(2) -2,4,1 3 y=-x-2 をかいた ( 人 ) 4 (1) y=2x-9,y=2x,y=3x+3 (2) y=x+11 (3) 指導観校内の研究テーマが 考える力を引き出す授業のあり方 ということで, 数学科では考える力とは何かを分析し,11 項目に整理した 1 帰納的に考える力 2

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能を習得したり活用したりすることの必要性について確認する グラフをかく力やグラフを読み取る力を身に付けさせるとともに, 一次関数を学ぶことに対する意欲を高めたい 小単元全体を通して主体的に学ぶ意欲を高め, 自分の考えを説明したいという気持ちにさせた上で, 目的や方法等を明確にした意図のあるペアやグル

Microsoft Word - ④「図形の拡大と縮小」指導案

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○数学科 2年 連立方程式

問 題

るかどうか, そして, その予想した事柄を ~は, になる という形で表現できるかどうかをみるものである 正答率は, 48.1% であり, 発展的に考え, 予想した事柄を ~は, になる という形で表現することに課題がある (3) 学習指導に当たって 事柄を予想することを大切にする数や図形について成

算数科学習指導案 1 日時平成 24 年 10 月 25 日 ( 木 ) 5 校時 2 学年第 6 学年 8 名 3 単元名比例と反比例 ( 啓林館 ) 4 単元について 本単元は 三原市立和木小学校 指導者荒木美花 本単元のねらいは, 伴って変わる 2 つの数量の中から比例関係や反比例関係にあるも

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PowerPoint プレゼンテーション

第 4 学年算数科指導案 平成 28 年 11 月 2 日 ( 水 ) 第 5 校時場所 4 年 2 組男子 22 名女子 10 名指導者垣見遥 ともなって変わる量 思考力 判断力 表現力の育成 ~ 児童の考えを引きだす算数的活動の工夫 ~ 1 単元名 ともなって変わる量 2 単元の目標 ともなって

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Taro-実践事例6(一次関数).jtd

項 観点別評価規準 活用を促す課題との関連 項の目標 数学への関心 意欲 態度 数学的な見方や考え方 数学的な技能 数量や図形などについての知識 理解 3 一次関数の値の変化のようす 1 分あたりの通話料 一次関数において x の値の変化にともなって 対応する y の値がどのように変化するかを理解す

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国語科学習指導案様式(案)

中2テスト06

Ⅲ 研究の内容 1 基本的な考え方関数は 伴って変わる二つの数量の関係を考察する学習である 生徒にとっては 変数 x yだけでなく比例定数や変域など変化するものが多いため つまずきやすい内容である 協力校の生徒 137 名に行った事前の質問紙調査では 関数は難しい と答えた生徒は 67% に上る こ

英語                                    英-1

Microsoft Word - 数学指導案(郡市教科部会)

数学科学習指導案 指導者ステップコース隠地純子 平野未紗 ジャンプコース中村徳寿 1 日時平成 27 年 1 月 20 日 ( 火 )5 校時 2 学年第 1 学年ステップコース 12 人 ジャンプコース 19 人 3 単元名空間図形 立体の表面積と体積 4 単元について (1) 単元観中学校学習指

(Microsoft Word - \207U\202P.doc)

算数科学習指導案 指導者伊達詩恵 1 日時平成 24 年 5 月 21 日 ( 月 ) 5 校時 2 学年第 6 学年 1 組 22 名 3 場所 6 年 1 組教室 4 単元名文字と式 5 単元について 単元観 本単元は, 数量の関係を表す式についての理解を深め, 式に表したり, 式を読み取ったり

第4学年算数科学習指導案

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第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

学力スタンダード(様式1)

学年第 3 学年 2 単元名 ( 科目 ) いろいろな関数の導関数 ( 数学 Ⅲ) 3 単元の目標 三角関数 対数関数 指数関数の導関数を求めることができる 第 次導関数の意味を理解し 求めることができる 放物線 楕円 双曲線などの曲線の方程式を微分することができる 4 単元の学習計画 三角関数 対

二次関数 1 二次関数とは ともなって変化する 2 つの数 ( 変数 ) x, y があります x y つの変数 x, y が, 表のように変化するとき y は x の二次関数 といいます また,2 つの変数を式に表すと, 2 y x となりま

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中学校第 3 学年数学科学習指導案 日 時 平成 25 年 月 日 ( ) 第 校時 対 象 第 3 学年 学校名 立 中学校 1 単元名 式の計算第 1 章式の計算 2 単元の目標文字を用いた簡単な多項式について 式の展開や因数分解ができるようにするとともに 目的に応じて式を変形したりその意味を読

7 命題の仮定 三角形の合同条件 図形の性質を記号で表すこと 41

2 図形の定義や性質を見いだすための算数的活動を取り入れる 2 枚の長方形, 長方形と三角形,2 枚の三角形を重ねて四角形を作る活動を取り入れ, 向かい合う辺の平行関係に着目させたり, 長さに着目させたりしながら, 四角形を定義できるようにする コンパスや分度器, ものさし等を使って, 四角形の構成

Microsoft PowerPoint - syogaku [互換モード]

学習指導要領

第6学年 算数科学習指導案

数学○ 学習指導案

第 6 学年算数科学習指導案 日時平成 25 年 月 日 ( ) 校時対象第 6 学年 組 名学校名 立 小学校授業者 1 単元名 速さ ( 学校図書 6 年上 ) 2 単元の目標速さについて理解し 求めることができるようにする 3 単元の評価規準 単元の評価規準 ア算数への関心 意欲 態度 速さを

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Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

Taro-H29結果概要(5月25日最終)

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学習指導要領

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関数を活用することで現実世界の課題を解決できるということを通して, 生徒に関数の有用性を実感させたい そのために, 陸上競技トラックの問題 を用いて, 現実世界の課題から関数関係を見いだし, 表 式 グラフなどを用いて数学的に処理し, 現実世界の課題を解決する ことで, 関数を用いた問題解決の理解を

(3) 計画 学習課題学習内容時間 変わり方のようすをわかりやすく表すにはどうしたらよいか考えよう変わり方が大きいか小さいかを調べるにはグラフのどこに目をつけるとよいのだろう 2つの折れ線グラフからどんなことが分かるだろう折れ線グラフをかこう 変わり方を分かりやすく表す工夫 折れ線グラフの縦軸と横軸

Microsoft Word - 16wakui

(3) 指導観本時は 連立方程式の文章題を扱う最初の時間である 方程式の文章題は 個数と代金に関する問題 速さ 時間 道のりに関する問題 割合に関する問題 を扱う これらを解くときには図や表 線分図などを書くことが有効であることを生徒達は昨年度一次方程式の時にも経験している 一元一次方程式を利用する

(2) 計画学習課題 学習内容 時間 連立方程式とその解 二元一次方程式とその解の意味 2 連立方程式とその解の意味 ( 本時 1/2) 連立方程式の解き方 文字の消去の意味 加減法による連立方程式の解き方 5 代入法による連立方程式の解き方 連立方程式の利用 問題を解決するために 2つの文字を使っ

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数学科学習指導案 1 次方程式 ( 中学校第 1 学年 ) 神奈川県立総合教育センター < 中学校 高等学校 > 数学 理科授業づくりガイドブック 平成 22 年 3 月 問題つくりを題材として取り上げ 身近な生活の中にある数量関係を見いだし それを基に文章題を作らせる指導によって 自ら具体的な事象

本時の展開

中学 1 年数学 ( 東京書籍 ) 単元別コンテンツ一覧 単元ドリル教材解説教材 確認問題ライブラリ (OP) プリント教材 教材数 :8 問題数 : 基本 40, 標準 40, 挑戦 40 正の数 負の数などの問題を収録 解説教材 :3 確認問題 :3 数直線 数の大小と絶対値などの解説 確認問題

1 次関数 1 次関数の式 1 次の表は, ろうそくを燃やした時間 x 分と残りのろうそくの長さ ycm の関係を表しています 次の問いに答えなさい x( 分 ) y(cm ) (1) 上の表のをうめなさい (2) ろうそくは,5 分間に何 cm 短くなっていく

平成 28 年度埼玉県学力 学習状況調査各学年の結果概要について 1 小学校 4 年生の結果概要 ( 平均正答率 ) 1 教科区分による結果 (%) 調査科目 羽生市 埼玉県 国語 算数 分類 区分別による結果 < 国語 > (%) 分類 区分 羽生市 埼

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平成 30 年度 前期選抜学力検査問題 数学 ( 2 時間目 45 分 ) 受検番号氏名 注 意 1 問題は, 表と裏にあります 2 答えは, すべて解答欄に記入しなさい 1 次の (1)~(7) の問いに答えなさい (1) -3 (-6+4) を計算しなさい 表合計 2 次の (1)~(6) の問

数学科学習指導案

4 単元構想図 ( 全 14 時間 ) 生徒の意識の流れ 表を使って解く 縦 (m) 0 8 横 (m) x= 右辺の形に式を変形して 二次方程式を解こう1 ax = b (x + m) = nは平方根の考えで解くことができる x= 右辺の形に式を変形して 二次方程式を解こう2 x +

(Microsoft Word - 201\214\366\212J\216\366\213\3061\224N\211\271.docx)

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1 単元名 分数 ( 全 10 時間 ) 教材名 分数をくわしく調べよう ( 東京書籍 4 年下 ) 第 4 学年算数科学習指導案平成 26 年 11 月 26 日 ( 水 ) 5 校時 4 年 1 組 ( 男子 13 名 女子 10 名計 23 名 ) 指導者上田稚子 ( 学習指導要領 ) A 数

第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

平成23年度東京都教育研究員  地区発表公開授業

の 問を提示して定着度を確認していく 1 分けて計算するやり方 70 = =216 2 =6 2 筆算で計算する方法 題材の指導計画 ( 全 10 時間扱い ) ⑴ ⑵ ⑶ 何十 何百 1 位数の計算 1 時間 2 位数 1 位数

 

学習指導要領

学習指導要領

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学習指導要領

刊行に寄せて 青森県教育委員会では 小 中 高等学校 1 2 年間を見通した 縦の連携 を基軸とした学校教育を推進し 児童生徒の学力向上について取り組むべき方策を検討することを目的に 学力向上庁内戦略会議 を設置し 算数 数学 理科 英語の 3 教科について 児童生徒の学力向上に関する専門的な事項に

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指導案 5年 算数

1 付けたい力 方法や理由等を言葉や数 式を用いて説明する力 第 5 学年算数科学習指導案 啓林館版 2 単元名 面積 3 単元目標 三角形や四角形の面積の求め方を考え 説明することができる 三角形や四角形の面積の公式を理解し 面積を求めることができる 三角形の高さと面積などの関係を調べ 比例してい

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県海草地方 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

2 児童観復習プリントから 乗法の交換法則 4 7=7 乗法の結合法則 = 加減混合の式や乗除混合の式の計算はできていると考えられる しかし 分配法則 6 10=6 9+ や 7 8=7 9 はできない児童が数名いて 定着していないことが分かる また 計算の仕方は理解してい

2017年度 長崎大・医系数学

平成21年度全国学力・学習状況調査の結果分析(非公表資料)

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第 2 学年 5 組理科学習指導案 日時平成 26 年 12 月 12 日 ( 金 ) 場所城北中学校授業者酒井佑太 1 単元名電気の世界 2 単元について (1) 教材観今日の私たちの日常生活において 電気製品はなくてはならないものであり 電気についての基礎的な知識は必要不可欠である しかし 実際

ICTを軸にした小中連携

算数科学習指導案 広島市立 小学校教諭 1 日時平成 21 年 2 月 日 ( ) 2 学年 5 年 組 3 単元数量関係 割合とグラフ 4 単元について 本単元では, 百分率について理解し, それを用いることができるようにするとともに, 目的に応じて資料を分類整理し, それを円グラフや帯グラフを用

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4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

5. 単元指導目標単元の目標 ( 子どもに事前に知らせる ) 小数 整数の意味を考えよう 小数 整数の計算の仕方を見つけ 計算できるようになろう 子どもに事前に知らせる どうまとめるのか 何を ( どこを ) どうするのか ( 作業 教える 考えさせる ) 何についてまとめるのか 1. 小数 整数の

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平成 24 年度岡山県学力 学習状況調査 数学解答類型分類表 解答類型分類にかかる留意事項 数学における学習到達度をみることが目的であるので, 誤字脱字などの文字表現の不備については, 広く許容する 基本的に意図が伝われば許容する 文章表現についても広く許容する てにをはの誤りや

2、協同的探究学習について

Super Interactive School Super Interactive School は インターネットなどの新しい環境の中で より一層の学習効果が上がるように 進化 発展させた 教科支援教材です 学習指導要領の改訂を機に 今まで以上に学習効果が上がるように 様々な改訂を行いました ま

第 6 学年 1 組 算数科指導案 平成 年 月 日 ( ) 指導者 在籍児童数 名 1 題材名場合を順序よく整理して 2 題材について本題材では, 具体的な事柄について, 起こり得る全ての場合を適切な観点から図や表などを用いて分類整理し, 落ちや重なりがないように調べることができるようにすることを

Transcription:

第 3 学年 数学科学習指導案 指導者原田辰司 1. 題材名関数 y=ax 2 ( 関数 y=ax 2 の利用 ) 2. 題材について (1) 教材観 私たちの身の回りにおこるいろいろな事象は, 互いに関連を持って変化しつつあるもの が多い そして, それらの事象を考察するときには, その事象における 変化 や 対応 についての見方や考え方を理解し, 関数関係を見いだすことや, それらを元にして発展的 な思考や新しい事象への見通しを持つことが大切になってくる 小学校から徐々に関数的な見方や考え方を養ってきている 小学校第 4 学年では, とも なって変わる 2 つの数量について, それらの関係を表やグラフを用いて表したり調べたり する能力や, 数量の関係を式で簡潔に表したり読んだりする能力を伸ばしてきている そ して, 第 5 学年では数量の関係の見方や調べ方についての理解を深め, 第 6 学年では比例 の意味について理解し, 表やグラフを用いてその特徴を調べることを通して, 比例関係を 表現し考察する能力を身に付けている そして, 中学校第 1 学年では, 具体的な事象の中 にある 2 つの数量の変化の様子や対応を調べることを通して, 比例, 反比例を見いだし表 現し, 考察する能力を伸ばしてきている 中学校第 2 学年では, 比例の学習の発展として, 具体的な事象の中から 2 つの数量を取り出して, 次関数について新たな関数の存在を知 るとともに, 関数関係を見いだし表現し考察する能力を養っていく 本単元では中学校の関数指導のまとめとして, 具体的な事象における 2 つの数量の変化 や対応を調べることを通して, 関数 y=ax 2 について理解するとともに, 関数関係を見出し, 表現し, 考察する能力を層伸ばすことを目標とする (2) 生徒の実態 問題 1. 次関数の般式を答えなさい 2.x の値が次の場合に,2x 2 の値を求めなさい (1)x=5 のとき (2)x=-1 のとき 3. 関数 y=x-2 のグラフをかきなさい 4. 次の条件で表される直線の式を求めさい (1) 変化の割合が 2 で, 点 (3,3) を通る (2)2 点 (-1,1),(2,10) を通る 結果 問題番号 正答数 誤答数 無答数 主な誤答 1 y=ax( 人 ),y=ax 2 ( 人 ) 2 (1) 40,25

(2) -2,4,1 3 y=-x-2 をかいた ( 人 ) 4 (1) y=2x-9,y=2x,y=3x+3 (2) y=x+11 (3) 指導観校内の研究テーマが 考える力を引き出す授業のあり方 ということで, 数学科では考える力とは何かを分析し,11 項目に整理した 1 帰納的に考える力 2 類推的に考える力 3 演繹的に考える力 4 統合的に考える力 5 発展的に考える力 6 抽象化して考える力 7 単純化して考える力 8 般化して考える力 9 特殊化して考える力 10 記号化して考える力 11 数量化, 図形化して考える力本時では,2 類推的に考える力,7 単純化して考える力,11 図形化して考える力の3つを育成する そのために, 以下の手立てを立てる 考える足場づくり 教えること と 考えさせること を明確にし, 教える場面では, 考える力を引き出すための 足場 ( 本時の課題の解決をするのに役立つ基礎 基本となる知識 技能や考え方 ) となるような場面を設定する 本時は 三角形の面積を求める 方法を考えさせる そのために, できない生徒は方眼入りのグラフ用紙からグラフをかくことで, 面積を求めさせる足場とする 発問の吟味各単元の身につけさせたい考える力を元に, その学習の流れができるような, きっかけを与え, 解決の方向へ促すための発問を吟味する 本時は 直線を求めること を引き出す発問を吟味した 考える場面の確保考える時間を確保するために, 問題提示に プリント, ワークシート, などを用いた 視覚的に捉える導入問題では, イメージを持てるように, 図などを入れたワークシートで導入する またプロジェクター, 実物投影機など生徒の視覚に訴えるような教材も積極的に取り入れる 本時は応用的な課題であるため, 問題にさまざまな条件がある 問題を解く際に不必要な条件を取り除いて考えられるようにパワーポイントによるプレゼンテーションを作成した 理由を書かせる, 説明させる機会を多く取り入れる課題, 練習問題に対して理由を考えさせる, それを書かせ, 説明させる できない生徒にも まねる 活動を取り入れる 本時では 面積を求める方法 を図を用いて説明させる その際, 正しい用語, 表現を使ってできるように支援する 声に出す活動基礎 基本となる部分の定着, 考える足場 となることは声に出して言うことを大切にし, 生徒の意識に訴える

3. 指導目標 関心 意欲 態度 具体的な事象の中にある 2 つの数量の関係に関心をもち,y=ax 2 で表される関数関係があることに関心をもつことができる 見方 考え方 身のまわりに, 関数 y=ax 2 と関わりの深い事象があることを知ることができる 表現 処理 関数 y=ax 2 について, そのグラフをかくこと, 変化の割合を求めることができる 知識 理解 関数 y=ax 2 の意味, グラフの用語を理解し, 変化の割合を調べ, 次関数との違いを明らかにすることができる 4. 全体指導計画 (16 時間扱い ) 時間学習内容過程目標 1 2 3 y=ax 2 で表される関数関係を表に表し, その特徴を明らかにする 与えられた条件から y=ax 2 の式を求める 事象の中には y=ax 2 で表される関数関係があることを知り, その特徴を理解できる 4 5 6 7 8 9 関数 y=ax 2 のグラフをかき, その特徴を明らかにする 関数 y=ax 2 のグラフと a の値の関係 グラフから, 関数 y=ax 2 の y の増減を調べる x の変域から y の変域を求める 関数 y=ax 2 のグラフとその特徴を理解し, グラフをかくことができる グラフから,y=ax 2 関数の y の増減を調 べ,x の変域から y の変域を求めることができる 10 11 12 関数 y=ax 2 の変化の割合を求める 次関数と関数 y=ax 2 の特徴を調べる 関数 y=ax 2 と次関数の変化の割合について, その違いが理解できる 13 14 15 身のまわりに関数 y=ax 2 と関わりの深い事象があることを知る 平均の早さを求める 放物線と直線の関係を調べる 身のまわりの事象の中から関数 y=ax 2 の関係を見つけ, それを利用して問題を解決することができる 16 練習問題単元で学習したことを確認できる

5. 本時の指導 (15/16) (1) ねらい放物線のグラフをもとにして, 直線の式や, 交点を頂点にもつ三角形の面積を求めることができる (2) 授業の視点 パワーポイントを使い, 必要な情報だけを表示し,1つ1つの問題を考えられるようにしたか 面積を求める方法がわからない生徒が方眼紙を使うことにより, 課題を解決することができたか (3) 展 開 過程目標 学 習 内 容 と 活 動 ( 時配 ) ( 予想される生徒の反応 ) 課題を把 課題を配布し, 問題を確認する 握するこ 課題 とができ 関数 y=x 2 のグラフ上の点 A,Bが る あります A,Bの x 座標が-2,4 (5) のとき次の問いに答えなさい (1)A,Bを通る直線の式を求めな さい (2) AOBの面積を求めなさい 形態 指導上の留意点 ( ) 評価 ( ) プリントにした物を配布し, 考える時間を確保する 声に出す活動を入れ, 課題の把握をはかる 視覚でもとらえやすいように図も示す わかることを図に書き入れさ せる 直線の式 発問 直線の式を求めるのに放物線 を求める 直線の式を求めるには, 最低何点の座標 を除いた直線をプロジェクタ ことがで が必要ですか またその理由はどうして ー表示する きる ですか 求める式が,y=ax+b である (10) y=ax 2 だから,a を求めることにより1 点 こと, その a,b(2 つの文字 ) を求めるには2つの座標が必 直線だから,1 点 要であることはおさえる 確かな理由が無く,2 点 確かな理由を答え,2 点 図で確認すると共に, 座標で わからない も確認をする 図で確認する際は, 見やすい グラフ上での 2 点を確認する ように磁石等を用いる

ポイントを声に出して確認し, 問題を解 生徒の実態により, 直線の式 く を求めることの習熟が不十分 ~ ポイント ~ であるからポイントをまとめ 1. 直線の式 y=ax+b に 2 点の座標を る 代入して, 連立方程式をつくる 計算で戸惑っている生徒に 2.2 点の座標から直線の傾き a を求め, どちらか 1 点の座標を代入して b を求める は, 隣同士で互いに確認させる 解らない生徒には, グラフ用 紙を配布し,y=x 2 のグラフ と点 A,B を書かせる マス 目を数えることから, 解答を 導き出す それが計算で求め られることを考えさせえる グラフまたは計算によって直 線の式が求められたか ( ノート ) 面積の求 求める三角形を確認する 解らない生徒はグラフ用紙に め方を探 三角形を表し,2 つの三角形 ることが 発問 に分けて, 解く方法を考えさ できる AOB の面積の求める方法を図を用 せる (15) いて説明しよう 早く終わった生徒には, いく 三角形を分けて見つけられないため, 考 つかの方法があることを示唆 えられない する グラフの交点に記号が無いものがある為, 説明に戸惑う プロジェクターで, 三角形を 図で表示する 発表により求める方法を説明する 底辺と高さを上手に言えない 三角形の底辺と高さを正しく 記号の無い点などを指示語で説明する 表現できるように発表者に支 援する 出てきた求め方の三角形の底 辺と高さを確認する ペアで確認させる 三角形の面積を求める方法を 見つけ解を求めることができ たか ( 発言, ノート )

練習問題 問題 1 早く終わった生徒には, 問題 を解くこ 教科書 p86-4 を解く 2 のプリントを配布する とができ 類似問題を解くことができた る か ( ノート ) (20) 問題 2 図は,y=ax 2 のグラフで,A(2,2), B(-3,b) はそのグラフ上の点です こ のとき次の問いに答えなさい (1)a の値を求めなさい 早くできた生徒には, 追加問題を与える (2) 点 B の座標を求めなさい (4) AOB の面積を求めな (3)A,B を通る直線の式を求めなさい さい できた者から解答をプリント したものを配布する