施設管理に係る保安活動の説明 資料 1 1 保守 JEAC4209 に基づくプロセス [1-1] 保守管理の実施方針及び保守管理目標 保全対象範囲の策定 保全重要度の設定 保全活動管理指標の設定及び監視計画の 策定並びに監視 保全計画の策定及び実施 点検 補修等の結果の確認 評価 保全の有効性評価 保守管理の有効性評価 技術基準への適合維持 [1-2] 3 設計 保守管理の中で補修 取替及び改造の計画 [A] 保守管理の結果を設計に反映 [B] 劣化モード 劣化状況 JEAC4111 に基づく設計管理 [3-1] 基本設計 [3-2] 詳細設計 [3-3] グレードに応じた扱い 設計の妥当性確認 [3-4] 2 検査 定期事業者検査の実施 ( 技術基準適合の確認 ) 検査対象設備及び項目の選定 [2-1] 独立性確保の方法 [2-2] 検査で参照する記録の妥当性 [2-3] 主任技術者の職務 [2-4] ( 新設計不要の場合 ) 保守管理の中で補修 取替及び改造の計画 [A] 設計アウトプットに従って工事 [C] 2 検査 使用前事業者検査の実施 ( 技術基準適合と設工認通りであることの確認 ) 検査対象設備及び項目の選定 [2-1] 独立性確保の方法 [2-2] 検査で参照する記録の妥当性 [2-3] 主任技術者の職務 [2-4] 4 施工 ( 補修 取替及び改造 ) 設計の通り施工 [4-1] 工事の計画及び実施 [4-2] 波及影響等への考慮 工程の管理 調達製品の検証 [4-3] 本日 詳細ご説明項目 別途 詳細ご説明予定の項目 工事工程の適切な時期に検査 [D]
資料 2 第 8 章施設管理 保安規定記載案 ( 本日の説明対象のみ ) 第 1 節設計及び施工管理 ( 設計管理 ) 第 条組織は 原子炉施設の重要度に応じて設計管理の責任者を明確にし 設計管理 の実施手順及び実施体制を定める 2 組織は 前項の実施手順及び実施体制に基づき 次の各号を満たす設計を行う (1) 機能及び性能に関する要求事項 (2) 適用される法令 規制要求事項 (3) 適用可能な場合には 以前の類似した設計から得られた情報 (4) 設計 開発に不可欠なその他の要求事項 ( 施工管理 ) 第 条組織は 前条の設計に従い 原子炉施設の安全を確保するため次の事項を考慮し施工管理を行う (1) 原子炉施設への波及影響の防止 (2) 原子炉施設への異物進入の防止 (3) 工事工程に従った安全措置の実施 (4) 保守管理上重要なデータの採取 並びに工事中における設備の保全 (5) 放射性廃棄物の管理 (6) 放射線業務実施者の被ばく線量の管理 2 組織は 原子炉施設が前条の設計に適合することを前項の施工管理において確認す る
資料 3 施設管理に関する保安活動と保安規定との対応関係 保安活動の項目 1 保守 JEAC4209 に基づくプロセス [1-1] 保守管理の実施方針及び保守管理目標 保全対象範囲の策定 保全重要度の設定 保全活動管理指標の設定及び監視計画の策定並びに監視 保全計画の策定及び実施 点検 補修等の結果の確認 評価 保全の有効性評価 保守管理の有効性評価 保安規定との対応関係 保守管理計画の条文 ( 川内殿の場合 118 条 ) に記載済 技術基準への適合維持 [1-2] 保守管理計画の条文 ( 川内殿の場合 118 条 ) のうち 2 保守管理の実施 方針及び保守管理目標 において以下の通り追記する ( 追記は下線部 ) 保安規定記載 ( 修正 ) 2 保守管理の実施方針及び保守管理目標 (1) 社長は 原子炉施設の安全確保を最優先として 原子炉施設の技術基準への適合を維持するとともに 保守管理の継続的な改善を図るため 保守管理の現状等を踏まえ 保守管理の実施方針を定める また 12 の保守管理の有効性評価の結果 及び保守管理を行う観点から特別な状態 (7.3 1
保安活動の項目 保安規定との対応関係 参照 ) を踏まえ保守管理の実施方針の見直しを行う 2 検査 使用前事業者検査の実施 ( 技術基準適合と設工認通りであることの確認 ) 定期事業者検査の実施 ( 技術基準適合の確認 ) 検査対象設備及び項目の選定[2-1] 独立性確保の方法[2-2] 検査で参照する記録の妥当性[2-3] 主任技術者の職務[2-4] 別途議論中 1 保守 3 設計 4 施工 ( 補修 取替及び改造 ) 保守管理の中で補修 取替及び改造の計画 [A] 保守管理計画の条文 ( 川内殿の場合 118 条 ) に記載済 保守管理の結果を設計に反映 [B] 劣化モード 劣化状況 保安規定記載 ( 新規 ) ( 設計管理 ) 第 条組織は 原子炉施設の重要度に応じて設計管理の責任者を明確にし 設計管理の実施手順及び実施体制を定める 2 組織は 前項の実施手順及び実施体制に基づき 次の各号を満たす設計を行う 2
保安活動の項目 保安規定との対応関係 (1) 機能及び性能に関する要求事項 (2) 適用される法令 規制要求事項 (3) 適用可能な場合には 以前の類似した設計から得られた情報 (4) 設計 開発に不可欠なその他の要求事項 3 設計 JEAC4111 に基づく設計管理 [3-1] 第 3 条 ( 品質保証計画 ) において活動内容を記載 基本設計 [3-2] 詳細設計 [3-3] グレードに応じた扱い詳細は別紙 -2 保安規定記載 ( 新規 ) ( 設計管理 ) 第 条組織は 原子炉施設の重要度に応じて設計管理の責任者を明確にし 設計管理の実施手順及び実施体制を定める 2 組織は 前項の実施手順及び実施体制に基づき 次の各号を満たす設計を行う (1) 機能及び性能に関する要求事項 (2) 適用される法令 規制要求事項 (3) 適用可能な場合には 以前の類似した設計から得られた情報 (4) 設計 開発に不可欠なその他の要求事項 3
保安活動の項目 保安規定との対応関係 設計の妥当性確認[3-4] 保安規定記載 ( 新規 ) ( 施工管理 ) 第 条組織は 前条の設計に従い 原子炉施設の安全を確保するため次の事項を考慮し施工管理を行う (1)~(6) 略 2 組織は 原子炉施設が前条の設計に適合することを前項の施工管理において確認する 4 施工 ( 補修 取替及び改造 ) 設計の通り施工 [4-1] 工事の計画及び実施 [4-2] 波及影響等への考慮 工程の管理詳細は別紙 -1 保安規定記載 ( 新規 ) ( 施工管理 ) 第 条組織は 前条の設計に従い 原子炉施設の安全を確保するため次の事項を考慮し施工管理を行う (1) 原子炉施設への波及影響の防止 (2) 原子炉施設への異物進入の防止 (3) 工事工程に従った安全措置の実施 (4) 保守管理上重要なデータの採取 並びに工事中における設備の保全 (5) 放射性廃棄物の管理 (6) 放射線業務実施者の被ばく線量の管理 調達製品の検証 [4-3] 2 組織は 原子炉施設が前条の設計に適合することを前項の施工管理に 4
保安活動の項目 保安規定との対応関係 [ 規制庁コメント No.7] 設計及び工事管理の条文で記載した 検査 と 使用 前事業者検査との関係を明確にすべき おいて確認する 4 施工 ( 補修 取替及び改造 ) 2 検査 工事工程の適切な時期に検査 [D] 設計及び工事の計画のうち 工事の方法 に従って検査を行うことを記 載する ( 記載案未作成 ) 5
別紙 -1 施工管理における安全上重要な事項について [ 凡例 / : 波及影響防止の観点, / : その他の観点, : 他で担保されるもの等 ] 保安規定 ( 記載案 ) 二次文書の一例三次文書の一例備考 第 8 章施設管理第 1 節設計及び施工管理 ( 施工管理 ) 第 条組織は, 前条の設計に従い, 原子炉施設の安全を確保するため次の事項を考慮し施工管理を行う 二次文書及び三次文書の内容は各社ごとに異なるため ここでは一例を示す 建設管理要領建設工事管理細則 (X) 工事管理 X. 工事管理 関係箇所の長は, 建設工事管理細 則 等に従って, 以下の内容を実施 する a. 工事計画書 ( 又は施工計画 (X) 施工計画書等の審査 承認 書 ), 品質保証計画書等の審 工事管理者は, 契約仕様書等に基づき, 受注者 工事要領書作成基準 査 承認 に必要事項 ( 工事内容 手順, 体制, 工程, 検査 方法 判定基準等 ) を記載した施工計画書 ( 又は (X) 重要管理項目 (1) 原子炉施設への波及影響の防止 工事計画書 ) 及び各種要領書等を提出させる a. 使用資材 材料の管理 (1) 波及影響の防止として保安措置されるもの 工事管理者は, 契約仕様書及び別紙 -1 関係品 使用資材 材料の保管場所及び保管方 その他, 以下のようなものも波及影響の防止 質保証規程類一覧表に定める当社の要求事項が適 法等の具体的な管理方法を記載 ( 損傷及 に含まれる 切に反映されていることを確認 審査し, 工事責 び散逸防止について, 現場に応じた管理 資材 材料の管理 ( 保管場所 保管方法 ) 任者の承認を得るとともに, 必要に応じ関係箇所 方法 ) 使用工具の管理 ( クレーンもこれに含む ) へ周知する 工事場所の環境 工事手順 ( ステップ,How 的注意事項 ) 塩害に係る対応 溶接作業における他設備への影響 火災防護に係る事項 溢水に係る事項 b. 使用工具の管理 上記 (1) 参照 使用工具及び工作機械について, 特に 重要な事項を記載 c. 使用計測器の管理 ( 第 2 章第 3 条品質保証計画測定機器管理の 記載で担保される ) (2) 原子炉施設への異物侵入の防止 d. 異物侵入防止対策 ( 異物侵入防止管理エ (2) 異物混入の防止として保安措置されるもの リアが設定されている場合 )
(a) 本工事の区域区分 (b) 工事エリアの設定方法 (c) 持込み物品の管理方法 (d) 開口部を有する取外部品 ( 小配管等 ) の養生方法及び復旧時の確認方法 (e) 内部点検箇所及びその方法 (f) 開口部の養生及び養生部の管理方法 e. 既設設備及び先行工事との取合作業既設設備及び先行工事との取合いが必要な工事については, 取合い点を記載した図面等が添付され, 当社及び受注者双方での確認方法が記載されていること ( 条の本文 前条の設計に従い 施工管理を行う に包含される ) f. 新設設備の初期値調査新設される設備 配管等で, 設置後に経年劣化調査のため数値管理を実施するものについて, 初期の実寸法等を測定し記録することが記載されていること 下記 (4) 参照 ( 設置した設備の保全の実施と関連付け記載する ) g. 廃棄物の管理工事に伴い発生する廃棄物の処理方法及び廃棄物低減対策について, 特に以下の項目に留意し記載されていること ( 原子力安全に係らない事項 ) h. 地震発生時の処置 ( 第 9 章非常時の措置に対し, それ未満の範囲は事業者の運用の範囲内 ) i. その他 (a) 適切な工事を実施するために必要となる工事場所の環境 ( 工事区画の設定, 温度 湿度, 塵埃 清浄度等 ) に関する内容 上記 (1) 参照 b. 作業環境の運営管理 (X) 作業環境の運営管理 h. 異物侵入防止対策機電設備の工事管理者は, 異物侵入防止管理基準 に基づき, 異物侵入防止対策を実施する 上記 (2) 参照
とともに, 受注者による異物侵入防止対策の状況を確認し, 必要に応じ受注者に是正を指示する i. 塩害対策機電設備の工事管理者は, 当社の 塩害基準 : 共通適用文書 に定める塩害対策 ( 保護養生, 塩分管理, 清掃等 ) が, 受注者の施工計画等に反映されていることを確認する 上記 (1) 参照 (X) 工事手順書 上記 (1) 参照 次の事項が記載されていること また, 改正来歴 ( 改正回, 改正年月日, 改正内容, 改正ページ ) が添付されていること a. 工事の詳細なステップ及びその各段 階における注意事項 b. 仮設設備の取扱作業における確認事 項及び注意事項 ( 仮設配管取外し時のポ ンプ等の電源切り, 水抜き 圧抜き完了 の確認等 ) (X) 関係法令 ( 前提となる事項 ) 関係法令及び諸官庁手続きの確認結果が 記載されていること (3) 工事工程に従った安全措置の実施 c. 工程管理 (X) 工程管理 (X) 工事工程表 (3) 工程管理として保安措置されるもの 工事管理者は, 工事内容に応じて, 輸送, 据付 当該工事の所要日数がわかる工程表とな 工事, 検査 試験, 試運転等の工程を含む工事工 っていること 程表 ( 全体工程 ), 週間及び月間工程表, 当該日の 作業予定表等を受注者に提出させ, 工程を管理す るとともに, 必要に応じ工程会議等を行い, 受注 者間とのインターフェイス管理を実施する (4) 保守管理上重要なデータの採取, 並びに工事 d. 工事期間中の巡視 点検 (X) 工事期間中の巡視 点検 中における設備の保全 機電設備の工事管理者は, 保全計画 に基づき, (4) 設備の保全等として保安措置されるもの 工事期間中の機電設備について, 原則 3 箇月に 1 回巡視 点検を行い, 保管状況に異常がないこと を確認し, 結果を工事責任者に報告するとともに,
巡視 点検シート ( 様式 : 建設工事管理 -2) を参考に巡視 点検結果の記録を作成し, 工事責 任者の承認を得て技術グループに通知する 設備に異常があった場合, 工事責任者は速やか に当該設備を所掌する工事責任者及び技術グルー プに連絡する 異常があった設備を所掌する工事責任者は, 適 切な処置を行い, 結果を技術グループに連絡する 技術グループは巡視 点検結果の記録を 文書 記録管理要領 に基づき保管する e. 検査 試験の立会又は記録確 (X) 検査 試験の立会又は記録確認 (X) 検査 試験内容 認 工事管理者は, 施工計画書 ( 又は工事計画書 ), 検査 試験の実施内容 ( 方法, 合否判定 ( 第 2 章第 3 条品質保証計画調達の記載で担 各種要領書等に基づき, 検査 試験の方法, 立会 基準等 ) が記載され, 当社立会項目等が明 保される ) 又は記録確認の範囲を確認し, 工事責任者の承認 確になっていること なお, 検査 試験要 を得る 領書 を別途, 提出する場合は, その旨が 工事管理者は, 製作 据付 施工に対する当社 工事計画書に明記されていること が行う検査 試験を別紙 -1 関係品質保証規程類 一覧表, 調達管理要領 に基づく検査 試験に関 する規程類に従って実施する 工事管理者は, 検査 試験結果の合否を判定す るとともに, その結果を工事責任者に報告し, 内 容の確認を得る f. 測定機器の管理及び妥当性確 (X) 測定機器の管理及び妥当性確認 ( 第 2 章第 3 条品質保証計画測定機器管理の記 認 工事管理者は, 当社が所有する測定機器につい 載で担保される ) て以下の内容を実施する j. 測定機器の管理 工事管理者は, 検査結果の判定に校正又は検 証された測定機器を使用する k. 測定機器の妥当性確認 工事管理者は, 以下に示すように検査結果の 判定に使用する測定機器が要求事項に適合しな いことが判明した場合, その測定機器を使用し て測定した結果の妥当性を評価する 校正データが判定基準を逸脱した場合 測定機器が故障していることが判明した場 合 測定機器が校正期間を超過していることが
判明した場合工事管理者は, 要求事項に適合しなくなった時期を特定し, それ以降に測定した結果に対して妥当性を評価する なお, 時期が特定できない場合は, 前回の校正又は検証以降の測定した結果に対して妥当性を評価する 工事管理者は, 測定対象の特性を考慮した要求精度と校正外れの程度との比較評価, 或いはその他の評価により, 妥当性を評価する また, 妥当性の評価結果に基づき, 以下の処置を実施する 要求事項に適合していない測定機器の再校正, 再調整, 取替, 或いはその他の処置を行う 影響を受けた業務の妥当性評価期間における測定結果の影響の度合いを考慮し, その測定機器による測定結果を採用するか, 再測定を実施するか, 或いはその他の処置を行う 工事管理者は, 妥当性評価の記録を作成し, 工事責任者の承認を得る g. 工事完了後の調達製品の検証 (X) 工事完了後の調達製品の検証工事責任者は, 別紙 -1 関係品質保証規程類一覧表等に従って, 以下の内容が完了していることを検証する 資材契約取扱要領 に従った履行完了の認定 懸案事項( 受注者監査での指摘 要望事項等 ) の処置 不適合の処理及び是正 予防処置 ( 第 2 章第 3 条品質保証計画調達の記載で担保される )
以下は, 原子力安全上のリスク増加に伴い管理事項を付加するもの 火災防護に係る要領 原子力安全の観点としては (1) に包含 より具体的な事項は第 17 条 ( 川内殿の場合 ) で担保される 溢水防護に係る要領 原子力安全の観点としては (1) に包含 より具体的な事項は第 17 条の 2( 川内殿の場合 ) で担保される (5) 放射性廃棄物の管理 (6) 放射線業務実施者の被ばく線量の管理 放射線管理 まとめ 記載案 第 8 章施設管理第 1 節設計及び施工管理 ( 工事管理 ) 第 条組織は, 前条の設計に従い, 原子炉施設の安全を確保するため次の事項を考慮し施工管理を行う (1) 原子炉施設への波及影響の防止 (2) 原子炉施設への異物侵入の防止 (3) 工事工程に従った安全措置の実施 (4) 保守管理上重要なデータの採取, 並びに工事中における設備の保全 (5) 放射性廃棄物の管理 (6) 放射線業務実施者の被ばく線量の管理
7.1 7.5.1 7.3.1 7.3.2 7.5.1 7.3.4 1 2 1 2 1/2
7.3.5 7.3.3 7.5.1 3 2/2