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1 第 42 回長崎県糖尿病治療研究会 症例検討会 使用したスライドは近日中に研究会の HP へ掲載いたします

2 症例 1.56 歳 男性 2 型糖尿病 高血圧症 脂質異常症 脂肪肝 睡眠時無呼吸症候群 陳旧性心筋梗塞 既往歴 : 平成 6 年心筋梗塞 現病歴 : 平成 14 年頃 糖尿病と診断されアクトス 15mg 開始 平成 16 年 睡眠時無呼吸症候群を指摘され C-PAP 開始 当時の体重は 98kg であった 一時期メトグルコを投与されたが 肝機能障害のため中止 平成 24 年に S 病院に転医した際には体重 107kg(BMI 39.8) と高度肥満を認め HbA1c 7.3% と血糖コントロールは不十分であった GAD 抗体陰性 IRI 51.7 μu/ml にてアクトスをビクトーザ 0.6mg へ変更 4 ヵ月後には体重 100.2kg HbA1c 6.5% に改善した 平成 25 年 4 月から当院にてフォローしており FPG 125~191mg/dl HbA1c 6.5~7.7% で経過している 現症 : 身長 165.0cm 体重 94kg( BMI 34.5 ) 血圧 118/77mmHg 検査所見 : 尿蛋白 (-) AST 46U/l ALT 73U/l γ-gtp 31U/l BUN 8.6mg/dl Cr 0.75mg/dl TG 145mg/dl LDL-C 106mg/dl HDL-C 58mg/dl PG 125mg/dl HbA1c 7.1% egfr 82.9 長崎県糖尿病治療研究会

3 症例 1.56 歳 男性 2 型糖尿病 高血圧症 脂質異常症 脂肪肝 睡眠時無呼吸症候群 陳旧性心筋梗塞 治療薬 : ビクトーザ 0.9mg 1x ボグリボース 0.9mg 3x バイアスピリン 100mg 1x カデュエット 4 番 ( アムロジピン 5mg+ アトルバスタチン 10mg) 1 錠 1x 質問 1. SGLT2 阻害薬の使用にあたり陳旧性心筋梗塞の既往は問題ないでしょうか? 2. トルリシティ ( 週 1 回製剤 ) への切り替えは可能でしょうか? 長崎県糖尿病治療研究会

4 症例 1 のまとめ 56 歳 男性 2 型糖尿病 陳旧性心筋梗塞 高血圧 脂質異常症 罹病期間 14 年 BMI 34.5 と高度肥満 メトグルコによる肝機能障害の既往あり ビクトーザ 0.9mg ボグリボース 0.9mg で HbA1c 7.1% 質問 1. 陳旧性心筋梗塞患者の SGLT2 阻害薬使用 2. トルリシティの適応について長崎県糖尿病治療研究会

5 糖尿病治療薬の心血管イベントへの影響を評価した臨床試験 3-Point MACE に対する効果 ( 心血管死 非致死性心筋梗塞 非致死性脳卒中 ) 0.87 ( ) 0.01 (Marso SP et al. N Engl J Med Jun 13. [Epub ahead of print]) (Schernthaner G et al. Clin Ther May 19. [Epub ahead of print])

6 イベントの累積発生率 イベントの累積発生率 イベントの累積発生率 イベントの累積発生率 A 心血管死亡 (%) B 全死亡 (%) 15 ハザード比 :0.62 (95% CI, ) P<0.001 ハザード比 :0.68 (95% CI, ) P<0.001 プラセボ エンパグリフロジン 経過時間 ( 月 ) 10 EMPA-REG アウトカムと LEADER における心血管死亡と全死亡 EMPA-REG Outcome プラセボ 38% 32% A 心血管死亡 (%) B 全死亡 (%) LEADER ハザード比 :0.78 (95% CI, ) P=0.007 ハザード比 :0.85 (95% CI, ) P=0.02 プラセボ リラグルチド プラセボ 22% 15% 5 エンパグリフロジン リラグルチド 経過時間 ( 月 ) (Zinman B et al. N Engl J Med. 373(22): , 2015) (Marso SP et al. N Engl J Med Jun 13. [Epub ahead of print])

7 EMPA-REG アウトカム試験の対象患者 7,020 例 18 歳以上の心血管疾患合併 2 型糖尿病患者で BMI 45kg/m² egfr 30mL/ 分 /1.73m² ランダム化前 12 週間血糖降下薬を服用せず 7.0 HbA1c<9.0% または 12 週間安定血糖降下治療を実施下で 7.0% HbA1c<10.0% のもの プラセボ (n=2333) エンパ 10 mg (n=2345) エンパ 25 mg (n=2342) 心血管リスク因子 2307 (98.9%) 2333 (99.5%) 2324 (99.2%) 冠動脈疾患 1763 (75.6%) 1782 (76.0%) 1763 (75.3%) 多枝冠動脈疾患 1100 (47.1%) 1078 (46.0%) 1101 (47.0%) 心筋梗塞の既往 1083 (46.4%) 1107 (47.2%) 1083 (46.2%) 冠動脈バイパス術後 563 (24.1%) 594 (25.3%) 581 (24.8%) 脳卒中の既往 553 (23.7%) 535 (22.8%) 549 (23.4%) 末梢血管疾患 479 (20.5%) 465 (19.8%) 517 (22.1%) 一枝冠動脈疾患 238 (10.2%) 258 (11.0%) 240 (10.2%) 心不全 244 (10.5%) 240 (10.2%) 222 (9.5%) (Zinman B et al. N Engl J Med. 373(22): , 2015)

8 SGLT2 阻害薬の適正使用に関す Recommendation 1.SU 薬等インスリン分泌促進薬やインスリンと併用する場合には 低血糖に十分留意し用量を減らす グリメピリド 2mg/ 日以下に減らす グリベンクラミド 1.25mg/ 日以下に減らす グリクラジド 40mg/ 日以下に減らす 歳以上の高齢者あるいは 65 歳から 74 歳で老年症候群 ( サルコペニア 認知機能低下 ADL 低下など ) のある場合には 慎重に投与する 3. 脱水防止について患者へ説明 ( 脱水と脳梗塞に注意 ) 利尿薬との併用は推奨しない 4. 発熱 下痢 嘔吐 食思不振のとき ( シックデイ ) には休薬する 5. 全身倦怠 悪心嘔吐 体重減少などを伴う場合には 血糖値が正常に近くてもケトアシドーシスの可能性があるので 血中ケトン体を確認する 6. 皮疹 紅斑などが認められた場合には速やかに投与を中止 7. 尿路感染 性器感染については 適宜問診 検査を行って 発見に努める 発見時には 泌尿器科 婦人科にコンサルテーションする (SGLT2 阻害薬の適正使用に関する委員会 2016)

9 トルリシティとビクトーザの比較試験 (AWARD-6) 対象 : メトホルミン ( 1500mg/ 日 ) 単独で HbA1c 7.0~10% にコントロールされている 2 型糖尿病患者 (BMI 45kg/m 2 ) 方法 : トルリシティ (1.5mg/ 日 ) 群とビクトーザ (1.8mg/ 日 ) 群にランダム化 HbA1c の推移 トルリシティビクトーザ 体重の推移 トルリシティビクトーザ (Dungan KM et al. Lancet. 384(9951): , 2014)

10 症例 1 の治療方針 肥満を助長しない薬剤選択 低血糖予防に配慮した薬剤選択 メトホルミンは肝機能障害の既往があり使用困難 1. 現在の治療を継続 2. Once weekly GLP-1RA へ変更 3. GLP-1RA を SGLT2 阻害薬へ変更 4. SGLT2 阻害薬の追加長崎県糖尿病治療研究会

11 症例 2.42 歳 女性 2 型糖尿病 高血圧 脂質異常症 脂肪肝 現病歴 :3 年前に健診で高血圧 HbA1c 7.2% 肥満 脂質異常症を指摘 腹部エコーで脂肪肝を認めた ディオバン 80mg リバロ 1mg メトグルコ 1000mg にて 半年後には血圧 肝機能障害は正常化し HbA1c 6.9% と改善傾向であったが 2 年前 血糖値 161mg/dl HbA1c 8.5% と悪化しグラクティブ 50mg を追加 しかし 通院 内服が中断しがちであり ここ 1 年は血糖値 200mg/dl 台 HbA1c 9~10% 台が続いている 体重も 2kg 増加した 糖尿病の教育入院は拒否 インスリン注射導入も抵抗がある 現症 : 身長 cm 体重 79.0 kg(bmi 31.6 ) 網膜症 (-) 検査所見 : 蛋白尿 (+) AST 30U/l ALT 34U/l γ-gtp 54U/l BUN 10.6mg/dl Cr 0.42mg/dl TC 339mg/dl TG 775mg/dl HDL-C 64mg/dl PG 217mg/dl HbA1c 10.6% egfr 内服薬 : グラクティブ 50mg 1x メトグルコ 1000mg 2x ディオバン 80mg 1x ベザトール SR 200mg 2x 長崎県糖尿病治療研究会

12 症例 2.42 歳 女性 2 型糖尿病 高血圧 脂質異常症 脂肪肝 質問 SGLT2 阻害薬の併用を考えていますが 根本的に糖尿病に対する病識を変えてあげないと積極的に治療に取り組まない気がします 何か良い方法はないでしょうか? 長崎県糖尿病治療研究会

13 症例 2 のまとめ 42 歳 女性 2 型糖尿病 高血圧 脂質異常症 脂肪肝 糖尿病の罹病期間 3 年 BMI 31.6 と肥満 (+) 通院 内服が中断しがち グラクティブ 50mg メトグルコ 1000mg で HbA1c 10.6% と血糖コントロール不良 質問 今後の内服薬の選択 指導について 長崎県糖尿病治療研究会

14 社内資料九州学術実臨床からみえてきた SGLT2 阻害薬の有用性禁複写 他剤から SGLT2 阻害薬へ切り替え 247 例のアンケートにおいて 43.7% で糖尿病治療に対する意欲が上がったと回答 体重減少が患者の行動変化に結び付くケースが多い 目に見える数値の変化が患者のモチベーションを高めている ( 栗原義夫.Ther Res 36(10): , 2015 )

15 デベルザの投与で行動変容がみられた 1 例 ( 林郁夫. Life Style Medicine 9(3): , 2015)

16 成功経験こそ患者さんのセルフケア行動が変容する大事なポイント SGLT2 阻害薬による体重減少 検査データの改善 カロリーを意識するようになる 体重測定に喜びを感じるようになる 診察を怠らないようになる 治療モチベーションが向上 やせたいと思っているかどうかが肝心 Kawasaki E. (Shin-Koga Hospital)

17 症例 2 の治療方針 1. 治療目標の確認 ( 改善したい点は何か ) 2. 食事療法 ( エネルギー摂取量 栄養素バランス ) の適正化 3. メトグルコの増量 (1,500mg~2,250mg まで ) 4. SGLT2 阻害薬の追加 5. Once weekly GLP-1RA の追加 長崎県糖尿病治療研究会

18 症例 3.77 歳 女性 2 型糖尿病 陳旧性脳梗塞 CKD 高血圧 現病歴 :50 歳より糖尿病 高血圧症で治療開始 HbA1c 7.0~7.8% 前後で経過 平成 25 年 8 月脳梗塞で左片麻痺が出現し その後再脳梗塞で炊事ができなくなり運動療法もできなくなり うつ状態になり 血糖コントロール悪化 今回白内障術前検査で HbA1c 14.2% を指摘され 来院 入院加療は拒否され片麻痺のため自己注射はできず 内服薬は娘さんが朝服用させている 週 1 回の GLP-1 受容体作動薬は嘔気 嘔吐がひどく 2 回で中止し アクトスは 7.5mg を使用したが浮腫が強く中止した 現症 : 身長 133.5cm 体重 40.5kg(BMI 22.7) 検査所見 :TP 6.6g/dl AST 22U/l ALT 20U/l γ-gtp 13U/l BUN 23.2mg/dl クレアチニン 1.09mg/dl egfr 37.5 PG 295mg/dl HbA1c 10.5% 治療薬 : アマリール 1mg 1x テネリア 20mg 1x ヘルベッサー R 100mg 1x コニール 2mg 1x ルプラック 4mg 1x プレタールOD 100mg 1x ジェイゾロフト 50mg 1x 長崎県糖尿病治療研究会

19 症例 3.77 歳 女性 2 型糖尿病 陳旧性脳梗塞 CKD 高血圧 質問 今後の治療方針について教えてください 長崎県糖尿病治療研究会

20 症例 3 のまとめ 77 歳 女性 2 型糖尿病 陳旧性脳梗塞 CKD 高血圧 BMI 22.7 と普通体型 入院拒否 注射 内服には全介助が必要 アクトス 7.5mg は浮腫 週 1 回 GLP-1 は嘔吐で使用困難 egfr 37.5 と中等度腎機能障害 (+) アマリール 1mg テネリア 20mg で HbA1c 10.5% 質問 今後の治療方針について 長崎県糖尿病治療研究会

21 経 口 薬 注射薬 egfr からみた糖尿病治療薬の調節 軽度 (45~60) 中等度 (30~45) 高度 (<30) ボグリボース制限なし制限なし制限なし αグルコシダーゼアカルボース制限なし制限なし慎重投与阻害薬ミグリトール制限なし制限なし慎重投与 チアゾリジン誘導体 制限なし 慎重投与 禁忌 SU 薬 慎重投与 慎重投与 禁忌 ビグアナイド薬 制限なし 慎重投与 禁忌 ナテグリニド 慎重投与 慎重投与 禁忌 グリニド薬 ミチグリニド 慎重投与 慎重投与 慎重投与 レパグリニド 慎重投与 慎重投与 慎重投与 アログリプチン 制限なし 12.5mg 6.25mg ビルダグリプチン 制限なし 50mg 50mg シタグリプチン 制限なし 25~50mg 12.5~25mg リナグリプチン DPP4 制限なし制限なし制限なし阻害薬テネリグリプチン制限なし制限なし制限なし サキサグリプチン 制限なし 2.5mg 2.5mg アナグリプチン 制限なし 制限なし 100mg トレラグリプチン 制限なし 50mg 禁忌 SGLT2 阻害薬 効果に乏しいため用いない リラグルチド慎重投与慎重投与慎重投与 GLP-1 受容体エキセナチド慎重投与慎重投与禁忌作動薬リキシセナチド制限なし制限なし慎重投与インスリン製剤用量調節用量調節用量調節長崎県糖尿病治療研究会

22 高齢者糖尿病の血糖コントロール目標 注 1: 認知機能や基本的 ADL( 着衣 移動 入浴 トイレの使用など ) 手段的 ADL(IADL: 買い物 食事の準備 服薬管理 金銭管理など ) ( 高齢者糖尿病の治療向上のための日本糖尿病学会と日本老年医学会の合同委員会 2016)

23 症例 3 の治療方針 腎機能低下を考慮した薬剤選択 低血糖予防に配慮した薬剤選択 家族の協力や社会資源の利用が必須 1. アマリールを中止 2. アクトスを 7.5mg 隔日投与で再開 3. 持効型インスリンまたはライゾデグ配合注の 1 日 1 回の追加長崎県糖尿病治療研究会

24 今回 症例をお寄せいただいた先生方 (50 音順 ) さかもとクリニック 千々岩医院 まわたり内科 坂本晃先生 千々岩秀夫先生 馬渡一雄先生 ありがとうございました

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