4 単元の評価規準 コミュニケーションへの関心 意欲 態度 外国語表現の能力 外国語理解の能力 言語や文化についての知識 理解 与えられた話題に対し 聞いたり読んだりした 1 比較構文の用法を理解 て, ペアで協力して積極 こと, 学んだことや経 している 的に自分の意見や考えを 験したことに基づき

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第 9 章 外国語 第 1 教科目標, 評価の観点及びその趣旨等 1 教科目標外国語を通じて, 言語や文化に対する理解を深め, 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り, 聞くこと, 話すこと, 読むこと, 書くことなどのコミュニケーション能力の基礎を養う 2 評価の観点及びその趣旨

4 学習の活動 単元 ( 配当時間 ) Lesson 1 ( 15 時間 ) 題材内容単元の目標主な学習内容単元の評価規準評価方法 Get Your Goal with English より多くの相手とコミュニケーションをとる 自己紹介活動を行う コミュニケーションを積極的にとろうとしている スピー

教科 : 外国語科目 : コミュニケーション英語 Ⅰ 別紙 1 話すこと 学習指導要領ウ聞いたり読んだりしたこと 学んだことや経験したことに基づき 情報や考えなどについて 話し合ったり意見の交換をしたりする 都立工芸高校学力スタンダード 300~600 語程度の教科書の文章の内容を理解した後に 英語

3 人権教育の視点英語科の授業を通して 文化や習慣には多様性があることを理解させる そしてその中から 表現の仕方の違いや考え方の違いに気づかせ 互いに違いを認め合い尊重しながら共に生きようとする態度 他者 文化に興味 関心をもち 良い人間関係を築きながら生活する力を持った生徒を育成したい そこでこの

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6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

いろいろな衣装を知ろう

第 2 学年 1 組英語科学習指導案 日時平成 30 年 11 月 2 日 ( 金 ) 5 校時 (14:00~14:50) 場所第 2 学習室指導者教諭天津貴志 1. 育成する能力 学習指導要領内容 (4) イ 身近な話題について 事実や自分の考え 気持ちなどを整理し 簡単な語句や文を用いてまとま

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

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5 主体的 対話的で深い学びの視点 (1) 主体的な学びとしての視点主体的な学びとして 本単元ではプレゼンテーションを作成する段階で 聞き手の関心を最大限ひきつけることができるようなテーマの設定を生徒たち自身に行わせたい このことにより 教師から与えられたテーマではなく 自分たち自身もより興味 関心

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6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり できることについ

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ている それらを取り入れたルーブリックを生徒に提示することにより 前回の反省点を改善し より具体的な目標を持って今回のパフォーマンスに取り組むことができると考える 同に そのような流れを繰り返すことにより 次回のパフォーマンス評価へとつながっていくものと考えている () 本単元で重点的に育成をめざす

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第 2 章 知 徳 体 のバランスのとれた基礎 基本の徹底 基礎 基本 の定着 教育基本法 学校教育法の改正により, 教育の目標 義務教育の目標が定められるとともに, 学力の重要な三つの要素が規定された 本県では, 基礎 基本 定着状況調査や高等学校学力調査を実施することにより, 児童生徒の学力や学

項目評価規準評価方法状況 C の生徒への対応 関心意欲態度 1 自の考えを持ち 積極的に交流 討論している 2 自らの言葉で 中学生にかりやすく紹介文を書こうとしている 交流 討論で得た仲間の意見を取り入れて 自らの考えを深めるよう促す 参考例を示したり 書き出しを例示したりして 参考にするように指


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第 2 問 A 問題のねらいインターネット上の利用者の評価情報やイラストを参考に場面にふさわしい店を推測させることを通じて, 平易な英語で書かれた短い説明文の概要や要点を捉えたり, 情報を事実と意見に整理する力を問う 問 1 6 友人, 家族, 学校生活などの身の回りの事柄に関して平易な英語で書かれ

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補充資料 2-1 単元 Let's Read 1 の指導展開案 (1) 単元 Let's Read 1 A Magic Box 1 の指導展開案(1/5 時間 ) (1) 目標 物語を読んで 場面展開を読み取ることができる 昨日の日記 というトピックに基づき 自分について英語で書いて表現できる (2

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主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

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平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

伝わっていないと感じられたなら 繰り返し述べたり分かりやすく言い換えたりすればいいこ とも学ばせたい また 聞いて得た情報を整理して組み立てる段階 スピーチメモを作る段階 練習の段階 それぞれの段階で 互いに考えた内容を伝え合い 質問や助言などの意見の交流をすることでよりよいスピーチをめざしたい 発

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会話の中では感覚的にそれほど 違い を意識して使っているものではないと考え 今回は 同じ can を用いての表現として一連の学習として扱うことにした また 語 学習得において 自分の表現したいこと がはじめにあり それを何とか表現しよ うとする過程を通して初めて自分の言葉として言語を獲得できるという

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第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

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本学級の生徒に, 英語科に関する興味 関心を問うアンケートを実施したところ, 以下のようになった (28 年 9 月実施 ) はいややあまりいいえ英語の授業が好きだ 65% 29% 0% 6% ペア活動に積極的に取り組んでいる 68% 32% 0% 0% グループ活動に積極的に取り組んでいる 70%

イ ディベート ディスカッション Ⅱ 時事英語 エッセイライティング Ⅰ エッセイライティング Ⅱ 必履修科目は 総合英語 Ⅰ 及び ディベート ディスカッション Ⅰ 話すこと 書くこと における発信力の強化や 高校生の卒業後の進路の多 様化などに対応するため より高度で専門的な科目を新設し 計 7

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学校番号 2004 平成 29 年度外国語科 教科科目単位数指導学年教材名 副教材名 外国語英語表現基礎 2 第 1 学年 美誠社 ドリルで英文法 啓林館 Vision Quest 総合英語 基本例文集プリント補助教材等 1 担当者からのメッセージ ( 学習方法等 ) 積極的に英語でコミュニケーショ

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7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

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内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと


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第 2 問 A インターネット上に掲載された料理レシピやその写真から料理の特徴の読み取りや推測を通じて, 平易な英語で書かれた短い説明文の概要や要点を捉える力や, 情報を事実と意見に整理する力を問う 問 1 6 イラストを参考にしながら, ネット上のレシピを読んで, その料理がどのような場合に向いて

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国語科第 1 学年熊野町立熊野中学校指導者森島登紀子 単元名 根拠を明確にして書こう 本単元で育成する資質 能力 自ら考え判断する力, 読解力 情報収集能力 1 日 時平成 29 年 11 月 16 日 5 校時 2 場 所 1 年 3 組教室 3 学年 学級第 1 学年 3 組 (27 名男子 1

ICTを軸にした小中連携

目次 教員養成 研修外国語 ( 英語 ) コア カリキュラム ダイジェスト版 について p. 1 教員養成 研修外国語 ( 英語 ) コア カリキュラムの位置付けについて p. 1 小学校教員養成課程外国語 ( 英語 ) コア カリキュラム構造図 p. 2 学習項目と到達目標 p. 3 中 高等学校

解答類型

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

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学校番号 2004 平成 30 年度英語科 教科科目単位数指導学年教材名 副教材名 英語英語理解 2 第 2 学年美誠社 Applause vol.2 1 担当者からのメッセージ ( 学習方法等 ) 基本的なレベルの英語長文を 段階を追って読んでいくことで 英語長文に慣れ 内容を素早くとらえる練習を

という目的を明確にするため 次のような場面を設定した 高知県の観光地に英文で書かれた看板がある そこで英語圏ではない外国人と出会う 相手は英語を少し話すことができるが十分に読むことができないため, その人に対して英文を読み取りリテリングをする必要がある という設定である よくある場面ではないかもしれ

1 単元名 分数 ( 全 10 時間 ) 教材名 分数をくわしく調べよう ( 東京書籍 4 年下 ) 第 4 学年算数科学習指導案平成 26 年 11 月 26 日 ( 水 ) 5 校時 4 年 1 組 ( 男子 13 名 女子 10 名計 23 名 ) 指導者上田稚子 ( 学習指導要領 ) A 数

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第3学年英語科学習指導案

Transcription:

高等学校第 1 学年英語表現 Ⅰ 学習指導案 日時平成 9 年 11 月 7 日 ( 火 ) 第 校時 指導者教育センター所員相島倫子 1 単元名 Lesson 8 比較を使って表現する (DUALSCOPE English Expression 数研出版 ) 単元について 英語表現 Ⅰ の目標は, 英語を通じて, 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を育成するとともに, 事実や意見などを多様な観点から考察し, 論理の展開や表現の方法を工夫しながら伝える能力を養う (1) とある この科目のねらいは, 基本的な言語規則に基づいて, 様々な場面に応じて適切に話すことや書くことができるようにし, あわせて論理的思考力や批判的思考力を養う () ことである これらを踏まえ, 単元を 習得 活用 の学習プロセスで構成し, 学習内容の定着を目指す 習得 の過程で, 表現を支える語句 発音 表現 文法事項等を学習し, 活用 の過程で習得した知識 技能を実際に活用し, 思考 判断 表現することの繰り返しを通じて, 学習内容が定着すると考える 活用 の学習過程を充実させるために, 生徒が習得した知識 技能を実際に活用する言語活動の工夫を図る 習得した知識 技能を自己表現につなげる指導を展開する中で, 生徒は文法がコミュニケーションを支えるものであると体感できるであろう 本単元では, 言語材料として 比較 を扱う 比較 は, 実生活での言語使用においても要求される認知作業であり, 英語を通じて行う活動においても生徒にとって自然な認知プロセスとなるような言語の使用場面の設定が必要である そのため, できるだけ具体的な言語の使用場面を設定すること, 生徒の学習状況に応じたスモール ステップを準備することに留意する 活用 の学習過程では, 副教材として資料 ( 表 グラフ ) を用いる その読み取りは情報の比較が基本であるため, 既習事項を使う必然性を持たせることができる 資料 ( 表 グラフ ) を用いることで, 習得した知識 技能を活用する具体的な使用場面を設けると同時に, 読み取りに必要な表現や相手に分かりやすく簡潔に伝える発話スタイルを指導するよい機会になると考える また, 生徒の実態を表す資料を教材として扱うことで, 生徒は表現するおもしろさや伝わる喜びを感じ, 生き生きと表現活動に取り組むことであろうと期待できる 卒業時の学習到達目標である 場面や相手に応じて, ある程度のスピードを伴って英語でやり取りができる力の育成 の実現を目指し, 本単元では, 主にスピーキング活動に焦点を当て, ゴール到達までの過程における言語活動の工夫を図る 単元の目標 与えられた話題に対して, ペアで積極的に自分の意見や考えを述べる 聞いたり読んだりしたこと, 学んだことや経験したことに基づき, 情報や自分の考えなどをまとめて表現する 比較構文の用法を理解するとともに, 場面や状況に応じた表現や論理の展開を表す表現についての知識を身に付ける 1

4 単元の評価規準 コミュニケーションへの関心 意欲 態度 外国語表現の能力 外国語理解の能力 言語や文化についての知識 理解 与えられた話題に対し 聞いたり読んだりした 1 比較構文の用法を理解 て, ペアで協力して積極 こと, 学んだことや経 している 的に自分の意見や考えを 験したことに基づき, 場面や状況に応じた表 述べようとしている 情報や自分の考えなど 現や論理の展開を表す をまとめて表現するこ 表現についての知識を とができる 身に付けている 5 指導と評価の計画 ( 時間 ) 時ねらい 学習活動 指導上の留意点間 リーディング, リスニング活動を通して本課で扱う文法 機能表現の使用方法をつかむ 音読, 演習, リスニング等を通して文法知識を習得する 1. トビラ写真を使った活動を通して, 本課で学習する文法 機能表現をイメージする 1.INTRO ACTIVITY の STEP1,を使って, リーディング, リスニング活動をする. 例文ならびにその解説を読む 4. 例文の音読練習をする 5.EXERCISES の問題を解き, 添削する teacher talk を効果的に活用する 中学校の既習内容の確認と, 他の文法項目との区別を付けさせる リーディング, リスニング活動を通して, 本課で扱う文法 機能表現の使用方法をつかむ 音読, 演習, リスニング等を通して, 文法知識を習得する 1. 例文ならびにその解説を読む. 例文の音読練習をする.EXERCISES の問題を解き, 添削する 4.Let s Try! を使って表現活動を行う teacher talk を効果的に活用する 中学校の既習内容の確認と, 他の文法項目との区別を付けさせる 必要な文法事項に絞って指導する 基本例文をもとに自己表現をすることで, 使用場面を経験させる 単元の評価規準関 意 態知 理の1 知 理の1 関 意 態 評価方法活動の観察筆記テスト 筆記テスト 活動の観察

既習事項等を活用して, 読み取った内容を要約したり自分の考え を根拠とともに話したりする ( 本時) 1. 活動に必要な文法 機能表現を復習する. 資料の概要や要点を説明する. 身近な話題について情報や意見を交換する 4. 話した内容を分かりやすく書いてまとめる 具体的な言語の使用場面を設ける スピーキング ライティング活動に必要な定型表現を提示する 関 意 態表現表現知 理の 活動の観察ワークシートスヒ ーキンク テスト ワークシート 6 本時の目標及び評価規準 (1) 目標アペアで協力しながら, 身近な話題についてある程度まとまった内容を伝え合うことができるようになる ( コミュニケーションへの関心 意欲 態度 / 外国語表現の能力 ) イ学習した語句や表現を活用して, 自分の考えとその理由を, 具体例などを示しながら論理的に表現することができるようになる ( 外国語表現の能力 / 言語や文化についての知識 理解 ) () 指導の視点本時は, 主にスピーキング活動に焦点を当て, 生徒の学習状況に応じたスモール ステップを設定する 生徒に論理の展開や表現方法の工夫に留意させるとともに, 生徒の 伝えたい という表現意欲を喚起し, 生き生きと表現活動に取り組む姿を見られるような授業展開を目指す 生徒の主体的 能動的な表現活動につなげるために, 体験的な活動と結び付けさせる 表現をする中で何かを発見させる 表現技能を練習させる ことを指導のポイントと考える 視点 1 つの活動 (Activity1 Activity) の言語活動の構成は, 生徒の学習状況に応じたスモール ス テップになっていたか 視点 ルーブリックの提示や言語の使用場面の設定の工夫は, 生徒の主体的 能動的な表現活動に有効 であったか

() 本時の展開 (/) 時間 ( 分 ) 指導過程 生徒の学習活動 教師の活動及び指導上の留意点 主な評価 の観点 評価方法 1.Warm-up Warm-up 活動をペアで行 比較構文の自然な使用に う 留意する 本時の目標 : ペアで実践!Impromptu Speaking 本時の目標を確認する 本時の目標とその達成度 についてルーブリック を提示する.Activity1 活動の内容を説明する R/S/L 資料から読み取った事実 fillers を使うように促す をペアで伝え合う 教師の発問に答える 発問により, 生徒の理解 状況を確認する 解答例を示し, 必要に応 15 定型表現の確認をする じて解説する 資料読み取りに必要な定 型表現を提示する 教科書等で比較構文の用 法を確認する 同じ資料を用いて, 読み 取った情報をペアで説 明する.Activity 活動の内容を聞き, 自分 活動の内容を説明する S/L/W の考えを表に書き込む 学習用 PC で投票する 学習用 PC の SKY- MENU の投票機能を用 いて生徒の意見を集計 し, 教材となるグラフを 作成する 0 集計データから読み取った気付き等をペアで伝え fillers を使うように促す 合う 表現の型を用い, 伝える 例を示しながら表現の型 1 活動の観察 内容を考える (PREP 法 ) を指導する ワークシート 自分の意見とその理由を スヒ ーキンク テスト ペアで伝え合う 話した内容をワークシー ワークシート トに書く 4

4.Wrap-up 本時の活動を振り返る 本時の目標の達成度について自己評価させる 生徒の意欲を引き出す motivational feedback を与える (4) 本時の評価 ア 1については形成的評価として扱い, 後日スピーキングテストを行う ペアで実践! Impromptu Speaking コミュニケーションへの関心 意欲 態度 外国語表現の能力 話し手は 秒以上の沈黙をしないよう 意見 + 理由 + 具体例 つ + 効果的につなぎ言葉を使ったり, 聞き手は 結論 を, 意見 と 結論 は表現を A 質問をして相手の発話を促したりして, ペ A 変えて, 論理的に話すことができる アで協力して1 分間英語を楽しく話し続 けようとしている 話し手は多少の沈黙はあってもつなぎ 意見 + 理由 + 具体例 1つ + 言葉を使ったり, 聞き手は相手の話にうな 結論 を, 意見 と 結論 は表現を ずいたりして, ペアで協力しておおむね1 変えて, 論理的に話すことができる 分間英語を話し続けようとしている 話し手は沈黙することが多く, 聞き手は 意見 + 理由 に対する具体例がな C 相手に質問しようとせず, ペアでの協力が C く, 意見 と 結論 には同じ表現を用 不十分である いて話すことができる C への取るべき手立て 沈黙を埋めるつなぎ言葉や相手への反応の仕方を確認する 生徒の多くが比較構文の用法を 身に付けていない場合は, 次時に全体で補足説明をする イ についてはワークシート回収後に評価する 学習した語句や表現を活用して, 自分の考えとその理由を, 具体例などを示しながら論理的に表 現することができるようになる ( 表現の能力 / 言語や文化についての知識 理解 ) A C 意見 + 理由 + 具体例 つ + 結論 を, 意見 と 結論 は表現を変えて, 論理的に表現している 意見 + 理由 + 具体例 1つ + 結論 を, 意見 と 結論 は表現を変えて, 論理的に表現している 意見 + 理由 に対する具体例がなく, 意見 と 結論 には同じ表現を用いている C への取るべき手立て つまずきの原因を確認し個別に指導する 生徒の多くが比較構文の用法を身に付けていない場 合は, 次時に全体で補足説明をする 引用文献 (1)() 文部科学省 高等学校学習指導要領解説外国語編 英語編 平成 年 5 月 5