( 外国 ) 同上 ケース ( ) 相続人が取得した全 2 財産に対して課税 ( 外国 ) 国内財産に対しての み課税 ケース ( ) 相続人が取得した全 3 財産に対して課税 ( 外国 ) 同上 ( 平成 25 年度税制改正より ) ケース ( ) 被相続人 相続人いず 4 れも 5 年超居住の場

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(2) 源泉分離課税制度源泉分離課税制度とは 他の所得と全く分離して 所得を支払う者 ( 銀行 証券会社等 ) がその所得の支払の際に 一定の税率で所得税を源泉徴収し それだけで所得税の納税が完結するものです 1 対象となる所得代表的なものとして 預金等の利子所得 定期積金の給付補てん金等があります

海外財産の相続 : 事例研究 ~ 米国の財産の相続手続き ( 第 4 回 ) 三輪壮一氏三菱 UFJ 信託銀行株式会社リテール受託業務部海外相続相談グループ米国税理士 これまで 海外に財産を保有する場合の 海外相続リスク の存在 特にプロベイト手続き等の相続手続きの煩雑さについて 米国の例を基に説明

2. 改正の趣旨 背景 国内に住所を有しないことにより相続税 贈与税の課税を免れる租税回避行為を抑制するため 平成 12 年度改正 ( 相続人 受贈者の国籍による納税義務判定の導入 ) 平成 25 年度改正 ( 相続人 受贈者が日本国籍なしの場合の課税強化 ) が行われてきた 平成 29 年度改正で

iii. 源泉徴収選択口座への受入れ源泉徴収ありを選択した特定口座 ( 以下 源泉徴収選択口座 といいます ) が開設されている金融商品取引業者等 ( 証券会社等 ) に対して 源泉徴収選択口座内配当等受入開始届出書 を提出することにより 上場株式等の配当等を源泉徴収選択口座に受け入れることができま

退職金についての市県民税はどうなるの? 私は平成 28 年 4 月に退職しました 勤続 30 年で退職金は 2,100 万円ですがこの退職 金に対する市県民税はいくらですか 通常の市県民税の課税は前年中の所得に対し翌年課税されるしくみになっていますが 退職金に対する課税については 他の所得と分離して

[2] 株式の場合 (1) 発行会社以外に譲渡した場合株式の譲渡による譲渡所得は 上記の 不動産の場合 と同様に 譲渡収入から取得費および譲渡費用を控除した金額とされます (2) 発行会社に譲渡した場合株式を発行会社に譲渡した場合は 一定の場合を除いて 売却価格を 資本金等の払戻し と 留保利益の分

上場株式等の譲渡益に係る課税 上場株式等の税金について 上場株式等の譲渡益に係る税率は以下の通りです 平成 25 年 1 月 1 日 ~ 平成 25 年 12 月 31 日 平成 26 年 1 月 1 日 ~ 平成 49 年 12 月 31 日 平成 50 年 1 月 1 日 ~ % (

公共債の税金について Q 公共債の利子に対する税金はどのようになっていますか? 平成 28 年 1 月 1 日以後に個人のお客様が支払いを受ける国債や地方債などの特定公社債 ( 注 1) の利子については 申告分離課税の対象となります なお 利子の支払いを受ける際に源泉徴収 ( 注 2) された税金

6 課税上の取扱い日本の居住者又は日本法人である投資主及び投資法人に関する課税上の一般的な取扱いは 下記のとおりです なお 税法等の改正 税務当局等による解釈 運用の変更により 以下の内容は変更されることがあります また 個々の投資主の固有の事情によっては異なる取扱いが行われることがあります (1)

第 8 章 税 金 外国人の方であっても, 一定の要件に当てはまる場合には, 税金を納める必要があります 例えば, 日本国内で働いて得た収入があると, 原則として所得税を納めなければなりません また,1 月 1 日現在で日本に住所がある方は, 前年の所得について課税される住民税を納めなければなりませ

1 Ⅲ. 自由職業者の居住形態 1 居住形態 A 序 所得税法では 個人の納税者を 居住者 と 非居住者 に区分し 居住者について さらに 非永住者 と 非永住者以外の居住者 ( 以下 永住者 という ) に区分し ている そして 居住形態の区分に応じて課税所得の範囲や課税所得の計算方法が異なっ て

第 5 章 N

(ⅲ) 源泉徴収選択口座への受入れ 源泉徴収ありを選択した特定口座 ( 以下 源泉徴収選択口座 といいます ) が開設されている金融商品取引業者等 ( 証券会社等 ) に対して 源泉徴収選択口座内配当等受入開始届出書 を提出することにより 上場株式等の配当等を源泉徴収選択口座に受け入れることができま

5 事業用の車両等を売却 ( 譲渡 ) した場合の売却益 ( 譲渡益 ) 売却損 ( 譲渡損 ) については 事業所得とはならない 総合課税の譲渡所得 ( 土地 建物以外 ) の扱いになり 所有期間 (5 年超か以下か ) によって長期譲渡所得 短期譲渡所得に区分される 6 使用可能期間が1 年未満

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土地の譲渡に対する課税 農地に限らず 土地を売却し 譲渡益が発生すると その譲渡益に対して所得税又は法人税などが課税される 個人 ( 所得税 ) 税額 = 譲渡所得金額 15%( ) 譲渡所得金額 = 譲渡収入金額 - ( 取得費 + 譲渡費用 ) 取得後 5 年以内に土地を売却した場合の税率は30

給与所得控除額の改正前後の比較 改正前 改正後 給与等の収入金額給与所得控除額給与等の収入金額給与所得控除額 180 万円以下 収入金額 40% 65 万円に満たない場合は 65 万円 180 万円以下 収入金額 40%-10 万円 55 万円に満たない場合は 55 万円 180 万円超 360 万

e. 未成年者に係る少額上場株式等の非課税口座制度 ( ジュニア NISA) 未成年者に係る少額上場株式等の非課税口座制度に基づき 証券会社等の金融商品取引業者等に開設した未成年者口座において設定した非課税管理勘定に管理されている上場株式等 ( 平成 28 年 4 月 1 日から平成 35 年 12

Z-64-A 簿記論〔第一問〕-解 答-

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【表紙】

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土地建物等の譲渡損失は 同じ年の他の土地建物等の譲渡益から差し引くことができます 差し引き後に残った譲渡益については 下記の < 計算式 2> の計算を行います なお 譲渡益から引ききれずに残ってしまった譲渡損失は 原則として 土地建物等の譲渡所得以外のその年の所得から差し引くこと ( 損益通算 )

1: とは 居住者の配偶者でその居住者と生計を一にするもの ( 青色事業専従者等に該当する者を除く ) のうち 合計所得金額 ( 2) が 38 万円以下である者 2: 合計所得金額とは 総所得金額 ( 3) と分離短期譲渡所得 分離長期譲渡所得 申告分離課税の上場株式等に係る配当所得の金額 申告分

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5 配偶者控除等 配偶者控除 配偶者特別控除 扶養控除及び勤労学生控除の合計所得金額の要件 について 一律 10 万円ずつ引き上げられます 6 青色申告特別控除正規の簿記の原則により記帳している者に係る控除額が 55 万円に引き下げられ 正規の簿記の原則により記帳し かつ e5tax 等により確定申

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2. 制度の概要 この制度は 非上場株式等の相続税 贈与税の納税猶予制度 とは異なり 自社株式に相当する出資持分の承継の取り扱いではなく 医療法人の出資者等が出資持分を放棄した場合に係る税負担を最終的に免除することにより 持分なし医療法人 に移行を促進する制度です 具体的には 持分なし医療法人 への

平成 30 年 7 月豪雨により被害を受けられた方の税務上の措置 ( 手続 )FAQ 平成 30 年 7 月広島国税局 平成 30 年 7 月豪雨により被害を受けられた方の税制上の措置 ( 手続 ) 等につきまして 照会の 多い事例を取りまとめましたので 参考としてください 目次 Ⅰ 災害にあった場

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て 次に掲げる要件が定められているものに限る 以下この条において 特定新株予約権等 という ) を当該契約に従つて行使することにより当該特定新株予約権等に係る株式の取得をした場合には 当該株式の取得に係る経済的利益については 所得税を課さない ただし 当該取締役等又は権利承継相続人 ( 以下この項及

内に 耐火建築物以外の建物についてはその購入の日以前 20 年以内に建築されたものであること 地震に対する安全上必要な構造方法に関する技術的基準又はこれに準ずるものに適合する一定の中古住宅 を 平成 17 年 4 月 1 日以降に取得した場合には 築年数に関係なく適用が受けられます (56ページ 一

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ジットカード発行会社が交付したカードを提示してその国外居住親族が商品等を購入したこと等により その商品等の購入等の代金に相当する額の金銭をその居住者から受領した 又は受領することとなることを明らかにする書類 注意事項 1 送金関係書類については 原本に限らずその写しも送金関係書類として取り扱うことが

用語の意義 この FAQ において使用している用語の意義は 次のとおりです 用語 意義 所得税法 ( 所法 ) 所得税法 ( 昭和 40 年法律第 33 号 ) をいいます 所得税法施行令 ( 所令 ) 所得税法施行令 ( 昭和 40 年政令第 96 号 ) をいいます 改正所令 所得税法施行令の一

目 次 最近における相続税の課税割合 負担割合及び税収の推移 1 地価公示価格指数と基礎控除(58 年 =100) の推移 2 最近における相続税の税率構造の推移 3 小規模宅地等の課税の特例の推移 4 相続税負担の推移( 東京都区部のケース ) 5 ( 補足資料 ) 相続税の概要 6 相続税の仕組

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3 平成 25 年 4 月に給与の支給規程を改訂し 平成 24 年分 10 月にまでさかのぼって実施する こととなり 平成 25 年 4 月の給与支給日に支払うこととなった平成 24 年 10 月から平成 25 年 3 月までの給与改訂差額 A 3 1 給与所得の収入金額の収入すべき時期は 契約又は

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d. 少額上場株式等の非課税口座制度 ( 通称 NISA) 少額上場株式等の非課税口座制度に基づき 証券会社等の金融商品取引業者等に開設した非課税口座において設定した非課税管理勘定に管理されている上場株式等 ( 平成 26 年から平成 35 年までの 10 年間 新規投資額で毎年 100 万円を上限

イ税務署へ確定申告書を提出し 所得税の住宅ローン控除の適用を受けている 退職所得 山林所得がある方 所得税の平均課税の適用を受けている方は 住宅ローン控除申告書を提出することにより控除額が大きくなる場合があります 申告書を提出される方は3 月 15 日 ( 月 ) までに申告してください 申告しなけ

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(4) 今月下旬に所得税法施行令を改正するとともに 法令解釈通達を発遣し 上記のとおり 保険年金 に係る所得税の取扱いを変更いたします 取扱い変更後 所得税の還付の手続きが可能となります なお 納税者の方々には 次の点にご注意いただく必要があります 所得税が納めすぎとなっていた場合の還付手続きには

き一 修正申告 1 から同 ( 四 ) まで又は同 2 から同 ( 四 ) までの事由が生じた場合には 当該居住者 ( その相続人を含む ) は それぞれ次の 及び に定める日から4 月以内に 当該譲渡の日の属する年分の所得税についての修正申告書を提出し かつ 当該期限内に当該申告書の提出により納付

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申告者と配偶者の合計所得金額の入力フォーム 申告者 ( 給与の支払いを受ける人 ) の事業所得 雑所得 配当所得 不動産所得 その他の所得の収入金額と必要経費を入力して合計所得金額を計算します 申告者の合計所得金額が 900 万円を超えると 配偶者控除または配偶者特別控除の控除額が変動します 申告者

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海外移住後のの税金 所得税に住んでいた時は の 居住者 ( 永住者 ) とされ 全世界所得( すべての所得 ) を対象に課税されていましたが 海外に住むようになると の 非居住者 となり 国内源泉所得にだけ課税されるようになります ここで 居住者 とは 国内で生活をしている者 ( 住所を有する者 ) か 1 年以上住んでいる者 ( 居所を有する者 ) のことをいい この 居住者 以外の者を 非居住者 としています また 居住者 のうち の国籍を有しておらず かつ 過去 10 年以内において国内に住所又は居所を有していた期間の合計が 5 年以下である者を 非永住者 とし この要件に該当しない 居住者 を 永住者 ( 通称 ) としています 非永住者 に対する課税は 国内源泉所得と に送金された源泉所得が対象となります 相続税被相続人または ( および ) 相続人に海外移住者がいる場合 相続税の課税関係はどのようになるのでしょうか の相続税は相続開始前に 被相続人が 5 年以上国内あるいはのいずれに住所を有していたのか 相続人は国籍を持っているのか 持っているとしたならば 5 年以上国内あるいはのいずれに住所を有していたのか また相続財産はどこの国に所在するのか によって課税関係が異なってきます その関係は以下のとおりです 区分 被相続人 相続人住所 財産の 課税関係 ( 相続人に対する ) 住所 ( 国籍 ) 所在地 ( 課税対象 対象外 ) ケース ( ) 相続人が取得した全 1 財産に対して課税

( 外国 ) 同上 ケース ( ) 相続人が取得した全 2 財産に対して課税 ( 外国 ) 国内財産に対しての み課税 ケース ( ) 相続人が取得した全 3 財産に対して課税 ( 外国 ) 同上 ( 平成 25 年度税制改正より ) ケース ( ) 被相続人 相続人いず 4 れも 5 年超居住の場合対象外 それ以外課税 ( 外国 ) 財産は対象外 ケース ( ) 国内財産は課税 ( 一定 5 の要件でも課税 ) ( 外国 ) 同上

ケース ( ) 相続人が取得した全 6 財産に対して課税 ( 外国 ) 同上 ケース ( ) 相続人が取得した全 7 財産に対して課税 ( 外国 ) 同上 納税義務者である相続人がに住所を有している場合においては 外国籍を有していた ( 例えば 国籍のないアメリカ人が仕事の関係で 2 年間に居住している場合等 ) としても その相続人が相続または遺贈により取得する財産は国内 ( 例えばアメリカ所在財産 ) を問わずすべて課税対象となります 上記の表でいうとケース1 6 7の場合です 国籍を有していない相続人がに住所を有している場合は その相続人に対する相続税は国内にある財産についてのみ課税対象となります したがって 財産を相続した場合は課税対象外となります 一方で に住所を有する者が国籍を持っている場合は その者が相続開始前 5 年超に住所を有しており かつ被相続人も 5 年超に住所を有している場合にのみ財産は課税対象外となります したがって 国籍を持つ相続人がに 5 年超にわたって住所を有していたとしても 被相続人がに住所を有している限り財産も相続税の対象となります それらの関係は 上記表のケース3 4のケースとなります 出国時の税務手続

海外に向けて出国する際は 出国後においても 国内で確定申告書の提出や納税等が生じる場合には 納税管理人 を定め 以下の届出書を税務署に提出することになります 納税管理人届出書 住民税についても納税管理人の届出が必要となります 市町村税についての納税管理人の届出をすれば 自動的に都道府県民税の納税管理人となります また 国内に有する自宅等にかかる固定資産税に関しても 住民税とは別に納税管理人の届出が必要となります また 出国後において における厚生年金を受け取る場合には 年金事務所に 年金受給権者住所 支払期間変更届 を提出し あなたが海外に移住することを通知する必要があります 租税条約の適用 例えば 海外でのロングステイにおける生活費の一部にの厚生年金を充てようとする場合 この厚生年金の支払額から 12 万円を控除した額に 20% の税率で課税されることになります 課税は源泉徴収によって行われ それで完了します しかし が世界の各国と結んでいる所得に関する租税条約の中に こういった公的年金について所得源泉地国 ( から受ける年金 ) における課税を免税としている条約があり あなたが移住する国がその条約締結国であるならば あなたが受け取る年金はでは非課税となります この場合における この租税条約上の非課税の適用を受けるには 以下の租税条約の届出書を支払者 ( 源泉徴収義務者 ) を通じて税務当局に提出しなければなりません 租税条約に関する届出書 仮に この租税条約による税の免除ないし軽減に関する手続を忘れて 源泉徴収をされてしまった場合には 租税条約の届出書とともに 以下の租税条約に基づく還付申請書を提出することにより 過去 5 年以内の部分については税金を取り戻すことができます 租税条約に関する源泉徴収税額の還付請求書

これら公的年金以外にも 保険年金 株式配当金や受取利子等について と各国との租税条約の中で免税あるいは課税の軽減がなされているケースがありますので それぞれの取引が生じた都度 必ず租税条約の適用の有無を検討する必要があります 現在 が租税条約を結んでいる国は こちらの国々です 海外移住先の税金 シンガポール 居住者 非居住者個人の居住者 非居住者の区分は 1 暦年のシンガポールの滞在日数による量的基準により判定されますが シンガポールに居住しているとみなされる場合は 質的基準により判定される場合もあります 賦課年度の直前年度 ( 暦年 ) に 183 日以上滞在している者又はシンガポールで 183 日以上勤務している者は居住者とされ 一般的に 183 日未満のシンガポール滞在者は 非居住者として取り扱われます 居住者の税務 シンガポール居住者の所得税の課税所得となる範囲は シンガポールで生じ又は稼得 した所得です したがって シンガポールの国内源泉所得のみが課税対象となります 二重課税の調整で課された税金は シンガポールでは源泉所得となり課税されません したがって シンガポール居住者に対して二重課税は生じません なお から受け取る年金 預金利子 配当 受取家賃はで課税されていても シンガポールでは課税されていませんので こうじょすることはできません

非居住者の税務シンガポール非居住者についても シンガポールの国内源泉所得のみが課税対象となります ただし 居住者に適用される所得控除は適用されません 一般的に非居住者のシンガポールの国内源泉所得に対して それぞれの種類ごとに 10% 15% 20% の税率で源泉徴収されます 租税条約により税率 ( 額 ) が軽減される場合もあります 居住者に対しての源泉徴収はありません ケーススタディ納税額 ( 所得税 ) 所得の種類円シンガポールド ル 所得金額 源泉税等所得金額源泉税 等 年金 3,600,000 0 $48,00 $0 家賃 4,000,000 0 $53,00 $0 配当 1,000,000 70,000$13,00 $93 預金利子 ( ) 500,00 75,000 $7,000$1,000 預金利子 ( シンガポー 1,500,000 0 $20,00 $0 ル ) 株式譲渡益 1,000,000 70,000$13,00 $93

所得合計 11,600,00 215,00$154,00$2,866 シンガポールドル所得へは $1= 75 で換算 千ドル単位で四捨五入 認可された特定の銀行または許可された特定の金融会社でない預金から生じ た利子とします シンガポールの居住者である場合 課税所得 $20,0 00( 預金利子 )-$2,00 0( 配偶者控除 )=$18,00 税額計算 $18,0 00 0%=0($20,000 以下の税率は 0%) 納税額はありません シンガポールの非居住者である場合 ( 源泉税が課されるものとします ) $20,00( 預金利子 ) 10%=$2,000( 源泉徴収税額 ) 源泉徴収税率シンガポール国内法 15% > シンガポール租税条約 10% 租税条約で軽減された税率 10% を適用します 贈与税 シンガポールには贈与税はありません 相続税シンガポールには の相続税に相当する遺産税があります この遺産税はシンガポールの遺産税法を根拠に相続により取得した動産及び不動産評価額に対して課税されます 遺産税では 相続財産そのものが課税客体になります マレーシア 居住者 非居住者

個人の居住者 非居住者の区分は 単純に暦年中のマレーシア滞在日数 (182 日以上 であれば居住者となります ) によって判定されます すなわち 定量基準のみが採用さ れ 本人の市民権や永住権といった定性基準で区分されることはありません 居住者の税務マレーシアの居住者については 1マレーシア国内源泉所得 ( で収受されたものを含む ) 及び2マレーシア源泉所得のうち国内で収受されたものを課税対象としています ただし 2004 年以降は 源泉所得で国内で収受したものについて免税措置が講じられているため 結果として国内源泉所得のみが課税対象となります 二重課税の調整を源泉地とする所得 ( マレーシア居住者にとっての源泉所得 ) はマレーシア側では課税の対象になりません したがって 原則としてマレーシア居住者に二重課税は生じません なお から受け取る預金利子 年金 配当収入 家賃収入が側で課税されたとしても マレーシア側では課税対象となっていないため これらにつき外国税額控除を適用することはできません 非居住者の税務マレーシア非居住者については マレーシア国内源泉所得のみが課税対象となります 課税所得金額の算定にあたっては 所得控除の適用はありません なお 総合課税の税率は一律 28% です ケーススタディ納税額 ( 所得税 ) マレーシア居住中の所得 夫の年金年間 360 万円 の賃貸物件の家賃年間収入 720 万円 - 年間経費 320 万円

=400 万円 国内での源泉徴収は不要とする の上場株式の配当年間 10 万円 の預金利子年間 50 万円 移住先の預金利子年間 150 万円 マレーシアにおける納税額はありません 夫の年金 の賃貸物件の家賃 の上場株式の配当 の預金利子は いずれも源泉所得であるため マレーシア側では課税されません マレーシアの預金利子 150 万円相当は 所得税法指令の指定する金融機関で稼得されたものである限り 免税となります 指定外の金融機関で稼得されたものである場合には 5% の源泉分離課税で課税関係は終了します 贈与税 マレーシアには贈与税がありません 相続税 マレーシアには相続税がありません タイ 居住者 非居住者

1 暦年において タイ国に 1 回又はそれ以上滞在した日数が累計で 180 日以上の者は 居住者 180 日未満の者は非居住者とみなされます 居住者の税務タイ国居住者は 1タイ国内源泉所得と 2タイ源泉所得のうち 当該所得を得た年度と同一課税年度内にタイに送金又は持ち込んだ部分に対して タイで個人所得税が課されます 二重課税の調整タイ国居住者は で課された税金について 日タイ租税条約の規定に基づき外国税額控除を受けることができます なお 同一課税年度内に控除できなかった未控除額を次年度に繰り越すことは認められていません 非居住者の税務 タイ国非居住者については 居住者の場合と異なり タイ源泉所得に対する課税 はなく タイ国内源泉所得のみが個人所得税の課税対象となります ケーススタディ納税額 ( 所得税 ) タイ居住中の所得 ( 円 ) ( タイバーツ ) 1 の年金収入 3,600,000 1,080,000 2 の家賃収入 7,200,000 2,160,000 費用控除 (3,200,00) (960,00)

費用控除後の賃貸所得 4,00,000 1,200,000 3 の配当収入 1,00,000 300,00 4 の預金利子 500,00 150,00 5 タイの預金利子 - 450,00 タイ国居住者の上記 1~5 の各所得に対するタイでの課税関係をまとめると次 表のようになります 所得源泉地 種類 持込みあ り 持込みな し 1 年金収入課税非課税 2 家賃収入課税非課税 3 配当収入課税非課税 4 預金利子課税非課税 タイ 5 預金利子課税 上記 1~4についての 課税 部分については 総合課税により個人所得税の累進税率が課されます 上記 5のタイ銀行からの預金利子については 原則として 総合課税により個人所得税の累進税率が課されますが 15% の税率適用による源泉分離課税を選択することもできます

贈与税 タイには贈与税がありません 相続税 タイには相続税がありません ベトナム 居住者 非居住者ベトナムの所得税法においては ベトナム国民以外の者 ( 外国人 ) について ベトナムに無期限に居住する個人はベトナム国民と同様に居住者として扱われます それ以外の外国人は 最初にベトナムに入国した年は連続した 12 ヶ月間において その後の年からは暦年にて 183 日以上ベトナムに居住する場合は外国人居住者として 183 日未満の場合は外国人非居住者として扱われます 居住者の税務 ベトナム居住者の所得についての課税は 所得の支払地に関係なく その年間全世界 所得が超過累進税率により課税がなされます 二重課税の調整ベトナム居住者の課税所得について で支払済みの所得に対する税額が存在する場合には 一定の税率テーブルに基づいて計算されたベトナム所得税額のうち 所得の割合に応じた金額を控除することができます なお から受け取る年金 預金利子等はで課税されていても ベトナムでは課税されませんので 控除することはできません

非居住者の税務 ベトナム非居住者に対しては 原則としてベトナム国内を源泉とする所得に対して課 税されます ケーススタディ納税額 ( 所得税 ) ベトナム居住者の場合 所得分類 の社会保険庁から受給する老齢厚生年金 非課税所得 所在の賃貸不動産の家賃課税所得 ( ) 東京証券取引所に上場している株式の配当課税所得 ( ) の銀行からの預金利子 非課税所得 ベトナムの銀行からの預金利子 非課税所得 ベトナム現地法人より受け取る給与 課税所得 ( ) 外国税額控除の対象となる 贈与税 ベトナムには贈与税がありません 相続税 ベトナムには相続税はありません

香港 居住者 非居住者 香港では 香港に源泉がある所得に対して 事業所得税 給与所得税 資産所得税が 居住者 非居住者の区別なく等しく課税されます 居住者の税務 香港の所得税は 事業所得税 給与所得税 資産所得税に区別され 各々別に税額計 算します 二重課税の調整香港の源泉余得については香港租税の課税対象外になります また と香港には租税条約がありませんので の国内源泉所得については側の所得税のみで課税関係は終了します 非居住者の税務 非居住者 居住者とも香港内で生じた所得に対してだけ香港で課税を受けますが 預 金利子 配当については課税がありません ケーススタディ納税額 ( 所得税 ) 所得分類 夫の年金 課税対象外所得 賃貸物件の家賃 課税対象外所得

の上場株式の配当 課税対象外所得 の預金利子 課税対象外所得 香港の預金利子 非課税所得 贈与税 香港には贈与税はりません 相続税 香港には相続税はありません