マンション棟数密度 ( 東京 23 区比較 ) 千代田区中央区港区新宿区文京区台東区墨田区江東区品川区目黒区大田区世田谷区渋谷区中野区杉並区豊島区北区荒川区板橋区練馬区足立区葛飾区江戸川区

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資料-6

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地域別の一般世帯数における平成 22 年から平成 までの今後 25 年間の増減率をみると 区部では北区を除くすべての地域で増加となり 多摩 島しょにおいては 八王子市をはじめとする 18 地域で増加し 青梅市や福生市などその他の地域では減少することが見込まれる ( 図 1-2) 図 1-2 地域別一

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収益物件検索サイト 健美家のご紹介

世帯規模の縮小と単身化が進む特別区


月例速報 Market Watch 2015( 平成 27) 年 10 月度 INDEX Ⅰ. 中古マンションレポート 首都圏 都県別概況 2. 首都圏 都県別価格帯別件数 3. 地域別概況 2 Ⅱ. 中古戸建住宅レポート--

参考 7-2 豊島区の人口と世帯 政策経営部企画課 平成 27 年 2 月

将来都市計画道路ネットワークの検証結果

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Microsoft Word - 1-統計集-第5回-表紙 doc

H19年度

平成20年 住宅・土地統計調査から見た       美濃加茂

推計方法

平成19年就業構造基本調査結果概要

賃貸物件のNOI率調査

PowerPoint プレゼンテーション

平成17年国勢調査による

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b. 世帯主年齢階級別 負担率 図表 II- 6-4 墨田ブロックの世帯主年齢階級別 平均負担率 図表 II- 6-5 墨田ブロックの世帯主年齢階級別 負担率の分布 合計 5% 未満 % 以上 1% 未満

[ 第 2 部健康づくりのための取組の実践状況等 ] ー 59 ー

空き家の現状データ 参考資料 ⑴ 住宅数及び空き家数 表 1 住宅数の内訳 ( 資料 : 平成 25 年住宅 土地統計調査 ) 住宅数 居住世帯居住世帯なしあり総数一時現在者のみ建築中空き家 全国 60,628,600 52,102,200 8,526, ,800 88,100 8,19

平成25年住宅・土地統計調査 集計項目別統計表一覧

平成15年札幌市の住宅

Microsoft Word 結果の概要(30)2.20.doc

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Ⅰ.市場の総括 (1) 首都圏マンション市場 新規供給 数 2,260 件 35,898 前年 (35,772 ) 比 0.4% 増 4 年ぶりに前年を上回る 総販売 数 35,952 前年 (35,043 ) 比 2.6% 増 新規物件の平均初 販売率 68.1% 前年 (68.8%) より0.7

1 2018年5月期 首都圏賃貸住宅指標 東京都 全域 空室率TVI ポイント 23区 神奈川県 市部 埼玉県 更新確率 %

年 4 月期関西圏 中京圏賃貸住宅指標 大阪府京都府兵庫県愛知県静岡県 空室率 TVI( ポイント ) 募集期間 ( ヶ月 ) 更新確率 (%)

共同住宅の空き家について分析-平成25年住宅・土地統計調査(速報集計結果)からの推計-

211 年 2 月 25 日発行 TVI( タス空室インデックス )( 過去 2 年推移 ) ポイント 全域 23 区市部神奈川県埼玉県千葉県 年月 東京都全域 23 区市部 神奈川県 埼玉県 千葉県 29 年 1 月

78 成蹊大学経済学部論集第 44 巻第 1 号 (2013 年 7 月 ) % % 40%

(2) 金沢市の世帯数の動向 350, , ,000 ( 人 世帯 ) ( 人 / 世帯 ) 世帯数 世帯人員 , , , , ,1

平成13年度分譲マンションアンケート調査(簡易集計結果)

全国超高層マンション市場動向 2019年3月末現在

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21 年 1 月 29 日発行 TVI( タス空室インデックス )( 過去 2 年推移 ) ポイント 1 都 3 県 TVI 推移 ( 過去 2 年間 ) 全域 23 区市部神奈川県埼玉県千葉県 年月 東京都全域 23 区市部 神奈川県 埼玉県 千葉県 28 年

2-1 沖縄県の住宅事情 (1) 人口 世帯数及び住宅ストックの状況 1 平成 22 年 ~42 年に人口 2.7% 増 ( 全国 :8.9% 減 ) 世帯数 13.0% 増 ( 全国 :5.9% 減 ) 推計によると 本県は人口 世帯数ともに平成 37 年まで増加する ( 全国では人口 H22 世

スライド 1

第 2 章市の住宅 住環境をとりまく現状 人口増減 (H17 H22) 千里ニュータウンの建替団地のある町丁目で顕著に人口増加 ( 新千里西町 2 丁目 新千里東町 2 丁目等 ) 新規住宅地開発 ( 建替含む ) が行われた町丁目で 顕著に人口増加 ~-30% 減少 -30%~-5% 減少 -5%

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平成 28 年 7 月 10 日執行 平成 28 年 7 月 11 日 8 時 50 分確定 たかぎ 鈴木 田中 よこぼり 増山 いわさか トクマ 三宅 マタヨシ 山添 さや まりこ 康夫 喜久 れな ゆきお 洋平 光雄 拓 新党改革 参議院 ( 東京都選出

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Microsoft Word - 28概況(所得・貯蓄)(170929)(全体版・正)

区西北部圏域 豊島区 北区 板橋区 練馬区 1,000百万円未満 500百人未満 居住系 在宅 51% 在宅 71% 居住系 13% 大 中 施設 19% 施設 36% 凡例 円グラフの大きさ 小 東京都 1,000百万円以上 10,000百万円未満 10,000百万円以上 500百人以上 1,00

( 資料 3) 比較検討した住宅 (%) 注文住宅取得世帯分譲戸建住宅取得世帯分譲マンション取得世帯 中古戸建住宅取得世帯 中古マンション取得世帯 ( 資料 4) 住宅の選択理由 (%) 注文住宅取得世帯分譲戸建住宅取得世帯分譲マンション取得世帯 中古戸建住宅取得世帯 中古マンション取得世帯 ( 資

MIKI OFFICE REPORT TOKYO 2018

1 総人口の動き

共同住宅の空き家について分析-平成25年住宅・土地統計調査(確報集計結果)からの推計-

ここからは 更に 新宿区と渋谷区を取り上げて詳細検証を進めて見ましょう 1 人口動態 ( 年齢別 ) 人口割合 (40 代以下 ) 人口 平成 10 年 10 月現在 平成 23 年 10 月現在 新宿区 増加 61% 61% 30~40 代 /60 代以上増加が顕著 ( 別表 ) 渋谷区 増加 6

Microsoft Word 報告書.doc

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Microsoft Word NO0137

空き家数の推移と種類別内訳 住宅 土地統計調査 ( 総務省 ) によれば 空き家の総数は この 20 年で 1.8 倍 (448 万戸 820 万戸 ) に増加 空き家の種類別の内訳では 賃貸用又は売却用の住宅 等を除いた その他の住宅 ( いわゆる その他空き家 ) がこの 20 年で 2.1 倍

基本方針

Ⅰ-1 年齢別未婚率の推移 ( 全国男性 ) 25~39 歳の未婚率は男女ともに引き続き上昇している r グラフ 配偶関係 不詳 を除く 出典 : 総務省 国勢調査 ( 平成 2 1

調査対象物件の時価 ( 賃貸 ) No: , 調査物件の周辺範囲から 築年数 面積等の類似物件から賃貸物件の時価をレポートします 賃貸物件の時価調査対象範囲 : 3,000m 以内対象物件数 : 60 件 最も類似している賃貸物件の時価 20.5 万円

1. 電子マネー 1 の保有状況等の推移二人以上の世帯について 電子マネーを持っている世帯員がいる世帯の割合をみると 電子マネーの調査を開始した平成 2 年以降 毎年上昇しています また 電子マネーを利用した世帯員がいる世帯の割合も上昇しており 平成 2 年には約 2 割でしたが 23 年には3 割

資料 5_ 世帯年収額 世帯消費支出額 1.23 区全体 図表 1 23 区全体でのひと月当たり平均世帯消費支出額の分布 1 万円未満 万円以上 2 万円未満 万円以上 3 万円未満 万円以上 4 万円未満 27 4 万円以上 5 万円未満 万円以上

01 公的年金の受給状況

【資料9-2】東京の住宅政策の現状と課題(マンション管理の適正化、マンション再生の誘導)

所得税確定申告セミナー

. 届出方法の案内 自治体において システムを活用した届出を推奨しているが 特に推奨していない自治体が 自治体であった 届出方法の案内 書面を推奨 0 システムを推奨 書面を指定 0 特に推奨していない 一部の事業者より システムによる届出を受け付けない と指

特別区の職員構成について 佐藤義彦 ( 東京自治研究センター研究員 ) 特別区の行政系職員 ( 事務系 福祉系 一般技術系 医療技術系 ) の構成は 表 1のとおりである 各特別区は基礎的自治体であるが 地方自治法によりその事務からは いわゆる 大都市事務 が除かれている 具体的には 通常 市が行う

資料‐6

東京23区信用金庫 預金積金・貸出金調査

第 2 章高齢者を取り巻く現状 1 人口の推移 ( 文章は更新予定 ) 本市の総人口は 今後 ほぼ横ばいで推移する見込みです 高齢者数は 増加基調で推移し 2025 年には 41,621 人 高齢化率は 22.0% となる見込みです 特に 平成 27 年以降は 後期高齢者数が大幅に増加する見通しです

東京都地域住宅計画

平成21年度 第1回 東京都住宅政策審議会企画部会(平成22年2月17日)における資料及び主な意見の概要

都営住宅団地別・住宅棟別耐震性に係るリスト

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3章.xdw

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共産党都議団が知事を追及東京都は 築地市場の豊洲新市場への移転を急ぐため 都内の建設現場で死亡事故をおこし指名停止中の大成建設と 特命随意契約を結んでまで 追加工事を強行しました その異常な姿勢を日本共産党東京都議団は都議会で追及しました 移転中止築地を守れ豊洲追加工事で重大問題小池知事は 就任後

マンション部会 中間報告関連資料

統計トピックスNo.92急増するネットショッピングの実態を探る

シビックプライド 市区町村別ランキング

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Microsoft Word - 3

2 決算規模及び収支 (1) 決算規模 特別の平成 26 年度普通会計決算は 歳入総額 3 兆 5,779 億 31 百万円 歳出総額 3 兆 4,423 億 40 百万円となった 決算規模は 前年度に比べて歳入は8.0% の増 歳出は8.3% の増となり 歳入 歳出ともに4 年連続の増となった (


3 世帯属性ごとのサンプルの分布 ( 両調査の比較 参考 3) 全国消費実態調査は 相対的に 40 歳未満の世帯や単身世帯が多いなどの特徴がある 国民生活基礎調査は 高齢者世帯や郡部 町村居住者が多いなどの特徴がある 4 相対的貧困世帯の特徴 ( 全世帯との比較 参考 4) 相対的貧困世帯の特徴とし

直近 13 カ月空室率推移 調査月 千代田区 7.01% 6.60% 6.64% 6.48% 6.46% 6.

目 次 調査結果について 1 1. 調査実施の概要 3 2. 回答者の属性 3 (1) 主な事業地域 3 (2) 主な事業内容 3 3. 回答内容 4 (1) 地価動向の集計 4 1 岐阜県全域の集計 4 2 地域毎の集計 5 (2) 不動産取引 ( 取引件数 ) の動向 8 1 岐阜県全域の集計

男女別 年齢階層別単身世帯数の変化 ( 2) 男女別 年齢階層別の単身世帯数は 2010 年に男性は 30 歳代以下が全体の約 45% を占めているのに対し 2035 年には 歳代が最多となっています 女性においては 2010 年に約 18% であった 80 歳代が 2035 年には約

目次 Ⅰ 区の人口の現状 (1) これまでの区の人口の推移 1 期推移 2 直近 10 年の総 の推移 (2) 練馬区の人口規模 1 全国自治体人口ランキング 2 都内自治体人口ランキング (3) 練馬区の人口増加の状況 (4) 人口が増えている要因は? 1 転入者数 転出者数の状況 2 出生数 死

(2) 高齢者の福祉 ア 要支援 要介護認定者数の推移 介護保険制度が始まった平成 12 年度と平成 24 年度と比較すると 65 歳以上の第 1 号被保険者のうち 要介護者又は要支援者と認定された人は 平成 12 年度末では約 247 万 1 千人であったのが 平成 24 年度末には約 545 万

世田谷区

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Ⅰ.市場の総括 (1) 首都圏マンション市場 新規供給戸数 1,880 件 40,449 戸 前年比 9.9% 減 前年 (44,913 戸 ) を下回る 総販売戸数 40,060 戸 前年比 8.9% 減 新規物件の平均初月販売率 74.5% 前年 (75.1%) より0.6ポイントダウン 新規物

資料 7 1 人口動態と子どもの世帯 流山市人口統計資料 (1) 総人口と年少人口の推移流山市の人口は 平成 24 年 4 月 1 日現在 166,924 人で平成 19 年から増加傾向で推移しています 人口増加に伴い 年尐人口 (15 歳未満 ) 及び年尐人口割合も上昇傾向となっています ( 人

公的な住宅改修制度について

中古マンション概況 首都圏における 213 年 1~3 月の中古マンション成約は 9,663 件 ( 前年同期比 12.2% 増 ) で 6 期連続で前年同期を上回り 増加率は 2 ケタに拡大しています すべての都県 地域で前年同期を上回っています の 1 m2当たり単価は首都圏平均で

11 高須小学校 1 浜田小学校 13 野里小学校 14 大姶良小学校 15 南小学校 16 西俣小学校 17 高隈小学校 18 大黒小学校 19 西原台小学校 1 市成小学校 高尾小学校 3 百引小学校 4 平南小学校 5 串良小学校 6 細山田小学校 特別 11 S 旧 H1 0.5

Transcription:

第 7 章分譲 賃貸マンション 1 分譲 賃貸マンションの現況 (1) 分譲 賃貸マンションの棟数平成 23 年 8 月 1 日における中野区のマンション棟数をみると 分譲マンション 1,921 棟 賃貸マンション 3,368 棟 計 5,289 棟となっています マンション棟数の面積当たり密度を東京 23 区で比較してみると 中野区は 339.3 棟 / km2となっています これは 豊島区の 359.6 棟 / km2 文京区の 350.9 棟 / km2に次いで第 3 位であり 中野区は東京 23 区の中でもマンション立地が高密な状況にあることがわかります 分譲 賃貸マンションの棟数 ( 東京 23 区比較 ) 千代田区中央区港区新宿区文京区台東区墨田区江東区品川区目黒区大田区世田谷区渋谷区中野区杉並区豊島区北区荒川区板橋区練馬区足立区葛飾区江戸川区 792 142 1,035 388 2,245 1,423 2,825 3,108 2,091 1,871 1,754 1,436 1,590 1,889 1,832 2,554 2,356 3,409 1,884 2,754 3,522 6,550 4,384 6,912 2,506 2,393 1,921 3,368 2,539 4,190 2,102 2,577 1,300 2,185 948 1,449 2,537 4,632 2,148 4,013 1,516 3,695 1,271 2,838 1,245 4,678 ( 棟 ) 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 8,000 分譲マンション 賃貸マンション 出典 マンション実態調査結果 ( 平成 25 年 3 月 東京都 ) 平成 23 年 8 月 1 日調査 87

マンション棟数密度 ( 東京 23 区比較 ) 千代田区中央区港区新宿区文京区台東区墨田区江東区品川区目黒区大田区世田谷区渋谷区中野区杉並区豊島区北区荒川区板橋区練馬区足立区葛飾区江戸川区 80.1 139.4 180.1 325.6 350.9 315.5 252.7 109.2 252.4 316.2 166.0 194.6 324.2 339.3 197.6 359.6 169.1 235.9 222.5 128.1 97.9 118.1 118.7 ( 棟 / km2 ) 0 50 100 150 200 250 300 350 400 出典 マンション実態調査結果 ( 平成 25 年 3 月 東京都 ) マンション実態調査結果に基づき算出 88

(2) 建築時期別のマンション戸数マンションの建築時期についてみると 昭和 45 年以前の住宅 9.9% 昭和 46 年 ~55 年の住宅 15.4% を合わせ 昭和 55 年以前に建築されたマンションの住宅は 25.3% と マンション総戸数の 4 分の 1 を占めています 建築時期別マンション戸数 3,040 3.7% 10,580 12.9% 13,250 16.2% 18,250 22.3% 総数 81,790 戸 8,100 9.9% 12,620 15.4% 15,950 19.5% 昭和 45 年以前昭和 46 年 ~55 年昭和 56 年 ~ 平成 2 年平成 3 年 ~12 年平成 13 年 ~17 年平成 18 年 ~22 年平成 23 年 ~25 年 9 月 単位 : 戸構成比 ( %) 出典 住宅 土地統計調査 出典 平成 25 年住宅 土地統計調査 ( 総務省統計局 ( 総務省統計局 ) 各年 ) 10 平成月 1 日現在 25 年 10 月 1 日現在 マンション : 非木造 ( 鉄筋 鉄骨コンクリート造 鉄骨造 ) の共同住宅で3 階建て以上の住宅 89

(3) マンションに居住する世帯の状況マンションに居住する世帯の家族構成をみると 30 歳未満の単身 13.2% 30~64 歳の単身 29.7% 65 歳以上の単身 11.6% を合わせ 単身世帯が 5 割強を占めています マンションに居住する単身者以外の家族構成としては 夫婦のみ世帯 15.3%( うち高齢夫婦 4.8%) 夫婦と子どもの世帯 13.0%( うち子どもが 18 歳未満の世帯 6.0%) となっています マンションに居住する世帯の家族構成 単位 : 世帯 構成比 ( %) 6,310 7.1% 5,360 6.0% 9,520 10.6% 9,460 10.6% 4,260 4.8% 5,860 6.6% 総数 10,350 11.6% 11,770 13.2% 89,450 世帯 26,560 29.7% 30 歳未満の単身 30~64 歳の単身 65 歳以上の単身高齢夫婦のみ夫婦のみ ( 高齢でない ) 夫婦と 18 歳未満の者夫婦と 18 歳以上の者その他不詳 出典 住宅 土地統計調査 出典 平成 25 年住宅 土地統計調査 ( 総務省統計局 ( 総務省統計局 ) 各年 ) 10 平成月 125 日現在年 10 月 1 日現在 マンション : 非木造の共同住宅で 3 階建て以上の住宅 マンションに居住する世帯の家族構成 ( 総数との比較 ) 総数 (181,010 世帯 ) 11.7% 24.9% 13.7% 6.1% 7.9% 5.7% 9.9% 10.2% 9.9% マンション居住世帯 (89,450 世帯 ) 13.2% 29.7% 11.6% 4.8% 10.6% 6.0% 7.1% 10.6% 6.6% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 30 歳未満の単身 30~64 歳の単身 65 歳以上の単身 高齢夫婦のみ 夫婦のみ ( 高齢でない ) 夫婦と 18 歳未満の者 夫婦と 18 歳以上の者 その他 不詳 出典 住宅 土地統計調査 出典 平成 25 年住宅 土地統計調査 ( 総務省統計局 ( 総務省統計局 ) 各年 ) 10 平成月 1 日現在 25 年 10 月 1 日現在 マンション : 非木造の共同住宅で 3 階建て以上の住宅 90

(4) 旧耐震基準マンションの状況区内のマンションのうち旧耐震基準 ( 建築年が昭和 56 年以前 ) で建築されたマンションは 分譲マンション 396 棟 賃貸マンション 587 棟の計 983 棟となっており 区内には 1,000 棟近くのマンションに耐震上も不安を抱えているのが現状です 中野区におけるマンション総数 5,289 棟のうち これら旧耐震基準のマンションが占める割合 ( 旧耐震基準マンション比率 ) は 18.6% となっています 旧耐震基準マンション比率を東京 23 区で比較してみると 最も比率の高いのは港区の 33.1% 次いで渋谷区の 27.4% 千代田区の 27.1% と 古くからマンション立地が進んだ都心部に多く分布しているのがわかります 中野区の旧耐震基準マンション比率 18.6% は 23 区中では第 11 位にありますが マンション耐震化対策は大きな課題となっています 旧耐震基準 ( 昭和 56 年以前 ) の分譲マンション ( 東京 23 区比較 ) 千代田区中央区港区新宿区文京区台東区墨田区江東区品川区目黒区大田区世田谷区渋谷区中野区杉並区豊島区北区荒川区板橋区練馬区足立区葛飾区江戸川区 55 39 95 69 37 35 88 224 186 153 141 129 150 212 243 105 20 142 4 88 35 182 214 229 324 334 401 369 267 403 340 429 525 460 573 621 543 764 54 296 13 190 11 140 9 148 ( 棟 ) 0 200 400 600 800 1,000 1,200 昭和 46 年以前 昭和 47~56 年 出典 マンション実態調査結果 ( 平成 25 年 3 月 東京都 ) 平成 23 年 8 月 1 日調査 91

旧耐震基準 ( 昭和 56 年以前 ) の賃貸マンション ( 東京 23 区比較 ) 千代田区 中央区 港区 新宿区 文京区 台東区 墨田区 江東区 品川区 目黒区 大田区 世田谷区 渋谷区 中野区 杉並区 豊島区 北区 荒川区 板橋区 練馬区 足立区 葛飾区 江戸川区 3 13 21 18 143 225 256 589 115 287 84 63 221 293 95 350 126 138 425 380 247 723 264 817 177 190 182 133 117 377 397 509 397 344 66 217 121 675 89 510 43 45 60 436 378 303 ( 棟 ) 0 200 400 600 800 1,000 1,200 昭和 46 年以前 昭和 47~56 年 出典 マンション実態調査結果 ( 平成 25 年 3 月 東京都 ) 平成 23 年 8 月 1 日調査 92

(5) 分譲マンション居住者の高齢化等の状況区内でマンション ( 平成 25 年住宅 土地統計調査における 持ち家で非木造の共同住宅 ) に居住する世帯をマンションの建築時期別にみると 平成 13 年以降建築のマンションは 8,560 世帯 ( 約 30.6%) で さらに平成 3 年以降建築のマンションでは 14,960 世帯 ( 約 53.4%) と 平成 3 年以降建築のマンションに居住する世帯が全体の半数を占めています 一方 旧耐震基準 ( 建築年が昭和 56 年以前 ) で建築されたマンション ( ここでは 平成 25 年住宅 土地統計調査による 昭和 45 年以前 と 昭和 46 年 ~55 年 の計とした ) に居住する世帯は 8,830 世帯 ( 約 31.5%) に及び マンション全体の 3 割を占めています 次に マンション居住世帯を年間収入階層別にみると 年間所得 300 万円以下の比較的低所得の世帯は マンション全体 26,420 世帯のうち 6,470 世帯 ( 約 24.5%) を占めているのに対し 昭和 55 年以前建築のマンションに限ってみると 8,830 世帯のうち 3,570 世帯 ( 約 40.4%) を占めています また 家計を主に支える者の年齢別にみると 65 歳以上の高齢者の世帯は マンション全体 26,420 世帯のうち 10,280 世帯 ( 約 38.9%) を占めているのに対し 昭和 55 年以前建築のマンションに限ってみると 8,830 世帯のうち 5,150 世帯 ( 約 58.3%) を占めています 耐震性に不安を抱える老朽マンションには 比較的低所得の世帯や高齢世帯が高い割合で居住している状況がわかります 建築時期別マンション居住世帯数 190 0.7% 780 2.8% 2,470 8.8% 昭和 45 年以前 7,780 27.8% 総数 28,000 世帯 6,360 22.7% 昭和 46 年 ~55 年昭和 56 年 ~ 平成 2 年平成 3 年 ~12 年平成 13 年 ~22 年 6,400 22.9% 4,020 14.4% 平成 23 年 ~24 年不詳 単位 : 世帯構成比 ( %) 出典 平成 25 年住宅 土地統計調査 - 東京都特別集計 ( 総務省統計局 ) 平成 25 年 10 月 1 日現在 マンション : 持ち家で非木造の共同住宅 93

年間収入階層別のマンション居住世帯数 総数 (26,420 世帯 ) 4.0% 7.3% 13.2% 10.4% 13.2% 17.1% 19.1% 14.4% 1.4% 昭和 45 年以前建築 (2,470 世帯 ) 4.0% 15.0% 24.3% 10.9% 11.3% 14.6% 10.1% 8.5% 1.2% 昭和 46 年 ~55 年建築 (6,360 世帯 ) 8.2% 9.6% 21.5% 15.3% 17.0% 11.8% 10.1% 4.2% 2.4% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 100 万円未満 100~200 万円 200~300 万円 300~400 万円 400~500 万円 500~700 万円 700~1,000 万円 1,000 万円以上 不詳 出典 平成 25 年住宅 土地統計調査 - 東京都特別集計 ( 総務省統計局 ) 平成 25 年 10 月 1 日現在 マンション : 持ち家で非木造の共同住宅 家計を主に支える者の年齢別のマンション居住世帯数 総数 (26,420 世帯 ) 5.3% 17.2% 16.9% 19.8% 21.2% 17.7% 1.8% 0.8% 昭和 45 年以前建築 (2,470 世帯 ) 4.5% 10.1% 11.3% 39.3% 32.4% 1.6% 昭和 46 年 ~55 年建築 (6,360 世帯 ) 5.0% 14.9% 5.0% 18.6% 25.9% 27.2% 3.3% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 35 歳未満 35 歳 ~44 歳 45 歳 ~54 歳 55 歳 ~64 歳 65 歳 ~74 歳 75 歳以上不詳 出典 平成 25 年住宅 土地統計調査 - 東京都特別集計 ( 総務省統計局 ) 平成 25 年 10 月 1 日現在 マンション : 持ち家で非木造の共同住宅 94

地価公示価格 ( 住宅地平均 ) 地価公示価格 ( 住宅地平均 ) (6) 分譲マンション価格等の推移分譲マンションについて この 10 年間における平均専有面積と平均分譲価格の推移をみると 分譲マンションの建設動向が当該年度の居住水準や分譲価格に反映することから 各年度によってばらつきが生じるものとなっています 中野区は東京 23 区平均と比較して下回るか同程度の 55~65 m2 / 戸 4,500~6,000 万円 / 戸で推移しており 平成 27 年度にかけて専有面積 分譲価格ともに上昇傾向にあります 分譲マンション 1 戸当り平均専有面積の推移 ( 東京 23 区との比較 ) 80.00 ( m2 / 戸 ) 75.00 70.00 65.00 60.00 72.05 71.45 69.83 69.54 65.04 66.28 60.79 66.06 65.84 65.97 65.79 67.64 64.32 68.94 68.63 68.18 64.61 55.00 50.00 57.22 55.99 53.96 45.00 平成 18 年平成 19 年平成 20 年平成 21 年平成 22 年平成 23 年平成 24 年平成 25 年平成 26 年平成 27 年 中野区 東京 23 区平均 出典 不動産経済研究所 分譲マンション 1 戸当り平均分譲価格の推移 ( 東京 23 区との比較 ) ( 万円 / 戸 ) 7,500 7,000 6,732 6,500 6,000 5,500 5,000 5,149 6,120 5,194 5,932 5,917 5,190 5,497 5,378 5,885 5,861 5,339 5,283 5,853 5,818 6,028 5,994 5,924 4,500 4,000 4,525 4,732 3,500 平成 18 年平成 19 年平成 20 年平成 21 年平成 22 年平成 23 年平成 24 年平成 25 年平成 26 年平成 27 年 中野区 東京 23 区平均 出典 不動産経済研究所 95

2 分譲 賃貸マンションの課題 項目分譲 賃貸マンションの棟数 建築時期別のマンション戸数 マンションに居住する世帯の状況 旧耐震基準マンションの状況 分譲マンション居住者の高齢化等の状況 分譲マンション価格等の推移 主要な課題東京 23 区の中でもマンションの棟数密度が極めて高く 木造密集住宅地とも相まって住宅の高密化に伴い想定される緑地空間の不足や交 通処理上の問題 災害時対応など都市機能における脆弱性への対応が課題となっています 建築時期の古いマンションが今後増加傾向で推移していくことが予想され マンションの耐震化対策のほか 老朽化対策としての大規模改修や建て替え事業を視野に入れた検討を促進していくことが課題となっています マンション居住者の大半は単身世帯や夫婦のみ世帯に偏っていることから 多様な世代や世帯構成に対応した居住の誘導やコミュニティの形成が課題となっています 旧耐震基準マンションの占める比率は 東京 23 区の中では都心部ほど深刻な状況ではないものの 今後も老朽マンションの増加が見込まれることから マンションの耐震化対策は大きな課題となっています 耐震性に不安を抱える老朽マンションには 比較的低所得の世帯や高齢世帯が高い割合で居住していることから 老朽マンションが抱える防災上の問題や住宅更新の困難性などに対応していくことが課題となっています 分譲マンションの価格は ここ数年上昇傾向で推移していますが 住生活を取り巻く今後のニーズや建設動向などを注視しながら住宅市場の変化に対応していくことが課題となっています ぜい 96