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(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

8略都市スライド東北(郡山市)全部 [互換モード]

目次

スライド 1

交通結節点が備えるべき機能を整理すると 最も基本となるものとして があり これに加えて 都市機能の誘導 集積を促進させ 都市内の中心的な拠点地区を形成する 及び 都市の顔 となる 交通結節点の計画 整備の検討においては 先に示した の三種の機能がそれぞれ交通結節性 人の交流や景観等の面で役割を果たし

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北部大阪都市計画彩都地区計画 ( 案 ) 北部大阪都市計画彩都地区計画を 次のとおり変更する 1. 地区計画の方針 名称彩都地区計画 位 置 茨木市大字粟生岩阪 大字宿久庄 大字清水 大字佐保 大字泉原 大字千提寺 大字大岩 大字福井 大字大門寺 大字生保 大字安威 山手台一丁目 山手台三丁目 山手

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市街化調整区域の土地利用方針の施策体系 神奈川県 平塚市 神奈川県総合計画 神奈川県国土利用計画 平塚市総合計画 かながわ都市マスタープラン 同地域別計画 平塚市都市マスタープラン ( 都市計画に関する基本方針 ) 平塚都市計画都市計画区域の 整備 開発及び保全の方針 神奈川県土地利用方針 神奈川県

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四国中央市住宅マスタープラン 概要版 平成 30 年 3 月四国中央市 Since

区域の整備 開発及び保全に関する方針公共施設等の整備の方針 建築物等の整備の方針 1 道路の整備方針 (1) 地区周辺の交通円滑化に資する道路ネットワークの形成及び 東西の主要な道路軸の形成を図るため 地区幹線道路を拡幅整備する (2) 開発に伴い発生する交通を円滑に処理するとともに 新駅整備に伴う

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2. 各学区のまちづくりの方向性と将来ビジョン 第 3 章で整理した各学区の現状 課題等を踏まえ 学区ごとにまちづくりの方向性 ( 基本方針の 3 つの柱の何に該当するのか ) を整理します 方向性を踏まえ 施策の柱ごとに具体的なビジョンを検討します (1) 常盤学区 1 まちづくりの方向性 1-1

4. 都市づくりの目標と方針 4-1 都市づくりの基本理念 地域の個性が輝く生活快適都市 上田 ~ 魅力あるふるさと活気ある交流風格ただようまち ~ 基本理念の意味あい 上田市は 歴史 文化 自然 産業などに恵まれた特色ある地域から成り立っており 各地域が個性を発揮し 連携し合い 交流を促進しながら

東京都市計画第一種市街地再開発事業前八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業位置図 東京停車場線 W W 江戸橋 JCT 日本橋茅場町 都 道 一石橋 5.0 特別区道中日第 号線 江戸橋 15.

05+説明資料

Taro-全員協議会【高エネ研南】

計画的な再開発が必要な市街地 特に一体的かつ総合的に再開発を促進すべき地区 市町名 名称 再開発の目標 土地の合理的かつ健全な高度利用及び都市機能の更新に関する方針 特に整備課題の集中がみられる地域 ( 課題地域 ) 地区名 西宮市 C-4 浜脇 ( 約 175ha) 居住環境の向上 良好な都市景観

Ⅴ.( 仮称 ) 登大路バスターミナル整備計画 3-3. 平面図 (1) 地上部 1 階平面図 33

[ 概要版 ] 倉吉都市計画 マスタープラン素案 鳥取県倉吉市

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(5) 老上西学区 1 まちづくりの方向性 1-1. 生活拠点の形成と交通環境の充実 既存の生活拠点を中心とした 50 戸連坦制度の厳守等により市街地の拡散を抑制するこ とで 利便性の高い生活環境を維持していくものとします 老上西学区は 東側から南側にかけての一帯が市街化区域に含まれ ( 主 ) 大

市町合併という基本的枠組みの変更に対応した 市全域を対象とした計画の見直し 少子高齢化をはじめとする本市を取り巻く社会経済情勢の変化に対応した計画づくり 総合計画や都市計画区域マスタープランなど 上位関連計画との整合 調整の必要性 都市計画マスタープランは 都市計画法第 18 条の 2 に基づいて策

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阿賀野市の発展と市民福祉の向上を図ることを目的とした 行政運営の指針となる 阿賀野市総合計画 に定める本市の将来像 人 まち 自然が輝く幸福祉都市阿賀野 の実現に向けて また こよなく愛するふる里創造のため 全力を上げ取り組んでいるところでございます 国から地方への事務 権限移譲や三位一体改革が加速

7-3 上田城南地域 (1) 将来像 ( 将来像 ) 水と緑と多様な都市機能が調和し快適な暮らしの環境が整ったまち ( 基本目標 ) 千曲川をはじめ産川や浦野川 小牧山や上田原古戦場 半過岩鼻など奇景や原風景の残る豊かな自然や農地を大切に保全するとともに 秩序ある都市空間づくりを進めます 良好な住環

2

計画の目的 多様化する生活交通ニーズへの対応 効率的 効果的な生活交通サービスの構築 山陽小野田市では 生活交通バス路線維持 通学児童定期補助 福祉タクシー券の発行等 上記の施策が行われており 生活交通の確保を図っている 行政負担 サービスの地域間格差 交通活性化計画 生活交通の現状と問題点の把握

本日の説明内容 1 板橋駅西口周辺地区のまちづくり 2 板橋駅西口地区都市計画素案について 1 市街地再開発事業 2 地区計画 3 高度利用地区 4 高度地区 3 今後のスケジュール 1

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Microsoft Word _MICE_Q&A(最終案)

Microsoft PowerPoint - 潟上市地域公共交通網形成計画(最終)

- 目次 - 1. 基本構想策定の趣旨と役割 1 2. 交通バリアフリー法 2 3. 焼津市移動円滑化基本構想策定体制及び上位計画との関連 4 4. 重点整備地区及び特定経路について 6 5. 地区別の現状把握 整備の目標 心のバリアフリー 24 参考資料 1. 人口と高齢者

01_表紙

第 1 章基本計画の策定 1 策定の趣旨 総合計画基本構想では 豊かな自然と歴史 文化につつまれ人と人がつながる市民創造都市高岡 をまちの将来像に掲げ 17 のめざすまちの姿を目標として設定しています 第 3 次基本計画は 基本構想で示した市の基本的な取り組みの方向性に基づき 中期的な視点に立って

3 検討プロセス 3-1 県計画案を策定するねらい 沖縄 21 世紀ビジョン基本計画を着実に実施していくための総合的な交通体系のビジョンを示した 沖縄県総合交通体系基本計画 において 県土の均衡ある発展を支える利便性の高い公共交通ネットワークの構築が位置づけられている 同計画を踏まえ 県では 南北骨

柏駅西口北地区まちづくり

鹿角花輪駅前広場整備基本計画 平成 28 年 3 月 秋田県鹿角市

目次 1. 市街化調整区域の土地利用方針について... 1 (1) 策定の目的... 1 (2) 方針の位置付け 市街化調整区域の課題 土地利用の方針... 3 (1) 土地利用の基本的な方針... 3 (2) 地区ごとの土地利用方針 開発計画等の調整

が実現することにより 利用希望者は認証連携でひもづけられた無料 Wi-Fi スポットについて複数回の利用登録手続が不要となり 利用者の負担軽減と利便性の向上が図られる 出典 : ICT 懇談会幹事会 ( 第 4 回 )( 平成 27(2015) 年 4 月 24 日 ) 2. 現状 日本政府観光局

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山手地区の概要 面積 約50ha 用途地域 工業地域 建ぺい率 60 容積率 200 高さの限度 第一種高度地区 最高限20m 2

一宮市住宅マスタープラン ~ 住み続けたいまち 住んでみたいまち 人々が生き生きと暮らせるまち ~ 概要版 平成 2 5 年 3 月 一宮市

数値目標 平成 29 年 オープンカフェ新規参加店舗数 58 店 6 店 6 店 オリオン市民広場集客数 1,500 人 3,000 人 3,000 人 センターコア歩行者 自転車通行量 ( 平日 ) 1,700 人 1,700 人 1,700 人 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概

4. 基本的な方針太田市が目指す将来像や公共交通が果たすべき役割を踏まえて 以下の4つを計画の基本的な方針とし 太田市にふさわしい公共交通ネットワークの形成を図ります 公共交通の役割取組みの方向性市民の移動手段の確保 おうかがい市バスによる高齢者 障がい者等の通院 買物等の移動手段の確保 学生 生徒

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区域の整備 開発及び保全に関する方針土地利用の方針 地区施設の整備の方針 地区の立地特性を踏まえ 土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図るため 土地利用の方針を以下に定める 1 国際化に対応した業務 商業 宿泊等の多様な機能に加え 氷川神社と連携した江戸文化や赤坂地域の魅力を伝える歴史

4 施策別計画 4 施策別計画 施策別計画の見方 施策の方向性を示しています 関連する施策と連携の内容を示して 取組の目標を示しています います なお 市民協働や人権 行政 施策の必要性を示しています の効率化などを内容とする まちづ 取組の現状と課題を示しています くりを進めるための基盤 である施

スマートICの事業費の基準について

住まい まちづくりの基本目標と基本的施策の展開方向 1. 住まい まちづくりの理念と基本目標 だれもが安心して住み続けたいと感じる魅力ある とだ の住まい まちづくり を政策の基本理念とし これを実現するために次の 3 つを基本目標として総合的な施策を図るものとします 基本目標 -Ⅰ 多様なニーズに



多摩ニュータウン地域再生ガイドライン|第4章 多摩ニュータウンが目指す将来像

4-2

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コンパクトシティ構想 2つの柱 ( 郊外の開発抑制 + 中心市街地の活性化 ) まちなか住み替え事業 や 家賃補助制度 を行っているが 借りたい人はいるが 貸したい人がいない という状況 コンパクトシティという構想だけでは 民間資本は動かない (= 補助金などのインセンティブが必要 ) 中心市街地活

目 次 1 基本方針 再開発を促進すべき地区等の整備又は開発の方針... 2 別表再開発促進地区の整備又は計画の概要... 3 都市再開発方針図 ( 総括図 )... 6 都市再開発方針附図

3-2 都心まちづくりの 5 つの展開戦略 1 さっぽろ象徴戦略 ~さっぽろの持つ魅力を象徴する都心 ~ 札幌の新たな魅力と活力を都心において来街者がひと目で見て取り 体感できる象徴性を有 する街並みを創造します 骨格軸の強化と展開軸の形成を図ります にぎわいの軸 ( 駅前通 ) 地下歩行空間整備

4. 都市機能誘導区域 4.1 都市機能誘導区域設定の基本的な考え方 (1) 都市機能誘導区域とは医療 福祉 商業等の都市機能を都市の中心拠点や生活拠点に誘導し集約することにより これらの各種サービスの効率的な提供を図る区域のことです 原則として 居住誘導区域内において設定します これらの都市機能は

平成18年度標準調査票

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福知山市中心市街地活性化基本計画

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各取組は PDCA サイクルを回し効果を評価し 目標が達成できない見通しとなったときは さらなる総量の縮減や取組 体制の強化等 基本方針等を見直します [ 図表 40] [ 図表 40:PDCA サイクル ] 計画修正 Action 計画修正 Action Plan Check 計画等修正 Acti

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平方・中野久木物流施設地区

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総合交通計画 ( 仮称 ) の策定について 背景 人口減少と超高齢化が同時に進行する中 自動車を使えない県民の移動手段を確保しなければ 経済活動の低迷 人口の流出 財政支出の増加などの問題が深刻化し 持続可能なまちづくりが困難になる恐れがある 平成 年度に実施したパーソントリップ調査の結

姫路市及びたつの市における連携中枢都市圏形成に係る連携協約 姫路市 ( 以下 甲 という ) 及びたつの市 ( 以下 乙 という ) は 連携中枢都市圏構想推進要綱 ( 平成 26 年 8 月 25 日付け総行市第 200 号総務省自治行政局長通知 ) に基づく連携中枢都市圏である播磨圏域 ( 以下

上田市都市計画マスタープラン地域別構想 上田中央地域(案)

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により 都市の魅力や付加価値の向上を図り もって持続可能なグローバル都 市形成に寄与することを目的とする活動を 総合的 戦略的に展開すること とする (2) シティマネジメントの目標とする姿中野駅周辺や西武新宿線沿線のまちづくりという将来に向けた大規模プロジェクトの推進 並びに産業振興 都市観光 地

(第14回協議会100630)

イメージ図 ( 医療施設の場合 ) イメージ図 ( 誘導施設 : 地域医療支援病院の場合 ) 5 届出を要しない軽易な行為などについて都市再生特別措置法第 108 条並びに都市再生特別措置法施行令第 35 条 第 36 条の規定により 以下の行為は届出の対象となりません 軽易な行為その他の行為で政令

昨年9月、IOC総会において、東京が2020年のオリンピック・パラリンピック競技大会の開催都市に決定し、日本中が歓喜の渦に包まれた

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今後のスケジュールについて 17 年 8 月 ~ 17 年 11 月 ~ 17 年 12 月 ~ NPO 等によるボランティア福祉有償運送を含む STSの普及促進 NPO 等の運行主体に対する実態調査 関係者等からのヒアリング 交通バリアフリー法の見直しの検討 ( 実態調査 ヒアリングを踏まえた )

1 基本的な整備内容 道路標識 専用通行帯 (327 の 4) の設置 ( 架空標識の場合の例 ) 自 転 車 ピクトグラム ( 自転車マーク等 ) の設置 始点部および中間部 道路標示 専用通行帯 (109 の 6) の設置 ( 過度な表示は行わない ) 専 用 道路標示 車両通行帯 (109)

近鉄四日市駅周辺における現状と課題 視点 1: 賑わい もてなし空間の創出と回遊性の向上 現状 近鉄四日市駅前広場は交通機能に特化しており 人が集えるような広場空間がない 駅前広場が四日市を印象付けるような美しい空間となっていない 駅利用以外はほとんどがふれあいモールを通して人が移動している 視点

市川都市計画都市再開発の方針の変更 市川都市計画都市再開発の方針を次のとおり変更する

1. 実現を目指すサービスのイメージ 高齢者や障害者 ベビーカー利用者など 誰もがストレス無く自由に活動できるユニバーサル社会の構築のため あらゆる人々が自由にかつ自立的に移動できる環境の整備が必要 ICT を活用した歩行者移動支援サービスでは 個人の身体状況やニーズに応じて移動を支援する様々な情報

品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)に係る都市計画について

区域の整備 開発及び保全に関する方針地区施設の整備の方針建築物等の整備の方針 (2) 公園 緑地の整備方針地域に親しまれる やすらぎと憩いの空間を形成するとともに 西武立川駅から玉川上水に向けて形成される緑のネットワークの拠点となるよう公園や緑地を配置する (3) その他の公共空地の整備方針各敷地の

郊外への市街地の拡大により, 鉄道やバス等公共交通のサービスが十分受けられない地域が拡大し, その結果, 車に依存せざるを得ないまちになってきています このため, これからの人口減少時代の到来や急速な少子高齢化の進展などを踏まえ, 新たな郊外開発を抑制し, 公共交通が利用しやすい, まとまりのある市

中井町緑の基本計画(概要版)

はじめに 日本全体の人口は 今後 30 年間で約 2 割の厳しい人口減少が見込まれています また 高齢者人口 (65 歳以上 ) は約 3 割増加し 生産年齢人口 (15~64 歳 ) は約 3 割減少すると見込まれています 高齢者や子育て世帯にとって安心できる健康で快適な生活環境を実現することや

京浜急行電鉄株式会社 国道15号 品川駅西口駅前広場整備に係る事業協力者 企画提案書の概要 世界中の人々でにぎわい 道 駅 まちがシームレスに繋がる東京のゲート空間 駅前空間のあり方 道路 広場 駅機能が融合した駅前空間イメージ 別添1 道路上空を活用した 多主体連携 による一体的な空間づくりと運営

刈谷市都市交通戦略策定の背景と目的 高齢化の進展と人口減少 経済活動の沈静化 地球規模の環境問題の顕在化 大規模自然災害の発生 情報技術の発達など我が国を取り巻く環境は 近年大きく変化しつつあります 特に高齢化の進展と人口減少は 経済情勢のひっ迫と相まって社会資本整備のあり方に大きな変革をもたらすこ

石巻市総合計画 方針図 交通に関する方針交通に関する施策 地域連携軸と広域連携軸について市としての一体化の促進と地域間交流 連携の活性化を図るため 地域核を結ぶ地域連携軸の整備を推進する また 地理的条件から他都市との連携が不可欠であるため 地域連携軸の整備とあわせて 他都市との交流を促進する広域連

Transcription:

神戸市総合交通計画の策定について < 計画策定のねらいと目標年次 > 計画策定のねらい都市の成長期において 都市基盤の整備は拡大する需要に対応するよう行政が中心となって進めてきました 成熟期へと移行する中 今後は 市民 企業 交通事業者 行政が 協働と参画のもと めざすべき交通環境について共通の認識をもち 担うべき役割を明確にした上で 施策の具体化を図っていくというプロセスを経て 着実に取り組みを進めていく必要があります 本計画は めざす交通環境を示し 人の移動に関して ( 物流は除く ) 1 地域特性などに応じて移動を区分し その区分ごとに取り組みの方向性を示すとともに 2 計画に基づき地域ごとに随時実施プログラムを作成することで 着実な取り組みの具体化を図るための共通の指針として策定します 目標年次神戸市総合交通計画の目標年次は 第 5 次神戸市基本計画の目標年次と同じ 2025 年 ( 平成 37 年 ) とします 計画の位置づけ神戸市総合交通計画は 市の上位計画である 新 神戸市基本構想 や 神戸市基本計画 と連携 相互補完し 都市交通にかかわる部門別計画として定めるものです また 都市空間づくりの指針である 神戸市都市計画マスタープラン など 都市交通に関連する部門別計画とも連携 整合をはかる計画です 神戸市総合基本計画 新 神戸市基本構想 ( 目標年次 2025 年 ) 基本理念 世界とふれあう市民創造都市 第 5 次神戸市基本計画 神戸づくりの指針 ( 目標年次 2025 年度 ) 神戸 2015 ビジョン ( 目標年次 2015 年度 ) 各区計画 ( 目標年次 2015 年度 ) 実現 連携 相互補完 他の部門別計画都市計画マスタープラン都市空間づくりにかかわる部門別計画 1 土地利用 2 都市交通 3 市街地 住環境の整備 4 環境共生 5 都市の安全 安心 6 都市デザイン 連携 整合 連携 相互補完 神戸市総合交通計画 都市交通にかかわる部門別計画 目標年次 :2025 年 都市計画マスタープランに定める 都市交通 の施策の方針に掲げた人の移動に係わる事項をより詳細にまとめた計画 - 1 -

計画の構成神戸市総合交通計画は 交通施策に係わる基本方針や 移動の区分ごとの取り組みの方向性 役割分担 主な取り組みなどを示した 本編 と 地域ごとの 実施プログラム により構成します 地域ごとの 実施プログラム は 取り組みの具体化を図っていく地域を定め 実施する施策やそのスケジュールなどを示すもので 随時策定を進めこの実施プログラムに基づき取り組みを進めていきます 計画の構成 1 交通施策の基本方針 2 移動の区分 ごとの取り組みの方向性 3 市民 企業 交通事業者 行政の役割分担 4 主な取り組み 5 計画の実現に向けた進行管理や推進体制など 地域ごとの実施プログラム 具体的に取り組む施策や実施スケジュール 実施主体など 移動の区分 本計画における 移動の区分 は 1 広域交通 ( 交通結節点 ) 2 地域間交通 3 地域交通 の 3 区分とします 尚 3 地域交通 については さらに地域ごとの特徴を考慮した地域の区分を設けています 移動の区分 地域の区分図 - 2 -

めざす交通環境の実現に向けた交通施策の基本方針 移動の区分ごとの取り組みの方向性 主な取り組みなど 現状および将来見込まれる主な取り組むべき課題を踏まえて めざす交通環境 とその実現に向けた 交通施策の基本方針 や めざす交通体系 取り組みの柱 主な取り組み などを定めました - 3 -

(1) 広域交通 - 4 -

(2) 地域間交通 - 5 -

(3) 地域交通 - 6 -

- 7 -

- 8 -

- 9 -

- 10 -

- 11 -

市民 企業 交通事業者 行政の役割分担 市民 企業 交通事業者 行政が担うべき基本的な役割を示します 公共交通中心の交通ネットワークの維持 充実 市民 日常生活で公共交通を積極的に利用するよう努めます 企業 通勤や業務などで公共交通の利用が図られるよう努めます 交通事業者 交通事業者間で連携して運行サービスの向上などに取り組みます 移動の円滑化ため自社の交通施設の維持 更新に取り組みます 行政 公共交通維持のための仕組みづくりや公共交通への利用転換に向けた意識啓発に取り組みます 駅へのアクセス道路や駅前広場などの整備や維持 更新に取り組みます 地域のくらしを支える交通環境の形成 市民 地域の交通課題の解消に交通事業者や行政と連携して取り組むよう努めます 企業 市民 交通事業者 行政と連携しながら日常生活で必要となるサービスなどの提供に努めます 交通事業者 地域のニーズに応じた運行サービスの維持 提供に取り組みます 行政 市民 交通事業者 行政などがコミュニケーションを図りながら 意見交換や検討を行うための場づくりに取り組みます 地域や交通事業者などの積極的な取り組みに対して 合理的な支援を行います 歩道の改修などの都市基盤の維持 更新に取り組みます 都心 観光地における魅力的な交通環境の形成 市民 公共交通を使ってアクセスするよう努めます 定められた駐車 駐輪場を利用するなどマナーの遵守に努めます 魅力的な交通環境づくりに地域で取り組むように努めます 企業 市民 交通事業者 行政連携し 賑わいづくりや回遊性向上などに取り組みます 交通事業者 交通事業者同士の協力や企業などと連携しながら公共交通の利便性向上に取り組みます わかりやすい交通案内情報の充実に取り組みます 行政 人中心の魅力的な交通環境の実現に向けて自動車交通のマネジメントに取り組みます 賑わいに資する回遊拠点の整備など 魅力的な空間づくりに取り組みます 回遊性に使いやすい公共交通サービスの提供に向けて交通事業者や企業と取り組みます - 12 -

神戸市総合交通計画の推進 < 計画の実現に向けて> 実施プログラムの策定および進行管理計画の推進にあたり 具体的な取り組みを進めるための 実施プログラム を 随時 地域ごとに策定していきます 実施プログラム は 生活圏など人の行動範囲を基本として策定することとし 施策を戦略的に組み合わせて段階的に取り組みを進めるための実施スケジュールなどを明らかにします 計画に基づく取り組みの効果を評価するための評価指標を設定し 計画については概ね 5 年毎 実施プログラムについては 毎年 市民 企業 交通事業者 行政などで構成する 神戸市総合交通計画推進委員会 ( 仮称 ) の意見を受けながら PDCA サイクルにより進行管理を行います - 13 -

- 14 - < 参考 > 移動の区分ごとに列挙した主な取り組みの一覧第 3 章で示した 交通施策の基本方針 取り組みの柱 に基づき 移動の区分ごとに列挙した 主な取り組み をまとめました また 主な取り組み ごとに市民 企業 交通事業者 行政の役割分担に基づく 取り組み主体 と 実施スケジュール を示すとともに 中長期に着手する取り組みを合わせて記載しています 神戸港の利便性向上や機能強化長距離バス乗降場の機能強化 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 24 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 都心 ウォーターフロント 既成市街地 山麓部 ニュータウン 田園地域 観光地 ( 六甲 摩耶山 有馬 ) 中期 ( 短期 ~2025 年 ) 三宮駅周辺の地下 地上 デッキによる歩行者ネットワークの充実新駅の整備歩道の段差や波打ちの解消(バリアフリー化)ウォーターフロントを運行する海上交通の再構築観光交通(バス)運行の円滑化まちなかへの通過交通の流入抑制歩きたくなる街路景観の演出 2 鉄道 バス路線の維持 充実自動二輪車利用環境の整備 改善地域に根ざしたバス タクシーの活用超小型モビリティの活用道路空間の再配分等による歩行者動線の強化鉄道やバスの運行や乗り継ぎに関する情報提供の強化カーシェアリング 相乗り(マイカー)などの推進環境にやさしい次世代自動車の普及回遊拠点づくり 拠点機能の向上 3 駅やバス停 生活利便施設までの移動手段の確保企業移動の区分新神戸駅の利便性向上 1 広域交通拠点の結節機能の向上神戸空港の機能強化ゾーン料金制など公共交通のシームレス化の推進鉄道 バス路線の維持のための仕組みづくり I C カードや企画乗車券などを用いた料金施策の充実バス走行環境の向上(P T P S バス専用 優先レーン)実施スケジュール取り組み主体商業施設 企業 大学などと連携したバス運行の推進案内サイン等による情報案内の充実運用時間の延長 発着枠の拡大鉄道 バス乗継割引などによる乗り継ぎ利便性の向上長距離バスの乗降場所の確保および案内 待合環境の改善狭隘道路における小型車両を用いた路線バスの運行中 長期 (2025 年以降 ) 地域交通 5 歩行環境の向上ベンチなどの休憩施設の設置交通結節機能の強化(駅前広場など)パークアンドライド駐車場の確保バス停の待合機能の向上自転車利用環境の整備 改善憩いと賑わい創出に資するたまり空間の整備 9 交通情報案内の充実駅やバスターミナルなどにおける乗り場案内の充実駐車場の共同化 集約化の推進自転車利用環境の整備 改善ハイキング 散策道の維持 充実 8 かしこいクルマの使い方の推進モビリティ マネジメントの推進荷捌きスペースの適正配置 7 公共交通などの多様な交通手段による回遊性の向上新たな交通手段導入などによる公共交通ネットワークの充実広域交通 ( 交通結節点 ) 地域間交通ベイシャトルの活用短期 (~2018 年 ) 行政交通事業者市民客船ターミナル施設などの更新安全対策に資する基盤施設 設備の維持 更新バス停間隔や路線など路線バスの運行の見直し市域を跨るバス路線への運行補助利便性向上に資する鉄道の機能強化バリアフリー新法に基づく移動の円滑化の促進取り組みの柱国際ビジネスジェット チャーター便の受け入れ条件の緩和歩行環境の改善などによる乗り継ぎ利便性の向上主な取り組み 6 自動車交通のマネジメント幹線道路への通過交通の誘導地域の交通課題解消に向けた 検討の場 づくり楽しい交通手段の導入駐車場と公共交通等の連携広域的な道路網の充実による通過交通の円滑化地域交通の先進事例などの情報収集 提供物資輸送車両への混乗など多様な移動手段の活用緑陰空間の整備 4 駅やバス停の結節機能の強化 実施主体 実施主体との協働または支援 短期に着手中期に着手 短期 中期両方に色が付いているものはそれぞれの時期に着手する事業を含むもの 中 長期 (2025 年 ) 以降に着手する施策は総合交通計画本編に示す 第 3 章 5-2 中長期的な視点に立って熟度を高めるべき取り組み を参照中 長期に着手 移動の区分 の表記について 移動の区分毎の取り組みの方向性および主な取り組み で 各区分毎の主な取り組みとして掲載しているものには 印を付けています また 1~54 の 主な取り組み について 掲載した 移動の区分 以外でも 実施を検討すべき区分があるため色付けをしています

神戸市総合交通計画 ( 概要版 ) 発効 : 平成 25 年 9 月神戸市都市計画総局計画部計画課 650-8570 神戸市中央区加納町 6 丁目 5-1 TEL 078-331-8181( 代表 ) 神戸市広報印刷物登録平成 25 年度第 207 号 ( 広報印刷物規格 A-1 類 )