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4. 都市づくりの目標と方針 4-1 都市づくりの基本理念 地域の個性が輝く生活快適都市 上田 ~ 魅力あるふるさと活気ある交流風格ただようまち ~ 基本理念の意味あい 上田市は 歴史 文化 自然 産業などに恵まれた特色ある地域から成り立っており 各地域が個性を発揮し 連携し合い 交流を促進しながら

一宮市住宅マスタープラン ~ 住み続けたいまち 住んでみたいまち 人々が生き生きと暮らせるまち ~ 概要版 平成 2 5 年 3 月 一宮市


(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

中井町緑の基本計画(概要版)

[ 概要版 ] 倉吉都市計画 マスタープラン素案 鳥取県倉吉市

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Taro-全員協議会【高エネ研南】

茨木市総合計画基本計画 重点プラン修正案 ( 平成 26 年 9 月 16 日 )

計画の概要 太田市地域福祉計画 太田市地域福祉活動計画とは? 太田市地域福祉計画市民のみなさまからご意見を伺いながら作成した 今後の地域福祉の方向性 将来像を示した太田市の計画です 太田市地域福祉活動計画社会福祉法人太田市社会福祉協議会が策定した 地域の社会福祉を推進するための具体的な活動計画です

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平成 26 年度 ~ 平成 33 年度 みんなでつくる! 笑顔あふれるまち 北海道中札内村

八街市教育振興基本計画(平成26年~平成35年)

第3節 重点的な取り組み

市民自治の捉え方 市民自治 市民参加協働 市民の自立的な活動 市の領域 協働の領域 市民の領域 市の責任と主体性によって独自に行う領域 市の主体性が強く 市民が市に協力する領域 市民と市がそれぞれの主体性のもとに協力して行う領域 市民の主体性が強く 市が市民に協力する領域 市民の責任と主体性によって


宮城の将来ビジョン 富県宮城の実現 ~ 県内総生産 10 兆円への挑戦 ~ 富県宮城の実現 ~ 県内総生産 10 兆円への挑戦 ~ 認知度集計表 ( 回答者属性別 ) 内容について知っている 言葉は聞いたことがある 効知らない ( はじめて聞く言葉である ) 県全体 度数 ,172

資料 目 次 事業方針 実施計画 みんなで福祉の風土を広げよう 住民 関係機関 団体のネットワークで身近な福祉活動を進めよう 一人ひとりの安全で安心な暮らしを守ろう Ⅳ 推進基盤の強化 主な年間行事等

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により 都市の魅力や付加価値の向上を図り もって持続可能なグローバル都 市形成に寄与することを目的とする活動を 総合的 戦略的に展開すること とする (2) シティマネジメントの目標とする姿中野駅周辺や西武新宿線沿線のまちづくりという将来に向けた大規模プロジェクトの推進 並びに産業振興 都市観光 地

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阿賀野市の発展と市民福祉の向上を図ることを目的とした 行政運営の指針となる 阿賀野市総合計画 に定める本市の将来像 人 まち 自然が輝く幸福祉都市阿賀野 の実現に向けて また こよなく愛するふる里創造のため 全力を上げ取り組んでいるところでございます 国から地方への事務 権限移譲や三位一体改革が加速

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4 施策別計画 4 施策別計画 施策別計画の見方 施策の方向性を示しています 関連する施策と連携の内容を示して 取組の目標を示しています います なお 市民協働や人権 行政 施策の必要性を示しています の効率化などを内容とする まちづ 取組の現状と課題を示しています くりを進めるための基盤 である施

2 基本理念と基本目標 本市のまちづくりの指針である 第 2 次柳井市総合計画 は 平成 29 年 3 月に策定 されました この総合計画では すべての市民が健康で安心して暮らせる 人にやさ しいまちづくり を健康 福祉分野の基本目標に掲げ その実現を目指しています これは 高齢者も含めた全ての市民

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参考資料 鳥取市都市計画マスタープラン 環境 文化 交流 拠点都市 とっとり ~ 個性ある新 生活交流都市 (( ハーモニーシティ )) をめざして ~ 概要版 平成 18 年 5 月 鳥取市

数値目標 平成 29 年 オープンカフェ新規参加店舗数 58 店 6 店 6 店 オリオン市民広場集客数 1,500 人 3,000 人 3,000 人 センターコア歩行者 自転車通行量 ( 平日 ) 1,700 人 1,700 人 1,700 人 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概

( 第 2 次計画策定の基本的な考え方 ) 市民の参画と行政との協働による 市民主体 を基本とした計画今後のまちづくりでは 住民の参画 協働意識を生かした地域力の維持 強化が求められるとともに 生涯にわたって市民が活躍できるまちの実現が求められます さらに 地方分権の実現に向けて自立した弥富市をつく

7-3 上田城南地域 (1) 将来像 ( 将来像 ) 水と緑と多様な都市機能が調和し快適な暮らしの環境が整ったまち ( 基本目標 ) 千曲川をはじめ産川や浦野川 小牧山や上田原古戦場 半過岩鼻など奇景や原風景の残る豊かな自然や農地を大切に保全するとともに 秩序ある都市空間づくりを進めます 良好な住環

(2) 富士北麓都市計画都市計画区域の整備 開発及び保全の方針 ( 平成 23 年 3 月 ) 山梨県では 既に人口減少 超高齢社会が到来しており 都市経営コストの最適化 自動車を自由に使えない高齢者等の移動手段の確保 公共公益施設や大規模集客施設の適正立地 地球環境問題への対応など様々な課題が都市

住まい まちづくりの基本目標と基本的施策の展開方向 1. 住まい まちづくりの理念と基本目標 だれもが安心して住み続けたいと感じる魅力ある とだ の住まい まちづくり を政策の基本理念とし これを実現するために次の 3 つを基本目標として総合的な施策を図るものとします 基本目標 -Ⅰ 多様なニーズに

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多賀町地域福祉活動計画案(概要版)

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大規模住宅団地の現状と活性化・再生の進め方

第6次延岡市長期総合計画校了.indd

計画の今後の方向性

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多摩ニュータウン地域再生ガイドライン|第4章 多摩ニュータウンが目指す将来像

平成 28 年度予算編成方針 我が国の経済は 景気は引き続き緩やかな回復基調を維持しているが その影響が地方経済にまで十分に行き渡っているとは言えず 我々地方の行財政運営の基本となる税等一般財源を確保するためには 臨時財政対策債に頼らざるを得ない状況が続くものと考える また 税制改正も予測されること

目 次 1 章策定の趣旨 1 1 これまで経緯 1 2 さらなる行財政改革の必要性 1 2 章行財政改革の基本的な考え方 2 1 推進期間 2 2 基本方針 2 3 重点項目 2 (1) 事務 事業の効率化の推進 3 (2) 定員管理の適正化及び人材育成の推進 4 (3) 民間活力の活用 4 (4)

市街化調整区域の土地利用方針の施策体系 神奈川県 平塚市 神奈川県総合計画 神奈川県国土利用計画 平塚市総合計画 かながわ都市マスタープラン 同地域別計画 平塚市都市マスタープラン ( 都市計画に関する基本方針 ) 平塚都市計画都市計画区域の 整備 開発及び保全の方針 神奈川県土地利用方針 神奈川県

経営課題 1 主な経営課題について 現状 データ 区民モニター : あなたにとって住民同士の つながり や きずな があると感じますか ( 単位 :%) 年代別 問 6 1. 感じる 2. ある程度感じる 3. あまり感じない 4. 感じない無回答 全体

1. はじめに 本格的な地方分権の時代を迎え 市民に最も身近な地方自治体は 市民ニーズに応じた政策を自ら意志決定し それを自己責任の下に実行することがこれまで以上に求められており 地方自治体の果たすべき役割や地方自治体に寄せられる期待は ますます大きくなっています このような市民からの期待に応えるた


「新しい都市づくりのための都市開発諸制度活用方針」

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4 平成 年度のと 基本目標 1 しごとをつくり 安心して働けるようにする 本市の基幹産業である農漁業を魅力あるものにするため 六次産業化や高収益型農業を推進し 新規就農者や農業後継者の育成にました また 働く場所の確保と地域経済の活力向上のために企業誘致へのや 創業支援プログラムの作成

神戸市都市空間向上計画基本的な考え方 ( 案 ) に対する市民意見と神戸市の考え方 ( 項目別 ) (1) 計画の必要性 意見の要旨 人口減少対策の 1 つとして コンパクト化は有効だと思う 50 年後も神戸が魅力的なまちで あり続けるためにもこの計画の 取り組みを進めてほしい 計画には反対 必要性


表紙裏 ( 空白 )

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. 次世代決済プラットフォームの構築 ネット決済 No. の GMO ペイメントゲートウェイ株式会社と 三井住友カード株式会社を中心としてリアル決済 No. のSMBCグループが 次世代決済プラットフォームの構築に向けた協議を開始 SMBCグループとしては新たな領域への参入となり 事業者にトータルな

総合計画及び国土利用計画アンケート調査結果 平成 20 年度 地域別構想 土地利用の方向性について 上位3つ ①無秩序な開発を抑制し 農地等は極力保全する ②主要な沿道等への店舗の立地を進め 利便性を高める ③身近な公園 生活道路 下水道などの生活環境基盤を整備する 住みよい 25.6% 22.9%

第2節 茨木市の現況

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はじめに 日本全体の人口は 今後 30 年間で約 2 割の厳しい人口減少が見込まれています また 高齢者人口 (65 歳以上 ) は約 3 割増加し 生産年齢人口 (15~64 歳 ) は約 3 割減少すると見込まれています 高齢者や子育て世帯にとって安心できる健康で快適な生活環境を実現することや

山手地区の概要 面積 約50ha 用途地域 工業地域 建ぺい率 60 容積率 200 高さの限度 第一種高度地区 最高限20m 2

岩瀬グローバルタウン構想 d 岩瀬グローバルタウン構想 世界とつながる街 IWASE 世界とつながる街 IWASE 世界で活躍するひとづくり 国際感覚あふれたまちづくり 互いの文化を認め合う地域づくり


本町は 過疎地域における人口減少や少子高齢化 核家族化の進展という構造的な課題を抱え 若年層の人口流出や世代間交流の機会が少ない現代社会現象が問題となっている また 本町は 県を代表する観光地であるが 観光入込客数は 瀬戸大橋が開通した昭和 63 年をピークに減少しており 平成 27 年には約 23

相模原市住宅基本計画 概要版

1 広島市障害者計画の策定について

計画書

(5) 老上西学区 1 まちづくりの方向性 1-1. 生活拠点の形成と交通環境の充実 既存の生活拠点を中心とした 50 戸連坦制度の厳守等により市街地の拡散を抑制するこ とで 利便性の高い生活環境を維持していくものとします 老上西学区は 東側から南側にかけての一帯が市街化区域に含まれ ( 主 ) 大

学生確保の見通し及び申請者としての取組状況

三浦市長 吉 田 英男 新年明けまして おめでとうございます 市民の皆様には 気持ちも新たに 素晴らしい新年をお 迎えになられたこととお喜び申し上げます 昨年は 消えた年金問題 薬害肝炎犠牲者への対応 安倍首相の突然の辞任 ねじれ国会 による審議の停滞など 国政においては 国民に目を向けているとは思

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筑豊広域都市計画用途地域の変更 ( 鞍手町決定 ) 都市計画用途地域を次のように変更する 種類 第一種低層住居専用地域 第二種低層住居専用地域 第一種中高層住居専用地域第二種中高層住居専用地域 面積 約 45ha 約 29ha 建築物の容積率 8/10 以下 8/10 以下 建築物の建蔽率 5/10

目的 川越市は 埼玉県の南西部に位置し 新河岸川の舟運や川越街道を通じた江戸との交流により発展してきました 蔵造りの町並みや時の鐘などの歴史的な観光資源に恵まれ 都心からのアクセスも良いことから 毎年多くの観光客が本市を訪れています このような中 本市では 平成 20(2008) 年に 川越市観光振

第 4 章基本的な考え方 1. 計画推進の基本的な視点 本計画は 以下に示す基本的な視点をふまえて 各施策 事業の展開を図っていきます 協働とパートナーシップにもとづく活動の充実地域福祉の主役は その地域に暮らす市民です 地域福祉の取り組みを進めていくためには 市民 事業者 行政がお互いに理解し 尊

2. 住民アンケート調査 以下の既往のアンケート調査から 都市計画及びまちづくりに関する住民ニーズや方向性等を以下の とおり把握 解析する (1) 第 2 次長久手町土地利用計画策定にあたってのアンケート調査 1 調査の概要 調査対象は 町内在住住民及び市街化調整区域の土地所有者とし それぞれ 2,

広島市障害者計画 2013 ー 2017 平成 25 年 3 月 広島市

はじめに

第 2 章近江八幡市を取り巻く状況と今後の課題 1 データからみえる地域福祉の状況 1 人口の状況近江八幡市は 平成 22 年 3 月に旧近江八幡市と旧安土町が合併し 人口 8 万人を超える市となりました 旧市町の人口を合計した数値を見ると 平成 12 年から平成 22 年は横ばいで推移していますが

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スライド 1

半田市地域福祉計画 市民対面アンケート調査報告書 平成 21 年 10 月

Microsoft Word - 東京文化資源区構想最終報告書 docx

目次 1. 市街化調整区域の土地利用方針について... 1 (1) 策定の目的... 1 (2) 方針の位置付け 市街化調整区域の課題 土地利用の方針... 3 (1) 土地利用の基本的な方針... 3 (2) 地区ごとの土地利用方針 開発計画等の調整

目 次 1 背景 目的 1 2 計画の位置付け 2 (1) 計画の位置付け 2 3 現状の問題と課題 3 (1) 現状の問題 3 (2) 課題 3 4 市街化調整区域における土地利用方針 5 (1) ゾーンにおける土地利用方針 6 (2) 各ゾーンのイメージ 10 5 土地利用現況図 11 6 土地

人 ) 195 年 1955 年 196 年 1965 年 197 年 1975 年 198 年 1985 年 199 年 1995 年 2 年 25 年 21 年 215 年 22 年 225 年 23 年 235 年 24 年 第 1 人口の現状分析 過去から現在に至る人口の推移を把握し その背


市町合併という基本的枠組みの変更に対応した 市全域を対象とした計画の見直し 少子高齢化をはじめとする本市を取り巻く社会経済情勢の変化に対応した計画づくり 総合計画や都市計画区域マスタープランなど 上位関連計画との整合 調整の必要性 都市計画マスタープランは 都市計画法第 18 条の 2 に基づいて策

第 1 章計画の策定について 1 策定の背景 (1) 現状近年 人口減少 少子高齢化や高度情報化の急速な進展 地域社会の変容 経済のグローバル化による雇用環境の変化など 社会構造の急激な変化に伴い 市民の学習ニーズが多様化 高度化するとともに 様々な地域課題も複雑さを増しています こうした状況の中で

2. 各学区のまちづくりの方向性と将来ビジョン 第 3 章で整理した各学区の現状 課題等を踏まえ 学区ごとにまちづくりの方向性 ( 基本方針の 3 つの柱の何に該当するのか ) を整理します 方向性を踏まえ 施策の柱ごとに具体的なビジョンを検討します (1) 常盤学区 1 まちづくりの方向性 1-1

問 2. 現在 該当区域内に居住していますか 1. 居住している % 2. 居住していない % 無回答 % % 単位 : 人 1.9% 32.7% 65.4% 1. 居住している 2. 居住していない無回答 回答者のうち 居住者が約 65

第 3 次 山形県総合発展計画 短期アクションプラン ( 平成 25 年度 ~28 年度 ) 平成 2 5 年 3 月 山形県

3-2 都心まちづくりの 5 つの展開戦略 1 さっぽろ象徴戦略 ~さっぽろの持つ魅力を象徴する都心 ~ 札幌の新たな魅力と活力を都心において来街者がひと目で見て取り 体感できる象徴性を有 する街並みを創造します 骨格軸の強化と展開軸の形成を図ります にぎわいの軸 ( 駅前通 ) 地下歩行空間整備

合計特殊出生率 : 15 歳から49 歳までの女性の年齢別出生率を合計したもので 1 人の女性が生涯に生む子どもの数の平均に相当するとされる 図 2-1 総人口及び年少 老年人口割合の推移 図 2-2 合計特殊出生率の推移 -8-

Transcription:

白井市第 5 次総合計画 基本構想 ( 案 ) 答申 平成 27 年 3 月 12 日 白井市総合計画審議会 会長高尾公矢 0

基本構想 1 基本理念 まちづくりの基本理念とは 白井市のまちづくりに対する基本的な考え方です 白井市を取り巻く環境は 社会経済情勢によって変わります しかし まちづくりには いつの時代においても変わらない大切なことがあります それは 市民一人一人がそれぞれの幸せを実感できること です あなたにとっての幸せとは何ですか? と聞かれたら 皆さんはどのように答えるでしょうか 家族みんなで仲良く暮らしていること 経済的に豊かであること 夢に向かってチャレンジしていること 心身ともに健康で自分らしく生きること 求める幸せの形は 価値観やライフステージにより様々です 白井市は これまで第 4 次総合計画で 市民とともに安心して 健康で快適に暮らせるまちづくりを進めてきました 白井市を取り巻く環境は 人口減少 少子化 高齢化の進展 地球規模の環境問題の顕在化 安全 安心に対する意識の高まりなど変化しています このような中にあっても 子どもから高齢者までのだれもが 暮らしの安心が守られていること 健康で活躍できること 自分らしく快適な生活を送ることが 様々な幸せを支える根底にあると考えます そこで 今後もこれまでのまちづくりを継承し 安心 健康 快適 の3つを基本理念として掲げます 1

安心 市民だれもが住みなれた地域で安心して暮らせることが まちづくりにおいて重要です 人々が感じる安心には 犯罪や事故に遭わないこと 地域で相談できる人がいること 将来の生活に不安がないことなど 様々な要素が含まれています 白井市は これまで大きな災害が起きていません また 市役所を中心としたエリアに消防機能があり さらに警察や医療施設が至近に立地する予定です これらの特性を活かし 様々な機能の柔軟で機動的な連携体制を構築します そして 子育て 教育 就労など 子どもから高齢者までのだれもが そのライフステージに応じて安心を実感できるまちづくりを目指します 健康 市民だれもが健康に暮らせることは 安心と同様に まちづくりにおいて重要です 人々が感じる健康には 病気にならないこと 悩みや不安がないこと 生きがいがあることなど 様々な要素が含まれています 市民が健やかな生活を送るために 年齢を問わず健康づくりのための総合的な取組みや 心の健康を維持するための取組みなどを進めます そして 市民一人一人が心身ともに健康で 地域やまち全体が健康であるまちづくりを目指します 快適 安心と健康が備わると 次は快適です 人々が感じる快適には 自然の風景のある暮らし 買い物の便利さ 移動の便利さなど 様々な要素が含まれています 白井市は 都市と自然が良好なバランスで共存しています 環境保全を進め 豊かなみどり 河川などを活かして 都市の快適さと自然の快適さを追求します そして それぞれの快適さが融合することにより 市民一人一人が各々の快適さを実感できるまちづくりを目指します 2

快活都市2 将来像 将来像は 白井市が目指す 10 年後の姿です 白井市は これまで千葉ニュータウン事業により人口が増加し 社会基盤整備が進んできました そして 千葉ニュータウン事業が収束した今 人口の減少 少子化 高齢化の進展により まちの活力が低下することなどが懸念されています このような中 これまで築き上げてきたまちを 良好な形で次世代に継承していかなければなりません 白井市のまちづくりは これまでの 量 の拡大を基調としたまちづくりから 質 の向上や地域資源の活用を基調とした持続可能なまちづくりへと 新たなステージ に突入します まちの特性を活かし 子どもから高齢者までだれもが暮らしに快適さを感じ まちに活力があふれ 住んでみたい 住んで良かった 住み続けたい と思えるまちを創っていくことが必要です そこで 将来像を次のように定めます 市民とみどりは 白井市の財産です 今あるみどりを守り まちの風景として育み みどり あふれるまちづくりを進めていくことが大切です 市民一人一人が生活の快適さを感じ みどりとの触れ合いがその快適さを高め 暮らしを楽しむ ときめき あふれるまちづくりを進めます そして 人のつながり みどりとの触れ合いが 人 地域そしてまちの活力を生み出し だれもが 快適 で 活力 あるまちを愛し 誇り 新しいことにチャレンジする ときめき あふれるまちづくりを進めます 買う 食べる 遊ぶ 学ぶ 働く 住むといった様々な生活場面で快適さを感じる快 自然の中で 人々が憩い 快適な時間を過ごしている 人がつながり みどりと触れ合い 人の活力が生まれる 人の活力がつながり 地域の活力が生まれる活 地域の活力がつながり まちの活力が生まれる 3

ひとつひとつは小さな存在でも それがつながることで 大きな力を発揮する 小さな みどり がつながり つながった みどり が まちの心地よさや活力を高める 人がつながり つながった人々は コミュニティをつくり 輝き さらにまちを良くしようと動き出す そんな動きが集まり 人もまちも元気になり まちに ときめき があふれる こうした相乗効果が期待できるまちづくりを進め ときめきとみどりあふれる快活都市 を実現します 4

3 まちづくりの基本的視点 白井市の特性と課題 市民ニーズ 社会経済情勢等を踏まえて 将来像の実現のために基本となるまちづくりの視点を次のように定めます 若い世代 定住若い世代が定住し にぎわいや活力を生み出す農 みどり 農 を中心とした産業 豊かなみどりや河川が 快適さや活力を生み出すにぎわい 交流人が集い 人と人とのつながりが にぎわいや活力を生み出す拠点 移動人が集う拠点や 移動しやすい環境が 快適さや活力を生み出す風景 憩い自然を活かした憩いの場や ほっとする風景が 快適さや活力を生み出す 4 まちづくりの重点戦略 まちづくりの基本的視点を踏まえて 将来像の実現に向けて 白井市が重点的に取り組んでいく戦略を次のように定めます 戦略 1 若い世代定住プロジェクト 快適な生活空間の創出 子育てを安心して楽しめる環境づくり 質の高い教育環境づくり 活躍の場づくりなど 単身世帯 子育て世代など若い世代の定住を促進するまちづくりを進めます 戦略 2 みどり活用プロジェクト環境保全の取り組み みどりを活かした憩いの場づくり みどりとしての農地の保全 農の営みを活かした風景づくり 農産物の地産地消や加工等による高付加価値化の取り組みなど まちのみどりを活かしたまちづくりを進めます 戦略 3 拠点創造プロジェクト駅前や市役所周辺の都市拠点づくり サロンなど目的に応じて人が集まる場や空間づくり 市内外の人が交流する拠点づくり 交通弱者でも移動しやすい環境づくりなど 様々な拠点があるまちづくりを進めます 5

基本理念 快適 安心 健康 人 地域 まちの活力 人のときめきまちのみどり 将来像 ときめきとみどりあふれる快活都市 まちづくりの基本的視点 にぎわい 交流 農 みどり 拠点 移動 若い世代 定住 快活 風景 憩い 重点戦略 若い世代定住プロジェクト みどり活用プロジェクト 拠点創造プロジェクト 6

5 まちづくりの進めかた 将来像の実現に向けて まちづくりの進めかたを次のように定めます (1) 情報 共有情報は まちづくりを進める上で重要な要素です 市民に分かりやすい情報を発信するだけでなく 市民の声を広く聴き 市民と行政がまちの情報を共有することが必要です 市民と行政の間に双方向の情報の流れをつくり 情報を共有し ともにまちの魅力を発信するまちづくりを進めます (2) 持続可能な行財政運営人口の減少や高齢化の進展などにより 厳しい財政状況が予想される中 自主財源の確保 事業の選択と集中による効果的な財源の配分を進め 効率的な行財政運営に努めることが必要です そして 市民と行政が一体となって 創意工夫を凝らし 限りある資源を有効に活用し 必要なサービスを継続的に提供できる持続可能な行財政運営を進めます (3) 参加 協働地方分権の進展により 自立したまちづくりが求められる中 市民が積極的にまちづくりに参加し 市民と行政がそれぞれの特性を活かした役割分担や連携のもとで 協働して 白井市らしいまちづくりを進めることが必要です 市民は まちづくりの主役です 市民と行政がともにまちを想い 対話し 歩み 創るまちづくりを進めます 7

6 将来人口 (1) 将来人口の見通し総人口 本基本構想の目標年度である平成 37 年の白井市の総人口は 65,200 人と推計されます 白井市の人口は 平成 32 年までは人口流入等により増加しますが その後は減少に転じるものと見込まれます 総人口の将来推計 ( 人 ) 70,000 65,000 60,000 実績値推計値目標年次 65,500 65,200 62,900 63,900 60,345 62,200 55,000 50,000 50,431 53,005 45,000 40,000 35,000 30,000 平成 12 年平成 17 年平成 22 年平成 27 年平成 32 年平成 37 年平成 42 年平成 47 年 年齢 3 区分別人口年齢 3 区分別人口については 65 歳以上の高齢者人口が増加する一方で 15 歳未満の年少人口及び15~64 歳の生産年齢人口は減少するものと見込まれます 年齢 3 区分別人口の将来推計 ( 人 ) 45,000 実績値 推計値 目標年次 40,000 35,000 30,000 36,890 37,640 39,915 38,700 38,800 38,500 37,700 36,200 25,000 20,000 15,000 10,000 5,000 0 19,700 18,000 18,700 16,800 14,400 10,841 8,335 7,980 7,500 7,385 9,589 9,800 9,900 8,700 6,300 5,206 平成 12 年 平成 17 年 平成 22 年 平成 27 年 平成 32 年 平成 37 年 平成 42 年 平成 47 年 0~14 歳 15~64 歳 65 歳以上 8

(2) 目標人口白井市の総人口は 平成 32 年以後減少に転じ また 少子化 高齢化の進展に伴い 生産年齢人口も減少に転じるものと推計されています 地域 まちの活力を向上させていくには 若い世代の流入を増やし 一定の人口規模を維持することが重要です しかし 国全体で人口減少時代に突入している中 若い世代の流入を増やすことは 簡単ではありません 白井市は 本基本構想に掲げた3つの重点戦略を着実に推進することにより 市街化区域における未利用地などへの若い世代の流入を進め 総人口を維持することを目指し 平成 37 年の目標人口を次のように定めます 目標人口 ( 平成 37 年 ) 65,500 人 9

7 将来都市構造 将来像の実現に向けて 将来都市構造を次のように定めます 白井市には 大きくは田園風景が残る緑農ゾーンと緑の中で市街地が形成されている緑住ゾーンがあることから それぞれの魅力 特性にあったまちづくりを進めます 中心都市拠点では 白井市全体の中心となるように コンパクトでにぎわいのある拠点づくりを進めます 生活拠点では 地域住民の暮らしを支える拠点づくりを進めます 各地域と中心都市拠点や生活拠点を結びつける軸や市内の様々な特性をもった地域が交流できる軸の整備を進めます 将来都市構造図 10