5 それはどんなことですか ( 複数回答可 ) 一緒に遊んでくれなかった 2 名登下校で友達が先に行ってしまった 2 名叩かれた 2 名けんかをした 2 名悪口を言われた 1 名謝ったのに 先生に言う と言った 1 名言うことを聞いてくれない 1 名教科書を落とされた 1 名仲間はずれにされた 1

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4 研究主題との関連 自分を見つめ 友達の思いを大切にする子供の育成 道徳授業の充実を通して 研究主題に迫るために 4 年生では子供たちの目指すべき児童像を 自分の思いを見つめる子 友達の思いに気付く子とした また 目指すべき具体的な児童像を 資料の世界観に浸り 登場人物に自分を重ねながら登場人物の

(3) 資料について本資料は混雑したお店で孫が積んである段ボールを崩してしまい困っているおばあさんの代わりに わたし とその友達の友子が 整理していると 事情の知らない店員に叱られてしまう その後 おばあさんにお礼を言われたが わたし と友子はすっきりしないで帰る 数日後 店員からお詫びの手紙が来た

第 2 学年道徳学習指導案 平成 27 年 6 月 12 日 ( 金 ) 第 2 学年 2 組 34 名授業者川田聡子 1 主題名友達と助け合う心 2-(3) 信頼 友情 助け合い 2 資料名 森のともだち ( 出典 : 東京書籍 みんなたのしく ) 3 主題設定の理由 (1) ねらいとする価値につ

第1学年道徳学習指導案

第 3 学年道徳学習指導案 1 主題名どうすることが正しいか 1-(3) 勇気 平成 27 年 9 月 11 日 ( 金 ) 第 3 学年 2 組 34 名 授業者久米亨 2 資料名 思いきって言ったらどうなるの? ( 出典 : 光文書院 ) 3 主題設定の理由 (1) ねらいとする価値について中学

道徳の時間学習指導案 指導者 T1 長手英克 T2 浜井綾子 1 学年第 4 学年 15 名 2 主題名本当の友達 B 友情, 信頼 3 ねらいなつみに逆上がりを教えようと思うようになったてつおの気持ちを考えることを通して, 友達には自分とは違ったよさがあり, それぞれが力を発揮すると一人ではできな

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

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5 児童の実態と主題に迫るための手だて (1) 児童の実態本学級の児童は明るく 男女の仲もよい いろいろな場面で声を掛け合ったり 仕事を手伝ったりできる児童も多い 話し合い活動では 友達の意見のいいところを取り上げて考えをまとめることができたり 人の意見を聞いて自分の考えを変えることができたりする児

Taro-6年HP

2年生学級活動(性に関する指導)指導案

(3) 本題材の系統と他教科等との関連は 次のとおりである 学級活動 5 月シンボルマークを決めよう 6 月みんなで雨の日を楽しく過ごそう 6 月本題材 9 月 2 学期がんばろう会をしよう 他教科等との関連 道徳 わけっこしよう ( 友情 ) 道徳 どうしたらいいのかな ( 親切 ) (4) 指導

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道徳学習指導案

内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

(3) 指導について本単元のねらいは 体の発育 発達について その一般的な現象や思春期の体の変化などについて理解できるようにすること 体をより良く発育 発達させるための生活のしかたについて理解できるようにすること である そのねらいを達成するため 児童が学習に興味 関心をもち 意欲的に取り組むことが

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「埼玉発世界行き」高校生留学奨学金交付要綱

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

7 学習指導過程 段階 導入 学習活動 1 友達との絆 について考える 2 教材 心のレシーブ の範読を聞いて話し合う 主な発問と予想される児童の心の動き 友達との絆 を深めるためには何が大切だと思いますか 困っていたら助けること 一緒に遊ぶこと 仲良くすること チーム分けの時, どこかやる気のない

Taro-10月22日道徳指導案.jtd

とができる児童が増えてきている 総合的な学習の時間の 私たちにできることは何だろう では 調べ学習や実際の車いす体験の学習を通して 相手の気持ちを考えて親切な行動をすることの大切さを学んできている 一方で 仲の良い友達には親切にできるが そうでない友達には同じように親切にできない児童がいる また 困

第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

国語科学習指導案様式(案)

(4) ものごとを最後までやり遂げて, うれしかったことがありますか (5) 難しいことでも, 失敗を恐れないで挑戦していますか

平成27年度 小・中道徳教育 研究の実際2

りを守っていないから 6 名, 自分も他の人も困るから みんなと楽しく過ごすことが大切だと思うから 各 4 名, 悪いことをしていると思うから 3 名であり, 比較的高い価値観で判断している その一方で, イ ~ オを選択した児童の多くが自分にとって都合がよいからやいじめられるから, または自分の楽

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5. 単元について本単元は,2 年生 1 学期に学習した ともこさんはどこかな から引き続いての 話す 聞く の学習である ともこさんはどこかな では, 大事なことを落とさずに話したり聞いたりできるようにすることをねらいとして学習してきた 本単元では, これに加えて互いの話をしっかり聞いてやり取りを

自己紹介をしよう

(2) 計画学習課題 学習内容 時間 連立方程式とその解 二元一次方程式とその解の意味 2 連立方程式とその解の意味 ( 本時 1/2) 連立方程式の解き方 文字の消去の意味 加減法による連立方程式の解き方 5 代入法による連立方程式の解き方 連立方程式の利用 問題を解決するために 2つの文字を使っ


3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

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4. 評価規準集団活動や生活への関心 意欲 態度学級や学校の生活の充実と向上にかかわる問題に関心をもち 他の児童と協力して自主的に集団活動に取り組もうとしている 集団の一員としての思考 判断 実践楽しく豊かな学級や学校の生活をつくるために話し合い 自己の役割や責任 集団としてのよりよい方法などについ

道徳科学習指導案 指導者 T1 重森恵美子 T2 毛利佐由理 1 日時平成 30 年 6 月 27 日 ( 水 )5 校時 2 学年第 1 学年 (16 名 ) 3 主題名 だれにでもおなじように [C 公正, 公平, 社会正義 ] 4 ねらい誰に対しても同じように接することがすてきであることに気づ

生徒自身, 思いやりをもった行動ができたと感じていても, 相手の立場に立った行動になっていないこともあるこのキャストの心情を考えることで, 相手の気持ちや立場に共感し, 相手のことを考えた上でキャストがとった思いやりある行動, 親切な行為を学ばせたい (4) 生徒の実態と関わらせた指導の方策 ( 指

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

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< 心の中でおうえんしながらそっと見守ったぼく > ぼくの状況 家に用事があったけれど じっとおばあさんを見ていた < 最初に声をかけたぼく > ぼくの状況 お母さんのお手伝いをする約束を果たすため 下校を急いでいた おばあさんの状況 不自由な足を一生懸命動かして坂を上っている この間より足どりが重

小学校 中学年部会

第 4 学年 1 組 道徳学習指導案 平成 26 年 11 月 26 日 ( 水 ) 第 5 校時在籍児童数男子 18 名女子 17 名計 35 名指導者教諭新島さやか 1 主題名相手の立場に立った思いやり 内容項目 2-(2) 思いやり 親切 2 資料名 心の信号機 ( 学研 みんなのどうとく )

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6 年 No.12 英語劇をしよう (2/7) 英語での 桃太郎 のお話を理解し 音読する 導 あいさつをす 挨拶の後 Rows and Columns を交え 天気や時 入 候の確認 既習事項の確認をす (T1,T2) ペンマンシップ ペンマンシップ教材を用いて アルファベットの ジングル絵カー

な考えをもつ人がいるので 相手の言葉の裏側にある思いを知り 相手への理解を深め 自分も更に相手からの理解が得られるように意見を伝えることについて考えさせる 最後に これからはどのように互いに理解し合っていきたいかについて 自分なりに考えることができるようにしていきたい (2) 児童について本学級のつ

平成18年度

3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

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3 学年 2 組道徳学習指導案平成 2 4 年 6 月 2 1 日 ( 木 ) 5 校時指導者教諭山口文 1 主題名心のこもった言動をとる 2 - ( 1 ) 礼儀 2 資料名 無言化現象 3 主題設定の理由 ( 1 ) ねらいとする道徳的価値についてニュースなどでよく耳にすることの一つに 隣に住ん

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(2) 児童観児童は1 年生 1 月に おはなしをつくろう で 昔話をもとにして 人物と出来事を考えて簡単に物語を書く学習を行っている また 2 年生の1 学期には じゅんじょよく書こう の学習で はじめ 中 おわり の構成を考え 自分の経験を伝える文章を書く学習をしてきている この学習を通して 順

勝ちにこだわるあまり, 他人の気持ちを考えない言動をする生徒がいたため, 全体指導を行った経緯もある 以上の事から, 中学校生活で様々な活動に一生懸命に取り組む中で, 思うようにいかず, 悔しい思いをする経験をした生徒が多いことがわかる 本学級の生徒がこの経験を生かし, さらに成長するためには, 悔

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第 2 学年 2 組学級活動 (1) 学習指導案 指導者澤村正太郎 1. 議題 2 年 2 組がもっと元気で楽しくなるクリスマス会をしよう 2. 議題について (1) 学級の実態 ( 男子 15 名女子 9 名計 24 名 ) 本学級の児童は 全体的に仲良く 助け合って学校生活を過ごしている 優しく

価 がら読んでいる 語句には性質や役割の上で類別 規 文章を読んで考えたこ があることを理解している 準 とを発表し合い 一人 指示語や接続語が文と文との意 一人の感じ方につい 味のつながりに果たす役割を理 て 違いのあることに 解し 使っている 気付いている 学 登場人物の思いを想像し 時代の状況

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第 3 学年道徳学習指導案 平成 28 年 10 月 28 日 ( 金 )5 校時武蔵村山市立第三小学校第 3 学年 3 組 3 5 名 東京都オリンピック パラリンピック教育愛称 教諭野中哲平 研究主題 人との関わりを大切にし 豊かに表現できる児童の育成 ~ グローバル人材育成に向けたオリンピック

s042_小2道「友だちだからこそ(友情)」南房総

学級会においては 学級での問題点や課題に一人一人が気付き 話し合いながらよりよい学級生活を目指していく 本議題において 相手の障害のことも配慮し どの児童にとっても満足いく集会にするために話合いや実践を通して研究主題の児童の育成をはかっていきたい 4 評価の観点と評価規準集団活動や生活への関心 意欲

から 自分はよいと思っていても, 相手は迷惑がっているかもしれないから 自分がいらいらしている時などは思いやりを忘れてしまうから 相手のことを思っても, どうしたらよいか分からないことがあるから などがあったこれらの結果から, 多くの児童が思いやりの心で人に接することは大切であるが, 相手との人間関

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平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

M28_回答結果集計(生徒質問紙<グラフ>)(全国(地域規模別)-生徒(公立)).xlsx

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり できることについ

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<小学校 生活科>

国語の授業で目的に応じて資料を読み, 自分の考えを 話したり, 書いたりしている

北野中学校 30 周年第 1 学年共通道徳学習指導案 人はなぜ働くのか. 日 時 平成 18 年 11 月 24 日 生 徒 札幌市立北野中学校第 1 学年 指導者 教諭 筒井 久保村 石塚 川村 1. 主題名 人はなぜ働くのか 4-(5) 勤労と奉仕の精神 2. 主題設定の理由 人のためにならない

難聴児童の伝える力を 高めるための指導の工夫 -iPadを活用した取り組みを通して-

いきたいと考える 第二に ビデオに撮ったインタビューの様子を繰り返し見て振り返ることで パターンに沿った質問だけでなく 自分なりの質問を考える活動に発展させていきたい そのために ビデオ視聴による振り返りを3 回行う また 自己評価だけでなく 他者評価により互いの良さを確認することで 話すことへの自

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この時期の児童は 自己主張が強くなりがちである 友だちと意見がくい違うと 一方的に自分の意見が正しいと信じ込み 相手の立場や気持ちを受け入れようとしない場面が多々ある しかし 時間がたつと冷静に判断でき どうすべきなのかわかるときもある そこで 自分と異なる意見にも耳を傾け 相手の立場や気持ちを認め

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第 3 学年社会科学習指導案 1 小単元名 わたしたちのまちのようす 平成 24 年 6 月 27 日 ( 水 ) 第 3 学年 2 組 3 3 名指導者 : 今橋美都 2 単元について本単元は学習指導要領の第 3 学年及び第 4 学年の内容 (1) アの内容に基づいている (1) 自分たちの住んで

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第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

英語科学習指導案 京都教育大学附属桃山中学校 指導者 : 津田優子 1. 指導日時平成 30 年 2 月 2 日 ( 金 ) 公開授業 Ⅱ(10:45~11:35) 2. 指導学級 ( 場所 ) 第 2 学年 3 組 ( 男子 20 名女子 17 名計 37 名 ) 3. 場所京都教育大学附属桃山中

平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

5 単元について (1) 教材観本教材 だいじなことをれんらくしよう は 学校紹介に向けて児童が学校の先生に情報を伝達したり インタビューしたりする インタビューして得た情報を園児に向けて分かりやすく説明できるように 台本を考え 聞き合い よかったところや改善点を見つけていく 実際に 3 学期に園児

いとする価値 生命の尊さ と自己の生き方との関わりについて, さらに考えを深める時間としたい これは, 内容項目 生命の尊さを知り, 生命あるものを大切にすること に関する学習を道徳の時間を要にし, 関連する各教科 領域または日常生活と組み合わせて作成したものである 導入では, 生命に関する価値を確

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5 友だちが悪いことをしていて 知らんぷりしたことはある 4 名ない 24 名 廊下を走っていたこと 無回答 4 名 6 勇気 ってどんなことだろう 知っている 勇気 思いつく 勇気 を何でも書こう 自分の言葉で ごめんね ありがとう を言うこと かっこいいこと 立ち向かうこと はずかしいことやいや

6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

3 本時のねらい 相手の立場を理解し 思いやりの心をもって温かく見守ろうとする心情を育てる 4 他の教育活動との関連 事前指導 ( 日常の指導 ) 当番係活動 仲間と協力して果たせるようにして 全員で取り組むことを大切にしてきた (5 月学校行事 ) 運動会 表現運動や応援合戦など 力を合わせて競技

( 平成 28 年 5 月 6 日 ) 1 なかよしのともだちはいますか はい 95.8% いいえ 4.2% 2 あなたにとって友だちとは どんな人ですか やさしい人 25% 大切な人 12.5% 楽しい人 12.5% やさしくしてくれる人 8.3% 遊んでくれる人 8.3% いつもいっしょにいる人

あなたの立場とわたしの気持ち

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5 年 No.64 英語劇をしよう (2/8) まとまった話を聞いて内容を理解することができる 主な言語料 して天気や日時などの確認をす 教 1 本時のめあてを知 Peach Boy を詳しく聞いてみよう物語を聞く (3 回目 ) 登場人物全体について聞かせ 聞き取れた単語をカタカナでもいいので書き

が分かり 地域に親しみや愛着をもち 人々と適切に接することや安全に生活することができるようにすることを目指している 本校は 隣接する小学校が休校することになり 今年度非常に多くの転校生を迎えた それに伴い学区域が二校分の広さに広がり 2 年生にとっては新しくなった学区域の中には 知らない場所やまだ行

PISA 型読解力と国語科の融合 -PISA 型読解力とワークシート- ( ア ) 情報を取り出す PISA 型読解力ア情報の取り出しイ解釈ウ熟考 評価エ論述 情報を取り出す力 とは 文章の中から無目的あるいは雑多に取り出すことではない 目的つまりこの場合は学習課題に沿って 自己の判断を加えながらよ

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第 1 学年 1 組道徳学習指導案 指導者保延舞子 1 主題名相手の気持ち 2-(3) 友情 信頼 助け合い ( 資料名 くり 出典 みんなで考える道徳 日本標準 ) 2 主題設定の理由 (1) 価値について第 1 学年及び第 2 学年の指導内容 2-(3) 友情 信頼 助け合い は 友達と仲よくし 助け合う となっている 中学年で 友達と互いに理解し 信頼し 助け合う 高学年で 互いに信頼し 学び合って友情を深め 男女仲よく協力し助け合う と発展していく 豊かな人間関係を築くためには互いを認め合い 様々な場面での学習活動や生活を通して 助け合い 理解し合い 信頼感や友情を育てることが大切である 子どもたちは友達と協力し 一つのことをやり遂げていく中で相手を思いやったり自分が相手から認められる喜びを体験したりすることができると考える しかし1 年生の児童はまだ自分中心の考え方が強く 時には利害や損得で結びつく友達関係も見られる どの児童も素直に友達と仲よくしたいという気持ちを持っているので この気持ちに結びつけて 身近な友達と仲よく活動し 友達と助け合うことの大切さを感じ取れるようにすることが大事である 以上のように考察すると 本資料を通して 身勝手な言葉や行動が相手を傷つけていることに気づき 友情をもって相手に接することや仲よく助け合うことの大切さに気づくことでより良い友達関係を築くことができるであろう (2) 児童の実態 ( 男子 9 名女子 16 名合計 25 名 ) 実態調査 1 クラスの友達との楽しい思い出はありますか たくさんある 15 名すこしある 8 名あまりない 2 名まったくない 0 名 2 友達がいてよかったなと思うことはありますか はい 25 名いいえ 0 名 3 それはどんなときですか ( 複数回答可 ) 一緒に遊んでくれたとき 15 名ものを貸してくれたとき 3 名困ったときに助けてくれたとき 3 名わからないことを教えてくれたとき 2 名落としものを届けてくれたとき 1 名何かを手伝ってくれたとき 1 名保健室に連れて行ってくれたとき 1 名友達になってくれたとき 1 名 4 友達と一緒に過ごしていて困ったなと思ったことはありますか はい 11 名いいえ 14 名 1 年 1 組 - 1 -

5 それはどんなことですか ( 複数回答可 ) 一緒に遊んでくれなかった 2 名登下校で友達が先に行ってしまった 2 名叩かれた 2 名けんかをした 2 名悪口を言われた 1 名謝ったのに 先生に言う と言った 1 名言うことを聞いてくれない 1 名教科書を落とされた 1 名仲間はずれにされた 1 名 6 友達がけんかしていたらどうしますか ( 複数回答可 ) どうしたの と声をかける 話を聞いてあげる 9 名 どうにかしてとめる 7 名 注意する 6 名 先生を呼ぶ 4 名 助ける 1 名 わからない 1 名 7 友達とけんかしたときは何と言って仲直りしますか ごめんね 19 名 これからもうしない 2 名 ごめんね 仲直りしよう 1 名 ごめんなさい 次はやらない 1 名 ごめんね 許して 1 名 やめよう 1 名 8 友達が困っていたらどうしますか ( 複数回答可 ) どうしたの と声をかける 11 名 手伝う 9 名 助ける 5 名 大丈夫 と声をかける 4 名 相談に乗る 1 名 先生を呼ぶ 1 名 9 あなたが困っているときクラスのみんなは協力してくれると思いますか とてもそう思う 15 名少しそう思う 7 名あまり思わない 3 名まったく思わない 0 名 本学級の児童は 少しずつ友達が増え 仲間意識が芽生えてきた 12の結果からもクラス内に友達ができた児童が多いことがわかる しかし 日常生活の中では自分のことで精一杯で 相手のことを思いやる余裕がなくなってしまったり 相手の気持ちを考えて助け合うところまで至らなかったりする そのために 口論やけんかになってしまうこともある 3から友達は遊ぶ仲間と捉えている児童が多いが 中には遊ぶだけではなく助け合う仲間でもあることに気づき始めていることがわかる 6にあるようにけんかしている子がいた場合は 普段から友達のことを心配して声をかけたり 話を聞いてあげたりする様子がよく見られるが 自分のことになるとすぐに謝ることができないことも少なくない また 先生に伝えることが解決策という考えも多いため 伝えるまでで思考が停止してしまい 自分たちでけんかを解決することはまだ難しい 自分の主張だけではなく 相手の言い分も聞いて仲よく生活することの大切さを考えさせたい 8では多くの児童が友達に協力したい気持ちがあることがわかるが 9では 少しそう思う あまり思わない が 10 名いる これは 実際に友達と協力し合って何かを行う経験が少ないからだと思われる お互いに協力し合える仲間になれるようにしていきたい 運動会を経て 紅白に分かれ友達と団結して競技する経験をしたり 表現で友達と手をつないで踊ったりしたことで友達との親密度が高まったと考えられる 今後の校外学習では 一緒にバスに乗ったりお弁当を食べたりする体験をし さらに交流を深 1 年 1 組 - 2 -

める機会となるだろう 班別行動では仲よく協力することが重要になるため 相手の気持ちを考えて行動できる力をつけさせていきたい 以上の分析からねらいを設定すれば 相手の気持ちを考えられるようになり 友達と仲よく助け合っていこうとする気持ちが育つだろう (3) 資料について本資料を通して自分勝手な言葉や行動が相手を傷つけることがあることに気づくとともに 同じように働いているときには同じように認められるべきであることに気づかせたい 本資料は話としては完結していない りすたろう りすきち りすこの3 匹はくりを採りに行き 仲よく仕事を分担して働く しかし くりを分ける段階になると ちょっとした欲張りな気持ちが発端になって けんかになってしまう りすことりすきちはどうしたらよいかと考えるところで話が終わっている 児童が共感しやすく 主人公の気持ちを借りて深く考えることのできる資料である 日常生活の中では 友達の立場や気持ちを考えずに自己中心的な考え方で行動してしまうことはよくあることである りすきちたちは りすたろうのことをなにもしていないと思っているが りすたろうに注目すると 2 匹の近くにかごを運んだり 重くなったかごを一生懸命持ち帰ったりと立派な働きをしている そんなりすたろうの行動や気持ちを思いやる心に欠けていたことに気づかせたい そして どうすることがよい解決策なのか考えさせたい (4) 指導観本資料にお話の結末がないことで 自由に物語を考えることができる そのため けんかが起こらないための解決策をみんなで考えていきたい そして 3 匹が協力したからたくさん収穫することができたことをおさえ 仲良く分けることが結末としてふさわしいことに気づかせたい もし自分たちが同じような場面に遭遇したときにも 本時の話し合いを役立たせたい 本学級の児童は 道徳の時間に発表する子は限られてしまっているが 他の授業では発表しない子が道徳で自分の意見を堂々と話す場面が多く見られる 恥ずかしがって発表を好まない子は ワークシートになると思いを述べられる場合がある そのため 本時でもワークシートを用いて たくさんの考えが出せるようにしていきたい 書いたことは全員が発表できるように ペアでの発表時間を確保し 発表に慣れさせていきたい 授業の後半では友達との思い出に触れることで 友達っていいなと思える時間にしていきたい 1 年 1 組 - 3 -

3 仮説とのかかわり話合いの深まる授業づくりを行えば 互いに認め合う心豊かな児童が育つであろう 資料の工夫 はじめに りすたろうの動きがよく分かるように 場面絵やペープサートを用いて話を読み聞かせる また 黒板にも場面に沿った絵を提示する イラストの提示をすることで 状況や気持ちを想像しやすくなるだろう 話合いの工夫 全体で話合う前にペアをつくって発表し合うことで 全員が自分の思いを伝えることができるであろう 友達の意見に対して考えを述べることはまだ難しいが 友達の意見を受け止められるようにすることによって 自信を持って全体でも発表することができるだろう 3 匹がけんかしている場面で役割演技を行う そうすることで 場面の様子がはっきりとし 登場人物の気持ちに迫ることができるであろう 4 本時の指導 (1) ねらい 自分の利害にとらわれず 友達と仲よく助け合う態度を育てる (2) 展開例 過程 時配 学習活動と主たる発問 ( ) 予想される児童の反応 支援及び指導上の留意点 導 3 1 くりや くり拾いについて いちご狩りや芋掘りを話題に 入 知る 挙げ くり拾いについて触れ る 展 3 2 資料 くり を聞く ペープサートでりすたちの動 開 資料の読み聞かせを聞く きを提示しながら読み聞か あらすじを確認する せる くりとり りすきち 絵が見やすいように中央に集 りすこ める かご りすたろう 3 匹それぞれがやったことを しっかりと確認する 資料ペープサート絵 30 3 りすきち りすこと りすたろうの気持ちについて話し合う どんなことを思いながらくりをひろったのだろう 3 匹の役割はそれぞれ違うが 3 匹とも冬に備えて一生懸命にくりを採っていることをおさえる 1 年 1 組 - 4 -

冬にむけてたくさんとろう がんばるぞ おいしそうだなあ けんかになったのはどうしてだろう 役割演技 りすきち りすこ りすたろう りすきちとりすこ2 匹だけでくりを分けようとしているから りすたろうは独り占めしようとしているから りすたろうが何もしていないと思っているから りすたろうもちゃんとはたらいているのに 悔しい 役割演技をして それぞれの言い分を考えさせる けんかになったわけが 3 匹の思っていることの違いからきていることに気づかせる りすたろうも働いているのに りすきちとりすこだけで栗を分け合うのではりすたろうがかわいそうなことに気づかせる 役割演技をしてりすたろうの気持ちに共感させる 3 匹が仲よくするためにはどうしたらよいだろう ワークシートに書く ペアで発表する 全体で発表する りすたろうにあやまる みんなでとったものだからみんなで分ける 3 匹で同じように分ければよい りすたろうにも分けてあげる はじめから 3 匹で採る 自分の気持ちを話す かごをもってきてくれたからお礼をする 3 匹の気持ちを考えながら書かせる ワークシートに書き込ませる 机間指導で丸をつけながら声をかけ 自信を持たせる ペアで発表させることによって自身を持たせる 認め合う言葉を掲示しておき 友達の発表を聞いた後に反応を返すようにさせる くりは 3 匹が力をあわせて採ったものであることをおさえる ワーク シート 1 年 1 組 - 5 -

終 末 7 4 今までに友達と仲よくできたことを話合う 一緒に遊んだ 友達に勉強を教えてあげた 友達が困っているときに手伝ってあげた 友達との思い出を振り返るようにさせる 事前に経験を思い起こさせておくようにする 2 5 教師の説話を聞く 小学校での友達は一生付き合 っていく仲間であることを 話し 友達っていいなという 雰囲気にする (3) 板書計画 くりはみんなでとったもの りすたろうにあやまる りすたろうにもわけてあげる みんなでおなじようにわける どうしたらなかよくできる? をとってない りすたろうはくり ひとりじめしている ふたりでとった ぼくのかご ふたりでわける みんなぼくのもの けんか たくさんとろう 場面絵 おいしそう がんばるぞ くり りす 写真 5 他の教育活動との連携学校生活の中で友達との関わりを大切にし 協力し合う経験を積んで行けるようにする また 帰りの会でその日に見つけた友達の良いところを発表する時間を作ったり 友達との思い出を日記に記したりして 友達との関係を深めていく 1 年 1 組 - 6 -