平成 27 年 4 18 桜ヶ丘循環器疾患カンファレンス 病診連携で診た高血圧症例 二次性高血圧症のルールアウト 児島 学病院 臓 管 圧内科学助教 﨑雄 Reprint is prohibited. / 本資料の無断転載 複写を禁じます.-----

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脂質異常症を診断できる 高尿酸血症を診断できる C. 症状 病態の経験 1. 頻度の高い症状 a 全身倦怠感 b 体重減少 体重増加 c 尿量異常 2. 緊急を要する病態 a 低血糖 b 糖尿性ケトアシドーシス 高浸透圧高血糖症候群 c 甲状腺クリーゼ d 副腎クリーゼ 副腎不全 e 粘液水腫性昏睡

佐賀県肺がん地域連携パス様式 1 ( 臨床情報台帳 1) 患者様情報 氏名 性別 男性 女性 生年月日 住所 M T S H 西暦 電話番号 年月日 ( ) - 氏名 ( キーパーソンに ) 続柄居住地電話番号備考 ( ) - 家族構成 ( ) - ( ) - ( ) - ( ) - 担当医情報 医

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3 高血圧専門医研修カリキュラム このカリキュラムは 高血圧専門医になるための研修内容の一つであり そのための到達目標となるものである 到達目標は研修中のものが目指すべき目標を設定したものであるが 各研修施設においては カリキュラムに示した項目を研修できるように準備を整え研修が十分にできるように役立

肥満者の多くが複数の危険因子を持っている 肥満のみ約 20% いずれか 1 疾患有病約 47% 肥満のみ 糖尿病 いずれか 2 疾患有病約 28% 3 疾患すべて有病約 5% 高脂血症 高血圧症 厚生労働省保健指導における学習教材集 (H14 糖尿病実態調査の再集計 ) より

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ただ太っているだけではメタボリックシンドロームとは呼びません 脂肪細胞はアディポネクチンなどの善玉因子と TNF-αや IL-6 などという悪玉因子を分泌します 内臓肥満になる と 内臓の脂肪細胞から悪玉因子がたくさんでてきてしまい インスリン抵抗性につながり高血糖をもたらします さらに脂質異常症

-3- Ⅰ 市町村国保の状況 1 特定健康診査受診者の状況 平成 23 年度は 市町村国保 (41 保険者 )98,439 人の特定健康診査データの集計を行った 市町村国保の診者数は男性 女性ともに 歳の割合が多く 次いで 歳 歳の順となっている 男性 女性 総数

糖尿病経口薬 QOL 研究会研究 1 症例報告書 新規 2 型糖尿病患者に対する経口糖尿病薬クラス別の治療効果と QOL の相関についての臨床試験 施設名医師氏名割付群記入年月日 症例登録番号 / 被験者識別コード / 1/12

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( 様式甲 5) 学位論文内容の要旨 論文提出者氏名 論文審査担当者 主査 教授 花房俊昭 宮村昌利 副査副査 教授教授 朝 日 通 雄 勝 間 田 敬 弘 副査 教授 森田大 主論文題名 Effects of Acarbose on the Acceleration of Postprandial

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人間ドック結果報告書 1/5 ページ 所属 : 株式会社 ケンコウタロウ健康太郎 様 性別 / 年齢 男性 / 49 歳 生年月日 昭和 40 年 3 月 17 日 受診日 平成 26 年 5 月 2 日 受診コース 人間ドック ( 胃カメラ ) 問診項目 今回前回前々回平成 26 年 5 月 2

1 疾患別医療費札幌市国保の総医療費に占める入院医療費では 悪性新生物が 21.2% 循環器疾患が 18.6% となっており 循環器疾患では 虚血性心疾患が 4.5% 脳梗塞が 2.8% を占めています 外来医療費では 糖尿病が 7.8% 高血圧症が 6.6% 脂質異常症が 4.3% となっています

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非 心 臓 手 術 の 術 前 心 精 査 1) 非 心 臓 手 術 死 亡 の30-60%は 心 合 併 症 2) 高 齢 化 社 会 に 伴 い 心 疾 患 をもつ 患 者 の 非 心 臓 手 術 を 受 ける 機 会 が 増 加 術 前 心 精 査 を 担 当 する 循 環 器 内 科 の 役

スイスイ検診ってなに?? 20 歳以上の方で ご自分の身体について ふと思う事はありませんか? たとえば 健康について気になるけど健康診断 人間ドックを受けていない! 病院で診察を受けるまでもないけど ちょっと気になる! 健康管理に気をつけているから大丈夫だと思うけど 検査の数値が気になる! 主人は

症例 A: 30 歳 女性 半年くらい前から徐々に全身倦怠感が増強 診察時の検査で BUN 130 mg/dl ( 正常値 : 9~20) クレアチニン 11.4 mg/dl ( 正常値 : 0.5~1.0) である 症例 B: 38 歳 男性 10 年前から高血圧を指摘され 6 年前から高血圧が悪

山梨県生活習慣病実態調査の状況 1 調査目的平成 20 年 4 月に施行される医療制度改革において生活習慣病対策が一つの大きな柱となっている このため 糖尿病等生活習慣病の有病者 予備群の減少を図るために健康増進計画を見直し メタボリックシンドロームの概念を導入した 糖尿病等生活習慣病の有病者や予備

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第 Ⅰ 部 総論 11 第 Ⅰ 部 総論

心臓血管外科カリキュラム Ⅰ. 目的と特徴心臓血管外科は心臓 大血管及び末梢血管など循環器系疾患の外科的治療を行う診療科です 循環器は全身の酸素 栄養供給に欠くべからざるシステムであり 生体の恒常性維持において 非常に重要な役割をはたしています その異常は生命にとって致命的な状態となり 様々な疾患

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血圧を決める要素 血圧は 心臓から出る血液の量と血管の硬さによって決まります 血圧 心臓から出る = 血液の量 ( 心拍出量 ) 血管の硬さ ( 末梢血管抵抗 )

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387 ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( )

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目次 1. 目的 2 2. 人工透析患者の年齢等の分析 3 性別 被保険者 被扶養者 3. 人工透析患者の傷病等の分析 8 腎臓病 併存傷病 平成 23 年度新規導入患者 4. 人工透析 健診結果 医療費の地域分析 13 二次医療圏別 1

<4D F736F F D DC58F49817A91E F18C9F93A288CF88F589EF8E9197BF81698C A D096CA81698EC08E7B8FF38BB5816A B315D2E646F6378>

(1) ) ) (2) (3) (4) (5) (1) (2) b (3)..

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臨床調査個人票 新規 更新 075 クッシング病 行政記載欄 受給者番号判定結果 認定 不認定 基本情報 姓 ( かな ) 名 ( かな ) 姓 ( 漢字 ) 名 ( 漢字 ) 郵便番号 住所 生年月日西暦年月日 * 以降 数字は右詰めで 記入 性別 1. 男 2. 女 出生市区町村 出生時氏名 (

症例報告書の記入における注意点 1 必須ではない項目 データ 斜線を引くこと 未取得 / 未測定の項目 2 血圧平均値 小数点以下は切り捨てとする 3 治験薬服薬状況 前回来院 今回来院までの服薬状況を記載する服薬無しの場合は 1 日投与量を 0 錠 とし 0 錠となった日付を特定すること < 演習

わが国における糖尿病と合併症発症の病態と実態糖尿病では 高血糖状態が慢性的に継続するため 細小血管が障害され 腎臓 網膜 神経などの臓器に障害が起こります 糖尿病性の腎症 網膜症 神経障害の3つを 糖尿病の三大合併症といいます 糖尿病腎症は進行すると腎不全に至り 透析を余儀なくされますが 糖尿病腎症

(2) レパーサ皮下注 140mgシリンジ及び同 140mgペン 1 本製剤については 最適使用推進ガイドラインに従い 有効性及び安全性に関する情報が十分蓄積するまでの間 本製剤の恩恵を強く受けることが期待される患者に対して使用するとともに 副作用が発現した際に必要な対応をとることが可能な一定の要件

エントリーが発生 真腔と偽腔に解離 図 2 急性大動脈解離 ( 動脈の壁が急にはがれる ) Stanford Classification Type A Type B 図 3 スタンフォード分類 (A 型,B 型 ) (Kouchoukos et al:n Engl J Med 1997) 液が血管

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10 年相対生存率 全患者 相対生存率 (%) (Period 法 ) Key Point 1

1 8 ぜ 表2 入院時検査成績 2 諺齢 APTT ALP 1471U I Fib 274 LDH 2971U 1 AT3 FDP alb 4 2 BUN 16 Cr K4 O Cl g dl O DLST 許 皇磯 二 図1 入院時胸骨骨髄像 低形成で 異常細胞は認め

平成 26 年 ₇ 月 15 日発行広島市医師会だより ( 第 579 号付録 ) 2.NT-proBNP の臨床的意義 1 心不全 ( 収縮及び拡張機能障害 ) で早期より測定値が上昇するため 疾患の診断や病状の経過観察さらには予後予測等に活用できます 2NT-proBNP の測定値は疾患の重症度

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られる 糖尿病を合併した高血圧の治療の薬物治療の第一選択薬はアンジオテンシン変換酵素 (ACE) 阻害薬とアンジオテンシン II 受容体拮抗薬 (ARB) である このクラスの薬剤は単なる降圧効果のみならず 様々な臓器保護作用を有しているが ACE 阻害薬や ARB のプラセボ比較試験で糖尿病の新規

/12/28 UP 3+, TP 4.2g/dl, Alb 1.9g/dl PSL 50mg/day 1/17 PSL 45mg/day PSL 2006/4/4 PSL 30mg/day mpsl mpsl1000mg 3 2 5/ :90 / :114/64 mmhg

125 2 P 1st washout 2 PB P mg/dL nd washout 2 P 5.5mg/dL< mg/dL <2.5mg/dL P P 2 D D 3 Ca 10

循環器疾患予防のための 生活習慣指導ノウハウ


 診療対象

 診療対象

負荷試験 検体採取 患者の検査前準備 検体採取のタイミング 記号 添加物 ( キャップ色等 ) 採取材料 採取量 測定材料 F 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( 青 細 ) 血液 3 ml 血清 H 凝固促進剤 + 血清分離剤 ( ピンク ) 血液 6 ml 血清 検体ラベル ( 単項目オーダー時 )

複製 転載禁止 The Japan Diabetes Society, 2016 糖尿病診療ガイドライン 2016 CQ ステートメント 推奨グレード一覧 1. 糖尿病診断の指針 CQ なし 2. 糖尿病治療の目標と指針 CQ なし 3. 食事療法 CQ3-2 食事療法の実践にあたっての管理栄養士に

認定看護師教育基準カリキュラム

1治療 かっていたか, 予想される基礎値よりも 1.5 倍以上の増加があった場合,3 尿量が 6 時間にわたって 0.5 ml/kg 体重 / 時未満に減少した場合のいずれかを満たすと,AKI と診断される. KDIGO 分類の重症度分類は,と類似し 3 ステージに分けられている ( 1). ステー

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(別紙様式1)

結果の概要

Sample2 g/dl Target1 : 6.01 g/dl TP Target2 : 8.39 g/dl

検査項目情報 6154 一次サンプル採取マニュアル 4. 内分泌学的検査 >> 4E. 副腎髄質ホルモン >> 4E016. カテコールアミン3 分画 カテコールアミン3 分画 [ 随時尿 ] catecholamines 3 fractionation 連絡先 : 3764 基本情報 4E016

概要 214 心室中隔欠損を伴う肺動脈閉鎖症 215 ファロー四徴症 216 両大血管右室起始症 1. 概要ファロー四徴症類縁疾患とは ファロー四徴症に類似の血行動態をとる疾患群であり ファロー四徴症 心室中隔欠損を伴う肺動脈閉鎖 両大血管右室起始症が含まれる 心室中隔欠損を伴う肺動脈閉鎖症は ファ

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平成 19 年 11 月第 10 号住所平塚市平塚 電話 FAX HP htpp:// 今年もそろそろ終わりに近づいてきました 今年は皆さんにとってどんな年でしたか? 嬉しいこ

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2010 年 6 月 25 表 身体所見 134 cm 31 kg /60 mmhg 83/ ,

甲状腺機能が亢進して体内に甲状腺ホルモンが増えた状態になります TSH レセプター抗体は胎盤を通過して胎児の甲状腺にも影響します 母体の TSH レセプター抗体の量が多いと胎児に甲状腺機能亢進症を引き起こす可能性が高まります その場合 胎児の心拍数が上昇しひどい時には胎児が心不全となったり 胎児の成

2 章 +αの 情 報 に 着 目 する! 1 血 球 算 定 検 査 結 果 2 生 化 学 検 査 結 果 手 がかりに 乏 しいのも+α 1 症 例 をみてみよう! 1 60 吉 見 祐 輔 percutaneous coronary intervention PCI

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第 3 節心筋梗塞等の心血管疾患 , % % % %

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狭心症と心筋梗塞 何を調べているの? どのように調べるの? 心臓の検査虚血チェック きょけつ の きょうさく狭窄のチェック 監修 : 明石嘉浩先生聖マリアンナ医科大学循環器内科

1. ストーマ外来 の問い合わせ窓口 1 ストーマ外来が設定されている ( はい / ) 上記外来の名称 対象となるストーマの種類 7 ストーマ外来の説明が掲載されているページのと は 手入力せずにホームページからコピーしてください 他施設でがんの診療を受けている または 診療を受けていた患者さんを

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BUN, CRP K mg/ cm, 49.6 kg, BMI /72 mmhg, 92/ Hb 6.7 g/dl PT-INR CT 1 MRI 2a, b T1 T2 T1 MRI

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あなたの血圧目標値 はじめに / 冊子の作り方 mmhg ① 印刷した面を外側にして半分に折ります ② はじめに を一番上にして右側に折った側がくるように重ね 表紙で包むようにし 端をホチキスなどで綴じてください 氏 名 住 所 電 話 年 生年月日 半分に折る 表紙で包むようにする 月 日 綴じる

CQ1: 急性痛風性関節炎の発作 ( 痛風発作 ) に対して第一番目に使用されるお薬 ( 第一選択薬と言います ) としてコルヒチン ステロイド NSAIDs( 消炎鎮痛剤 ) があります しかし どれが最適かについては明らかではないので 検討することが必要と考えられます そこで 急性痛風性関節炎の

特定健康診査等実施計画(案)

婦人科63巻6号/FUJ07‐01(報告)       M

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平成 27 年 4 18 桜ヶ丘循環器疾患カンファレンス 病診連携で診た高血圧症例 二次性高血圧症のルールアウト 児島 学病院 臓 管 圧内科学助教 﨑雄

総死亡率心疾患脳血管疾患 鹿児島 9 位 鹿児島 14 位 鹿児島 7 位 全国平均 全国平均 全国平均 0 500 1,000 1,500 0 50 100 150 200 250 300 0 50 100 150 200 腎不全大動脈瘤および解離糖尿病 鹿児島 3 位 鹿児島 1 位 鹿児島 7 位 全国平均 全国平均 全国平均 0 10 20 30 40 0 5 10 15 20 25 0 5 10 15 20 厚生労働省平成 24 年人口動態統計

鹿児島県ホームページより

4 性 年齢階級別の高血圧有病率 *1 の年次推移 (1980 2010 年 ) 30 歳代 40 歳代 50 歳代 60 歳代 70 歳代 男性 女性 (%) (%) ( 第 3 次循環器疾患基礎調査 (NIPPON DATA80), 第 4 次循環器疾患基礎調査 (NIPPON DATA90), 第 5 次循環器疾患基礎調査,NIPPON DATA2010 *2 ) *1 収縮期 :140mmHg 以上または拡張期 :90mmHg 以上または降圧薬の服用 (2000 年 2010 年は2 回測定の1 回目 ) *2 第 6 次循環器疾患基礎調査は実施されず, 厚生労働科学研究 ( 指定研究 ) としてNIPPON DATA2010が実施された

収縮期血5 性 年齢階級別の収縮期血圧平均値 (mmhg) の年次推移 (1961 2010 年 ) 30 歳代 40 歳代 50 歳代 60 歳代 70 歳代 男性 (mmhg) (mmhg) 収縮期血圧圧女性 ( 第 1 次成人病基礎調査, 第 2 次成人病基礎調査, 第 3 次循環器疾患基礎調査 (NIPPON DATA80), 第 4 次循環器疾患基礎調査 (NIPPON DATA90), 第 5 次循環器疾患基礎調査,NIPPON DATA2010)

6 50 歳代 60 歳代 70 歳代 性 年齢階級別の高血圧治療率 *1 の年次推移 (1980-2010 年 ) 男性 (%) (%) 女性 ( 第 3 次循環器疾患基礎調査 (NIPPON DATA80), 第 4 次循環器疾患基礎調査 (NIPPON DATA90), 第 5 次循環器疾患基礎調査,NIPPON DATA2010 *2 ) *1 高血圧者の中で降圧薬を服用している者の割合 *2 第 6 次循環器疾患基礎調査は実施されず, 厚生労働科学研究 ( 指定研究 ) としてNIPPON DATA2010が実施された

7 性 年齢階級別の高血圧管理率 *1 の年次推移 (1980 2010 年 ) (%) 50 歳代 60 歳代 70 歳代 男性 (%) 女性 ( 第 3 次循環器疾患基礎調査 (NIPPON DATA80), 第 4 次循環器疾患基礎調査 (NIPPON DATA90), 第 5 次循環器疾患基礎調査,NIPPON DATA2010 *2 ) *1 降圧薬を服用している者の中で収縮期血圧 140mmHg 未満かつ拡張期血圧 90mmHg 未満の者の割合 *2 第 6 次循環器疾患基礎調査は実施されず, 厚生労働科学研究 ( 指定研究 ) としてNIPPON DATA2010が実施された

実際の高血圧管理率 0% 20% 40% 60% 80% 100% 8 高血圧患者 4000 万人 100% 通院 1600 万人 40% 未通院 2400 万人 60% 通院継続 24% 通院中断 16% 降圧達成 13% 未達成 11% 通院継続支援 高血圧の啓蒙 治療の推奨 適切な診断 治療法や降圧薬の選択 NPO 高血圧改善フォーラム

病診連携の会で行った内容 1. 家庭血圧測定について仮面高血圧に関して 2. 二次性高血圧腎血管性高血圧原発性アルドステロン症 3. 最近の話題睡眠呼吸障害閉塞性睡眠時無呼吸症候群 治療抵抗性高血圧を呈することが多い 適切な治療法を選択することで 血圧コントロールがつきやすくなる

原因疾患示唆する所見鑑別に必要な検査 二次性高血圧一般 腎血管性高血圧 頻度の高い二次性高血圧とスクリーニング 重症高血圧, 治療抵抗性高血圧, 急激な高血圧発症, 若年発症の高血圧 RA 系阻害薬投与後の急激な腎機能悪化, 腎サイズの左右差, 低 K 血症, 腹部血管雑音 腎動脈超音波, 腹部 CTA, 腹部 MRA, レノグラム, PRA, PAC 腎実質性高血圧 血清 Cr 上昇, 蛋白尿, 血尿, 腎疾患の既往 血清免疫学的検査, 腹部 CT, 超音波, 腎生検 原発性アルドステロン症 低 K 血症, 副腎偶発腫瘍 PRA, PAC, 負荷試験, 副腎 CT, 副腎静脈採血 睡眠時無呼吸症候群 いびき, 肥満, 昼間の眠気, 早朝 夜間高血圧 睡眠ポリグラフィー 褐色細胞腫 発作性 動揺性高血圧, 動悸, 頭痛, 発汗 血液 尿カテコールアミンおよびカテコールアミン代謝産物, 腹部超音波 CT, MIBGシンチグラフィー クッシング症候群 中心性肥満, 満月様顔貌, 皮膚線条, 高血糖 コルチゾール, ACTH, 腹部 CT, 頭部 MRI, デキサメタゾン抑制試験 サブクリニカルクッシング症候群 副腎偶発腫瘍 コルチゾール, ACTH, 腹部 CT, デキサメタゾン抑制試験 薬物誘発性高血圧 薬物使用歴, 低 K 血症 薬物使用歴の確認 大動脈縮窄症 血圧上下肢差, 血管雑音 胸腹部 CT, MRI MRA, 血管造影 甲状腺機能低下症 徐脈, 浮腫, 活動性減少, 脂質, CPK, LDH 高値 甲状腺ホルモン, TSH, 自己抗体, 甲状腺超音波 甲状腺機能亢進症 頻脈, 発汗, 体重減少, コレステロール低値 甲状腺ホルモン, TSH, 自己抗体, 甲状腺超音波 副甲状腺機能亢進症 高 Ca 血症 副甲状腺ホルモン 脳幹部血管圧迫 顔面けいれん, 三叉神経痛 頭部 MRI MRA

腎血管性高血圧 (RVHT) 頻度 : 全高血圧患者の約 1-5% ( 治療抵抗性の中では10 45%) 原因 :1 動脈硬化性 (atherosclerotic renal artery stenosis: ARAS) 高齢者 男性 喫煙者 虚血性心疾患患者などに多い 狭窄部位は大動脈から腎動脈への分岐部に多い 75% 以上狭窄を有する場合 放置すると5 年以内に約 40% が閉塞するとの報告もある 2 線維筋異形成 (fibromuscular dysplasia: FMD) 若い女性に多い 腎動脈の1/2~2/3 遠部に狭窄が存在する 脳動脈 腹腔動脈など腎外動脈にも血管病変が合併する可能性があるため 全身検索が必要である 3 大動脈炎症候群 (aortitis syndrome) 若い女性に多い 大動脈病変に連続性であるため 狭窄は腎動脈起始部に多い

腎血管性高血圧の診断の手がかり 30 歳以下発症の高血圧, または 55 歳以上発症の重症高血圧 増悪する高血圧, 利尿薬を含む 3 剤以上を投与しても抵抗性の高血圧, 悪性高血圧 ACE 阻害薬または ARB 開始後の腎機能の増悪 説明のつかない腎萎縮または腎サイズの左右差 (1.5cm 以上 ) 突然の説明のつかない肺水腫 腎代替療法患者を含む説明のつかない腎機能障害 腹部の血管雑音 末梢動脈疾患など他の血管疾患 低 K 血症 Hirsch AT, et al. Circulation. 2006; 113: e463-654 ACC/AHA 2005 Practice Guideline より一部改変引用

腎血管性高血圧の確定診断のための検査 腎血管性高血圧疑い患者 腎動脈超音波 ( 末梢血 PRA *1 ) 狭窄所見あり 狭窄が明らかではない, もしくは腎動脈超音波の施行が困難 腎機能障害なし 腎機能障害あり MRA,CTA( できれば施行 ) *2 MRA CTA 不確定の場合腎機能障害の程度と造影剤の量に注意して 非造影 MRA 血行再建術を考慮する場合 腎動脈造影 薬物療法 血行再建術 (PTRA) *1 適宜, 末梢血 PRA, カプトプリル負荷 PRA, レノグラムなどの機能的診断は補助的に使用する *2 腎機能障害の場合は非造影 MRAもしくはCTAを考慮する

1. 腎動脈 腎血管エコーでの評価 腎動脈起始部 腎動脈主幹部 腎門部狭窄病変の有無 2. 腎実質内動脈 区域動脈 葉間動脈 腎実質障害の有無

腎動脈エコー 腎動脈狭窄部最大収縮期血流速度 : 401cm/s (>180cm/s) 拡張末期血流速度 : 177cm/s (>150cm/s) 腹部大動脈最大収縮期血流速度 : 48cm/s 最大収縮期血流速度における腎動脈狭窄部 / 腹部大動脈比 401/48 = 8.4 (>3.5)

ACC/AHA ガイドライン 腎動脈最大流速と RAR による狭窄の評価 RAR= 腎動脈 PSV / 腹部大動脈 PSV 腎動脈最大流速 >180cm/sec, RAR > 3.5 腎動脈最大流速 >180cm/sec, RAR < 3.5 腎動脈最大流速 < 180cm/sec, RAR < 3.5 狭窄率 > 60% 狭窄 < 60% 狭窄正常 Strandness, Jr DE. Am J Kidney1994 24:674-678

腎動脈エコー ( 腎内血流の評価 ) PSV EDV 腎実質血流の評価: 腎動脈の区域動脈 葉間動脈 Resistance index(resistive index, 計測部より末梢の血管抵抗をあらわす ) = 1- 拡張末期血流速度 (EDV) / 最大収縮期血流速度 (PSV) RI > 0.8では 腎動脈拡張術後の腎予後不良 EDV: 拡張末期血流速度, PSV: 最大収縮期血流速度, RI: resistance index

腎実質の評価 RI:resistance index 狭窄なし 腎内抵抗血管 RI 値 : 末梢側の血管抵抗, 正常値 Panza JA. Myocardial ischemia and the pains of the heart より改変 N Engl J Med 346;1934-1935.2002 RI = 0.6~0.7

RI:resistance index 狭窄 腎内抵抗血管 狭窄部より末梢側の血流の RI 値は低下する Panza JA. Myocardial ischemia and the pains of the heart より改変 N Engl J Med 346;1934-1935.2002 RI = 0.5 未満 RI = 1- EDV/ PSV

腎実質性障害に対するの RI 値の評価 腎実質障害のため血流が灌流できず RI 値は高くなる RI > 0.8 RI = 1- EDV / PSV

病変別の RI のパターン 腎機能正常腎動脈狭窄腎機能低下 RI 0.6~0.7 0.5 未満 0.8 以上 RI = 1- EDV/ PSV RI = 1- EDV / PSV 1) 松尾汎 佐藤洋編集 : 超音波エキスパート 9 末梢動脈疾患と超音波検査の進め方 評価. 医歯薬出版.2009 2) 松尾汎ほか : 超音波による腎動脈病変の標準的評価法. Jpn J Med Ultrasonics, Vol. 42, No. 2(2015),185-200

腎動脈起始部 近位部 狭窄あり 最大流速 RAR の評価 狭窄なし 腎内動脈 RI の低下あり 狭窄の有無の評価 RI の低下なし PTRA の適応腎実質障害評価

患者 HT 76 歳女性既往歴 : 無症候性心筋虚血 (X 10 年 ) 現病歴 X 年 5 月に風邪を契機に血圧が130mmHg 200mmHgに急激に上昇傾向になり 降圧薬増量でコントロールをしていたが改善を認めなかった 二次性高血圧性を疑い血液検査を行うも 明らかな異常はなかった その頃より 四肢および顔面の浮腫が目立つようになり X 年 8 月には浮腫が著明になったため フロセミドが追加されたものの改善に乏しく 低カリウム血症著明となった 腹部聴診では腹部血管雑音を聴取し エコー及びCTで大動脈の石灰化が強いため 腎血管性高血圧が疑われたたため 精査のために当科紹介受診した

< 血液 生化学検査 > WBC 4910 /μl, RBC 389 x 10 4 /μl, Hb 12.8 g/dl, Plt 14.7 x 10 4 /μl, AST 65 IU/L, ALT 49 IU/L, LD 172 IU/L, ALP 202 IU/L, TP 6.4 g/dl, T-bil 0.7 mg/dl, GT 29 IU/L, CK 72 IU/L, T-cho 155 mg/dl, TG 106 mg/dl, HDL-C 33 mg/dl, LDL-C 103mg/dL, BUN 33.9 mg/dl, Cr 1.45 mg/dl, UA 4.7 mg/dl, egfr 27.5 Ca 9.2 mg/dl, Na 142 mmol/l, K 4.8 mmol/l, Cl 110 mmol/l, Ca 9.0mg/dL BS 92 mg/dl, HbA1c(NGSP) 5.3 % レニン活性 5.9 ng/ml/h, アルドステロン 77.5 pg/ml < 尿一般色調淡黄色 > 混濁 (-), 比重 1.009, PH 5.5, 蛋白 (-), ブドウ糖 (-), ケトン体 (-), 潜血 (-) < 胸部 X 線写真 > CTR=53%, 肺うっ血なし 胸水貯留なし <ECG> HR 65/min, 洞調律, Axis +63, SV1+RV5=3.84mV high voltage, ST; WNL

(mmhg) (beats/min) 250 自由行動下 24 時間血圧 (ABPM) 収縮期血圧拡張期血圧脈拍 200 150 100 50 0

腎エコー 右腎 左腎 4.4cm 7.8cm 5.1cm 10.4cm 右腎の萎縮

腎動脈エコー 右腎 腎動脈狭窄部 最大収縮期血流速度: 331cm/s (>180cm/s) 大動脈 腹部大動脈 最大収縮期血流速度: 50.5cm/s 最大収縮期血流速度における 右腎動脈狭窄部病変長やや長い 腎動脈狭窄部/腹部大動脈比 311/50.5 = 6.2 (>3.5) 右腎動脈狭窄部流速上昇 右腎動脈狭窄部流速上昇 / 本資料の無断転載 複写を禁じます. -----

腎動脈エコー ( 左腎 ) 腎動脈狭窄部 大動脈 最大収縮期血流速度 : 424cm/s (>180cm/s) 腹部大動脈 最大収縮期血流速度 : 50.5cm/s 最大収縮期血流速度における 腎動脈狭窄部 / 腹部大動脈比 424/50.5 = 8.4 (>3.5)

腎動脈エコー ( 腎内血流の評価 ) PSV EDV RI ( 左腎 ) = 0.54 腎実質血流の評価: 腎動脈の区域動脈 葉間動脈 Resistance index(resistive index, 計測部より末梢の血管抵抗をあらわす ) = 1- 拡張末期血流速度 (EDV) / 最大収縮期血流速度 (PSV) RI > 0.8では 腎動脈拡張術後の腎予後不良 EDV: 拡張末期血流速度, PSV: 最大収縮期血流速度, RI: resistance index

RI ( 右腎 ) = 0.58 RI ( 左腎 ) = 0.54

レノグラム 左腎 右腎 5 分 10 分 15 分 左腎 20 分 25 分 30 分 右腎

腎動脈形成術

腎血管ステント留置術後 左腎 最大収縮期血流速度: 424cm/s 最大収縮期血流速度: 140cm/s RI = 0.54 / 本資料の無断転載 複写を禁じます. ----- RI = 0.71

治療前後の血圧値経過 (mmhg) (beats/min) 200 腎血管ステント留置術 収縮期血圧拡張期血圧脈拍 150 100 50 0

腎血管性高血圧の確定診断のための検査 腎血管性高血圧疑い患者 腎動脈超音波 ( 末梢血 PRA *1 ) 狭窄所見あり 狭窄が明らかではない, もしくは腎動脈超音波の施行が困難 腎機能障害なし 腎機能障害あり MRA,CTA( できれば施行 ) *2 MRA CTA 不確定の場合腎機能障害の程度と造影剤の量に注意して 非造影 MRA 血行再建術を考慮する場合 腎動脈造影 薬物療法 血行再建術 (PTRA) *1 適宜, 末梢血 PRA, カプトプリル負荷 PRA, レノグラムなどの機能的診断は補助的に使用する *2 腎機能障害の場合は非造影 MRAもしくはCTAを考慮する

血行再建術の適応 無症候性狭窄クラス Ⅱb: 血行動態的に有意な腎血管狭窄を有する両側腎あるいは機能を営む可能性のある単腎 高血圧クラス Ⅱa: 血行動態的に有意な腎血管狭窄を有し 増悪する高血圧 治療抵抗性高血圧 悪性高血圧 腎機能保護クラス Ⅱa: 両側腎血管狭窄 または機能している単腎の腎血管狭窄を伴う進行性慢性腎疾患クラス Ⅱb: 片側性腎血管狭窄を伴う慢性腎不全 うっ血性心不全と不安定狭心症クラス Ⅰ: 繰り返す原因不明の心不全 突然発症した原因不明の肺水腫クラス Ⅱa: 不安定狭心症患者

原因疾患示唆する所見鑑別に必要な検査 二次性高血圧一般 腎血管性高血圧 頻度の高い二次性高血圧とスクリーニング 重症高血圧, 治療抵抗性高血圧, 急激な高血圧発症, 若年発症の高血圧 RA 系阻害薬投与後の急激な腎機能悪化, 腎サイズの左右差, 低 K 血症, 腹部血管雑音 腎動脈超音波, 腹部 CTA, 腹部 MRA, レノグラム, PRA, PAC 腎実質性高血圧 血清 Cr 上昇, 蛋白尿, 血尿, 腎疾患の既往 血清免疫学的検査, 腹部 CT, 超音波, 腎生検 原発性アルドステロン症 低 K 血症, 副腎偶発腫瘍 PRA, PAC, 負荷試験, 副腎 CT, 副腎静脈採血 睡眠時無呼吸症候群 いびき, 肥満, 昼間の眠気, 早朝 夜間高血圧 睡眠ポリグラフィー 褐色細胞腫 発作性 動揺性高血圧, 動悸, 頭痛, 発汗 血液 尿カテコールアミンおよびカテコールアミン代謝産物, 腹部超音波 CT, MIBGシンチグラフィー クッシング症候群 中心性肥満, 満月様顔貌, 皮膚線条, 高血糖 コルチゾール, ACTH, 腹部 CT, 頭部 MRI, デキサメタゾン抑制試験 サブクリニカルクッシング症候群 副腎偶発腫瘍 コルチゾール, ACTH, 腹部 CT, デキサメタゾン抑制試験 薬物誘発性高血圧 薬物使用歴, 低 K 血症 薬物使用歴の確認 大動脈縮窄症 血圧上下肢差, 血管雑音 胸腹部 CT, MRI MRA, 血管造影 甲状腺機能低下症 徐脈, 浮腫, 活動性減少, 脂質, CPK, LDH 高値 甲状腺ホルモン, TSH, 自己抗体, 甲状腺超音波 甲状腺機能亢進症 頻脈, 発汗, 体重減少, コレステロール低値 甲状腺ホルモン, TSH, 自己抗体, 甲状腺超音波 副甲状腺機能亢進症 高 Ca 血症 副甲状腺ホルモン 脳幹部血管圧迫 顔面けいれん, 三叉神経痛 頭部 MRI MRA

高血圧入院 (2-7 日間入院 ) 1. 二次性高血圧のルールアウト 2. 高血圧性臓器合併症の完全把握 心エコー 頸動脈エコー 腎エコー 24 時間自由行動下血圧計 (ABPM) ホルター心電図 ポリソムノグラフィー PWV CAVI 中心動脈圧 FMD MRI( 外来 ) 眼底( 外来 ) エルゴメーター 塩分摂取量 CKD( 一日アルブミン排泄量 ) など 3. 生活習慣改善指導

高血圧 動脈硬化グループの病診連携の流れ 地域病院および診療所 初めて指摘された高血圧 ( ホルモン検査 ) 目標血圧まで下がらない高血圧 ご紹介下さい!! 鹿児島大学病院心臓血管 高血圧内科学 二次性高血圧のルールアウト腎血管性高血圧 腎ドップラーエコー原発性アルドステロン症 負荷試験褐色細胞腫 ホルモン検査睡眠時無呼吸症候群 パルスオキシメーター ポリソムノグラフィーなど 血圧コントロールがつき次第お返しいたします!! 難治性高血圧のコントロール 適切な内服薬の選択 CPAP などの導入副腎切除手術

鹿児島大学病院心臓血管 高血圧内科学専門外来開設のお知らせ 難治性高血圧専門外来 なかなか血圧が下がらない 高血圧 動脈硬化グループ 患者様をご紹介ください!! 宮田昌明准教授池田義之特任講師赤﨑雄一助教佐々木雄一医員