青少年のネット利用実態把握を目的とした調査 LINE 株式会社は 青少年のネットワーク利用の啓発活動の更なる強化およびネット利用上の問題防止に向けた研究のため 青少年のネット利用実態の把握を目的とした調査を実施しています 本年 6 月から9 月にかけて神奈川県教育委員会および東京都教育委員会のご協力

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青少年のネット利用実態把握を目的とした調査 1. 調査の概要と進捗 LINE 株式会社では 青少年のネットワーク ( 以下ネット ) 利用の啓発活動の更なる強化およびネット利用の問題防止に向けた研究のために 青少年のネット利用実態の把握を目的とした大規模調査を実施しています 平成 28 年度は 神奈

平成29年度最終報告書.indd

Microsoft Word - 【確認】アンケート結果HP.docx

< このアンケートの中の言葉の意味 > 情報通信機器 携帯電話やスマートフォン パソコンなど他の人とメッセージのやりとりができるような機 器 インターネット世界中の情報通信機器をつなげてメッセージのやりとりができるようにした仕組み 例えば インターネットを利用して 次のようなことができます 友だちと

Ⅲ 調査対象および回答数 調査対象 学校数 有効回答数児童生徒保護者 (4~6 年 ) 12 校 1, 校 1, 校 1,621 1,238 合計 41 校 3,917 ( 有効回答率 96.3%) 3,098 ( 有効回答率 77.7%) Ⅳ 調査の実施時期

6. 調査結果及び考察 (1) 児童生徒のスマホ等の所持実態 1 スマホ等の所持実態 54.3% 49.8% 41.9% 32.9% % 78.7% 73.4% 71.1% 76.9% 68.3% 61.4% 26.7% 29.9% 22.1% % 中 3 中 2 中 1

表紙(A4)

2013年1月25日

 

PP

 

インターネットについてのアンケート 1 学期の PTA 講演会でも 不審者やネット犯罪から子どもを守るために と題して講演会を行いましたが 下條小学校の子どもたち 保護者のみなさんが インターネットとどのように関わっているのか 高学年の児童 保護者を対象にアンケートを行いました 全県的な調査と比較し

資料3 平成28年度京都府学力診断テスト 質問紙調査結果 28④ 28中① 27④ 27中① 平成28年度京都府学力診断テスト小学4年質問紙調査結果 平成28年度京都府学力診断テスト中学1年質問紙調査結果 平成27年度京都府学力診断テスト小学4年質問紙調査結果 平成27年度京都府学力診断テスト中学1

性別 女性 48% 男性 52% 男性 女性 年齢 29 歳 5% 30 歳以上 16% 20 歳未満 21 歳 1% 1% 22 歳 7% 23 歳 10% 20 歳未満 21 歳 22 歳 23 歳 24 歳 28 歳 8% 24 歳 14% 25 歳 26 歳 27 歳 27 歳 12% 26

睡眠調査(概要)

性別 女性 48% 男性 52% 男性 女性 年齢 29 歳 5% 30 歳以上 16% 20 歳未満 21 歳 1% 1% 22 歳 7% 23 歳 10% 20 歳未満 21 歳 22 歳 23 歳 28 歳 8% 24 歳 14% 24 歳 25 歳 26 歳 27 歳 27 歳 12% 26

携帯電話 スマートフォンの利用状況 学年別 自分専用借りてその他利用していない不明 4 年生 年生 5 年生 年生 6 年生

以下は 質問 4でお子さんにケータイを 使わせている と答えた方にお聞きします 質問 6 どのような理由からお子さんにケータイを使わせるようになりましたか あてはまるものすべてに をつけてください 1 連絡のため ( 塾や習い事の送迎など 2 GPS 機能がついているから ( 防犯上のため 3 子ど

調査概要 1. 調査項目 (1) スマートフォンの使用について (2)SNSの利用について (3) 消費者行動 意識 (4) 消費者教育 啓発について 2. 調査対象全国の満 15から25 歳までの男女 3,000 人 国勢調査 (2015 年 ) における性別 年齢 地域の比率を基に LINE R

平成26年度調査研究活動報告書

調査結果概要

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平成 26 年度生徒アンケート 浦和北高校へ入学してよかったと感じている 1: 当てはまる 2: だいたい当てはまる 3: あまり当てはまらない 4: 当てはまらない 5: 分からない 私の進路や興味に応じた科目を選択でき

平成20年度携帯電話の利用についての実態把握町について【概要】

 

1

2 お子さんに携帯電話 スマートフォン等 ( 以下, 携帯 スマホ ) を持たせていますか 1 子ども専用の携帯 スマホを持たせている 2 子ども専用の携帯 スマホは持たせていないが 家族の携帯電話は自由に使える 3 携帯 スマホは持たせていない 小学校 選択肢持たせている家族で共用持たせていない

(3) 将来の夢や目標を持っていますか 平成 29 年度 平成 28 年度 平成

(4) ものごとを最後までやり遂げて, うれしかったことがありますか (5) 難しいことでも, 失敗を恐れないで挑戦していますか

M28_回答結果集計(生徒質問紙<グラフ>)(全国(地域規模別)-生徒(公立)).xlsx

PowerPoint プレゼンテーション

(4) ものごとを最後までやりとげて, うれしかったことがありますか (5) 自分には, よいところがあると思いますか

問 1 あなたは お子様に携帯電話(PHS やスマートフォンを含む 以下同じ ) を持たせていますか ( どれか1つに ) 1. 持たせている 2. 持たせていない 3. 持たせていないが 親のものを共用 ( 子どもも使えるように ) している

❷ 学校の宿題をする時間 宿題に取り組む時間は すべての学年で増加した 第 1 回調査と比較すると すべての学年で宿題をする時間は増えている 宿題に取り組むはおよ そ 40~50 分で学年による変化は小さいが 宿題を しない 割合はになると増加し 学年が上がるに つれて宿題を長時間する生徒としない生

平成25年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(速報)

<4D F736F F D208E7182C782E082CC90B68A888EC091D492B28DB870302D70362E646F63>

(4) ものごとを最後までやり遂げて, うれしかったことがありますか (5) 難しいことでも, 失敗を恐れないで挑戦していますか

家庭等における青少年の携帯電話・スマートフォン等の利用に関する調査結果報告書(概要版)

高校生の生活と意識に関する調査 問 1 あなたの性別を教えてください 1. 男 2. 女 問 2 あなたが在学している高校は次のどれですか ( は 1 つ ) 1. 普通科高校 2. 職業科高校 問 3 あなたの学年を教えてください ( は 1 つ ) 1. 高校 1 年生 2. 高校 2 年生 3

資料1 団体ヒアリング資料(ベネッセ教育総合研究所)

表 S3. 学校がある日は 朝 何時ごろ起きますか と ふだん 何時ごろ朝ごはんを食べていますか 学校がある日は 朝 何時ごろ起きますか 午前 6 時以降 午前 6 時 30 分より前 午前 6 時 30 分以降 午前 7 時より前 午前 7 時以降 午前 7 時 30 分より前 午前 7 時 30

勉強のときも デバイス片手に が普通に 5. の 4 割が 勉強中にもメールやチャット 友だちへの質問に使う割合も 5 割近くいる メールやチャット (LINE など ) を書きながら ( 返事を出す場合も含む ) 勉強することがある比率は で 24.3% で 37.5% 一定の割合の中高生が 勉強

小 中 高校生のケータイ インターネット等の利用に係る実態調査について 1 目 的スマートフォンなど新しい情報機器の普及やコミュニティサイトの急速な利用拡大等に より 子どもたちの犯罪につながる行為や基本的生活習慣の乱れが憂慮されていることか ら ケータイ インターネットに係る子どもたちの実態調査を

別紙 (1) スマホ家庭のルールづくり運動 生徒 保護者の皆さんへ 1 課題と目的スマートフォンやパソコンを使い,LINE や Twitter などの SNS 上での情報のやりとりが, 高校生においても頻繁に行われている状況があります これらのツールは非常に便利なものである一方, 不特定多数の者との

5 児童生徒質問紙調査 (~P23) (1) 運動に対する意識等 [ 小学校男子 ] 1 運動やスポーツを [ 小学校女子 ] することが好き 1 運動やスポーツをすることが好き H30 全国 H30 北海道 6 放課後や学校が休みの日に 運動部や地域のスポーツクラブ以外で運動やスポーツをすることが

2 教科に関する調査の結果 (1) 平均正答率 % 小学校 中学校 4 年生 5 年生 6 年生 1 年生 2 年生 3 年生 国語算数 数学英語 狭山市 埼玉県 狭山市 61.4

========== 目次 ========== 1. 調査趣旨 P1 2. 調査概要 P1 3. 調査結果概要 P2 4. 調査結果詳細 P3 5. 調査結果の補足 P16 6. 効果的な取組についてのまとめ P17 ( 参考 ) 1 神奈川県 横浜市 川崎市 相模原市 子どもたちのインターネット

[1] あなたは SNS を利用していますか 3. わからない 2. いいえ と答えた方は [8] の質問まで進んでください 以下 [2]~[6] の質問には [1] で 1. はい 3. わからない と答えた方にお聞きします [2] あなたは SNS を主にどれを使って利用していますか 当てはまる

14山崎・原.indd

◎公表用資料

< 受験生トレンド > 受験生に必須のアイテム 受験生の半数以上が勉強に SNS を活用 3 人に 1 人以上が活用している Twitter が第 1 位に 目的は モチベーションを上げたい 記録に残したい 共有して安心したい が上位に 勉強専門アカウントについては約 5 割が興味 約 2 割が活用

市からのお知らせについて 市からのお知らせについて 西宮市では 市民のみなさまに市政への理解と関心を深めてもらうために 市政ニュー スやホームページなどさまざまな媒体を活用して情報発信をしています みなさまからい ただいたご意見を踏まえ より効果的で分かりやすい情報提供に努めてまいります 問 22

1 家庭生活について 朝食及び就寝時刻 早寝早起き朝ごはん の生活リズムが向上している ( 対象 : 青少年 ) 朝食を食べている 0% 20% 40% 60% 80% 100% 1.2 今回 (H27) 経年 1.7 前回 (H22)

領域別正答率 Zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz んんんんんんんんんんんんん 小学校 中学校ともに 国語 A B 算数( 数学 )A B のほとんどの領域において 奈良県 全国を上回っています 小学校国語 書く B において 奈良県 全国を大きく上回っています しかし 質問紙調査では 自分

(2) 学習指導要領の領域別の平均正答率 1 小学校国語 A (%) 学習指導要領の領域 領 域 話すこと 聞くこと 66.6(69.2) 77.0(79.2) 書くこと 61.8(60.6) 69.3(72.8) 読むこと 69.9(70.2) 77.4(78.5) 伝統的な言語文化等 78.3(

通信機器を最初に買い与えたのはいつですか 小学 以下小学 4 年生小学 5 年生 小学 年生中学 中学 中学 LINE SNS の浸透が明らかに ( 大きめの文字で ) 通信

3 学校の部活動部活動についてについてお聞きします 問 7: あなたは 学校の部活動に参加していますか 学校の部活動に参加していますか 部活動部活動に参加している人は 所属している部活動の名前も記入してください 1. 運動部活動に参加 ( 問 8へ ) 2. 文化部活動に参加 ( 問 9へ ) 3.

小学校国語について

調査の目的と概要 Ⅰ 調査の目的 札幌市の児童生徒の実態に関する基礎調査 は 札幌市の小学生 中学生 高校生の意識や心情 生活 行動などについて 継続的に調査し その実態の変容を明らかにすることにより 子どもを取り巻く社会変化や教育情勢と子どもの生活との関連性を客観的に把握し 教育施策の推進に資する

平成 26 年 11 月 コミュニティサイトに起因する 児童被害の事犯に係る調査結果 ( 平成 26 年上半期 ) 警察庁生活安全局情報技術犯罪対策課

 

Water Sunshine

世論調査報告書


家族時間アンケート結果報告書 家族時間 に関する アンケート調査の結果 平成 23 年 6 月 福井県 - 1 -

< F C18D E93788EF38D7590B B CC8F578C76834F E786C73>

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

(4) 学校の規則を守っていますか (5) いじめは, どんな理由があってもいけないことだと思いますか

調査結果 子どものスマホ利用の実態 子どものファーストスマホ半数以上が Android を利用 2 割弱が 中古スマホ を利用 子どものファーストスマホ選択基準 自分と同じキャリア 端末代金が安い 月額利用料金が安い 小学 3 年生 ~ 中学 3 年生のスマートフォン ( 以下スマホ ) を保有して

2 調査結果 (1) 教科に関する調査結果 全体の平均正答率では, 小 5, 中 2の全ての教科で 全国的期待値 ( 参考値 ) ( 以下 全国値 という ) との5ポイント以上の有意差は見られなかった 基礎 基本 については,5ポイント以上の有意差は見られなかったものの, 小 5 中 2ともに,

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資料 1( 参考 ) 口コミサイト インフルエンサーマーケティングに関するアンケート結果 2018 年 9 月 19 日

Q1. 電子メールと LINE や comm などのコミュニケーションアプリを使い分けていますか ( 単数回答 ) N=500 はい( 電子メールとコミュニケーションアプリを使い分けている ) を選んだ理由 上司には電子メールを今まで通り使っています (30 歳女性 ) アドレスや電話番号など個人情

国語の授業で目的に応じて資料を読み, 自分の考えを 話したり, 書いたりしている

Microsoft Word - アンケート集計結果_最終版.doc

1 調査実施概要 調査の目的 近年 中学生にもスマートフォンが急速に普及しつつあり ネットワークを介して動画やゲーム ソーシャルメディアといった各種サービスへのアクセスが容易になっており ネット利用の長時間化 ネット依存傾向の低年齢化が懸念されている このため 総務省情報通信政策研究所では 東京大学

スライド 1

ニュースリリース AVON

平成 20 年度全国学力 学習状況調査回答結果集計 [ 児童質問紙 ] 松江市教育委員会 - 児童 小学校調査 質問番号 (1) 朝食を毎日食べていますか 質問事項 選択肢 その他 無回答 貴教育委員会 島根県 ( 公

(4) 市からのお知らせについて 西宮市では 市民のみなさまに市政への理解と関心を深めていただき また市民サービスを円滑に利用していただくために 広報紙や放送 ホームページなどさまざまな媒体により 市政情報をお届けしています 市民のみなさまのご意見をいただき 利用しやすく わかりやすい情報提供となり

H

必要性 学習指導要領の改訂により総則において情報モラルを身に付けるよう指導することを明示 背 景 ひぼう インターネット上での誹謗中傷やいじめ, 犯罪や違法 有害情報などの問題が発生している現状 情報社会に積極的に参画する態度を育てることは今後ますます重要 目 情報モラル教育とは 標 情報手段をいか

家庭における教育

中 1 中 2 中 3 男子 女子 小計 男子 女子 小計 男子 女子 小計 合計 度数 % 度数 % 度数 % 度数 % 度数 % 度数 % 度数 % 度数 % 度数 % 度数 % F-3 あなたの家庭はあなた自身を入れて何人ですか 2 人家族 2 1.6% 3 2.5% 5 2.0% 2 1.9

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県海草地方 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

7 調査結果の概要 (1) 子どもの携帯電話所持率とフィルタリングの活用状況 ア子どもの携帯電話所持率 子ども専用の携帯電話所持率は 平成 19 年の本市調査 ( 以下 前回調査 ) から 2 年が経過していますが ほぼ横ばいの結果です では 男子 33.6 女子 46.4 計 4.1 が所有してい

5 教5-1 教員の勤務時間と意識表 5 1 ( 平均時間 経年比較 教員年齢別 ) 中学校教員 調査年 25 歳以下 26 ~ 30 歳 31 ~ 40 歳 41 ~ 50 歳 51 ~ 60 歳 7:22 7:25 7:31 7:30 7:33 7:16 7:15 7:23 7:27 7:25

小学校の結果は 国語 B 算数 A で全国平均正答率を上回っており 改善傾向が見られる しかし 国語 A 算数 B では依然として全国平均正答率を下回っており 課題が残る 中学校の結果は 国語 B 以外の教科で全国平均正答率を上回った ア平成 26 年度全国学力 学習状況調査における宇部市の平均正答

「dカーシェア」、“カーシェア時代におけるクルマの使い方”意識調査を実施

広報資料平成 25 年 11 月 14 日警察庁 コミュニティサイトに起因する児童被害の事犯に係る調査結果について ( 平成 25 年上半期 ) 1 調査の趣旨近時 出会い系サイトに起因して犯罪被害に遭った児童数は減少傾向にあるが 他方 コミュニティサイトに起因して犯罪被害に遭った児童数は 平成 2

(面接調査票)

組合員対象 奨学金制度に関するアンケート の集計状況 1. はじめに調査概要とサンプル特性について < 調査概要 > 調査実施期間 2016 年 11 月 16 日 ~12 月 28 日 調査対象 全国の国公立および私立大学の学部学生 院生 回収数 1,745 有効回答数 文責 : 加藤

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「青少年のインターネット利用環境実態調査」(保護者用調査票)

(2) あなたは選挙権年齢が 18 歳以上 に引き下げられたことに 賛成ですか 反対ですか 年齢ごとにバラツキはあるものの概ね 4 割超の人は好意的に受け止めている ここでも 18 歳の選択率が最も高く 5 割を超えている (52.4%) ただ 全体の 1/3 は わからない と答えている 選択肢や

小 4 小 5 小 6 男子 女子 小計 男子 女子 小計 男子 女子 小計 合計 度数 % 度数 % 度数 % 度数 % 度数 % 度数 % 度数 % 度数 % 度数 % 度数 % F-3 あなたの家庭はあなた自身を入れて何人ですか 2 人家族 2 1.6% 3 2.5% 5 2.0% 2 1.9

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の手引き Chapter 1 manaba へようこそ Chapter 2 ログイン方法 マイページについて Chapter 3 リマインダ設定 Chapter 4 コース登録 ( 自己登録 ) Chapter 5 manaba の機能紹介 Chapter 6 respon アプリ Chapter

Transcription:

青少年のネット利用実態把握を目的とした調査 中間報告 LINE 株式会社 平成 29 年 3 月

青少年のネット利用実態把握を目的とした調査 LINE 株式会社は 青少年のネットワーク利用の啓発活動の更なる強化およびネット利用上の問題防止に向けた研究のため 青少年のネット利用実態の把握を目的とした調査を実施しています 本年 6 月から9 月にかけて神奈川県教育委員会および東京都教育委員会のご協力を戴き 神奈川県の全県立高等学校 (1 分校含む ) 全中等教育学校 および特別支援学校の一部の生徒 64,031 名 東京都の公立高等学校 中学校 小学校の生徒 児童 6,509 名を対象としたアンケート調査を実施しましたので その結果をとりまとめて中間報告を致します 継続的に調査を実施し 結果について一定の学術的見解が示せる段階で最終報告を作成します 中間報告の内容 1. 神奈川県の調査 1 利用状況に関する概観と基本的な数値 2. 東京都の調査 1 利用状況に関する概観と基本的な数値 2 生徒を取りまく環境とネット利用上の問題に関する相関分析 3 東京都の中学校 小学校の調査について 2

中間報告書の要旨および今後の調査について (1) 本報告書は 神奈川県の全県立高等学校 (1 分校含む ) 全中等教育学校 および特別支援学校の一部の生徒 64,031 名 東京都の公立高等学校 中学校 小学校の生徒 児童 6,509 名に対するアンケート調査をとりまとめたものです 今回の神奈川と東京の調査内容に若干の違いのあることから 中間報告では両者のデータを統合せず 別々に分析して報告書を作成しています 本報告書では 調査結果から内容を選択し 1 頁に1つのテーマとして取りまとめました (2) 神奈川と東京の調査結果には ネットの利用について共通する青少年の生活や行動の様子があらわれています たとえば神奈川の高校生のスマホの所有率 97.3%( 本文 7 頁 以下同じ ) に対して 東京の高校生の所有率は96.3%(20 頁 ) でした 情報端末の平日 1 日の利用時間について調べたところ 2 時間および3 時間と答えた高校生の割合は 神奈川では39.3%(9 頁 ) 東京では41.2%(22 頁 ) でした (3) 本調査では 生徒の普段利用するSNSのサービス (LINE KakaoTalk Twitter Facebook mixi Instagram Google+) について質問しています このなかでLINEを1 日 10 回以上チェックする生徒の数は 神奈川ではSNS 利用者の69.2% おなじくTwitterは56.6%(8 頁 ) であったのに対して 東京ではそれぞれ69.6% と 50.6%(21 頁 ) となっており LINEの利用が生徒の日常生活に浸透していることが分かりました (4) 本調査のデータ上の留意点は おもな実施対象校が神奈川県の場合は全県立高等学校 (1 分校含む ) 全中等教育学校 および特別支援学校の一部 (6 頁 ) であったのに対し 東京都の場合は公立高等学校 中学校 小学校の抽出校を対象としていることです また東京都では SNS 東京ルール の取り組みを進めているため ルールとネット利用について質問しています 生徒の安全意識について調べると 主観的な安全意識はスマホの利用ルールに関係していることが分かりました (44 頁 ) (5) 今後も同様のアンケート調査を実施する予定です 調査結果はすべて個別に整理して学校側にフィードバックをしています (6) 生徒のネット利用に関する先進的な取り組みの一環として 本調査にご尽力戴いた神奈川県教育委員会および東京都教育委員会に御礼申し上げます 3

目次 中間報告書の要旨および今後の調査について 2 1. 神奈川県の調査について 6 1 利用状況に関する概観と基本的な数値 7 情報端末の所持と割合 7 生徒の利用するSNS 8 情報端末の利用時間 9 生徒の安全意識に関する自覚 10 情報機器の利用時間帯 11 情報機器を利用する場所 12 情報機器の利用を始めた年齢 13 ネットで知り合った友人の数 14 対照質問として一般的な友人数 15 LINEで経験したいやなこと 16 ネットで実際に体験した嫌なことと嫌だと感じることの違い 17 2. 東京都の調査について 19 1 利用状況に関する概観と基本的な数値 20 情報端末の所持と割合 20 生徒の利用するSNS 21 情報端末の利用時間 22 生徒の安全意識に関する自覚 23 情報機器の利用時間帯 24 情報機器を利用する場所 25 情報機器の利用を始めた年齢 26 ネットがきっかけで知り合った友人の数 27 卒業後も付き合っていきたい親友数 28 ネットがきっかけで知り合った友人とのかかわり 29 ネット利用での問題 30 ネット利用での問題を経験したサービス 31 生徒が知り合いと経験したネット利用上の問題 32 知り合いとのネット利用上の問題を経験したサービス 33 知り合いとのネット利用時の問題が生じた時の生徒の対応 34 LINEで経験したネット利用時の問題 35 スマホ利用ルールの有無 36 4

スマホ利用のルール 37 スマホ利用のルールの決め方 38 スマホ利用ルールの遵守 39 スマホ利用のルールを守れなかった理由 40 スマホ利用のルールを学ぶ機会 41 ネットを利用するメリット 42 2 生徒を取りまく環境とネット利用上の問題に関する相関分析について 43 安全意識の高い生徒は実際にネット利用上の問題を経験していない 43 生徒の安全意識はスマホ使用ルールの決め方と関係 44 ネットで実際に体験した嫌なことと ネットで嫌だと感じるであろうことの違い 45 3 東京都の中学校 小学校の調査について 47 中学校の生徒が経験したネット利用上の問題 48 SNS 東京ルール 49 小学校の児童が経験したネット利用上の問題 50 小学校の児童がスマホ利用ルールを学ぶ機会 51 5

1. 神奈川県の調査について 神奈川県の調査の概要は次の通りです 県立学校 162 校は神奈川県の全県立高等学校 (1 分校含む ) 全中等教育学校 および特別支援学校の一部です 県立高等学校 (1 分校含む ) 143 校 63,086 人 県立中等教育学校 2 校 232 人 県立特別支援学校 17 校 713 人 合計 162 校 64,031 人 この質問は確認用です かならず 5 のところに をつけてください 全体人数 割合 1 691 1.1% 2 119 0.2% 3 318 0.5% 4 328 0.5% 5 60,482 94.5% 空欄 2,093 3.3% 合計 64,031 あなたの現在の学校の課程は つぎのどれですか 課程 割合 全日制 96.5% 定時制午前 0.5% 定時制午後 0.5% 定時制夜間 1.9% 通信 0.5% n=60,201 6

利用状況に関する概観と基本的な数値 (1) 情報端末の所持と割合 高いスマホの保有率 調査の対象となった神奈川県の高校生の97.3% が自分専用のスマホを所有していました パソコンの所有率は16.1% でした なお すべてに 持っていない を回答した割合は0.36% でした あなたは現在 つぎの電子機器を持っていますか 100% 50% 0% スマホ フィーチャーフォン タブレット パソコン 持っていない 2.4% 84.4% 51.5% 18.2% 家族共用 0.3% 5.4% 30.2% 65.7% 自分専用 97.3% 10.2% 18.3% 16.1% n=54,493 7

利用状況に関する概観と基本的な数値 (2) 生徒の利用する SNS LINE と Twitter が双璧 LINE を 1 日 10 回以上チェックする生徒の割合は SNS 利用者の 69.3% 同じく Twitter は 56.6% でした あなたは 現在 以下のソーシャル ネットワーク サービス (SNS) をどのぐらい利用していますか ( スマートフォン 携帯電話 パソコンすべての利用を含みます ) 100% 50% 0% LINE Kakao Twitter Facebook mixi Instagram Google+ 利用なし 2.2% 73.2% 17.9% 75.9% 89.3% 58.3% 59.6% それ以下 0.6% 18.7% 4.2% 12.7% 8.5% 7.0% 10.1% 月に数回 0.7% 4.1% 2.0% 4.2% 0.6% 3.2% 4.3% 週に数回 2.4% 1.2% 2.7% 2.3% 0.3% 3.7% 4.2% 1 回くらい 4.0% 0.6% 3.9% 1.8% 0.3% 4.8% 4.9% 10 回以下 20.7% 0.8% 12.8% 1.4% 0.3% 9.0% 8.6% 10 回以上 25.0% 0.6% 17.7% 0.6% 0.2% 6.5% 4.0% 20 回以上 44.2% 1.0% 38.9% 1.1% 0.5% 7.5% 4.2% n=55,160 8

利用状況に関する概観と基本的な数値 (3) 情報端末の利用時間 1 日 2~3 時間が最も多く 10 時間以上も 1 日あたりのネット利用時間を質問したところ 2~3 時間という割合がもっとも多くありました なかには10 時間以上という回答もあり 毎日の生活のなかで情報端末を長時間利用する生徒のいることが分かります あなたはふだん スマートフォンや携帯電話 タブレット端末を使って1 日にどれくらいネット ( インターネット ) を利用していますか (() 内に数字を記入 ) 0% 10% 20% 0 時間 2.2% 1 時間 14.9% 2 時間 19.0% 3 時間 20.3% 4 時間 10.6% 5 時間 11.7% 6 時間 5.8% 7 時間 2.2% 8 時間 2.9% 9 時間 0.7% 10 時間 3.9% 10 時間以上 5.6% n=55,448 9

利用状況に関する概観と基本的な数値 (4) 生徒の安全意識に関する自覚 80% が安全な利用と判断 生徒全体の79.6% がネットを安全に使っていると考えています これに対して2% の生徒に自分の利用の危険性に関する自覚があります あなたは ネット ( インターネット ) を安全に使いこなしていると思いますか 0% 10% 20% 30% 40% 安全に使いこなしていると思う 39.1% やや安全に使いこなしていると思う 40.5% どちらともいえない 13.9% あまり安全に使いこなしていないと思う 4.6% 安全に使いこなしていないと思う 2.0% n=59,862 10

利用状況に関する概観と基本的な数値 (5) 情報機器の利用時間帯 19 時から 23 時の利用にピーク 生徒のスマホ等の利用時間は 19 時から 23 時という時間帯がもっとも多くなっています あなたがふだん ひんぱんにスマートフォンや携帯電話 タブレット端末を使ってネットを利用している時間帯は何時ごろですか 該当する時間帯をひとつ選んで をつけてください ( ひとつだけ ) 0% 5% 10% 15% 20% 5 時台 0.6% 6 時台 0.7% 7 時台 1.5% 8 時台 1.2% 9 時台 0.7% 10 時台 0.8% 11 時台 0.4% 12 時台 1.2% 13 時台 1.3% 14 時台 0.9% 15 時台 1.3% 16 時台 2.1% 17 時台 3.3% 18 時台 4.8% 19 時台 7.1% 20 時台 14.5% 21 時台 19.7% 22 時台 20.9% 23 時台 11.8% 24 時台 3.5% 1 時台 1.0% 2 時台 0.4% 3 時台 0.2% 4 時台 0.1% n= 56,148 11

利用状況に関する概観と基本的な数値 (6) 情報機器を利用する場所 リビング 自室 学校 移動中 生徒がスマホ等を利用する場所は 自室 リビングで家族と過ごす時間帯 学校 通学の途中の順番になっています あなたがふだん ひんぱんにスマートフォンや携帯電話 タブレット端末を使ってネットを利用している場所はどこですか あてはまるものすべてに をつけてください その他の場合には ( ) 内にその場所を記入してください 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% リビング 62.1% 自分の部屋 69.5% 自宅風呂トイレ 11.2% 学校 44.8% 学校トイレ 2.1% 移動中 42.9% バイト先 5.7% 外出先 25.8% その他 ( ベッド ( 布団 ) の中等 ) 0.8% n= 53,375 12

利用状況に関する概観と基本的な数値 (7) 情報機器の利用を始めた年齢 中学と高校の入学時に集中 生徒がスマホなどの利用を始めた年齢は 中学の入学時 高校の入学時が多くなっています これは保護者が入学を契機に子どもに端末を与えるからだと考えられます あなたが スマートフォンや携帯電話 タブレット端末を使って ネットを利用しはじめたのはいつごろからですか ひとつだけ選んで をつけてください 0% 10% 20% 小学 1 年生よりも前 0.9% 小学 1 年生 2.3% 小学 2 年生 1.5% 小学 3 年生 2.2% 小学 4 年生 3.4% 小学 5 年生 5.6% 小学 6 年生 10.4% 中学 1 年生中等 1 年生中学 2 年生中等 2 年生中学 3 年生中等 3 年生高校 ( 高等部 )1 年生 ( 中等 4 年生 ) 高校 ( 高等部 )2 年生 ( 中等 5 年生 ) 高校 ( 高等部 )3 年生 ( 中等 6 年生 ) 24.4% 16.4% 12.9% 19.0% 0.7% 0.2% 高校 4 年生 0.0% n=59,664 13

利用状況に関する概観と基本的な数値 (8) ネットで知り合った友人の数 大きな個人差 SNSなどをきっかけとして ネットで作った友人の数には 生徒によって大きな差があります 48.2% の生徒が ネットで新しい友人関係などは作っていないと回答していますが 他方で13.1% の生徒が 51 人以上の友人関係を作っています なかには100 人以上との回答が9.5% ありました あなたには ネット (SNS やネットゲーム 掲示板など ) がきっかけで知り合った友達が何人ぐらいいますか 0% 10% 20% 30% 40% 50% いない 48.2% 1 人 ~5 人 17.8% 6 人 ~10 人 7.8% 11 人 ~20 人 5.3% 21 人 ~30 人 4.0% 31 人 ~40 人 2.2% 41 人 ~50 人 1.6% 51 人 ~60 人 1.6% 61 人 ~70 人 0.5% 71 人 ~80 人 0.7% 81 人 ~90 人 0.4% 91 人 ~100 人 0.4% 101 人以上 9.5% n=59,380 14

利用状況に関する概観と基本的な数値 (9) 対照質問として一般的な友人数 1~5 人 SNSなどをきっかけとして 新たに知り合いとなった友人の数と対照するために 一般的な友人の数を質問したところ 1~5 人が36.4% 6~10 人が29.7% になりました あなたには お互いに卒業後も付き合っていきたいと思っている親友があなたの今の学年に何人いますか ( わからないときは だいたいでかまいません ) 0% 10% 20% 30% 40% 50% いない 6.9% 1 人 ~5 人 36.4% 6 人 ~10 人 29.7% 11 人 ~20 人 14.2% 21 人 ~30 人 5.3% 31 人 ~40 人 1.3% 41 人 ~50 人 2.1% 51 人 ~60 人 0.3% 61 人 ~70 人 0.1% 71 人 ~80 人 0.2% 81 人 ~90 人 0.0% 91 人 ~100 人 1.3% 101 人以上 2.2% n=55,817 15

利用状況に関する概観と基本的な数値 (10) LINE で経験したいやなこと 知らない人から 友達追加 など 生徒がLINEを利用するさいに経験したいやなことについて質問したところ 知らない人から友達追加をされた (41.8%) 必要以上にスタンプを送信された (31.8%) 既読無視( 既読のまま返信が来ない 遅い ) をされた (10.7%) 相手からブロックされた (13.3%) 写真を勝手に公開された (9.3%) グループトークから一方的に外された (4.0%) など LINEの利用に直接関係した問題のほかに 話の最中にスマートフォンや携帯を触っていた (21.3%) 長時間のトーク グループトークにつきあわされた (15.3%) 深夜のトーク グループトークにつきあわされた (14.0%) 嘘を広められた (5.6%) といった生活上のマナーに関わる問題がありました この1 年間でLINE( ライン ) を利用しているときに ( 期間限定 ) 以下にあてはまることがらを経験したことがありますか 経験をしたことがあるものすべてに をつけてください 0% 10% 20% 30% 40% 1 この1 年間で以下にあてはまることがらを経験したことはない 34.4% 2. 長時間のトーク グループトークにつきあわされた 15.3% 3. 深夜のトーク グループトークにつきあわされた 14.0% 4. グループ内で自分の悪口を言われた 3.4% 5. 入っていないグループトーク内で自分の悪口を言われた 3.7% 6. グループトークから一方的に外された 4.0% 7. 既読無視 ( 既読のまま返信が来ない 遅い ) をされた 23.9% 8. 未読スルー ( 未読のまま返信が来ない 遅い ) をされた 23.6% 9. 既読無視もしくは未読スルーをして相手から文句を言われた 10.7% 10. 知らない人から 友達追加 をされた 41.8% 11. スタンプを連打 ( 必要以上にスタンプを送信 ) された 31.8% 12. 友達とのトークで自分の言葉が相手に誤解された 18.0% 13.LINE( ライン ) 上で自分の知られたくない情報が流された 4.1% 14. 嘘を広められた 5.6% 15. 写真を勝手に公開された 9.3% 16. 話の最中にスマートフォンや携帯を触っていた 21.3% 17. 相手からブロックされた 13.3% n= 60,482 16

利用状況に関する概観と基本的な数値 (11) ネットで実際に体験した嫌なことと ネットでもしされたら嫌だと感じることの違い LINEを例にとって ネットで実際に体験した嫌なことと もしされたら嫌だと感じることの差を比較するために 次の二つの質問をしました この二つの質問を比較したところ 実際に体験したことのある嫌なことの順位では 知らない人から 友達追加 をされた 既読無視 ( 既読のまま返信が来ない 遅い ) をされた 話の最中にスマートフォンや携帯を触っていた 未読スルー ( 未読のまま返信が来ない 遅い ) をされた の順位が高く もし されたとしたらいやだと感じることの順位では 嘘を広められた LINE( ライン ) 上で自分の知られたくない情報が流された 入っていないグループトーク内で自分の悪口を言われた 写真を勝手に公開された の順位が高くなりました ネットの利用上の問題については 実際に体験していることと 体験したことはないが嫌だと感じることを区別する必要があります 上の質問で 1 以外に をつけた人にだけお尋ねします 経験したことがらのうち いやだと感じたことがらは何でしょうか いやだと感じたことがらの順に ( ) 内に その番号をひとつずつ書いてください 上の質問のことがらのなかで もし されたとしたらいやだと感じると思うことがらは何でしょうか いやだと思うことがらの順に ( ) 内に その番号をひとつずつ書いてください 17

実際に体験した嫌なこと もしされたら嫌だと感じること 20% 10% 0% 0% 10% 20% 0.6% 4.9% 4.4% 1. この1 年間で以下にあてはまることがらを経験したことはない 2. 長時間のトーク グループトークにつきあわされた 3. 深夜のトーク グループトークにつきあわされた 0.9% 5.0% 5.4% 1.7% 4. グループ内で自分の悪口を言われた 17.5% 2.6% 2.3% 11.3% 9.9% 4.3% 26.6% 9.7% 8.4% 2.6% 5. 入っていないグループトーク内で自分の悪口を言われた 6. グループトークから一方的に外された 7. 既読無視 ( 既読のまま返信が来ない 遅い ) をされた 8. 未読スルー ( 未読のまま返信が来ない 遅い ) をされた 9. 既読無視もしくは未読スルーをして相手から文句を言われた 10. 知らない人から 友達追加 をされた 11. スタンプを連打 ( 必要以上にスタンプを送信 ) された 12. 友達とのトークで自分の言葉が相手に誤解された 13.LINE( ライン ) 上で自分の知られたくない情報が流された 24.0% 13.5% 6.7% 4.4% 3.8% 7.7% 3.1% 3.9% 25.5% 4.4% 14. 嘘を広められた 26.4% 7.3% 15. 写真を勝手に公開された 22.6% 10.1% 16. 話の最中にスマートフォンや携帯 を触っていた 5.9% 7.5% 17. 相手からブロックされた 10.7% n= 60,482(1 位を 3 点 2 位を 2 点 3 位を 1 点として加算して集計 ) 18

2. 東京都の調査について アンケート調査の対象となった東京都の高等学校は次の通りです 高校生 4,052 人 19

利用状況に関する概観と基本的な数値 (1) 情報端末の所持と割合 高いスマホの保有率 調査の対象となった東京都の高校生の96.3% が自分専用のスマホを所有していました パソコンの所有率は16.6% でした なお どのような情報端末も利用していない という回答が3.2% ありました あなたは現在 つぎの電子機器を持っていますか あてはまるものをひとつ選んでください 100% 50% 0% スマホ フィーチャーフォン タブレット ipod パソコンゲーム機 持っていない 3.5% 83.8% 53.7% 37.0% 19.6% 17.8% 家族共用 0.2% 4.7% 28.2% 4.3% 63.8% 14.5% 自分専用 96.3% 11.5% 18.1% 58.8% 16.6% 67.7% n=3,437 20

利用状況に関する概観と基本的な数値 (2) 生徒の利用する SNS LINE と Twitter が双璧 LINE を 1 日 10 回以上チェックする生徒の割合は SNS 利用者の 69.6% 同じく Twitter は 50.6% でした あなたは 現在 以下のソーシャル ネットワーク サービスをどのくらい利用していますか あてはまるものをひとつ選んでください スマートフォン 携帯電話 タブレット端末 パソコンすべての利用を含みます 100% 50% 0% LINE Kakao Twitter Facebook mixi Instagram Google+ Snapchat 利用なし 2.4% 74.6% 23.7% 79.3% 93.1% 62.8% 59.4% 84.2% それ以下 0.6% 16.1% 3.6% 9.2% 4.1% 4.4% 8.5% 4.5% 月に数回 0.4% 4.1% 2.3% 4.0% 0.5% 4.0% 4.2% 3.6% 週に数回 1.5% 1.1% 2.9% 2.4% 0.4% 4.0% 4.3% 3.1% 1 回くらい 4.0% 0.9% 4.4% 1.6% 0.2% 4.7% 5.2% 1.2% 10 回以下 21.5% 0.9% 12.5% 1.3% 0.5% 7.9% 9.2% 1.3% 10 回以上 24.7% 0.8% 16.6% 0.8% 0.3% 6.5% 4.3% 0.6% 20 回以上 44.9% 1.4% 34.0% 1.4% 0.9% 5.8% 5.1% 1.5% n=3,409 21

利用状況に関する概観と基本的な数値 (3) 情報端末の利用時間 1 日 1~3 時間が最も多い 1 日あたりのネット利用時間を質問したところ 平日では1~3 時間という割合がもっとも多くありました 休日は利用時間が長くなる傾向がありました あなたはふだん スマートフォンや携帯電話 タブレット端末を使って1 日にどれくらいネット ( インターネット ) を利用していますか あてはまるものをひとつ選んでください なお パソコンでの利用は除きます 25% 20% 15% 10% 5% 0% 0% 5% 10% 15% 20% 25% 3.9% 0 時間 3.2% 20.7% 1 時間 11.1% 21.6% 2 時間 15.7% 19.6% 3 時間 16.6% 8.5% 4 時間 11.1% 8.4% 5 時間 12.4% 4.5% 6 時間 6.9% 1.8% 7 時間 2.6% 2.1% 8 時間 4.0% 0.7% 9 時間 0.9% 3.5% 10 時間 5.4% 4.7% 11 時間以上 10.1% 平日 n=3,160 休日 n=3,203 22

利用状況に関する概観と基本的な数値 (4) 生徒の安全意識に関する自覚 84% が安全な利用と判断 生徒全体の 84.0% がネットを安全に使っていると考えています あなたは ネットを安全に利用できていると思いますか あてはまるものをひとつ選んでください 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 安全に利用できている 52.8% やや安全に利用できている 31.2% どちらともいえない 12.2% あまり安全に利用できていない 2.6% 安全に利用できていない 1.2% n=3,422 23

利用状況に関する概観と基本的な数値 (5) 情報機器の利用時間帯 22 時から 24 時の利用にピーク 生徒のスマホ等の利用時間は 22 時から 24 時という時間帯がもっとも多くなっています あなたがふだん ひんぱんにスマートフォンや携帯電話 タブレット端末を使ってネットを利用している時間帯は何時ごろですか あてはまるものをひとつ選んでください なお パソコンでの利用は除きます 0% 4% 8% 12% 16% 5 時台 0.7% 6 時台 2.2% 7 時台 1.5% 8 時台 0.0% 9 時台 2.2% 10 時台 3.0% 11 時台 3.0% 12 時台 9.7% 13 時台 6.0% 14 時台 3.7% 15 時台 4.5% 16 時台 4.5% 17 時台 3.0% 18 時台 0.0% 19 時台 0.7% 20 時台 2.2% 21 時台 7.5% 22 時台 12.7% 23 時台 13.4% 24 時台 12.7% 1 時台 3.0% 2 時台 0.0% 3 時台 1.5% 4 時台 2.2% n= 3,311 24

利用状況に関する概観と基本的な数値 (6) 情報機器を利用する場所 リビング 自室 移動中 生徒がスマホ等を利用する場所は 自室 リビングで過ごす時間帯 移動中となっています あなたがふだん ひんぱんにスマートフォンや携帯電話 タブレット端末を使ってネットを利用している場所はどこですか ひんぱんに利用する場所を最大で3つ選んでください ( パソコンでの利用は除きます ) 0% 10% 20% 30% リビング 26.2% 自分の部屋 30.0% 自宅風呂トイレ 2.9% 学校 14.8% 学校トイレ 0.2% 移動中 17.4% バイト先 0.9% 外出先 6.7% その他 1.0% n= 8,087 25

利用状況に関する概観と基本的な数値 (7) 情報機器の利用を始めた年齢 中学 1 年と高校 1 年に集中 生徒がスマホ等の利用を始めた年齢は 中学 1 年生 高校 1 年生が多くなっています これは進学を契機に子供が端末を持つようになるためだと考えられます あなたが スマートフォンや携帯電話 タブレット端末を使って ネットを利用しはじめたのはいつごろからですか あてはまるものをひとつ選んでください なお パソコンでの利用は除きます 0% 10% 20% 30% 小学 1 年生よりも前 1.4% 小学 1 年生 3.7% 小学 2 年生 2.8% 小学 3 年生 5.1% 小学 4 年生 5.2% 小学 5 年生 9.3% 小学 6 年生 12.1% 中学 1 年生 28.6% 中学 2 年生 19.0% 中学 3 年生 16.3% 高校 1 年生 22.8% 高校 2 年生 0.9% 高校 3 年生 0.2% 高校 4 年生 0.1% n=2,673 26

利用状況に関する概観と基本的な数値 (8) ネットがきっかけで知り合った友人の数 大きな個人差 SNSなどをきっかけとして ネットで知り合いとなった友人の数は 生徒によって大きな差があります 59.2% の生徒が ネットで新しい友人関係などは作っていないと回答しています あなたには ネットがきっかけで知り合った友達が何人ぐらいいますか 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% いない 59.2% 1 人 ~5 人 15.7% 6 人 ~10 人 8.1% 11 人 ~20 人 4.4% 21 人 ~30 人 2.4% 31 人 ~40 人 0.6% 41 人 ~50 人 2.5% 51 人 ~60 人 0.5% 61 人 ~70 人 0.4% 71 人 ~80 人 0.2% 81 人 ~90 人 0.1% 91 人 ~100 人 2.0% 101 人以上 3.9% n=3,270 27

利用状況に関する概観と基本的な数値 (9) 卒業後も付き合っていきたい親友数 1~5 人 卒業後も付き合っていきたい親友の数を質問したところ 1~5 人が 39.3% 6~10 人が 30.1% になりました あなたには お互いに卒業後も付き合っていきたいと思っている親友があなたの今の学年に何人いますか わからないときは だいたいでかまいません あてはまるものをひとつ選んでください 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% いない 9.1% 1 人 ~5 人 39.3% 6 人 ~10 人 30.1% 11 人 ~20 人 11.7% 21 人 ~30 人 3.7% 31 人 ~40 人 1.2% 41 人 ~50 人 1.6% 51 人 ~60 人 0.3% 61 人 ~70 人 0.1% 71 人 ~80 人 0.1% 81 人 ~90 人 0.0% 91 人 ~100 人 1.0% 101 人以上 1.8% n=3,260 28

利用状況に関する概観と基本的な数値 (10) ネットがきっかけで知り合った友人とのかかわり 79.6% は対面で会った経験無し SNSなどをきっかけとしてネットで知り合いになった人と79.6% の生徒は対面で会うなどの経験はない と回答しています あなたが ネット (SNSやネットゲーム 掲示板など) がきっかけで知り合った友達の中で一番親しくなった人と この1 年間でどの程度実際に会ったことがありますか 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% ない 79.6% 一度だけ 7.2% 3 か月に 1 回程度 7.8% 1 か月に 1 回程度 2.4% 1 か月に 1 回以上 3.0% n=3,075 29

利用状況に関する概観と基本的な数値 (11) ネット利用での問題 一番多いのはネットやゲームのやり過ぎと寝不足 57.8% の生徒はネットの利用で 下記の2~7の項目のような問題にあったことはない と回答しています 23.2% が ネットやゲームをする時間が長く寝不足になることを問題だと感じています あなたは 今年の4 月から今日までに 以下にあてはまることがらをされたことがありましたか あてはまるものを選んでください 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 1. インターネット上で 以下のようなことがらをされたことはない 57.8% 2. 知らない人から 会いたいという メールや LINEを受け取った 13.2% 3. 知らない人から 読んで不愉快になるメールや LINEを受け取った 7.9% 4. あなたがネットに書いたことに対して 知らない人から 沢山の 批判的な返信を書かれた 1.3% 5. ネットやゲームをする時間が長く 寝不足になった 23.2% 6. ネットのゲームで お金を使いすぎた 2.5% 7. ネットを使っていたら 突然 お金を請求する画面が現れた 5.1% n= 3,451(2~7 は複数選択 ) 30

利用状況に関する概観と基本的な数値 (12) ネット利用での問題を経験したサービス LINE Twitter メール 前問で 2~7 を選択した生徒に質問したところ 使用したサービスは LINE Twitter メールの順番でした 前問で 1 以外の番号を記入した方にお尋ねします その時におもに利用していたネットサービスはどのようなものでしたか あてはまるものをひとつ選んでください 0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35% メール 10.7% 掲示板 2.7% 自分の HP 0.3% 他人の HP 1.5% LINE 31.7% Twitter 24.6% snapchat 0.1% Facebook 0.3% mixi 0.2% Instagram 0.7% Google+ 2.6% Kakao 0.3% その他 24.5% n=1,167 31

利用状況に関する概観と基本的な数値 (13) 生徒が知り合いと経験したネット利用上の問題 82.1% の生徒がないと回答 生徒が知り合いと経験したネット利用上の問題について質問しました その結果 82.1% の生徒がネット利用上の問題を経験したことはないと回答しました あなたは 今年の4 月から今日までに 日頃顔を合わせている知り合いから インターネット上で 以下にあてはまることがらをされたことがありましたか ( ない場合には1を ある場合には あてはまるものすべての選んでください ) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 1. インターネット上で 以下のようなことがらをされたことはない 82.1% 2. ネット上で からかわれた 3.2% 3. 自分の悪口を メールや LINE で受け取った 2.7% 4. 自分のことについて 事実とは異なる情報をネット上に書き込まれた 2.2% 5. 自分のなりすましをされ 困るような情報をネット上に書き込まれた 0.6% 6. 自分の名前や住所 電話番号の情報を 許可もしていないのにネット上に書き込まれた 0.7% 7. 自分だけ メールや LINE が送られてこなかった 1.3% 8. ネット上で 自分だけ話しかけられないように呼びかけられた 0.3% 9. 自分だけ 友達同士のリストやグループからはずされた 1.5% n= 3,451(2~9 は複数回答 ) 32

利用状況に関する概観と基本的な数値 (14) 知り合いとのネット利用上の問題を経験したサービス Twitter LINE 前問で 2~9 を選択した生徒に どのネットのサービスでそのような経験をしたのかを質問したところ LINE と Twitter との回答が多くありました 前頁の質問で 1 以外の番号を記入した方にお尋ねします その時におもに利用していたネットサービスはどのようなものでしたか 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% メール 3.1% 掲示板 2.7% 自分の HP 0.8% 他人の HP 0.0% LINE 53.7% Twitter 36.9% snapchat 0.4% Facebook 0.0% mixi 0.0% Instagram 0.8% Google+ 0.0% Kakao 0.0% その他 1.6% n=225 33

利用状況に関する概観と基本的な数値 (15) 知り合いとネット利用時の問題が生じた時の生徒の対応 誰にも相談しないか 友達に相談する ネット利用時の問題で 前々頁の2~9を選択した生徒に そのことを誰かに相談したかどうか質問したところ 相談しない (40.5%) 友達に相談(28.6%) 親に相談(10.3%) 先生に相談(8.4%) の順になりました 前頁の質問で 1 以外の番号を記入した方にお尋ねします これらのことがらをされたあとに あなたは誰かに相談しましたか 100% 50% 0% 相談しない友達に相談親に相談先生に相談カウンセラーネット相談 あてはまらない 44.4% 54.8% 75.0% 82.4% 89.2% 87.3% あまりあてはまらない 9.7% 4.4% 6.0% 4.4% 3.2% 3.6% ややあてはまる 5.4% 12.3% 8.7% 4.8% 4.4% 4.8% あてはまる 40.5% 28.6% 10.3% 8.4% 3.2% 4.4% n= 259 34

利用状況に関する概観と基本的な数値 (16) LINE で経験したネット利用時の問題 知らない人から 友達追加 など この1 年間で 生徒がLINEを利用するさいに経験したネット利用時の問題について質問したところ 2~18のような問題はないと回答した生徒は48.5% でした また 知らない人から友達追加をされた (25.4%) 必要以上にスタンプを送信された (19.5%) 既読無視( 既読のまま返信が来ない 遅い ) をされた (14.2%) 未読スルー ( 未読のまま返信が来ない 遅い ) をされた (13.8%) などLINEの利用に直接関係する問題のほかに 話の最中にスマートフォンや携帯を触っていた (12.7%) 長時間のトーク グループトークにつきあわされた (10.8%) 深夜のトーク グループトークにつきあわされた (8.7%) といった生活上のマナーに関わる問題がありました この 1 年間で LINE( ライン ) を利用しているときに 以下にあてはまることがらをされたことがありますか 0% 10% 20% 30% 40% 50% 1. この1 年間で以下にあてはまることがらを経験したことはない 48.5% 2. 長時間のトーク グループトークにつきあわされた 10.8% 3. 深夜のトーク グループトークにつきあわされた 8.7% 4. グループ内で自分の悪口を言われた 1.4% 5. 入っていないグループトーク内で自分の悪口を言われた 1.4% 6. グループトークから一方的に外された 1.7% 7. 既読無視 ( 既読のまま返信が来ない 遅い ) をされた 14.2% 8. 未読スルー ( 未読のまま返信が来ない 遅い ) をされた 13.8% 9. 既読無視もしくは未読スルーをして相手から文句を言われた 6.6% 10. 知らない人から 友達追加 をされた 25.4% 11. 知らない人から 会いたい 会おう と誘われた 4.3% 12. スタンプを連打 ( 必要以上にスタンプを送信 ) された 19.5% 13. 友達とのトークで自分の言葉が相手に誤解された 11.0% 14. LINE( ライン ) 上で自分の知られたくない情報が流された 1.5% 15. 嘘を広められた 2.6% 16. 写真を勝手に公開された 5.0% 17. 話の最中にスマートフォンや携帯を触っていた 12.7% 18. 相手からブロックされた 6.3% n= 3,451(2~18 は複数回答 ) 35

利用状況に関する概観と基本的な数値 (17) スマホ利用ルールの有無 32.4% がルールあり 家庭でネットやスマホの利用についてルールを決めているかどうか質問したところ ルールがある と回答した生徒は32.4% でした あなたは 家庭で ネットやスマホの利用について ルールを決めていますか 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% ある 32.4% ない 55.2% わからない 12.3% n= 3,451 36

利用状況に関する概観と基本的な数値 (18) スマホ利用のルール フィルタリングソフトが最多 家庭でネットやスマホの利用についてルールを決めていると回答した生徒について そのルールがどのようなものかを質問したところ フィルタリングソフトを入れる (17.3%) 利用するサービス( 〇〇はダメなど ) (15.2%) 料金の限度( 何円までなど ) (14.5%) 利用する時間帯(22 時以降は使わないなど ) (13.5%) などとなりました そのルールはどのようなルールですか? ( 複数回答 ) 0% 5% 10% 15% 20% 1. 料金の限度 ( 何円までなど ) 2. 利用時間の限度 (1 日 2 時間までなど ) 3. 利用する場所 ( リビングで使うなど ) 4. 利用する時間帯 (22 時以降は使わないなど ) 5. 利用するサービス ( 〇〇はダメなど ) 6. 利用する曜日 ( 日曜日は使わないなど ) 7. 利用するための条件 ( 勉強したら利用しても良いなど ) 14.5% 8.6% 7.8% 13.5% 15.2% 0.4% 4.1% 8. フィルタリングソフトを入れる 17.3% 9. 利用する状況 ( 塾へ行く時だけなど ) 10. ルールを守れなかった時は罰がある 0.8% 11.2% 11. 困った時の相談の仕方 4.2% 12. 定期的に保護者がスマホをチェックする 2.4% n= 2,779 37

利用状況に関する概観と基本的な数値 (19) スマホ利用のルールの決め方 保護者が決める が最多 家庭でネットやスマホの利用についてルールを決めていると回答した生徒に対して そのルールをどのようにして決めたのかを質問したところ 保護者が決めた が55.3% で最も多くありました あなたは 家庭でのルールを どう決めましたか? 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 家庭内で話し合って決めた 25.7% 保護者が決めた 55.3% 自分で考えて決めた 19.0% n= 1,778 38

利用状況に関する概観と基本的な数値 (20) スマホ利用ルールの遵守 56.2% が守っている 家庭でネットやスマホの利用についてルールを決めていると回答した生徒について そのルールを守っているかどうかを質問したところ 56.2% が 守っている と回答しました あなたは 家庭でのルールを守っていますか? 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 守っている 56.2% 守れなかったことがある 33.5% 守っていない 10.3% n= 1,973 39

利用状況に関する概観と基本的な数値 (21) スマホ利用のルールを守れなかった理由 一番多いのは 楽しくて つい やぶってしまった 家庭でネットやスマホの利用についてルールを決めていると回答した生徒のうち ルールを守れなかった生徒について その理由を質問したところ 楽しくて つい やぶってしまった が62.7% で最多となりました 緊急の予定があった (32.9%) 保護者にみつからないからよいと思った (24.5%) がそれに続きました 家庭内のルールを守れなかった理由を教えてください ( 複数選択 ) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 1. 緊急の予定があった 32.9% 2. 楽しくて つい やぶってしまった 62.7% 3. 守るのが難しいルールだった 16.3% 4. 守る必要がないと思った 21.1% 5. 友達に嫌われたくなかった 6.7% 6. 保護者にみつからないからよいと思った 24.5% 7. その他 12.7% n= 864 40

利用状況に関する概観と基本的な数値 (22) スマホ利用のルールを学ぶ機会 一番多いのは 学校の授業で 学校の先生から ネットやスマホの利用について学ぶ機会があるかどうか質問したところ 学校の授業で 学校の先生から 学んだと回答した生徒が56.0% で最多となりました 学校の講習会で学校外の先生 指導員から (51.6%) 保護者から (31.2%) がそれに続きました ネットを使う上で 必要なルールやマナー 注意することなどを 学んだことはありますか? ある場合はどこで学んだか教えてください 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 1. マナーやルールを学んだことはない 9.2% 2. 学校の授業で 学校の先生から 56.0% 3. 学校の講習会で 学校外の先生 指導員から 51.6% 4. 学校以外の勉強会で 学校外の先生 指導員から 4.9% 5. 保護者から 31.2% 6. 兄弟 姉妹から 7.4% 7. 友達から 11.3% 8. 商品を購入した時に お店の人から 11.2% 9. 商品を購入した時に ついていた資料から 7.7% 10. ネットで知った 21.0% 11. 本やパンフレットで 10.3% n= 3,451 ( 複数回答 ) 41

利用状況に関する概観と基本的な数値 (23) ネットを利用するメリット 動画 音楽 調べもの 交通案内 ネットを利用するメリットについて質問したところ 動画 音楽 調べもの 交通案内などのほかに 友達が増えた 部活が捗った 恋人ができた などの回答がありました あなたは ソーシャル ネットワーク サービスを利用したことによって どのようなことがらに利点を感じましたか 100% 50% 0% 友達が増えた 恋人ができた 勉強ができた 部活が捗る 調べもの話題緊急時道 乗換 動画 音楽 あてはまらない 23.4% 68.1% 44.4% 41.2% 8.6% 10.7% 13.1% 14.0% 8.9% ややあてはまらない 7.9% 4.0% 11.7% 8.0% 2.1% 3.4% 3.2% 3.2% 2.0% どちらでもない 22.1% 18.4% 28.4% 32.6% 10.2% 18.1% 21.0% 15.4% 9.3% ややあてはまる 21.1% 3.9% 10.6% 11.8% 21.6% 28.1% 23.2% 16.7% 15.1% あてはまる 25.4% 5.5% 4.8% 6.4% 57.4% 39.8% 39.4% 50.8% 64.7% n= 3,335 42

生徒を取りまく環境とネット利用上の問題に関する相関分析について (1) 安全意識の高い生徒は実際にネット利用上の問題を経験し ていない 安全意識とネット利用上の問題の経験の関係をみると 安全意識の高い回答者は 実際にネット利用上で問題を経験していません 100% n=1,808 n=1,066 n=419 n=89 n=40 50% 0% 安全に利用できている やや安全に利用できている どちらともいえない あまり安全に利用できていない 安全に利用できていない 問題の経験あり 37.6% 47.4% 44.9% 50.6% 57.5% 問題の経験無し 62.4% 52.6% 55.1% 49.4% 42.5% 43

生徒を取りまく環境とネット利用上の問題に関する相関分析について (2) 生徒の安全意識はスマホ使用ルールの決め方と関係 安全意識とスマホの使用ルールの決め方の関係をみると 安全に利用できている では 家庭内で話し合って決めた の割合が高く 安全に利用できていない では 自分で考えて決めた の割合が高くなっています 100% 50% 0% 安全に利用できている やや安全に利用できている どちらともいえない あまり安全に利用できていない 安全に利用できていない 自分で考えて決めた 18.6% 17.6% 22.3% 24.0% 44.4% 保護者が決めた 54.0% 56.5% 57.3% 58.0% 38.9% 家庭内で話し合って決めた 27.4% 25.9% 20.4% 18.0% 16.7% 44

生徒を取りまく環境とネット利用上の問題に関する相関分析について (3) ネットで実際に体験した嫌なことと ネットで嫌だと感じ るであろうことの違い LINEを例にとって ネットで実際に体験した嫌なことと もしされたら嫌だと感じることの差を比較するために 次の二つの質問をしました この二つの質問を比較したところ 実際に体験したことのある嫌なことの順位では 知らない人から 友達追加 をされた 既読無視 ( 既読のまま返信が来ない 遅い ) をされた 話の最中にスマートフォンや携帯を触っていた 未読スルー ( 未読のまま返信が来ない 遅い ) をされた の順位が高く もし されたとしたらいやだと感じることの順位では 嘘を広められた LINE 上で自分の知られたくない情報が流された 入っていないグループトーク内で自分の悪口を言われた 写真を勝手に公開された の順位が高くなりました ネットの利用上の問題については 実際に体験していることと 体験したことはないが嫌だと感じることを区別する必要があると考えられます 経験したことがらのうち いやだと感じたことがらは何でしょうか いやだと感じたことがらの順に 3つまで ( ) 内に 回答してください もし されたとしたらいやだと感じると思うことがらは何でしょうか いやだと思うことがらの順に 3つまで ( ) 内に 回答してください 45

実際に体験した嫌なこと もしされたら嫌だと感じること 16% 12% 8% 4% 0% 0% 4% 8% 12% 16% 6.8% 5.1% 長時間のトーク グループトークにつきあわされた深夜のトーク グループトークにつきあわされた 2.6% 2.9% 1.3% グループ内で自分の悪口を言われた 7.3% 1.4% 入っていないグループトーク内で自分の悪口を言われた 11.3% 1.7% グループトークから一方的に外された 6.0% 10.3% 9.2% 4.1% 既読無視 ( 既読のまま返信が来ない 遅い ) をされた未読スルー ( 未読のまま返信が来ない 遅い ) をされた既読無視もしくは未読スルーをして相手から文句を言われた 4.8% 3.0% 2.1% 17.1% 知らない人から 友達追加 をされた 3.8% 2.8% 9.0% 6.8% 1.5% 知らない人から 会いたい 会おう と誘われたスタンプを連打 ( 必要以上にスタンプを送信 ) された友達とのトークで自分の言葉が相手に誤解された LINE( ライン ) 上で自分の知られたくない情報が流された 4.3% 2.2% 2.5% 12.4% 2.1% 嘘を広められた 13.8% 6.0% 写真を勝手に公開された 11.9% 10.0% 話の最中にスマートフォンや携帯を触っていた 4.1% 4.8% 相手からブロックされた 5.0% ( 数値は 1 位を 3 2 位を 2 3 位を 1 として重みづけしたもの ) 46

東京都の中学校 小学校の調査について 今回のアンケート調査の対象となった東京都の中学校 小学校は次の通りです 中学校 1,650 人 小学校 807 人 47

東京都の中学校 小学校の調査について (1) 中学校の生徒が経験したネット利用上の問題 一番多いのは誘いのメールやメッセージ 73.4% の中学校の生徒はネットの利用で2~8の項目のような問題はないと回答しています 5.2% の生徒が 知らない人から 会いたいという 誘いのメールやメッセージを受け取った と回答しています あなたは 今年の4 月から今日までに 知らない人から インターネット上で 以下にあてはまることがらをされたことがありましたか ( ない場合には1を ある場合には あてはまるものすべての番号を右横の欄に記入 ) 0% 20% 40% 60% 80% 1. インターネット上で 以下のようなことがらをされたことはない 73.4% 2. 知らない人から 会いたいという 誘いのメール メッセージを受け取った 5.2% 3. 知らない人から 誘いがあり 実際会ってみたが 怖い思い 不愉快な思いをした 0.3% 4. 知らない人から 読んで不愉快になるメール メッセージを受け取った 3.7% 5. 知らない人から あなたが書き込んだ内容に 批判的なコメントを受け取った 1.5% 6. 知らない人から あなたの写真を送れという メール メッセージを受け取った 3.3% 7. 知らない人から ネット上で あなたの写真を勝手に使われた 0.5% 8. 知らない人から ネット上で しつこくされた 2.4% n= 1,562(2~8 は複数回答 ) 48

東京都の中学校 小学校の調査について (2) SNS 東京ルール 安心できるルール 30.7% 必要なルール 34.1% と中学生が回答 SNS 東京ルールに対する考えについては 安心できるルール および 必要なルール について肯定的回答が多く ( そう思う と ややそう思う を合わせた回答がそれぞれ30.7% 34.1%) なじみのあるルール 邪魔なルール 守りたいと思わない については否定的な回答が多くありました ( ややそう思わない と そう思わない を合わせて順に43.3% 47.7% 44.7%) あなたは 東京ルールについてどのように考えていますか あなたの考えに一番近いものの番号をひとつ選び その数字を右横の欄に記入して下さい 100% 50% 0% なじみのあるルールだ 安心できるルールだ 必要なルールだ 邪魔なルールだ 守りたいと思わない そう思わない 36.2% 17.5% 16.7% 38.4% 37.1% ややそう思わない 7.1% 3.0% 2.9% 9.3% 7.6% どちらでもない 39.9% 48.9% 46.3% 45.6% 47.8% ややそう思う 8.7% 12.2% 12.8% 2.1% 2.9% そう思う 8.0% 18.5% 21.3% 4.7% 4.7% n= 1,137 49

東京都の中学校 小学校の調査について (3) 小学校の児童が経験したネット利用上の問題 78.2% が問題はない 78.2% の小学校の児童は ネットの利用で2~7の項目のような問題にあったことはない と回答しています 5.0% の児童が ネットのやりすぎで 次の日にねむくて しかたなかった と回答しています あなたは 今年の4 月から今日までにインターネット上で 以下にあてはまることがらをされたことがありましたか ( ないときは 1を あるときには あてはまるものすべてを記入 ) 0% 20% 40% 60% 80% 1. インターネット上で 以下のようなことがらをされたことはない 78.2% 2. ネット上で からかわれたり 悪口のメッセージを送られた 1.7% 3. 自分だけ入っていないLINE( ライン ) のグループで 悪口をいわれた 0.3% 4. 親には話しにくいネットのページを見たことがある 2.8% 5. 自分の名前や住所 電話番号を かってにネット上に書かれた 0.6% 6. ネットのやりすぎで 次の日にねむくて しかたなかった 5.0% 7. ネットゲームでお金をつかったことがある 5.0% n= 776(2~7 は複数回答 ) 50

東京都の中学校 小学校の調査について (4) 小学校の児童がスマホ利用ルールを学ぶ機会 多いのは 保護者から と 学校で 学校の先生から 小学校の児童にネットやスマホの利用について学ぶ機会があるかどうか質問したところ 保護者から (50.4%) と 学校で 学校の先生から (50.0%) と回答した児童が多く 学校で 学校外の教える人から (30.5%) がそれに続きました ネットを使う上で ひつようなルールやマナー 注意することなどを 学んだことはありますか? 0% 10% 20% 30% 40% 50% 1. マナーやルールを学んだことはない 9.7% 2. 学校で 学校の先生から 50.0% 3. 学校で 学校外の教える人から 30.5% 4. 学校以外で 学校外の教える人から 8.0% 5. ほごしゃから 50.4% 6. 兄弟 姉妹から 6.3% 7. 友達から 6.8% 8. 商品を買ったときに お店の人から 9. 商品を買ったときに ついていたものから 3.1% 6.4% 10. ネットで知った 7.7% 11. 本やパンフレットで 16.8% n= 776( 複数回答 ) 51

青少年のネット利用実態把握を目的とした調査中間報告 発行日 2017 年 3 月 23 日 発行者 LINE 株式会社公共政策室 160-0022 東京都新宿区新宿 4-1-6 JR 新宿ミライナタワー 23 階 共同研究研究協力 多摩大学情報社会学研究所神奈川県教育委員会東京都教育委員会 編集協力 一般財団法人情報法制研究所 装丁 デザイン アラサキデザインスタジオ 2017 LINE Corp.