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内閣府令本文

(2) 継続勤務年数の割合平成 25 年度平成 26 年度 ( 単位 : %) 区分職員数勤務継続年数職員数勤務継続年数離職率 年月 年月 離職率 男 全職員 女

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4 父親も育児参画しよう! 父親となる職員に, 配偶者出産休暇や男性の育児参加休暇を取得するよう働き掛けましたか 対象の職員全てに働き掛けは行われている 回答数 76 0 全人数割合 (%) 対象者なし 293 配偶者出産休暇 (3 日 ) 数値目標 31 年度までに配偶者出

敦賀市次世代育成支援対策行動計画(特定事業主行動計画)改訂にあたって

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Ⅰ 職員の勤務環境に関すること ( 次世代育成支援関係 ) 1 妊娠中及び出産後における配慮妊娠中及び出産後の女性職員については 産前産後休暇をはじめ母性保護の観点から各種支援制度が設けられており それらの制度を正しく理解し活用することが求められる (1) 母性保護及び母性健康管理の観点から設けられ

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目 次 1 計画の基本的な考え方... 1 (1) 計画策定の趣旨... 1 (2) 計画期間... 2 (3) 計画の対象となる職員... 2 (4) 計画の推進体制... 2 (5) 計画の位置づけ 現状認識 成果... 3 (1) 女性職員の活躍推進... 3 (2) 仕事と家庭

23 歳までの育児のための短時間勤務制度の制度普及率について 2012 年度実績の 58.4% に対し 2013 年度は 57.7% と普及率は 0.7 ポイント低下し 目標の 65% を達成することができなかった 事業所規模別では 30 人以上規模では8 割を超える措置率となっているものの 5~2

対応していくためには 職員一人ひとりの公務に対する意欲と能力を高め 組織をより活性化し 公務の質を高く保つことが求められている そのためには 各職員の能力と勤務実績を的確に評価し その結果を反映した人事管理を推進していくことが重要である 知事部局等においては 平成 28 年 4 月に施行された地方公

岡山市特定事業主行動計画の改定について 1 趣旨女性の職業生活における活躍の推進に関する法律 ( 平成 27 年法律第 64 号 ) 第 15 条の規定に基づき 特定事業主 ( 地方公共団体の機関 その長等 ) が実施する女性の職業生活における活躍の推進に関する計画 ( 特定事業主行動計画 ) を策

第 1 部 施策編 4

目 次 1 計画策定の背景 1 2 計画の目的 1 3 計画の期間 2 4 実施体制 2 5 計画内容 (1) 制度を知るために 3 (2) 妊娠中及び出産後における職員の健康を守るために 5 (3) 男性の育児参加を促進するために 6 (4) 育児休業等を活用しやすい環境を整えるために 9 (5)

改正要綱 第 1 国家公務員の育児休業等に関する法律に関する事項 育児休業等に係る職員が養育する子の範囲の拡大 1 職員が民法の規定による特別養子縁組の成立に係る監護を現に行う者 児童福祉法の規定により里親である職員に委託されている児童であって当該職員が養子縁組によって養親となることを希望しているも

「次世代育成支援対策推進法」に基づく特定事業主行動計画

目 次 第 1 行動計画の趣旨 1 第 2 行動計画の期間 1 第 3 推進体制 1 第 4 対象職員 1 第 5 女性の活躍とワークライフバランス等の実現に向けた取組等 2 1 男女双方の働き方改革 2 (1) 現状 課題分析結果 2 (2) 具体的な取組 3 ア 価値観 意識の改革 3 イ 職場

子ども・子育て会議(第7回) 次世代育成支援対策推進法の延長等の検討について

IP サポートプラン 2016 ~ 石川県警察特定事業主行動計画 ~ 第 1 目的この計画は 次世代育成支援対策推進法 ( 平成 15 年法律第 120 号 ) 及び女性の職業生活における活躍の推進に関する法律 ( 平成 27 年法律第 64 号 ) に基づく特定事業主行動計画として 職員が仕事と子

従業員に占める女性の割合 7 割弱の企業が 40% 未満 と回答 一方 60% 以上 と回答した企業も 1 割以上 ある 66.8% 19.1% 14.1% 40% 未満 40~60% 未満 60% 以上 女性管理職比率 7 割の企業が 5% 未満 と回答 一方 30% 以上 と回答した企業も 1

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PowerPoint プレゼンテーション

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Taro-山口県警察特定事業主行動計画

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女性の活躍促進や仕事と子育て等の両立支援に取り組む企業に対するインセンティブ付与等 役員 管理職等への女性の登用促進 М 字カーブ問題の解消には企業の取組が不可欠 このため 企業の自主的な取組について 経済的に支援する 経営上のメリットにつなぐ 外部から見えるようにし当該取組の市場評価を高めるよう政

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Microsoft Word - H29市町村職員の勤務条件等の状況

千葉市水道局契約規程及び千葉市水道局会計規程の一部を改正する規程をここに公布する

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2. 調査結果 1. 回答者属性について ( 全体 )(n=690) (1) 回答者の性別 (n=690) 回答数 713 のうち 調査に協力すると回答した回答者数は 690 名 これを性別にみると となった 回答者の性別比率 (2) 回答者の年齢層 (n=6

仕事・子育ていきいき両立プラン(案)

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1 柔軟な働き方の推進 (1) 在宅勤務職員が 自宅において貸出用モバイルパソコンを活用し インターネット回線経由で庁内 LAN( ファイルサーバー等 ) に接続して通常の業務を遂行できる制度を構築する なお 業務を行う際には 山形県情報セキュリティポリシーを遵守するものとする ( 以下 (2) (

Ⅲ コース等で区分した雇用管理を行うに当たって留意すべき事項 ( 指針 3) コース別雇用管理 とは?? 雇用する労働者について 労働者の職種 資格等に基づき複数のコースを設定し コースごとに異なる配置 昇進 教育訓練等の雇用管理を行うシステムをいいます ( 例 ) 総合職や一般職等のコースを設定し

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Microsoft Word - H29 結果概要

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目次 はじめに 1 1 計画期間 2 2 計画の推進体制 2 (1) 計画の策定 変更 点検 (2) 用語の定義 3 女性消防職員の活躍を推進する意義 2 (1) 住民サービスの向上 (2) 消防組織の強化 4 女性職員の活躍の推進に向けた数値目標 取組み 実施時期 ( 女性の活躍推進のための改革

第 11 条育児休業を終了して復帰する教職員の年次有給休暇については 理事長が別に定める ( 育児短時間勤務 ) 第 12 条小学校就学の始期に達するまでの子と同居し 当該子を養育する教職員が申し出た場合には 当該子がその始期に達するまで 当該教職員の所定勤務時間を 6 時間とすること ( 以下 育

Ⅰ 総論 1 趣旨少子化の急速な進行は わが国の経済社会に深刻な影響を与えることが懸念されています そのため 国 地方公共団体 企業等が一体となって対策を講じる必要があり 次代の社会を担う子どもが健やかに生まれ 育成される環境の整備を行うことを目的に平成 15 年 7 月に 次世代育成支援対策推進法

男女共同参画に関する意識調査

福利厚生基本計画

目次. 独立行政法人労働政策研究 研修機構による調査 速報値 ページ : 企業調査 ページ : 労働者調査 ページ. 総務省行政評価局による調査 ページ

平成23年9月29日WG後修正

3 年次休暇の計算例 (1) 昨年 4/1~12/31 までとして勤務 ( 年休取得なし ) = 前年からの繰越し 15 1 今年もとして下記の期間に任用された場合 ( 年次休暇 3 使用 ) < 年次休暇の付与数 > = ( 当初の ) + ( 更新後の

規定例 ( 育児 介護休業制度 ) 株式会社 と 労働組合は 育児 介護休業制度に関し 次 のとおり協定する ( 対象者 ) 育児休業の対象者は 生後満 歳に達しない子を養育するすべての従業員とする 2 介護休業の対象者は 介護を必要とする家族を持つすべての従業員とする 介護の対象となる家族の範囲は

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( 育児又は介護を行う職員の深夜勤務及び時間外勤務の制限 ) 第 9 条略 4 前 3 項の規定は, 第 16 条第 1 項に規定する日常生活を営むのに支障がある者を介護する職員について準用する この場合において, 第 1 項中 小学校就学の始期に達するまでの子のある職員 ( 職員の配偶者で当該子の

目 次 第 1 趣旨 目的 1 第 2 計画期間 1 第 3 推進体制等 1 1 愛媛県警察ワークライフバランス等推進委員会等 2 主体となる職員 3 推進状況の公表 第 4 ワークライフバランスと女性活躍の推進 1 働き方改革によるワークライフバランスの実現 2 (1) 業務の合理化 効率化 (2

3 計画期間次世代育成支援対策推進法は平成 37 年 3 月 31 日までの時限法ですが 本計画は 延長された10 年間のうち 平成 27 年 4 月 1 日から平成 32 年 3 月 31 日までの5 年間を計画期間とします 4 計画の対象職員本計画は 各部局 ( 労働委員会事務局 人事委員会事務

深夜勤務の制限 5 妊産婦の時間外 休日 妊娠中の女性が 母体または胎児の健康保持のため 深夜勤務や時間外勤務等の制限を所属長に請求できます 病院助手専攻医臨床研修医 6 妊娠中の休息 妊娠中の女性は 勤務時間規程に規定する 職務に専念する義務の免除 を利用して 母体または胎児の健康保持のため 勤務


女性の活躍推進に向けた公共調達及び補助金の活用に関する取組指針について

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香川県後期高齢者医療広域連合職員の勤務時間、休暇等に関する


1.2_議案目録(追加)

Let s ゆとり! キャンペーン好事例 実施期間 : 平成 30 年 9 月 1 日 ~11 月 30 日 参加事業所数 :249 事業所 PickUp! 参加してどんな効果があったの? ゆとりキャンペーン参加事業所の事例紹介 宣言内容 県内一斉 ノー残業デー に参加します 毎月第 2 第 4 水

庁 議 資 料                平成16年4月1日

改定アクション8本文_2

Ⅲ 目指すべき姿 特別支援教育推進の基本方針を受けて 小中学校 高等学校 特別支援学校などそれぞれの場面で 具体的な取組において目指すべき姿のイメージを示します 1 小中学校普通学級 1 小中学校普通学級の目指すべき姿 支援体制 多様な学びの場 特別支援教室の有効活用 1チームによる支援校内委員会を

(3) 時差出勤 (1) 及び (2) の勤務時間のほか 次のとおり時差出勤を実施しています ( 警察本部については 平成 26 年度における実施内容を記載しています ) 知事部局等 教育庁 (H 現在 ) 区分勤務時間休憩時間 A 勤務午前 8 時 30 分から午後 5 時 15 分ま

はじめに 我が国における急速な少子化の進行並びに家庭及び地域を取り巻く環境の変化にかんがみ 京都府では 平成 8 年度に きょうと未来っ子 21プラン を策定し また 個人の価値観の多様化や子育てに対する不安が増す中 平成 16 年 12 月に 未来っ子いきいき応援プラン を策定し 次代を担う子ども

はじめに 学校を取り巻く環境は, 社会や経済の変化に伴い, より複雑化 多様化しており, 学校には, これまで以上に子供たちに対するきめ細かな対応が求められております また, 情報化やグローバル化といった社会の急速な変化が進む中, 知識を活用し, 協働して新たな価値を生み出せるよう, 主体的な学びを

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第3節 重点的な取り組み

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13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

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働き方の現状と今後の課題

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飛驒市職員の勤務時間 休暇等に関する条例及び飛驒市 職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例 ( 飛驒市職員の勤務時間 休暇等に関する条例の一部改正 ) 第 1 条飛驒市職員の勤務時間 休暇等に関する条例 ( 平成 16 年飛驒市条例第 47 号 ) の一部を次のように改正する 第 8 条の

承認が効力を失った後 当該産前の休業又は出産に係る子が次に掲げる場合に該当することとなったこと ア死亡した場合イ養子縁組等により職員と別居することとなった場合第 3 条第 7 号を同条第 8 号とし 同条第 6 号中 第 2 条の2 第 3 号 を 第 2 条の3 第 3 号 に改め 同号を同条第

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( 休憩時間 ) 第 3 条 任命権者は 1 日の勤務時間が 6 時間を超える場合においては 少な くとも45 分 8 時間を超える場合においては 少なくとも1 時間の休憩時間を それぞれ所定の勤務時間の途中に置かなければならない 2 前項の休憩時間は 職務の特殊性又は当該公署の特殊の必要がある場合

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報告事項 女性の職業生活における活躍の推進に関する秋田県教育委員会特定事業主行動計画 ( 第 1 期計画 ) の策定について 教育庁総務課 義務教育課 高校教育課 特別支援教育課 1 趣旨女性の職業生活における活躍の推進に関する法律 ( 平成 27 年法律第 64 号 ) 第 15 条第 1 項の規定により 秋田県教育委員会が事業主として実施する取組に関する計画 (= 特定事業主行動計画 ) を定める 2 現状及び分析結果 (1) 法律に基づく現状把握結果 1 採用関係 採用した教職員に占める女性教職員の割合 :60.8% 2 継続就業及び仕事と家庭の両立関係 ⅰ 平均した継続勤務年数の男女の差異 女性 21.8 年 - 男性 23.1 年 = 1.3 年 ⅱ 男女別の育児休業取得率及び平均取得期間 育児休業取得率 平均取得期間 女性 100% 1 年 2か月 男性 2% 2か月 ⅲ 男性教職員の配偶者出産休暇及び配偶者の出産に係る子の養育休暇の 取得率及び平均取得日数 取得率 平均取得日数 配偶者出産休暇 74% 1 日 3 時間 子の養育休暇 13% 1 日 6 時間 3 長時間勤務関係 職員 1 人当たりの各月毎の超過勤務時間 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 5 時間 7 分 3 時間 13 分 2 時間 44 分 2 時間 16 分 1 時間 23 分 2 時間 5 分 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 3 時間 15 分 3 時間 5 分 2 時間 21 分 2 時間 5 分 2 時間 33 分 5 時間 26 分 4 配置 育成 教育訓練及び評価 登用関係 ⅰ 管理的地位にある教職員に占める女性教職員の割合 教育庁等 : 0%( 本庁課長級以上 ) 学 校 :13.7%( 教頭以上 ) 合 計 :13.3%

ⅱ 各役職段階に占める女性教職員の割合 教育庁等 次長級 課長級 主幹 副主幹級 主査級 主査級未満 0% 0% 17% 31% 32% 学校教員 校長 副校長 教頭 教諭等 11% 16% 53% 学校事務等事務長 事務長補佐等 主査級 主査級未満 10% 46% 50% 48% (2) 上記の分析結果 1 男性教職員の育児休業や配偶者出産休暇等の取得率が低いことから 男性教職員の育児 子育てへの参画をより進める必要がある 2 教育庁等の管理職 ( 課長級以上 ) 及び公立学校の管理職 ( 教頭以上 ) に占める女性の割合は約 13% に留まっていることから 女性教職員の育成等を進める必要がある 3 計画期間平成 28 年 4 月 1 日から平成 33 年 3 月 31 日まで (5 年間 ) 4 主な取組内容 数値目標 (1) 仕事と家庭の両立関係 1 管理職への 教職員の仕事と子育てガイドブック 周知と活用推進 2 男性教職員の積極的な育児参加への働きかけ推進 男性教職員の育児休業取得率 :5%( 現状 :2%) (2) 長時間勤務関係 1 多忙化防止対策の推進 2 業務の効率化に資する環境整備 1 人当たり年次休暇の取得日数 :12 日 ( 現状 :9 日 4 時間 ) (3) 登用関係 1 教育庁等への女性教職員の積極的な配置 2 女性教職員のキャリアアップ支援と学校経営参画意識の啓発 教育庁等の管理職に占める女性の割合 :10%( 現状 :0%) 公立学校の管理職に占める女性の割合 :20%( 現状 :13.7%)

女性の職業生活における活躍の推進に関する 秋田県教育委員会特定事業主行動計画 ( 第 1 期計画 ) はじめに 本県においては 人口の社会減 自然減が続き 全国平均を上回るペースで少子 高齢化が進んでいます こうした状況の中で 本県の活力を維持 向上させていくためには 性別や年齢にかかわらず 県民が持てる力を存分に発揮し あらゆる分野で活躍できる環境づくりを進めていくことが大切です 特に 女性の職業生活については 有業率は全国上位にあるものの 管理的職業従事者に占める女性の割合は低迷しており 女性が意欲と能力に応じて活躍できる環境が整っているとはいえない状況です この度 女性の職業生活における活躍の推進に関する法律 ( 平成 27 年法律第 64 号 ) が成立し 同法第 15 条第 1 項の規定により 地方公共団体の機関等に対して特定事業主行動計画 ( 地方公共団体の機関等が実施する 女性の職業生活における活躍の推進に関する取組に関する計画 ) の策定が義務づけられました 秋田県教育委員会では 同法及び関係規程に基づき課題の分析を行い これらの課題を解決するために 女性の職業生活における活躍の推進に関する秋田県教育委員会特定事業主行動計画 ( 第 1 期計画 ) を策定しました 本計画の基本的な方向性として 1 女性教職員のキャリアアップ支援を進めること 2 男性教職員の家庭生活への参画をより進めること 3 部下職員の仕事と家庭の両立に配慮しながら成果を挙げ 自身も仕事と家庭の両立を実践する管理職 (=イクボス) の育成を進めること 以上を3 本柱として 女性教職員への職業生活に関する機会の積極的な提供や教職員の仕事と家庭の両立のための職場環境づくりなどの取組を進めていきたいと考えます この計画を通じた取組が 本県教育のさらなる充実と 県全体の女性の職業生活における活躍の推進に寄与できるよう願っております 平成 28 年 3 月 秋田県教育委員会

計画の目的 この計画は 女性教職員に対する職業生活に関する機会の積極的な提供 教職員の仕事と家庭の両立のための職場環境づくりなど女性の職業生活における活躍の推進に関して秋田県教育委員会が行う取組を定め もって豊かで活力ある社会の実現に寄与することを目的として策定します 計画の対象職員 秋田県教育委員会が任命する教職員 ( 秋田県教育庁及び県立学校などの教育機関の 職員並びに市町村立小中学校の職員のうち秋田県教育委員会が任命するもの ( いわゆ る県費負担教職員 ) とし 臨時 非常勤の講師 職員を含む ) を対象とします 計画期間 女性の職業生活における活躍の推進に関する法律 は10 年間 ( 平成 38 年 3 月 31 日まで ) の時限法ですが この計画は 平成 28 年 4 月 1 日から平成 33 年 3 月 31 日までの5 年間を実施期間とします なお この計画の実施状況の点検 評価を実施し その結果を今後の計画に反映させます 特定事業主行動計画 計画内容 当計画は それぞれ次の組織 職員について その行動計画を定めるものです 管理部門当局 人事などを担当する管理部門当局 業務管理者 所属 ( 学校 ) の管理監督職員 教育庁等 : 所属長 班長学校 : 校長 副校長 教頭 事務長 統括事務長

1 仕事と家庭の両立 男性教職員の育児休業や配偶者出産休暇等の取得率が低い状況にあります 平成 26 年度における男性教職員の育児休業取得率 : 2% 同 配偶者出産休暇取得率 :74% 同 配偶者の出産に係る 子の養育休暇取得率 :13% 男は仕事 女は家庭 といった性別役割分担意識のある職場風土が考えられる ことから 男性教職員の育児や家事 介護等の家庭生活への関わりを推進し 男女 を問わず育児等を担いながら活躍できる職場環境づくりを進める必要があります 目標 : 平成 32 年度までに 男性教職員の育児休業取得率を育児休業取得 可能者の 5% とします 管理部門当局 業務管理者が集まる会議などにおいて 育児休業等の各種制度などを記載した 教職員の仕事と子育てガイドブック の周知を図り 所属 ( 学校 ) における活用を促すとともに 休業の取得状況を把握 検証します 休業期間中には 原則として代替要員を配置します 業務管理者 対象職員に 教職員の仕事と子育てガイドブック を配付するとともに 実際に育児休業を取得する場合は 事前に業務分担の見直しを検討するなどして 教職員が安心して休業できる環境づくりに努めます 休業中の電子メール等による情報提供や復帰時のケアを心掛け 休業後の円滑な復帰をサポートします 周囲の職員においては 対象職員の育児休業取得に当たり 業務分担の見直し 休業中の情報提供 復帰時のケア等に積極的に協力しましょう 県費負担教職員については 各市町村教育委員会に対して取組の実施を依頼します

2 長時間勤務の解消 学校現場においては 生徒指導上困難を抱える児童生徒や保護者等への対応 情報公開や説明責任を果たすための環境整備など 近年の社会情勢や教育環境に起因する業務量は増加しており 多忙状況は十分改善されていないのが現状です 年次休暇の取得実績においても 概ね20 日分の付与に対して9 日 4 時間 ( ) の取得に留まっています 仕事と家庭の両立や女性教職員のキャリアアップのためには 長時間勤務が解消され 各種休暇が柔軟に取得できる職場環境づくりが必要といえます ( ) 県教育庁及び県立学校を含む教育機関の職員における平成 26 年の年次休暇取得実績 目標 : 平成 32 年度までに 教職員 1 人当たりの年次休暇の取得日数を 12 日 とします 管理部門当局 教員が実感できる多忙化防止対策を進めるなど 業務改善を継続的に実施します 時間外勤務の制限や時間外勤務時の退勤の目安時刻 ノー残業デーの周知徹底 週休日の振替等の適切な運用など 時間外勤務の縮減に関する取組を継続的に呼び掛けます 年次休暇の計画的取得や特別休暇 年次休暇を組み合わせた連続休暇取得 学校行事やPTA 活動 地域貢献活動などでの年次休暇の取得を奨励するよう呼び掛けます 業務管理者 必要に応じて教職員間 内部組織間の業務分担の見直しを行い 特定の教職員や組織に業務量が偏らないようにします 職場に時間外勤務が当然というような雰囲気がある場合には これを改め 教職員が退勤しやすい環境づくりに努めます 時間外勤務を命じる場合であっても 子育て中の教職員が家庭で子育ての時間が確保できるよう配慮します 時間外勤務時における目安時刻での退勤やノー残業デーを徹底するほか 週休日の振替などを適切に運用します 教職員に対し 休暇の計画的取得や連続取得 自己啓発や学校行事 PT

A 活動 地域貢献活動などでの年次休暇の取得を奨励するとともに 自らも積極的に取得します 勤務時間管理と業務量管理を行うとともに 資料のデータベース化 共有化 複数担当制などにより 教職員が休暇を取得しやすい体制づくりに努めます 各教職員においては 他の教職員が休暇を取得した場合でも業務に支障が出ないよう 相互に協力しましょう 休暇の計画を立てる際には 自分が休めるようにすることと周りの教職員が休めるようにすることを同時に配慮しましょう 計画した休暇は積極的に取得するようにしましょう また 職場全員で 子育てのための年次休暇等を活用しやすい雰囲気をつくりましょう 周りの教職員と声を掛け合って退勤するように心掛けましょう 県費負担教職員については 各市町村教育委員会に対して取組の実施を依頼します

3 女性教職員の登用 教育庁及び教育機関 ( 学校を除く ) の管理職 ( 本庁課長級以上 ) 並びに県立学 校及び市町村立小中学校の管理職 ( 教頭以上 ) に占める女性の割合は 平成 27 年 度においては約 13% に留まっています 管理職に占める女性の割合 :13.3% 教育庁及び教育機関の管理職 :0% 県立学校及び市町村立小中学校の管理職 :13.7% 教育委員会全体の教職員に占める女性の割合 (47.3%) からみても 女性教 職員の育成や登用をより進める必要があります 目標 : 平成 32 年度までに 管理職に占める女性の割合を 教育庁及び教育機関においては 10% 県立学校及び市町村立小中学校においては 20% とします 管理部門当局 女性教職員を教育庁及び教育機関へ積極的に配置します 研修などにおいて女性教職員のキャリア形成をイメージできる機会を提供し 管理職への意欲の向上を促します 部下職員の仕事と家庭の両立に配慮しながら成果を挙げ 自身も仕事と家庭の両立を実践する管理職 (=イクボス) の把握に努め 好事例の紹介などを行います 業務管理者 女性教職員の希望や適性に配慮しながら キャリアアップを意識した業務分担を行い 適任者には管理職試験の受験を促します これまで男性教職員が担っていた業務を女性教職員が担当できないか検討し 必要な配慮をしながら女性教職員の職域拡大を図る業務分担の決定に努めます イクボスの実践に努めます

各教職員においては 女性教職員のキャリアアップへの理解を深め 男女を問わず育児等を担いながら平等なキャリアアップが図られるよう必要なサポートを行いましょう 県費負担教職員については 各市町村教育委員会に対して取組の実施を依頼します