 Gy Key words はじめに 1 70Gy 2 2 QOL 原 著 放射線皮膚炎に対する保湿クリームの効果 耳鼻科領域の頭頸部照射の患者に保湿クリームを使用して * 1 2 1 2 要旨 2011 1 2013 9 33 0 1 6 16 17 60Gy Key words はじめに 1 70Gy 2 2 QOL 3 4 2014 6 16 2015 4 17 連絡先 359 0042 3 2 Phone 04 2995 1511 Fax 04 2995 0633

More information

がん化学(放射線)療法レジメン申請書

がん化学(放射線)療法レジメン申請書 申請期日 がん化学 ( 放射線 ) 療法レジメン申請書 記載不備がある場合は審査対象になりません * は記入不要です 受付番号 診療科名呼吸器外科がん腫 ( コード ) 診療科長名 申請医師名 審査区分 ( 下記をチェックしてください ) レジメン登録ナンバー 登録申請日 登録確認日 通常審査を希望 登録削除日 迅速審査を希望 注 1) 注 1) 迅速審査は患者限定となります がん種レジメン名実施区分使用分類適応分類

More information

10 年相対生存率 全患者 相対生存率 (%) (Period 法 ) Key Point 1

10 年相対生存率 全患者 相対生存率 (%) (Period 法 ) Key Point 1 (ICD10: C81 85, C96 ICD O M: 9590 9729, 9750 9759) 治癒モデルの推定結果が不安定であったため 治癒モデルの結果を示していない 203 10 年相対生存率 全患者 相対生存率 (%) 71 68 50 53 52 45 47 1993 1997 1998 2001 2002 2006 2002 2006 (Period 法 ) 43 38 41 76

More information

2. 改訂内容および改訂理由 2.1. その他の注意 [ 厚生労働省医薬食品局安全対策課事務連絡に基づく改訂 ] 改訂後 ( 下線部 : 改訂部分 ) 10. その他の注意 (1)~(3) 省略 (4) 主に 50 歳以上を対象に実施された海外の疫学調査において 選択的セロトニン再取り込み阻害剤及び

2. 改訂内容および改訂理由 2.1. その他の注意 [ 厚生労働省医薬食品局安全対策課事務連絡に基づく改訂 ] 改訂後 ( 下線部 : 改訂部分 ) 10. その他の注意 (1)~(3) 省略 (4) 主に 50 歳以上を対象に実施された海外の疫学調査において 選択的セロトニン再取り込み阻害剤及び - 医薬品の適正使用に欠かせない情報です 必ずお読み下さい - 使用上の注意改訂のお知らせ 2010 年 8 月 製造販売元 選択的セロトニン再取り込み阻害剤 ( 一般名 : パロキセチン塩酸塩水和物 ) 謹啓時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます 平素は 弊社医薬品につきまして格別のご高配を賜り 厚く御礼申し上げます さて この度 の 使用上の注意 を改訂致しましたのでお知らせ申し上げます なお

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 第 21 回京都乳癌コンセンサス会議 テーマ HER2 陰性再発乳癌の抗がん薬治療 アンケート集計結果 1 回答いただいた御施設 (50 音順 ) 大阪赤十字病院 大津赤十字病院 加藤乳腺クリニック 関西医科大学附属枚方病院 菅典道クリニック 京都医療センター 京都市立病院 京都第一赤十字病院 京都大学医学部附属病院 倉敷中央病院 公立八鹿病院 沢井記念乳腺クリニック 滋賀県立成人病センター 静岡県立がんセンター

More information

2) 適応 長所 短所 1. 薬物治療 2. 放射性ヨード治療 3. 手術治療 適する人 あらゆる年齢 妊婦 原則として 19 歳以上 若い人 甲状腺の腫れ 甲状腺の腫れ 心臓や肝臓の が大きい人 が小さい人 悪い人 甲状腺がんの 病気の程度が バセドウ病手 疑いがある時 軽い人 術後に再発し 早く

2) 適応 長所 短所 1. 薬物治療 2. 放射性ヨード治療 3. 手術治療 適する人 あらゆる年齢 妊婦 原則として 19 歳以上 若い人 甲状腺の腫れ 甲状腺の腫れ 心臓や肝臓の が大きい人 が小さい人 悪い人 甲状腺がんの 病気の程度が バセドウ病手 疑いがある時 軽い人 術後に再発し 早く バセドウ病の 3 大治療その 1 治療法には 1 薬物治療 2 放射性ヨード治療 3 手術治療 の 3 つがあります このどれかで必ず 治せるということです 治療法の比較 1) 治療の具体的方法 費用 入院の有無 1. 薬物治療 甲状腺ホルモンの合成に関わる酵素の働きを抑え ホルモンを過剰に作ら せなくする薬を内服します ホルモン値が安定するまで 1~ 数年間の服用 が必要です 費用は 1 回の通院で

More information

背景 急性大動脈解離は致死的な疾患である. 上行大動脈に解離を伴っている急性大動脈解離 Stanford A 型は発症後の致死率が高く, それ故診断後に緊急手術を施行することが一般的であり, 方針として確立されている. 一方上行大動脈に解離を伴わない急性大動脈解離 Stanford B 型の治療方法

背景 急性大動脈解離は致死的な疾患である. 上行大動脈に解離を伴っている急性大動脈解離 Stanford A 型は発症後の致死率が高く, それ故診断後に緊急手術を施行することが一般的であり, 方針として確立されている. 一方上行大動脈に解離を伴わない急性大動脈解離 Stanford B 型の治療方法 学位論文の要約 Mid-Term Outcomes of Acute Type B Aortic Dissection in Japan Single Center ( 急性大動脈解離 Stanford B 型の早期 遠隔期成績 ) 南智行 横浜市立大学医学研究科 外科治療学教室 ( 指導教員 : 益田宗孝 ) 背景 急性大動脈解離は致死的な疾患である. 上行大動脈に解離を伴っている急性大動脈解離

More information

参考 9 大量出血や急速出血に対する対処 2) 投与方法 (1) 使用血液 3) 使用上の注意 (1) 溶血の防止 参考 9 大量出血や急速出血に対する対処 参考 11 慢性貧血患者における代償反応 2) 投与方法 (1) 使用血液 3) 使用上の注意 (1) 溶血の防止 赤血球液 RBC 赤血球液

参考 9 大量出血や急速出血に対する対処 2) 投与方法 (1) 使用血液 3) 使用上の注意 (1) 溶血の防止 参考 9 大量出血や急速出血に対する対処 参考 11 慢性貧血患者における代償反応 2) 投与方法 (1) 使用血液 3) 使用上の注意 (1) 溶血の防止 赤血球液 RBC 赤血球液 参考 血液製剤の使用指針 ( 新旧対照表 ) 平成 28 年 6 月一部改正 目次 項目新旧赤血球液赤血球濃厚液 [ 要約 ] 赤血球液の適正使用 使用指針 3) 周術期の輸血 (2) 術中投与 投与量 使用上の注意点 はじめに Ⅰ 血液製剤の使用の在り方 3. 製剤ごとの使用指針の考え方 1) 赤血球液と全血の投与について 3) 新鮮凍結血漿の投与について 4) アルブミン製剤の投与について 5)

More information

インフルエンザ(成人)

インフルエンザ(成人) ⅩⅠ-2 インフルエンザ 1 概要 インフルエンザは A 型 B 型インフルエンザウイルスによる急性呼吸器疾患である 主に冬季に流行する 典型的なものでは 急激で高度の発熱 頭痛 倦怠感などの全身症状が現れ 同時かやや遅れて鼻汁 咽頭痛 咳などの呼吸器症状が出現する 熱は 38 度以上となり 諸症状とともに次第に緩解し 1 週間ほどで治癒に向かう 2 診断 臨床症状に加え下記の方法で診断する 迅速診断

More information

より詳細な情報を望まれる場合は 担当の医師または薬剤師におたずねください また 患者向医薬品ガイド 医療専門家向けの 添付文書情報 が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています

より詳細な情報を望まれる場合は 担当の医師または薬剤師におたずねください また 患者向医薬品ガイド 医療専門家向けの 添付文書情報 が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています くすりのしおり内服剤 2014 年 6 月作成薬には効果 ( ベネフィット ) だけでなく副作用 ( リスク ) があります 副作用をなるべく抑え 効果を最大限に引き出すことが大切です そのために この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です 商品名 : バルサルタン錠 20mg AA 主成分 : バルサルタン (Valsartan) 剤形 : 淡黄色の錠剤 直径約 7.2mm 厚さ約 3.1mm

More information

(別添様式1)

(別添様式1) 未承認薬 適応外薬の要望 ( 別添様式 1. 要望内容に関連する事項 要望者 ( 該当するものにチェックする ) 学会 ( 学会名 ; 日本呼吸器学会 ) 患者団体 ( 患者団体名 ; ) 個人 ( 氏名 ; ) 優先順位 2 位 ( 全 6 要望中 ) 要望する医薬品 成 分 名 ( 一般名 ) 販 売 名 会 社 名 国内関連学会 シクロスポリンネオーラルノバルテイス ファーマ ( 選定理由 )

More information

医療連携ガイドライン改

医療連携ガイドライン改 睡眠医療入門キットのご紹介 厚生労働省委託研究 睡眠医療における医療機関連携ガイドラインの有効性検証に関する研究 班主任研究者 : 清水徹男 ( 秋田大学教授 日本睡眠学会理事長 ) 睡眠医療入門キット ( 入門キット ) の目的は 睡眠医療の専門家ではない医師が睡眠障害の初期診断を行い 適切な医療連携を行うための指針を提供することです このキットは スクリーニングガイドライン と 医療連携ガイドライン

More information

H26_大和証券_研究業績_C本文_p indd

H26_大和証券_研究業績_C本文_p indd 持続血糖測定 (CGM) による平均血糖 血糖変動と血糖コントロール指標の関連 自治医科大学内科学講座内分泌代謝学部門 准教授長坂昌一郎 ( 共同研究者 ) 自治医科大学内分泌代謝学部門 助教出口亜希子 自治医科大学内分泌代謝学部門 研究生槌田武史 筑波大学体育科学系 助教緒形 ( 大下 ) ひとみ 筑波大学体育科学系 教授徳山薫平 はじめに平均血糖の指標であるHbA1cの低下により 糖尿病細小血管合併症は抑制される

More information

(2) レパーサ皮下注 140mgシリンジ及び同 140mgペン 1 本製剤については 最適使用推進ガイドラインに従い 有効性及び安全性に関する情報が十分蓄積するまでの間 本製剤の恩恵を強く受けることが期待される患者に対して使用するとともに 副作用が発現した際に必要な対応をとることが可能な一定の要件

(2) レパーサ皮下注 140mgシリンジ及び同 140mgペン 1 本製剤については 最適使用推進ガイドラインに従い 有効性及び安全性に関する情報が十分蓄積するまでの間 本製剤の恩恵を強く受けることが期待される患者に対して使用するとともに 副作用が発現した際に必要な対応をとることが可能な一定の要件 保医発 0331 第 9 号 平成 29 年 3 月 31 日 地方厚生 ( 支 ) 局医療課長都道府県民生主管部 ( 局 ) 国民健康保険主管課 ( 部 ) 長都道府県後期高齢者医療主管部 ( 局 ) 後期高齢者医療主管課 ( 部 ) 長 殿 厚生労働省保険局医療課長 ( 公印省略 ) 抗 PCSK9 抗体製剤に係る最適使用推進ガイドラインの策定に伴う留意事項の 一部改正について 抗 PCSK9

More information

顔面神経麻痺を来したMPO―ANCA 陽性の中耳炎2症例

顔面神経麻痺を来したMPO―ANCA 陽性の中耳炎2症例 11367 : MPOANCA MPO ANCA MPOANCA 134EU MPO ANCA 67EU MPOANCA ANCA : MPOANCAANCA antineutrophil cytoplasmic antibody ; ANCA Davies IgG ANCA PR3proteinase3ANCA MPOmyeloperoxidaseANCA Wegener PR3ANCA MPO

More information

要望番号 ;Ⅱ-183 未承認薬 適応外薬の要望 ( 別添様式 ) 1. 要望内容に関連する事項 要望者学会 ( 該当する ( 学会名 ; 日本感染症学会 ) ものにチェックする ) 患者団体 ( 患者団体名 ; ) 個人 ( 氏名 ; ) 優先順位 1 位 ( 全 8 要望中 ) 要望する医薬品

要望番号 ;Ⅱ-183 未承認薬 適応外薬の要望 ( 別添様式 ) 1. 要望内容に関連する事項 要望者学会 ( 該当する ( 学会名 ; 日本感染症学会 ) ものにチェックする ) 患者団体 ( 患者団体名 ; ) 個人 ( 氏名 ; ) 優先順位 1 位 ( 全 8 要望中 ) 要望する医薬品 未承認薬 適応外薬の要望 ( 別添様式 ) 1. 要望内容に関連する事項 要望者学会 ( 該当する ( 学会名 ; 日本感染症学会 ) ものにチェックする ) 患者団体 ( 患者団体名 ; ) 個人 ( 氏名 ; ) 優先順位 1 位 ( 全 8 要望中 ) 要望する医薬品 要望内容 成分名 ( 一般名 ) 販売名 会社名 国内関連学会 未承認薬 適応 外薬の分類 ( 該当するものにチェックする )

More information

診療のガイドライン産科編2014(A4)/fujgs2014‐114(大扉)

診療のガイドライン産科編2014(A4)/fujgs2014‐114(大扉) !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! α!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

More information

BA_kanen_QA_zenpan_kani_univers.indd

BA_kanen_QA_zenpan_kani_univers.indd その他 B 型肝炎 15% C 型肝炎 68% 41 706 168 66 19 12 肝 には の か 脂肪肝 の で る () という も りま の く い 肝 の肝細胞のなかに 脂肪の く がこ なにたまっ いま 類洞 正常な肝臓 腸管からの栄養や不要物が流れていく 肝細胞 正常な肝臓 脂肪肝の始まり 類洞 腸管からの栄養や不要物が流れていく 類洞 過剰な脂質 糖質の流入 肝細胞 肝細胞のなかに中性脂肪がたまり始める

More information

A9R284E

A9R284E 第1章 初診時とフォローアップのための アプローチ 本書は 毎日の診療ですぐに役立つ実践的な糖尿病診療ハンドブックを目 指したため 糖尿病の診断 分類 問診など通常の教科書に記載されている 総論的な内容はあえて省略した これらについては ぜひ 糖尿病治療ガイド 2016-2017 日本糖尿病学 会 編 文光堂 をご参照していただきたい また 糖尿病診療におけるエビデンスとその根拠となる論文については

More information

Effects of Diet Class on Overweight Middle-aged Women Analysis of Nutritional Intake Pattern YAMAGUCHI Shizue*, MATSUMOTO Tomoko**, MIMURA Kan-ichi***, ASAI Hitoshi****, OKUDA Toyoko***** * O saka Shin-ai

More information

The clinical characteristics of Mycoplasma pneumoniae pneumonia in children younger than 6 years old Nobue Takeda1,2),Tomomichi Kurosaki1),Naruhiko Ishiwada2),Yoichi Kohno2) 1)Department of Pediatrics,Chiba

More information

医師主導治験 急性脊髄損傷患者に対する顆粒球コロニー刺激因子を用いたランダム化 プラセボ対照 二重盲検並行群間比較試験第 III 相試験 千葉大学大学院医学研究院整形外科 千葉大学医学部附属病院臨床試験部 1

医師主導治験 急性脊髄損傷患者に対する顆粒球コロニー刺激因子を用いたランダム化 プラセボ対照 二重盲検並行群間比較試験第 III 相試験 千葉大学大学院医学研究院整形外科 千葉大学医学部附属病院臨床試験部 1 医師主導治験 急性脊髄損傷患者に対する顆粒球コロニー刺激因子を用いたランダム化 プラセボ対照 二重盲検並行群間比較試験第 III 相試験 千葉大学大学院医学研究院整形外科 千葉大学医学部附属病院臨床試験部 1 顆粒球コロニー刺激因子 (Granulocyte Colony-Stimulating Factor: G-CSF) 一般名 : フィルグラスチム 調達法 国内企業より無償提供 製造元または供給元の名称協和発酵キリン

More information

日本内科学会雑誌第98巻第12号

日本内科学会雑誌第98巻第12号 表 1. 喘息の長期管理における重症度対応段階的薬物療法 重症度 長期管理薬 : 連用 : 考慮 発作時 ステップ 1 軽症間欠型 喘息症状がやや多い時 ( 例えば 1 月に 1 ~2 回 ), 血中 喀痰中に好酸球増加のある時は下記のいずれか 1 つの投与を考慮 吸入ステロイド薬 ( 最低用量 ) テオフィリン徐放製剤 ロイコトリエン拮抗薬 抗アレルギー薬 短時間作用性吸入 β2 刺激薬または短時間作用性経口

More information

CQ1: 急性痛風性関節炎の発作 ( 痛風発作 ) に対して第一番目に使用されるお薬 ( 第一選択薬と言います ) としてコルヒチン ステロイド NSAIDs( 消炎鎮痛剤 ) があります しかし どれが最適かについては明らかではないので 検討することが必要と考えられます そこで 急性痛風性関節炎の

CQ1: 急性痛風性関節炎の発作 ( 痛風発作 ) に対して第一番目に使用されるお薬 ( 第一選択薬と言います ) としてコルヒチン ステロイド NSAIDs( 消炎鎮痛剤 ) があります しかし どれが最適かについては明らかではないので 検討することが必要と考えられます そこで 急性痛風性関節炎の [web 版資料 1 患者意見 1] この度 高尿酸血症 痛風の治療ガイドライン の第 3 回の改訂を行うことになり 鋭意取り組んでおります 診療ガイドライン作成に患者 市民の立場からの参加 ( 関与 ) が重要であることが認識され 診療ガイドライン作成では 患者の価値観 希望の一般的傾向 患者間の多様性を反映させる必要があり 何らかの方法で患者 市民の参加 ( 関与 ) に努めるようになってきております

More information

The Journal of the Japan Academy of Nursing Administration and Policies Vol 7, No 2, pp 19 _ 30, 2004 Survey on Counseling Services Performed by Nursi

The Journal of the Japan Academy of Nursing Administration and Policies Vol 7, No 2, pp 19 _ 30, 2004 Survey on Counseling Services Performed by Nursi The Journal of the Japan Academy of Nursing Administration and Policies Vol 7, No 2, pp 19 _ 30, 2004 Survey on Counseling Services Performed by Nursing Professionals for Diabetic Outpatients Not Using

More information

症例_佐藤先生.indd

症例_佐藤先生.indd 症例報告 JNET 7:259-265, 2013 後拡張手技を行わない頚動脈ステント留置術後の過灌流状態においてくも膜下出血とステント閉塞を来した 1 例 Case of Subarachnoid Hemorrhage and In-Stent Occlusion Following Carotid rtery Stenting without Post alloon Dilatation ccompanied

More information

糖尿病経口薬 QOL 研究会研究 1 症例報告書 新規 2 型糖尿病患者に対する経口糖尿病薬クラス別の治療効果と QOL の相関についての臨床試験 施設名医師氏名割付群記入年月日 症例登録番号 / 被験者識別コード / 1/12

糖尿病経口薬 QOL 研究会研究 1 症例報告書 新規 2 型糖尿病患者に対する経口糖尿病薬クラス別の治療効果と QOL の相関についての臨床試験 施設名医師氏名割付群記入年月日 症例登録番号 / 被験者識別コード / 1/12 症例報告書 新規 2 型糖尿病患者に対する経口糖尿病薬クラス別の治療効果と QOL の相関についての臨床試験 施設名医師氏名割付群記入年月日 症例登録番号 / 被験者識別コード / 1/12 患者背景同意取得時から試験開始までの状況について記入 性別 男 女 年齢生年月日 歳 西暦年月日 身長. cm 体重. kg 腹囲. cm 糖尿病罹病期間 西暦年月 ~ 現在 喫煙 合併症 あり なし飲酒 あり

More information

ロペラミド塩酸塩カプセル 1mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロペラミド塩酸塩は 腸管に選択的に作用して 腸管蠕動運動を抑制し また腸管内の水分 電解質の分泌を抑制して吸収を促進することにより下痢症に効果を示す止瀉剤である ロペミン カプセル

ロペラミド塩酸塩カプセル 1mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロペラミド塩酸塩は 腸管に選択的に作用して 腸管蠕動運動を抑制し また腸管内の水分 電解質の分泌を抑制して吸収を促進することにより下痢症に効果を示す止瀉剤である ロペミン カプセル ロペラミド塩酸塩カプセル 1mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロペラミド塩酸塩は 腸管に選択的に作用して 腸管蠕動運動を抑制し また腸管内の水分 電解質の分泌を抑制して吸収を促進することにより下痢症に効果を示す止瀉剤である ロペミン カプセル 1mg は 1 カプセル中ロペラミド塩酸塩 1 mg を含有し消化管から吸収されて作用を発現する このことから

More information

( 7 5) 虫垂粘液嚢胞腺癌の 1切除例 F g 5 H s t l g lf d g sshwdm s y s t d r m ( H E s t ) 考 型度粘液腫蕩で再発リスクが低い ) C I低異型度を示 察 す粘液産生腫蕩で 腫蕩成分を含む粘液が虫垂以外に 原発性虫垂癌は全大腸癌手術件数の 8 3 %で 大 存在する群(低異型度粘液腫蕩で再発リスクが高い ) 腸癌取扱い規約 却によると

More information

Microsoft Word - sa_niflec_ doc

Microsoft Word - sa_niflec_ doc 医薬品の適正使用に欠かせない情報です 必ずお読み下さい 効能又は効果 用法及び用量 使用上の注意改訂のお知らせ 経口腸管洗浄剤 発売 2009 年 4 月 製造販売 この度 経口腸管洗浄剤ニフレック 内用において 効能又は効果 用法及び用量 の追加承認を取得したことに伴い 添付文書を以下のとおり改訂致しましたのでご案内申し上げます 今後のご使用につきましては 下記内容をご参照下さいますようお願い申し上げます

More information

2017 年 9 月 画像診断部 中央放射線科 造影剤投与マニュアル ver 2.0 本マニュアルは ESUR 造影剤ガイドライン version 9.0(ESUR: 欧州泌尿生殖器放射線学会 ) などを参照し 前マニュアルを改訂して作成した ( 前マニュアル作成 2014 年 3 月 今回の改訂

2017 年 9 月 画像診断部 中央放射線科 造影剤投与マニュアル ver 2.0 本マニュアルは ESUR 造影剤ガイドライン version 9.0(ESUR: 欧州泌尿生殖器放射線学会 ) などを参照し 前マニュアルを改訂して作成した ( 前マニュアル作成 2014 年 3 月 今回の改訂 2017 年 9 月 画像診断部 中央放射線科 造影剤投与マニュアル ver 2.0 本マニュアルは ESUR 造影剤ガイドライン version 9.0(ESUR: 欧州泌尿生殖器放射線学会 ) などを参照し 前マニュアルを改訂して作成した ( 前マニュアル作成 2014 年 3 月 今回の改訂 2017 年 8 月 ) 新たなエビデンスの報告や運用上困難な場合は適宜変更を加える 1. 造影剤アレルギーの既往を有する患者への対応

More information

未承認の医薬品又は適応の承認要望に関する意見募集について

未承認の医薬品又は適応の承認要望に関する意見募集について ( 別添様式 1-1) 未承認薬の要望 要望者 日本てんかん学会 優先順位 2 位 ( 全 12 要望中 ) 医薬品名 成分名 ルフィナマイド 販売名 Inovelon( 欧州 ) Banzel( 米国 ) 会社名 エーザイ 承認国 欧州 29 カ国 ( 英国 独国 仏国を含む ) 米国 効能 効果 レノックス ガストー症候群 (4 歳以上 ) に伴う発作に対する併用 療法 用法 用量 欧州 小児患者

More information

針刺し切創発生時の対応

針刺し切創発生時の対応 1. 初期対応 1) 発生直後の対応 (1) 曝露部位 ( 針刺し 切創等の経皮的創傷 粘膜 皮膚など ) を確認する (2) 曝露部位を直ちに洗浄する 1 創傷 粘膜 正常な皮膚 創傷のある皮膚 : 流水 石鹸で十分に洗浄する 2 口腔 : 大量の水でうがいする 3 眼 : 生理食塩水で十分に洗浄する (3) 曝露の程度 ( 深さ 体液注入量 直接接触量 皮膚の状態 ) を確認する (4) 原因鋭利器材の種類

More information

<4D F736F F D2089BB8A7797C C B B835888E790AC8C7689E6>

<4D F736F F D2089BB8A7797C C B B835888E790AC8C7689E6> 2012 年 4 月更新作成者 : 宇根底亜希子 化学療法看護エキスパートナース育成計画 1. 目的江南厚生病院に通院あるいは入院しているがん患者に質の高いケアを提供できるようになるために 看護師が化学療法分野の知識や技術を習得することを目的とする 2. 対象者 1 ) レベル Ⅱ 以上で各分野の知識と技術習得を希望する者 2 ) 期間中 80% 以上参加できる者 3. 教育期間 時間間 1 年間の継続教育とする

More information

PT51_p69_77.indd

PT51_p69_77.indd 臨床講座 特発性血小板減少性紫斑病 ITP の登場によりその危険性は下がりました また これまで 1 ヘリコバクター ピロリの除菌療法 治療の中心はステロイドであり 糖尿病 不眠症 胃炎 ヘリコバクター ピロリ ピロリ菌 は 胃炎や胃 十二指 満月様顔貌と肥満などに悩む患者が多かったのですが 腸潰瘍に深く関わっています ピロリ菌除菌療法により約 受容体作動薬によりステロイドの減量 6 割の患者で 血小板数が

More information

医学雑誌.indd

医学雑誌.indd 大阪府総医医誌 39( 1):49~53, 2016. 症 例 バセドウ病に対する甲状腺全摘術後に低 Ca 血症が遷延した一例 耳鼻咽喉 頭頸部外科 竹村和哉 芦田直毅 清水康太郎 大矢良平 北村貴裕 山本佳史 宇野敦彦 糖尿病 内分泌内科 畑 雅久 藤田洋平 馬屋原 豊 腎臓 高血圧内科 島田果林 林 晃正 A case of severe hypocalcemia prolonged after

More information

様式 2 の (1) 記載要領 血球系障害 * (1) 患者の氏名 測定日 H27 年 9 月 17 日 身長 160 cm 体重 48 kg (3) 現住所 (4) 副作用によるものとみられる疾病の名称又は症状 ( 注 ) - ) 身長 体重は (6) の医薬品を使用した時点の直近の値を記入してく

様式 2 の (1) 記載要領 血球系障害 * (1) 患者の氏名 測定日 H27 年 9 月 17 日 身長 160 cm 体重 48 kg (3) 現住所 (4) 副作用によるものとみられる疾病の名称又は症状 ( 注 ) - ) 身長 体重は (6) の医薬品を使用した時点の直近の値を記入してく 様式 2 の (1 記載要領血球系障害 (1 患者の氏名 測定 H 年 9 月 17 身長 16 cm 体重 48 kg (3 現住所 (4 副作用によるものとみられる疾病の名称又は症状 ( 注 身長体重は (6 の医薬品を使用した時点の直近の値を記入してください (5(4 の疾病について初めて診療した ( 注 終了 月 年 月 16 使用理由 123 ( 注 医薬品等の副作用によるものかどうか不明の場合等

More information

査を実施し 必要に応じ適切な措置を講ずること (2) 本品の警告 効能 効果 性能 用法 用量及び使用方法は以下のとお りであるので 特段の留意をお願いすること なお その他の使用上の注意については 添付文書を参照されたいこと 警告 1 本品投与後に重篤な有害事象の発現が認められていること 及び本品

査を実施し 必要に応じ適切な措置を講ずること (2) 本品の警告 効能 効果 性能 用法 用量及び使用方法は以下のとお りであるので 特段の留意をお願いすること なお その他の使用上の注意については 添付文書を参照されたいこと 警告 1 本品投与後に重篤な有害事象の発現が認められていること 及び本品 薬食機参発 0918 第 4 号薬食安発 0918 第 1 号 ( 別記 ) 殿 テムセル HS 注については 本日 造血幹細胞移植後の急性移植片対宿主病 を効能 効果又は性能として承認したところですが 本品については 治験症例が限られていること 重篤な不具合が発現するリスクがあることから その 使用に当たっての留意事項について 御了知いただくとともに 貴会会員への周知方よろしくお願いします なお

More information

負荷試験 検体採取 患者の検査前準備 検体採取のタイミング 記号 添加物 ( キャップ色等 ) 採取材料 採取量 測定材料 F 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( 青 細 ) 血液 3 ml 血清 H 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( ピンク ) 血液 6 ml 血清 検体ラベル ( 単項目オーダー時 )

負荷試験 検体採取 患者の検査前準備 検体採取のタイミング 記号 添加物 ( キャップ色等 ) 採取材料 採取量 測定材料 F 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( 青 細 ) 血液 3 ml 血清 H 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( ピンク ) 血液 6 ml 血清 検体ラベル ( 単項目オーダー時 ) 1081000 8. その他の検体検査 >> 8A. 負荷試験 機能検査 >> 負荷試験 parathyroid hormone intact 連絡先 : 3495 基本情報 4C025 PTH-I(PTH-INTACT) 分析物 JLAC10 診療報酬 識別材料 023 血清 測定法 052 化学 生物発光イムノアッセイ (CLEIA) 結果識別 第 2 章 特掲診療料 D287 内分泌負荷試験

More information

1) University Group Diabetes Program: A study of hypoglycemic agents on vascular complica- in patients with adult-onset tions diabetes. I. Design, methods and baseline results. Diabetes 19 (suppl. 2):

More information

2) Dolphin, A., Jenner, P., Marsden, C,D., Pycock, C. and Tarsy, D. : Pharmacological evidence for cerebral dopamine receptor blockade by metoclopramide in rodents, Psychopharmacologia, 41 : 133, 1975.

More information

ダクルインザ・スンベブラの使用経験とこれからの病診連携

ダクルインザ・スンベブラの使用経験とこれからの病診連携 第 6 回大分肝疾患診療教育セミナー ~ コーディネーター育成セミナー ~ 2015 年 1 月 22 日ホルトホール大分 C 型肝炎の最新治療 大分大学医学部消化器内科 本田浩一 C 型慢性肝炎治療の歴史 インターフェロン (IFN)α 承認 IFN+ リバビリン (RBV) 併用 コンセンサス IFN 製剤承認 IFN 再投与および投与期限の撤廃 ダグラタスビル + アスナプレビル承認 IFN

More information

37 4

37 4 妊娠中の糖代謝異常と母体 胎児への影響 産後のフォローアップ 母体 胎児への影響 妊娠糖尿病の方は 出産後に血糖値が正常化しても 将来 罹患するリスクが高い状態にあります 妊娠中の糖代謝異常 ます は成長促進作用もあることから 胎児が発育して巨大児になるなど 母体のみならず 胎児や生ま 既報では 妊娠糖尿病では 正常血糖の妊婦に比べてなるリスクが7.4倍とされています4 仮に罹患して気づかないでいると

More information

検査項目情報 P-ANCA Department of Clinical Laboratory, Kyoto University Hospital 一次サンプル採取マニュアル 免疫学的検査 >> 5G. 自己免疫関連検査 >> 5G552.P-ANCA Ver.7 perinucl

検査項目情報 P-ANCA Department of Clinical Laboratory, Kyoto University Hospital 一次サンプル採取マニュアル 免疫学的検査 >> 5G. 自己免疫関連検査 >> 5G552.P-ANCA Ver.7 perinucl 6629 5. 免疫学的検査 >> 5G. 自己免疫関連検査 >> 5G552. Ver.7 perinuclear-anti neutrophil cytoplasmic antibody 連絡先 : 3764 基本情報 ( 標準コード (JLAC10) ) 基本情報 ( 診療報酬 ) 標準コード (JLAC10) 診療報酬 5G552 特掲診療料 >> 検査 >> 検体検査料 >> 検体検査実施料

More information

182 百目木希実 DJMS 患者背景 症例数 ( 男 / 女 ) 20 例 (3/17) 年齢 ( 歳 ) 44.5±3.6 発症までの期間 ( 年 ) 7.4± 基礎疾患 バセドウ病 甲状腺クリーゼの誘因 ( 重複あり ) 服用不規則中断 9 感染

182 百目木希実 DJMS 患者背景 症例数 ( 男 / 女 ) 20 例 (3/17) 年齢 ( 歳 ) 44.5±3.6 発症までの期間 ( 年 ) 7.4± 基礎疾患 バセドウ病 甲状腺クリーゼの誘因 ( 重複あり ) 服用不規則中断 9 感染 Dokkyo Journal of Medical Sciences (3):181 186,2010 181 甲状腺クリーゼ 20 例の治療と予後 甲状腺クリーゼ診断基準を用いた検討 獨協医科大学内科学 ( 内分泌代謝 ) 百目木希実門傳剛松村美穂子清水裕晶池田志織助川敦子柳一徳青木千枝川越宣明加瀬浩之笠井貴久男 日本甲状腺学会から甲状腺クリーゼの診断基準が 2008 年に発表された.2004 年

More information

再生医科学研究所年報 Annual Report of the Institute for Frontier Medical Sciences Kyoto University Institute for Frontier Medical Sciences 1 2 3 4 5 6 Institute for Frontier Medical Sciences 1 Annual Report 2011

More information

1. 重篤な不正出血の発現状況 ( 患者背景 ) (1) 患者背景 ( 子宮腺筋症 子宮筋腫合併例の割合 ) 重篤な不正出血発現例の多くは子宮腺筋症を合併する症例でした 重篤な不正出血を発現した 54 例中 48 例 (88.9%) は 子宮腺筋症を合併する症例でした また 子宮腺筋症 子宮筋腫のい

1. 重篤な不正出血の発現状況 ( 患者背景 ) (1) 患者背景 ( 子宮腺筋症 子宮筋腫合併例の割合 ) 重篤な不正出血発現例の多くは子宮腺筋症を合併する症例でした 重篤な不正出血を発現した 54 例中 48 例 (88.9%) は 子宮腺筋症を合併する症例でした また 子宮腺筋症 子宮筋腫のい - 適正使用のお願い - をより安全にお使い頂くために ( 重篤な不正出血について ) 2013 年 5 月 持田製薬株式会社 < ディナゲスト錠 1mg をより安全にお使い頂くためのお願い > ディナゲスト錠 1mg は 2008 年 1 月に子宮内膜症治療剤として販売開始以降 重篤な不正出血発現例が 54 例報告されております (2013 年 4 月 1 日時点 ) このうち 患者背景として 48

More information

( 様式乙 8) 学位論文内容の要旨 論文提出者氏名 論文審査担当者 主査 教授 米田博 藤原眞也 副査副査 教授教授 黒岩敏彦千原精志郎 副査 教授 佐浦隆一 主論文題名 Anhedonia in Japanese patients with Parkinson s disease ( 日本人パー

( 様式乙 8) 学位論文内容の要旨 論文提出者氏名 論文審査担当者 主査 教授 米田博 藤原眞也 副査副査 教授教授 黒岩敏彦千原精志郎 副査 教授 佐浦隆一 主論文題名 Anhedonia in Japanese patients with Parkinson s disease ( 日本人パー ( 様式乙 8) 学位論文内容の要旨 論文提出者氏名 論文審査担当者 主査 米田博 藤原眞也 副査副査 黒岩敏彦千原精志郎 副査 佐浦隆一 主論文題名 Anhedonia in Japanese patients with Parkinson s disease ( 日本人パーキンソン病患者における幸福感の喪失 ) 学位論文内容の要旨 目的 パーキンソン病 (PD) において 気分障害は非運動症状の中でも重要なものであり

More information

日産婦誌58巻9号研修コーナー

日産婦誌58巻9号研修コーナー α β γ α αヘルペスウイルス単純ヘルペスウイルス 1 型 (HSV1) 性器ヘルペス単純ヘルペスウイルス 2 型 (HSV2) 水痘 帯状疱疹ウイルス (VZV) βヘルペスウイルスサイトメガロウイルス (CMV) ヒトヘルペスウイルス 6 型 (HHV6) ヒトヘルペスウイルス 7 型 (HHV7) γヘルペスウイルス EpsteinBarウイルス (EBV) ヒトヘルペスウイルス 8 型

More information

エムプリシティ点滴静注用 300 mg エムプリシティ点滴静注用 400 mg に係る医薬品リスク管理計画書 本資料に記載された情報に係る権利及び内容についての責任はブリストル マイヤーズスクイブ株式会社にあります 当該情報を適正使用以外の営利目的に利用することはできません ブリストル マイヤーズスクイブ株式会社 医薬品リスク管理計画書 平成 29 年 10 月 16 日 独立行政法人医薬品医療機器総合機構理事長殿

More information

帝京大学 CVS セミナー スライドの説明 感染性心内膜炎は 心臓の弁膜の感染症である その結果 菌塊が血中を流れ敗血症を引き起こす危険性と 弁膜が破壊され急性の弁膜症による心不全を発症する危険性がある 治療には 内科治療として抗生物質の投与と薬物による心不全コントロールがあり 外科治療として 菌を

帝京大学 CVS セミナー スライドの説明 感染性心内膜炎は 心臓の弁膜の感染症である その結果 菌塊が血中を流れ敗血症を引き起こす危険性と 弁膜が破壊され急性の弁膜症による心不全を発症する危険性がある 治療には 内科治療として抗生物質の投与と薬物による心不全コントロールがあり 外科治療として 菌を スライドの説明 感染性心内膜炎は 心臓の弁膜の感染症である その結果 菌塊が血中を流れ敗血症を引き起こす危険性と 弁膜が破壊され急性の弁膜症による心不全を発症する危険性がある 治療には 内科治療として抗生物質の投与と薬物による心不全コントロールがあり 外科治療として 菌を除去し弁形成や弁置換で弁機能を回復させる方法がある ではどちらの治療が有効なのであろうか これまでの研究をみると ( 関連資料参照

More information

日本化学療法学会雑誌第51巻第2号

日本化学療法学会雑誌第51巻第2号 piperacillin piperacillin PIPC. g Cmax CL PIPC CL CLR CLNR CL PIPC g g Cmax PIPC Key words: piperacillin Piperacillin PIPC PIPC g g PIPC Cmax g g ml g g ml g g ml T T T PIPC g g T Ccr ml min AUCCmax PIPC

More information

Microsoft Word - ①【修正】B型肝炎 ワクチンにおける副反応の報告基準について

Microsoft Word - ①【修正】B型肝炎 ワクチンにおける副反応の報告基準について 資料 1 B 型肝炎ワクチンの副反応報告基準について 予防接種法における副反応報告制度について 制度の趣旨副反応報告制度は 予防接種後に生じる種々の身体的反応や副反応が疑われる症状等について情報を収集し ワクチンの安全性について管理 検討を行うことで 広く国民に情報を提供すること及び今後の予防接種行政の推進に資することを目的としている 報告の義務 予防接種法第 12 条 1 項 ( 参考資料 1)

More information

はじめに この 成人 T 細胞白血病リンパ腫 (ATLL) の治療日記 は を服用される患者さんが 服用状況 体調の変化 検査結果の経過などを記録するための冊子です は 催奇形性があり サリドマイドの同類薬です は 胎児 ( お腹の赤ちゃん ) に障害を起こす可能性があります 生まれてくる赤ちゃんに

はじめに この 成人 T 細胞白血病リンパ腫 (ATLL) の治療日記 は を服用される患者さんが 服用状況 体調の変化 検査結果の経過などを記録するための冊子です は 催奇形性があり サリドマイドの同類薬です は 胎児 ( お腹の赤ちゃん ) に障害を起こす可能性があります 生まれてくる赤ちゃんに を服用される方へ 成人 T 細胞白血病リンパ腫 (ATLL) の治療日記 使用開始日年月日 ( 冊目 ) はじめに この 成人 T 細胞白血病リンパ腫 (ATLL) の治療日記 は を服用される患者さんが 服用状況 体調の変化 検査結果の経過などを記録するための冊子です は 催奇形性があり サリドマイドの同類薬です は 胎児 ( お腹の赤ちゃん ) に障害を起こす可能性があります 生まれてくる赤ちゃんに被害を及ぼすことがないよう

More information

A study on thyroid function in patients on chronic dialysis Masahumi Kikkawa, Issei Tanaka, Naoki Haruta, Takao Hinoi, Tamaki Nakatani, Kazuaki Miyamo

A study on thyroid function in patients on chronic dialysis Masahumi Kikkawa, Issei Tanaka, Naoki Haruta, Takao Hinoi, Tamaki Nakatani, Kazuaki Miyamo A study on thyroid function in patients on chronic dialysis Masahumi Kikkawa, Issei Tanaka, Naoki Haruta, Takao Hinoi, Tamaki Nakatani, Kazuaki Miyamoto Artifical Kidney Center, Hiroshima Prefectural Hiroshima

More information

の実施成績 東京都予防医学協会母子保健検査部 2014年度に本会に検体を送ってきた産婦人科の数は はじめに 甲状腺ホルモンの過不足は 妊娠の転帰に影響を 46であった 以下に ろ紙血を用いるスクリーニン 与えるばかりでなく 生まれてくる子どもに直接的 グの方法 および2014年度の実施成績を述べる

の実施成績 東京都予防医学協会母子保健検査部 2014年度に本会に検体を送ってきた産婦人科の数は はじめに 甲状腺ホルモンの過不足は 妊娠の転帰に影響を 46であった 以下に ろ紙血を用いるスクリーニン 与えるばかりでなく 生まれてくる子どもに直接的 グの方法 および2014年度の実施成績を述べる 検診を指導 協力した先生 落合和彦 検診の対象およびシステム このは 1980 昭和55 年12月に 都内の 東京産婦人科医会会長 10医療機関の協力を得て試験的にスタートした 北川照男 その後 1982年12月からは 東京産婦人科医会 以下 医会 日本大学名誉教授 小泉邦夫 旧東京母性保護医協会 と東京都予防医学協会 以下 本会 の共 東京産婦人科医会常務理事 同事業として本格的に実施するようになった

More information

10,000 L 30,000 50,000 L 30,000 50,000 L 図 1 白血球増加の主な初期対応 表 1 好中球増加 ( 好中球 >8,000/μL) の疾患 1 CML 2 / G CSF 太字は頻度の高い疾患 32

10,000 L 30,000 50,000 L 30,000 50,000 L 図 1 白血球増加の主な初期対応 表 1 好中球増加 ( 好中球 >8,000/μL) の疾患 1 CML 2 / G CSF 太字は頻度の高い疾患 32 白血球増加の初期対応 白血球増加が 30,000~50,000/μL 以上と著明であれば, 白血病の可能性が高い すぐに専門施設 ( ) に紹介しよう ( 図 1) 白血球増加があれば, まず発熱など感染症を疑う症状 所見に注目しよう ( 図 1) 白血球増加があれば, 白血球分画を必ずチェックしよう 成熟好中球 ( 分葉核球や桿状核球 ) 主体の増加なら, 反応性好中球増加として対応しよう ( 図

More information

心房細動1章[ ].indd

心房細動1章[ ].indd 1 心房細動は, 循環器医のみならず一般臨床医も遭遇することの多い不整脈で, 明らかな基礎疾患を持たない例にも発症し, その有病率は加齢とともに増加する. 動悸などにより QOL が低下するのみならず, しばしば心機能低下, 血栓塞栓症を引き起こす原因となり, 日常診療上最も重要な不整脈のひとつである. 1 [A] 米国の一般人口における心房細動の有病率については,4 つの疫学調査をまとめた Feinberg

More information

2 4 診断推論講座 各論 腹痛 1 腹痛の主な原因 表 1 症例 70 2 numeric rating scale NRS mmHg X 2 重篤な血管性疾患 表

2 4 診断推論講座 各論 腹痛 1 腹痛の主な原因 表 1 症例 70 2 numeric rating scale NRS mmHg X 2 重篤な血管性疾患 表 2 4 診断推論講座 各論 腹痛 1 腹痛の主な原因 表 1 症例 70 2 numeric rating scale NRS 4 10 50 160 90mmHg691836.3 X 2 重篤な血管性疾患 表 2 72 73 表 1 腹痛をきたす疾患の緊急度と治療担当診療科による分類 1 2 3 4 5 表 2 3 血管性疾患と炎症性疾患の症状 腹膜刺激症状 表 1 表 3 74 75 表 3 腹膜刺激症状を修飾する因子

More information

Therapy for Asthenopia in Cases of Convergence Insufficiency Hiroko TAKASAKI, C.O.J., Nobuko INAGAMI, C.O.J., and Kayoko TAKENAWA, C.O.J.. Orthoptic c

Therapy for Asthenopia in Cases of Convergence Insufficiency Hiroko TAKASAKI, C.O.J., Nobuko INAGAMI, C.O.J., and Kayoko TAKENAWA, C.O.J.. Orthoptic c Therapy for Asthenopia in Cases of Convergence Insufficiency Hiroko TAKASAKI, C.O.J., Nobuko INAGAMI, C.O.J., and Kayoko TAKENAWA, C.O.J.. Orthoptic clinic, Department of Ophthalmology, (Director: Prof

More information

要望番号 ;Ⅱ-286 未承認薬 適応外薬の要望 ( 別添様式 ) 1. 要望内容に関連する事項 要望者 ( 該当するものにチェックする ) 学会 ( 学会名 ; 特定非営利活動法人日本臨床腫瘍学会 ) 患者団体 ( 患者団体名 ; ) 個人 ( 氏名 ; ) 優先順位 33 位 ( 全 33 要望

要望番号 ;Ⅱ-286 未承認薬 適応外薬の要望 ( 別添様式 ) 1. 要望内容に関連する事項 要望者 ( 該当するものにチェックする ) 学会 ( 学会名 ; 特定非営利活動法人日本臨床腫瘍学会 ) 患者団体 ( 患者団体名 ; ) 個人 ( 氏名 ; ) 優先順位 33 位 ( 全 33 要望 未承認薬 適応外薬の要望 ( 別添様式 ) 1. 要望内容に関連する事項 要望者 ( 該当するものにチェックする ) 学会 ( 学会名 ; 特定非営利活動法人日本臨床腫瘍学会 ) 患者団体 ( 患者団体名 ; ) 個人 ( 氏名 ; ) 優先順位 33 位 ( 全 33 要望中 ) 要望する医薬品 成 分 名 ( 一般名 ) 販 売 名 会 社 名 国内関連学会 ロペラミドロペミンヤンセンファーマ株式会社

More information