抗凝固療法_用語集修正2014

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1 目次 A~H ABCD 2 スコア aptt CHADS 2 スコア CHA 2 DS 2 -VASc スコア HAS-BLED スコア I~N ISTH 大出血基準 ITT 解析 /OT 解析 mrs NIHSS(2001 年版 ) O~Z PARs PT PT-INR P- 糖蛋白 TTR Virchow の 3 要素ア カ サ アンチトロンビン III クレアチニンクリアランス 血液凝固カスケード 新鮮凍結血漿 組織因子タ ナ 第 X 因子 第 Xa 因子阻害剤 チトクロム P450 直接トロンビン阻害剤 トロンビン ハ~ワ フィブリノゲン / フィブリン プロトロンビン ヘマトクリット ヘモグロビン ワルファリン

2 A ABCD2 スコア 一過性脳虚血発作 (TIA) を発症した人が 2 日以内に脳梗塞へ進展するリスクの評価スコア 合計 0~7 点で評価する 2 日以内に脳梗塞へ進展するリスクは スコア 0~3 点で 1.0% 4~5 点で 4.1% 6~7 点で 8.1% 項目 スコア A B C D D Age ( 年齢 ) Blood pressure ( 血圧 ) Clinical feature ( 臨床症状 ) Duration of symptom ( 持続時間 ) Diabetes ( 糖尿病 ) 60 歳以上 1 60 歳未満 0 収縮期血圧 >140mmHg and/or 拡張期血圧 >90mmHg 1 その他 0 片麻痺 2 麻痺を伴わない構音障害 1 その他 0 60 分以上 2 10~59 分 1 10 分未満 0 あり 1 なし 0 合計 7 Johnston SC, et al: Lancet 369: , 2007 aptt aptt(activated partial thromboplastin time: 活性化部分トロンボプラスチン時間 ) は 出血傾向のスクリーニング検査のひとつ 内因系凝固 ( 第 VIII IX XI XII 因子 ) 活性の指標となる 患者の血漿に 部分トロンボプラスチン試薬と塩化カルシウム混合液を加えて血液が固まるまでの時間を測定する 内因系凝固因子が減少すると aptt は延長する

3 C CHADS2 スコア 心房細動患者における脳梗塞発症リスクの評価スコア 合計 0~6 点で評価する スコア別の年間脳梗塞発症率は スコア 0 点で 1.9% 1 点で 2.8% 2 点で 4.0% 3 点で 5.9% 4 点で 8.5% 5 点で 12.5% 6 点で 18.2% とされる 最近は スコア 0 点は低リスク スコア 1-2 点は中等度リスク スコア 3-6 点は高リスクと評価されている 項目 スコア C Congestive heart failure/lv dysfunction( 心不全 左室機能不全 ) 1 H Hypertension( 高血圧 ) 1 A Age 75( 年齢 75 歳以上 ) 1 D Diabetes Mellitus ( 糖尿病 ) 1 S2 Stroke/TIA( 脳卒中 / 一過性脳虚血発作の既往 ) 2 合計 6 Gage BF, et al: JAMA 285: , 2001

4 CHADS2 VASc スコア CHA2DS2-VASc スコアは従来の CHADS2 スコアには含まれていないリスク因子である Vascular disease( 血管疾患 : 心筋梗塞 末梢動脈疾患の既往 大動脈プラークの存在 ) Age ( 年齢 :65~74 歳 ) Sex category( 性別 : 女性 ) を評価項目に含めた心房細動患者における脳梗塞発症リスクを評価するスコア ( 合計 0~9 点 ) CHADS2スコア 0 もしくは 1 点の患者についてさらなる層別化を行い 抗凝固療法の適応となる心房細動患者をより明確にすることができる スコア別の年間脳梗塞発症率は スコア 0 点で 0% 1 点で 1.3% 2 点で 2.2% 3 点で 3.2% 4 点で 4.0% 5 点で 6.7% 6 点で 9.8% 7 点で 9.6% 8 点で 6.7% 9 点で 15.2% 項目 スコア C Congestive heart faire/lv dysfunction( 心不全 左室機能不全 ) 1 H Hypertension( 高血圧 ) 1 A Age 75( 年齢 75 歳 ) 2 D Diabetes Mellitus( 糖尿病 ) 1 S Stroke/TIA( 脳梗塞 / 一過性脳虚血発作 血栓塞栓症の既往 ) 2 V Vascular disease( 血管疾患 : 心筋梗塞 末梢動脈疾患の既往 大動脈プラークの存在 ) 1 A Age 65-74( 年齢 65~74 歳 ) 1 Sc Sex category( 性別 : 女性 ) 1 合計 9 Lip GY, et al: Chest 137: , 2010

5 H HAS-BLED スコア ( 出血リスク評価 ) ESC( 欧州心臓病学会 ) 心房細動管理ガイドライン 2012 では HAS-BLED スコア 3 点以上が出血を起こしやすいハイリスク患者として注意喚起されています 項目 スコア H Hypertension( 高血圧 *1 ) 1 A Abnormal renal/liver function( 腎機能障害 / 肝機能異常 *2 各 1 点 ) 2 S Stroke( 脳卒中 ) 1 B Bleeding( 出血 *3 ) 1 L Labile INRs( 不安定な国際標準比 INR *4 ) 1 E Elderly( 高齢 >65 歳 ) 1 D Drugs/Alcohol( 薬物 / アルコール *5 各 1 点 ) 2 合計 9 1) 収縮期血圧 >160mmHg 2) 腎機能障害 : 慢性透析や腎移植 または血清クレアチニン 200μmol/L(2.26mg/dL) 以上 肝機能異常 : 慢性肝障害 ( 肝硬変など ) または検査値異常 ( ビリルビン値 > 正常上限 2 倍 AST/ALT/ALP> 正常上限 3 倍 ) 3) 出血歴 出血傾向 ( 出血素因 貧血など ) 4) INR 不安定 高値または TTR(time in therapeutic range)<60% 5) 抗血小板薬や NSAIDs 併用 アルコール依存症 Pisters R, et al. Chest 2010;138(5):

6 I ISTH 大出血基準 International Society on Thrombosis and Haemostasis( 国際血栓止血学会 ) が定める外科的処置を受けていない患者における大出血 (major bleeding) の基準 1. 致死的な出血 および / または 2. 重要な部位または臓器における症候性出血 ( 頭蓋内 髄腔内 眼内 後腹膜 関節内または心膜 筋コンパートメント症候群を伴う筋肉内出血 ) および/ または 3. ヘモグロビン値が 20g/L(1.24mmol/L) 以上低下する出血 全血または赤血球 2 単位以上の輸血が必要な出血 Schulman S, et al: J Thromb Haemost 3: , 2005 ITT 解析 /OT 解析 臨床試験において 割り付けられた群から脱落した患者もすべて含めて解析する方法を ITT 解析 (intention to treat analysis) という ITT 解析は 意図した治療に基づく解析 であり 解析対象となった治療群と対照群の患者間における背景因子の違いによって発生するバイアスを阻止することを目的とする 一方 臨床試験の途中で割り付けられた群から脱落した患者 ( 治療の続行不能例 プロトコルの逸脱例など ) を除いて実際に行われた治療に基づいて行う解析を OT 解析 (on treatment analysis) という

7 M mrs mrs(modified Rankin Scale) は 脳卒中患者の身体状況を示す日常生活の指標 modified Rnkin Scale 参考にすべき点 0 まったく症状なし自覚症状および他覚徴候がともにない状態である 1 症候はあっても明らかな障害はない : 日常の勤めや活動は行える 2 軽度の障害 : 発症以前の活動がすべて行えるわけではないが 自分の身の回りのことは介助なしに行える 3 中等度の障害 : 何らかの介助を必要とするが 歩行は介助なしに行える 4 中等度から重度の障害 : 歩行や身体的要求には介助が必要である 5 重度の障害 : 寝たきり 失禁状態 常に介護と見守りを必要とする 自覚症状および他覚徴候はあるが 発症以前から行っていた仕事や活動に制限はない状態である 発症以前から行っていた仕事や活動に制限はあるが 日常生活は自立している状態である 買い物や公共交通機関を利用した外出などには介助 * を必要とするが 通常歩行 食事 身だしなみの維持 トイレなどには介助を必要としない状態である 通常歩行 食事 身だしなみの維持 トイレなどには介助 * を必要とするが 維持的な介護は必要としない状態である 常に誰かの介助 * を必要とする状態である 6 死亡 * 介助とは 手助け 言葉による指示および見守りを意味する 歩行は主に平地での歩行について判定する なお 歩行のための補助具 ( 杖 歩行器 ) の使用は介助には含めない 脳卒中治療ガイドライン 2009 van Swieten JC, et al: Stroke 19: , 1988 篠原幸人ほか : 脳卒中 29: 6-13, 2007 Shinohara Y, et al: Cerebrovasc Dis 21: , 2006

8 N NIHSS(2001 年版 ) NIHSS(NIH stroke scale) は世界中で広く用いられている脳卒中急性期の重症度を神経学的所見から評価する方法 障害のない場合は 0 点で 各項目の合計点数が大きいほど重症となる 2001 年改訂版の評価項目は 意識レベル 注視 視野 左腕 右腕 左脚 右脚 感覚 言語 無視 からなる 項目スコア検査 意識レベル ( 質問 ) 0:2 問とも正答 1:1 問に正答 2:2 問とも誤答 今月の月名 および 年齢 を尋ねる 意識レベル ( 従命 ) 注視 視野 0: 両方の指示動作が正確に行える 1: 片方の指示動作のみ正確に行える 2: いずれの指示動作も行えない 0: 正常 1: 部分的注視麻痺 2: 完全注視麻痺 0: 視野欠損なし 1: 部分的半盲 ( 四分盲を含む ) 2: 完全半盲 ( 同名半盲を含む ) 3: 両側性半盲 ( 皮質盲を含む全盲 ) 開眼と閉眼 および 離握手 を指示する 左右への眼球運動 ( 追視 ) を指示する 片眼ずつ対座法により 四分視野の指数を尋ねる 左腕 0: 下垂なし (10 秒間保持可能 ) 1:10 秒以内に下垂 2: 重力に抗するが 10 秒以内に落下 3: 重力に抗する動きがみられない 4: 全く動きがみられない 10 秒数える間 腕を挙上させる ( 座位 90 臥位 45 ) 右腕 0: 下垂なし (10 秒間保持可能 ) 1:10 秒以内に下垂 2: 重力に抗するが 10 秒以内に落下 3: 重力に抗する動きがみられない 4: 全く動きがみられない 左脚 0: 下垂なし (5 秒間保持可能 ) 1:5 秒以内に下垂 2: 重力に抗するが 5 秒以内に落下 3: 重力に抗する動きがみられない 4: 全く動きがみられない 5 秒数える間 下肢を挙上させる ( 臥位 30 ) 右脚 0: 下垂なし (5 秒間保持可能 ) 1:5 秒以内に下垂 2: 重力に抗するが 5 秒以内に落下 3: 重力に抗する動きがみられない 4: 全く動きがみられない 感覚 言語 無視 0: 正常 1: 異常 0: 正常 1: 軽度の失語 2: 高度の失語 3: 無言または全失語 0: 正常 1: 軽度の無視 2: 高度の無視 四肢近位部に痛覚 (pin) 刺激を加える ( 呼称カードにある ) 物の名前を尋ね ( 文章カードから ) 少なくとも 3 つの文章を読ませる 両側の 2 点同時の ( 皮膚 ) 刺激 および視覚刺激 ( 絵カード ) を与える Lyden PD, et al: Stroke 32: , 2001

9 P PARs PARs(protease-activated receptors) は 7 回細胞膜貫通型の三量体 G 蛋白質共役型の受容体ファミリーに属し PAR-1~4 がある トロンビンなどの蛋白分解酵素により PARs の N 末端が切断され PAR 自身への内在性リガンドが出現することで細胞内へのシグナル伝達が開始される PAR-1 PAR-3 PAR-4 はトロンビンで活性化され PAR-2 はトリプシンやトリプターゼ 第 Xa 因子などにより活性化される PARs は 血小板 白血球 血管内皮 平滑筋細胞 神経系細胞などに発現しているとされるが 血小板での PAR-2 発現は確認されていない PT PT(prothrombin time: プロトロンビン時間 ) は 外因系凝固 ( プロトロンビン 第 V 因子 第 VII 因子 第 X 因子 ) 活性を総合的に検査する方法 血漿検体に組織トロンボプラスチンと塩化カルシウムを加えると トロンボプラスチンによって第 VII 因子が活性化され 第 VIIa 因子 トロンボプラスチン複合体が形成される さらにこの複合体によって 第 X 因子以下の共通凝固系が活性化され フィブリン形成に至る このフィブリン析出までの時間を測定する PT-INR PT の測定では 検査試薬ごとに使用されている組織トロンボプラスチンの由来 ( 動物種や部位 ) が異なるため 同じ検体でも血液凝固時間 ( フィブリン析出までの時間 ) にバラツキがみられる そこでどのような検査試薬を用いても測定の結果を比較できるように導入されたのが PT-INR(INR ともいう ) である PT-INR はプロトロンビン比 ( 患者血漿の PT を正常血漿の PT で割った値 ) を ISI(international sensitivity index: 国際感度指数 ) で補正することにより求められる PT が正常であれば PT-INR は 1.0 となり 血液が凝固しにくくなる (PT が延長する ) と PT-INR は高値になる

10 P- 糖蛋白 P- 糖蛋白は主に小腸上皮細胞に存在し 腸管内腔へ薬物を排出することで薬物の吸収を抑制する方向に機能している したがって P- 糖蛋白の基質となる薬物の体内への総量としての吸収は P- 糖蛋白を抑制したり P- 糖蛋白上で競合したりする薬物と併用すると促進され P- 糖蛋白の発現を誘導する薬物と併用すると抑制される

11 T TTR TTR(Time in Therapeutic Range) は ワルファリン投与期間中に PT-INR が目標治療域内にあった時間的割合を算出したもので ワルファリンコントロールレベルの指標となる TTR が高値なほど ワルファリンコントロールは良好であるといえる V Virchow の 3 要素 ドイツの医師 Rudolf C. Virchow( ルドルフ C ウィルヒョウ ) は血栓形成に影響を及ぼす 3 要素 1 血管壁の性状変化 2 血液成分の変化 3 血流の変化を提唱した これは Virchow の 3 要素 (Virchow's triad) とよばれ 血栓形成を理解するうえで重要な概念として考えられている

12 ア カ サ アンチトロンビン Ⅲ 肝臓で産生され 血漿中に存在する抗凝固因子 トロンビンや第 Xa 因子などのセリンプロテアーゼの活性中心にあるセリン残基とアンチトロンビン III の 393 番目のアルギニン残基がアシル結合することで複合体を形成し それらの酵素活性を抑制する クレアチニンクリアランス クレアチニンクリアランス (creatinine clearance:ccr) は腎機能を推定する検査値のひとつで 腎臓の排泄能力を表すパラメータとして広く使われる 腎機能が低下すれば薬物の腎クリアランスも低下する したがって 腎障害のある患者や腎機能が低下していることが多い高齢者などでは 主に腎臓から排泄される薬物の血中薬物濃度が上昇し 副作用が出やすくなる CCr は Cockcroft-Gault の計算式により 患者の年齢 体重 血清クレアチニン (SCr) 値を用いて推算できる

13 血液凝固カスケード 血液凝固機序は細胞膜上でプロテアーゼである活性化凝固因子 ( 第 VIIa 因子 第 IXa 因子 第 Xa 因子 トロンビン ) が補助因子 [ 組織因子 (tissue factor:tf) 第 VIIIa 因子 第 Va 因子 ] の存在下に基質タンパク質 ( 第 IX 因子 第 X 因子 プロトロンビン ) を連続的に限定分解して活性化する反応であり 血液凝固カスケードと呼ばれている 血液凝固系は内皮下組織のコラーゲンに第 XII 因子が結合して開始される内因系と TF が第 VIIa 因子と複合体を形成することで開始される外因系の 2 つの経路がある どちらも最終的に第 X 因子を活性化し 血小板表面に吸着した第 Xa 因子は Ca 2+ 存在下で第 Va 因子と複合体を形成し プロトロンビンからトロンビン生成する トロンビンはフィブリノゲンを限定分解してフィブリンを生成する 新鮮凍結血漿 新鮮凍結血漿 (Fresh Frozen Plasma:FFP) は ヒト血液保存液から白血球の大部分を除去 分離して得られた新鮮な血漿を凍結した血液成分製剤である 投与の主目的は 血液凝固因子の欠乏による病態を改善するためである

14 組織因子 組織因子 (tissue factor:tf) は細胞膜結合型の 1 本鎖糖タンパク質で それ自身はプロテアーゼ活性を持たない 組織トロンボプラスチンともいう TF は TNF IL-1 トロンビン エンドトキシンなどのメディエーターや組織損傷により 全身の血管内皮細胞や単球などの表面にその発現が誘導され 細胞表面のリン脂質上で第 VIIa 因子と複合体を形成して外因系凝固系をスタートさせる TF は 少量の出血でも致命的になる可能性の高い臓器 すなわち 脳 肺 胎盤に多く分布している

15 タ ナ 第 Ⅹ 因子 肝臓で合成されるビタミン K 依存性の血液凝固因子の 1 つ 第 X 因子はセリンプロテアーゼ前駆体で 活性化第 IX 因子 活性化第 VIII 因子複合体 (IXa-VIIIa 複合体 ) によって活性化される経路と 活性化第 VII 因子 組織因子複合体 (VIIa-TF 複合体 ) によって活性化される経路がある 活性化第 X 因子 ( 第 Xa 因子 ) は 血小板膜のリン脂質上で Ca 2+ を介して活性化第 V 因子 (Va 因子 ) とプロトロンビナーゼ複合体を形成し プロトロンビンを活性化してトロンビンを生成する また 第 Xa 因子は PAR-2 を活性化することで 凝固反応のみならず免疫 炎症 創傷治癒などにも関与する 第 Ⅹa 因子阻害剤 第 Xa 因子阻害剤は プロトロンビンからトロンビンへの変換を促進する第 Xa 因子の活性を阻害することで 抗凝固 抗血栓作用を発揮する 第 Xa 因子の活性を直接阻害する直接第 Xa 因子阻害剤と 補助因子としてアンチトロンビン III を必要とする間接第 Xa 因子阻害剤がある 2012 年 1 月現在 日本では 間接第 Xa 因子阻害剤であるフォンダパリヌクス ( 注射剤 ) が肺血栓塞栓症および静脈血栓症の予防 治療薬として 直接第 Xa 因子阻害剤であるエドキサバン ( 経口剤 ) が静脈血栓症の予防薬として臨床使用されている また 直接第 Xa 因子阻害剤であるリバーロキサバン ( 経口剤 ) が 非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制 を適応症として承認された この他 心房細動患者における脳卒中予防を適応症として アピキサバンやエドキサバンなどの経口直接第 Xa 因子阻害剤が開発中である 一般名投与経路適応症 フォンダパリヌクス 1) 皮下投与 静脈血栓塞栓症の発現リスクの高い 次の患者における静脈血栓塞栓症の発症抑制下肢整形外科手術施行患者腹部手術施行患者 フォンダパリヌクス 2) 皮下投与急性肺血栓塞栓症及び急性深部静脈血栓症の治療 エドキサバン 3) 経口投与 下記の下肢整形外科手術施行患者における静脈血栓塞栓症の発 症抑制 膝関節全置換術 股関節全置換術 股関節骨折手術 リバーロキサバン 4) 経口投与 非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓 症の発症抑制 1) アリクストラ 皮下注 1.5mg/2.5mg 製品添付文書 ( 第 4 版 ) 2) アリクストラ 皮下注 5mg/7.5mg 製品添付文書 ( 第 2 版 ) 3) リクシアナ 錠 15mg/30mg 製品添付文書 ( 第 2 版 ) 4) イグザレルト 錠 10mg/15mg 製品添付文書 ( 第 1 版 )

16 チトクロム P450 チトクロム P450(CYP) は 細菌から植物 哺乳動物に至るまでのほとんどすべての生物に存在する水酸化酵素で ヒトでは主に肝臓に存在する 脂溶性の薬物を水溶性に変えて排泄させやすくする CYP は 基質特異性の異なる複数の分子種からなる遺伝子スーパーファミリーを形成しており 薬物代謝に関係する主な分子種は CYP1A2 2C8 2C9 2C19 2D6 3A4 がある 特に CYP3A4 は多くの薬物の代謝に関与することから 薬物相互作用を考える際の重要な分子種である 直接トロンビン阻害剤 直接トロンビン阻害剤 (direct thrombin inhibitor:dti) は 血液凝固カスケードの中心的役割を担うトロンビンの活性を直接かつ選択的に阻害し フィブリノゲンからフィブリンの変換を抑制することで 抗凝固 抗血栓作用を発揮する DTI は ヘパリン類とは異なり アンチトロンビンに依存することなくトロンビンへ直接結合するため 血液中に存在するフリーのトロンビン ( 可溶性トロンビン ) だけでなく フィブリンに結合したトロンビンにも作用できる 2012 年 1 月現在 日本では アルガトロバン ( 注射剤 ) の他 非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制 を適応症とした唯一の経口直接トロンビン阻害剤ダビガトランが臨床使用されている 一般名投与経路適応症 ダビガトラン 1) 経口投与 非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症 の発症抑制 アルガトロバン 2) 静脈内投与 1. 下記疾患に伴う神経症候 ( 運動麻痺 ) 日常生活動作( 歩行 起立 坐位保持 食事 ) の改善 発症後 48 時間以内の脳血栓症急性期 ( ラクネを除く ) 2. 慢性動脈閉塞症 ( バージャー病 閉塞性動脈硬化症 ) における四肢潰瘍 安静時疼痛ならびに冷感の改善 3. 下記患者における血液体外循環時の灌流血液の凝固防止 ( 血液透析 ) 1) プラザキサ カプセル 75mg/110mg 製品添付文書 ( 第 3 版 ) 2) ノバスタン HI 注 10mg/2mL 製品添付文書 ( 第 8 版 ) 先天性アンチトロンビン III 欠乏患者アンチトロンビン III 低下を伴う患者 ( アンチトロンビン III が正常の 70% 以下に低下し かつ ヘパリンナトリウム ヘパリンカルシウムの使用では体外循環路内の凝血 ( 残血 ) が改善しないと判断されたもの ) ヘパリン起因性血小板減少症 (HIT)II 型患者 4. ヘパリン起因性血小板減少症 (HIT)II 型 ( 発症リスクのある場合を含む ) における経皮的冠インターベンション施行時の血液の凝固防止 5. ヘパリン起因性血小板減少症 (HIT)II 型における血栓症の発症抑制

17 トロンビン トロンビンはプロトロンビンが第 Xa 因子により限定分解を受けて生成されるセリンプロテアーゼ トロンビンは 1フィブリン形成 2 第 VIII 因子や第 V 因子の活性化を介した血液凝固反応の増幅 3PAR(protease-activated receptor: トロンビン受容体 ) の活性化を介した血小板の活性化 4 凝固制御反応 ( プロテイン C 凝固制御系 ) の活性化など多くの生理機能を有し 血液凝固系において中心的な役割を担っている

18 ハ ワ フィルビノゲン / フィブリン フィブリノゲンは 異なる 3 本鎖ポリペプチドがジスルフィド結合によって相互に連結して 2 量体を形成している糖タンパク質で 血栓の主成分であるフィブリンの前駆体である 凝固反応で生じたトロンビンが フィブリノゲンのアミノ末端部分を遊離させると 水溶性フィブリンモノマーが生じ フィブリンモノマーの非酵素的重合反応が進行してフィブリン線維が形成されゲル化 ( 固相化 ) する フィブリン線維はさらに活性化第 XIII 因子による分子内及び分子間架橋反応により安定化フィブリンに変換されて止血機能を発揮する プロトロンビン プロトロンビンは肝臓で合成されるビタミン K 依存性のセリンプロテアーゼ前駆体で 第 Xa 因子によって活性化され トロンビンとなる この第 Xa 因子による活性化は 第 Xa 因子単独よりも Ca 2+ を介して形成されるプロトロンビナーゼ複合体 ( 第 Va 因子 - 第 Xa 因子 -リン脂質) によって著しく加速する プロトロンビンは活性化に際し フラグメント 1+2 を放出するので これは凝固系活性化の分子マーカーとなる ヘマトクリット ヘマトクリットは血液検査のひとつで 一定量の血液中に含まれる赤血球の体積の割合を表した数値である 主に貧血や多血症の診断などに用いられる 多血症や脱水症などでは ヘマトクリット値が高くなり 一方 貧血では ヘマトクリット値が低くなる傾向がある

19 ヘモグロビン ヘモグロビンは赤血球中の大部分を占めている血色素で 酸素を体内の組織に運ぶ働きを担っている 一定量の血液中のヘモグロビン量を調べることで 貧血や多血症の診断がなされる ワルファリン ワルファリンは 1943 年に合成されたクマリン系の抗凝固薬である 肝臓においてビタミン K 依存性血液凝固因子 ( プロトロンビン 第 VII 因子 第 IX 因子 第 X 因子 ) の生合成を抑制することで 強力な抗凝固作用を発揮する 血栓塞栓症 ( 静脈血栓症 心筋梗塞症 肺塞栓症 脳塞栓症 緩徐に進行する脳血栓症等 ) の治療及び予防に臨床使用されている

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スライド 1 1. 血液の中に存在する脂質 脂質異常症で重要となる物質トリグリセリド ( 中性脂肪 :TG) 動脈硬化に深く関与する 脂質の種類 トリグリセリド :TG ( 中性脂肪 ) リン脂質 遊離脂肪酸 特徴 細胞の構成成分 ホルモンやビタミン 胆汁酸の原料 動脈硬化の原因となる 体や心臓を動かすエネルギーとして利用 皮下脂肪として貯蔵 動脈硬化の原因となる 細胞膜の構成成分 トリグリセリド ( 中性脂肪

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