資料1 団体ヒアリング資料(ベネッセ教育総合研究所)

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❷ 学校の宿題をする時間 宿題に取り組む時間は すべての学年で増加した 第 1 回調査と比較すると すべての学年で宿題をする時間は増えている 宿題に取り組むはおよ そ 40~50 分で学年による変化は小さいが 宿題を しない 割合はになると増加し 学年が上がるに つれて宿題を長時間する生徒としない生

調査結果概要

表紙(A4)

5 教5-1 教員の勤務時間と意識表 5 1 ( 平均時間 経年比較 教員年齢別 ) 中学校教員 調査年 25 歳以下 26 ~ 30 歳 31 ~ 40 歳 41 ~ 50 歳 51 ~ 60 歳 7:22 7:25 7:31 7:30 7:33 7:16 7:15 7:23 7:27 7:25

1

小学校国語について

世の中の人は信頼できる と回答した子どもは約 4 割 社会には違う考え方の人がいるほうがよい の比率は どの学年でも 8 割台と高い 一方で 自分の都合 よりみんなの都合を優先させるべきだ は 中 1 生から高 3 生にかけて約 15 ポイント低下して 5 割台にな り 世の中の人は信頼できる も

(4) ものごとを最後までやりとげて, うれしかったことがありますか (5) 自分には, よいところがあると思いますか

M28_回答結果集計(生徒質問紙<グラフ>)(全国(地域規模別)-生徒(公立)).xlsx

3. 将来の目標がはっきりしている を肯定する子どもは半数程度 中学生がもっとも低く 高校 3 年生で 6 割になる 将来の目標がはっきりしている ( あてはまる [ とても + まあ ]) の比率は 小 4~6 生で 5 割強 中学生で 4 割台に低下し 高 3 生で 6 割になる 夢見る小学生と

Ⅲ 調査対象および回答数 調査対象 学校数 有効回答数児童生徒保護者 (4~6 年 ) 12 校 1, 校 1, 校 1,621 1,238 合計 41 校 3,917 ( 有効回答率 96.3%) 3,098 ( 有効回答率 77.7%) Ⅳ 調査の実施時期

報道関係各位 2018 年 5 月 31 日 東京大学社会科学研究所所長佐藤岩夫株式会社ベネッセホールディングス代表取締役社長安達保 東京大学社会科学研究所 ベネッセ教育総合研究所共同研究プロジェクト 子どもの生活と学びに関する親子調査 2017 結果速報 勉強や目標が 自己肯定感 に影響 - 保護

勉強のときも デバイス片手に が普通に 5. の 4 割が 勉強中にもメールやチャット 友だちへの質問に使う割合も 5 割近くいる メールやチャット (LINE など ) を書きながら ( 返事を出す場合も含む ) 勉強することがある比率は で 24.3% で 37.5% 一定の割合の中高生が 勉強

Water Sunshine

(3) 将来の夢や目標を持っていますか 平成 29 年度 平成 28 年度 平成

Microsoft PowerPoint - syogaku [互換モード]

(2) 学習指導要領の領域別の平均正答率 1 小学校国語 A (%) 学習指導要領の領域 領 域 話すこと 聞くこと 66.6(69.2) 77.0(79.2) 書くこと 61.8(60.6) 69.3(72.8) 読むこと 69.9(70.2) 77.4(78.5) 伝統的な言語文化等 78.3(

(4) ものごとを最後までやり遂げて, うれしかったことがありますか (5) 難しいことでも, 失敗を恐れないで挑戦していますか

表 S3. 学校がある日は 朝 何時ごろ起きますか と ふだん 何時ごろ朝ごはんを食べていますか 学校がある日は 朝 何時ごろ起きますか 午前 6 時以降 午前 6 時 30 分より前 午前 6 時 30 分以降 午前 7 時より前 午前 7 時以降 午前 7 時 30 分より前 午前 7 時 30

2013年1月25日

平成 22 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 22 年 4 月 20 日 ( 火 )AM8:50~11:50 平成 22 年 9 月 14 日 ( 火 ) 研究主任山口嘉子 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (105 名 )

資料3 平成28年度京都府学力診断テスト 質問紙調査結果 28④ 28中① 27④ 27中① 平成28年度京都府学力診断テスト小学4年質問紙調査結果 平成28年度京都府学力診断テスト中学1年質問紙調査結果 平成27年度京都府学力診断テスト小学4年質問紙調査結果 平成27年度京都府学力診断テスト中学1

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睡眠調査(概要)

小学生の英語学習に関する調査

(1) 電子書籍 雑誌について 子どもライフスタイル調査 2017 春 電子書籍の閲読の有無女子小 4~6 年生の 44% が電子書籍を読んだことがある 電子書籍 ( 雑誌 コミックスを含む ) を読んだことがあるかどうか尋ねたところ 女子小学生の 29% が電子書籍を 読んだことがあると回答 女子

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(4) ものごとを最後までやり遂げて, うれしかったことがありますか (5) 難しいことでも, 失敗を恐れないで挑戦していますか

6. 調査結果及び考察 (1) 児童生徒のスマホ等の所持実態 1 スマホ等の所持実態 54.3% 49.8% 41.9% 32.9% % 78.7% 73.4% 71.1% 76.9% 68.3% 61.4% 26.7% 29.9% 22.1% % 中 3 中 2 中 1

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アンケート調査の実施概要 1. 調査地域と対象全国の中学 3 年生までの子どもをもつ父親 母親およびその子どものうち小学 4 年生 ~ 中学 3 年生までの子 該当子が複数いる場合は最年長子のみ 2. サンプル数父親 母親 1,078 組子ども 567 名 3. 有効回収数 ( 率 ) 父親 927

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小学校の結果は 国語 B 算数 A で全国平均正答率を上回っており 改善傾向が見られる しかし 国語 A 算数 B では依然として全国平均正答率を下回っており 課題が残る 中学校の結果は 国語 B 以外の教科で全国平均正答率を上回った ア平成 26 年度全国学力 学習状況調査における宇部市の平均正答

ニュースレター 報道関係各位 2018 年 10 月 26 日 株式会社ベネッセホールディングス広報 IR 部 小学生の読書に関する実態調査 研究 読書は学力が低い子どもたちに大きなプラス効果 自分で調べる 話題が増える 幅広いメリットが明らかに 株式会社ベネッセホールディングスの子会社 株式会社ベ

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

習い事 メディ第 10 章スマートフォンの急速な普及と生活時間の変化 ~ ヘビーユーザーとライトユーザーの違いに着目して ~ 表 1 スマートフォン利用者 携帯電話利用者 の行動分類 学校段階ごとの状況 全体平均時間

本調査では 学習時間を十分に取っている子どもほど学業成績がよいという結果が明らかになりました 学習の 量 と 成績 は ある程度比例します この意味で 一定の学習時間を確保することは 学力を高めるのに重要な要素といえます しかし一方で 相対的に短い学習時間でも 学習方法の工夫によって成果を上げること

平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 10 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:50~11:50 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関す

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平成20年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果(概要)

Taro-① 平成30年度全国学力・学習状況調査の結果の概要について

H26子どもの読書活動に関する実態調査結果(分析記入)1

この章のポイント 高校での指導の実態からみる高校教育の課題 Benesse 教育研究開発センター研究員 岡部悟志 解説の時間 が中心の高校での授業中学校から高校にかけて生徒が様々なとまどいを感じていることは第 1 章で確認した通りだが その背景には中学校と高校とで大きく異なる指導の実態がありそうだ

平成 26 年度生徒アンケート 浦和北高校へ入学してよかったと感じている 1: 当てはまる 2: だいたい当てはまる 3: あまり当てはまらない 4: 当てはまらない 5: 分からない 私の進路や興味に応じた科目を選択でき

(4) 学校の規則を守っていますか (5) いじめは, どんな理由があってもいけないことだと思いますか

アスキー総研ニュース

(4) 市からのお知らせについて 西宮市では 市民のみなさまに市政への理解と関心を深めていただき また市民サービスを円滑に利用していただくために 広報紙や放送 ホームページなどさまざまな媒体により 市政情報をお届けしています 市民のみなさまのご意見をいただき 利用しやすく わかりやすい情報提供となり

B 学校の授業をどのくらい理解していますか ( わかっていますか ) 次にあげる学校の勉強方法は どのくらい好きですか 10) 総合的な学習の時間 1) 国語 2) 社会 3) 算数 4) 理科 5) 外国語 ( 英語 ) 活動 [2] あなたの学校での授業についておききします A 1) 先生が黒板

[2007版] 平成23年度 全国学力・学習状況調査の結果概要(01 小・・

3-2 学びの機会 グループワークやプレゼンテーション ディスカッションを取り入れた授業が 8 年間で大きく増加 この8 年間で グループワークなどの協同作業をする授業 ( よく+ある程度あった ) と回答した比率は18.1ポイント プレゼンテーションの機会を取り入れた授業 ( 同 ) は 16.0

1. 調査結果の概況 (1) の児童 ( 小学校 ) の状況 < 国語 A> 今年度より, ( 公立 ) と市町村立の平均正答率は整数値で表示となりました < 国語 B> 4 国語 A 平均正答率 5 国語 B 平均正答率 ( 公立 ) 74.8 ( 公立 ) 57.5 ( 公立 ) 74 ( 公立

(3) 生活習慣を改善するために

小 中 高校生のケータイ インターネット等の利用に係る実態調査について 1 目 的スマートフォンなど新しい情報機器の普及やコミュニティサイトの急速な利用拡大等に より 子どもたちの犯罪につながる行為や基本的生活習慣の乱れが憂慮されていることか ら ケータイ インターネットに係る子どもたちの実態調査を

平成25年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(速報)

高校生の勉強に関する調査(2009年国際比較調査)

平成 20 年度全国学力 学習状況調査回答結果集計 [ 児童質問紙 ] 松江市教育委員会 - 児童 小学校調査 質問番号 (1) 朝食を毎日食べていますか 質問事項 選択肢 その他 無回答 貴教育委員会 島根県 ( 公

第 3 章 い 女子は男子よりも短く眠って ( 平均 13 分の差 以下同様 ) 身のまわりのこと( 平均 11 分 ) や食事 ( 平均 4 分 ) に時間を使い さらに宿題 ( 平均 6 分 ) や習い事の練習 ( 平均 3 分 ) をし 音楽 ( 平均 2 分 ) を楽しんでペットとすごし (

. に対する意識 に肯定的な意識が低下に対する意識について グラフに示す項目についてあてはまるかどうか聞いたところ あてはまる と まああてはまる を合わせてみると を見るのが大好きだ 話題になっている番組は見たいと思う など に肯定的な意識が減少した 一方 好きな番組でも 毎回決まった時間に見るの

高校生の心と体~報告書.indd

報道関係各位 2012 年 1 月 25 日 株式会社ベネッセコーポレーション 代表取締役社長福島保 高校受験調査 ~ 高校 1 年生は自らの高校受験をどのように振り返っているのか ~ 高校受験を通じて やればできると自信がついた 71% 一方で もっと勉強しておけばよかった 65% 株式会社ベネッ

勉強が必要だと思ったから27.9% という順となった 別にみたところ 他のと差が出ていたのは 20 代の 定額制 などのサービスができてコストの心配がなくなったから 7.8% となっており 20 代の 定額制 への興味が他のと比較して高いことが見受けられた 減った理由としては 自由に使える時間が減っ

5 児童生徒質問紙調査 (~P23) (1) 運動に対する意識等 [ 小学校男子 ] 1 運動やスポーツを [ 小学校女子 ] することが好き 1 運動やスポーツをすることが好き H30 全国 H30 北海道 6 放課後や学校が休みの日に 運動部や地域のスポーツクラブ以外で運動やスポーツをすることが

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問 6 (2) 1. 毎日またはほとんど毎日 に をつけた方以外におたずねします あなたが夕食を食べない理由はなんですか ( あてはまる番号 1 つに をつけてください ) 計 時間がない おなかがすいていない

 

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2 調査結果 (1) 教科に関する調査結果 全体の平均正答率では, 小 5, 中 2の全ての教科で 全国的期待値 ( 参考値 ) ( 以下 全国値 という ) との5ポイント以上の有意差は見られなかった 基礎 基本 については,5ポイント以上の有意差は見られなかったものの, 小 5 中 2ともに,

調査結果からみえてきたこと 大学教育改革の渦中にあった 8 年間の学生の意識や学びの変化をまとめると 以下 3 点です (1) アクティブ ラーニング形式の授業が増え 自己主張できる学生が増加 大学の授業で際立って増加しているのが アクティブ ラーニングの機会です 特にこの 4 年間で ディスカッシ

現課程の高校生の実態

大阪府子どもの生活に関する実態調査 ( 小学生 中学生向け調査票 ) 回答結果集計 ( 単純集計 H ) 参考資料 1-2 留意事項 単純集計表について (1) 大阪府欄 : 回答があった件数 (2) 大阪府 ( マッチング ) 欄 : 回答があったもののうち 子ども票と保護者票が一対

A Research on Can-do Abilities and Ways of Teaching across Korea, China, and Japan

この章のポイント 良好な人間関係を志向し 学びに向かいにくい高校生が増加 Benesse 教育研究開発センター VIEW21 編集長 小泉和義 学習への意識は2 極化が進む高校生の平日の学習時間は 1990 年から 2006 年にかけて 全体的に減少している そのなかでとくに着目したい点は 偏差値

◎公表用資料

休日 ( 休みの日 ) < 前半 > 月日 ( ) 5 時 ~ 17 時まで 1) あなたのいた場所 ) 主な生活行動 分以

平成26年度青少年のインターネット利用環境実態調査報告書

< 先生方へ > 長崎県学力向上推進協議会では 子どもに確かな学力をつけていくためには 何 が大切か また 学力の向上を阻害している要因は何かなどについて 検討を重ね ています その中から次のようなことが指摘されました 1 家庭で毎日決まった時間に学習をする習慣をつけることが大切である 2 食事や睡

PowerPoint プレゼンテーション

柏原市 子どもの生活に関する実態調査 ( 小学生 中学生向け調査 ) 単純集計 留意事項 単純集計表について (1) 柏原市欄 : 回答があった件数 (2) 柏原市 ( マッチング ) 欄 : 回答があったもののうち 子ども票と保護者票が一対となる件数 (1) (2) の件数の差について 柏原市 (

2 教科に関する調査の結果 (1) 平均正答率 % 小学校 中学校 4 年生 5 年生 6 年生 1 年生 2 年生 3 年生 国語算数 数学英語 狭山市 埼玉県 狭山市 61.4

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調査概要 調査テーマ保護者 ( 母親 ) の教育に関する意識 子どもの学校外教育活動の実態 調査方法 調査対象 調査時期 インターネット調査 3~ 18 歳 ( 高校 3 年生 ) の子どもを持つ母親 16,170 名 約 118 万人のモニター母集団のうち 子どもを持つ既婚者 (20 ~ 59 歳

スライド 1

フトを用いて 質問項目間の相関関係に着目し 分析することにした 2 研究目的 全国学力 学習状況調査結果の分析を通して 本県の児童生徒の国語及び算数 数学の学習 に対する関心 意欲の傾向を考察する 3 研究方法平成 25 年度全国学力 学習状況調査の児童生徒質問紙のうち 国語及び算数 数学の学習に対

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景気後退に伴う時間消費の変化に関するマーケティングデータ

3 調査結果 1 平成 30 年度大分県学力定着状況調査 学年 小学校 5 年生 教科 国語 算数 理科 項目 知識 活用 知識 活用 知識 活用 大分県平均正答率 大分県偏差値

はじめに道教委では 今年 4 月 18 日に実施した 平成 29 年度全国学力 学習状況調査 の調査結果を 8 月末に公表しました 教育委員会では 本町の調査結果について 道教委が作成した における調査結果 に沿って概要を取りまとめました 今年で 11 回目となります本調査は 昨年度と同様に悉皆調査

市中学校の状況及び体力向上策 ( 学校数 : 校 生徒数 :13,836 名 ) を とした時の数値 (T 得点 ) をレーダーチャートで表示 [ ] [ ] ハンドボール ハンドボール投げ投げ H29 市中学校 H29 m 走 m 走 表中の 網掛け 数値は 平均と同等または上回っているもの 付き

平成20年度携帯電話の利用についての実態把握町について【概要】

アンケート調査の実施概要 1. 調査地域と対象全国の中学 3 年生までの子どもをもつ父親 母親およびその子どものうち小学 4 年生 ~ 中学 3 年生までの子 該当子が複数いる場合は最年長子のみ 2. サンプル数父親 母親 1,078 組子ども 567 名 3. 有効回収数 ( 率 ) 父親 927

3 睡眠時間について 平日の就寝時刻は学年が進むほど午後 1 時以降が多くなっていた ( 図 5) 中学生で は寝る時刻が遅くなり 睡眠時間が 7 時間未満の生徒が.7 であった ( 図 7) 図 5 平日の就寝時刻 ( 平成 1 年度 ) 図 中学生の就寝時刻の推移 図 7 1 日の睡眠時間 親子

ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

領域別正答率 Zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz んんんんんんんんんんんんん 小学校 中学校ともに 国語 A B 算数( 数学 )A B のほとんどの領域において 奈良県 全国を上回っています 小学校国語 書く B において 奈良県 全国を大きく上回っています しかし 質問紙調査では 自分

Microsoft Word - 第3章(3.1)(最終).docx

我が国コンテンツに対する海外消費者実態調査 米国高校生へのアンケート調査 2011 年 3 月 日本貿易振興機構 ( ジェトロ )

[ 中学校男子 ] 1 運動やスポーツをすることが好き 中学校を卒業した後 自主的に運動やスポーツをする時間を持ちたい 自分の体力 運動能力に自信がある 部活動やスポーツクラブに所属している 3 運動やスポーツは大切 [ 中学校女子

子ども生活実態調査 札幌たのしい授業 研究サークル用 抜きレポート丸山秀一仮説実験授業研究会 北海道 このほどベネッセが 2009 年に実施した 子ども生活実態基本調査 の結果を公表しました これは小学 4 年生から高校 2 年生の約 1.5 万人を対象とした調査で, 前回は 2

(1) デジタル情報機器について 子どもライフスタイル調査 2016 春 使用しているもの 今後使用したいもの スマートフォン 使用率は 1 年前のおよそ 2 倍に増加 初めて パソコン を超える 使用しているデジタル情報機器を尋ねたところ スマートフォン は 1 年前の 9.7% から 18.5%

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第 2 回読書活動推進に関するヒアリングご説明資料 子どもたちの読書活動の 実態に関して 2017 年 9 月 12 日 ( 火 ) 木村治生邵勤風橋本尚美

目的 1 子どもたちの読書活動の状況を明らかにする 2 高校生をはじめとする子どもたちの意識や価値観 行動の特性について明らかにする 3 発達段階に応じた読書習慣の形成や読書推進にあたってのヒントを得る 内容 1 本を読む時間 の学年変化 性差などの基本情報 2 本を読む時間 の成績差や資質 能力との関連 3 家庭環境 ( 保護者 ) の影響 本日のご報告 2 4 メディア利用における 読書 の位置づけ

留意点 3 以下では いくつかの異なる調査から 子どもたちの読書の傾向を分析しています 本来は 調査条件の違いなどを加味しながら 詳細にデータを検討する必要がありますが 時間の都合で十分な言及ができません 報告で扱っている調査は 次の通りです 詳細については ホームページをご確認ください 放課後の生活時間調査 http://berd.benesse.jp/shotouchutou/research/detail1.php?id=4700 子どもの生活と学びに関する親子調査 http://berd.benesse.jp/shotouchutou/research/detail1.php?id=5095 学習基本調査調査 http://berd.benesse.jp/shotouchutou/research/detail1.php?id=4862 中高生の ICT 利用実態調査 http://berd.benesse.jp/shotouchutou/research/detail1.php?id=4377

生活に占める 読書活動 の比率 4 読書に費やす時間は 放課後の時間のなかの 1~2% 程度 生活時間 (24 時間 =1440 分 ) 放課後の時間睡眠生活移動学校 + 部活小 5-6 生 281 513 124 57 461 中 1-3 生 299 443 125 62 508 高 1-3 生 283 400 124 95 535 その他 3 3 2 ( 分 ) 放課後の時間 小 5-6 生 中 1-3 生 高 1-3 生 0 200 400 600 800 1000 1200 1400 1600 メディア遊び学習 + 習い事その他 75 85 96 41 18 13 111 120 152 0 50 100 150 200 250 300 350 メディアの時間 本 新聞 テレビ マンガ 雑誌 音楽 小 5-6 生 中 1-3 生 高 1-3 生 4 3 5 41 44 52 3 5 5 5 6 0 20 40 60 80 100 120 2 9 28 44 64 44 スマホ 携帯 PC * 数値はいずれも平均時間 ( 分 ) 15 分刻みに 1 日 (24 時間 ) の行動記録を記入してもらった結果を換算 * ながら行動や 15 分に満たない行動が多い メディアの時間 は 短く算出されやすいことに留意 * ベネッセ教育総合研究所 放課後の生活時間調査 2013 年 44 ( 分 ) 忙しいなかで メディアの時間のやりくりが重要? ( 分 )

小 1 小 2 小 3 小 4 小 5 小 6 中 1 中 2 中 3 高 1 高 2 高 3 16.1 19.2 22.9 23.5 27.4 26.9 34.9 37.5 41.1 本を読む 時間の学年推移 1 5 読書時間は学年が上がるにつれて減少し 高校生は半数以上が 0 分 本を読む 時間 ( 学年別 ) 読まない (0 分 ) 5 分 10 分 15 分 30 分 1 時間 2 時間以上無回答 不明 17.5 14.6 51.5 12.4 11.0 58.0 56.6 9.0 8.0 5.9 6.1 23.4 20.3 15.5 16.4 13.8 13.8 6.3 12.5 12.1 10.9 3.9 16.5 16.5 14.3 14.8 14.2 3.2 11.2 3.9 19.1 12.5 10.9 7.9 19.2 9.4 8.8 8.1 20.1 20.0 7.8 22.6 20.0 18.3 16.0 18.5 17.7 19.4 14.6 12.2 14.4 7.1 10.0 10.2 8.8 10.2 8.6 8.3 6.2 5.8 6.4 4.7 1.0 0.5 5.9 0.6 0.9 1.1 2.8 2.7 * あなたはふだん ( 学校がある日 ) 次のことを 1 日にどれくらいの時間やっていますか という設問に対する回答 (%) * 小 1~3 は保護者の回答 小 4~ 高 3 は子どもの回答 平均時間は読まない人 =0 分として算出 無回答 不明は除外 3.6 4.1 4.4 4.5 2.9 1.7 1.7 2.0 1.8 2.0 1.0 1.0 2.0 1.3 1.4 平均 ( 分 ) 15.0 16.2 17.6 20.4 22.3 23.4 22.0 22.6 18.4 13.9 12.1 13.6

本を読む 時間の学年推移 2 6 読まない層 は接続期に増加 多読層 は学年を問わず一定程度存在 (%) 本を読む 時間 ( 学年別 ) 90 77.8 80 73.4 70 67.0 5-30 分 63.9 1 小 中 中 高の接続期に 読まない 層が増加 60 50 40 30 20 10 0 16.1 5.2 0 分 19.2 6.8 22.9 23.5 9.1 9.9 57.2 56.6 +8.0pt 27.4 26.9 50.9 34.9 13.6 14.3 13.2 46.7 46.6 37.5 14.7 41.1 11.5 51.5 58.0 56.6 +10.4pt 38.5 33.3 33.6 60 分 - 7.9 7.5 8.4 小 1 小 2 小 3 小 4 小 5 小 6 中 1 中 2 中 3 高 1 高 2 高 3 2 短い時間読書する層が一貫して減少する 3 長い時間読書する層は一定程度存在 * あなたはふだん ( 学校がある日 ) 次のことを 1 日にどれくらいの時間やっていますか という設問に対する回答 (%) * 小 1~3 は保護者の回答 小 4~ 高 3 は子どもの回答 5-30 分 は 5 分 10 分 15 分 30 分 の合計 60 分 - はそれ以上の合計

本を読む 時間の性差 7 中学生までは 女子 > 男子 高校生は性差がなくなる 本を読む 時間 ( 性別 ) 読まない (0 分 ) 5 分 10 分 15 分 30 分 1 時間 2 時間以上無回答 不明 平均 ( 分 ) 小 1-3 生 男子 女子 13.2 24.8 14.4 15.8 21.6 18.7 20.0 16.9 21.9 17.4 5.1 0.5 7.1 1.0 14.3 18.1 小 4-6 生 男子 女子 20.0 32.3 9.5 9.2 15.3 14.2 17.0 13.3 21.5 18.4 10.2 7.8 2.2 4.7 2.6 1.8 18.0 25.5 中 1-3 生 男子 女子 32.9 43.2 6.3 6.0 12.1 11.5 14.7 10.1 18.0 17.2 10.6 7.7 3.5 4.3 1.1 18.8 22.9 高 1-3 生 男子 女子 54.9 3.7 8.9 7.9 14.3 55.6 3.6 10.1 8.5 13.3 中学から高校にかけて 女子の読書ばなれが進む 6.4 1.8 2.1 5.9 1.4 1.5 13.9 12.5 * あなたはふだん ( 学校がある日 ) 次のことを 1 日にどれくらいの時間やっていますか という設問に対する回答 (%) * 小 1~3 は保護者の回答 小 4~ 高 3 は子どもの回答 平均時間は読まない人 =0 分として算出 無回答 不明は除外

学校段階による読書行動の違い 8 中高生は 自然科学の本 が大きく減少 図書館にも行かなくなる 読書行動 ( 学校段階別 ) 文学は高校生も半数以上が読むと回答 文学作品や小説 物語を読む 54.2 61.3 76.1 歴史小説や歴史の本を読む 24.9 36.2 55.5-30.6pt 自然や動物 植物の本を読む 15.2 26.5 57.2-42.0pt 新聞のニュース欄を読む 33.5 33.3 41.5 読みたい本を本屋やインターネットで探して買う 地域の図書館で本を読んだり借りたりする 23.9 31.4 46.3 59.6 53.4 55.5-31.6pt 小 5 生 中 2 生 高 2 生 * あなたは ふだん ( 学校の授業や宿題以外で ) 次のことをどのくらいしますか という設問に対する回答 (%) * 数値は よくする ときどきする の合計 (%) * ベネッセ教育総合研究所 第 5 回学習基本調査 2015 年

読書行動の経年変化 9 中高生は 新聞 が減少 本屋で買う が減少など読書環境の変化も 読書行動 ( 経年変化 ) 小 5 生中 2 生高 2 生 文学作品や小説 物語を読む 71.7 68.6 74.6 76.1 44.3 53.5 61.3 44.4 52.7 54.2 1990 年 2001 年 歴史小説や歴史の本を読む 47.4 43.7 51.0 55.6 35.7 28.4 30.1 36.2 30.5 22.2 23.2 24.9 2006 年 2015 年 自然や動物 植物の本を読む 5 57.4 53.5 57.2 23.4 23.2 20.7 26.5 14.3 15.8 14.4 15.2 新聞のニュース欄を読む 40.9 42.6 45.5 41.5 53.2 41.9 43.9 33.5 52.7 48.5 33.3 71.6 読みたい本を本屋やインターネットで探して買う 46.3 74.9 69.7 71.1 78.5 69.4 69.9 59.6 67.5 61.0 61.0 53.4 地域の図書館で本を読んだり借りたりする 43.5 51.4 53.4 55.5 24.9 30.9 29.3 31.4 23.1 31.0 27.1 23.9 * あなたは ふだん ( 学校の授業や宿題以外で ) 次のことをどのくらいしますか という設問に対する回答 (%) * 数値は よくする ときどきする の合計 (%) 文学作品や小説 物語を読む について中 2 高 2 は 1990 年は尋ねていない * ベネッセ教育総合研究所 第 5 回学習基本調査 2015 年

本を読む 時間の成績差 10 小学生までは見られた成績差が 中学 高校になるにつれて小さくなる 本を読む 時間 ( 成績別 ) 小 4-6 生 上位中位下位 しない 5 分 10 分 15 分 30 分 1 時間 2 時間以上無回答 不明 19.8 7.4 13.8 16.6 23.8 24.3 10.4 13.9 16.1 20.6 32.3 10.4 16.0 13.6 16.6 12.0 9.0 5.0 3.0 1.6 2.6 6.8 2.0 2.3 平均 ( 分 ) 27.4 21.3 17.5 上位 33.4 6.5 12.8 14.9 17.8 10.1 3.6 1.0 21.0 中 1-3 生 中位 36.8 5.0 12.1 12.9 20.2 8.9 3.4 20.7 下位 42.9 7.0 1 10.2 15.1 8.6 4.7 0.7 20.9 高 1-3 生 上位 中位 下位 51.6 4.1 11.0 9.3 14.6 6.5 1.4 54.7 2.7 7.8 9.4 16.8 5.8 1.5 58.7 3.9 9.8 6.7 11.6 5.7 2.1 相対的にみて 成績上位層の読書時間の減少が大きい 1.4 1.4 1.6 13.3 12.9 12.5 * あなたはふだん ( 学校がある日 ) 次のことを 1 日にどれくらいの時間やっていますか という設問に対する回答 (%) * 成績は自己評価によるもの 平均時間は読まない人 =0 分として算出 無回答 不明は除外

本を読む 時間の希望進路による差 11 高校では 大学卒業 以上を希望する者の読書時間が減る 本を読む 時間 ( 希望進路別 ) 小 4-6 生 大学専門高校 しない 5 分 10 分 15 分 30 分 1 時間 2 時間以上 無回答 不明 23.6 24.8 8.2 8.8 15.4 15.4 15.8 16.2 21.4 18.5 9.5 1 3.9 2.9 2.2 2.6 39.6 10.4 12.1 11.6 15.3 6.4 2.6 2.0 平均 ( 分 ) 23.2 22.7 15.4 大学 37.2 5.8 11.8 12.8 18.5 10.0 3.1 20.0 中 1-3 生 専門 42.1 4.5 12.3 11.3 13.7 9.6 5.1 1.4 22.6 高校 52.4 5.4 12.2 6.8 12.2 5.8 3.4 1.7 16.1 高 1-3 生 大学 専門 高校 55.4 50.9 2.2 58.4 3.8 10.4 8.8 12.9 7.0 9.6 4.8 6.5 5.6 17.0 14.7 5.7 1.3 8.1 3.0 6.9 1.7 相対的にみて 大卒希望者の読書時間の減少が大きい 1.6 2.2 1.3 11.8 17.0 14.9 * あなたはふだん ( 学校がある日 ) 次のことを 1 日にどれくらいの時間やっていますか という設問に対する回答 (%) * 希望進路の 大学 は四年制大学以上 専門 は専門学校 各種学校 短期大学 高校 は高校 中学を希望する者

能力の自己評価との関連 1 12 読書時間が長い子ほど 論理的思考 が 得意 と回答 論理的に ( 筋道を立てて ) 考えること が得意か ( 読書時間別 ) 小 4-6 生 とても得意やや得意やや苦手とても苦手無回答 不明 長い 14.9 33.0 41.4 9.5 短い 10.0 28.6 49.6 11.0 不読 8.0 22.5 50.1 18.1 1.3 0.9 1.3 中 1-3 生 長い 短い 11.2 11.8 33.1 31.5 41.3 43.1 13.5 11.9 0.9 1.8 不読 8.1 22.8 47.9 20.4 長い 13.0 34.4 42.0 9.7 高 1-3 生 短い 不読 7.7 7.1 28.2 36.0 46.5 43.7 11.3 17.3 1.2 0.9 * あなたは 次のようなことが得意ですか 苦手ですか という設問に対する回答 (%) * 読書時間は 長い を 30 分以上 短い を 5~15 分 不読 を 0 分 ( 読まない ) とした

能力の自己評価との関連 2 13 読書時間が長い子ほど 調べること が 得意 と回答 分からないことや知らないことを調べること が得意か( 読書時間別 ) 小 4-6 生 とても得意やや得意やや苦手とても苦手無回答 不明 長い 21.9 42.3 28.5 6.4 短い 14.5 37.5 39.4 8.0 不読 9.2 3 45.3 14.0 0.6 0.7 中 1-3 生 長い 短い 13.4 13.8 41.0 37.6 35.1 39.5 9.7 7.6 1.5 不読 8.4 32.7 43.3 14.9 0.7 長い 14.2 44.3 34.6 6.4 0.5 高 1-3 生 短い 不読 9.2 8.1 33.7 41.2 45.3 42.2 6.3 12.3 1.1 0.7 * あなたは 次のようなことが得意ですか 苦手ですか という設問に対する回答 (%) * 読書時間は 長い を 30 分以上 短い を 5~15 分 不読 を 0 分 ( 読まない ) とした

将来の目標との関連 14 読書時間が長い子ほど 将来の目標 が 明確 と回答 将来の目標がはっきりしている があてはまるか( 読書時間別 ) とてもあてはまるまああてはまるあまりあてはまらないまったくあてはまらない無回答 不明 小 4-6 生 長い 短い 31.5 27.9 25.6 26.3 30.7 34.2 10.7 11.4 0.9 0.9 不読 24.8 21.3 34.0 18.5 1.4 中 1-3 生 長い 短い 不読 23.7 20.4 17.0 20.6 25.9 25.9 40.7 35.8 37.4 13.9 14.5 20.7 0.7 1.8 1.0 長い 24.1 30.7 33.0 11.4 高 1-3 生 短い 不読 21.2 2 31.6 28.0 37.0 34.7 11.2 13.6 1.3 0.7 * あなた自身のことについて 次のようなことはどれくらいあてはまりますか という設問に対する回答 (%) * 読書時間は 長い を 30 分以上 短い を 5~15 分 不読 を 0 分 ( 読まない ) とした

本を読む 時間の保護者学歴による差 15 保護者の学歴の影響は 小学生には見られるが 中高生には見られない 本を読む 時間 ( 保護者学歴別 ) 小 4-6 生 父大 母大父大 母非父非 母大父非 母非 しない 5 分 10 分 15 分 30 分 1 時間 2 時間以上無回答 不明 22.2 26.2 24.3 30.9 9.7 9.5 10.9 8.3 13.6 16.5 14.7 15.3 16.0 15.8 16.2 13.6 21.9 19.2 19.2 18.7 10.1 8.0 9.4 8.0 4.2 3.4 3.2 2.5 2.3 1.5 2.2 2.7 平均 ( 分 ) 24.0 20.1 21.2 19.4 中 1-3 生 父大 母大父大 母非父非 母大父非 母非 36.6 34.3 38.6 39.7 7.3 12.0 12.0 5.0 10.2 14.3 6.6 5.4 11.4 13.7 12.5 11.3 18.2 18.9 19.7 16.3 10.0 9.8 5.9 9.4 6.3 3.3 4.2 3.6 0.7 1.1 1.1 0.5 20.5 25.3 19.0 20.5 高 1-3 生 父大 母大父大 母非父非 母大父非 母非 55.6 59.2 55.6 57.3 4.4 2.3 3.1 4.3 10.7 10.5 7.0 7.5 6.1 8.6 10.1 9.3 14.0 11.9 12.0 15.0 9.0 4.8 4.8 4.7 1.2 1.2 1.9 1.1 1.4 1.9 1.3 2.1 * あなたはふだん ( 学校がある日 ) 次のことを 1 日にどれくらいの時間やっていますか という設問に対する回答 (%) * 保護者学歴について 大 は大学卒業以上の者 非 は大学を卒業していない者を示す * 平均時間は読まない人 =0 分として算出 無回答 不明は除外 11.2 11.0 12.9 14.7

本を読む 時間の保護者の行動による差 16 本を読む 時間 ( 保護者 本やドラマ 映画などに感動する 別 ) 小 4-6 生 小学生では 本などに感動する 保護者の子どもの読書時間が長い よくある時々あるあまりない全くない しない 5 分 10 分 15 分 30 分 1 時間 2 時間以上無回答 不明 23.0 26.0 27.8 38.0 10.1 8.8 10.2 13.3 15.6 8.7 14.7 16.0 14.1 15.6 14.3 9.8 23.4 19.1 17.9 19.6 8.6 9.3 9.1 7.6 3.9 3.3 3.4 1.8 2.2 2.6 2.20.0 平均 ( 分 ) 23.3 21.6 21.5 16.4 中 1-3 生 よくある時々あるあまりない全くない 34.6 39.2 38.5 39.2 6.1 12.4 6.2 11.7 6.4 11.9 4.1 9.5 13.8 12.3 10.4 1 18.3 17.4 17.4 17.6 9.8 8.2 11.5 12.2 4.5 3.9 2.7 5.4 0.6 1.1 1.2 1.4 22.1 20.5 20.0 25.4 高 1-3 生 よくある時々あるあまりない全くない 53.1 55.4 58.2 61.1 3.6 10.0 9.8 3.3 9.8 8.0 5.1 7.8 5.9 5.6 4.2 8.3 13.6 14.1 13.9 9.7 6.4 5.6 6.3 5.4 2.4 1.3 2.0 4.2 1.1 1.7 1.7 1.4 14.6 12.6 12.9 13.4 * あなたはふだん ( 学校がある日 ) 次のことを 1 日にどれくらいの時間やっていますか という設問に対する回答 (%) * 保護者自身に 本やドラマ 映画などに感動する かどうかをたずねた質問の回答別に示した * 平均時間は読まない人 =0 分として算出 無回答 不明は除外

各メディアの利用時間 17 中学 高校で 携帯 スマホ が増加し テレビ DVD が減少 各メディアの時間 ( 学年別 ) ( 分 ) 120 小中学生はテレビの時間 高校生はスマホの時間のコントロールがカギ? 100 96.6 100.9 99.2 10 80 83.9 86.1 89.1 81.6 88.6 携帯電話 スマホ 60 40 20 0 43.5 47.0 52.4 45.3 52.1 48.8 67.1 69.9 49.1 47.9 35.9 36.8 36.3 31.8 29.9 28.8 22.3 23.4 22.6 20.4 20.6 22.0 19.0 21.9 18.4 17.4 22.0 18.4 14.1 13.9 12.1 13.6 16.9 13.8 16.4 15.2 17.5 13.3 14.3 13.7 12.4 11.7 7.6 1.4 2.1 2.6 1.8 2.6 2.2 2.5 2.3 3.0 小 4 小 5 小 6 中 1 中 2 中 3 高 1 高 2 高 3 * あなたはふだん ( 学校がある日 ) 次のことを 1 日にどれくらいの時間やっていますか という設問に対する回答 (%) * 平均時間は読まない人 =0 分として算出 無回答 不明は除外 55.5 62.1 テレビ DVD テレビゲーム PC タブレット 本 マンガ 雑誌 新聞

インターネットの利用内容 18 約 3 割の中高生が ネットで 電子書籍や電子コミック を利用 インターネットの利用内容 ( 学校段階別 ) 母数は インターネットを使っている 中学生の87.3% 高校生の96.9% メール(LINE 含まず ) 中 63.2% < 高 80.0% チャット(LINEなど) 中 62.2% < 高 90.1% Twitter 中 28.1% < 高 56.9% 動画サイト(You Tubeなど ) 中 93.3% 高 95.7% 情報検索 中 93.2% 高 97.2% ゲーム 中 64.2% 高 63.1% 電子書籍や電子コミック 中 34.5% 高 34.9% 勉強 中 6% > 高 55.2% * あなたはふだん インターネットを使って 次のようなことをどれくらいしていますか という設問に対する回答 * 数値は 利用頻度に対する回答のうち ほぼ毎日 週 3~4 回 週 1~2 回 月 1~2 回 月 1 回以下 の合計 (%) * ベネッセ教育総合研究所 中高生の ICT 利用実態調査 2014 年

まとめと提言 19 1 読書の時間は 子どもの生活時間全体のなかで数 % 多忙な生活において 他の時間とのかかわりを考える必要がある 2 高校生は 成績や進路希望と読書行動の関連がなくなる 学習が忙しくなり 読書の時間がなくなる可能性が高い 3 学年が上がるにつれて本を読まなくなるが 不読率が高まるのは小 中 中 高の接続期 生活が変わるこのタイミングでの働きかけが重要 4 新聞を読む習慣が薄れたり 街に本屋がなくなったり インターネットが普及したりといった読書環境の変化を考慮した対策が必要になる 5 家庭の影響がみられるのは小学生まで 中高生は保護者への働きかけ以外の対策が必要になる