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ただ太っているだけではメタボリックシンドロームとは呼びません 脂肪細胞はアディポネクチンなどの善玉因子と TNF-αや IL-6 などという悪玉因子を分泌します 内臓肥満になる と 内臓の脂肪細胞から悪玉因子がたくさんでてきてしまい インスリン抵抗性につながり高血糖をもたらします さらに脂質異常症

複製 転載禁止 The Japan Diabetes Society, 2016 糖尿病診療ガイドライン 2016 CQ ステートメント 推奨グレード一覧 1. 糖尿病診断の指針 CQ なし 2. 糖尿病治療の目標と指針 CQ なし 3. 食事療法 CQ3-2 食事療法の実践にあたっての管理栄養士に

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わが国における糖尿病と合併症発症の病態と実態糖尿病では 高血糖状態が慢性的に継続するため 細小血管が障害され 腎臓 網膜 神経などの臓器に障害が起こります 糖尿病性の腎症 網膜症 神経障害の3つを 糖尿病の三大合併症といいます 糖尿病腎症は進行すると腎不全に至り 透析を余儀なくされますが 糖尿病腎症

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< 糖尿病療養指導体制の整備状況 > 療養指導士のいる医療機関の割合は増加しつつある 図 1 療養指導士のいる医療機関の割合の変化 平成 20 年度 8.9% 平成 28 年度 11.1% 本糖尿病療養指導士を配置しているところは 33 医療機関 (11.1%) で 平成 20 年に実施した同調査

3 スライディングスケール法とアルゴリズム法 ( 皮下注射 ) 3-1. はじめに 入院患者の血糖コントロール手順 ( 図 3 1) 入院患者の血糖コントロール手順 DST ラウンドへの依頼 : 各病棟にある AsamaDST ラウンドマニュアルを参照 入院時に高血糖を示す患者に対して 従来はスライ

練馬区国保における糖尿病重症化 予防事業について 平成 29 年 3 月 6 日練馬区区民部国保年金課 1 東京都糖尿病医療連携協議会配布資料

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■● 糖尿病

(2) レパーサ皮下注 140mgシリンジ及び同 140mgペン 1 本製剤については 最適使用推進ガイドラインに従い 有効性及び安全性に関する情報が十分蓄積するまでの間 本製剤の恩恵を強く受けることが期待される患者に対して使用するとともに 副作用が発現した際に必要な対応をとることが可能な一定の要件

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肥満者の多くが複数の危険因子を持っている 肥満のみ約 20% いずれか 1 疾患有病約 47% 肥満のみ 糖尿病 いずれか 2 疾患有病約 28% 3 疾患すべて有病約 5% 高脂血症 高血圧症 厚生労働省保健指導における学習教材集 (H14 糖尿病実態調査の再集計 ) より

日本の糖尿病患者数は増え続けています (%) 糖 尿 25 病 倍 890 万人 患者数増加率 万人 690 万人 1620 万人 880 万人 2050 万人 1100 万人 糖尿病の 可能性が 否定できない人 680 万人 740 万人

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第三問 : 次の認知症に関する基礎知識について正しいものには を 間違っているものには を ( ) 内に記入してください 1( ) インスリン以外にも血糖値を下げるホルモンはいくつもある 2( ) ホルモンは ppm( 百万分の一 ) など微量で作用する 3( ) ホルモンによる作用を内分泌と呼ぶ

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50 生化学検査 420 3J 総ビリルビン 数字 PQ 5 NNN.N mg/dl mg/dl 3J010 総ビリルビン 3J 生化学検査 430 3B GOT(AST)

告示番号 1 糖尿病 ( ) 年度小児慢性特定疾病医療意 書 新規申請用 病名 1 1 型糖尿病 受給者番号受診日年月日 受付種別 新規 1/2 ふりがな 氏名 (Alphabet) ( 変更があった場合 ) ふりがな以前の登録氏名 (Alphabet) 生年月日年月日意見書記載時の年齢歳か月日性別

られる 糖尿病を合併した高血圧の治療の薬物治療の第一選択薬はアンジオテンシン変換酵素 (ACE) 阻害薬とアンジオテンシン II 受容体拮抗薬 (ARB) である このクラスの薬剤は単なる降圧効果のみならず 様々な臓器保護作用を有しているが ACE 阻害薬や ARB のプラセボ比較試験で糖尿病の新規

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あなたの糖尿病治療をサポートします 地域の先生と関係病院の話し合いのもとに糖尿病の治療 管理を標準化することができました この糖尿病地域連携パスの目的はあなたに身近な地域の先生と病院の担当医の 2 人の主治医を持っていただき 糖尿病のコントロールを良好に保つことにあります 合併症のために血液透析導入

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,995,972 6,992,875 1,158 4,383,372 4,380,511 2,612,600 2,612, ,433,188 3,330, ,880,573 2,779, , ,

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婦人科63巻6号/FUJ07‐01(報告)       M

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事象 :2 健診項目の中で特定健診必須項目に未受診の項目が存在する 返戻事由健診結果データ異常備考検査項目エラー返戻コード 03 特定健診で必須となっている健診項目に実施されていない項目が存在します 別表: 特定健診項目存在チェックシート を参考に健診結果を入力してください 事象 :3 生活機能評価

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(6/5 19:00修正)資料3 標準的な健診・保健指導プログラム改定のポイント (2) (2)

脂質異常症を診断できる 高尿酸血症を診断できる C. 症状 病態の経験 1. 頻度の高い症状 a 全身倦怠感 b 体重減少 体重増加 c 尿量異常 2. 緊急を要する病態 a 低血糖 b 糖尿性ケトアシドーシス 高浸透圧高血糖症候群 c 甲状腺クリーゼ d 副腎クリーゼ 副腎不全 e 粘液水腫性昏睡

T O P I C S 食後高血糖改善薬を用いた BOT の有効性 SMBG のデータを治療へのモチベーションとして活かす 東大介先生 関西労災病院糖尿病内分泌内科 < 略歴 > 2002 年香川医科大学医学部医学科卒業香川医科大学医学部附属病院研修医 2005 年香川県済生会病院内科 2007 年

第三問 : 次の認知症に関する基礎知識について正しいものには を 間違っているものには を ( ) 内に記入してください 1( ) インスリン以外にも血糖値を下げるホルモンはいくつもある インスリンが血糖値を下げる唯一のホルモンです 2( ) ホルモンは ppm( 百万分の一 ) など微量で作用する

カテゴリー別人数 ( リスク : 体格 肥満 に該当 血圧 血糖において特定保健指導及びハイリスク追跡非該当 ) 健康課題保有者 ( 軽度リスク者 :H6 国保受診者中特定保健指導外 ) 結果 8190 リスク重なりなし BMI5 以上 ( 肥満 ) 腹囲判定値以上者( 血圧 (130 ) HbA1

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目次 1. 目的 2 2. 人工透析患者の年齢等の分析 3 性別 被保険者 被扶養者 3. 人工透析患者の傷病等の分析 8 腎臓病 併存傷病 平成 23 年度新規導入患者 4. 人工透析 健診結果 医療費の地域分析 13 二次医療圏別 1

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平成26年患者調査 新旧対照表(案)

はじめに この 成人 T 細胞白血病リンパ腫 (ATLL) の治療日記 は を服用される患者さんが 服用状況 体調の変化 検査結果の経過などを記録するための冊子です は 催奇形性があり サリドマイドの同類薬です は 胎児 ( お腹の赤ちゃん ) に障害を起こす可能性があります 生まれてくる赤ちゃんに

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糖尿病は 初めは無症状で経過しますが 血糖値の高い状態が長く続くと口渇 多飲 多尿 体重減少 倦怠感などの症状がみられます 糖尿病は自覚症状が乏しいので 血糖値がある程度改善すると 通院しなくなる人がいます 血液検査を行わなければ糖尿病の状態を知ることはできないので 自覚症状だけに頼ってはいけません

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HbA1c GLP-1 11 HbA1c 2 GLP-1 1 DPP-4 GLP-1 SGLT2 1 2 HbA1c 7% 130mg/dL 2 180mg/dL , 2014

Transcription:

鳥取県西部地区 糖尿病地域連携診療計画書 運用マニュアル 2017 年 9 月 Ver1.1 2012 年 11 月 Ver1.0 お願い 1 糖尿病連携手帳の記入を! 2 糖尿病の人は がん の発症に留意! 急激な耐糖能の変化があれば 腹部超音波などの検査 ALT: 男 30U/L 以上 女 20U/L 以上 血小板 :20 万 /μl 以下であれば HCV 抗体 HBs 抗原 超音波検査 3 低血糖に注意! 4 眼科 歯科受診 尿中アルブミン排泄量の測定! 公益社団法人鳥取県西部医師会鳥取県西部地区糖尿病地域連携パス推進委員会

鳥取県西部地区糖尿病地域連携診療計画書運用マニュアル 2017 年 9 月 ver1.1 目次 1. 目的 1 2. 病診連携の役割分担 1 3. 糖尿病地域連携診療計画書とその型式 1 4. 糖尿病地域連携パスの運用方法 2 (1)1かかりつけ医の役割 2 合併症の各科連携について (2) 専門医療機関の役割 (3) 連携ツールについて (4) 糖尿病連携手帳 について (5) 治療変更時の注意 (6) 専門医療機関への患者紹介 再紹介 5. 糖尿病地域連携パスの運用フロー 4 6. 血糖 脂質 血圧のコントロール目標 5 7. 糖尿病と癌 6 8. 糖尿病地域連携パス 運用マニュアルの検討 6 ( 附 ) 糖尿病地域連携診療計画書 ( 参考資料 ) 鳥取県西部地区糖尿病地域連携診療情報提供書 ( 医科 歯科 )( 歯科 医科 )

1. 目的 1 専門医療機関 患者 かかりつけ医の3 者が糖尿病の病状と治療について共通認識を持ち情報を共有し 医療機関が役割分担する中で緊密な連携を促進する 2 糖尿病の早期治療や安全で質の高い医療を提供するシステムを構築し 良好な血糖コントロールを維持し合併症の予防に努めると共に糖尿病治療の中断を防止する 2. 病診連携の役割分担 かかりつけ医 (1) 患者の診察 検査 投薬を定期的に行う (2) 初診患者や重症患者 患者教育 合併症検査については 必要に応じて専門医療機関に紹介する (P3(6) 専門医療機関への患者紹介 再紹介参照 ) (3) がん検診の管理を行う ( 糖尿病患者の発癌リスクは非糖尿病者に比して高い ) 専門医療機関( 病院 ) 専門医療機関とは 常勤医が糖尿病専門外来を行い かかりつけ医からの紹介 (P3(6) 専門医療機関への患者紹介 再紹介参照 ) に対応できる医療機関 (1) 専門医療機関は 合併症検査 治療 コントロール悪化時の指導 治療等を行う (2) 治療方針が確立したら 積極的にかかりつけ医に患者を紹介する ( 逆紹介 ) 3. 糖尿病地域連携診療計画書 ( 以下 糖尿病地域連携パス ) とその型式 (1) 糖尿病地域連携パス (( 附 ) 参照 ) 糖尿病地域連携パスは専門医療機関とかかりつけ医の双方で保管し 糖尿病地域連携パスと診療情報提供書の内容に基づいた診療を行う (2) 糖尿病地域連携パスの型式 (P4 フロー図参照 ) 1 投薬循環型 : 専門医療機関における一定の診療が終了した後においては 定期的な診療と治療はかかりつけ医で行い その後の専門医療機関の受診は 糖尿病地域連携パスで指示された時期に行う 2 投薬完結型 : 専門医療機関における一定の診療が終了した後においては 定期的な診療と治療はかかりつけ医で行う 再紹介基準の目安 (P3(6) 専門医療機関への患者紹介 再紹介参照 ) に該当する状態になった場合には 速やかに相互に連絡を取り専門医療機関に再紹介する 3 栄養指導完結型 : 専門医療機関において栄養指導等の診療が終了した後においては 定期的な診療と治療はかかりつけ医で行う 再紹介基準の目安 (P3(6) 専門医療機関への患者紹介 再紹介参照 ) に該当する状態になった場合には 速やかに相互に連絡を取り専門医療機関に再紹介する 1

4. 糖尿病地域連携パスの運用方法 (1)1 かかりつけ医の役割 専門医療機関に紹介する場合には 診療情報提供書を記入すること 紹介目的 ( 必須 ): 精査 治療 合併症のチェック 栄養指導等 現病歴 ( 必須 ): 発症時期 治療経過 現在の治療内容 家族歴 : 糖尿病 癌の有無等 現症 : 身長 体重 [ 初診時 最終受診時 過去最大体重 ( 年齢 )] 自院の糖尿病治療への対応状況( 必須 ) 例 : 経口剤のみ可能 インスリン療法と血糖自己測定 GLP-1 受容体作動薬と血糖自己測定 糖尿病地域連携パスを希望するか否か 内容を記載した 糖尿病連携手帳 をできる限り持参させる 原則 自己注射への対応可能な医療機関は 血糖自己測定も行うこと 眼科 歯科との連携をすること 2 合併症の各科連携について 眼科 糖尿病の合併症の一つである網膜症の発症および進行の予防に眼科との連携が必要である 治療前には必ず眼科受診を行い 結果を 糖尿病連携手帳 に記入してもらい定期受診を心掛ける 腎臓内科 腎症は 早期発見 早期治療が進行の防止に重要である そのためには定期的に尿中アルブミンの測定 (6 ヶ月に 1 回程度 ) を行う必要があり 結果を 糖尿病連携手帳 に記入すること また GFR50ml/ 分 /1.73m 2 未満か尿中アルブミン排泄量が 30 mg /gcr を超えた症例は腎臓内科への紹介を考慮する 歯科 糖尿病患者は歯周病との関連が疑われることが多いので かかりつけ歯科医へ紹介し 結果を 糖尿病連携手帳 に記入してもらい定期受診を心掛ける (2) 専門医療機関の役割糖尿病地域連携パスを適用するか否を判断する 運用の際には 糖尿病地域連携パスの型式を決定し かかりつけ医の糖尿病治療への対応状況について確認をとった後に患者を紹介する 原則 投薬期間は 1 ヶ月とすること (3) 連携ツールについて かかりつけ医 専門医療機関 糖尿病地域連携パス 合併症対応医療機関 診療情報提供書 診療情報提供書 診療情報提供書 糖尿病連携手帳 糖尿病連携手帳 糖尿病連携手帳 栄養指導報告書 患者 糖尿病連携手帳 ( 専門医療機関で必要事項を記載したものを受け取る ) 2

(4) 糖尿病連携手帳 について医療機関受診時には必ず携行し提示するよう患者に指導する 診察医は 糖尿病連携手帳 に糖尿病地域連携パスに求められている所見を記入する 体重 血圧 検査値等は手帳の検査結果の頁に必ず記載する 投薬内容やインスリン等の治療に変更があった場合にはその旨を該当欄等に必ず記載する 1 糖尿病連携手帳は 所持者の糖尿病治療に使われることを目的に作成されたものである 診療にあたる複数の医療機関が 役割分担を含め あらかじめ診療内容を患者に提示 説明することにより 患者が安心して医療を受けることができるように作成されたものである 2 記載された内容が 所持者の治療および地域の糖尿病予防の目的以外に使われるときは 所持者の同意が必要である 3 それぞれが この手帳に必要事項を記載し 情報の共有化を図る 手帳の 連携医療機関名 と 基本情報 は必ず記載する 糖尿病連携手帳 は 糖尿病関連企業の協賛により( 公社 ) 日本糖尿病協会が無料で発行しているものです 製薬会社や医薬品卸業者にお問い合わせください (5) 治療変更時の注意 1 SU 薬の種類は 効果が異なるため変更に際しては注意すること グリメピリド グリクラジド グリベンクラミド等 2 GLP-1 受容体作動薬や DPP-4 阻害薬は 可能な併用薬が異なるので注意して変更すること 3 インスリンは 超速効型 速効型 中間型 持効型 混合型等 作用効果の違いに注意すること 4 Weekly 製剤への変更の際は 患者さんに注意事項など説明すること (6) 専門医療機関への患者紹介 再紹介紹介 再紹介については下記の目安に該当する状態になった場合には 速やかに相互に連絡を取り専門医療機関に紹介する 専門医療機関への紹介 再紹介の目安 1 新規発症で食事療法を指導しても改善しない場合 ( 食事療法の指導が出来ない場合 ) 2 血糖コントロール不良 :HbA1c8.0% 以上が2~3ヶ月持続 3 血糖コントロールが不安定な場合 ( 低血糖の出現については診療情報提供書に いつ どのような状況で などを記載 ) 4 緊急性が高い場合 ( 例えば 尿ケトン (+) 以上 高血糖症状の出現など ) 5 合併症の発症および悪化 6 その他 主治医が必要と判断した場合 3

5. 糖尿病地域連携パスの運用フロー かかりつけ医患者 新規発症( 必要に応じ ) 高血糖が改善されない 合併症対応医療機関眼科 歯科など 診療情報提供書 ( 糖尿病連携手帳 ) ハ スの希望の有無専門医療機関へ紹介 専門医療機関患者初めての受診糖尿病教育合併症検査治療方針の決定 かかりつけ医へ逆紹介 循環型パス開始 パスの型を決定 循環型パス 安定期定期的診察検査処方医療相談健診など 定期的再紹介 糖尿病地域連携パス 診療情報提供書 栄養指導報告書 糖尿病連携手帳 診療情報提供書 糖尿病連携手帳 1. 循環型パス運用 1 投薬循環型治療の確認栄養指導合併症検査糖尿病教育 完結型パス 完結型 安定期定期的診察検査処方医療相談健診など かかりつけ医へ逆紹介 糖尿病地域連携パス 診療情報提供書 栄養指導報告書 糖尿病連携手帳 パス開始 2. 完結型パス運用 1 投薬完結型 2 栄養指導完結型 パスの型を決定 再紹介適用状態等 P3の (6) の再紹介の目安に該当する状態な 専門医療機関へ再紹介 診療情報提供書 糖尿病連携手帳ハ スの希望の有無 4 4 精査後治療方針の決定

6. 血糖 脂質 血圧のコントロール目標 (1) 血糖コントロール目標 ( 糖尿病治療ガイド 2016-2017 から引用 ) (2) 高齢者の血糖コントロール目標 ( 糖尿病治療ガイド 2016-2017 から引用 ) (3) 血清脂質 LDL コレステロール 120mg/dL 未満 ( 冠動脈疾患がある場合 100mg/dL 未満 ) HDL コレステロール 40mg/dL 以上中性脂肪 150mg/dL 未満 ( 早朝空腹時 ) non-hdl コレステロール 150mg/dL 未満 ( 冠動脈疾患がある場合 130mg/dL 未満 ) 5

(4) 血圧収縮期血圧 130mmHg 未満拡張期血圧 80mmHg 未満血圧測定は通常坐位で 5 分程度安静の後に行う 糖尿病自律神経障害をもつ例では 測定の体位 ( 臥位 坐位 立位 ) により血圧が異なる 立ちくらみなどの訴えのある場合は 体位による血圧の変動の有無を必ず測定する ( 糖尿病治療ガイド2016-2017 から引用 ) 7. 糖尿病と癌糖尿病と癌の関連について 日本糖尿病学会と日本癌学会の専門家による合同委員会より以下のように報告されている わが国の疫学データでは 糖尿病は大腸癌 肝臓癌 膵臓癌のリスク増加と関連していた 糖尿病による癌発生促進のメカニズムとしてはインスリン抵抗性とそれに伴う高インスリン血症 高血糖 炎症などが想定されている 2 型糖尿病と癌に共通の危険因子としては 加齢 男性 肥満 低身体活動量 不適切な食事 ( 赤肉 加工肉の摂取過剰 野菜 果物 食物繊維の摂取不足など ) 過剰飲酒や喫煙が挙げられる 糖尿病患者における食事療法 運動療法 禁煙 節酒は癌リスク減少につながる可能性がある 特定の糖尿病治療薬が癌罹患リスクに影響を及ぼすか否かについてのエビデンスは現時点では限定的である ( 糖尿病治療ガイド2016-2017 から引用 ) 上記の報告から かかりつけ医は糖尿病患者に対して がん罹患リスクが高いことをしっかりと説明し がん検診の受診勧奨を積極的に行う 膵臓がんについては その罹患リスクを高める 危険因子 として 日本膵臓学会は 膵臓癌診療ガイドライン の中で糖尿病や肥満 喫煙 大量飲酒および膵臓がんの家族歴 膵疾患 ( 慢性膵炎 膵管内乳頭粘液性腫瘍 膵嚢胞等 ) を挙げている このことから かかりつけ医は無症状であっても膵臓について定期的に超音波検査を実施することが望ましい 8. 糖尿病地域連携パス 運用マニュアルの検討鳥取県西部地区糖尿病地域連携パス並びに運用マニュアルについては必要に応じて当該委員会で適時検討する 6

糖尿病地域連携診療計画書 投薬循環型 投薬完結型 栄養指導完結型 ID 専門医療機関かかりつけ医療機関 患者名様医師名医師名 担当専門医療機関専門医療機関専門医療機関年月日年月日年月日年月日受診間隔 0 ヶ月 ( ) ヶ月 ( ) ヶ月身体計測 身長 体重 血圧 腹囲 体重 血圧 腹囲 体重 血圧 腹囲 体重 血圧 血液検査 尿検査 検尿 尿 Alb 検尿 検尿 尿 Alb 検尿 神経障害チェック 眼科受診 腹部エコー ( 必要に応じて ) 腹部エコー ( 必要に応じて ) 腎症チェック 神経障害チェック 眼科受診 眼科受診 合併症チェック 生活指導 栄養指導服薬指導 自己注射指導 目標設定 患者さんへの説明 血液一般 血糖 ( 空腹時 随時 ) HbA1c 脂質 肝機能 腎機能 FT4 TSH 抗 GAD 抗体 CEA CA19-9 IRI CPR 眼科受診 神経障害チェック 胸部 X-p ECG( 必要に応じて ) 動脈硬化チェック ( 頚動脈エコー /ABI PWV) 動脈硬化チェック ( 頚動脈エコー /ABI PWV) 胸部 X-p ECG( 必要に応じて ) 胸部 X-p ECG( 必要に応じて ) 腹部エコー ( 必要に応じて ) 歯周病チェック 歯科受診 歯周病チェック 歯科受診 糖尿病および合併症について 治療について生活状況の確認と再指導生活状況の確認と再指導 日常生活について困ったことがないか 困ったことがないか シックデイについて精神的な問題を抱えていないか 精神的な問題を抱えていないか フットケアについて運動療法 食事療法などの治療継続の確認運動療法 食事療法などの治療継続の確認 運動療法の可否 ( 可否 ) 日常生活指導 運動指示内容 : 低血糖について 低血糖の有無と対処 低血糖の有無と対処 低血糖の有無と対処 食事内容のチェック 継続指導 食事内容のチェック 継続指導 栄養指導 ( エネルキ ー量 : kcal ) ( 塩分 : g/ 日 ) 服薬指導 ( 必要に応じて ) 血液一般 脂質 肝機能 腎機能血糖 ( 空腹時 随時 ) HbA1c ( 必要に応じて ) ( 必要に応じて ) 血液一般 脂質 肝機能 腎機能血糖 ( 空腹時 随時 ) HbA1c 自己注射指導 自己注射手技チェック 自己注射手技チェック 自己注射手技チェック 自己血糖測定 /SMBG ノート記入法 血糖自己測定手技チェック 血糖自己測定手技チェック 血糖自己測定手技チェック 血糖自己測定機種 ( ) 医療廃棄物取扱 医療費について 目標体重 : 目標体重 : 目標体重 : かかりつけ医 定期検査血糖 ( 空腹時 随時 ) HbA1c 脂質など ( 必要に応じて ) HbA1c( )% HbA1c( )% HbA1c( )% 病状説明 5 大がん検診 胃がん検診 肺がん検診 大腸がん検診 治療方針の説明 乳がん検診 子宮がん検診 連携パスの説明 同意 前立腺がん検診 がん検診の必要性について 肝臓がん 膵臓がん ( 必要に応じて腹部エコー検査も ) 合併症の説明 受診時には糖尿病連携手帳にデータを記載して下さい 専門医療機関は 基本情報 療養指導報告書 教育入院の記録 かかりつけ医および眼科医 歯科医は 受診時の記録 再紹介のタイミング 同意署名欄 年月日 署名 血糖コントロール不良 :HbA1c 8 % 以上 (2~3 ヶ月持続 ) 血糖コントロールが不安定な場合 ( 低血糖の出現時は いつ どのような時になどの理由を記載 ) 治療 食事療法 ビグアナイド薬 チアゾリジン薬 αgi 薬 SGLT2 阻害薬 緊急性が高い場合 ( 尿ケトン (+) 以上 高血糖症状等 ) 速効型インスリン分泌促進薬 SU 薬 合併症の発症および悪化 DPP-4 阻害薬 (1 日 1~2 回 ) DPP-4 阻害薬 ( 週 1 回 ) その他 主治医が必要と判断した場合 インスリン療法 GLP-1 受容体作動薬 (1 日 1~2 回 ) GLP-1 受容体作動薬 ( 週 1 回 ) 薬剤アレルギーおよび禁忌薬 ( )

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参考資料 * これは参考資料です この書式は変更となってもかまいませんが * は必須項目となっております 鳥取県西部地区糖尿病地域連携診療情報提供書 ( 医科 歯科 ) 平成年月日 紹介先医院 病院先生御侍史 医療機関名住所 TEL 医師氏名 印 ふりがな * 患者様氏名 生年月日年月日 ( 歳 ) 男 女 住所電話番号 * 診断 1 型糖尿病 2 型糖尿病 その他 / 発症時期年頃 * 合併症 既往歴: 高血圧 脂質異常 腎機能低下 閉塞性動脈硬化症 脳 心血管病 ( ) その他( ) 紹介目的 経過 検査等の特記事項 * 最近の血液検査結果 HbA1c 血糖値 mg/dl ( 空腹時 随時食後時間 ) HbA1c( 月日 ): 現在使用中の糖尿病治療薬 経口薬 1スルホニル尿素薬 2 速効型インスリン分泌促進薬 3ビグアナイド薬 4チアゾリジン薬 5DPP-4 阻害薬 6α 一グルコシダーゼ阻害薬 7その他注射薬 1インスリン 2GLP-1 受容体作動薬 3その他 * 投与中の薬剤名 抗凝固剤 : PT-INR( : 月 日 ) 抗血小板剤 : ビスフォスフォネート製剤 9

鳥取県西部地区糖尿病地域連携診療情報提供書 ( 歯科 医科 ) 平成年月日 紹介先医院 病院先生御侍史 歯科医療機関名住所 TEL 歯科医師氏名 印 患者氏名様 ( 男 女 ) 明 大 昭 平年月日生歳 住所紹介目的 : TEL 病名 ( 診断結果 ) 歯周病の程度 : 重度 中等度 軽度 異常なし咀嚼の状況 : 良 可 不可歯周病以外の歯科疾患 : 既往歴及家族歴 歯周病等の経過 検査結果 治療内容及び治療予定 1. 歯石除去 ブラッシング指導等の初期治療 2. 観血処置 3. 定期的管理 4. その他 ( 歯周病以外の治療および今後の予定等 ) 現在の処方 備考 記載後各医院で複写し それを診療録に貼付して下さい 10