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計画の今後の方向性

基本理念 第 6 期計画では 高齢者が住み慣れた地域で健康でいきいきと充実した生活を送ることができる地域社会の構築をめざしてきました 第 7 期計画においても 第 6 期計画の基本理念を継承し 総合計画における高齢者福祉の施策の実現をめざして 住んでよかった亀岡 老後も楽しい亀岡 を本計画の基本理念

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介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

高齢者を取り巻く状況 将来人口 本市の総人口は 今後も減少傾向で推移し 平成32年 2020年 には41,191人程度にまで減少し 高齢 者人口については 平成31年 2019年 をピークに減少に転じ 平成32年 2020年 には15,554人程度 になるものと見込まれます 人 第6期 第7期 第8


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金のみの場合は年収 28 万円以上 1 年金収入以外の所得がある場合は合計所得金額 2 16 万円以上が対象となる ただし 合計所得金額が16 万円以上であっても 同一世帯の介護保険の第 1 号被保険者 (65 歳以上 ) の年金収入やその他の合計所得が単身世帯で28 万円 2 人以上世帯で346

問 2 次の文中のの部分を選択肢の中の適切な語句で埋め 完全な文章とせよ なお 本問は平成 28 年厚生労働白書を参照している A とは 地域の事情に応じて高齢者が 可能な限り 住み慣れた地域で B に応じ自立した日常生活を営むことができるよう 医療 介護 介護予防 C 及び自立した日常生活の支援が

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第 2 章高齢者を取り巻く現状 1 人口の推移 ( 文章は更新予定 ) 本市の総人口は 今後 ほぼ横ばいで推移する見込みです 高齢者数は 増加基調で推移し 2025 年には 41,621 人 高齢化率は 22.0% となる見込みです 特に 平成 27 年以降は 後期高齢者数が大幅に増加する見通しです

3 高齢者 介護保険を取り巻く現状 1 人口 高齢化率本市は高齢化率が 45% を超えており 本計画の最終年度である 2020( 平成 32) 年度には 高齢化率 48.0% 2025( 平成 37) 年度には高齢化率 49.7% まで増加することが推計されます また 2018( 平成 30) 年以

Microsoft Word - ●【本編】おおた高齢者施策推進プラン180313 《最終校正》

神奈川県における高齢者を取り巻く状況 1 総人口の推移 ( 人口減少時代へ ) 本県における総人口は 平成 27 年度に約 915 万人となり その5 年後までには 人口のピークから人口減少時代へ入っていくことが予測されています 本県における総人口の推移 注 1 平成 22 年度までは 国勢調査によ

(2) 高齢者の福祉 ア 要支援 要介護認定者数の推移 介護保険制度が始まった平成 12 年度と平成 24 年度と比較すると 65 歳以上の第 1 号被保険者のうち 要介護者又は要支援者と認定された人は 平成 12 年度末では約 247 万 1 千人であったのが 平成 24 年度末には約 545 万

地域包括ケアシステムの構築について 団塊の世代が 75 歳以上となる 2025 年を目途に 重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう 医療 介護 予防 住まい 生活支援が包括的に確保される体制 ( 地域包括ケアシステム ) の構築を実現 今後

2 基本理念と基本目標 本市のまちづくりの指針である 第 2 次柳井市総合計画 は 平成 29 年 3 月に策定 されました この総合計画では すべての市民が健康で安心して暮らせる 人にやさ しいまちづくり を健康 福祉分野の基本目標に掲げ その実現を目指しています これは 高齢者も含めた全ての市民

栃木県高齢者居住安定確保計画 ( 二期計画 ) 概要版 1 計画の目的と背景 高齢化が急速に進行する中 平成 24 年 3 月に県土整備部と保健福祉部が連携のもと高齢者の居住の安定確保に関する法律に基づく 栃木県高齢者居住安定確保計画 ( 以下 現計画 という ) を策定し 高齢者が安心して快適に暮

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第1章 計画の基本的考え方 態を改善して地域社会への参加等を通じ 生きがいや役割を持てるようにすることが 重要です 4 住まい 持ち家や賃貸住宅だけでなく 有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅など 多様な形態の住まいを含みます 生活の基盤である住まいは 高齢者のプライバシー と尊厳が十分に守ら

はじめに 国立社会保障 人口問題研究所の将来人口推計によれば 現在 わが国の4人に1人以上が高齢者 65歳以上の方 7人に1人 が75歳以上の方となっており 世界でも類を見ない超高齢社会 を迎えております 今後も 高齢化は着実に進むと予測されてお り 特にすべての団塊の世代の方が75歳以上に達する2

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このような現状を踏まえると これからの介護予防は 機能回復訓練などの高齢者本人へのアプローチだけではなく 生活環境の調整や 地域の中に生きがい 役割を持って生活できるような居場所と出番づくりなど 高齢者本人を取り巻く環境へのアプローチも含めた バランスのとれたアプローチが重要である このような効果的

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区分

板橋区版 AIP の構築に向けた取組に関する検討報告書 < 概要版 > 平成 28 年 2 月 板橋区

地域包括ケア構築に向けた実態調査の実施 ひとり暮らし高齢者 高齢者のみ世帯 の全てを訪問形式で調査 地域全体で生活支援等必要なサービス内容を検討 H24 年度 H24.7 月 ~ひとり暮らし実態調査 ( 訪問 ) 集計 解析 ( 名古屋大学 )1 H 福祉を考える集会 ( 住民 関係者

広島市障害者計画 2013 ー 2017 平成 25 年 3 月 広島市

第 2 章近江八幡市を取り巻く状況と今後の課題 1 データからみえる地域福祉の状況 1 人口の状況近江八幡市は 平成 22 年 3 月に旧近江八幡市と旧安土町が合併し 人口 8 万人を超える市となりました 旧市町の人口を合計した数値を見ると 平成 12 年から平成 22 年は横ばいで推移していますが

計画の概要 太田市地域福祉計画 太田市地域福祉活動計画とは? 太田市地域福祉計画市民のみなさまからご意見を伺いながら作成した 今後の地域福祉の方向性 将来像を示した太田市の計画です 太田市地域福祉活動計画社会福祉法人太田市社会福祉協議会が策定した 地域の社会福祉を推進するための具体的な活動計画です

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第28回介護福祉士国家試験 試験問題「社会の理解」

事務連絡 平成 26 年 2 月 28 日 各都道府県 各保険者 介護保険主管課 ( 室 ) 御中 厚生労働省老健局老人保健課 地域包括ケア 見える化 システムのプロトタイプの運用開始について 介護保険行政の推進につきましては 日頃からご協力を賜り厚くお礼申し上げます さて 厚生労働省では 地域包括

Microsoft PowerPoint - H27県集団指導(宮古島市)

負担割合の引き上げ 一定以上所得者の利用者負担の見直し 保険料の上昇を可能な限り抑えつつ 制度の持続可能性を高めるため これまで一律 1 割に据え置いている利用者負担について 相対的に負担能力のある一定以上の所得の方の自己負担割合を 2 割とする ただし 月額上限があるため 見直し対象者の負担が必ず

平成17年度社会福祉法人多花楽会事業計画(案)

人口構造の変化 1

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平成29年版高齢社会白書(全体版)

多賀町地域福祉活動計画案(概要版)

平成 31 年度 地域ケア会議開催計画 魚津市地域包括支援センター 平成 31 年 4 月

居宅介護支援事業者向け説明会

第 2 章垂水市地域包括ケアシステムの概要 1 垂水市の地域包括ケアシステムの考え方地域包括ケアシステムとは 高齢者等に関わる様々な人や社会資源が 地域の中でつながりを持って高齢者等の生活を支える仕組みです 高齢者については 介護が必要な状態になっても住み慣れた地域で暮らし続けることができるよう 医

1 広島市障害者計画の策定について

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目次 1 高齢化率 ( 山形県 ) 1 2 高齢化率 ( 全国 ) 2 3 将来の高齢化率 ( 山形県 ) 3 4 将来の高齢化率 ( 全国 ) 4 5 人口ピラミッド ( 山形県 ) 5 6 平均寿命の推移 6 7 出生数 出生率の推移 7 8 高齢者のいる世帯 ( 山形県 ) 8 9 高齢者のい

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地域包括ケアシステムの構築に向けた取組み 平成 30 年 3 月 30 日 ( 金 ) 厚生労働省老健局振興課

【1117修正原稿】説明会資料

北多摩南部圏域 東京都 武蔵野市 三鷹市 府中市 調布市 施設 36% 小金井市 狛江市 凡例 円グラフの大きさ 1,百万円未満 延べ 5百人未満 施設 居住系 1% 在宅 51% 在宅 71% 居住系 13% 大 中 小 1,百万円以上 1,百万円未満 1,百万円以上 5百人以上 1,百人未満 1

区西北部圏域 豊島区 北区 板橋区 練馬区 1,000百万円未満 500百人未満 居住系 在宅 51% 在宅 71% 居住系 13% 大 中 施設 19% 施設 36% 凡例 円グラフの大きさ 小 東京都 1,000百万円以上 10,000百万円未満 10,000百万円以上 500百人以上 1,00

平成28年版高齢社会白書(概要版)

事業者名称 ( 事業者番号 ): 地域密着型特別養護老人ホームきいと ( ) 提供サービス名 : 地域密着型介護老人福祉施設 TEL 評価年月日 :H30 年 3 月 7 日 評価結果整理表 共通項目 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 1 理念 基本方針

周南市版地域ケア会議 運用マニュアル 1 地域ケア会議の定義 地域ケア会議は 地域包括支援センターまたは市町村が主催し 設置 運営する 行政職員をはじめ 地域の関係者から構成される会議体 と定義されています 地域ケア会議の構成員は 会議の目的に応じ 行政職員 センター職員 介護支援専門員 介護サービ

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第3節 重点的な取り組み

相対的貧困率の動向: 2006, 2009, 2012年

基本目標 1( 日常生活 ) 地域住民みんながつながり支えあう 心豊かなコミュニティづくり 核家族化や少子高齢化の進行に伴いさまざまな課題が顕著に現われるなか ライフスタイルの多様化や 携帯端末の普及などによる人と人とのつながり方の多様化もあり みなさんが生活する家庭や地域社会におけるつながりが希薄

( 参考 ) 平成 29 年度予算編成にあたっての財務大臣 厚生労働大臣の合意事項 ( 平成 29 年 12 月 19 日大臣折衝事項の別紙 ) < 医療制度改革 > 別紙 (1) 高額療養費制度の見直し 1 現役並み所得者 - 外来上限特例の上限額を 44,400 円から 57,600 円に引き上


11 平成 21 年度介護予防事業実施状況について 平成 22 年 7 月 大阪市健康福祉局健康づくり担当

1_【鑑】「生活困窮者自立支援制度と介護保険制度との連携について(通知)」の一部改正について

第 1 章計画の概要

第 1 章計画の策定にあたって 2 計画の課題 (1) 地域包括ケアシステムの基本的理念と深化 推進 地域包括ケアシステム とは 地域の実情に応じて 高齢者が 可能な限り 住み慣れた地域でその有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう 医療 介護 介護予防 ( 要介護状態若しくは要支援状

別紙2

2 社会保障 2.1 社会保障 2.2 医療保険 2.3 年金保険 2.4 介護保険 2.5 労災保険 2.6 雇用保険 介護保険は社会保険を構成する 1 つです 介護保険制度の仕組みや給付について説明していきます 介護保険制度 介護保険制度は 高齢者の介護を社会全体で支えるための制度

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地域包括ケアシステム

まちの新しい介護保険について 1. 制度のしくみについて 東温市 ( 保険者 ) 制度を運営し 介護サービスを整備します 要介護認定を行います 保険料を徴収し 保険証を交付します 東温市地域包括支援センター ( 東温市社会福祉協議会内 ) ~ 高齢者への総合的な支援 ( 包括的支援事業 )~ 介護予

社会保障給付の規模 伸びと経済との関係 (2) 年金 平成 16 年年金制度改革において 少子化 高齢化の進展や平均寿命の伸び等に応じて給付水準を調整する マクロ経済スライド の導入により年金給付額の伸びはの伸びとほぼ同程度に収まる ( ) マクロ経済スライド の導入により年金給付額の伸びは 1.6

富山県 地域包括ケアシステム構築に向けた取組事例 ( 様式 ) 1 市区町村名 富山市 2 人口 ( 1) 322,059 人 ( 平成 25 年 3 月末現在 ) ( 8,253 人 ) 3 高齢化率 ( 1) 65 歳以上 26.1% ( 30.3% ) (65 歳以上 75 歳以上それぞれにつ

1 計画策定の背景と趣旨 昭和 56(1981) 年の 完全参加 をテーマとする 国際障害者年 を契機に, 障害者福祉は大きく変化しました 国では, 平成 5(1993) 年 3 月に 障害者対策に関する新長期計画 が策定され, 同年 12 月には 障害者基本法 * が施行されました 以後も, 平成

01 【北海道】

65歳~74歳 介護認定率(平成22年度)

Microsoft Word - 調査結果

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このような団塊の世代が高齢期を迎えようとする中 高齢者も他の世代とともに地域を支えていくという考え方を基本として 団塊の世代を含む高齢者の活躍が期待されているところです 地域活動に関するアンケート ( 平成 20 年 3 月大阪市 ) によると 地域活動に 既に参加 または 今後参加したい と考えて

平成20年度春の家居宅介護支援事業所事業計画

Microsoft Word - 03 総論.doc

下の図は 平成 25 年 8 月 28 日の社会保障審議会介護保険部会資料であるが 平成 27 年度以降 在宅医療連携拠点事業は 介護保険法の中での恒久的な制度として位置づけられる計画である 在宅医療 介護の連携推進についてのイメージでは 介護の中心的機関である地域包括支援センターと医療サイドから医

第2節 茨木市の現況

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Microsoft Word - 単純集計_センター長.docx

13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

平成27年版高齢社会白書(全体版)


人口 世帯に関する項目 (1) 人口増加率 0.07% 指標の説明 人口増加率 とは ある期間の始めの時点の人口総数に対する 期間中の人口増加数 ( 自然増減 + 社会増減 ) の割合で 人口の変化量を総合的に表す指標として用いられる 指標の算出根拠 基礎データの資料 人口増加率 = 期間中の人口増

6 基本理念及び基本目標 第 11 節 (1) 基本理念 すべての人が人間として尊ばれ 生きがいを持ち 心豊かに 安全に安心して暮らせる長寿社会の実現 (2) 基本目標 1 生涯をいきいきと暮らせる健康づくり ~ 健康寿命の延伸を目指して~ 2 社会参加と生きがいづくりの推進 3 地域における自立し

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☆表紙・目次 (国会議員説明会用:案なし)

平成 28 年 2 月以降に認定更新等により要支援認定を受けた方が介護予防訪問介護 介護予防通所介護を利用される場合 これまでの予防給付サービスから総合事業のサービスに変わります 要支援者の認定有効期間は現在最長 12か月ですので 大川市は平成 28 年 2 月から1 年かけて移行します 更新の場合

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【事務連絡】「高額療養費制度の見直しに関するQ&A」の送付について

7 対 1 10 対 1 入院基本料の対応について 2(ⅲ) 7 対 1 10 対 1 入院基本料の課題 将来の入院医療ニーズは 人口構造の変化に伴う疾病構成の変化等により より高い医療資源の投入が必要となる医療ニーズは横ばいから減少 中程度の医療資源の投入が必要となる医療ニーズは増加から横ばいにな

目 次 1 高齢者人口と高齢化率の状況 1 2 高齢者夫婦世帯等の状況 4 3 在宅ひとり暮らし高齢者の状況 6 4 在宅寝たきり高齢者の状況 8 5 認知症高齢者の状況 10 若年性認知症者数 12 参考資料 1 参考資料 2 参考資料 3 参考資料 4 参考資料 5 参考資料 6 参考資料 7

資料 目 次 事業方針 実施計画 みんなで福祉の風土を広げよう 住民 関係機関 団体のネットワークで身近な福祉活動を進めよう 一人ひとりの安全で安心な暮らしを守ろう Ⅳ 推進基盤の強化 主な年間行事等

2 保険者協議会からの意見 ( 医療法第 30 条の 4 第 14 項の規定に基づく意見聴取 ) (1) 照会日平成 28 年 3 月 3 日 ( 同日開催の保険者協議会において説明も実施 ) (2) 期限平成 28 年 3 月 30 日 (3) 意見数 25 件 ( 総論 3 件 各論 22 件

Transcription:

概要版 大阪市高齢者保健福祉計画 介護保険事業計画 (2018( 平成 30) 年度 ~2020( 平成 32) 年度 ) 2018( 平成 30) 年 3 月 大阪市

* 目 次 * 高齢者保健福祉計画 介護保険事業計画について 1 第 7 期計画における計画の位置づけ 計画の期間 2 大阪市の高齢化の現状と将来推計 3 高齢者施策推進の基本方針 6 第 7 期計画の取組み方針 7 重点的な課題と取組み 8 1 高齢者の地域包括ケアの推進体制の充実 8 2 認知症の方への支援と高齢者の権利擁護施策の推進 13 3 介護予防の充実 市民による自主的活動への支援 16 4 地域包括ケアの推進に向けたサービスの充実 19 5 高齢者の多様な住まい方の支援 23 具体的施策 25 1 地域包括ケアの推進 25 2 認知症施策と権利擁護施策 25 3 介護予防 健康づくり 生きがいづくり 25 4 サービスの充実 利用支援 26 5 住まい まちづくり 26 施設等の整備目標数 サービス目標量及び自立支援 重度化防止等に係る取組みと目標 27 介護保険給付に係る費用の見込み等 31 介護保険給付に係る費用算定の流れ 31 高齢者人口 ( 第 1 号被保険者数 ) の推計 31 要介護 ( 要支援 ) 認定者数の推計 32 サービス利用者 ( 受給者 ) 数の推計 32 介護保険給付及び地域支援事業に係る費用 ( 利用者負担分を除く ) の見込み 33 施策の推進体制 35 1 市民等の意見反映のための体制 35 2 施策推進のための体制 35

* 高齢者保健福祉計画 介護保険事業計画について * わが国では 2017( 平成 29) 年 9 月時点において 65 歳以上の人口は3,514 万人を超えており 国民の約 4 人に1 人が高齢者となっています 高齢者数は2042( 平成 54) 年頃まで増加し その後も 75 歳以上の人口割合については増加し続けることが予想されています こうした中で 高齢者を支える 発想とともに 意欲ある高齢者の能力発揮を可能にする社会環境を整えることや 高齢者のみならず若年層も含めて全ての世代が満ち足りた人生を送ることのできる環境を作ることが必要となっています 今回の第 7 期計画は 第 6 期計画の取組みや方向性を承継し 団塊の世代 が 75 歳以上となる2025( 平成 37) 年を目途に 重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう 医療 介護 介護予防 住まい及び自立した日常生活の支援が包括的に確保される 地域包括ケアシステム の深化 推進を図るための取組みを推進していきます なお 今回の介護保険制度の見直しでは 地域包括ケアシステムの深化 推進 介護保険制度の持続可能性の確保 を柱に 自立支援 重度化防止 医療 介護連携の推進 地域共生社会の実現 高額所得者の負担割合などの取組みが示されています 介護保険制度改正のポイント 地域包括ケアシステムの強化のための介護保険法等の一部を改正する法律 の主な 改正内容 Ⅰ 地域包括ケアシステムの深化 推進 1 自立支援 重度化防止に向けた保険者機能の強化等の取組みの推進 ( 介護保険法 ) 全市町村が保険者機能を発揮し 自立支援 重度化防止に向けて取り組む仕組みの制度化 2 医療 介護の連携の推進等 ( 介護保険法 医療法 ) 日常的な医学管理 や 看取り ターミナル 等の機能と 生活施設 としての機能とを兼ね備えた 新たな介護保険施設を創設 医療 介護の連携等に関し 都道府県による市町村に対する必要な情報の提供その他の支援の規定を整備 3 地域共生社会の実現に向けた取組みの推進等 ( 社会福祉法 介護保険法 障害者総 合支援法 児童福祉法 ) 市町村による地域住民と行政等との協働による包括的支援体制作り 福祉分野の共通事項を記載した地域福祉計画の策定の努力義務化 高齢者と障害児者が同一事業所でサービスを受けやすくするため 介護保険と障害福祉制度に新たに共生型サービスを位置づける Ⅱ 介護保険制度の持続可能性の確保 4 2 割負担者のうち特に所得の高い層の負担割合を 3 割とする ( 介護保険法 ) 5 介護納付金への総報酬割の導入 ( 介護保険法 ) 各医療保険者が納付する介護納付金 (40~64 歳の保険料 ) について 被用者保険間では 総報酬割 ( 報酬額に比例した負担 ) とする -1-

* 第 7 期計画における計画の位置づけ 計画の期間 * 計画の位置づけこの計画は 法に基づき策定する 高齢者保健福祉計画 ( 法上は 老人福祉計画 ) と 介護保険事業計画 を一体のものとして策定することで 介護保険及び福祉サービスを総合的に展開することをめざすものです 計画の策定にあたっては 大阪市における高齢者に関わる様々な計画との整合性を持ったものとします ( 計画の関係図 ) 大阪市高齢者保健福祉計画 介護保険事業計画保健 福祉施策及び介護保険事業 並びにそれ以外の高齢者に係る施策も包含した高齢者施策の総合的な計画として策定 高齢者保健福祉計画 高齢者保健 福祉事業全般にわたる供給体制を確保し 総合的なサービス水準の向上を図る 介護保険事業計画 利用者本位の介護サービスを総合的かつ効率的に提供する体制を整備し 介護保険事業の円滑な推進を図る 高齢者に関わる様々な計画との整合性を図る 計画の期間この計画は 2018( 平成 30) 年度から2020( 平成 32) 年度までの3か年を計画期間としており 2025( 平成 37) 年を見据え 第 6 期計画から段階的な構築をめざしている 地域包括ケアシステム について より深化 推進していくことを念頭においた計画とします 2012 2013 2014 (H24) (H25)(H26) 2015 (H27) 2016 2017 2018 2019 2020 (H28) (H29) (H30) (H31)(H32) 2021 (H33) 2022 (H34) 2023 2024 2025 (H35) (H36) (H37) 2016 H38 第 5 期計画 第 6 期計画 ( 前期計画 ) 第 7 期計画 ( 本計画 ) 第 8 期計画第 9 期計画 2025 ( 平成 37) 年までの中長期的な見通し 団塊の世代 が 65 歳に 団塊の世代 が 75 歳に -2-

* 大阪市の高齢化の現状と将来推計 * 大阪市の将来推計人口 大阪市の総人口は 2015( 平成 27) 年頃を境に人口減少局面に向かい 将来の人口構成比 をみると 少子高齢化の進行が予測されます 大阪市の年齢 4 区分別将来推計人口 ( 千人 ) 実績値 推計値 3,000 2,500 2,641 2,647 2,636 2,569 2,493 2,409 308 295 284 2,317 264 238 220 205 2,000 1,500 1,734 1,683 1,647 1,610 1,553 1,459 1,333 1,000 14 歳以下 15~64 歳 65~74 歳 75 歳以上 500 0 328 351 333 277 284 330 375 271 318 372 418 418 400 404 2010 ( 平成 22) 年 2015 ( 平成 27) 年 2020 ( 平成 32) 年 2025 ( 平成 37) 年 2030 ( 平成 42) 年 2035 ( 平成 47) 年 2040 ( 平成 52) 年 総数には 年齢不詳を含まない資料 : 総務省 国勢調査 大阪市政策企画室調べ将来人口推計 (2014( 平成 26) 年 8 月時点 ) 今後の高齢化率の推移大阪市の高齢化率は上昇し ますます高齢化が進展しています 2015( 平成 27) 年の高齢化率は25.3% で 2025( 平成 37) 年には27.0% になるものと推計されます 今後は高齢者のうち 特に 健康や介護の問題が増加してくる 75 歳以上の後期高齢者が増加していく予測となっています 今後 健康や介護の問題が増加してくる後期高齢者が増加 2020( 平成 32) 年までの間に 後期高齢者数が前期高齢者数を上回ります 大阪市の将来推計人口 ( 高齢者 ) ( 千人 ) 900 800 700 600 500 400 300 200 100 0 599 328 22.7% 271 2010 ( 平成 22) 年 実績値 669 25.3% 705 695 702 26.7% 27.0% 28.1% 375 351 333 418 418 400 404 277 284 330 318 372 2015 ( 平成 27) 年 2020 ( 平成 32) 年 推計値 2025 ( 平成 37) 年 2030 ( 平成 42) 年 730 30.3% 2035 ( 平成 47) 年 779 33.6% 2040 ( 平成 52) 年 36.0% 34.0% 32.0% 30.0% 28.0% 26.0% 24.0% 22.0% 20.0% 65 歳以上 65~74 歳 75 歳以上高齢化率 資料 : 総務省 国勢調査 大阪市政策企画室調べ将来人口推計 (2014( 平成 26) 年 8 月時点 ) -3-

大阪市の高齢者世帯の状況 ( 将来推計含む ) 大阪市の高齢者を含む世帯のうちの ひとり暮らし 世帯が占める割合は 全国や他都市と比べて高い割合となっています 今後の全国的な世帯の推移からすると 高齢者のひとり暮らし世帯は 今後も増加が予測されます 大阪市の高齢者のひとり暮らし世帯の割合である42.4% は全国平均 (27.3%) と比べ高くなっています 全国の世帯の推計 ( 国の資料から ) 大阪市の 65 歳以上の人がいる世帯の状況の推移 世帯主が 65 歳以上の単独世帯及び夫婦のみ世帯数の推計 0% 20% 40% 60% 80% 100% 18,000 16,000 14,000 12,000 10,000 8,000 6,000 4,000 2,000 0 23.5 6,277 25.4 6,740 26.4 6,763 6,693 6,666 6,870 6,253 7,025 7,512 7,959 8,418 8,963 2015 ( 平成 27) 年 2020 ( 平成 32) 年 2025 ( 平成 37) 年 世帯主が 65 歳以上の夫婦のみの世帯数 世帯主が 65 歳以上の単独世帯数 27.4 2030 ( 平成 42) 年 28.8 2035 ( 平成 47) 年 世帯主が 65 歳以上の単独世帯と夫婦のみ世帯の世帯数全体に占める割合 31.2 2040 ( 平成 52) 年 35.0 30.0 25.0 20.0 15.0 10.0 5.0 0.0 大阪市 1995 (H7) 2000 (H12) 2005 (H17) 2010 (H22) 2015 (H27) 全国 1995 (H7) 2000 (H12) 2005 (H17) 2010 (H22) 2015 (H27) 30.1 33.7 37.9 41.1 42.4 17.2 20.2 22.5 24.8 27.3 23.8 26.4 27.8 28.6 29.6 26.7 28.0 27.2 25.5 24.6 43.2 38.3 34.9 33.4 33.0 59.0 53.4 49.7 46.6 43.1 ひとり暮らし夫婦のみの世帯その他の世帯 資料 : 国立社会保障 人口問題研究所 日本の世帯数の将来推計 ( 全国推計 ) (2018( 平成 30) 年推計より ) 資料 : 総務省 国勢調査 大阪市の認知症高齢者数の推移大阪市の認知症高齢者の日常生活自立度 Ⅱ 以上の方については年々増加しており 年齢が高くなるにつれて認知症高齢者の割合は高くなる傾向があります また国の研究事業の推計では 2025( 平成 37) 年には 認知症患者数は約 700 万人 高齢者の5 人に1 人になると見込まれています 65 歳以上人口 ( 第 1 号被保 険者数 ) より認知症高齢者 数は増加しています 800,000 ( 人 ) 大阪市の高齢者 ( 第 1 号被保険者 ) 数と認知症高齢者数の増加 ( 人 ) 72,500 750,000 65,336 68,554 69,309 68,000 700,000 63,145 63,500 60,534 650,000 57,521 59,000 600,000 54,736 596,989 616,474 636,934 655,967 660,973 672,774 680,434 54,500 550,000 50,000 2011 年 2012 年 2013 年 2014 年 2015 年 2016 年 2017 年 ( 平成 23 年 )( 平成 24 年 )( 平成 25 年 )( 平成 26 年 )( 平成 27 年 )( 平成 28 年 )( 平成 29 年 ) 高齢者人口 ( 第 1 号被保険者数 ) 認知症高齢者数資料 : 大阪市福祉局 -4-

要介護 ( 要支援 ) 認定者数の推移及び認定率大阪市の要介護認定者数は 全国と同様 年々増加しています 今後 後期高齢者が増加するため 要介護 ( 要支援 ) 認定者数は 増加していくものと見込まれます 高齢になるほど 要介護 ( 要支援 ) 認定者の割合は高くなります 75 歳以上の認定率は 4 割を超えています ( 千人 ) 180 160 140 120 100 80 60 40 20 0 大阪市の要介護 ( 要支援 ) 認定者数の推移 134 14 16 16 23 20 20 144 14 17 17 25 21 21 153 155 14 17 18 26 22 159 14 14 164 17 17 19 18 18 19 26 27 27 23 23 23 23 24 24 24 25 29 32 35 35 37 2012 (H24).3 末 2013 (H25).3 末 資料 : 大阪市福祉局 2014 (H26).3 末 2015 (H27).3 末 2016 (H28).3 末 15 2017 (H29).3 末 要介護 5 要介護 4 要介護 3 要介護 2 要介護 1 要支援 2 要支援 1 100.0% 90.0% 80.0% 70.0% 60.0% 50.0% 40.0% 30.0% 20.0% 10.0% 0.0% 年齢階層別の要介護 ( 要支援 ) 認定率 認定率 = 要介護 ( 要支援 ) 認定者数被保険者数 75 歳以上の認定率 :40.6% 5.4% 11.0% 21.2% 40.4% 62.8% 89.3% 79.9% 65 歳以上の認定率 :24.1% 65~69 歳 70~74 歳 75~79 歳 80~84 歳 85~89 歳 90~94 歳 95 歳以上 資料 : 大阪市福祉局 (2017( 平成 29) 年 3 月末 ) 高齢者の外出の状況及び介護予防の状況大阪市の高齢者実態調査によると 外出頻度につき ほとんど毎日 と答えられた方の割合が 68.4% となっています 介護予防のための取組みについては 掃除や洗濯 調理など 自分でできることは自分でする が6 割となっています 現状では ほぼ毎日外出したり 介護予防に積極的に取り組む高齢者が多い状況ですが 社会参加の機会の充実やさらなる健康維持などの取組みが必要です 高齢者の外出の状況 高齢者の介護予防の状況 ほとんど外出しない 3.3% 無回答月に1~3 回しか 2.6% 外出しない 3.8% (N=10,128) 0 20 40 60 80 (MA%) 掃除や洗濯 調理など 自分でできることは 60.1 自分でする 栄養バランスのとれた食事をとる 歯磨きや入れ歯の手入れを行い 口の中の健康を保つ スポーツなどの運動や体操により体力を維持する 40.6 49.9 57.6 趣味や学習を楽しむ 32.9 週に 1 回以上外出する 21.9% ほとんど毎日 68.4% 近所の人や友達と交流する 仕事をする 町会 老人クラブなどの地域活動やボランティア活動に参加する その他 3.3 31.9 23.1 13.2 取り組んでいない 4.7 (N=10,128) 無回答 資料 : 大阪市高齢者実態調査報告書 (2017( 平成 29) 年 3 月 ) 3.4-5-

* 高齢者施策推進の基本方針 * *2025( 平成 37) 年の大阪市の姿 * 後期高齢者の増加に伴い 医療と介護ニーズを併せ持つ高齢者 重度の要介護認定者 ひとり暮らし高齢者 認知症高齢者などが増加すると見込まれます 支え手 となる生産年齢人口 (15~64 歳までの人口 ) は減少し 核家族化の進行や ひとり暮らし高齢者や夫婦のみの高齢者世帯の増加により 家族や親族が支え合う機能が希薄化し 地域の支え合いの機能も低下していくことが予測されます 高齢者の健康状態 経済力 家族構成 住居等は個々の状況に応じて多様であり 高齢者像も多角的な捉え方が必要です 高齢期は 介護を必要とする人がいる一方で 趣味や社会活動への参加など 自らの価値観にしたがって能動的 主体的な生活を送る時期でもあります このため 介護が必要な方は重度化を防止し 健康な人は要介護状態になることを予防する取組みを進めることができるよう支援をしていく必要があります * 高齢者施策推進の基本的な考え方 * 2025( 平成 37) 年に向けた地域包括ケアシステムの深化 推進 団塊の世代 がすべて 75 歳以上となる 2025( 平成 37) 年の社会を見据え 高齢者も他の世代と共に社会を支えていくという考え方を基本として 高齢者の保健福祉をはじめとする諸施策の充実と介護保険事業の円滑な運営を図ることにより 高齢者一人ひとりが住み慣れた地域で自立した生活を安心して営み 長寿化した人生を健康でいきいきと豊かに尊厳をもって暮らすことのできる社会の実現をめざします このため 高齢者ができる限り住み慣れた地域で その有する能力に応じて自立した日常生活を安心して営むことができるよう 医療 介護 介護予防 住まい及び自立した日常生活の支援が包括的に確保される 地域包括ケアシステム のさらなる深化 推進を図ります 資料 : 厚生労働省 介護予防 日常生活支援総合事業のガイドラインについて * 高齢者施策推進の基本方針 * (1) 健康でいきいきとした豊かな生活の実現 (3) 安全で快適な生活環境の実現 (2) 個々人の意思を尊重した生活の実現 (4) 利用者本位のサービス提供の実現 -6-

* 第 7 期計画の取組み方針 * 今回の介護保険法等の一部を改正する法律においては 高齢者の自立支援と要介護状態の重度化防止 地域共生社会の実現を図るとともに 制度の持続可能性を確保することに配慮し サービスを必要とする方に必要なサービスが提供されるようにするとされ 地域包括ケアシステムを深化 推進していくため 国では以下のような取組みが示されており 大阪市においてもこれらの取組みを進めていく必要があります 1 自立支援 介護予防 重度化防止に向けた保険者機能の強化等の取組みの推進 自立支援 介護予防 重度化防止等の取組み 地域包括支援センターの機能強化 PDCA による地域の実態の把握に基づく課題分析 目標設定と取組内容の検討 地域ケア会議の課題の検討 認知症施策の推進 2 医療 介護の連携の推進等 3 地域共生社会の実現に向けた取組みの推進等 地域住民と行政等との協働による包括的支援体制づくり 多様な担い手の育成 参画 -7- この計画では 大阪市の高齢者施策の基本方針に基づき 地域包括ケアシステムの深化 推進に向け 上記取組みを踏まえ 次の 5 つの重点的課題に向けた取組みを推進します 高齢者の地域包括ケアの推進体制の充実 認知症の方への支援と高齢者の権利擁護施策の推進 介護予防の充実 市民による自主的活動への支援 地域包括ケアの推進に向けたサービスの充実 高齢者の多様な住まい方の支援 日常生活圏域について 大阪市では 各種サービスにおける提供の基本となる単位は行政区であることを踏まえ 日常生活圏域を行政区単位 (24 圏域 ) としてきましたが 今後 地域包括ケアシステムの深化 推進を円滑に進めていくためには 地域の実情に応じた取組みを進めていくことが必要不可欠であり その中で 地域包括支援センターは地域包括ケアの中核的な役割を担うことが求められていることから それぞれの地域包括支援センターが担当する圏域 (66 圏域 ) を日常生活圏域とし 高齢者の身近な課題に対して取組みを進めていくこととします 日常生活圏域数 24 圏域 66 圏域 (~2019(H30).3 月 ) (2019(H30).4 月 ~)