1.ビジネス構造化

Similar documents
スキル領域 職種 : マーケティング スキル領域と MK 経済産業省, 独立行政法人情報処理推進機構

はじめに マーケティング を学習する背景 マーケティング を学習する目的 1. マーケティングの基本的な手法を学習する 2. 競争戦略の基礎を学習する 3. マーケティングの手法を実務で活用できるものとする 4. ケース メソッドを通じて 現状分析 戦略立案 意思決定 の能力を向上させる 4 本講座

<4D F736F F F696E74202D A B837D836C CA48F435F >

スキル領域 職種 : ソフトウェアデベロップメント スキル領域と SWD 経済産業省, 独立行政法人情報処理推進機構

Microsoft PowerPoint - M1001_1_ ppt [互換モード]

PowerPoint プレゼンテーション

どのような便益があり得るか? より重要な ( ハイリスクの ) プロセス及びそれらのアウトプットに焦点が当たる 相互に依存するプロセスについての理解 定義及び統合が改善される プロセス及びマネジメントシステム全体の計画策定 実施 確認及び改善の体系的なマネジメント 資源の有効利用及び説明責任の強化

パラダイムシフトブック.indb

プロダクトオーナー研修についてのご紹介

知創の杜 2016 vol.10

お客さまのデジタルトランスフォーメーションを加速する「アジャイル開発コンサルティングサービス」を提供開始

Oracle Business Intelligence Suite

[ 指針 ] 1. 組織体および組織体集団におけるガバナンス プロセスの改善に向けた評価組織体の機関設計については 株式会社にあっては株主総会の専決事項であり 業務運営組織の決定は 取締役会等の専決事項である また 組織体集団をどのように形成するかも親会社の取締役会等の専決事項である したがって こ

<4D F736F F F696E74202D A F95BD90AC E31308C8E8AFA5F8C888E5A90E096BE89EF81408DC58F4994C530362E70707

~この方法で政策形成能力のレベルアップが図れます~

中小企業支援ツール 中小企業支援ツール は 金融機関における中小企業支援の一助となることを目的に 自社製品開発などにより下請脱却に取り組んだものづくり中小企業の知財活用を調査 分析し 経営 事業上の課題を事業ライフステージごとに整理するとともに その課題解決に向け 知財活用の観点から考えられるアクシ

スライド 1

Microsoft Word - mm1305-pg(プロマネ).docx

プロジェクトマネジメント知識体系ガイド (PMBOK ガイド ) 第 6 版 訂正表 - 第 3 刷り 注 : 次の正誤表は PMBOK ガイド第 6 版 の第 1 刷りと第 2 刷りに関するものです 本 ( または PDF) の印刷部数を確認するには 著作権ページ ( 通知ページおよび目次の前 )

Sol-017 BPMSとの連携 _ppt [互換モード]

Microsoft Word - 01_LS研IT白書原稿_2012年度_統合版__ _v1 2.doc

マーケティングスキルのベース

< F2D EE888F8288FA48BC E6A7464>

PowerPoint Presentation

AAプロセスアフローチについて_ テクノファーnews

ISO9001:2015内部監査チェックリスト

ISO 9001:2015 改定セミナー (JIS Q 9001:2015 準拠 ) 第 4.2 版 株式会社 TBC ソリューションズ プログラム 年版改定の概要 年版の6 大重点ポイントと対策 年版と2008 年版の相違 年版への移行の実務

アジェンダ (1) 実践的 IT 人材育成の取り組み背景について (2) 当取り組みにおける 実践的 地域活性化に向けた産学連携プログラムについて 育成スケジュール カリキュラム概要 カリキュラム詳細 (3) H23 H24 年度カリキュラム成果紹介 郡山駅前活性化に資する活動について 特定業種に向

医療機器開発マネジメントにおけるチェック項目

スライド 1

説明項目 1. 審査で注目すべき要求事項の変化点 2. 変化点に対応した審査はどうあるべきか 文書化した情報 外部 内部の課題の特定 リスク 機会 利害関係者の特定 QMS 適用範囲 3. ISO 9001:2015への移行 リーダーシップ パフォーマンス 組織の知識 その他 ( 考慮する 必要に応

Start SaaS で実現するプロジェクト管理 株式会社佐山経済研究所 IT Research Laboratory Sayama Research Institute

PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft PowerPoint - メイテツコム事例(掲載用)

目次 取組み概要 取組みの背景 取組みの成果物 適用事例の特徴 適用分析の特徴 適用事例の分析結果から見えたこと JISAによる調査結果 どうやって 実践のヒント をみつけるか 書籍発行について紹介 今後に向けて 2

uiss_all.pdf

最終デジタル化への意識調査速報

HITACHI Open Middleware World Cosminexus Day(2008 年 11 月 18 日 ) [CA-1] 対談 - 実践 SOA ~ 日立化成工業様の取り組みとこれから ~ 対談 : 日立化成工業株式会社理事経営管理室長兼情報管理担当部長菅政之氏 株式会社日立コン

PowerPoint プレゼンテーション

JICA 事業評価ガイドライン ( 第 2 版 ) 独立行政法人国際協力機構 評価部 2014 年 5 月 1

PowerPoint プレゼンテーション

実践版グローバル_本文.indd

研究レビューミーティング プレゼン資料 テンプレート

新事業・サービスの創出プロセスと各プロセスに含まれるタスク

PowerPoint プレゼンテーション

IPSJ SIG Technical Report Vol.2013-IS-126 No /12/ CIO Examination of Strategic Decision Making for System Planning Phase Yukio Amagai

WBS テンプレート 2009/8/4 NO 作業項目 計画分析設計開発 SA UI SS PS PG PT テスト IT ST 運用 OT 保守 OM 作業概要 成果物 計画 プロジェクト編成 * プロジェクト責任者 メンバー ( システム部門 現場部門 外

プロジェクトを成功させる見積りモデルの構築と維持・改善 ~CoBRA法による見積りモデル構築とその活用方法について~

PowerPoint プレゼンテーション

ISO9001:2015規格要求事項解説テキスト(サンプル) 株式会社ハピネックス提供資料

目次 Review グループ経営方針 グループ経営方針 2016 の目指す方向性... 4 経営目標 新たなポートフォリオマネジメントの導入... 8 プロジェクト遂行体制の強化 グループ共通機能の強化 事業領域の目指す方向性... 13

スライド 0

目次 4. 組織 4.1 組織及びその状況の理解 利害関係者のニーズ 適用範囲 環境活動の仕組み 3 5. リーダーシップ 5.1 経営者の責務 環境方針 役割 責任及び権限 5 6. 計画 6.1 リスクへの取り組み 環境目標

博士論文 考え続ける義務感と反復思考の役割に注目した 診断横断的なメタ認知モデルの構築 ( 要約 ) 平成 30 年 3 月 広島大学大学院総合科学研究科 向井秀文

PowerPoint プレゼンテーション

受講期間学習時間研修概要 14 レッスン 2 働く自分をイメージしよう 3 時間 社会人として組織で働くことの意味と そこで必要とされる 3 つの姿勢について学びます 1 年間 15 レッスン 3 社会人としての基本行動を身につけよう 2 時間 入社してすぐに使うあいさつや 自己紹介 そこで必要とさ

4-(1)-ウ①

進化する ISMS ISMS 適合性評価制度の認証用基準 (ISO/IEC 27001) は 改定の度に進化している Ver. Ver. I

実現力を高める方法

2018年Chief Digital Officer調査

スライド 1

問 2 戦略的な知的財産管理を適切に行っていくためには, 組織体制と同様に知的財産関連予算の取扱も重要である その負担部署としては知的財産部門と事業部門に分けることができる この予算負担部署について述べた (1)~(3) について,( イ ) 内在する課題 ( 問題点 ) があるかないか,( ロ )

日本機械学会 生産システム部門研究発表講演会 2015 資料

PowerPoint Presentation

Taro-1形成を戦略的に

02 IT 導入のメリットと手順 第 1 章で見てきたように IT 技術は進展していますが ノウハウのある人材の不足やコスト負担など IT 導入に向けたハードルは依然として高く IT 導入はなかなか進んでいないようです 2016 年版中小企業白書では IT 投資の効果を分析していますので 第 2 章

1. 狙い グローバルな産業構造や競争環境 競争ルールが大きく変化している中で グローバルに産業形成を主導していく事業戦略が求められており そのために知的財産や標準化の新たな戦略的活用が求められています 本研修プログラムでは それらの事業や知的財産における新しい潮流を様々な視点 ケースを通じて学びな

説明項目 1. 審査で注目すべき要求事項の変化点 2. 変化点に対応した審査はどうあるべきか 文書化した情報 外部 内部の課題の特定 リスク 機会 関連する利害関係者の特定 プロセスの計画 実施 3. ISO 14001:2015への移行 EMS 適用範囲 リーダーシップ パフォーマンス その他 (

( 続紙 1 ) 京都大学博士 ( 経済学 ) 氏名衣笠陽子 論文題目 医療経営と医療管理会計 ( 論文内容の要旨 ) 本論文は 医療機関経営における管理会計システムの役割について 制度的環境の変化の影響と組織構造上の特徴の両面から考察している 医療領域における管理会計の既存研究の多くが 活動基準原

Microsoft Word - keiei04.doc

1) 3 層構造による進捗管理の仕組みを理解しているか 持続可能な開発に向けた意欲目標としての 17 のゴール より具体的な行動目標としての 169 のターゲット 達成度を計測する評価するインディケーターに基づく進捗管理 2) 目標の設定と管理 優先的に取り組む目標( マテリアリティ ) の設定のプ

ソリューション営業の戦略 ~ プロジェクトは提案から始まっている ~ アンケート ソリューション営業 を実現する人材の育成上の課題 セミナー受講者に対し ソリューション営業 の導入状況や ソリューション営業 を実践する人材の育成上の課題を アンケート形式で伺いました 本セミナーの出席者は ソリューシ

事業戦略の計画実践を支援する プロジェクト思考開発研修 リーダー研修概要 2004 年 本資料は以下の利用条件を十分ご確認の上ご利用ください 1. 本資料に関する著作権 商標権 意匠権を含む一切の知的財産権は株式会社スプリングフィールドに所属しています 2. 株式会社スプリングフィールドの事前の承諾

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション

CHIBA KOGYO BANK REPORT Contents Profile 01 CHIBA KOGYO BANK REPORT 2016

PowerPoint プレゼンテーション

1. のれんを資産として認識し その後の期間にわたり償却するという要求事項を設けるべきであることに同意するか 同意する場合 次のどの理由で償却を支持するのか (a) 取得日時点で存在しているのれんは 時の経過に応じて消費され 自己創設のれんに置き換わる したがって のれんは 企業を取得するコストの一

に異なることもありますのでご留意願います 3.3 ヶ年の収益展望 ( 連結 ) の達成条件について 当社は下記 3 ヶ年の収益展望 ( 連結 ) における目標値を達成するため 以下の達成条件を今後のアクションプ ランとして実行してまいります 現状の事業ドメインにおける達成条件 自社製品の拡販 自社製


内部統制ガイドラインについて 資料

IFRS基礎講座 IFRS第1号 初度適用

各取組は PDCA サイクルを回し効果を評価し 目標が達成できない見通しとなったときは さらなる総量の縮減や取組 体制の強化等 基本方針等を見直します [ 図表 40] [ 図表 40:PDCA サイクル ] 計画修正 Action 計画修正 Action Plan Check 計画等修正 Acti

ソフト活用事例③自動Rawデータ管理システム

15288解説_D.pptx

Microsoft PowerPoint 資料.ppt

2014 中期経営計画総括 (2012 年度 ~2014 年度 )

スライド 1

PowerPoint プレゼンテーション

MogiExam 専門的な MogiExam は権威的な資料を提供します

平成18年度標準調査票

untitled

タイトル(必要に応じて中央揃えに)

営業活動 人それぞれ 暗黙知 Aさんの商談手順 Cさんの商談手順 Bさんの商談手順 できる営業 が受注するために 必ずやっている基本動作 体系的に整理 営業活動プロセス できる営業 のノウハウを見える化 形式知 2

社是 経営理念 長期ビジョン Ⅱ. 新中期経営計画 innovate on 2019 just move on! の概要 社是 人の和と創意で社会に貢献 経営理念 1. 最高の品質創りを重点に社業の発展を図り社会に奉仕する 2. 全員の創意を発揮し顧客のニーズに対応した特色ある技術を開発する 3.

22222

平成 27 年度調査結果概要 (1) 大学発ベンチャー設立状況等調査平成 27 年度調査において存在が確認された大学発ベンチャー ( 以下 VB ) は 1,773 社と微増 ( 平成 26 年度調査で確認されたのは 1,749 社 ) また 平成 26 年度調査時は黒字化した VB の割合が 43

Oracle Un お問合せ : Oracle Data Integrator 11g: データ統合設定と管理 期間 ( 標準日数 ):5 コースの概要 Oracle Data Integratorは すべてのデータ統合要件 ( 大量の高パフォーマンス バッチ ローブンの統合プロセスおよ

8 戦略推進のマネジメント 〇 〇 (1) バランスト スコアカードの3つの目的 〇 〇 (2) 4つの視点と戦略マップ 〇 〇 (3) 重要業績評価指標 〇 〇 III. 組織論の基礎 〇 〇 (1) 組織と組織論 〇 〇 (2) 組織構造と管理コスト 〇 〇 (3) 集権化と分権化 〇 〇 IV

イノベーション活動に対する山梨県内企業の意識調査

Transcription:

第 131 回 CFO セミナー ビジネス構造化経営 の理論とフレームワーク ~ 3 つの扉 を通じ 目的指向 全体 長期最適を満たす ~ 2010. 8. 19 株式会社クニエマネージングディレクター 武井淳

構成 1. 基本メッセージ 2. 経営の典型的課題と対応方向 3. 経営への提言 2

1. 基本メッセージ 競争優位 競争同位 ~ 他社が容易に気づくことは達成難度低い これまでの経営 改革手法は限界 ' 属人的 ( 容易にはできない根本 構造 ベース 徹底した 構造的視点 によって 優位 へブレークスルー ビジネス構造化 経営理論 3

1. 基本メッセージ ~ 本日確認いただきたいこと 本日の 提言 を踏まえ 自社の改革について確認いただきたい 4 点 1 ベストプラクティスアプローチの罠に陥っていないか? 業界横並びの SCM,CRM,ERP などの導入だけに終わる改革 業界の常識思考 2 限られた経営リソースを配分する 選択 ができているか? そもそも 選択 する対象は明らかか? 市場 や 事業 は正しく認識し間違ったスタートラインにいないか? BPR を既存の組織ありきからスタートしていないか? 3 自社を十分に理解しているか? 自社のビジネスは何か? 構造的に説明できるか? 自社の IT や人材 ' リソース ( は価値創出のどこに効いているのか説明できるか? 4 経営 の根拠は正しいか?' 戦略や改革の方法は合目的的 統合的 網羅的か ( 不完全なフレームワークは捨てることミスリードの元凶とさえいえる例としては BSC 企業の活動や施策は本当は 成果 につながっていない点があるのでは? 企業経営や改革を見直し 企業を競争優位へ持っていくポテンシャルがあるのでは? 4

1. 基本メッセージ ~ ビジネス構造化 経営とは ビジネス構造化 経営の時代 戦略ポジショニング SI の時代 BI の時代 BPR+ERP 業務 IT 人 RBV 3 つの経営要件 の充足 1. 目的指向 2. 全体最適構造指向 3. 長期最適構造指向 3 つの扉 を通じた経営 1. 構造的全体俯瞰 2. 構造ベース戦略と一貫 3. 継続的改革サイクル化 6 つの基本概念 1. ビジネススコープ構造化 ' 顧客 オーナー指向経営 ( 2. ケーパビリティ構造化 ' ケーパビリティベース経営 ( 3. 価値 / 成果構造化 4. 顧客価値とオーナー価値ポジションバランスの戦略 5. 目的一貫改革 設計 ' 業務 統制機構 リソース ( 6. ビジネス構造モデルベース改革サイクル ビジネスの 構造 ( 対立と連動 ) に着目し 目的 への最適化を指向する経営 これまでの経営理論の発展の上に立つ 最先端の統合的理論とフレームワークに基づく経営 5

2. 経営の典型的課題と対応方向 問いが果たされていない状態での典型的課題 1 顧客不在 : 商品ありき 供給都合 偏重 2 選択不十分 : 思い込み 選択対象不明確 考察順序誤り 3 個別ベースの改革 : 部門単位 領域単位の改革 4 統制のための統制 : 作るだけの制度 経営と乖離した制度 5 ビジネスとリソースの断絶 : ツールありき ビジネスとツールの乖離 6 効率化指向の改革 : 人時 ベースにとどまる改革 7 一過性の改革 : 毎回一から検討 前提 仮説変化に対応できず 6

2. 経営の典型的課題と対応方向 ~ 典型的課題の位置づけ '1/2( 2 選択不十分 株主 ビジネススコープ戦略 業務戦略? リソース戦略? 統制戦略? ' 組織 制度 ( 1 顧客不在 商品 4 統制のための統制 3 個別ベースの改革 個別組織 6 効率化指向の改革 5 ビジネスとリソースの断絶 人材 IT 設備知財 7

2009 Jun Takei& Zacatii Consulting, Inc. All rights reserved. 2010 QUNIE CORPORATION. All rights reserved. 8 Vision/Plan 改革 PMO Execution Operation ビジネススコープ戦略策定ケイパビリティ全体構造設計改革マネジメントプラットフォーム構築ケイパビリティ設計定着 運用断絶の所在 7 一過性の改革 2. 経営の典型的課題と対応方向 ~ 典型的課題の位置づけ '2/2(

2. 経営の典型的課題と対応方向 ~ 1 顧客不在 '1/3( 課題 あるべき経営 1 顧客不在 顧客軸ベース 典型的事象 '= 危険信号 ( - 市場 の認識は商品単位の視点 需要 といったときに商品ありきでの需要想定 - 顧客の議論など 細かい ことは後だ - 自社の事業戦略とは実は商品戦略 顧客に関しては戦術レベルで出てくるのみ 収益が伸び悩み ' 競合との競争 ( 顧客ニーズを捉えきれないマネジメント 構造要因 ビジネス認識に 顧客軸 が不在 戦略や計画 管理は供給視点 ' 商品軸 ( 主体 顧客に関してはマーケティング ' 戦術レベル ( の扱い 企業内部が 顧客 を基点にせず 顧客基点 は題目にすぎない 改革は組織単位から 本質的解決 顧客軸ベース俯瞰 顧客の選択行動構造の差異による 顧客パターン 選択行動構造の領域 = 顧客接点 = 事業の認識単位 顧客基点での企業全体を貫く構造 ' 顧客軸ベース戦略 顧客軸ベース改革 ( 顧客接点 '= 価値ケース ( ごとに戦略 顧客接点 '= 価値ケース ( ごとに業務フロー 9

2. 経営の典型的課題と対応方向 ~ 1 顧客不在 '2/3( 顧客自体の 価値創出構造 '= 選択行動構造 ( の理解とその上で認識する 事業 '= 顧客価値領域 ( 経営リード業務活動群 コア業務活動群 需要開発 商品提供 ' 商品視点 / 供給視点 ( 顧客対応 ' 顧客視点 ( 事業開発 案件開発 ' 営業 ( 顧客ソリューション サーヒ ス提供設備の整備 サービス提供 顧客対応 設計調達施工保守対価 請求 入金 顧客マネジメント 顧客の顧客 サービス提供会社のサービスインフラ設備の提供 財的サービスリソースマネジメントステークホルタ レホ ーティンク サポート業務活動群 人的サービス IT サービス 物的サービス リソースマネジメント リソースマネジメント リソースマネジメント ステークホルタ レホ ーティンク 法人の自社向け 設備 の提供 最終顧客パターン 知的サービスリソースマネジメントステークホルタ レホ ーティンク これまで : 電気工事 土木工事 構造化 : サービスインフラ提供 社内インフラ提供 10

2. 経営の典型的課題と対応方向 ~ 1 顧客不在 '3/3( 顧客軸ベースでのビジネスの基本的な捉え方 ビジネススコープ構造 企業内部構造 '= ケーパビリティ構造 = 価値創出構造 ( 顧客構造 商品構造 顧客パターン ' 選択行動構造 ( 商品パターン ' 要求への代替案 ( 業務構造 統制構造 顧客要求価値 ' 機能 性能レベル ( 顧客価値領域 対立連動 対立連動 リソース構造 対立連動 価値ケース 11

2. 経営の典型的課題と対応方向 ~ 2 選択不十分 '1/2( 課題 あるべき経営 2 選択不十分 顧客価値 株主価値ベース選択 典型的事象 '= 危険信号 ( - せっかく収益を上げているのだから 部門を廃止するのはもったいない - あらゆる顧客の要望に応えるのがわが社の顧客指向だ -PPM でも商品ポートフォリオを取れといっている 多角化だ リソースが分散されどこでも十分には勝てなくなる 勝てるところが特定できない 構造要因 選択 の軸が曖昧 産業 分類では経営の役に立たない 選択 の基準が曖昧 株主? 顧客? 社員? 年次? 売上? 利益? 本質的解決 顧客軸と商品軸の対立バランス 顧客価値領域 商品パターン 地理的エリア シナジーが高いのは顧客軸上の連動関係が基本 顧客価値ポジションと企業価値ポジション 第一に顧客価値ポジションがすべてを規定 第二にオーナー価値ポジション ' 企業価値 ( このバランスがターゲット 12

2. 経営の典型的課題と対応方向 ~ 2 選択不十分 '2/2( 企業目的と対象の具体化 : 顧客価値ポジション と オーナー価値ポジション の選択 = 企業戦略 顧客 オーナー 顧客からの選択 顧客の選択 オーナーからの選択 オーナーの選択 顧客価値ポジション 最適バランス オーナー価値ポジション ' 企業価値ポジション ( 顧客への自社意義 提供機能 ' 顧客価値領域 ( 提供性能 ' スピード等 ( 価格レベル 認知レべル 供給量 価値ケース の選択 ' 顧客軸ベース * オーナー視点 ( ケーパビリティ構造規定 ( 企業内部 ( 株主への自社意義 創出キャッシュ 投資 費用 成長ステージ リスク 対競合ポジション リターン これまで : 商品 と 提供地域 を選択 又は総花 構造化 : 価値ケース を選択 = 基本ステークホルダ ' 顧客 株主 ( への価値ポジションを選択 13

ビジネススコープ構造化 * 顧客価値ポジション 企業価値ポジションバランス戦略 顧客 株主 戦略層 顧客価値ポジション オーナー価値ポジション ビジネススコープ戦略 業務戦略 リソース戦略 統制戦略 経営 業務層 全体俯瞰層 価値ケース ' 接点 ( 顧客構造 商品構造 ビジネススコープ構造 垂直プロセス 業務層 個別組織 顧客軸ベース 顧客価値 株主価値ベース選択 人材 IT 設備知財 14

2. 経営の典型的課題と対応方向 ~ 3 個別ベースの業務改革 '1/2( 課題 3 個別ベースの業務改革 あるべき経営 全体俯瞰ベースの業務改革 典型的事象 '= 危険信号 ( - 製造部門は製造部門などそれぞれが改革 - うちは 全体視点で改革をしている 全体視点とは SC 全体などだ -SAP や Oracle を入れたのはよかったが 業務システムが 2 重になってしまった - 製造主導が強いので 営業に価格責任を持たせたが 結局製造が支援し積み上げで決まる 構造要因 全体 と 全体最適 の認識誤り 組織 軸が全体を決める基準ではない 構造的に 全体 の基本単位はまず顧客接点 個別効率の集積が全体効果ではない 部分主導 のアプローチ 構造的な責任分界点がリスクポイント - 製造にスキルが集中したままの 営業主導 - デマンドベースの SCM? 本質的解決 目的に照らした 全体 と 全体最適 概念 第一に顧客接点からの垂直プロセス全体 第二に企業全体での水平的最適 全体構造ベースの改革 顧客軸に責任とスキルを持つ組織 商品軸に責任とスキルを持つ組織 両者の接点構造の最適化 15

2. 経営の典型的課題と対応方向 ~ 3 個別ベースの業務改革 '2/2( 自社の価値ケースごとの 価値創出構造 の理解とその上での業務改革の位置づけ 経営リード業務活動群 企業全体レベル事業レベル コア業務活動群 需要開発 ' 長期 短期 ( 商品提供 ' 商品視点 / 供給視点 ( 顧客対応 ' 顧客視点 ( 価値ケース 長期需要開発 案件開発 管理 : 契約 顧客ソリューション 目的全体 設計 調達 施工 保守 顧客 工事 提供 サービス 基本設計 詳細設計 材料要員 提供 サービスインフラ提供 社内インフラ提供 対価 顧客マネジメント 顧客 財的サービスリソースマネジメントステークホルタ レホ ーティンク サポート業務活動群 人的サービス IT サービス 物的サービス リソースマネジメント リソースマネジメント リソースマネジメント ステークホルタ レホ ーティンク ステークホルタ レホ ーティンク ステークホルタ レホ ーティンク 知的サービスリソースマネジメントステークホルタ レホ ーティンク これまで : 組織 ごとに業務フロー設計 構造化 : 価値ケース ベースに垂直プロセス全体を設計 16

2. 経営の典型的課題と対応方向 ~ 4 統制のための統制 課題 4 統制のための統制 あるべき経営 目的のための統制 典型的事象 '= 危険信号 ( - 予算制度と業績評価制度で指標が異なる ' 片や利益 片や売上 事業の単位も異なる ( - 内部統制や国際会計基準に制度的には IT, 業務とも準拠したが 業務管理とは別 所管も別 - 情報が入ってくるときには 軌道修正はもう間に合わない 構造要因 統制機構 の位置づけ曖昧 不十分 制度変更対応都度でのつぎはぎの機構 統制機構 間 業務 統制間の連動不十分 統制機構ごとに 成果視点 や 統制ルール 異なる 統制に必要な時点と情報が業務として整備していない 本質的解決 目的に照らした 統制サイクル 概念 長期 中期 '3-5 年 ( 短期 ' 年 ( 計画 ~ 運用 ~ 評価 ビジネスレべル 業務レベル リソースレベル 統制機構間の連動 業務 統制の連動 統制機構間で 成果視点 と 統制ルール 共有 統制接点 ' 業務情報 統制 ( の構造最適化 17

ケーパビリティ構造化 ' 業務 統制構造化 (* 目的一貫 ' 業務 統制機構へ ( 顧客 株主 戦略層 顧客価値ポジション オーナー価値ポジション ビジネススコープ戦略 業務戦略 リソース戦略 統制戦略 経営 業務層 全体俯瞰層 価値ケース ' 接点 ( 顧客構造 商品構造 ビジネススコープ構造 垂直プロセス 水平サブプロセス 業務構造 長期 中期 短期 統制構造 業務層 個別組織 全体俯瞰ベースの業務改革 目的のための統制 人材 IT 設備知財 18

2. 経営の典型的課題と対応方向 ~ 5 ビジネスとリソースの断絶 課題 5 ビジネスとリソースの断絶 あるべき経営 ビジネス リソース一貫 典型的事象 '= 危険信号 ( - 自社売上の四分の一以上が 外注 による真水でない売上である -IT 化や設備投資のビジネス効果が上がらない あるいはよくわからない - 会社全体では人が余っているのに 一部の部門だけいつも忙しい - リソースありきで改革が進む 構造要因 目的 から リソース に連動しない構造 製品固有の機能名ベースの設計 内外製を同じ土俵でみる仕組みでない リソース が経営の基盤として機能しない IT 屋 人事屋は 戦略 レベルに参加できない 単なるツールの位置づけ ( トップダウンだけ ( 本質的解決 目的からリソースへ連動する構造化 業務視点 でのリソースおよび内外製の捉え方 ~ 業務サービス軸 / 情報論理軸ベース リソースプラットフォームベースの経営 IT, 人的リソースなどの専門的視点を 業務サービス 伝いで戦略レベルで融合 19

ケーパビリティ構造化 ' リソース構造化 (* 目的一貫 ' リソースへ ( 顧客 株主 ビジネス リソース一貫経営 戦略層 顧客価値ポジション オーナー価値ポジション ビジネススコープ戦略 業務戦略 リソース戦略 ケーパビリティ戦略 統制戦略 経営 業務層 全体俯瞰層 価値ケース ' 接点 ( 顧客構造 商品構造 ビジネススコープ構造 垂直プロセス 水平サブプロセス 業務構造 リソース構造 ケーパビリティ構造 長期 中期 短期 統制構造 業務層 業務 リソース接点 : 業務サービス 個別組織 フォーム層 プラット リソース 財的リソースプラットフォーム 人的リソースプラットフォーム IT リソースプラットフォーム 設備リソースプラットフォーム 知的リソースプラットフォーム 外製 20

2. 経営の典型的課題と対応方向 ~ 6 効率化指向の改革 課題 6 効率化指向の改革 あるべき経営 価値創出指向の改革 典型的事象 '= 危険信号 ( - 改革効果を人時でのみ測る 人時は減ったが リソース費用は減らない - 業務活動ごとに費用を 10% 削減したが 成長が止まってしまった 構造要因 効率 を測る単位が不適切 部門単位 効率 は価値創出へ必要十分でない 全体に影響しない効率化は意味がない 本質的解決 目的に連動する構造の単位で測定 垂直プロセス全体が基本 ' 社内外のすべてのプレーヤまで含む ( 目的に連動する成果の体系化 基本ステークホルダ価値 価値創出要因となるビジネス成果ビジネススコープ成果 業務成果 リソース成果 21

価値 / 成果構造化 * 目的一貫 顧客 株主 価値創出指向の改革 戦略層 顧客価値ポジション オーナー価値ポジション ビジネススコープ戦略 業務戦略 リソース戦略 ケーパビリティ戦略 統制戦略 経営 業務層 全体俯瞰層 価値ケース ' 接点 ( 顧客構造 商品構造 ビジネススコープ構造 垂直プロセス 水平サブプロセス 業務構造 リソース構造 ケーパビリティ構造 長期 中期 短期 統制構造 企業価値 顧客価値 価値創出要因 成果体系 業務層 業務 リソース接点 : 業務サービス 個別組織 フォーム層 プラット リソース 財的リソースプラットフォーム 人的リソースプラットフォーム IT リソースプラットフォーム 設備リソースプラットフォーム 知的リソースプラットフォーム 外製 22

2. 経営の典型的課題と対応方向 ~ 7 一過性の改革 課題 7 一過性の改革 あるべき経営 継続的改革サイクル化 典型的事象 '= 危険信号 ( - 改革プロジェクトは毎回計画時にコンサルが提案するアプローチを採用する - プロジェクトのたびに業務フローや投資効果の形式が異なる - プロジェクトが解散すると業務チームのスタッフは元の部署に戻る - 計画文書は維持対象ではないので 更新しない 構造要因 改革は一時施策とする認識 改革を専門とするスキルの蓄積不十分 運用担当は IT や 設備 のみ 本質的解決 共有モデルをベースにした継続サイクル 前提の変化 仮説の軌道修正の反映 今回より次回 次回より次々回と蓄積する知見 モデルを維持し改革を主導する組織化 ビジネスアーキテクト などの改革の専門家 ビジネス の運用 業務 の運用 23

2009 Jun Takei& Zacatii Consulting, Inc. All rights reserved. 2010 QUNIE CORPORATION. All rights reserved. 24 継続的改革サイクル化 Vision/Plan 改革 PMO Execution Operation ビジネススコープ戦略策定ケイパビリティ全体構造設計改革マネジメントプラットフォーム構築ケイパビリティ設計定着 運用継続的改革サイクル化ビジネス構造モデルを核ビジネス構造化推進組織

2. 経営の典型的課題と対応方向 ~ 総括 '1/2( 1 顧客不在 2 選択不十分 典型的課題 あるべき経営 ' 基本概念 ( 顧客軸ベース 顧客価値 株主価値ベース選択 ビジネススコープ構造化 顧客価値とオーナー価値ポジションバランスの戦略 3 個別ベースの業務改革 全体俯瞰ベースの業務改革 4 統制のための統制 5 ビジネスとリソースの断絶 目的のための統制 ビジネス リソース一貫 ケーパビリティ構造化 目的一貫改革 設計 6 効率化指向の改革 7 一過性の改革 価値創出指向の改革 継続的改革サイクル化 価値 / 成果構造化 ビジネス構造モデルベース改革サイクル 25

2. 経営の典型的課題と対応方向 ~ 総括 '2/2( : 課題を克服した経営の姿 顧客 株主 戦略層 顧客価値ポジション オーナー価値ポジション ビジネススコープ戦略 業務戦略 リソース戦略 ケーパビリティ戦略 統制戦略 経営 業務層 全体俯瞰層 価値ケース ' 接点 ( 顧客構造 商品構造 ビジネススコープ構造 垂直プロセス 水平サブプロセス 業務構造 リソース構造 ケーパビリティ構造 長期 中期 短期 統制構造 企業価値 顧客価値 価値創出要因 成果体系 業務層 業務 リソース接点 : 業務サービス 個別組織 フォーム層 プラット リソース 財的リソースプラットフォーム 人的リソースプラットフォーム IT リソースプラットフォーム 設備リソースプラットフォーム 知的リソースプラットフォーム 外製 26

3. 経営への提言 : ビジネス構造化経営の 3 つの要件 あるべき経営 ' 基本概念 ( 顧客軸ベース顧客価値 株主価値ベース選択全体最適ベースの業務改革目的のための統制ビジネス リソース一貫経営価値創出指向の改革 ビジネス構造化経営の 3 つの要件 目的指向経営 本質的 徹底的な顧客指向経営 両者をバランスする株主指向経営 全体最適構造指向経営 目的から一貫する価値連動経営 目的への基盤フル活用のケーパビリティベース経営 長期最適構造指向経営 ビジネス構造化経営 継続的改革サイクル化 27

3. 経営への提言 : 完全なフレームワークでの経営 ビジネス構造化フレームワーク 基本ステークホルダ ' オーナー 顧客 ( 要件 価値ケース 価値 戦略層 ポ顧ジ客シ価ョン値 企業全体戦略 事業戦略 オポージナシーョン価値 戦略成果 経営 業務層 全体俯瞰層 業務個別層 ビジネススコープ構造 ' 顧客 ) 商品 価値ケース ( 業務構造 業務プロセス リソース論理構造 統制 l 構造 統制機構 リソース論理単位 ' 業務サービス 情報 ( 成果体系 成果尺度 指標 可変的 臨機的 要件 業務サービス 制約 プラットフォーム層 人的プラット フォーム層 ITプラットフォーム層 データ層アプリ層技術基盤層 設備プラット フォーム層 知的プラット フォーム層 フォーム層 財的プラット 固定的 長期的 28

3. 経営への提言 : ビジネス構造化経営へ取り組む 3 つの扉 '1/5( あるべき経営 ' 基本概念 ( 取り組みへの 3 つの扉 顧客軸ベース 顧客価値 株主価値ベース選択 全体最適ベースの業務改革 目的のための統制 ビジネス リソース一貫経営 第一の扉 : 構造的全体俯瞰 第二の扉 : 構造ベース改革 構造ベース戦略 目的一貫の業務 統制 リソース 第三の扉 : 継続的改革サイクル化 価値創出指向の改革 継続的改革サイクル化 29

3. 経営への提言 : ビジネス構造化経営へ取り組む 3 つの扉 '2/5( 顧客 株主 顧客価値ポジション オーナー価値ポジション 全体俯瞰層 価値ケース ' 接点 ( 顧客構造 商品構造 ビジネススコープ構造 垂直プロセス 水平サブプロセス 業務構造 リソース構造 ケーパビリティ構造 長期 中期 短期 統制構造 企業価値 顧客価値 価値創出要因 成果体系 構造的全体俯瞰 個別組織 30

3. 経営への提言 : ビジネス構造化経営へ取り組む 3 つの扉 '3/5( 戦略層 顧客 顧客価値ポジション 株主 オーナー価値ポジション ビジネススコープ戦略 業務戦略 リソース戦略 ケーパビリティ戦略 統制戦略 構造ベース戦略 経営 業務層 全体俯瞰層 価値ケース ' 接点 ( 顧客構造 商品構造 ビジネススコープ構造 垂直プロセス水平サブプロセス 業務構造 リソース構造 ケーパビリティ構造 長期 中期 短期 統制構造 企業価値 顧客価値 価値創出要因 成果体系 個別組織 31

3. 経営への提言 : ビジネス構造化経営へ取り組む 3 つの扉 '4/5( 顧客 株主 戦略層 顧客価値ポジション オーナー価値ポジション ビジネススコープ戦略 業務戦略 リソース戦略 ケーパビリティ戦略 統制戦略 経営 業務層 全体俯瞰層 価値ケース ' 接点 ( 顧客構造 商品構造 ビジネススコープ構造 垂直プロセス 水平サブプロセス 業務構造 リソース構造 ケーパビリティ構造 長期 中期 短期 統制構造 企業価値 顧客価値 価値創出要因 成果体系 フォーム層 プラット 業務層 リソース 財的リソースプラットフォーム 人的リソースプラットフォーム 業務 リソース接点 : 業務サービス IT リソースプラットフォーム 設備リソースプラットフォーム 個別組織 知的リソースプラットフォーム 外製 目的一貫 32

3. 経営への提言 : ビジネス構造化経営へ取り組む 3 つの扉 '5/5( 戦略層 顧客 顧客価値ポジション 株主 オーナー価値ポジション ビジネススコープ戦略 業務戦略 リソース戦略 ケーパビリティ戦略 統制戦略 構造ベース戦略 経営 業務層 全体俯瞰層 価値ケース ' 接点 ( 顧客構造 商品構造 ビジネススコープ構造 垂直プロセス水平サブプロセス 業務構造 リソース構造 ケーパビリティ構造 長期 中期 短期 統制構造 企業価値 顧客価値 価値創出要因 成果体系 構造的全体俯瞰 フォーム層 プラット 業務層 リソース 財的リソースプラットフォーム 人的リソースプラットフォーム 業務 リソース接点 : 業務サービス IT リソースプラットフォーム 設備リソースプラットフォーム 個別組織 知的リソースプラットフォーム 外製 目的一貫 33

3. 経営への提言 : 総括 1ベストプラクティスアプローチの罠に陥っていないか? 2 限られた経営リソースを配分する 選択 ができているか? 3 自社を十分に理解しているか? 4 経営 の根拠は正しいか?' 戦略や改革の方法は合目的的 統合的 網羅的か ( 経営への二つの提言 1. ベストプラクティスアプローチからの脱却 2. 徹底した顧客指向に立ち ビジネス構造化経営 への3つの扉を開けること ~3 つの経営要件 ' 目的指向 全体最適 長期最適 ( 充足の完全なフレームワークでの経営 3 つの扉 を通じた経営 1. 構造的全体俯瞰 2. 構造ベース戦略と一貫 3. 継続的改革サイクル化 6 つの基本概念 に基づく経営 1. ビジネススコープ構造化 ' 顧客 オーナー指向経営 ( 2. ケーパビリティ構造化 ' ケーパビリティベース経営 ( 3. 価値 / 成果構造化 4. 顧客価値とオーナー価値ポジションバランスの戦略 5. 目的一貫改革 設計 ' 業務 統制機構 リソース ( 6.. ビジネス構造モデルベース改革サイクル 競争優位へのブレークスルー 34

出版物のご案内 書籍 : ビジネス構造化経営理論 顧客に選ばれ 企業価値を生みだす武井淳著発行 2010 年 7 月 8 日出版社ダイヤモンド社価格 3,780 円 ISBN コード ISBN978-4-478-01267-3 雑誌記事 : ダイヤモンドハーバードビジネスレビュー連載 ( 全 6 回 ): ビジネス構造化経営 2010 年 8 月号より 2011 年 1 月号まで 35

株式会社クニエマネージングディレクター 武井淳 takeij@qunie.com