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(1) 申込住宅が買主に引き渡される前に当該住宅に対する改修工事が行われる場合であって 当該工事が構造耐力上主要な部分について新設又は撤去を含むときは 当該工事の完了時であって当該部分の構造躯体が露出する時点 ( 当該工事が複数実施される場合はそのいずれか ) (2) 前号に規定する改修工事が構造耐

四号に規定する共同住宅等をいう 4この基準において 小規模住宅 とは 階数(地階を含む 以下同じ )が三以下で延べ面積が五百平方メートル未満の既存住宅をいい 大規模住宅 とは 小規模住宅以外の既存住宅をいう 5この基準において 構造耐力上主要な部分 とは 既存住宅に係る住宅の品質確保の促進等に関する

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資料 1 SAMPLE

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設計162 外壁リフォーム事前調査の方法標準施工法外壁リフォームモエンサイディング重ね張り工法モエンサイディング張り替え工法モエンサイディング張り替え工法 外張り断熱センターサイディング重ね張り工法設計屋根リフォームセンタールーフ重ね葺き工法アルマ重ね葺き工法参考資8-1 適用条件 8-2 屋根リフ

設計壁リフォーム標準施工法外壁リフォームモエンサイディング重ね張り工法モエンサイディングモエンサイディングセンターサイディング屋根リフォームセンタールーフアルマ8-1 適用条件 8 屋根リフォームの設計 1) 適合対象建築物昭和 56 年の建築基準法新耐震基準に適合する木造建築物 昭和 56 年 5

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住宅 ってなに? インスペクション 住宅インスペクションを行う メリット 1 メリット 既存 ( 中古 ) 住宅の現状が把握できて安心 国が策定したガイドラインに基づいた検査を建築士が実施します 購入前に住宅の状態を詳細に把握することができるので 安心して購入を決断できます 2 メリット リフォーム

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長寿命住宅(200年住宅)税制の創設 (登録免許税・不動産取得税・固定資産税)

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調査番号 5 調査年度平成 7 年度 施設名久米図書館棟名称本体棟 所管部課生涯学習部図書館 No 土地データ所在地津山市中北下 7 敷地面積 m 建物データ 行政機能図書館建築年度 99 年築年数 年 建物の主構造鉄筋コンクリート造延床面積 6.6m 階 図書館 書庫 展示室 事務室

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特定空家等判定方法マニュアル 別紙資料

みらいプラス表紙

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住宅太郎 様 建物調査報告書 ( 標準版 ) 住宅コンサルティングの アネスト

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給水管 給湯管又は排水管の維持管理又は更新の容易性を高める工事 木造 鉄骨 RC イ 給水管又は給湯管を維持管理上有効な位置に取り替える工事 ロ 排水管を維持管理上又は更新上有効なもの及び位置に取り替える工事 ハ 給水管 給湯管又は排水管の主要接合部等を点検し又は排水管を清掃するための開 口を床 壁

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2. 建物状況調査の対象部位及び方法について 平成 30 年 4 月 1 日施行部分 P4~ Q2-1 建物状況調査の調査対象部位はどこですか 建物状況調査を行う会社によって 調査対象部位は異なりますか P4 Q2-2 給排水管路や給排水設備等も 建物状況調査の調査対象となりますか P4 Q2-3

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添付資料 割れから浸入した雨水等により周辺塗膜の浮きや剥離を引き起こします また ひび割れに沿って中性化が健全な部分に比べ早く鉄筋の位置まで進行します 中性化が鉄筋の位置まで進行し 雨水等が鉄筋と接触すると鉄筋が発錆します 特にベランダの梁へのひび割れは建物の強度を担保する構造部分であるだけに重大で

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アネストの調査報告書について 調査報告書は住まいのまいの大切大切な記録記録 だからこそだからこそ記録記録されるされる内容内容にはこだわりがありますにはこだわりがあります 調査報告書は購入される住宅 もしくは既に居住されている住宅の大切な記録となるものです だからこそ アネストでは報告書を商品だと考え

第2章 既存住宅状況調査の適正な実施について P8 Q2-1 状況調査のあっせんを受けた場合 誰と誰が契約行為を行うのですか P8 Q2-2 媒介業者と同一もしくはグループ会社が調査を行うことは可能ですか P8 Q2-3 調査依頼を受けた物件に対して 付随的業務 改修工事やリフォーム工事等 請けるこ

危険度判定評価の基本的な考え方 擁壁の種類に応じて 1) 基礎点 ( 環境条件 障害状況 ) と 2) 変状点の組み合わせ ( 合計点 ) によって 総合的に評価する 擁壁の種類 練石積み コンクリートブロック積み擁壁 モルタルやコンクリートを接着剤や固定材に用いて 石又はコンクリートブロックを積み

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既存住宅アドバイザー 不動産調査結果報告書 本報告書は 既存住宅売買時の不動産に関する情報開示や伝達を円滑にする目的で作成されています 既存住宅アドバイザーの調査により 耐震性 かし保険付保の可否 フラット3 5 利用の可否 等について その後を引き継ぎ 最終的な判断をする建築士の前さばきの役割を果

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ウ環境負荷低減型フォーム工事公共下水道 農業集落排水施設及び合併浄化槽に 生活排水設備を接続する工事です なお 合併浄化槽の設置については市の補助制度があります 詳しくは上下水道課へご相談ください Q 8 住宅リフォーム工事とはどのような工事ですか? A 8 住宅の機能の維持 回復又は向上のために行

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耐震等級 ( 構造躯体の倒壊等防止 ) について 改正の方向性を検討する 現在の評価方法基準では 1 仕様規定 2 構造計算 3 耐震診断のいずれの基準にも適合することを要件としていること また現況や図書による仕様確認が難しいことから 評価が難しい場合が多い なお 評価方法基準には上記のほか 耐震等

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国土交通省告示第五百十五号

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24 7 団地の修繕 改良UR 都市機構では 主に昭和 40 年代から 50 年代前半に管理開始した賃貸住宅について 居住水準の向上に資することを目的として お住まいの方からのお申し込みに基づき 浴室 設備の改良 ( シャワー付ふろがま 大型浴槽 ( シャワー付 ) の設置 ) を行っています なお

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水谷建設工業保証基準 Ⅰ 構造躯体 ( 防水含む ) 〇〇様邸新築工事 有筋基礎分 コンクリートの材質的な収縮に起因する構造 構造強度に影響を及ぼ上特に差し支えない巾 0.5mm 未満の亀裂 す著しい変形及び破損 地盤調査の結果に基づく必要な基礎補強 建物対角線で 5/ 年又は地盤改良

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8 章橋梁補修工 8.1 橋梁地覆補修工 ( 撤去 復旧 ) 8.2 支承取替工 8.3 沓座拡幅工 8.4 桁連結工 8.5 現場溶接鋼桁補強工 8.6 ひび割れ補修工 ( 充てん工法 ) 8.7 ひび割れ補修工 ( 低圧注入工法 ) 8.8 断面修復工 ( 左官工法 ) 8.9 表面被覆工 (

SBIAQ確認検査業務手数料規定

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20180410 評価室事務局 インスペクションにおいて指摘された劣化事象についての考え方 Ⅰ インスペクションに基づく劣化事象への対応の考え方インスペクションで指摘された劣化事象は 様式 8 添付図面 維持保全計画の中で 今回補修するもの 維持保全計画に記載して将来対応とするもの に区別して 全ていずれかの対応を行う必要があります 評価基準 及び認定基準に規定されている構造耐力上主要な部分に著しい劣化事象が生じている部分及び雨漏りが生じている部分 ( 具体的にはⅡを参照のこと ) については 補助事業として行うリフォーム工事において補修する必要があります < 劣化事象への対応のイメージ ( 単価積上方式の場合 )> なお 単価積上方式の場合 補助額の算定に当たって計上可能な劣化補修は単価の設定されているものに限られますが 補助率方式の場合は 原則として劣化部位の補修は全て その他性能向上工事として補助額に計上できます Ⅱ インスペクションに基づく劣化事象への対応について次の (1) 及び (2) の劣化事象については 今回補助対象となるリフォーム工事にあわせて補修することが必要ですので 維持保全計画に将来対応することを記載しても評価基準に適合するとは認められません 1. 今回補修工事を行う必要のある劣化事象 (1) 評価基準において規定されている劣化事象 ( 劣化対策 :1~3 耐震性:4~6) 現況検査チェックシートによるインスペクションにおいて 将来対応とすることはできず 今回のリフォーム工事の中で補修する必要があるものを 別表 (P.3 以降 ) に整理しています 1 目視又は計測により 腐朽及び蟻害による木材の劣化その他劣化対策に関連する著しい劣化事象 ( 木造 ) 2 目視又は計測により 発錆による鋼材の断面欠損その他の劣化対策に関連する著しい劣化事象 (S 造 ) 3 目視又は計測により コンクリートの中性化による鉄筋の発錆及び凍結融解作用によるコンクリートの劣化その他劣化対策に関連する著しい劣化事象 (RC 造 ) 1

4 部材若しくは接合部の腐朽若しくは蟻害による断面欠損又は折損 壁 柱 床等の著しい傾斜その他の構造耐力に関連する劣化事象 ( 木造 ) 5 部材又は接合部の腐食による著しい断面欠損又は著しい座屈 壁 柱 床等の著しい傾斜その他の構造耐力に関連する劣化事象 (S 造 ) 6 部材又は接合部の著しいひび割れ 火災の跡 壁 柱 床等の著しい傾斜その他の構造耐力に関連する劣化事象 (RC 造 ) (2). 雨漏りの跡 2. 劣化事象への対応について 1. に示した劣化事象への対応は 以下の 2 つに整理されます 1 今回のリフォーム工事により補修すべき劣化事象 次ページ別表 2 雨漏りの跡が確認された場合に その対応する箇所の補修を行う劣化事象 次ページ別表 1は 該当する劣化事象が見られた場合 必ず今回のリフォーム工事の中で補修することとしてください 2は 雨漏り跡が確認された場合に 雨漏りを止めるために行う補修箇所です ある雨漏り跡に対して どの部分の補修を必要とするかは 現地調査の上 インスペクター又は事業者に判断して頂くことになります 雨漏り原因の特定が困難である場合 複数の原因が考えられる場合は 可能性のある部位の劣化事象を全て補修してください また 雨漏り跡がなく2に該当する劣化事象が確認された場合であっても 今回のリフォーム工事の中で補修を行う工事は 補助対象になります < 留意事項 > 区分所有である共同住宅の場合 劣化事象 補修部位が共用部分で確認され 住戸専用部分のリフォームで対応できない部分にあることも想定されます そうした場合は 管理組合を通じて 劣化事象の補修を行うこととしてください 共用部分の工事が必要な場合 完了実績報告までに工事が実施されて確認できるか 補修工事が長期修繕計画への組み込まれたことを確認できることが必要です ( 管理組合発注の工事は 別途評価基準を満たして交付申請がなされない限り補助対象になりません ) リフォーム工事中に雨漏り跡を確認した場合であっても その原因特定と対応を行う必要があります その他性能向上工事を増額する余地があれば 変更交付申請を行うことが可能ですので 発注者と相談の上リフォーム計画の再検討を行ってください 注意 現況検査チェックシート 状況調査書では 著しい劣化あり と 劣化なし とされているものがほとんどであり 直ちに補修の必要はない 著しくはない劣化事象あり はチェックできなくなっています チェックできない劣化事象については 現況検査チェックシートの備考欄に記載した上で維持保全計画 又はリフォーム工事内容へ反映することとしてください 2

別表現況検査チェックシート等における 今回のリフォーム工事により補修すべき劣化事象 今回のリフォーム工事により補修すべき劣化事象同上 ( 雨漏りの跡が確認された場合に その対応する箇所 ) ( 木造 ( 鉄骨造も含む ) 戸建住宅) 維持保全計画に将来対応の記載が認められる劣化事象部位検査項目 1 基礎仕上げの種類の確認 (1) 構造 幅 0.5 mm以上のひび割れ (2) 構造 深さ 20 mm以上の欠損 (3) 構造 コンクリートの著しい劣化 (4) 構造 さび汁を伴うひび割れ又は欠損 (5) 構造 鉄筋の露出腐朽 腐食 蟻害 (1) 構造 著しい腐朽 腐食等 蟻害が確認されないこと 2 外壁 軒裏( 構造 ) 仕上げの種類の確認 (1) 構造 下地材まで到達するひび割れ 欠損 浮き はらみ又は剥落 (2) 構造 複数の仕上げ材にまたがるひび割れ又は欠損( 乾式仕上 タイル仕上 ( 湿式工法 ) の場合 ) (3) 構造 金属の著しい錆び又は化学的侵食( 乾式仕上げの場合 ) (4) 構造 仕上げ材の著しい浮き ( 乾式仕上げ以外の場合 ) 2 外壁 軒裏( 雨 (1) 雨水 シーリング材や防水層の破断 欠損水 ) (2) 雨水 軒裏天井等のシーリング材の破断又は欠損 (3) 雨水 軒裏天井の雨漏りの跡 (4) 雨水 屋外に面する建具や建具廻りの隙間や破損 開閉不良 (5) 雨水 建具廻りのシーリング材の破断腐朽 腐食 蟻害 (1) 構造 著しい腐朽 腐食等 蟻害が確認されないこと 3 屋根( 雨水 ) (1) 雨水 屋根葺き材の著しい破損 ずれ ひび割れ 劣化 欠損 浮き又ははがれ 4 バルコニー ( 構造 雨水 ) 5 天井 小屋組 梁 ( 構造 ) 5 天井 小屋組 ( 雨水 ) (2) 雨水 防水層の著しい劣化又は水切り金物等の不具合 ( 陸屋根等の場合 ) 腐朽 腐食 蟻害 (1) 構造 著しい腐朽 腐食等 蟻害が確認されないこと (1) 構造 支持部材( バルコニーを構成している柱 梁 根太等 ) 床の著しいぐらつき ひび割れ又は劣化 ( ルーフバルコニー等の場合 ) (2) 雨水 防水層の著しい劣化又は水切り金物等の不具合腐朽 腐食 蟻害 (1) 著しい腐朽 腐食等 蟻害が確認されないこと (1) 構造 天井における下地材まで達するひび割れ 欠損 浮き はらみ又は剥落 (2) 構造 小屋組の著しいひび割れ 劣化又は欠損 (3) 構造 梁の著しいひび割れ 劣化又は欠損 (4) 構造 梁の著しいたわみ (1) 雨水 天井の雨漏りの跡 (2) 雨水 小屋組の雨漏りの跡腐朽 腐食 蟻害 (1) 構造 著しい腐朽 腐食等 蟻害が確認されないこと 3

部位 検査項目 6 内壁 柱 ( 構造 ) (1) 構造 下地材まで到達するひび割れ 欠損 浮き はらみ又は剥落 (2) 構造 柱 壁における 6/1,000 以上の傾斜 ( 凹凸の少ない仕上げによる壁の表面と その面と垂直な鉛直面との交差する線 (2m 程度以上の長さのものに限る ) の鉛直線に対する角度をいう ) (3) 構造 柱の著しいひび割れ 劣化又は欠損 6 内壁 ( 雨水 ) (1) 雨水 内壁の雨漏りの跡腐朽 腐食 蟻害 (1) 構造 著しい腐朽 腐食等 蟻害が確認されないこと 7 床 ( 構造 ) (1) 構造 著しいひび割れ 劣化又は欠損 (2) 構造 著しい沈み (3) 構造 6/1,000 以上の傾斜 ( 凹凸の少ない仕上げによる壁の表面と その面と垂直な鉛直面との交差する線 (2m 程度以上の長さのものに限る ) の鉛直線に対する角度をいう ) 腐朽 腐食 蟻害 (1) 構造 著しい腐朽 腐食等 蟻害が確認されないこと 8 土台 床組 ( 構造 ) (1) 構造 著しいひび割れ 劣化又は欠損腐朽 腐食 蟻害 (1) 構造 著しい腐朽 腐食等 蟻害が確認されないこと 9 基礎 内部 ( 構造 ) 仕上げの種類の確認 (1) 構造 幅 0.5 mm以上のひび割れ 10 設備配管 給水 給湯管 10 設備配管 排水管 (2) 構造 深さ 20 mm以上の欠損 (3) 構造 コンクリートの著しい劣化 (4) 構造 さび汁を伴うひび割れ又は欠損 (5) 構造 鉄筋の露出 腐朽 腐食 蟻害 (1) 構造 著しい腐朽 腐食等 蟻害が確認されないこと (1) 設備配管 給水管 給湯管の発錆による赤水 (2) 設備配管 給水管 給湯管からの漏水 (1) 設備配管 排水の滞留 (2) 設備配管 排水管の漏水 10 設備配管 換気 (1) 設備配管 換気ダクトの脱落ダクト オプション (A 外部 ) (1) 門 塀等の工作物 車庫 擁壁等の目視可能な範囲の検査 (2) 樋の詰まり等 清掃で解決するものの検査 (3) 給排水設備 電気設備 ガス設備 浄化槽の著しい劣化 (4) 非破壊検査機器を用いた検査オプション (B 内部 ) (1) キッチンコンロ 換気扇やパッケージエアコン等の設備機器の作動不良等の検査 (2) 給排水設備 電気設備 ガス設備 (3) 住宅の汚損等 清掃により解消可能なものの検査 (4) 非破壊検査機器を用いた検査 ( 鉄筋探査以外 ) オプション ( 鉄筋探査 ) (1) 基礎における鉄筋の本数及び間隔 4

別表現況検査チェックシート等における 今回のリフォーム工事により補修すべき劣化事象 今回のリフォーム工事により補修すべき劣化事象同上 ( 雨漏りの跡が確認された場合に その対応する箇所 ) ( 鉄筋コンクリート造 共同住宅 ) 維持保全計画に将来対応の記載が認められる劣化事象部位検査項目 1 バルコニー( 構造 ) (1) 構造 支持部材 床の著しいぐらつき ひび割れ又は劣化 ( さび汁 エフロレッセンス又は鉄筋の露出を含む ) 2 外壁( 構造 )(Ⅰ. コンクリ仕上げの種類の確認ート打放し又は塗装仕上げ (1) 構造 幅 0.5 mm以上のひび割れの場合 ) (2) 構造 深さ 20 mm以上の欠損 (3) 構造 コンクリートの著しい劣化 (4) 構造 さび汁を伴うひび割れ又は欠損 (5) 構造 鉄筋の露出 2 外壁( 構造 )Ⅱ. タイル仕上げ ( 湿式工法 ) 又は塗壁仕上げ等の場合 2 外壁( 構造 )Ⅱ. タイル仕上げ ( 湿式工法 ) の場合 (1) 構造 下地材に至るひび割れ 欠損 浮き はらみ又は剥落( 乾式仕上 タイル仕上 ( 湿式工法 ) の場合 ) (2) 構造 複数の仕上げ材にまたがるひび割れ又は欠損 (4) 構造 仕上げ材の著しい浮き( 乾式仕上げ以外の場合 ) 2 外壁( 雨水 ) 仕上げの種類の確認 (1) 雨水 シーリング材や防水層の破断 欠損 (2) 雨水 屋外に面する建具や建具廻りの隙間や破損 建具廻りのシーリング材の破断 開閉不良 (3) 雨水 建具廻りのシーリング材の破断 3 柱 梁( 構造 )(A 外部 ) (1) 構造 著しいひび割れ 劣化又は欠損( さび汁 エフロフレッセンス又は鉄筋の露出を含む (2) 構造 柱の著しい傾斜 4 柱 梁( 構造 )(B 内部 ) (1) 構造 著しいひび割れ 劣化又は欠損( さび汁 エフロフレッセンス又は鉄筋の露出を含む (2) 構造 柱の著しい傾斜 5 内壁( 構造 ) 仕上げの種類の確認 (1) 構造 幅 0.5 mm以上のひび割れ (2) 構造 深さ 20 mm以上の欠損 (3) 構造 コンクリートの著しい劣化 (4) 構造 さび汁を伴うひび割れ又は欠損 (5) 構造 鉄筋の露出 5 内壁( 雨水 ) (1) 雨水 内壁の雨漏りの跡 6 天井( 雨水 ) (1) 雨水 天井の雨漏りの跡 7 設備配管 給水 給湯管 (1) 設備配管 給水管 給湯管の発錆による赤水 (2) 設備配管 給水管 給湯管からの漏水 7 設備配管 排水管 (1) 設備配管 排水の滞留 (2) 設備配管 排水管の漏水 7 設備配管 換気ダクト (1) 設備配管 換気ダクトの脱落 5

同住宅 共用部分を対(1) 雨水 防水層の著しい劣化又は水切り金物等の不具合鉄筋コンクリート造の住戸部位オプション (A 外部 ) オプション (B 内部 ) オプション ( 圧縮強度 ) 検査項目 (1) 非破壊検査機器を用いた検査 (1) 申込み住宅のキッチンコンロ 換気扇やパッケージエアコン等の設備機器の作動不良等の検査 (2) 申込み住宅の給排水設備 電気設備 ガス設備 (3) 申込み住宅の汚損等 清掃により解消可能なものの検査 (4) 非破壊検査機器を用いた検査 (1) 構造 コンクリートの圧縮強度 オプション ( 鉄筋探査 ) (1) 基礎における鉄筋の本数及び間隔共象とする場合を対象とする場合オプション検査基礎 オプション検査屋根 ルーフバルコニー ( 雨水 ) オプション検査床 ( 構造 ) オプション検査天井 (1) 構造 幅 0.5 mm以上のひび割れ (2) 構造 深さ 20 mm以上の欠損 (3) 構造 コンクリートの著しい劣化 (4) 構造 さび汁を伴うひび割れ又は欠損 (5) 構造 鉄筋の露出 (1) 構造 著しいひび割れ 劣化又は欠損( さび汁 エフロフレッセンス又は鉄筋の露出を含む (2) 構造 6/1,000 以上の勾配の傾斜 ( 凹凸の少ない仕上げによる床の表面における 2 点 (3m 程度離れているものに限る ) の間を結ぶ直線の水平面に対する角度をいう ) 仕上げの種類の確認 (1) コンクリートの著しい劣化 (2) 構造 さび汁を伴うひび割れ又は欠損( エフロフレッセンスを含む ) (3) 構造 鉄筋の露出 6