タフィンラーカプセル50mg/75mg、メキニスト錠0.5mg/2mg 添付文書改訂のお知らせ

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メキニスト錠0.5mg・メキニスト錠2mg「添付文書」2018年7月改訂

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301128_課_薬生薬審発1128第1号_ニボルマブ(遺伝子組換え)製剤の最適使用推進ガイドラインの一部改正について

1)~ 2) 3) 近位筋脱力 CK(CPK) 高値 炎症を伴わない筋線維の壊死 抗 HMG-CoA 還元酵素 (HMGCR) 抗体陽性等を特徴とする免疫性壊死性ミオパチーがあらわれ 投与中止後も持続する例が報告されているので 患者の状態を十分に観察すること なお 免疫抑制剤投与により改善がみられた

Ⅰ. 改訂内容 ( 部変更 ) ペルサンチン 錠 12.5 改 訂 後 改 訂 前 (1) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本剤の作用が増強され, 副作用が発現するおそれがあるので, 併用しないこと ( 過量投与 の項参照) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本

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改訂後 ⑴ 依存性連用により薬物依存を生じることがあるので 観察を十分に行い 用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること また 連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により 痙攣発作 せん妄 振戦 不眠 不安 幻覚 妄想等の離脱症状があらわれることがあるので 投与を中止する場合には 徐々に

審議結果報告書 平成 30 年 3 月 8 日医薬 生活衛生局医薬品審査管理課 [ 販 売 名 ] タフィンラーカプセル50 mg 同カプセル75 mg [ 一 般 名 ] ダブラフェニブメシル酸塩 [ 申請者名 ] ノバルティスファーマ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 28 年 12 月 5 日

タフィンラーカプセル50mg・タフィンラーカプセル75mg「添付文書」2016年3月作成

はじめに メキニスト錠 一般名 : トラメチニブジメチルスルホキシド付加物 は 日本たばこ産業株式会社において創製され RAS/RAF/MEK/ERK(MAPK:Mitogen-activated protein kinase マイトジェン活性化プロテインキナーゼ ) シグナル伝達経路における ME

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減量・コース投与期間短縮の基準


葉酸とビタミンQ&A_201607改訂_ indd

タフィンラー 「使用上の注意」の解説_2018年7月改訂

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改訂後改訂前 << 効能 効果に関連する使用上の注意 >> 関節リウマチ 1. 過去の治療において 少なくとも1 剤の抗リウマチ薬 ( 生物製剤を除く ) 等による適切な治療を行っても 疾患に起因する明らかな症状が残る場合に投与すること 2. 本剤とアバタセプト ( 遺伝子組換え ) の併用は行わな

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300828_課_薬生薬審発0828第1号_デュルバルマブ(遺伝子組換え)製剤の最適使用推進ガイドライン(非小細胞肺癌)について

目次 1. はじめに P2 2. 本剤の特徴, 作用機序 P3 3. 臨床成績 P4 4. 施設について P8 5. 投与対象となる患者 P10 6. 投与に際して留意すべき事項 P12 1

資料 3 1 医療上の必要性に係る基準 への該当性に関する専門作業班 (WG) の評価 < 代謝 その他 WG> 目次 <その他分野 ( 消化器官用薬 解毒剤 その他 )> 小児分野 医療上の必要性の基準に該当すると考えられた品目 との関係本邦における適応外薬ミコフェノール酸モフェチル ( 要望番号

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この薬を使う前に 確認すべきことは? 患者さんや家族の方は この治療の効果や注意すべき点などについて十分理解できるまで説明を受けてください 説明に同意した場合に使用が開始されます この薬を使用する前に BRAF 遺伝子検査 * が行われます *BRAF 遺伝子検査 : がん組織またはがん細胞を検体と

より詳細な情報を望まれる場合は 担当の医師または薬剤師におたずねください また 患者向医薬品ガイド 医療専門家向けの 添付文書情報 が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています

(案)

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2. 改訂内容および改訂理由 2.1. その他の注意 [ 厚生労働省医薬食品局安全対策課事務連絡に基づく改訂 ] 改訂後 ( 下線部 : 改訂部分 ) 10. その他の注意 (1)~(3) 省略 (4) 主に 50 歳以上を対象に実施された海外の疫学調査において 選択的セロトニン再取り込み阻害剤及び

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3. 安全性本治験において治験薬が投与された 48 例中 1 例 (14 件 ) に有害事象が認められた いずれの有害事象も治験薬との関連性は あり と判定されたが いずれも軽度 で処置の必要はなく 追跡検査で回復を確認した また 死亡 その他の重篤な有害事象が認められなか ったことから 安全性に問

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膿疱性乾癬の効能追加 ( 承認事項の 部変更承認 ) に伴う改訂 改訂内容 ( 該当部のみ抜粋 ) 警告 1.~3. 4. 関節リウマチ患者では, 本剤の治療を行う前に, 少なくとも 1 剤の抗リウマチ薬等の使用を十分勘案すること. また, 本剤についての十分な知識とリウマチ治療の経験をもつ医師が使

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1. 医薬品リスク管理計画を策定の上 適切に実施すること 2. 国内での治験症例が極めて限られていることから 製造販売後 一定数の症例に係るデータが集積されるまでの間は 全 症例を対象に使用成績調査を実施することにより 本剤使用患者の背景情報を把握するとともに 本剤の安全性及び有効性に関するデータを

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日本医薬品安全性学会 COI 開示 筆頭発表者 : 加藤祐太 演題発表に関連し 開示すべき COI 関連の企業などはありません

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ータについては Table 3 に示した 両製剤とも投与後血漿中ロスバスタチン濃度が上昇し 試験製剤で 4.7±.7 時間 標準製剤で 4.6±1. 時間に Tmaxに達した また Cmaxは試験製剤で 6.3±3.13 標準製剤で 6.8±2.49 であった AUCt は試験製剤で 62.24±2

食欲不振 全身倦怠感 皮膚や白目が黄色くなる [ 肝機能障害 黄疸 ] 尿量減少 全身のむくみ 倦怠感 [ 急性腎不全 ] 激しい上腹部の痛み 腰背部の痛み 吐き気 [ 急性膵炎 ] 発熱 から咳 呼吸困難 [ 間質性肺炎 ] 排便の停止 腹痛 腹部膨満感 [ 腸閉塞 ] 手足の筋肉の痛み こわばり

悪性黒色腫(メラノーマ)薬物療法の手引き version

査を実施し 必要に応じ適切な措置を講ずること (2) 本品の警告 効能 効果 性能 用法 用量及び使用方法は以下のとお りであるので 特段の留意をお願いすること なお その他の使用上の注意については 添付文書を参照されたいこと 警告 1 本品投与後に重篤な有害事象の発現が認められていること 及び本品

鑑-H リンゼス錠他 留意事項通知の一部改正等について

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「ガスメット錠10mg・20mg」「ガスメットD錠10mg・20mg」使用上の注意改訂のお知らせ

記 1 キイトルーダ点滴静注 20mg 及び同 100mg 抗 PD-1 抗体抗悪性腫瘍剤留意事項通知を以下のとおり改正する (1) 記の2(2) 中 (2) 根治切除不能な悪性黒色腫 を (2) 悪性黒色腫 に 本製剤を根治切除不能な悪性黒色腫の治療に用いる場合は を 本製剤を悪性黒色腫の治療に用

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Page 2 of 7 ドイツ キールにあるシュレースヴィッヒ ホルシュタイン州大学病院 (University Hospital Schleswig-Holstein) の皮膚科学教授であり治験責任医師でもあるアクセル ハウシルト博士 (Axel Hauschild, MD, PhD) は次のよう

改訂前 用法 用量 多発性骨髄腫デキサメタゾンとの併用において 通常 成人にはレナリドミドとして 1 日 1 回 25 mg を 21 日間連日経口投与した後 7 日間休薬する これを 1 サイクルとして投与を繰り返す なお 患者の状態により適宜減量する 5 番染色体長腕部欠失を伴う骨髄異形成症候群

ペムブロリズマブ ( 遺伝子組換え ) 注射剤 2.7 臨床概要 臨床的有効性 ORR 海外 001 試験 パート D パート D では 治験担当医師がベースライン時点で測定可能病変ありとし 独立中央判定

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ロペラミド塩酸塩カプセル 1mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロペラミド塩酸塩は 腸管に選択的に作用して 腸管蠕動運動を抑制し また腸管内の水分 電解質の分泌を抑制して吸収を促進することにより下痢症に効果を示す止瀉剤である ロペミン カプセル

改訂内容 ( 部追加 改訂 部削除 ) ビ シフロール 錠, ミラペックス LA 錠 共通 改 訂 後 改 訂 前 2. 重要な基本的注意 2. 重要な基本的注意 (5) レボドパ又はドパミン受容体作動薬の投与により 病的賭博 ( 個人的生活の崩壊等の社会的に不利な結果を招くにもかかわらず 持続的に

なお 本剤群において間質性肺疾患 9 例 (5.8%) 大腸炎 重度の下痢 8 例 (5.2%) 神経障害 ( ギラン バレー症候群等 )2 例 (1.3%) 肝機能障害 22 例 (14.3%) 甲状腺機能障害 21 例 (13.6%) 下垂体機能障害 1 例 (0.6%) 1 型糖尿病 1 例

あった AUCtはで ± ng hr/ml で ± ng hr/ml であった 2. バイオアベイラビリティの比較およびの薬物動態パラメータにおける分散分析の結果を Table 4 に示した また 得られた AUCtおよび Cmaxについてとの対数値

ヒアルロン酸ナトリウム架橋体製剤 特定使用成績調査

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医薬品の添付文書等を調べる場合 最後に 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 特定の文書 ( 添付文書以外の文書 ) の記載内容から調べる場合 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 最後に 調べたい医薬品の名称を入力 ( 名称の一部のみの入力でも検索可能

環境変化への業界側取組  ~CU制度に係るパイロット試験での経験から~

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メクトビ 使用上の注意の解説

最適使用推進ガイドライン_ニボルマブ_悪性胸膜中皮腫

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目次 1. はじめに P2 2. 本剤の特徴, 作用機序 P3 3. 臨床成績 P4 4. 施設について P9 5. 投与対象となる患者 P11 6. 投与に際して留意すべき事項 P13 1

レクタブル 2 mg 注腸フォーム 14 回に係る医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 レクタブル 2 mg 注腸フ 有効成分 ブデソニド ォーム14 回 製造販売業者 EA ファーマ株式会社 薬効分類 提出年月 平成 29 年 10 月 1.1. 安全性検討事項 重要な特

緒言

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未承認の医薬品又は適応の承認要望に関する意見募集について

MC-169 目次 1. はじめに P2 2. 本剤の特徴 作用機序 P3 3. 臨床成績 P4 4. 施設について P7 5. 投与対象となる患者 P9 6. 投与に際して留意すべき事項 P10 1

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平成 27 年度第 1 回福島県立医科大学附属病院治験審査委員会会議の記録の概要 開催日時平成 27 年 4 月 2 日 ( 木 ) 16:00~17:25 開催場所福島県立医科大学 4 号館 4 階会議室 出席委員名 議題及び審議結果を含む主な議論の概要 後藤満一 木村純子 挾間章博 小川一英 中

性黒色腫は本邦に比べてかなり高く たとえばオーストラリアでは悪性黒色腫の発生率は日本の 100 倍といわれており 親戚に一人は悪性黒色腫がいるくらい身近な癌といわれています このあと皮膚癌の中でも比較的発生頻度の高い基底細胞癌 有棘細胞癌 ボーエン病 悪性黒色腫について本邦の統計データを詳しく紹介し

シダキュアスギ舌下錠 2,000JAU 5,000JAU に係る医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 シダキュアスギ舌下錠 2,000JAU,5,000JAU 有効成分 スギ花粉エキス原末 承認取得者名 鳥居薬品株式会社 薬効分類 提出年月 平成 30 年 8 月 1.1.

ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)製剤の最適使用推進ガイドライン(非小細胞肺癌及び悪性黒色腫)の一部改正について

審査報告 (1) 別紙 平成 29 年 4 月 3 日 本申請において 申請者が提出した資料及び医薬品医療機器総合機構における審査の概略等は 以下 のとおりである 申請品目 [ 販売名 ] ジャドニュ顆粒分包 90 mg 同顆粒分包 360 mg [ 一般名 ] デフェラシロクス [ 申請者 ] ノ

がんの治療

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D961H は AstraZeneca R&D Mӧlndal( スウェーデン ) において開発された オメプラゾールの一方の光学異性体 (S- 体 ) のみを含有するプロトンポンプ阻害剤である ネキシウム (D961H の日本における販売名 ) 錠 20 mg 及び 40 mg は を対象として

から (3) までの具体的な予定については添付 2 の図のとおりですので申し添 えます

- 医薬品の適正使用に欠かせない情報です 必ずお読みください - 効能又は効果 用法及び用量の一部変更 使用上の注意改訂のお知らせ 平成 23 年 5 月 劇薬 処方せん医薬品 ( 注意 - 医師等の処方せんにより使用すること ) エタンブトール製剤 エタンブトール塩酸塩錠 このたび 標記製品の 効

目次 1. はじめに P2 2. 本剤の特徴 作用機序 P3 3. 臨床成績 P4 4. 施設について P8 5. 投与対象となる患者 P10 6. 投与に際して留意すべき事項 P11 1

症例報告書の記入における注意点 1 必須ではない項目 データ 斜線を引くこと 未取得 / 未測定の項目 2 血圧平均値 小数点以下は切り捨てとする 3 治験薬服薬状況 前回来院 今回来院までの服薬状況を記載する服薬無しの場合は 1 日投与量を 0 錠 とし 0 錠となった日付を特定すること < 演習

STEP 1 検査値を使いこなすために 臨床検査の基礎知識 検査の目的は大きく 2 つ 基準範囲とは 95% ( 図 1) 図 1 基準範囲の考え方 2

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医薬品の適正使用に欠かせない情報です 必ずお読み下さい 添付文書改訂のお知らせ 製造販売 2018 年 7 月 このたび 標記製品の効能又は効果の一部変更承認に伴い 添付文書の記載内容を改訂いたしましたのでお知らせいたします 今後のご使用に際しましてご参照下さいますようお願い申し上げます 効能又は効果 ( タフィンラーカプセル メキニスト錠共通 ) 改訂後 (2018 年 7 月改訂 ) 効能又は効果 1.BRAF 遺伝子変異を有する悪性黒色腫 2.BRAF 遺伝子変異を有する切除不能な進行 再発の非小細胞肺癌 効能又は効果 1.BRAF 遺伝子変異を有する根治切除不能な悪性黒色腫 2.BRAF 遺伝子変異を有する切除不能な進行 再発の非小細胞肺癌 ) 改訂 ( ) 削除 用法及び用量 ( タフィンラーカプセル ) 改訂後 (2018 年 7 月改訂 ) 用法及び用量 悪性黒色腫の場合通常 成人にはダブラフェニブとして 1 回 150mg を 1 日 2 回 空腹時に経口投与する ただし 術後補助療法の場合には トラメチニブと併用し 投与期間は 12 ヵ月間までとする なお 患者の状態により適宜減量する 用法及び用量 悪性黒色腫の場合通常 成人にはダブラフェニブとして 1 回 150mg を 1 日 2 回 空腹時に経口投与する なお 患者の状態により適宜減量する 非小細胞肺癌の場合トラメチニブとの併用において 通常 成人にはダブラフェニブとして 1 回 150mg を 1 日 2 回 空腹時に経口投与する なお 患者の状態により適宜減量する 非小細胞肺癌の場合トラメチニブとの併用において 通常 成人にはダブラフェニブとして 1 回 150mg を 1 日 2 回 空腹時に経口投与する なお 患者の状態により適宜減量する ) 追記

用法及び用量 ( メキニスト錠 ) 改訂後 (2018 年 7 月改訂 ) 用法及び用量 ダブラフェニブとの併用において 通常 成人にはトラメチニブとして 2 mgを 1 日 1 回 空腹時に経口投与する ただし 術後補助療法の場合には 投与期間は12ヵ月間までとする なお 患者の状態により適宜減量する 用法及び用量 ダブラフェニブとの併用において 通常 成人にはトラメチニブとして 2 mgを 1 日 1 回 空腹時に経口投与する なお 患者の状態により適宜減量する ) 追記 改訂理由及び解説 ( 効能又は効果 用法及び用量の一部変更承認に伴う改訂 ) タフィンラーカプセル ( 一般名 : ダブラフェニブメシル酸塩 ) 及びメキニスト錠 ( 一般名 : トラメチニブジメチルスルホキシド付加物 ) の効能又は効果の一部変更承認 ( BRAF 遺伝子変異を有する根治切除不能な悪性黒色腫 から BRAF 遺伝子変異を有する悪性黒色腫 )( 平成 30 年 7 月 2 日 ) に伴い改訂いたしました その他の改訂内容 ( タフィンラーカプセル )( 改訂部分抜粋 ) 改訂後 (2018 年 7 月改訂 ) 効能又は効果に関連する使用上の注意 3. 非小細胞肺癌の場合 本剤の術後補助療法における有効性及び安全性は確立していない 使用上の注意 4. 副作用 BRAF V600E/K 変異を有する再発ハイリスクの悪性黒色腫の術後患者を対象とした国際共同第 Ⅲ 相臨床試験 (F2301 試験 ) のトラメチニブとの併用投与群において 435 例 ( 日本人患者 3 例を含む ) 中 398 例 (91.5%) に臨床検査値異常を含む副作用が報告された その主なものは 発熱 244 例 (56.1%) 疲労 170 例 (39.1%) 悪寒 155 例 (35.6%) であった ( 効能又は効果の一変承認時までの集計 ) BRAF V600E 変異を有する切除不能な進行 再発の非小細胞肺癌患者を対象とした国際共同第 Ⅱ 相臨床試験 (E2201 試験 ) のトラメチニブとの併用投与群において 93 例 ( 日本人患者 1 例を含む ) 中 83 例 (89.2%) に臨床検査値異常を含む副作用が報告された その主なものは 発熱 46 例 (49.5%) 悪心 36 例 (38.7%) 嘔吐 25 例 (26.9%) 皮膚乾燥 25 例 (26.9%) であった ( 効能又は効果の一変承認時までの集計 ) ( 中略 ) 効能又は効果に関連する使用上の注意 3. 本剤の術後補助化学療法における有効性及び安全性は確立していない 使用上の注意 4. 副作用 追記 BRAF V600E 変異を有する切除不能な進行 再発の非小細胞肺癌患者を対象とした国際共同第 Ⅱ 相臨床試験 (E2201 試験 ) のトラメチニブとの併用投与群において 93 例中 83 例 (89.2%) に臨床検査値異常を含む副作用が報告された その主なものは 発熱 46 例 (49.5 %) 悪心 36 例 (38.7 %) 嘔吐 25 例 (26.9 %) 皮膚乾燥 25 例 (26.9%) であった ( 効能又は効果の一変承認時までの集計 ) ( 中略 ) 2 ) 追記又は改訂 ( ) 削除

改訂後 (2018 年 7 月改訂 ) 重大な副作用及びその他の副作用の頻度については トラメチニブとの併用時の副作用は臨床試験 (MEK115306 試験 MEK116513 試験 F2301 試験及びE2201 試験 ) に基づき 本剤単独投与時の副作用は海外臨床試験 (BRF113683 試験 ) に基づき記載した また これらの臨床試験で認められていない副作用は頻度不明とした なお 重大な副作用の発現頻度は トラメチニブとの併用時 本剤単独投与時の順に記載した (1) 重大な副作用 1) 有棘細胞癌 : 皮膚有棘細胞癌 (0.5% 1.6 %) ケラトアカントーマ(0.3% 3.7%) ボーエン病 (0.5% 頻度不明) があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には 適切な処置を行うこと ( 2. 重要な基本的注意 の項参照 ) 2) 悪性腫瘍 ( 二次発癌 ): 原発性悪性黒色腫 (0.1% 1.1%) 等の悪性腫瘍 ( 二次発癌 ) があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には 適切な処置を行うこと ( 2. 重要な基本的注意 の項参照 ) 3) 心障害 : 心不全 (0.1% 0.5%) 左室機能不全 (0.2% 1.4%) 駆出率減少(5.7 % 4.7%) 等の心障害があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には 減量 休薬又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと ( 2. 重要な基本的注意 の項参照 ) 4) 肝機能障害 :ALT(GPT)(10.9% 1.6 %) AST(GOT)(10.2% 0.5%) 等の上昇を伴う肝機能障害があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には 減量 休薬又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと ( 2. 重要な基本的注意 の項参照 ) 5, 6) ( 略 ) 重大な副作用及びその他の副作用の頻度については トラメチニブとの併用時の副作用は臨床試験 (MEK115306 試験 MEK116513 試験及びE2201 試験 ) に基づき 本剤単独投与時の副作用は海外臨床試験 (BRF113683 試験 ) に基づき記載した また これらの臨床試験で認められていない副作用は頻度不明とした なお 重大な副作用の発現頻度は トラメチニブとの併用時 本剤単独投与時の順に記載した (1) 重大な副作用 1) 有棘細胞癌 : 皮膚有棘細胞癌 (0.6% 1.6 %) ケラトアカントーマ(0.3% 3.7%) ボーエン病 (0.5% 頻度不明) があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には 適切な処置を行うこと ( 2. 重要な基本的注意 の項参照 ) 2) 悪性腫瘍 ( 二次発癌 ): 原発性悪性黒色腫 (0.2% 1.1%) 等の悪性腫瘍 ( 二次発癌 ) があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には 適切な処置を行うこと ( 2. 重要な基本的注意 の項参照 ) 3) 心障害 : 心不全 (0.2% 0.5%) 左室機能不全 (0.3% 1.4%) 駆出率減少(6.4 % 4.7%) 等の心障害があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には 減量 休薬又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと ( 2. 重要な基本的注意 の項参照 ) 4) 肝機能障害 :ALT(GPT)(9.4% 1.6%) AST(GOT)(9.2% 0.5%) 等の上昇を伴う肝機能障害があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には 減量 休薬又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと ( 2. 重要な基本的注意 の項参照 ) 5, 6) ( 略 ) 3

改訂後 (2018 年 7 月改訂 ) (2) その他の副作用次のような症状があらわれることがあるので 異常が認められた場合には 投与を中止するなど適切な処置を行うこと トラメチニブとの併用時 頻度不明 10% 以上 1 % 10% 未満 1 % 未満 (2) その他の副作用次のような症状があらわれることがあるので 異常が認められた場合には 投与を中止するなど適切な処置を行うこと トラメチニブとの併用時 頻度不明 10% 以上 1 % 10% 未満 1 % 未満 眼 霧視 ぶどう膜炎 視力障害 網膜色素上皮剥離 網脈絡膜症 網膜剥離 眼窩周囲浮腫 眼 霧視 視力障害 網膜色素上皮剥離 網脈絡膜症 ぶどう膜炎 網膜剥離 眼窩周囲浮腫 皮膚 発疹 皮膚乾燥 そう痒症 ざ瘡様皮膚炎 紅斑 日光角化症 寝汗 過角化 脱毛症 手掌 足底発赤知覚不全症候群 皮膚病変 多汗症 脂肪織炎 皮膚亀裂 光線過敏症 皮膚 発疹 皮膚乾燥 そう痒症 ざ瘡様皮皮膚亀裂膚炎 紅斑 日光角化症 寝汗 過角化 脱毛症 手掌 足底発赤知覚不全症候群 皮膚病変 多汗症 脂肪織炎 光線過敏症 腎 腎炎 腎不全 尿細管間質性腎炎 急性腎障害 腎 急性腎障 害 腎炎 腎不全 尿細管間質性腎炎 臨床成績 2. 悪性黒色腫の術後補助療法 追記国際共同第 Ⅲ 相臨床試験 (F2301 試験 COMBI -AD) 3) BRAF V600E/K 変異を有する注再発ハイリスク (American Joint Committee on Cancer (AJCC)Melanoma of the Skin Staging version 7に基づく病期 Ⅲa: リンパ節転移 1mm 超 Ⅲb Ⅲc) の悪性黒色腫の術後患者 870 例 ( 日本人患者 5 例を含む ) を対象に ダブラフェニブ (1 回 150mgを 1 日 2 回連日投与 ) とトラメチニブ (2mgを1 日 1 回連日投与 ) を併用する群 ( 併用療法群 438 例 ) とプラセボ群 (432 例 ) を比較した第 Ⅲ 相二重盲検無作為化比較試験を実施した 併用療法もしくはプラセボの投与期間は12ヵ月間とした 無再発生存期間 (RFS) の解析において プラセボ群と比較して併用療法群において統計学的に有意な延長が認められた [Kaplan- Meier 法で推定したRFSの中央値 : 併用療法群未到達 プラセボ群 16.6ヵ月 ハザード比 0.47(95% 信頼区間 :0.39-0.58) 層別 log-rank 検定 p=1.53 10-14 ] 注 3) コンパニオン診断薬として製造販売承認されているTHxID BRAFキットを用いて検査された 4 臨床成績

改訂後 (2018 年 7 月改訂 ) 追記 無再発生存期間 (RFS) の Kaplan-Meier 曲線 (2017 年 6 月 30 日カットオフ ) 3. 非小細胞肺癌国際共同第 Ⅱ 相臨床試験 (E2201 試験 ) 6) BRAF V600E 変異を有する注切除不能な進行 再発の非小細胞肺癌患者を対象に ダブラフェニブ (1 回 150mgを1 日 2 回連日投与 ) とトラメチニブ (2mgを1 日 1 回連日投与 ) の併用投与 (1 白金系抗悪性腫瘍剤を含む化学療法歴のある患者 57 例 ( 日本人患者 1 例を含む ) 2 化学療法歴のない患者 36 例 ) を検討する第 Ⅱ 相非盲検非対照試験を実施した 4) 奏効率注 (%) はそれぞれ163.2(95% 信頼区間 :49.3-75.6) 及び261.1(95% 信頼区間 :43.5-76.9) であった 注 4) RECIST(ver 1.1) ガイドラインによる治験責任医師判定に基づく判定 (CR+PR) 注 6) 米国のClinical Laboratory Improvement Amendments(CLIA) 認定又は同等と考えられる検査機関で任意の遺伝子検査法を用いて検査された 当該検査法との同等性が確認されたオンコマイン Dx Target Test CDx システムがコンパニオン診断薬等として製造販売承認されている 2. 非小細胞肺癌国際共同第 Ⅱ 相臨床試験 (E2201 試験 ) 6) BRAF V600E 変異を有する注切除不能な進行 再発の非小細胞肺癌患者を対象に ダブラフェニブ (1 回 150mgを 1 日 2 回連日投与 ) とトラメチニブ (2mgを1 日 1 回連日投与 ) の併用投与 (1 白金系抗悪性腫瘍剤を含む化学療法歴のある患者 57 例 2 化学療法歴のない患者 36 例 ) を検討する第 Ⅱ 相非盲検非対照 4) 試験を実施した 奏効率注 (%) はそれぞれ 163.2(95% 信頼区間 :49.3-75.6) 及び2 61.1(95% 信頼区間 :43.5-76.9) であった 注 4) RECIST(ver 1.1) ガイドラインによる治験責任医師判定に基づく判定 (CR+PR) 注 6) 米国のClinical Laboratory Improvement Amendments(CLIA) 認定又は同等と考えられる検査機関で任意の遺伝子検査法を用いて検査された 当該検査法との同等性が確認されたオンコマイン Dx Target Test CDx システムがコンパニオン診断薬等として製造販売承認されている その他の改訂内容 ( メキニスト錠 )( 改訂部分抜粋 ) 改訂後 (2018 年 7 月改訂 ) 効能又は効果に関連する使用上の注意 3. 非小細胞肺癌の場合 本剤の術後補助療法における有効性及び安全性は確立していない 効能又は効果に関連する使用上の注意 3. 本剤の術後補助化学療法における有効性及び安全性は確立していない ) 追記又は改訂 ( ) 削除 5

改訂後 (2018 年 7 月改訂 ) 使用上の注意 3. 副作用 BRAF V600E/K 変異を有する再発ハイリスクの悪性黒色腫の術後患者を対象とした国際共同第 Ⅲ 相臨床試験 (F2301 試験 ) のダブラフェニブとの併用投与群において 435 例 ( 日本人患者 3 例を含む ) 中 398 例 (91.5%) に臨床検査値異常を含む副作用が報告された その主なものは 発熱 244 例 (56.1%) 疲労 170 例 (39.1%) 悪寒 155 例 (35.6%) であった ( 効能又は効果の一変承認時までの集計 ) BRAF V600E 変異を有する切除不能な進行 再発の非小細胞肺癌患者を対象とした国際共同第 Ⅱ 相臨床試験 (E2201 試験 ) のダブラフェニブとの併用投与群において 93 例 ( 日本人患者 1 例を含む ) 中 83 例 (89.2%) に臨床検査値異常を含む副作用が報告された その主なものは 発熱 46 例 (49.5%) 悪心 36 例 (38.7%) 嘔吐 25 例 (26.9%) 皮膚乾燥 25 例 (26.9%) であった ( 効能又は効果の一変承認時までの集計 ) ( 中略 ) 重大な副作用及びその他の副作用の頻度については ダブラフェニブとの併用時の副作用は臨床試験 (MEK115306 試験 MEK 116513 試験 F2301 試験及びE2201 試験 ) に基づき 本剤単独投与時の副作用は海外臨床試験 (MEK114267 試験 ) に基づき記載した また これらの臨床試験で認められていない副作用は頻度不明とした なお 重大な副作用の発現頻度は ダブラフェニブとの併用時 本剤単独投与時の順に記載した 使用上の注意 3. 副作用 追記 BRAF V600E 変異を有する切除不能な進行 再発の非小細胞肺癌患者を対象とした国際共同第 Ⅱ 相臨床試験 (E2201 試験 ) のダブラフェニブとの併用投与群において 93 例中 83 例 (89.2%) に臨床検査値異常を含む副作用が報告された その主なものは 発熱 46 例 (49.5%) 悪心 36 例 (38.7%) 嘔吐 25 例 (26.9%) 皮膚乾燥 25 例 (26.9%) であった ( 効能又は効果の一変承認時までの集計 ) ( 中略 ) 重大な副作用及びその他の副作用の頻度については ダブラフェニブとの併用時の副作用は臨床試験 (MEK115306 試験 MEK 116513 試験及びE2201 試験 ) に基づき 本剤単独投与時の副作用は海外臨床試験 (MEK 114267 試験 ) に基づき記載した また これらの臨床試験で認められていない副作用は頻度不明とした なお 重大な副作用の発現頻度は ダブラフェニブとの併用時 本剤単独投与時の順に記載した 6

(1) 重大な副作用 改訂後 (2018 年 7 月改訂 ) 1) 心障害 : 心不全 (0.1% 0.5%) 左室機 能不全 (0.2% 1.4%) 駆出率減少 (5.7 % 4.7%) 等の心障害があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には 減量 休薬又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと ( 2. 重要な基本的注意 の項参照 ) 2) 肝機能障害 :ALT(GPT)(10.9% 4.3 %) AST(GOT)(10.2% 5.2%) 等の上昇を伴う肝機能障害があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には 減量 休薬又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと ( 2. 重要な基本的注意 の項参照 ) 3) ( 略 ) 4) 横紋筋融解症 (0.4% 頻度不明): 横紋筋融解症があらわれることがあるので 筋肉痛 脱力感 CK(CPK) 上昇 血中及び尿中ミオグロビン上昇等に十分注意し 異常が認められた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと 5, 6) ( 略 ) (2) その他の副作用次のような症状があらわれることがあるので 異常が認められた場合には 投与を中止するなど適切な処置を行うこと ダブラフェニブとの併用時 眼 皮膚 頻度不明 10% 以上 1 % 10% 未満 1 % 未満 網膜静脈閉塞 発疹 皮膚乾燥 霧視 ぶどう膜炎 そう痒症 ざ瘡様皮膚炎 紅斑 日光角化症 寝汗 過角化 脱毛症 手掌 足底発赤知覚不全症候群 皮膚病変 多汗症 脂肪織炎 皮膚亀裂 腎 視力障害 網膜色素上皮剥離 眼窩周囲浮腫 網脈絡膜症 網膜剥離 視力低下 腎炎 腎不全 尿細管間質性腎炎 急性腎障害 (1) 重大な副作用 1) 心障害 : 心不全 (0.2% 0.5%) 左室機能不全 (0.3% 1.4%) 駆出率減少(6.4 % 4.7%) 等の心障害があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には 減量 休薬又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと ( 2. 重要な基本的注意 の項参照 ) 2) 肝機能障害 :ALT(GPT)(9.4% 4.3%) AST(GOT)(9.2% 5.2%) 等の上昇を伴う肝機能障害があらわれることがあるので 観察を十分に行い 異常が認められた場合には 減量 休薬又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと ( 2. 重要な基本的注意 の項参照 ) 3) ( 略 ) 4) 横紋筋融解症 (0.2% 頻度不明): 横紋筋融解症があらわれることがあるので 筋肉痛 脱力感 CK(CPK) 上昇 血中及び尿中ミオグロビン上昇等に十分注意し 異常が認められた場合には投与を中止し 適切な処置を行うこと 5, 6) ( 略 ) (2) その他の副作用次のような症状があらわれることがあるので 異常が認められた場合には 投与を中止するなど適切な処置を行うこと ダブラフェニブとの併用時 眼 皮膚 腎 頻度不明 10% 以上 1 % 10% 未満 1 % 未満 網膜静脈閉塞 発疹 皮膚乾燥 霧視 視力障害 急性腎障 害 網膜色素上皮剥離 ぶどう膜炎 眼窩周囲浮腫 網脈絡膜症 網膜剥離 視力低下 そう痒症 ざ瘡様皮皮膚亀裂膚炎 紅斑 日光角化症 寝汗 過角化 脱毛症 手掌 足底発赤知覚不全症候群 皮膚病変 多汗症 脂肪織炎 腎炎 腎不全 尿細管間質性腎炎 7

改訂後 (2018 年 7 月改訂 ) 臨床成績 2. 悪性黒色腫の術後補助療法 追記国際共同第 Ⅲ 相臨床試験 (F2301 試験 COMBI -AD) 3) BRAF V600E/K 変異を有する注再発ハイリスク (American Joint Committee on Cancer (AJCC)Melanoma of the Skin Staging version 7に基づく病期 Ⅲa: リンパ節転移 1mm 超 Ⅲb Ⅲc) の悪性黒色腫の術後患者 870 例 ( 日本人患者 5 例を含む ) を対象に ダブラフェニブ (1 回 150mgを 1 日 2 回連日投与 ) とトラメチニブ (2mgを1 日 1 回連日投与 ) を併用する群 ( 併用療法群 438 例 ) とプラセボ群 (432 例 ) を比較した第 Ⅲ 相二重盲検無作為化比較試験を実施した 併用療法もしくはプラセボの投与期間は12ヵ月間とした 無再発生存期間 (RFS) の解析において プラセボ群と比較して併用療法群において統計学的に有意な延長が認められた [Kaplan- Meier 法で推定したRFSの中央値 : 併用療法群未到達 プラセボ群 16.6ヵ月 ハザード比 0.47(95% 信頼区間 :0.39-0.58) 層別 log-rank 検定 p=1.53 10-14 ] 注 3) コンパニオン診断薬として製造販売承認されているTHxID BRAFキットを用いて検査された 臨床成績 無再発生存期間 (RFS) の Kaplan-Meier 曲線 (2017 年 6 月 30 日カットオフ ) 8

改訂後 (2018 年 7 月改訂 ) 3. 非小細胞肺癌国際共同第 Ⅱ 相臨床試験 (E2201 試験 ) 5) BRAF V600E 変異を有する注切除不能な進行 再発の非小細胞肺癌患者を対象に ダブラフェニブ (1 回 150mgを1 日 2 回連日投与 ) とトラメチニブ (2mgを1 日 1 回連日投与 ) の併用投与 (1 白金系抗悪性腫瘍剤を含む化学療法歴のある患者 57 例 ( 日本人患者 1 例を含む ) 2 化学療法歴のない患者 36 例 ) を検討する第 Ⅱ 相非盲検非対照試験を実施した 4) 奏効率注 (%) はそれぞれ163.2(95% 信頼区間 :49.3-75.6) 及び261.1(95% 信頼区間 :43.5-76.9) であった 注 4) RECIST(ver 1.1) ガイドラインによる治験責任医師判定に基づく判定 (CR+PR) 注 5) 米国のClinical Laboratory Improvement Amendments(CLIA) 認定又は同等と考えられる検査機関で任意の遺伝子検査法を用いて検査された 当該検査法との同等性が確認されたオンコマイン Dx Target Test CDx システムがコンパニオン診断薬等として製造販売承認されている 2. 非小細胞肺癌国際共同第 Ⅱ 相臨床試験 (E2201 試験 ) 5) BRAF V600E 変異を有する注切除不能な進行 再発の非小細胞肺癌患者を対象に ダブラフェニブ (1 回 150mgを 1 日 2 回連日投与 ) とトラメチニブ (2mgを1 日 1 回連日投与 ) の併用投与 (1 白金系抗悪性腫瘍剤を含む化学療法歴のある患者 57 例 2 化学療法歴のない患者 36 例 ) を検討する第 Ⅱ 相非盲検非対照 4) 試験を実施した 奏効率注 (%) はそれぞれ 163.2(95% 信頼区間 :49.3-75.6) 及び2 61.1(95% 信頼区間 :43.5-76.9) であった 注 4) RECIST(ver 1.1) ガイドラインによる治験責任医師判定に基づく判定 (CR+PR) 注 5) 米国のClinical Laboratory Improvement Amendments(CLIA) 認定又は同等と考えられる検査機関で任意の遺伝子検査法を用いて検査された 当該検査法との同等性が確認されたオンコマイン Dx Target Test CDx システムがコンパニオン診断薬等として製造販売承認されている 改訂理由及び解説 ( 効能又は効果の一部変更承認に伴う改訂及び自主改訂 ) 1. 効能又は効果に関連する使用上の注意 ( タフィンラーカプセル メキニスト錠共通 ) 悪性黒色腫の術後補助療法に対する効能追加に伴い 記載を変更いたしました 2. 副作用 の項 ( タフィンラーカプセル メキニスト錠共通 ) BRAF V600E/K 変異を有する再発ハイリスクの悪性黒色腫の術後患者を対象とした国際共同第 Ⅲ 相臨床試験 (F2301 試験 ) における副作用の発現状況を追記いたしました また BRAF V600E 変異を有する切除不能な進行 再発の非小細胞肺癌患者を対象とした国際共同第 Ⅱ 相臨床試験 (E2201 試験 ) の日本人患者数を明記いたしました 3. 重大な副作用 及び その他の副作用 の項( タフィンラーカプセル メキニスト錠共通 ) ダブラフェニブとトラメチニブ併用時の副作用頻度については BRAF V600E/K 変異を有する根治切除不能な悪性黒色腫患者を対象とした海外第 Ⅲ 相臨床試験 (MEK115306 試験 MEK116513 試験 ) F2301 試験及びE2201 試験を併合した集計結果に改めました なお ダブラフェニブ又はトラメチニブ単独投与時の副作用頻度に変更はございません 9

4. 臨床成績 の項 ( タフィンラーカプセル メキニスト錠共通 ) 国際共同第 Ⅲ 相臨床試験 (F2301 試験 ) の概要を追記いたしました また E2201 試験においても日本人患者数を明記いたしました 改訂添付文書も併せてご参照下さい 最新の添付文書情報は 医薬品医療機器総合機構ホームページ の 医薬品に関する情報 (http://www. pmda.go.jp/safety/info-services/drugs/0001.html) にてご確認ください 今回の改訂内容につきましては医薬品安全対策情報(DSU)No.272(2018 年 8 月 ) に掲載される予定です 10

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