<4D F736F F D2088DA935D89BF8A6982CC838A E92B28DB895AA90CD82C695B68F9189BB91CE899E>

Similar documents
<4D F736F F D208A4F8E918C6E8AE98BC68C6F979D ED282CC95FB82D682CC8EA882E682E88FEE95F15F92868B4B96CD C95D E35>

また 税務局は VAT 還付に対して非協力的な姿勢なため 理不尽な理由で還付を認めないことや 還付を認めたにもかかわらず送金までに時間を要することもあるため 資金繰りを考える際には慎重に時間を見積もることをお勧めする なお 還付手続に係る労力や還付が否認されるリスクを勘案すると 控除しきれない仕入

1. dia

移転価格課税の現状と調査への対応について

<4D F736F F D208A4F8E918C6E8AE98BC68C6F979D ED282CC95FB82D682CC8EA882E682E88FEE95F15F915394CA95D E3130>

IFRS基礎講座 IAS第12号 法人所得税

はじめに 個人情報保護法への対策を支援いたします!! 2005 年 4 月 個人情報保護法 全面施行致しました 個人情報が漏洩した場合の管理 責任について民事での損害賠償請求や行政処分などのリスクを追う可能性がござい ます 個人情報を取り扱う企業は いち早く法律への対応が必要になります コラボレーシ

Microsoft PowerPoint - 提案書  (国際税務)

日本基準基礎講座 資本会計

IFRS基礎講座 IAS第21号 外貨換算

PG_第3期期末配当の取扱いに関するQA

FX取引に係る確定申告について

[2] のれんの発生原因 企業 ( または事業 ) を合併 買収する場合のは 買収される企業 ( または買収される事業 ) のおよびを 時価で評価することが前提となります またやに計上されていない特許権などの法律上の権利や顧客口座などの無形についても その金額が合理的に算定できる場合は 当該無形に配

スライド 1

スライド 1

(2) 源泉分離課税制度源泉分離課税制度とは 他の所得と全く分離して 所得を支払う者 ( 銀行 証券会社等 ) がその所得の支払の際に 一定の税率で所得税を源泉徴収し それだけで所得税の納税が完結するものです 1 対象となる所得代表的なものとして 預金等の利子所得 定期積金の給付補てん金等があります

日本基準でいう 法人税等 に相当するものです 繰延税金負債 将来加算一時差異に関連して将来の期に課される税額をいいます 繰延税金資産 将来減算一時差異 税務上の欠損金の繰越し 税額控除の繰越し に関連して将来の期に 回収されることとなる税額をいいます 一時差異 ある資産または負債の財政状態計算書上の

<4D F736F F D F815B B E96914F92B28DB8955B>

平成30年公認会計士試験

第 298 回企業会計基準委員会 資料番号 日付 審議事項 (2)-4 DT 年 10 月 23 日 プロジェクト 項目 税効果会計 今後の検討の進め方 本資料の目的 1. 本資料は 繰延税金資産の回収可能性に関わるグループ 2 の検討状況を踏まえ 今 後の検討の進め方につ

NERAの移転価格チームは 経済学のバックグラウン ドと業界の専門知識 訴訟サポートの経験を併せ持 つ 他に例のない専門家集団です

本報告書の利用についての注意 免責事項 本報告書は 日本貿易振興機構 ( ジェトロ ) ニューデリー事務所が現地会計事務所 KPMG に作成委託し 2017 年 3 月に入手した情報に基づくものであり その後の法律改正などによって変わる場合があります 掲載した情報 コメントは作成委託先の判断によるも

2. 減損損失の計上過程 [1] 資産のグルーピング 減損会計は 企業が投資をした固定資産 ( 有形固定資産のほか のれん等の無形固定資産なども含む ) を適用対象としますが 通常 固定資産は他の固定資産と相互に関連して収益やキャッシュ フロー ( 以下 CF) を生み出すものと考えられます こうし

                                 (Ⅱ-

<4D F736F F F696E74202D2091E682588AFA91E C888E5A90E096BE8E9197BF5F E B93C782DD8EE682E890EA97705D>

IFRS基礎講座 IAS第11号/18号 収益

財剎諸表 (1).xlsx

( 注 ) 役務の提供を受ける者の本店又は主たる事務所が日本にあれば課税 ということですので 国内に本店がある法人の海外支店に対して インターネットを介してソフトウェア等を提供した場合は 提供者が国内 国外いずれの事業者であっても国内取引に該当し消費税が課税されます ( 国税庁作成の 国境を越えた役

第6期決算公告

平成 22 年 4 月 1 日現在の法令等に準拠 UP!Consulting Up Newsletter 無対価での会社分割 バックナンバーは 当事務所のホームページで参照できます 1

はじめに マーケティング を学習する背景 マーケティング を学習する目的 1. マーケティングの基本的な手法を学習する 2. 競争戦略の基礎を学習する 3. マーケティングの手法を実務で活用できるものとする 4. ケース メソッドを通じて 現状分析 戦略立案 意思決定 の能力を向上させる 4 本講座

<4D F736F F D20947A8BF48ED28D548F9C A8BF48ED293C195CA8D548F9C82CC8CA992BC82B582C98AD682B782E >

できる 105. 前項の取扱いを適用する場合には 次の事項を注記する (1) その旨及び決算月に実施した計量の日から決算日までに生じた収益の見積りが極めて困難と認められる理由 (2) 当連結会計年度及び当事業年度の決算月の翌月に実施した計量により確認した使用量に基づく収益の額 ( この収益の額が 決

085 貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準 新株予約権 少数株主持分を株主資本に計上しない理由重要度 新株予約権を株主資本に計上しない理由 非支配株主持分を株主資本に計上しない理由 Keyword 株主とは異なる新株予約権者 返済義務 新株予約権は 返済義務のある負債ではない したがって

PE 帰属所得計算の実務と課題 平成 28 年 7 月 4 日公開草案事例を検討する 平成 29 年 7 月 11 日 ユナイテッド パートナーズ会計事務所代表取締役西村善朗 1. 平成 28 年 4 月 1 日以後開始事業年度に 報告対象となるもの (3 月決算法人である内国法人については 平成

四校

Microsoft PowerPoint 資料.ppt

収益認識に関する会計基準

42

株式等の譲渡(前年からの繰越損失を譲渡所得及び配当所得から控除)編

K_web_ _fix

完全子会社同士の無対価合併 1. 会社法の規制 100% 子会社同士が合併する場合は 兄弟合併とも言われます 実務上は新設合併はマイナーで 法律上の許認可の関係で一方が存続する吸収合併が一般的です また 同一企業グループ内での組織再編成の場合は 無対価合併が一般的です 簡易合併に該当する場合は 存続

株式等の譲渡(前年からの繰越損失を譲渡所得及び配当所得等から控除)編

ver2_280000_入札参加資格申請「法面機械の書類」_作業中

<4D F736F F D20335F395F31392E31312E323895BD8BCF925089BF82C982E682E98EE688F88EC08E7B82CC82BD82DF82CC8BC696B191CC90A CC90AE94F

管理部門登録者レポート

平成26年度 第138回 日商簿記検定 1級 会計学 解説

1: とは 居住者の配偶者でその居住者と生計を一にするもの ( 青色事業専従者等に該当する者を除く ) のうち 合計所得金額 ( 2) が 38 万円以下である者 2: 合計所得金額とは 総所得金額 ( 3) と分離短期譲渡所得 分離長期譲渡所得 申告分離課税の上場株式等に係る配当所得の金額 申告分

<4D F736F F D2081A F838D815B836F838B8F5A94CC81408C768E5A8F9197DE8B7982D1958D91AE96BE8DD78F F

法人税 住民税及び事業税等に関する会計基準 ( 案 ) について PwC あらた有限責任監査法人第 3 製造 流通 サービス部パートナー市原順二 はじめに 2016 年 11 月 9 日 企業会計基準委員会は企業会計基準公開草案第 59 号 法人税 住民税及び事業税等に関する会計基準 ( 案 )(

J-SOX 自己点検評価プロセスの構築

Ⅱ 用語等の説明 今期の状況 来期の状況 前年同期 ( 平成 28 年 4~6 月期 ) と比べた今期 ( 平成 29 年 4~6 月期 ) の状況 前年同期 ( 平成 28 年 7~9 月期 ) と比べた来期 ( 平成 29 年 7~9 月期 ) の状況 前期平成 29 年 1~3 月期 来期平成

IFRS基礎講座 IFRS第1号 初度適用

2. 提出資料一覧表 落札予定者に求める提出資料は 要請書に示す調査区分 ( 基本調査または重点調査 ) に応じて下表に を付している内容とする なお 調査区分が 基本調査 の場合は 3 頁 ~4 頁に基づき作成すること 調査区分が 重点調査 の場合は 5 頁 ~7 頁に基づき作成すること 様式番号

日本基準基礎講座 収益

審議事項 (2) 年 7 月 ASBJ/EFRAG のスタッフがのれんと減損に関する定量的調査の付属資料として作成した付録付録 1: 定量的調査の概要付録 2: 主要なデータ セット 参考訳 財務会計基準機構の Web サイトに掲載した情報は 著作権法及び国際著作権条約をはじめ

株式等の譲渡(特定口座の譲渡損失と配当所得等の損益通算及び翌年以後への繰越し)編

官報 2009 年第 150 号 インドネシア共和国官報補足第 5069 号 ) にて改定された商品 サービスに対する付加価値税および奢侈品販売税に関する 1983 年法第 8 号 ( インドネシア共和国官報 1983 年第 51 号 インドネシア共和国官報補足第 3264 号 ) 決定事項 : 制

<4D F736F F D20838A815B83588EF AE8CFC92B28DB895F18D908F A A48508C668DDA>

パートナー及びマネージャー紹介

電磁的方法による書面の交付及び 電磁的方法による交付に対する同意書 第 1 電磁的方法による書面の交付 1 契約締結前の電磁的交付ラッキーバンク インベストメント株式会社 ( 以下 当社 といいます ) は お客様が契約をご締結するにあたっては あらかじめ 下記事項を 書面によらず電磁的方法により交

(1) 申請書 に記載された設備投資の内容( 申請書 5で記載する事項 ) が 必要十分な設備として 当該設備の導入の目的 ( 申請書 2で記載する事項 ) 及び事業者の事業の改善に資することの説明 ( 申請書 4で記載する事項 ) に照らして整合しているかどうかについて確かめること さらに 事業者

マツダ株式会社


<4D F736F F D B5A8F708E6D8BC696B195F18F5692B28DB882DC82C682DF8A4F95948CFC82AF2888C >

02 IT 導入のメリットと手順 第 1 章で見てきたように IT 技術は進展していますが ノウハウのある人材の不足やコスト負担など IT 導入に向けたハードルは依然として高く IT 導入はなかなか進んでいないようです 2016 年版中小企業白書では IT 投資の効果を分析していますので 第 2 章

ご登録方法 1 2 登録用紙に必要事項を記入し 代理店へお渡しください ヒューモニーよりメールにて ID が発行されます (1~2 営業日以内 ) ご利用方法 1 電報サービス VERYCARD のホームページへアクセス 2 こちらのページで ID とパ

<4D F736F F F696E74202D2091E682588AFA91E C888E5A90E096BE8E9197BF5F E B93C782DD8EE682E890EA97705D>

株式等の譲渡(特定口座(簡易申告口座)と一般口座)編

Giới thiệu tóm tắt CÔNG TY CỔ PHẦN PHÁT TRIỂN ĐẦU TƯ CÔNG NGHỆ - FPT TRUNG TÂM GIẢI PHÁP PHẦN MỀM FPT SOFTWARE SOLUTIONS

p81-96_マンション管理ガイド_1703.indd

03-08_会計監査(収益認識に関するインダストリー別③)小売業-ポイント制度、商品券

「連結納税の達人」 のご紹介

貸借対照表 平成 28 年 3 月 31 日現在 ( 単位 : 千円 ) 科 目 金 額 科 目 金 額 資産の部 負債の部 流動資産 (63,628,517) 流動負債 (72,772,267) 現金及び預金 33,016,731 買掛金 379,893 売掛金 426,495 未払金 38,59

自己紹介 名前 : 野口絵理 (Eri Noguchi) 所属 :NTT Communications ネットワークサービス部販売推進部門 グローバルネットワークマーケティング担当 経歴 : NTT Com Asia( 香港 ) 現地法人における日系企業 外資企業向けのデータセンタ / クラウドサー

○ 問合せ先専用フリーダイヤル

[2] 株式の場合 (1) 発行会社以外に譲渡した場合株式の譲渡による譲渡所得は 上記の 不動産の場合 と同様に 譲渡収入から取得費および譲渡費用を控除した金額とされます (2) 発行会社に譲渡した場合株式を発行会社に譲渡した場合は 一定の場合を除いて 売却価格を 資本金等の払戻し と 留保利益の分

Ⅱ 用語等の説明 今期の状況 来期の状況 前年同期 ( 平成 29 年 4~6 月期 ) と比べた今期 ( 平成 30 年 4~6 月期 ) の状況 前年同期 ( 平成 29 年 7~9 月期 ) と比べた来期 ( 平成 30 年 7~9 月期 ) の状況 前期平成 30 年 1~3 月期 来期平成

自己株式の消却の会計 税務処理 1. 会社法上の取り扱い取得した自己株式を消却するには 取締役会設置会社の場合は取締役会決議が必要となります ( 会 178) 取締役会決議では 消却する自己株式数を 種類株式発行会社では自己株式の種類及び種類ごとの数を決定する必要があります 自己株式を消却しても 会

1 仮想通貨の売却問保有する仮想通貨を売却 ( 日本円に換金 ) した際の所得の計算方法を教えてください ( 例 )3 月 9 日 2,000,000 円 ( 支払手数料を含む ) で4ビットコインを購入した 5 月 20 日 0.2 ビットコイン ( 支払手数料を含む ) を 110,000 円で

質問 2 財務諸表作成者の実務負荷及び監査人の監査負荷を必要以上に増大させる契約の分割には反対である その理由は以下のとおりである 当初の取引価格算定時点においては 契約の分割と履行義務の識別という2 段階のステップを経ずとも 履行義務の識別が適正になされれば適正な取引価格が算定可能である 契約の分

< 業種別 > 2 製造業主要判断 の推移 製造業 29/ /3 見込 /6 予想 < 製造業 > 当期 は 8.0( 前期比 -1.7) 当期 は 9.1( 同 -8.9) 当期 は 5

Q. 確定申告は必要ですか? A. 今回の配当によるみなし譲渡損益が特定口座の計算対象とならない場合 または源泉徴収の無い特定口座や一般口座でお取引いただいている場合につきましては 原則として確定申告が必要になります 申告不要制度の適用可否を含め 株主の皆様個々のご事情により対応が異なりますので 具

目次 アンケート回答者属性 企業向けアンケート 弁理士向けアンケートの回答者属性 P2 1. 標準化 1-1 企業 P3 1-2 弁理士 P7 2. データの取扱い 2-1 企業 P 弁理士 P14 本調査研究の請負先 : 株式会社サンビジネス 1

公募株式投資信託の解約請求および償還時

Microsoft Word - News_Letter_Tax-Vol.43.docx

公共建築改善プロジェクト(仮)


日本基準基礎講座 有形固定資産

株式等の譲渡(特定口座(簡易申告口座)と一般口座)編

Publised by: Zets Intelligence Factory Ltd Add: Unit B, 17/F., Nathan Comm. Bldg., Nathan Rd., Kowloon Tel: (852) Printed by: Apex Pr

はじめに 会社の経営には 様々な判断が必要です そのなかには 税金に関連することも多いでしょう 間違った判断をしてしまった結果 受けられるはずの特例が受けられなかった 本来より多額の税金を支払うことになってしまった という事態になり 場合によっては 会社の経営に大きな影響を及ぼすこともあります また

Taro-₢喥æœå–¬å‚−(åº†è‹”éł»å−ł).jtd

[ 調査の実施要領 ] 調査時点 製 造 業 鉱 業 建 設 業 運送業 ( 除水運 ) 水 運 業 倉 庫 業 情 報 通 信 業 ガ ス 供 給 業 不 動 産 業 宿泊 飲食サービス業 卸 売 業 小 売 業 サ ー ビ ス 業 2015 年 3 月中旬 調査対象当公庫 ( 中小企業事業 )

個人が認定申請する場合の例 申請書 ( 添付書類含む ) を 2 部提出 (2 部とも実印箇所を押印する ) 別記様式 ( 第二条第二項関係 ) 平成 年 月 日 福岡財務支局長高木隆殿九州経済産業局長広実郁郎殿開業税理士は 事務所名を記載 補助税理士 社員税理士は 事務所名を記載しない 事務所の所

doc4

Microsoft Word - NOMURA原油インデックス_ルールブック_確定版_ _3_.docx

Microsoft Word - Q&A 第22回 2892号2008年11月08日.doc

山形県県土整備部資材単価及び歩掛等決定要領

検討 公開草案は 2013 年 7 月 19 日に公表された BEPS 行動計画に基づき作成されたものです BEPS 行動計画 13 は 税務当局に対する透明性を高めるための 移転価格の文書化に関するルールの策定 を OECD に指示しています さらに BEPS 行動計画は この透明性の要請に基づい

Transcription:

外資系企業 日系中小中小企業の経理担当者の方へ移転価格のリスク調査と文書化対応 - もし うちの会社に移転価格調査が入ったら?- 坂下国際税理士法人 -1-

はじめに 外資系企業にとって 親会社 関連会社との取引は 自社の経営を左右するほどの重要な取引です 海外の親会社等から商品を輸入し 日本国内で販売するような取引形態をとっている外資系企業では 親会社等からの仕入れ値が若干変動するだけで 今期の利益を大幅に左右することになります また 日系企業にとっては ここ数年中小企業がこぞって海外進出を始めています 海外の顧客を新規開拓する 海外の現地企業と協力して自社製品を販売する 自社の社員を出向させて現地子会社を立ち上げるなど 取引形態は様々です そのような状況の中 外資系企業 日系企業を問わず国境を越えた国際間取引について 昨今 新聞等で移転価格の問題について取り上げられる頻度が高まってきています 国際間取引を展開している会社にとって 移転価格の問題について社内でどの程度問題意識がありますか? まずはいくつか質問をしてみましょう そもそも移転価格の調査って何のことだろう? 移転価格の調査ってうちの会社にも入る可能性があるのだろうか? 移転価格の調査で問題になるのはどんな取引なのだろう? もし 調査が入ったとしたら うちの会社はどのくらいリスクがあるのだろうか? 移転価格の調査に入られた時のための事前対策をしておきたいが 具体的にはどうすればいいのだろう? 移転価格のリスク調査はしておきたいが リーズナブルな報酬で調査を依頼できるところはあるのだろうか? これらの質問のうち 一つでも該当する項目がある方は改善策を探ってみましょう 移転価格の対応をしてくれる会計事務所は 大規模会計事務所しかないと思っていませんか? 大規模会計事務所に依頼すると 移転価格のリスク調査だけでも何百万という報酬がかかるから ハードルが高くてなかなか調査に踏み切れていないという方 日々の業務が忙しいので移転価格のリスクを感じながらも問題を後回している方 まずは読んで欲しいと思います -2-

移転価格の調査状況について 次に 移転価格の調査状況について紹介してみたいと思います 以前は移転価格の調査対象は上場会社等の大企業に集中しておりましたが 最近の傾向として大規模法人は事前確認 (APA) に移行しておりますので 移転価格の調査対象は中規模法人に広がってきております 調査対象となる会社は 関連会社間で国際間取引を行っている外資系企業のみならず 海外展開している日系企業も対象となります 具体的には年商数十億円規模の会社であれば 通常の税務調査時に移転価格に関する質問を受けることがあります この時点である程度 当局の方で移転価格の調査対象会社を選定していると思われます 本格的な移転価格の調査期間は 少なくとも半年 平均でも一年半から二年を要します 場合によっては数年に及ぶこともありますので 当局としては確実に追徴課税できそうなところを狙って調査に入るわけです 一旦 企業が移転価格の本格的な調査を受けることになると 多額の追徴課税を受けるリ スクが生じるだけでなく 多大な時間と労力を費やすことになります そのようなリスク を避けるためにも 移転価格調査が入る前に自社での防衛及び対応が必要不可欠になっているといえます 具体的には社内で文書化対応しておくことが必要となりますが 文書化 対応といってもどの程度まで準備しておくかは 会社の事情によってさまざまだと思いま す 対応方法は大きく二種類に分類されます 1 現在行っている取引について 税務的な リスクがあるのか 又は将来 移転価格の調査が入った場合にどのくらい追徴税額が発生 する可能性があるのか といったリスクを事前に認識しておくためのリスク調査と 2 実際に行っている取引について 経済合理性があることを証明するための文書化作成の二種 類となります 坂下国際税理士法人では お客様のニーズにあわせて リスク調査及び文書化作成の両面 について支援致します -3-

リスク調査 リスク調査とは 現在行っている国外関連者との取引について 移転価格のリスクがある のか 又は将来 移転価格の調査が入った場合にどのくらいの追徴税額が発生する可能性 があるのかといった問題を事前に認識しておくための調査です 例えば以下のような問題を有している会社は リスク調査をした方がよいと思われます 1 国外関連者との取引金額が多額である場合 ( 目安として年間取引高が約 10 億円超 ) 2 国外関連者との取引に係る営業利益率が 国内取引に比べて高い場合 3 同業他社と比較して営業利益率が大幅に相違している場合 4 ロイヤリティなどの無形固定資産を有している場合など 実際のリスク調査は 下記のような手法を用いて分析します 1 親会社及び子会社のそれぞれの機能及びそれに伴う保有リスクの分析 ( 製造 販売 管理はどこが行っているのか また在庫リスク 為替リスクなどはどこが責任を負っているのかなどの分析 ) 2 親子会社間と第三者間との取引価格の比較 ( これらの取引価格に差が生じている場合は 差異の妥当性の検討 ) 3 親会社及び子会社のそれぞれの損益分析 ( 直近から 5~6 年分の PL 分析 ) 4 同業他社の利益率との比較分析 ( ベンチマーキングによる分析 ) 坂下国際税理士法人では これらのリスク調査を行うに当たり お客様にヒアリングをし ながら状況を詳細に把握 分析し 結果をフィードバックいたします 出てきた結果をお 客様と一緒に検討しながら 改善策を提案致します 文書化対応 文書化作成とは 実際に行っている国外関連取引について 経済合理性があることを証明 するための書類作成をいいます すなわち 単にリスクを見積もるだけではなく 実際の 取引価格をどのように決定したのか算出根拠を示すことになりますので リスク調査より 一段階進んだ対応ということができます 例えば以下のような問題を有している会社は 文書化作成をした方がよいと思われます 1 国外関連者との取引金額が多額である場合 ( 目安として年間取引高が約 100 億円規模 ) 2 何らかの理由で経常的に営業損失が生じている場合 3 国外関連者との取引に係る営業利益率が 国内取引に比べて極端に高い場合 4 同業他社と比較して営業利益率が大幅に相違している場合 5 ロイヤリティなどの無形固定資産を有している場合など -4-

文書化作成は 下記のような内容を調査 分析し 結果を記載します 1 業界の概要 2 対象企業の概要 3 国外関連取引の内容 ( 具体的にどのような取引が存在しているのか ) 4 親会社及び子会社のそれぞれの機能及びそれに伴う保有リスクの分析 ( 製造 販売 管 理はどこが行っているのか また在庫リスク 為替リスクなどはどこが責任を負っているのかなどの分析 )) 5 国外関連取引に係る独立企業間価格を算定方法の選定 6 比較対象企業の選定及び分析 7 独立企業間価格のレンジの算定 8 差異調整などの調整事項を加味した後のレンジの決定 9 結論及び添付資料 坂下国際税理士法人では お客様にヒアリングをしながら状況を詳細に把握 分析し 将 来的な税務調査に耐えうる根拠資料を文書化いたします リーズナブルな価格設定 中小企業の移転価格のリスク調査や文書化作成を Big4 などの大手会計事務所に依頼した場 合でも 数百万円はかかると言われております これには大きく二つの理由が考えられま す 一つ目は大手会計事務所のブランド力に応じてスタッフの報酬単価が高く設定されて いるという理由です コンサルティング業務の場合 タイムチャージ制をとることがありますが 例えば Big4 のパートナーに仕事を依頼すると 1 時間当たり 10 万円程度 マネ ージャーだと 1 時間当たり 5 6 万円 スタッフで 1 時間当たり 3 4 万円程度と設定され ております プロジェクトベースで報酬が決められている場合でも おおよそ積み上げ方式をとっておりますので 全体でかかる時間 担当者の単価で決められていることが一般 的です 二つ目の理由として リスク調査及び文書化作成するにあたり 比較対象企業を 選定する必要があるのですが 比較対象企業を効率よく選定するにあたり有料の企業デー タベースを利用することが一般的です 有料の企業データベースは複数存在するのですが その年間利用料は数百万円から一千万円超かかるものまでありますので これらのランニ ングコストの一部が価格に上乗せされるということが挙げられます そのため 仮にリス ク調査を依頼した場合でも 300 万円程度 文書化作成を依頼した場合は 最低でも 500 万 円程度は見積もっておく必要があります これらの報酬額を考えた場合 中小企業にとっ ては大きな負担となりますので 移転価格のリスクを認識しながらも対策を延期せざるを えないという判断をしている会社も多いと思います -5-

坂下国際税理士法人では 企業データベースを少人数で効率よく使用することによりコス トを抑えることができますので お客様にリーズナブルな価格で提供することができます -6-

-7- 坂下国際税理士坂下国際税理士坂下国際税理士坂下国際税理士法人法人法人法人の特色の特色の特色の特色 移転価格のリスク調査 文書化作成に対応している事務所移転価格のリスク調査 文書化作成に対応している事務所移転価格のリスク調査 文書化作成に対応している事務所移転価格のリスク調査 文書化作成に対応している事務所私たちは 外資系企業や国際間取引を行っている日系企業が恒常的に有している移転価格の問題について高い認識を持っておりますので リスクがある取引について指摘及び改善策をご提案いたします 国際税務に国際税務に国際税務に国際税務に専門特化専門特化専門特化専門特化した事務所した事務所した事務所した事務所私たちは 外資系企業の日本子会社 日本支店 駐在員事務所に対する税務 会計サービスに特化しています 日系企業であれば 国際間取引を行っている企業に対する業務に特化しておりますので 国際取引を行う際に生じる税務 会計上の問題について 経験豊富な税理士がご相談に応じます 英語対応する事務所英語対応する事務所英語対応する事務所英語対応する事務所外資系企業の場合 会社内で処理 保管している資料を英文で作成していることが多いと思います 私たちは 必要に応じて英文での書類作成をいたします リーズナブルな報酬を提案できる事務所リーズナブルな報酬を提案できる事務所リーズナブルな報酬を提案できる事務所リーズナブルな報酬を提案できる事務所坂下国際税理士法人では 企業データベースを少人数で効率よく使用することによりコストを抑えることができますので 大規模会計事務所の半額以下で提供することができます 作業はすべて税理士有資格者で対応いたしますので 効率よく信頼度が高いサービスを提供することができます お問い合わせお問い合わせお問い合わせお問い合わせ移転価格に関する問題を事前に認識し 対策をたてたいと思っている方は どんな細かいご要望でも構いませんので お気軽にお問い合わせ下さい 御社の現況を把握した上で ご要望に即した具体的な改善策を提案させて頂きます

坂下国際税理士法人 103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町 1-19-8-702 Tel: 03-3664-7713 Fax: 03-3664-7719 http://www.bygones-tax.com Sakashita@bygones-tax.com -8-