栄養学雑誌 Vol.67 No.2 76~83(2009) 研究ノート 虚弱高齢者を対象とした運動 vs. 運動 + 栄養介入 ( 大豆ペプチド ) の効果に関する無作為化比較試験 新開省二 1), 金憲経 2) 1), 渡辺直紀李相侖 1), 斎藤京子 1) 3), 鈴木隆雄 1) 東京都老人総合

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1 栄養学雑誌 Vol.67 No.2 76~83(2009) 研究ノート 虚弱高齢者を対象とした vs. + 栄養介入 ( 大豆ペプチド ) の効果に関する無作為化比較試験 新開省二 1), 金憲経 2) 1), 渡辺直紀李相侖 1), 斎藤京子 1) 3), 鈴木隆雄 1) 東京都老人総合研究所社会参加とヘルスプロモーション研究チーム 2) 同自立促進と介護予防研究チーム 3) 同副所長 RandomizedControledTrialontheEfectsofResistanceTraining withorwithoutnutritionalsupplementationof SoyPeptidefortheFrailElderly ShojiShinkai 1,HunkyungKim 2,NaokiWatanabe 1,SangyoonLee 1,KyokoSaito 2 andtakaosuzuki 3 1 ResearchTeam forsocialparticipationandhealthpromotion TokyoMetropolitanInstituteofGerontology 2 ResearchTeam forpromotingindependenceoftheelderly,tokyometropolitaninstituteofgerontology 3 Vice-Director,TokyoMetropolitanInstituteofGerontology Weconductedarandomizedcontroledtrialtoexaminewhethersupplementationwithsoypeptideenhancedthe efectsofresistancetrainingforcommunity-dwelingfrailelderly. Thesubjectscomprised33elderlypersonswho hadreportedoneormorefalexperiencesinthepreviousyear(designatedas falers ),and50elderlypersonswho hadtwoormoregeriatricsyndromesamongfalexperience,urinaryincontinence,disabilityinoneormoreitemsof fiveinstrumentalactivitiesofdailyliving,andalowfrequencyofgoingoutdoors. Thesubjectswithineachsubgroup wererandomlyalocatedintoanexercisegroupandexerciseplusnutritionalsupplementationgroup.bothgroups participatedin1-hoursupervisedresistancetrainingclassestwiceaweekfor12weeks. Thenutritional supplementationgroupwasgivenasoy-peptidebeverageequivalenttoanintakeof32gofsoyproteinperweekduring thisperiod.afterthe12-weekinterventionperiod,theexerciseplusnutritionalsupplementationgroupwithinthe falersshowedagreaterimprovementinknee-extensionpowerandusualwalkingspeed,andgreaterreductionof whitebloodcelcountthantheexercisegroup. However,nosignificantadditiveefectofsupplementationwas apparentinthemultiple-geriatricsyndromesubgroup. Supplementationofsoypeptidemayenhancetheefectof resistancetraininginacertainsubsetofthefrailelderly. Jpn.J.Nutr.Diet.,67(2)76~83(2009) Keywords:frailelderly,resistancetraining,nutritionalsupplementation,soypeptide 緒 言 くの先行研究の一致するところである 2) 加齢にともない筋力や歩行機能など, 日常生活に必要な身体機能が漸次低下する この加齢にともなう身体機能低下の背景の一つに, 骨格筋量が減少するサルコペニア (sarcopenia; 筋肉減少症 ) がある 1) サルコペニアの成因は複雑であるが, 身体的不活発 (physicalinactivity) とタンパク エネルギー低栄養の二つがあることは, 多 心身機能の予備力が低下し, 将来要介護状態になるリスクの高い一群は, 虚弱高齢者と呼ばれている 3) 虚弱高齢者では, 特に身体的不活発やタンパク エネルギー低栄養に陥りやすく, サルコペニアを合併しやすい 平成 18 年に改正された介護保険制度において, こうした虚弱高齢者の心身機能の改善に向けて, 筋力向上, 栄養改善, キーワード : 虚弱高齢者, レジスタンス, 栄養補充, 大豆ペプチド ( 連絡先 : 新開省二 東京都板橋区栄町 3532 電話 ( 内線 3120) FAX sshinkai@tmig.or.jp) (38)

2 77 口腔機能改善といったプログラムが提供されるようになった しかし, これらプログラムは各々単独で提供されており, 筋力向上と栄養改善 ( 例えば, たんぱく質の補充 ) を組み合わせるといった複合プログラムは提供されていない 虚弱高齢者が抱えている病態を考慮したとき, こうした複合プログラムがサルコペニアの改善や心身機能の向上により効果的であろうことは予想に難くない ところが, 虚弱高齢者を対象として複合プログラムの効果を検討した先行研究はわが国においてはこれまでになく, 他方, 海外におけるいくつかの先行研究ではかならずしも一致した成績が得られていない 2,4~6) その理由として, 高齢者では消化吸収能の低下などがありたんぱく質の利用効率が低下していることが指摘されている 2) われわれは, もし利用効率のよいたんぱく質を使用すれば, の効果 ( サルコペニアの改善を含む ) がもっと高められるのではないかと考えた そこで, 本研究では, われわれが開発した虚弱高齢者を対象とした筋力向上トレーニングプログラム 7) に, 大豆タンパクを加水分解したオリゴペプチド ( 以下, 大豆ペプチドと略す ) 飲料による栄養介入を加え, その相加的効果を検討することにした 大豆ペプチド飲料を使用した理由は, 咀嚼力や消化吸収力の低下しがちな虚弱高齢者でも容易に摂取でき, かつ消化管からの吸収速度も早く 8), による筋損傷を和らげる効果が期待できる 9), などの利点を有しているからである 方法 1. 対象者の選定東京都老人総合研究所では, 都内板橋区に在住する年齢が70 歳以上の地域高齢者を対象として2002 年から お達者健診 を実施し, 老年症候群の早期発見とその改善プログラムの開発をめざした縦断研究を行っている 10) 本研究では2007 年の お達者健診 (10 月から11 月にかけ実施 ) を受診したものの中から, 次の選択基準に該当した 転倒経験者 121 人, 老年症候群複数個保有者 203 人を対象に説明会を開催し (2007 年 11 月 6 日実施 ), 本研究に被験者として参加することに同意したそれぞれ65 人と99 人を対象とした 選択基準では, まず 転倒経験者 は, 過去 1 年間で 1 回以上転倒した経験を有しているが他の老年症候群の徴候は持っていないものとし, 老年症候群複数個保有者 は4つの老年症候群 [ 過去 1 年間で1 回以上転倒, 尿失禁 ( 尿漏れ ) の頻度が月 1 回以上, 閉じこもり傾向 =ふだんの外出頻度が2,3 日に1 回程度以下, 生活機能低下者 = 老研式活動能力指標の下位尺度 手段的自立 5 項目中 1 項目以上の障害 ] のうち二つ以上を有するも のとした 次に, 転倒経験者群と老年症候群複数個保有者群の各群内で, 性別, 年齢および お達者健診 で調べられた膝伸展力および通常歩行速度に差が出ないよう無作為に 3 群に割り付けた その結果, 転倒経験者群 65 名では, 群 16 名 ( 男性 2 名, 女性 14 名, 平均年齢 77.7 歳 ), + 栄養介入群 17 名 ( 男性 3 名, 女性 14 名, 平均年齢 78.3 歳 ) および対照群 32 名, 老年症候群複数個保有者群 99 名では, 群 25 名 ( 男性 5 名, 女性 20 名, 平均年齢 79.4 歳 ), + 栄養介入群 25 名 ( 男性 5 名, 女性 20 名, 平均年齢 80.3 歳 ) および対照群 49 名, となった このうち, 本研究の対象者は, それぞれの対照群を除く転倒経験者群 33 名 ( 群 16 名, + 栄養介入群 17 名 ), 老年症候群複数個保有者群 50 名 ( 群 25 名, + 栄養介入群 25 名 ) である 本研究で用いたプログラムの効果は, 虚弱高齢者を対象とした無作為化比較試験 (Randomizedcontroledtrial;RCT) によって, すでにわれわれは確認している 7) 本研究の目的は, 同じプログラムに栄養介入を追加することで, の効果が増強されるかどうかを検証することにあった 対照群を除いたのはそのためである 2. 介入プログラムの実施教室は2007 年 11 月 16 日 ~2 月 6 日の12 週間, 週 2 回 ( 火, 金 ) の頻度で, 一回 1 時間, 合計 19 回実施された 内容は, 指導士の指導による転倒予防体操 ( 下肢筋力向上, 立位バランス 歩行訓練 ), 骨盤底筋群の強化体操であり, この他, 自宅で同様な体操を週 3 回一回 30 分程度実施するよう指示した + 栄養介入群には, こうしたに加え, 同期間中, 大豆ペプチド飲料 ( 不二製油株式会社 ザ ペプチド 250 ml) を ( 自宅での体操を含む ) 直後に1 本, 週 4 本飲むよう指示した ザ ペプチド は, 大豆タンパクを加水分解してできたオリゴペプチドを主な成分とするペプチド飲料 (250 ml 缶中に大豆たんぱく 8 g 相当のオリゴペプチドを含有 ) である 3. 介入前後の調査項目介入前後の調査項目は, 身長, 体重, 体組成 (InBody による体脂肪率, 骨格筋量 ), 既往歴, 治療状況 ( 服用薬物等 ), 血圧, 脈拍数, 尿検査 ( 蛋白, 糖, 潜血 ), 血液検査 ( 赤血球数, 白血球数, 血小板数, ヘモグロビン, アルブミン, 総コレステロール,HDLコレステロール, 中性脂肪, 尿酸, 尿素窒素, クレアチニンなど ), 体力項目 ( 握力, 開眼片足立ち時間, 歩行速度, 膝伸展筋力, 足背屈力 ), 基本的 ADL, 老研式活動能力指標, 過去 1 年間の転倒歴, 尿失禁の有無, ふだんの外出状況などである 介入前の値は,2007 年 10 月から11 月にかけて実施された お達者健診 のデータを使用した 介入後の値 (39)

3 78 栄養学雑誌 調査項目 表 1 転倒経験者群内における群 (n=15)vs. + 栄養介入群 (n=16) 群 介入前調査 (2007 年 10 月 ) 性 86.7%(13/15) ( 女性 %) + 栄養 81.3%(13/16) 年齢 78.1 ± 3.3 ( 歳 ) + 栄養 78.3 ± 4.9 介入後調査 (2008 年 2 月 ) 前値 vs. 後値 (p 値 ) 身長 ± ± (cm) + 栄養 ± ± 体重 53.3 ± ± (kg) + 栄養 50.6 ± ± BMI 23.0 ± ± (kg/m 2 ) + 栄養 22.1 ± ± 収縮期血圧 135 ± ± (mmhg) + 栄養 141 ± ± 拡張期血圧 76 ± ± (mmhg) + 栄養 77 ± 9 74 ± 握力 19.2 ± ± (kg) + 栄養 21.5 ± ± 開眼片足立ち 30 ± ± ( 秒 ) + 栄養 32 ± ± 通常歩行速度 71.1 ± ± (m/ 分 ) + 栄養 70.9 ± ± 膝伸展力 205 ± ± (N) + 栄養 178 ± ± 足背屈力 11.6 ± ± (kg) + 栄養 10.2 ± ± 骨格筋量 34.6 ± ± (kg) + 栄養 32.9 ± ± 血色素量 12.4 ± ± (g/dl) + 栄養 13.1 ± ± 白血球総数 6040 ± ± (/mm 3 ) + 栄養 6570 ± ± アルブミン 4.2 ± ± (g/dl) + 栄養 4.3 ± ± クレアチニン 0.74 ± ± (mg/dl) + 栄養 0.74 ± ± 値は平均値 ± 標準偏差 介入前データはすべて群間差なし (Wilcoxon の順位和検定 ) 前値 vs. 後値 (p 値 ) は各群内の前後の値を Wilcoxon の符号付き順位和検定で導いた有意水準 網掛け箇所は図 1 に再掲 は2008 年 2 月 7 日と8 日に実施した事後評価健診 ( 内容および方法は お達者健診 と同じ ) のデータを使用した 調査方法の詳細は前報 10) を参照されたい さらに, 佐々木らの簡易食品摂取質問票 (Briefdietaryhabitquestionnaire;BDHQ) を用いて,2007 年 11 月 ( 教室開催直前 ) と2008 年 2 月 ( 事後評価健診時 ) の二回, ふだんの栄養摂取状況を調べた 記入された調査票の解析は ( 株 ) ジェンダーメディカルに依頼した 4. 解析本研究の解析対象者は, 事前 ( お達者健診 ) および事後評価健診の両方を受け, 介入前後のデータが揃ったもの, すなわち転倒経験者群では群 15 名, + 栄養介入群 16 名, 老年症候群複数個保有者群では群 20 名, + 栄養介入群 22 名である 複合プログラムの評価は, 群と + 栄養介入群の各群内で介入前後のデータを比較すること, および2 群間で介入前後の変化量を比較することにより行った 統計学的検定は Wilcoxon の符 (40)

4 Vol.67 No.2 79 図 1 転倒経験者群内での群と + 栄養介入群における3 指標の変化量 (Δ= 介入後 - 介入前 ) の比較データは変化量の平均値を表す p 値は t- 検定による有意水準 号付き順位和検定 ( 前値と後値の群内比較 ) および Student の t- 検定 ( 変化量の群間比較 ) を用いて行い, 有意水準はすべて5% とした なお, 本研究は事前に東京都老人総合研究所倫理委員会で承認を受けた 結果 1. 教室への参加状況 19 回開催された教室への参加率 ( 参加人数 / 登録人数 ) の平均は, 転倒経験者群のうち群 67.1%( 範囲 50~81.3%), + 栄養介入群 83.3% ( 範囲 70.6~ 94.1%) であった また, 老年症候群複数個保有者群のうち群は70.9%( 範囲 56~88%), + 栄養介入群は70.1%( 範囲 64~88%) であった 対象者ごとの参加率 ( 出席回数 /19) の平均は, 転倒経験者群のうち群 71.8%( 範囲 0~100%), + 栄養介入群 83.6%( 範囲 15.8~100%) であった また, 老年症候群複数個保有者群のうち群は70.5%( 範囲 0~100%), + 栄養介入群は69.4%( 範囲 0~ 100%) であった これら参加率には, いずれの群 vs. + 栄養介入群の間でも有意差は認められなかった 2. + 栄養介入群の大豆ペプチド飲用状況転倒経験者群の + 栄養介入群では, 大豆ペプチド飲料 (250 ml 缶 ) の飲用目標本数は一人当たり48 本 (12 週分 ),17 人の合計では816 本であったが, そのうち666 本 (81.6%) が実際に飲用された 一方, 老年症候群複数個保有者群の + 栄養介入群では, 同じく一人当たり48 本 (12 週分 ),25 人の合計では1,200 本であったが, そのうち917 本 (76.4%) が実際に飲用された 3. 追跡状況事後評価のための調査には合計 73 人が受診した 追跡率は, 転倒経験者群の群は16 名中 15 名 (93.8%), 同 + 栄養介入群は17 名中 16 名 (94.1%) であり, 老年症候群複数個保有者群の群は25 名中 20 名 (80.0%), + 栄養介入群は25 名中 22 名 (88.0%) であり, それぞれ2 群間で有意な差はなかった 脱落 (Drop-out) の理由は, 家庭の事情, 入院, 身体障害, 体調不良などであった 4. 群 vs. + 栄養介入群転倒経験者群内における群および + 栄養介入群の間で, 介入前データに有意差はなかった ( 表 1) しかし, 介入前後のデータを比較すると, 膝伸展筋力, 通常歩行速度および総白血球総数においては, 群および + 栄養介入群とも改善する傾向が見られたが, + 栄養介入群における変化のみが有意であった (p=0.035,0.002,0.001) 図 1に両群の変化量 (Δ= 介入後 - 介入前 ) を比較した いずれの変化量も + 栄養介入群の方が大きく, 特に総白血球数の変化量の群間差は極めて有意であった (p=0.007) 同様に, 老年症候群複数個保有者群内における群と + 栄養介入群の介入前データに有意差はなかった ( 表 2) 転倒経験群におけるデータとは異なり, 体力や白血球総数の項目において, 群を上回るような変化は + 栄養介入群には観察されなかった なお,BDHQ を用いて推計した主要栄養素摂取量は, 介入前データに群間差はなく, また各群内での介入前 vs. 介入後にも有意差はなく, 変化は観察されなかった ( 表 3) 考察転倒経験者群と老年症候群複数個保有者群では, もともと年齢や体力などの属性が異なっており, や栄養の介入効果が異なる可能性があった そこで, それぞれ (41)

5 80 栄養学雑誌 調査項目 表 2 老年症候群複数個保有者群内における群 (n=20)vs. + 栄養介入群 (n=22) 群 介入前調査 (2007 年 10 月 ) 性 75.0%(15/20) ( 女性 %) + 栄養 87.0%(20/23) 年齢 80.2 ± 4.1 ( 歳 ) + 栄養 79.1 ± 4.7 介入後調査 (2008 年 2 月 ) 前値 vs. 後値 (p 値 ) 身長 ± ± (cm) + 栄養 ± ± 体重 49.3 ± ± (kg) + 栄養 46.3 ± ± BMI 22.1 ± ± (kg/m 2 ) + 栄養 21.0 ± ± 収縮期血圧 134 ± ± (mmhg) + 栄養 125 ± ± 拡張期血圧 73 ± ± (mmhg) + 栄養 69 ± ± 握力 18.8 ± ± (kg) + 栄養 18.5 ± ± 開眼片足立ち 20 ± ± ( 秒 ) + 栄養 37 ± ± 通常歩行速度 63.1 ± ± (m/ 分 ) + 栄養 67.6 ± ± 膝伸展力 183 ± ± (N) + 栄養 196 ± ± 足背屈力 10.0 ± ± (kg) + 栄養 9.8 ± ± 骨格筋量 33.5 ± ± (kg) + 栄養 31.0 ± ± 血色素量 12.0 ± ± (g/dl) + 栄養 12.8 ± ± 白血球総数 6010 ± ± (/mm 3 ) + 栄養 6160 ± ± アルブミン 4.1 ± ± (g/dl) + 栄養 4.3 ± ± クレアチニン 0.80 ± ± (mg/dl) + 栄養 0.73 ± ± 値は平均値 ± 標準偏差 介入前データはすべて群間差なし (Wilcoxon の順位和検定 ) 前値 vs. 後値 (p 値 ) は各群内の前後の値を Wilcoxon の符号付き順位和検定で導いた有意水準 の群内で群 vs. + 栄養介入群の2 群間比較を行い, 栄養介入の相加的効果を個別に検討した その結果, 転倒経験者群においては大豆ペプチド飲料を継続的に飲用することで, トレーニング効果 ( 下肢機能の向上, 体内炎症反応の抑制 ) が増強される可能性が示された 一方, 老年症候群複数個保有者群においては大豆ペプチドの相加的効果は認められなかった 転倒経験者群と老年症候群複数個保有者群の間で異なる結果が得られたが, その理由としては, まず, もとも との身体機能の差やそれに関連したや栄養介入のコンプライアンスの差があると考えられる 老年症候群複数個保有者群では転倒経験者群に比べるとより虚弱な高齢者が多く, 週 2 回開催された教室への出席率や大豆ペプチド飲料の飲用率もやや低かったのである 次に, 補充した大豆ペプチドの量が, 果たして適正な水準であったかどうかである 栄養介入に用いた大豆ペプチド飲料は,250 ml 中に大豆タンパク 8 g 相当のペプチドを含有している これを一週間に4 本 (=32 g) を (42)

6 Vol.67 No.2 81 表 3 介入前後における主要栄養素摂取量の比較 項 目 群 介入前調査 (2007 年 11 月 ) 群間差 (p 値 ) 介入後調査 (2008 年 2 月 ) 前値 vs. 後値 (p 値 ) 転倒経験者群 総摂取エネルギー 1837 ± 321 (kcal/ 日 ) + 栄養 2068 ± たんぱく質摂取量 78 ± 29 + 栄養 86 ± 脂質摂取量 60 ± 9 + 栄養 65 ± 炭水化物摂取量 238 ± 59 + 栄養 278 ± 老年症候群複数個保有群 総摂取エネルギー 2028 ± 541 (kcal/ 日 ) + 栄養 2163 ± たんぱく質摂取量 87 ± 24 + 栄養 91 ± 脂質摂取量 68 ± 18 + 栄養 71 ± 炭水化物摂取量 279 ± 96 + 栄養 278 ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± ± 値は平均値 ± 標準偏差 介入前データはすべて群間に差なし (p 値 Wilcoxon の順位和検定 ) 各群内における介入前後の値( 前値 vs. 後値 ) もすべて有意差なし (p 値 Wilcoxon の符号付き順位和検定 ) 飲用してもらうよう指示した これはわが国の70 歳以上高齢者のタンパク摂取推奨量 10) (0.82 g/kg 体重 1.25, 体重 50 kg の人では一週間で 367 g) の約 9% に相当する量である ( 実際に摂取した量では約 7% 相当 ) + 栄養介入群には腎機能障害の疑いがあるものは含まれておらず, また, 血清クレアチニン濃度の介入前後の変化は群のそれと変わらないことから, 腎臓への負荷という面では安全な閾値内にあったと判断される しかし, たんぱく質摂取推奨量の約 9%( 実摂取では約 7%) に相当する栄養補充は, 海外における先行研究と比べると低量であったかもしれない 2,5,6) すなわち, 老年症候群複数個保有者群で栄養介入の相加的効果を認めなかった第二の理由として, 補充した大豆ペプチドの量が少なかった可能性が考えられる とはいえ, 身体機能の比較的よい転倒経験者群においては, 群に比べると + 栄養介入群では膝伸展筋力や通常歩行速度の向上が大きかったことや, 総白血球数の減少が大きかったことは注目される これまでの先行研究では, 高齢者のサルコペニアや身体機能の改善には, レジスタンスに加えたんぱく質の補充が有効であるとする報告がある一方で, その追加的効果を認めていないものもある 2,5,6) また, 補充するたんぱく質は植物性のものより肉や牛乳といった動物性のものがより効果的とする研究がある 2) しかし, 本研究では, 植物性タンパクである大豆タンパク由来のオリゴペプチド飲料での効果が高められる可能性が示された その理由と して, 大豆ペプチド飲料は咀嚼力や消化吸収力が低下しやすい虚弱高齢者でも利用効率のよい食品であることが考えられる 飲み物であることから咀嚼力を必要とせず, 後の乾いた喉を潤すことができ, またペプチド成分は消化吸収速度が早い 8) 総白血球数は, 炎症性カスケード (inflammatorycascade) の最終段階に位置し, 体内の炎症性負荷 (inflammatoryburden) を反映するマーカーである 12) + 栄養介入群において総白血球数が有意に減少したことは, トレーニングに大豆ペプチド飲料を併用することで, 体内の炎症反応が抑制されたことを示唆している 虚弱高齢者では, 血中の炎症性マーカーのレベルが高いことはよく知られており, 体内における炎症反応の亢進が 虚弱 の成り立ちに密接に関連していると考えられている 13) したがって, 本研究におけると栄養の複合プログラムは, 炎症という観点からも 虚弱 の病態の改善に寄与したことを示唆している ただし, 体力が向上することによっても炎症反応が抑制されるため, + 栄養介入群にみられた炎症反応の抑制が, 体力の向上によるのか, 大豆ペプチド飲料によるのか, どちらの寄与が大きいのかを判断することは難しい 大豆あるいは大豆製品の摂取と炎症性マーカーの関連を検討したいくつかの疫学研究においては, かならずしも一致した結果が得られていない 14~17) 老年症候群複数個保有者群では, 群と + 栄養介入群の間で総白血球数の変化に有意差はなかったことから, 大豆ペ (43)

7 82 栄養学雑誌 プチド飲料の単独の効果とは考えにくい 最後に, 本研究の限界をまとめる まず, 前述したように大豆ペプチド飲料が虚弱高齢者にとって利用効率のよい食品であるとしても, 本研究で認められた効果が大豆ペプチド, すなわちオリゴペプチド化された大豆タンパクによってもたらされた ( いわば特異的な ) ものなのか, 単にたんぱく質の摂取量の増加によってもたらされた ( いわば非特異的な ) ものなのか, どちらであるかを判断することは厳密にはできない点である これを可能にするには, 大豆あるいは大豆タンパクそのものを摂取させる対照群を設けて, その効果を比較する研究が必要であり, これは今後の課題である 次に, 自宅での体操の実施状況を把握していないため, その影響を考慮することができない点である 仮に, 自宅での体操の実施状況が2 群間で有意に異なっていたとすると, そのことが結果に影響を与えたかもしれない しかし, 前報 7) では, 本研究と同じプログラム (1 回 60 分, 週 2 回,3 ヶ月間の教室の開催 ) により, 虚弱高齢者の体力が有意に改善している したがって, 自宅での体操はこうしたプログラムによる効果を修飾することはあっても, 群間差を生じさせるほどのインパクトはないと考えている 最後に, 炎症性マーカーとして総白血球数のみしか取り上げなかったことである 虚弱に伴う体内の炎症反応の亢進については白血球数のみでなく,proinflammatorycytokine である IL-6 や TNF-a,acutephasereactant である CRP でも報告されている 炎症反応は多段階のカスケードを有していることから, 単独のマーカーのみで炎症性負荷を評価することは不十分であろう 今後, 白血球数以外にもこうしたより鋭敏な炎症性マーカーを指標とした検討が必要である まとめ本研究によって, 老年症候群を有する虚弱高齢者であっても, 身体機能が比較的よい転倒群においては, 筋力向上トレーニングに大豆ペプチド飲料を併用することで, トレーニングの効果 ( 下肢機能の改善, 体内炎症反応の抑制 ) が増強される可能性が示された 今後, さらにサンプルを増やすとともに, より感度の高い炎症性マーカーを採用するなどして, 本研究で示唆された大豆ペプチドの効果についてより強固な結論を導きたいと考えている 謝辞本研究にご協力いただきました被験者の皆様に心より感謝申し上げます また, データ収集を分担していただいた東京都老人総合研究所社会参加とヘルスプロモーション研究チームおよび自立促進と介護予防研究チーム のスタッフの皆様にお礼申し上げます なお, 本研究で使用した大豆ペプチド飲料 ( 商品名 ザ ペプチド ) は, 不二製油株式会社からご提供いただきました 記して感謝申し上げます 文献 1) Evans,W.J.:Whatissarcopenia?J.Gerontol.SeriesA, 50A,5 8(1995) 2) Paddon-Jones,D.,Short,K.R.,Campbel,W.W.,Volpi, E.andWolfe,R.R.:Roleofdietaryproteininthesarcopeniaofaging,Am.J.Clin.Nutr.,87(suppl),1562S 1566S(2008) 3) Fried,L.P.,Tangen,C.M.,Walston,J.,Newman,A.B., Hirsch,C.,Gotdiener,J.,Seeman,T.,Tracy,R.,Kop,W. J.,Burke,G.,McBurnie,M.A.,fortheCardiovascular HealthStudyColaborativeResearchGroup.:Frailtyin olderadults:evidenceforaphenotype,j.gerontol.:medi cal.sci.,56a,m146 M156(2001) 4) Gitlin,L.N.,Winter,L.,Dennis,M.P.,Corcoran,M., Schinfeld,S.andHauck,W.W.:Arandomizedtrialofa multicomponenthomeinterventiontoreducefunctional dificultiesinokderadults,j.am.geriatr.soc.,54, (2006) 5) Campbel,W.W.:Synergisticuseofhigher-protein dietsornutritionalsupplementswithresistancetraining tocountersarcopenia,nutr.rev.,65, (2007). 6) Campbel,W.W.andLeidy,H.J.:Dietaryproteinand resistancetrainingefectsonmuscleandbodycompositioninolderpersons,j.am.col.nutr.,26,696s 703S (2007) 7) Kim,H.,Suzuki,T.,Yoshida,Y.andYoshida,H.:Efectivenessofmultidimentionalexercisesforthetreatment ofstressurinaryincontinenceinelderlycommunity-dwelingjapanesewomen:arandomized,controled,crossovertrial,j.am.geriatr.soc.,55, (2007) 8) Maebuchi,M.,Samoto,M.,Hohno,M.,Ito,K.,Koikeda, T.,Hirotsuka,M.andNakabou,Y.:Improvementinthe intestinalabsorptionofsoyproteinbyenzymaticdigestion tooligopeptideinhealthyadultmen,foodscienceand TechnologyResearch,13,45 53(2007) 9) Masuda,K.,Maebuchi,M.,Samoto,M.,Ushijima,Y., Uchida,Y.,Kohno,M.,Ito,R.andHirotsuka,M.:Efectof soy-peptideintakeonexercise-inducedmuscledamage, 日本臨床スポーツ医学会誌,15, (2007) 10) 鈴木隆雄, 岩佐一, 吉田英世, 金憲経, 新名正弥, 胡秀英, 新開省二, 熊谷修, 藤原佳典, 吉田祐子, 古名丈人, 杉浦美穂, 西澤哲, 渡辺修一郎, 湯川晴美 : 地域高齢者を対象とした要介護状態予防のための包括的健診 ( お達者健診 ) についての研究 1. 受診者と非受診者の特性について, 日本公衛誌,50,39 48(2003) 11) 第一出版編集部編 : 厚生労働省策定日本人の食事摂取基準 (2005 年版 ),p.43(2005) 第一出版, 東京 12) Pearson,T.A.,Mensah,G.A.,Alexander,R.W.,Anderson, J.L.,Cannon,R.O.,Criqui,M.,Fadl,Y.Y.,Fortmann,S.P., Hong,Y.,Myers,G.L.,Rifai,N.,Smith,S.C.,Taubert,K., Tracy,R.P.andVinicor,F.:Markersofinflammationand cardiovasculardisease:applicationtoclinicalandpublic (44)

8 Vol.67 No.2 83 healthpractice:astatementforhealthcareprofessionals from thecentersfordiseasecontrolandpreventionand theamericanheartassociation,circulation,107, (2003) 13) Leng,S.X.,Xue,Q.L.,Tian,J.,Walston,J.D.andFried, L.P.:Inflammationandfrailtyinolderwomen,J.Am. Geriatr.Soc.,55, (2007) 14) Basu,A.,Devaraj,S.andJialal,I.:Dietaryfactorsthat promoteorretardinflammation,arterioscler.thromb. Vasc.Biolo.,26, (2006) 15) Azadbakht,L.,Esmailizadeh,A.,Kimiagar,M.,Hu, F.B.,Mehrabi,Y.andWilet,W.C.:Soyconsumption, markersofinflammation,andendothelialfunction.a cross-overstudyinpostmenopausalwomenwiththemetabolicsyndrome,diabetescare,30, (2007) 16) Blum,A.,Lang,N.,Vigder,F.,Israeli,P.,Gumanovsky, M.,Lupovitz,S.,Elgazi,A.andBen-Ami,M.:Efectsof oralsoyproteinonmarkersofinflammationinpostmenopausalwomenwithmildhypercholesterolemia,am. HeartJ.,145(2),e7(2003) 17) Nanri,A.,Yoshida,D.,Yamaji,T.,Mizoue,T.,Takayanagi, R.andKono,S.:DietarypaternsandC-reactiveproteinin Japanesemen and women,am.j.clin.nutr.,87, (2008) ( 受付 : 平成 20 年 7 月 28 日, 受理 : 平成 20 年 10 月 18 日 ) (45)

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