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新潟市立亀田西中学校

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指導観指導にあたっては 基本となる回転技に取り組み 自己の能力に適した技が安定してできるようにするとともに 発展技にも挑戦できるようにする その際には 友達の動きを見て技のポイントに気づき 伝えあったりしながら意識して練習できるようにする 運動は 柔軟性が要求される運動であり 体を痛めたりうまく回れ

跳び箱運動では, 練習の仕方を細かいステップで設定することで, だれもが で きるかもしれない という気持ちをもたせ, できた といった喜びを味わわせるよ うにしたい また, 一連の動きを局面に分け, 局面ごとに どうしたらできるのか を考え, 試しながら取り組むことで, 局面ごとに自分の動きを振り

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技能面では,2 年生までの経験の差で 前転についても 前転がりはできるが 前転となると苦しいこや 後転については 手をつくことが難しい子もいる 側方倒立回転は 上手な子もいるが イメージが無い子が多い 年生のこの時期のこの単元通して, マット運動の基礎基本である倒立を 壁倒立が一人でできるというとこ

い難いところがある 跳び箱は腰の高さ (4 5 段 ) を基本とし 子どもたちが自分の力に合わせためあてをもち それに合った練習の場や練習方法を選ぶことができるように指導する さらに開脚跳びと台上前転が十分にできた子には かかえ込み跳びや大きな台上前転を紹介し 発展技に取り組むことができるようにする

研究との関わり 自主的 主体的な課題解決や協同的な課題解決を進めることができるよう, 課題設定の在り方や振り返りの在り方の支援を表すと, 以下のようになる 課題設定の在り方 振り返りの在り方 自主的 主体的な課題解決のために 個に応じた段階的に取り組める課題自分の力に合った課題解決を目指すことができ

Taro-711.器械運動C.jtd

テーマ 器械運動における 学び合い の有効性 ~ 跳び箱運動の学習を通して ~ 相模原市立 教諭 若松小学校 渡嘉敷勇祐 Ⅰ はじめに クラスの学び合いの状況本校は 校内研究で 学び合い をテーマにしていることもあり 各教科で子ども達がお互いに学び合うことができている 私が担任をしている5 年 1

モデルプラン11(器械運動 マット運動 回転技)

集団対集団での攻防を繰り返しながら 得点を取り合い勝敗を競うことを楽しむ運動である 自分たちで作戦を考え 協力してシュートをすることが楽しい運動である 自分が思う通りにボールを動かせるようになることが楽しい運動である イ児童から見た特性 勝つことが楽しい運動である シュートが決まると嬉しい運動である

平成 28 年度横浜市立小学校体育研究会器械運動研究部研究授業 器械運動 ( 跳び箱運動 ) 指導案 1 日時平成 28 年 12 月 7 日 ( 水 ) 5 校時 (14:00~14:45) 2 場所横浜市立 小学校体育館 3 学年 組第 6 学年組 35 名 4 領域単元名器械運動 ( 跳び箱運

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年の評価規準単元の評価規準に 声かけやより高度な技を身に付けさせていくと共に 友達の技を見る目を養っていきたいと考える 否定的なイメージの子はできるだけ多くの経験をさせ 少しの伸びでもしっかりと評価し 今自分ができる技からマット運動の楽しさを味わわせ できそうだ や できた という感覚を多く学ばせた

Microsoft Word - ☆【指導主事修正】H21推薦指導案(小学校体育)

3 目標チームの目標や自己の能力に適した練習を見付けて取り組み, 個人的技能や集団的技能を生かしながら, 相手チームに応じた作戦を立てて, 練習やゲームに取り組むことができるようにする 個人的技能や集団的技能の向上を目指して, 仲間と協力して学習することができる また勝敗に対して公正な態度をとること

3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

高等学校第 2 学年保健体育科学習指導案 日時 : 平成 25 年 月 日 ( ) 第 校時対象 : 東京都立 高等学校第 2 学年 組男子 名 1 単元名 体つくり運動 2 単元の目標 (1) 次の運動をとおして 体を動かす楽しさや心地よさを味わい 健康の保持増進や体力の向上を図り 目的に適した運

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6 年体育科実践事例 1. 単元走り高とび ( 陸上運動 ) 2. 指導時期 4~5 月 3. 目標 助走のリズムやスピードを生かして力強く踏み切って バランスよく跳 び ひざを柔らかく曲げて着地することができる ( 運動 技能面 ) 互いに協力して安全に練習や競争ができるようにするとともに グルー

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

5 授業の準備物ついて 走り高跳び用スタンド 2セット ゴム( バーの代わり ) 2 本 鈴 ( なくてもできます ) マット 2 枚 バスタオル 4 枚 カラーコーンまたはマーカー 12 個 1セットの場合は 半分の数 学習カード( 班で1 枚 ) ストップウォッチ 1 個 笛 1 個 グループ構

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

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上体おこし長座体前屈反復横跳持久走三年女子 上体おこし長座体前屈反復横跳持久走三年男子 力ンド力ンド幅跳び幅跳び保健体育科学習指導案 指導者三和中学校小浦麻美日時平成 23 年 9 月 30 日 ( 金 ) 第 5 校時 ( 三良坂中学校体育館 ) 学年三和中学校第 3 学年 23 名 ( 男子 9

保健体育科学習指導案

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 本時の目標 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり でき

Microsoft Word - ④「図形の拡大と縮小」指導案

Taro-12事例08.jtd

第6学年体育科学習指導案

< 体力テストの結果 > ( 全国平均は平成 4 年度 は全国平均以下を示す ) 握力上体起こし長座体前屈反復横跳びシャトルラン 50m 走立ち幅跳びソフトボール投げ 学級男子 7.kg 0.6 回 34.5cm 45.3 回 58.6 回 9.4 秒 55.9cm 6.m 全国男子 6.7kg 9

第4学年算数科学習指導案

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり できることについ

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< 自己と 事象 とのつながり> 題材との出会いの場面において, やってみたいという思いや, どのようになっているのかなどの知的欲求を刺激するように, 実際の小物や写真などを提示し, 自分の生活を豊かにする楽しい小物について具体的なイメージを完成予想図として描き表していく そうすることで, 事象 (

どまっている また 技の理解が伴っていないためにできていない児童も数名いる 技のポイントを 明確にし スモールステップで技を習得できるようにする必要がある 平成 24 年度新体力テスト結果 (6 月実施 ) 男子握力上体起こし長座体前屈反復横とび 20m シャトルラン 50m 走立ち幅とびボール投げ

表紙(中学校)単独

95-100 小野田 研究集録

Taro-6学習指導案(事例①小学校

中・高 <運動の領域>

< 算数科 > 金種の弁別をし, 硬貨や紙幣の名称を知る 単一硬貨を使っての合計金額を数える 硬貨が各種混じった中で, 合計金額を数える おつりを伴う正しいお金の出し方を知る 複数の品物の合計金額を概算で見積もることができる 定価, 売値, 割引の意味を知るとともに, 割引後の値段を求める 必要感目

5 本時の学習 (5/6 時間 ) (1) ねらい 技能 体を移動したり 用具を操作したりすることができる 態度 運動に進んで取り組み きまりを守って仲良く運動し場や用具の安全に気を付けることができる 思考 判断 運動遊びの行い方を知り 友達のよい動きを見付けることができる (2) 展開主な学習活動

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

2 単元の目標 廿日市市 についての魅力を目的意識や相手意識を明確にして地域内外に発信することができる 自分たちの住む 廿日市市 に愛着をもつことができる 3 単元の評価規準 学習方法 自分自身 他者や社会 課題発見力 思考力 判断力 表現力 主体性 自らへの自信 対象と積極的にかかわる中で, 課題

(1) 体育・保健体育の授業を改善するために

Microsoft Word - 中学保健体育(宮前中 下館文雄、伊豆倉明子先生)

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

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エキスパート養成 指導案

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上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏

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第6学年2組 体育科学習指導案

子葉と本葉に注目すると植物の成長の変化を見ることができるという見方や, 植物は 葉 茎 根 からできていて, それらからできているものが植物であるという見方ができるようにしていく また, 学んだことを生かして科学的なものの見方を育てるために, 生活の中で口にしている野菜も取り上げて観察する活動を取り

Microsoft Word - ○指導計画例(高校:ソフトボール)

() 態度 思考 判断に関する学習体験状況 学期に体つくり運動やボール運動 ( 型 キャッチバレーボール ) の学習を行ったところ 個人としては めあてをもち その解決方法を考え 練習したり振り返ったりする流れをつかむことができてきた しかし 学習のねらいやチームの特徴に応じためあてを立てたり 具体

16体育【授業】

4 研究内容 (1) 学ぶ意欲を高める指導方法の工夫 ウ 学ぶことへの意欲を高めるためには 子どもたちの実態や能力にあった学習内容や学習課題を 設定する必要がある 難しすぎる課題を与えたり 逆に簡単すぎる課題を与えたりしてしまうと 学習に対する興味だけでなく 意欲までもが失われてしまう 加えて 子ど

走の運動遊び では, いろいろな方向に走ったり, 障害物を用いたりしてリレー遊びを行う その際, 方向を変えて走るときや障害物を走り越すときにはどのように体を動かすとよいかを考えさせる また, 障害物の置き方や間隔を変えることによって, リズムよく走り越すことができることを体験し, 体を操作して走る

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第 2 学年 5 組理科学習指導案 日時平成 26 年 12 月 12 日 ( 金 ) 場所城北中学校授業者酒井佑太 1 単元名電気の世界 2 単元について (1) 教材観今日の私たちの日常生活において 電気製品はなくてはならないものであり 電気についての基礎的な知識は必要不可欠である しかし 実際

6 年 No.12 英語劇をしよう (2/7) 英語での 桃太郎 のお話を理解し 音読する 導 あいさつをす 挨拶の後 Rows and Columns を交え 天気や時 入 候の確認 既習事項の確認をす (T1,T2) ペンマンシップ ペンマンシップ教材を用いて アルファベットの ジングル絵カー

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平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

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単元構造図の簡素化とその活用 ~ 九州体育 保健体育ネットワーク研究会 2016 ファイナル in 福岡 ~ 佐賀県伊万里市立伊万里中学校教頭福井宏和 1 はじめに伊万里市立伊万里中学校は, 平成 20 年度から平成 22 年度までの3 年間, 文部科学省 国立教育政策研究所 学力の把握に関する研究

4 生徒の実態 (3 組 17 名 4 組 16 名 計 33 名 ) ( アンケート集計 3 組 15 名 4 組 15 名 計 30 名 ) 関心 意欲のアンケート 問 1. 体育の授業は好きですか 大好き 好き 普通 嫌い 大嫌い 4 名 12 名 8 名 6 名 0 名 問 2. バスケット

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( 書式 ) 平成 0 年度東京都立練馬特別支援学校年間指導計画 4 ねらい () 作品製作を通して 裁縫道具を安全に使えるようになる () 作る喜びを体験する () 手元を見て活動に取り組める時間を増やす (4) 調理道具を教員と共に正しく使用することができる 時間 使用教科書ら くっく (S プ

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モデルプラン16(浮く・泳ぐ運動)

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平成15年度 家庭科 年間指導・評価計画

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

学習評価に関する本県の方針について

第1学年国語科学習指導案

5 児童の実態と主題に迫るための手だて (1) 児童の実態本学級の児童は明るく 男女の仲もよい いろいろな場面で声を掛け合ったり 仕事を手伝ったりできる児童も多い 話し合い活動では 友達の意見のいいところを取り上げて考えをまとめることができたり 人の意見を聞いて自分の考えを変えることができたりする児

Microsoft Word - 06 レバンガ 運動プログラム②.docx

自己紹介をしよう

第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

うになるために, いろいろな走 跳の運動遊びを行い, 単元の最後に 海田東小オリンピック を開催するゴールを設定する 走の運動遊び では, いろいろな方向に走ったり, 障害物を用いたりしてリレー遊びを行う その際, 方向を変えて走るときや障害物を走り越すときにはどのように体を動かすとよいかを考えさせ

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小学校 第○学年 学級活動(給食)指導案

(2) 児童観児童は1 年生 1 月に おはなしをつくろう で 昔話をもとにして 人物と出来事を考えて簡単に物語を書く学習を行っている また 2 年生の1 学期には じゅんじょよく書こう の学習で はじめ 中 おわり の構成を考え 自分の経験を伝える文章を書く学習をしてきている この学習を通して 順

Transcription:

単元名 器械運動 跳び箱運動 1 運動の特性 (1) 一般的特性 いろいろな高さや向きの跳び箱をより上手に跳び越したり, 新しい跳び越し方に挑戦したりすることが楽しい運動である (2) 児童から見た特性 できた, できないの判断がしやすく, できた喜びが次の技への意欲につながる運動である また, 高さに挑戦することに魅力を感じ, 積極的に取り組む児童も多いが, 反面, 落下等の恐怖を感じ消極的になってしまう児童も見られる運動である 2 単元の目標 (1) 関心 意欲 態度 運動に進んで取り組み, 約束を守り助け合って運動をしたり, 場や器械 器具の安全に気を配ったりすることができる (2) 思考 判断 自己の能力に適した課題の解決の仕方や技の組み合わせ方が工夫できる (3) 運動の技能 基本的な支持跳び越し技を安定して行うとともに, その発展技を行うことができる 3 評価規準 観点ア関心 意欲 態度イ思考 判断ウ運動の技能 1 自分の力に合った課題をもっ 1 自分の力に合った技を選んで 1 以下の基本的な支持跳び越し技 学 て進んで取り組み, 器械運動 いる や回転技を安定して行うととも 習具 の楽しさや喜びを味わおうと 2 学習カードや補助具を活用し に, その発展技を行うことがで 活体 している て, 自分に適した練習の場や きる 動の 2 友達と励まし合って仲良く運 練習の仕方を選んでいる 大きな開脚跳び に評 動をしたり, 協力して器械 3 技のポイントや自分の課題に かかえ込み跳び お価 器具の準備 片付けをしたり ついて考え, 自分のめあてが 大きな台上前転 け規 しようとしている もてている る準 3 試技の開始前や終了後におい ても安全に気を付けようとし ている 4 指導計画と評価 1 2 3 4 5 6 7 1 集合 整列 挨拶 2 準備運動 3 基礎感覚作り 4めあての確認 10 <オリエンテーシ < 共通学習 > < 発展学習 > ョン> かかえ込み跳びの習得学 自分で学習を選択し, より大きな跳び越 発 20 学習の進め方を 習を行う し方や発展技や技を行う 知る 表 自分の力を知る 30 ための技調べを < 共通学習 > 会 する 大きな台上前転の習得学習を行う 40 1 整理運動 2 学習のまとめ 3 集合 整列 挨拶 評価ア 23 イ 3 ウ 1 ア 1 イ 1 ア 1 イ 2 ウ 1 ウ 1 5 指導の工夫 (1) 学習過程の工夫 基礎感覚作りでは, 習得学習で行う技に必要な感覚や基礎的な技能を養う易しい運動を実施し, より効果的に技の習得ができるようにする 共通学習は 2 つに分け, 系統を踏まえたスモールステップを設定する そして児童にできた喜びを数多く経験させることで意欲を高め, より効果的に技の習得ができるようにする 発展学習では, 自分の力に合った技を選び, 課題を考えめあてをもつなど児童が自主的に学習を進められるようにする (2) 学習カードの工夫 技の習得に必要な感覚や基礎的な技能を細かく設定した学習カードを使用して, 基本的な支持跳び越し技や回転技, 発展技の習得を目指していきたい Ⅴ-87

2 目標学習の進め方を知るとともに, いろいろな技に挑戦して自分の力を知るこ 84 とができる 3 展開 (1/7) 跳び箱学習の進め方を知り, いろいろな技に挑戦して自分の力を知ること 15 分 1 本時の学習のねらいを知る 跳び箱運動の学習の進め方を知るとともに, いろいろな技に挑戦して自分の力 単元計画 を知ろう ( 掲示用 ) 2 単元の進め方を知る 単元計画を示し, 学習の流れを指導 学習資料 する ( 学習内容 ) 基礎感覚作りは技の習得につながる運動 本単元の学習内容を明確にし理解で であることを知る きるようにする 共通学習では2つの技の習得を目指し, スモールステップされた学習カードを使 跳び箱運動の学習内容 いみんなが同じ学習をすることを知る 1 器械運動の楽しさを味わう 発展学習では自分の力に合っためあてを 2 準備や片付けを協力して行う もって学習することを知る 3 安全に試技をする 自分の力に合っためあてのもち方を知る 4 技のポイントを知る 場の工夫の仕方や安全について理解する 5 自分の課題を知り, めあてをもつ 準備運動や整理運動の仕方を理解する 6めあてに応じた練習ができる 7 大きな開脚跳びができる 8かかえ込み跳びができる 3 グループをつくり, 役割分担をする 9 大きな台上前転ができる 学習を進めるグループを作る 10 発展技ができる ( 生活班を活用してもよい ) 準備 片付けの役割分担や試技のルー 単元の進め方を知ることができたか ルを決める 25 4 学習の流れ ( 場作り 準備運動 基礎 既習の技は基礎感覚作りに組み入れ 跳び箱 感覚作り ) を知る て確認する 踏み切り板マット 5 自分の力を確かめる 挑戦の仕方を指導する 学習カード 未習の技の例 安全に気を付ける ( 技チェッ 台上前転 友達と協力する ク ) かかえ込み跳び いろいろな技に挑戦することから, 自分の力を理解している 5 6 整理運動をし, 後始末をする 7 学習のまとめをする 学習カードの項目例 学習カード 学習カードに個人の反省を記録する 力一杯運動したか ( 自己評価 ) ルールを守って運動したか 準備や片付けを協力したか 自分の力がわかったか 学習への意欲がもてたか 学習カードの観点に従って自己評価するよう助言する Ⅴ-88

2 目標かかえ込み跳び, 大きな台上前転の技のポイントを知り, これらの技を安 85 86 定して行うことができる 3 展開 (2 3/7) 技 ( かかえ込み跳び ) のポイントを知り, 安定してできるようにすること 10 分 1 学習の場作りをする 役割分担に従って, 安全に効率よく 2 準備運動をする 準備ができているかを確認し, 必要 3 本時のねらいを確認する に応じて指導する かかえ込み跳びのポイントを知り, 安定してできるようにしよう 15 4 かかえ込み跳びのポイントを知り, 挑 技の習得までをスモールステップに 学習資料 戦する しにした学習カードを使い意欲を高 ( 技ポイン める ト ) 学習カード ( 技習得用 ) かかえ込み跳びのポイント 最後の一歩を大きく 腕の突き放しと素早い膝のかかえ込みのタイミングがポイント 前に乗り出すように跳び箱をしっかり突き放す手を着いて 15 5 大きな台上前転のポイントや補助の仕 習得までをスモールステップにした 方を知り挑戦する 学習カードを使い意欲を高める 大きな台上前転のポイント 台上前転のポイントに合わせ, 腰の角度を大きく開き膝を伸ばす 跳び箱の手前に手を着く 手を着いた時に腰の角度を大きく開き 膝を伸ばす 前を見てふわっと着地 技のポイントを理解している 5 6 整理運動をし, 後始末をする 目的とする技が, 安定してできる 7 学習のまとめをする 学習カードの観点に従って自己評価 学習カード 学習カードに個人の反省を記録する するよう助言する ( 評価 ) Ⅴ-89

2 目標大きな台上前転の技のポイントを知り, 安定してできるようにしたり, よ 87~89 り大きな跳び越し方や発展技に挑戦したりすることができる 3 展開 (4~6/7) より大きな跳び越し方や発展技に挑戦したり, 大きな台上前転のポイントを知り安定してできるようにすること 10 分 1 学習の場作りをする 2 準備運動をする 準備運動に取り入れたい動き 仰向け歩き 手押し車 ウサギ跳び 仰向けで, 両手 両足を動かす体をまっすぐにする腰を高く上げる かえる跳び かえるの足打ち 壁登り逆立ち ウサギ跳びを開脚で行う腰を高く上げ, 足をたたく両足でよじ登る 30 3 本時のねらいを確認する より大きな跳び越し方や発展技に挑戦したり, 大きな台上前転のポイントを知 り, 安定してできるようにしよう 跳び箱 4 各自のめあてを確認し, めあてに向か 自分の力に合った無理のないめあて 踏み切り板 って練習する をもつよう助言する マット かかえ込み跳びの練習方法 ウサギ跳び 低い台への跳び上がり ステージへの跳び上がり 足の位置手の位置足着手地点よりも前方に着地 ステージ上からのウサギ跳び 跳び箱で跳び上がってから下りる 自分の力に合っためあてを持ち, 場 5 5 整理運動をし, 後始末をする や練習方法を工夫して取り組んでいる 6 学習のまとめをする 学習カードの観点に従って自己評価 学習カード 学習カードに個人の反省を記録する するよう助言する ( 評価 ) Ⅴ-90

2 目標自分のできるようになった技を発表し合い, 学習のまとめをすることがで 90 きる 3 展開 (7/7) できるようになった技や組み合わせ技を発表すること 10 分 1 学習の場作りをする 役割分担に従って, 安全に効率よく準 備ができているかを確認し, 必要に応 2 準備運動をする じて指導する 3 本時のねらいを確認する できるようになった技や組み合わせ技を発表しよう 30 4 各自のめあてを確認し, 発表会に向 自分の力に合った無理のないめあてを 跳び箱 けて練習する もつよう助言する 踏み切り板 発表会に向けての練習であり, 新しい マット 技への挑戦の時間でないことを確認す セーフティマット る 5 学習の成果を発表する 発表会での発展技の例 遠くへ着地する大きな開脚跳び 開脚伸身跳び 踏み切り板を離したかかえ込み跳び 屈身跳び できるようになった技を, 進んで発表 5 6 整理運動を行い, 後始末をする している 7 学習のまとめをする 学習カードの観点に従って自己評価す 学習カード 学習カードに個人の反省を記録する るよう助言する ( 評価 ) Ⅴ-91