メトロニダゾールゲル 0.75% 毒性試験の概要文 目次 1 まとめ 単回投与毒性試験 ( 申請者試験及び文献データ ) 反復投与毒性試験 ( 申請者試験及び文献データ ) 反復経皮投与毒性試験 ( 申請者試験 )

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1 目次 1 まとめ 単回投与毒性試験 ( 申請者試験及び文献データ ) 反復投与毒性試験 ( 申請者試験及び文献データ ) 反復経皮投与毒性試験 ( 申請者試験 ) 反復経口投与毒性試験 ( 文献データ ) 非経口投与による反復投与毒性試験 ( 文献データ ) メトロニダゾール 0.75% 含有ゲル製剤 ( 処方 変更前製剤 [Carbopol 940 含有製剤 ]) 及びメトロニダゾール 1% 含有ゲル 製剤の局所忍容性試験 ( 申請者試験 ) 単回投与毒性試験 ラット経口投与急性毒性試験 ( 申請者試験 ) 材料と方法 結果 結論 文献データ 反復投与毒性試験 マウス マウスにおける経口投与慢性毒性試験 ラット 経皮投与 ( 申請者試験 ) 材料と方法 結果 結論 経口投与 非経口投与 静脈内投与 皮下投与 ウサギ 経皮投与 ( 申請者試験 ) 材料と方法 結果 結論 イヌ ( 文献データ ) イヌを用いた慢性経口投与毒性試験 サル ( 文献データ ) サルを用いた経口投与毒性試験 サルを用いた静脈内投与毒性試験 ミニブタ

2 3.6.1 経皮投与 ( 申請者試験 ) 材料と方法 結果 結論 遺伝毒性試験 がん原性試験 生殖発生毒性試験 局所忍容性試験 ウサギを用いたメトロニダゾール 0.75% 含有ゲル製剤及びクリーム製剤の皮 膚一次刺激性評価 ( 正常皮膚及び擦過皮膚 )( 申請者試験 ) 材料と方法 結果 結論 ウサギを用いたメトロニダゾール 0.75% 含有ゲル製剤及びローション製剤の 皮膚一次刺激性評価 ( 正常皮膚及び擦過皮膚 )( 申請者試験 ) 材料と方法 結果 結論 ウサギを用いた眼一次刺激性試験 ( 申請者試験 ) 材料と方法 結果 結論 メトロニダゾール 1% 含有ゲル製剤の皮膚感作性試験 (Maximization Test) ( 申請者試験 ) 材料と方法 結果 結論 メトロニダゾール 1% 含有ゲル製剤の Maximization 感作性試験 (ISO)( 申 請者試験 ) 材料と方法 結果 結論 考察及び結論 図表 参考文献

3 表目次表 1 の組成... 6 表 2 メトロニダゾールゲル製剤を用いて実施した毒性試験 ( 申請者試験 )... 8 表 3 マウスにおけるメトロニダゾールの急性毒性 表 4 ラットにおけるメトロニダゾールの急性毒性 表 5 申請者が実施した反復経皮投与毒性試験 (GLP 試験 ) のリスト 表 6 ミニブタを用いたメトロニダゾール 1% 含有ゲル製剤の 3 ヵ月反復経皮投与毒性試験 ( 試験 ) における TK データ 表 7 皮膚一次刺激指数 表 8 皮膚一次刺激指数 図目次図 1 メトロニダゾールの構造式

4 略号一覧 略称 略号 省略していない表現又は定義 BLQ Below the LOQ 定量限界未満 C max Maximum plasma (or serum) concentration 最高血漿中 ( 又は血清中 ) 濃度 CTD Common technical document コモン テクニカル ドキュメント DNCB 1-chloro-2,4-dinitrobenzene 1-クロロ-2,4-ジニトロベンゼン ECG Electrocardiography 心電図 EP European pharmacopeia 欧州薬局方 ESI Electrospray ionization エレクトロスプレーイオン化 ( 法 ) FCA Freund s complete adjuvant 完全フロイントアジュバント GLP Good laboratory practices 医薬品の安全性に関する非臨床試験の実施の基準 HPLC High performance liquid chromatography 高速液体クロマトグラフィー ICH International conference on harmonization 日米 EU 医薬品規制調和国際会議 ISO International Organization for Standardization 国際標準化機構 LD 50 Lethal dose 50% 50% 致死量 LOQ (LLOQ) Limit of quantification (lower LOQ) 定量限界 ( 定量下限 ) MS Mass spectrometry 質量分析 ( 法 ) TK Toxicokinetics トキシコキネティクス v/v volume/volume 容量 / 容量 w/v weight/volume 重量 / 容量 w/w weight/weight 重量 / 重量 4

5 1 まとめ w/w(75 mg/g)( 以下 ) は がん性皮膚潰瘍に伴う悪臭の軽減を目的とした局所治療に 1 日 1~2 回塗布適用する外用剤である 本適応症に対して 本剤は 1 日 1 回又は 2 回の投与で 2 週間以内に効果が現れることが示されている (CTD 臨床的有効性 の [2.1] 項参照 ) なお 本剤の治療対象はがん性皮膚潰瘍に伴う悪臭のある進行がん患者であり その投与期間は 一部では 1 年を超えて使用される症例もあるが 多くは1ヵ月から 3 ヵ月程度と考えられる (CTD 2.5 臨床に関する概括評価 の [4.5.2] 項参照 ) また 2 週間の治療期間内に効果が認められない場合 他の選択肢の治療法が用いられる メトロニダゾール (2-(2-メチル-5-ニトロ-1H-イミダゾール-1-イル) エタノール ) の構造式を以下に示す ( 図 1) 図 1 メトロニダゾールの構造式 O 2 N CH 2 CH 2 OH N CH 3 N ガルデルマ社は メトロニダゾールを含有する多くの局所治療用外用剤を開発しており 現在 酒さ治療剤が米国及びヨーロッパで認可 販売されている それらには MetroGel (Topical Gel, 0.75% 及び 1%) MetroCream (Topical Cream, 0.75%) MetroLotion (Topical Lotion, 0.75%) Rozex Gel ( 0.75% metronidazole) Rozex Cutaneous Emulsion ( 0.75% metronidazole ) 及び Rozex Cream(0.75% metronidazole) がある 英国では 1994 年より Metrogel (Topical Gel, 0.75%) が がん性悪臭の適応症で認可を受けている 今回日本で申請する( ロゼックス ゲル 0.75%) は 上記 Rozex Gel(0.75% metronidazole) と同一の製剤である 一方 メトロニダゾールの数種の経口剤 静注剤 及び経腟剤が 嫌気性細菌及び原虫感染症の治療剤として 世界中で認可されている 日本で既に市販されているメトロニダゾール含有医薬品は メトロニダゾール 250 mg を含有する内服錠 ( フラジール 内服錠 250 mg[ 塩野義製薬 ] 及びアスゾール錠 250 mg[ 富士製薬工業 ] 効能効果: トリコモナス症 [ 腟トリコモナスによる感染症 ] 嫌気性菌感染症 感染性腸炎 細菌性腟症 ヘリコバクター ピロリ感染症 アメーバ赤痢 ランブル鞭毛虫感染症 ) 及びメトロニダゾール 250 mg を含有する腟錠 ( フラジール 腟錠 250 mg[ 塩野義製薬 ] 効能効果: トリコモナス腟炎 細菌性腟症 ) である 日本では メトロニダゾールの局所用外用剤は 上記腟錠以外には認可されていない 本申請に係る の申請区分は 医療用医薬品 (3) 新投与経路医薬品である 5

6 毒性試験プログラムの概略 申請者が実施した試験及び文献データを含む毒性試験の一覧表を概要表 [ A] [ B] [ C] 及び [ D] に示す 試験報告書は CTD 第 4 部に提出する 個々の評価資料の詳 細な毒性データ概要表は CTD 毒性試験の概要表 に示す 申請する市販予定 製剤の組成を表 1 に示す 表 1 の組成 成分名 主薬 含量 (% w/w) メトロニダゾール 0.75 有効成分日局 (EP) 添加物 エデト酸ナトリウム水和物安定化剤 ( キレート剤 ) 日局 (EP) カルボキシビニルポリマー ( カーボマー 980) 機能 ゲル化剤 規格 薬添規 (EP) プロピレングリコール溶媒 ( 湿潤剤 ) 日局 (EP) パラオキシ安息香酸メチル保存剤日局 (EP) パラオキシ安息香酸プロピル保存剤日局 (EP) EP: 欧州薬局方 水酸化ナトリウム 適量 ( ph ~ に調整 ) ph 調整剤 日局 (EP) 精製水適量溶媒日局 (EP) 全量 に含まれる添加物はすべて日本薬局方収載品又は医薬品添加物として同等以上の濃度での使用前例が確認されているものであり 外用 ( 皮膚塗布 ) ゲル製剤での使用は安全であると考えられる ラット経口投与急性毒性試験 ( 1.CG.03.SUM.0441 試験 [ ] ) ラット 4 週間経皮投与毒性試験 ( 1.CG.03.SRE.8163.GDL 試験 [ 評価資料 ]) ウサギ 13 週間経皮投与毒性試験 (1.CG.03.SUM.0371 試験 [ 評価資料 ]) 及びウサギ眼一次刺激性試験 (1.CG.03.SUM.0440 試験 [ 評価資料 ]) において Rozex Gel 又は metronidazole gel 0.75% という名称で使用された被験製剤の組成は ゲル化剤( カルボキシビニルポリマー ) が 残留ベンゼンを含有するカーボポール 940 であったこと以外は 申請する市販予定製剤とほぼ同一であった すなわち 市販予定製剤では ゲル化剤 ( カルボキシビニルポリマー ) を上記被験製剤で用いたカーボポール 940( %) からベンゼンフリーのカーボマー 980 に変更すると同時に 同等の粘度を確保するためその濃度が % に変更された この軽微な変更は 市販予定製剤の安全性評価に重大な影響を与えるものではないと考えられる 以下 この では ゲル化剤が処方変更前のカーボポール 940 (Carbopol 940) である製剤を 処方変更前製剤 (Carbopol 940 含有製剤 ) と記載する 6

7 の安全性プロファイルを評価するための情報を提供するものとして最も適切と考えられる試験を評価資料とした これには 本剤の処方変更前製剤 (Carbopol 940 含有製剤 ) で実施された GLP 準拠試験が含まれる 参考資料の試験では本剤の市販予定製剤は使用されていないが これらは メトロニダゾールの毒性プロファイルをより明確にするための追加の支援情報を提供するため 又は情報開示の目的で提出する さらに 公表文献から入手可能であったデータも文献データとして提出する 参考資料及び文献データについては CTD 毒性試験の概要表 に個別の詳細なデータ概要表は作成していない 皮膚一次刺激性試験の 2 試験 (1.CG.03.SUM.0432 試験 [ 参考資料 ] 1.CG.03.SUM.0436 試験 [ 参考資料 ]) では Rozex Gel と記録された 0.75% ゲル剤が用いられた しかしながら 製剤組成の記録がないため市販予定製剤や処方変更前製剤 (Carbopol 940 含有製剤 ) ではない可能性を否定できないことから 参考資料とした ラット 4 週間反復経皮投与毒性試験 (1.CG.03.SRE.8163.GDL 試験 [ 評価資料 ]) 及びウサギ 13 週間反復経皮投与毒性試験 (1.CG.03.SUM.0371 [ 評価資料 ]) は処方変更前製剤 (Carbopol 940 含有製剤 ) を用いて実施した さらに 市販予定製剤より高濃度で適用されたメトロニダゾールの安全性についての情報を加えるため メトロニダゾールを 1% 含有するゲル製剤 ( の製剤 ) で実施したミニブタ 3 ヵ月経皮投与毒性試験 ( 試験 [ 参考資料 ]) 及びモルモット皮膚感作性 2 試験 ( 試験 [ 参考資料 ] 試験 [ 参考資料 ]) も参考資料として提出する 表 2 に示すように 毒性試験で通常用いられる動物種及び系統のいくつかの試験系が使用された ( ラット ウサギ モルモット ミニブタ ) ラット経口投与急性毒性試験 (1.CG.03.SUM.0441 試験 [ 評価資料 ]) とウサギ眼一次刺激性試験 (1.CG.03.SUM.0440 試験 [ 評価資料 ])( 両試験とも処方変更前製剤 [Carbopol 940 含有製剤 ] を使用 ) 以外は臨床投与経路と関連のある経皮投与で実施された試験である 遺伝毒性試験に関しては 申請区分が (3) 新投与経路医薬品であることに基づき 本申請では資料の提出を省略する がん原性試験については 本剤の適用対象が がん性皮膚潰瘍に伴う悪臭のある進行がん患者であること また その投与期間は 一部では 1 年を超えて使用される症例もあるが 多くは1ヵ月から 3 ヵ月程度と考えられる (CTD 2.5 臨床に関する概括評価 の [4.5.2] 項参照 ) ことを勘案すると 本剤の適用により安全性上の懸念が生じる可能性は低いと考えられることから 本申請では資料の提出を省略する 生殖発生毒性試験については 本剤の適用対象ががん性皮膚潰瘍に伴う悪臭を有する進行がん患者であることを考慮すると 本申請における意義は高くないと考えられる さらに 患者の治療のために を局所塗布投与したときの全身曝露量が 既に市販されているメトロニダゾール内服錠 250 mg を既承認 1 日最大投与量 (2250 mg[1 回 750 mg を 1 日 3 回 ]) で経口投与した場合の全身曝露量を超えることはないと考えられる (CTD [2.5] 臨床に関する概括評価 参照 ) 以上を勘案すると 臨床における本剤の使用状況下で生殖発生毒性に関する安全性上の懸念が生じる可能性は低いと考えられることから 本申請では資料の提出を省略する 7

8 投与された動物の全身曝露を評価し 種間の作用比較を可能とするために トキシコキネティクス的モニタリングを 反復経皮投与毒性試験で実施した ( 概要表 [ ] 及び [ ] 参照 ) 血漿中メトロニダゾール濃度は ラット血漿及びミニブタ血清について HPLC/ESI-MS/MS 法 ( 定量限界 :0.025 ng/ml) により測定した (CTD 薬物動態試験の概要文 の [2] 項参照 ) メトロニダゾールゲル製剤を用いて実施した毒性試験を表 2 に示す 表 2 メトロニダゾールゲル製剤を用いて実施した毒性試験 ( 申請者試験 ) 試験番号 試験の種類 (GLP 適用 非適用の別 ) 0.75% 製剤を用いた毒性試験ラット経口投与急性毒性試験 1.CG.03.SUM.0441 (GLP 適用 ) ラット 4 週間経皮投与毒性試験 1.CG.03.SRE.8163.GDL (GLP 適用 ) ウサギ 13 週間経皮投与毒性試験 1.CG.03.SUM.0371 (GLP 適用 ) 0.75% 製剤を用いた局所忍容性試験 Rozex Gel 及び Cream を用いたウサ 1.CG.03.SUM.0432 ギ皮膚一次刺激性試験 (GLP 適用 ) Rozex Gel 及び Lotion を用いたウサ 1.CG.03.SUM.0436 ギ皮膚一次刺激性試験 (GLP 適用 ) ウサギ眼一次刺激性試験 1.CG.03.SUM.0440 (GLP 適用 ) 1% 製剤を用いた試験 Hanford ミニブタを用いたメトロニダゾール 1% 含有ゲル製剤の 3 ヵ月経皮投与毒性試験 (GLP 適用 ) モルモットを用いたメトロニダゾールゲル 1% 含有ゲル製剤の皮膚感作性試験 (GLP 適用 ) モルモットを用いたメトロニダゾールゲル 1% 含有ゲル製剤の皮膚感作性試験 (GLP 適用 ) 本剤の処方変更前製剤 (Carbopol 940 含有製剤 ) の使用 不使用の別 本概要文中の収載項 使用 2.1 使用 使用 不使用 7.1 不使用 7.2 使用 7.3 不使用 不使用 7.4 不使用 7.5 評価資料 参考資料の別 評価資料 [ ] 評価資料 [ ] 評価資料 [ ] 参考資料 [ ] 参考資料 [ ] 評価資料 [ ] 参考資料 [ ] 参考資料 [ ] 参考資料 [ ] 8

9 皮膚潰瘍を有する進行がん患者のがん性悪臭を の 1 日 1~2 回局所塗布投与で治療するのに要する本剤の使用量は 1 日 100 g に上る可能性が考えられる この用量は 患者 1 人あたり 1 日 750 mg のメトロニダゾール すなわち 体重 50 kg の患者では約 15 mg/kg/day に相当する 1.1 単回投与毒性試験 ( 申請者試験及び文献データ ) ラット単回経口投与毒性試験 ( 申請者試験 ) では ( 処方変更前製剤 [Carbopol 940 含有製剤 ])5 g/kg( メトロニダゾールとして 37.5 mg/kg) の単回投与後に一般状態に毒性徴候は認められず 死亡もなかった また 文献報告されたデータでは マウスとラットにおけるメトロニダゾールの LD 50 の最も低い値は 経口投与でそれぞれ 3500 mg/kg と 5000 mg/kg 静脈内投与でそれぞれ 1169 mg/kg と 1574 mg/kg 腹腔内投与でそれぞれ 3650 mg/kg と 5000 mg/kg であった したがって メトロニダゾールの急性毒性は低いものと考えられる 1.2 反復投与毒性試験 ( 申請者試験及び文献データ ) 申請する適応症に対して臨床適用される場合 の大部分は皮膚潰瘍部位に塗布投与されるが 本 CTD では臨床使用状況下での安全性評価との関連性を考慮し ラット ウサギ ミニブタを用いた( 処方変更前製剤 [Carbopol 940 含有製剤 ]) 及びメトロニダゾール 1% 含有ゲル製剤の経皮投与毒性試験データ ( 申請者試験 ) を中心として提示する 反復経皮投与毒性試験 ( 申請者試験 ) ラットにおける( 処方変更前製剤 [Carbopol 940 含有製剤 ]) 2 ml/kg/day の 4 週間経皮投与毒性試験では 局所及び全身的無毒性量はいずれもメトロニダゾー ルとして 15 mg/kg/day( 試験に用いた最高用量 ) であった ウサギにおける( 処方変更前製剤 [Carbopol 940 含有製剤 ])( 最高投与容量 1.77 ml/kg/day) の 13 週間経皮投与毒性試験では 局所及び全身的無毒性量はいずれもメトロニダゾールとして 13 mg/kg/day( 試験に用いた最高用量 ) であった ミニブタにおけるメトロニダゾール 1% 含有ゲル製剤 ( の製剤 ) の 3 ヵ月経皮投与毒性試験では メトロニダゾールとして 1 mg/kg/day までの用量で 毒性学的に意義のある局所的毒性作用は認められなかった 以上 メトロニダゾールはラット ( 投与容量 2 ml/kg) 及びウサギ ( 投与容量 1.77 ml/kg) で製剤中濃度 0.75% まで ミニブタで製剤中濃度 1%( 製剤投与量 100 mg/kg) までの経皮投与で局所的に良好な忍容性を示した また これら忍容性を示す最高投与容量及び濃度を局所的に投与したとき 組織病理学的に標的器官は特定されなかった 9

10 1.2.2 反復経口投与毒性試験 ( 文献データ ) 全身毒性については文献データを利用してまとめた情報を提示する マウスでは メトロニダゾール 600 mg/kg/day を混餌で 78 週間投与したとき CD-1 マウスの雄で精子形成低下と精巣萎縮及び体重増加率の低下がみられたが これらの所見は同用量で 92 週まで投与された CF-1 マウスでは観察されなかった これらの試験では 生存率に影響はなかった ラットでは メトロニダゾール 400 mg/kg/day を混餌で 8 週間投与したとき 受精率の低下が観察された また ラットに 300 mg/kg/day までのメトロニダゾールを混餌で 18 週間与えたとき 精巣重量の低下と精子形成低下 及び中等度の体重増加の減少が認められた メトロニダゾール 600 mg/kg/day を混餌で 13 週間与えたときにも同様の所見が観察されており 加えて前立腺萎縮がみられた 混餌投与を 80 週まで延ばした場合 メトロニダゾールは試験で用いた最高用量の 300 mg/kg/day で同様の作用を示し 投与終了後 4 週間の休薬期間中に精巣の回復は認められなかった イヌ慢性毒性試験では メトロニダゾール 150 及び 225 mg/kg/day の経口投与で認められた主な毒性所見は 中枢神経系関連の臨床徴候 ( 失調性歩行 筋硬直 虚弱 ) であった サルでは メトロニダゾール 225 mg/kg/day を 14 週間強制経口投与したとき 肝毒性がみられた 150 mg/kg/day で 52 週間までの慢性強制経口投与では 嘔吐 体重増加の減少 及び肝毒性が報告された 非経口投与による反復投与毒性試験 ( 文献データ ) ラットにおける 300 mg/kg/day までの 4 週間静脈内投与では 投与に関連する明確な毒性は認められなかった ラットにおける 180 mg/kg/day までの 16 週間皮下投与では 中枢神経系 末梢神経系に何ら毒性は観察されなかった サルにおける 2 週間の静脈内投与試験では 240 mg/kg/day で肝毒性が認められた 1.3 メトロニダゾール 0.75% 含有ゲル製剤 ( 処方変更前製剤 [Carbopol 940 含有製剤 ]) 及びメトロニダゾール 1% 含有ゲル製剤の局所忍容性試験 ( 申請者試験 ) メトロニダゾール 0.75% 含有ゲル製剤 ( 製剤組成不明 ) の皮膚一次刺激性 及び( 処方変更前製剤 [Carbopol 940 含有製剤 ]) の眼一次刺激性をウサギを用いて検討した いずれについても刺激性は認められなかった また 0.75% 製剤とは基剤処方の異なるメトロニダゾール 1% 含有製剤で実施したモルモット皮膚感作性 2 試験において 皮膚感作性は示されなかった 10

11 2 単回投与毒性試験 2.1 ラット経口投与急性毒性試験 ( 申請者試験 ) 1.CG.03.SUM.0441 試験 ( 評価資料 [ ] 概要表 [ ]) ( 処方変更前製剤 [Carbopol 940 含有製剤 ]) の経口投与による急 性毒性が検討された (GLP 準拠 ) 材料と方法 体重 237~283g の SD ラット雌雄各 5 匹に ( 処方変更前製剤 [Carbopol 940 含有製剤 ]) を用量 5 g/kg( メトロニダゾールとして 37.5 mg/kg) で単回強制経口投与した 臨床徴候及び死亡について 投与 時間後 及びその後は 14 日間連日 ( 臨床徴候については 1 日 1 回 死亡については 1 日 2 回 ) 観察した 体重については 投与前 及び投与 7 日及び 14 日後に測定 記録した 試験終了時 肉眼的剖検を実施した 結果 特記すべき臨床徴候も死亡も認められず 体重はすべての動物で試験期間中順調に推移した 結論 ( 処方変更前製剤 [Carbopol 940 含有製剤 ]) は ラットに 1 日 1 回強制経口投与したとき 5 g/kg で毒性を示さなかった LD 50 は測定されなかったが 5 g/kg を超える量と考えられた 2.2 文献データ Bost 1977 [ 文献 ] マウス及びラットへのメトロニダゾール単回経口 静脈内 腹腔内の投与による急性毒性が報告されている マウスでは 強制経口投与 静脈内投与 及び腹腔内投与による 50% 致死量 (LD 50 ) が報告されており (Bost 1977 [ 文献 ]) 以下の表 3 にまとめて示す 11

12 表 3 マウスにおけるメトロニダゾールの急性毒性 性 投与経路 LD 50 (mg/kg) 文献に記載なし 強制経口 4350 文献に記載なし 強制経口 4350 雄 強制経口 3500 ± 400 a 雄 静脈内 1169 ± 78 a 雌 静脈内 1260 ± 88 a 雄 腹腔内 3650 ± 325 a a: 値は平均値 ± SE ラットでも強制経口投与 静脈内投与 及び腹腔内投与による LD 50 値が報告されており (Bost 1977 [ 文献 ]) 以下の表 4 にまとめて示す 表 4 ラットにおけるメトロニダゾールの急性毒性 性 投与経路 LD 50 (mg/kg) 文献に記載なし 強制経口 5000 雄 強制経口 > 5000 雄 静脈内 1574 ± 137 a 雌 静脈内 1575 ± 142 a 雌 腹腔内 5000 a: 値は平均値 ± SE 結論として ( 処方変更前製剤 [Carbopol 940 含有製剤 ]) は経口投与で重大な急性毒性を示さない このことは 原薬メトロニダゾールは げっ歯類における経口投与で急性毒性が低く (LD 50 は約 5 g/kg) 次に腹腔内投与となり(LD 50 は約 3.6~5 g/kg) 静脈内投与では中等度の毒性が認められた (LD 50 は約 1.2~1.6 g/kg) という文献データからも裏付けられている 3 反復投与毒性試験 は 臨床的には皮膚の潰瘍病変部に適用されるが 潰瘍を取り巻く損傷のない皮膚にも塗布される このことから 臨床における使用状況下での安全性評価に資することを眼目として 本剤の処方変更前製剤 (Carbopol 940 含有製剤 ) を用いて実施したラット及びウサギにおける反復経皮投与毒性試験 及びメトロニダゾール 1% 含有ゲル製剤 ( の製剤 ) を用いたミニブタ反復経皮投与毒性試験を提示する このミニブタでの試験は 市販予定製剤より高濃度のメトロニダゾールが局所的に塗布されたときにも良好な安全性を示すことを提示するための参考資料として提出するものである これらの試験はいずれも GLP 準拠試験である ( 表 5) 12

13 表 5 申請者が実施した反復経皮投与毒性試験 (GLP 試験 ) のリスト 試験表題投与製剤試験番号 Sub-chronic (4 weeks) toxicity study by the cutaneous route in the Sprague-Dawley strain of rat of Rozex lotion and Rozex gel containing metronidazole at 0.75% (w/w) 13-Week dermal toxicity study in rabbits A 3-month dermal toxicity study of metronidazole gel (1%) in Hanford minipigs Rozex lotion 0.75%, Rozex gel 0.75%( 処方変更前製剤 [Carbopol 940 含有製剤 ]) Rozex gel 0.75%( 処方変更前製剤 [Carbopol 940 含有製剤 ]) メトロニダゾール 1% 含有ゲル製剤 ( の製剤 ) 1.CG.03.SRE.8163.GDL ( 評価資料 [ ]) 1.CG.03.SUM.0371 ( 評価資料 [ ]) ( 参考資料 [ ]) さらに 文献から反復投与毒性試験のデータを入手し得たが 概して GLP が確立する前の 1960 年代 ~70 年代に実施されたものであった そのため 経口又は静脈内投与で実施された重要と思われる試験のみを提示する 一般に 経口及び静脈内投与による試験は 経皮投与による試験に比し より高い全身曝露下での毒性プロファイルを評価することができるものと考えられる なお これらの試験の GLP 適合状況については 論文では報告されていない 3.1 マウス マウスを用いて実施された反復経皮投与毒性試験に関する資料はない マウスにおける経口投与慢性毒性試験 Bost 1977([ 文献 ] 概要表 [ ]) CD-1 系 ICR Swiss マウス ( 雌雄各 40 匹 / 群 ) にメトロニダゾール mg/kg/day を混餌で 78 週間投与した試験の報告がある (Bost 1977 [ 文献 ]) 投与はマウスが約 28 日齢のときに開始された この試験では いずれの用量でも生存率に有害な作用は認められなかった 対照群と比較して有意な所見として 体重増加率の減少が全用量で雌雄ともにみられた また 精巣相対重量 ( 比体重 ) が高用量群の雄で有意に減少 精嚢相対重量 ( 比体重 ) も中用量群と高用量群の雄で減少し 高用量群の雌では子宮相対重量 ( 比体重 ) が減少した 組織学的検査では 精子形成低下に分類される精巣活動の変化がみられ 各群の発生率は対照群雄の 12% 低用量群雄の 26% 中用量群雄の 23% 及び高用量群雄の 53% であった 精巣の萎縮も高用量群雄の 23% に観察された ( 対照群では 5%) 同論文では mg/kg/day を約 28 日齢の CF-1 系マウス ( 雌雄各 40 匹 / 群 ) に混餌で 92 週間投与した試験についても報告している (Bost 1977 [ 文献 ]) 上記 CD-1 マウスとは対照的に 対照群と比較してメトロニダゾール投与群の体重増加率に有意な変化はみられなかっ 13

14 た 雌で認められたのは 高用量群における心臓相対重量 ( 比体重 ) の減少のみであった 雄では 中及び高用量群で心臓重量 ( 比体重 ) が減少し 3 用量の全群で前立腺相対重量 ( 比体重 ) が減少した この試験では 精巣活動の変化は観察されず 生存率にも影響は認められなかった 3.2 ラット 経皮投与 ( 申請者試験 ) 1.CG.03.SRE.8163.GDL 試験 ( 評価資料 [ ] 概要表 [ A], [ ]) OFA SD ラットを用いた 4 週間経皮投与毒性試験 (GLP 準拠 ) が実施された 本試験の目的は 反復経皮投与により Rozex Lotion( メトロニダゾールローション 0.75% w/w) と Rozex Gel( の処方変更前製剤 [Carbopol 940 含有製剤 ]) の局所及び全身的忍容性及びトキシコキネティクスについて評価し 比較することであった 材料と方法 OFA SD ラット雌雄各 5 匹からなる 2 群のうち 1 群をローション投与群とし 他の 1 群をゲル投与群とした 投与を受けない第 3 の同様の群を対照群とした 各製剤 2 ml/kg/day を体表面積の約 10% に相当する部位に 1 日 1 回 28 日間 塗布部位を被覆保護することなく 1 日約 6 時間塗布された これは メトロニダゾールとして 15 mg/kg/day の投与量に相当する 一般状態観察を少なくとも 1 日 1 回実施し 試験終了時に剖検を行なった 血液学的検査及び血液化学的検査用の採血は 剖検の少なくとも 4 日前に行った 血漿中メトロニダゾール濃度測定用の血液サンプルは 試験終了時 (Day 28) 最終塗布後の異 なる時間 ( 投与 時間後 ) に各動物から採取した 剖検では 主要器官の肉眼検査及 び組織学的検査を詳細に実施した サテライト群 24 匹中 20 匹の SD ラットには ローション又はゲル製剤のいずれか ( 各 10 匹 雌雄各 5 匹ずつ ) を単回経皮投与 (2 ml/kg) し 残り 4 匹 ( 雌雄各 2 匹 ) を無処置の対照群とした Day 1 の投与 4 時間後に血漿中メトロニダゾール測定用の採血を行った 結果 試験中 死亡も臨床徴候も認められなかった 体重増加と摂餌量は投与群と対照群で同様であった いずれの群でも皮膚刺激の徴候は観察されなかった 週平均の刺激指数は 雌雄とも全群で 0 であった 白血球数の有意な減少が ローション又はゲル製剤を投与された雌で認められたが 毒性学的意義のない変化と考えられた 14

15 各製剤を投与された動物の血液化学検査値に種々の変化が観察された 両製剤を投与された雄にみられたアルカリホスファターゼ及びアスパラギン酸アミノトランスフェラーゼの減少は統計学的に有意ではあるが毒性学的意義のない変化と考えられた 同様に ゲル製剤を投与された雄のトリグリセリド値の減少も変化の程度が小さく 毒性学的意義ある変化とは考えられなかった 投与期間終了時のその他の血液化学所見として ローション又はゲル製剤を投与された雄 及びローション製剤を投与された雌における有意な血中カリウム値の低下とローション又はゲル製剤を投与された雄におけるナトリウム値の上昇があった ゲル製剤を投与された雌で 肝重量が増加したが 相対重量 ( 比体重 ) は正常であった ゲル製剤 ( メトロニダゾールとして 15 mg/kg/day) の単回塗布 4 時間後 (Day 1) におけるメトロニダゾールの平均血漿中濃度は雄で 75 ng/ml 雌で 84 ng/ml であった 反復投与後 平均メトロニダゾール濃度の最高値は雌雄とも投与 2 時間後に観察され 4 時間後の平均濃度は雄で 559 ng/ml 雌で 705 ng/ml であった ( 概要表 [ ]) 結論 いずれの投与群においても皮膚刺激徴候は認められず 観察されたわずかな変化も毒性学的意義のないものと考えられた 無毒性量はメトロニダゾールとして 15 mg/kg/day と判断された 経口投与 Bost 1977([ 文献 ] 概要表 [ ]) McClain et al. 1989([ 文献 ] 概要表 [ ]) メトロニダゾール 25 mg/kg/day 及び 50 mg/kg/day を 4 週間経口投与されたラット ( 文献に系統の記載なし ) では 対照群に比し 体重 血球数 腎及び肝機能になんら変化は認められなかった (Bost 1977 [ 文献 ]) 雄性 Crl:CD (SD) BR ラット (1 群 10 匹 ) にメトロニダゾール mg/kg/day が混餌で 8 週間投与された 受胎能の低下が高用量群 (400 mg/kg/day 群 ) で投与 6 週間後に観察された 投与 8 週間後に屠殺された高用量群の雄ラットでは 精巣及び精巣上体重量の顕著な減少 精巣の精子細胞数と精巣上体精子数の顕著な減少が観察された 高用量群のラットでみられた精巣上体精子の大部分は形態学的に異常であった 組織学的には 精上皮の重度の変性が 高用量群の精巣で観察され 精細管は 概して一次又は二次精母細胞及び精子細胞を欠いていた (McClain et al [ 文献 ]) メトロニダゾール 600 mg/kg/day を混餌で 13 週間投与されたラット ( 文献に系統の記載なし ) では 体重増加率の顕著な低下とともに 高頻度で精巣ジストロフィーと前立腺萎縮がみられた (Bost 1977 [ 文献 ]) 15

16 メトロニダゾール mg/kg/day を混餌で 18 週間投与されたラット ( 文献に系統の記載なし ) では 中等度の成長の低下 (6~10%) がみられた 精巣重量の減少が高用量群の雄で観察された 組織学的検査でも 高用量群の数匹の雄で精子形成低下がみられた 他に投与関連の影響はみられなかった (Bost 1977 [ 文献 ]) ラット ( 文献に系統の記載なし ) にメトロニダゾール mg/kg/day を混餌で 80 週間投与した試験では 生存率に影響は認められず 体重増加率は概して減少した いずれの用量でも一貫性のある投与関連の検査所見は観察されなかった 300 mg/kg/day で精巣ジストロフィーが周期的にみられ 28 週間の回復期間に回復はみられなかった (Bost 1977 [ 文献 ]) 非経口投与 静脈内投与 Bost 1977([ 文献 ] 概要表 [ ]) メトロニダゾール塩酸塩を用いて ラット ( 文献に系統の記載なし ) に mg/kg/day の静脈内投与を 4 週間行ったところ 血圧 血液学的所見 血液化学的検査所見に大きな変化はみられなかった また 体重及び体重増加は対照群と同等であった 剖検所見にも顕著な変化はみられなかった 皮下投与 Bradley et al. 1977([ 文献 ] 概要表 [ ]) メトロニダゾールの末梢神経毒性作用を検討するため Wistar ラットにメトロニダゾール 90 mg/kg 及び 180 mg/kg を 1 日 1 回皮下投与した (6 匹 / 群 ) メトロニダゾールは生理食塩水に溶解した 0.5% 溶液として投与された 対照群 (4 匹 ) には 同じ投与容量の生理食塩水が皮下投与された 投与は 16 週間継続して行なわれた 大脳半球 小脳 脳幹 頸髄 腰髄 後根神経節 坐骨神経 ( 大腿部及び足首の位置 ) 長趾伸筋 及び内臓の組織切片が調製された 筋肉内神経をふくめ 中枢及び末梢神経系に何ら変性性の変化はみられなかった さらに 高用量 (180 mg/kg) 群ラット 3 匹 低用量 (90 mg/kg) 群 3 匹 対照群 3 匹を用いて 3 H-チミジンと 14 C-ウリジンでの 1 時間のパルス標識により 脳 脊髄 後根神経節における DNA RNA 合成を測定した メトロニダゾール投与群と対照群の動物で 放射能の取り込みに有意差はみられなかった 16

17 3.3 ウサギ 経皮投与 ( 申請者試験 ) 1.CG.03.SUM.0371 試験 ( 評価資料 [ ] 概要表 [ B]) ウサギを用いた 13 週間反復経皮投与毒性試験 (GLP 準拠 ) が実施された 本試験では ( 処方変更前製剤 [Carbopol 940 含有製剤 ]) の反復 経皮投与による 局所及び全身的忍容性が評価された 材料と方法 若年の Hra: ニュージーランド白色 SPF ウサギ ( 雌雄各 5 匹 / 群 ) に 3 用量のメトロニダゾールの経皮投与を週 5 日 13 週間以上行なった 3 用量は ( 処方変更前製剤 [Carbopol 940 含有製剤 ]) ml/kg/day で それぞれメトロニダゾール mg/kg/day に相当する 基剤対照群にはゲル基剤 1.77 ml/kg を投与した これらの被験物質は剪毛した皮膚 ( 体表面積の約 10%) に開放塗布し 約 24 時間毎に拭き取り除去した なお 柔軟なプラスチック カラーが試験中連続的に装着された 一般状態観察及び皮膚刺激性のスコア化を 1 日 1 回行った 体重と摂餌量は週 1 回測定した 所定項目の血液学的検査及び血液化学的検査は投与前と予定の屠殺時に実施した 全動物を屠殺し 肉眼観察を実施した 器官重量測定は 脳 腎臓 肝臓 及び精巣 ( 精巣上体付き ) について実施した 対照群と高用量群の動物の所定組織につき 顕微鏡観察を行なった 結果 対照群と比較して ( 処方変更前製剤 [Carbopol 940 含有製剤 ]) 投与群の動物に投与関連の皮膚所見はみられなかった 体重及び体重増加率は対照群と同等であった 血液学的及び血液化学的検査データにも薬物投与関連の影響は認められず 最終的な体重及び臓器重量にも影響はみられなかった さらに 肉眼的 顕微鏡的病理所見にも薬物関連の変化は観察されなかった 結論 試験結果から 本試験における無毒性量は使用した最高用量の 13.0 mg/kg/day と判断された 17

18 3.4 イヌ ( 文献データ ) イヌを用いた反復投与毒性試験は実施していない また イヌの反復経皮投与毒性試験に関して利用可能な文献は特定されなかった イヌを用いた慢性経口投与毒性試験 Bost 1977([ 文献 ] 概要表 [ ]) イヌを用いた慢性毒性試験 ( 文献に動物の系統及び投与期間の記載なし ) において メトロニダゾール ( ゼラチンカプセルに充填 ) が mg/kg/day の用量で経口投与された その結果 150 及び 225 mg/kg/day で中枢神経系に対する明確な影響が認められた すなわち 失調性歩行 筋硬直 及び振戦の徴候があり その後重度の虚脱がみられた (Bost 1977 [ 文献 ])(CTD 薬理試験の概要文 の [4.1.4] 項参照 ) 第 2 の試験では 225 mg/kg/day を投与されたイヌ ( 文献に系統及び投与期間の記載なし ) の脳の病理組織学的検査において 観察された失調性歩行 筋硬直 及び振戦を説明できるような形態学的変化は認められなかった それらの症状は 明らかな症状として出現後 投与中止により消失するもののようであった 回復に要する期間は約 1 週間であった (Bost 1977 [ 文献 ]) (CTD 薬理試験の概要文 の [4.1.4] 項参照 ) 3.5 サル ( 文献データ ) サルを用いた反復投与毒性試験は実施していない また サルの反復経皮投与毒性試験に関して利用可能な文献は特定されなかった サルを用いた経口投与毒性試験 Bost 1977([ 文献 ] 概要表 [ ]) サルを用いた 14 週間の試験 ( 文献に系統の記載なし ) では 雌雄の動物に mg/kg/day が強制経口投与された 体重増加 血液化学的検査値 血液学的検査値は概して生理学的変動の範囲内にあった 組織学的には 肝臓において 高用量群で淡染性の細胞質と若干の肝細胞肥大がみられた その他に毒性徴候は観察されなかった (Bost 1977 [ 文献 ]) サルを用いた 52 週間の試験 ( 文献に系統の記載なし ) では メトロニダゾール mg/kg/day が週 6 日 強制経口投与された メトロニダゾール投与群において嘔吐が散発的にみられ 体重増加の減少もみられた サルを用いた亜慢性試験の場合と同様に 薬物関連の有害所見は 肝細胞の大きさの変化 肥大肝細胞核の存在 多核肝細胞の存在といった 肝臓の組織学的変化のみであった これらの変化は 細胞の再生を示すものである可能性が示唆される (Bost 1977 [ 文献 ]) 18

19 3.5.2 サルを用いた静脈内投与毒性試験 Bost 1977([ 文献 ] 概要表 [ ]) サル ( 文献に系統の記載なし ) を用いた 2 週間静脈内投与試験 ( メトロニダゾール塩酸塩使用 ) では mg/kg/day の用量が投与された 唯一の有害な組織学的所見として 初期の変性変化と散発的な肝細胞壊死を伴う肝臓の小葉中心性 ~びまん性の腫脹が高用量群の 4 匹中 3 匹で観察された サルにおけるメトロニダゾールの毒性作用は肝臓における顕微鏡的変化に限られ 関連する血清中酵素濃度の変化は伴わないものと思われた (Bost 1977 [ 文献 ]) 3.6 ミニブタ 経皮投与 ( 申請者試験 ) 試験 ( 参考資料 [ ] 概要表 [ ], [ ]) Hanford ミニブタを用いたメトロニダゾール 1% 含有ゲル製剤 ( 皮投与毒性試験 (GLP 準拠 ) が実施された の製剤 ) の 3 ヵ月反復経 材料と方法 Hanford ミニブタ ( 雌雄各 4 匹 / 群 ) の 3 群に 1 日 1 回 メトロニダゾールとして mg/kg/day に相当するメトロニダゾール 1% 含有ゲル製剤 ( の製剤 ) mg/kg/day を経皮投与 ( 局所塗布 ) した 同様の第 4 の群には ゲル基剤を高用量群と同じ投与容量で投与した 塗布後 その部位は非閉塞性の包帯とメリヤス編みの保護スリーブで保護された 次からの毎回の塗布前に 塗布部位を生理食塩水に浸したガーゼで優しく拭き取った 毒性評価項目は 一般状態 皮膚症状 体重 血液学的検査 血液化学的検査 眼科学的検査 心電図 (ECG) 及び死後検査とした さらに トキシコキネティクス評価のために 投与期間終了時に採血を行った 結果 薬物投与関連の死亡及び全身毒性の臨床徴候はなかった 比較的軽度の臨床所見は数多く認められたが 投与に関連してはいなかった 皮膚所見は 高用量群 (100 mg/kg/day) の 3 匹 ( 計 6 事例観察された雄 2 匹と計 1 事例の雌 1 匹 ) における一過性のグレード 1( 非常に軽度 ) の紅斑に限られていた その他の皮膚所見はすべて 紅斑も浮腫もグレード 0 のスコアとなった 平均絶対重量や体重の変化については 群間に被験薬に関連する差は認められなかった 統計学的有意差は 14~21 日目における低用量群 (10 mg/kg/day) の雌における体重増加の上昇と 84~90 日目における 10 mg/kg/day 群の雄における体重減少についてのみ認められた 試験終了時の体重は 中用量群 (30 mg/kg/day) と高用量群 (100 mg/kg/day) の雄で 対照群に比し 9~10% 低く 低用量群の雄と全メトロニダゾール投与群の雌では減少はみられなかった 19

20 血液学的検査及び凝固パラメータで統計学的有意差が認められたのは 低用量群の雄における平均細胞ヘモグロビン濃度低値 ( 試験前 ) 高用量群の雄における活性化部分トロンボプラスチン時間高値 (Day 46) 低用量群と高用量群の雌におけるプロトロンビン時間低値(46 日目 ) 及び低用量群の雌におけるリンパ球高値 (Day 46 及び Day 90~92) のみであった これらの差は 薬物投与には関連しないものと考えられた 血液化学パラメータで統計学的有意差がみられたのは 低用量群の雌におけるアルカリホスファタ-ゼ (Day 90~92) クレアチニン及びカリウム (Day 46) の高値 中用量群の雌における総タンパク低値 (Day 46) 及び低用量群 中用量群 高用量群の雌におけるコレステロール低値 ( 試験前 ) に限られた これらの差は薬物投与には関連しないものと考えられた 眼の異常はみられなかった 心電図検査では 被験物質に起因する変化はみられなかった 剖検の肉眼検査では 薬物関連の作用を示唆する所見はみられなかった 器官の絶対重量や相対重量 ( 比体重 ) に 群間で統計学的に有意な もしくは明らかな差は認められなかった 大部分の動物における血清中メトロニダゾール濃度は 定常状態下での経皮投与後 24 時間までの各採血時において 定量下限 (LLOQ 5.51 ng/ml) 未満にとどまった 低用量群の 8 匹中 1 匹 中用量群の 8 匹中 4 匹 高用量群の 8 匹中 3 匹で LLOQ を超えるメトロニダゾール濃度が投与後 24 時間の間に観察された メトロニダゾールの最高血清中濃度 (C max ) は低 中 高用量群で同程度であった ( 表 6) 本試験では 病理組織学的検査は実施しなかった 表 6 ミニブタを用いたメトロニダゾール 1% 含有ゲル製剤の 3 ヵ月反復経皮投与毒性試験 ( 試験 ) におけるTKデータ 群 ( メトロニダゾール投与量 mg/kg/day) 採血時間 ( 投与後時間 ) 血清中メトロニダゾール濃度 (ng/ml) 基剤群 雄 BLQ BLQ BLQ BLQ BLQ BLQ (0) 雌 0 BLQ BLQ BLQ BLQ BLQ 雄 + 雌 BLQ BLQ BLQ BLQ BLQ BLQ 低用量群 雄 BLQ BLQ BLQ (0.1) 雌 BLQ BLQ BLQ BLQ BLQ BLQ 雄 + 雌 BLQ BLQ BLQ 中用量群 雄 BLQ BLQ (0.3) 雌 BLQ BLQ 1.88 BLQ BLQ BLQ 雄 + 雌 BLQ BLQ 高用量群 雄 BLQ BLQ (1) 雌 BLQ BLQ BLQ BLQ BLQ BLQ 雄 + 雌 BLQ BLQ 値は平均値 ( 雌雄各 n = 4) BLQ: 定量限界未満 ((LLOQ = 5.51 ng/ml) 20

21 結論 病理組織学的検査を実施していないため 本試験では明確な無毒性量は決定されなかったが ミニブタにメトロニダゾール 1% 含有ゲル製剤 ( の製剤 ) を 3 ヵ月局所塗布したとき 塗布局所での良好な忍容性が認められ 全身毒性はみられなかった 4 遺伝毒性試験 該当資料なし 5 がん原性試験 該当資料なし 6 生殖発生毒性試験 該当資料なし 7 局所忍容性試験 メトロニダゾール 0.75% 含有ゲル製剤 ( 製剤組成不明 ) を用いた皮膚一次刺激性試験及びメトロ ニダゾールゲル 0.75%( 処方変更前製剤 [Carbopol 940 含有製剤 ]) を用いた眼一次刺激性試験 が実施された ( いずれも GLP 準拠 ) また メトロニダゾール 1% 含有ゲル製剤 ( の製剤 ) を用いて実施された皮膚感作性試験 2 試験のデータも提示する これらの皮膚感作性試験は 0.75% 製剤では皮膚感作性が評価されていないことを考慮し より高濃度 (1%) のメトロニダゾールを含有する製剤でも皮膚感作性は発現しないことを示すために提出することとした 7.1 ウサギを用いたメトロニダゾール 0.75% 含有ゲル製剤及びクリーム製剤の皮膚 一次刺激性評価 ( 正常皮膚及び擦過皮膚 )( 申請者試験 ) 1.CG.03.SUM.0432 試験 ( 参考資料 [ ] 概要表 [ ]) 本試験では メトロニダゾール 0.75% 含有ゲル製剤 ( 製剤組成不明 ) と同クリーム製剤 及びそ れぞれの基剤の皮膚一次刺激指数が 正常皮膚及び擦過皮膚について測定された 本 CTD では ゲル製剤に関連する結果のみを詳細に記載する 材料と方法 ニュージーランド白色ウサギを用い 4 群を設定した (6 匹 / 群 ) 各群の動物にそれぞれメトロニダゾール 0.75% w/w 含有ゲル製剤 ( 製剤組成不明 ) ゲル基剤 メトロニダゾール 0.75% w/w 含有クリーム製剤 クリーム基剤を投与した 試験開始の 24 時間前に 体幹の背部中央の被毛を剪毛した 試験開始直前に 脊柱を挟んだ両側に位置する 2 部位を試験部位 ( 投与部位 ) とし 21

22 て選択した 各動物の左側の試験部位は 無擦過のままとし ( 正常皮膚 ) 右側の部位は 角質層を貫通するまで充分に深く しかし真皮の完全性を損なうほどには深くはない ( すなわち出血はしない ) 程度の深さまで縦方向の表皮切開で擦過を行った ( 擦過皮膚 ) 各被験物質 0.5 ml を 動物毎に正常皮膚の試験部位 1 箇所と 対称位置の擦過皮膚の試験部位 1 箇所に塗布し 閉塞固定した 塗布 24 時間後にパッチを除去した 各試験部位を塗布 24 時間及び 72 時間後に検査し 紅斑と浮腫につきそれぞれ 4 段階の尺度でスコア化した 全スコアの合計を平均して皮膚一次刺激指数を算出した 被験物質の指数が 5 以上のとき 皮膚一次刺激物に分類される 結果 結果を表 7 にまとめて示す 表 7 皮膚一次刺激指数 被験物質平均刺激スコア皮膚一次刺激指数 メトロニダゾール 0.75% w/w 含有ゲル製剤正常皮膚 1 擦過皮膚 1 ゲル基剤正常皮膚 0.7 擦過皮膚 1 1.CG.03.SUM.0432 試験 ( 参考資料 [ ]) メトロニダゾール 0.75% w/w 含有ゲル製剤及びその基剤の皮膚一次刺激指数はそれぞれ 0.50 と 0.43 であり それぞれ 1.50 と 1.68 を示したメトロニダゾール 0.75% 含有クリーム製剤及びその基剤に比べ刺激性が低かった メトロニダゾール 0.75% w/w 含有ゲル製剤及びその基剤の平均刺激スコアは正常皮膚と擦過皮膚で非常に近い値であった 結論 メトロニダゾール 0.75% w/w 含有ゲル製剤及びその基剤の皮膚一次刺激性は 極めて軽度であった 22

23 7.2 ウサギを用いたメトロニダゾール 0.75% 含有ゲル製剤及びローション製剤の皮 膚一次刺激性評価 ( 正常皮膚及び擦過皮膚 )( 申請者試験 ) 1.CG.03.SUM.0436 試験 ( 参考資料 [ ] 概要表 [ ]) 本試験では メトロニダゾール 0.75% w/w 含有ゲル製剤 ( 製剤組成不明 ) と同ローション製剤 及びそれぞれの基剤の皮膚一次刺激指数が 正常皮膚及び擦過皮膚について測定された 本 CTD ではゲル製剤に関連する結果のみを詳細に記載する 材料と方法 ニュージーランド白色ウサギを用い 4 群を設定した (6 匹 / 群 ) 各群の動物にそれぞれメトロニダゾール 0.75% w/w 含有ゲル製剤 ( 製剤組成不明 ) ゲル基剤 メトロニダゾール 0.75% w/w 含有ローション製剤 ローション基剤を投与した 試験開始の 24 時間前に 体幹の背部中央の被毛を剪毛した 試験開始直前に 脊柱を挟んだ両側に位置する 2 部位を試験部位 ( 投与部位 ) として選択した 各動物の左側の試験部位は 無擦過のままとし ( 正常皮膚 ) 右側の部位は 角質層を貫通するまで充分に深く しかし真皮の完全性を損なうほどには深くはない ( すなわち出血はしない ) 程度の深さまで縦方向の表皮切開で擦過を行った ( 擦過皮膚 ) 各被験物質 0.5 ml を 動物毎に正常皮膚の試験部位 1 箇所と 対称位置の擦過皮膚の試験部位 1 箇所に塗布し 閉塞固定した 塗布 24 時間後にパッチを除去した 各試験部位を塗布 24 時間及び 72 時間後に検査し 紅斑と浮腫につきそれぞれ 4 段階の尺度でスコア化した 全スコアの合計を平均して皮膚一次刺激指数を算出した 被験物質の指数が 5 以上のとき 皮膚一次刺激物に分類される 結果 結果を表 8 にまとめて示す 表 8 皮膚一次刺激指数 被験物質平均刺激スコア皮膚一次刺激指数 メトロニダゾール 0.75% w/w 含有ゲル製剤正常皮膚 0.5 擦過皮膚 0.9 ゲル基剤正常皮膚 0.2 擦過皮膚 CG.03.SUM.0436 試験 ( 参考資料 [ ])

24 メトロニダゾール 0.75% w/w 含有ゲル製剤及びその基剤の皮膚一次刺激指数はそれぞれ 0.35 と 0.10 であり それぞれ 1.25 と 1.03 を示したメトロニダゾール 0.75% w/w 含有ローション製剤及びその基剤に比べ刺激性が低かった メトロニダゾール 0.75% w/w 含有ゲル製剤及びその基剤の平均刺激スコアは正常皮膚と擦過皮膚で非常に近い値であった 結論 メトロニダゾール 0.75% w/w 含有ゲル製剤及びその基剤の皮膚一次刺激性は 極めて軽度であっ た 7.3 ウサギを用いた眼一次刺激性試験 ( 申請者試験 ) 1.CG.03.SUM.0440 試験 ( 評価資料 [ ] 概要表 [ ]) ウサギの眼に( 処方変更前製剤 [Carbopol 940 含有製剤 ]) を単回 投与して生じる相対的刺激レベルが検討された 材料と方法 3 匹のニュージーランド白色ウサギのそれぞれの片側の眼の下眼瞼を反転させ 結膜嚢に( 処方変更前製剤 [Carbopol 940 含有製剤 ])0.1mL を点眼した 投与した製剤の流出を防ぎ 上眼瞼と下眼瞼を1 秒間穏やかに合わせ保持した後 解放した もう片方の眼は 無処置対照とした 眼は 24 時間洗い流さず 投与 時間後に刺激反応を検査した 投与 72 時間後の検査時に 角膜損傷の可能性を調べるために フルオレセインナトリウムを使用した 刺激性は 4 段階の尺度を用いてスコア化した 結果 被験物質の点眼後いずれの動物でも疼痛反応 ( 異常発声 ) は認められず 角膜や虹彩の刺激徴候も試験期間中どの動物でもみられなかった さらに 72 時間時点でのフルオレセインナトリウム検査も全動物で陰性であった 点眼の 1 時間後に動物 1 匹で通常とは異なる量の澄明な分泌物がみられた 結論 本製剤は ウサギ眼一次刺激性を示さなかった 24

25 7.4 メトロニダゾール 1% 含有ゲル製剤の皮膚感作性試験 (Maximization Test) ( 申請者試験 ) 試験 ( 参考資料 [ ] 概要表 [ ]) Hartley モルモットにメトロニダゾール 1% 含有ゲル製剤 ( 塗布の組み合わせで投与したときの 皮膚感作性が評価された の製剤 ) を皮内注射及び局所 材料と方法 Hartley モルモット ( 雌雄各 5 匹 / 群 ) の肩甲骨部の被毛を剪毛し 最初の感作処置の 24 時間前に 3 対の皮内注射部位を設定した 動物には 感作処置として次のような皮内注射 ( 各 0.1 ml) を行なった すなわち 2 部位に完全フロイントアジュバント (FCA) 2 部位に脱イオン水に溶解したメトロニダゾール 1% 含有ゲル製剤 A* ( ロット番号 ) の 5% 溶液 2 部位に FCA とのエマルジョンとしたメトロニダゾール 1% 含有ゲル製剤 A* ( ロット番号 ) の 5% 溶液を皮内投与した なお 用量設定試験において このメトロニダゾール 1% 含有ゲル製剤は 5% を超える濃度では刺激性があることが示されていた Day 6 に 皮内注射部位の被毛を剪毛し 10% w/w ラウリル硫酸ナトリウム含有ワセリン軟膏 0.5 ml を皮内注射部位に塗布した Day 7 に 残存するラウリル硫酸ナトリウムを除去し 各処置部位に メトロニダゾール 1% 含有ゲル製剤 A* ( ロット番号 )0.8 ml を塗布したパッチ (2 4 cm) を貼布した パッチをそのまま 48 時間放置した後 適用部位を最初に脱イオン水で湿したガーゼで 次に乾いたガーゼで清拭した 最終投与の 2 週間後 誘発処置としてメトロニダゾール 1% 含有ゲル製剤 0.3mL を 25 mm の TM を用いて 24 時間右側腹側部に貼布した 対照群も同様に処置した 部位は 誘発処置 24 時間及び 48 時間後に誘発処置部位の皮膚反応を観察 評価した 結果 皮内投与用量設定試験の結果から 脱イオン水に溶解した 5% w/v の被験物質が皮内投与による感作処置に適切であることが示された これは Magnusson と Kligman の試験法に必要な全身毒性を示さず 投与部位での局所反応のみを生じさせる最も高い皮内投与濃度であった 局所塗布用量設定試験の結果から 局所塗布による感作処置と誘発処置のいずれについても被験物質の原液の使用が 適切であることが示された メトロニダゾール 1% 含有ゲル製剤の原液での誘発処置後 皮膚反応は試験群及び対照群の全動物で 0~0.5 のスコアに限られていた 皮膚反応の群平均スコアは 試験群と対照群で同様であった 動物の体重は 感作期間中順調に増加した 結論 Maximization Test 法で実施した皮膚感作性試験において メトロニダゾール 1% 含有ゲル製剤 ( の製剤 ) は非感作性物質と評価された * 新薬承認情報提供時に置き換え 25

26 7.5 メトロニダゾール 1% 含有ゲル製剤の Maximization 感作性試験 (ISO)( 申請者 試験 ) 試験 ( 参考資料 [ ] 概要表 [ ]) Hartley モルモットにメトロニダゾール 1% 含有ゲル製剤 ( 塗布の組み合わせで投与したときの 皮膚感作性が評価された の製剤 ) を皮内注射及び局所 材料と方法 主試験で使用する被験物質の濃度を決定するため 用量設定予備試験を実施した 主試験では 動物は 4 群 すなわち 12 匹の試験群 ( 被験物質投与群 ) 6 匹の陰性 ( 溶媒 ) 対照群 6 匹の陽性対照群 及び 6 匹の非感作陽性対照群に分けられた 溶媒対照には注射用水を使用した 陽性対照には 1-クロロ-2,4-ジニトロベンゼン (DNCB) を使用した モルモットはまず 9 日間継続する感作段階において 被験物質と対照物質に曝露された この段階では 被験物質と対照物質はまず皮内注射された (0.1 ml/ 部位 ) 皮内注射のために 被験物質は注射用水で希釈し 25% v/v 溶液とした 試験群には一対ずつの部位に この被験物質 25% v/v 注射用水溶液 被験物質 25% v/v 注射用水溶液と FCA とのエマルジョン 及び注射用水と FCA のエマルジョンを皮内注射した 陽性対照群には 同様に DNCB( 陽性対照物質 ) DNCB と FCA のエマルジョン及び注射用水と FCA のエマルジョンを また陰性対照群には FCA 単独 及び注射用水と FCA のエマルジョンを いずれも皮内注射した 皮内注射の 7 日後 無希釈の被験物質製剤 注射用水 及び陽性対照物質溶液を 各群における皮内注射の部位と同じ部位に局所塗布した ( 各物質とも 0.4 ml を製のパッチを用いて貼布 ) この局所塗布による曝露は 48 時間した 局所塗布による感作処置の 14 日後 各物質 0.3 ml を塗布した TM の貼布により誘発処置を行った 誘発処置には 動物の側腹部の未処置の部位に無希釈の被験物質製剤と対照物質を貼布 24 時間放置した 貼布チャンバー除去の 及び 72±2 時間後に誘発処置部位の皮膚反応を観察し 紅斑と浮腫につきスコア化して評価した 結果 試験群及び対照群の動物はすべて健康と観察され 試験期間中 毒性徴候は認められなかった 皮内投与スクリーニングでは 高い方から 2 濃度 すなわち注射用水中 100% v/v と 50% v/v では 組織壊死を起こした そのため 感作処置のための皮内注射には 25% v/v の希釈液の使用が選択された また 局所塗布で検討したどの濃度でも被験物質に対する反応がみられなかったことから 感作処置及び誘発処置のいずれについても局所塗布 ( 貼布 ) のためには 100% の濃度 ( すなわち 無希釈 ) が選択された 被験物質製剤群と陰性対照群の紅斑のスコアは 0 と 1 の範囲内にあり 浮腫反応はなかった 試験期間中 全動物が正常な体重増加を示した 26

27 7.5.3 結論メトロニダゾール 1% 含有ゲル製剤 ( の製剤 ) は Hartley モルモットでは接触感作性物質ではなく アレルギー反応を誘発しなかった 本試験に関する ISO 基準に基づき 被験物質の感作性は グレード 1( 対照群との差なし ) に分類された 8 考察及び結論市販予定の の安全性プロファイルについて 主として申請者の非臨床試験に基づき また科学的公表文献から入手したデータも利用して評価した メトロニダゾール 0.75% 含有ゲル剤を用いた申請者試験の評価資料として ラット経口投与急性毒性試験 ラット 4 週間反復経皮投与毒性試験 ウサギ 13 週間反復経皮投与毒性試験 及びウサギ眼一次刺激性試験を提出した また 正確な製剤組成は不明であるがメトロニダゾール 0.75% 含有ゲル製剤を用いたウサギ皮膚一次刺激性試験の 2 試験を提示した さらに 市販予定製剤とは添加物の組成の異なるの製剤であるがメトロニダゾールを 1% 含有するゲル製剤を用いた申請者の 3 試験 ( ミニブタ 3 ヵ月反復経皮投与毒性試験とモルモットでの 2 つの感作性試験 ) についても メトロニダゾールの皮膚安全性に関する追加情報の提供に資するものと考え 本 CTD に提出した 評価資料とした申請者試験はすべて GLP 準拠であり 市販予定製剤と同一処方ではないが違いが非常に軽微な処方変更前製剤 (Carbopol 940 含有製剤 ) を用いて実施したものである ( 本概要文 1 まとめ の項の 毒性試験プログラムの概略 参照 ) 以上の申請者試験以外に提出した試験データは すべて公表文献に基づくものである 単回経口投与毒性試験では ( 処方変更前製剤 [Carbopol 940 含有製剤 ])5 g/kg( メトロニダゾールとして 37.5 mg/kg) の単回投与後 一般状態に毒性徴候は認められず 死亡もなかった 文献報告されたデータでは マウスとラットにおけるメトロニダゾールの LD 50 の最も低い値は 経口投与でそれぞれ 3500 mg/kg と 5000 mg/kg 静脈内投与でそれぞれ 1169 mg/kg と 1574 mg/kg 腹腔内投与でそれぞれ 3650 mg/kg と 5000 mg/kg であった このように メトロニダゾールの急性毒性は低く をヒトが誤って経口摂取した場合でも急性の毒性リスクは極めて低いものと考えられる ラットに( 処方変更前製剤 [Carbopol 940 含有製剤 ])2 ml/kg を 4 週間塗布した反復経皮投与毒性試験では 無毒性量はメトロニダゾールとして 15 mg/kg/day( 試験に用いた最高用量 ) であった ウサギでは 1.77 ml/kg までの ( 処方変更前製剤 [Carbopol 940 含有製剤 ]) を 13 週間経皮投与した結果 無毒性量は 13 mg/kg/day( 試験に用いた最高用量 ) に相当した ミニブタでは メトロニダゾールとして 1 mg/kg/day までの用量に相当するメトロニダゾール 1% 含有ゲル製剤 ( の製剤 ) を 3 ヵ月経皮投与 ( 皮膚塗布 ) しても毒性学的に意義のある有害皮膚反応は認められなかった 以上のことから の経皮投与に関連する局所的あるいは全身毒性は極めて低いものと考えられる 27

28 文献データから ラットとマウスにメトロニダゾールを慢性経口投与後の毒性徴候は 体重増加率の低下と精巣の変化に限られていることが示された これらの変化はすべての試験で認められたわけではなく マウスでは 600 mg/kg/day ラットでは 300 mg/kg/day の最高用量でのみ一般に観察されていた イヌでは メトロニダゾールの 150 mg/kg/day 以上の慢性経口投与で 中枢神経系の毒性徴候が示された サルの経口投与試験では 肝臓の形態学的変化がみられたが 肝機能の変化との関連は明確ではなかった ラットにメトロニダゾールを 300 mg/kg/day までの用量で 4 週間静脈内投与しても何ら毒性を示さなかった また ラットへの 16 週間の皮下投与で神経毒性作用は観察されなかった サルでは メトロニダゾールの 2 週間の静脈内投与は 肝毒性があることが確認された 以上の文献データを要約すると げっ歯類における用量範囲 300~600 mg/kg/day の経口投与後のメトロニダゾールの毒性としては 一貫して体重減少が観察されている 数試験で精巣毒性が報告されているが 同様の用量と期間で行われてもこの作用が認められなかった試験も少数存在する イヌでは メトロニダゾール 150 mg/kg/day 以上の経口投与で認められた主な毒性所見は中枢神経毒性であった サルでは メトロニダゾール 150 mg/kg/day の経口投与で肝毒性が観察された ラットにおける静脈内投与及び皮下投与試験では経口投与で認められた毒性所見は確認されなかったが サルでは静脈内投与で肝毒性が確認された の局所忍容性に関し ウサギの正常 ( 無擦過 ) 皮膚と擦過皮膚での一次刺激性 (2 試験 ) 及びウサギの眼一次刺激性(1 試験 ) を評価した いずれの試験でも刺激性は認められなかった この結果は ラット 4 週間経皮投与毒性試験及びウサギ 13 週間経皮投与毒性試験のいずれにおいても皮膚局所に有害反応が認められなかった結果とも合致している また ミニブタへの 3 ヵ月経皮投与で評価した濃度 1% でも 忍容性はきわめて良好であった さらに 経皮投与製剤中メトロニダゾール濃度 1% で試験した場合 皮膚感作性は認められなかった 結論として の安全性プロファイルは適切に特徴付けられ がん性悪臭の治療のための 1 日 1~2 回の局所塗布投与での適用に関連して安全性が重大な問題となる可能性は低いものと推察される 9 図表 図表は本文中の適切な箇所に記載した 28

29 10 参考文献 Bost RG. Metronidazole: toxicology and teratology p 112 In: Finegold SM, McFadzean JA, Roe FJC, eds. Metronidazole: proceedings of the international metronidazole conference. Princeton, NJ: Excerpta Medica. 1977: [ 文献 ] Bradley WG, Karlsson IJ, Rassol CG. Metronidazole neuropathy. Brit. Med. J : [ 文献 ] McClain RM, Downing JC, Edgcomb JE. Effect of metronidazole on fertility and testicular function in male rats. Fundamental and Appl. Toxicol : [ 文献 ] 29

30 2.6.7 毒性試験の概要表 目次 A 毒性試験 : 一覧表 : 単回投与毒性試験 B 毒性試験 : 一覧表 : 反復投与毒性試験 評価資料 C 毒性試験 : 一覧表 : 反復投与毒性試験 文献データ及び参考資料 D 毒性試験 : 一覧表 : 局所忍容性試験 トキシコキネティクス : 試験の一覧表 トキシコキネティクス : 試験成績の一覧 毒性試験 : 被験物質 ( ロット毎 ) 一覧 単回投与毒性試験 反復投与毒性試験 文献データ及び参考資料 A 反復投与毒性試験 : ラット 4 週間経皮投与 B 反復投与毒性試験 : ウサギ 13 週間経皮投与 IN VITRO 遺伝毒性試験 IN VIVO 遺伝毒性試験 がん原性試験 生殖発生毒性試験 : 主要な試験以外の試験 生殖発生毒性試験 : 生殖機能及び受胎能に関する試験 生殖発生毒性試験 : 胚 胎児発生に関する試験 生殖発生毒性試験 : 出生前及び出生後の発生並びに母体の機能に関する試験 新生児を用いた試験 局所忍容性試験 その他の毒性試験

31 2.6.7 毒性試験の概要表 A 毒性試験 : 一覧表 : 単回投与毒性試験 評価資料 被験物質 : メトロニダゾール 試験の種類 メトロニダゾールゲル 0.75% (1) の急性経口投与毒性 動物種 ( 系統 ) ラット (Sprague- Dawley) 投与方法 投与期間 メトロニダゾール 投与量 (mg/kg) a GLP 適用 強制経口単回 37.5 適 実施施設 報告書番号 個別概要表 CTD 第 4 部 添付箇所 USA 1.CG.03.SUM [ ] a: 無毒性量に下線を付した (1) 処方変更前製剤 (Carbopol 940 含有製剤 ) これは ゲル化剤( カルボキシビニルポリマー ) としてベンゼンを含有する Carbopol 940 を使用していたもので 市販予定製剤では Cabomer 980 ( ベンゼンフリー ) に置き換えられた 詳細は CTD 2.4 非臨床試験の概括評価 の [1.4] 項参照 文献データ 試験の種類 動物種 ( 系統 ) 投与方法 投与期間 メトロニダゾール投与量 (mg/kg) GLP 適用 実施施設 文献 個別概要表 CTD 第 4 部添付箇所 急性毒性 マウス a 胃内 単回 NR NR NR Bost 1977 NA [ ] 急性毒性 マウス a 静脈内 単回 NR NR NR Bost 1977 NA [ ] 急性毒性 マウス a 腹腔内 単回 NR NR NR Bost 1977 NA [ ] 急性毒性 ラット a 胃内 単回 NR NR NR Bost 1977 NA [ ] 急性毒性 ラット a 静脈内 単回 NR NR NR Bost 1977 NA [ ] 急性毒性 ラット a 腹腔内 単回 NR NR NR Bost 1977 NA [ ] a: 系統は文献に記載なし NR: 文献に記載なし NA: 該当なし 2

32 2.6.7 毒性試験の概要表 B 毒性試験 : 一覧表 : 反復投与毒性試験 評価資料 試験の種類 メトロニダゾールゲル 0.75%(Rozex gel) (1) の経皮投与による亜急性毒性 動物種 ( 系統 ) ラット Sprague-Dawley 投与方法 投与期間 メトロニダゾール 投与量 (mg/kg/day) a 経皮 ( 皮膚塗布 ) GLP 適用 被験物質 : メトロニダゾール 実施施設 報告書番号 個別概要表 CTD 第 4 部 添付箇所 4 週間 15 適 Galderma R&D 1.CG.03.SRE.8163.GDL A [ ] メトロニダゾールゲル 0.75% (1) の経皮投与による亜急性毒性 ウサギ Hra:New Zealand White 経皮 ( 皮膚塗布 ) 13 週間 0.13, 1.3, 13 適. USA 1.CG.03.SUM B [ ] a: 無毒性量に下線を付した (1) 処方変更前製剤 (Carbopol 940 含有製剤 ) これは ゲル化剤( カルボキシビニルポリマー ) としてベンゼンを含有する Carbopol 940 を使用していたもので 市販予定製剤では Cabomer 980 ( ベンゼンフリー ) に置き換えられた 詳細は CTD 2.4 非臨床試験の概括評価 の [1.4] 項参照 3

33 2.6.7 毒性試験の概要表 C 毒性試験 : 一覧表 : 反復投与毒性試験 文献データ及び参考資料 試験の種類 慢性毒性 慢性毒性 亜急性毒性 亜急性毒性 亜急性毒性 亜急性毒性 慢性毒性 亜急性毒性 亜急性毒性 慢性毒性 慢性毒性 亜急性毒性 慢性毒性 亜急性毒性 亜急性毒性 動物種 ( 系統 ) マウス (CD-1) マウス (CF-1) ラット (-) ラット (Crl:CD(SD)BR) ラット (-) ラット (-) ラット (-) ラット (-) ラット Wistar イヌ (-) イヌ (-) サル (-) サル (-) サル (-) ミニブタ (Hanford) 投与方法 投与期間 メトロニダゾール 投与量 (mg/kg) a GLP 適用 実施施設 報告書番号又は文献 被験物質 : メトロニダゾール 個別概要表 CTD 第 4 部添付箇所 混餌 78 週間 75, 150, 600 NR NR Bost [ ] 混餌 92 週間 75, 150, 600 NR NR Bost [ ] 経口 4 週間 25, 50 NR NR Bost [ ] 混餌 8 週間 25, 100, 400 NR NR McClain et al [ ] 混餌 13 週間 600 NR NR Bost [ ] 混餌 18 週間 75, 150, 300 NR NR Bost [ ] 混餌 80 週間 75, 150, 300 NR NR Bost [ ] 静脈内 4 週間 60, 150, 300 NR NR Bost [ ] 皮下 16 週間 90, 180 NR NR Bradley et al [ ] 強制経口 NR 75, 110, 150, 225 NR NR Bost [ ] 経口 NR 225 NR NR Bost [ ] 強制経口 14 週間 45, 100, 225 強制経口 52 週間 75, 150 静脈内 2 週間 60, 120, 240 経皮 13 週間 0.1, 0.3, 1 ( メトロニダゾール 1% 含有ゲル製剤 mg/kg/day を投与 ) NR NR NR 適. USA a: 無毒性量に下線を付した 但し 文献には無毒性量の記載はなく 申請者の判断によるものである -: 文献に系統の記載なし NR: 文献に記載なし NR Bost [ ] NR Bost [ ] NR Bost [ ] [ ] ( 参考資料 ) 4

34 2.6.7 毒性試験の概要表 D 毒性試験 : 一覧表 : 局所忍容性試験 被験物質 : メトロニダゾール 試験の種類皮膚一次刺激性皮膚一次刺激性眼一次刺激性皮膚感作性 動物種 ( 系統 ) ウサギ (New Zealand white) ウサギ (New Zealand white) ウサギ (New Zealand white) モルモット (Hartley) 投与方法 投与期間 メトロニダゾール 投与量 ( 試験濃度 ) 皮膚塗布 ( 正常皮膚 擦過皮膚 ) 皮膚塗布 ( 正常皮膚 擦過皮膚 ) GLP 適用 単回 0.75%( ゲル クリーム ) 適 単回 0.75%( ゲル ローション ) 適 点眼単回 0.75%( ゲル ) (1) 感作 : 皮内及び皮膚塗布 誘発 : 皮膚塗布 最終感作処置の 2 週間後に誘発処置 感作 :1% ゲル製剤 ( の製剤 ) の 5% 水溶液を単独 又は FCA とのエマルジョンとして皮内投与 また SLS の皮膚塗布後に 1% ゲル製剤 ( 無希釈 ) を塗布 適 適 実施施設 USA USA USA USA. 報告書番号又は文献 個別概要表 CTD 第 4 部添付箇所 1.CG.03.SUM [ ] ( 参考資料 ) 1.CG.03.SUM [ ] ( 参考資料 ) 1.CG.03.SUM [ ] ( 評価資料 ) [ ] ( 参考資料 ) 皮膚感作性 モルモット (Hartley) 感作 : 皮内及び皮膚塗布 誘発 : 皮膚塗布 最終感作処置の 2 週間後に誘発処置 誘発 :1% ゲル製剤 ( 無希釈 ) を塗布感作 :1% ゲル製剤 ( の製剤 ) の 25% 水溶液を単独 又は FCA とのエマルジョンとして皮内投与 また 1% ゲル製剤 ( 無希釈 ) を塗布 適 USA [ ] ( 参考資料 ) 誘発 :1% ゲル製剤 ( 無希釈 ) を塗布 FCA : 完全フロイントアジュバント SLS : ラウリル硫酸ナトリウム (1) 処方変更前製剤 (Carbopol 940 含有製剤 ) これは ゲル化剤( カルボキシビニルポリマー ) としてベンゼンを含有する Carbopol 940 を使用していたもので 市販予定製剤では Cabomer 980 ( ベンゼンフリー ) に置き換えられた 詳細は CTD 2.4 非臨床試験の概括評価 の [1.4] 項参照 5

35 2.6.7 毒性試験の概要表 トキシコキネティクス : 試験の一覧表 試験の種類 試験系 投与経路 メトロニダゾール投与量 (mg/kg/day) 15 Sprague-Dawley ラット 経皮 ( [Rozex gel] (1) の 反復投与毒性 2 ml/kg/day) Göttingen ミニブタ 経皮 ( メトロニダゾール 1% 含有ゲル製剤 [ の製剤 ] の mg /kg/day) GLP 適用 適 適 被験物質 : メトロニダゾール 報告書番号 1.CG.03.SRE.8163.GDL CTD 第 4 部添付箇所 [ ] ( 評価資料 ) [ ] ( 参考資料 ) (1) 処方変更前製剤 (Carbopol 940 含有製剤 ) これは ゲル化剤 ( カルボキシビニルポリマー ) としてベンゼンを含有する Carbopol 940 を使用していたもので 市販予定製剤では Cabomer 980 ( ベンゼンフリー ) に置き換えられた 詳細は CTD 2.4 非臨床試験の概括評価 の [1.4] 項参照 6

36 2.6.7 毒性試験の概要表 トキシコキネティクス : 試験成績の一覧 ラット及びミニブタにメトロニダゾール含有ゲル製剤を経皮投与後の血中濃度 a 被験物質 : メトロニダゾール 投与後時間 ( 時間 ) 投与量 (mg/kg/day) 雄雌雄雌雄雌雄雌雄雌雄雌 ラット Day 1 血漿 ( (1) 投与後 )(1.CG.03.SRE.8163.GDL 試験 [ ]) メトロニダゾール濃度 (ng/ml 平均値 ± SD (2) ) 0( 基剤対照群 ) NA NA NA NA ND ND BLQ BLQ ND ND ND ND 15 NA NA NA NA ND ND 75 ± ± 27 ND ND ND ND ラット Day 28 血漿 ( (1) 投与後 )(1.CG.03.SRE.8163.GDL 試験 [ ]) メトロニダゾール濃度 (ng/ml 平均値 ± SD, n = 5 ) 0( 基剤対照群 ) NA NA NA NA 1 ± 0.71 (b) (b) 1.2 ± 1.1 (b) (b) (b) (b) (b) (b) 15 NA NA NA NA 825 ± ± ± ± ± ± ± ± 31 ミニブタ Day 90 血清 ( メトロニダゾール 1% 含有ゲル製剤 [ の製剤 ] 投与後 )( 試験 [ ]) メトロニダゾール濃度 (ng/ml 平均値 ± SD, n = 4 ) 0 BLQ BLQ BLQ BLQ BLQ BLQ BLQ BLQ BLQ BLQ BLQ BLQ ± 5.55 BLQ 2.22 ± 4.44 BLQ 1.58 ± 3.16 BLQ BLQ BLQ BLQ BLQ BLQ BLQ ± 3.93 BLQ 3.87 ± 4.70 BLQ 5.81 ± ± ± 6.10 BLQ BLQ BLQ BLQ BLQ ± 4.10 BLQ 6.92 ± 5.55 BLQ 6.68 ± 5.22 BLQ 3.26 ± 3.81 BLQ BLQ BLQ BLQ BLQ NA: 実施せず BLQ: 定量限界未満 ND: 測定せず ラット血漿における定量限界 : 1 ng/ml( 分析法 : 1.CG.03.ATP.4028 試験 [ ]) ミニブタ血清における定量限界 : 5.51 ng/ml( 分析法 : 試験 [ ]) (1) 処方変更前製剤 (Carbopol 940 含有製剤 ) これは ゲル化剤 ( カルボキシビニルポリマー ) としてベンゼンを含有する Carbopol 940 を使用していたもので 市販予定製剤では Cabomer 980 ( ベンゼンフリー ) に置き換えられた 詳細は CTD 2.4 非臨床試験の概括評価 の [1.4] 項参照 (2) メトロニダゾール投与群は n = 5 基剤対照群は n = 2 a: ラットは血漿中濃度 ミニブタは血清中濃度 b: 試料量不足のため プール血漿を使用 7

37 2.6.7 毒性試験の概要表 毒性試験 : 被験物質 ( ロット毎 ) 一覧 被験物質 : メトロニダゾール 該当資料なし ( データ入手不能のため ) 8

38 2.6.7 毒性試験の概要表 単回投与毒性試験 動物種 ( 系統 ) ラット (Sprague- Dawley) 性別及び動物数 / 群 雄 5 雌 5 被験物質 : メトロニダゾール 投与方法投与量観察期間最大非致死量概略の致死量特記すべき所見報告書番号 (1) を単回強制経口投与 37.5 mg/kg ( ゲル製剤 5 g/kg を投与 ) 14 日間 37.5 mg/kg ( ゲル製剤として 5 g/kg) > 37.5 mg/kg ( ゲル製剤として > 5 g/kg) 特記すべき臨床徴候も死亡も認められなかった メトロニダゾールゲル 0.75% (1) は 5 g/kg まで単回経口投与毒性を示さなかった 1.CG.03.SUM.0441 [ ] ( 評価資料 ) (1) 処方変更前製剤 (Carbopol 940 含有製剤 ) これは ゲル化剤( カルボキシビニルポリマー ) としてベンゼンを含有する Carbopol 940 を使用していたもので 市販予定製剤では Cabomer 980 ( ベンゼンフリー ) に置き換えられた 詳細は CTD 2.4 非臨床試験の概括評価 の [1.4] 項参照 9

39 2.6.7 毒性試験の概要表 反復投与毒性試験 文献データ及び参考資料 動物種 ( 系統 ) マウス (CD-1) マウス (CF-1) ラット (NR) ラット Crl:CD(SD)BR ラット (NR) ラット (NR) ラット (NR) ラット (NR) ラット (Wistar) 性別及び動物数 / 群 雄 40 雌 40 雄 40 雌 40 NR 投与経路 ( 媒体 / 投与形態 ) a 投与量 (mg/kg/day) ( 媒体対照の有無 ) 混餌 75, 150, 600 ( 有 ) 混餌 75, 150, 600 ( 有 ) 経口 (NR) 25, 50 ( 有 ) 雄 10 混餌 25, 100, 400 ( 有 ) NR 混餌 600 ( 有 ) NR 混餌 75, 150, 300 ( 有 ) NR 混餌 75, 150, 300 ( 有 ) NR 6 ( 性別 : NR) 静脈内 (NR) 皮下 ( 生理食塩水中 0.5% 溶液 ) 60, 150, 300 (NR) 90, 180 ( 有 ) 投与期間 a 無毒性量 (mg/kg) 特記すべき所見 被験物質 : メトロニダゾール 78 週間 NR 体重増加抑制 ( メトロニダゾール投与全群 ) 精巣相対重量 ( 比体重 ) 減少 ( 高用量群雄 ) 精嚢相対重量 ( 比体重 ) 減少 ( 中 高用量群雄 ) 子宮相対重量 ( 比体重 ) 減少 ( 高用量群雌 ) 精子形成低下 ( メトロニダゾール投与全雄群 ) 精巣萎縮 ( 高用量群雄 ) 92 週間 NR 心臓相対重量 ( 比体重 ) 減少 ( 高用量群雌 及び中 高用量群雄 ) 前立腺相対重量 ( 比体重 ) 減少 ( メトロニダゾール投与全雄群 ) 文献 Bost 1977 [ ] Bost 1977 [ ] 4 週間 NR 薬物投与による影響なし Bost 1977 [ ] 8 週間 NR 精巣及び精巣上体重量の減少 精巣の精子細胞数及び精巣上体精子 数の減少 精巣における精上皮の重度の変性 ( 以上 高用量群雄 ) 13 週間 NR 体重増加抑制 ( メトロニダゾール投与全群 ) 精巣ジストロフィー 前立腺萎縮 ( メトロニダゾール投与雄群 ) 18 週間 NR 精巣重量減少 ( 高用量群雄 ) 精子形成低下 ( 高用量群雄の数匹 ) McClain et al [ ] Bost 1977 [ ] Bost 1977 [ ] 80 週間 NR 精巣ジストロフィー ( 高用量群雄 )- 回復期間 28 週間で回復せず Bost 1977 [ ] 4 週間 NR 薬物投与による影響なし Bost 1977 [ ] 16 週間 NR 中枢神経系に薬物投与による影響なし Bradley et al [ ] NR: 文献に記載なし a: 無毒性量に下線を付した 但し いずれの文献にも無毒性量の記載はなく 申請者の判断によるものである 10

40 2.6.7 毒性試験の概要表 反復投与毒性試験 文献データ及び参考資料 ( 続き ) 動物種 ( 系統 ) イヌ (NR) イヌ (NR) サル (NR) サル (NR) サル (NR) ミニブタ (Hanford) 性別及び投与経路動物数 / 群 ( 媒体 / 投与形態 ) NR NR NR NR NR 雄 4 雌 4 強制経口 ( ゼラチンカプセル ) 経口 (NR) 強制経口 (NR) 強制経口 (NR) 静脈内 (NR) 経皮 ( ゲル ) a 投与量 (mg/kg/day) ( 媒体対照の有無 ) 75, 110, 150, 225 ( 有 ) 225 (NR) 45, 100, 225 (NR) 75, 150 (NR) 60, 120, 240 (NR) 0.1, 0.3, 1 ( メトロニダゾール 1% 含有ゲル製剤 mg/kg/day を投与 ) 投与期間 a 無毒性量 (mg/kg) 特記すべき所見 被験物質 : メトロニダゾール NR b NR mg/kg/day: 中枢神経系への影響 ( 失調性歩行 筋硬直 及び振戦の後 重度の虚脱 ) 文献又は参考資料 Bost 1977 [ ] NR NR 脳の病理組織学的検査で形態学的変化なし Bost 1977 [ ] 14 週間 NR 225 mg/kg/day: 肝臓 : 淡染性の細胞質 若干の肝細胞肥大 Bost 1977 [ ] 52 週間 NR 散発的な嘔吐 体重増加抑制 ( メトロニダゾール投与全群 ) 肝臓の組織学的変化 : 肝細胞の大きさの変化 肥大肝細胞核の存在 多核肝細胞の存在 ( メトロニダゾール投与全群 ) 2 週間 NR 初期の変性変化と散発的な肝細胞壊死を伴う肝臓の小葉中心性 ~ びまん性の腫脹 ( 高用量群の 4 匹中 3 匹 ) 13 週間 1 特記すべき臨床徴候なし 眼及び心血管系に異常なし 血液学的 及び血液化学的パラメータに異常なし 投与部位皮膚の局所忍容 性に関する異常なし Bost 1977 [ ] Bost 1977 [ ] [ ] ( 参考資料 ) NR: 文献に記載なし a: 無毒性量に下線を付した 但し 文献には無毒性量の記載はなく 申請者の判断によるものである b: 文献から慢性毒性試験と判断されるが 具体的期間 ( 長さ ) の記載なし 11

41 2.6.7 毒性試験の概要表 A 反復投与毒性試験 : ラット 4 週間経皮投与 報告書の表題 : Sub-chronic (4 weeks) toxicity study by the cutaneous route in the Sprague-Dawley strain of rat of Rozex lotion and Rozex gel containing metronidazole at 0.75% (w/w) 被験物質 : メトロニダゾール 動物種 / 系統 : OFA Sprague Dawley ラット投与期間 : 4 週間報告書番号 : 1.CG.03.SRE.8163.GDL 試験開始時日齢 : NR 休薬期間 : なし CTD 第 4 部添付箇所 : [ ] 初回投与日 : 年 月 日 投与方法 : 2 ml/kg/day を皮膚塗布 (1 日 6 時間 ) 塗布部位を身繕いから保護する ため動物にカラー装着 特記事項 : 血液学的検査及び血液化学的検査は非 GLP で実施 無毒性量 : 15 mg/kg/day 媒体 / 投与形態 : w/w(rozex gel) (1) メトロニダゾールローション 0.75% w/w(rozex lotion) GLP 適用 : 適 群 1/ 無処置対照群 2/ メトロニダゾールローション 3/ メトロニダゾールゲル (1) (Rozex lotion) (Rozex gel) 濃度 (% w/w) 投与量 (mg/kg/day) トキシコキネティクス : Day 1 における動物数雄 : 2 雌 : 2 雄 : 5 雌 : 5 雄 : 5 雌 : 5 Day 1 : 定量された濃度の範囲 (ng/ml) BLQ BLQ 68~ ~233 28~102 45~118 Day 28 における動物数雄 : 5 雌 : 5 雄 : 5 雌 : 5 雄 : 5 雌 : 5 Day 28 : 定量された濃度の範囲 (ng/ml) 1~2 a) 1~2 a) 114~ ~ ~ ~1520 Day 28 : T max (h) NA NA 2~ 分析法 : 1.CG.03.ATP.4028 試験 [ ] 定量限界 : 1ng/mL BLQ : 定量限界未満 NA: 該当なし NR: 報告書に記載なし (1) 処方変更前製剤 (Carbopol 940 含有製剤 ) これは ゲル化剤 ( カルボキシビニルポリマー ) としてベンゼンを含有する Carbopol 940 を使用していたもので 市販予定製剤では Cabomer 980 ( ベンゼンフリー ) に置き換えられた 詳細は CTD 2.4 非臨床試験の概括評価 の [1.4] 項参照 a) この群の数匹で低値ながら 1~2 ng/ml が検出された 12

42 2.6.7 毒性試験の概要表 A 反復投与毒性試験 : ラット 4 週間経皮投与 ( 続き ) 被験物質 : メトロニダゾール 群 1/ 無処置対照群 2/ メトロニダゾールローション 3/ メトロニダゾールゲル (Rozex lotion) (Rozex gel) 濃度 (% w/w) 投与量 (mg/kg/day) 動物数雄 : 5 雌 : 5 雄 : 5 雌 : 5 雄 : 5 雌 : 5 毒性所見 : 特記すべき所見死亡又は瀕死屠殺例 体重 (g 及び %) a) % +2% +0.3% +6% 摂餌量 (g 及び %) a) % +4% 0% +17% 一般状態 皮膚反応 血液学的検査 WBC(10 9 /L 及び %) b) *(-38%) *(-39%) 血液化学的検査アルカリホスファターゼ (U/L) ** * - AST(U/L) ** * - ナトリウム (mmol/l 及び %) b) *(+2.4%) **(+3.7%) - カリウム (mmol/l 及び %) b) **(-15%) 3.72*(-6.5%) 4.14**(-16%) - トリグリセリド (mmol/l) * - 器官重量 肝臓 (g) ** 剖検 病理組織学的検査 肝臓 : 髄外造血 試験の一部委託先 : France( 組織学的検査 ) France( 血液学的検査 血液化学的検査 ) - : 特記すべき所見なし WBC : 総白血球数 AST : アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ a) 投与期間終了時 対照群は群平均値を表示 被験物質投与群は対照群との割合差 (%) で表示 b) 投与期間終了時 群平均値を表示 被験物質投与群は対照群との割合差 (%) を併記 統計学的有意差 (Student s t-test) * : p < 0.05 ** : p <

43 2.6.7 毒性試験の概要表 B 反復投与毒性試験 : ウサギ 13 週間経皮投与 報告書の表題 : 13-week dermal toxicity study in rabbits 被験物質 : メトロニダゾール 動物種 / 系統 : Hra (NZW) SPF ウサギ投与期間 : 13 週間 ( 最短で 91 日間 )( 投与頻度 : 5 日 / 週 ) 報告書番号 : 1.CG.03.SUM.0371 試験開始時日齢 : 若年成熟 ( 報告書に詳細な記載なし ) 休薬期間 : なし CTD 第 4 部添付箇所 : [ ] 初回投与日 : 年 月 日 投与方法 : ml/kg/day を皮膚塗布 (1 日 24 時間 ) 塗布部位を身繕いから保護するため動物に柔軟なプラスチック製カラー装着 次回の投与前に 塗布部位の残存製剤を清拭除去 媒体 / 投与形態 : (1) 特記事項 : なし 無毒性量 : 13.0 mg/kg/day GLP 適用 : 適 投与量 (mg/kg/day) 0( 基剤対照群 ) 投与容量 (ml/kg/day) 動物数 雄 : 4 a) 雌 : 5 雄 : 5 雌 : 5 雄 : 5 雌 : 5 雄 : 5 雌 : 5 毒性所見 : 特記すべき所見死亡又は瀕死屠殺例 1 a) 体重 (g 及び %) b) % +5% +3% +1% -1% -0.2% 摂餌量 (g 及び %) b) % -18% -14% -11% -12% -13% 一般状態 試験実施施設 :,. USA 被験物質バッチ No. : ( 基剤バッチ No. : ) - : 特記すべき所見なし (1) 処方変更前製剤 (Carbopol 940 含有製剤 ) これは ゲル化剤( カルボキシビニルポリマー ) としてベンゼンを含有する Carbopol 940 を使用していたもので 市販予定製剤では Cabomer 980 ( ベンゼンフリー ) に置き換えられた 詳細は CTD 2.4 非臨床試験の概括評価 の [1.4] 項参照 a) 試験第 2 週に 1 匹死亡 死亡原因は最終報告書には記載されていないが 腸管出血によるものと推察される b) 投与期間終了時 ( 試験第 13 週 ) 対照群は群平均値を表示 被験物質投与群は対照群との割合差(%) で表示 14

44 2.6.7 毒性試験の概要表 B 反復投与毒性試験 : ウサギ 13 週間経皮投与 ( 続き ) 被験物質 : メトロニダゾール 投与量 (mg/kg/day) 0( 基剤対照群 ) 投与容量 (ml/kg/day) 動物数 雄 : 4 a) 雌 : 5 雄 : 5 雌 : 5 雄 : 5 雌 : 5 雄 : 5 雌 : 5 皮膚刺激症状 ( 試験終了時 ) b) 紅斑 浮腫 皮筋弛緩 落屑 亀裂 血液学的検査 血液化学的検査 器官重量 剖検 病理組織学的検査 : 特記すべき所見なし a) 試験第 2 週に 1 匹死亡 死亡原因は最終報告書には記載されていないが 腸管出血によるものと推察される b) 平均皮膚刺激指数 ( 皮膚刺激性スコアの加重和 /[ 陽性動物数 症状発現日数 ]) 15

45 2.6.7 毒性試験の概要表 in vitro 遺伝毒性試験該当資料なし in vivo 遺伝毒性試験該当資料なし がん原性試験該当資料なし 生殖発生毒性試験 : 主要な試験以外の試験該当資料なし 生殖発生毒性試験 : 生殖機能及び受胎能に関する試験該当資料なし 生殖発生毒性試験 : 胚 胎児発生に関する試験該当資料なし 生殖発生毒性試験 : 出生前及び出生後の発生並びに母体の機能に関する試験該当資料なし 新生児を用いた試験該当資料なし 16

46 2.6.7 毒性試験の概要表 局所忍容性試験 被験物質 : メトロニダゾール 動物種 ( 系統 ) 投与方法 投与量 ( 投与製剤 ) 性別及び動物数 / 群 特記すべき所見 報告書番号 皮膚一次刺激性試験ウサギ皮膚塗布 (New Zealand ( 正常皮膚 white) 擦過皮膚 ) 0.5 ml ( メトロニダゾール 0.75% w/w 含有ゲル製剤 メトロニダゾール 0.75% w/w 含有クリーム製剤 及び各基剤 ) 6 匹 / 群 ( 性別不明 ) 皮膚一次刺激指数メトロニダゾール 0.75% w/w 含有ゲル製剤 : 0.50 ゲル基剤 : 0.43 メトロニダゾール 0.75% w/w 含有ゲル製剤及びその基剤の皮膚一次刺激性は 極めて軽度であった 1.CG.03.SUM.0432 [ ] ウサギ (New Zealand white) 皮膚塗布 ( 正常皮膚 擦過皮膚 ) 0.5 ml ( メトロニダゾール 0.75% w/w 含有ゲル製剤 メトロニダゾール 0.75% w/w 含有ローション製剤 及び各基剤 ) 6 匹 / 群 ( 性別不明 ) 皮膚一次刺激指数メトロニダゾール 0.75% w/w 含有ゲル製剤 : 0.35 ゲル基剤 : 0.10 メトロニダゾール 0.75% w/w 含有ゲル製剤及びその基剤の皮膚一次刺激性は 極めて軽度であった 1.CG.03.SUM.0436 [ ] 眼一次刺激性試験ウサギ (New Zealand white) 点眼 0.1 ml w/w (1) 3 匹 ( 雄 2 匹 雌 1 匹 ) の処方変更前製剤 (Carbopol 940 含有製剤 ) は ウサギ眼一次刺激性を示さなかった 1.CG.03.SUM.0440 [ ] (1) 処方変更前製剤 (Carbopol 940 含有製剤 ) これは ゲル化剤( カルボキシビニルポリマー ) としてベンゼンを含有する Carbopol 940 を使用していたもので 市販予定製剤では Cabomer 980 ( ベンゼンフリー ) に置き換えられた 詳細は CTD 2.4 非臨床試験の概括評価 の [1.4] 項参照 17

47 2.6.7 毒性試験の概要表 局所忍容性試験 ( 続き ) 被験物質 : メトロニダゾール 動物種 ( 系統 ) 投与方法 投与量 ( 試験濃度 ) 性別及び動物数 / 群 特記すべき所見 報告書番号 皮膚感作性試験モルモット感作 : 皮内及び (Hartley) 皮膚塗布 誘発 : 皮膚塗布 感作 :1% ゲル製剤 ( の製剤 ) の 5% 水溶液を単独 又は FCA とのエマルジョンとして皮内投与 ( 各 0.1 ml) また SLS の皮膚塗布後に 1% ゲル製剤 ( 無希釈 )0.8 ml を塗布 雄 : 5 雌 : 5 メトロニダゾール 1% 含有ゲル製剤 ( の製剤 ) は非感作性物質に分類された [ ] 最終感作処置の 2 週間後に誘発処置 誘発 :1% ゲル製剤 ( 無希釈 )0.3 ml を塗布 モルモット (Hartley) 感作 : 皮内及び皮膚塗布 誘発 : 皮膚塗布 最終感作処置の 2 週間後に誘発処置 感作 :1% ゲル製剤 ( の製剤 ) の 25% 水溶液を単独 又は FCA とのエマルジョンとして皮内投与 ( 各 0.1 ml) また 1% ゲル製剤 ( 無希釈 )0.4 ml を塗布 誘発 :1% ゲル製剤 ( 無希釈 )0.3 ml を塗布 1% ゲル製剤群 : 12 溶媒対照群 : 6 陽性対照群 : 6 非感作陽性対照群 : 6 ( いずれも性別不明 ) メトロニダゾール 1% 含有ゲル製剤 ( の製剤 ) は非感作性物質に分類された [ ] FCA: 完全フロイントアジュバント SLS: ラウリル硫酸ナトリウム 18

48 2.6.7 毒性試験の概要表 その他の毒性試験 該当資料なし 19

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