目次 1. 子吉川水系河川整備計画 ( 大臣管理区間 ) 事業再評価の流れ 1. 事業の概要 3. 社会情勢等の変化 4 4. 事業の投資効果河川整備計画 8 当面事業 ( 概ね6ヵ年 ) 9 事業実施による被害軽減効果 1 5. 費用対効果分析河川改修 ( 全体事業残事業 ) 11 河川改修

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れんまふしはら
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1 河川事業再評価資料 - 5 子吉川直轄河川改修事業 ( 子吉川水系河川整備計画 ( 大臣管理区間 )) 平成 5 年 1 月 6 日国土交通省東北地方整備局

2 目次 1. 子吉川水系河川整備計画 ( 大臣管理区間 ) 事業再評価の流れ 1. 事業の概要 3. 社会情勢等の変化 4 4. 事業の投資効果河川整備計画 8 当面事業 ( 概ね6ヵ年 ) 9 事業実施による被害軽減効果 1 5. 費用対効果分析河川改修 ( 全体事業残事業 ) 11 河川改修 ( 当面事業 ) 1 6. コスト縮減対応方針 ( 原案 ) 14 ( 参考 ) 費用算定の相違 15 ( 参考 ) 便益算定に係る基礎データの更新 17 ( 参考 ) 鳥海ダム建設事業の費用対効果分析 19

3 1. 子吉川水系河川整備計画 ( 大臣管理区間 ) 事業再評価の流れ 1 ( 第 5 回子吉川河川整備委員会 ) 平成 18 年月事業評価子吉川直轄河川改修事業平成 18 年月事業評価鳥海ダム建設事業子吉川直轄河川改修事業は河川整備計画に含まれる事業全体 ( ダムを含む ) で事業評価を実施 H.4.1 以前再評価 5 年毎 ( 平成 18 年 3 月 31 日子吉川水系河川整備計画策定 ) ( 第 6 回子吉川河川整備委員会 ) 平成年 6 月事業再評価子吉川直轄河川改修事業平成年 6 月事業再評価鳥海ダム建設事業経過措置 5 年により H 年度に再評価実施子吉川直轄河川改修事業は河川整備計画に含まれる事業全体 ( ダムを含む ) で再評価を実施事業評価監視委員会 ( 第 1 回 ) で審査平成 5 年 7 月 1 日事業再評価鳥海ダム建設事業ダム事業の検証に係る再評価実施平成年 4 月 1 日公共事業評価実施要領改定 ( 再評価サイクル短縮等 ) H.4.1 以降再評価 3 年毎平成年 9 月 8 日ダム事業の検証に係る検討に関する再評価実施要領細目策定 ( 第回子吉川水系河川整備学識者懇談会 ( 今回 )) 平成 5 年 1 月事業再評価子吉川直轄河川改修事業経過措置 3 年により H5 年度に再評価実施子吉川直轄河川改修事業は河川整備計画に含まれる河川改修事業で再評価を実施

4 . 事業の概要 (1) 子吉川の概要幹川流路延長 : 61km 流域面積 : 1,19km 流域内人口 : 約 8 万人想定氾濫区域内人口: 約万人市町村 : 4 市 1 町 ( 由利本荘市秋田市横手市にかほ市羽後町 ) 管理区間延長 : 36.15km 子吉川直轄河川改修事業の概要 1 事業の目的 ( 目標 ) 洪水による災害発生の防止及び軽減に関しては戦後最大洪水である昭和年 7 月洪水と同規模の洪水が発生しても床上浸水等の重大な家屋浸水被害を防止するとともに水田等農地についても浸水被害の軽減に努めることを整備の目標とする事業の内容築堤 L=1.4km 河道掘削 L=7.6km( 施行済み延長.4km) 堤防質的整備 1 式下流部 (~8.4k) 中流部 (8.4k~) 3 事業費約 33 億円未施工, 14% 未施工, 7% 4 事業期間平成 17 年度 ~ 平成 46 年度暫定堤, 35% 完成堤, 58% 完成堤, 86% 子吉川の堤防整備率 ( 平成 5 年 3 月現在 ) 芋川石沢川日本海由利橋二十六木橋明法,8, 9 鳥海ダム河道配分流量図鮎川凡例単位 :m 3 /s : 基準地点 : 主要地点

5 低い(. 事業の概要 () 3 人口資産が集中する子吉川河口部 ( 由利本荘市街地 ) のボトルネック箇所の解消を図るため下流部の石脇地区及び本荘地区 ( 下流 ) の河道掘削を当面事業 6 ヶ年 (H6~H31) で実施しその後河川整備計画の目標達成に向け鳥海ダム建設事業と合わせて順次河道掘削堤防の量的整備質的整備を計画的に実施子吉川水系河川整備計画河川改修位置図凡例河道掘削築堤質的整備整備済箇所川口地区築堤 (4.k~5.4k) 荒町地区質的整備 (1.4k~11.4k) 本荘地区河道掘削 (6.k~8.4k) 石沢川左岸地区質的整備 (.k~.6k) 1 曲沢地区 (13.4k~14.k) 久保田地区 ( 整備済 ) 質的整備 (16.7k~17.5k) 高い子吉川の安全度河川整備計画の目標,m 3 /s( 二十六木橋地点 ) 河川整備基本方針の目標,3m 3 /s( 二十六木橋地点 ) )河川整備計画河川整備基本方針 H17 H5 H31 H46 ( 時間的経過 ) 当面事業箇所川西地区質的整備 (16.k~17.k) ダム完成パース S.7 洪水発生河道掘削等河道掘削樹木伐採等概ね 6 年築堤河道掘削樹木伐採等鳥海ダム石脇地区河道掘削 (.8k~3.8k) 整備済 (.8k~3.) 本荘地区稼働掘削 (3.8k~6.k) 本荘地区 ( 整備済 ) 質的整備 (4.1k~5.k) 黒沢地区質的整備 (13.k~13.6k) 南福田地区質的整備 (11.5k~11.8k) 岡本地区 ( 整備済 ) 質的整備 (7.6k~11.k) ボトルネックとなっている下流部の河道掘削を当面 6 ヶ年 (H6~ H31) で実施し治水安全度を向上させますその後河川整備計画目標である昭和年 7 月の戦後最大洪水と同規模の洪水を安全に流下させるため鳥海ダムの建設と合わせ河道掘削築堤堤防の質的整備等を計画的に進めて行きます段階的な整備手順第一段階子河道掘削河口 ~ 芋川合流点吉川直轄河第二段階河道掘削芋川合流点 ~6.k 付近川第三段階改河道掘削修 6.k 付近 ~8.4k 付近事築堤 4.k~5.4k 業整備済箇所芋川合流点下流の流下能力不足対策 1 石脇地区 (.8k~3.8k) 芋川合流点上流部の流下能力不足対策本荘地区 (3.8k~6.k 付近 ) 3 中流部の堤防強化対策芋川合流点上流部の流下能力不足対策 4 本荘地区 (6.k~8.4k 付近 ) 無堤部対策 5 川口地区整備メニュー 6 中流部の堤防強化対策河川整備計画策定現在概ね1 年概ね年概ね3 年 H17 H18 H19 H H1 H H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H3 H31 H3 H33 H34 H35 H36 H37 H38 H39 H4 H41 H4 H43 H44 H45 H 当面事業 6ヶ年 (H6~H31) 鳥海ダムH4 完成

6 3. 社会情勢等の変化洪水の発生状況 4 洪水の発生状況近年では昭和年以降 4 番目の年最大流量を記録した平成 3 年 6 月洪水において浸水被害が生じ平成 5 年 7 月洪水においても内水による被害が発生二十六木橋実績流量発生年月日出水要因上流域雨量二十六木橋被害状況 (mm/ 日 ) (m 3 /s) 昭和年前線及び床下浸水 84 戸全半壊 6 戸 48.9 (,4) 7 月 1~4 日低気圧床上浸水 1,434 戸農地 4,113ha 昭和 3 年梅雨前線 171. (,3) 床下浸水 896 戸全半壊 - 戸 6 月 4~6 日床上浸水 361 戸農地,635ha 昭和 44 年梅雨前線 18.8 (1,5) 床下浸水 31 戸全半壊 - 戸 7 月 9~3 日床上浸水 6 戸農地 49ha 昭和 47 年断続した床下浸水 36 戸全半壊 1 戸 4.5 1,57 7 月 5~ 9 日豪雨床上浸水 197 戸農地 1,87ha 昭和 5 年低気圧に床下浸水 518 戸全半壊 5 戸.1 1,1 8 月 5~ 7 日よる豪雨床上浸水 15 戸農地 1,38ha 昭和 55 年低気圧によ床下浸水 134 戸全半壊 - 戸 ,94 4 月 6 日る雨と融雪床上浸水 68 戸農地 4ha 昭和 56 年前線及び床下浸水 6 戸全半壊 1 戸月 3 日低気圧床上浸水 1 戸農地 189ha 昭和 59 年低気圧に床下浸水 147 戸全半壊戸 ,6 9 月日伴う前線床上浸水 61 戸農地 -ha 昭和 6 年停滞前線に床下浸水 4 戸全半壊戸 ,39 8 月 16~18 日よる豪雨床上浸水 - 戸農地 6ha 平成年梅雨前線 ,38 床下浸水戸全半壊 - 戸 6 月 6~7 日床上浸水 4 戸農地 7ha 平成 9 年梅雨前線 ,1 床下浸水 8 戸全半壊 - 戸 7 月 3~ 6 日床上浸水戸農地 -ha 平成 1 年梅雨前線床下浸水戸全半壊 4 戸 8 月 6~ 8 日床上浸水 14 戸農地 498ha 平成 14 年梅雨前線床下浸水 7 戸全半壊 - 戸 ,35 7 月 13~16 日及び低気圧床上浸水 1 戸農地 84ha 平成 19 年前線及び床下浸水 7 戸全半壊 - 戸 ,7 8 月 1~ 日低気圧床上浸水戸農地 1ha 平成 3 年梅雨前線床下浸水 49 戸全半壊 - 戸 7. 1,8 6 月 3~4 日及び低気圧床上浸水 5 戸農地 341ha 平成 5 年梅雨前線 (1,4) 床下浸水戸全半壊 - 戸 7 月 11~13 日床上浸水戸農地 19ha 昭和年 7 月 1~4 日, 昭和 3 年 6 月 4~6 日洪水の実績流量は再現計算流量 ( 河川整備基本方針 ) を用いた昭和 44 年 7 月 9~3 日の実績流量は再現計算流量を用いた平成 5 年 7 月 11~13 日洪水の実績流量は出水概要の値 ( 暫定 ) を用いた被害状況は秋田県災害年表および消防防災年報の本荘市由利町の集計値とするただし昭和 3 年については秋田魁新報昭和 47 年については水害統計平成 5 年については出水概要の値 ( 暫定 ) を用いた農地については流出埋没浸水冠水を全て含めた平成 1 年 8 月洪水は主に二十六木橋地点下流の芋川流域に被害が生じている,5, 1,5 1, 5,4 流量 (m3/s) 第 1 位 S.7.3 洪水,3 < 二十六木橋基準地点 ( 治水 ) の年最大流量 > 第位 S3.6.5 洪水現況流下能力 :1,4m 3 /s 戦後最大の昭和年 7 月洪水 ( 約,4m 3 /s: 二十六木橋 ) S 洪水平均年最大流量 :86m 3 /s 1,5 1,57 S 洪水第 3 位 S 洪水 1,94 S 洪水 S S3 S4 S5 S6 S7 S8 S9 S3 S31 S3 S33 S34 S35 S36 S37 S38 S39 S4 S41 S4 S43 S44 S45 S46 S47 S48 S49 S5 S51 S5 S53 S54 S55 S56 S57 S58 S59 S6 S61 S6 S63 H1 H H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H1 H11 H1 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H H1 H H3 H4 H5 平成 47 年 7 月洪水旧本荘市薬師堂にて救助される住民 ( 出典 : 秋田河川国道事務所資料 ) 平成年 6 月洪水旧本荘市岩渕下地区の家屋等に浸水 ( 出典 : 秋田河川国道事務所資料 ) 1,39 1,38 H.6.7 洪水破堤箇所子吉川右岸 1.4k H 洪水子吉川 1,35 昭和 5 年 8 月洪水破堤箇所石沢川左岸.k 石沢川河川整備計画策定第 4 位 H 洪水笹子川の増水による氾濫被災状況 ( 出典 : 秋田河川国道事務所資料 ) 平成 3 年 6 月洪水 1,8 ( 暫定 ) ( 暫定 ) 11.k 二十六木橋付近 (11.k 付近 ) ( 出典 : 秋田河川国道事務所資料 )

7 3. 社会情勢等の変化渇水の発生状況 5 渇水の発生状況子吉川では夏場を中心に慢性的な水不足が生じ平成に入ってからも 9 回の渇水被害が発生近年の平成 4 年渇水は平成以降の年渇水流量で平成 6 年に次ぐ 3 番目の流量被害渇水年主な渇水被害の状況施設等の状況市町村等昭和 1 年 388 町歩の水田に亀裂が発生した由利郡 - 3 町歩の地割れと47 町歩の地表乾燥が発生した鳥海村昭和 3 年 - ( 鳥海村川内で町歩大内村岩谷で3 町歩 ) 大内村大内村大内村 7.3 町歩由利村 4.1 町歩本荘市.7 町歩で稲作が枯昭和 33 年由利村 - 死した本荘市岩城町約 4haでかんがい用水不足や田んぼのひび割れが発生し昭和 45 年大内町 - た由利町本荘市上水道で断水が発生し 8,93 戸 ( 約 33, 人 ) に影響水道昭和 48 年本荘市が出た本荘市上水道断水給水制限実施塩水遡上により河川からの取水ができなくなった施設が発かんがい昭和 6 年本荘市生した川口下中島揚水機塩水遡上による取水中止本荘市上水道で市内全域( 約 1,4 戸約 43, 人 ) への節昭和 63 年水呼びかけ ( 広報紙掲載チラシ配布宣伝カー巡回 ) が実施本荘市 - された冬季の降雪が平年の3% と少なくまた 4 月 ~7 月の少雨にかんがいより本荘市上水道の主要水源である黒森川貯水池の貯水率塩水遡上により 7/19~7/1 7/9~7/31 8/1~8/8 8/1~8/17( 延べ日間 ) の取水中川口下中島揚水機は3% まで低下し本荘市では市内全域 ( 約 1,6 戸約止ため池から補給を実施 44, 人 ) への節水呼びかけ ( 広報紙掲載チラシ配布宣伝岡本揚水機塩水遡上により 8/3~8/6(4 日間 ) の取水中止平成元年カー巡回 ) が実施された土谷揚水機塩水遡上により 7/9~8/8(11 日間 ) の取水中止ため池から補給を実施本荘市二十六木揚水機塩水遡上により7/9~8/8(11 日間 ) の取水中止ため池から補給を実施矢島町 (7~8 月 ) 7 月下旬から子吉川の流量の急激な低下と塩水遡上等によ塩水遡上により 7/5~8/7 8/~8/3( 延べ16 日間 ) の取水中止本荘第一揚水機から本荘第三揚水機り河川からの取水できなくなった施設が発生した補給を実施本荘第二揚水機塩水遡上により 7/8~8/7(11 日間 ) の取水中止かんがい用取水施設である滝沢頭首工がかりの地区におい雑用水て節水呼びかけのチラシ配布が実施された清掃センター塩水遡上により 7/~8/8( 日間 ) の取水中止水道水への切り替えを実施 4 月以降の少雨傾向から本荘市上水道の主要水源である黒水道森川貯水池の貯水率は約 39% まで低下し本荘市上水道で本荘地区簡易水道減圧給水を実施は市内全域 ( 約 1,9 戸約 44, 人 ) への節水呼びかけ ( 広大内町簡易水道時間断水を実施報紙掲載チラシ配布宣伝カー巡回 ) が実施された矢島町上水道減圧給水を実施矢島町簡易水道本荘市簡易水道では減圧給水と地区内への節水呼びかけかんがい ( チラシ配布 ) が実施され約 3 戸 ( 約 1, 人 ) の生活に影響川口下中島揚水機塩水遡上により 8/7~8/16(1 日間 ) 時間帯取水を実施を与えた土谷揚水機塩水遡上により 8/7~8/16(1 日間 ) 時間帯取水を実施平成 6 年本荘市大内町簡易水道で時間断水と地区内への節水呼びかけ( チ二十六木揚水機塩水遡上により 7/31~8/3 8/15~8/18( 延べ8 日間 ) の取水中止大内町ラシ配布 ) が実施され約 8 戸 ( 約 3,6 人 ) の生活に影響を与ため池から補給を実施 (7~8 月 ) 矢島町えた本荘第三揚水機塩水遡上により 7/9~8/4 8/1~8/19( 延べ15 日間 ) の取水中止時間帯取水及び本荘第一揚水機本荘第二揚水機から補給を実施矢島町上水道で減圧給水と地区内への節水呼びかけ( 広報本荘第三揚水機塩水遡上により 7/9~8/4 8/1~8/19( 延べ15 日間 ) の取水中止時間帯取水及び本荘誌掲載 ) が実施されたまた矢島町簡易水道でも減圧給水が第一揚水機本荘第二揚水機から補給を実施実施され合わせて約 1,8 戸 ( 約 7, 人 ) の生活に影響を与雑用水えた清掃センター塩水遡上により 7/1~8/5 8/11~8/ 8/5~8/9( 延べ33 日間 ) の取水中止水道水への切り替えを実施塩水遡上により河川からの取水ができなくなった施設が発生した水道大内町簡易水道給水制限を実施かんがい大内町簡易水道で半日近くの給水制限が実施され地区内川口下中島揚水機塩水遡上により 8/5~8/(16 日間 ) の取水中止となり他系統用水の反復利用を実施平成 11 年の生活に影響を与えた本荘市土谷揚水機塩水遡上により取水中止となりため池から補給を実施大内町茨野揚水機塩水遡上により取水中止となりため池から補給を実施 (8 月 ) 塩水遡上等により河川からの取水ができなくなった施設が発生した本荘第三揚水機塩水遡上により 8/7~8/15(9 日間 ) の取水中止となり他系統用水の反復利用を実施本荘第二揚水機塩水遡上により 8/6~8/15(1 日間 ) の取水中止となり他系統用水の反復利用を実施雑用水清掃センター塩水遡上により 8/6~8/15(1 日間 ) の取水中止となり水道水への切り替えを実施かんがい本荘第三揚水機塩水遡上により 8/19~8/( 日間 ) の取水中止となり他系統用水の反復利用を実施塩水遡上により河川からの取水ができなくなった施設が発平成 13 年生した発電本荘市鳥海川第 3 発電所河川流量の減少により 7/5~7/7 8/5~8/1 8/4~9/11 9/14~9/15( 延べ41 日間 ) の鳥海町 (7~9 月 ) 河川流量の減少により鳥海川第 3 発電所の運転が停止され運転停止た雑用水清掃センター塩水遡上により 7/3~8/1 8/16~8/4 9/1~9/11( 延べ14 日間 ) の取水中止となり水道水への切り替えを実施平成 18 年塩水遡上により河川からの取水ができなくなった施設が発雑用水由利本荘市 (8 月 ) 生した清掃センター塩水遡上により 8/11~8/3(13 日間 ) の取水中止となり水道水への切り替えを実施平成 19 年塩水遡上により河川からの取水ができなくなった施設が発雑用水由利本荘市 (8 月 ) 生した清掃センター塩水遡上により 8/14~8/17(4 日間 ) の取水中止となり水道水への切り替えを実施平成年塩水遡上により河川からの取水ができなくなった施設が発雑用水由利本荘市 (8 月 ) 生した清掃センター塩水遡上により 8/1~8/14(3 日間 ) の取水中止となり水道水への切り替えを実施かんがい川口下中島揚水機塩水遡上により 7/~8/16(8 日間 ) の取水中止となり他系統用水の反復利用を実施土谷揚水機塩水遡上により 7/1~7/3 8/1~8/16( 延べ6 日間 ) 取水中止となり他系統用水の反復利用を実施平成 3 年二十六木揚水機塩水遡上により 7/1~8/16(7 日間 ) の取水中止となり他系統用水の反復利用を実施塩水遡上等により河川からの取水ができなくなった施設が由利本荘市本荘第三揚水機塩水遡上により 7/1~8/16(7 日間 ) の取水中止となり他系統用水の反復利用を実施発生した (7~8 月 ) 本荘第二揚水機塩水遡上により 8/~8/16(15 日間 ) の取水中止となり他系統用水の反復利用を実施三六揚水機流量低下により取水中止他系統用水の反復利用を実施雑用水清掃センター塩水遡上により 7/1~7/5 8/1~8/1 8/16( 延べ18 日間 ) の取水中止となり水道水への切り替えを実施かんがい平成元年渇水長瀬橋下流 ( 子吉川.1km 付近 ) における平成元年渇水時の様子平成 4 年渇水各年渇水流量と正常流量宮内地点正常流量 11m 3 /s 平成 6 年渇水渇水流量正常流量 S51 S5 S53 S54 S55 S56 S57 S58 S59 S6 S61 S6 S63 H1 H H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H1 H11 H1 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H H1 H H3 H4 吉沢地区 (1.km 付近 ) より H 撮影平成以降 3 番目川口下中島揚水機塩水遡上により 7/9~8/(3 日間 ) の取水中止となり他系統用水の反復利用を実施春から9 月までの少雨傾向により由利本荘市上水道の主要土谷揚水機塩水遡上により 7/8~8/(4 日間 ) の取水中止となり他系統用水の反復利用を実施水源である黒森川貯水池の貯水率は約 31% まで低下し由利本荘市上水道では地区内への節水呼びかけ (HPへの掲載二十六木揚水機塩水遡上により 7/3~8/31(33 日間 ) の取水中止となり他系統用水の反復利用を実施平成 4 年 CATV 放送宣伝カー巡回等 ) が実施された由利本荘市本荘第三揚水機塩水遡上により 7/9~8/31(34 日間 ) の取水中止となり他系統用水の反復利用を実施 (7~1 月 ) 宮内地点では 7 月下旬から断続的に正常流量を下回り流本荘第二揚水機塩水遡上により 7/31~8/31(3 日間 ) の取水中止となり他系統用水の反復利用を実施量の低下と塩水遡上により河川からの取水ができなくなった施設が発生した三六揚水機流量低下により取水中止他系統用水の反復利用を実施雑用水清掃センター塩水遡上により 7/3~8/14 8/~9/3 1/5~1/15( 延べ69 日間 ) の取水中止となり水道水への切り替えを実施当資料内においては渇水被害位置を明確にする観点から旧市町村名で明記 ( 出典 : 平成 11 年まで子吉川水系河川整備計画 ( 大臣管理区間 ) 平成 18 年 3 月 ) ( 出典 : 平成 13 年以降由利本荘市秋田河川国道事務所資料及び関係土地改良区聞き取り ) 黒森川第貯水池の状況平成 4 年 1 月 5 日撮影

8 3. 社会情勢等の変化地域の人口産業の推移 6 由利本荘市の人口はおよそ 8.5 万人であり昭和 6 年のおよそ 9.7 万人をピークに減少傾向世帯数はおよそ.5 万世帯から.9 万世帯と増加しておりほぼ同水準で推移産業別の就業者数の構成は昭和 5 年以降大きく変動し金属製品製造業を中心とした企業誘致が進んだ結果として昭和 5 年まで約 4 割を占めていた第一次産業の比率が激減し第二次産業及び第三次産業の比率が増加地域の人口の推移地域の産業の推移人口 ( 万人 ) 人口世帯数 S45 S5 S55 S6 H H7 H1 H17 H 世帯数 ( 千世帯 ) 就業者数 ( 人 ) 5, 45, 4, 35, 3, 5,, 15, 1, 5, 14,348 16,63 17,667 17,617 17,944 19,3,63 8,36,174 19,55 1,469 14,16 16,138 17,538 17,4 16,437,638 13,46 17,466 11,3 1,36 1,655 8,11 5,91 4,537 4,599 4,1 S45 S5 S55 S6 H H 7 H1 H17 H 一次産業二次産業三次産業出典 :S45~H 年国勢調査 ( 合併前の S45~H1 は旧市町村積み上げ ) 由利本荘市の人口と世帯数の推移出典 : 国勢調査より ( 旧本庄市旧矢島町旧由利町旧鳥海町旧東由利町旧大内町の人口を集計 ) 産業別就業者数の推移

9 3. 社会情勢等の変化災害発生時の影響 7 工事実施基本計画の改訂 ( 昭和 6 年 8 月 ) に基づき現在までに無堤部の築堤及び護岸の工事など再度災害防止のための治水対策を順次進めてきたが現在の治水安全度は未だ不十分戦後最大規模である昭和年 7 月洪水と同規模の洪水が発生した場合には計画高水位を越え甚大な被害の発生が想定されることから治水安全度の確保が必要洪水氾濫による社会的な影響子吉川の浸水想定範囲には家屋や農地のほか保育園や病院などの災害時要援護者施設が存在します JR 羽越本線由利高原鉄道国道 15 号 17 号などが浸水する恐れがあり物流などに支障をきたす恐れがあります流域の基幹産業である農業や工業製品の生産などに大きな被害を与える可能性があります計画規模の洪水が発生した場合の浸水想定図下流部 : 拡散型堤防は川口地区を残し整備されている氾濫は拡散型で氾濫域には本荘市街地国道 15 号 JR 羽越本線芋川子吉川日本海沿岸東北自動車道ひかり保育園本荘第一病院羽後本荘駅赤沼公民館中上流部 : 貯留型堤防は暫定堤が残る河岸段丘が発達し氾濫は貯留型国道 7 号国道 17 号本荘幼稚園凡例 : 国道 : 高速道路 : 鉄道 : 災害時要援護者施設 : 公共施設 : 浸水想定区域図 ( 整備前 ) 東町公民館本荘保育園国道 18 号由利本荘市文化交流館カダーレ戦後最大の S.7 洪水相当浸水想定面積 :1,9ha 浸水想定戸数 :4,8 戸

10 4. 事業の投資効果河川整備計画 8 河川整備計画で位置づけられている堤防整備等により河川整備計画で定めた戦後最大である昭和年 7 月洪水と同規模の洪水に対して浸水面積を約 45ha 解消させすべての床上浸水を解消昭和年 7 月洪水と同規模の洪水が発生した場合の浸水想定図整備計画策定時 (H17 時点 ) 整備計画完成 ( 戸 ) 6, 4,5 約 4,8 戸浸水想定戸数 3, 1,5 整備計画策定時 (H17) 約戸事業実施後 (H46) 1 整備計画策定時 (H17) 事業実施後 (H46) 3 浸水解消 (1-) 床上浸水戸数約 4,8 戸戸約 4,8 戸 (ha), 浸水想定面積 1,5 約 1,9ha 1, 約 84ha 5 効果イメージ図河道掘削の実施整備計画策定時 (H17) 1 整備計画策定時 (H17) 事業実施後 (H46) 事業実施後 (H46) 3 浸水解消 (1-) 水位の低下事業箇所河道断面が拡大し流下能力向上水位低下により氾濫の防止浸水面積約 1,9ha 約 84ha 約 45ha 事業実施後の評価は子吉川直轄河川改修事業と鳥海ダム建設事業が完了することによる効果

11 4. 事業の投資効果当面事業 ( 概ね 6 ヵ年 ) 9 当面 6ヶ年 (H6~H31) の事業の進め方は人口資産が集中する市街地部のボトルネックの解消を図るため下流部の河道掘削を優先的に実施これによって現況 (H5) において整備計画規模の洪水が発生した場合床上浸水戸数約 3,3 戸浸水面積約 1,5haの浸水被害が想定当面事業を実施することで床上浸水戸数約 1,3 戸浸水面積約 9haの被害が解消 ( 戸 ) 6, 4,5 3, 1,5 約 3,3 戸浸水想定戸数約,9 戸現況 (H5) 事業実施後 (H31) 河道掘削石脇地区 (3.k~3.8k) 本荘地区 (3.8k~5.4k) 1 現況 (H5) 事業実施後 (H31) 3 浸水解消 (1-) 床上浸水戸数約 3,3 戸約,9 戸約 1,3 戸川口地区築堤 (4.k~5.4k) (ha), 浸水想定面積 1,5 1, 約 1,5ha 約 1,16ha 石脇地区河道掘削 (.8k~3.k) 河道掘削本荘地区 (4.8k~8.4k) 本荘地区 ( 整備済 ) 質的整備 (4.1k~5.k) 岡本地区 ( 整備済 ) 質的整備 (7.6k~11.k) 凡例事業完了当面事業 ( 概ね 6 年 ) 残事業 5 1 現況 (H5) 現況 (H5) 事業実施後 (H31) 事業実施後 (H31) 3 浸水解消 (1-) 浸水面積約 1,5ha 約 1,16ha 約 9ha 事業実施後の評価は子吉川直轄河川改修事業の整備が進捗することによる効果

12 4. 事業の投資効果事業実施による被害軽減効果 1 1 現況 (H5) において整備計画規模の洪水が発生した場合浸水区域内人口は約 8,6 人浸水区域内災害時要援護者数は約,7 人想定死者数 ( 避難率 4%) は約 4 人と想定され事業の実施により被害が軽減解消河川整備計画規模の洪水現況 (H5) 事業実施後 (H46) 1 8 想定死者数 ( 避難率 %) 人口 ( 人 ) 6 4 約 6 人約 6 人被害解消子吉川直轄河川改修事業と鳥海ダム建設事業が完了することによる効果 1 人現況 (H5) 事業実施後 (H46) 想定死者数 ( 避難率 4%) 8 人口 ( 人 ) 6 4 約 4 人約 4 人被害解消現況 (H5) 人事業実施後 (H46) 15, 浸水区域内人口 5, 浸水区域内災害時要援護者数 1 想定死者数 ( 避難率 8%) 1, 4, 8 人口 ( 人 ) 9, 6, 3, 約 8,6 人現況 (H5) 約 7,4 人被害軽減約 1, 人事業実施後 (H46) 人口 ( 人 ) 3,, 1, 約,7 人現況 (H5) 約,3 人被害軽減約 47 人事業実施後 (H46) 人口 ( 人 ) 6 4 約 1 人現況 (H5) 約 1 人被害解消人事業実施後 (H46)

13 5. 費用対効果分析河川改修 ( 全体事業残事業 ) 11 事業全体に要する費用 (C) は約 66 億円であり事業の実施による総便益は約,91 億円これをもとに算出される費用便益比 (B/C) は約 11.となる ( 前回評価 B/C 約 16.) 平成 6 年以降の残事業費に要する総費用 (C) は約 189 億円でありこの事業の実施によりもたらせる総便益 (B) は約 58 億円これをもとに算出される費用便益比 (B/C) は約.8となる費用対効果分析前回評価今回評価項目全体事業 (H17~H46) 現在価値化残事業 (H~H46) 全体事業 (H17~H46) 現在価値化残事業 (H6~H46) 前回評価との主な変更点 B 便益便益 ( 被害防止便益 ) 1,4 億円 546 億円,96 億円 56 億円残存価値 4 億円 3 億円 4 億円 3 億円総便益 3=1+,44 億円 549 億円,91 億円 58 億円評価基準年の変更資産の更新に伴う変更河道評価年次の変更 C 費用建設費 4 13 億円 86 億円 45 億円 174 億円評価基準年の変更維持管理費 5 億円 14 億円 1 億円 14 億円河道掘削( 残土処理費含む ) の見直し総費用 6= 億円 11 億円 66 億円 189 億円護岸撤去設置の見直し費用便益比 (CBR) B/C 純現在価値 (NPV) B-C,7 億円 448 億円,645 億円 34 億円経済的内部収益率 (EIRR) 141.8% 1.5% 評価基準年次 : 平成 5 年度 ( 前回評価基準年 : 平成 1 年度 ) 総便益 (B): 便益( 治水 ) については評価時点を現在価値化の基準点とし治水施設の整備期間と治水施設の完成から5 年間までを評価対象期間にして年平均被害軽減期待額を割引率を用いて現在価値化したものの総和残存価値: 将来において施設が有している価値総費用 (C): 評価時点を現在価値化の基準時点とし治水施設の整備期間と治水施設の完成から 5 年間までを評価対象期間にして建設費と維持管理費を割引率を用いて現在価値化したものの総和建設費: 子吉川改修に要する費用 ( 残事業は H6 年度以降 ) 実施済の建設費は実績費用を計上維持管理費: 子吉川の維持管理に要する費用割引率 : 社会資本整備に係る費用対効果分析に関する統一的運用指針により4.% とする感度分析全体事業 (B/C) 残事業 (B/C) 残事業費 (+1%~-1%) 1.3~11.7.6~3.1 残工期 (+1%~-1%) 11.3~1.6.9~.7 資産 (+1%~-1%) 1.~ ~.5

14 5. 費用対効果分析河川改修 ( 当面事業 ( 概ね 6 ヶ年 )) 1 当面事業 (H6~H31) に要する総費用 (C) は約 55 億円でありこの事業の実施によりもたらせる総便益 (B) は約 394 億円これをもとに算出される費用便益比 (B/C) は約 7. となる費用対効果分析前回今回項目当面事業 (H~H8) 現在価値化当面事業 (H6~H31) 前回評価との主な変更点 B 便益 C 費用便益 ( 被害防止便益 ) 億円 393 億円残存価値 1 億円 1 億円総便益 3=1+ 4 億円 394 億円建設費 4 31 億円 51 億円維持管理費 5 5 億円 4 億円総費用 6= 億円 55 億円費用便益比 (CBR) B/C 純現在価値 (NPV) B-C 384 億円 339 億円経済的内部収益率 (EIRR) 35.3% 評価期間の変更事業実施箇所の変更評価期間の変更事業実施箇所の変更評価基準年次 : 平成 5 年度 ( 前回評価基準年 : 平成 1 年度 ) 総便益 (B): 便益( 治水 ) については評価時点を現在価値化の基準点とし治水施設の整備期間と治水施設の完成から5 年間までを評価対象期間にして年平均被害軽減期待額を割引率を用いて現在価値化したものの総和残存価値: 将来において施設が有している価値総費用 (C): 評価時点を現在価値化の基準時点とし治水施設の整備期間と治水施設の完成から5 年間までを評価対象期間にして建設費と維持管理費を割引率を用いて現在価値化したものの総和建設費: 子吉川改修に要する当面 6ヶ年の費用実施済の建設費は実績費用を計上維持管理費: 子吉川の維持管理に要する費用割引率 : 社会資本整備に係る費用対効果分析に関する統一的運用指針により4.% とする

15 6. コスト縮減 13 子吉川の河道掘削により発生した土砂の一部を秋田県で実施しているあきた総合家畜市場の基盤造成材として有効利用を実施堤防管理のために除草した刈草及び伐採木についてこれまで処分していたものを地域住民のニーズを踏まえ無償提供することによりコスト縮減を実施事例 1 掘削土を造成材に活用掘削状況あきた総合家畜市場 ( 平成 4 年 4 月開業 ) 事例刈草受取状況伐採木受取状況

16 7. 対応方針 ( 原案 ) 14 1 事業の必要性に関する視点子吉川水系における治水安全度は未だ十分ではなく整備計画対象流量に対しても流下能力が不足する区間が多く存在し中小規模の洪水が発生した場合でも甚大な被害が生じる恐れがある事業の進捗の見込みの視点当面の事業 ( 概ね 6 年程度 ) として人口資産が集中する河口部 ( 由利本荘市街地 ) のボトルネック箇所の解消を図るため下流部の石脇地区及び本荘地区 ( 下流 ) の河道掘削を環境に配慮した上で実施しモニタリングを継続しつつ治水安全度の向上を図るその後も引き続き子吉川水系河川整備計画 ( 大臣管理区間 ) に基づき整備を図り計画目標の達成を目指す 3 コスト縮減や代替案等の可能性の視点堤防の刈草や河道の伐採木等は地域の皆さんに無償で利用していただくことにより処分費などの縮減に努めている工法の工夫や新技術の積極的な採用等によりコスト縮減に努める代替案立案の可能性について比較検討し社会的影響環境への影響及び事業費等を総合的に勘案した結果河川整備計画策定時の築堤河道掘削新たな洪水調節が最も効率的と判断している 4 地方公共団体等の意見秋田県知事の意見子吉川流域においては度重なる洪水被害の軽減に加え渇水対策等の水資源の活用など流域一体となった計画的な治水対策が必要となっており特に上流部の鳥海ダムの整備は地元の強い要望もあり県としても総合的観点から極めて重要な事業と認識していますので事業の継続に異議はなく引き続きコスト縮減に努めながらより一層の事業促進をお願いします 5 対応方針 ( 原案 ) 事業継続事業の必要性重要性には変化はなく費用対効果等の投資効果も確認できる

17 ( 参考 ) 費用算定の相違 (1) 15 河道掘削 ( 残土処理費含む ) の見直しによって全体事業費が約 157 億円の増額全体事業費前回評価 ( 平成年 ) 約 173 億円今回評価 ( 平成 5 年 ) 約 33 億円費用算定方法の相違前回評価 ( 平成年 ) 今回評価 ( 平成 5 年 ) 変更内容 < 全体 > 整備期間 : 平成 17 年度 ~ 平成 46 年度全体事業費 : 約 173 億円 < 残事業 > 整備期間 : 平成年度 ~ 平成 46 年度残事業費 : 約 134 億円 < 当面事業 > 整備期間 : 平成年度 ~ 平成 8 年度当面事業費 : 約 36 億円 < 全体 > 整備期間 : 平成 17 年度 ~ 平成 46 年度全体事業費 : 約 33 億円 < 残事業 > 整備期間 : 平成 6 年度 ~ 平成 46 年度残事業費 : 約 7 億円 < 当面事業 > 整備期間 : 平成 6 年度 ~ 平成 31 年度当面事業費 : 約 59 億円河川改修事業費 < 河道掘削における施工内容 > 陸上掘削は直接仮置き用地に運搬水中掘削は掘削後に仮置き ( 曝気 ) し仮置用地に運搬残土処理は近場に仮置用地を確保した上で土地開発行為や道路建設等へ有効利用することを想定 < 河道掘削における施工内容 > 陸上掘削は直接残土処理場に運搬水中掘削は石脇地区においては掘削後に土質改良し残土処理場に運搬その他は仮置き ( 曝気 ) し残土処理場に運搬残土処理は実現可能な沢部の用地を確保することを想定し運搬残土処理場は盛土安定処理の対策を実施河道掘削 ( 残土処理費含む ) の見直し護岸撤去設置の見直し

18 ( 参考 ) 費用算定の相違 () 16 河道掘削 ( 残土処理費含む ) の見直し残事業費において河道掘削で発生する残土は約 1 万 m 3 であり仮置きを行い土地開発や道路建設へ有効利用することは困難であるため必要な土質改良や残土処理場を確保することとして整理する [ 変更理由 ] 前回評価 (H 年 ) 河川整備計画策定時点においては掘削残土を一時仮置し土地開発行為や道路建設等へ有効利用する計画由利橋下流の浚渫土は運搬中に流動性を呈するため土質改良により残土処理場に運搬掘削直後 [ 変更理由 ] 今回評価 (H5 年 ) 仮置き直後残土処理を行うため実現可能な沢部の用地を確保することを想定し掘削残土を処理する計画護岸撤去設置の見直し河道掘削に伴う既設の高水敷護岸と低水敷護岸の撤去費用を見込んでいたが河道掘削によって堤防防護が必要となるため設置必要範囲区間において高水護岸と低水護岸を設置し堤防の安全性を確保する費用を見込む第三段階本荘地区河道掘削 (6.k~8.4k) 第三段階本荘地区河道掘削 (6.k~8.4k) 第三段階本荘地区河道掘削 (6.k~8.4k) 残土処理場第一段階石脇地区河道掘削 (.8k~4.k) 第二段階本荘地区河道掘削 (4.k~6.k) 秋田県港湾区域土地開発や道路建設等への利用日本海沿岸東北自動車道第一段階石脇地区河道掘削 (.8k~4.k) 第二段階本荘地区河道掘削 (4.k~6.k) 日本海沿岸東北自動車道第一段階石脇地区河道掘削 (.8k~4.k) 第二段階本荘地区河道掘削 (4.k~6.k) 護岸設置必要範囲 1.6km~8.km 付近護岸設置箇所の例 (3.4km 付近 ) 現況では必要高水敷幅 3m を満足 HWL 河道掘削 ( 残土処理費含む ) の見直しについては現時点において対処可能な手法により評価することとしたがこれまで同様コスト縮減に向けて他機関との事業調整を引き続き行い可能な限り有効利用を図る必要がある今回評価 (H5 年 ) の費用対効果においては今後行う他機関との事業調整は確定できるものではないため今後見通しがついた段階で改めて費用対効果分析を行う高水護岸低水護岸河川改修に伴い河岸防護ラインが確保できないため護岸が必要となる

19 参考便益算定に係る基礎データの更新１１７メッシュデータ延床面積の違いによる浸水被害軽減の相違イメージ平成7年基準は1kmメッシュ単位の一般世帯数を使用し平成17年基準では丁町字単位の一般世帯数を使用していますまた平成7年と平成17年のデータ分布比較すると H17では農地山間部等の延床面積が減少し市街地の延床面積が増加する傾向にあるため由利本荘市市街地の氾濫域では資産額が増加し被害額から算出する便益が増加する傾向になっていますそのため延床面積のデータの違いによって現在価値化後の便益において約15%の増加が見られます前回評価 H年 H7延床面積今回評価 H5年 H17延床面積Ｈ１７延床Ｈ７延床凡例延床面積 1m未満 1/1氾濫計算エリア 1m 1m 未満 1m 5m 未満 5m 1m未満 1m m未満 m 4m未満 4m 6m未満 6m 8m 未満 8m 1m 未満 1m以上Ｈ18年撮影 R 吉川飛由利鳥大橋橋 R1 川 R 飛鳥大橋子吉由利橋 R1 子Ｈ11年撮影秋田県立大学 L71 L71 L7 L7 総合ショッピングセンター資産が増大している箇所前回評価 H年今回評価 H5年前回からの増減便益 3,55億円現在価値化後便益 4,55億円現在価値化後１５増約53億円増

20 19 ( 参考 ) 便益算定に係る基礎データの更新 () 18 延床面積のメッシュデータの違い (H7とH17) による被害額の増減イメージ前回評価時点の資産データは 1kmメッシュ内の資産を積み上げたデータでありその資産データを5mのメッシュに按分していた今回評価時点の資産データは 1kmメッシュ内の資産が丁町字単位の詳細なデータに変更になったため現状の資産状況を5mのメッシュに反映できるようになった詳細なデータを活用した結果パターンAの様に被害額が大きくなる場合パターンBの様に被害額が小さくなる場合がある前回評価時の場合 (H7 延床面積 ) 今回評価時の場合 (H17 延床面積 ) 1km メッシュ内の資産を積み上げたデータを 5m のメッシュに按分 1km 8 1km 浸水深が深い浸水深が浅い浸水エリア被害額 1 8 戸 3m+ 戸 1m=6 戸 m パターン A 堤防の側に資産が集中する場合堤防の側に資産が集中すると浸水深が深くなるため被害額が大きくなる 1km 16 1km 浸水深が深い浸水深が浅い被害額 1 16 戸 3m=48 戸 m 浸水深が深い浸水エリア H=3m 程度パターン B 堤防から離れて資産が集中する場合堤防から離れて資産が集中すると浸水深が浅くなるため被害額が小さくなる 1km 1km 浸水深が深い浸水深が浅い被害額 1 6 戸 1m=6 戸 m 浸水深が浅い H=1m 程度浸水エリア 1. 被害額は治水経済調査マニュアル ( 案 )( 平成 17 年 4 月国土交通省河川局 ) ) に基づきメッシュ内の資産額浸水別被害率で算出するがここでは被害額を 5m メッシュにある家屋戸数被害率を 5m メッシュ毎の浸水深に置き換えて被害額を表している

21 ( 参考 ) 鳥海ダム建設事業の費用対効果分析 19 平成 5 年度東北地方整備局事業評価監視委員会 ( 第回 )( 平成 5 年 7 月 1 日 ) で鳥海ダム建設事業の検証に係る検討報告書 ( 原案 ) において鳥海ダム建設事業の再評価を含めて審議され鳥海ダム建設事業の継続については妥当であるとの結果を得ている ( 本資料は事業評価監視委員会 ( 第回 ) で提示した鳥海ダム建設事業の検証に係る検討説明資料 ( 資料 ) からの抜粋 ) 鳥海ダム建設事業の洪水調節及び流水の正常な機能の維持について B/C を算出ダム形式の見直し ( ロックフィル台形 CSG) を踏まえた事業費工期の点検結果を反映しダムの洪水調節の便益はダム完成時点の河道条件で算出資産データは最新のメッシュデータ H17 年版に更新鳥海ダム建設事業 ( ダムの洪水調節及び流水の正常な機能の維持分 )( 下表では ( ) と表す ) の費用対効果は全体事業 ( 事業着手から完成まで ) で 1.8 残事業 ( 現時点から完成まで ) で 1.9 感度分析 ( 残事業残工期資産の ±1% 変動 ) でもいずれも 1 を超える結果全体事業 B/C B: 総便益 ( 億円 ) C: 総費用 ( 億円 ) 鳥海ダム建設事業 ( ) 1.8 1, ( ダム完成時点河道 ) ( 現在価値化後 ) (H17 延床面積 ) 残事業 B/C B: 総便益 ( 億円 ) C: 総費用 ( 億円 ) 鳥海ダム建設事業 ( ) 1.9 1, ( ダム完成時点河道 ) ( 現在価値化後 ) (H17 延床面積 ) 感度分析残事業残工期資産 1% -1% 1% -1% 1% -1% 全体事業 (B/C) 残事業 (B/C) 総費用は建設費と維持管理費からなり建設費は全体事業では 863 億円残事業では 8 億円のうち洪水調節及び流水の正常な機能の維持の費用負担分 (98.6%) の現在価値化を行い算出

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<817991E591EA817A834A838B C8EAE E786477> 様式 -1 氾濫ブロック分割図 BL11-1 BL11-2 BL11-3 BL11-5 BL11-4 BL14-1 BL15-1 BL14-2 BL15-2 BL11-6 BL11-7 BL1-1 BL1-1 BL7-4 BL7-2 BL8-3 BL7-3 BL7-1 BL8-2 BL8-1 BL1-2 BL - : 細分割したブロック名 ( 枝番号表示の無いブロックは細分割なし ) BL1-2 1