給食の時間における食に関する指導事例 ( 中学校第 3 学年 ) 1 主 題 納豆ネバネバで NEVER ザ 生活習慣病! ~ 発酵食品を食べよう ~ 2 関連教科等 単元名 理科 食べられなかったものはどうなるか 3 献立名 セルフ手巻きご飯 ( 麦ご飯 ) 一食納豆 ツナサラダ 焼き海苔 豚汁

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活実態と関連を図りながら重点的に指導していきたい また, 栄養教諭による給食献立の栄養バランスや食事によるエネルギー量を基盤として, グループごとに話合い活動を取り入れるなどの指導の工夫を行いたい また, 授業の導入にアイスブレイクや, カード式発想法を取り入れることにより, 生徒が本気で語ることが

給食の時間における食に関する指導事例 ( 小学校第 6 学年 ) 1 主題戦争中の食事を体験しよう 2 関連教科等 単元名社会科 長く続いた戦争と人々のくらし 3 献立名麦ごはん めざし みそ汁 たくわん 4 ねらい戦争中の食糧不足の食事を通して 食糧不足の時代と今の時代の食生活の違いが分かる <

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gh 第 6 学年 3 組家庭科学習指導案 単元名 : わたしは料理家 ~ おすすめ給食献立を考えよう ~ 朝食から健康な 1 日の生活を 男子 15 名 女子 14 名計 29 名 指導者 T1 宮地仁美 ( 学級担任 ) T2 須山明香 ( 栄養教諭 ) 題材について 小学校学習指導要領家庭科第

小学校 第○学年 学級活動(給食)指導案

平成 29 年度広島県立庄原特別支援学校食に関する年間指導計画小学部重複障害学級 遊びの指導 生活単元学習 給食の食材や献立について知る 正しい手洗いを身に付ける 協力して配膳ができる 給食の食材や献立について知る バランスよく, 何でも食べる 必要な水分を上手に摂取する 食後の片付けができる しっ

平成 30 年度広島県立庄原特別支援学校食に関する年間指導計画小学部重複障害学級 食べ物と健康との関わりについて知ろう 給食について知ろう 学習 遊びの指 導 生活単元 給食の食材や献立について知る 正しい手洗いを身に付ける 協力して配膳ができる 食後の片付けができる しっかりかむ習慣を身に付け,

第 5 学年 組家庭科学習指導案 指導者 1 題材名 食べて元気! ご飯とみそ汁 2 題材設定の理由〇児童観本学級の児童は ゆでる 炒める という加熱調理において調理の基礎的 基本的な技能を身に付けている また 5 月の自然教室においては 事前に食品を3つのグループに分ける学習を実施し その後 栄養

う について知り ご飯のたき方を理解する 6 おいしいみそ汁の作り方の秘密を調べよう だしの有無やみそ汁の具の種類や切り方によってみそ汁の味や作り方が違うことを理解する 7 8 ご飯とみそ汁を作る計画を立てよう みそ汁の具の組み合わせや切り方 入れる順番等を考え ごはんとみそ汁を同時にできるように時

( ) 単元計画 ( 全 6 時間 ) 段階 主な学習活動と内容 指導上の留意点 配時 私たちが食べているものは, どこからきて 既習を想起できるように, 農業や いるか考える 水産業の学習内容を掲示しておく 給食の献立から調べた食料自給率から, 給食の献立から調べた食料自給率本つ気づいたことや疑問

第 3 4 学年 ( 複式学級 ) 学級活動指導案 平成 26 年 6 月 11 日 ( 水 ) 第 5 校時指導者教諭 ( 学級担任 ) 養護教諭 1 題材 バランスよく食べよう ( 第 3 学年及び第 4 学年 (2) 日常の生活や学習への適応及び健康安全キ食育の観点を踏まえた学校給食と望ましい

Microsoft Word - 第3学年国語科学習指導案 .docx

識及び技能を活用して総合的に学習できるような教材である 家庭の食事や給食について振り返ってバランスよく食品を組み合わせて食事をとる大切さを理解させたり, 体に必要な栄養素の種類と働きを知り 1 食分の献立を考えさせたりする 栄養バランスを考えた 1 食分の献立を計画することは, 小学校での 2 年間


4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

名称未設定-1

芥川小学校5年家庭科 学習指導案

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏

Ⅵ ライフステージごとの取り組み 1 妊娠期 2 乳幼児期 (0~5 歳 ) 3 学童期 (6~12 歳 ) 4 思春期 (13~19 歳 ) 5 成年期 (20~39 歳 ) 6 壮年期 (40~64 歳 ) 7 高年期 (65 歳以上 ) ライフステージごとの取り組み ( 図 )

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いて考え, 判断し, 実践している 解している 6 食育の視点 自の食生活を見つめ直し, よりよい食習慣を形成しようと努力すること ( 心身の健康 ) 食品の品質の良否を見け, 食品に含まれる栄養素やその働きを考え, 適切な選択をすること ( 食品を選択する能力 ) 7 学習計画 時 おやつの取り方

hyoushi

実践内容 (1) 視点 1 教育活動全体で推進できるよう 指導体制を整備し 食に関する指導の充実 を図る 1 食育全体計画の整備既存の食育全体計画を見直し 教科 学級活動における食に関する指導の時間を確保するとともに 栄養教諭とのティーム ティーティング ( 以下 TT) についても明記した また

4 単元の指導計画 ( 全 11 時間 本時 3/11 時間目 ) 次 時 主な学習活動 教師の支援 留意点 1 1 毎日食べている食事に関心をもち 栄養を考えた食事のとり方について考え 日常の食事や使われている食品に関心をもたせる る 2 2 五大栄養素の種類と働きについて理解する 食べ物のゆくえ


(3) 指導について本単元のねらいは 体の発育 発達について その一般的な現象や思春期の体の変化などについて理解できるようにすること 体をより良く発育 発達させるための生活のしかたについて理解できるようにすること である そのねらいを達成するため 児童が学習に興味 関心をもち 意欲的に取り組むことが

Ⅳ 第 2 次計画の目標 : 第 2 次計画で新たに設定した項目 府民主体 府民と行政と団体 行政と団体 1 内 容 新 規 栄養バランス等に配慮した食生活を送っている府民の割合 2 朝食欠食率 第 1 次計画策定時 35 現状値 第 2 次計画目標 第 2 次基本計画目標 24% 15% 60%

単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

保健体育科学習指導案

食育に関するアンケート

(Microsoft Word - 201\214\366\212J\216\366\213\3061\224N\211\271.docx)

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2015 1,200 A B J 一般社団法人 J ミルク牛乳乳製品の知識改訂版 001

5 本時の計画 (1) 本時のねらい 五大栄養素の分類表と例示した食事を比較することで 不足する栄養素を含むを追加し バランスの良い食事にすることができる ( 知識 理解 ) (2) 食育の視点 に含まれる栄養素やその働きを知り 栄養素のバランスの良い食事を考えることができる ( 心身の健康 )(

けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

有り ) については, おもに食べる主食 は, パンが5 人, ごはんが3 人, コーンフレークが1 人, おもに食べる主菜 は, 肉, ハム, などが4 人, 豆腐, 納豆などが1 人, 食べないが3 人, おもに食べる副菜 は, みそ汁が4 人, 炒め物が2 人, サラダが1 人, 食べないが2

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり できることについ

( ( ) ) 3 題材の指導計画と評価計画 (1) 指導目標 毎日の食事や使われている食品に関心をもち バランスを考えた食事をしようとする 食品の栄養的な特徴や食品の組み合わせに関心をもつ ごはんとみそしるに関心をもち 調理することができる (2) 指導計画 5 年 12 時間 6 年 12 時間

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第 6 学年 1 組理科学習指導案単元名 : 瀬野川の生き物のつながり 生き物のくらしと環境 男子 18 名女子 21 名計 39 名 単元について 指導者澄川和生 単元観本単元は, 小学校学習指導要領解説理科編第 6 学年 内容 B(3) の 動物や植物の生活を観察したり, 資料を活用したりして調

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

名称や働きを覚えることだけに重点を置くのではなく 体に必要な栄養素を食事によって摂取していることに気付き 栄養を考えて食事することの大切さを理解させたい そのために 日常食べている給食の献立に含まれる栄養素の種類や働きを調べ発表したり 栄養を考えた食事をするにはどうしたらよいかを話し合ったりする活動

Microsoft Word - 社会科

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

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中学校第 3 学年社会科 ( 公民的分野 ) 単元名 よりよい社会をめざして 1 本単元で人権教育を進めるにあたって 本単元は 持続可能な社会を形成するという観点から 私たちがよりよい社会を築いていくために解決すべき課題を設けて探究し 自分の考えをまとめさせ これらの課題を考え続けていく態度を育てる

Taro-12事例08.jtd

小学校編 1 年生 学級活動 朝ごはんだいすき あさごはんだいすき! 1 ねんくみなまえ ( ) げんきになるために あなたがしてみようと おもうことはどんなことですか? がんばってみよう! がんばれた日に をつけよう 日日日日日日 あさごはんを たべましたか 3 つのいろの きっぷがそろいましたか

自己紹介をしよう

高等学校第 2 学年保健体育科学習指導案 指導日時 : 平成 25 年 11 月 6 日第 3 校時 指導学級 : 第 2 学年 組 名 指導者 : 宮城県古川黎明高等学校教諭千田健二 1 単元名保健 : 社会生活と健康ウ労働と健康 ( 大修館書店 現代保健体育改訂版 ) 2 単元の目標社会生活にお

<4D F736F F D F4390B394C5817A91CC88E789C82895DB8C9297CC88E6298E7793B188C E31302E31322E646F63>

食育に関するアンケート

学級活動 ( 食に関する指導 ) 指導案 指導者 1 対象 第 1 学年組 男子 名女子 名合計 名 2 日時 平成 年 月 日 曜日第 校時 3 場所 1 年組教室 4 主題 食べ物を3つの仲間に分けよう! 5 本時の目標好き嫌いせずに食べられるようにする ( 関心 意欲 態度 ) 食べ物が3つの

理科学習指導案

2. 今年度の実践から 1 CS 給食試食会や保護者参加の授業での実践日常学級担任が感じていることや, 生活や食事の調査結果から, 当日の参加者や学年の課題をとりあげ資料を作成した 6 月 1 年保護者給食試食会排便や朝食内容の問題点 朝型の生活リズムの必要性 6 月 CS 給食試食会休日における牛

3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

第 4 学年学級活動学習指導案 1 題材名 バランスよく食べよう ( キ食育の観点を踏まえた学校給食と望ましい食生活の形成 ) 2 題材について (1) 児童の実態 < 男子 11 名 女子 15 名計 26 名 > 本学級は 元気で明るい子どもたちが多い学級である 給食時間は 放送をよく聞いたり

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H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

第1学年特別活動(学級活動)学習指導案

解答類型

第2学年1組 家庭科学習指導案

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 本時の目標 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり でき

誰 ( 何 ) から得た情報なのかを記録カードに記入させる なぜなら など理由をつけて発言できるよう指導する 聞き手は 発表のどこから伝えたいことが分かったのかを言えるようにする 6 単元構想表 個人テーマを設定する ( 2 時間 ) ウエービング ( 大豆についての知識を広げる ) 全員で出し合う

< 算数科 > 金種の弁別をし, 硬貨や紙幣の名称を知る 単一硬貨を使っての合計金額を数える 硬貨が各種混じった中で, 合計金額を数える おつりを伴う正しいお金の出し方を知る 複数の品物の合計金額を概算で見積もることができる 定価, 売値, 割引の意味を知るとともに, 割引後の値段を求める 必要感目

(1)

国語科学習指導案様式(案)

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

技術 家庭科学習指導案 安芸高田市立向原中学校指導者久保田美恵 1 日時平成 26 年 11 月 10 日 ( 月 ) 第 5 校時 (14:15~15:05) 2 場所 2 年教室 3 学年 学級第 2 学年男子 11 名女子 11 名計 22 名 4 題材名 食品の選択 小題材名 加工食品の選び

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評価方法 ディスカッション等の事例を用いた活動実習ブレインストーミング 定期テストディスカッション等の事例を用いた活動実習ブレインストーミングその他成果物 定期テストディスカッション等の事例を用いた活動実習ブレインストーミングその他成果物 上に示す観点に基づいて 学習のまとまりごとに評価し 学年末に

1 単元大豆大発見 2 単元設定の理由 第 2 学年 2 組技術 家庭科学習指導案 平成 28 年 10 月 28 日 ( 金 )10:00~10:50 被服室 指導者越野可奈子 生徒は, 前単元において栄養の学習を行い, 大豆はたんぱく質が豊富な食品であることを理解してい る 大豆について生徒に聞

第○学年 ○○科指導計画

た 本来,WHO( 世界保健機関 ) では, セルフメディケーションを 自分自身の健康に責任を 持ち軽度な身体の不調は自分で手当をすること と定義しており, 軽い風邪や熱が出たときに市 販の薬を使って早めに治すこととされてきた しかし, 最近では更に広い意味を含んで捉えられ るようになってきている

1 栄養成分表示を活用してみませんか? 媒体の内容 1 ページ 導入 ねらい : 栄養成分表示 とは 食品に含まれているエネルギー及びたんぱく質 脂質 炭水化物 食塩相当量などを表示したものであることを理解する 栄養成分表示を見たことがありますか? と問いかけ 普段から栄養成分表示を見ているか 見て

4. タブレット端末の利用状況 ( 利用機材の内容と利用のねらい ) ハードウェア機材名 :ipad ねらい : 水が流れる様子や地形が変化した様子を確認できるよう 動画で撮影し記録する 上流 中流 下流それぞれの様子が撮影できるよう ipadは3 台準備する 機材名 :ENVY110( 複合印刷機

高等学校第 2 学年保健体育科学習指導案 1 単元名生涯を通じる健康 ( 現代保健体育 大修館書店 ) 期日平成 23 年 10 月 19 日 ( 水 ) 第 5 校時場所県立宇土高等学校 2 年 2 組教室指導者教諭横田大典 2 単元について (1) 単元観本単元は 生涯の各段階において健康にかか

ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

とで児童に活動の見通しを持たせ, 自分で課題を立て情報を集め整理し, 発表する等に取り組めるようにしていきたい 調査計画の場面では, 目的に照らしてどのような調査をしていくことがよいのか児童にしっかりと考えさせたい 例えば, データはどう集めたらよいのか, アンケートを実施する場合には, 誰にアンケ

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場4 指導にあたって (1) 教材観 3 年生の食育のテーマは, 調べよう! 伝えよう! 松南フ ド である このテーマの視点の一つとして, 大豆やその加工品に目を向けて食育を考えたい 大豆やその加工品を作っている地域の人の思いや白山市の食文化の豊かさに気づくことで, 児童が白山市と大豆をもっと好き

第 2 学年 生活科学習活動例 1 単 元 やさいをそだてよう 2 単元の目標 自分たちが日頃食べている野菜に関心をもち, 自分たちの力で育てようとする 野菜作りの楽しさや収穫の喜びを絵や文で記録したり, 発表したりすることができる 3 指導計画 (12 時間完了 ) 野菜を育てよう (7 時間 )

食育を重視した調理実習

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<小学校 生活科>

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平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

関心 意欲 態度科学的思考力観察 実験の技能 表現第 5 学年理科学習指導案平成 16 年 6 月 15 日 ( 火 ) 第 3 校時指導者宇多幹子場所理科室 1 単元名 植物の発芽と成長 2 単元の目標と評価規準 植物の発芽と成長を, それにかかわる条件に着目しながら調べる活動を通して, 見いだし

第 4 学年算数科指導案 平成 28 年 11 月 2 日 ( 水 ) 第 5 校時場所 4 年 2 組男子 22 名女子 10 名指導者垣見遥 ともなって変わる量 思考力 判断力 表現力の育成 ~ 児童の考えを引きだす算数的活動の工夫 ~ 1 単元名 ともなって変わる量 2 単元の目標 ともなって

1 テーマ名  かがやく生命

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6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

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3 題材の目標 (1) (2) 4 題材の評価規準 ( 指導要録の四つの観点 ( 生活や技術への関心 意欲 態度 ) から題材の学習を通して目指す生徒の姿を示します ) 文章の語尾は 評価規準の作成, 評価方法の工夫改善のための参考資料 ( 中学校技術 家庭 ) 平成 23 年 11 月 ( 国立教

Transcription:

中学校第 3 学年理科学習指導案 ( 例 ) 1 単元名食べられなかったものはどうなるか 2 ねらい 微生物 ( 菌類や細菌類 ) が生物の死がいや排出物中の有機物を分解し 無機物にす るはたらきを知る 3 食育の視点 微生物の働きによって作られた食品が身近にたくさんあることを知り 微生物の働 きと自分の食を関連付けて考えようとする態度を養う < 選 >< 文 > 4 本時の展開 (2/2 時間 ) 過程学習活動教師の指導上の留意点 評価備考 導入 1 前時に行った実験内容徹 腐葉土が微生物による分解であるこ土中の小動物 の確認をする 寒天培地に焼いた土 そのままの土をそれぞれ少量入れ 2 ~3 日ふたをして放置する ( 前時にセットしておく ) との予想から 寒天培地を作り 焼の写真 いた土とそのままの土を少量入れて学校の腐葉土 セットしておいたことを確認する 展開 2 寒天培地にセットして徹 でんぷんは有機物であること 焼い いたものをヨウ素液で調 べ 考察する 微生物のはたらきを調べよう! た土には微生物がいないことをおさ える 能 そのままの土はヨウ素液が変化せ ず 焼いた土は反応することを確認 し 結果を表にまとめさせる 結果より 考察をさせる ( 個 班 ) 落ち葉などの有機物が分解されるの は 微生物のはたらきによることに 結果の表 3 微生物が身近なことに気付く ( 思考 ) 微生物で作ら 利用されていることを知 考察を班でまとめ 発表させる れた堆肥や下 る 徹 微生物のはたらきは 堆肥作りや下水処理施設の 水処理に使われている事を話す 4 微生物が作っている食能 微生物が作る食品を給食の献立から給食献立表 品を知る 見つけ出させる ( 個 班 ) 献立表から食品を見つけ出すことが できる ( 関心 ) 徹 微生物の発酵 納豆やヨーグルト 醤油 味噌 納豆の効用 食文化に ついて簡潔に話す まとめ 5 学習内容を振り返る 微生物が分解者であり 有機物を無微生物発酵の 資料 機物に分解することを理解できる 資料 ( 発展 ) ( 知識 ) - 43 -

給食の時間における食に関する指導事例 ( 中学校第 3 学年 ) 1 主 題 納豆ネバネバで NEVER ザ 生活習慣病! ~ 発酵食品を食べよう ~ 2 関連教科等 単元名 理科 食べられなかったものはどうなるか 3 献立名 セルフ手巻きご飯 ( 麦ご飯 ) 一食納豆 ツナサラダ 焼き海苔 豚汁 牛乳 みかん 4 ねらい 発酵 食品である納豆に含まれる栄養価とその働きを理解し 発酵食品を積極的に 食べようすることができる < 健 >< 選 >< 文 > 5 展 開 (10 分程度 ) 過程 学 習 活 動 指 導 上 の 留 意 点 資料等 導 1 今日の給食献立の中に クイズで発酵食品に目を向けられ クイズ3 問 ある発酵食品を見つけ るようにする ( 納豆に絞る ) 入 る 1 冬の食べ物です 2 枝豆と兄弟です 3 魔法をかけるとねばねばします 理科の学習を思い出させる 展 2 納豆について知ってい 納豆は微生物の力で もとの食材 フラッシュ る栄養価とその働きを話 にはないおいしさや有効成分が加 カード し合う わり 体に優しく栄養価の高い発 開 酵食品であることを理解させる 人体への働きを理解し 積極的に食べようとする態度を養う 自分の食生活を振り返らせる ま 3 発酵食品に関心をも 今日の給食の献立の中には 発酵 アンケート と ち 味わって食べる 食品である みそ もあることに 用紙 め ふれ 発酵食品がいつ頃から食べ始められたのか興味をもたせる 発酵食品について正しく理解し 積極的に食べることで 生活習慣病予防につながることについて話す 評 価 発酵食品である納豆に含まれる栄養価とその働きを理解できたか 発酵食品を進んで食べようと思ったか -44-

献立名 麦ごはん豚汁ツナサラダ納豆 焼きのりみかん牛乳 学年中学 3 年生教科等理科 ( 第 2 分野 ) 食べられなかったものはどうなるか 関連について日本の伝統的発酵食品 納豆 を活用して 日本食で微生物が有効に使われていること 発酵食品の優れているところを確認します きょうの給食は 微生物君 ありがとう の献立です 微生物が 作ってくれた食材が 2 つ使ってあります 何でしょう?! 1 つは 納豆菌 が作った 納豆 原料は何でしょう? 大豆ですね 納豆になることで 大豆のたんぱく質の一部が 吸収されやすい ア ミノ酸 に分解されます だから 納豆は 消化がよく吸収も早い優 れ物のタンパク源なのです 一緒に食べた物の消化までよくなります このように 微生物を使って 発酵 させると さらにおいしく 栄養も増えて体に良い食材に変身するのです 日本人の知恵ですね もう 1 つは こうじ菌 が作った みそ です 豚汁に使ってあり ます みそも 世界一優れた発酵食品 といわれます さて 日本では いつから作られるようになったのでしょう 調べてみると面白いですよ - 45 -

中学校 第 3 学年 保健体育科学習指導展開 ( 例 ) 1 単元名 健康な生活と病気の予防 ~ 休養と健康 ~ 2 ねらい 健康の保持増進には 年齢 生活環境等に応じた食事 運動 休養 睡眠の調和の とれた生活が必要であることを理解する 3 食育の視点 バランスのとれた食事が疲労を取り除き 自らの健康保持増進に役立つ事を考える ことができる < 重 >< 健 > 4 本時の展開 過程学習活動指導上の留意点 評価備考 導入 1 どんなときに疲れを 教科書 課題をつかむ を参考に 考え 感じるかを思い出す させる 疲労と休養の関係を知ろう 2 疲労の分類をし 疲 徹 班で考え 多くの意見を出せるようにす付箋紙 展開 労について知る る 疲労の現れ方は環境条件や個人によって広用紙違いがあることを説明する 疲労を感じることは 体が危険を知らせている事を理解させる 3 今までの経験を思い 能 早寝早起き朝ご飯等規則正しい生活 バ 出し 疲労のとり方を ランス良い食事をとる事が大事であるこ 考える とに気付かせる 生活環境等に応じた食事 運動 休養 睡眠の調和のとれた生活が必要であることを理解できたか ( 知 理 ) 4 自分の生活を振り返 ワークシートにまとめ 互いに発表し合ワークシー り 改善すべき事につ うことで 各々が自分の食生活を反省するト いて考える 機会にする まと 5 本時のまとめ及び 徹 ワークシートに本日のまとめ 感想を記 め 自己評価を記入する 入させる 望ましい食習慣を身に付けることの大切さが分かり 実践しようとする ( 関 意 態 ) 6 次時の予告を知る - 46 -

給食の時間における食に関する指導事例 ( 中学校第 3 学年 ) 1 主題 華麗なるカレー 2 関連教科等 単元名保健体育 食生活と健康 3 献立名ポークカレー 4 ねらい身近なカレーライスも 食材の選び方 献立の組み合わせ方で疲労回復に役立つことを知り 作って食べようとする意欲をもつことができる < 健 >< 選 > 5 展開 (5~10 分程度 ) 過程学習活動指導上の留意点資料等 導 食べている給食に関心を 今日の給食には秘密がかくされて 献立カード もつ いることを知らせる 入 給食献立を確認し 献立 献立を確認させ 肉 は 豚肉 献立カード と使用食材の組み合わせか ごはんは 麦と米 と より具体 食材カード 展 ら秘密をさぐる 的な食材名で 献立ごとに使用食 材を知らせ 秘密を予想させる どの食材に何の栄養素が たんぱく質 ビタミン B 群 ビタ 栄養素の表 開 含まれているかを知る ミン C カルシウムが 給食の食材 に含まれていることを理解させ る 保健体育で学習したこと 疲労回復に役立つ栄養素が今日の を思い出し 実際の献立と 給食には積極的に使われているこ つなげる とを知らせる 疲労回復に役立つ食事の 疲労回復に役立つ食事は 簡単な ま 仕方に気付く 調理でもできることを知らせ 今後 と の意欲につなげる また 休養 も め 大切であることを確認する 評価 疲労回復に役立つ献立と食材の組合せが分かる - 47 -

献立名ポークカレーライス ( 麦ごはん ) 牛乳 海藻サラダらっきょうキャンディチーズ 学年中学 3 年生教科等保健体育 疲労と回復 関連について給食の定番 カレーライス の献立で 疲労回復に役立つ栄養素ビタミン B1 タンパク質 ビタミン C に着目して指導を行います 今日は 疲れに効く給食 です ごはんは麦が入った 麦ごはん カレーは豚肉を使った ポークカレー です 麦や豚肉には ビタミン B1 が多く含まれています ビタミン B1 は 疲労回復のビタミンと いわれ 疲れた体を元気にしてくれます また タンパク質も充分にとりましょう カレーの豚肉 牛乳 チー ズ 海藻サラダのたこにはタンパク質がたくさん含まれているので 運 動で傷んだ筋肉を回復させるはたらきがあります 心の疲れにはビタミン C とカルシウムが効果的です 海藻サラダには レモン汁が使ってあります チーズと牛乳にはカルシウムもたっぷりで す しっかり食べて ゆっくり休養しましょう すると もりもり元気 がわいてきますよ - 48 -