04. ツールを使う ( 問題解決の手法 ) デシジョンテーブル KJ 法 QC 七つ道具 新 QC 七つ道具 影響力ダイアグラム デシジョンツリー ブレーンストーミング ポートフォリオ分析 ピラミッドストラクチャ ロジックツリー MECE( ミッシー ) アローダイアグラム PDCAサイクル ガントチャート 図解の基本 四分円法 04-4. 新 QC7 つの道具 QC 七つ道具は 定量的分析の手法 新 QC 七つ道具は 定性的分析の手法 問題構造を明らかにすることに使用する 手法名発想 創造意思決定計画 実行調査 分析その他 新 QC 七つ道具 〇 1
04-4. 新 QC7 つの道具 連関図法 親和図法 系統図法 マトリックス図法 マトリックスデータ解析法 PDPC 法 アローダイアグラム法 04-4-1. 連関図法 複雑に絡み合う問題から重要な要因を見つける 問題の発生要因が多く複雑に絡みあっている場合 図解により因果関係を明確にして重要な要因を定めるための手法 連関図は 問題に関係する多くの要素を 原因 結果 もしくは 目的 手段 の関係に整理して図解するもの 原因の探索のみならず 解決テーマの設定にも使用 問題に多くの要素が関係している場合 目的 手段 の関係に明らかにすることは 最適なテーマの設定する基本 2
04-4-1. 連関図法 04-4-1. 連関図法 問題内容を用紙の中央に書き 楕円で囲む 問題を引き起こしている原因を探り 四角の枠で囲んで書く 原因 ( 一次要因 ) から結果 ( 問題 ) へ矢印線を引く 出来るだけ多くの一次原因を書き込む 一次原因を引き起こしている更なる原因を探り 四角の枠で囲んで書く ( 二次原因 ) 原因 ( 二次原因 ) から結果へ矢印線を引く 更に下位の原因を書き込む 因果関係を探り 相互に関連していれば矢印線を引く 最後に 影響が大きい要因を決定する 末端にある要因や関係線の出入りが多い要因は重要要因候補 重要要因は太枠で囲む ここが問題解決ポイント!! 3
04-4-2. 親和図法 混沌とした要素を構造的にまとめる情報整理法 04-4-2. 親和図法 問題が混沌としていて不透明な状況にあるものに 未来 未知 未体験の問題について 問題そのも未知未体験の問題について 問題そのものを正しく捉えるために その手法は テーマについて事実 意見 発想などの情報 ( 言語データ ) を集める 集めた情報をカードに書き出す 類似性を元にまとめ 統合した図を作成する 出来上がった親和図を読み取ることで 問題を明らかにする 言語データを集めるには グループの協力が有効 協力して親和図を作り上げる過程で QCグループの結束が強まることが期待できる 4
04-4-3. 系統図法 目標を達成するための道順を決める 04-4-3. 系統図法 改善 解決の目標が決まったとき 次は その目標を達成するには何をなすべきか? またどのようにすべきか? という手段を決める しかし利用できる手段が簡単に決まることは稀 通常は手段を遂行できるための手段を探ることが必要 系統図法は 目的- 手段 = 目的 - 手段 と系統的に図解展開することで 問題の全容を明らかにする 問題の重点事項を明確にしていく 目的 目標を達成するための最適手段 方策を追求する 系統図は 以下の2つに区分される 1 構成要素展開型 ( 要素を分解して掘り下げる ) 2 方策展開型 ( 方策を生み出しながら展開 ) 5
04-4-4. マトリックス図法 問題の所在や形態を探ることができる 問題解決の着想が得られる 04-4-4. マトリックス図法 マトリックスは行と列による 2 軸の交差表である 交差表に関係する要素を行と列に分けて配置交差する点に着目問題の所在や問題解決への着想を得ようとする方法 交点には 各要素の関連の有無 関連の度合いなどを記入 複数の交差表を一つにまとめて図表にするため 全体の関係を把握することが出来る問題の整理につながる 6
04-4-5. マトリックスデータ解析法 要素間の関連を数値でとらえる マトリックス図における要素間の関連を定量化できる場合 これを計算によって見通しよく整理する方法 04-4-6. PDPC 法 実行計画が頓挫しないように あらゆる場面を想定する PDPC とは Process Decision Program Chart の略 計画の全過程を順序で図解したもの 7
04-4-6. PDPC 法 計画は当初予定通りに進むとは限らない 計画外のことが起きたときの対策を検討する必要が有る この課題を解決する手法としてPDPCが考案された PDPC では 計画を策定する際に 計画のスタートからゴールまでの過程や手順について起こりうるいろいろな事態を予測あらかじめ対応策を検討時間の順に従って矢線でつないだ図を作るこの計画により 事態を望ましい結果に導くことができる 04-4-7. アローダイアグラム アローダイアグラムはPERT(Program Evaluation and Review Technique) を図解化したもの PERTは数学的に日程計画の解を出すオペレーションズ リサーチの方法 PERTを使えばプロジェクトを最短で完了させることができる アローダイヤグラムでは 各作業は矢印で表す 矢印の両端に丸印をつけ イベントと称する イベントは作業の開始点と完了点 各作業をルールに基づいて連結すると 全体の作業順序が決まる 同時に最短期間を見つけることができる 8
04-4-7. アローダイアグラム アローダイアグラム作成の基本ルール 1 すべての作業は両端に必ずイベントが存在する 2 イベントの番号は 矢印のもとの番号の方が先の番号よりも小さい 3 イベントに入る作業がすべて終了するまで イベントから出る作業は開始できない 4 イベントとイベントの間には1つの作業だけを記入する 5 4 において 2 以上の作業が存在する場合は 作業時間 0 のダミー作業を記入する 6 作業はループしてはいけない 04-4-7. アローダイアグラム アローダイアグラム作成の基本ルール 1 すべての作業は両端に必ずイベントが存在する 2 イベントの番号は 矢印のもとの番号の方が先の番号よりも小さい 3 イベントに入る作業がすべて終了するまで イベントから出る作業は開始できない 4 イベントとイベントの間には1つの作業だけを記入する 5 4 において 2 以上の作業が存在する場合は 作業時間 0 のダミー作業を記入する 6 作業はループしてはいけない 9
04-4-7. アローダイアグラム ( 例 ) 作業名とその作業完了に必要な日数 ( 所要日数 ) を書き出す 作業着手に必要な条件があれば 先行作業として書き込む 作業 所要日数 先行作業 W1 6 なし W2 7 なし W3 5 なし W4 4 W1 W5 3 W2 W6 8 W2,W3,W4 W7 10 W2,W3,W4 W8 9 W5,W6 04-4-7. アローダイアグラム ( 例 ) 作業をイベントにより結合する イベントに最早結合点時刻と最遅結合点時刻を記入 その差を求めて余裕日数として記入 余裕日数 0の経路がクリティカルパス クリティカルパスは 最も早く完了できる期間 10