プレバイミス錠240mg

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ロペラミド塩酸塩カプセル 1mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロペラミド塩酸塩は 腸管に選択的に作用して 腸管蠕動運動を抑制し また腸管内の水分 電解質の分泌を抑制して吸収を促進することにより下痢症に効果を示す止瀉剤である ロペミン カプセル

1)~ 2) 3) 近位筋脱力 CK(CPK) 高値 炎症を伴わない筋線維の壊死 抗 HMG-CoA 還元酵素 (HMGCR) 抗体陽性等を特徴とする免疫性壊死性ミオパチーがあらわれ 投与中止後も持続する例が報告されているので 患者の状態を十分に観察すること なお 免疫抑制剤投与により改善がみられた

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ータについては Table 3 に示した 両製剤とも投与後血漿中ロスバスタチン濃度が上昇し 試験製剤で 4.7±.7 時間 標準製剤で 4.6±1. 時間に Tmaxに達した また Cmaxは試験製剤で 6.3±3.13 標準製剤で 6.8±2.49 であった AUCt は試験製剤で 62.24±2

オクノベル錠 150 mg オクノベル錠 300 mg オクノベル内用懸濁液 6% 2.1 第 2 部目次 ノーベルファーマ株式会社

スライド 1

使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 1 2X X 重要な基本的注意 1TNF 2TNF TNF 3 X - CT X 4TNFB HBsHBcHBs B B B B 5 6TNF 7 8dsDNA d

ピルシカイニド塩酸塩カプセル 50mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにピルジカイニド塩酸塩水和物は Vaughan Williams らの分類のクラスⅠCに属し 心筋の Na チャンネル抑制作用により抗不整脈作用を示す また 消化管から速やかに

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薬物動態開発の経緯 特性製品概要臨床成績副作用 mgを空腹時に単回経口投与副作用また 日本人及び白人健康成人男性において アピキサバン 薬物動態薬物動態非臨床試験に関する事項非臨床試験に関する事項1. 血中濃度 (1) 単回投与 (CV185013) 11) 日本人健康成人男性

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3. 安全性本治験において治験薬が投与された 48 例中 1 例 (14 件 ) に有害事象が認められた いずれの有害事象も治験薬との関連性は あり と判定されたが いずれも軽度 で処置の必要はなく 追跡検査で回復を確認した また 死亡 その他の重篤な有害事象が認められなか ったことから 安全性に問

第1回肝炎診療ガイドライン作成委員会議事要旨(案)

Ⅰ. 改訂内容 ( 部変更 ) ペルサンチン 錠 12.5 改 訂 後 改 訂 前 (1) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本剤の作用が増強され, 副作用が発現するおそれがあるので, 併用しないこと ( 過量投与 の項参照) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本

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タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg タペンタ 錠 100mg に係る 販売名 タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 有効成分 タペンタ 錠 100mg 製造販売業者 ヤンセンファーマ株式会社 薬効分類 821 提出年月 平成 30 年

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注意欠陥 / 多動性障害治療剤 ( 選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害剤 ) アトモキセチン塩酸塩カプセル 22100AMX AMX AMX AMX

CTD 第 2 部 2.5 臨床に関する概括評価 MSD 株式会社

添付文書の薬物動態情報 ~基本となる3つの薬物動態パラメータを理解する~

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査を実施し 必要に応じ適切な措置を講ずること (2) 本品の警告 効能 効果 性能 用法 用量及び使用方法は以下のとお りであるので 特段の留意をお願いすること なお その他の使用上の注意については 添付文書を参照されたいこと 警告 1 本品投与後に重篤な有害事象の発現が認められていること 及び本品

資料 3 1 医療上の必要性に係る基準 への該当性に関する専門作業班 (WG) の評価 < 代謝 その他 WG> 目次 <その他分野 ( 消化器官用薬 解毒剤 その他 )> 小児分野 医療上の必要性の基準に該当すると考えられた品目 との関係本邦における適応外薬ミコフェノール酸モフェチル ( 要望番号

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日本標準商品分類番号 適正使用と安全管理の手引き 結核化学療法剤 * 劇薬 処方箋医薬品 ベダキリンフマル酸塩錠 薬価基準収載 * 注意 - 医師等の処方箋により使用すること 警告 1) 本剤に対する耐性菌発現を防ぐため 結核症の治療に十分な知識と経験を持つ医師又はその指導のもとで投与

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症例報告書の記入における注意点 1 必須ではない項目 データ 斜線を引くこと 未取得 / 未測定の項目 2 血圧平均値 小数点以下は切り捨てとする 3 治験薬服薬状況 前回来院 今回来院までの服薬状況を記載する服薬無しの場合は 1 日投与量を 0 錠 とし 0 錠となった日付を特定すること < 演習

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(2) レパーサ皮下注 140mgシリンジ及び同 140mgペン 1 本製剤については 最適使用推進ガイドラインに従い 有効性及び安全性に関する情報が十分蓄積するまでの間 本製剤の恩恵を強く受けることが期待される患者に対して使用するとともに 副作用が発現した際に必要な対応をとることが可能な一定の要件

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トラゼンタ錠 5mg CTD 第 2 部資料概要 2.7 臨床概要 臨床薬理試験 日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社

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Transcription:

2018 年 3 月作成 ( 第 1 版 ) 日本標準商品分類番号 87625 劇薬処方箋医薬品 : 注意 - 医師等の処方箋により使用すること 抗サイトメガロウイルス化学療法剤 承認番号薬価収載販売開始国際誕生 23000AMX00455000 2018 年 5 月 2018 年 5 月 2017 年 11 月 貯法 : 室温保存使用期間 : 3 年使用期限 : 外箱に表示 PREVYMIS R Tablets レテルモビル錠 警告 同種造血幹細胞移植患者の感染管理に十分な知識 経験を持つ医師のもとで 本剤の投与が適切と判断される症例のみに投与すること 禁忌 ( 次の患者には投与しないこと ) (1) 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 (2) 次の薬剤を投与中の患者 : ピモジド エルゴタミン含有製剤 ジヒドロエルゴタミン メチルエルゴメトリン エルゴメトリン [ 相互作用 の項参照] 組成 性状 販売名プレバイミス R 錠 剤形 色調楕円形 フィルムコーティング錠 黄色有効成分の名称レテルモビル 1 錠中の含量 結晶セルロース クロスカルメロースナトリウム ポビドン 軽質無水ケイ酸 ステ添加剤アリン酸マグネシウム ヒプロメロース 酸化チタン 乳糖水和物 トリアセチン 黄色三二酸化鉄 カルナウバロウ 外形 重量 表面 裏面 側面 長径 :16.5mm 短径 :8.5mm 厚さ :5.2mm 約 618mg 識別コード 591 効能 効果 同種造血幹細胞移植患者におけるサイトメガロウイルス感染症の発症抑制 用法 用量 通常 成人にはレテルモビルとして を 1 日 1 回経口投与する シクロスポリンと併用投与する場合にはレテルモビルとして を 1 日 1 回経口投与する < 用法 用量に関連する使用上の注意 > (1) 錠剤と注射剤は医師の判断で切り替えて使用することができる (2) 同種造血幹細胞移植の移植当日から移植後 28 日目までを目安として投与を開始すること 投与期間は 患者のサイトメガロウイルス感染症の発症リスクを考慮しながら 移植後 100 日目までを目安とすること ( 臨床成績 の項参照 ) サイトメガロウイルス血症又はサイトメガロウイルス感染症が確認された場合には 本剤の投与を中止し サイトメガロウイルスに対する治療等 適切な対応を行うこと 使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 重度 (Child-Pugh 分類 C) の肝機能障害のある患者 [ レテルモビルの血漿中濃度が上昇するおそれがある ( 薬物動態 の項参照 )] 2. 重要な基本的注意妊娠可能な女性に対しては 本剤が胎児に悪影響を及ぼす可能性があることを十分に説明し 本剤投与中及び本剤投与終了後一定期間は適切な避妊を行うよう指導すること ( 妊婦 産婦 授乳婦等への投与 の項参照 ) 3. 相互作用レテルモビルは有機アニオン輸送ポリペプチド (OATP)1B1/3 の基質であり CYP3A の時間依存的な阻害作用 並びに乳癌耐性蛋白 (BCRP) 及び OATP1B1/3 の阻害作用を有する また レテルモビルは CYP2C9 及び CYP2C19 の誘導作用を有する可能性がある ( 薬物動態 の項参照) (1) 併用禁忌 ( 併用しないこと ) ピモジド ( オーラップ ) エルゴタミン含有製剤 ( クリアミン配合錠 ) ジヒドロエルゴタミンメチルエルゴメトリン ( パルタン M) エルゴメトリン ( エルゴメトリン ) 併用により ピモジドの血漿中濃度が上昇し QT 延長及び心室性不整脈を引き起こすおそれがある 併用により これらの薬剤の血漿中濃度が上昇し 麦角中毒を引き起こすおそれがある (2) 併用注意 ( 併用に注意すること ) CYP3A の基質フェンタニルキニジンミダゾラム等 併用により これらの薬剤の血漿中濃度が上昇するおそれがある -1-

ボリコナゾール アトルバスタチン シンバスタチン ロスバスタチンフルバスタチン プラバスタチンピタバスタチン シクロスポリン タクロリムスシロリムス 併用により ボリコナゾールの血漿中濃度が低下する 併用時は ボリコナゾールの治療効果を減弱させるおそれがあるため 患者の状態を十分に観察することが推奨される 併用により アトルバスタチンの血漿中濃度が上昇する 併用時は アトルバスタチンの副作用 ( ミオパチー等 ) に注意して患者の状態を十分に観察すること 併用により これらの薬剤の血漿中濃度が上昇するおそれがある 併用時は これらの薬剤の副作用 ( ミオパチー等 ) に注意して患者の状態を十分に観察すること 併用により レテルモビル及びシクロスポリンの血中濃度が上昇する レテルモビルとの併 用時及び中止時には シクロスポリンの血中濃度を頻繁にモニタリングし シクロスポリンの用量を調節すること レテルモビルの併用により CYP2C9 及び CYP2C19 が誘導されると考えられる OATP1B1/3 及び腸管の BCRP が阻害される OATP1B1/3 及び腸管の BCRP レテルモビルの併用により OATP1B1/3 及び腸管の BCRP レテルモビルの併用により OATP1B1/3 が阻害される シクロスポリンの併用により OATP1B1/3 が害される 併用により これらレテルモビルの併の薬剤の血中濃度が用により CYP3A 上昇する が阻害される レテルモビルとの併用時及び中止時には これらの薬剤の血中濃度を頻繁にモニタリングし これらの薬剤の用量を調節すること 阻 CYP2C9 又は併用により これらレテルモビルの併 CYP2C19 の基質の薬剤の血漿中濃度用により CYP2C9 フェニトインが低下するおそれが又は CYP2C19 が誘 ワルファリンある 導されると予測さ等フェニトインとの併れる 用時は 血中フェニトイン濃度を頻繁にモニタリングすること ワルファリンとの併用時は INR を頻繁にモニタリングすること 4. 副作用レテルモビルを移植後 週目まで経口又は静脈内投与した第 Ⅲ 相国際共同試験 (001 試験 ) では 移植後 24 週目までに レテルモビルの投与を受けた 373 例中 63 例 (16.9%) に副作用が認められた 主な副作用は 悪心 (7.2%) 下痢(2.4%) 嘔吐 (1.9%) であった (1) その他の副作用次のような副作用が認められた場合には 症状に応じて適切な処置を行うこと 5% 以上 1% 以上 5% 未満 1% 未満胃腸障害悪心下痢 嘔吐免疫系障害過敏症 5. 妊婦 産婦 授乳婦等への投与 (1) 動物試験で器官形成期の投与により催奇形性作用等が認められているため 妊婦又は妊娠している可能性のある女性には 本剤投与の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること 妊娠中に本剤を投与するか 本剤投与中の患者が妊娠した場合は 本剤投与による催奇形性等が生じる可能性があることについて 患者に十分説明すること [ 妊娠ラット及びウサギの器官形成期に投与したとき 臨床曝露量 ( シクロスポリン併用下での 経口投与 ) のそれぞれ 18 倍及び 2.8 倍の母動物毒性を示す用量で骨格奇形 胎児体重の減少等が認められた 妊娠ラットに着床から分娩後まで投与した試験では 臨床曝露量の 3.7 倍まで胚 胎児毒性は認められなかった ] (2) 授乳婦に投与するときは 授乳を避けさせること [ 動物試験 ( ラット ) で乳汁移行が認められている 1) ] 6. 小児等への投与低出生体重児 新生児 乳児 幼児又は小児に対する安全性及び有効性は確立していない [ 使用経験がない ] 7. 過量投与レテルモビルを成人健康被験者に 720mg/ 日から 1,440mg/ 日を最長 日間投与した際に認められた副作用は 推奨用量である / 日を投与した場合と類似していた 過量投与が生じた際は 患者に副作用の徴候がないか観察し 必要に応じ適切な対症療法を実施すること 8. 適用上の注意薬剤交付時 :PTP 包装の薬剤は PTP シートから取り出して服用するよう指導すること [PTP シートの誤飲により 硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し 更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている ] 9. その他の注意動物試験 ( ラット ) において 臨床曝露量の 3 倍以上の曝露量で精巣毒性 ( 精細管の変性 精子数の低値 精子の運動性低下 異常精子発現率の増加 受胎能への影響等 ) が認められた ラット精巣毒性に対する無毒性量での曝露量は 臨床曝露量と同程度であった 雄マウス及びサルでは 動物における最高用量 [ 臨床曝露量 ( シクロスポリン併用下での 経口投与 ) のそれぞれ 5.7 倍及び 3.5 倍 ] まで精巣への影響は認められなかった 第 Ⅲ 相試験ではレテルモビルに関連した精巣毒性を示唆する所見は認められなかった -2-

薬物動態 1. 血中濃度 (1) 健康成人日本人健康成人女性にレテルモビル 及び を空腹時経口投与した際の レテルモビルの薬物動態パラメータを表 1 に示す レテルモビルは 投与後 2.25~3.00 時間で最高血漿中濃度に到達し その後 二相性の消失を示した レテルモビルの AUC0- は 用量比を上回る上昇を示した 用量 表 1 レテルモビルを空腹時経口投与した際の薬物動態パラメータ 6 6 Cmax AUC0- (ng/ml) (ng hr/ml) 10,800 (26.6) 19,600 (30.0) 61,800 (43.1) 180,000 (35.1) 幾何平均 ( 幾何平均に基づく変動係数 [%]) 中央値 ( 範囲 ) Tmax (hr) 2.25 (1.00-3.00) 3.00 (3.00-5.00) t1/2 (hr) 9.96 (23.5) 9.66 (37.2) また 日本人健康成人女性にレテルモビル を反復経口投与した際 AUC0-24hr 及び Cmax の幾何平均比に基づく累積係数は それぞれ 0.97 及び 0.94 であった (2) 同種造血幹細胞移植患者同種造血幹細胞移植患者 350 例 ( うち 日本人同種造血幹細胞移植患者 23 例 ) から得られた血漿中レテルモビル濃度データを用いて 母集団薬物動態解析を実施した 日本人同種造血幹細胞移植患者にレテルモビルを 及びシクロスポリンを併用投与する場合はレテルモビルを で 1 日 1 回経口投与した際の レテルモビルの定常状態における AUC0-24hr を表 2 に示す 第 Ⅲ 相国際共同試験 (001 試験 ) で得られた曝露量の範囲では 一貫した有効性が示されており 各投与方法における曝露量に 臨床的な違いは認められなかった 表 2 日本人同種造血幹細胞移植患者にレテルモビルを 及びシクロスポリンを併用投与する場合はレテルモビルを で 1 日 1 回経口投与した際の定常状態における AUC0-24hr AUC0-24hr (ng hr/ml) 投与方法幾何平均に基づく幾何平均変動係数 (%) 経口投与 42,390 32.0 シクロスポリン併用 7 66,450 19.5 経口投与 日本人同種造血幹細胞移植患者の血漿中レテルモビル濃度データを用いた母集団薬物動態解析から得られた AUC0-24hr のベイズ推定値 2. 吸収母集団薬物動態解析から 日本人を含む健康成人に レテルモビルを から の範囲で投与した際の レテルモビルの絶対的バイオアベイラビリティは 約 94% と推定された また 日本人を含む同種造血幹細胞移植患者に レテルモビル を 1 日 1 回投与した際の レテルモビルの絶対的バイオアベイラビリティは 約 35% と推定された (1) シクロスポリンの影響日本人を含む同種造血幹細胞移植患者に レテルモビルとシクロスポリンを併用投与した際 レテルモビルの血漿中濃度が上昇した 母集団薬物動態解析から シクロスポリンとレテルモビル を 1 日 1 回併用投与した際の レテルモビルの絶対的バイオアベイラビリティは 約 85% と推定された (2) 食事の影響非日本人健康成人女性に 高脂肪 高カロリー食摂取後にレテルモビル を経口投与した際 空腹時投与と比較して レテルモビルの Cmax は約 30% 上昇したものの AUC は変わらなかった 3. 分布母集団薬物動態解析から 日本人を含む同種造血幹細胞移植患者にレテルモビルを静脈内投与した際の レテルモビルの定常状態における分布容積の平均値は 45.5L と推定された In vitro データより レテルモビルは ヒト血漿蛋白に対し 高い結合を示した (98.7%) レテルモビルの血中と血漿中濃度比( 血中 / 血漿 ) は 0.56 であり 検討した濃度範囲 (0.1~10mg/L) で変わらなかった 非臨床分布試験から レテルモビルは 消化管 胆管及び肝臓の臓器並びに組織に高濃度に分布し 脳に低濃度に分布した 4. 代謝及び排泄 (1) 代謝非日本人健康成人に ラベル体で標識したレテルモビルを経口投与した際 血漿中レテルモビル関連物質の大部分は未変化体であり (96.6%) 主要代謝物は検出されなかった レテルモビルは UGT1A1/1A3 を介したグルクロン酸抱合により 一部消失した (2) 排泄母集団薬物動態解析から 日本人を含む同種造血幹細胞移植患者にレテルモビルを静脈内投与した際 レテルモビルの定常状態におけるクリアランスは 4.84L/hr と推定された また クリアランスの個体間変動は 24.6% と推定された 非日本人健康成人に ラベル体で標識したレテルモビルを経口投与した際 総放射能の 93.3% は糞中から回収された レテルモビルは主に未変化体として糞中に排泄され 少量 (6%) はアシルグルクロン酸抱合体として排泄された また レテルモビルの腎排泄は わずかであった (2% 未満 ) 5. 腎機能障害及び肝機能障害 (1) 腎機能障害者非日本人腎機能障害者に レテルモビルを 1 日 1 回 8 日間反復経口投与した際 腎機能正常者 ( 推算糸球体濾過量が 90mL/min/1.73m 2 以上 ) と比較して レテルモビルの AUC0-24hr は 中等度 ( 推算糸球体濾過量が 30~59mL/min/1.73m 2 ) 腎機能障害者では約 1.9 倍及び重度 ( 推算糸球体濾過量が 30mL/min/1.73m 2 未満 ) 腎機能障害者では約 1.4 倍高かった (2) 肝機能障害者非日本人肝機能障害者に レテルモビルを 1 日 1 回 8 日間反復経口投与した際 肝機能正常者と比較して レテルモビルの AUC0-24hr は Child-Pugh 分類に基づく中等度 (Child-Pugh B) 肝機能障害者では約 1.6 倍及び Child-Pugh 分類に基づく重度 (Child-Pugh C) 肝機能障害者では約 3.8 倍高かった 6. 薬物相互作用 (1) In vitro 試験 In vitro データから レテルモビルは OATP1B1/3 P- 糖蛋白 (Pgp) BCRP UGT1A1 及び UGT1A3 の基質であることが示唆された また レテルモビルは CYP3A の時間依存的な阻害作用又は誘導作用 CYP2C8 の可逆的な阻害作用 CYP2B6 の誘導作用を有することが示唆された また レテルモビルは 排出トランスポーターである P-gp BCRP 胆汁酸塩輸送ポンプ(BSEP) 多剤耐性関連蛋白 (MRP2) 有機アニオントランスポーター(OAT3) 及び肝取り込みトランスポーターである OATP1B1/3 の阻害作用を有することが示唆された (2) 臨床薬物相互作用試験臨床薬物相互作用試験から得られた レテルモビルの薬物動態に及ぼす併用薬の影響及び併用薬の薬物動態に及ぼすレテルモビルの影響についてそれぞれ表 3 及び表 4 に示す 併用薬 免疫抑制薬 シクロスポリン ミコフェノール酸モフェチル タクロリムス 表 3 レテルモビルの薬物動態に及ぼす併用薬の影響 200mg 1g 5mg 80mg BID 12 レテルモビルの薬物動態 パラメータの幾何平均比 2.11 1.48 (1.97, 2.26) (1.33, 1.65) 1.18 1.11 (1.04, 1.32) (0.92, 1.34) 1.02 0.92 (0.97, 1.07) (0.84, 1.00) 非日本人のデータ :1 日 1 回投与 BID:1 日 2 回投与 : 経口投与 AUC:1 日 1 回投与の場合は AUC0-24hr 1 日 2 回投与の場合は AUC0-12hr 日本人のデータ 併用薬 CYP3A 基質 ミダゾラム P-gp 基質 ジゴキシン 免疫抑制薬 シクロスポリン ミコフェノール酸モフェチル 表 4 併用薬の薬物動態に及ぼすレテルモビルの影響 1mg IV 2mg 0.5mg 50mg 1g BID 16 16 併用薬の薬物動態パラメータの幾何平均比 1.47 1.05 (1.37, 1.58) (0.94, 1.17) 2.25 1.72 (2.04, 2.48) (1.55, 1.92) 0.88 0.75 (0.80, 0.96) (0.63, 0.89) 1.66 1.08 (1.51, 1.82) (0.97, 1.19) 1.08 0.96 (0.97, 1.20) (0.82, 1.12) -3-

併用薬 5mg タクロリムス 2mg シロリムス 抗真菌薬及び抗ウイルス薬 400mg アシクロビル 300mg ポサコナゾール 200mg ボリコナゾール BID HMG-CoA 還元酵素阻害剤 20mg アトルバスタチン 経口避妊薬 エチニルエストラジオール / レボノルゲストレル 0.03mg EE 0.15mg LNG 12 併用薬の薬物動態パラメータの幾何平均比 2.42 1.57 (2.04, 2.88) (1.32, 1.86) 3.40 2.76 (3.01, 3.85) (2.48, 3.06) 1.02 0.82 (0.87, 1.20) (0.71, 0.93) 0.98 1.11 (0.82, 1.17) (0.95, 1.29) 0.56 0.61 (0.51, 0.62) (0.53, 0.71) 3.29 2.17 (2.84, 3.82) (1.76, 2.67) 1.42 0.89 (1.32, 1.52) (0.83, 0.96) 1.36 0.95 (1.30, 1.43) (0.86, 1.04) 非日本人のデータ :1 日 1 回投与 BID:1 日 2 回投与 IV: 静脈内投与 : 経口投与 EE: エチニルエストラジオール LNG: レボノルゲストレル AUC: 投与の場合は AUC0-1 日 1 回投与の場合は AUC0-24hr 1 日 2 回投与の場合は AUC0-12hr AUC0-last の比 7. 心電図に及ぼす影響 TQT 試験で 非日本人健康成人 38 例を対象に レテルモビルが QTc 間隔に及ぼす影響をプラセボ及び陽性対照と比較検討した レテルモビル 960mg を静脈内投与したときの QTcP 間隔 ( 試験集団固有のべき係数で補正した QT 間隔 ) のベースラインからの変化量のプラセボとの差 [90% 信頼区間 ] の最大値は 4.93[2.81, 7.05]ms( 投与後 1 時間 ) であった 注 ) 本剤の用法 用量は レテルモビルとして 1 日 1 回 を経口投与である なお シクロスポリンを併用投与する場合には 1 日 1 回 を経口投与である 臨床成績 1. 第 Ⅲ 相国際共同試験日本人を含む CMV 抗体陽性の成人同種造血幹細胞移植患者 ( 無作為化された患者 570 例 うち日本人患者 36 例 ) を対象に CMV 感染症の発症抑制効果及び安全性を検討することを目的として プラセボ対照無作為化二重盲検並行群間比較試験 (001 試験 ) を実施した 移植日から移植後 28 日までの期間にレテルモビル ( シクロスポリン併用時はレテルモビル ) 又はプラセボの投与を開始し 1 日 1 回 経口又は静脈内投与にて 移植後 週まで投与した 主要評価項目である移植後 24 週以内に臨床的に意味のある CMV 感染 * が認められた被験者の割合は レテルモビル群とプラセボ群の対比較において 統計学的に有意な差が認められた * 臨床的に意味のある CMV 感染 :CMV 血症の確認及び被験者の臨床状態に基づく抗 CMV 薬による先制治療の開始 又は終末器官における CMV 感染症の発症 表 5 第 Ⅲ 相国際共同試験 (001 試験 ) における有効性 (FAS) 移植後 24 週以内に臨床的に意味のある CMV 感染が認められた被験者の割合 プラセボとの群間差 [95.02% 信頼区間 ] レテルモビル群 (325 例 ) 37.5% (1/325 例 ) -23.5 [-32.6, -.5] プラセボ群 (170 例 ) 60.6% (103/170 例 ) P 値 <0.0001 移植後 24 週以内の治験中止例又は移植後 24 週時点の有効性データの欠測例は不成功例とした 群間差及び P 値は CMV 感染リスク ( 高リスク / 低リスク ) を層とした Mantel-Haenszel 法により算出 ( 有意水準片側 0.0249) 薬効薬理 1. 作用機序レテルモビルはウイルスの複製に必要な CMV の DNA ターミナーゼ複合体を阻害する 生化学的な検討及び電子顕微鏡所見から レテルモビルは一単位長のゲノムの生成に影響し ウイルス粒子の形成を阻害することが明らかとなった 2. In vitro 抗ウイルス作用感染細胞培養系での CMV の臨床分離株 (74 株 ) に対するレテルモビルの EC50 値の範囲は 0.7~6.1nM であった 3. 耐性ウイルス [ 細胞培養系 ] CMV の DNA ターミナーゼのサブユニットは CMV 遺伝子の UL56 及び UL89 領域にコードされる 細胞培養系にてレテルモビルに低感受性の CMV 変異株を分離した いずれの変異も UL56 領域に認められ 主にアミノ酸配列の 231 ~ 369 位 (V231A/L V236L/M E237D L241P T244K/R L257I F261C/L/S Y321C C325F/R/Y M329T R369G/M/ S) に認められた これら変異株の EC50 値は野生株と比較して ~5,870 倍高値を示した UL89 領域にはレテルモビルに対する感受性の低下を誘導する変異はみられなかった [ 臨床試験 ] 外国人を対象とした第 Ⅱ 相試験 (020 試験 ) では 1 例の同種造血幹細胞移植患者に 60 120 又は のレテルモビル又はプラセボを 1 日 1 回 84 日間投与し レテルモビル群のうち予防不成功となり検体が得られた 12 例を対象に UL56 遺伝子の 231~369 位のアミノ酸配列を中心に DNA シークエンス解析を実施した 60mg 投与群 1 例でレテルモビルに低感受性を示す変異 (V236M) が検出された 第 Ⅲ 相国際共同試験 (001 試験 ) では レテルモビル群のうち予防不成功となり検体が得られた 28 例を対象に UL56 及び UL89 遺伝子のすべてのコード領域の DNA シークエンス解析を実施した 1 例でレテルモビルに低感受性を示す変異 (V236M) が検出され 1 例で細胞培養系において低感受性を示した C325 位の変異 (C325W) が検出された 4. 交差耐性ガンシクロビルに耐性を示す UL97 又は UL54 領域に変異を有するウイルスに対して レテルモビルは抗ウイルス作用を示した レテルモビルに低感受性を示すウイルスに対して ガンシクロビル及びホスカルネットは抗ウイルス作用を示した 有効成分に関する理化学的知見 一般名 : レテルモビル (Letermovir) 化学名 : (4S)-2-{8-Fluoro-2-[4-(3-methoxyphenyl)piperazin-1-yl]-3- [2-methoxy-5-(trifluoromethyl)phenyl]-3,4-dihydroquinazolin-4- yl}acetic acid 分子式 : C29H28F4N4O4 分子量 : 572.55 構造式 : 性 状 : 白色の粉末である -4-

取扱い上の注意 PTP シートのまま保存し 服用直前に PTP シートから取り出すこと 承認条件 医薬品リスク管理計画を策定の上 適切に実施すること 国内での治験症例が極めて限られていることから 製造販売後 一定数の症例に係るデータが集積されるまでの間は 全症例を対象に使用成績調査を実施することにより 本剤の使用患者の背景情報を把握するとともに 本剤の安全性及び有効性に関するデータを早期に収集し 本剤の適正使用に必要な措置を講じること 包装 プレバイミス R 錠 : 錠 (PTP 7 錠 2) 主要文献 1) 社内資料 : レテルモビルのラット乳汁中移行に関する試験 文献請求先 製品情報お問い合わせ先 主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求下さい MSD 株式会社 MSD カスタマーサポートセンター東京都千代田区九段北 1--12 医療関係者の方 : フリーダイヤル 0120-024-961 本剤は新医薬品であるため 厚生労働省告示第 107 号 ( 平成 18 年 3 月 6 日付 一部改正 ) に基づき 平成 31 年 5 月末日までは 投薬は 1 回 日分を限度とされている 製造販売元 7005215903-5-