<4D F736F F D AE8E5997AC92CA8BC682C98AD682B782E98FC194EF8ED293AE8CFC92B28DB A8A C581698DC58F49816A2E646F6378>

Similar documents
<4D F736F F D AE8E5997AC92CA8BC682C98AD682B782E98FC194EF8ED293AE8CFC92B28DB A8A C5202D B2E646F6378>

<4D F736F F D AE8E5997AC92CA8BC682C98AD682B782E98FC194EF8ED293AE8CFC92B28DB A8A C581698DC58F49816A E646F63>

目次 1. 調査の概要 調査の目的 調査対象 対象地域 調査方法 回収状況 結果の概要 住み替え 建て替え リフォームに関する事項 住み替えに関する意思決定 リフォーム

Microsoft Word - ‰L”Òfl�Ł\”‚Š¿.doc

平成16年度

( 資料 3) 比較検討した住宅 (%) 注文住宅取得世帯分譲戸建住宅取得世帯分譲マンション取得世帯 中古戸建住宅取得世帯 中古マンション取得世帯 ( 資料 4) 住宅の選択理由 (%) 注文住宅取得世帯分譲戸建住宅取得世帯分譲マンション取得世帯 中古戸建住宅取得世帯 中古マンション取得世帯 ( 資

Microsoft PowerPoint - N_借換調査2017

Microsoft PowerPoint (確定)【住宅事業者様向け】平成29年度市場動向調査

Microsoft PowerPoint - 調査結果(23年度第2回住宅ローン利用予定者編)

Microsoft Word - H24住宅市場_報告書130411(案).doc

本報告書についての問い合わせ先 国土交通省住宅局住宅政策課経済班 TEL ( 代表 ) 内線

Microsoft PowerPoint - 調査結果(23年度第3回住宅ローン利用予定者編)

<4D F736F F D B4C8ED294AD955C E93788F5A91EE8E738FEA93AE8CFC92B28DB85F95F18D908F B28DB88C8B89CA82CC8A A E646F63>

本報告書についての問い合わせ先 国土交通省住宅局住宅政策課経済班 TEL ( 代表 ) 内線

Microsoft Word - H29住宅市場報告書_本編0406.docx

(Microsoft Word - \216\221\227\2773)

本報告書についての問い合わせ先国土交通省住宅局住宅政策課経済班 TEL ( 代表 ) 内線

2007年首都圏新築一戸建て契約者動向調査

報道関係者各位 2019 年 2 月 1 日野村不動産アーバンネット株式会社 リリースカテゴリー 都市型コンパクトタウン 都市再生 地方創生グローバルへの取組み不動産テック 働き方改革健康 介護ニーズ社会課題定期報告 レポート 不動産情報サイト ノムコム 住宅購入に関する意識調査 ( 第 16 回

【別添3】道内住宅ローン市場動向調査結果(概要版)[1]


図表 2 住宅ローン減税の拡充 消費税率が 5% の場合 消費税率が 8% または 10% の 場合 適用期間 ~2014 年 3 月 2014 年 4 月 ~2017 年末 最大控除額 (10 年間合計 ) 200 万円 (20 万円 10 年間 ) 400 万円 (40 万円 10 年間 ) 控

表紙

<調査Ⅱ>住宅所有者への老後生活に関する調査

Microsoft PowerPoint _公表資料2015

2007年首都圏新築マンション契約者動向調査

13. 平成 29 年 4 月に中古住宅とその敷地を取得した場合 当該敷地の取得に係る不動産取得税の税額から 1/2 に相当する額が減額される 14. 家屋の改築により家屋の取得とみなされた場合 当該改築により増加した価格を課税標準として不動産 取得税が課税される 15. 不動産取得税は 相続 贈与

住宅建築・購入者アンケート実施報告

Microsoft PowerPoint - 調査結果(2017年度第1回住宅ローン利用予定者編)

Microsoft Word - 公表資料2013本番

平成29年 住宅リフォーム税制の手引き 本編_概要

< 調査結果 > 近隣住民の雰囲気も 住宅購入の決め手になった 58.3% 新築購入者では 56.4% 中古購入者では 64.7% Q. 現在の住まいを購入する際 近隣住民の雰囲気も 決め手の一つとなりましたか?( 対象 :600 名 有効回答 :600 名 ) 19.8% 21.0% 15.8%

中古住宅購入者アンケート調査票 統計法に基づく国の統計調査です 調査票情報の秘密の保護に万全を期します 平成 27 年度住宅市場動向調査 = 中古住宅購入者アンケート調査票 = この調査は 平成 26 年 4 月 1 日から平成 27 年 3 月 31 日までの間に 中古住宅を購入し すでに入居され

相続税の節税対策としての生前贈与 相続税 贈与税はともに相手に渡る財産の金額に対して累進的な税率により税金がかかりま す そこで 相続税の税率よりも低い税率で贈与をすれば 相続税の節税になります 下の 図で相続税と贈与税税率を確認して下さい 贈与税は 相続税に比べ 基礎控除額が低く さらに税率が高く

売買 売買仲介アンケート調査結果とりまとめ Ⅰ 各社の企業概要 (1) 本社所在都道府県 2

20 金融資産目標残高 今後の金融商品の保有希望 元本割れを起こす可能性があるが 収益性の高いと見込まれる金融商品の保有 日常的な支払い ( 買い物代金等 ) の主な資金決済手段 日常的な支払い ( 買い物代金等 ) の主な資金決済手段 ( 続き )

<4D F736F F D F4390B3817A E9E935F8F5A91EE838D815B839382C98AD682B782E992B28DB82E646F63>

目次 1 調査概要 P2~P4 2 平成 29 年度の販売見込みについて ( 住宅事業者 ) P5~P6 3 平成 29 年度の住宅の買い時感について ( 一般消費者 ) P7 4 住宅で重視するポイントは?( 住宅事業者 一般消費者 ) P8~P9 5 建物の性能で重視する事項は?( 住宅事業者

約 6 倍になると予測されており これら高経年マンションが増えていく中 経年による建物 設備の劣化等に対応するための大規模修繕や改修等の資金不足の問題が深刻化している 今後 良質なマンションを維持していくためにも 特にマンション共用部のリフォームについての支援が急務である (4) 賃貸住宅のリフォー

各年の住宅ローン控除額の算出 所得税から控除しきれない額は住民税からも控除 当該年分の住宅ローン控除額から当該年分の所得税額 ( 住宅ローン控除の適用がないものとした場合の所得税額 ) を控除した際に 残額がある場合については 翌年度分の個人住民税において 当該残額に相当する額が 以下の控除限度額の

<4D F736F F D F D E C83588F5A91EE838D815B8393>

2. 控除の適用時期 Q. 12 月に取得した自宅の所在地に 年末までに住民票を移しましたが 都合で引っ越しが翌年になってしまった場合 住宅ローン控除はいつから受けることになりますか A. 住宅ローン控除の適用を受けるためには 実際に居住を開始することが必要です したがって 住民票を移した年ではなく

< 調査結果 > 住宅ローン完済まで平均 13.7 年 当初の予定より繰り上げた期間平均 11.2 年 Q. 住宅購入時の 住宅価格 頭金額 親からの援助額 住宅ローン借入額 住宅ローンを組んだ時に設定した返済期間 繰り上げ返済した期間 ローン完済までの期間 年収 ( 住宅購入時 ) 年齢 ( 住宅

Microsoft Word - 最終原稿 docx

Microsoft PowerPoint - 調査結果(H20第1回)第1案.ppt

N_①公表資料2017

野村不動産グループPRESSRELEASE

契約をするとき 契約書に貼る印紙税不動産取引で取り交わす契約書は 印紙税の対象となります 具体的には 不動産の売買契約書や建物の建築請負契約書 土地賃貸借契約書 ローン借入時の金銭消費貸借契約書等がこれに当たります 印紙税の額は 契約書に記載された金額によって決定されます 原則として 収入印紙を課税

15. 返済試算額の入手方法 平成 27 年 10 月 21 日現在 融資窓口にお申し出いただくか 当行ホームページのシミュレーション画面で試算できます 最寄りの道銀までお問い合わせください 16. 事務手数料 27,000 円 ( 消費税込み ) の手数料をお支払いただきます 17. その他全額繰

. 個人投資家の年齢層と年収 個人投資家 ( 回答者 ) の年齢層 8% 6% 28% 2~3 代 5% 2% 3% 4 代 5 代 6~64 歳 65~69 歳 7 代以上 個人投資家 ( 本調査の回答者 ) の過半数 (56%) は 6 歳以上のシニア層 昨年調査 6 歳以上の個人投資家 56%

平成23年度 住宅リフォーム実例調査

4. 平成 27 年度税制改正の概要 (1) 住宅の取得に関わる税制 登録免許税 不動産取得税 改正項目ヘ ーシ 改正内容 所有権保存登記 所有権移転登記 所有権の信託 抵当権設定の登記の軽減措置 税率の軽減措置 宅地評価土地の課税標準の軽減措置 軽減税率の適用期限を平成 27 年 3

Ⅱ. 調査データ 1) 前回の増税時に 建て替え 買い替え リフォームをおこなった 15.9% おこなおうとしたが間に合わなかった 2.9% 2014 年 4 月に消費税が 5% から 8% に増税される前 住まいの建て替え ( 新築 ) 買い替え ( 購入 ) リフォームをおこなったか尋ねたところ

平成 31 年度住宅関連税制改正の概要 ( 一社 ) 住宅生産団体連合会 平成 31 年 3 月 (1) 住宅ローン減税の拡充 ( 所得税 個人住民税 ) 消費税率 10% が適用される住宅取得等をして 2019 年 10 月 1 日から 2020 年 12 月 31 日までの間にその者の居住の用に

Microsoft PowerPoint - 住宅ローンを借りる金融機関選択の自由回答分析

分譲住宅購入者アンケート調査票 統計法に基づく国の統計調査です 調査票情報の秘密の保護に万全を期します 平成 27 年度住宅市場動向調査 = 分譲住宅購入者アンケート調査票 = この調査は 平成 26 年 4 月 1 日から平成 27 年 3 月 31 日までの間に 新築の分譲住宅を購入し 入居され

Microsoft Word - ①NEWS RELEASE リバースモーゲージ

9月23日は不動産の日 「 不 動 産 の 日 ア ン ケ ー ト 」  - 不動産に関する意識調査結果 -

(2) 金沢市の世帯数の動向 350, , ,000 ( 人 世帯 ) ( 人 / 世帯 ) 世帯数 世帯人員 , , , , ,1

<4D F736F F D F46524B5F8EF193738C9782CC8F5A91EE8E738FEA837C B82C98AD682B782E992B28DB82E646F6378>

21/6/18 融資概要と仕組み 融資概要と仕組み 借入内容 19,4, 借入年数 3 年 73,31 ボーナス月の加算支払額 シート内のグラフは月々返済のみ 変動なしで計算した場合で表記 しています ローンの内訳って こういうふうになって いるんだね ,4,

相続税計算 例 不動産等の評価財産の課税評価額が 4 億 8 千万円 生命保険金の受取額が 2 千万円 現金 預金等が 4 千万円 ローン等の債務及び葬式費用等が 3 千万円である場合の相続税を計算します 相続人は妻と 2 人の子供の 3 人です ( 評価額を計算するには専門知識を要します 必ず概算

10月分_合併記念特別プラン集宅ローンチラシ

民間住宅建築主アンケート調査票 統計法に基づく国の統計調査です 調査票情報の秘密の保護に万全を期します 平成 30 年度住宅市場動向調査 = 民間住宅建築主アンケート調査票 = この調査は 平成 29 年 4 月 1 日から平成 30 年 3 月 31 日までの間に ご自身の住宅を建築し 入居された

<4D F736F F D2088EB8AF28E738F5A91EE837D E815B E646F63>

<4D F736F F D208EE18ED28F5A91D682A68A C55F8DC58F4982E682E BA907D8DB782B591D682A65F2E646F6378>

PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft Word - .\...doc

4 住宅購入 名称住宅購入に対する各種税金と給付金に関する支援 担当部課 概要新築または中古の住宅を取得するとかかる税金があります また 所得税控除や給付金が支払われる制度もあります 1. 不動産取得税 ( 県税 ) 土地や家屋などの不動産の取得時に 県が課税する税金です お問い合わせ先 神奈川県藤

(3) 可処分所得の計算 可処分所得とは 家計で自由に使える手取収入のことである 給与所得者 の可処分所得は 次の計算式から求められる 給与所得者の可処分所得は 年収 ( 勤務先の給料 賞与 ) から 社会保険料と所得税 住民税を差し引いた額である なお 生命保険や火災保険などの民間保険の保険料およ

01 公的年金の受給状況

平成23年度 住宅リフォーム実例調査

マンション棟数密度 ( 東京 23 区比較 ) 千代田区中央区港区新宿区文京区台東区墨田区江東区品川区目黒区大田区世田谷区渋谷区中野区杉並区豊島区北区荒川区板橋区練馬区足立区葛飾区江戸川区

スライド 1

問 2. 現在 該当区域内に居住していますか 1. 居住している % 2. 居住していない % 無回答 % % 単位 : 人 1.9% 32.7% 65.4% 1. 居住している 2. 居住していない無回答 回答者のうち 居住者が約 65

問 1-2. 回答者の住宅特性 住宅タイプ別では 非木造 共同住宅 ( マンション等 ) が約 6 割 (61%) 所有関係別では 持家 が約 7 割 (69%) と最も多くなっています 住宅タイプ 所有関係別にみると 非木造 共同住宅 の 持家 が最も多く (211 件 ) 次いで 非木造 共同住

税幅を 1% ずつ小刻みに引き上げるべきであるといった意見も浮上しており 予定通り引上げが実施されるかは 不透明な状況です Q 消費税増税で住宅取得時の税負担は どのくらい増加しますか A そもそも住宅購入にかかる消費税は 土地にはかからず新築物件なら建物部分のみです 仮に図表 1の モデル のよう

「住宅リフォーム実例調査」および「住宅リフォーム潜在需要者の意識と行動に関する調査」について(案)

2009年9月●日

Ⅰ 調査目的 総合研究所では 新規開業企業の実態を把握するために 1991 年から毎年 新規開業実態調査 を実施し 開業時の年齢や開業費用など時系列で比較可能なデータを蓄積すると同時に 様々なテーマで分析を行ってきた 今年度は 高齢化が進展するなか開業の担い手として注目を集めているシニア起業家 (

相続税・贈与税の基礎と近年の改正点

2012年4月2日

Microsoft PowerPoint - 【資料3-13】中国.pptx

平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書(全体版)

経済的に厳しくなった方の約半数が食費の工夫でローン対策 購入後 家計の厳しさを緩和するための取り組みとしては 食費の抑制 (49.3%) 衣服費の抑制 (39.7%) 懸賞 アンケート等によるポイント獲得などのプチ稼ぎ (38.2%) などが上位にあがっている 詳細データ Q1: 直近の住宅購入につ

1 住みかえ派の 90.3% リフォーム派の 86.9% が シニアライフを送る住まいに 満足! シニアライフを送る 現在の住まいに対して 住みかえを行った人の 90.3% リフォームを行った人の 86.9% が 非常に満足 (100 点 ) または まあまあ満足(75 点 ) と回答し いずれも満

2017 年 2 月 27 日株式会社カカクコム 価格.com 生命保険 に関する調査結果を発表加入率は約 8 割 若年層ほど低い傾向 加入中の生命保険は終身タイプがトップ将来への不安?20 代の加入目的 老後保障 貯蓄 が他世代よりも高い結果に補償内容への理解度 十分理解できていない加入者が 53

2. 省エネ改修工事 耐震改修工事をした場合の所得税額の特別控除に係る工事範囲の拡充 (1) 改正の趣旨 背景 新築の長期優良住宅の認定基準制度に加え 平成 28 年 2 月 増改築による長期優良住宅の認定基準が制定された 長期優良住宅であると認定されることで 税制上様々な優遇措置を受けることができ

1. 住宅ローン商品の特徴比較 お奨めするそれぞれの住宅ローン商品の特徴は次のとおりです 各候補の住宅ローン詳細に関しましては次ページ以降の 住宅ローン比較表 お勧めする住宅ローン および金融機関のパンフレット等にてご確認ください 特徴 候補 A 候補 B 候補 C 候補 D A 銀行 A 銀行 B

(平成13年9月25日現在)

Microsoft PowerPoint - ‡g‡o„´“e†iH18’Å’§›ü’³†j0403

【補論】戸建注文住宅と消費税の影響度に関する考察

報道関係者各位 2015 年 9 月 1 日 アットホーム株式会社 トレンド調査 30 代 40 代男女に聞く 実家に対する思い 調査 実家が空き家になる可能性がある 29.1% 実家がなくなるのは寂しい 68.4% 不動産情報サービスのアットホーム株式会社 ( 本社 : 東京都大田区 代表取締役

の各種税制優遇を受けやすくする見直しが行われ 入居までに耐震基準に適合するという証明があれば 1 住宅ローン減税 2 住宅取得資金に関する贈与税の非課税措置 3 中古住宅に関する不動産取得税の特例措置の適用が可能となる 耐震基準に適合しない中古住宅を取得し 耐震改修工事を実施した後に入居するような場

日本の富裕層は 122 万世帯、純金融資産総額は272 兆円

PowerPoint プレゼンテーション

資料 4 平成 29 年 1 月 27 日記者会見 土地区画整理事業に関する土地利活用意向調査の実施結果について 復興推進本部都市整備推進室 1 土地利活用意向調査の目的 市内 4 地区の土地区画整理事業は 平成 29 年度末を目標に全ての宅地引渡しが完了できるよう鋭意工事を進めております 地権者へ

所得税確定申告セミナー

空 白

ご注意 ( 個人向け ) 補修の場合で 元金据置期間を設定するときは 返済期間の欄の年数から 1 年を引いた年数の返済額をご覧ください ( 例 ) 返済期間 20 年据置期間 1 年 20 年 - 1 年 = 19 年 返済期間 19 年の返済額をご覧ください < 個人向け> 災害復興住宅融資 10

Transcription:

不動産流通業に関する消費者動向調査 < 第 23 回 ( )> 調査結果報告書 ( 概要版 ) 平成 30 年 9 月 一般社団法人不動産流通経営協会

第 23 回不動産流通業に関する消費者動向調査結果 要旨 現金 預貯金等の利用率は新築 既存とも前年度に引き続き減少傾向 親からの贈与 の利用者平均額は 新築購入者で 854 万円 既存購入者で 717 万円 自己資金についてみると 現金 預貯金等 の利用率は前年度に比べ 新築住宅購入者では 4.3 ポイント 既存住宅購入者では 0.8 ポイント減少しており 2016 年度調査から 2 年連続での減少傾向となっている 自己資金の利用者平均額をみると 特に新築住宅購入者の 前住居の売却金 の金額が前年度に比べて 1012 万円増加している点が特徴的である また 親からの贈与 の利用者平均額は 新築住宅購入者が 854.6 万円で前年度に比べて微増 既存住宅購入者が 717.5 万円で微減となっている 借入資金等についてみると 前年度に引き続き 銀行等の民間ローン の利用者数が最も多くなっている また 利用者平均額では 新築住宅購入者の フラット 35S が昨年度に比べ 420 万円程度利用者平均額が増加している 利用した民間ローンの金利タイプでは変動金利型が5 割超 固定金利型の利用率は減少固定金利では 全期間固定金利型 20 年超 の利用率に増加傾向がみられる ネット銀行で提供されている住宅ローン注 1) の利用者は民間ローン利用者の 17.5% 利用した民間ローンの金利タイプについては 変動金利型 が最も多く 59.3% となっており 次いで 固定金利期間選択型 が 19.9% 全期間固定金利型 が 9.7% ミックスプラン注 2 ) が 9.5% となった 固定金利の利用についてみると 今年度は固定金利期間選択型では 3 年 5 年 の利用率が増加している 一方 全期間固定金利型では 20 年超の利用率については 直近 3 年間で増加傾向がみられている 民間ローン利用者のうち ネット銀行で提供されている住宅ローン の利用は全体の 17.5% であり 一般の銀行で提供されているネット専用の住宅ローン注 3 ) 両ローンの併用 を合わせると全体の 34.0% を占める また 新築住宅購入者と既存住宅購入者で住宅ローンのネット利用状況注 2 ) を比較すると 新築住宅購入者が 38.8% で既存住宅購入者に比べて 8.2 ポイント高くなっている フラット 35 またはフラット 35S が適用可能な住宅を購入した世帯の中で 実際に融資を利用した世帯の割合は 新築住宅購入者で 21.4%( 対前年度比 1.8 ポイント増 ) 既存住宅購入者で 22.6%( 対前年度比 1.0 ポイント減 ) となった また フラット 35S を利用した 世帯の割合は 既存住宅購入者では 7.4%( 対前年度比 3.7 ポイント減 ) 新築住宅購入者では 7.7%( 対前年度比 1.2 ポイント減 ) となった ( 注 1) 窓口となる店舗や自行の ATM を持たずにインターネット上での取引を中心として営業している銀行 ( ネット銀行 ) で提供されている住宅ローンで 審査申込から契約 融資までの流れの殆どをインターネット上で行うものをさす ( 注 2) 契約当初に複数の金利タイプを選択する住宅ローンのこと ( 注 3) 窓口となる店舗や自行の ATM を持つ銀行で提供されている 審査申込から契約 融資までの流れの殆どをインターネット上で行うタイプの住宅ローンをさす 住宅取得等資金に係る贈与税の非課税制度の利用者は住宅購入者の 12.4% 住宅購入者に占める 住宅取得等資金に係る贈与税の非課税制度 の利用者の割合は 12.4% となっている 世帯主の年齢別にみると 住宅取得等資金に係る贈与税の非課税制度 の利用率は 40~ 49 才 が 83.3% で最も多く 次いで 30~39 才 (78.4%) 50 才以上 (66.7%) となっている また 29 才未満 では 利用率が 44.4% と半数を下回っている 住宅購入に与えた具体的な影響については 新築 既存とも 借入金額を少なくできた が最も多く 次いで 住宅を購入することができた となっている 特に 既存住宅購入者では 住宅の購入時期を早めた が昨年度に比べて 10 ポイント増加している 今後の消費税率引き上げ予定が 特に影響はなかった のは新築住宅購入者の 58.2% 新築住宅購入者について 今後予定されている消費税率 10% への引き上げが今回の住宅購入に与えた影響についてみると 特に影響はなかった が全体の 58.2% となっている 消費税率の引き上げについては そもそも住宅に消費税がかかるのはおかしい もしくは 住宅購入は特別で 現行のまま据え置くべきである が住宅購入者全体の 49.5% を占めており 世帯主の年齢別にみても 各世代とも 5 割前後を占めている

注 4) プラスの売却差額発生世帯が前年度から 1.6 ポイント増加 (33.3%) 注 4) マイナスの売却差額発生世帯が前年度から 1.4 ポイント増加 (62.0%) マイナスの売却差額発生世帯の平均差額は前年度から増加し 1482.0 万円 ( 注 4) 売却差額とは 自己所有住宅の売却時の価格から購入時の価格を差し引いた額 自己所有住宅から住み替えた世帯の 70.5% にあたる 158 世帯が従前住宅を売却している このうちマイナスの売却差額が発生している世帯は 62.0%( 対前年度比 1.4 ポイント増 ) プラスの売却差額が発生している世帯は 33.3%( 対前年度比 1.6 ポイント増 ) となっている 売却差額の分布状況をみると -3 千万円以下の割合が昨年度に比べて 0.5 ポイント増加している マイナスの売却差額発生世帯は従前住宅を平均 4306.3 万円 ( 前年度 4068.8 万円 ) で購入し 平均 2785.1 万円 ( 前年度 2712.6 万円 ) で売却しており その差額は前年度から増加し 1482.0 万円 ( 前年度 1337.5 万円 ) であった インターネット利用率は 新築 既存に関わらず 9 割超 インターネットによる不動産情報の収集経験は全体の 92.1% となっている また 新築住宅購入者と既存住宅購入者を比較すると 新築住宅購入者が 92.4% 既存住宅購入者が 91.9% となっており 新築住宅購入者が既存住宅購入者に比べて 3.4 ポイント利用率が高い 利用したインターネット端末をみると スマートフォン が最も高く 80.4% となっており 次いで パソコン が 79.9% となっている また スマートフォンの利用率は年々増加していることが見て取れる 世代別にみると 世代が若くなるほどスマートフォンの利用率が高くなる一方 パソコンの利用率は低くなる 既存住宅購入者の購入対象は希望エリアで手頃な価格の良質な物件 既存住宅購入者のうち 既存住宅のみ 主に既存住宅 を探した割合は 51.7% となっている 既存住宅の購入理由としては 希望エリアの物件だったから (67.0%) 手頃な価格だったから (64.9%) 良質な物件だったから (40.8%) が上位 3 位を占めており 立地や価格の手頃さに次いで 住宅の質が購入の決め手となっていることがうかがえる の特徴として 新耐震基準を満たしていた が 18.1% で台所や浴室の設備 広さと同程度となっており 既存住宅購入を検討する際の判断要素のひとつになっていることが見てとれる 不動産会社等による住宅保証の利用率は 57.1% うち建物保証の利用が 40.7% 既存住宅の購入にあたっての建物検査注 5) の実施率は 44.7% 既存住宅購入者における不動産会社等による住宅保証の利用状況をみると 住宅保証の利用率は 57.1% となっており うち建物保証の利用が 40.7% を占めている 建て方別に 建物保証 住宅設備保証 の利用状況をみると 既存戸建てでは建物保証を利用した購入者が 51.8% 既存マンションでは 35.6% となった 不動産会社等による住宅保証が今回の住宅購入に多少なりとも影響したとの回答は 住宅保証利用者の 74.2% を占めている 既存住宅購入者における 既存住宅売買かし保険 ( 国が指定する住宅瑕疵担保責任保険法人が提供する保険 ) の利用率は 12.6% となっている 利用者について既存住宅売買かし保険が今回の住宅購入に与えた影響度をみると 多少なりとも影響したとの回答は 70.1% 既存戸建てでは 78.6% となっている 不動産会社等による住宅保証もしくは 既存住宅売買かし保険 を利用する際に実施された検査以外におこなわれた民間の建物検査 ( ホーム インスペクション ) 注 5 ) の実施率は 既に売主がおこなっていた が 10.2% 売主に依頼しておこなってもらった が 2.6% 合計 12.8% となっている 既存住宅の購入にあたって何らかの建物検査注 6 ) を行った購入者は 既存住宅購入者の 44.7% となっている 特に 既存戸建て購入者では 54.3% となっており 全体の半数を超えている ( 注 5) 不動産会社等による建物保証及び 既存住宅売買かし保険 の利用にあたって実施された検査 ならびにそれ以外におこなった民間の建物検査 ( ホーム インスペクション ) ( 注 6) 不動産会社が提供する無償のインスペクションサービス ( 主に買主側の購入申込前に実施 ) がおこなわれた場合を含む 新築 既存とも 不動産会社選定の最大の決め手は 会社の信頼性の高さ 住宅の住宅購入取引を依頼した不動産会社を選んだ理由としては 新築 既存とも 不動産会社の信頼性の高さ の割合が最も高くなっている 既存住宅購入者は 新築住宅購入者に比べて 担当者の誠実さ 人柄 (43.2%) 営業所が近所にあること (19.8%) の割合が高くなっており 担当者の人柄や営業所が身近にあることが不動産会社選定の重要な要素になっていることがうかがえる

30 代以下の住まいに対する意識面からみた購入決定理由は 資産保有 が 5 割超身辺事情での購入決定理由は結婚 出産 子どもの独立などライフイベントの割合が高い 今回の住宅購入を決めた動機を住まいに対する意識の面について世帯主の年齢別にみると 30 才代では もっと広い家に住みたかった が 58.6% で最も高い また 60 才以上では 住まい方に合わせて大きすぎない家に住みたかった が 31.7% と他の年代に比べ 18 ポイント以上高くなっている 身辺事情からみた住宅購入理由について世帯主の年齢別にみると 29 才以下では 結婚を機に家を持ちたかった (43.2%) 30 才代では 子どもの誕生や成長で住まいが手狭になった (50.1%) 60 才以上では 子どもの独立などで家族が減った (17.8%) 子の近くに住むことになった (16.8%) など ライフイベントを購入理由として挙げる割合が高いことが見てとれる 40 代以下の資金面の購入決定理由は 金利の低さ 減税制度 などの借入のしやすさ環境面での購入決定理由は年齢にかかわらず 駅に近いところ の割合が高い 住宅の質の面からみた購入決定理由は年代に関わらず 間取り 広さ の割合が高い 資金面からみた住宅購入理由について世帯主の年齢別にみると 40 才代以下では 金利が低かった が 5 割を超えている また 29 才以下では 住宅ローン減税制度が有利で買い時と思った が 40.5% 30 才代以下では フラット 35 またはフラット 35S を利用することができた が 4 割超となっているなど 特に借入のしやすさを購入理由として挙げる割合が高くなっている また 60 才以上では まとまったお金が手に入った の割合が最も高く 41.6% となっている 環境面からみた住宅購入理由としては 世帯主の年齢に関わらず 駅に近いところに住みたかった の割合が最も高く 購入者全体では 54.3% となっている 世帯主の年齢別にみると 29 才以下では 勤務地に近いところに住みたかった が 40.5% で 2 番目に回答割合が高くなっている また 30 才代以下では 治安のよいところに住みたかった が 3 割超 30 才代から 40 才代は 教育環境を考えて住み替えたかった が 3 割超 60 才以上では 病院など医療施設への便がよいところに住みたかった が 27.7% で他の世代に比べ 10 ポイント以上高いなどの特徴がみられる 住宅の質の面では 世帯主の年齢に関わらず 間取りが気に行った 住宅の広さがよかった の割合が特に高くなっている 世帯主の年齢別にみると 年齢が上がるほど 新耐震基準を満たした住宅だった の割合が高くなる傾向がみられるほか 30 才代以下では 住宅のデザインが気に入った が 4 割超となっているが 60 才以上では 地震 火災 水害等に対する安全性が高そうだった 段差がない 手すりがつけられるなどの配慮を気に入った がいずれも 3 割超となっており他の年代に比べて高くなっているなど違いがみられる

不動産流通業に関する消費者動向調査 < 第 23 回 ( )> 調査結果報告書 ( 概要版 ) 目次 調査概要 1 (1) 調査の目的 (2) 調査対象 (3) 調査方法 (4) 調査期間 (5) 配布 回収状況 (6) 回答者の基本属性 1. 住宅購入資金の内訳 3 2. 住宅購入資金における贈与の利用状況 8 3. 消費税に対する意識 10 4. 買い換えによる売却差額の発生状況 11 5. マイナスの売却差額発生世帯の状況 12 6. インターネットの利用状況 13 7. 既存住宅購入に対する意識 15 8. 既存住宅購入にあたっての建物検査の実施状況等 16 9. 不動産業 不動産仲介業の今後のあり方 19 10. 住宅購入を決定した理由 要因 20

2

調査概要 (1) 調査の目的本調査は 居住用不動産取得者の取得行動 種々のサービス等の利用実態 評価を時系列把握することで 不動産流通に対する消費者の行動を捉えることを目的に 1991 年から隔年で 2001 年からは毎年実施している (2) 調査対象首都圏 1 都 3 県 ( 東京都 神奈川県 埼玉県 千葉県 ) で平成 29 年 4 月 1 日から平成 30 年 3 月 31 日の間に 購入した住宅の引渡しを受けた世帯を対象としている これらの調査対象者の抽出にあたっては 会員会社の協力を得て 住宅タイプ ( 新築戸建て 新築マンション 既存戸建て 既存マンション ) のバランスに配慮し 対象を抽出した (3) 調査方法 WEBアンケート ( 調査対象者にはアンケートページのURLおよびQRコードを紙面およびメールにて通知するとともに協力を依頼する形で実施 ) 第 22 回 ( ) 調査までは 紙の調査票を郵送 回収する形で実施 (4) 調査期間 発送時期 : 平成 30 年 6 月 18 日回収締切 : 平成 30 年 7 月 9 日 (5) 配布 回収状況 1 送総数 : 2539 票 2 回答数 : 870 票 3 回答率 : 34.3% 購入物件の建て方別発送 回答数 合計 新築住宅 既存住宅 N 購入者計 戸建て マンション S 購入者計 戸建て マンション 発送数 2539 794 210 584 1745 579 1166 (10%) (10%) (26.4%) (73.6%) (10%) (33.2%) (66.8%) 回答数 870 340 86 252 530 162 360 (10%) (10%) (25.3%) (74.1%) (10%) (30.6%) (67.9%) N 回答数には 住宅の建て方不明 2 件を含む S 回答数には 住宅の建て方不明 8 件を含む 1

(6) 回答者の基本属性 世帯主の年齢 新築住宅既存住宅 合計 購入者 購入者 29 才以下 37 18 19 30~34 才 183 86 97 35~39 才 182 88 94 40~44 才 148 54 94 45~49 才 98 30 68 50~54 才 64 21 43 55~59 才 54 13 41 60 才以上 101 29 72 3 1 2 全体 870 340 530 新築住宅購入者 (N=340) 既存住宅購入者 (N=530) 29 才以下 30~ 34 才 5.3 3.6 35~ 39 才 18.3 25.3 40~ 44 才 17.7 45~ 49 才 25.9 17.7 50~ 54 才 15.9 12.8 55~ 59 才 8.8 6.23.88.5 0.3 8.1 7.7 60 才以上 13.6 0.4 世帯主の性別 合計 新築住宅購入者 既存住宅購入者 男 762 312 450 女 105 27 78 3 1 2 全体 870 340 530 新築住宅購入者 (N=340) 既存住宅購入者 (N=530) 91.8 84.9 7.90.3 14.7 0.4 男 女 世帯構成 合計 新築住宅購入者既存住宅購入者 単身 71 15 56 夫婦だけ ( 子供なし ) 262 114 148 夫婦と子供 ( 第一子が小学校入学前 ) がいる 253 118 135 夫婦と子供 ( 第一子が小学生以上 ) がいる 213 72 141 夫婦と親が同居 ( 二世代同居 ) 9 2 7 夫婦と子供と親が同居 ( 三世代同居 ) 12 2 10 47 15 32 3 2 1 全体 870 340 530 新築住宅購入者 (N=340) 4.4 33.5 34.7 21.2 0.6 0.6 4.40.6 既存住宅購入者 (N=530) 10.6 27.9 25.5 26.6 1.9 1.3 6.0 0.2 単身 夫婦のみ 夫婦と子供 ( 第一子が小学校入学前 ) 夫婦と子供 ( 第一子が小学生以上 ) 夫婦と親が同居 夫婦と子供と親が同居 新築住宅購入者 既存住宅購入者別回答数の推移今年度 ( ) 今年度 ( ) 昨年度 (2016 年度 ) 新築住宅購入者 340(39.1%) 401(37.6%) 399(36.4%) 既存住宅購入者 530(60.9%) 666(62.4%) 698(63.6%) 合 計 870(10%) 1067(10%) 1097(10%) 2

1. 住宅購入資金の内訳 現金 預貯金等の利用率は新築 既存とも前年度に引き続き減少傾向 親からの贈与 の利用者平均額は 新築購入者で 854 万円 既存購入者で 717 万円 自己資金についてみると 現金 預貯金等 の利用率は前年度に比べ 新築住宅購入者では 4.3 ポイント 既存住宅購入者では 0.8 ポイント減少しており 2016 年度調査から 2 年連続での減少傾向となっている 自己資金の利用者平均額をみると 特に新築住宅購入者の 前住居の売却金 の金額が前年度に比べて 1012 万円増加している点が特徴的である また 親からの贈与 の利用者平均額は 新築住宅購入者が 854.6 万円で前年度に比べて微増 既存住宅購入者が 717.5 万円で微減となっている ( 図 1, 図 2) 借入資金等についてみると 前年度に引き続き 銀行等の民間ローン の利用者数が最も多くなっている また 利用者平均額では 新築住宅購入者の フラット 35S で昨年度に比べ 420 万円程度利用者平均額が増加している ( 図 1, 図 2) 図 1 各資金の利用者平均額の変化 / 新築住宅購入者 現金 預貯金等 前住居の売却金 親からの贈与 親以外の親族からの贈与 うち祖父母からの贈与 フラット 35 フラット 35S 財形住宅融資 銀行等の民間ローン 企業の社内融資 親 兄弟姉妹などの親族 知人からの借入 現金 預貯金等 前住居の売却金 親からの贈与 親以外の親族からの贈与 うち祖父母からの贈与 フラット 35 フラット 35S 財形住宅融資 銀行等の民間ローン 企業の社内融資 親 兄弟姉妹などの親族 知人からの借入 ( 万円 ) 0 1000 2000 3000 4000 5000 6000 1033.3 1227.9 3365.2 2352.3 854.6 766.4 631.1 1689.8 742.9 966.7 3991.7 4031.4 3436.7 3015.0 250 4360.8 3863.9 510 150 70 87 図 2 各資金の利用者平均額の変化 / 既存住宅購入者 ( 万円 ) 0 1000 2000 3000 4000 5000 6000 1369.6 1208.2 2277.5 2281.7 717.5 723.1 52 472.5 52 396.7 2848.6 3178.1 2477.6 2665.9 1387.5 260 3348.4 3172.4 2536.0 3896.0 95 924.0 < 利用者数と利用率 > 現金 預貯金等 前住居の売却金 親からの贈与 親以外の親族からの贈与 うち祖父母からの贈与 フラット 35 フラット 35S 財形住宅融資 銀行等の民間ローン 企業の社内融資 親 兄弟姉妹などの親族 知人からの借入 < 利用者数と利用率 > 現金 預貯金等 前住居の売却金 親からの贈与 親以外の親族からの贈与 うち祖父母からの贈与 フラット 35 フラット 35S 財形住宅融資 銀行等の民間ローン 企業の社内融資親 兄弟姉妹などの親族 知人からの借入 利用者数 利用率 226 66.5% 284 70.8% 24 7.1% 31 7.7% 78 22.9% 78 19.5% 9 2.6% 8 2.0% 7 2.1% 3 0.7% 34 1% 25 6.2% 19 5.6% 21 5.2% 0 % 1 0.2% 227 66.8% 293 73.1% 2 0.6% 3 0.7% 1 0.3% 7 1.7% ( 注 1) 利用率は 新築住宅購入者全体 (2018 年 N=340 2017 年 N=401) に対する割合 ( 注 2)2018 年 2017 年ともに利用者平均額は 2.5% トリム平均をとっている ( 注 3) 現金 預貯金等 には他に分類されない自己資金を含む 利用者数 利用率 316 59.6% 402 60.4% 62 11.7% 75 11.3% 58 10.9% 104 15.6% 5 0.9% 8 1.2% 5 0.9% 6 0.9% 38 7.2% 28 4.2% 20 3.8% 25 3.8% 4 0.8% 1 0.2% 333 62.8% 443 66.5% 2 0.4% 5 0.8% 4 0.8% 10 1.5% ( 注 1) 利用率は 既存住宅購入者全体 (2018 年 N=530 2017 年 N=666) に対する割合 ( 注 2)2018 年 2017 年ともに利用者平均額は 2.5% トリム平均をとっている ( 注 3) 現金 預貯金等 には他に分類されない自己資金を含む 3

利用した民間ローンの金利タイプでは変動金利型が5 割超 固定金利型の利用率は減少固定金利では 全期間固定金利型 20 年超 の利用率に増加傾向がみられる 利用した民間ローンの金利タイプについては 変動金利型 が最も多く 59.3% となっており 次いで 固定金利期間選択型 が 19.9% 全期間固定金利型 が 9.7% ミックスプラン注 ) が 9.5% となった ( 図 3) 図 3 利用した民間ローンの金利タイプ (N=560) 9.7 19.9 59.3 9.5 0.5 (N=736) 14.5 29.3 43.6 9.4 3.1 2016 年度 (N=718) 5.2 18.0 63.9 0.3 9.5 2.9 ( 注 ) 契約当初に複数の金利タイプを選択する住宅ローンのこと 全期間固定金利型固定金利期間選択型変動金利型ミックス 固定金利の利用についてみると 今年度は固定金利期間選択型では 3 年 5 年 の利用率が増加している 一方 全期間固定金利型では 20 年超の利用率については 直近 3 年間で増加傾向がみられている ( 図 4) 図 4 (n=184) (n=363) 2016 年度 (n=191) 利用した 固定金利 の固定期間 0.5 13.6 0.3 0.3 5.2 3.32.8 1.6 6.3 9.2 1.1 30.4 42.4 34.2 0.5 3.1 27.7 8.2 15.2 2.7 4.4 11.0 < 全期間固定金利型 > < 固定金利期間選択型 > < 変動金利型 > 30.4 4.2 2 4 6 8 2 4 6 8 2 4 6 8 26.2 15.2 固定金利期間選択型 1 年 固定金利期間選択型 2 年 固定金利期間選択型 3 年 固定金利期間選択型 5 年 固定金利期間選択型 7 年 全期間固定金利型 10 年以下 固定金利期間選択型 10 年 固定金利期間選択型 10 年超 全期間固定金利型 10 年超 20 年以下 全期間固定金利型 20 年超 ( 注 ) 上記集計結果には ミックス 利用者のうち金利プランにより借入額が異なる場合の最も借入額が大きい金利プランの回答を含む 金利の選択理由をみると 金利タイプにかかわらず 現在の金利が低いから との回答が最も多くなっている 金利タイプ別にみると 変動金利型では 今後も金利はそれほど上昇しないと思ったから に上昇傾向がみられ 今年度は半数超となっている また 全期間固定金利型では 金利が上昇した時に月々の支払額が上昇するのが嫌だから に上昇傾向がみられる ( 図 5) 図 5 固定金利 または 変動金利 を選択した理由 景気に左右されず支払い計画を立てられるから 景気に左右されず支払い計画を 42.9 46.3 立てられるから 34.9 景気に左右されず支払い計画を 25.2 15.3 13.5 立てられるから 2.0 0.9 0.4 現在の金利が低いから 49.2 現在の金利が低いから 60.3 55.8 60.2 現在の金利が低いから 53.7 40.5 47.7 55.4 68.3 金利が上昇した時に月々の支払額が上昇するのがいやだから 金利が上昇した時に月々の支払額 38.1 31.4 が上昇するのがいやだから 20.9 金利が上昇した時に月々の支払額 14.6 16.1 が上昇するのがいやだから 16.2 2.0 0.3 0.6 今後 金利が上昇すると思ったから 28.6 今後 金利が上昇すると思ったから 33.1 18.6 20.3 今後 金利が上昇すると思ったから 12.4 8.8 1.7 0.3 今後も金利はそれほど上昇しないと思ったから 今後も金利はそれほど上昇しないと 7.9 5.0 7.0 思ったから 今後も金利はそれほど上昇しないと 15.4 13.2 16.2 思ったから 52.2 42.6 42.3 金利が上昇しても全体の支払額は固定金利より有利だと思ったから 金利が上昇しても全体の支払額は 19.0 10.7 固定金利より有利だと思ったから 14.0 金利が上昇しても全体の支払額は 23.6 11.2 固定金利より有利だと思ったから 13.5 28.0 27.5 45.2 現在の金利に満足しているから 金利が下がったら月々の支払額が少なくなるから 12.7 11.6 現在の金利に満足しているから 11.6 4.8 金利が下がったら月々の支払額が 1.7 (N=63) 4.7 少なくなるから 3.2 0.8 (N=121) 4.7 2016 年度 1.6 20.7 (N=43) 16.3 11.4 9.5 現在の金利に満足しているから 8.8 4.1 金利が下がったら月々の支払額が 0.4 (N=123) 1.4 少なくなるから 7.3 6.2 (N=242) 6.1 2016 年度 9.5 (N=148) 14.9 8.1 6.4 5.2 5.2 6.7 7.9 2.0 3.0 2.4 0.3 20.7 18.2 (N=347) (N=329) 2016 年度 (N=466) ( 注 ) 上記集計結果には ミックス 利用者のうち金利プランにより借入額が異なる場合の最も借入額が大きい金利プランの回答を含む 4

ミックスローンの利用について 借入額と金利プランとの関係をみると 選択している金利プランごとに借入額が異なる が 62.3% 選択している全ての金利プランでの借入額が同じ が 35.8% となっている ( 図 6) 借入の状況ごとに利用している金利プランの種類についてみると 選択している金利プランごとに借入額が異なる場合では 最も借入額が大きい金利プランとして 変動金利型 の割合が最も高く 42.4%( 対前年度比 26.1 ポイント増 ) となっている ( 図 7) 選択している全ての金利プランで借入額が同じ場合の金利プランの組み合わせについてみると 全期間固定金利型と変動金利型 の組み合わせが 47.4% で最も多く 次いで 固定金利期間選択型と変動金利型 (42.1%) となっている ( 図 8) 図 6 借入額と金利プランとの関係 (n=53) 62.3 35.8 1.9 (n=69) 69.6 29.0 1.4 選択している金利プランごとに借入額が異なる選択している全ての金利プランで借入額が同じ 図 7 金利プランごとに借入額が異なる場合に最も借入額が大きい金利プラン (n=33) 24.2 27.3 42.4 (n=48) 47.9 27.1 16.3 固定金利期間選択型全期間固定金利型変動金利型 図 8 全ての金利プランで借入額が同じ場合の金利プラン組み合わせ状況 (n=19) 5.3 42.1 47.4 5.3 (n=20) 2 25.0 55.0 固定金利期間選択型同士固定金利期間選択型と全期間固定金利型全期間固定金利型同士 固定金利期間選択型と変動金利型全期間固定金利型と変動金利型変動金利型と 5

ネット銀行で提供されている住宅ローン の利用者は民間ローン利用者の 17.5% 窓口となる店舗や自行の ATM を持たずにインターネット上での取引を中心として営業している銀行 ( ネット銀行 ) で提供されている住宅ローンで 審査申込から契約 融資までの流れの殆どをインターネット上で行うものをさす 民間ローン利用者のうち ネット銀行で提供されている住宅ローン の利用は全体の 17.5% であり 一般の銀行で提供されているネット専用の住宅ローン注 1) 両ローンの併用 を合わせると全体の 34.0% を占める また 新築住宅購入者と既存住宅購入者で住宅ローンのネット利用状況注 2) を比較すると 新築住宅購入者が 38.8% で既存住宅購入者に比べて 8.2 ポイント高くなっている ( 図 9) 利用者の世帯年収に着目すると ネット銀行で提供されている住宅ローン利用者の方が一般の銀行で提供されているネット専用の住宅ローン利用者に比べて 世帯年収のボリュームゾーンがやや高くなっている ( 図 10) 今後 住宅や土地を購入する際のネット銀行で提供されている住宅ローンの利用意向についてみると 新築 既存とも 利用したいと思う が 9 割超となっている ( 図 11) ( 注 1) 窓口となる店舗や自行の ATM を持つ銀行で提供されている 審査申込から契約 融資までの流れの殆どをインターネット上で行うタイプの住宅ローンをさす ( 注 2) ネット銀行で提供されている住宅ローン 一般の銀行で提供されているネット専用の住宅ローン のいずれかもしくは両方の利用をさす 図 9 新築住宅購入者 (N=227) 既存住宅購入者 (N=333) 新築 既存別住宅ローンのネット利用状況 22.5 16.3 59.9 1.3 14.1 14.7 1.8 68.5 0.9 ネット銀行で提供されている住宅ローンを利用している一般の銀行で提供されているネット専用の住宅ローンを利用している両方を利用している 利用していない 全体 (n=560) 17.5 15.4 1.1 65.0 1.1 ( 参考 ) 昨年度の新築 既存別住宅ローンのネット利用状況 新築住宅購入者 (N=293) 15.7 5.5 0.3 70.6 7.8 既存住宅購入者 (N=443) 12.4 6.1 0.2 74.9 6.3 ネット銀行で提供されている住宅ローンを利用している一般の銀行で提供されているネット専用の住宅ローンを利用している両方を利用している 利用していない 全体 (n=736) 13.7 5.80.3 73.2 6.9 29 才以下 (N=7) 30 代 (N=60) 40 代 (N=31) 29 才以下 (N=3) 30 代 (N=52) 40 代 (N=27) 50 才以上 (N=10) 全体 (N=92) 5.0 50 才以上 (N=6) 全体 (N=104) 図 10 世帯主の年齢別 住宅ローンの利用状況別利用者世帯年収 < ネット銀行で提供されている住宅ローン利用者 > 6.7 9.7 14.8 19.2 16.3 2 新築住宅購入者 (N=51) 既存住宅購入者 (N=47) 全体 (n=98) 26.7 33.3 21.2 33.3 19.4 < 一般の銀行で提供されているネット専用の住宅ローン > 18.5 1 23.9 25.0 22.6 25.0 図 11 新築 既存別今後の利用意向 3 22.2 3 42.9 33.3 22.8 10 95.7 98.0 26.9 19.4 11.1 24.0 66.7 1 13.0 23.3 12.9 11.5 18.5 2 11.5 12.0 33.3 28.6 3.2 9.6 6.7 6.5 3.7 3.7 3.8 4.3 2.0 5.3.3 6.5 3.8 3.8 3.8 3.8 7.4 1 3.3 5.4 3.3 600 万円未満 600~800 万円未満 800~1000 万円未満 1000~1200 万円未満 1200~1400 万円未満 1400~1600 万円未満 1600~2000 万円未満 2000 万円以上 600 万円未満 600~800 万円未満 800~1000 万円未満 1000~1200 万円未満 1200~1400 万円未満 1400~1600 万円未満 1600~2000 万円未満 2000 万円以上 利用したいと思う利用したいと思わない ネット銀行で提供されている住宅ローン のみの利用者を対象に集計 6

新築 既存ともフラット35 35Sの利用は昨年度から概ね横ばいフラット35 35Sの主な利用理由は 長期の利率固定 借入先としての安心感 フラット 35 またはフラット 35S が適用可能な住宅を購入した世帯の中で 実際に融資を利用した世帯の割合は 新築住宅購入者で 21.4%( 対前年度比 1.8 ポイント増 ) 既存住宅購入者で 22.6%( 対前年度比 1.0 ポイント減 ) となった また フラット 35S を利用した 世帯の割合は 既存住宅購入者では 7.4%( 対前年度比 3.7 ポイント減 ) 新築住宅購入者では 7.7%( 対前年度比 1.2 ポイント減 ) となった ( 図 12, 図 13) 図 12 フラット35またはフラット35S 利用の有無 < 新築住宅購入者 > (N=248) 13.7 7.7 78.6 フラット35を利用した (N=214) 10.7 8.9 80.4 フラット 35S を利用した 2016 年度 (N=216) 16.7 8.8 74.5 利用しなかった 図 13 フラット 35 またはフラット 35S 利用の有無 < 既存住宅購入者 > (N=230) 15.2 7.4 77.4 フラット35を利用した (N=208) 12.5 11.1 76.4 フラット 35S を利用した 2016 年度 (N=209) 13.9 16.3 69.9 利用しなかった ( 注 ) 図 12,13 の利用率は フラット 35 またはフラット 35S が適用できる住宅に占める フラット 35 またはフラット 35S を利用した世帯の割合 適用可能な住宅を集計対象としているため 住宅金融支援機構が公表するフラット 35 及びフラット 35S の申請件数に占める フラット 35S の割合とは異なる ( 申請件数は技術基準を満たさない場合を含む ) フラット 35 またはフラット 35S を利用した理由としては 新築 既存ともに 長期の固定の利率で借りられる が最も多くなっており 次いで 借入先として安心 となっている また 新築住宅購入者ほどこれらを利用理由として挙げる割合が高くなっている ( 図 14) 図 14 フラット 35 またはフラット 35S を利用した理由の変化 < 新築住宅購入者 > 0 20 40 60 80 100 < 既存住宅購入者 > 0 20 40 60 80 100 長期の固定の利率で借りられる 56.6 56.8 52.7 長期の固定の利率で借りられる 45.5 43.1 62.5 借入れ先として安心 49.1 31.8 36.4 借入れ先として安心 36.4 37.3 32.8 他のローンよりも金利が低かった 30.2 4.5 16.4 他のローンよりも金利が低かった 29.1 13.7 20.3 不動産会社にすすめられた 28.3 34.1 27.3 不動産会社にすすめられた 29.1 39.2 28.1 親族 知人などにすすめられた 1.9 9.1 7.3 親族 知人などにすすめられた 9.1 6.3 税金や火災保険などの節約になると思った 7.5 2.3 1.8 税金や火災保険などの節約になると思った 1.8 5.9 金利以外の条件がよかった 3.8 2.3 3.6 (N=53) 金利以外の条件がよかった 3.6 7.8 10.9 (N=55) 1.9 2.3 3.6 (N=44) 2016 年度 (N=55) 5.5 11.8 4.7 1.8 4.7 (N=51) 2016 年度 (N=64) 7

2. 住宅購入資金における贈与の利用状況 贈与した親の年齢が 60 歳未満の割合は受贈者の 8.8% 世帯主の年齢が若いほど 親からの贈与 を受けた世帯の割合 ( 受贈率 ) が高い 親の年齢 60 歳未満新築住宅購入者 (N=78) < 受贈率 > 住宅購入資金を贈与した親の年齢が 60 歳未満の世帯割合は 新築住宅購入者で 9.0% 既存住宅購入者で 8.6% を占めている なお 既存住宅購入者では 贈与利用者の半数超が親の年齢が 65 歳未満となっている ( 図 15) 図 15 既存住宅購入者 (N=58) 新築 既存別贈与した親の年齢 9.0 8.6 34.6 44.8 30.8 15.5 10.3 10.3 14.1 20.7 1.3 全体 (N=136) 8.8 39.0 24.3 10.3 16.9 0.7 親の年齢 54 歳未満 親の年齢 55~59 歳 親の年齢 60~64 歳 親の年齢 65~69 歳 親の年齢 70~74 歳 親の年齢 75 歳以上 親からの贈与 を受けた世帯の割合は住宅購入者全体の 15.6% であった 世帯主の年齢別にみると 20 代から 30 代が 他の年代に比べて親から贈与を受けた世帯の割合が高くなっている また 親からの贈与の受贈額が 1,000 万円超 の割合についてみると 50 才以上 が最も高く 33.3% 次いで 45~49 才 (28.6%) となっているほか 受増額が 3000 万円超の世帯もいるなど 受贈者年齢が 45 才以上では 45 才未満に比べて比較的高額の贈与を受けている割合が高くなっている ( 図 16) 図 16 世帯主の年齢別親からの受贈率及び 親からの贈与 の受贈額 受贈額 1000 万円超 18.9% 29 才以下 (N=7) 71.4 500 万円以下 25.7% 20.3% 15.5% 7.1% 30~34 才 (N=47) 35~39 才 (N=37) 40~44 才 (N=23) 45~49 才 (N=7) 34.0 43.2 26.1 13.0 14.9 16.2 42.9 31.9 47.8 24.3 19.1 10.8 5.4 13.0 500 万円超 ~700 万円以下 700 万円超 ~1000 万円以下 1000 万円超 ~2000 万円以下 6.8% 50 才以上 (N=15) 33.3 2 13.3 13.3 13.3 6.7 2000 万円超 ~3000 万円以下 15.6% 全体 (N=136) 36.0 14.7 30.1 14.0 3.7 1.5 3000 万円超 受贈率は 各年齢層の世帯総数に対する親からの贈与利用者の割合 親からの贈与 を受けた者の世帯主の収入をみると 贈与者年齢が低いほど受贈者の収入が比較的低い世帯が多く生前贈与を受けて住宅取得を行っていることがうかがえる ( 図 17) 受贈者の世帯収入と世帯主収入を比べると 贈与者年齢 60 歳未満では 世帯主の収入 800 万円以上の世帯は 8.3% だが 世帯収入 800 万円以上は 5% となっており 共働き世帯が多いことがうかがえる ( 図 17) 図 17 < 世帯収入 > 贈与者 60 歳未満 (N=12) 8.3 贈与者 60 歳 ~64 歳 (N=53) 1.9 贈与者 65 歳 ~69 歳 (N=33) 12.1 贈与者 70 歳以上 (N=37) < 世帯主の収入 > 贈与者 60 歳未満 (N=12) 贈与者 60 歳 ~64 歳 (N=53) 贈与者 65 歳 ~69 歳 (N=33) 贈与者 70 歳以上 (N=37) 贈与した親の年齢別受贈者の収入 3.0 10.8 8.3 7.5 10.8 世帯主収入 600 万円未満 34.0 16.2 36.4 24.2 33.3 39.6 29.7 41.7 21.6 22.6 27.3 24.2 24.3 16.2 25.0 9.4 34.0 5 15.2 16.2 16.2 16.7 8.3 24.5 1.93.81.9 15.2 3.0 3.0 27.3 13.5 11.3 16.2 5.4 8.3 7.5 3.01. 2.7 400 万円未満 400~600 万円未満 600~800 万円未満 800~1000 万円未満 1000~1200 万円未満 1200~1400 万円未満 1400~1600 万円未満 1600 万円以上 8

住宅取得等資金に係る贈与税の非課税制度の利用者は住宅購入者の 12.4% 住宅購入者に占める 住宅取得等資金に係る贈与税の非課税制度 の利用者の割合は 12.4% となっている ( 図 18 上図 ) 親もしくは祖父母からの贈与を受けた受贈者を対象にした 住宅取得等資金に係る贈与税の非課税制度 の利用状況は 全体の 76.1% となっている ( 図 18 下図 ) 世帯主の年齢別にみると 住宅取得等資金に係る贈与税の非課税制度 の利用率は 40~ 49 才 が 83.3% で最も多く 次いで 30~39 才 (78.4%) 50 才以上 (66.7%) となっている また 29 才未満 では 利用率が 44.4% と半数を下回っている ( 図 18 下図 ) 図 18 世帯主の年齢別 住宅取得等資金に係る贈与税の非課税制度 の利用状況 29 才以下 (N=37) 10.8 13.5 75.7 利用した または利用す る予定である 30~39 才 (N=365) 40~49 才 (N=246) 18.9 10.2 2.0 5.2 87.8 75.9 利用しなかった または利用する予定はない 50 才以上 (N=118) 8.5 4.2 87.3 ( 利用の有無についての ) 全体 (N=870) 12.4 3.9 83.7 親族からの贈与を受けていない 親からの贈与 もしくは 祖父母からの贈与 を受けた者を対象に集計した場合 29 才以下 (N=9) 30~39 才 (N=88) 44.4 78.4 55.6 21.6 利用した または利用する予定である 40~49 才 (N=30) 83.3 16.7 利用しなかった または利用する予定はない 50 才以上 (N=15) 全体 (N=142) 66.7 76.1 33.3 23.9 住宅購入に与えた具体的な影響については 新築 既存とも 借入金額を少なくできた が最も多く 次いで 住宅を購入することができた となっている 特に 既存住宅購入者では 住宅の購入時期を早めた が昨年度に比べて 10 ポイント増加している ( 図 19) 図 19 住宅取得等資金に係る贈与税の非課税制度 の利用が住宅購入に与えた影響 < 全体 > < 新築住宅購入者 > < 既存住宅購入者 > 2 4 6 8 10 2 4 6 8 10 2 4 6 8 10 注 ) 借入金額を少なくできた 74.2 65.4 58.8 74.5 73.8 70.2 住宅を購入することができた 51.5 40.7 47.3 38.2 57.1 42.6 住宅の購入時期を早めた 13.4 9.9 12.7 17.6 4.3 当初の予定よりも広さや仕様がよりよい住宅を購入できた 13.4 11.1 18.2 11.8 7.1 10.6 当初の予定よりも立地のよい住宅を購入することができた 1.2 1.0 1.2 8.2 7.4 (N=97) (N=81) 10.9 5.9 1.8 2.9 9 (N=55) (N=34) ( 注 ) 住宅取得等資金に係る贈与税の非課税制度 利用者のうち 同制度が住宅購入に影響したと回答した者を対象としている 4.8 8.5 2.1 (N=42) (N=47)

3. 消費税に対する意識 今後の消費税率引き上げ予定が 特に影響はなかった のは新築住宅購入者の 58.2% 新築住宅購入者について 今後予定されている消費税率 10% への引き上げが今回の住宅購入に与えた影響についてみると 特に影響はなかった が全体の 58.2% となっている ( 図 20) 世帯主の年齢別にみると 29 才以下 では 特に影響はなかった が昨年度に比べて 8.3 ポイント上昇している 一方 60 才以上 では 住宅の購入時期を早めた が昨年度に比べて 18.2 ポイント上昇している ( 図 20) 図 20 消費税率 10% への引き上げ予定が今回の住宅購入に与えた影響 ( 新築住宅購入者 ) 29 才以下 (N=18) 5 5 30~39 才 (N=174) 40~49 才 (N=84) 50~59 才 (N=34) 60 才以上 (N=29) 新築住宅購入者 (N=340) 26.5 27.6 46.0 39.3 40.9 65.5 73.5 54.0 60.7 58.2 3.4 3.4 0.6 0.3 住宅の購入時期を早めた特に影響はなかった ( 注 ) 消費税 10% への引き上げ時期については 当初平成 29 年 4 月 1 日が予定されていたが 平成 28 年 11 月に成立した税制改正関連法により 平成 31 年 10 月 1 日に延期されている ( 参考 ) 昨年度の消費税率 10% への引き上げ予定が今回の住宅購入に与えた影響 ( 新築住宅購入者 ) 29 才以下 (N=24) 58.3 41.7 30~39 才 (N=179) 40~49 才 (N=115) 50~59 才 (N=50) 60 才以上 (N=32) 新築住宅購入者 (N=401) 9.4 22.0 38.3 38.2 45.3 87.5 76.0 6 60.1 53.1 1.10.6 0.9 0.9 2.0 3.1 0.7 1.0 住宅の購入時期を早めた特に影響はなかった 消費税率の引き上げについては そもそも住宅に消費税がかかるのはおかしい もしくは 住宅購入は特別で 現行のまま据え置くべきである が住宅購入者全体の 49.5% を占めており 世帯主の年齢別にみても 各世代とも 5 割前後を占めている ( 図 21) 図 21 世帯主の世代別 消費税引き上げに対する考え 29 才以下 (N=37) 32.4 21.6 32.4 10.8 2.7 30~39 才 (N=365) 40~49 才 (N=246) 50~59 才 (N=118) 34.8 35.4 35.6 15.6 13.4 11.0 23.3 24.0 23.7 23.3 24.0 26.3 3.0 3.3 3.4 そもそも住宅に 消費税がかかるのはおかしい 住宅購入は特別で 現行の 8% のまま据え置くべきである 他の財と同じで 住宅を購入する場合についても引き上げてよい わからない 60 才以上 (N=101) 32.7 16.8 18.8 22.8 8.9 全体 (N=870) 34.8 14.7 23.3 23.2 3.8 10

4. 買い換えによる売却差額の発生状況 プラスの売却差額発生世帯が前年度から 1.6 ポイント増加 (33.3%) マイナスの売却差額発生世帯が前年度から 1.4 ポイント増加 (62.0%) 売却差額とは自己所有住宅の売却時の価格から購入時の価格を差し引いた額のこと 自己所有住宅から住み替えた世帯の 70.5% にあたる 158 世帯が従前住宅を売却している このうちマイナスの売却差額が発生している世帯は 62.0%( 対前年度比 1.4 ポイント増 ) プラスの売却差額が発生している世帯は 33.3%( 対前年度比 1.6 ポイント増 ) となっている ( 図 22) 売却差額の分布状況をみると -3 千万円以下の割合が昨年度に比べて 2.8 ポイント増加している ( 図 22) 図 22 < 平均購入額 平均売却額 > 調査年度別売却差額の発生状況 0% 50% 100% マイナスの売却差額発生 3 千万円以下 ( 購入 )4073.6 万円 ( 売却 )3512.2 万円 ( 購入 )3937.5 万円 ( 売却 )3454.2 万円 ( 購入 )3536.7 万円 ( 売却 )3070.8 万円 ( 購入 )3596.6 万円 ( 売却 )3074.4 万円 ( 購入 )3757.3 万円 ( 売却 )2780.3 万円 ( 購入 )3717.5 万円 ( 売却 )2820.7 万円 ( 購入 )3617.4 万円 ( 売却 )2562.3 万円 (n=158) (n=183) 2016 年度 (n=232) 2015 年度 (n=176) 2014 年度 (n=189) 2013 年度 (n=145) 2012 年度 (n=156) マイナスの売却差額発生 62.0 60.6 66.4 76.7 85.2 83.4 79.5 差額なし 4.6 33.3 7.7 4.3 31.7 29.4 2.8 20.5 1.613.2 4.12.4 5.1 15.4 フ ラスの売却差額発生 (n=158) (n=183) 2016 年度 (n=232) 2015 年度 (n=176) 2014 年度 (n=189) 2013 年度 (n=145) 2012 年度 (n=156) 7.3 8.5 7.7 9.7 5.7 9.5 12.5 13.1 12.8 9.8 10.9 23.8 24.1 10.3 9.8 16.4 12.8 23.9 24.7 23.5 20.5 21.4 24.6 21.7 4.6 7.7 26.7 4.3 20.5 15.5 21.4 14.8 21.7 ( 注 ) 各年度の平均購入額および平均売却額は 2.5% トリム平均としている ( 上位 2.5% 下位 2.5% を排除して計算 ) 16.4 2.8 5.1 9.1 9.2 4.1 8.7 6.5 9.0 1.7 4.0 2.9 4.4 1.6 2.2 3.0 1.3 2.2 1.7 3.4 4.0 2.3 3.22.1 1.6 6.9 0.5 0.5 0.7 6.3 2.1.42.1 1.3 1.9 1.3 1.9 3 千万円 ~ 2 千万円 2 千万円 ~ 1 千万円 1 千万円 ~ 500 万円 500 万円 ~ 0 円未満 差額なし (0 円 ) 0 円超 ~ 500 万円 500 万円 ~ 1 千万円 1 千万円 ~ 2 千万円 2 千万円 ~ 3 千万円 3 千万円以上 5 年以内 築年数別の売却差額の発生状況をみると 築年数が古くなるほど -3 千万円以下の割合が高くなる傾向がみられる ( 図 23) 今年度調査の特徴として 築年数 5 年以内の住宅については 昨年度に比べて 1 千万円以上の売却差額の割合が多くなっていることが挙げられる また 3 千万円以上の売却差額が発生しているのは築年数 25 年超のみとなっている ( 図 23) 図 23 (N=15)[ 平均 218.0 万円 ] 13.3 13.3 13.3 2 6.7 13.3 13.3 6.7 (N=14)[ 平均 7.1 万円 ] 売却住宅の売却時築年数別 売却差額の発生状況 7.1 35.7 プラスの売却差額発生 35.7 7.1 5 年超 ~ 10 年以内 (N=28)[ 平均 342.8 万円 ] 3.6 (N=39)[ 平均 66.2 万円 ] 7.7 7.1 17.9 28.6 28.2 25.0 12.8 7.1 15.4 17.9 12.8 7.1 3.6 5.1 10 年超 ~ 15 年以内 (N=22)[ 平均 245.0 万円 ] 4.5 (N=29)[ 平均 144.5 万円 ] 3.4 17.2 27.3 3.4 24.1 27.3 13.8 13.6 13.8 10.3 27.3 3.4 3.4 6.9 15 年超 ~ 20 年以内 (N=28)[ 平均 279.3 万円 ] (N=25)[ 平均 1176.0 万円 ] 3.6 2 17.9 12.0 2 25.0 16.0 7.1 8.0 8.0 7.1 4.0 10.7 12.0 20 年超 ~ 25 年以内 (N=11)[ 平均 2022.7 万円 ] (N=12)[ 平均 2363.3 万円 ] 25.0 45.5 9.1 5 9.1 8.3 36.4 8.3 8.3 25 年超 (N=40)[ 平均 881.9 万円 ] (N=45)[ 平均 721.6 万円 ] 13.3 25.0 8.9 2.5 8.9 2 11.1 7.5 31.1 15.0 5.0 2.2 1 11.1 2.5 4.4 5.0 2.2 7.5 4.4 2.2 全体 (N=158)[ 平均 625.2 万円 ] (N=183)[ 平均 5 万円 ] 8.7 12.7 7.7 6.3 10.9 10.8 9.8 17.1 23.5 15.8 7.7 5.1 15.8 14.8 7.0 8.7 4.4 1.9 3.2 4.4 1.6 2.2 3 千万円以下 3 千万円 ~ 2 千万円未満 2 千万円 ~ 1 千万円未満 1 千万円 ~ 500 万円未満 500 万円 ~0 円未満差額なし (0 円 ) 0 円超 ~500 万円未満 500 万円 ~1 千万円未満 1 千万円 ~2 千万円未満 2 千万円 ~3 千万円未満 3 千万円以上 ( 注 1) [ ] 内の額は平均売却差額であり 2.5% トリム平均としている ( 上位 2.5% 下位 2.5% を排除して計算 ) ( 注 2)は 築 5 年以内が 2012 年以降竣工 築 5 年超 ~10 年以内が 2007~2011 年竣工 以下 5 年毎 は 築 5 年以内が 2011 年以降竣工 築 5 年超 ~10 年以内が 2006~2010 年竣工 以下 5 年毎 ( 注 3) 全体集計には 売却時築年数がのものを含む 11

5. マイナスの売却差額発生世帯の状況 マイナスの売却差額発生世帯の平均差額は前年度から増加し 1482.0 万円 マイナスの売却差額発生世帯は従前住宅を平均 4306.3 万円 ( 前年度 4068.8 万円 ) で購入し 平均 2785.1 万円 ( 前年度 2712.6 万円 ) で売却しており その差額は前年度から増加し 1482.0 万円 ( 前年度 1337.5 万円 ) であった 売却住宅の取得年別にマイナスの売却差額の発生状況をみると 取得年が 1992~1996 年までは 取得年が新しくなるほどマイナスの売却差額が比較的小さい ( 図 24) 図 24 < 平均売却差額 > 売却住宅の取得年 ( 入居年 ) 別マイナスの売却差額発生状況 -739.8 万円 2012 年以降 (N=12) 8.3 8.3 83.3 5 千万円以下 -666.9 万円 2007~2011 年 3.4 (N=29) 17.2 79.3 5 千万円 ~ 4 千万円 -124 万円 -1536.2 万円 -3808.2 万円 2002~2006 年 (N=10) 1997~2001 年 (N=21) 1992~1996 年 (N=11) 4.8 4.8 9.1 2 1 23.8 27.3 23.8 36.4 7 42.9 27.3 4 千万円 ~ 3 千万円 3 千万円 ~ 2 千万円 -2596.2 万円 1991 年以前 (N=15) 13.3 6.7 2 6.7 4 13.3 2 千万円 ~1 千万円 -1482.0 万円 全体 (N=98) 4.15.1 11.2 10.2 17.3 52.0 1 千万円 ~0 円未満 大 マイナスの売却差額 小 ( 注 1) 平均売却差額は 2.5% トリム平均としている ( 上位 2.5% 下位 2.5% を排除して計算 ) ( 注 2) 全体集計は取得時期が判明しているものの合計 ( 参考 ) 昨年度の売却住宅の取得年 ( 入居年 ) 別マイナスの売却差額発生状況 < 平均売却差額 > -308.1 万円 2011 年以降 (N=16) 10 5 千万円以下 -422.4 万円 2006~2010 年 10.7 (N=28) 89.3 5 千万円 ~ 4 千万円 -1344.5 万円 -2602.2 万円 -339 万円 2001~2005 年 (N=20) 1996~2000 年 (N=18) 1991~1995 年 (N=9) 5.0 5.0 5.6 11.1 11.1 45.0 16.7 33.3 38.9 44.4 45.0 16.7 11.1 11.1 4 千万円 ~ 3 千万円 3 千万円 ~ 2 千万円 -2306.1 万円 1990 年以前 (N=18) 5.6 16.7 5.6 11.1 22.2 38.9 2 千万円 ~1 千万円 -1337.5 万円 全体 (N=109) 3.7 7.3 3.7 12.8 18.3 54.1 1 千万円 ~0 円未満 大 マイナスの売却差額 小 ( 注 1) 平均売却差額は 2.5% トリム平均としている ( 上位 2.5% 下位 2.5% を排除して計算 ) ( 注 2) 全体集計は取得時期が判明しているものの合計 12

6. インターネットの利用状況 インターネットによる不動産情報収集経験は 新築住宅購入者 既存住宅購入者とも 9 割超 インターネットによる不動産情報の収集経験は全体の 92.1% となっている また 新築住宅購入者と既存住宅購入者を比較すると 新築住宅購入者が 92.4% 既存住宅購入者が 91.9% となっており 新築住宅購入者が既存住宅購入者に比べて 0.5 ポイント利用率が高い ( 図 25) 世帯主の年齢別にみると 全ての年代で 80% を超えているほか 44 才以下は 90% 以上となっている ( 図 26) 図 25 インターネットによる不動産情報収集の経験の有無 (N=340) 92.4 7.10.6 新築住宅購入者 既存住宅購入者 (N=401) 2016 年度 (N=399) (N=530) (N=666) 89.3 77.7 91.9 85.9 9.5 1.2 20.3 2.0 8.1 12.9 1.2 利用した 利用していない 2016 年度 (N=698) (N=870) 83.1 92.1 14.8 2.1 7.70.2 全体 (N=1067) 87.2 11.6 1.2 2016 年度 (N=1097) 81.1 16.8 2.1 図 26 世帯主の年齢別インターネット利用率の変化 全体 29 才以下 30~34 才 35~39 才 40~44 才 45~49 才 50~54 才 55~59 才 60 才以上 (N=870) 92.1% 97.3% 96.7% 97.3% 93.2% 88.8% 90.6% 85.2% 80.2% (N=1067) 87.2% 86.7% 95.8% 94.7% 92.6% 85.3% 83.1% 80.6% 62.6% 2016 年度 (N=1097) 81.1% 88.5% 86.6% 88.3% 87.6% 86.4% 88.9% 8% 5% ( 注 ) 世帯主の年齢別サンプル総数に占めるインターネット利用世帯の割合 利用したインターネット端末をみると スマートフォン が最も高く 80.4% となっており 次いで パソコン が 79.9% となっている また スマートフォンの利用率は年々増加していることが見て取れる ( 図 27) 世代別にみると 世代が若くなるほどスマートフォンの利用率が高くなる一方 パソコンの利用率は低くなる また 60 才以上ではスマートフォンの利用率は 42.0% にとどまる ( 図 28) 利用した不動産情報サイトをみると 新築 既存とも SUUMO が最も多く 新築では 87.3% 既存では 90.6% となっている ( 図 29) 図 27 パソコン スマートフォン 携帯電話 タブレット 利用したインターネット端末の変化 0 20 40 60 80 100 6.1 6.7 7.8 0.4 0.1 19.2 20.5 20.3 79.9 78.6 83.4 80.4 70.8 62.0 (N=801) (N=930) 2016 年度 (N=890) 図 28 パソコン スマートフォン 携帯電話 タブレット 世帯主の年齢別利用したインターネット端末 0 20 40 60 80 100 0 20 40 60 80 100 66.7 SUUMO( 住宅 87.3 77.4 90.6 8 情報ナビ ) 89.3 81.7 93.8 17.2 79.9 Yahoo! 不動産 22.2 20.2 91.7 89.5 LIFULL HO 11.1 84.4 20.3 67.3 ME S 16.7 42.0 80.4 特定の不動産 16.2 23.0 会社のサイト 20.3 8.3 6.2 5.3 4.1 5.8 O Uccino 9.7 7.4 7.5 6.1 22.9 at home web 39.4 36.1 33.0 16.1 21.8 20.2 のポー 6.7 8.4 17.3 タルサイト 7.7 19.2 の業界 3.2 29 才以下 (N=36) 3.1 団体サイト 3.1 0.9 1.0 30~39 才 (N=354) 新築住宅購入者不動産ジャパ 2.5 0.4 40~49 才 (N=225) 3.9 (N=314) ン 3.4 既存住宅購入者 50~59 才 (N=104) 3.2 2.1 (N=487) 60 才以上 (N=81) 2.5 全体 全体 (N=801) 0.6 0.4 (N=801) 0.5 13 図 29 新築 既存別利用した不動産情報サイト

7. 既存住宅購入に対する意識 既存住宅購入者のうち 既存住宅を中心に探した割合は半数超新築住宅購入者は 延べ床面積に関わらず 新築住宅のみ を探す割合が高い 既存住宅購入者のうち 既存住宅のみ 主に既存住宅 を探した割合は 51.7% となっており半数超を占めている ( 図 30) 図 30 住宅購入にあたって探した住宅 < 新築住宅購入者 > (N=340) 53.2 28.5 17.1 0.3 0.9 1.2 (N=401) 47.1 30.4 20.9 0.2 1.3 2016 年度 (N=399) 49.6 26.8 20.3 2.0 新築住宅のみ主に新築住宅新築 既存にはこだわらなかった主に既存住宅 < 既存住宅購入者 > (N=530) 23.6 28.1 45.3 3.0 既存住宅のみ主に既存住宅 (N=666) 20.9 24.5 49.7 3.81.2 新築 既存にはこだわらなかった 主に新築住宅 2016 年度 (N=698) 21.5 24.1 46.6 5.92.0 購入した住宅の延床面積別に住宅購入にあたって探した住宅をみると 新築住宅購入者では 新築住宅のみ を探した割合が延べ床面積に関わらず最も大きくなっており 特に 100~120 m2では 62.5% となっている また 既存住宅購入者では延床面積が小さくなるほど 既存住宅のみ あるいは 主に既存住宅 を探した割合が高くなる傾向がみられる ( 図 31) 図 31 購入した住宅の延床面積別住宅購入にあたって探した住宅 < 新築住宅購入者 > 60m2未満 (N=8) 5 37.5 12.5 60m2~80m2未満 (N=192) 53.6 26.6 19.3 0.5 新築住宅のみ 主に新築住宅 80 m2 ~100 m2未満 (N=66) 100 m2 ~120 m2未満 (N=32) 47.0 62.5 37.9 28.1 15.2 9.4 新築 既存にはこだわらなかった 主に既存住宅 120 m2以上 (N=7) 全体 (N=340) 57.1 53.5 28.5 17.1 0.3 0.6 < 既存住宅購入者 > 60m2未満 (N=66) 42.4 15.2 42.4 既存住宅のみ 60 m2 ~80 m2未満 (N=207) 21.7 31.9 45.9 0.5 主に既存住宅 80m2~100m2未満 (N=117) 100m2~120m2未満 (N=45) 20.5 17.8 15.6 24.8 6 51.3 3.4 6.7 新築 既存にはこだわらなかった 主に新築住宅 120m2以上 (N=43) 全体 (N=530) 18.6 23.6 44.2 28.1 32.6 45.3 4.7 3.0 14

既存住宅購入者の購入対象は希望エリアで手頃な価格の良質な物件既存住宅購入の理由として 新耐震基準を満たしていた の割合は 18.1% 既存住宅購入者の購入理由は 希望エリアの物件だったから (67.0%) 手頃な価格だったから (64.9%) 良質な物件だったから (40.8%) が上位 3 位を占めており 立地や価格の手頃さに次いで 住宅の質が購入の決め手となっていることがうかがえる また リフォームするつもりだったから 多くの既存物件から選ぶことができたから といった理由を挙げる割合について増加傾向がみられる ( 図 32) 新築住宅購入者の既存住宅を購入しなかった理由についてみると 新築住宅に比べて耐震性に不安があるから は減少傾向がみられる ( 図 33) 既存住宅購入者について住宅の質の面で購入住宅を選んだ理由をみると 新耐震基準を満たしていた は全体の 18.1% で 台所や浴室の設備 広さと同程度となっており 既存住宅購入を検討する際の判断要素のひとつになっていることが見てとれる ( 図 34) 図 32 既存住宅を購入した理由 < 既存住宅購入者 > 0 20 40 60 80 100 図 33 既存住宅を購入しなかった理由 < 新築住宅購入者 > 0 20 40 60 80 100 希望エリアの物件だったから 手頃な価格だったから 良質な物件だったから 新築にはこだわらなかったから 早く入居できるから リフォームするつもりだったから いずれまた住み替えをするから 多くの既存物件から選ぶことができたから いずれ建替えようと思っているから 8.5 5.4 6.0 4.8 22.1 17.4 20.5 17.6 21.9 16.5 15.6 15.5 13.8 8.6 8.3 6.5 2.6 1.7 2.0 1.0 2.8 3.6 4.7 3.3 0.6 5.3 7.2 7.0 40.8 44.0 44.6 44.8 34.7 37.2 34.0 28.3 67.0 62.8 64.3 63.0 64.9 58.1 54.7 59.7 (N=530) (N=666) 2016 年度 (N=698) 2015 年度 (N=689) 新築の方が気持ちが良いから 長く住むつもりだから 好みに合う既存物件がなかったから 既存住宅では耐久性や品質に不安があるから ( 耐震性は除く ) 新築住宅に比べて耐震性に不安があるから 安くてもリフォーム費用などがかかるから 新築住宅のほうが税制面で有利だから 既存は住宅融資を利用しにくいから 4.7 2.0 2.0 4.1 2.4 7.5 4.5 8.1 0.3 0.7 2.3 1.0 2 21.9 16.5 20.8 13.5 15.0 16.0 20.8 37.6 33.7 35.3 35.0 32.6 34.9 31.6 27.4 22.6 21.2 17.0 21.3 16.5 12.0 15.3 15.7 64.4 57.6 58.6 59.1 (N=340) (N=401) 2016 年度 (N=399) 2015 年度 (N=394) 図 34 新築 既存別住宅の質の面で購入住宅を選んだ理由 間取りが気に入った住宅の広さがよかった住宅のデザインが気に入った地震 火災 水害などに対する安全性が高そうだった台所の設備 広さが気に入った浴室の設備 広さが気に入った省エネ ( 通風 換気 断熱性能など ) に対する配慮を気に入った段差がない 手すりがつけられるなどの配慮を気に入った新耐震基準を満たした住宅だった新築時に国の住宅性能評価 ( 新築住宅 ) を受けた住宅だった新築時に国の長期優良住宅の認定を受けた住宅だった民間任意の建物検査等を受けた 0 10 20 30 40 50 60 70 80 28.9 34.1 22.3 25.0 16.8 22.6 17.2 17.4 5.5 11.8 8.7 18.1 15.0 2.1 1.3 4.0 4.4 8.9 0.6 0.4 15 50.9 49.1 59.7 66.8 6 新築住宅購入者 (N=340) 既存住宅購入者 (N=530)

8. 既存住宅購入にあたっての建物検査の実施状況等 不動産会社等による住宅保証の利用率は 57.1% うち建物保証の利用が 40.7% 既存住宅売買かし保険 を利用した既存住宅購入者の割合は 12.6% 既存住宅購入者における不動産会社等による住宅保証の利用状況をみると 住宅保証の利用率は 57.1% となっており うち建物保証の利用が 40.7% を占めている 建て方別に 建物保証 住宅設備保証 の利用状況をみると 既存戸建てでは建物保証を利用した購入者が 51.8% 既存マンションでは 35.6% となった ( 図 35) 不動産会社等による住宅保証が今回の住宅購入に多少なりとも影響したとの回答は 住宅保証利用者の 74.2% を占めている ( 図 36) 図 35 不動産会社等による住宅保証の利用状況 < 既存住宅購入者 > 既存戸建て (N=162) 25.9 25.9 7.4 40.1 0.6 既存マンション (N=360) 既存住宅 (N=530) 23.1 24.3 12.5 16.4 20.8 16.4 41.9 41.3 1.7 1.5 建物保証と住宅設備保証を利用 建物保証のみ利用 住宅設備保証のみ利用 利用しなかった ( 参考 ) 昨年度の不動産会社等による住宅保証の利用状況 < 既存住宅購入者 > 既存戸建て (N=210) 16.7 27.6 7.6 44.3 3.8 建物保証と住宅設備保証を利用建物保証のみ利用 既存マンション (N=438) 既存住宅 (N=666) 17.1 16.8 14.4 18.3 14.8 12.3 49.5 47.7 4.1 4.8 住宅設備保証のみ利用利用しなかった 図 36 不動産会社等による住宅保証の住宅購入への影響 < 既存住宅購入者 > 建物保証及び住宅設備保証を利用した場合 (N=129) 建物保証のみ利用した場合 (N=87) 多少なりとも影響した 8.0 14.7 27.6 31.8 41.4 37.2 23.0 16.3 大きく影響した 影響した 多少影響した 住宅設備保証のみ利用した場合 (N=87) 4.6 18.4 34.5 42.5 影響しなかった 住宅保証利用者全体 (N=303) 9.9 26.7 37.6 25.7 ( 参考 ) 昨年度の不動産会社等による住宅保証の住宅購入への影響 < 既存住宅購入者 > 建物保証及び住宅設備保証を利用した場合 (N=112) 建物保証のみ利用した場合 (N=122) 多少なりとも影響した 10.7 22.3 27.0 42.9 38.5 21.3 20.5 2.5 大きく影響した 影響した 多少影響した 住宅設備保証のみ利用した場合 (N=82) 6.1 19.5 41.5 32.9 影響しなかった 住宅保証利用者全体 (N=316) 10.8 23.4 40.8 24.1 0.9 16

既存住宅購入者における 既存住宅売買かし保険 ( 国が指定する住宅瑕疵担保責任保険法人が提供する保険 ) の利用率は 12.6% となっている ( 図 37) 利用者について 既存住宅売買かし保険 が今回の住宅購入に与えた影響度をみると 多少なりとも影響したとの回答は 70.1% となっており 特に既存戸建てでは 78.6% と 8 割弱となっている ( 図 38) 図 37 既存住宅売買かし保険 の利用状況 < 既存住宅購入者 > 既存戸建て (N=162) 17.3 81.5 1.2 利用した 既存マンション (N=360) 10.8 88.9 0.3 利用していない 既存住宅 (N=530) 12.6 86.8 0.6 ( 参考 ) 昨年度の 既存住宅売買かし保険 の利用状況 < 既存住宅購入者 > 既存戸建て (N=210) 12.9 79.0 8.1 利用した 既存マンション (N=438) 7.1 82.4 10.5 利用していない 既存住宅 (N=666) 8.7 80.9 10.4 図 38 既存住宅売買かし保険 の住宅購入への影響 < 既存住宅購入者 > 多少なりとも影響した 大きく影響した 既存戸建て (N=28) 17.9 46.4 21.4 影響した 既存マンション (N=39) 10.3 20.5 33.3 35.9 多少影響した 影響しなかった 既存住宅 (N=67) 11.9 19.4 38.8 29.9 ( 参考 ) 昨年度の 既存住宅売買かし保険 の住宅購入への影響 < 既存住宅購入者 > 多少なりとも影響した 大きく影響した 既存戸建て (N=27) 22.2 14.8 37.0 25.9 影響した 既存マンション (N=31) 6.5 35.5 38.7 19.4 多少影響した 影響しなかった 既存住宅 (N=58) 13.8 25.9 37.9 22.4 17

民間の建物検査 ( ホーム インスペクション ) 注 1 の実施率は 12.8% 既存住宅の購入にあたっての建物検査注 2 の実施率は 44.7% ( 注 1) 不動産会社等による住宅保証や 既存住宅売買かし保険 の利用にあたって実施された検査を除く なお 不動産会社が提供する無償のインスペクションサービス ( 主に買主側の購入申込前に実施 ) がおこなわれた場合を含む ( 注 2) 不動産会社等による建物保証及び 既存住宅売買かし保険 の利用にあたって実施された検査 ならびにそれ以外におこなった民間の建物検査 ( ホーム インスペクション ) 不動産会社等による住宅保証もしくは 既存住宅売買かし保険 を利用する際に実施された検査以外におこなわれた民間の建物検査 ( ホーム インスペクション ) 1 の実施率は 既に売主がおこなっていた が 10.2% 売主に依頼しておこなってもらった が 2.6% 合計 12.8% となっている ( 図 39) 既存住宅の購入にあたって何らかの建物検査 2 をおこなった購入者は 既存住宅購入者の 44.7% となっている 特に 既存戸建て購入者では 54.3% となっており 全体の半数を超えている ( 図 40) 図 39 民間の建物検査 ( ホーム インスペクション ) 1 の実施状況 < 既存住宅購入者 > 1 不動産会社等による住宅保証や 既存住宅売買かし保険 の利用にあたって実施された検査を除く なお 不動産会社が提供する無償のインスペクションサービス ( 主に買主側の購入申込前に実施 ) がおこなわれた場合を含む 既に売主がおこなっていた 既存戸建て (N=162) 既存マンション (N=360) 既存住宅 (N=530) 13.0 1.9 4.3 9.2 10.2 0.6 0.6 0.9 1.7 87.2 84.3 77.2 3.7 2.5 2.8 売主に依頼しておこなってもらった ( 費用は売主が負担した ) 売主に依頼しておこなってもらった ( 費用は自ら負担した ) おこなわなかった ( 参考 ) 昨年度の民間の建物検査 ( ホーム インスペクション ) の実施状況 < 既存住宅購入者 > 既に売主がおこなっていた 既存戸建て (N=210) 既存マンション (N=438) 既存住宅 (N=666) 16.2 1.9 0.7 8.9 0.2 1.1 11.1 2.4 7.1 76.3 70.9 61.4 13.3 13.9 14.6 売主に依頼しておこなってもらった ( 費用は売主が負担した ) 売主に依頼しておこなってもらった ( 費用は自ら負担した ) おこなわなかった 図 40 住宅購入にあたっての建物検査 2 の実施状況 < 既存住宅購入者 > 2 不動産会社等による建物保証及び 既存住宅売買かし保険 の利用にあたって実施された検査 ならびそれ以外におこなった民間の建物検査 ( ホーム インスペクション ) 既存戸建て (N=162) 54.3 45.7 いずれかの検査をおこなった 既存マンション (N=360) 40.3 59.4 0.3 どの検査もおこなっていない 既存住宅 (N=530) 44.7 55.1 0.2 ( 参考 ) 昨年度の住宅購入にあたっての建物検査の実施状況 < 既存住宅購入者 > 既存戸建て (N=210) 52.9 35.7 11.4 いずれかの検査をおこなった 既存マンション (N=438) 36.1 52.5 11.4 どの検査もおこなっていない 既存住宅 (N=666) 40.8 47.1 12.0 18

9. 不動産業 不動産仲介業の今後のあり方 新築 既存とも 不動産会社選定の最大の決め手は 会社の信頼性の高さ 既存住宅購入者では 担当者の誠実さ 人柄 営業所が近所にある ことも選定の決め手 住宅の住宅購入取引を依頼した不動産会社を選んだ理由としては 新築 既存とも 不動産会社の信頼性の高さ の割合が最も高くなっている ( 図 41) 新築住宅購入者は 既存住宅購入者に比べて 物件の規格 品質の高さ 優良さ (56.5%) 知名度の高さ (39.4%) 購入後のアフターサービスの良さ (18.8%) の割合が高くなっており 住宅の品質に対するニーズの高さがうかがえる ( 図 41) 既存住宅購入者は 新築住宅購入者に比べて 担当者の誠実さ 人柄 (43.2%) 営業所が近所にあること (19.8%) の割合が高くなっており 担当者の人柄や営業所が身近にあることが不動産会社選定の重要な要素になっていることがうかがえる ( 図 41) 図 41 新築 既存別不動産会社を選んだ理由 0 20 40 60 80 100 不動産会社の信頼性の高さ 担当者の誠実さ 人柄 物件の規格 品質の高さ 優良さ 知名度の高さ 担当者 窓口の対応マナー 担当者の専門知識 営業所が近所にあること 購入後のアフターサービスの良さ 今までに付き合いの経験があること ホームページを開設している ホームページの情報量が多い 仲介手数料の安さ 広告活動の活発さ 営業所数 担当者数の規模 特になし 32.9 43.2 39.2 39.4 25.1 30.7 23.8 22.5 23.0 12.6 17.7 15.7 5.6 19.8 2.6 9.6 6.9 4.7 7.4 6.3 3.2 4.9 4.3 2.6 3.4 3.1 2.9 3.2 3.1 18.8 10.9 14.0 8.2 12.8 11.0 2.6 8.5 6.2 0.3 0.1 27.2 38.6 67.9 54.9 6 56.5 新築住宅購入者 (N=340) 既存住宅購入者 (N=530) 全体 (N=870) 19

10. 住宅購入を決定した理由 要因 30 代以下の住まいに対する意識面からみた購入決定理由は 資産保有 が 5 割超身辺事情での購入決定理由は結婚 出産 子どもの独立などライフイベントの割合が高い 今回の住宅購入を決めた動機を住まいに対する意識の面について世帯主の年齢別にみると 30 才代では もっと広い家に住みたかった が 58.6% で最も高い また 60 才以上では 住まい方に合わせて大きすぎない家に住みたかった が 31.7% と他の年代に比べ 18 ポイント以上高くなっている ( 図 42) 身辺事情からみた住宅購入理由について世帯主の年齢別にみると 29 才以下では 結婚を機に家を持ちたかった (43.2%) 30 才代では 子どもの誕生や成長で住まいが手狭になった (50.1%) 60 才以上では 子どもの独立などで家族が減った (17.8%) 子の近くに住むことになった (16.8%) など ライフイベントを購入理由として挙げる割合が高いことが見てとれる ( 図 43) 図 42 世帯主の年齢別住まいに対する意識からみた住宅購入理由 0 20 40 60 80 図 43 世帯主の年齢別身辺事情の面での住宅購入理由 0 20 40 60 80 もっと広い家に住みたかった 資産として家をもちたかった 老後のことなど考えて家をもちたかった 前の住まいの賃料等が高くてもったいなかった 40.5 58.6 40.2 19.5 14.9 42.1 54.1 50.7 38.2 30.5 21.8 41.0 21.6 26.8 41.1 50.8 40.6 35.5 35.1 28.8 22.0 14.4 9.9 22.9 住み慣れた地域に住み続けたかった 子供の誕生や成長で住まいが手狭になった 結婚を機に家を持ちたかった 社宅の閉鎖など仕事上の都合で住み替える必要があった 親の近くに住むことになった ( 住みたかった ) 16.2 19.5 29.3 31.4 29.7 24.9 35.1 50.1 35.0 8.5 33.6 9.3 3.4 3.0 15.6 5.2 14.6 18.6 5.0 9.4 13.5 11.8 11.4 11.0 9.9 11.4 43.2 24.7 もっと性能や品質のよい住宅に住みたかった 住まい方に合わせて大きすぎない家に住みたかった 賃貸住宅には 住みたい物件がなかった 24.3 29.6 21.5 18.6 29.7 25.6 8.1 9.3 8.1 13.6 31.7 12.3 10.8 6.6 9.3 5.1 4.0 7.0 2.7 3.6 6.9 18.6 15.8 7.9 0.8 0.4 0.6 29 才以下 (N=37) 30~39 才 (N=365) 40~49 才 (N=246) 50~59 才 (N=118) 60 才以上 (N=101) 全体 (N=870) 子の近くに住むことになった ( 住みたかった ) 親と一緒に住むことになった ( 住みたかった ) 子供の独立などで家族が減った 身辺事情上の理由は特にない 0.3 0.4 6.8 16.8 3.1 1.4 3.7 5.1 6.9 3.1 5.4 0.8 5.9 17.8 3.6 16.2 14.8 17.5 19.5 15.8 16.3 5.4 2.2 6.9 12.7 22.8 7.5 1.4 1.2 1.7 1.0 1.4 29 才以下 (N=37) 30~39 才 (N=365) 40~49 才 (N=246) 50~59 才 (N=118) 60 才以上 (N=101) 全体 (N=870) 20

40 代以下の資金面の購入決定理由は 金利の低さ 減税制度 などの借入のしやすさ環境面での購入決定理由は年齢にかかわらず 駅に近いところ の割合が高い 資金面からみた住宅購入理由について世帯主の年齢別にみると 40 才代以下では 金利が低かった が 5 割を超えている また 29 才以下では 住宅ローン減税制度が有利で買い時と思った が 40.5% 30 才代以下では フラット 35 またはフラット 35S を利用することができた が 4 割超となっているなど 特に借入のしやすさを購入理由として挙げる割合が高くなっている また 60 才以上では まとまったお金が手に入った の割合が最も高く 41.6% となっている ( 図 44) 環境面からみた住宅購入理由としては 世帯主の年齢に関わらず 駅に近いところに住みたかった の割合が最も高く 購入者全体では 54.3% となっている ( 図 45) 世帯主の年齢別にみると 29 才以下では 勤務地に近いところに住みたかった が 40.5% で 2 番目に回答割合が高くなっている また 30 才代以下では 治安のよいところに住みたかった が 3 割超 30 才代から 40 才代は 教育環境を考えて住み替えたかった が 3 割超 60 才以上では 病院など医療施設への便がよいところに住みたかった が 27.7% で他の世代に比べ 10 ポイント以上高いなど特徴がみられる ( 図 45) 図 44 世帯主の年齢別資金面の住宅購入理由 0 20 40 60 80 図 45 世帯主の年齢別環境面の住宅購入理由 0 20 40 60 80 金利が低かった ( 低いと感じた ) 住宅ローン減税制度が有利で買い時と思った 住宅取得等資金に係る贈与税の非課税制度が有利で買い時と思った 相続税の課税強化が行われるから フラット 35 またはフラット 35S を利用することができた ローンの返済期間などから自分にとって今が買い時と思った 住宅の価格が安く 買いやすかった 家計収入の見通しが上向きになったから 従前住宅が思ったよりも高く売却できそうだったから まとまったお金が手に入った 資金面の理由は特にない 8.9 5.0 2.7 6.3 4.5 0.8 4.0 4.6 67.6 55.6 51.2 28.0 45.5 40.5 29.9 26.8 17.8 24.8 13.5 6.8 9.8 3.4 3.0 7.0 45.9 44.4 32.1 19.5 8.9 33.3 10.8 12.9 11.4 14.4 7.9 12.0 5.4 4.7 6.1 5.9 2.0 4.9 1.1 3.7 9.3 13.9 4.5 8.1 0.5 1.6 7.6 17.8 4.1 8.1 17.0 24.0 36.4 41.6 24.1 0.8 0.4 5.1 4.0 1.6 29 才以下 (N=37) 30~39 才 (N=365) 40~49 才 (N=246) 50~59 才 (N=118) 2.5 60 才以上 (N=101) 1.6 0.8 1.0 全体 (N=870) 1.8 駅に近いところに住みたかった 自然環境のよいところに住みたかった 勤務地に近いところに住みたかった 治安のよいところに住みたかった 教育環境を考えて住み替えたかった 病院など医療施設への便がよいところに住みたかった 環境面の理由は特にない 56.8 54.0 48.4 66.1 54.5 54.3 18.9 31.8 26.8 24.6 34.7 29.2 40.5 30.7 31.7 28.0 9.9 28.5 35.1 38.4 27.2 26.3 16.8 31.0 21.6 34.0 32.9 5.9 1.0 25.4 13.5 9.3 10.2 11.9 27.7 12.2 5.4 7.1 12.6 5.9 11.9 9.0 8.1 4.1 4.5 29 才以下 (N=37) 11.0 5.9 5.5 30~39 才 (N=365) 40~49 才 (N=246) 2.7 1.6 50~59 才 (N=118) 1.2 3.4 60 才以上 (N=101) 1.0 1.8 全体 (N=870) 21

住宅の質の面からみた購入決定理由は年代に関わらず 間取り 広さ の割合が高い 60 才以上では 災害に対する安全性 バリアフリーへの対応 も重要なポイント 住宅の質の面では 世帯主の年齢に関わらず 間取りが気に行った 住宅の広さがよかった の割合が特に高くなっている ( 図 46) 世帯主の年齢別にみると 年齢が上がるほど 新耐震基準を満たした住宅だった の割合が高くなる傾向がみられる また 30 才代以下では 住宅のデザインが気に入った が 4 割超となっているが 60 才以上では 地震 火災 水害等に対する安全性が高そうだった 段差がない 手すりがつけられるなどの配慮を気に入った がいずれも 3 割超となっており他の世代に比べて高くなっているなど違いがみられる ( 図 46) 図 46 世帯主の年齢別住宅の質の面で購入住宅を選んだ理由 0 20 40 60 80 間取りが気に入った 住宅の広さがよかった 住宅のデザインが気に入った 地震 火災 水害などに対する安全性が高そうだった 台所の設備 広さが気に入った 浴室の設備 広さが気に入った 省エネ ( 通風 換気 断熱性能など ) に対する配慮を気に入った 段差がない 手すりがつけられるなどの配慮を気に入った 新耐震基準を満たした住宅だった 新築時に国の住宅性能評価 ( 新築住宅 ) を受けた住宅だった 新築時に国の長期優良住宅の認定を受けた住宅だった 民間任意の建物検査等を受けた 54.1 64.9 67.5 56.8 64.4 64.0 64.9 56.4 58.9 50.8 54.5 56.4 45.9 44.7 30.5 32.2 26.7 36.8 24.3 27.4 22.0 25.4 39.6 26.9 21.6 25.2 18.3 10.2 15.8 2 27.0 2 20.7 11.9 18.8 19.3 10.8 8.5 11.0 8.5 15.8 10.1 8.1 4.7 8.1 10.2 32.7 9.9 5.4 8.5 8.1 16.9 21.8 11.0 13.5 6.3 6.5 8.5 7.9 7.1 0.8 1.2 0.8 0.8 1.9 2.8 1.7 4.0 29 才以下 (N=37) 2.4 30~39 才 (N=365) 2.7 6.0 6.9 9.3 40~49 才 (N=246) 10.9 7.1 50~59 才 (N=118) 0.5 60 才以上 (N=101) 0.8 全体 (N=870) 0.5 22