存や入院に何か影響するのか ) を明らかにします 取得する情報 基本情報 : 施設名 施設年間症例 施設地域 記入者 記入日 DPC 番号 ( 患者 ID として使用 ) 心不全患者としての適格性の判定 ( 適格 不適格 ) 入院日 生年月日 性別 身長 体重入院時退院時患者背景 : 心不全入院歴

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CCU で扱っている疾患としては 心筋梗塞を含む冠動脈疾患 重症心不全 致死性不整脈 大動脈疾患 肺血栓塞栓症 劇症型心筋炎など あらゆる循環器救急疾患に 24 時間対応できる体制を整えており 内訳としては ( 図 2) に示すように心筋梗塞を含む冠動脈疾患 急性大動脈解離を含む血管疾患 心不全など

循環器 Cardiology 年月日時限担当者担当科講義主題 平成 23 年 6 月 6 日 ( 月 ) 2 限目 (10:40 12:10) 平成 23 年 6 月 17 日 ( 金 ) 2 限目 (10:40 12:10) 平成 23 年 6 月 20 日 ( 月 ) 2 限目 (10:40 1

別紙様式第1

臨床研究実施計画書

パスを活用した臨床指標による慢性心不全診療イノベーション よしだ ひろゆき 福井赤十字病院クリニカルパス部会長循環器科吉田博之 緒言本邦における心不全患者数の正確なデータは存在しないが 100 万人以上と推定されている 心不全はあらゆる心疾患の終末像であり 治療の進步に伴い患者は高齢化し 高齢化社会

疫学研究の病院HPによる情報公開 様式の作成について

50% であり (iii) 明らかな心臓弁膜症や収縮性心膜炎を認めない (ESC 2012 ガイドライン ) とする HFrEF は (i)framingham 診断基準を満たす心不全症状や検査所見があり (ii) は EF<50% とした 対象は亀田総合病院に 年までに初回発症

2019/7/9 市民公開講座 2019 健やかな高齢社会を生きるために心臓を守ろう ~ 心不全を知るコトから始めよう ~ 藤枝市立総合病院循環器内科渡辺明規 2019 年 7 月 7 日藤枝市民会館 1

第 3 節心筋梗塞等の心血管疾患 , % % % %

認定看護師教育基準カリキュラム

循環器疾患診療実態調査組織 IT/Database 委員会委員長小川久雄 委員 小野稔東京大学大学院医学系研究科 委員 香坂俊慶應義塾大学病院 委員 興梠貴英自治医科大学附属病院 委員 斎藤能彦奈良県立医科大学 委員 宍戸稔聡国立循環器病研究センター研究所循環器病統合情報センター 委員 筒井裕之九州

Microsoft Word - 44-第4編頭紙.doc

心房細動1章[ ].indd

ここが知りたい かかりつけ医のための心不全の診かた

ただし 対象となることを希望されないご連絡が 2016 年 5 月 31 日以降にな った場合には 研究に使用される可能性があることをご了承ください 研究期間 研究を行う期間は医学部長承認日より 2019 年 3 月 31 日までです 研究に用いる試料 情報の項目群馬大学医学部附属病院産科婦人科で行

心臓静脈動脈体循環 心臓の働き 肺循環 心臓は 全身に血液を送り出すポンプの働きをしています 生命維持に必要な酸素や栄養素などを含む血液を 拍動によって肺や全身へめぐらせます 肺循環心臓と肺のあいだをめぐる血液循環です 肺で酸素を取り入れ 二酸化炭素を放出します 体循環心臓と全身のあいだをめぐる血液

<4D F736F F D E C CD89F382EA82E982B182C682AA82A082E991BA8FBC90E690B6816A2E646F63>

受給者番号 ( ) 患者氏名 ( ) 告示番号 72 慢性心疾患 ( ) 年度小児慢性特定疾病医療意 書 新規申請用 経過 ( 申請時 ) 直近の状況を記載 2/2 薬物療法 強心薬 :[ なし あり ] 利尿薬 :[ なし あり ] 抗不整脈薬 :[ なし あり ] 抗血小板薬 :[ なし あり

03 【資料1】急性期の診療提供体制構築に向けた考え方(案)_final

14栄養・食事アセスメント(2)

大腸癌術前化学療法後切除標本を用いた免疫チェックポイント分子及び癌関連遺伝子異常のプロファイリングの研究 

り ( 狭窄といいます ) 血管が急にけいれんして狭くなったり( 攣縮 ) 血の塊( 血栓 ) が出来て詰まってしまうことがあります 冠動脈が狭く十分に心臓の筋肉に血液が供給されない状態で 胸が締め付けられるような感覚 痛みなどを伴った場合 狭心症とよび 循環器専門施設で冠動脈の状態をカテーテルで調

第 1 回非感染性疾患対策に資する循環器病の診療情報の活用の在り方に関する検討会 ( 平成 31 年 1 月 9 日 ) 循環器疾患診療実態調査 (JROAD) /JROAD- DPC を用いた循環器診療の可視化 資料 6 国立循環器病研究センター (NCVC) 安田聡, 西村邦宏, 宮本恵宏, 小

印刷用1

今後のがん等における緩和ケアの更なる推進に関する検討会の進め方とスケジュールについて

目 次 1. はじめに 2. 臨床研究とは 3. 研究の目的 意義 4. 研究の対象と方法 5. 研究への自由意志参加 同意取消しの自由 6. 研究責任者 組織 7. 研究の場所 期間 8. 研究試料と情報の取り扱い 9. 研究結果の扱い 10. 研究資金源 11. 利益相反 12. 研究参加者の負

心臓血管外科カリキュラム Ⅰ. 目的と特徴心臓血管外科は心臓 大血管及び末梢血管など循環器系疾患の外科的治療を行う診療科です 循環器は全身の酸素 栄養供給に欠くべからざるシステムであり 生体の恒常性維持において 非常に重要な役割をはたしています その異常は生命にとって致命的な状態となり 様々な疾患

群馬大学人を対象とする医学系研究倫理審査委員会 _ 情報公開 通知文書 人を対象とする医学系研究についての 情報公開文書 研究課題名 : がんサバイバーの出産の実際調査 はじめに近年 がん治療の進歩によりがん治療後に長期間生存できる いわゆる若年のがんサバイバーが増加しています これらのがんサバイバ

同意説明文書(見本)

また リハビリテーションの種類別では 理学療法はいずれの医療圏でも 60% 以上が実施したが 作業療法 言語療法は実施状況に医療圏による差があった 病型別では 脳梗塞の合計(59.9%) 脳内出血 (51.7%) が3 日以内にリハビリテーションを開始した (6) 発症時の合併症や生活習慣 高血圧を

更生相談・判定依頼のガイド

know6

心疾患患による死亡亡数等 平成 28 年において 全国国で約 20 万人が心疾疾患を原因として死亡しており 死死亡数全体の 15.2% を占占め 死亡順順位の第 2 位であります このうち本県の死亡死亡数は 1,324 人となっています 本県県の死亡率 ( 人口 10 万対 ) は 概概ね全国より高

(2) レパーサ皮下注 140mgシリンジ及び同 140mgペン 1 本製剤については 最適使用推進ガイドラインに従い 有効性及び安全性に関する情報が十分蓄積するまでの間 本製剤の恩恵を強く受けることが期待される患者に対して使用するとともに 副作用が発現した際に必要な対応をとることが可能な一定の要件

ASSAF-K 登録用紙 記入方法

機能分類や左室駆出率, 脳性ナトリウム利尿ペプチド (Brain Natriuretic peptide, BNP) などの心不全重症度とは独立した死亡や入院の予測因子であることが多くの研究で示されているものの, このような関連が示されなかったものもある. これらは, 抑うつと心不全重症度との密接な

11.【最終版】プレスリリース修正  循環器内科泉家

佐賀県肺がん地域連携パス様式 1 ( 臨床情報台帳 1) 患者様情報 氏名 性別 男性 女性 生年月日 住所 M T S H 西暦 電話番号 年月日 ( ) - 氏名 ( キーパーソンに ) 続柄居住地電話番号備考 ( ) - 家族構成 ( ) - ( ) - ( ) - ( ) - 担当医情報 医

3 病型別 初発再発別登録状況病型別の登録状況では 脳梗塞の診断が最も多く 2,524 件 (65.3%) 次いで脳内出血 868 件 (22.5%) くも膜下出血 275 件 (7.1%) であった 初発再発別の登録状況では 初発の診断が 2,476 件 (64.0%) 再発が 854 件 (22

1 経 緯

心不全とは?(Fig.3) 心機能低下に起因する循環不全 と定義され 心臓が全身の組織における代謝の必要量に応じて 血液を十分駆出できない状態です 発症の仕方により 急性心不全 (acute heart failure:ahf) と慢性心不全 (chronic heart failure:chf)

糖尿病経口薬 QOL 研究会研究 1 症例報告書 新規 2 型糖尿病患者に対する経口糖尿病薬クラス別の治療効果と QOL の相関についての臨床試験 施設名医師氏名割付群記入年月日 症例登録番号 / 被験者識別コード / 1/12

2005年 vol.17-2/1     目次・広告

助成研究演題 - 平成 23 年度国内共同研究 (39 歳以下 ) 重症心不全の集学的治療確立のための QOL 研究 東京大学医学系研究科重症心不全治療開発講座客員研究員 ( 助成時 : 東京大学医学部附属病院循環器内科日本学術振興会特別研究員 PD) 加藤尚子 私は 重症心不全の集学的治療確立のた

障害程度等級表 心臓機能障害 1 級 心臓の機能の障害により 自己の身辺の日常生活活動が極度に制限されるもの 2 級 - 3 級 心臓の機能の障害により 家庭内での日常生活活動が著しく制限されるもの 4 級 心臓の機能の障害により 社会での日常生活活動が著しく制限されるもの

血液 尿を用いたライソゾーム病のスクリーニング検査法の検討 に関する説明書 一般財団法人脳神経疾患研究所先端医療研究センター 所属長衞藤義勝 この説明書は 血液 尿を用いたライソゾーム病のスクリーニング検査法の検討 の内容について説明したものです この研究についてご理解 ご賛同いただける場合は, 被

認定看護師教育基準カリキュラム改正(案)の概要

06. 【送付】プレスリリース原稿 LCZ696

d 運動負荷心電図でSTの低下が0.1mV 以上の所見があるもの ( イ ) 臨床所見で部分的心臓浮腫があり かつ 家庭内での普通の日常生活活動若しくは社会での極めて温和な日常生活活動には支障がないが それ以上の活動は著しく制限されるもの又は頻回に頻脈発作を繰り返し 日常生活若しくは社会生活に妨げと

課題名

埼玉医科大学電子シラバス

平成 26 年 ₇ 月 15 日発行広島市医師会だより ( 第 579 号付録 ) 2.NT-proBNP の臨床的意義 1 心不全 ( 収縮及び拡張機能障害 ) で早期より測定値が上昇するため 疾患の診断や病状の経過観察さらには予後予測等に活用できます 2NT-proBNP の測定値は疾患の重症度

虎ノ門医学セミナー

症例報告書の記入における注意点 1 必須ではない項目 データ 斜線を引くこと 未取得 / 未測定の項目 2 血圧平均値 小数点以下は切り捨てとする 3 治験薬服薬状況 前回来院 今回来院までの服薬状況を記載する服薬無しの場合は 1 日投与量を 0 錠 とし 0 錠となった日付を特定すること < 演習

01 表紙

する 研究実施施設の環境 ( プライバシーの保護状態 ) について記載する < 実施方法 > どのような手順で研究を実施するのかを具体的に記載する アンケート等を用いる場合は 事前にそれらに要する時間を測定し 調査による患者への負担の度合いがわかるように記載する 調査手順で担当が複数名いる場合には

現況解析2 [081027].indd

研究課題名 臨床研究実施計画書 研究責任者 : 独立行政法人地域医療推進機構群馬中央病院 群馬県前橋市紅雲町 1 丁目 7 番 13 号 Tel: ( 内線 )Fax: 臨床研究期間 : 年月 ~ 年月 作成日 : 年月日 ( 第 版

1 疾患別医療費札幌市国保の総医療費に占める入院医療費では 悪性新生物が 21.2% 循環器疾患が 18.6% となっており 循環器疾患では 虚血性心疾患が 4.5% 脳梗塞が 2.8% を占めています 外来医療費では 糖尿病が 7.8% 高血圧症が 6.6% 脂質異常症が 4.3% となっています

PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft Word - 1 糖尿病とは.doc

面的 包括的なリハビリテーションが多職種 ( 医師 看護師 薬剤師 栄養士 理学療法士等 ) のチームにより実施されます 喪失した心機能の回復だけではなく 再発予防 リスク管理などの多要素の改善に焦点が当てられ 患者教育 運動療法 危険因子の管理等を含む 疾病管理プログラムとして実施されます 急性期

心臓血管外科 取得可能専門医 認定医及び到達目標など 専門医 認定医 名称 取得年数最短通常 基本となるもの 外科専門医 5 年目 5 年 ~7 年 心臓血管外科専門医 7 年目 7 年 ~10 年 取得可能なもの 循環器専門医 6 年目 6 年 ~10 年 移植認定医 6 年目 6 年 ~10 年

「手術看護を知り術前・術後の看護につなげる」

後期臨床研修プログラム 鹿児島大学病院心臓血管内科 心臓血管内科 研修指導者名 大石充宮田昌明桶谷直也池田義之髙崎州亜湯淺敏典 田中 ( 窪田 ) 佳代子窪薗琢郎内匠拓朗赤崎雄一樋口公嗣 メッセージ 鹿児島大学心臓血管内科 生命の源である循環をとおして患者と向き合う心臓血管内科は 医師として患者を全

臨床研究に関するお知らせ 宮崎大学医学部附属病院循環器内科では 下記の臨床研究を実施しています 皆様には本研究の趣旨をご理解頂き ご協力を承りますようお願い申し上げます 研究課題名 : 心不全医療の適正化に資するための全国規模データベースによるエビデンスの創出 1. 研究の概要人口の高齢化や高血圧


1. 期外収縮 正常なリズムより早いタイミングで心収縮が起きる場合を期外収縮と呼び期外収縮の発生場所によって 心房性期外収縮と心室性期外収縮があります 期外収縮は最も発生頻度の高い不整脈で わずかな期外収縮は多くの健康な人でも発生します また 年齢とともに発生頻度が高くなり 小学生でもみられる事もあ

study のデータベースを使用した このデータベースには 2010 年 1 月から 2011 年 12 月に PCI を施行された 1918 人が登録された 研究の目的から考えて PCI 中にショックとなった症例は除外した 複数回 PCI を施行された場合は初回の PCI のみをデータとして用いた

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臨床研究に参加される研究対象者の方へ 皮膚症状を呈する膠原病における炎症性サイトカインの病態への関与について に関する研究の説明 これは臨床研究への参加についての説明文書です 本臨床研究についてわかりやすく説明しますので 内容を十分ご理解されたうえで 参加するかどうか患者さんご自身の意思でお決め下さ

恒久型ペースメーカー椊え込み術

られる 糖尿病を合併した高血圧の治療の薬物治療の第一選択薬はアンジオテンシン変換酵素 (ACE) 阻害薬とアンジオテンシン II 受容体拮抗薬 (ARB) である このクラスの薬剤は単なる降圧効果のみならず 様々な臓器保護作用を有しているが ACE 阻害薬や ARB のプラセボ比較試験で糖尿病の新規

診療科 血液内科 ( 専門医取得コース ) 到達目標 血液悪性腫瘍 出血性疾患 凝固異常症の診断から治療管理を含めた血液疾患一般臨床を豊富に経験し 血液専門医取得を目指す 研修日数 週 4 日 6 ヶ月 ~12 ヶ月 期間定員対象評価実技診療知識 1 年若干名専門医取得前の医師業務内容やサマリの確認

日本内科学会雑誌第106巻第3号

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EGFR-TKI を使用した場合と第 2 世代 EGFR-TKI を使用した場合とでその後のタグリッソの効果が同等であるかは明らかではありません 両者の間で EGFR 以外の癌に関する遺伝子の状態にも違いが生じている可能性もあります そこで今回私たちは EGFR-TKI に対する耐性獲得時に T79

Microsoft Word - 日本語要約_4000字_.docx

1. はじめに ステージティーエスワンこの文書は Stage Ⅲ 治癒切除胃癌症例における TS-1 術後補助化学療法の予後 予測因子および副作用発現の危険因子についての探索的研究 (JACCRO GC-07AR) という臨床研究について説明したものです この文書と私の説明のな かで わかりにくいと

3 病型別 初発再発別登録状況病型別の登録状況では 脳梗塞合計が最も多く 3,200 件 ( 66.7%) 次いで脳内出血 1,035 件 (21.6%) くも膜下出血 317 件 ( 6.6%) であった 初発再発別の登録状況では 初発の診断が 3,360 件 (70.1%) 再発が 1,100

日本医薬品安全性学会 COI 開示 筆頭発表者 : 加藤祐太 演題発表に関連し 開示すべき COI 関連の企業などはありません

ストラクチャークラブ ジャパン COI 開示 発表者名 : 高木祐介 演題発表に関連し, 開示すべき COI 関係にある 企業などはありません.

3. 本事業の詳細 3.1. 運営形態手術 治療に関する情報の登録は, 本事業に参加する施設の診療科でおこなわれます. 登録されたデータは一般社団法人 National Clinical Database ( 以下,NCD) 図 1 参照 がとりまとめます.NCD は下記の学会 専門医制度と連携して

群馬大学 人を対象とする医学系研究倫理審査委員会 _ 情報公開 通知文書 人を対象とする医学系研究についての 情報公開文書 研究課題名 : COPD を有する手術実施患者の術前評価と手術後に発症した呼吸器合併症の状況からの後方視的な検討 はじめに COPD は Chronic Obstructive

2

循環器病の診断と治療に関するガイドライン (2010 年度合同研究班報告 ) ダイジェスト版 心筋梗塞二次予防に関するガイドライン (2011 年改訂版 ) Guidelines for Secondary Prevention of Myocardial Infarction (JCS 2011)

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医療ニーズの高い医療機器等の早期導入に関する検討会の進め方(案)

別紙1 参加医療施設における本研究実施に関する掲示ポスター

8. 胸部 X 線写真 (4 月 11 日 ) 心臓 大血管陰影 ( 右第 1 2 弓 左第 1 4 弓 ) X 線像 : 拡大 の意義 左房拡大所見 心臓の血行力学的回転 心胸郭比の求め方と正常値 心不全における X 線写真の肺野所見 ( 血流の再分布 間質性肺水腫 肺胞性肺水腫 ) 9. 心臓超

平成 30 年度循環ブロック講義重要ポイント 1. 循環器疾患の症候学 (2 月 1 日 ) 狭心症の問診のポイント (Nitroglycerin SAVES angina.) 不整脈の問診のポイント 心不全の重症度を表す NYHA の重症度分類 起座呼吸 発作性夜間呼吸困難 中心性チアノーゼと末梢

Microsoft Word - H28度循環ブロック講義の重要ポイント WEB配信用.docx

7 対 1 10 対 1 入院基本料の対応について 2(ⅲ) 7 対 1 10 対 1 入院基本料の課題 将来の入院医療ニーズは 人口構造の変化に伴う疾病構成の変化等により より高い医療資源の投入が必要となる医療ニーズは横ばいから減少 中程度の医療資源の投入が必要となる医療ニーズは増加から横ばいにな

岸和田徳洲会病院 当院では以下の研究に協力し情報を提供しております この研究は 国が定めた指針に基づき 対象となる患者さまのお一人ずつから直接同意を得るかわりに 研究の目的を含む研究の実施についての情報を公開しています 研究結果は学会等で発表されることがありますが その際も個人を特定する情報は公表し

エントリーが発生 真腔と偽腔に解離 図 2 急性大動脈解離 ( 動脈の壁が急にはがれる ) Stanford Classification Type A Type B 図 3 スタンフォード分類 (A 型,B 型 ) (Kouchoukos et al:n Engl J Med 1997) 液が血管

2. 研究の目的及び意義について目的 : 手根管症候群の臨床的な重症度と腱鞘滑膜に発現する炎症性のサイトカインやAGEsの関連を検討する事です 意義 : 手根管症候群の重症度と周囲組織の炎症の相関が明らかになれば 抗炎症作用を持つ薬剤が手根管症候群の治療に有用となる理由がより明らかとなると考えられま

4. 研究の方法についてこの研究を行う際は カルテより下記の情報を取得します 研究組織で策定した臨床指標を用いて 測定結果と取得した情報の関係性を分析し 脳卒中のアウトカム ( 死亡率など ) に対する影響を明らかにします 全国の脳卒中施設の入院 外来レセプトデータ もしくは DPC データの中から

書などで内容を確認することも重要である 心不全発症の誘因 ( 表 2) に留意して 本人および家族に問診することが重要であるが ( 心不全再発予防のため ) 本人が難聴や認知症などで問診困難な場合には 家族や介護者からの情報収集が大変重要である また, 高齢者では一般的に, 脱水状態, または脱水を

脳血管疾患による長期入院者の受診状況~レセプトデータによる入院前から退院後5年間の受診の分析

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心不全医療の適正化に資するための全国規模データベースによるエビデンスの創出 1. 臨床研究について奈良県立医科大学では 最適な治療を患者さんに提供するために 病気の特性を研究し 診断法 治療法の改善に努めています このような診断や治療の改善の試みを一般に 臨床研究 といいます その一つとして 奈良県立医科大学循環器内科学では 現在心不全の患者さんを対象として 心不全医療の適正化に関する 臨床研究 を行っています 今回の研究の実施にあたっては 奈良県立医科大学医の倫理審査委員会の審査を経て 研究機関の長より許可を受けています この研究が許可されている期間は 平成 31 年 3 月 31 日までです 2. 研究の目的や意義について人口の高齢化や高血圧 糖尿病 脂質異常症などの生活習慣病に伴う冠動脈疾患の増加 さらに急性冠症候群に対する急性期治療成績の向上と普及に伴い 心不全患者が増加しています 今後ますます心不全患者は増加すると予想されており わが国の疫学研究では 2030 年には心不全患者が 130 万人を超えると予測されています 慢性心不全患者の多くは増悪による再入院を繰り返すため 医療上のみならず医療経済上の大きな課題としてとらえられています このような傾向は わが国を含む先進国ばかりでなく世界各国で懸念されており 心不全パンデミック として その対策は喫緊の課題となっています このような問題点を抱えている心不全診療に対して対策を講じるためには 現在の診療実態を 患者一人一人に提供されている医療の内容のみならず医療施設 地域ごとの視点から明らかにする必要があります しかし 現状では基礎資料とすべき十分な全国規模の心不全医療データベースは存在しません 本研究の目標は わが国の心不全の全国的な実態を反映するデータベースを構築し その実態を明らかにするとともに医療の適切性を評価 患者さんの予後 ( 入院や生存 ) を予測ための因子を同定することです 3. 研究の対象者について 2013 年 1 年間に奈良県立医科大学循環器内科学を含む日本循環器学会が指定する循環器専門研修施設 研修関連施設において心不全で入院 治療をされ かつ 循環器疾患診療実態調査 (JROAD) で収集された JROAD-DPC に登録された心不全患者を対象としております 4. 研究の方法についてこの研究を行う際は カルテおよび DPC データより以下の情報を取得します 取得した情報を分析し 心不全の医療の現状を明らかにするとともに生存や入院に関連する事項 ( 生 1

存や入院に何か影響するのか ) を明らかにします 取得する情報 基本情報 : 施設名 施設年間症例 施設地域 記入者 記入日 DPC 番号 ( 患者 ID として使用 ) 心不全患者としての適格性の判定 ( 適格 不適格 ) 入院日 生年月日 性別 身長 体重入院時退院時患者背景 : 心不全入院歴 : なし あり 基礎心疾患 : 虚血 心筋症 高血圧, 弁膜症 先天性心疾患 その他 併存症 合併症 : 高血圧 糖尿病 冠動脈疾患 心房細動 ( 心房粗動 心室頻拍 心室細動 脳卒中 PAD CKD 貧血 COPD 喫煙 治療歴 ( 入院前 ):PCI CABG ペースメーカー ICD CRT-P CRT-D CPAP ASV 弁手術入院後 : 身体所見 : 血圧 脈拍数 重症度 :NYHA 分類 臨床検査データ ( リンパ球数 ヘモグロビン クレアチニン ナトリウム アルブミン 総ビリルビン 尿酸 BNP or NT-ProBNP 画像データ : 心電図 ( 実施 未実施 ) 胸部 X 線 ( 実施 未実施 ) 心エコー ( 実施 未実施 ) 実施の場合 ( 左室駆出 ) 入院中検査 : 運動負荷試験 ( 心肺運動負荷試験除く )( 実施 未実施 ) 心肺運動負荷試験 ( 実施 未実施 ) 心臓 C T( 実施 未実施 ) 心臓 MRI( 実施 未実施 ) 冠動脈造影 ( 実施 未実施 ) 心筋生検 ( 実施 未実施 ) 入院中治療 : 静脈注射 ( 実施 未実施 ) 利尿薬 ( 実施 未実施 ) カルペリチド ( 実施 未実施 ) 硝酸薬 ( 実施 未実施 ) ニコランジル ( 実施 未実施 ) 強心薬 ( 実施 未実施 ) ドブタミン ( 実施 未実施 ) ドパミン ( 実施 未実施 ) ノルエピネフリン PDE3 阻害薬 ( 実施 未実施 ) ジゴキシン ( 実施 未実施 )Ca 拮抗薬 ( 実施 未実施 ) 冠動脈インターベンション (PCI)( 実施 未実施 ) 冠動脈バイパス術 (CABG) ( 実施 未実施 ) アブレーション ( 心房 心室 房室結節 未実施 ) 心臓再同期療法 (CRT/CRT-D)( 実施 未実施 ) 植え込み型除細動器 (ICD)( 実施 未実施 ) 患者教育 ( 実施 未実施 ) 心臓リハビリ ( 実施 未実施 )IABP/PCPS( 実施 未実施 ) 補助人工心臓 (VAD)( 実施 未実施 ) 心臓移植 ( 実施 未実施 )SG カテ テル検査 ( 実施 未実施 ) 気管内送管 ( 実施 未実施 )CPAP( 実施 未実施 )ASV( 実施 未実施 ) 人工透析 ( 実施 未実施 )CHDF( 持続血液透析濾過法 ) ( 実施 未実施 ) 弁膜手術 ( 実施 未実施 ) 大動脈バルーンパンピング ( 実施 未実施 ) 経皮的心肺補助 (PCPS) ( 実施 未実施 ) 左心室補助人工心臓 (LVAD):( 実施 未実施 ) 退院前薬物治療 : ACE 阻害薬 ( なし あり 薬剤名 1 日量 )ARB( なし あり 薬剤名 1 日量 )β 遮断薬 ( なし あり 薬剤名 1 日量 ) ミネラルコルチコイド拮抗薬 ( なし あり 薬剤名 1 日量 ) 利尿薬 ( なし あり 薬剤名 1 日量 ) ジギタリス ( なし あり )Ca 拮抗薬 ( なし あり ) 硝酸薬 ( なし あり ) 抗不整脈薬 ( アミオダロン以外 )( なし あり ) アミオダロン ( なし あり ) ワルファリン ( なし あり )NOAC( なし あり ) 抗血小板剤 ( なし あり ) 脂質低下薬 ( なし あり ) 糖尿病治療薬 ( なし あり ) 退院時 : 重症度 :NYHA 分類退院後 : 退院日 ( 死亡日 ) 2

入院中死亡の場合死亡日 死因 ( 心臓死 血管死 非心血管死 不明 ) 心臓死 血管死の場合( 突然死 非突然死 ) 心臓死の死因( 心筋梗塞 心不全 不整脈 不明 ) 血管死の死因( 脳梗塞 脳出血 全身性出血 全身性動脈塞栓症 肺塞栓症 その他 ) 非心血管死の死因( 肺炎 多臓器不全 その他 ) 生存退院の場合脱落 中止 ( 同意取り消しなど ) なし あり 死亡なし あり 死亡日死因 ( 心臓死 血管死 非心血管死 不明 ) 心臓死 血管死の場合 ( 突然死 非突然死 ) 心臓死の死因 ( 心筋梗塞 心不全 不整脈 不明 ) 血管死の死因( 脳梗塞 脳出血 全身性出血 全身性動脈塞栓症 肺塞栓症 その他 ) 非心血管死の死因( 肺炎 多臓器不全 その他 ) 再入院再入院日 再入院の原因 他機関への試料 情報の送付を希望されない場合は 送付を停止いたしますので ご連 絡ください 5. 個人情報の取扱いについて研究対象者の測定結果 カルテの情報をこの研究に使用する際には 研究対象者が特定できる情報を完全に削除して取り扱います この研究の成果を発表したり それを元に特許等の申請をしたりする場合にも 研究対象者が特定できる情報を使用することはありません この研究によって取得した情報は 奈良県立医科大学循環器内科学分野において同分野講師 川上利香の責任の下 厳重な管理を行います 6. 試料や情報の保管等について 試料について この研究において試料は使用しません 情報について この研究において得られた研究対象者のカルテの情報等は原則としてこの研究のために使用し 研究終了後は 奈良県立医科大学循環器内科学分野において同分野講師 川上利香の責任の下 10 年間保存した後 研究用の番号等を消去し 廃棄します また この研究で得られた研究対象者の試料や情報は 将来計画 実施される別の医学研究にとっても大変貴重なものとなる可能性があります そこで 前述の期間を超えて保管し 将来新たに計画 実施される医学研究にも使用させていただきたいと考えて 3

います その研究を行う場合には 改めてその研究計画を医の倫理審査委員会において 審査し 承認された後に行います 7. 研究に関する情報や個人情報の開示についてこの研究に参加してくださった方々の個人情報の保護や この研究の独創性の確保に支障がない範囲で この研究の研究計画書や研究の方法に関する資料をご覧いただくことができます 資料の閲覧を希望される方は ご連絡ください 8. 研究の実施体制について 研究計画書 2. 実施体制 この研究は以下の体制で実施します 研究実施場所 ( 分野名等 ) 研究責任者研究分担者 九州大学大学院医学研究院循環器内科学分野九州大学大学院医学研究院循環器内科学分野教授筒井裕之九州大学大学院医学研究院循環器内科学分野講師井手友美九州大学大学院医学研究院循環器内科学分野助教松島将士九州大学大学院医学研究院循環器内科学分野助教肥後太基九州大学大学院医学研究院循環器内科学分野大学院生加来秀隆 共同研究施設及び試料 情報の提供のみ行う施設 施設名 / 研究責任者の職名 氏名 1 東京大学大学院医学系研究科 / 波多野将 2 国立循環器病センター / 部長 宮本恵宏 3 北里大学看護学部 / 教授 眞茅みゆき 4 奈良県立医科大学循環器内科学を含む全国の日本循環器学会に所属する医療機関 (200 施設 ) 役割情報の収集施設ランダムサンプリング情報の解析情報の収集 業務委託先 企業名等 : ヒュービットジェノミクス株式会社 所在地 : 東京都中央区築地 7 丁目 10 番 2 号築地小川ビル 3 階 9. 相談窓口について 研究計画書 2. 実施体制 ( 事務局 ) この研究に関してご質問や相談等ある場合は 事務局までご連絡ください 事務局 ( 相談窓口 ) 担当者 : 奈良県立医科大学循環器内科学講師川上利香 連絡先 : TEL 0744-22-3051( 内線 3411) 4

5 作成日 : 平成 29 年 11 月 1 日第 1.0 版 ホームページ公開用資料