観光文化スポーツ部に重点的に職員を配置したとありますが これまでの総数よりも例えば何人増えたとか具体的に説明いただきたいのと ( 新部長について ) 民間からの登用ということで一部報道で ある方に方針を固めたということもありましたが そのあたりはいつ正式決定されるか教えてください 現状の人数について

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科学技術の状況に係る総合的意識調査(定点調査)」調査票にかかるQ&A

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課題研究の進め方 これは,10 年経験者研修講座の各教科の課題研究の研修で使っている資料をまとめたものです 課題研究の進め方 と 課題研究報告書の書き方 について, 教科を限定せずに一般的に紹介してありますので, 校内研修などにご活用ください

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議事録

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社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

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転職後の活躍を実現するには まず 転職先企業に馴染む ことが重要です そこで 転職支援 のプロである転職コンサルタントに 転職先企業への馴染み について伺いました ミドルが転職先企業に馴染めない よくある失敗例としてもっとも多く挙げられたのは 前職の仕事のやり を持ち込む (66%) という回答でし

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と生活を守ることを最優先に 活力溢れる山形県の実現に取り組んでまいりました 今後も 県民の皆様や市町村としっかりと対話を重ね 現場の声を大切にしながら 自然と文明が調和した新理想郷山形 の実現に向けて やまがた創生 に全力で挑んでまいりますので どうぞよろしくお願いいたします フリー質問 朝日新聞の

により 都市の魅力や付加価値の向上を図り もって持続可能なグローバル都 市形成に寄与することを目的とする活動を 総合的 戦略的に展開すること とする (2) シティマネジメントの目標とする姿中野駅周辺や西武新宿線沿線のまちづくりという将来に向けた大規模プロジェクトの推進 並びに産業振興 都市観光 地

( 平成 29 年度公民館等活性化モデル事業 ) 館名 事業名 趣旨 特徴 尾道市向東公民館 防災フェア in 向東! ~ 地域を繋ぐ環 輪 和 話 ~ 〇公民館を核とした地域の防災力の向上〇各種団体 小中学校が繋がり, 安心 安全に暮らせるまちの基盤づくり〇子供たち及び地域住民の公民館への信頼感醸

会長     それでは会次第にしたがいまして議事を進行してまいります

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02_(別紙1)等級ごとの職員数公表資料(集計) xlsx

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観光で稼ぐ! ための手引書 観光消費の拡大と域内経済への波及をめざして ~ データに基づき観光施策を作り上げる 7 つのステップ ~ 北海道経済部観光局 平成 31 年 4 月

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

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職業人のエッセンス 24S 良い仕事をするためのチェックポイント プログラム 指導案 指導用教材 テキスト 配布資料

第 1 部 施策編 4

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資料1 第1回会議のポイントについて

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2 教科に関する調査の結果 (1) 平均正答率 % 小学校 中学校 4 年生 5 年生 6 年生 1 年生 2 年生 3 年生 国語算数 数学英語 狭山市 埼玉県 狭山市 61.4

北海道 欧州諸国 東北 6 県 欧州諸国 人口 562 万人 フィンランド (520 万人 ) 963 万人 スウェーデンベルギー ギリシャ 面積 83456km 2 アイルランド島よ 66889km 2 チェコ りやや大きい 経済規模 20 兆円 フィンランド 33 兆円 スイス ベルギー スウェ

職場環境 回答者数 654 人員構成タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % % 質問 1_ 採用 回答 /654 中途採用 % 新卒採用 % タ

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質問 3 市長は市庁舎の建替えよりも MICE 施設を優先すると発言しているが その考えは変わらないのか 回答 3 MICE については 施設計画予定地の取得において 来年度からは地権者による土地活用ができるようになることから 今年度中に購入できなければ 年間で億単位の賃借料が発生することになります

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市街地再開発事業の今後の展開に関する検討会 の目的 目的 行政における再開発実務担当者の 1 問題意識の共有 2 情報交換と継承 3 専門家との交流 4 地方の声を集約する場として活用 目的 1 問題意識の共有 Step1 Step2 各自治体で抱える再開発ビルの再生に 各担当者の自由な発想による活

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第2章マレーシア人海外旅行市場の現状

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平成 26 年度四国地方公共工事品質確保推進協議会 ( 幹事会 ) 日時 : 平成 26 年 7 月 16 日 ( 水 ) 13:00~13:30 場所 : 高松サンポート合同庁舎低層棟 2 階アイホール 議事次第 ( 案 ) 1. 開会 2. 挨拶 ( 幹事長 ) 挨拶 : 四国地方整備局石井企画

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奈良県ライフライン 情報共有発信マニュアル 第 3.3 版 平成 24 年 7 月 奈良県ライフライン防災対策連絡会

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奈良ファンとして登録の後 評価してもらう 登録したらいくらかのメリットを与える としたうえで 実際に奈良に来てもらって Web 上で評価してもらう メリットは金銭ではなく 1 年登録し 評価をしてもらったら情報を与えるというのはど うか IT の仕組みづくりも予算がいると思うが 時間的にも難しいが

( 常任本部会議の設置等 ) 第 9 条本部に常任本部会議を設置する 2 常任本部会議は 委員長 副委員長及び委員で組織する 3 委員長は 第 11 条第 1 項に規定する最高情報統括責任者をもって充てる 4 委員長は 常任本部会議の事務を総理する 5 副委員長は ICTに関する事務を分掌するプロジ

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最終デジタル化への意識調査速報

併せて 先進事例を統一的なフォーマットでデータベース化する また 意欲ある地域が先進的な取組みを行った人材に 目的に応じて容易に相談できるよう 内閣官房において 各省の人材システムを再点検し 総合的なコンシェルジュ機能を強化する 各種の既存施策に加え 当面 今通常国会に提出を予定している 都市再生法


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第3節 重点的な取り組み

原子力に関する特別世論調査 の概要 平成 21 年 11 月 26 日 内閣府政府広報室 調査概要 調査対象 全国 20 歳以上の者 3,000 人 有効回収数 ( 率 ) 1,850 人 (61.7%) 調査期間 平成 21 年 10 月 15 日 ~10 月 25 日 調査方法 調査員による個別

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持続可能な自治会活動に向けた男女共同参画の推進について(概要)

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第1609回埼玉県教育委員会定例会会議録

人材育成 に関するご意見 1) 独立行政法人情報通信研究機構富永構成員 1 ページ 2) KDDI 株式会社嶋谷構成員 8 ページ 資料 7-2-1

問 3 問 1 で複数種目を回答した場合 指導形態について該当するものを選んでください ( 問 1 で複数種目回答していない場合は回答不要 ) 1 学校が選択した複数種目をすべての生徒に履修させている 2 学校が提示した複数種目から生徒が選択して履修できるようにしている 3 その他 ( 具体的な指導

NEWS 2020 速報 の一部を改正する法律案 REPORT 総会の様子 2025 GDP 3 02 vol

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23 歳までの育児のための短時間勤務制度の制度普及率について 2012 年度実績の 58.4% に対し 2013 年度は 57.7% と普及率は 0.7 ポイント低下し 目標の 65% を達成することができなかった 事業所規模別では 30 人以上規模では8 割を超える措置率となっているものの 5~2

Ⅰ Ⅱ 平成 27 年 岩手県の東日本大震災津波からの復興に関する意識調査 結果 ( 速報 ) 目的 復興計画に基づいて県が行う施策 事業の実施状況や進捗に関し 県民がどの程度重要だと感じ どの程度復旧 復興を実感しているか等を毎年継続的に把握することにより 計画の実効性を高め 長期にわたる復興に向

小守先生インタビューHP掲載用最終版


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消防災第 71 号 平成 22 年 2 月 24 日 各都道府県消防防災主管部長殿 総務省消防庁国民保護 防災部防災課長 ( 公印省略 ) 公務員の消防団への入団促進について ( 通知 ) 消防団員は 普段はそれぞれに他の職業をもつ地域住民により構成され 非常災害が発生した際に 自らの地域は自らで守

本日のポイント 事業のグローバル化の進展に伴い 長期ビジョンVG2020 * と共に現在のリスクマネジメントがスタート 経営陣とオムロンらしいリスクマネジメントは何かについて議論しながら 社会的責任の遂行 等を目標とする グローバル に 統合 された仕組み作りを目指して活動をしてきた 現在 取締役会

3 参加しやすい工夫 ( 効果的な周知や会議運営 ( 開催時間 委員の構成等 ) の工夫 ) 4 名柳田委員 猪瀬委員 庄司委員 小橋委員 2 名関口副会長 高柴委員 1 名櫻井委員 関口副会長 パブリックの後の説明会 意見交換会の開催検討の方向性は 担当課の工夫がある 高柴委員 このバスを望んでい

験をいかし 地域防災力充実強化計画のような形で 地方公共団体や関係団体の事業まで含む関連施策を網羅した総合計画を作成し 関係者がその実施状況を点検しながら 状況に応じて必要な修正を加えつつ 粘り強く全体を着実に実行するという いわば施策実行のシステムを確立して 地域防災力充実強化の実をあげるようにす

Transcription:

知事記者会見 ( 平成 24 年 3 月 26 日 ) 知事発表 (1) 平成 24 年度定期人事異動ついて 幹事社質問 (1) 大仙市の災害廃棄物の試験焼却開始に関する所感について (2) 今年度を振り返って 時間 :13:59~14:23 場所 : プレゼン室 知事から発表事項があるということですので まず発表事項からお願いいたします 4 月 1 日付けの人事異動の概要について申し上げます 今回の異動の総数は1,559 名 昨年度の1,463 名と比較して96 名の増でございます そのうち課長級以上の異動数は 部長級が12 名 次長級 38 名 課長級 132 名の182 名であり 昨年度の164 名と比較して18 名の増であります 年度末の退職者ですが 課長級以上の退職者は 部長級が7 名 次長級 19 名 課長級 33 名の計 59 名 課長級未満の退職者数は97 名 合計で156 名が退職となり 昨年度の189 名と比較して33 名の減となります 今回の異動の主眼点ですが まず 新たに設置した観光文化スポーツ部には 交流人口の増加により 県内経済を活性化させる施策を着実に推進するため 重点的に職員を配置しております その他重要課題や特定課題に対応するため 技術統括監 戦略統括監 地域交通対策監 被災地復興支援監など新たな職を置き体制の強化を図ることとし さらに財政課政策監などには若手職員を抜擢しまして 組織の活性化も図ることとしております 主な異動内容ですが 総務部長には木村総務部次長 企画振興部長には柴田産業労働部長 農林水産部長には藤井農林水部次長 産業労働部長には関根産業労働部次長を充てており 生活環境部長に山田教育次長が昇任で異動しております 詳細については 後ほど人事課にお聞きください 私の方からは以上でございます 幹事社から一つ質問させていただきます - 1 -

観光文化スポーツ部に重点的に職員を配置したとありますが これまでの総数よりも例えば何人増えたとか具体的に説明いただきたいのと ( 新部長について ) 民間からの登用ということで一部報道で ある方に方針を固めたということもありましたが そのあたりはいつ正式決定されるか教えてください 現状の人数については後ほどお知らせしますが 新たな部には113 名の職員を配置することとしております 各部局においても継続的な大きな課題 対応があり 一つはその継続性を持ちながらもフレッシュで新しい感覚もということで 特に観光文化スポーツ部は 今までの継続性というものを持ちながら かつ 観光文化スポーツというのは内部でずっと座って仕事する分野でもございませんし かなり走りながら考える あるいは俗に言う腰が軽くなければならないという点を踏まえ 単なる今までの仕事の経験だけではなく 特に民間部門と一緒にやらなければならない部分もございますので そういう意味で新しいタイプの職員だとか 今までにない流れの職員を配置しております 民間関係の方 ( 観光文化スポーツ部長 ) についても 一部マスコミで出ていますが 2 9 日の人事委員会で正式決定をさせていただきます 手続き等は23 日の議会終了後から具体的にスタートしており 着実にやっていきたいと思っております それでは 各社さん 質問ございましたらお願いいたします ( 記者 ) この人事異動に関して2 点ばかりお尋ねいたします まず1 点目は 観光文化スポーツ部の部長に民間人を起用するという知事のねらい 理由をお聞かせください 県として これから交流人口を拡大し 産業構造の変革の中で 秋田県の持てる現在の力 あるいは有形無形の様々な資源を活用して経済行為に結びつけるとなると 円高の中で大企業の誘致もやっていますがなかなか難しい面もあります また 団塊の世代の人達が退職をすると 旅行をしたいというのが非常に多く 東アジアとの交流についても 観光という面で非常に大きな要素がございますので 観光という分野を秋田の活性化に結びつけていくため これを重点化していきます もう一つは スポーツ立県宣言 あるいは文化ルネッサンス宣言を行っておりますが 様々な形での県民生活の充実 体力の向上 地域の誇り そういうものを高めることによって 県民の皆さんが前向きに生きる力になります そういうことからすると この文化スポーツと観光の分野は 非常に大きい連携が必要ということで この3つを一緒にして進めようとしています - 2 -

人事については 基本的には ある程度これまで経験をした職員のほかに 非常に腰の軽く 動きの速い職員を配置しておりますが これを統括するとなると 様々な視点から広い視野を持ったリーダーシップが必要です これには 経験に裏打ちされている部分と 様々な情報を握っている部分が必要ですが 県の職員でそういうものを持っている職員というのはなかなか難しいことから 民間人という発想になったわけであり その発想の中で 観光業だけを対象とするのではなく 文化スポーツのイベント等を観光と結びつけて集客を図っていくことをやってきた方で ある程度役所の仕組みも分かっている方ということで 候補者を最終的に絞ってきたということでございます 当面役所のやり方と 民間のやり方を融合し 広い視野から秋田の観光行政をリードして また個別具体的な出来事に対しても経験のある方ということで 通常であれば3 月の初めぐらいまでの選定ですが ぎりぎりまで最終的な交渉が続いたというところでございます ( 記者 ) もう一点 2012 年度というのを自分自身の総仕上げの年と知事説明でおっしゃっておりましたが その総仕上げの年というのを意識しまして 今回の人事異動で配慮された点等はございますでしょうか 全体として限られた人的資源ですので 重要な施策の継続性と その組織として単なる経験だけではなく 全くその仕事そのものは初めてだけれども 様々な形での能力 例えば 非常に交渉能力や行動力があるだとかという点も加味し いろいろな面で私なりに考えた人事であります 幹事社から質問事項 2つお願いいたします 1つ目が 本日から岩手県の災害廃棄物を搬入し 大仙市で試験焼却の実験が開始されました 今年度 その災害廃棄物の受け入れを最大の目標とされてきて ようやく始まったことに対する所感 2つ目が 今年度最後の記者会見ということですので 今年度を振り返ってどう総括されるか また 来年度に向けての抱負なども教えてください まず がれきの試験焼却が今日から始まり 4 月の中旬にはデータが出揃うと思います やはり この試験焼却による数値をきちんと掌握した上で 県民の皆さんにこれをお知らせするということが一番大切であり 我々としては予見を持たずに まず数字を待つということであります これまでの学問的なデータ分析からすると 特別な数字は出ないと思いますが あくまで試験焼却の数字を見た上で 県としても大仙市さんとしても最終判断を行うことだと思 - 3 -

います もう一つは 今全県的に一部説明会が開かれたところもございますし これから4 月以降 説明会があちこちで開かれる予定で進んでいるということで ほぼ全県の市町村でこの問題について取り上げていただいておりますので この結果の数字がはっきりしますと これから行う市町村の説明会でも説得性が出てくると思います 全国的にこの流れが急に一気に出てきたわけですが 私は常にその流れというものに余り乗らないというか 常に流れに対しての疑問を感じるという性格上 心情的な問題でこれを処理するものではなく 科学的な見地の問題だということで やはりこういうデータを積み重ねた上できちんと安全性を担保してやるというのが普通であります 被災地のがれきを処理しなければなかなか前に進まないということで それを最大限協力することは一方では大切ですが 批判がなければ抜ける可能性があり 御批判があって初めて 念には念を入れるということもありますから ( 処理が ) 遅れているからやる気がないだとか 早いからいいだとかという問題ではなく あくまでも粛々と冷静に進めていきたいと思います それと 23 年度の思いと24 年度についてですが 23 年度は大震災の影響が甚だ大きな形で我々にも降りかかってきたわけであり また欧州の問題から端を発した経済危機 円高等 日本にとっても秋田にとっても大変揺れた年であり 何とか乗り切ったというか 24 年度につなげたということであります まだ全国でワーストですが 自殺率がある程度下がり始めたという傾向は 今までの民間の皆さんも含めた大きな一つの力であり また エネルギー問題については来年度に向けてかなり自然エネルギーの活用に踏み込んだつもりですので これは一つの大きな流れであります さらに 24 25 年度 その先にもつながりますが デスティネーションキャンペーンの決定や国民文化祭の決定があり 大変厳しい状況の中で 秋田の様々な形での活性化につながるきっかけや機会を幾つか設定したということでございます そういうことで この23 年度は どちらかというと大震災に追われ緊急的な事態での行政運営が中心でしたが こういう大きなイベントがこれから重なり また中通一丁目地区の再開発も24 年度には姿を現します また 県の木材産業のリーダーとなるべく大規模製材工場も24 年度には操業が開始されます 秋田県全体を前に進めるためのイメージアップにもつながり 観光文化スポーツ部の存在意義にもつながる秋田を舞台にした全国的なイベントと 今度はその市街地再開発や大型製材工場という基盤的な下地も整い ある意味では24 年度がちょうどその岐路にかかる年であり ハードで大きなものをつくるのではなく ものの考え方 これからの進め方について24 年度は相当きっちりやり 間違いのない方向性を定めなければならないという総仕上げの年であります そこがうまくいきますとその先が見えてくるわけであり そういう意味では24 年度で終わりということではなく 一定のステップを踏んで それが目に見える形で表に出ますので それを25 年度以降につなげていくという大変大事な年であろうと思います - 4 -

ありがとうございました どうもありがとうございました - 5 -