Microsoft Excel( 応用編 ) ~ 成績管理に使える関数やグラフ作成など ~ テック サポーター 星尚仁 i15020@students.miyakyo-u.ac.jp 2015 年 12 月 22 日 ( 火 )15:10~16:10
自己紹介 名前 : 星尚仁 ( ほしたかひと ) 所属 : 大学院理科教育専修出口研究室 教員免許状小学校一種 ( 未申請 ) 中学校一種 ( 理科, 英語 ) 高等学校一種 ( 理科, 英語 ) 2
自己紹介 研究室ではクラゲを飼育しています 左 : エダアシクラゲ (Cladonema pacificum) 右 : シミコクラゲ (Rathkea octopunctata) 3 mm 2 mm
事前アンケート結果から 受講希望度 大 希望度 基本編 応用編 小
事前アンケート結果から 追加で取り扱って欲しい内容 基本編 応用編 基礎知識 4 人 関数 3 人 学校現場で実際に活用できる技術 ( 成績の統計など ) 1 人 名簿 1 人グラフ作成 2 人 採点 成績管理 成績処理 2 人 こちら ( 応用編 ) で扱います
本講習を実施するにあたって 学校現場でExcelをどんなことに使っていますか? 行事予定表の作成 成績の処理 出席時数の管理など ( 昨年度の聞き取りより ) 6
応用編で学べること セルの書式設定ができる よく用いられる関数を使うことができる 絶対参照と相対参照の使い分けができる フィルタ機能を使って並び替え, 絞り込みができる グラフを作成し,Word に貼り付けることができる 7
ワークシートのダウンロード MUENET で検索 MUENET 8
ワークシートのダウンロード 情報処理センターのページ サービス テックサポーター テックサポーターサイトへ IT 講習会 2015 年度 IT 講習会 Excel 基本編のワークシートをダウンロード 9
セルの書式設定 ( 行事予定表づくりを通して ) 10
書式とはなにか 罫線 文字の色 セルの塗りつぶし 文字の位置 フォントの種類 表示形式など 11
行事予定表作り A2に 日 B2に 曜 C2に 行事 A3に 1 とそれぞれ入力 12
オートフィル ( 基本編の復習 ) Ctrl キーを押しながらオートフィルをすると, 連続した値になります 31 日までオートフィルしましょう 13
オートフィル ( 基本編の復習 ) 同じように, B3 に 月 と入力してオートフィルしましょう 31 日のところまでオートフィルしましょう 14
15
罫線を引く 1 表となる部分を選択 2 をクリック 3 格子 を選択 16
罫線を引く 外枠を太線にするためにもう一度, 同じ手順で, 外枠太罫線 を選びましょう 17
文字の色を変更 2 をクリック 1 文字の色を変えたい範囲を選択 3 赤 を選択 18
文字の色の変更 同じようにして, 他の土日の色も変えましょう ショートカット F4 ( 直前の操作を繰り返す ) 19
セルを塗りつぶす 2 をクリック 3 灰色を選択 1 範囲を選択 20
セルを塗りつぶす 同じようにして他の土日も塗りつぶしましょう ショートカット F4 ( 繰り返し ) 21
行の高さを調整 22
行の高さをまとめて調節 複数の行を選択して調整すると 全部まとめて調整できる 23
セルの幅を調度良い幅に ダブルクリック 調度よい幅に! 24
セルの幅を調度良い幅に ダブルクリック 25
セルの幅を大きくしましょう 26
文字位置の変更 文字が左端に揃っていて見づらい 27
文字位置の変更 上下の位置 左右の位置 2 選択 ( 中央揃え ) 1 選択 28
文字位置の変更 文字が左右の中央に配置された 29
文字位置をまとめて変更 A 列と B 列を選択 30
文字位置をまとめて変更 まとめて中央揃えに 31
セルの結合 クリック 選択 32
セルの結合 結合されて 1 つのセルになった 33
セルの結合 12 月行事予定表 などと入力しましょう 34
12 月行事予定表 完成 日曜行事 1 月 2 火 3 水 4 木 5 金 6 土 7 日 8 月 9 火 10 水 11 木 12 金 13 土 14 日 15 月 16 火 17 水 18 木 19 金 20 土 21 日 22 月 23 火 24 水 25 木 26 金 27 土 28 日 29 月 30 火 31 水 35
関数をつかってもっと便利に 36
関数とは 平均値を求める場合 1+5+7+10+102=125 125 5=25 1,5,7, 10,102 合計を求める データの個数で割る 25 1,5,7, 10,102 平均の関数 25 関数は複雑な処理を自動的にしてくれる機能 37
関数 本日取り扱う関数 用途合計を求める平均を求める最大値を求める最小値を求める条件分岐する順位を求める 関数の種類 SUM AVERAGE MAX MIN IF RANK 38
関数の基本的な使い方 結果を入力するセルを選択 関数ボタンをクリック 何をしたいのか入力 ( 例えば, 合計 ) 適切な関数を選択 ( 例えば,SUM) 指示に従ってセルを選択 39
関数を使ってみよう 2 関数ボタンを選択 1J2 を選択 40
関数を使ってみよう 1 したいことを入力 2 検索開始 3 説明から適切な関数を選択 4OK 41
関数を使ってみよう 1 クリック 2 範囲を選択 42
関数を使ってみよう クリック 結果が出た! 43
オートフィルで一気に 44
他の関数もつかってみよう 同様にして平均点, 最高点, 最低点をもとめてみましょう ヒント合計はSUMを使用 平均 :AVERAGE 最高点 :MAX 最低点 :MIN 45
小数点を揃えよう 右のほうをクリック 1 選択 46
小数点以下の調整 小数点以下の桁数が増える 小数点以下の桁数が減る 47
合否を判定しよう ( 条件分岐 ) テストの合計点が 290 点以上は合格 とする すなわち, 290 点以上なら合格 と表示 290 点未満なら不合格 と表示 したい 48
条件分岐 :IF 関数 2 関数ボタン 3IF を検索 1 選択 4IF を選択 5OK 49
条件分岐 :IF 関数 条件の式 * * の条件を満たすとき * の条件を満たさないとき 50
条件分岐 :IF 関数 J2 が 290 以上 * * のとき を表示 * を満たさないとき : を表示 51
条件分岐 :IF 関数 52
注意事項 文字列を表示させる場合は, あいう のようにする と表示される 否 否と表示される 以上 や 以下 を表す場合は, > や < という記号の後ろに = をつける >=, <= C3>=10 C3 は 10 以上 53
順位を求めよう (RANK 関数 ) 2 関数ボタン 3 順位 で検索 1 選択 4RANK を選択 5OK 54
RANK 関数 この点数が この範囲で 0: 降順 /1: 昇順 何番目か 点数が小さいほうが 1 位の場合は昇順 55
RANK 関数 56
RANK 関数 合計点が等しくないのに 5 位が 2 人もいる 57
RANK 関数 範囲がずれてしまっている 58
絶対参照と相対参照 59
絶対参照と相対参照 オートフィルの機能を使うと, 参照するセルの範囲が自動的に移動する 便利 個人の合計点数を求めるとき 教科ごとの平均を求めるとき など 不便 今回のような順位を求めるとき 自動的に移動しないで欲しいなあ 60
絶対参照と相対参照 参照先を自動的に移動しない方法固定したい部分に $ をつける ( または移動したくないセルを選択してF4を押す ) 絶対参照 : $ をつけて, 参照先を固定して絶対にその場所を参照する 相対参照 : $ をつけないと, 移動にともなって参照先も相対的に移動する 61
範囲を絶対参照に 範囲を選択 62
ドラッグ 63
F4 を押す $J$2:$J$37 となっていることを確認しましょう 64
絶対参照にしてオートフィル 65
フィルタ機能で並び替え, 絞り込み 66
フィルタ機能 2 クリック 1 どこでもいいのでセルを選択 3 クリック 67
フィルタ機能 矢印があらわれた 68
並び替え 1 順位の をクリック 2 昇順 69
並び替え 順位順になった! 70
絞り込み 1 合否の をクリック 2 にチェックを入れ, にはチェックを入れない 3OK 71
絞り込み 不合格者のみが表示される 72
グラフの作成 73
1 国語 ~ 英語を選択 2Ctrl キーを押しながら各教科の平均点を選択 74
1 挿入タブを選択 2 縦棒を選択 3 集合縦棒を選択 75
各教科の平均点がグラフになった 76
作ったグラフを Word に挿入 77
1 グラフを選択 2Ctrl+C でコピー 78
1Word を開いて 2Ctrl+V で貼り付け 79
グラフの大きさを変えると, 文字がずれてしまう 80
右クリックで図として貼り付ける 81
82
グラフの大きさを変えても文字がずれない 83
グラフの挿入 ただ貼り付けるだけではなく, 図として貼り付けることもできる いろいろな貼付け方があることを知っておくと便利 グラフ作成の利点 視覚的に表現することができる 例えば, 指導案において, 児童観 / 生徒観 ( 生徒の実態 ) のところをグラフで表現する 84
偏差値の計算方法 ( おまけ ) 偏差値 =( 得点 - 平均点 ) 標準偏差 10+50 標準偏差は, データのバラつき具合を示す ( 標準偏差の値が大きいほど, データがばらついている ) 85
標準偏差を求める関数 STDEV.P STDEV.S データ全体を母集団とみた標準偏差 データ全体を標本とみた標準偏差 事後学習 今日学んだことを駆使し, 関数 STDEV.P を使って, クラス内における合計点の偏差値を求めてみましょう 絶対参照と相対参照に注意! 86
偏差値の計算 杉浦立哉は偏差値 77.5 諸星誠二は偏差値 49.5 桜田春子は偏差値 30.8 となるはずです! 87
まとめ セルの書式設定をして見やすく 関数を使ってスマートに計算 ( 絶対参照と相対参照に注意!) フィルタ機能で並び替え, 絞り込み グラフを作成し, 視覚的に捉えやすくする 88
ありがとうございました! 何か分からないことがあれば, お気軽にお尋ねください 親身に対応します! ご意見 ご感想 ご質問があれば下記まで i15020@students.miyakyo-u.ac.jp 資料は下記 QR コードより後日入手できます 89