2016年 弾丸メールセミナー № 33 雇用保険法 高年齢再就職給付金

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電子申請ご利用のおすすめ 事業主が雇用する労働者に関して雇用保険関係手続きを行う場合 各種届出書を公共職業安定所長に提出する必要があります 提出方法には ハローワーク窓口に書類を提出していただく方法に加えて インターネットによる 電子申請 があります ぜひ電子申請をご利用ください 電子申請のメリット

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Microsoft Word - 雇用継続制度

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表紙

へ お い お しください 受給手続きに必要なもの ハローワークは な の の ー ー す を する方は な の住所を管轄するハローワークに を の の をする ます くは ー を ください な の住所を管轄するハローワーク ( ー ー ) ( だ 方 のお を さ る 合は な の住所を管轄する

スライド 1

2 高年齢雇用継続給付の基本的な流れ雇用継続給付(1) 高年齢雇用継続基本給付金 ( 以下の図は 事業主を経由して手続を行うという 流れを示しています ) 60 歳時点で雇用保険被保険者であった期間が 5 年以上である場合 引き続き働く 賃金が 60 歳時点の 75% 未満に低下するしないにかかわら

事業活動の縮小に伴い雇用調整を行った事業主の方への給付金

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8-1 雇用保険 雇用保険の適用基準 1 31 日以上引き続き雇用されることが見込まれること 31 日以上雇用が継続しないことが明確である場合を除き この要件に該当することとなります このため 例えば 次の場合には 雇用契約期間が31 日未満であっても 原則として 31 日以上の雇用が見込まれるもの

3. 労働者災害補償保険法 ~ いずれも行政執行法人である イ ) b) 配偶者が 学校等に在学し 保育所若 しくは幼保連携型認定こども園に通い 又 は職業訓練を受けている同居の子 ~ ロ ) b) 当該子 (18 歳に達する日以後の最初の 3 月 31 日までの間にある子に限る ) が学校 等に在

第二款育児休業給付 ( 第六十一条の四 第六十一条の五 ) 第三款介護休業給付 ( 第六十一条の六 第六十一条の七 ) 第四章雇用安定事業等 ( 第六十二条 第六十五条 ) 第五章費用の負担 ( 第六十六条 第六十八条 ) 第六章不服申立て及び訴訟 ( 第六十九条 第七十一条 ) 第七章雑則 ( 第

高年齢継続被保険者に対する求職者給付

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第 1 章雇用保険関係手続支援サービス 1.1 雇用保険関係手続支援のご利用について 雇用保険関係手続支援サービスでは 雇用保険関係の手続に必要な申請書等を作成する際の支援を行います 本サービスにおいては 申請 届出等の様式のダウンロード 画面入力による申請書等の作成をすることができます 入力した個

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附属資料 附属資料 用語の説明 1 1. 適用事業所数労働保険の保険料の徴収等に関する法律 ( 以下 徴収法 という ) の規定により雇用保険に係る労働保険の保険関係が成立している事業の事業所数をいう ( 雇用保険法 ( 以下 法 という ) 第 5 条 ) 2. 被保険者数適用事業に雇用される労働


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協力をお願いします 個人番号が未届の者に係る各種届出等については 返戻し 記載 添付いただいた上で届出等を受理します Q4 30 年 5 月から個人番号の記載がない場合に届出等を返戻する法的根拠は何か Q2の手続ごとの条文を根拠として 届出等書類の記載に不備があるものとして取り扱うものです Q5 番

( 第 1 段階 ) 報酬比例部分はそのまま定額部分を段階的に廃止 2 年ごとに 1 歳ずつ定額部分が消える ( 女性はすべてプラス 5 年 ) 報酬比例部分 定額部分 S16 S16 S18 S20 S22 4/1 前 4/2 ~4/2 4/2 4/2 4/2 ~~~

労働被保険者関係失業等給付 日雇1 求職者給付 (1) 一般求職者給付 基本手当 イ受給資格及び被保険者期間基本手当は 一般被保険者が離職し 労働の意思及び能力を有するにもかかわらず職業に就くことができない状態にある場合で 離職の日以前 2 年間に 被保険者期間が通算して 12 か月以上 ( 特定受

4 求職者給付を受ける手続きは 雇用保険の求職者給付を受給するためには みなさまの住所を管轄するハローワーク (8 ページ参 照 ) へ ご自身で求職申し込み (7 ページ参照 ) などの手続きをしてください なお 主として都道府県内の別のハローワークで求職活動を行う方は ご相談ください 受給手続き

に該当する者に支給されるものに限る ) 移転費及び 3の求職活動支援費の支給対象とすることとされた ( 第 56 条の3 第 1 項第 2 号及び同条第 2 項関係 ) 3 高年齢被保険者 ( 教育訓練を開始した日が高年齢被保険者でなくなった日から1 年以内にある者を含む ) について 教育訓練給付

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事業活動の縮小に伴い雇用調整を行った事業主の方への給付金

1) 最初のものと思われるバージョン ( プロパティの更新日付は 2018 年 3 月 12 日 ) 雇用保険手続を行う皆様へ雇用保険手続の際には必ずマイナンバーの届出をお願いします平成 30 年 5 月以降 マイナンバーの記載が必要な届出等 ( ) についてマイナンバーの記載がない場合には補正のた

2 届出 提出期限提出書類提出先 翌月 10 日雇用保険被保険者資格取得届 所轄公共職業安定所長 雇用保険被保険者資格喪失届 雇用保険被保険者転勤届 転勤後の所轄公共職業安定所長 雇用継続交流採用終了届 10 日以内 雇用保険被保険者休業開始時賃金証明書 ( 1) 雇用保険被保険者休業 所定労働時間

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スライド 1

表 2 イ特別支給の老齢厚生年金老齢厚生年金は本来 65 歳から支給されるものです しかし 一定の要件を満たせば 65 歳未満でも 特別支給の老齢厚生年金 を受けることができます 支給要件 a 組合員期間が1 年以上あること b 組合員期間等が25 年以上あること (P.23の表 1 参照 ) c

育児 介護休業規程 第 1 章 目的 第 1 条 ( 目的 ) 本規程は社員の育児 介護休業 育児 介護のための時間外労働および深夜業の制限並びに育児 介護短 時間勤務等に関する取り扱いについて定めるものである 第 2 章 育児休業制度 第 2 条 ( 育児休業の対象者 ) 1. 育児のために休業す

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に該当する者については 同項の規定にかかわらず受給資格者とする 3 病院等に入院等したことにより 本市の区域内に住所を変更したと認められる第 1 項各号に該当する者については 同項の規定にかかわらず受給資格者としない 4 第 1 項及び第 2 項の規定にかかわらず 次の各号のいずれかに該当する者は

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平成22年 育児休業給付リーフレット.indd

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D-1-1 手続きは 傷病手当金は 病気休業中の健康保険加入者とその家族の生活を保障するための制度 で 被保険者が病気や業務外のけがのために働くことができず 事業主(会社)から給与 が受けられない場合に支給されます 手続き 傷病手当金の請求には 療養の事実についての担当医師の証明と 休業期間中の賃金

第14章 国民年金 

07体制届留意事項(就労継続支援A型)

寝屋川市母子家庭等自立支援教育訓練給付金事業実施要綱 ( 目的 ) 第 1 条この要綱は 雇用の安定及び就職の促進を図るために必要な教育訓練に係る講座 ( 以下 講座 という ) を受講する母子家庭の母 又は父子家庭の父に対し 母子及び父子並びに寡婦福祉法 ( 昭和 39 年法律第 129 号 以下

そのときになって困らないために リタイア前後の手続き編 厚生年金や国民年金の受給手続きは 年金事務所や市区町村役場の年金窓口で行います 共済年金加入期間のある人の手続きは 加入した共済組合です 加入していた年金制度 第 1 号被保険者期間だけの人国民年金だけ第 1 号被保険者期間だけの人 第 3 号

退職後の医療保険制度共済組合の年金制度退職後の健診/宿泊施設の利用済組合貸付金/私的年金退職手当/財形貯蓄/児童手当個人型確定拠出年金22 共イ特別支給の老齢厚生年金老齢厚生年金は本来 65 歳から支給されるものです しかし 一定の要件を満たせば 65 歳未満でも 特別支給の老齢厚生年金 を受けるこ

LEC 東京リーガルマインド 無断複製 頒布を禁じます 2019 年版出る順社労士必修基本書の補正 (2019/6/7 現在 ) 2019 年版出る順社労士必修基本書 におきまして不適切な記載及び法改正により変更となった記載がありましたので 次のとおり補正させていただきます お手数をおかけいたします

【全文】就業規則(今井保育園H29.1.1)

今後の検討事項

実技試験 ( 個人資産相談業務 ) 次の設例に基づいて 下記の各問 ( 問 1 ~ 問 3 ) に答えなさい 設例 Aさん (33 歳 ) および妻 Bさん (29 歳 ) は 民間企業に勤める会社員である 平成 29 年 3 月に第 1 子を出産予定の妻 Bさんは 産前産後休業および育児休業を取得

介護保険・高齢者福祉ガイドブック

1. 専門実践教育訓練給付金 の概要 < 支給対象者 > 専門実践教育訓練の教育訓練給付金の支給対象者 ( 受給資格者 ) は 次の 1 または 2 に該当し 厚生労働大臣が指定する専門実践教育訓練を修了する見込みで受講している方と修了した方 1 雇用保険の一般被保険者専門実践教育訓練の受講を開始し

一日も早い再就職のために 雇用保険制度は 次の雇用保険制度は 次の つを大きな目的としています つを大きな目的としています 働く方々が 万一失業してしまった場合に必要な給付を行って 生活の安定を図り 日も早く再就職できるよう支援すること 定年後の再雇用 育児休業 介護休業により賃金が低くなる または

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職員退職手当支給規程

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例 3 男性医師 1 歳 配偶者産前休暇産後休暇復帰 復帰 今までは 配偶者がを取得している場合 を取得できませんでしたが 取得できるようになりました 職員は 当該子が 3 歳に達する日まで 病院助手等は 当該子が 1 歳 6か月に達する日までを取得することができます 職場復帰後の特に大変な時期に協

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3 育児 介護 112

強制加入被保険者(法7) ケース1

資格取得( 認定日 ) 出生 離職 婚姻 離婚 1カ月以内の届出 出生日 喪失日から 市区町村受理日 1カ月を越えた届出 出生日 健康保険組合受付日 被扶養者の範囲被扶養者となるためには 主として被保険者の収入によって生活していることが必要です 扶養の程度の基準としては 被扶養者となる人の年間収入が

育児休業及び育児短時間勤務に関する規則

第 5 条市長は 前条に規定する申請書等に基づいて健康管理費を受けることができる者であることを確認したときは 当該資格を認定する 2 市長は 前項により資格を認定した者 ( 以下 受給者 という ) に対し 重障老人健康管理事業対象者証 ( 以下 対象者証 という ) を交付する ( 不認定の通知

加入の手続きは 社会保険 : 年金事務所 ( 健康保険 厚生年金を同時に手続き ) 雇用保険 : 公共職業安定所で行っておりますので 未加入の場合はご相談ください 加入手続きに不安がある場合は 社会保険労務士にご相談ください 社会保険労務士は どのように社会保険の加入手続を行っていいかわからない と

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2/9 ( 増額 ) ができるようになる 遺族厚生年金の給付 受 給要件の変更 1 子ども (18 歳未満 ) のいない 30 歳未満の妻 に対する遺族年金を 5 年間で打ち切る 遺族厚生年金の受給権の一部変更であり,30 歳未満で子のない妻は,5 年間で遺族厚生年金の受給権がなくなる 2 遺族年金

( イ ) 従業員の配偶者であって育児休業の対象となる子の親であり 1 歳 6か月以降育児に当たる予定であった者が死亡 負傷 疾病等の事情により子を養育することが困難になった場合 6 育児休業をすることを希望する従業員は 原則として 育児休業を開始しようとする日の1か月前 (4 及び5に基づく1 歳

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必要とする家族 1 人につき のべ 93 日間までの範囲内で 3 回を上限として介護休業をすることができる ただし 有期契約従業員にあっては 申出時点において 次のいずれにも該当する者に限り 介護休業をすることができる 一入社 1 年以上であること二介護休業開始予定日から 93 日を経過する日から

(1) 学校等の卒業証明書 (2) 生年月日を証明する書類 ( 免許証等公的機関が発行する証明書 なお 卒業証明書に生年月日が記載されている場合は 省略できる ) 3 要綱第 9 条第 2 項第 1 号イに該当する労働者を雇用した場合は 次の各号いずれかの書類を提出するものとする (1) 雇用保険受

152 号 ) (6) 保険医療機関等健康保険法第 63 条第 3 項第 1 号に規定する保険医療機関若しくは保険薬局又は同法第 88 条第 1 項に規定する指定訪問看護事業者 ( 平 6 条例 30 平 8 条例 29 平 9 条例 16 平 10 条例 2 平 11 条例 15 平 14 条例

(3) 障害共済年金 退職老齢年金給付 給料との調整ア障害共済年金との支給の調整傷病手当金は 同一の傷病について障害共済年金の支給を受けることができるときは 支給されません ただし その支給を受けることができる障害共済年金の額 ( 当該障害共済年金と同一の給付事由に基づき国民年金法による障害基礎年金

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雇用保険の給付内容一覧 ( 続き ) 雇用保険の基本手当の所定給付日数 雇用保険の基本手当の所定給付日数 ( 続き ) 基本手当の日額

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( 別紙 ) 保育士修学資金貸付制度実施要綱 第 1 目的この制度は 指定保育士養成施設に在学し 保育士資格の取得を目指す学生に対し修学資金を貸し付け もってこれらの者の修学を容易にすることにより 質の高い保育士の養成確保に資することを目的とする 第 2 貸付事業の実施主体保育士修学資金 ( 以下

介護保険・高齢者福祉ガイドブック

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筑紫野市学童保育連絡協議会学童クラブ指導員就業規則

他の所得による制限と雇用保険受給による年金の停止 公務員として再就職し厚生年金に加入された場合は 経過的職域加算額は全額停止となり 特別 ( 本来 ) 支給の老齢厚生年金の一部または全部に制限がかかることがあります なお 民間に再就職し厚生年金に加入された場合は 経過的職域加算額は全額支給されますが

(2) 国民年金の保険料 国民年金の第 1 号被保険者および任意加入者は, 保険料を納めなければなりません また, より高い老齢給付を望む第 1 号被保険者 任意加入者は, 希望により付加保険料を納めることができます 定額保険料月額 15,250 円 ( 平成 26 年度 ) 付加保険料月額 400

2 障害厚生年金障害厚生年金は次の1~3の条件すべてに該当する方が受給できます 1 障害の原因となった病気やケガの初診日 ( 1) が 厚生年金保険の被保険者である期間にあること 2 障害の原因となった病気やケガによる障害の程度が 障害認定日 ( 2) に法令により定められている障害等級表 ( 3)

PowerPoint プレゼンテーション

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愛媛県民間社会福祉事業従事者退職年金共済規程

( 条例第 4 条第 1 項に規定する額 ) 第 4 条条例第 4 条第 1 項に規定する額は 病院若しくは診療所等 ( 保険薬局を除く ) の診療報酬明細書 ( 訪問看護診療費明細書を含む ) 又は医療保険各法に定める療養費支給申請書ごとに 次の各号に掲げる区分に対し定める額とする なお 医療に関

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飛島村居宅介護 ( 介護予防 ) 住宅改修に係る事業者の登録及び住宅改 修費受領委任払い制度取扱要綱 ( 趣旨 ) 第 1 条 この要綱は 介護保険法 ( 平成 9 年法律第 123 号 以下 法 と いう ) 第 45 条第 1 項に規定する居宅介護住宅改修又は同法第 57 条第 1 項に規定する

基本手当の受給手続きの流れ 離 職 ご注意ください! 偽りその他不正の行為によって求職者給付を受け または受けようとした場合は不正受給として厳しい処分が行われます ( 例 : 就職 就労の不申告 自営 自営の準備の不申告等 ) 求職の申込みと受給資格の決定 受給手続きをする本人が 必要書類 ( 表紙

( 注 1) 被保険者の標準報酬月額は 健康保険では第 1 級 58,000 円から第 50 級 1,39 0,000 円までの等級に区分され 実際に支給される報酬月額をこの等級のいずれかに当てはめて決定される そして 傷病手当金の支給額は 平成 27 年度以前は 休業した日における標準報酬月額の

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1 2016 年弾丸メールセミナー 33 雇用保険法高年齢再就職給付金 第 33 回は 雇用保険法の高年齢再就職給付金について 解説をしていきます 高年齢再就職給付金は 受給資格者が 基本手当を受給した後に安定した職業に再就職 した場合に支給されます ただし 基本手当の支給残日数が 100 日以上残っていることが前提になります 支給期間 1 年間又は 2 年間 算定基礎期間 5 年以上 基本手当受給 前職の賃金に比べて賃金が 75% 未満に 65 歳 失業中 60 歳以上で再就職 就職日の前日の時点で支給残日数が 100 日以上 上記のように流れで見ていくと 前の会社を離職 ( 算定基礎期間 5 年以上 ) 基本手当の支給を受けた後 ( 基本手当の支給残日数が 100 日以上残っていること ) 60 歳以上で再就職 前職の賃金に比べて賃金が 75% 未満になった場合に支給 例えば 算定基礎期間が 20 年以上の場合は 所定給付日数は 150 日受給できます 仮に 90 日分の基本手当を受けた後に再就職した場合 残りの所定給付日数 ( 支給残日数 )60 日では 支給残日数 100 日以上の要件に該当しないので高年齢再就職給付金は不支給ということになります

2 2016 年弾丸メールセミナー 33 雇用保険法高年齢再就職給付金 基本手当の支給残日数が残っていることが要件なので 考え方は就業促進手当 ( 就業手 当 再就職手当 常用就職支度手当 ) の支給残日数の要件と同じです 就業促進手当の支給残日数の要件 就業促進手当 支給残日数の要件 就業手当 所定給付日数の 3 分の 1 以上かつ 45 日以上残した場合 再就職手当 所定給付日数の 3 分の 1 以上ある残した場合 就業促進定着手当 支給残日数という考えはなし 常用就職支度手当 所定給付日数の 3 分の 1 未満残した場合 雇用継続給付 高年齢再就職給付金 支給残日数 100 日以上 支給残日数の要件 復習を兼ねて 所定給付日数 と 高年齢再就職給付金 の関係を見ていきます 1 特定受給資格者以外の受給資格者 ( 通常の場合 ) 算定基礎期間 10 年未満 10 年以上 20 年未満 20 年以上 全年齢 90 日 120 日 150 日 高年齢再就職給付金の支給残日数の要件をクリアーできる可能性が あるのは この 2 つになります この 2 つになります 2 就職が困難な場合算定基礎期間 1 年未満 1 年以上 45 歳以上 300 日 150 日 45 歳以上 65 歳未満 360 日 算定基礎期間が 1 年未満なので 要件に該当しない 算定基礎期間が 5 年以上であれば 支給残日数の要件に該当する可能性あり

3 2016 年弾丸メールセミナー 33 雇用保険法高年齢再就職給付金 3 特定受給資格者 (2の場合を除く) 算定基礎期間 1 年未満 1 年以上 5 年以上 10 年以上 20 年以上 5 年未満 10 年未満 20 年未満 30 歳未満 90 日 90 日 120 日 180 日 30 歳以上 180 日 210 日 240 日 35 歳未満 35 歳以上 240 日 270 日 45 歳未満 45 歳以上 180 日 240 日 270 日 330 日 60 歳未満 60 歳以上 65 歳未満 150 日 180 日 210 日 240 日 算定基礎期間が 5 年未満のため 要件に該当しない 算定基礎期間が 5 年以上あり 支給 残日数 100 日以上の可能性あり それでは 条文を確認していきます 法 61 条の 2 の 高年齢再就職給付金 条文 高年齢再就職給付金は 受給資格者 ( その受給資格に係る離職の日における算定基礎期間が 5 年以上あり かつ 当該受給資格に基づく基本手当の支給を受けたことがある者に限る ) が 60 歳に達した日以後安定した職業に就くことにより被保険者 ( 短期雇用特例被保険者及び日雇労働被保険者を除く ) となった場合において 当該被保険者に対し再就職後の支給対象月に支払われた賃金の額が 当該基本手当の日額の算定の基礎となった賃金日額に 30 を乗じて得た額の 100 分の 75 に相当する額を下るに至ったときに 当該再就職後の支給対象月について支給する ただし 次の各号のいずれかに該当するときは この限りでない 1 当該職業に就いた日の前日における支給残日数が 100 日未満であるとき 2 当該再就職後の支給対象月に支払われた賃金の額が 支給限度額 (341,015 円 ) 以上であるとき

4 2016 年弾丸メールセミナー 33 雇用保険法高年齢再就職給付金 次に 要件に該当した場合に 高年齢再就職給付金 の支給を受けることができる期間を確認します 就職日の前日の支給残日数再就職後の支給対象月 200 日以上の場合就職日の属する月から就職日の翌日から起算して 2 年を経過する日の属する月まで 100 日以上 200 日未満の場合就職日の属する月から就職日の翌日から起算して 1 年を経過する日の属する月まで 100 日未満の場合高年齢再就職給付金不支給 ただし 被保険者が 65 歳に達した場合は その期間にかかわらず 65 歳に達した月まで その他の確認事項 高年齢再就職給付金の支給額 高年齢雇用継続基本給付金 の支給額の算定方法と同じ 支給調整 高年齢再就職給付金を受ける者が同一の支給事由に基づく再就職手当の支給を受ける ことができる場合 どちらか一方を選択 高年齢再就職給付金 どちらか一方 再就職手当

5 2016 年弾丸メールセミナー 33 雇用保険法高年齢再就職給付金 高年齢雇用継続基本給付金 高年齢再就職給付金 共通 給付制限 ( 法 61 条の 3) 条文 偽りその他不正の行為により次の各号に掲げる失業等給付の支給を受け 又は受けようとした者には 当該給付の支給を受け 又は受けようとした日以後 当該各号に定める高年齢雇用継続給付を支給しない ただし やむを得ない理由がある場合には 当該高年齢雇用継続給付の全部又は一部を支給することができる 偽りその他不正の行為により受けた給付給付制限の対象高年齢雇用継続基本給付金高年齢雇用継続基本給付金高年齢再就職給付金又は当該給付金に係高年齢再就職給付金る受給資格に基づく求職者給付若しくは就職促進給付

6 2016 年弾丸メールセミナー 33 雇用保険法高年齢再就職給付金 最後に 高年齢雇用継続基本給付金 と 高年齢再就職給付金 のまとめです 高年齢雇用継続基本給付金 高年齢再就職給付金 支給要件 1 被保険者が 60 歳に達した日 ( 又は 60 歳に達した日後 ) に 算定基礎期間が 5 年以上あること 1 受給資格者が 60 歳に達した日以後安定した職業に就き 被保険者となったこと 2 当該受給資格に基づき基本手当の支給を受けたこと 2 支給対象月に支払われた賃金額 3 当該受給資格に係る離職の日におけ みなし賃金日額 30 の 100 分の 75 を下回り かつ 支給限度額 (341,015 円 ) 未満 る算定基礎期間が 5 年以上あること 4 再就職日の前日における支給残日数が 100 日以上あること 5 支給限度額 (341,015 円 ) 未満 支給額 1みなし賃金日額 30 2 支給対象月に支払われた賃金 ( ア ) 2が1の 61% 未満 2 15% ( イ ) 2が1の 61% 以上 75% 未満 2 厚生労働省令で定める率 ( ハ ) 2が1の 75% 以上 不支給 高年齢再就職給付金の場合は みなし賃金日額ではなく 賃金日額 支給期間 60 歳に達した日の属する月 ~ 65 歳に達する日の属する月まで 1 支給残日数が 200 日以上 就職日の属する月から 就職日の翌日から起算して 2 年を経過する日の属する月まで 賃金カットの場合手続申請書類 2 支給残日数が 100 日以上 200 日未満 就職日の属する月から 就職日の翌日から起算して 1 年を経過する日の属する月まで支給対象月に非行 疾病又は負傷 事業場の休業その他公共職業安定所長が定める理由により支払いを受けることができなかった賃金がある場合 その支払いを受けたものとみなして賃金額を算定最初の支給対象月の初日から起算して 4 カ月以内 高年齢雇用継続給付受給資格確認票 ( 初回 ) 高年齢雇用継続支給申請書 + 60 歳到達時等賃金証明書 高年齢再就職給付金 に関しては 60 歳到達時等賃金証明書 は不要です 基本手当を受給しているので ハローワークに賃金日額のデーターが既に存在しています 賃金額が増えるように配慮 しています

7 2016 年弾丸メールセミナー 33 雇用保険法高年齢再就職給付金 それでは 過去問を確認していきます 過去問 (H19 年 6E] 問題 60 歳に達する日より前に離職した被保険者については 当該受給資格に基づく基本手当の支給を受け 60 歳に達した後に所定の日数を残して再就職し 被保険者になったとしても 高年齢再就職給付金は支給されない 解答 誤り要件に該当したら高年齢再就職給付金が支給されるので誤り 60 歳に達した日以後 被保険者となったこと 基本手当の支給を受けていたこと 離職の日において算定基礎期間が 5 年以上あること 再就職の前日に 支給残日数が 100 日以上であること 過去問 (H17 年 6C) 問題 高年齢再就職給付金は 再就職の前日における基本手当の支給残日数が 200 日以上ある場合 当該再就職の就職日の属する月から 当該就職日の翌日から 2 年間を経過する日の属する月 ( その月が当該被保険者が 65 歳に達する日の属する月より後である場合には 65 歳に達する日の属する月 ) まで支給され得る 解答 正解 設問の通り正解です 過去問 (H19 年 6B) 問題 高年齢雇用継続基本給付金 高年齢再就職給付金のいずれについても 支給対象月に支払われた賃金が本人の非行又は傷病によって低下した場合には その支払いを受けたものとみなして賃金額の計算がなされるが 事業所の休業により賃金が低下した場合には そのような取扱いはなされない 解答 誤り 支給対象月において非行 疾病その他の省令で定める理由 ( 事業場の休業等 ) により支払いを受けることができなかった場合 その支払いを受けたものとして支給対象月の賃金の額を算定 ( 受給者に不利益にならないように配慮 )

8 2016 年弾丸メールセミナー 33 雇用保険法高年齢再就職給付金 過去問 (H22 年 6E) 問題 受給資格者が公共職業安定所の紹介によらずに再就職した場合であっても 所定の要件を満たせば 高年齢再就職給付金の支給を受けることができる 解答 正解 公共職業安定所の紹介 による再就職が 支給要件ではないので正しい設問です 過去問 (H22 年 6B) 問題 高年齢再就職給付金は 基本手当の支給残日数のいかんにかかわらず 当該被保険者が 65 歳に達する日の属する月よりも後の月について支給されることはない 解答 正解 過去問 (H19 年 6C) 問題 高年齢再就職給付金は 本来の計算方法によって算定した支給対象月における支給額が 当該受給資格者に係る賃金日額の最低限度額の 100 分の 80 に相当する額に達しない場合には 当該 100 分の 80 に相当する額が支給される 解答 誤り 賃金日額に 30 を乗じて得た額の 100 分の 75 に相当する額を下るに至ったときに 当該再就職後の支給対象月について支給される ので誤りです 過去問 (H17 年 6D) 問題 高年齢再就職給付金の支給を受けることができる者が 同一の就職について再就職手当の支給を受けた場合には 高年齢再就職給付金の支給を受けることはできない 解答 正解 高年齢再就職給付金の支給を受けることができる者が 同一の就職につき再就職手当の支給を受けたときは高年齢再就職給付金を支給せず 高年齢再就職給付金の支給を受けたときは再就職手当をしません

9 2016 年弾丸メールセミナー 33 雇用保険法高年齢再就職給付金 過去問 (H19 年 6D) 問題 高年齢雇用継続基本給付金 高年齢再就職給付金のいずれについても 公共職業安定所に支給申請書を提出するに当たっては 雇用保険被保険者六十歳到達時等賃金証明書を添付することが必要である 解答 誤り 高年齢再就職給付金については 雇用保険被保険者六十歳到達時等賃金証明書 の添付は不要 過去問 (H22 年 6D) 問題 不正な行為により基本手当の支給を受けたとして 基本手当に係る支給停止処分を受けた受給資格者は やむを得ない理由がない限り 60 歳に達した日以後 当該受給資格に基づく基本手当の支給日数を 100 日以上残して安定した職業に就いたとしても 高年齢再就職給付金の支給を受けることはできない 解答 正解 偽りその他不正の行為により下記の失業等給付の支給を受け または受けようとした者には 原則 当該給付の支給を受け または受けようとした日以後 高年齢雇用継続給付は支給しない 第 33 回 ( 完 )